688: 2010/03/08(月) 04:32:51.15 ID:OdIsl9nkO
上条「常盤台女子寮の代理ですか・・・」
ロンドン・聖ジョージ大聖堂
上条「……ここに来るのは、いつぶりだろう」
上条「……最後にインデックスに会って、学園都市に帰ったとき以来か」
上条「……まさか、こんな形で戻るハメになるなんてな」
上条「…………待ってろ、インデックス」
上条「俺は、必ずお前と再会してみせる」
上条「そしたら、また狭い寮で暮らそう」
上条「風斬だって会いたがってるんだ」
上条「……絶対に、またお前と……」
上条「……うし」
ガチャ ギィィィィィ
「あら、随分と早く来たるのね、幻想頃しの少年」
690: 2010/03/08(月) 04:43:59.74 ID:OdIsl9nkO
上条「ローラ……最大主教さん。お久しぶりです」
ローラ「そんなに無理をして呼びなれぬ名で呼ぶことはいらねけりなのよ。ローラさんで構わぬわ」
上条「はい」
ローラ「……やはり警戒しておるわね?まあ、無理もなきよね」
上条「………」
ローラ「そなたを拉致したのは他でもない、ただアレイスターとの交渉の駒が欲しかっただけよ」
上条「………」
ローラ「その分、そなたには充分な待遇を約束したるわ。住居、食事、衣類、その他生活に必要な物は全てきちんと提供したるし、なにより……」
上条「俺は!……俺は、そんな待遇で心を揺らがされたりはしない。……決めたんだ。俺は必ずインデックスとまた生活するって」
ローラ「………」
上条「……待遇とかはどうでもいい。とにかく、どうなれば俺は学園都市に帰れるのか、どうなればインデックスとまた暮らせるのか。それだけ教えてくれ」
ローラ「そんなに無理をして呼びなれぬ名で呼ぶことはいらねけりなのよ。ローラさんで構わぬわ」
上条「はい」
ローラ「……やはり警戒しておるわね?まあ、無理もなきよね」
上条「………」
ローラ「そなたを拉致したのは他でもない、ただアレイスターとの交渉の駒が欲しかっただけよ」
上条「………」
ローラ「その分、そなたには充分な待遇を約束したるわ。住居、食事、衣類、その他生活に必要な物は全てきちんと提供したるし、なにより……」
上条「俺は!……俺は、そんな待遇で心を揺らがされたりはしない。……決めたんだ。俺は必ずインデックスとまた生活するって」
ローラ「………」
上条「……待遇とかはどうでもいい。とにかく、どうなれば俺は学園都市に帰れるのか、どうなればインデックスとまた暮らせるのか。それだけ教えてくれ」
691: 2010/03/08(月) 04:52:12.58 ID:OdIsl9nkO
ローラ「……人の話は最後まで聞きたるものよ、幻想頃しの少年。……貴方は、なにかを勘違いしたるようね」
上条「……?」
ローラ「……衣食住の確保。それからもう一つは……禁書目録との生活。それが貴方に与えられし待遇よ」
上条「!?……ま、まさか、インデックスと……また、一緒に暮らせるのか?」
ローラ「当たり前よ。私とて、右方のフィアンマを打ち破ってくれた恩人にそのような仕打ちはしないわ」
上条「……そうか、五和のあれは……」
『禁書目録と再び会いたいのなら、大人しく指示に従え』
上条「……このことだったのか。……ハハッ、なんだよ紛らわしい……」
ローラ「……どうやら誤解は解けたるようね」
上条「……?」
ローラ「……衣食住の確保。それからもう一つは……禁書目録との生活。それが貴方に与えられし待遇よ」
上条「!?……ま、まさか、インデックスと……また、一緒に暮らせるのか?」
ローラ「当たり前よ。私とて、右方のフィアンマを打ち破ってくれた恩人にそのような仕打ちはしないわ」
上条「……そうか、五和のあれは……」
『禁書目録と再び会いたいのなら、大人しく指示に従え』
上条「……このことだったのか。……ハハッ、なんだよ紛らわしい……」
ローラ「……どうやら誤解は解けたるようね」
692: 2010/03/08(月) 04:59:21.17 ID:OdIsl9nkO
ローラ「まあ学園都市にいつ帰せるかは分からぬが……とにかく、そういうことよ」
上条「……はい」
ローラ「聞き分けのよい子は利口なりけるわね。……それでは、まずは住居の相談になりけるのだけど……」
ガチャッ
神裂「上条当麻!……よかった、無事でしたか」
ローラ「なによ、その言いぐさは。まるで私が幻想頃しの少年になにかするようではないか」
神裂「……信用できないことが貴方を貴方たらしめているものですよ、最大主教。
……上条当麻、住む場所を決めるのでしたね?扉を開けるときに聞こえました」
上条「ああ、まあそうだな」
神裂「……いつか交わした話を、覚えていますか?」
上条「えーっと……寮の管理人、だっけ?」
神裂「はい。………いかがですか?」
上条「は?」
上条「……はい」
ローラ「聞き分けのよい子は利口なりけるわね。……それでは、まずは住居の相談になりけるのだけど……」
ガチャッ
神裂「上条当麻!……よかった、無事でしたか」
ローラ「なによ、その言いぐさは。まるで私が幻想頃しの少年になにかするようではないか」
神裂「……信用できないことが貴方を貴方たらしめているものですよ、最大主教。
……上条当麻、住む場所を決めるのでしたね?扉を開けるときに聞こえました」
上条「ああ、まあそうだな」
神裂「……いつか交わした話を、覚えていますか?」
上条「えーっと……寮の管理人、だっけ?」
神裂「はい。………いかがですか?」
上条「は?」
694: 2010/03/08(月) 05:04:41.69 ID:OdIsl9nkO
神裂「今、あの子が住んでいるのもあそこですし、なにより寮の皆さんも喜びます。丁度良い機会ですから、この際いかがです?」
上条「……たしかに、それがいいのかもな。よし、そうしよう」
神裂「ありがとうございます上条当麻。……ということでよろしいですね、最大主教」
ローラ「構わぬわよ。そちらに任せたるわ」
神裂「はい。……それでは、参りましょう上条当麻」
上条「あ、ああ」
こうして、上条当麻の人生三度目の寮監の仕事が、幕をあげる
イギリス清教女子寮編 スタート
上条「……たしかに、それがいいのかもな。よし、そうしよう」
神裂「ありがとうございます上条当麻。……ということでよろしいですね、最大主教」
ローラ「構わぬわよ。そちらに任せたるわ」
神裂「はい。……それでは、参りましょう上条当麻」
上条「あ、ああ」
こうして、上条当麻の人生三度目の寮監の仕事が、幕をあげる
イギリス清教女子寮編 スタート
695: 2010/03/08(月) 05:07:24.22 ID:OdIsl9nkO
というわけでプロローグ終了
じゃ、今日は寝ます
明日も例によって昼過ぎです
お休みなさい
>>693
寮監とはフラグ成立済みなんで、多分心配されてなんやかんやで大丈夫なんじゃないですかね?
じゃ、今日は寝ます
明日も例によって昼過ぎです
お休みなさい
>>693
寮監とはフラグ成立済みなんで、多分心配されてなんやかんやで大丈夫なんじゃないですかね?
743: 2010/03/08(月) 14:53:57.15 ID:OdIsl9nkO
オルソラ「ふふふ、上条さん。お夕飯はまだでございます」
上条「ああ、久しぶりだなこの脈絡のなさ……」
オルソラ「ところで今日はどうしてこちらにいらしたのでございますか?」
神裂「ですので、上条当麻が寮監代理を勤めることに……」
オルソラ「ああ、今日のお夕飯は私が腕を奮って作るのでございますよ」
上条「話を聞けって……」
オルソラ「でも、本当にお久しぶりでございますね。これからよろしくお願いします……ところで、今日はどうしてこちらに?」
神裂「ですので、上条当麻が……」
オルソラ「皆さんを食堂にお呼びすればよろしいのでございますね。皆様~」カンカンカン!
神裂「はあっ……疲れます」
上条「フライパンにおたま打ち付けるっていつの時代だよ……」
上条「ああ、久しぶりだなこの脈絡のなさ……」
オルソラ「ところで今日はどうしてこちらにいらしたのでございますか?」
神裂「ですので、上条当麻が寮監代理を勤めることに……」
オルソラ「ああ、今日のお夕飯は私が腕を奮って作るのでございますよ」
上条「話を聞けって……」
オルソラ「でも、本当にお久しぶりでございますね。これからよろしくお願いします……ところで、今日はどうしてこちらに?」
神裂「ですので、上条当麻が……」
オルソラ「皆さんを食堂にお呼びすればよろしいのでございますね。皆様~」カンカンカン!
神裂「はあっ……疲れます」
上条「フライパンにおたま打ち付けるっていつの時代だよ……」
751: 2010/03/08(月) 15:14:58.03 ID:OdIsl9nkO
ドヤドヤ「なになに?」「なんだよ人が削り出しに入ろうって時に」「食事出来たの?」
「まだ早いわよ」「あれ?」「あの子、クーデターの時にいたわよね」「あ、上条さん!」バタバタ
上条「スゲエな……なんつーか、常磐台とは空気が真逆だ……」
神裂「とりあえず玄関では人が溢れますから皆さん食堂に!」
ドヤドヤ「「「は~い」」」ガヤガヤ
オルソラ「うふふ、皆さんお喜びでございますね」
上条「歓迎してもらえてるなら嬉しいな」
「でも、どうしたのかしら」「神裂さんが恩返しするんじゃない?」「そして、五和が参戦したりして!」「次はルチアよルチア!」
「私は参戦しません」「えーオルソラはよろこんで参戦するわよ?」「ですから……」
上条「……なんだか歓迎のされ方が不穏な気がする」
神裂「戯言はお気になさらず」
「まだ早いわよ」「あれ?」「あの子、クーデターの時にいたわよね」「あ、上条さん!」バタバタ
上条「スゲエな……なんつーか、常磐台とは空気が真逆だ……」
神裂「とりあえず玄関では人が溢れますから皆さん食堂に!」
ドヤドヤ「「「は~い」」」ガヤガヤ
オルソラ「うふふ、皆さんお喜びでございますね」
上条「歓迎してもらえてるなら嬉しいな」
「でも、どうしたのかしら」「神裂さんが恩返しするんじゃない?」「そして、五和が参戦したりして!」「次はルチアよルチア!」
「私は参戦しません」「えーオルソラはよろこんで参戦するわよ?」「ですから……」
上条「……なんだか歓迎のされ方が不穏な気がする」
神裂「戯言はお気になさらず」
755: 2010/03/08(月) 15:35:14.21 ID:BUdGKcTh0
食堂
神裂「えー、といわけで……本日より寮監代理を勤めていただきます上条当麻さんです。皆さん挨拶を」
「「「よろしくおねがいしま~す」」」
上条「は、はい。よろしくお願いします……。えっと、分かんない事だらけなので色々と教えていただけると幸いです」
神裂「では、その辺りの注意事項は後々私がお教えします」
「お?とうとう神裂いっちゃう?」「まさか、再び堕天使工口メイド降臨か!?」「土御門に報告よ!」「五和にも連絡入れておきなさい!」
「オルソラ!アンタの出番よ!!」「おい。まさかあのゴシックなめてる衣装着る気じゃねえよな?」「ここは……小悪魔ベタメイドの参戦を希望」「しないで下さい」
神裂「出ません!ありえませんから!!」
「ホントはどーなのよ?」「案外あっさり行っちゃうんじゃない?夜とか」「キャッ!私たちは神に仕える身なのにー♪」「でも…体は正直なの!」「そこ、うっさい」
「……やっぱり、ここは我が部隊からも尖兵を」「出さないで下さい」「っていうか、五和への連絡は?」「今、鳩をとばしたわ」「古っ!携帯使えよ」
神裂「………」プルプル
上条「……か、神裂さ」
神裂「ガタガタやかましいんだよこのド素人が!!」
「「「「――――!?(やばい、怒らせたー!?)」」」」
神裂「えー、といわけで……本日より寮監代理を勤めていただきます上条当麻さんです。皆さん挨拶を」
「「「よろしくおねがいしま~す」」」
上条「は、はい。よろしくお願いします……。えっと、分かんない事だらけなので色々と教えていただけると幸いです」
神裂「では、その辺りの注意事項は後々私がお教えします」
「お?とうとう神裂いっちゃう?」「まさか、再び堕天使工口メイド降臨か!?」「土御門に報告よ!」「五和にも連絡入れておきなさい!」
「オルソラ!アンタの出番よ!!」「おい。まさかあのゴシックなめてる衣装着る気じゃねえよな?」「ここは……小悪魔ベタメイドの参戦を希望」「しないで下さい」
神裂「出ません!ありえませんから!!」
「ホントはどーなのよ?」「案外あっさり行っちゃうんじゃない?夜とか」「キャッ!私たちは神に仕える身なのにー♪」「でも…体は正直なの!」「そこ、うっさい」
「……やっぱり、ここは我が部隊からも尖兵を」「出さないで下さい」「っていうか、五和への連絡は?」「今、鳩をとばしたわ」「古っ!携帯使えよ」
神裂「………」プルプル
上条「……か、神裂さ」
神裂「ガタガタやかましいんだよこのド素人が!!」
「「「「――――!?(やばい、怒らせたー!?)」」」」
760: 2010/03/08(月) 15:49:11.27 ID:BUdGKcTh0
神裂「人が黙ってりゃあガタガタ好き勝手なことヌかしがって!大体テメェらは―――」
ガチャ
オルソラ「うふふ、神裂さん。ただ今彼女が帰って来ましたのでございますよ」
上条「……彼女?」
神裂「……ごほん。失礼しました……。とりあえず、彼女をこちらに」
オルソラ「わかりましたのでございますー」パタパタパタ
(((た、助かったー)))
上条「神裂……彼女って、まさか」
神裂「……ほら、もうすぐ入ってきますよ。きちんと迎えてあげたらどうですか、上条当麻」
パタパタ「ほらほら、こちらでございますよー」
「ねえ!何の集まりなのかな!ちょっぴりワクワクしてるんだよ!!」
上条「……この、まるでガキみたいにはしゃぐ声……」
「開けてもいいよね!?いいんだよね!?」「大丈夫でございますよ」
ガチャ キィィ
上条「……インデックス」
禁書「……とうま?……本当にとうま、なの?」
ガチャ
オルソラ「うふふ、神裂さん。ただ今彼女が帰って来ましたのでございますよ」
上条「……彼女?」
神裂「……ごほん。失礼しました……。とりあえず、彼女をこちらに」
オルソラ「わかりましたのでございますー」パタパタパタ
(((た、助かったー)))
上条「神裂……彼女って、まさか」
神裂「……ほら、もうすぐ入ってきますよ。きちんと迎えてあげたらどうですか、上条当麻」
パタパタ「ほらほら、こちらでございますよー」
「ねえ!何の集まりなのかな!ちょっぴりワクワクしてるんだよ!!」
上条「……この、まるでガキみたいにはしゃぐ声……」
「開けてもいいよね!?いいんだよね!?」「大丈夫でございますよ」
ガチャ キィィ
上条「……インデックス」
禁書「……とうま?……本当にとうま、なの?」
770: 2010/03/08(月) 16:06:43.56 ID:BUdGKcTh0
上条「インデックス……インデックス!」
禁書「とうま……とうまとうまとうま!!」タタタッ
ギュッ
禁書「ずっと会いたかったんだよ、とうま!!」ムギュウ
上条「ああ!俺だってそうさ!……本当に、夢じゃないんだよな……」ギュウ
禁書「私の頭の中の10万3000冊の中には、こんな魔術は載ってないんだよ!!」
上条「学園都市にだってこんな最高の能力なんてありゃしねえよ!……インデックス。また、一緒に暮らせるんだな」
禁書「……うんっ!きっと、そうなんだよ……!……ふぇ…とう、まぁ……」グスッ
上条「泣くなよインデックス。……俺だって…泣きそうに…クソ」グスッ
「なんかいい話ねー」「思わぬ感動シーンだわ」「見ててほんわかするわね」「あ……だめ、涙が」「アンタって泣き上戸だったの?」「うるさいわねっ」
「あ……抱き合う二人見てたらアソコから涙が」「それ涙じゃねえし」「感動的なシーンを壊すな変態シスター」「うるさいわねっ!男と関係もてないんだから溜まるっつの!」「うわ、開き直った」
神裂「………」
オルソラ「ふふふ。ちょっぴり妬いているのでございましょう、神裂さん?」
神裂「……どちらにですか?」
オルソラ「両方に、でございます。どちらも好いているのでしょう?」
神裂「……まったく、貴方とは本当に会話がしにくいです、オルソラさん」
禁書「とうま……とうまとうまとうま!!」タタタッ
ギュッ
禁書「ずっと会いたかったんだよ、とうま!!」ムギュウ
上条「ああ!俺だってそうさ!……本当に、夢じゃないんだよな……」ギュウ
禁書「私の頭の中の10万3000冊の中には、こんな魔術は載ってないんだよ!!」
上条「学園都市にだってこんな最高の能力なんてありゃしねえよ!……インデックス。また、一緒に暮らせるんだな」
禁書「……うんっ!きっと、そうなんだよ……!……ふぇ…とう、まぁ……」グスッ
上条「泣くなよインデックス。……俺だって…泣きそうに…クソ」グスッ
「なんかいい話ねー」「思わぬ感動シーンだわ」「見ててほんわかするわね」「あ……だめ、涙が」「アンタって泣き上戸だったの?」「うるさいわねっ」
「あ……抱き合う二人見てたらアソコから涙が」「それ涙じゃねえし」「感動的なシーンを壊すな変態シスター」「うるさいわねっ!男と関係もてないんだから溜まるっつの!」「うわ、開き直った」
神裂「………」
オルソラ「ふふふ。ちょっぴり妬いているのでございましょう、神裂さん?」
神裂「……どちらにですか?」
オルソラ「両方に、でございます。どちらも好いているのでしょう?」
神裂「……まったく、貴方とは本当に会話がしにくいです、オルソラさん」
777: 2010/03/08(月) 16:24:15.84 ID:BUdGKcTh0
その後・解散後食堂
神裂「というわけでですね、今からこの寮の説明をしたいのですが」
上条「ああ、頼むよ神裂」
禁書「私も一緒に行くんだよ!」
神裂「……構いませんよ。それでは、まずは一階からなんですが」
ガチャ
神裂「廊下がここ、そして」ガチャ
神裂「こちらが、脱衣所とお風呂場です。基本的に炊事洗濯掃除など、この寮の家事はここの住人が行います」
上条「なんだ、いやに楽だな」
神裂「しかし、有事の際には寮から全員が出払うことも多いですから、そのときには貴方におねがいします」
上条「おう……って、洗濯機ってコレ一台?学園都市製みたいだけど、これ結構古い型だよな」
神裂「……この子は、とても出来る子です!!そんな言い方をしないで下さい!!」
上条「……お、おう…なんか、悪い」
神裂「あっ……すいません。私としたことが、つい」
神裂「というわけでですね、今からこの寮の説明をしたいのですが」
上条「ああ、頼むよ神裂」
禁書「私も一緒に行くんだよ!」
神裂「……構いませんよ。それでは、まずは一階からなんですが」
ガチャ
神裂「廊下がここ、そして」ガチャ
神裂「こちらが、脱衣所とお風呂場です。基本的に炊事洗濯掃除など、この寮の家事はここの住人が行います」
上条「なんだ、いやに楽だな」
神裂「しかし、有事の際には寮から全員が出払うことも多いですから、そのときには貴方におねがいします」
上条「おう……って、洗濯機ってコレ一台?学園都市製みたいだけど、これ結構古い型だよな」
神裂「……この子は、とても出来る子です!!そんな言い方をしないで下さい!!」
上条「……お、おう…なんか、悪い」
神裂「あっ……すいません。私としたことが、つい」
5: 2010/03/08(月) 22:14:37.46 ID:WjdTqwAO
前スレの続きから
――――――――――――
神裂「この子は……」
シェリー「そいつと神裂は親友なのさ。大切に扱ってやれよ。もし壊したら神裂が泣くわよ」
神裂「なっ……そりゃ、事実かも知れませんがそんなはっきりとした言い方をしなくても……」
上条「おう、シェリーか。久しぶりだな」
シェリー「フン、相変わらずあっちこっちピョンピョン飛び回ってんのね。せっかく石膏像作ってたのに、いきなり呼び出されちまって参ったわよ」
上条「悪いな。……っていうか、お前そのカッコはやめてくれよ……」
シェリー「はっ、私のボロボロの体見て欲情でもしてんのか?やめておくれよ。別に良いじゃないか、寮の中でネグリジェを着て過ごすくらい」
上条「……だよなあ。こういうのに慣れないといけねーんだよなぁ。……常磐台と環境違いすぎるだろ」
神裂「まあ、そんなものです。年齢差というものもあるのでしょうけれど」
――――――――――――
神裂「この子は……」
シェリー「そいつと神裂は親友なのさ。大切に扱ってやれよ。もし壊したら神裂が泣くわよ」
神裂「なっ……そりゃ、事実かも知れませんがそんなはっきりとした言い方をしなくても……」
上条「おう、シェリーか。久しぶりだな」
シェリー「フン、相変わらずあっちこっちピョンピョン飛び回ってんのね。せっかく石膏像作ってたのに、いきなり呼び出されちまって参ったわよ」
上条「悪いな。……っていうか、お前そのカッコはやめてくれよ……」
シェリー「はっ、私のボロボロの体見て欲情でもしてんのか?やめておくれよ。別に良いじゃないか、寮の中でネグリジェを着て過ごすくらい」
上条「……だよなあ。こういうのに慣れないといけねーんだよなぁ。……常磐台と環境違いすぎるだろ」
神裂「まあ、そんなものです。年齢差というものもあるのでしょうけれど」
10: 2010/03/08(月) 22:32:16.04 ID:WjdTqwAO
上条「年齢差……って、アニェーゼとかルチアとかアンジェレネなんかはまだ若くないか?」
神裂「……そこに私の名前が含まれないのが気になりますが……」
シェリー「年齢もそうだけど環境だな。私たちはお上品になにかをするってことの優先度が低いのよ。戦場の最前線に立つことの多い、言わば兵士の集まりだからな」
上条「なるほど、確かに戦場じゃお上品さなんて求められやしないもんな」
シェリー「そういうこと。……じゃ、寮監への挨拶も済んだし、私は部屋に戻るわ」
上条「おう。じゃあな」
神裂「……では、寮の説明に戻ります。風呂場はここ一つなので、出来れば消灯後にお願いします。
お風呂は一応、日中に班毎で入りますので、その後に入る方はいないでしょうから」
上条「わかった」
神裂「では、こちらに」
神裂「……そこに私の名前が含まれないのが気になりますが……」
シェリー「年齢もそうだけど環境だな。私たちはお上品になにかをするってことの優先度が低いのよ。戦場の最前線に立つことの多い、言わば兵士の集まりだからな」
上条「なるほど、確かに戦場じゃお上品さなんて求められやしないもんな」
シェリー「そういうこと。……じゃ、寮監への挨拶も済んだし、私は部屋に戻るわ」
上条「おう。じゃあな」
神裂「……では、寮の説明に戻ります。風呂場はここ一つなので、出来れば消灯後にお願いします。
お風呂は一応、日中に班毎で入りますので、その後に入る方はいないでしょうから」
上条「わかった」
神裂「では、こちらに」
13: 2010/03/08(月) 22:43:52.78 ID:WjdTqwAO
ガチャ
神裂「こちらが倉庫です。ここには生活必需品や様々な用具などがしまわれています。ここには魔術的な要素はありません」
上条「ふうん。……って、そうだよ魔術だよ。霊装だとか魔術だとかって、不用意に触れかねないんだけどどうすりゃいい?」
神裂「各個人の発動したりする魔術等は分かりかねますが、少なくともこの女子寮の補強に使われている魔術に影響はありません。核は、床の下の土台にありますから」
上条「そっか。じゃあ俺は、普通に生活できるんだな」
神裂「ええ。……ただ、こちらの部屋には絶対に立ち入らないでください」
上条「ここは?」
神裂「霊装用の倉庫です。部屋自体に結界が張ってあります。貴方の右手はこの部屋を破壊しかねませんから」
上条「……わ、わかった」ゴクリ
神裂「こちらが倉庫です。ここには生活必需品や様々な用具などがしまわれています。ここには魔術的な要素はありません」
上条「ふうん。……って、そうだよ魔術だよ。霊装だとか魔術だとかって、不用意に触れかねないんだけどどうすりゃいい?」
神裂「各個人の発動したりする魔術等は分かりかねますが、少なくともこの女子寮の補強に使われている魔術に影響はありません。核は、床の下の土台にありますから」
上条「そっか。じゃあ俺は、普通に生活できるんだな」
神裂「ええ。……ただ、こちらの部屋には絶対に立ち入らないでください」
上条「ここは?」
神裂「霊装用の倉庫です。部屋自体に結界が張ってあります。貴方の右手はこの部屋を破壊しかねませんから」
上条「……わ、わかった」ゴクリ
41: 2010/03/09(火) 19:09:44.17 ID:PFFKyZMo
学園都市・常盤台中学校学生寮
愛穂「……というわけで、上条当麻は目下捜索中じゃん。情報は常に収集しているし、こっちも全力を尽くしている。そのことは知っておいて欲しいじゃん」
黒子「……それでは、そのように寮監さまにもお伝えしておきますの。……学園都市に侵入し、上条さんを攫ったテ口リストについては何か情報はおありですの?」
愛穂「一応、上条の右手に備わる能力『幻想頃し』を狙った外部機関の犯行と見られているじゃん」
黒子「なるほど。それ以上の見当はついていらっしゃらないということですのね?」
愛穂「……それが、ここだけの話ちょっと妙なことがあるじゃん」
黒子「……なんですの?」
愛穂「不確かな情報だから声を大には出来ないけれど……上条を攫った連中と上条は知り合いかもしれないという線も出てる」
黒子「……なぜそう思われますの?」
愛穂「ひとつは、犯行に使われた乗り物がバイクであったこと。上層部からは上条を攫うテ口リストと伝達があったから、あの時はそういうものとして扱ったけれど、普通攫うのに使うのは車じゃん」
黒子「……自発的でない限り、バイクになど乗りませんものね。……もっとも、なにかで脅されていたということもあり得るのでしょうけれど」
愛穂「まあそうなるじゃん」
愛穂「……というわけで、上条当麻は目下捜索中じゃん。情報は常に収集しているし、こっちも全力を尽くしている。そのことは知っておいて欲しいじゃん」
黒子「……それでは、そのように寮監さまにもお伝えしておきますの。……学園都市に侵入し、上条さんを攫ったテ口リストについては何か情報はおありですの?」
愛穂「一応、上条の右手に備わる能力『幻想頃し』を狙った外部機関の犯行と見られているじゃん」
黒子「なるほど。それ以上の見当はついていらっしゃらないということですのね?」
愛穂「……それが、ここだけの話ちょっと妙なことがあるじゃん」
黒子「……なんですの?」
愛穂「不確かな情報だから声を大には出来ないけれど……上条を攫った連中と上条は知り合いかもしれないという線も出てる」
黒子「……なぜそう思われますの?」
愛穂「ひとつは、犯行に使われた乗り物がバイクであったこと。上層部からは上条を攫うテ口リストと伝達があったから、あの時はそういうものとして扱ったけれど、普通攫うのに使うのは車じゃん」
黒子「……自発的でない限り、バイクになど乗りませんものね。……もっとも、なにかで脅されていたということもあり得るのでしょうけれど」
愛穂「まあそうなるじゃん」
43: 2010/03/09(火) 19:24:51.36 ID:PFFKyZMo
愛穂「目撃情報として、上条が自分からバイクに乗ったって話もある。……まあそれはおいとくじゃん」
黒子「……ひとつは、とおっしゃりましたわね。もうひとつは一体なんでございますの?」
愛穂「……簡単に言えば、上層部が一枚噛んでいる、という話もあるじゃん。これもあくまで噂程度だけど」
黒子「なんだか、急に胡散臭い話ですのね」
愛穂「でも、職員の間じゃ密かにこの噂がメジャーに成りつつあるじゃん。いくつかの根拠だってある」
黒子「根拠、ですの?」
愛穂「とはいえ、それは予想するに足る根拠であって裏付けの根拠じゃないじゃん。それは分かって欲しいじゃん」
黒子「いいから、その先をどうぞおっしゃっていただけませんの?」
愛穂「……上層部の動きが不穏じゃん。テ口リストに関しても色々と情報統制がしかれているようだし、こっちに上から回ってくる情報も不透明じゃん。上条の右手だって、上は知っていたのに書庫には記載されていなかった」
黒子「……そういえば、システムスキャンではレベル0だったとおっしゃっていましたわ」
愛穂「……これは私の個人的な予想じゃん。多分、上条の件に関してはその内上から捜査停止命令が出る」
黒子「なぜそう思われますの?」
愛穂「単純じゃん。上には知られたくない情報があり、それが今回の件に関わっている。でも体面上は捜査しなきゃならない。だから、捜査途中での停止じゃん」
黒子「……この話は、このあたりでやめておいたほうが良さそうですの」
愛穂「………」
黒子「……ひとつは、とおっしゃりましたわね。もうひとつは一体なんでございますの?」
愛穂「……簡単に言えば、上層部が一枚噛んでいる、という話もあるじゃん。これもあくまで噂程度だけど」
黒子「なんだか、急に胡散臭い話ですのね」
愛穂「でも、職員の間じゃ密かにこの噂がメジャーに成りつつあるじゃん。いくつかの根拠だってある」
黒子「根拠、ですの?」
愛穂「とはいえ、それは予想するに足る根拠であって裏付けの根拠じゃないじゃん。それは分かって欲しいじゃん」
黒子「いいから、その先をどうぞおっしゃっていただけませんの?」
愛穂「……上層部の動きが不穏じゃん。テ口リストに関しても色々と情報統制がしかれているようだし、こっちに上から回ってくる情報も不透明じゃん。上条の右手だって、上は知っていたのに書庫には記載されていなかった」
黒子「……そういえば、システムスキャンではレベル0だったとおっしゃっていましたわ」
愛穂「……これは私の個人的な予想じゃん。多分、上条の件に関してはその内上から捜査停止命令が出る」
黒子「なぜそう思われますの?」
愛穂「単純じゃん。上には知られたくない情報があり、それが今回の件に関わっている。でも体面上は捜査しなきゃならない。だから、捜査途中での停止じゃん」
黒子「……この話は、このあたりでやめておいたほうが良さそうですの」
愛穂「………」
49: 2010/03/09(火) 19:41:01.55 ID:PFFKyZMo
愛穂「ま、そういうことじゃん。それじゃあ寮生への説明は任せたぞ風紀委員」
黒子「はいですの。ある程度隠しながらお伝えいたしますわ」
愛穂「頼んだ。こっちはこっちで仕事が山積みじゃん。本部に戻る」
黒子「お疲れ様ですの」
黒子「……お姉さま」ガチャ
美琴「………」
黒子「……お姉さま、心配には及びませんの。上条さんは見つかりますわ。ですから、お顔を上げてくださいまし」
美琴「……そんなの分かんないじゃない。アイツは、いっつもこうやって一人でワケ分かんない事に首を突っ込んで。たくさん怪我して、記憶までなくして、ボロボロになって。……いつ氏んでもおかしくないのよ?」
黒子「……たしかに、あの方はいつも満身創痍、といった具合ですわね。……でも、だからといって、常盤台中学が誇る学園都市第三位の超電磁砲がそのザマでは泣けてきますわね」
美琴「……なんですって……?」ビリッ
黒子「お姉さまはあの方を信じておられませんの?いつもいつも無茶ばかりやらかして、それでも必ず笑って帰ってくるあの方を。レベル5ともあろうお方が、レベル0の癖にああも平気な顔をして厄介事に首を突っ込んでは貧乏くじばかり引かされるあの方を」
美琴「………わたし、だって……」
黒子「黒子は信じておりますの。どんなに運が悪くても、悪運だけはだれよりも強いあの方が、無事でなく帰ってくることなどありえませんの。……今までのように、必ず帰ってきますの」
美琴「……黒子」
黒子「はいですの。ある程度隠しながらお伝えいたしますわ」
愛穂「頼んだ。こっちはこっちで仕事が山積みじゃん。本部に戻る」
黒子「お疲れ様ですの」
黒子「……お姉さま」ガチャ
美琴「………」
黒子「……お姉さま、心配には及びませんの。上条さんは見つかりますわ。ですから、お顔を上げてくださいまし」
美琴「……そんなの分かんないじゃない。アイツは、いっつもこうやって一人でワケ分かんない事に首を突っ込んで。たくさん怪我して、記憶までなくして、ボロボロになって。……いつ氏んでもおかしくないのよ?」
黒子「……たしかに、あの方はいつも満身創痍、といった具合ですわね。……でも、だからといって、常盤台中学が誇る学園都市第三位の超電磁砲がそのザマでは泣けてきますわね」
美琴「……なんですって……?」ビリッ
黒子「お姉さまはあの方を信じておられませんの?いつもいつも無茶ばかりやらかして、それでも必ず笑って帰ってくるあの方を。レベル5ともあろうお方が、レベル0の癖にああも平気な顔をして厄介事に首を突っ込んでは貧乏くじばかり引かされるあの方を」
美琴「………わたし、だって……」
黒子「黒子は信じておりますの。どんなに運が悪くても、悪運だけはだれよりも強いあの方が、無事でなく帰ってくることなどありえませんの。……今までのように、必ず帰ってきますの」
美琴「……黒子」
50: 2010/03/09(火) 19:52:20.92 ID:PFFKyZMo
黒子「……あの方の身を案じるのは、間違ってはおりませんの。でも、無事を祈ることと落ち込むことは、同じではありませんの」
美琴「………」
黒子「だから、お姉さまは笑っていなくては駄目ですの。笑って、胸を張って、あの方がいつ帰ってきても大丈夫なようにしていなければ駄目ですの。アイツなら大丈夫、と笑い飛ばさなくてはなりませんの」
美琴「………」
黒子「お姉さまはこの寮の代表で、寮生全員の信奉を預かる立場ですの。お姉さまが落ち込んでいては、寮生が不安がりますのよ」
美琴「………」
黒子「今、寮生の皆さんも上条さんの不在に不安と動揺を隠せずにいますの。今、お姉さまがしっかりとなさらなければ、あの方が帰ってきたときに悲しみますわ」
美琴「………」
黒子「……ですので、今だけは、泣いても良いんですの。いっぱい泣いて、その後に笑ってくださいまし。そのときは、黒子はお姉さまのサポートを惜しみませんの」ギュッ
美琴「……黒子ぉ……くろこぉ……っ!!」
黒子「ええ、黒子はここにいますの……大丈夫ですのよ」
美琴「う、うぇぇ……ああぁぁぁぁああああああ―――」
黒子「……まったく、こんなにもお姉さまに心配をかけるなどと。帰ってきたら、きつくお灸を据えてやる必要がありますのね」ナデナデ
美琴「………」
黒子「だから、お姉さまは笑っていなくては駄目ですの。笑って、胸を張って、あの方がいつ帰ってきても大丈夫なようにしていなければ駄目ですの。アイツなら大丈夫、と笑い飛ばさなくてはなりませんの」
美琴「………」
黒子「お姉さまはこの寮の代表で、寮生全員の信奉を預かる立場ですの。お姉さまが落ち込んでいては、寮生が不安がりますのよ」
美琴「………」
黒子「今、寮生の皆さんも上条さんの不在に不安と動揺を隠せずにいますの。今、お姉さまがしっかりとなさらなければ、あの方が帰ってきたときに悲しみますわ」
美琴「………」
黒子「……ですので、今だけは、泣いても良いんですの。いっぱい泣いて、その後に笑ってくださいまし。そのときは、黒子はお姉さまのサポートを惜しみませんの」ギュッ
美琴「……黒子ぉ……くろこぉ……っ!!」
黒子「ええ、黒子はここにいますの……大丈夫ですのよ」
美琴「う、うぇぇ……ああぁぁぁぁああああああ―――」
黒子「……まったく、こんなにもお姉さまに心配をかけるなどと。帰ってきたら、きつくお灸を据えてやる必要がありますのね」ナデナデ
57: 2010/03/09(火) 21:02:49.77 ID:PFFKyZMo
―――――
美琴「……ありがと、黒子。もう大丈夫だから」スッ
黒子「……まったく、お姉様は本当にあの方がお好きですのね。黒子は嫉妬に身を焼かれてしまいそうですのよ」
美琴「それでも、なんだかんだで応援してくれる黒子に感謝してるのよ?……ごめんね、黒子」
黒子「謝らないでいただきたいですの。それに、私は別にお姉様を易々とあの類人猿風情に渡す気はございませんのよ?黒子のプライドにかけて、お姉様は実力で手に入れて見せますの」
美琴「……そうね。そっちの方がアンタっぽいもの。……私が言うのもなんだけど、頑張んなさい」
黒子「……うぇへ、うぇへへへ、なるほど、そういうことですの……。お姉さまがそうおっしゃるのならば!!いざ、おね~さまぁ~♪」ピョーン
美琴「それとこれとは別よ!っていうか服を脱ぎながら飛ぶんじゃないわよ!!」ゲシッ
黒子「あだぁっ!!い、いつにもまして手厳しいですの……」ヒリヒリ
美琴「さー、いつまでもウジウジしてらんないわ!とりあえず食堂で寮生全員で話し合いをするわよ。まずは寮監不在をどう対処するかと、アイツへの罰を決めなきゃ!!」
黒子「それでこそお姉さまですの。それでは、私は寮監様へ今回の件のご報告をして参りますの」
美琴「お願いね。私は皆を招集して、先に食堂へ行ってるわ。それじゃ、また後で」
黒子「はいですの!」シュンッ!
美琴「さー、忙しくなるわよ!……とっとと戻ってきなさいよ、バカ」
美琴「……ありがと、黒子。もう大丈夫だから」スッ
黒子「……まったく、お姉様は本当にあの方がお好きですのね。黒子は嫉妬に身を焼かれてしまいそうですのよ」
美琴「それでも、なんだかんだで応援してくれる黒子に感謝してるのよ?……ごめんね、黒子」
黒子「謝らないでいただきたいですの。それに、私は別にお姉様を易々とあの類人猿風情に渡す気はございませんのよ?黒子のプライドにかけて、お姉様は実力で手に入れて見せますの」
美琴「……そうね。そっちの方がアンタっぽいもの。……私が言うのもなんだけど、頑張んなさい」
黒子「……うぇへ、うぇへへへ、なるほど、そういうことですの……。お姉さまがそうおっしゃるのならば!!いざ、おね~さまぁ~♪」ピョーン
美琴「それとこれとは別よ!っていうか服を脱ぎながら飛ぶんじゃないわよ!!」ゲシッ
黒子「あだぁっ!!い、いつにもまして手厳しいですの……」ヒリヒリ
美琴「さー、いつまでもウジウジしてらんないわ!とりあえず食堂で寮生全員で話し合いをするわよ。まずは寮監不在をどう対処するかと、アイツへの罰を決めなきゃ!!」
黒子「それでこそお姉さまですの。それでは、私は寮監様へ今回の件のご報告をして参りますの」
美琴「お願いね。私は皆を招集して、先に食堂へ行ってるわ。それじゃ、また後で」
黒子「はいですの!」シュンッ!
美琴「さー、忙しくなるわよ!……とっとと戻ってきなさいよ、バカ」
61: 2010/03/09(火) 21:45:23.99 ID:PFFKyZMo
神裂「さて……次はどうしましょう」
上条「飯って俺はどうすりゃいいんだ?」
神裂「料理は日替わりで寮生が当番を勤めます。そうですね、材料なんかも基本的に我々が自分で買出しに行きますが、一度街を見ておいた方がいいでしょう」
上条「そうか。それじゃあ、誰が案内してくれんだ?俺、英語で出来ねえから誰かに来てもらえねえと困るんだけどさ」
神裂「そうですね……」
禁書「はいはいはい!私が案内するんだよ!!久しぶりの発言なんだよ!!」
上条「インデックス、お前が?」
禁書「むっ、そこはかとなくバカにされてる気がするんだよ!」
神裂「この子がついて行くのは構いませんが、どなたか護衛を一人は連れて行かなければ危険です」
上条「そうか。誰に頼もうかな……」
コンコン!!
神裂「あら、少し待ってください」ゴトゴト
ガチャ!
五和「ぷ、女教皇様!上条さんがこちらに住むというのは本当でしょうか!?」
神裂「な、何ですか急に……」
上条「飯って俺はどうすりゃいいんだ?」
神裂「料理は日替わりで寮生が当番を勤めます。そうですね、材料なんかも基本的に我々が自分で買出しに行きますが、一度街を見ておいた方がいいでしょう」
上条「そうか。それじゃあ、誰が案内してくれんだ?俺、英語で出来ねえから誰かに来てもらえねえと困るんだけどさ」
神裂「そうですね……」
禁書「はいはいはい!私が案内するんだよ!!久しぶりの発言なんだよ!!」
上条「インデックス、お前が?」
禁書「むっ、そこはかとなくバカにされてる気がするんだよ!」
神裂「この子がついて行くのは構いませんが、どなたか護衛を一人は連れて行かなければ危険です」
上条「そうか。誰に頼もうかな……」
コンコン!!
神裂「あら、少し待ってください」ゴトゴト
ガチャ!
五和「ぷ、女教皇様!上条さんがこちらに住むというのは本当でしょうか!?」
神裂「な、何ですか急に……」
62: 2010/03/09(火) 21:51:04.94 ID:PFFKyZMo
すいません、またしばらく席を外します
69: 2010/03/09(火) 23:09:04.19 ID:PFFKyZMo
上条「五和?どうしてここに」
五和「かっ、かっ、上条さん!本当にここにいらしたんですね……って、インデックスさんも……?」
上条「ああ、この前の件だけど、普通に合わせてもらえたよ。言葉のあやって奴?」
五和「そうだったんですか……よかったぁ」
神裂「それで、五和はなぜここに?」
五和「実は、先ほど鳩が私のところに飛んできまして。そこに括り付けられていた手紙にそのような情報が」
上条「ああ、俺ここの寮監代理をしばらく勤めることになったから」
五和「ほ、本当にですか!?……うう、建宮さんの言うとおりだ……」
上条「?」
神裂「……結局、五和は何をしに来たんですか」
五和「ううー……あ、あの!わ、私もここにしばらく移り住みます!!」
上条「は?」
神裂「へ?」
禁書「……なんだか、私だけ話しに上手くついていけないんだよ!」
五和「かっ、かっ、上条さん!本当にここにいらしたんですね……って、インデックスさんも……?」
上条「ああ、この前の件だけど、普通に合わせてもらえたよ。言葉のあやって奴?」
五和「そうだったんですか……よかったぁ」
神裂「それで、五和はなぜここに?」
五和「実は、先ほど鳩が私のところに飛んできまして。そこに括り付けられていた手紙にそのような情報が」
上条「ああ、俺ここの寮監代理をしばらく勤めることになったから」
五和「ほ、本当にですか!?……うう、建宮さんの言うとおりだ……」
上条「?」
神裂「……結局、五和は何をしに来たんですか」
五和「ううー……あ、あの!わ、私もここにしばらく移り住みます!!」
上条「は?」
神裂「へ?」
禁書「……なんだか、私だけ話しに上手くついていけないんだよ!」
71: 2010/03/09(火) 23:28:09.64 ID:PFFKyZMo
上条「大丈夫、俺も全然ついていけてねえ」
神裂「私もです……。五和、突然なんですか」
五和「あ、あの、えっと、やっぱり上条さんは学園都市から無理矢理攫ったわけですし、いつ学園都市から刺客が来るとも分かりませんし!やっぱり護衛は多いほうが良いと思います!」
上条「マジで?」
神裂「私にはいまいち分かりかねますが……まあ、五和がそこまでいうのなら、最大主教に尋ねましょう。許可が下りれば構いませんよ」
五和「ほ、本当ですか!?では、さっそく電話してみます!!」ピリリリリリ
ローラ『なにかしら?魔術師の本拠地・聖ジョージ大聖堂にかけてくるとは、いい度胸ね。貴様も蝋人形にしてやろうかぁ!!!』
神裂「最大主教、仮にも聖職者のトップである貴方がそんなことを電話をかけてきた一般人に怒鳴ってどうするのですか」
ローラ『あら、誰かと思えば神裂か。どうしたりけるの?』
神裂「私の部下の携帯を借りています。五和という部下が女子寮に移り住みたいそうなんですが」
ローラ『なんだ、何かしらと思えばそんなことか。構わないわよ』
神裂「わかりました。それと、今度さっきの応対していたら全力で叩き斬りますので。では」
ローラ『あ、待って!待ちたるのよ神裂!そんな位のジョークでいちいち……』ガチャ!
神裂「……許可はおりました」
五和「ほ、本当ですか!やったぁ!」
「「「「「「おっしゃあ!!!!」」」」」」
上条「え!?なんか今すげえ人数の声が聞こえたぞ!?」
神裂「私もです……。五和、突然なんですか」
五和「あ、あの、えっと、やっぱり上条さんは学園都市から無理矢理攫ったわけですし、いつ学園都市から刺客が来るとも分かりませんし!やっぱり護衛は多いほうが良いと思います!」
上条「マジで?」
神裂「私にはいまいち分かりかねますが……まあ、五和がそこまでいうのなら、最大主教に尋ねましょう。許可が下りれば構いませんよ」
五和「ほ、本当ですか!?では、さっそく電話してみます!!」ピリリリリリ
ローラ『なにかしら?魔術師の本拠地・聖ジョージ大聖堂にかけてくるとは、いい度胸ね。貴様も蝋人形にしてやろうかぁ!!!』
神裂「最大主教、仮にも聖職者のトップである貴方がそんなことを電話をかけてきた一般人に怒鳴ってどうするのですか」
ローラ『あら、誰かと思えば神裂か。どうしたりけるの?』
神裂「私の部下の携帯を借りています。五和という部下が女子寮に移り住みたいそうなんですが」
ローラ『なんだ、何かしらと思えばそんなことか。構わないわよ』
神裂「わかりました。それと、今度さっきの応対していたら全力で叩き斬りますので。では」
ローラ『あ、待って!待ちたるのよ神裂!そんな位のジョークでいちいち……』ガチャ!
神裂「……許可はおりました」
五和「ほ、本当ですか!やったぁ!」
「「「「「「おっしゃあ!!!!」」」」」」
上条「え!?なんか今すげえ人数の声が聞こえたぞ!?」
78: 2010/03/10(水) 00:04:16.57 ID:w5WoeHko
建宮「呼ばれて飛び出ていざ参上!正義に燃える熱い血潮!!悪ノリなら任せるのよ!!建宮レッド!!」ドカーン!
諫早「爺の知識は万事典!若いモンにはまだまだ負けん!足腰立てば問題なし!!諫早ブルー!!」ズドーン!
野母崎「意外に影の薄い既婚キャラ!見た目は冴えないロン毛のチャラ男!それでも一家の大黒柱!!野母崎グリーン!!」チュドーン!
牛深「巨漢は大体カレー好き!三度の飯より工口が好き!体も心もでっかく広く!!牛深イ工口ー!!」ズバーン!
香焼「ちっちゃいけれど、一人前!立派に魔術もこなすっす!一家に一人のシOタっ子キャラ!!香焼ホワイト!!」チマーン
浦上「裏方担当浦上です」
「「「「「我ら!天草戦隊・クロスレンジャー!!」」」」」ドンドンドーン!!
上条「……」
神裂「……」
五和「……建宮さんたち、スベってます……」
天草一味「「「「「な、なんだって!!?」」」」」
諫早「爺の知識は万事典!若いモンにはまだまだ負けん!足腰立てば問題なし!!諫早ブルー!!」ズドーン!
野母崎「意外に影の薄い既婚キャラ!見た目は冴えないロン毛のチャラ男!それでも一家の大黒柱!!野母崎グリーン!!」チュドーン!
牛深「巨漢は大体カレー好き!三度の飯より工口が好き!体も心もでっかく広く!!牛深イ工口ー!!」ズバーン!
香焼「ちっちゃいけれど、一人前!立派に魔術もこなすっす!一家に一人のシOタっ子キャラ!!香焼ホワイト!!」チマーン
浦上「裏方担当浦上です」
「「「「「我ら!天草戦隊・クロスレンジャー!!」」」」」ドンドンドーン!!
上条「……」
神裂「……」
五和「……建宮さんたち、スベってます……」
天草一味「「「「「な、なんだって!!?」」」」」
79: 2010/03/10(水) 00:05:59.27 ID:w5WoeHko
建宮「な、なんてことなのよ!決めポーズも必氏で練習して、衣装も徹夜で作ったのに……」
牛深「爆薬だってセットすんの大変だったんだぞ……それをこいつ等は……鬼か」
諫早「女教皇様は鬼じゃあありませんよ、もちろん」
香焼「っていうか俺の台詞やっぱ変だって!!」
野母崎「冴えないロン毛ってなんだよ……」
浦上「私、どうすれば」
対馬「っていうか私仲間外れなんだけど」
建宮「ああ、対馬は悪のお色気脚線美系女幹部ツッシーマ」
対馬「意味わかんないわよ」
上条「っていうか、なんなんですかこの状況……」
禁書「私なんて空気にも程があるんだよ……」
神裂「とりあえず収拾をつけなければ」
五和「っていうか、なにをしてるんですか皆さん!!」
牛深「爆薬だってセットすんの大変だったんだぞ……それをこいつ等は……鬼か」
諫早「女教皇様は鬼じゃあありませんよ、もちろん」
香焼「っていうか俺の台詞やっぱ変だって!!」
野母崎「冴えないロン毛ってなんだよ……」
浦上「私、どうすれば」
対馬「っていうか私仲間外れなんだけど」
建宮「ああ、対馬は悪のお色気脚線美系女幹部ツッシーマ」
対馬「意味わかんないわよ」
上条「っていうか、なんなんですかこの状況……」
禁書「私なんて空気にも程があるんだよ……」
神裂「とりあえず収拾をつけなければ」
五和「っていうか、なにをしてるんですか皆さん!!」
81: 2010/03/10(水) 00:18:26.17 ID:w5WoeHko
建宮「それはもちろん!!五和と女教皇様の熱き戦いを応援する我々天草式十字凄教としては!!」
牛深「二人が同じ土俵に立てるよう!!全力でサポートするまでよ!!」
神裂「なんですか熱き戦いって」
五和「っていうかそれを天草式全員でサポートしないでください!!」
建宮「おーし、荷物運搬部隊おっけーなのよ!!」
「「「「うぃーす!!」」」」ノシノシノシ
五和「えええっ!!外にこんなに待機してたんですか!?」
建宮「当然フルメンバーなのよ。五和の引越しが円滑に進むよう、五和の所持品は全部持ってきたのよ」
五和「なんですかそれ!?」
建宮「もちろん、五和の服がしまってある箪笥には、例の最終兵器も搭載済みなのよ!!存分に戦え、五和!!!」
五和「意味分からないですよ!!」
対馬「五和、女になるのよ」
五和「対馬さんまで!?」
牛深「ついでに箪笥の最終兵器のポケットには、ゴム製品も入ってるぜ!!餞別だ!!」
五和「ごっ、ごっ、ごっ……!!」
野母崎「もちろん女教皇様の分も入ってますよ。二人で分けてください。まあ、使わなくてもいいですが」
神裂「私は一応修道女なんですが……」
五和「つ、使いますよ!じゃなくてそもそもしません!!!」
牛深「二人が同じ土俵に立てるよう!!全力でサポートするまでよ!!」
神裂「なんですか熱き戦いって」
五和「っていうかそれを天草式全員でサポートしないでください!!」
建宮「おーし、荷物運搬部隊おっけーなのよ!!」
「「「「うぃーす!!」」」」ノシノシノシ
五和「えええっ!!外にこんなに待機してたんですか!?」
建宮「当然フルメンバーなのよ。五和の引越しが円滑に進むよう、五和の所持品は全部持ってきたのよ」
五和「なんですかそれ!?」
建宮「もちろん、五和の服がしまってある箪笥には、例の最終兵器も搭載済みなのよ!!存分に戦え、五和!!!」
五和「意味分からないですよ!!」
対馬「五和、女になるのよ」
五和「対馬さんまで!?」
牛深「ついでに箪笥の最終兵器のポケットには、ゴム製品も入ってるぜ!!餞別だ!!」
五和「ごっ、ごっ、ごっ……!!」
野母崎「もちろん女教皇様の分も入ってますよ。二人で分けてください。まあ、使わなくてもいいですが」
神裂「私は一応修道女なんですが……」
五和「つ、使いますよ!じゃなくてそもそもしません!!!」
84: 2010/03/10(水) 00:31:15.23 ID:w5WoeHko
建宮「じゃ、そういうことだから」ビシッ
牛深「元気でやれよ、五和」ビシッ
諫早「寂しくなったら帰っておいで」ビシッ
野母崎「ガキは作りすぎると面倒だぞ。二人くらいにしとけ」ビシッ
香焼「おうえんしてるぜ!五和ねーちゃん!!」ビシッ
対馬「女教皇様も負けないでください!」ビシッ
浦上「あの、えっと」
「「「「「それじゃ失礼しまーす」」」」」「あの、ちょっとまだ私が……」
ワーッショイ、ワーッショイ、ワーッショイ………
上条「まるで嵐のようだった」
禁書「もはやなにがなんだか分からないんだよ」
神裂「まったく、あの人達は……」
五和「み、皆さん……ありがとうございます!!」ブワッ
上条「五和さんは素直すぎますよ!?」
神裂「……まあ、それはさておいて、先ほどの話に戻って良いでしょうか?」
牛深「元気でやれよ、五和」ビシッ
諫早「寂しくなったら帰っておいで」ビシッ
野母崎「ガキは作りすぎると面倒だぞ。二人くらいにしとけ」ビシッ
香焼「おうえんしてるぜ!五和ねーちゃん!!」ビシッ
対馬「女教皇様も負けないでください!」ビシッ
浦上「あの、えっと」
「「「「「それじゃ失礼しまーす」」」」」「あの、ちょっとまだ私が……」
ワーッショイ、ワーッショイ、ワーッショイ………
上条「まるで嵐のようだった」
禁書「もはやなにがなんだか分からないんだよ」
神裂「まったく、あの人達は……」
五和「み、皆さん……ありがとうございます!!」ブワッ
上条「五和さんは素直すぎますよ!?」
神裂「……まあ、それはさておいて、先ほどの話に戻って良いでしょうか?」
85: 2010/03/10(水) 00:43:56.27 ID:w5WoeHko
上条「さっきの話?」
神裂「この街を案内する役目ですよ。護衛として一人必要ですから」
上条「ああ、それか」
五和「あ、あのっ!もしよろしければ私がやりましょうかっ!」
上条「五和、なんか声が裏返ってるぞ」
ドヤドヤ「なに?」「あ、五和だ」「とうとう参戦ってワケね」「さっきの荷物運んでた連中、やっぱり天草式か」「今日は騒がしいわねー」ガヤガヤ
上条「あ、皆さん」
アニェーゼ「一体、何の話をしてやがるんですか?」
五和「えっとそれは」
上条「ああ、今日俺にこの街を案内してくれる役が一人欲しくて」
五和「ああっ、どうして言っちゃうんですか……」
上条「へ?」
ガヤガヤ「ああ、そういうことね」「なら私行っちゃおっかなー」「やめなさいよバカ」「五和vs神裂勃発かしら!?」「他に誰が立候補するのか見ものね」ワイワイ
五和「ああ……すごい盛り上がってる……」
上条「なんだか上条さんにはよくわかりませんが」
神裂「この街を案内する役目ですよ。護衛として一人必要ですから」
上条「ああ、それか」
五和「あ、あのっ!もしよろしければ私がやりましょうかっ!」
上条「五和、なんか声が裏返ってるぞ」
ドヤドヤ「なに?」「あ、五和だ」「とうとう参戦ってワケね」「さっきの荷物運んでた連中、やっぱり天草式か」「今日は騒がしいわねー」ガヤガヤ
上条「あ、皆さん」
アニェーゼ「一体、何の話をしてやがるんですか?」
五和「えっとそれは」
上条「ああ、今日俺にこの街を案内してくれる役が一人欲しくて」
五和「ああっ、どうして言っちゃうんですか……」
上条「へ?」
ガヤガヤ「ああ、そういうことね」「なら私行っちゃおっかなー」「やめなさいよバカ」「五和vs神裂勃発かしら!?」「他に誰が立候補するのか見ものね」ワイワイ
五和「ああ……すごい盛り上がってる……」
上条「なんだか上条さんにはよくわかりませんが」
92: 2010/03/10(水) 01:34:28.11 ID:w5WoeHko
上条「……で、どうしてこうなった」
禁書「なんだかすごい盛り上がりなんだよ……」
アンジェレネ「さあ!やって参りましたよー第一回上条当麻争奪戦!!司会進行を務めますは、我々アニェーゼ部隊構成員です!!」カテリナ「いえーい」アガター「ひゃっはー」
アンジェレネ「今回の立候補者はこちらの方々でーす!!」ババーン
「エントリーナンバー・1番!天草式十字凄教の女教皇にして聖人!すさまじいおっOいを持っていて羨ましいです!神裂さん!」
神裂「なんですか、その紹介は」
シェリー「それよりもアンタが参加したことが驚きよ」
「エントリーナンバー・2番!同じく天草式十字凄教より、おしぼり片手に今日もアタック!やっぱり素敵なおっOいです!五和さん!」
五和「なんでおっOいの話題にばかり触れるんですか!?」
「エントリーナンバー・3番!のほほんとしたおばーちゃん思考な可憐な少女!しかしながら修道服の下には最強ボディ!オルソラさん!」
オルソラ「うふふ、お夕飯の買出しに行かなければいけないのでございます」
「エントリーナンバー・4番!アニェーゼ部隊より最強の刺客!こいつも凄いおっOいだー!ルチアさん!」
ルチア「さっきからおっOいおっOいうるさいです。っていうか部屋に戻って良いですか?」
「エントリーナンバー・5番!天草式十字凄教最後の刺客!やっぱりダイナマイトボディかー!Zさん!」
Z「ふっふっふ、私のおっOいは触り放題ですよ?」
上条「え!?Zちゃん!?」
Z「貴方の知るZとは似て非なる別人です」
アンジェレネ「さあ!勝利の栄冠は誰の手に!ということでオーディエンスのみなさん!投票をどうぞー!!」
ガヤガヤ「ここはやっぱり五和かしら」「たまには神裂にもチャンスをあげないと」「オルソラは駄目ね。護衛にならないわ」
「その点神裂と五和は安定かー」「ルチアもなかなかよ?」「あれはそもそも参加する気ないじゃない」「っていうかZって誰よ?」ワイワイ
禁書「なんだかすごい盛り上がりなんだよ……」
アンジェレネ「さあ!やって参りましたよー第一回上条当麻争奪戦!!司会進行を務めますは、我々アニェーゼ部隊構成員です!!」カテリナ「いえーい」アガター「ひゃっはー」
アンジェレネ「今回の立候補者はこちらの方々でーす!!」ババーン
「エントリーナンバー・1番!天草式十字凄教の女教皇にして聖人!すさまじいおっOいを持っていて羨ましいです!神裂さん!」
神裂「なんですか、その紹介は」
シェリー「それよりもアンタが参加したことが驚きよ」
「エントリーナンバー・2番!同じく天草式十字凄教より、おしぼり片手に今日もアタック!やっぱり素敵なおっOいです!五和さん!」
五和「なんでおっOいの話題にばかり触れるんですか!?」
「エントリーナンバー・3番!のほほんとしたおばーちゃん思考な可憐な少女!しかしながら修道服の下には最強ボディ!オルソラさん!」
オルソラ「うふふ、お夕飯の買出しに行かなければいけないのでございます」
「エントリーナンバー・4番!アニェーゼ部隊より最強の刺客!こいつも凄いおっOいだー!ルチアさん!」
ルチア「さっきからおっOいおっOいうるさいです。っていうか部屋に戻って良いですか?」
「エントリーナンバー・5番!天草式十字凄教最後の刺客!やっぱりダイナマイトボディかー!Zさん!」
Z「ふっふっふ、私のおっOいは触り放題ですよ?」
上条「え!?Zちゃん!?」
Z「貴方の知るZとは似て非なる別人です」
アンジェレネ「さあ!勝利の栄冠は誰の手に!ということでオーディエンスのみなさん!投票をどうぞー!!」
ガヤガヤ「ここはやっぱり五和かしら」「たまには神裂にもチャンスをあげないと」「オルソラは駄目ね。護衛にならないわ」
「その点神裂と五和は安定かー」「ルチアもなかなかよ?」「あれはそもそも参加する気ないじゃない」「っていうかZって誰よ?」ワイワイ
100: 2010/03/10(水) 01:50:41.04 ID:w5WoeHko
アンジェレネ「投票の結果がでましたー!!結果は……」カテリナ「ジャカジャカジャカジャカジャカ……」アガター「ジャン!」
アンジェレネ「エントリーナンバー・2番!五和さんでーす!」
「「「「おおおおおおお――――!!!」」」」
五和「やった!やりました上条さん!!」ピョン!ピョン!
上条「お、おう。おめでとう五和」
禁書「私がいることを忘れてもらっちゃ困るんだよ!」
神裂「ああ、また恩を返すチャンスを……」
オルソラ「あらあら。残念でございます」
ルチア「さ、私はお祈りとアンジェレネをしばきに戻ります」
Z「しかたがない、夜に行くか」
アンジェレネ「次回の投票をお楽しみにー!」アガター「いえー」カテリナ「ひゃっふー」
―――――
上条「……で、今街を歩いているわけですが」
五和「まずは、スーパーに行きましょう!」
禁書「私が空気になる予感がしてるんだよ!!」
アンジェレネ「エントリーナンバー・2番!五和さんでーす!」
「「「「おおおおおおお――――!!!」」」」
五和「やった!やりました上条さん!!」ピョン!ピョン!
上条「お、おう。おめでとう五和」
禁書「私がいることを忘れてもらっちゃ困るんだよ!」
神裂「ああ、また恩を返すチャンスを……」
オルソラ「あらあら。残念でございます」
ルチア「さ、私はお祈りとアンジェレネをしばきに戻ります」
Z「しかたがない、夜に行くか」
アンジェレネ「次回の投票をお楽しみにー!」アガター「いえー」カテリナ「ひゃっふー」
―――――
上条「……で、今街を歩いているわけですが」
五和「まずは、スーパーに行きましょう!」
禁書「私が空気になる予感がしてるんだよ!!」
102: 2010/03/10(水) 02:10:07.12 ID:w5WoeHko
五和「ここがスーパーです!」
上条「うわー、当たり前だけど全部英語だ怖ーな」
禁書「試食はどこ!?試食!試食!」
五和「試食は日本独自の文化ですよー……っていうか、インデックスさんは一応最近はここに住んでますよね?」
禁書「外に出るのは初めてなんだよ!」
上条「ずっと調整だったのか。よく頑張ったな、インデックス」ナデナデ
禁書「えへへ」
五和「……上条さん、お金は基本的にEUの基本通貨のユーロではなく、ポンドなんです。たとえば、ほら」ムギュッ
上条「う、うわ!」
五和「この辺の値札のこのマーク、これがポンドです」ムギュウゥ
上条「わ、わかったから離れて!とりあえず離れて!」ワタワタ
禁書「……とーま……なにを鼻の下を伸ばしてるんだよ?」
上条「い、いやインデックスさん!?コレは俺のせいでは……っていや五和のせいでもねーけど!」
禁書「じゃあやっぱりとーまが悪いんだよ!」ガルル
上条「いやいやいやいや!」
上条「うわー、当たり前だけど全部英語だ怖ーな」
禁書「試食はどこ!?試食!試食!」
五和「試食は日本独自の文化ですよー……っていうか、インデックスさんは一応最近はここに住んでますよね?」
禁書「外に出るのは初めてなんだよ!」
上条「ずっと調整だったのか。よく頑張ったな、インデックス」ナデナデ
禁書「えへへ」
五和「……上条さん、お金は基本的にEUの基本通貨のユーロではなく、ポンドなんです。たとえば、ほら」ムギュッ
上条「う、うわ!」
五和「この辺の値札のこのマーク、これがポンドです」ムギュウゥ
上条「わ、わかったから離れて!とりあえず離れて!」ワタワタ
禁書「……とーま……なにを鼻の下を伸ばしてるんだよ?」
上条「い、いやインデックスさん!?コレは俺のせいでは……っていや五和のせいでもねーけど!」
禁書「じゃあやっぱりとーまが悪いんだよ!」ガルル
上条「いやいやいやいや!」
103: 2010/03/10(水) 02:20:32.42 ID:w5WoeHko
とりあえず今日はこの辺でー
半端ではありますが
頑張ってZちゃんAAを作りたい
そして今後SSを書くときには必ず登場させたい
半端ではありますが
頑張ってZちゃんAAを作りたい
そして今後SSを書くときには必ず登場させたい
123: 2010/03/10(水) 19:20:50.06 ID:w5WoeHko
五和「インデックスさん。あちらの奥に沢山の種類のソーセージがあります。このお金で買える分だけ、選んできていただけますか?」スッ
禁書「え?私が選んでいーの?」コロッ
五和「はい。インデックスさんの好きなものを選んでください。今日の間食にしましょう」ニコッ
禁書「ホント?やったやったー!待ってると良いんだよソーセージ!!」ビューン
五和「……ふふ(たとえインデックスさんと言えども……私には負けられない戦いがあるんです!)」ゴォォォォ
上条「あの、五和さん?(なんか、五和から変人の気配が立ち昇ってきている気がする……)」
五和「は、はい!なんでしょうか上条さん?」
上条「インデックスから助けてくれたのは嬉しいんだけどさ……その、やっぱとりあえず離れてはいただけませんでしょうか……?」
五和「……上条さんは、私といるのが嫌なんですか……?」うるっ
上条「い、いえ!そういうことではなくてですね!」ワタワタ
五和「………」グスッ
上条「うう……わかった。わかったから泣くなよ五和……」
五和「はい……ありがとうございます上条さん。やっぱり上条さんは優しいですね」ニコッ
上条「ど、どうも……」タジタジ
建宮「うーむ、五和がなにやら本気モードなのよ」ジー
牛深「しっかり女の武器多用しちゃってまあ」ジー
対馬「私の教えたことをしっかり実践してるわね。いい生徒だわー」
「ねえねえ何あれ?」「万引きGメンとかじゃないの?」「なんか逆にあやしー」ボソボソ
禁書「え?私が選んでいーの?」コロッ
五和「はい。インデックスさんの好きなものを選んでください。今日の間食にしましょう」ニコッ
禁書「ホント?やったやったー!待ってると良いんだよソーセージ!!」ビューン
五和「……ふふ(たとえインデックスさんと言えども……私には負けられない戦いがあるんです!)」ゴォォォォ
上条「あの、五和さん?(なんか、五和から変人の気配が立ち昇ってきている気がする……)」
五和「は、はい!なんでしょうか上条さん?」
上条「インデックスから助けてくれたのは嬉しいんだけどさ……その、やっぱとりあえず離れてはいただけませんでしょうか……?」
五和「……上条さんは、私といるのが嫌なんですか……?」うるっ
上条「い、いえ!そういうことではなくてですね!」ワタワタ
五和「………」グスッ
上条「うう……わかった。わかったから泣くなよ五和……」
五和「はい……ありがとうございます上条さん。やっぱり上条さんは優しいですね」ニコッ
上条「ど、どうも……」タジタジ
建宮「うーむ、五和がなにやら本気モードなのよ」ジー
牛深「しっかり女の武器多用しちゃってまあ」ジー
対馬「私の教えたことをしっかり実践してるわね。いい生徒だわー」
「ねえねえ何あれ?」「万引きGメンとかじゃないの?」「なんか逆にあやしー」ボソボソ
125: 2010/03/10(水) 19:36:18.88 ID:w5WoeHko
建宮「ところでインデックスさんのところにも、ちゃんと護衛は送ってあるのよな?」
牛深「諫早と香焼と野母崎夫妻が、親子のフリをしてインデックスさんの周りを警戒中です!」
建宮「ふむ、それなら心置きなく例の作戦を実行できるのよ……対馬、アレの準備を」
対馬「ねえ、やっぱやめたほうが良くない?失敗が目に見えてるんだけど」
建宮「バカ野郎!五和を全力でサポートすると決めたのよ!さあ、準備せよ対馬!」
対馬「ぜったいにアンタって応援じゃなくて場を引っ掻き回すのを楽しんでるだけよね……まあいいわ」スッ
牛深「こっちの店員の衣装もバッチリですよ!」ビシッ
建宮「ふふふ、我ながら頭が冴える……名付けて!『メロンが当たって五和のメロンにメロンメロン大作戦』を発動するのよ!」
対馬「っていうか、学園都市で実行した作戦のボールがメロンに変わっただけじゃない。っていうか周りに迷惑よ」
建宮「ふふ、そのために牛深が店員役として待機しているのよな。メロンの回収役としてバレないように頑張るのよ!」
牛深「任せてください!!」
建宮「むっ!!五和と上条が果物コーナーに移動したのよ!」
牛深「建宮さん、必ず当ててください」
建宮「エースストライカー建宮斎字を舐めるんじゃないのよな!!」ズバーン
五和「そしてこれがー」
上条「ふむふむ……ブッ!!?」ゴシャ!
五和「へ?」もにゅん
牛深「諫早と香焼と野母崎夫妻が、親子のフリをしてインデックスさんの周りを警戒中です!」
建宮「ふむ、それなら心置きなく例の作戦を実行できるのよ……対馬、アレの準備を」
対馬「ねえ、やっぱやめたほうが良くない?失敗が目に見えてるんだけど」
建宮「バカ野郎!五和を全力でサポートすると決めたのよ!さあ、準備せよ対馬!」
対馬「ぜったいにアンタって応援じゃなくて場を引っ掻き回すのを楽しんでるだけよね……まあいいわ」スッ
牛深「こっちの店員の衣装もバッチリですよ!」ビシッ
建宮「ふふふ、我ながら頭が冴える……名付けて!『メロンが当たって五和のメロンにメロンメロン大作戦』を発動するのよ!」
対馬「っていうか、学園都市で実行した作戦のボールがメロンに変わっただけじゃない。っていうか周りに迷惑よ」
建宮「ふふ、そのために牛深が店員役として待機しているのよな。メロンの回収役としてバレないように頑張るのよ!」
牛深「任せてください!!」
建宮「むっ!!五和と上条が果物コーナーに移動したのよ!」
牛深「建宮さん、必ず当ててください」
建宮「エースストライカー建宮斎字を舐めるんじゃないのよな!!」ズバーン
五和「そしてこれがー」
上条「ふむふむ……ブッ!!?」ゴシャ!
五和「へ?」もにゅん
211: 2010/03/15(月) 09:58:51.48 ID:f7b1NQAO
建宮「よっし!ナイスヒットなのよ!」
牛深「じゃ、メロン回収してきます」ノシノシ
対馬「あらら、少年もスーパーで気を失うとは思いもよらなかったでしょうね……」
建宮「少年には気の毒だが、これも五和のタメなのよ!ほら、五和も倒れ込んできた少年の頭を胸元に抱き寄せて嬉しそうにしているのよな!」
対馬「母性に溢れた表情しちゃって……あの少女が随分と女になったもんねえ」
建宮「……セリフがババ臭いのよな」
対馬「う、うるさいわね。……あら、牛深がメロンを回収したわ」
建宮「五和が牛深に気が付いたようなのよ……あ、牛深潰してこっち来た」
対馬「どうすんの?」
建宮「逃げるに決まっているのよ!今日はここまでで退散してアジトに戻るのよな!」
対馬「悪の組織みたいなセリフね」
建宮「作戦に参加する全員に告ぐ!集合はアジト!作戦は各自五和から逃げること!一、二の、散!!」シュバッ!
対馬「私も逃げよっとシュバッ!」
五和「あ、消えた!絶対に今度とっちめてやりますからね……」
牛深「じゃ、メロン回収してきます」ノシノシ
対馬「あらら、少年もスーパーで気を失うとは思いもよらなかったでしょうね……」
建宮「少年には気の毒だが、これも五和のタメなのよ!ほら、五和も倒れ込んできた少年の頭を胸元に抱き寄せて嬉しそうにしているのよな!」
対馬「母性に溢れた表情しちゃって……あの少女が随分と女になったもんねえ」
建宮「……セリフがババ臭いのよな」
対馬「う、うるさいわね。……あら、牛深がメロンを回収したわ」
建宮「五和が牛深に気が付いたようなのよ……あ、牛深潰してこっち来た」
対馬「どうすんの?」
建宮「逃げるに決まっているのよ!今日はここまでで退散してアジトに戻るのよな!」
対馬「悪の組織みたいなセリフね」
建宮「作戦に参加する全員に告ぐ!集合はアジト!作戦は各自五和から逃げること!一、二の、散!!」シュバッ!
対馬「私も逃げよっとシュバッ!」
五和「あ、消えた!絶対に今度とっちめてやりますからね……」
221: 2010/03/16(火) 01:19:45.40 ID:/BsavcAO
五和「とりあえず、上条さんを起こさなきゃ……って、あ!わ、私としたことが、上条さんの襟首を掴んだままだった!ああ、首が絞まってる……か、上条さん!」ユサユサ
上条「」
五和「上条さん!上条さん!」ユサユサ
上条「」
五和「うう……目を覚まさない……」
禁書「いつわ!いつわ!選んできたんだよ!……って、どうしたのかな?」トテトテ
五和「ちょっとメロンが頭にぶつかって…………目を覚まさないんです」
禁書「メロンが頭に?いつわ、正直言って意味が分からないんだよ!スーパーでメロンが飛ぶわけがないんだよ!」
五和「普通ならそうなんですけど……今はいいです。とりあえず、上条さんを何処かで休ませなきゃ」ヨイショ
上条「」
五和「上条さん!上条さん!」ユサユサ
上条「」
五和「うう……目を覚まさない……」
禁書「いつわ!いつわ!選んできたんだよ!……って、どうしたのかな?」トテトテ
五和「ちょっとメロンが頭にぶつかって…………目を覚まさないんです」
禁書「メロンが頭に?いつわ、正直言って意味が分からないんだよ!スーパーでメロンが飛ぶわけがないんだよ!」
五和「普通ならそうなんですけど……今はいいです。とりあえず、上条さんを何処かで休ませなきゃ」ヨイショ
223: 2010/03/16(火) 01:32:23.61 ID:/BsavcAO
禁書「……いつわ、なにをしているのかな?」
五和「……何って、おんぶですが」
禁書「……とうまをおんぶするなら、私が代わるんだよ?」
五和「ありがたいですけど、インデックスさんでは身長的にも体力的にも無理ですよ?」
禁書「大丈夫だもん!見くびらないで欲しいかも!」
五和「……ほら、調整中の身なんですから。力仕事は私に任せてください」
禁書「……うう……ち、調整はもう終わったかも」
五和「あら、それじゃあもう学園都市に行けるんですね!」
禁書「ふふん、そうなんだよ!」
五和「でも、もしまた不具合が見つかったらかなり長い期間、下手するとずっとイギリス暮らしになっちゃいますよね」
禁書「……やっぱり、無理はいけないかも……」ションボリ
五和「そうですか。なら、私に任せて下さいね」セーフ
五和「……何って、おんぶですが」
禁書「……とうまをおんぶするなら、私が代わるんだよ?」
五和「ありがたいですけど、インデックスさんでは身長的にも体力的にも無理ですよ?」
禁書「大丈夫だもん!見くびらないで欲しいかも!」
五和「……ほら、調整中の身なんですから。力仕事は私に任せてください」
禁書「……うう……ち、調整はもう終わったかも」
五和「あら、それじゃあもう学園都市に行けるんですね!」
禁書「ふふん、そうなんだよ!」
五和「でも、もしまた不具合が見つかったらかなり長い期間、下手するとずっとイギリス暮らしになっちゃいますよね」
禁書「……やっぱり、無理はいけないかも……」ションボリ
五和「そうですか。なら、私に任せて下さいね」セーフ
225: 2010/03/16(火) 01:49:32.81 ID:/BsavcAO
―――
五和「とりあえず、上条さんをベンチに寝かせてっと」
禁書「スーパーの近くにこんな素敵な公園があるなんて、私は知らなかったかも」
五和「インデックスさんは外に出ませんからね。たまにでも、一緒に遊びに来ます?」
禁書「ほんと!?すっごく嬉しいんだよ!……でもね、いつわ」
五和「はい?」
禁書「……それは、何をしているのかな?」
五和「膝枕ですけど」
禁書「……なんでなのかな?」
五和「硬いベンチにさっき痛めた頭を寝かせるのは可愛そうですし、枕は必要ですから」
禁書「……早く起こせばいいんじゃないかな?」
五和「……少し、休ませてあげなきゃ」
禁書「……」
五和「……」
五和「とりあえず、上条さんをベンチに寝かせてっと」
禁書「スーパーの近くにこんな素敵な公園があるなんて、私は知らなかったかも」
五和「インデックスさんは外に出ませんからね。たまにでも、一緒に遊びに来ます?」
禁書「ほんと!?すっごく嬉しいんだよ!……でもね、いつわ」
五和「はい?」
禁書「……それは、何をしているのかな?」
五和「膝枕ですけど」
禁書「……なんでなのかな?」
五和「硬いベンチにさっき痛めた頭を寝かせるのは可愛そうですし、枕は必要ですから」
禁書「……早く起こせばいいんじゃないかな?」
五和「……少し、休ませてあげなきゃ」
禁書「……」
五和「……」
227: 2010/03/16(火) 02:16:04.80 ID:/BsavcAO
すいません
まだ3レスしか投下してないんですが、眠い……
というわけで今日も沈みます
明日はなにも予定が無いのでちまちま更新します
驚きの遅筆とスローペース申し訳ないです
まだ3レスしか投下してないんですが、眠い……
というわけで今日も沈みます
明日はなにも予定が無いのでちまちま更新します
驚きの遅筆とスローペース申し訳ないです
241: 2010/03/19(金) 22:06:19.14 ID:NV.192Uo
禁書「……いつわ、お膝が辛くなったりしないかな?膝枕ならわたしが代わってあげるんだよ?」
五和「大丈夫ですよインデックスさん。インデックスさんこそ、まだ無理をなさらないほうが良いです」
五和・禁書「……」ピリピリ
禁書「べ、別に膝枕くらいだったらどうってことはないかも。むしろ、リハビリも兼ねてやったほうがいいかも」
五和「リハビリの膝枕って、どんな訓練ですか」
禁書「……せ、正座したときに足がしびれないように……」
五和「……それは、無理がありません?」
禁書「……わたしもそう思うんだよ……」ガクッ
五和「……(二連勝!!)」
上条「……」(本当は目が覚めてるけど……なんかすげー起きづらいな)
五和「大丈夫ですよインデックスさん。インデックスさんこそ、まだ無理をなさらないほうが良いです」
五和・禁書「……」ピリピリ
禁書「べ、別に膝枕くらいだったらどうってことはないかも。むしろ、リハビリも兼ねてやったほうがいいかも」
五和「リハビリの膝枕って、どんな訓練ですか」
禁書「……せ、正座したときに足がしびれないように……」
五和「……それは、無理がありません?」
禁書「……わたしもそう思うんだよ……」ガクッ
五和「……(二連勝!!)」
上条「……」(本当は目が覚めてるけど……なんかすげー起きづらいな)
242: 2010/03/19(金) 22:18:36.89 ID:NV.192Uo
上条(さーて、五和の膝枕にのんびりしてる場合じゃないぞっと……頭は痛いけど、そろそろ起きねーと)
五和「あ、インデックスさん。『歩く教会』にゴミがついてますよ?」
禁書「へ?どこなのかな?」
五和「後ろを向いてください。ほら、この腰の辺りに」ググッ
禁書「ありがとうなんだよ、いつわ」
五和「もうちょいで手が……もう少し近づいてもらえませんか?」ムニュッ
禁書「うん、わかったんだよ」
上条「……!?(うおおおおお!む、胸が!五和さんの胸があああああああああ!!)」ムニュムニュ
五和「あれ?取れませんね」クイクイ
禁書「えー?なんでなのかな?」
上条「……!……!!(顔に……凄まじい乳圧があああ!!息が……出来ねえ……!!)」
五和「もっと強く……って、もしかしてコレほつれてるんじゃないですか?」クイクイ
禁書「それはあるかも。とうまに機能を破壊されてるから、今はただの修道服だしね」
上条「……(マジで意識が遠く……あ、でも息子さんは元気に……あー、血流が……)」
五和「それじゃあ、鋏で切っちゃいますか?」
禁書「そうするんだよ!」
五和「あ、インデックスさん。『歩く教会』にゴミがついてますよ?」
禁書「へ?どこなのかな?」
五和「後ろを向いてください。ほら、この腰の辺りに」ググッ
禁書「ありがとうなんだよ、いつわ」
五和「もうちょいで手が……もう少し近づいてもらえませんか?」ムニュッ
禁書「うん、わかったんだよ」
上条「……!?(うおおおおお!む、胸が!五和さんの胸があああああああああ!!)」ムニュムニュ
五和「あれ?取れませんね」クイクイ
禁書「えー?なんでなのかな?」
上条「……!……!!(顔に……凄まじい乳圧があああ!!息が……出来ねえ……!!)」
五和「もっと強く……って、もしかしてコレほつれてるんじゃないですか?」クイクイ
禁書「それはあるかも。とうまに機能を破壊されてるから、今はただの修道服だしね」
上条「……(マジで意識が遠く……あ、でも息子さんは元気に……あー、血流が……)」
五和「それじゃあ、鋏で切っちゃいますか?」
禁書「そうするんだよ!」
243: 2010/03/19(金) 22:31:25.02 ID:NV.192Uo
五和「たしかバッグの中にー……」ゴソゴソ
上条「……(あー……助かった……)」ビクビク
禁書「むー、なんだかとうまが青ざめてる気がするんだよ」
五和「へ?そうでしょうか……?」
禁書「まあ別にいいんだよ。それよりいつわ、はさみはさみ!」
五和「はいはい」ガサゴソ
上条(動く気力が起きねー……っつーか下条さんがズボンにつっかえて凄く痛い……)バツンバツン
五和「あ、ありました。よいしょっと」ムニュムニュ
禁書「これでとどく?」
五和「はい、届きます……切れましたよ」ジョキ
禁書「改めてありがとうなんだよ、いつわ!」
五和「どういたしまして」
上条(……血流が……さらに下条さんに……)
Z「……あら、こんなところにいたんですか」
上条「……(あー……助かった……)」ビクビク
禁書「むー、なんだかとうまが青ざめてる気がするんだよ」
五和「へ?そうでしょうか……?」
禁書「まあ別にいいんだよ。それよりいつわ、はさみはさみ!」
五和「はいはい」ガサゴソ
上条(動く気力が起きねー……っつーか下条さんがズボンにつっかえて凄く痛い……)バツンバツン
五和「あ、ありました。よいしょっと」ムニュムニュ
禁書「これでとどく?」
五和「はい、届きます……切れましたよ」ジョキ
禁書「改めてありがとうなんだよ、いつわ!」
五和「どういたしまして」
上条(……血流が……さらに下条さんに……)
Z「……あら、こんなところにいたんですか」
245: 2010/03/19(金) 22:43:56.55 ID:NV.192Uo
五和「あ、Zさん」
禁書「Z?あ、さっきの人なんだよ」
Z「どうもどうも。……五和さん、建宮さんが氏にそうな顔で街を走っていたんですが、何かあったんですか?」
五和「ええ、ほんのちょっぴり怒っただけですよ……って、Zさんはここで何を?」
Z「散歩です、という名目であなた方が不埒な行いをしないだろうかと監視を」
五和「……正直はいいことですけど、私はそんなことしませんよ」
Z「いえ、もししてたら混ぜてもらおうかと」
五和「それはそれで駄目ですっ!」
Z「なんだ。でも、さっきは胸を顔に押し付けていたじゃないですか?」
上条「……!」
五和「うぇっ!?べ、別にそんなつもりは……」
Z「五和さんがそんなつもりだろうとなかろうと、上条さんは……ちゃんと反応なさっているご様s」
上条「うおおおおおおおおおおおお!目が覚めたああああああああああああ!!!」ガバッ!!
五和「きゃっ!?か、上条さん、いきなり起き上がらないでください!!」
上条「す、すまねえ五和!!だがこればっかりは駄目だ!言わせねえよ!!」
禁書「Z?あ、さっきの人なんだよ」
Z「どうもどうも。……五和さん、建宮さんが氏にそうな顔で街を走っていたんですが、何かあったんですか?」
五和「ええ、ほんのちょっぴり怒っただけですよ……って、Zさんはここで何を?」
Z「散歩です、という名目であなた方が不埒な行いをしないだろうかと監視を」
五和「……正直はいいことですけど、私はそんなことしませんよ」
Z「いえ、もししてたら混ぜてもらおうかと」
五和「それはそれで駄目ですっ!」
Z「なんだ。でも、さっきは胸を顔に押し付けていたじゃないですか?」
上条「……!」
五和「うぇっ!?べ、別にそんなつもりは……」
Z「五和さんがそんなつもりだろうとなかろうと、上条さんは……ちゃんと反応なさっているご様s」
上条「うおおおおおおおおおおおお!目が覚めたああああああああああああ!!!」ガバッ!!
五和「きゃっ!?か、上条さん、いきなり起き上がらないでください!!」
上条「す、すまねえ五和!!だがこればっかりは駄目だ!言わせねえよ!!」
246: 2010/03/19(金) 23:00:41.46 ID:NV.192Uo
Z「いろんな意味で元気ビンビンなお目覚めですね」
上条「そういう含んだ言い方すんじゃねえよ!」
五和「か、上条さん、落ち着いて……」
Z「そうですよ。なんなら私が落ち着かせて差し上げましょうか?口ですか手ですか、それともまn」
上条「だああああああ落ち着かせなくて良いからテメエはまず黙りやがれ!はいお口にチャーック!!」
Z「でしたら私の下のお口に栓をs」
上条「うるせえええええ!!話が進まねえんだよお前が出ると!いいから黙って黙れ黙りなさい三段活用!!」
Z「まったく、ツッコミが激しい方ですね。そっちの突っ込みも激しいんでしょうk」
上条「その幻想をぶち頃す!!」ズビシ!
五和「あ、あの、上条さん、ちょっと興奮しすぎじゃ……」ワタワタ
Z「そうですよ。頭にチョップされても私の快楽にしかならいないというのに」
上条「じゃあ上条さんはこの状況をどう乗り切れと!?」
五和「と、とりあえず落ち着きましょうよ」
Z「どうどうどう、と二つの意味で馬をあやしてみる」
上条「マジでコイツなんとかしてくれ!!」
禁書「むー、こういうキャラが登場するとすっかり私は空気に成り下がるんだよ」
上条「そういう含んだ言い方すんじゃねえよ!」
五和「か、上条さん、落ち着いて……」
Z「そうですよ。なんなら私が落ち着かせて差し上げましょうか?口ですか手ですか、それともまn」
上条「だああああああ落ち着かせなくて良いからテメエはまず黙りやがれ!はいお口にチャーック!!」
Z「でしたら私の下のお口に栓をs」
上条「うるせえええええ!!話が進まねえんだよお前が出ると!いいから黙って黙れ黙りなさい三段活用!!」
Z「まったく、ツッコミが激しい方ですね。そっちの突っ込みも激しいんでしょうk」
上条「その幻想をぶち頃す!!」ズビシ!
五和「あ、あの、上条さん、ちょっと興奮しすぎじゃ……」ワタワタ
Z「そうですよ。頭にチョップされても私の快楽にしかならいないというのに」
上条「じゃあ上条さんはこの状況をどう乗り切れと!?」
五和「と、とりあえず落ち着きましょうよ」
Z「どうどうどう、と二つの意味で馬をあやしてみる」
上条「マジでコイツなんとかしてくれ!!」
禁書「むー、こういうキャラが登場するとすっかり私は空気に成り下がるんだよ」
250: 2010/03/19(金) 23:21:19.12 ID:NV.192Uo
Z「と、上条さんが元気良く起きたところで、本題に入りましょう」
上条「本題があんならさっさと言いやがれ……ゼェ、ハァ」
五和「か、上条さん……そんな息切れするまでツッコまなくても。あ、あの、お背中さすりますね」サスリサスリ
上条「ああ、ありがとう五和……」
禁書「もはや私は流れにまったくついていけないんだよ」
Z「えーっとですね、どうやら今夜は上条さんの歓迎会を行うそうでして、その一環として上条さんの好きな料理を振舞おうと」
五和「ああ、なるほど」
上条「……つまり、俺の好きな料理を訊きにきた、と?」
Z「はい」
上条「……さっきの不毛なやりとりはなんだったんだ……」ガクッ
五和「ああっ!か、上条さん、そんな絵文字みたいなポーズを公園でとらないでください!!」ワタワタ
Z「ちょっとしたお茶目です。テヘ☆」
上条「無表情でテヘとか言われてもまったく響かねえよ……」
五和「ま、まあそれはそれとして、上条さんの好きなお料理ってなんですか?」
Z「女の子ですか?」
上条「とりあえず、食えればなんでもいい……女の子は除く」
Z「つ、つまり男なら!?」
上条「人類は除く」
上条「本題があんならさっさと言いやがれ……ゼェ、ハァ」
五和「か、上条さん……そんな息切れするまでツッコまなくても。あ、あの、お背中さすりますね」サスリサスリ
上条「ああ、ありがとう五和……」
禁書「もはや私は流れにまったくついていけないんだよ」
Z「えーっとですね、どうやら今夜は上条さんの歓迎会を行うそうでして、その一環として上条さんの好きな料理を振舞おうと」
五和「ああ、なるほど」
上条「……つまり、俺の好きな料理を訊きにきた、と?」
Z「はい」
上条「……さっきの不毛なやりとりはなんだったんだ……」ガクッ
五和「ああっ!か、上条さん、そんな絵文字みたいなポーズを公園でとらないでください!!」ワタワタ
Z「ちょっとしたお茶目です。テヘ☆」
上条「無表情でテヘとか言われてもまったく響かねえよ……」
五和「ま、まあそれはそれとして、上条さんの好きなお料理ってなんですか?」
Z「女の子ですか?」
上条「とりあえず、食えればなんでもいい……女の子は除く」
Z「つ、つまり男なら!?」
上条「人類は除く」
254: 2010/03/20(土) 00:50:44.77 ID:c4b/YG2o
五和「にしても、なかなかアバウトですね……」
Z「まあ、和洋折衷どころか多国籍甚だしいのがあの女子寮のウリですからね。イタリアとイギリスと日本のお料理に、アンジェレネなんかはフランスの料理も多少は知っているのでは?」
五和「それなら、私もお料理の準備を手伝いたいです」
Z「ああ、五和さんが来てくださるのなら百人力ですよ。……でも、護衛はどうするんですか?」
五和「あ……うう、一緒に街を回りたいけれど、お料理もしたいし……うう」
Z「じゃあ、建宮さんたちにこっそりと護衛させましょう。今日はひとまず、ね」
Z『……ほら、待ちに待ってやっと再開できたんですから、今日のところは禁書目録さんに……ね?』ボソボソ
五和『うう……分かりました。…おんぶに膝枕もしましたし、今日は一旦引きます……』ボソボソ
Z「……ということで、とりあえず私と五和さんは寮に戻ります。じゃ、また後で」
五和「インデックスさん、適当にお散歩でもなさって下さい」
上条「え、道に迷いそうなんだが……」
禁書「帰り道はバッチリ覚えているから大丈夫なんだよ!!私の記憶は完璧だからね!」
上条「ああ、そういや絶対記憶って設定あったっけ」
Z「まあ、和洋折衷どころか多国籍甚だしいのがあの女子寮のウリですからね。イタリアとイギリスと日本のお料理に、アンジェレネなんかはフランスの料理も多少は知っているのでは?」
五和「それなら、私もお料理の準備を手伝いたいです」
Z「ああ、五和さんが来てくださるのなら百人力ですよ。……でも、護衛はどうするんですか?」
五和「あ……うう、一緒に街を回りたいけれど、お料理もしたいし……うう」
Z「じゃあ、建宮さんたちにこっそりと護衛させましょう。今日はひとまず、ね」
Z『……ほら、待ちに待ってやっと再開できたんですから、今日のところは禁書目録さんに……ね?』ボソボソ
五和『うう……分かりました。…おんぶに膝枕もしましたし、今日は一旦引きます……』ボソボソ
Z「……ということで、とりあえず私と五和さんは寮に戻ります。じゃ、また後で」
五和「インデックスさん、適当にお散歩でもなさって下さい」
上条「え、道に迷いそうなんだが……」
禁書「帰り道はバッチリ覚えているから大丈夫なんだよ!!私の記憶は完璧だからね!」
上条「ああ、そういや絶対記憶って設定あったっけ」
273: 2010/03/21(日) 01:22:02.79 ID:c4MBHwAO
五和「それじゃあ、今晩の多国籍料理楽しみにしていてくださいねー」
Z「その後のデザートはバイキングなので、お好きな女の子を寮監室にお持ち込み出来ますよ。オススメは食べ頃な私です」
上条「じゃあな五和、また後で」
Z「無視ですね」ビクンビクン
上条「にしても、こうして二人で外を歩くのも久しぶりだな。なんか幸せだ」
禁書「ふふっ、とうまがそんなことを言うなんて、ちょっと意外だけど嬉しいんだよ」
上条「え、なんでだ?そんなに俺のキャラじゃないのか?」
禁書「だって、学園都市にいた頃なら、とうまは不幸だ~とか言いながら歩くに決まってるもん」
上条「そんなことねーよ。インデックスさんが我が侭言わなきゃ、上条さんは何処へでもお供しますのよ?」
禁書「む~、それは聞き捨てならないんだよとうま!わたしがとうまに我が侭言ってたのはちょっと反省してるけど、とうまはそれとは関係なく面倒くさがり屋さんだったんだよ!」
上条「えー、そんなことねえって」
禁書「そんなことあるんだよ!その癖、女の子が助けを求めると神父様みたいに無条件で助けまわって!そうやってとうまは見境なく女の子と仲良くなって!」
上条「おいおい、それじゃあまるで俺が女の子しか助けてないみたいじゃねえか」
禁書「ほとんどそうなんだよ!」
Z「その後のデザートはバイキングなので、お好きな女の子を寮監室にお持ち込み出来ますよ。オススメは食べ頃な私です」
上条「じゃあな五和、また後で」
Z「無視ですね」ビクンビクン
上条「にしても、こうして二人で外を歩くのも久しぶりだな。なんか幸せだ」
禁書「ふふっ、とうまがそんなことを言うなんて、ちょっと意外だけど嬉しいんだよ」
上条「え、なんでだ?そんなに俺のキャラじゃないのか?」
禁書「だって、学園都市にいた頃なら、とうまは不幸だ~とか言いながら歩くに決まってるもん」
上条「そんなことねーよ。インデックスさんが我が侭言わなきゃ、上条さんは何処へでもお供しますのよ?」
禁書「む~、それは聞き捨てならないんだよとうま!わたしがとうまに我が侭言ってたのはちょっと反省してるけど、とうまはそれとは関係なく面倒くさがり屋さんだったんだよ!」
上条「えー、そんなことねえって」
禁書「そんなことあるんだよ!その癖、女の子が助けを求めると神父様みたいに無条件で助けまわって!そうやってとうまは見境なく女の子と仲良くなって!」
上条「おいおい、それじゃあまるで俺が女の子しか助けてないみたいじゃねえか」
禁書「ほとんどそうなんだよ!」
274: 2010/03/21(日) 01:46:20.02 ID:c4MBHwAO
上条「そんなことはありませんことよ?上条さんはしっかり男の子も助けます!」
禁書「じゃあ例えば誰なのかな!?」
上条「えーっと…………や、闇咲………………とか」
禁書「それは結局女の子も助けたからプラスマイナスゼロなんだよ!っていうか、それ以外に思い付かないのがもうダメなんだよ!」
上条「あ!この前、財布落とした男の子を助けたぞ!」
禁書「そんなのカウントに入るわけないんだよ!う~~っ!!」ガルル
上条「い、インデックスさん?まずは、ホラ、落ち着いてくだs」
ガブッ!!
上条「ぎゃぁぁぁぁああああああっ!!!」
禁書「とうまのバカバカバカ!!反省が必要なのはやっぱりとうまかも!!」ガブガブ!
上条「いてててててててっ!す、すいませんでしたインデックスさん!」
禁書「許さないんだよ!懺悔なら教会でゆっくり聞くんだよ!」ガブガブ!
上条「あだだだだだだ!頭皮が!頭皮が痛んで禿げてしまいますのでマジで勘弁してくださいシスターさま!!」
禁書「いっそハゲた方が女の子が寄り付かなくて良いんだよ!」ガブガブ!
上条「な、なぜ女の子が寄り付くことをそんなに危惧しているのでいらっしゃるのでせうか!?」
禁書「……うぅ~っ……」プルプル
上条「……あ、あれ?噛みつきは終わったけど、まだなにやら不穏な気が……」ダラダラ
禁書「じゃあ例えば誰なのかな!?」
上条「えーっと…………や、闇咲………………とか」
禁書「それは結局女の子も助けたからプラスマイナスゼロなんだよ!っていうか、それ以外に思い付かないのがもうダメなんだよ!」
上条「あ!この前、財布落とした男の子を助けたぞ!」
禁書「そんなのカウントに入るわけないんだよ!う~~っ!!」ガルル
上条「い、インデックスさん?まずは、ホラ、落ち着いてくだs」
ガブッ!!
上条「ぎゃぁぁぁぁああああああっ!!!」
禁書「とうまのバカバカバカ!!反省が必要なのはやっぱりとうまかも!!」ガブガブ!
上条「いてててててててっ!す、すいませんでしたインデックスさん!」
禁書「許さないんだよ!懺悔なら教会でゆっくり聞くんだよ!」ガブガブ!
上条「あだだだだだだ!頭皮が!頭皮が痛んで禿げてしまいますのでマジで勘弁してくださいシスターさま!!」
禁書「いっそハゲた方が女の子が寄り付かなくて良いんだよ!」ガブガブ!
上条「な、なぜ女の子が寄り付くことをそんなに危惧しているのでいらっしゃるのでせうか!?」
禁書「……うぅ~っ……」プルプル
上条「……あ、あれ?噛みつきは終わったけど、まだなにやら不穏な気が……」ダラダラ
277: 2010/03/21(日) 02:08:15.60 ID:c4MBHwAO
禁書「とうまのバカバカバカ!鈍感!朴念仁!とーへんぼく!」ポカポカ
上条「いてっ!?いてえっていうか予想外の攻撃方法に上条さんは驚きを隠せませんのことよ!?」
禁書「鬼!悪魔!冷血漢!お猿さん!スOベの女ったらし!」ポカポカ
上条「ちょっ、シスターさんが鬼とか言っていいのでせうか!?っというか、後半がなんかおかしくありませんかインデックスさん!?」
禁書「とうまのバカ―――――っ!」
上条「す、すいませんインデックスさん!」ドゲザ!
禁書「む~………」
上条「…………」
禁書「………ぷふっ」
上条「………ぷ、ははっ」
上条・禁書「「はは、あははははははははは!」」
上条「あー、なんだか久しぶりだな、こういうやりとり」
禁書「うん!なんだか嬉しいんだよ!」
上条「でも噛みつくのは勘弁してくださいマジで」
禁書「じゃあ叩くのはいいの?」
上条「まあ、アレは痛くないしな」
禁書「とうまは変態さんなんだよ」
上条「違っ!そういう意味じゃねえよ!」
禁書「冗談なんだよ♪」
上条「まったく、バ~カ」
禁書「むっ、バカとは失礼なんだよ」
上条「へいへいすいません」
上条「いてっ!?いてえっていうか予想外の攻撃方法に上条さんは驚きを隠せませんのことよ!?」
禁書「鬼!悪魔!冷血漢!お猿さん!スOベの女ったらし!」ポカポカ
上条「ちょっ、シスターさんが鬼とか言っていいのでせうか!?っというか、後半がなんかおかしくありませんかインデックスさん!?」
禁書「とうまのバカ―――――っ!」
上条「す、すいませんインデックスさん!」ドゲザ!
禁書「む~………」
上条「…………」
禁書「………ぷふっ」
上条「………ぷ、ははっ」
上条・禁書「「はは、あははははははははは!」」
上条「あー、なんだか久しぶりだな、こういうやりとり」
禁書「うん!なんだか嬉しいんだよ!」
上条「でも噛みつくのは勘弁してくださいマジで」
禁書「じゃあ叩くのはいいの?」
上条「まあ、アレは痛くないしな」
禁書「とうまは変態さんなんだよ」
上条「違っ!そういう意味じゃねえよ!」
禁書「冗談なんだよ♪」
上条「まったく、バ~カ」
禁書「むっ、バカとは失礼なんだよ」
上条「へいへいすいません」
295: 2010/03/22(月) 00:46:19.94 ID:sLLol.AO
禁書「むっ、なんか美味しそうな匂いがするんだよ」クンクン
上条「相変わらず敏感な鼻をお持ちで……って、確かになんか美味しそうな匂いがするな」クンクン
禁書「なんだか、学園都市の大覇星祭を思い出すんだよ!」
上条「大覇星祭って……ああ、なんか鉄板焼的な匂いだな。イギリスにもそういう屋台があんのか?」
禁書「んー、あんまり見ないかも。まあ、私はイギリス暮らしがまだ浅いからよく分からないんだよ」
上条「ああ、そうだったな。んじゃあ、見に行きますか」
禁書「へ?でも、とうまお金は?」
上条「最大主教様々だな。生活費ってことで貰ってるぜ。まあ、イギリスの物価ってよく分かんねえから、正直無駄遣いはしばらくしねえ方が良いけど」
禁書「ふ~ん。あ、でも日本に比べたらイギリスは物価が高いんだよ」
上条「なんで知ってるんだ?」
禁書「さっきのスーパー、リンゴが一個1.50£だったんだよ。日本円に換算すると大体180円かな」
上条「高っ!日本なら一個100くらいだぞ!?」
禁書「ロンドンは物価が高いみたいなんだよ。だから、多く貰ってるからって油断しない方がいいかも」
上条「インデックス……お前、なんか頭よくなってない?」
禁書「ムッ、失
上条「相変わらず敏感な鼻をお持ちで……って、確かになんか美味しそうな匂いがするな」クンクン
禁書「なんだか、学園都市の大覇星祭を思い出すんだよ!」
上条「大覇星祭って……ああ、なんか鉄板焼的な匂いだな。イギリスにもそういう屋台があんのか?」
禁書「んー、あんまり見ないかも。まあ、私はイギリス暮らしがまだ浅いからよく分からないんだよ」
上条「ああ、そうだったな。んじゃあ、見に行きますか」
禁書「へ?でも、とうまお金は?」
上条「最大主教様々だな。生活費ってことで貰ってるぜ。まあ、イギリスの物価ってよく分かんねえから、正直無駄遣いはしばらくしねえ方が良いけど」
禁書「ふ~ん。あ、でも日本に比べたらイギリスは物価が高いんだよ」
上条「なんで知ってるんだ?」
禁書「さっきのスーパー、リンゴが一個1.50£だったんだよ。日本円に換算すると大体180円かな」
上条「高っ!日本なら一個100くらいだぞ!?」
禁書「ロンドンは物価が高いみたいなんだよ。だから、多く貰ってるからって油断しない方がいいかも」
上条「インデックス……お前、なんか頭よくなってない?」
禁書「ムッ、失
296: 2010/03/22(月) 00:53:35.49 ID:sLLol.AO
禁書「ムッ、失礼なんだよとうま!私は元々頭は良いかも!」
上条「ああ、悪い悪い。そうじゃなくて、なんというか家庭的になってませんか?」
禁書「私はグングン成長するシスターなんだよ!」
上条「成長、ねえ……してんのか?」ボソッ
禁書「……とうま、今私の体を見ながら言ったでしょ」ジトー
上条「いっ!?い、いやあ、気のせいではございませぬか……?」アセアセ
禁書「む~……とうま、なんかエOチかも」
上条「……すいません」
禁書「……溜まってるのかな?」
上条「そういうことを女の子が言っちゃいけません!」
禁書「じゃあとうまもセクハラはやめるかも」
上条「……おっしゃる通りで」
上条「ああ、悪い悪い。そうじゃなくて、なんというか家庭的になってませんか?」
禁書「私はグングン成長するシスターなんだよ!」
上条「成長、ねえ……してんのか?」ボソッ
禁書「……とうま、今私の体を見ながら言ったでしょ」ジトー
上条「いっ!?い、いやあ、気のせいではございませぬか……?」アセアセ
禁書「む~……とうま、なんかエOチかも」
上条「……すいません」
禁書「……溜まってるのかな?」
上条「そういうことを女の子が言っちゃいけません!」
禁書「じゃあとうまもセクハラはやめるかも」
上条「……おっしゃる通りで」
297: 2010/03/22(月) 01:02:53.57 ID:sLLol.AO
禁書「まあ、それはさておいて匂いのする方に行くんだよ!」タッタッタ
上条「……やっぱあんまり成長してねえな。まあ、いいか」スタスタ
建宮「へいらっしゃい!」
上条「」
禁書「」
建宮「おうおう、どうしたんだい兄ちゃん!口なんてあんぐり開けてよお。ほら、カップルさんならサービスしてやっから注文言ってくんな!」
上条「あの……建宮さん、ですよね」
建宮「……な、なぁに言ってんだい兄ちゃん!ほら、たこいかそばうどん何でも焼いてやるよ!さ、何にするんだい?」
上条「……絶対に誤魔化されませんよ」
禁書「私の記憶の中にある顔にも完全に一致するんだよ」
建宮「…………なんでバレたのよな。は!まさかイマジンブレイカーのチカラ!?」
上条「いや、だってあり得ないでしょ。イギリスで歯切れの良い屋台口調使う日本人とか」
禁書「っていうか、髪の毛が捻り鉢巻きから凄いはみ出てるかも」
建宮「クッ、なかなか激しいダメ出しなのよな」
上条「……やっぱあんまり成長してねえな。まあ、いいか」スタスタ
建宮「へいらっしゃい!」
上条「」
禁書「」
建宮「おうおう、どうしたんだい兄ちゃん!口なんてあんぐり開けてよお。ほら、カップルさんならサービスしてやっから注文言ってくんな!」
上条「あの……建宮さん、ですよね」
建宮「……な、なぁに言ってんだい兄ちゃん!ほら、たこいかそばうどん何でも焼いてやるよ!さ、何にするんだい?」
上条「……絶対に誤魔化されませんよ」
禁書「私の記憶の中にある顔にも完全に一致するんだよ」
建宮「…………なんでバレたのよな。は!まさかイマジンブレイカーのチカラ!?」
上条「いや、だってあり得ないでしょ。イギリスで歯切れの良い屋台口調使う日本人とか」
禁書「っていうか、髪の毛が捻り鉢巻きから凄いはみ出てるかも」
建宮「クッ、なかなか激しいダメ出しなのよな」
298: 2010/03/22(月) 01:12:27.38 ID:sLLol.AO
上条「何してるんですか建宮さん。まさか、それで護衛とか言いませんよね?」
建宮「……我ら天草式にとって、風景に溶け込むのは基本中の基本なのよ!これも立派な護衛テクなのよな!」
上条「いや、氏ぬほど浮いてますよ!」
禁書「なんで屋台の看板まで日本語なのかな」
建宮「……日本人街も近いし」
上条「無理がありますよ」
建宮「なのよな~」
禁書「なんだか、初対面の時と随分印象が違うかも」
建宮「『法の書』事件の時は色々と切羽詰まってたからな。今は女教皇様も戻ってきているし、ローマとの戦争も一息ついてノンビリってカンジなのよ」
上条「だとしても、建宮さんってそんなお茶目さんキャラでした?」
建宮「ハッハッハ、少年の知らぬ所ではこんなもんなのよ!……ま、それはそうと、さっさと注文するのよな。お代はサービスするのよ!」
禁書「ありがとうなんだよ!貴方、凄くイイ人かも!」
上条「屋台は普通に経営してんのかよ」
建宮「……我ら天草式にとって、風景に溶け込むのは基本中の基本なのよ!これも立派な護衛テクなのよな!」
上条「いや、氏ぬほど浮いてますよ!」
禁書「なんで屋台の看板まで日本語なのかな」
建宮「……日本人街も近いし」
上条「無理がありますよ」
建宮「なのよな~」
禁書「なんだか、初対面の時と随分印象が違うかも」
建宮「『法の書』事件の時は色々と切羽詰まってたからな。今は女教皇様も戻ってきているし、ローマとの戦争も一息ついてノンビリってカンジなのよ」
上条「だとしても、建宮さんってそんなお茶目さんキャラでした?」
建宮「ハッハッハ、少年の知らぬ所ではこんなもんなのよ!……ま、それはそうと、さっさと注文するのよな。お代はサービスするのよ!」
禁書「ありがとうなんだよ!貴方、凄くイイ人かも!」
上条「屋台は普通に経営してんのかよ」
300: 2010/03/22(月) 01:28:00.72 ID:sLLol.AO
上条「……相変わらずの食欲ですねシスターさま」
禁書「んむ?なにか言ったのかな?」モグモグ
上条「なんでもございません…………なんで屋台のメニュー全種類を二つずつ頼むんだよ。油が多すぎて胃にもたれるぞ……」ボソッ
禁書「?……なんだかとうま、げんなりって顔なんだよ?」
上条「いやあ、たらふく頬張ってるインデックスを見てお腹が一杯になってるだけですよ」
禁書「おなか空いてないの?」
上条「…………ちょっとは空いてる」
禁書「……ほら、とうまの分なんだよ?」ガサッ
上条「は?」
禁書「二つのかたっぽはとうまの分なんだよ。だから二つ頼んだんだよ?」
上条「……おお、ありがとうなインデックス。………でも、メニュー全種類は多いぜ」
禁書「食べないのは私が全部貰うから大丈夫なんだよ!」
上条「……色んな意味で恐れ入りますインデックスさん」
禁書「んむ?なにか言ったのかな?」モグモグ
上条「なんでもございません…………なんで屋台のメニュー全種類を二つずつ頼むんだよ。油が多すぎて胃にもたれるぞ……」ボソッ
禁書「?……なんだかとうま、げんなりって顔なんだよ?」
上条「いやあ、たらふく頬張ってるインデックスを見てお腹が一杯になってるだけですよ」
禁書「おなか空いてないの?」
上条「…………ちょっとは空いてる」
禁書「……ほら、とうまの分なんだよ?」ガサッ
上条「は?」
禁書「二つのかたっぽはとうまの分なんだよ。だから二つ頼んだんだよ?」
上条「……おお、ありがとうなインデックス。………でも、メニュー全種類は多いぜ」
禁書「食べないのは私が全部貰うから大丈夫なんだよ!」
上条「……色んな意味で恐れ入りますインデックスさん」
301: 2010/03/22(月) 01:44:04.09 ID:sLLol.AO
上条「さて、もうインデックスとの散歩で思い付くイベントは無いかな」
禁書「へ?なんのことなんだよ?」
上条「なんでもねえよ。そろそろ寮に戻るか」
禁書「分かったんだよ。楽しみだなー、お夕飯お夕飯♪」
上条「さっきあんだけ食ったのにもう夕飯かよ……俺はまだ胃がしんどいぞ」ゲッソリ
禁書「ふふふ。でも、あの女子寮のお料理は美味しいんだよ!特にオルソラのお料理なんて、舌がとろけちゃうんだよ!」
上条「キオッジアで食べたパスタはスゲエ美味かったもんなあ」
禁書「どんなにお腹がいっぱいでもあのお料理は食べれちゃうんだよ!別腹ってやつかも!」
上条「お前の場合は単純に食欲がありすぎるだけだと思うけどな……」
禁書「へ?なんのことなんだよ?」
上条「なんでもねえよ。そろそろ寮に戻るか」
禁書「分かったんだよ。楽しみだなー、お夕飯お夕飯♪」
上条「さっきあんだけ食ったのにもう夕飯かよ……俺はまだ胃がしんどいぞ」ゲッソリ
禁書「ふふふ。でも、あの女子寮のお料理は美味しいんだよ!特にオルソラのお料理なんて、舌がとろけちゃうんだよ!」
上条「キオッジアで食べたパスタはスゲエ美味かったもんなあ」
禁書「どんなにお腹がいっぱいでもあのお料理は食べれちゃうんだよ!別腹ってやつかも!」
上条「お前の場合は単純に食欲がありすぎるだけだと思うけどな……」
317: 2010/03/23(火) 21:08:55.26 ID:NJhK45.o
上条「ただいまー」
禁書「ただいまなんだよ」
シェリー「おかえり。思っていたより早かったな」
上条「まあ、諸事情あってさ」
シェリー「ふーん。で、散歩は楽しめたのかい?」
禁書「すっごく楽しかったんだよ!」
シェリー「そりゃ良かったじゃない。……とりあえず、歓迎会まではまだ時間があるから、それまで寮監室で過ごしときな」
上条「俺も歓迎会の準備を手伝いたいんだけど」
禁書「食堂でなにか食べたいんだよ!」
シェリー「主賓が準備してどうすんだよ。アンタはおとなしくワクワクしてなさい。それと禁書目録、アンタはつまみ食いじゃ収まんなくなるから絶対駄目」
上条「それもそうか……じゃあ、待ってるよ」
禁書「えー!おなか減ったんだよ!」
シェリー「我慢して我慢して、やっとの思いで食べたときのほうが、食べ物って何十倍にもおいしく感じるそうよ?」
禁書「む~……我慢するんだよ」
上条「さすがにこの女子寮の人はインデックスの扱いに慣れてるなあ」
禁書「ただいまなんだよ」
シェリー「おかえり。思っていたより早かったな」
上条「まあ、諸事情あってさ」
シェリー「ふーん。で、散歩は楽しめたのかい?」
禁書「すっごく楽しかったんだよ!」
シェリー「そりゃ良かったじゃない。……とりあえず、歓迎会まではまだ時間があるから、それまで寮監室で過ごしときな」
上条「俺も歓迎会の準備を手伝いたいんだけど」
禁書「食堂でなにか食べたいんだよ!」
シェリー「主賓が準備してどうすんだよ。アンタはおとなしくワクワクしてなさい。それと禁書目録、アンタはつまみ食いじゃ収まんなくなるから絶対駄目」
上条「それもそうか……じゃあ、待ってるよ」
禁書「えー!おなか減ったんだよ!」
シェリー「我慢して我慢して、やっとの思いで食べたときのほうが、食べ物って何十倍にもおいしく感じるそうよ?」
禁書「む~……我慢するんだよ」
上条「さすがにこの女子寮の人はインデックスの扱いに慣れてるなあ」
319: 2010/03/23(火) 21:48:01.50 ID:NJhK45.o
上条「ところで、誰が準備してるんだ?」
シェリー「まず、イタリア料理係にオルソラ・アニェーゼ・その他部隊員数名。オルソラは総括も兼ねているわ。次に、和風料理係に神裂・五和・Z。フランス料理係にアンジェレネ・アガター・カテリナ・ルチア。
そして、イングランド料理係は魔女たちが担当しているわ」
禁書「シェリーはなにをしているのかな?」
シェリー「私はお料理なんてガラでもないし、常に石膏とかに塗れてるから。今回はパスよ」
上条「ふーん、なんだか残念な気もするな」
シェリー「……ざ、残念ってなにがだ?」
上条「いやあ、シェリーの料理も食ってみたかったからさ」
シェリー「……!?……ふ、ふん、私は料理よりも作品作りだ。それじゃ私は部屋に戻るから、くれぐれも邪魔すんなよ」スタスタ
上条「ああ、また後でなシェリー。……どうしたんでせうか、インデックスさん」
禁書「……なんでもないんだよ」ジトー
シェリー「まず、イタリア料理係にオルソラ・アニェーゼ・その他部隊員数名。オルソラは総括も兼ねているわ。次に、和風料理係に神裂・五和・Z。フランス料理係にアンジェレネ・アガター・カテリナ・ルチア。
そして、イングランド料理係は魔女たちが担当しているわ」
禁書「シェリーはなにをしているのかな?」
シェリー「私はお料理なんてガラでもないし、常に石膏とかに塗れてるから。今回はパスよ」
上条「ふーん、なんだか残念な気もするな」
シェリー「……ざ、残念ってなにがだ?」
上条「いやあ、シェリーの料理も食ってみたかったからさ」
シェリー「……!?……ふ、ふん、私は料理よりも作品作りだ。それじゃ私は部屋に戻るから、くれぐれも邪魔すんなよ」スタスタ
上条「ああ、また後でなシェリー。……どうしたんでせうか、インデックスさん」
禁書「……なんでもないんだよ」ジトー
324: 2010/03/24(水) 14:23:30.92 ID:.iSzT2AO
食堂:イタリア料理組
オルソラ「そこのオリーブを取って欲しいのでございます」
アニェーゼ「はいはいどうぞ。っていうか、そろそろオリーブ以外の隠し味に挑戦しやがったらどうですか」
オルソラ「ありがとうなのでございます。私はお料理が大好きなのでございますよ」
アニェーゼ「また話が変な方向に……あ、そのパスタは焦がさないように」
部隊員「ラジャー」
オルソラ「そもそも、オリーブは万能の調味料なのでございますよ。ですので、私はお料理が大好きなのでございます」
アニェーゼ「また話が巻き戻って脈絡がないですよオルソラさん。……ところで、フランス料理組は大丈夫なんですかね?」
オルソラ「大丈夫でございますよ。きっと皆さん美味しいものを作ってくださるのでございます」
アニェーゼ「……見ている限りそうは見えねえんですが」
オルソラ「そこのオリーブを取って欲しいのでございます」
アニェーゼ「はいはいどうぞ。っていうか、そろそろオリーブ以外の隠し味に挑戦しやがったらどうですか」
オルソラ「ありがとうなのでございます。私はお料理が大好きなのでございますよ」
アニェーゼ「また話が変な方向に……あ、そのパスタは焦がさないように」
部隊員「ラジャー」
オルソラ「そもそも、オリーブは万能の調味料なのでございますよ。ですので、私はお料理が大好きなのでございます」
アニェーゼ「また話が巻き戻って脈絡がないですよオルソラさん。……ところで、フランス料理組は大丈夫なんですかね?」
オルソラ「大丈夫でございますよ。きっと皆さん美味しいものを作ってくださるのでございます」
アニェーゼ「……見ている限りそうは見えねえんですが」
325: 2010/03/24(水) 14:37:48.80 ID:.iSzT2AO
フランス料理組
アンジェレネ「えーっと、赤ワインでじっくり煮込んだ後は、スライスしたニンニクを……」
アガター「そんなレシピ通りに読み上げないで、調理の順序にそって読み上げてよ!」
カテリナ「アンジェレネがお料理出来ないから、レシピ読み上げ係に任命したのよ」
アンジェレネ「うぅ……ごめんなさい……」
ルチア「というか、まさかフランス料理の一品の名前すら知らないとは思いませんでしたよ」
アンジェレネ「うう……だってまともに食べたことないですし……」
ルチア「……そういえばそうでしたね。すいません」
アンジェレネ「うん……大丈夫」
ルチア「とにかく、失敗は許されませんから。アニェーゼ隊長にそう言われたからには、絶対に成功させねば!これは神が与えてくださった試練です!」
一同「おおー!」
アンジェレネ「えーっと、赤ワインでじっくり煮込んだ後は、スライスしたニンニクを……」
アガター「そんなレシピ通りに読み上げないで、調理の順序にそって読み上げてよ!」
カテリナ「アンジェレネがお料理出来ないから、レシピ読み上げ係に任命したのよ」
アンジェレネ「うぅ……ごめんなさい……」
ルチア「というか、まさかフランス料理の一品の名前すら知らないとは思いませんでしたよ」
アンジェレネ「うう……だってまともに食べたことないですし……」
ルチア「……そういえばそうでしたね。すいません」
アンジェレネ「うん……大丈夫」
ルチア「とにかく、失敗は許されませんから。アニェーゼ隊長にそう言われたからには、絶対に成功させねば!これは神が与えてくださった試練です!」
一同「おおー!」
328: 2010/03/24(水) 14:57:30.26 ID:.iSzT2AO
和風料理組
五和「あっちは盛り上がってますねー」
神裂「そうですね。……にしても、なぜ料理にあのような……のーと……ぱそこん?とかいう物が必要なんですか?」
Z「レシピをググるタメですよ。あの人たちはフランス料理を全く知らなかったようですね」
神裂「ぐぐ……る?よく分かりませんが、つまりのーとぱそこんは料理本のようなものという事ですか?なるほど」
五和「残念ながら微妙に違います女教皇様……。どちらかといえば、万能な事典という方が正しいですね。もっとも、人をダメにしてしまう可能性もあるのですが」
神裂「人をダメにする可能性のある……万能な事典?……なるほど、つまりアレは魔導書の原典というわけですね…………って、今すぐ使用を止めねば!」バッ
Z「はいはいストップですよ女教皇様。原典ではありませんから。そんな現代が苦手なドジッ娘キャラで上条さんを誘惑しようだなんてそうはいくか」
五和「それも間違いなく勘違いですけどね……って、やっぱりZさんも上条さんを!?」ガーン!
Z「今更ですか。上条さんのヘチマをいただくのはこの私です。……あ、ゴーヤ取ってください」
神裂「今更ですが、沖縄料理は和風とは違いますね。まあ、海外の人からすれば日本でひとくくりなのでしょうが」
五和「というか上条さんのヘチマって……か、上条さんのってそんなに大きいんですか!?」
Z「例えですよ例え。見たことないですよ私だって。五和さんもそんな愉快な勘違いしないでくださいマジで」
五和「あっちは盛り上がってますねー」
神裂「そうですね。……にしても、なぜ料理にあのような……のーと……ぱそこん?とかいう物が必要なんですか?」
Z「レシピをググるタメですよ。あの人たちはフランス料理を全く知らなかったようですね」
神裂「ぐぐ……る?よく分かりませんが、つまりのーとぱそこんは料理本のようなものという事ですか?なるほど」
五和「残念ながら微妙に違います女教皇様……。どちらかといえば、万能な事典という方が正しいですね。もっとも、人をダメにしてしまう可能性もあるのですが」
神裂「人をダメにする可能性のある……万能な事典?……なるほど、つまりアレは魔導書の原典というわけですね…………って、今すぐ使用を止めねば!」バッ
Z「はいはいストップですよ女教皇様。原典ではありませんから。そんな現代が苦手なドジッ娘キャラで上条さんを誘惑しようだなんてそうはいくか」
五和「それも間違いなく勘違いですけどね……って、やっぱりZさんも上条さんを!?」ガーン!
Z「今更ですか。上条さんのヘチマをいただくのはこの私です。……あ、ゴーヤ取ってください」
神裂「今更ですが、沖縄料理は和風とは違いますね。まあ、海外の人からすれば日本でひとくくりなのでしょうが」
五和「というか上条さんのヘチマって……か、上条さんのってそんなに大きいんですか!?」
Z「例えですよ例え。見たことないですよ私だって。五和さんもそんな愉快な勘違いしないでくださいマジで」
337: 2010/03/24(水) 23:34:46.44 ID:.iSzT2AO
※イギリス料理組の中継は都合により割愛されました
上条「寮監室で待ってろって言われても……」
禁書「テレビでも見ればいいんだよ!」カチッ
チャッチャッチャーン♪
「――出たな!超機動少女カナミン!」※英語で喋ってます
禁書「あ!カナミンがやってるんだよ!」
上条「まさか海外進出してるとはな……。つーか英語吹き替え声低っ!」
禁書「日本のアニメーションボイスはスゴいかも。慣れちゃうとこっちの声がしっくりこないんだよ」
上条「こっちのは絵柄に全然合わないような、いかにも地声ってカンジだもんなあ。青ピが見たら卒倒しそうだ」
禁書「ジャパニメーションを代表するオタク文化はcool Japanの代名詞なんだよ!」
上条「だからこそ、大切にする必要があるんだな」
上条・禁書「みんなでとめよう!非現実青少年規制!」
禁書「詳しくは、ググるといいかも!」
上条「お前、ググるの意味知らないだろ」
※当SSは、ネタ不足故に規制反対活動を応援します※
上条「寮監室で待ってろって言われても……」
禁書「テレビでも見ればいいんだよ!」カチッ
チャッチャッチャーン♪
「――出たな!超機動少女カナミン!」※英語で喋ってます
禁書「あ!カナミンがやってるんだよ!」
上条「まさか海外進出してるとはな……。つーか英語吹き替え声低っ!」
禁書「日本のアニメーションボイスはスゴいかも。慣れちゃうとこっちの声がしっくりこないんだよ」
上条「こっちのは絵柄に全然合わないような、いかにも地声ってカンジだもんなあ。青ピが見たら卒倒しそうだ」
禁書「ジャパニメーションを代表するオタク文化はcool Japanの代名詞なんだよ!」
上条「だからこそ、大切にする必要があるんだな」
上条・禁書「みんなでとめよう!非現実青少年規制!」
禁書「詳しくは、ググるといいかも!」
上条「お前、ググるの意味知らないだろ」
※当SSは、ネタ不足故に規制反対活動を応援します※
340: 2010/03/25(木) 00:08:18.65 ID:3KbmxAAO
禁書「……はっ!なんだか今、神が一瞬私に降りてきていた気がするんだよ!」
上条「神っつーか、CMに近いけどな」
禁書「……なんだかよくわからないんだよ」
上条「分かる必要ねーよ。……っと、そういや娯楽どうしよう……全部英語じゃねえか」
禁書「日本人街なら日本語の本とかがあるんじゃないかな」
上条「ふーん。……五和にでも聞いてみるかな」
ガチャ
五和「よばれて飛び出て!」
上条「うおう!いきなり開けないで下さいませぬか!」
禁書「なんだかキャラが崩れている気がするんだよ」
五和「あ、思わず言っちゃいました……すいません」
上条「あ、いや、謝るほどでもないんだけどさ。……で、どうしたんだ?」
五和「あ、準備が出来ましたので、呼びに」
上条「そっか。サンキューな五和。あー、楽しみだぜ!」
禁書「おなかペコペコなんだよ!」
上条「神っつーか、CMに近いけどな」
禁書「……なんだかよくわからないんだよ」
上条「分かる必要ねーよ。……っと、そういや娯楽どうしよう……全部英語じゃねえか」
禁書「日本人街なら日本語の本とかがあるんじゃないかな」
上条「ふーん。……五和にでも聞いてみるかな」
ガチャ
五和「よばれて飛び出て!」
上条「うおう!いきなり開けないで下さいませぬか!」
禁書「なんだかキャラが崩れている気がするんだよ」
五和「あ、思わず言っちゃいました……すいません」
上条「あ、いや、謝るほどでもないんだけどさ。……で、どうしたんだ?」
五和「あ、準備が出来ましたので、呼びに」
上条「そっか。サンキューな五和。あー、楽しみだぜ!」
禁書「おなかペコペコなんだよ!」
341: 2010/03/25(木) 01:13:36.91 ID:3KbmxAAO
アンジェレネ「というわけで、上条さんの歓迎会を開催したいと思います。拍手!」
パチパチパチパチパチ……
アンジェレネ「司会進行を勤めさせていただくのは、皆さんお馴染みアニェーゼ部隊のアンジェレネと」アガター・カテリナ「アガター・カテリナの二人でございます!」
上条「なんだか偉くテンション高いな」
アンジェレネ「さて、上条さんは既に皆さんご存知ですので、上条さんからの挨拶などは割愛させていただきます!」
上条「おいっ!なんだそりゃ!」
禁書「それでいいんだよ!早く食べたいんだよ!」
アンジェレネ「それでは皆さんテーブルをご覧ください!テーブルに並べられるは、我が必要悪の教会女子寮の人間が丹精込めて作りました、様々な料理たちです!」
上条「無視かよ!」
禁書「すっごく美味しそうなんだよ!早く!早く!」
アンジェレネ「今回は、ただ食べるだけじゃぶっちゃけつまんない!というわけで、上条さんに料理の品評をしてもらおうと思います!」
上条「頼むから普通に食わせろ!」
禁書「おなかペコペコなんだよ!早くー!」
アンジェレネ「最下位だったチームには罰ゲーム!チームメンバー全員に食器洗いのペナルティが下されます!」
上条「責任重大過ぎるだろ!食いづらいわ!」
禁書「早くいただきますがしたいんだよ!」
パチパチパチパチパチ……
アンジェレネ「司会進行を勤めさせていただくのは、皆さんお馴染みアニェーゼ部隊のアンジェレネと」アガター・カテリナ「アガター・カテリナの二人でございます!」
上条「なんだか偉くテンション高いな」
アンジェレネ「さて、上条さんは既に皆さんご存知ですので、上条さんからの挨拶などは割愛させていただきます!」
上条「おいっ!なんだそりゃ!」
禁書「それでいいんだよ!早く食べたいんだよ!」
アンジェレネ「それでは皆さんテーブルをご覧ください!テーブルに並べられるは、我が必要悪の教会女子寮の人間が丹精込めて作りました、様々な料理たちです!」
上条「無視かよ!」
禁書「すっごく美味しそうなんだよ!早く!早く!」
アンジェレネ「今回は、ただ食べるだけじゃぶっちゃけつまんない!というわけで、上条さんに料理の品評をしてもらおうと思います!」
上条「頼むから普通に食わせろ!」
禁書「おなかペコペコなんだよ!早くー!」
アンジェレネ「最下位だったチームには罰ゲーム!チームメンバー全員に食器洗いのペナルティが下されます!」
上条「責任重大過ぎるだろ!食いづらいわ!」
禁書「早くいただきますがしたいんだよ!」
343: 2010/03/25(木) 01:51:01.01 ID:3KbmxAAO
アンジェレネ「ちなみに、最上位のチームには特になにもないのでご容赦下さい!」
上条「なんで最上位を食器洗い免除にしなかったんだよ!最下位に押し付けんな!」
禁書「おなかへった――!!」
アンジェレネ「尚、上条さんが一品づつ食べ終わるまで、誰一人手をつけることは許されませんので、あしからず!」
禁書「ぎゃ―――――っ!鬼!悪魔!」
上条「頼むから話を聞け―――っ!!」
アンジェレネ「そこ!さっきからうっさいです!」ズバーン!
禁書「あだ――――っ!?」
上条「いってぇ!?俺主賓なのにおたまが飛んできたぞ!?」
アンジェレネ「こっちはお腹が減ってるんです!会を滞りなく進めるためにも協力してくださいよ!」
上条「だったら普通に食わせろよ!理不尽だーっ!」
禁書「おなかすいたおなかすいたおなかすいたーっ!!」
アンジェレネ「というわけで、品評会開始ー!」
上条「なんで最上位を食器洗い免除にしなかったんだよ!最下位に押し付けんな!」
禁書「おなかへった――!!」
アンジェレネ「尚、上条さんが一品づつ食べ終わるまで、誰一人手をつけることは許されませんので、あしからず!」
禁書「ぎゃ―――――っ!鬼!悪魔!」
上条「頼むから話を聞け―――っ!!」
アンジェレネ「そこ!さっきからうっさいです!」ズバーン!
禁書「あだ――――っ!?」
上条「いってぇ!?俺主賓なのにおたまが飛んできたぞ!?」
アンジェレネ「こっちはお腹が減ってるんです!会を滞りなく進めるためにも協力してくださいよ!」
上条「だったら普通に食わせろよ!理不尽だーっ!」
禁書「おなかすいたおなかすいたおなかすいたーっ!!」
アンジェレネ「というわけで、品評会開始ー!」
344: 2010/03/25(木) 02:57:30.04 ID:3KbmxAAO
一組目・イタリア料理
オルソラ「こちらは以前お作りしたパスタなのでございます」
上条「キオッジアで食べたヤツか。美味そうだな」
アニェーゼ「こっちはピザです。まあ定番っちゃあ定番ですね」
上条「トマトの香りが良い感じに食欲をそそるな」
オルソラ「デザートにはパンナコッタもございますよ」
上条「スゲエ豪華だな。じゃあ、パスタから……いただきます」パクッ
モグモグ
上条「う、うめえ!前に食ったときよりうめえ!」
オルソラ「それは良かったのでございます」
上条「このパスタなら毎日食っても食い足りねえよ!」ガツガツ
オルソラ「あらあら、プロポーズでございますか……ふふふ♪」クネクネ
アニェーゼ「多分違いますよオルソラさん。上条さんは聞いちゃいねーし」
以下、食事シーンは省略
オルソラ「こちらは以前お作りしたパスタなのでございます」
上条「キオッジアで食べたヤツか。美味そうだな」
アニェーゼ「こっちはピザです。まあ定番っちゃあ定番ですね」
上条「トマトの香りが良い感じに食欲をそそるな」
オルソラ「デザートにはパンナコッタもございますよ」
上条「スゲエ豪華だな。じゃあ、パスタから……いただきます」パクッ
モグモグ
上条「う、うめえ!前に食ったときよりうめえ!」
オルソラ「それは良かったのでございます」
上条「このパスタなら毎日食っても食い足りねえよ!」ガツガツ
オルソラ「あらあら、プロポーズでございますか……ふふふ♪」クネクネ
アニェーゼ「多分違いますよオルソラさん。上条さんは聞いちゃいねーし」
以下、食事シーンは省略
353: 2010/03/25(木) 20:33:29.06 ID:80f0Aswo
アニェーゼ「じゃ、次はこちらのピザをどうぞ。一般的なマルゲリータピザです」
上条「これもうまそーだな。いただきます」ガブッ
アニェーゼ「…………どうでしょうか?」
上条「うーん、なんつーか食感がおもしれえな。サクサクしてて、なんかクラッカーに具を載せたようなカンジだ。すげえ香ばしいし」サクサク
アニェーゼ「……あっ、すいません!焼きすぎて焦がしちまったみたいです!体に悪いから食わなくていいですよ!」ワタワタ
上条「いやいや、上条さんは焦げてるからって一生懸命作ってくれたものを残すような男ではありませんでしてよ。というか、おいしいし」
アニェーゼ「あう……あ、ありがとうございます」
上条「うめーなあ。アニェーゼって、料理も出来るんだな。その年で立派だと思いますよ」サクサク
アニェーゼ「あ、あたりめーです。私は、アニェーゼ部隊の隊長たる修道女なんです!そのくらい出来なければ、隊の模範はつとまんねえんですよ」
上条「偉いなあ、アニェーゼは」ナデナデ
アニェーゼ「……Papa……」ポッ
上条「ん?なんか言ったか?」
アニェーゼ「な、なんでもねーです!!」
上条「これもうまそーだな。いただきます」ガブッ
アニェーゼ「…………どうでしょうか?」
上条「うーん、なんつーか食感がおもしれえな。サクサクしてて、なんかクラッカーに具を載せたようなカンジだ。すげえ香ばしいし」サクサク
アニェーゼ「……あっ、すいません!焼きすぎて焦がしちまったみたいです!体に悪いから食わなくていいですよ!」ワタワタ
上条「いやいや、上条さんは焦げてるからって一生懸命作ってくれたものを残すような男ではありませんでしてよ。というか、おいしいし」
アニェーゼ「あう……あ、ありがとうございます」
上条「うめーなあ。アニェーゼって、料理も出来るんだな。その年で立派だと思いますよ」サクサク
アニェーゼ「あ、あたりめーです。私は、アニェーゼ部隊の隊長たる修道女なんです!そのくらい出来なければ、隊の模範はつとまんねえんですよ」
上条「偉いなあ、アニェーゼは」ナデナデ
アニェーゼ「……Papa……」ポッ
上条「ん?なんか言ったか?」
アニェーゼ「な、なんでもねーです!!」
354: 2010/03/25(木) 20:54:31.18 ID:80f0Aswo
オルソラ「それでは、こちらのパンナコッタをどうぞなのでございます」
上条「なんだか、クリームが乗ったゼリーみたいだな。いや、ババロアか?」
アニェーゼ「食えば分かりますから、ちゃっちゃと食っちまってください。冷えてるうちがおいしいんですから」
上条「わかったよ。んじゃ、いただきまーす」パクッ
オルソラ「まあ、豪快な一口でございますね」
上条「……うん、想定外に甘かった。ちょっと今の一口は欲張りすぎたかも知れねえ」
アニェーゼ「じゃあ、く、口には合わなかったんですか?」
上条「いや、うめえよ。パスタにピザでまあまあ味が濃いものの後に、こういう甘いのが来ると舌がすっきりするんだよな」
アニェーゼ「そうですか……」ホッ
上条「口当たりも滑らかだし、上条さんはぜひ作り方を教わりたいところですよ」
アニェーゼ「ま、任せてください!私が、後できちんと教えてやりますよ」
上条「ありがたいありがたい。……それじゃ、イタリア料理組はコレで終わり?」
アンジェレネ「終わりですよ~!ああー、上条さんだけそんな美味しそうなパンナコッタを先に食べられてずるいですね!じゃ、次のチームに参りましょう!!」
上条「……アイツ、修道女なんだよな。インデックスとかアンジェレネとか、破戒僧多すぎねえ?」
アニェーゼ「そこを突っ込んだら、もはや我々なんて修道服弄りまくりですからね。ファッション性求めすぎっすから」
上条「なんだか、クリームが乗ったゼリーみたいだな。いや、ババロアか?」
アニェーゼ「食えば分かりますから、ちゃっちゃと食っちまってください。冷えてるうちがおいしいんですから」
上条「わかったよ。んじゃ、いただきまーす」パクッ
オルソラ「まあ、豪快な一口でございますね」
上条「……うん、想定外に甘かった。ちょっと今の一口は欲張りすぎたかも知れねえ」
アニェーゼ「じゃあ、く、口には合わなかったんですか?」
上条「いや、うめえよ。パスタにピザでまあまあ味が濃いものの後に、こういう甘いのが来ると舌がすっきりするんだよな」
アニェーゼ「そうですか……」ホッ
上条「口当たりも滑らかだし、上条さんはぜひ作り方を教わりたいところですよ」
アニェーゼ「ま、任せてください!私が、後できちんと教えてやりますよ」
上条「ありがたいありがたい。……それじゃ、イタリア料理組はコレで終わり?」
アンジェレネ「終わりですよ~!ああー、上条さんだけそんな美味しそうなパンナコッタを先に食べられてずるいですね!じゃ、次のチームに参りましょう!!」
上条「……アイツ、修道女なんだよな。インデックスとかアンジェレネとか、破戒僧多すぎねえ?」
アニェーゼ「そこを突っ込んだら、もはや我々なんて修道服弄りまくりですからね。ファッション性求めすぎっすから」
355: 2010/03/25(木) 21:13:41.14 ID:80f0Aswo
二組目・イングランド料理組
スマート「皆さんご存知かはわかりませんが、スマートヴェリーです」
上条「……なにを天井に向かって喋ってんだ?」
スマート「いや、カヴン=コンパスのメンバーで唯一名前の割れている私だけど、やっぱり覚えてない方もいると思うし一応」
上条「まあ、このSSに登場すらしていないレイチェルさんよりはマシじゃねえか?」
スマート「それはそれ、これはこれ。……とにかく、作者がキャラが掴めないって理由でこのイングランド料理組から除外された『新たなる光』のメンバーのためにも、私一人で頑張らなきゃ」
上条「頑張ってください」
スマート「任せなさい!……で、まずはこれ。じゃーん」
上条「……普通のシチューですよね」
スマート「アイルランドの伝統料理・アイリッシュシチューよ。使われている肉は羊肉で、アイルランドのごく一般的な家庭料理ね」
上条「……上条さんには、これが羊肉かも判断が出来ないのですが。っていうか、こう言っちゃ何だがなんか味のバランス崩れてねえ……?」
スマート「ま、普通はそんなもんよ。私だって豚と鳥と牛しか区別つかないし。っていうか、遠まわしに不味いっていうな」
スマート「皆さんご存知かはわかりませんが、スマートヴェリーです」
上条「……なにを天井に向かって喋ってんだ?」
スマート「いや、カヴン=コンパスのメンバーで唯一名前の割れている私だけど、やっぱり覚えてない方もいると思うし一応」
上条「まあ、このSSに登場すらしていないレイチェルさんよりはマシじゃねえか?」
スマート「それはそれ、これはこれ。……とにかく、作者がキャラが掴めないって理由でこのイングランド料理組から除外された『新たなる光』のメンバーのためにも、私一人で頑張らなきゃ」
上条「頑張ってください」
スマート「任せなさい!……で、まずはこれ。じゃーん」
上条「……普通のシチューですよね」
スマート「アイルランドの伝統料理・アイリッシュシチューよ。使われている肉は羊肉で、アイルランドのごく一般的な家庭料理ね」
上条「……上条さんには、これが羊肉かも判断が出来ないのですが。っていうか、こう言っちゃ何だがなんか味のバランス崩れてねえ……?」
スマート「ま、普通はそんなもんよ。私だって豚と鳥と牛しか区別つかないし。っていうか、遠まわしに不味いっていうな」
356: 2010/03/25(木) 21:32:37.15 ID:80f0Aswo
スマート「そもそも、イギリス生まれイギリス暮らしの私に上手い飯作れってのが酷なのよ。じゃ、次はコレ」
上条「これは………馬鹿でかいソーセージ?」
スマート「腸詰、っていうことでは間違ってないわね。ナイフで開けて御覧なさい」
上条「……なんというか、見た目麗しくはないな……」
スマート「ハギス、っていって、スコットランドの伝統料理よ。『新たなる光』にレシピを教わって作ってみたの」
上条「ハギス……なんか、見た目がもう、キツイな……」
スマート「まあ、羊の胃袋に肉だの内臓だの穀類だのをぐちゃぐちゃにして詰めて蒸した料理だからね。でも、食べてみると病み付きになるわよ?」
上条「んじゃあ、いただきまーす……。…………あ、本当にうめえ」
スマート「見た目とかで食い物を判断するなってのは、納豆を食ってる日本人が一番良く知ってるでしょ。これだって、見た目とは裏腹に香ばしくておいしいのよ?」
上条「でも、なんつーか味が濃いな。あと脂っこい。沢山はくえねーかも。舌が重くなってきた」
スマート「……じゃあ、こっちならどう?」
上条「コレは、普通に美味しそうなローストビーフだな」
スマート「ビーフじゃなくてこれもラムよ。ウェールズ風のローストラムは絶品なんだから」
上条「……本当だ、うめえ!」
スマート「甘くてスパイシーな味が、お酒に合うのよねー」
上条「これは………馬鹿でかいソーセージ?」
スマート「腸詰、っていうことでは間違ってないわね。ナイフで開けて御覧なさい」
上条「……なんというか、見た目麗しくはないな……」
スマート「ハギス、っていって、スコットランドの伝統料理よ。『新たなる光』にレシピを教わって作ってみたの」
上条「ハギス……なんか、見た目がもう、キツイな……」
スマート「まあ、羊の胃袋に肉だの内臓だの穀類だのをぐちゃぐちゃにして詰めて蒸した料理だからね。でも、食べてみると病み付きになるわよ?」
上条「んじゃあ、いただきまーす……。…………あ、本当にうめえ」
スマート「見た目とかで食い物を判断するなってのは、納豆を食ってる日本人が一番良く知ってるでしょ。これだって、見た目とは裏腹に香ばしくておいしいのよ?」
上条「でも、なんつーか味が濃いな。あと脂っこい。沢山はくえねーかも。舌が重くなってきた」
スマート「……じゃあ、こっちならどう?」
上条「コレは、普通に美味しそうなローストビーフだな」
スマート「ビーフじゃなくてこれもラムよ。ウェールズ風のローストラムは絶品なんだから」
上条「……本当だ、うめえ!」
スマート「甘くてスパイシーな味が、お酒に合うのよねー」
357: 2010/03/25(木) 21:49:54.76 ID:80f0Aswo
スマート「最後は、コレ!」
上条「おお、いかにもデザートっぽい」
スマート「イギリスの代表的なお茶菓子のスコーンよ。クリームも乗っけてあるわ」
上条「サクサクしててふわふわだな。クリームがまたうめえ」
スマート「クローテッドクリームっていうコーンウォールのクリームを使ってるわ。まさにイギリス尽くし」
上条「ほんとうに紅茶がほしくなる味だなあ。っていうか、ないの?」
スマート「スコーンを出すのに紅茶がないなんて英国人の名折れよ?はい、どうぞ」コトッ
上条「うーん、心なしか紅茶も家で飲むより美味い気がする」
スマート「あたりまえよ。あんなティーパックなんて無粋なジャンク品じゃなくて、こっちは茶っ葉を蒸すところからやったんだから。それに、美味しいお茶と美味しいお茶菓子はワンセットだからね」
上条「英国人の誇りを見ている気がするな」
スマート「あたりまえでしょ。……さて、じゃ、私はこの辺で」
アンジェレネ「はい~というわけでイングランド料理組終了~!スコーンいいなあスコーン!!」
上条「また願望ダダ漏れかよ」
アンジェレネ「じゃ、次行ってみましょ~!!」
上条「おお、いかにもデザートっぽい」
スマート「イギリスの代表的なお茶菓子のスコーンよ。クリームも乗っけてあるわ」
上条「サクサクしててふわふわだな。クリームがまたうめえ」
スマート「クローテッドクリームっていうコーンウォールのクリームを使ってるわ。まさにイギリス尽くし」
上条「ほんとうに紅茶がほしくなる味だなあ。っていうか、ないの?」
スマート「スコーンを出すのに紅茶がないなんて英国人の名折れよ?はい、どうぞ」コトッ
上条「うーん、心なしか紅茶も家で飲むより美味い気がする」
スマート「あたりまえよ。あんなティーパックなんて無粋なジャンク品じゃなくて、こっちは茶っ葉を蒸すところからやったんだから。それに、美味しいお茶と美味しいお茶菓子はワンセットだからね」
上条「英国人の誇りを見ている気がするな」
スマート「あたりまえでしょ。……さて、じゃ、私はこの辺で」
アンジェレネ「はい~というわけでイングランド料理組終了~!スコーンいいなあスコーン!!」
上条「また願望ダダ漏れかよ」
アンジェレネ「じゃ、次行ってみましょ~!!」
358: 2010/03/25(木) 22:20:01.46 ID:80f0Aswo
三組目・和風料理組
神裂「まず一品目はこちらです」
上条「なっ……か、神裂がいつもの痴女ファッションじゃなくて和服だ……」
神裂「ち……っ!!ち、痴女とは何事ですか!?あれは、服装をアンバランスにすることで術式を組みやすく……」
五和「まあまあ、女教皇様。上条さんは魔術においては素人なんですから」
Z「そうですよ。私が夜に外を徘徊するときの格好のほうがよっぽど痴女です」
神裂「そういう問題では……っ!……ま、まあ、今回は大目に見ましょう。とにかく、服装は別にそういった扇情目的ではないので、工口いだの痴女だのという解釈はやめてください」
上条「す、すまん」
Z「私の性癖に関してはスルーですかそうですか」
神裂「……それでは、こちらが一品目です」
上条「こ、これは……カレー、ですよね」
神裂「カレー、です。この女子寮の面々の分なども考慮すると、やはりカレーが一番かと。それに、これは立派な日本料理ですよ」
上条「そういうことなら……いただきます」カプッ
神裂「……どうですか?」
上条「う、うまい……まるで数日煮込んだみたいに、野菜とかがグズグズに煮えて味がルーに染み込んでる……でも野菜は普通に入っているよな」
神裂「もともと、大きめにカットしてありましたから。火力に関しては、ステイルに無理を言ってかなりの高温で煮込みました」
上条「ステイルもまさか自分の炎が料理に使われるとは思わなかっただろうな」
神裂「まず一品目はこちらです」
上条「なっ……か、神裂がいつもの痴女ファッションじゃなくて和服だ……」
神裂「ち……っ!!ち、痴女とは何事ですか!?あれは、服装をアンバランスにすることで術式を組みやすく……」
五和「まあまあ、女教皇様。上条さんは魔術においては素人なんですから」
Z「そうですよ。私が夜に外を徘徊するときの格好のほうがよっぽど痴女です」
神裂「そういう問題では……っ!……ま、まあ、今回は大目に見ましょう。とにかく、服装は別にそういった扇情目的ではないので、工口いだの痴女だのという解釈はやめてください」
上条「す、すまん」
Z「私の性癖に関してはスルーですかそうですか」
神裂「……それでは、こちらが一品目です」
上条「こ、これは……カレー、ですよね」
神裂「カレー、です。この女子寮の面々の分なども考慮すると、やはりカレーが一番かと。それに、これは立派な日本料理ですよ」
上条「そういうことなら……いただきます」カプッ
神裂「……どうですか?」
上条「う、うまい……まるで数日煮込んだみたいに、野菜とかがグズグズに煮えて味がルーに染み込んでる……でも野菜は普通に入っているよな」
神裂「もともと、大きめにカットしてありましたから。火力に関しては、ステイルに無理を言ってかなりの高温で煮込みました」
上条「ステイルもまさか自分の炎が料理に使われるとは思わなかっただろうな」
360: 2010/03/25(木) 22:30:07.30 ID:80f0Aswo
Z「二品目はこちらです」
上条「ゴーヤーチャンプルですか。美味しいよな」
Z「私、沖縄出身ということに今だけなっているので。ちゃんぷるーおいしいさー」
上条「そんな無理して沖縄弁使わなくていいから。……いただきます」
Z「おいしいさー?」
上条「うん、おいしい。さっきからコレしかいえない自分がそろそろ嫌になってきたぜ。あと、『さー』ってつければ沖縄弁になると思うなよ」
Z「なんくるないさー。……ちなみに、余談ですが」
上条「ん?」モグモグ
Z「この料理に使われているゴーヤー、もとい苦瓜ですが、ある女性から私の元に届けられたものです」
上条「ふうん。……それが、どうしたんだ?」
Z「少なくとも、二人の女性に使用された経歴のある苦瓜ですので、じっくりとご堪能ください」
上条「ブ――――ッ!!!」
Z「あらら、うら若いローティーンのエキスがたっぷり染み込んだゴーヤーチャンプルになんてことを」
上条「く、く、く、食えるわけねーだろ!!」
Z「嘘ですよ」
上条「嘘かよ!!」
Z「さらに蛇足ですが、その女性はまったく同じ顔の女性と一緒にダンボールごと運んできてくれました、とZはあの日のワクワクを思い出しながら呟きます」
上条「ゴーヤーチャンプルですか。美味しいよな」
Z「私、沖縄出身ということに今だけなっているので。ちゃんぷるーおいしいさー」
上条「そんな無理して沖縄弁使わなくていいから。……いただきます」
Z「おいしいさー?」
上条「うん、おいしい。さっきからコレしかいえない自分がそろそろ嫌になってきたぜ。あと、『さー』ってつければ沖縄弁になると思うなよ」
Z「なんくるないさー。……ちなみに、余談ですが」
上条「ん?」モグモグ
Z「この料理に使われているゴーヤー、もとい苦瓜ですが、ある女性から私の元に届けられたものです」
上条「ふうん。……それが、どうしたんだ?」
Z「少なくとも、二人の女性に使用された経歴のある苦瓜ですので、じっくりとご堪能ください」
上条「ブ――――ッ!!!」
Z「あらら、うら若いローティーンのエキスがたっぷり染み込んだゴーヤーチャンプルになんてことを」
上条「く、く、く、食えるわけねーだろ!!」
Z「嘘ですよ」
上条「嘘かよ!!」
Z「さらに蛇足ですが、その女性はまったく同じ顔の女性と一緒にダンボールごと運んできてくれました、とZはあの日のワクワクを思い出しながら呟きます」
362: 2010/03/25(木) 22:39:37.36 ID:80f0Aswo
五和「さ、最後はこちらです」
上条「しらたま?」
五和「はい。白玉善哉です」
上条「白玉とあんこがいい感じに合うんだよな……いただきます」
五和「……ど、どうでしょうか?」
上条「超おいしいです。やっぱ五和って料理上手だなー」
五和「あ、ありがとうございます!!……あ、こちらおしぼりです」
上条「あ、ありがとう。なんだか、このおしぼり渡されんのも久々だな」
五和「ええ、たまには初心に立ち返ろうかと」
上条「へ?」
五和「なんでもありませんよ」
アンジェレネ「さあ!上条さんが白玉善哉を美味しそうに食べているのを恨めしく眺めつつ、さあとうとうラストです!!」
上条「おまえ、本当に修道女!?」
アンジェレネ「見習いだからいいんです!!ってことで、さあいってみよーフランス料理組!!!」
上条「しらたま?」
五和「はい。白玉善哉です」
上条「白玉とあんこがいい感じに合うんだよな……いただきます」
五和「……ど、どうでしょうか?」
上条「超おいしいです。やっぱ五和って料理上手だなー」
五和「あ、ありがとうございます!!……あ、こちらおしぼりです」
上条「あ、ありがとう。なんだか、このおしぼり渡されんのも久々だな」
五和「ええ、たまには初心に立ち返ろうかと」
上条「へ?」
五和「なんでもありませんよ」
アンジェレネ「さあ!上条さんが白玉善哉を美味しそうに食べているのを恨めしく眺めつつ、さあとうとうラストです!!」
上条「おまえ、本当に修道女!?」
アンジェレネ「見習いだからいいんです!!ってことで、さあいってみよーフランス料理組!!!」
363: 2010/03/25(木) 22:48:34.68 ID:80f0Aswo
四組目・フランス料理組
上条「……お題って何だっけ」
アンジェレネ「フランス料理です」
上条「フランスは、まあクリアしてるよな。……で、これは?」
アガター「フランスパンです」
上条「……付け合せのものとかは?」
カテリナ「それ一品だけです」
上条「……どうしてこうなった」
ルチア「簡単に言えば、アンジェレネはおろかわたし達全員フランス料理を知りませんでした。そして、我々なりに試練に打ち勝とうとしたのですが、神が与えた試練はなかなかに手強かったという次第です。やはり、我々はまだ見習いですね」
上条「……で、結果がフランスパン、だと」
ルチア「はい」
アンジェレネ「一生懸命買って来ました!!」
上条「……作ったわけじゃなく、市販?」
アガター「近くにおいしいパン屋があるんですよー」
上条「……採点のしようがねえよ……」
カテリナ「まあ、とりあえずは一口食べましょうよ。話はそれからです」
上条「……いただきまーす」サクッ
アンジェレネ「……どうですか?」
上条「普通のフランスパンだな」
一同「ですよねー」
上条「……お題って何だっけ」
アンジェレネ「フランス料理です」
上条「フランスは、まあクリアしてるよな。……で、これは?」
アガター「フランスパンです」
上条「……付け合せのものとかは?」
カテリナ「それ一品だけです」
上条「……どうしてこうなった」
ルチア「簡単に言えば、アンジェレネはおろかわたし達全員フランス料理を知りませんでした。そして、我々なりに試練に打ち勝とうとしたのですが、神が与えた試練はなかなかに手強かったという次第です。やはり、我々はまだ見習いですね」
上条「……で、結果がフランスパン、だと」
ルチア「はい」
アンジェレネ「一生懸命買って来ました!!」
上条「……作ったわけじゃなく、市販?」
アガター「近くにおいしいパン屋があるんですよー」
上条「……採点のしようがねえよ……」
カテリナ「まあ、とりあえずは一口食べましょうよ。話はそれからです」
上条「……いただきまーす」サクッ
アンジェレネ「……どうですか?」
上条「普通のフランスパンだな」
一同「ですよねー」
374: 2010/03/26(金) 02:02:52.31 ID:kdZLX.AO
アンジェレネ「さあ、それでは皆さんお待ちかねの結果発表です!上条さん、お願いします!」
アガター「ダララララララララララララ……」カテリナ「ジャン!」
上条「最下位は……フランス料理組!」
アンジェレネ「えー!そんなー!」
アガター「フランスパンはお気にめしませんでしたか……」
カテリナ「仕方がありません。パンは神の肉、ワインは神の血とはいえ、異教徒である彼にその理屈は通じませんから」
ルチア「所詮は異教徒でしたか……」
上条「おいおいおい!なに勝手に散々な評価くだしてやがる!っていうか、お前らだけ一品だけな上調理してないんだぞ!」
アンジェレネ「私たちだって努力はしたのに……」
アガター「ああ、神よ。貴方の慈悲を、どうかあの血も涙もないサタンの使いにお与え下さい」
カテリナ「彼にも貴方の御心が通じる時が必ずやあります。どうか、どうか彼に罰を与えないで下さい」
ルチア「所詮異教徒でしたか……」
上条「……このヤロウども」ビキビキ
アガター「ダララララララララララララ……」カテリナ「ジャン!」
上条「最下位は……フランス料理組!」
アンジェレネ「えー!そんなー!」
アガター「フランスパンはお気にめしませんでしたか……」
カテリナ「仕方がありません。パンは神の肉、ワインは神の血とはいえ、異教徒である彼にその理屈は通じませんから」
ルチア「所詮は異教徒でしたか……」
上条「おいおいおい!なに勝手に散々な評価くだしてやがる!っていうか、お前らだけ一品だけな上調理してないんだぞ!」
アンジェレネ「私たちだって努力はしたのに……」
アガター「ああ、神よ。貴方の慈悲を、どうかあの血も涙もないサタンの使いにお与え下さい」
カテリナ「彼にも貴方の御心が通じる時が必ずやあります。どうか、どうか彼に罰を与えないで下さい」
ルチア「所詮異教徒でしたか……」
上条「……このヤロウども」ビキビキ
376: 2010/03/26(金) 02:29:58.02 ID:kdZLX.AO
ルチア「……まあ最下位は最下位。仕方がありませんね」
アガター「食器洗いダルいなー」
カテリナ「は~、食事が複雑な気持ちだわ」
アンジェレネ「えー、やっぱりしなきゃいけないんですか」
上条「当たり前だろ。っていうか、そう自分で言ってたじゃねえか」
アンジェレネ「ですよねー」
上条「……とはいえ、こんだけの量をお前らだけに任せんのは酷だと思うしな。俺も手伝うよ」
アンジェレネ「え!ほ、本当ですか!」
上条「ああ。上条さんは嘘はつきませんですよ」
ルチア「……異教徒のくせに、やりますね」
アガター「おお、神よ!貴方の御心が通じました!」
カテリナ「サタンの使いは改心し、敬虔なる子羊の第一歩を踏み出したのです!」
上条「踏み出してねえよ。っていうか、手伝うって言ってんのになんて言いぐさだよ……」
五和「あっ、あの!わ、私も手伝います!」ビシッ
神裂「なっ……!ならば、私も!」ズバッ
Z「上条さんと泡遊びでヌルヌル濡れ透けになるのは私です」ズカッ
オルソラ「あらあら、でしたら私も参加するのでございます」スッ
上条「お前ら……っていうか、和風組全員参加かよ。順位決め意味ねえな」
禁書「というか、お料理はいつ食べれるんだよ?」
アガター「食器洗いダルいなー」
カテリナ「は~、食事が複雑な気持ちだわ」
アンジェレネ「えー、やっぱりしなきゃいけないんですか」
上条「当たり前だろ。っていうか、そう自分で言ってたじゃねえか」
アンジェレネ「ですよねー」
上条「……とはいえ、こんだけの量をお前らだけに任せんのは酷だと思うしな。俺も手伝うよ」
アンジェレネ「え!ほ、本当ですか!」
上条「ああ。上条さんは嘘はつきませんですよ」
ルチア「……異教徒のくせに、やりますね」
アガター「おお、神よ!貴方の御心が通じました!」
カテリナ「サタンの使いは改心し、敬虔なる子羊の第一歩を踏み出したのです!」
上条「踏み出してねえよ。っていうか、手伝うって言ってんのになんて言いぐさだよ……」
五和「あっ、あの!わ、私も手伝います!」ビシッ
神裂「なっ……!ならば、私も!」ズバッ
Z「上条さんと泡遊びでヌルヌル濡れ透けになるのは私です」ズカッ
オルソラ「あらあら、でしたら私も参加するのでございます」スッ
上条「お前ら……っていうか、和風組全員参加かよ。順位決め意味ねえな」
禁書「というか、お料理はいつ食べれるんだよ?」
377: 2010/03/26(金) 02:45:01.76 ID:kdZLX.AO
ガヤガヤ ワイワイ
禁書「美味しい!これもこれもこれもこれもみ~んな美味しいんだよ!」ガツガツバクバクムシャムシャ
上条「良かったなあ」
神裂「ほらほら、『歩く教会』に汚れがついてしまいますよ」フキフキ
禁書「ありがとうなんだよ!」モギュモギュズルズルモシャモシャ
五和「相変わらず凄い食べっぷりですね」
Z「上条さんにもこれくらいがっついて欲しいですね……性的な意味で」
上条「紳士な上条さんに限ってはありえませんのであしからず。……にしても、神裂ってそう世話してると、インデックスのお母さんみたいだな」
神裂「なっ……!わ、私はただこの子の口元をぬぐっているだけで、それだけで結婚適齢期を過ぎているだとか老けているだとか子持ちっぽいだとか言われる筋合いは」
上条「神裂さん!ストップ!ストーップ!
俺は別にそういう意味で言ったわけじゃなくて、ただ神裂とインデックスが親子みたいで微笑ましいというか、神裂が母性全開だからなんだか世話好きで優しいんだなと思っただけでありまして!」
神裂「……コホン。こ、これは失礼しました」
上条(……やっぱり気にしてたんだな)
禁書「美味しい!これもこれもこれもこれもみ~んな美味しいんだよ!」ガツガツバクバクムシャムシャ
上条「良かったなあ」
神裂「ほらほら、『歩く教会』に汚れがついてしまいますよ」フキフキ
禁書「ありがとうなんだよ!」モギュモギュズルズルモシャモシャ
五和「相変わらず凄い食べっぷりですね」
Z「上条さんにもこれくらいがっついて欲しいですね……性的な意味で」
上条「紳士な上条さんに限ってはありえませんのであしからず。……にしても、神裂ってそう世話してると、インデックスのお母さんみたいだな」
神裂「なっ……!わ、私はただこの子の口元をぬぐっているだけで、それだけで結婚適齢期を過ぎているだとか老けているだとか子持ちっぽいだとか言われる筋合いは」
上条「神裂さん!ストップ!ストーップ!
俺は別にそういう意味で言ったわけじゃなくて、ただ神裂とインデックスが親子みたいで微笑ましいというか、神裂が母性全開だからなんだか世話好きで優しいんだなと思っただけでありまして!」
神裂「……コホン。こ、これは失礼しました」
上条(……やっぱり気にしてたんだな)
405: 2010/03/27(土) 01:42:38.84 ID:bnK04sAO
本編前に番外編・その頃の常磐台
美琴「―――以上よ!じゃ、みんなアイツが戻ってくるまでよろしくね!」
「「「はいっ!」」」
ガタガタ コノアトハー? ワイワイ トリアエズ、ジュンビジャナイ? ガヤガヤ
黒子「……流石はお姉様、ですわね。動揺しきりだった寮生たちを、ここまで纏め上げるだなんて」
美琴「アイツの人徳あってよ。寮監が戻ってくるまでしっかりやらなきゃって思わせるのは、本物の寮監様じゃ多分ムリね」
黒子「まったく、あの方にも困ったものですわ………と、そういえば。実は先ほど、このような物が投函されていましたの」スッ
美琴「なにコレ、手紙?……差出人が書いてないじゃない」
黒子「ですが、お姉様宛の手紙ですわ。……開けてみてはいかがですの?」
美琴「あからさまに怪しすぎて、開く気が起きないわよ。……まあ、こんだけ薄っぺらい封筒だし、開けたら未知のウイルスがばら蒔かれるー、なんてSFは起きないわよね」カサカサ
黒子「なにが書いておありですの?」
美琴「……手紙、らしきものは無いわね。イギリス行の旅券と……常磐台中学校長期休暇申請書!?なんでこんなものが!?」
黒子「既に申請済みのようですわね。明後日から休暇なようですの…………あら、何かが落ちましたわよ」ヒラッ
406: 2010/03/27(土) 01:56:16.70 ID:bnK04sAO
黒子「写真…………ですの」
美琴「……アイツ~~~ッ!!」バチッ バチッ
黒子「隠し撮りの様ですわね。あらあら、美少女三人をはべらせての膝枕など羨ましい」
美琴「この膝枕してる女、いつかの地味な巨Oね……!背中を向けてる手前の二人の右側も分かるわ!こんなティーカップみたいな服装、あのチビシスターしか思い浮かばないもの……!」バチバチッ!
黒子「左側のみがブラックボックス、といったところですか……」
美琴「……ははーん、なるほどね。この手紙の送り主は、この写真をイギリスで撮った。そして、今アイツが私たちを放っぽって満喫している状況を、私に知らせた」
黒子「意図は分かりませんけれど」
美琴「そして、わざわざ同封されていた旅券と申請書…………つまり、追いかけろってことよね」
黒子「……まさか、追いかける気ですの?何が起きるかもわからないのに」
美琴「追いかけないワケにはいかないでしょ!アイツを捕まえて、しばいてしばいてしばき倒したら、こっちに引きずってでも連れ戻してやるんだから!」
黒子「……この写真がイギリスの何処かも分かりませんのに?」
美琴「……それは、多分、なんとかなるわよ。写真を見せて聞き込みとか」
黒子「……行き当たりばったりですのね」
美琴「で、でも、こんなチャンス二度と来ないかもしれないのよ!?」
美琴「……アイツ~~~ッ!!」バチッ バチッ
黒子「隠し撮りの様ですわね。あらあら、美少女三人をはべらせての膝枕など羨ましい」
美琴「この膝枕してる女、いつかの地味な巨Oね……!背中を向けてる手前の二人の右側も分かるわ!こんなティーカップみたいな服装、あのチビシスターしか思い浮かばないもの……!」バチバチッ!
黒子「左側のみがブラックボックス、といったところですか……」
美琴「……ははーん、なるほどね。この手紙の送り主は、この写真をイギリスで撮った。そして、今アイツが私たちを放っぽって満喫している状況を、私に知らせた」
黒子「意図は分かりませんけれど」
美琴「そして、わざわざ同封されていた旅券と申請書…………つまり、追いかけろってことよね」
黒子「……まさか、追いかける気ですの?何が起きるかもわからないのに」
美琴「追いかけないワケにはいかないでしょ!アイツを捕まえて、しばいてしばいてしばき倒したら、こっちに引きずってでも連れ戻してやるんだから!」
黒子「……この写真がイギリスの何処かも分かりませんのに?」
美琴「……それは、多分、なんとかなるわよ。写真を見せて聞き込みとか」
黒子「……行き当たりばったりですのね」
美琴「で、でも、こんなチャンス二度と来ないかもしれないのよ!?」
407: 2010/03/27(土) 02:05:31.32 ID:bnK04sAO
黒子「……でしたら、行ってらっしゃいませ。お姉様が不在の間は、私が寮の監督をいたしますわ」
美琴「……ごめんね、黒子。また迷惑かけて」
黒子「黒子はお姉様のパートナーですの。これくらいは、お安いご用ですわ」
美琴「ありがと。……じゃ、私は準備を始めるわね!」
黒子「はいですの。私にも手伝える事がございましたら、なんなりとおっしゃって下さいまし」
美琴「今はないわ。ありがとね!」タッタッタ……
黒子「はいですのー……」
美琴(……にしても、黒子はよく後ろ姿で美少女って判断出来たわね)
黒子「………」ピッ
黒子「これでいいんですの?」
『でかしたぜい。これで、上条当麻を回収しやすくなる』
黒子「……私としては、お姉様の恋心をダシにしているようで気が引けてしまうのですが」
『なに言ってんだ。御坂美琴の想い人を、御坂美琴自身に取り戻させる。素晴らしいことだろう』
黒子「……それはそうかもしれませんが」
『通常なら叶わないハズのそれを、円滑に進むよう手配までしてやったんだ。むしろ感謝して欲しいくらいだぜい』
黒子「……感謝、ですの」
『……ま、こっちはこっちで上の命令を受けてんだが、それはいいさ』
美琴「……ごめんね、黒子。また迷惑かけて」
黒子「黒子はお姉様のパートナーですの。これくらいは、お安いご用ですわ」
美琴「ありがと。……じゃ、私は準備を始めるわね!」
黒子「はいですの。私にも手伝える事がございましたら、なんなりとおっしゃって下さいまし」
美琴「今はないわ。ありがとね!」タッタッタ……
黒子「はいですのー……」
美琴(……にしても、黒子はよく後ろ姿で美少女って判断出来たわね)
黒子「………」ピッ
黒子「これでいいんですの?」
『でかしたぜい。これで、上条当麻を回収しやすくなる』
黒子「……私としては、お姉様の恋心をダシにしているようで気が引けてしまうのですが」
『なに言ってんだ。御坂美琴の想い人を、御坂美琴自身に取り戻させる。素晴らしいことだろう』
黒子「……それはそうかもしれませんが」
『通常なら叶わないハズのそれを、円滑に進むよう手配までしてやったんだ。むしろ感謝して欲しいくらいだぜい』
黒子「……感謝、ですの」
『……ま、こっちはこっちで上の命令を受けてんだが、それはいいさ』
409: 2010/03/27(土) 02:20:17.23 ID:bnK04sAO
『とにかく、アンタは何も心配しなくていい』
黒子「……その言葉を、どう信じろと?私たちは顔も会わせていないのに。ただ、私宛の封筒に書かれていた通りに連絡をとっているだけ。……つまり私は、利用されているだけですのよ?」
『……利用されたくはないだろうが、アンタはただの風紀委員の学生だ。裏には裏の領分がある。こっちはこっちで、上手くやるさ』
黒子「上条さんを護ることも出来なかった方々に、上手くやれるのですの?」
『……俺だって、本当なら上やんを護ってやりたかったさ。普通に、いつも通りの学園都市での生活をさせてやりたかった!…………まあ、いい』
黒子「……?」
『こっちにも、色々と事情があるってことだ。だが、俺は自分が護りたいものを護る。これは上の命令じゃない、俺の意思だ』
黒子「…………」
『そのためには御坂美琴が必要なんだ。上からの命令は、上条当麻を取り戻すことだけ。御坂美琴を動かすのは、俺なりの考えだ』
黒子「…………」
『全てを丸く、平穏に治めるためなんだ。協力してくれ』
黒子「……貴方、何者なんですの?」
『……俺か?俺は、そうだな……Fallere825、といっても通じないだろうから……』
『……ただの、シスコン軍曹だ』
黒子「なんですの、それ。カッコつきませんわよ?」
黒子「……その言葉を、どう信じろと?私たちは顔も会わせていないのに。ただ、私宛の封筒に書かれていた通りに連絡をとっているだけ。……つまり私は、利用されているだけですのよ?」
『……利用されたくはないだろうが、アンタはただの風紀委員の学生だ。裏には裏の領分がある。こっちはこっちで、上手くやるさ』
黒子「上条さんを護ることも出来なかった方々に、上手くやれるのですの?」
『……俺だって、本当なら上やんを護ってやりたかったさ。普通に、いつも通りの学園都市での生活をさせてやりたかった!…………まあ、いい』
黒子「……?」
『こっちにも、色々と事情があるってことだ。だが、俺は自分が護りたいものを護る。これは上の命令じゃない、俺の意思だ』
黒子「…………」
『そのためには御坂美琴が必要なんだ。上からの命令は、上条当麻を取り戻すことだけ。御坂美琴を動かすのは、俺なりの考えだ』
黒子「…………」
『全てを丸く、平穏に治めるためなんだ。協力してくれ』
黒子「……貴方、何者なんですの?」
『……俺か?俺は、そうだな……Fallere825、といっても通じないだろうから……』
『……ただの、シスコン軍曹だ』
黒子「なんですの、それ。カッコつきませんわよ?」
412: 2010/03/27(土) 02:34:57.87 ID:bnK04sAO
翌々日、晴天―――
キィィィィイイイン
美琴「……最後に空港に来たのは―――あの時か」
美琴「まさか、似たような形でまた来るとはねー」
美琴「……アイツのこと追いかけすぎかな、私」
美琴「……ふふ、まあいっか」
黒子「……お、おねえ……さま」ゼェゼェ
美琴「あら、大丈夫?」
黒子「まっ、たく……こんなところまで、テレポートさせるなんて、お姉様は……鬼畜ですの」ゼェゼェ
美琴「ごめんね、黒子。でも、アンタだって見送りはしたいって言って聞かなかったじゃない」
黒子「それは、そうですが…………はあ」ゼェ
美琴「でも、ありがとね。私のこと、心配してくれて」ギュッ
黒子「おねえ……さま?」
美琴「今だけ、ね。私は、絶対にアイツを連れて帰ってくるから。それまで会えない分、今だけ……」
黒子「お姉様…………そうですわね。今、だけ」ギュッ
美琴「………」
黒子「………」
黒子「―――行ってらっしゃいませ、お姉様」
美琴「……うん、行ってくる。待っててね」
黒子「黒子はお姉様を信じて待ってますわ。いつまでも」
美琴「…………うん。期待は裏切らないわよ!」
カツカツカツカツ
美琴「……よしっ!行きますか!」
御坂美琴、イギリス・ロンドンへ
キィィィィイイイン
美琴「……最後に空港に来たのは―――あの時か」
美琴「まさか、似たような形でまた来るとはねー」
美琴「……アイツのこと追いかけすぎかな、私」
美琴「……ふふ、まあいっか」
黒子「……お、おねえ……さま」ゼェゼェ
美琴「あら、大丈夫?」
黒子「まっ、たく……こんなところまで、テレポートさせるなんて、お姉様は……鬼畜ですの」ゼェゼェ
美琴「ごめんね、黒子。でも、アンタだって見送りはしたいって言って聞かなかったじゃない」
黒子「それは、そうですが…………はあ」ゼェ
美琴「でも、ありがとね。私のこと、心配してくれて」ギュッ
黒子「おねえ……さま?」
美琴「今だけ、ね。私は、絶対にアイツを連れて帰ってくるから。それまで会えない分、今だけ……」
黒子「お姉様…………そうですわね。今、だけ」ギュッ
美琴「………」
黒子「………」
黒子「―――行ってらっしゃいませ、お姉様」
美琴「……うん、行ってくる。待っててね」
黒子「黒子はお姉様を信じて待ってますわ。いつまでも」
美琴「…………うん。期待は裏切らないわよ!」
カツカツカツカツ
美琴「……よしっ!行きますか!」
御坂美琴、イギリス・ロンドンへ
418: 2010/03/27(土) 02:57:40.72 ID:bnK04sAO
場面は戻って必要悪の教会女子寮――
上条「……狭くありませんか?」ギュウギュウ
神裂「そうでしょうか?」ギュウギュウ
上条「……だって、洗いづらいし……肘とか当たるし」ギュウギュウ
Z「今なら私の胸の感触を確かめ放題ですよ?ホラホラ」ムギュムギュ
上条「……何故か俺の背後に立つコイツは洗い物してねえし。泡遊びでヌルヌル濡れ透けになるんじゃなかったのか?」
Z「上条さんが濡れ透けフェチならそれもいいのですが、やはりここはストレートに背後に立って前を勃たす作戦の方がいいかと」
上条「……誰か、手が空いてるやつコイツを引き剥がしてくれないか?」
五和「そうしたいのは山々なんですが、今食堂にいるのは皿洗い組の私たちだけですから…………Zさんたらなんて羨ましい」
アンジェレネ「思考だだもれですよ?」
アガター「あー、手がかぶれちゃうわー」
カテリナ「っていうか、この時期に冷水で洗い物はキツイわね……また学園都市から水回りの設備届かないかしら?」
ルチア「皆さん、修道女の身でありながらだらしないですよ。この程度、神の子が受けた痛みに比べたら」
上条「比べる対象間違えてないか?」
オルソラ「うふふ、食器様もキレイキレーイでございます♪」
神裂「……このくらいの若々しさが私にもあれば……クッ!」
上条「……オルソラのは若いっつーか、幼いだな。思考はおばーちゃんだし」
上条「……狭くありませんか?」ギュウギュウ
神裂「そうでしょうか?」ギュウギュウ
上条「……だって、洗いづらいし……肘とか当たるし」ギュウギュウ
Z「今なら私の胸の感触を確かめ放題ですよ?ホラホラ」ムギュムギュ
上条「……何故か俺の背後に立つコイツは洗い物してねえし。泡遊びでヌルヌル濡れ透けになるんじゃなかったのか?」
Z「上条さんが濡れ透けフェチならそれもいいのですが、やはりここはストレートに背後に立って前を勃たす作戦の方がいいかと」
上条「……誰か、手が空いてるやつコイツを引き剥がしてくれないか?」
五和「そうしたいのは山々なんですが、今食堂にいるのは皿洗い組の私たちだけですから…………Zさんたらなんて羨ましい」
アンジェレネ「思考だだもれですよ?」
アガター「あー、手がかぶれちゃうわー」
カテリナ「っていうか、この時期に冷水で洗い物はキツイわね……また学園都市から水回りの設備届かないかしら?」
ルチア「皆さん、修道女の身でありながらだらしないですよ。この程度、神の子が受けた痛みに比べたら」
上条「比べる対象間違えてないか?」
オルソラ「うふふ、食器様もキレイキレーイでございます♪」
神裂「……このくらいの若々しさが私にもあれば……クッ!」
上条「……オルソラのは若いっつーか、幼いだな。思考はおばーちゃんだし」
421: 2010/03/27(土) 03:28:55.79 ID:bnK04sAO
ジャバジャバ キュッ
アンジェレネ「ふう、やっと終わりました~」ヘタッ
アガター「ああー、つっかれたー」
カテリナ「部屋でゆっくり寝よう……」
ルチア「祈りは忘れずに」
上条「うう……しっかし冷てえなー」
神裂「大の男がそんな弱音を吐いてどうするのですか。慣れれば大したことありませんよ」
上条「そりゃあ感覚が麻痺してるだけじゃ……」
神裂「……でしたら、手を出してください」
上条「……?」スッ
神裂「……失礼します」ギュッ
上条「か、神裂さん?」
神裂「摩擦で暖める方が、効率は良いでしょう」スリスリ
上条「い、いや、だからって手をさすらなくても……自分でやるって」
神裂「貴方が弱音を吐くからです」
五和「な、なにをしているんですか女教皇様!私が代わります!」
Z「いえ、ここは私が体と体で暖め合う方向で!」
神裂「な、なんですか貴女たち!わ、私がやっている仕事です!」
上条「あ、あのー……」
オルソラ「ふふふ、皆様?」
一同「「「?」」」
オルソラ「どうぞ、使い捨てカイロでございます。日本人街で買ったものがたくさんございます♪」
一同「「「……ど、どーも」」」
神裂・五和・Z(……なんやかんやで一番手強いのは……オルソラさん?)
アンジェレネ「ふう、やっと終わりました~」ヘタッ
アガター「ああー、つっかれたー」
カテリナ「部屋でゆっくり寝よう……」
ルチア「祈りは忘れずに」
上条「うう……しっかし冷てえなー」
神裂「大の男がそんな弱音を吐いてどうするのですか。慣れれば大したことありませんよ」
上条「そりゃあ感覚が麻痺してるだけじゃ……」
神裂「……でしたら、手を出してください」
上条「……?」スッ
神裂「……失礼します」ギュッ
上条「か、神裂さん?」
神裂「摩擦で暖める方が、効率は良いでしょう」スリスリ
上条「い、いや、だからって手をさすらなくても……自分でやるって」
神裂「貴方が弱音を吐くからです」
五和「な、なにをしているんですか女教皇様!私が代わります!」
Z「いえ、ここは私が体と体で暖め合う方向で!」
神裂「な、なんですか貴女たち!わ、私がやっている仕事です!」
上条「あ、あのー……」
オルソラ「ふふふ、皆様?」
一同「「「?」」」
オルソラ「どうぞ、使い捨てカイロでございます。日本人街で買ったものがたくさんございます♪」
一同「「「……ど、どーも」」」
神裂・五和・Z(……なんやかんやで一番手強いのは……オルソラさん?)
422: 2010/03/27(土) 03:47:14.80 ID:bnK04sAO
寮監室
上条「ふいー、やっと一息つけますなー」ギシッ
上条「今日一日だけで随分色んな事があったな……」
上条「……っていうか、イギリスに来てまだ一日も経ってねえじゃねえか!進み遅すぎだろ!GEP移動してからどんだけ経ったと思ってんだよ!」
上条「…………まあ、いいか」
上条「とにかく、今日は寝るだけだ。明日はどーなんのかな……」パサッ
コンコン ガチャ
禁書「……とうま、起きてる?」
上条「ん?ああ、インデックスか」
禁書「うん。……ねえ、とうま」
上条「なんでせうかインデックスさん。上条さんは今から寝るのです」
禁書「…………」ムギュ
上条「……インデックス?」
禁書「……今日だけでいいから。……一緒に寝ちゃ、ダメ?」
上条「えっ……と…………いやぁ……ダメ、じゃないか?」ドキドキ
禁書「……なんでなのかな?」
上条「それは、ほら、一応年頃の男女なワケだし、っていうか、学園都市の頃もそういう理由で俺が風呂場で寝てたんだし」ドキドキ
禁書「……とうまは、私でエOチな気分になるの?」
上条「エッ………!い、いや、そういうことではなくてですね、あの……その……」ドキドキ
禁書「そうじゃないなら……いいでしょ?」ウルウル
上条「うっ……
上条「ふいー、やっと一息つけますなー」ギシッ
上条「今日一日だけで随分色んな事があったな……」
上条「……っていうか、イギリスに来てまだ一日も経ってねえじゃねえか!進み遅すぎだろ!GEP移動してからどんだけ経ったと思ってんだよ!」
上条「…………まあ、いいか」
上条「とにかく、今日は寝るだけだ。明日はどーなんのかな……」パサッ
コンコン ガチャ
禁書「……とうま、起きてる?」
上条「ん?ああ、インデックスか」
禁書「うん。……ねえ、とうま」
上条「なんでせうかインデックスさん。上条さんは今から寝るのです」
禁書「…………」ムギュ
上条「……インデックス?」
禁書「……今日だけでいいから。……一緒に寝ちゃ、ダメ?」
上条「えっ……と…………いやぁ……ダメ、じゃないか?」ドキドキ
禁書「……なんでなのかな?」
上条「それは、ほら、一応年頃の男女なワケだし、っていうか、学園都市の頃もそういう理由で俺が風呂場で寝てたんだし」ドキドキ
禁書「……とうまは、私でエOチな気分になるの?」
上条「エッ………!い、いや、そういうことではなくてですね、あの……その……」ドキドキ
禁書「そうじゃないなら……いいでしょ?」ウルウル
上条「うっ……
423: 2010/03/27(土) 04:01:05.64 ID:bnK04sAO
上条(コイツ……こんなに可愛かったっけ?)ドキドキ
禁書「ねえ、とうま……?」
(不安げに揺れる、瞳……)
禁書「やっぱり……ダメ、かな?」
(薄い桃色の唇の間からこぼれる幼い吐息……)
禁書「…………お願い……だから……」ギュウッ
(あんなにバカみたいに食うけど……実際は触れたら壊れちまいそうで……華奢な体)
禁書「……ホントは……私…………寂しかったんだよ?」グスッ
(――ああ、そうだ。俺は、コイツを…………。だからこそ、わざわざ風呂場で寝て)
禁書「とうまに会えなくて……ヒック……ずっと、一人で…………ううん、みんなは、いたよ……」
(俺は、コイツを全てから護りたくて)
禁書「でも……とうまは……とうまは…………とうまは、いなかったんだもん」ギュウウ
(俺を含めた、全ての『不幸』から守ってやりたくて――)
禁書「だから……私……!」ギュウウウウ
上条「……インデックス」ギュッ
禁書「……とう、ま?」ギュウウ
禁書「ねえ、とうま……?」
(不安げに揺れる、瞳……)
禁書「やっぱり……ダメ、かな?」
(薄い桃色の唇の間からこぼれる幼い吐息……)
禁書「…………お願い……だから……」ギュウッ
(あんなにバカみたいに食うけど……実際は触れたら壊れちまいそうで……華奢な体)
禁書「……ホントは……私…………寂しかったんだよ?」グスッ
(――ああ、そうだ。俺は、コイツを…………。だからこそ、わざわざ風呂場で寝て)
禁書「とうまに会えなくて……ヒック……ずっと、一人で…………ううん、みんなは、いたよ……」
(俺は、コイツを全てから護りたくて)
禁書「でも……とうまは……とうまは…………とうまは、いなかったんだもん」ギュウウ
(俺を含めた、全ての『不幸』から守ってやりたくて――)
禁書「だから……私……!」ギュウウウウ
上条「……インデックス」ギュッ
禁書「……とう、ま?」ギュウウ
426: 2010/03/27(土) 04:14:44.64 ID:bnK04sAO
上条「ごめんな」ギュウウ
禁書「……とうまは悪くないんだよ?」
上条「いや、俺のせいだ……俺が呼び寄せる不幸のせいで、お前を巻き込んで、そんな不幸を背負い込ませて……」ギュウウ
禁書「…………」
上条「フィアンマの事も……俺の右手があったから、お前をあんな目に会わしちまった……それ以外にも、たくさんお前を巻き込んで……」
禁書「………カ」ボソッ
上条「……ハハッ、お前を不幸にしていたのは俺だってのに……お前を不幸から守りたいとか考えて…………バカだよなあ、俺」
禁書「…………バカとうま!!」ガブッ
上条「ぐっ、あだぁあああああっ!」
禁書「……むー……!」ガルル
上条「い……インデックスさん?」
禁書「とうまは本当にバカなんだよ!なんで私の不幸を自分のせいにするのかな!」
上条「いや、だってフィアンマの時だって俺の右手が……」
禁書「それは私が『禁書目録』だったから巻き込まれただけなんだよ!とうまはそうやっていつもいつも他人の不幸まで自分のせいにして突っ走って!それでまた自分が不幸な目にあって!」
上条「う……」
禁書「…………お願いだから、全部一人で背負わないで欲しいかも」ギュッ
上条「……インデ
禁書「……とうまは悪くないんだよ?」
上条「いや、俺のせいだ……俺が呼び寄せる不幸のせいで、お前を巻き込んで、そんな不幸を背負い込ませて……」ギュウウ
禁書「…………」
上条「フィアンマの事も……俺の右手があったから、お前をあんな目に会わしちまった……それ以外にも、たくさんお前を巻き込んで……」
禁書「………カ」ボソッ
上条「……ハハッ、お前を不幸にしていたのは俺だってのに……お前を不幸から守りたいとか考えて…………バカだよなあ、俺」
禁書「…………バカとうま!!」ガブッ
上条「ぐっ、あだぁあああああっ!」
禁書「……むー……!」ガルル
上条「い……インデックスさん?」
禁書「とうまは本当にバカなんだよ!なんで私の不幸を自分のせいにするのかな!」
上条「いや、だってフィアンマの時だって俺の右手が……」
禁書「それは私が『禁書目録』だったから巻き込まれただけなんだよ!とうまはそうやっていつもいつも他人の不幸まで自分のせいにして突っ走って!それでまた自分が不幸な目にあって!」
上条「う……」
禁書「…………お願いだから、全部一人で背負わないで欲しいかも」ギュッ
上条「……インデ
427: 2010/03/27(土) 04:25:56.23 ID:bnK04sAO
上条「……インデックス……」
禁書「……私だって、とうまの不幸を一緒に背負いたいんだよ?とうまの不幸を分けて欲しいんだよ?」
上条「……シスター様だとしても、自己犠牲が過ぎやしねえか?」
禁書「これは私がシスターじゃなくても気持ちは変わらないんだよ。……それにね」
上条「……」
禁書「とうまの右手は、不幸を呼ぶだけじゃなくて、不幸を打ち倒すことも出来るんだって、私は知ってるんだよ。その右手のおかげで、不幸から抜け出せた人はたくさんいる…………もちろん、私だって」
上条「……」
禁書「私は、とうまに、とうまの右手に、不幸の中から引き上げてもらったんだよ。……だから、そんなに悲しいこと言わないで」ギュウウ
上条「……ああ。ありがとうな、インデックス」ギュウウ
禁書「……うん」
禁書「……で、とうま」
上条「ん?」
禁書「こうして抱き合ってるのは嬉しいんだけど、結局とうまは一緒に寝てくれるのかな?」
上条「んー…………まあ、今日だけな」
禁書「ホント!?やったやった~!」
上条「寝る前にはしゃぐなよ……ったく」
禁書「うふふ、わかったかも!」モゾモゾ
上条「じゃ、電気消すぞ」バチン
禁書「……私だって、とうまの不幸を一緒に背負いたいんだよ?とうまの不幸を分けて欲しいんだよ?」
上条「……シスター様だとしても、自己犠牲が過ぎやしねえか?」
禁書「これは私がシスターじゃなくても気持ちは変わらないんだよ。……それにね」
上条「……」
禁書「とうまの右手は、不幸を呼ぶだけじゃなくて、不幸を打ち倒すことも出来るんだって、私は知ってるんだよ。その右手のおかげで、不幸から抜け出せた人はたくさんいる…………もちろん、私だって」
上条「……」
禁書「私は、とうまに、とうまの右手に、不幸の中から引き上げてもらったんだよ。……だから、そんなに悲しいこと言わないで」ギュウウ
上条「……ああ。ありがとうな、インデックス」ギュウウ
禁書「……うん」
禁書「……で、とうま」
上条「ん?」
禁書「こうして抱き合ってるのは嬉しいんだけど、結局とうまは一緒に寝てくれるのかな?」
上条「んー…………まあ、今日だけな」
禁書「ホント!?やったやった~!」
上条「寝る前にはしゃぐなよ……ったく」
禁書「うふふ、わかったかも!」モゾモゾ
上条「じゃ、電気消すぞ」バチン
428: 2010/03/27(土) 04:31:29.91 ID:bnK04sAO
モゾモゾ
上条「じゃ、おやすみ」
禁書「おやすみなんだよ、とうま♪」ギュッ
上条「おい、くっつくなよ。寝づれえだろ」
禁書「ごめんなさ~い」
上条「……ったく」ナデナデ
禁書「~♪」
上条「………かー……くー……」
禁書「……とうまは寝たのかな?」
上条「………ぐー…………くかっ」
禁書「えへへ……今日だけ、今日だけなんだよ」
チュッ
禁書「……唇は、いつか絶対に奪ってやるんだよ?」
禁書「おやすみ、とうま」ギュッ
上条「…………くー………ふこ…う………だー………」ムニャムニャ
上条「じゃ、おやすみ」
禁書「おやすみなんだよ、とうま♪」ギュッ
上条「おい、くっつくなよ。寝づれえだろ」
禁書「ごめんなさ~い」
上条「……ったく」ナデナデ
禁書「~♪」
上条「………かー……くー……」
禁書「……とうまは寝たのかな?」
上条「………ぐー…………くかっ」
禁書「えへへ……今日だけ、今日だけなんだよ」
チュッ
禁書「……唇は、いつか絶対に奪ってやるんだよ?」
禁書「おやすみ、とうま」ギュッ
上条「…………くー………ふこ…う………だー………」ムニャムニャ
429: 2010/03/27(土) 04:42:15.32 ID:bnK04sAO
翌日
上条「……ふああ、おはようインデックス」
禁書「おはようなんだよ……今日はいつもより目覚めが気持ち良いんだよ」ノビー
上条「はいはい、それは良かったでございますね……っと、とりあえず神裂のとこ行くか」ガチャ
禁書「あ、私も行くんだよ!」トタタ
五和「あっ」
上条「ん?」
禁書「へ?」
五和「なっ……な、な、な、なんでインデックスさんが上条さんの部屋に!?」
上条「なぜって……一緒に寝たからだけど」
五和「いっ、いっ、いっ…………ま、負けませんからね!」ズビシィ!
禁書「な、なんだか突然宣戦布告を受けたんだよ……」
上条「い、五和さん……?」
神裂「一体どうしたんですか、騒がしい」コツコツコツ
五和「かっ、上条さんと、いっ、禁書目録さんが!いっ、一緒に、寝たと!」ワナワナワナ
神裂「えっ……!?……そう、ですか」
神裂(ならば……)
神裂・五和((今夜、必ずや遅れを取り戻す!!))
上条「…………?」ゾクッ
上条「……ふああ、おはようインデックス」
禁書「おはようなんだよ……今日はいつもより目覚めが気持ち良いんだよ」ノビー
上条「はいはい、それは良かったでございますね……っと、とりあえず神裂のとこ行くか」ガチャ
禁書「あ、私も行くんだよ!」トタタ
五和「あっ」
上条「ん?」
禁書「へ?」
五和「なっ……な、な、な、なんでインデックスさんが上条さんの部屋に!?」
上条「なぜって……一緒に寝たからだけど」
五和「いっ、いっ、いっ…………ま、負けませんからね!」ズビシィ!
禁書「な、なんだか突然宣戦布告を受けたんだよ……」
上条「い、五和さん……?」
神裂「一体どうしたんですか、騒がしい」コツコツコツ
五和「かっ、上条さんと、いっ、禁書目録さんが!いっ、一緒に、寝たと!」ワナワナワナ
神裂「えっ……!?……そう、ですか」
神裂(ならば……)
神裂・五和((今夜、必ずや遅れを取り戻す!!))
上条「…………?」ゾクッ
451: 2010/03/27(土) 23:43:58.83 ID:bnK04sAO
イギリス・ロンドン空港
ザァァァァアアアア……
美琴「……到着早々雨とは、なかなかついてないわね……」
美琴「さーてと。とりあえず、写真の公園を探すところから始めようかしら」
美琴「……誰に尋ねようかしら」
美琴「……うーん、やっぱり無茶だったかしらね……」
美琴「……よし!きっと成せばなるわ!」
美琴「Excuse me.」
美琴「………なんで誰も知らないのよ……」ガクッ
美琴「うう……もう二十人には訊いたわよ……」
美琴「やっぱり無茶だったかしら……」ハァ…
テクテクテク
「…………すいません」
美琴「……はい?」クルッ
ミサカ「やはりお姉様でしたか、とミサカは安堵の吐息を漏らします」
美琴「ど、どうしてアンタがこんなところに!?調整は!?」
ミサカ「調整は一応一段落はついています。……今日はお姉様にコレを」スッ
美琴「……これ、アンタたちのゴーグルよね?」
ミサカ「はい、紛れもなくミサカ17773号のゴーグルです、とミサカは検体番号とゴーグルのシリアルナンバーとの照合を暗に勧めます」
美琴「いらないわよそんなの。……で、なんでアンタがこれを私に?」
ザァァァァアアアア……
美琴「……到着早々雨とは、なかなかついてないわね……」
美琴「さーてと。とりあえず、写真の公園を探すところから始めようかしら」
美琴「……誰に尋ねようかしら」
美琴「……うーん、やっぱり無茶だったかしらね……」
美琴「……よし!きっと成せばなるわ!」
美琴「Excuse me.」
美琴「………なんで誰も知らないのよ……」ガクッ
美琴「うう……もう二十人には訊いたわよ……」
美琴「やっぱり無茶だったかしら……」ハァ…
テクテクテク
「…………すいません」
美琴「……はい?」クルッ
ミサカ「やはりお姉様でしたか、とミサカは安堵の吐息を漏らします」
美琴「ど、どうしてアンタがこんなところに!?調整は!?」
ミサカ「調整は一応一段落はついています。……今日はお姉様にコレを」スッ
美琴「……これ、アンタたちのゴーグルよね?」
ミサカ「はい、紛れもなくミサカ17773号のゴーグルです、とミサカは検体番号とゴーグルのシリアルナンバーとの照合を暗に勧めます」
美琴「いらないわよそんなの。……で、なんでアンタがこれを私に?」
454: 2010/03/28(日) 00:00:43.08 ID:2WwZC2AO
ミサカ「ある人からの薦めです。これをお姉様が装着することで、イギリス内での動きがスムーズになるとミサカは聞いています」
美琴「……何者なのよ、ソイツは」
ミサカ「TMD8813WA441M.JJ9'、とミサカは符丁の確認を取ります」
美琴「……なんか、いつか聞いたようなフレーズね。……まさか、アンタまた学園都市に利用されてるワケ……?」ビリッ
ミサカ「……ささやかなジョークです、とミサカは舌を出してお茶目さをアピールします」
美琴「……ヒヤヒヤさせないでよ。あと、無表情で舌を出されてもバカにされてるようにしか見えないわ」
ミサカ「そうですか、それは残念。……とにかく、これは個人的なやりとりであり、こうしてお姉様にゴーグルを渡すのもミサカの意思です、とミサカは自由を主張します」
美琴「……わかったわ。ありがと。アンタの知り合いがなに企んでるかは知らないけど、乗ってやるわと伝えなさい」
ミサカ「お姉様の悪いようにはなりません、とミサカは親指を立てて安全性を誇示します」
美琴「そ。アンタがそういうなら信じるわ」
カチャッ
美琴「……どうかしら」
ミサカ「よくお似合いですよ。流石はオリジナルです、とミサカは暗に自画自賛します」
美琴「……何者なのよ、ソイツは」
ミサカ「TMD8813WA441M.JJ9'、とミサカは符丁の確認を取ります」
美琴「……なんか、いつか聞いたようなフレーズね。……まさか、アンタまた学園都市に利用されてるワケ……?」ビリッ
ミサカ「……ささやかなジョークです、とミサカは舌を出してお茶目さをアピールします」
美琴「……ヒヤヒヤさせないでよ。あと、無表情で舌を出されてもバカにされてるようにしか見えないわ」
ミサカ「そうですか、それは残念。……とにかく、これは個人的なやりとりであり、こうしてお姉様にゴーグルを渡すのもミサカの意思です、とミサカは自由を主張します」
美琴「……わかったわ。ありがと。アンタの知り合いがなに企んでるかは知らないけど、乗ってやるわと伝えなさい」
ミサカ「お姉様の悪いようにはなりません、とミサカは親指を立てて安全性を誇示します」
美琴「そ。アンタがそういうなら信じるわ」
カチャッ
美琴「……どうかしら」
ミサカ「よくお似合いですよ。流石はオリジナルです、とミサカは暗に自画自賛します」
456: 2010/03/28(日) 00:37:21.89 ID:2WwZC2AO
美琴「ちょっとトイレで確認しても良いかしら?」
ミサカ「構いませんよ」
美琴「……は~、鏡で見ると我ながら本当に見分けつかないわね~」
ミサカ「クローンですから、とミサカは当然の事実を確認します」
美琴「そりゃそうなんだけど……とにかくこれなら、私とアンタを見分けられるヤツはいないわね」
ミサカ「それがそうでもありません、とミサカは重要な見落としを指摘します」
美琴「?」
ミサカ「もしも完璧にミサカになるのであれば、お姉様はその短パンを脱がなければなりませんよ」
美琴「!……ぬ、脱げるわけないでしょーが!」
ミサカ「まあ、そういうと思ってました、とミサカはお姉様の度胸の無さを鼻で笑います」フンス
美琴「な、なんですってぇ……!」
ミサカ「……とまあ冗談はさておき、その格好ならお姉様はミサカとして動けます」
美琴「冗談で済ますんじゃないわよ、コラ!」
ミサカ「お姉様がミサカになるということは、学園都市と魔術サ……もとい、テ口リストの目を交い潜れるということです」
美琴「……なるほど」
ミサカ「つまり、お姉様はミサカになりきらなければなりません」
美琴「……ちょっと、意味が分からないかな」
ミサカ「構いませんよ」
美琴「……は~、鏡で見ると我ながら本当に見分けつかないわね~」
ミサカ「クローンですから、とミサカは当然の事実を確認します」
美琴「そりゃそうなんだけど……とにかくこれなら、私とアンタを見分けられるヤツはいないわね」
ミサカ「それがそうでもありません、とミサカは重要な見落としを指摘します」
美琴「?」
ミサカ「もしも完璧にミサカになるのであれば、お姉様はその短パンを脱がなければなりませんよ」
美琴「!……ぬ、脱げるわけないでしょーが!」
ミサカ「まあ、そういうと思ってました、とミサカはお姉様の度胸の無さを鼻で笑います」フンス
美琴「な、なんですってぇ……!」
ミサカ「……とまあ冗談はさておき、その格好ならお姉様はミサカとして動けます」
美琴「冗談で済ますんじゃないわよ、コラ!」
ミサカ「お姉様がミサカになるということは、学園都市と魔術サ……もとい、テ口リストの目を交い潜れるということです」
美琴「……なるほど」
ミサカ「つまり、お姉様はミサカになりきらなければなりません」
美琴「……ちょっと、意味が分からないかな」
458: 2010/03/28(日) 00:56:13.39 ID:2WwZC2AO
ミサカ「なぜですか、とミサカはお姉様の理解力のなさに愕然とします」
美琴「なぜですか、じゃないわよ。話がぶっ飛びすぎてついていけないっつーの。っていうか、アンタってかなり失礼よね……」
ミサカ「『ミサカ』はあくまで、『初めからイギリス国内にいるミサカ』だから動けるのです。それには、ミサカ自身の能力が『欠陥電気』であることも後押ししています」
美琴「……どういうこと?」
ミサカ「今、学園都市からレベル5の『超電磁砲』が学園都市から送られてきたとしましょう。もしもそれをテ口リストが知れば、どう思いますか?」
美琴「……上条を武力で取り戻すために、超能力者を送り込んだ」
ミサカ「そうです。つまりお姉様がお姉様として動くことは、あの人を危険に晒す行為です、とミサカは忠告します」
美琴「……テ口リストはどんだけ凄い情報網を持ってるってのよ」
ミサカ「……詳しくは知りませんが、かなり巨大な組織だと聞いています。あの人の右手について知っている程です」
美琴「……ミサカネットワークについては?」
ミサカ「不明です。ただ、各地のミサカ周辺に不穏な動きはありません。なにせよ、ミサカはノーマークではないでしょうか」
美琴「……なりきるしかないわね」
ミサカ「それが最善です、とミサカは頷きます」
美琴「なぜですか、じゃないわよ。話がぶっ飛びすぎてついていけないっつーの。っていうか、アンタってかなり失礼よね……」
ミサカ「『ミサカ』はあくまで、『初めからイギリス国内にいるミサカ』だから動けるのです。それには、ミサカ自身の能力が『欠陥電気』であることも後押ししています」
美琴「……どういうこと?」
ミサカ「今、学園都市からレベル5の『超電磁砲』が学園都市から送られてきたとしましょう。もしもそれをテ口リストが知れば、どう思いますか?」
美琴「……上条を武力で取り戻すために、超能力者を送り込んだ」
ミサカ「そうです。つまりお姉様がお姉様として動くことは、あの人を危険に晒す行為です、とミサカは忠告します」
美琴「……テ口リストはどんだけ凄い情報網を持ってるってのよ」
ミサカ「……詳しくは知りませんが、かなり巨大な組織だと聞いています。あの人の右手について知っている程です」
美琴「……ミサカネットワークについては?」
ミサカ「不明です。ただ、各地のミサカ周辺に不穏な動きはありません。なにせよ、ミサカはノーマークではないでしょうか」
美琴「……なりきるしかないわね」
ミサカ「それが最善です、とミサカは頷きます」
460: 2010/03/28(日) 01:11:15.92 ID:2WwZC2AO
美琴「……っていうか、アンタは動けないの?」
ミサカ「能力的な戦闘能力がないミサカでは、いざというときに対処ができません」
美琴「……なるほどね」
ミサカ「お姉様がこちらにいる間、ミサカは学園都市で過ごします。今日一日はロンドンの観光名所を巡り、明日には学園都市に行く手はずです」
美琴「つまり、今いる『私』はロンドン観光を満喫して、明日には帰るってことね。そして、ロンドンには『アンタ』が残る」
ミサカ「やっとご理解いただけたようですね、とミサカは長い説明が終わることに安堵します」
美琴「……口調やスカートの中まで真似ることが出来るかは不安だけど、やってみるわ」
ミサカ「頑張って下さい、とミサカは今日一日と明日のロンドン観光に心踊らせます」
美琴「……アンタ、一応私の役なんだから、変なことしないでよ?」
ミサカ「大丈夫だって!私に任せときなさい?……とミサカはお姉様の真似をして親指を立てます」
美琴「……私がやるアンタよりは大丈夫そうね」
ミサカ「当然です、とミサカはミサカの万能っぷりをアピールします。……あと、ミサカの姿をしているとはいえ、学園都市協力派の研究機関の手助けは得られませんよ、とミサカは補足します」
美琴「なんでよ?」
ミサカ「どこにテ口リストの息がかかっているか分からないからです。お姉様には、独力で動くことを指示します」
美琴「……これもアイツのため、仕方ないわね」
ミサカ「能力的な戦闘能力がないミサカでは、いざというときに対処ができません」
美琴「……なるほどね」
ミサカ「お姉様がこちらにいる間、ミサカは学園都市で過ごします。今日一日はロンドンの観光名所を巡り、明日には学園都市に行く手はずです」
美琴「つまり、今いる『私』はロンドン観光を満喫して、明日には帰るってことね。そして、ロンドンには『アンタ』が残る」
ミサカ「やっとご理解いただけたようですね、とミサカは長い説明が終わることに安堵します」
美琴「……口調やスカートの中まで真似ることが出来るかは不安だけど、やってみるわ」
ミサカ「頑張って下さい、とミサカは今日一日と明日のロンドン観光に心踊らせます」
美琴「……アンタ、一応私の役なんだから、変なことしないでよ?」
ミサカ「大丈夫だって!私に任せときなさい?……とミサカはお姉様の真似をして親指を立てます」
美琴「……私がやるアンタよりは大丈夫そうね」
ミサカ「当然です、とミサカはミサカの万能っぷりをアピールします。……あと、ミサカの姿をしているとはいえ、学園都市協力派の研究機関の手助けは得られませんよ、とミサカは補足します」
美琴「なんでよ?」
ミサカ「どこにテ口リストの息がかかっているか分からないからです。お姉様には、独力で動くことを指示します」
美琴「……これもアイツのため、仕方ないわね」
463: 2010/03/28(日) 01:24:07.24 ID:2WwZC2AO
ミサカ「以上が大体の作戦説明です」
美琴「ありがとね。アンタのお陰で、私も心置きなくアイツを探せるわ」
ミサカ「あの人のためですから、とミサカはお姉様に花を持たせる健気な役割を演じます」
美琴「……じゃ、そろそろ行ってくるわ。ロンドン観光楽しんで、良い報告を待ってなさい」
ミサカ「分かりました、とミサカはお姉様の無事を祈ります」
美琴「……私がやられるわけないでしょ。……じゃあね」
タッ、タッ、タッ、タッ…
ミサカ「…………」
ミサカ「申し訳ありませんお姉様、とミサカは既に無い後ろ姿に謝罪します。ミサカはいくつかの嘘をつきました」
ミサカ「ミサカは今でも学園都市から指示を受け、動いています。今回の件もその一旦です」
ミサカ「もっとも、暗部組織の一個人からの指示ですし、ミサカの自由意思を尊重してくださいましたが、とミサカはあの方へのフォローを行います」
ミサカ「……そして、ミサカは今回の件をかなり深いところまで知っています」
ミサカ「だからこそ、あの方の提案に乗りこのようなことになったのですが―――」
ミサカ「とにかくご無事で、とミサカはお姉様の安全を今だけ神に祈ります」
美琴「ありがとね。アンタのお陰で、私も心置きなくアイツを探せるわ」
ミサカ「あの人のためですから、とミサカはお姉様に花を持たせる健気な役割を演じます」
美琴「……じゃ、そろそろ行ってくるわ。ロンドン観光楽しんで、良い報告を待ってなさい」
ミサカ「分かりました、とミサカはお姉様の無事を祈ります」
美琴「……私がやられるわけないでしょ。……じゃあね」
タッ、タッ、タッ、タッ…
ミサカ「…………」
ミサカ「申し訳ありませんお姉様、とミサカは既に無い後ろ姿に謝罪します。ミサカはいくつかの嘘をつきました」
ミサカ「ミサカは今でも学園都市から指示を受け、動いています。今回の件もその一旦です」
ミサカ「もっとも、暗部組織の一個人からの指示ですし、ミサカの自由意思を尊重してくださいましたが、とミサカはあの方へのフォローを行います」
ミサカ「……そして、ミサカは今回の件をかなり深いところまで知っています」
ミサカ「だからこそ、あの方の提案に乗りこのようなことになったのですが―――」
ミサカ「とにかくご無事で、とミサカはお姉様の安全を今だけ神に祈ります」
469: 2010/03/28(日) 02:02:03.96 ID:2WwZC2AO
必要悪の教会女子寮
上条「……にしても、この女子寮の寮監って本当にすることねえのな」
神裂「ええ。始めにそういったでしょう」
上条「うーん、学園都市の時の女子寮じゃ仕事だらけだったからな。なんか落ち着かねえ」
神裂「……それなら、私と一緒に洗濯するのを手伝ってはいただけませんか?」
上条「洗濯?って、ここの女子寮の人たちの?」
神裂「はい。今日の洗濯当番は私ですから、もしお暇ならと」
上条「……いいのか?やっぱ、そういう女性の洗濯物を男子が洗うのは……どうなんだ?」
神裂「構いませんよ。下着類は別途洗濯しますから、貴方に手伝っていただきたいのは修道服です」
上条「ああ、なるほど。なら、喜んで手伝うぜ」
神裂「ありがとうございます。……なにぶん、修道服だけではなく様々な種類の衣類が洗濯に出される上、数も多いので」
上条「いつも当番は一人だけなのか?」
神裂「いえ、今日はたまたまです。シェリーが博物館へ出向いておりまして、オルソラも今日は暗号解読の仕事を受けてます」
上条「ああ、なるほどな。そっか、そういうときの俺なのか」
神裂「そういうことです」
上条「……にしても、この女子寮の寮監って本当にすることねえのな」
神裂「ええ。始めにそういったでしょう」
上条「うーん、学園都市の時の女子寮じゃ仕事だらけだったからな。なんか落ち着かねえ」
神裂「……それなら、私と一緒に洗濯するのを手伝ってはいただけませんか?」
上条「洗濯?って、ここの女子寮の人たちの?」
神裂「はい。今日の洗濯当番は私ですから、もしお暇ならと」
上条「……いいのか?やっぱ、そういう女性の洗濯物を男子が洗うのは……どうなんだ?」
神裂「構いませんよ。下着類は別途洗濯しますから、貴方に手伝っていただきたいのは修道服です」
上条「ああ、なるほど。なら、喜んで手伝うぜ」
神裂「ありがとうございます。……なにぶん、修道服だけではなく様々な種類の衣類が洗濯に出される上、数も多いので」
上条「いつも当番は一人だけなのか?」
神裂「いえ、今日はたまたまです。シェリーが博物館へ出向いておりまして、オルソラも今日は暗号解読の仕事を受けてます」
上条「ああ、なるほどな。そっか、そういうときの俺なのか」
神裂「そういうことです」
471: 2010/03/28(日) 02:28:26.76 ID:2WwZC2AO
ゴウンゴウンゴウン
上条「すげえパワフルに動くなあ、この洗濯機」
神裂「ふふ……この子は本当に素敵な子なんですよ……」ナデナデ
上条「(突っ込んだらダメだよな、多分)……神裂はこの洗濯機とどういう仲なんだ?」
神裂「そうですね……初めは嫌いでしたが、今思えばあれは愚かで浅はかな気持ちでした。無理を強いていたのは私なのに、この子は文句一つもなく、普通なら投げ出すだろう仕事をやりとげたんです」ウットリ
上条「(まあ、そりゃあ機械だしな……)……他には?」
神裂「そうですね……クーデターの修羅場も共に潜り抜けましたね」ナデナデ
上条「えっ!?あのクーデターをか!?」
神裂「はい。この子を戦火のただなかに置くわけにはいきませんでしたから。私が担いで安全な場所まで」
上条「……すげえな、色んな意味で」
神裂「ふふふ♪」ナデナデ
ゴウンゴウンゴウン!
上条「……(心なしか洗濯機も喜んでる……気がする)」
神裂「うふふふふ♪」ナデナデ
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン!!
上条「……なあ、俺も撫でてみて良いか?」
神裂「ええ、構いませんよ。ただし、優しくお願いします」
上条「おう」ピトッ
バキィィィィイイイン!
上条「へ?」
神裂「は?」
上条「すげえパワフルに動くなあ、この洗濯機」
神裂「ふふ……この子は本当に素敵な子なんですよ……」ナデナデ
上条「(突っ込んだらダメだよな、多分)……神裂はこの洗濯機とどういう仲なんだ?」
神裂「そうですね……初めは嫌いでしたが、今思えばあれは愚かで浅はかな気持ちでした。無理を強いていたのは私なのに、この子は文句一つもなく、普通なら投げ出すだろう仕事をやりとげたんです」ウットリ
上条「(まあ、そりゃあ機械だしな……)……他には?」
神裂「そうですね……クーデターの修羅場も共に潜り抜けましたね」ナデナデ
上条「えっ!?あのクーデターをか!?」
神裂「はい。この子を戦火のただなかに置くわけにはいきませんでしたから。私が担いで安全な場所まで」
上条「……すげえな、色んな意味で」
神裂「ふふふ♪」ナデナデ
ゴウンゴウンゴウン!
上条「……(心なしか洗濯機も喜んでる……気がする)」
神裂「うふふふふ♪」ナデナデ
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン!!
上条「……なあ、俺も撫でてみて良いか?」
神裂「ええ、構いませんよ。ただし、優しくお願いします」
上条「おう」ピトッ
バキィィィィイイイン!
上条「へ?」
神裂「は?」
476: 2010/03/28(日) 03:02:11.52 ID:2WwZC2AO
ガバァァァアアアン!
上条「うわああああああっ!?」
神裂「きゃっ!」
バシャアアアアアアアアン
上条「……うわー……びしょ濡れだ……大丈夫か神裂?」ポタッ ポタッ
神裂「わ、私は大丈夫ですが……なぜこんなことに……。この中には修道服や私服くらいしか……」ポタッ ポタッ
ベチャ
神裂「……これは……」
上条「……なんだ、その、萎びたイカみたいなヤツ」
神裂「……霊装です。……この霊装が存在する空間全体に、ある種の力場を形成する」
上条「……それが、俺の右手に?」
神裂「正確には、この霊装が形成した力場に触れました。力場を無理矢理壊されたせいで、空間内で力場を形成していた霊体が暴走したのでしょう……」
上条「……そんなものを洗濯物として出すな……」ガクッ
神裂「貴方の右手はイレギュラーですから。……はあ、とりあえずこの惨状をなんとかしなければ―――って、ああっ!」
上条「ど、どうした神裂?」
神裂「あ、貴方、この子になにするんですか!!」ギャーン!
上条「ええっ!今更っ!?」
上条「うわああああああっ!?」
神裂「きゃっ!」
バシャアアアアアアアアン
上条「……うわー……びしょ濡れだ……大丈夫か神裂?」ポタッ ポタッ
神裂「わ、私は大丈夫ですが……なぜこんなことに……。この中には修道服や私服くらいしか……」ポタッ ポタッ
ベチャ
神裂「……これは……」
上条「……なんだ、その、萎びたイカみたいなヤツ」
神裂「……霊装です。……この霊装が存在する空間全体に、ある種の力場を形成する」
上条「……それが、俺の右手に?」
神裂「正確には、この霊装が形成した力場に触れました。力場を無理矢理壊されたせいで、空間内で力場を形成していた霊体が暴走したのでしょう……」
上条「……そんなものを洗濯物として出すな……」ガクッ
神裂「貴方の右手はイレギュラーですから。……はあ、とりあえずこの惨状をなんとかしなければ―――って、ああっ!」
上条「ど、どうした神裂?」
神裂「あ、貴方、この子になにするんですか!!」ギャーン!
上条「ええっ!今更っ!?」
479: 2010/03/28(日) 03:15:37.10 ID:2WwZC2AO
神裂「貴方が力場を破壊したせいで、この子は……無理矢理こじ開けられて……こんな滅茶苦茶にされて……っ!責任とるつもりはあるんですか!?」ギャーン!
上条「そ、その言い方は微妙に誤解を生みますって!っていうか、い、いや、申し訳ないとは思いますが…………って、はウッ!?」ビクーン
神裂「仕事をやり遂げようという最中だったのに……この子が壊れてしまったら、私はどうすれば…………」プルプル
上条「…………か、神裂……さん」プルプル
神裂「……どうしたんですか、うずくまって?そうして同情を誘う気ですか?」ジトッ
上条「……あの…………透けてます」
神裂「……は?」
上条「浴衣が……透けてます」
神裂「…………」
上条「…………」プルプル
神裂「……とりあえず、着替えてきますね……」プルプル
上条「お、おう……(あばばばばば!なんだなんですかなんなんですかぁーっ!透けてるしピッチリだしなんかポチッとしたのが二つ浮き出てるしーっ!浴衣の下には下着を着ないってのはマジだったんでせうかーっ!?)」プルプル
神裂「……(みみみみみみ見られてしまいました!よりによってこの人に!あああああ、体に密着してラインも見えてるし、胸がこんなですしっ!これでは、まるで私が本当に痴女のようではないですかぁぁぁあああぁああああっ!!)」プルプル
上条「そ、その言い方は微妙に誤解を生みますって!っていうか、い、いや、申し訳ないとは思いますが…………って、はウッ!?」ビクーン
神裂「仕事をやり遂げようという最中だったのに……この子が壊れてしまったら、私はどうすれば…………」プルプル
上条「…………か、神裂……さん」プルプル
神裂「……どうしたんですか、うずくまって?そうして同情を誘う気ですか?」ジトッ
上条「……あの…………透けてます」
神裂「……は?」
上条「浴衣が……透けてます」
神裂「…………」
上条「…………」プルプル
神裂「……とりあえず、着替えてきますね……」プルプル
上条「お、おう……(あばばばばば!なんだなんですかなんなんですかぁーっ!透けてるしピッチリだしなんかポチッとしたのが二つ浮き出てるしーっ!浴衣の下には下着を着ないってのはマジだったんでせうかーっ!?)」プルプル
神裂「……(みみみみみみ見られてしまいました!よりによってこの人に!あああああ、体に密着してラインも見えてるし、胸がこんなですしっ!これでは、まるで私が本当に痴女のようではないですかぁぁぁあああぁああああっ!!)」プルプル
481: 2010/03/28(日) 03:28:09.46 ID:2WwZC2AO
神裂「……(ととととととにかく、早く着替えなければぁぁあああっ!)」プルプル
上条「……(あー……血流が…………勃ってるせいで立てねえ……)」プルプル
ベチャ ズルッ
神裂「は?」
上条「え」
ドターン!
神裂「ううう……またこの霊装ですか!」ズルンチョ
上条「あだだだ……まさか俺に向かって倒れるとは……」
神裂「…………」
上条「…………」
上条・神裂((うわあああああああああああああああああああっ!!!))ドキドキドキドキッ!
上条(お、俺の胸の上に神裂のむむむむ胸むねムネがーっ!!っつーかお互い濡れてるし薄着だし感触が生々しすぎるだろチクショーッ!!不幸だがグッジョブ!!)ドキドキ
神裂(あわわわわわわわ私の体が上条当麻の上に~っ!意外に逞しいんですねって違います違います違います!!とっとと冷静になりなさいこのド素人が!!)ドキドキ
神裂「す、すいません……今退きますね……」ドキドキドキドキ
上条「お、おう……」ドキドキドキドキ
ズリッ
上条「!?」ビクーン!
神裂「……ぁっ」ドキドキドキドキ
上条(か、上条さんの下条さんに神裂の手があああああああああああああああ)
上条「……(あー……血流が…………勃ってるせいで立てねえ……)」プルプル
ベチャ ズルッ
神裂「は?」
上条「え」
ドターン!
神裂「ううう……またこの霊装ですか!」ズルンチョ
上条「あだだだ……まさか俺に向かって倒れるとは……」
神裂「…………」
上条「…………」
上条・神裂((うわあああああああああああああああああああっ!!!))ドキドキドキドキッ!
上条(お、俺の胸の上に神裂のむむむむ胸むねムネがーっ!!っつーかお互い濡れてるし薄着だし感触が生々しすぎるだろチクショーッ!!不幸だがグッジョブ!!)ドキドキ
神裂(あわわわわわわわ私の体が上条当麻の上に~っ!意外に逞しいんですねって違います違います違います!!とっとと冷静になりなさいこのド素人が!!)ドキドキ
神裂「す、すいません……今退きますね……」ドキドキドキドキ
上条「お、おう……」ドキドキドキドキ
ズリッ
上条「!?」ビクーン!
神裂「……ぁっ」ドキドキドキドキ
上条(か、上条さんの下条さんに神裂の手があああああああああああああああ)
483: 2010/03/28(日) 03:45:17.61 ID:2WwZC2AO
神裂(あわわわわわわわわわ触れてしまっているコレはアレですよね所謂松茸ですよね上条当麻の松茸に私は今触れているのですねって違います違います違いますーっ!
と、とにかくここは大人の対応ですよ、神裂火織!気が付かないフリをして退くのです!!)ドキドキドキドキ
上条(あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばry)
上条「あ、あのさ神裂……さん……」
神裂「で、では私は着替えを取りに……」
ギンッ!!
上条・神裂「「――――ッ!?」」
神裂(さ、更におっきく――――――っ!?)ドキドキドキドキドキドキ
上条(どうしてこのタイミングで卍解しやがんだよ俺の斬魄刀はぁぁぁぁぁああああっ!!)アワワワワワワワワワワワry
神裂(わわわわわ、私はどうすればいいのですか!?またそ知らぬフリをすべきですか!?ここは、私自らが収めるべきですか!?
いやいやいやいや私は修道女ですよっていうか心の準備がぁぁぁああああ~~~っ!!)ドキドキドキドキドキドキドキドキ
上条(ええい静まれ静まれい!って無理ですよねそりゃあさぁじゃあどうすりゃいいんだよマジでなんだよこの状況恥ずかしいし気まずいし誰か助けてくれええええええええっ!!)
ガチャ
Z「呼ばれて飛び出て」カシャ
上条「」
神裂「」
Z「濡れ透けで淫靡に絡み合う男女……しかも女性の手は男性の大きくなった所へ……イヤン♪なんて素敵な写真なんでしょうね」クネクネ
と、とにかくここは大人の対応ですよ、神裂火織!気が付かないフリをして退くのです!!)ドキドキドキドキ
上条(あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばry)
上条「あ、あのさ神裂……さん……」
神裂「で、では私は着替えを取りに……」
ギンッ!!
上条・神裂「「――――ッ!?」」
神裂(さ、更におっきく――――――っ!?)ドキドキドキドキドキドキ
上条(どうしてこのタイミングで卍解しやがんだよ俺の斬魄刀はぁぁぁぁぁああああっ!!)アワワワワワワワワワワワry
神裂(わわわわわ、私はどうすればいいのですか!?またそ知らぬフリをすべきですか!?ここは、私自らが収めるべきですか!?
いやいやいやいや私は修道女ですよっていうか心の準備がぁぁぁああああ~~~っ!!)ドキドキドキドキドキドキドキドキ
上条(ええい静まれ静まれい!って無理ですよねそりゃあさぁじゃあどうすりゃいいんだよマジでなんだよこの状況恥ずかしいし気まずいし誰か助けてくれええええええええっ!!)
ガチャ
Z「呼ばれて飛び出て」カシャ
上条「」
神裂「」
Z「濡れ透けで淫靡に絡み合う男女……しかも女性の手は男性の大きくなった所へ……イヤン♪なんて素敵な写真なんでしょうね」クネクネ
484: 2010/03/28(日) 03:56:48.22 ID:2WwZC2AO
上条「ななななななななななな」
神裂「ななななな何をしているんですかっ!!」バッ!
Z「なにって、ナニをしている男女を写真に収めただけですが」しれっ
神裂「なっ……!そ、そんなこと、ダメに決まっているでしょう!?というか、その……ナニだってしていません!!」
Z「あらあら残念です。……じゃ、とりあえずこの写真は天草式の皆さんに送って良いですか?」
神裂「だっ、ダメに決まってるでしょう!!」
Z「女教皇様のけちー」ブー
神裂「け、ケチじゃありませんっ!!」
Z「じゃ、私はこれで。あ、これ着替えです」スッ
神裂「あ……ありがとう……ございます……」ポフッ
Z「じゃ、また後ほど」スタスタ
神裂「…………」
上条「…………」
神裂「と、とりあえず着替えるので、その……」
上条「あ、ああ、悪い」スクッ
ガチャン
上条「……」神裂「……」
上条・神裂(た、助かった……)
神裂「ななななな何をしているんですかっ!!」バッ!
Z「なにって、ナニをしている男女を写真に収めただけですが」しれっ
神裂「なっ……!そ、そんなこと、ダメに決まっているでしょう!?というか、その……ナニだってしていません!!」
Z「あらあら残念です。……じゃ、とりあえずこの写真は天草式の皆さんに送って良いですか?」
神裂「だっ、ダメに決まってるでしょう!!」
Z「女教皇様のけちー」ブー
神裂「け、ケチじゃありませんっ!!」
Z「じゃ、私はこれで。あ、これ着替えです」スッ
神裂「あ……ありがとう……ございます……」ポフッ
Z「じゃ、また後ほど」スタスタ
神裂「…………」
上条「…………」
神裂「と、とりあえず着替えるので、その……」
上条「あ、ああ、悪い」スクッ
ガチャン
上条「……」神裂「……」
上条・神裂(た、助かった……)
485: 2010/03/28(日) 04:03:51.32 ID:2WwZC2AO
ガチャ
神裂「……」モジモジ
上条「あ……終わりました?」ビクビク
神裂「あ、あの……」モジモジ
上条「は、はい……」ビクビク
神裂「……さっ……さっきのことは、お互いに忘れましょう……」モジモジ
上条「は、はい……」ビクビク
Z「―――ということがありました」
五和「…………女教皇様……やはり手強いですね!!」ゴオオ
Z(写真見せただけでこのヒートアップっぷり……面白いことになる予感?)
神裂「……」モジモジ
上条「あ……終わりました?」ビクビク
神裂「あ、あの……」モジモジ
上条「は、はい……」ビクビク
神裂「……さっ……さっきのことは、お互いに忘れましょう……」モジモジ
上条「は、はい……」ビクビク
Z「―――ということがありました」
五和「…………女教皇様……やはり手強いですね!!」ゴオオ
Z(写真見せただけでこのヒートアップっぷり……面白いことになる予感?)
491: 2010/03/28(日) 14:37:59.26 ID:c9fZ0Gko
>>489
でしゃばったって良いじゃない、だって俺大ファンだもの。というか前スレでちょいちょい君のネタ使ってすまんかった
あれなのね、こういう輪が広がるとモチベーション激上がりなのよ。だから乗っ取りとか大好きなわけだけれども
そういや空気秋沙の姫神スレにも保守代わりに投下したことあったっけ。懐かしい
でしゃばったって良いじゃない、だって俺大ファンだもの。というか前スレでちょいちょい君のネタ使ってすまんかった
あれなのね、こういう輪が広がるとモチベーション激上がりなのよ。だから乗っ取りとか大好きなわけだけれども
そういや空気秋沙の姫神スレにも保守代わりに投下したことあったっけ。懐かしい
498: 2010/03/28(日) 17:31:46.34 ID:c9fZ0Gko
お前らwww
にしても、今更ながらまさかZさんがここまで強力なキャラになるとは
前々スレの>>655には多大な感謝の念を捧げるしかあるまい。今も見てくれているのだろうか
あ、再開はまだもう少し先です
にしても、今更ながらまさかZさんがここまで強力なキャラになるとは
前々スレの>>655には多大な感謝の念を捧げるしかあるまい。今も見てくれているのだろうか
あ、再開はまだもう少し先です
509: 2010/03/28(日) 20:16:15.77 ID:c9fZ0Gko
昼過ぎ
上条「うう……あれから気まずすぎて神裂と顔も合わせてねえ……」ガクッ
上条「神裂自身も微妙に避けてるような節があるし……やっぱり怒ってるんだろうか…」
オルソラ「あら、上条さん。なにをうな垂れているのでございますか?」
上条「オルソラ……って、な、なんでせうかその格好」
オルソラ「悲しいお気持ちのときはお外に出ると気持ち良いのでございますよ。お散歩お散歩~でございます」
上条「お散歩ねえ……そうだなあ、今日は一人で出歩いてみるか?」
オルソラ「私の衣装は、暗号解読用の霊装なのでございます。先ほどまでお仕事だったのでございますよ」
上条「え?あ、ああ、なるほど。……暗号解読用の格好って、そんなに胸を強調しなきゃいけないものなんでせうか……?」
オルソラ「お一人で出歩くのでしたら、道に迷わないようにしなければ危ないのでございます」
上条「ぅえ?あれ?ど、どうしよう、また会話のタイミングがずれていく……」
オルソラ「あ、そうそう、今夜はビーフシチューなのでございますよ!」
上条「ああ、もう何の会話だったかすら思い出せねえ……」
上条「うう……あれから気まずすぎて神裂と顔も合わせてねえ……」ガクッ
上条「神裂自身も微妙に避けてるような節があるし……やっぱり怒ってるんだろうか…」
オルソラ「あら、上条さん。なにをうな垂れているのでございますか?」
上条「オルソラ……って、な、なんでせうかその格好」
オルソラ「悲しいお気持ちのときはお外に出ると気持ち良いのでございますよ。お散歩お散歩~でございます」
上条「お散歩ねえ……そうだなあ、今日は一人で出歩いてみるか?」
オルソラ「私の衣装は、暗号解読用の霊装なのでございます。先ほどまでお仕事だったのでございますよ」
上条「え?あ、ああ、なるほど。……暗号解読用の格好って、そんなに胸を強調しなきゃいけないものなんでせうか……?」
オルソラ「お一人で出歩くのでしたら、道に迷わないようにしなければ危ないのでございます」
上条「ぅえ?あれ?ど、どうしよう、また会話のタイミングがずれていく……」
オルソラ「あ、そうそう、今夜はビーフシチューなのでございますよ!」
上条「ああ、もう何の会話だったかすら思い出せねえ……」
510: 2010/03/28(日) 20:35:11.22 ID:c9fZ0Gko
すんません飯っす
しばしお待ちを
Zさんの妄想コーナー、アリかも
しばしお待ちを
Zさんの妄想コーナー、アリかも
520: 2010/03/28(日) 22:00:12.61 ID:c9fZ0Gko
Z「ちなみにAAはアレだけなので省略。まあいいでしょう」
Z「初夜……いい響きですね。それは乙女の夢ともいえますか」
Z「一般的に初夜というと、慎ましくお互いをいたわる様に、ロマンチックに過ごす、というイメージがつき物であるような気がします」
Z「……まあ、所詮は個人の趣向ですので、中にはケモノのように激しい初夜を過ごす方もいるのかもしれませんが」
Z「あ、ちなみに私は、ロマンチックに過ごしたいタイプですね」
Z「それを上条さんと過ごす……たまりませんね。今からアソコがうずきます」
Z「やっぱり、結婚式が終わった後に、結婚式での出来事を振り返りながら家に帰るのがベタですかね」
Z「そして、家に着いたらお互いにドキドキしながら促すわけです」
Z「『……おい、先にシャワー浴びろよ』……うひ」
Z「たまりませんなあ」ジュルリ
Z「初夜……いい響きですね。それは乙女の夢ともいえますか」
Z「一般的に初夜というと、慎ましくお互いをいたわる様に、ロマンチックに過ごす、というイメージがつき物であるような気がします」
Z「……まあ、所詮は個人の趣向ですので、中にはケモノのように激しい初夜を過ごす方もいるのかもしれませんが」
Z「あ、ちなみに私は、ロマンチックに過ごしたいタイプですね」
Z「それを上条さんと過ごす……たまりませんね。今からアソコがうずきます」
Z「やっぱり、結婚式が終わった後に、結婚式での出来事を振り返りながら家に帰るのがベタですかね」
Z「そして、家に着いたらお互いにドキドキしながら促すわけです」
Z「『……おい、先にシャワー浴びろよ』……うひ」
Z「たまりませんなあ」ジュルリ
521: 2010/03/28(日) 22:11:40.34 ID:c9fZ0Gko
Z「『そんな……恥ずかしいよ』とかカマトトぶるのもアリでしょうが、その時には私は既に大洪水でしょうね」
Z「で、なんやかんやで一緒に入ることになるわけです」
Z「最初は、お互い気恥ずかしさから片方が湯船、片方が体を流す、というようにお互いを見ることすら避けるわけですが」
Z「結局『体の流しあい……しよ?』とか言って、お互いドギマギしながら鏡の前に二人重なるように並ぶわけです」
Z「そのときはやはり、上条さんが体を流しているところに、私が湯船から上がるシチュエーションが一番萌えます」
Z「なぜかって?そんなの決まってますよ」
Z「鏡越しに見えるわけじゃないですか。上条さんの[らめぇぇっ!]なところが[アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]になっているのが」
Z「そして私は言うわけです。『あー、とうまのここ、こんなになってる……嬉しいな』」
Z「え?キャラじゃない?ぶち頃しますよ」
Z「で、なんやかんやで一緒に入ることになるわけです」
Z「最初は、お互い気恥ずかしさから片方が湯船、片方が体を流す、というようにお互いを見ることすら避けるわけですが」
Z「結局『体の流しあい……しよ?』とか言って、お互いドギマギしながら鏡の前に二人重なるように並ぶわけです」
Z「そのときはやはり、上条さんが体を流しているところに、私が湯船から上がるシチュエーションが一番萌えます」
Z「なぜかって?そんなの決まってますよ」
Z「鏡越しに見えるわけじゃないですか。上条さんの[らめぇぇっ!]なところが[アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]になっているのが」
Z「そして私は言うわけです。『あー、とうまのここ、こんなになってる……嬉しいな』」
Z「え?キャラじゃない?ぶち頃しますよ」
526: 2010/03/28(日) 22:24:52.85 ID:c9fZ0Gko
Z「そして私は静かにモノを…………どうしましょうか」
Z「いきなり口にくわえるよりは、しばらく背後から手を回してこねくり回すのがいいですかね」
Z「先走り汁を指先で遊びながら、言うわけです。『あー、なんかシャワーの水じゃないのが出てるよ?』」
Z「え?お前ドMキャラじゃなかったかって?コレだから[ピーーー]は」
Z「ここからが重要なんですよ。Mにとって重要なのは、いかに相手に責めてもらえるかです」
Z「ドギマギしてる男性が、安易に私を責めるわけがないでしょう」
Z「ここは敢えて私が空気を作って、襲い易いようにするのがベターです」
Z「……そしたら、全身に背後から両手を這わせます。出来る限り胸も背中に押し付けながら」
Z「首筋には吐息を。耳元には囁きを。『……ねえ、ここでしよ?』」
Z「これで私の勝ちです。上条さんは迷える子羊から一転、獰猛な狼になって、私を貪り尽くすでしょう」
Z「……濡れてきました」ジュルリ
Z「いきなり口にくわえるよりは、しばらく背後から手を回してこねくり回すのがいいですかね」
Z「先走り汁を指先で遊びながら、言うわけです。『あー、なんかシャワーの水じゃないのが出てるよ?』」
Z「え?お前ドMキャラじゃなかったかって?コレだから[ピーーー]は」
Z「ここからが重要なんですよ。Mにとって重要なのは、いかに相手に責めてもらえるかです」
Z「ドギマギしてる男性が、安易に私を責めるわけがないでしょう」
Z「ここは敢えて私が空気を作って、襲い易いようにするのがベターです」
Z「……そしたら、全身に背後から両手を這わせます。出来る限り胸も背中に押し付けながら」
Z「首筋には吐息を。耳元には囁きを。『……ねえ、ここでしよ?』」
Z「これで私の勝ちです。上条さんは迷える子羊から一転、獰猛な狼になって、私を貪り尽くすでしょう」
Z「……濡れてきました」ジュルリ
527: 2010/03/28(日) 22:34:29.01 ID:c9fZ0Gko
Z「ちなみに私はZです。Z以外のなにものでもありません。ネットワークを抜いたミサカのようなものです」
Z「まあそれはそれとして、こうして二人はめでたくしっぽり逝くわけです」
Z「え?ロマンチックの欠片もねえって?」
Z「ロマンチックだって人それぞれですよ」
Z「私は、翌日立ち上がれないくらいにガンガン責めてもらうのが好きなんです」
Z「ビデオ屋の奥のような、ソープのようなムードが好きなんです!!」
Z「だいたいですね、実際の上条さんは草食系にも程があるんですよ!!」
Z「私が[ピーーー]したり[禁則事項です]したり[あぼーん]したり[らめぇぇっ!]したりしても一向に振り向く気配がありませんし!!」
Z「もう私は[ピーーー]したり[ピーーー]したり[ピーーー]したりしたいんですよ!!!!それなのにあの人は……」
以下、延々と愚痴が続くため割愛
Z「まあそれはそれとして、こうして二人はめでたくしっぽり逝くわけです」
Z「え?ロマンチックの欠片もねえって?」
Z「ロマンチックだって人それぞれですよ」
Z「私は、翌日立ち上がれないくらいにガンガン責めてもらうのが好きなんです」
Z「ビデオ屋の奥のような、ソープのようなムードが好きなんです!!」
Z「だいたいですね、実際の上条さんは草食系にも程があるんですよ!!」
Z「私が[ピーーー]したり[禁則事項です]したり[あぼーん]したり[らめぇぇっ!]したりしても一向に振り向く気配がありませんし!!」
Z「もう私は[ピーーー]したり[ピーーー]したり[ピーーー]したりしたいんですよ!!!!それなのにあの人は……」
以下、延々と愚痴が続くため割愛
531: 2010/03/28(日) 23:01:13.53 ID:c9fZ0Gko
>>509続き
禁書「え!?ビーフシチューなら私も食べたいんだよ!!」ヒョコッ
上条「お前、さっき昼飯食ったばっかだろうが」
アンジェレネ「貴方たちだけビーフシチューだなんてずるいです!!私も食べたいですよ!!」トタタタ
ルチア「コラ、寮内を走らない!修道女たるもの落ち着きを持って行動なさい」
アニェーゼ「なんですか、玄関でワイワイと」
上条「また続々と人が……この玄関には人を集める魔術でもかかってんのか?」
五和「なにやら賑やかですね」
Z「何Pですか?乱交なら私も混ぜてくださいよ」
神裂「Z、貴方はまだ年齢も年齢ですし女性なんですからもう少し品を……ぁぅ」タジッ
上条「ぅっ……か、神裂……」タラ…
オルソラ「あらあら、皆様お揃いでございますね」クスクス
ガチャ
シェリー「ただいま―――って、お?」ドンッ!
上条「へ?」グラッ
オルソラ「あら」トスッ
バキィィィィィィィン!!!
上条「またですか――――っ!!!」
禁書「え!?ビーフシチューなら私も食べたいんだよ!!」ヒョコッ
上条「お前、さっき昼飯食ったばっかだろうが」
アンジェレネ「貴方たちだけビーフシチューだなんてずるいです!!私も食べたいですよ!!」トタタタ
ルチア「コラ、寮内を走らない!修道女たるもの落ち着きを持って行動なさい」
アニェーゼ「なんですか、玄関でワイワイと」
上条「また続々と人が……この玄関には人を集める魔術でもかかってんのか?」
五和「なにやら賑やかですね」
Z「何Pですか?乱交なら私も混ぜてくださいよ」
神裂「Z、貴方はまだ年齢も年齢ですし女性なんですからもう少し品を……ぁぅ」タジッ
上条「ぅっ……か、神裂……」タラ…
オルソラ「あらあら、皆様お揃いでございますね」クスクス
ガチャ
シェリー「ただいま―――って、お?」ドンッ!
上条「へ?」グラッ
オルソラ「あら」トスッ
バキィィィィィィィン!!!
上条「またですか――――っ!!!」
532: 2010/03/28(日) 23:15:38.56 ID:c9fZ0Gko
バツ―――ン!!
一同「なッ――――!!!?」
オルソラ「あらあら、お洋服が……」ポッ
上条「のわあああああ―――っ!!」
モニュッ
上条「」
一同「」
オルソラ「あらあら、大丈夫でございますか上条さん」ムギュ
禁書・神裂・五和「ななななななななな」ガクガク
アニェーゼ「なにオルソラさんを裸にひん剥いた挙句におっOいに突っ込んでんですか。汚らわしい」
ルチア「ふ、ふ、ふ、不潔ですよ!!今すぐお離れなさい!!」ワナワナ
アンジェレネ「あうあうあう」ガタガタ
Z「あーあ、いいなあ。私も裸にひん剥かれてそのまま滅茶苦茶にされたいですよ。今度から常に霊装着てようか」ハァ
シェリー「……あれ?これって私のせいか?」キョトン
上条「―――――っ!!」プシュー……
オルソラ「大丈夫なのでございますか?」ナデナデムニュムニュ
神裂「―――と、と、と、とりあえず代えの服を!!!」ハッ!
一同「なッ――――!!!?」
オルソラ「あらあら、お洋服が……」ポッ
上条「のわあああああ―――っ!!」
モニュッ
上条「」
一同「」
オルソラ「あらあら、大丈夫でございますか上条さん」ムギュ
禁書・神裂・五和「ななななななななな」ガクガク
アニェーゼ「なにオルソラさんを裸にひん剥いた挙句におっOいに突っ込んでんですか。汚らわしい」
ルチア「ふ、ふ、ふ、不潔ですよ!!今すぐお離れなさい!!」ワナワナ
アンジェレネ「あうあうあう」ガタガタ
Z「あーあ、いいなあ。私も裸にひん剥かれてそのまま滅茶苦茶にされたいですよ。今度から常に霊装着てようか」ハァ
シェリー「……あれ?これって私のせいか?」キョトン
上条「―――――っ!!」プシュー……
オルソラ「大丈夫なのでございますか?」ナデナデムニュムニュ
神裂「―――と、と、と、とりあえず代えの服を!!!」ハッ!
534: 2010/03/28(日) 23:40:53.41 ID:c9fZ0Gko
禁書「と、と、と、とうま!!一体いつまで顔を埋めているつもりなのかな!!」ガーっ!!
ルチア「そうですよ!!早くお離れなさい!!科学かぶれの猿めが!!!」ギャーギャー
アニェーゼ「まったく破廉恥ですね。いっかい氏ななきゃ治んねえんじゃないですか?」
五和「かかかか上条さん!!そんな、ズルいですっ!!」クワッ!
Z「慌てすぎて叫ぶ対象を間違えてますよ五和さん。とりあえず、ズルいっていうのには同意ですが」
神裂「……朝は私をあんなにしたというのに……今度はオルソラさんですか……っ!!」ワナワナ
シェリー「……わ、私は関係ないわよーっと」スタコラ
オルソラ「あらあら皆様、私は一応下着は着けているのでございますよ?」ニコニコ
一同「「「「そういう問題じゃありません!!!」」」」」
上条「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれって!!悪かった!悪かったからみんな落ち着けって!!」
ギャーギャー!! ワーワー!!
アンジェレネ「あわわわわわわわわわ……」ガタガタ
アンジェレネ「み、み、皆さん落ち着いてください―――っ!!」
バッ
ルチア「 」
一同「 」
オルソラ「まあ、白でございますね」
ルチア「そうですよ!!早くお離れなさい!!科学かぶれの猿めが!!!」ギャーギャー
アニェーゼ「まったく破廉恥ですね。いっかい氏ななきゃ治んねえんじゃないですか?」
五和「かかかか上条さん!!そんな、ズルいですっ!!」クワッ!
Z「慌てすぎて叫ぶ対象を間違えてますよ五和さん。とりあえず、ズルいっていうのには同意ですが」
神裂「……朝は私をあんなにしたというのに……今度はオルソラさんですか……っ!!」ワナワナ
シェリー「……わ、私は関係ないわよーっと」スタコラ
オルソラ「あらあら皆様、私は一応下着は着けているのでございますよ?」ニコニコ
一同「「「「そういう問題じゃありません!!!」」」」」
上条「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれって!!悪かった!悪かったからみんな落ち着けって!!」
ギャーギャー!! ワーワー!!
アンジェレネ「あわわわわわわわわわ……」ガタガタ
アンジェレネ「み、み、皆さん落ち着いてください―――っ!!」
バッ
ルチア「 」
一同「 」
オルソラ「まあ、白でございますね」
541: 2010/03/29(月) 01:09:41.97 ID:hEIr7UAO
ルチア「なっ、なっ、なっ、なにをするんですかアンジェレネッ!?」ワナワナ
アンジェレネ「ひぃっ!つ、つい!!」ワタワタ
ルチア「ついじゃありませんよ!こ・う・な・っ・た・ら………」┣¨┣¨┣¨┣¨
アンジェレネ「う、うわあ~~~~っ!」タタタタタタッ
ルチア「あっ!ま、待ちなさい!!」タタタタタタッ!
アニェーゼ「寮内を走るな!じゃなかったんですかいー?」
神裂「……さて、上条さん」ギラッ
上条「ひぃっ!」ビクッ
五和「お覚悟は出来ていますか?」ジリッ
上条「ひぃいっ!」ビクビクッ
禁書「……許さないんだよ」ガルル
上条「………ぁゎゎゎ」ガクブル
Z「……この流れなら自然に上条さんの体を触り放題ですね」ワキワキ
上条「なんか違う意味で寒気っ!?」ゾワッ
「「「いい加減にしろっ!このド素人が!!」」」
ドガバギメショゴシャガブサワサワ
「ぎゃあああああああああっ!不幸―――――――だぁあ―――――――っ!!」
オルソラ「あらまあ、大丈夫でしょうか……?」
アニェーゼ「とりあえず、着替えたらどうですか?」
アンジェレネ「ひぃっ!つ、つい!!」ワタワタ
ルチア「ついじゃありませんよ!こ・う・な・っ・た・ら………」┣¨┣¨┣¨┣¨
アンジェレネ「う、うわあ~~~~っ!」タタタタタタッ
ルチア「あっ!ま、待ちなさい!!」タタタタタタッ!
アニェーゼ「寮内を走るな!じゃなかったんですかいー?」
神裂「……さて、上条さん」ギラッ
上条「ひぃっ!」ビクッ
五和「お覚悟は出来ていますか?」ジリッ
上条「ひぃいっ!」ビクビクッ
禁書「……許さないんだよ」ガルル
上条「………ぁゎゎゎ」ガクブル
Z「……この流れなら自然に上条さんの体を触り放題ですね」ワキワキ
上条「なんか違う意味で寒気っ!?」ゾワッ
「「「いい加減にしろっ!このド素人が!!」」」
ドガバギメショゴシャガブサワサワ
「ぎゃあああああああああっ!不幸―――――――だぁあ―――――――っ!!」
オルソラ「あらまあ、大丈夫でしょうか……?」
アニェーゼ「とりあえず、着替えたらどうですか?」
543: 2010/03/29(月) 01:19:06.74 ID:hEIr7UAO
な、なんだってーッ!?
じゃなくてですね、これから上条さんに外をふらついてもらいたいわけですが、ネタを練りたいのでまたしばらくお待ちを
じゃなくてですね、これから上条さんに外をふらついてもらいたいわけですが、ネタを練りたいのでまたしばらくお待ちを
545: 2010/03/29(月) 01:51:10.05 ID:hEIr7UAO
その後・ロンドン市街
上条「うう……身体中が痛い……」ズキズキ
上条「暴力の雨はオルソラ(ブラとパンツに靴下のみ)が収めてくれたけど……」ズキズキ
上条「皆様の冷たい目線にいたたまれなくなって逃げ出した小心者の上条さんです……」シクシク
上条「……オルソラの体、スゲー柔らかかったな……」ドキドキ
上条「……いっ、イカンイカン!!思い出すな上条当麻!紳士だ!ジェントルメンな心を持つんだ!」ブンブンブン!
上条「……テキトーに散策しますか」ハァ
上条「……にしても、よくよく街を見てみると」
上条「工事用の足場が組まれていたり、ビニールシートが被さってたりする建物が多いな」
上条「……そっか、あのクーデターか」
上条「人々は復興してても、建物にはこうして爪痕がくっきりと残っちまってんだな……」
上条「大変だったなあ、あの時は」
上条「……この建物、廃墟か?壁とか崩れてボロボロじゃねえか。屋根も外装が剥げて骨組みが見えてるな」
上条「立ち入り禁止のロープ……かな?看板……英語だから全然読めねえや」
上条「だけど……屋根の上に突き出てるあのL字を逆さにしたような棒……」
上条「……十字架の名残、だよな、多分」
上条「うう……身体中が痛い……」ズキズキ
上条「暴力の雨はオルソラ(ブラとパンツに靴下のみ)が収めてくれたけど……」ズキズキ
上条「皆様の冷たい目線にいたたまれなくなって逃げ出した小心者の上条さんです……」シクシク
上条「……オルソラの体、スゲー柔らかかったな……」ドキドキ
上条「……いっ、イカンイカン!!思い出すな上条当麻!紳士だ!ジェントルメンな心を持つんだ!」ブンブンブン!
上条「……テキトーに散策しますか」ハァ
上条「……にしても、よくよく街を見てみると」
上条「工事用の足場が組まれていたり、ビニールシートが被さってたりする建物が多いな」
上条「……そっか、あのクーデターか」
上条「人々は復興してても、建物にはこうして爪痕がくっきりと残っちまってんだな……」
上条「大変だったなあ、あの時は」
上条「……この建物、廃墟か?壁とか崩れてボロボロじゃねえか。屋根も外装が剥げて骨組みが見えてるな」
上条「立ち入り禁止のロープ……かな?看板……英語だから全然読めねえや」
上条「だけど……屋根の上に突き出てるあのL字を逆さにしたような棒……」
上条「……十字架の名残、だよな、多分」
548: 2010/03/29(月) 01:56:52.45 ID:hEIr7UAO
上条「……騎士派の連中に壊されたのか。クーデターの最中に」
上条「この辺の人たちの憩いの場だっただろうになあ」
上条「……ま、もうしばらくはあんな争いは起こらないだろうしな」
上条「いつか、全部元通りになんだろ」
上条「いつか、元の日常へ……」
上条「…………」
上条「……なーんてな。難しいこと考えるなんて、やっぱ上条さんには向いてねえや」
上条「さ、次は何処行きましょうかねーっと」
スタスタスタ……
……スタスタスタ
ザリ
「……何よここ、ボロボロじゃない」
上条「この辺の人たちの憩いの場だっただろうになあ」
上条「……ま、もうしばらくはあんな争いは起こらないだろうしな」
上条「いつか、全部元通りになんだろ」
上条「いつか、元の日常へ……」
上条「…………」
上条「……なーんてな。難しいこと考えるなんて、やっぱ上条さんには向いてねえや」
上条「さ、次は何処行きましょうかねーっと」
スタスタスタ……
……スタスタスタ
ザリ
「……何よここ、ボロボロじゃない」
551: 2010/03/29(月) 02:18:44.52 ID:hEIr7UAO
美琴「なんでこんなに壊れてんのよ。ここ……別に、そんな老朽化してるカンジじゃないわよね?」
美琴「……なんなのかしら」
「やあ。旅行者さんかい?」※英語です
美琴「あ、はい。こんにちは」※英語ry
「お、英語を喋れるんだね。……君は今、この建物が気になっている。そうだろう?」
美琴「はい。……あの、なんでこんななのか、教えていただけませんか?」
「ああ、構わないよ。……君も、ニュースで見たことがあるだろう。10月の『ブリテン・ザ・ハロウィン』を」
美琴「……それって、あの軍事クーデターの事ですか?」
「そうだよ。日本人の君にはクーデターと言った方が分かりやすかったか」
美琴「……不謹慎な質問かもしれませんが……あの一夜限り、イギリス国民の皆さんが、不可思議な能力を行使したって、本当なんですか?」
「ああ、本当だとも。私だって、あの夜にこの国のために戦った一人さ」
美琴「……戦った……」
「そう、戦った。あの夜まで、私はただの一市民だった。ただ、国政をニュースで見て分かったフリをするだけの、ただ毎日を生きるだけの市民。……クーデターの最中、私は改めて無力を痛感したよ」
美琴「…………」
「私には、家族がいた。愛する妻と、娘二人だ。彼女らはクーデターの最中、ただ詰め込まれたホテルの一室の隅で震えてたよ。そして、私にはそれを宥めることすらできなかった」
美琴「……なんなのかしら」
「やあ。旅行者さんかい?」※英語です
美琴「あ、はい。こんにちは」※英語ry
「お、英語を喋れるんだね。……君は今、この建物が気になっている。そうだろう?」
美琴「はい。……あの、なんでこんななのか、教えていただけませんか?」
「ああ、構わないよ。……君も、ニュースで見たことがあるだろう。10月の『ブリテン・ザ・ハロウィン』を」
美琴「……それって、あの軍事クーデターの事ですか?」
「そうだよ。日本人の君にはクーデターと言った方が分かりやすかったか」
美琴「……不謹慎な質問かもしれませんが……あの一夜限り、イギリス国民の皆さんが、不可思議な能力を行使したって、本当なんですか?」
「ああ、本当だとも。私だって、あの夜にこの国のために戦った一人さ」
美琴「……戦った……」
「そう、戦った。あの夜まで、私はただの一市民だった。ただ、国政をニュースで見て分かったフリをするだけの、ただ毎日を生きるだけの市民。……クーデターの最中、私は改めて無力を痛感したよ」
美琴「…………」
「私には、家族がいた。愛する妻と、娘二人だ。彼女らはクーデターの最中、ただ詰め込まれたホテルの一室の隅で震えてたよ。そして、私にはそれを宥めることすらできなかった」
552: 2010/03/29(月) 02:34:43.99 ID:hEIr7UAO
「愛する家族が震えて怯えるのを、私はただ一緒に震えていることしかできなかったんだよ。『所詮私は、ただの市民だ』ってね」
美琴「…………」
「……でもね。あの一夜、私に突然未知のパワーが宿った。頭のなかに声が響いて、私に、このイギリスにいる全ての人たちに囁いた。『国を救いたいのなら、戦え』と」
美琴「……そして戦った」
「ああ、そうだよ。……あの夜以来、私の考えは変わったよ。私にだって、国を変えられる。私の小さな力が、この国を救う力になるって。ニュースで見る国政が、今じゃとても身近に感じるよ」
美琴「……小さな力が、国を救う。……なんだか、素敵」
「そう、それは素晴らしいことだ。きっと、そう思ったのは私だけじゃあない。あの夜を過ごした全ての人間が、そう感じているハズだ」
美琴「…………」
「この建物はね、元々教会があったのさ。街の人たちの心の拠り所だった。今じゃ、こんなだけどね」
美琴「……辛くないんですか?」
「ああ、辛くないよ。あのクーデターはたくさんのモノを壊したが、それ以上に私たちにとても大切なモノを与えてくれたからね。小さな力が、世界を変えることが出来る―――」
美琴「…………」
「……でもね。あの一夜、私に突然未知のパワーが宿った。頭のなかに声が響いて、私に、このイギリスにいる全ての人たちに囁いた。『国を救いたいのなら、戦え』と」
美琴「……そして戦った」
「ああ、そうだよ。……あの夜以来、私の考えは変わったよ。私にだって、国を変えられる。私の小さな力が、この国を救う力になるって。ニュースで見る国政が、今じゃとても身近に感じるよ」
美琴「……小さな力が、国を救う。……なんだか、素敵」
「そう、それは素晴らしいことだ。きっと、そう思ったのは私だけじゃあない。あの夜を過ごした全ての人間が、そう感じているハズだ」
美琴「…………」
「この建物はね、元々教会があったのさ。街の人たちの心の拠り所だった。今じゃ、こんなだけどね」
美琴「……辛くないんですか?」
「ああ、辛くないよ。あのクーデターはたくさんのモノを壊したが、それ以上に私たちにとても大切なモノを与えてくれたからね。小さな力が、世界を変えることが出来る―――」
556: 2010/03/29(月) 02:49:00.65 ID:hEIr7UAO
「それに、建物ならまた建て直せるからね。教会自体は、今は場所を移して近くの公園で継続してる。良かったら、後で行ってみなさい」
美琴「ありがとうございます。後で覗いてみます」
「うん、良いことだ。……君は、戦争についてどう感じてる?」
美琴「……私自身は、色々と危険な目にあったり、修羅場を潜り抜けたりしてきています。……でも、戦争みたいに規模が大きいことは…………正直、対岸の火事ってカンジでした」
「そうだろうね、それが普通だ。何も恥ずかしがることはないよ。私だってそうだった」
美琴「…………」
「大切なのは、それを知ろうとすることだよ。……もし君が興味を持つなら、この先にある建物に行ってみなさい。そこは、この教会よりも生々しく爪痕が残ってるよ」
美琴「……貴重なお話、ありがとうございました」ペコリ
「いやいや、こっちこそ長々とすまなかったね。私は近くでカフェを経営してる。良かったらいつか遊びに来てくれよ。美味しいケーキと紅茶をご馳走しよう」
美琴「ふふっ、楽しみにしています」
「それじゃあ、良い旅を」
美琴「……ありがとうございました」ペコリ
時間は少し遡り
上条「スゲー、これが市場ってヤツかー」
ワイワイ ガヤガヤ
美琴「ありがとうございます。後で覗いてみます」
「うん、良いことだ。……君は、戦争についてどう感じてる?」
美琴「……私自身は、色々と危険な目にあったり、修羅場を潜り抜けたりしてきています。……でも、戦争みたいに規模が大きいことは…………正直、対岸の火事ってカンジでした」
「そうだろうね、それが普通だ。何も恥ずかしがることはないよ。私だってそうだった」
美琴「…………」
「大切なのは、それを知ろうとすることだよ。……もし君が興味を持つなら、この先にある建物に行ってみなさい。そこは、この教会よりも生々しく爪痕が残ってるよ」
美琴「……貴重なお話、ありがとうございました」ペコリ
「いやいや、こっちこそ長々とすまなかったね。私は近くでカフェを経営してる。良かったらいつか遊びに来てくれよ。美味しいケーキと紅茶をご馳走しよう」
美琴「ふふっ、楽しみにしています」
「それじゃあ、良い旅を」
美琴「……ありがとうございました」ペコリ
時間は少し遡り
上条「スゲー、これが市場ってヤツかー」
ワイワイ ガヤガヤ
557: 2010/03/29(月) 03:00:04.27 ID:hEIr7UAO
上条「こんなに露店が並んでんのって学園都市じゃ見れねえもんなー」キョロキョロ
上条「果物とか野菜とか積まれてるし………おっ、魚の解体までやってるよ!」
上条「なんだか、活気に溢れてて、歩くだけで気分が盛り上がってきちまうぜ」
上条「……そっか、そうだよな」
上条「建物は直ってねえけど、街の人たちはこんなに真っ直ぐに生きてる」
上条「人間ってやっぱりスゲーな。ちょっとやそっとじゃ折れない心を、些細なきっかけで誰でも持つことが出来る」
上条「そして、それが何よりも強い武器になる…………俺も、もっと強くなんねーとな」グッ
上条「よし、俺は強くなる!もっともっと、誰も彼も守れるくらいに!」ズビシィ
「それ以上強くなる気?どうやら、世界最強の名を欲しいがままにしたいよーね」
上条「果物とか野菜とか積まれてるし………おっ、魚の解体までやってるよ!」
上条「なんだか、活気に溢れてて、歩くだけで気分が盛り上がってきちまうぜ」
上条「……そっか、そうだよな」
上条「建物は直ってねえけど、街の人たちはこんなに真っ直ぐに生きてる」
上条「人間ってやっぱりスゲーな。ちょっとやそっとじゃ折れない心を、些細なきっかけで誰でも持つことが出来る」
上条「そして、それが何よりも強い武器になる…………俺も、もっと強くなんねーとな」グッ
上条「よし、俺は強くなる!もっともっと、誰も彼も守れるくらいに!」ズビシィ
「それ以上強くなる気?どうやら、世界最強の名を欲しいがままにしたいよーね」
559: 2010/03/29(月) 03:14:00.39 ID:hEIr7UAO
上条「そ、そのお声は…………」タジッ
キャーリサ「……元気そーね上条当麻。また会うとは思わなかった……とゆーのは、嘘よ」
上条「は、はあ……」
キャーリサ「……なに?私に会ったのが不満だとでも言うの?」ズイッ
上条「い、いえ!滅相もございません!……ただ、なにゆえイギリスの第二王女様がこちらに?」
キャーリサ「あれからお姉様を見習って、私も時々街に出てるのよ。中々居心地がいーわよ」
上条「さ、さいですか」
キャーリサ「……ま、今日は普段とは少し意味合いが違うんだけど。……君に会いに来たのよ、上条当麻」
上条「お、俺に……?」
キャーリサ「清教派に拉致されたと聞いているわ。それから、会うチャンスを狙ってたの。そしたら、街の友人から君を見たって連絡が入ってね。で、こーして出向いたわけ」
上条「……な、何ゆえ……でございませうか?」
キャーリサ「……フフッ。未来の皇太子候補に会いに来るのに、なにか問題があるのかしら?」
上条「―――!?」
キャーリサ「……元気そーね上条当麻。また会うとは思わなかった……とゆーのは、嘘よ」
上条「は、はあ……」
キャーリサ「……なに?私に会ったのが不満だとでも言うの?」ズイッ
上条「い、いえ!滅相もございません!……ただ、なにゆえイギリスの第二王女様がこちらに?」
キャーリサ「あれからお姉様を見習って、私も時々街に出てるのよ。中々居心地がいーわよ」
上条「さ、さいですか」
キャーリサ「……ま、今日は普段とは少し意味合いが違うんだけど。……君に会いに来たのよ、上条当麻」
上条「お、俺に……?」
キャーリサ「清教派に拉致されたと聞いているわ。それから、会うチャンスを狙ってたの。そしたら、街の友人から君を見たって連絡が入ってね。で、こーして出向いたわけ」
上条「……な、何ゆえ……でございませうか?」
キャーリサ「……フフッ。未来の皇太子候補に会いに来るのに、なにか問題があるのかしら?」
上条「―――!?」
560: 2010/03/29(月) 03:25:34.91 ID:hEIr7UAO
キャーリサ「もちろん、今すぐに、とは言わないわよ。……ただ、ゆくゆくは返事が欲しーわね」
上条「……えっと、意味がよく分からないのですが…………」ダラダラ
キャーリサ「話を聞いていたの?人の話はちゃんと聞くよーに」
上条「い、いえ、聞いてはいましたが…………俺が、皇太子?」
キャーリサ「そーよ。……まったく、こんなことを女の口から何度も言わせないよーに」プイッ
上条「……上条さんには荷が重すぎます……」ダラダラ
キャーリサ「おや、それがイギリスの第二王女の大事な顔を殴り飛ばした男のセリフかしら?」
上条「それを言われると……その……」ダラダラダラダラ
キャーリサ「……そーだ。今から城に来い」
上条「……へっ!?い、いや無理です無理ですよ無理に決まってます三段活用!」
キャーリサ「なにを言っているの。お母様も我が姉妹たちも皆喜ぶわ。さあ、こっちへ」ズズィ
上条「………」ジリッ
キャーリサ「……なんで逃げるの」ズズィ
上条「………」ジリッジリッ
キャーリサ「…………」
上条「…………」
上条「し、失礼します!」スタタタタタタ!
キャーリサ「あ、待ちなさいコラ!」
上条「……えっと、意味がよく分からないのですが…………」ダラダラ
キャーリサ「話を聞いていたの?人の話はちゃんと聞くよーに」
上条「い、いえ、聞いてはいましたが…………俺が、皇太子?」
キャーリサ「そーよ。……まったく、こんなことを女の口から何度も言わせないよーに」プイッ
上条「……上条さんには荷が重すぎます……」ダラダラ
キャーリサ「おや、それがイギリスの第二王女の大事な顔を殴り飛ばした男のセリフかしら?」
上条「それを言われると……その……」ダラダラダラダラ
キャーリサ「……そーだ。今から城に来い」
上条「……へっ!?い、いや無理です無理ですよ無理に決まってます三段活用!」
キャーリサ「なにを言っているの。お母様も我が姉妹たちも皆喜ぶわ。さあ、こっちへ」ズズィ
上条「………」ジリッ
キャーリサ「……なんで逃げるの」ズズィ
上条「………」ジリッジリッ
キャーリサ「…………」
上条「…………」
上条「し、失礼します!」スタタタタタタ!
キャーリサ「あ、待ちなさいコラ!」
561: 2010/03/29(月) 03:32:58.03 ID:hEIr7UAO
その少し後・廃墟
美琴「……ここが廃墟ね……凄い、中までぐちゃぐちゃ」ジャリッ
美琴「壁もところどころ崩れてる……扉が意味無くなってるわね」クスッ
美琴「…………クーデターの夜、市民の皆さんはこんな惨状をどう受け止めていたんだろう……」
美琴「やっぱり、ただ無力を痛感しただけなのかな……」
美琴「あ、アレって写真かしら」
ジャリッ ジャリッ ジャリッ
カタッ …パラパラ
美琴「……幸せそうな家族。良いな……」
美琴「……今も、幸せに笑ってるのかな」
一方、同じ廃墟の反対側
上条「……ハアッ、ハアッ……こ、ここなら見つかんねえだろ……」ゼェゼェ
美琴「……ここが廃墟ね……凄い、中までぐちゃぐちゃ」ジャリッ
美琴「壁もところどころ崩れてる……扉が意味無くなってるわね」クスッ
美琴「…………クーデターの夜、市民の皆さんはこんな惨状をどう受け止めていたんだろう……」
美琴「やっぱり、ただ無力を痛感しただけなのかな……」
美琴「あ、アレって写真かしら」
ジャリッ ジャリッ ジャリッ
カタッ …パラパラ
美琴「……幸せそうな家族。良いな……」
美琴「……今も、幸せに笑ってるのかな」
一方、同じ廃墟の反対側
上条「……ハアッ、ハアッ……こ、ここなら見つかんねえだろ……」ゼェゼェ
563: 2010/03/29(月) 03:43:16.34 ID:hEIr7UAO
上条「あー、とりあえず中に隠れてよ……」ジャリジャリ
ザァァァァアアアア………
上条・美琴「ゲッ、雨だ……」
上条「しばらくはここで雨宿りするか……」
美琴「早くやむと良いんだけど……」
上条「……暇だな。奥まで行ってみるか」
美琴「仕方ない、やむまでテキトーに探険してよっと」
上条「―――ありゃ、ここで行き止まりか?」
美琴「―――あら、ここは壁が壊れてないわね」
上条「ん?」
美琴「へ?」
上条「……すいませーん、壁の向こうに誰かいますか?」
美琴「はーい、います。日本の方ですか?」
上条「そうですー。あなたも?」
美琴「ええ。……あ、天井近くに穴が空いてる。こっから声が通じてるみたいですね」
上条「みたいですね」
美琴「…………」
上条「…………」
上条・美琴(……わ、話題が……)
ザァァァァアアアア………
上条・美琴「ゲッ、雨だ……」
上条「しばらくはここで雨宿りするか……」
美琴「早くやむと良いんだけど……」
上条「……暇だな。奥まで行ってみるか」
美琴「仕方ない、やむまでテキトーに探険してよっと」
上条「―――ありゃ、ここで行き止まりか?」
美琴「―――あら、ここは壁が壊れてないわね」
上条「ん?」
美琴「へ?」
上条「……すいませーん、壁の向こうに誰かいますか?」
美琴「はーい、います。日本の方ですか?」
上条「そうですー。あなたも?」
美琴「ええ。……あ、天井近くに穴が空いてる。こっから声が通じてるみたいですね」
上条「みたいですね」
美琴「…………」
上条「…………」
上条・美琴(……わ、話題が……)
566: 2010/03/29(月) 04:05:51.12 ID:hEIr7UAO
上条「……雨、困りましたね」
美琴「ええ、本当ですね。……あなたは、イギリスへは旅行で来たんですか?」
上条「えーと…………ま、まあそんな感じです。あなたは?」
美琴「私は、探している人がいて」
上条「へー。なんか凄い理由ですね。どんな人なんですか?」
美琴「んー……大切な人、ですかね。なんかいっつも面倒事に巻き込まれてて、不幸だ不幸だ叫んでるようなヤツなんですけど」
上条(…………なんだかその人親近感を感じる)
美琴「しかも、自分から首を突っ込むことも多くて。……まったく、心配する人がいるってのに」
上条「……その人のこと、好きなんですか?」
美琴「えっ……!?……え、えーと…………………多分……」
上条「……多分ですか」
美琴「……はい。多分」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「……なんか、大変ですね」
美琴「……本当に大変です」
美琴「ええ、本当ですね。……あなたは、イギリスへは旅行で来たんですか?」
上条「えーと…………ま、まあそんな感じです。あなたは?」
美琴「私は、探している人がいて」
上条「へー。なんか凄い理由ですね。どんな人なんですか?」
美琴「んー……大切な人、ですかね。なんかいっつも面倒事に巻き込まれてて、不幸だ不幸だ叫んでるようなヤツなんですけど」
上条(…………なんだかその人親近感を感じる)
美琴「しかも、自分から首を突っ込むことも多くて。……まったく、心配する人がいるってのに」
上条「……その人のこと、好きなんですか?」
美琴「えっ……!?……え、えーと…………………多分……」
上条「……多分ですか」
美琴「……はい。多分」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「……なんか、大変ですね」
美琴「……本当に大変です」
568: 2010/03/29(月) 04:18:33.64 ID:hEIr7UAO
上条「……でも、幸せですね、その人」
美琴「……え?」
上条「だって、そんなに誰かに想って貰えるなんて、幸せ以外の何物でもないじゃないですか」
美琴「……そうなんですかね」
上条「そうですよ。……俺なんて、多分氏んで悲しむのは親くらいだろうな……アイツらとの友情って案外薄いし」ボソ
美琴「そんなことないと思いますけど(多分)…………。やっぱり、誰かに想って貰えたり、誰かを想えたりするのって、大切なことですよね」
上条「俺もそう思いますよ」
美琴(……絶対に、アイツを見つけ出してやるんだから…!)
上条「……もし良かったら、その人のこと、もっと教えてもらえませんか?」
美琴「……いいですよ。多分、愚痴ばっかりになっちゃいますけど」
美琴「―――アイツの周りっていつも女の子だらけなんですよ。人の気も知らないで……」グチグチ
上条「大変ですね……(親近感湧いてたけど、やっぱ俺とは正反対の人だな……)」
美琴「ホントにアイツったら――――あら?」
上条「ん?――――あ」
上条・美琴「……晴れてる」
美琴「……え?」
上条「だって、そんなに誰かに想って貰えるなんて、幸せ以外の何物でもないじゃないですか」
美琴「……そうなんですかね」
上条「そうですよ。……俺なんて、多分氏んで悲しむのは親くらいだろうな……アイツらとの友情って案外薄いし」ボソ
美琴「そんなことないと思いますけど(多分)…………。やっぱり、誰かに想って貰えたり、誰かを想えたりするのって、大切なことですよね」
上条「俺もそう思いますよ」
美琴(……絶対に、アイツを見つけ出してやるんだから…!)
上条「……もし良かったら、その人のこと、もっと教えてもらえませんか?」
美琴「……いいですよ。多分、愚痴ばっかりになっちゃいますけど」
美琴「―――アイツの周りっていつも女の子だらけなんですよ。人の気も知らないで……」グチグチ
上条「大変ですね……(親近感湧いてたけど、やっぱ俺とは正反対の人だな……)」
美琴「ホントにアイツったら――――あら?」
上条「ん?――――あ」
上条・美琴「……晴れてる」
570: 2010/03/29(月) 04:26:05.29 ID:hEIr7UAO
上条「……なんだか、いつの間にかってカンジですね」
美琴「ホントですね…………じゃあ、私は行きます。お話ししてくれてありがとうございました」
上条「いえいえこっちこそ。お陰で楽しい時間が過ごせました。…………見つかると良いですね」
美琴「……はい。絶対に見つけ出してやります」
上条「……じゃ、俺も行きますかね。……天気が良いなー」ンー
美琴「雨よりは絶対に晴れですね。……と、これじゃまた会話が続いちゃいますね。残念ですけど、それじゃあ私は行きます」
上条「……頑張って下さいね」
美琴「ありがとうございます。あなたも良い旅を」
ジャリッ ジャリッ ジャリッ ジャリッ……
上条「うしっ!俺も行くか!」
美琴「ホントですね…………じゃあ、私は行きます。お話ししてくれてありがとうございました」
上条「いえいえこっちこそ。お陰で楽しい時間が過ごせました。…………見つかると良いですね」
美琴「……はい。絶対に見つけ出してやります」
上条「……じゃ、俺も行きますかね。……天気が良いなー」ンー
美琴「雨よりは絶対に晴れですね。……と、これじゃまた会話が続いちゃいますね。残念ですけど、それじゃあ私は行きます」
上条「……頑張って下さいね」
美琴「ありがとうございます。あなたも良い旅を」
ジャリッ ジャリッ ジャリッ ジャリッ……
上条「うしっ!俺も行くか!」
571: 2010/03/29(月) 04:40:08.20 ID:hEIr7UAO
公園
美琴「……ここが、教会がある公園ね……結構広いわね」
美琴「……って、アレ?この広場……」
カサッ
美琴「……見つけた」
美琴「……やった……やったわ!」
美琴「この公園だったのね!やったやった!」ピョンピョン!
ザワザワ「――j―at―?」「―to――!―.」「―I―j――kn―w.」ヒソヒソ
美琴「…………」
美琴「……とりあえず第一目標は達成したわけだし、教会でも探そうかしら」
スタスタ
上条「……ん?あの後ろ姿……御坂?いや、ゴーグル付けてるし妹達の方か」
上条「なんかピョンピョン跳ねてる…………って、短パン?」
上条「縞パンじゃねえのか?」
上条「あ、いっちまった」
上条「…………」
上条「……もう夕方か」
上条「帰るかな、寮に」
美琴「……ここが、教会がある公園ね……結構広いわね」
美琴「……って、アレ?この広場……」
カサッ
美琴「……見つけた」
美琴「……やった……やったわ!」
美琴「この公園だったのね!やったやった!」ピョンピョン!
ザワザワ「――j―at―?」「―to――!―.」「―I―j――kn―w.」ヒソヒソ
美琴「…………」
美琴「……とりあえず第一目標は達成したわけだし、教会でも探そうかしら」
スタスタ
上条「……ん?あの後ろ姿……御坂?いや、ゴーグル付けてるし妹達の方か」
上条「なんかピョンピョン跳ねてる…………って、短パン?」
上条「縞パンじゃねえのか?」
上条「あ、いっちまった」
上条「…………」
上条「……もう夕方か」
上条「帰るかな、寮に」
587: 2010/03/29(月) 22:29:37.32 ID:lXTd/o.o
夜・寮監室
上条「結局、皆妙によそよそしかったな……まあ、当たり前か。あんな事があったんだし」ハァ
上条「あの場に居たメンバーで唯一普通に会話してくれたのはオルソラとシェリーだけか。うう……切ないなあ」※ちなみにZさんも普通に会話しましたが、上条さん的には存在全否定です
上条「……寝よう。うん、寝よう」
モゾモゾ
ガチャ
「おじゃましまーす……」そろーっ
上条「結局、皆妙によそよそしかったな……まあ、当たり前か。あんな事があったんだし」ハァ
上条「あの場に居たメンバーで唯一普通に会話してくれたのはオルソラとシェリーだけか。うう……切ないなあ」※ちなみにZさんも普通に会話しましたが、上条さん的には存在全否定です
上条「……寝よう。うん、寝よう」
モゾモゾ
ガチャ
「おじゃましまーす……」そろーっ
589: 2010/03/29(月) 22:34:19.36 ID:lXTd/o.o
五和「……寝てますよね?……寝てますね」
五和「朝は女教皇様、昼にはオルソラさんとあんなことの連続……」
五和「私の印象薄すぎますよ、絶対」
五和「……ここは、建宮さんたちがくれた最終兵器・『大精霊チラメイド』の力を借りてでも、上条さんに印象付けねば」
五和「……でも、見られるのが恥ずかしくて思わず就寝後に来ちゃいましたけど……」
五和「うーん、やっぱり本末転倒でしょうか」
五和「……アレコレ考えても仕方がないですね。やるだけやりましょう」
五和「……でも、どうすればいいんだろう……」
Z「そりゃあ、ナニを咥えちゃえばいいんじゃないですか?」
五和「朝は女教皇様、昼にはオルソラさんとあんなことの連続……」
五和「私の印象薄すぎますよ、絶対」
五和「……ここは、建宮さんたちがくれた最終兵器・『大精霊チラメイド』の力を借りてでも、上条さんに印象付けねば」
五和「……でも、見られるのが恥ずかしくて思わず就寝後に来ちゃいましたけど……」
五和「うーん、やっぱり本末転倒でしょうか」
五和「……アレコレ考えても仕方がないですね。やるだけやりましょう」
五和「……でも、どうすればいいんだろう……」
Z「そりゃあ、ナニを咥えちゃえばいいんじゃないですか?」
591: 2010/03/29(月) 22:49:25.82 ID:lXTd/o.o
五和「ぜっ、Zさん!?な、なんでここに!?」ビクゥ
Z「そりゃ、五和さんと同じことを考えたからに決まっているでしょう。今日だけで女教皇様とオルソラさんにどれだけ先を越されたと思ってるんですか」
五和「うう……やっぱり……っていうか、なんですかその格好」
Z「小悪魔ベタメイドです。『小』悪魔というところに深い意図があるそうです。アニェーゼさんから頂戴しました」
五和「なぜアニェーゼさんがそんなものを……」
Z「アニェーゼ部隊からも巨Oキャラの尖兵を送り出したかったそうですが、筆頭候補であるルチアさんが拒否したそうで。お蔵入りになってしまったこの衣装を、今度は私が活かそうという魂胆です」
五和「……たしかにZさんのも凄いですもんね」
Z「ふふふ……ですが、当の上条さんにはまったく通用せず。なんででしょうか」タユン
五和「多分、下ネタじゃないかと思いますけど」
Z「ですよねー。……にしても、私の下ネタにまったく動じないとは、五和さんもなかなかですね」
五和「何年同じ宗派に居ると思ってるんですか。流石に慣れました」
Z「……初心なキャラが五和さんのウリだったでしょうに……まあいいですけど」
Z「そりゃ、五和さんと同じことを考えたからに決まっているでしょう。今日だけで女教皇様とオルソラさんにどれだけ先を越されたと思ってるんですか」
五和「うう……やっぱり……っていうか、なんですかその格好」
Z「小悪魔ベタメイドです。『小』悪魔というところに深い意図があるそうです。アニェーゼさんから頂戴しました」
五和「なぜアニェーゼさんがそんなものを……」
Z「アニェーゼ部隊からも巨Oキャラの尖兵を送り出したかったそうですが、筆頭候補であるルチアさんが拒否したそうで。お蔵入りになってしまったこの衣装を、今度は私が活かそうという魂胆です」
五和「……たしかにZさんのも凄いですもんね」
Z「ふふふ……ですが、当の上条さんにはまったく通用せず。なんででしょうか」タユン
五和「多分、下ネタじゃないかと思いますけど」
Z「ですよねー。……にしても、私の下ネタにまったく動じないとは、五和さんもなかなかですね」
五和「何年同じ宗派に居ると思ってるんですか。流石に慣れました」
Z「……初心なキャラが五和さんのウリだったでしょうに……まあいいですけど」
594: 2010/03/29(月) 23:05:16.11 ID:lXTd/o.o
Z「さて……どっから責めて行きましょうか」
五和「責める前提なんですか!?あ、あの、もう少し様子を見て……っていうか、私たち一応修道女なんだしそういうことは……」
Z「何を言ってるんですか。もう出るとこでないと絶対に勝ち目がありませんよ。よく考えてください、相手はあの二人ですよ?」
五和「……うっ……」
Z「もう既成事実を作ってしまったほうがいいんです。そうすれば、あの二人が追いつけない位置に到達できます」
五和「……でも、それって二人でやっても意味ないんじゃ……」
Z「……」
五和「……」
Z「……さ、まずは布団を剥いじゃいましょう」
五和「無視ですか!?」
Z「いいじゃないですか、もう2Pでも3Pでも」
五和「よ、よくないですよ!!」
596: 2010/03/29(月) 23:15:07.86 ID:lXTd/o.o
Z「うだうだうるさいですね。案ずるよりハメちゃうが易しっていうでしょう」
五和「どこの出会い系の売り文句ですか!?だ、駄目ですって、その一線だけは!」
Z「もう面倒なんで布団剥いじゃいましたよ」
五和「あううう……」
Z「っていうか、どちらにせよ上条さんは起こさなきゃいけないんですから、布団は剥がなきゃ」
五和「……それもそうですけど」
Z「それに、よく見てくださいよ上条さんを」
五和「…………」
Z「……いいカラダしてますよね。逞しくてそそります」ジュルリ
五和「そ、そりゃ逞しいですけど……でも……」
Z「……煮えきりませんね。この素敵な胸板に飛び込みたいとか思わないんですか?この腕に抱かれたいとか思わないんですか?」
五和「……そりゃ……思いますけど……」
Z「女の欲望に正直になっちゃいましょうよ?別にハメなくても良いです。要は繋がらなきゃおkなんですよ」
五和「つっ、繋がるって……」
五和「どこの出会い系の売り文句ですか!?だ、駄目ですって、その一線だけは!」
Z「もう面倒なんで布団剥いじゃいましたよ」
五和「あううう……」
Z「っていうか、どちらにせよ上条さんは起こさなきゃいけないんですから、布団は剥がなきゃ」
五和「……それもそうですけど」
Z「それに、よく見てくださいよ上条さんを」
五和「…………」
Z「……いいカラダしてますよね。逞しくてそそります」ジュルリ
五和「そ、そりゃ逞しいですけど……でも……」
Z「……煮えきりませんね。この素敵な胸板に飛び込みたいとか思わないんですか?この腕に抱かれたいとか思わないんですか?」
五和「……そりゃ……思いますけど……」
Z「女の欲望に正直になっちゃいましょうよ?別にハメなくても良いです。要は繋がらなきゃおkなんですよ」
五和「つっ、繋がるって……」
597: 2010/03/29(月) 23:24:15.29 ID:lXTd/o.o
Z「いいですか?我々修道女にとって大事なのは『処O性』です。股と股で繋がんなきゃ良いんですよ。繋がれないのが不満ならアナルでも差し出せば問題ありません」
五和「……ほんとにあっぴろげに言いますね……」
Z「今更恥ずかしがるようなことなんてないですからね。……とにかく、上条さんのモノを咥えたって問題はないんですよ。処Oなら」
五和「うーん……でも、やっぱそういうのは本人の許可を得ないと……」
Z「あの紳士根性全開の上条さんが承諾するとでも?」
五和「……たとえ一対一でも無理そうですね」
Z「でしょう?ここは、無理を通してでもカラダの関係を結ばなければ」
五和「でも……やっぱり修道女ですし……」
Z「っていうか、野母崎さんなんて既婚者ですからね?」
五和「……うーん……なんか別に良いような気がしてきた……かも」
Z「そうですよ。さあ、上条さんを剥いちゃいましょう。いろんな意味で」
神裂「惑わされてはいけませんよ五和。Zはただ上条さんと……その……したいだけです」ガチャ
Z「……ばれましたか」
五和「……女教皇様……」タジッ
五和「……ほんとにあっぴろげに言いますね……」
Z「今更恥ずかしがるようなことなんてないですからね。……とにかく、上条さんのモノを咥えたって問題はないんですよ。処Oなら」
五和「うーん……でも、やっぱそういうのは本人の許可を得ないと……」
Z「あの紳士根性全開の上条さんが承諾するとでも?」
五和「……たとえ一対一でも無理そうですね」
Z「でしょう?ここは、無理を通してでもカラダの関係を結ばなければ」
五和「でも……やっぱり修道女ですし……」
Z「っていうか、野母崎さんなんて既婚者ですからね?」
五和「……うーん……なんか別に良いような気がしてきた……かも」
Z「そうですよ。さあ、上条さんを剥いちゃいましょう。いろんな意味で」
神裂「惑わされてはいけませんよ五和。Zはただ上条さんと……その……したいだけです」ガチャ
Z「……ばれましたか」
五和「……女教皇様……」タジッ
601: 2010/03/29(月) 23:34:26.40 ID:lXTd/o.o
Z「……女教皇様も、今日のことで遅れを感じてやってきたんですか?」
神裂「……今日は、その、上条さんに迷惑をかけてばかりでしたから……謝りたいと思いまして」
Z「ほほう……就寝後に、ですか?」ニヤリ
神裂「……べ、別に時間帯はどうだって良いじゃないですか」ギクッ
Z「だって、ねえ?その女教皇様の格好……もう、あんなご奉仕こんなご奉仕する気満々じゃないですか」
五和「……それ、『堕天使工口メイド』……ですよね」
神裂「……まさか、貴方たちまでメイドの格好をして、ここに来ているとは思いませんでしたよ」
Z「……こうして三人もメイド―――しかも、メイドとして機能するかも怪しいメイドの衣装に身を包んでいるとなると、我ながらかなりシュールな光景ですね」
五和「……なんか恥ずかしさがなくなってきました……」
神裂「……同じ穴のむじな、ですからね」
Z「…………」
五和「…………」
神裂「・・・………」
Z「……それで、どうするんです?」
神裂「……今日は、その、上条さんに迷惑をかけてばかりでしたから……謝りたいと思いまして」
Z「ほほう……就寝後に、ですか?」ニヤリ
神裂「……べ、別に時間帯はどうだって良いじゃないですか」ギクッ
Z「だって、ねえ?その女教皇様の格好……もう、あんなご奉仕こんなご奉仕する気満々じゃないですか」
五和「……それ、『堕天使工口メイド』……ですよね」
神裂「……まさか、貴方たちまでメイドの格好をして、ここに来ているとは思いませんでしたよ」
Z「……こうして三人もメイド―――しかも、メイドとして機能するかも怪しいメイドの衣装に身を包んでいるとなると、我ながらかなりシュールな光景ですね」
五和「……なんか恥ずかしさがなくなってきました……」
神裂「……同じ穴のむじな、ですからね」
Z「…………」
五和「…………」
神裂「・・・………」
Z「……それで、どうするんです?」
603: 2010/03/29(月) 23:46:36.42 ID:lXTd/o.o
神裂「どうする、とは?」
Z「こうして三人もの人間が上条さんの元に集まってしまったわけですが、各々の目的も達成せずにおめおめ戻る気ですか、と言いたいのです」
五和「……つまり?」
Z「……つまりですね、ここは一つ4Pで」
神裂・五和「「いや、駄目でしょう」」
Z「なぜですか」
神裂「……もう面倒なので、とりあえず婚前交渉は打ち首と言うことで」
Z「えー」
五和「打ち首……江戸時代ですか、女教皇様……」ゴクリ
神裂「……ただ、このままおめおめ帰る気もありません。私だって、この方に恩を返したいのです」
五和「……病院での一件で返せたのでは?」
神裂「……あれは、逆に不味い結果に……」
Z「あらー、それは残念でしたね」
神裂「……ですが、この場に三人も居るとなると、お互いに成したいことが達成できません……そうですね」
五和「……まあ、そうですね」
Z「私はべつに、多人数戦おkですが」
神裂「……首、本当に飛ばしますよ?」
Z「満足して氏ねるなら、それも本望」
Z「こうして三人もの人間が上条さんの元に集まってしまったわけですが、各々の目的も達成せずにおめおめ戻る気ですか、と言いたいのです」
五和「……つまり?」
Z「……つまりですね、ここは一つ4Pで」
神裂・五和「「いや、駄目でしょう」」
Z「なぜですか」
神裂「……もう面倒なので、とりあえず婚前交渉は打ち首と言うことで」
Z「えー」
五和「打ち首……江戸時代ですか、女教皇様……」ゴクリ
神裂「……ただ、このままおめおめ帰る気もありません。私だって、この方に恩を返したいのです」
五和「……病院での一件で返せたのでは?」
神裂「……あれは、逆に不味い結果に……」
Z「あらー、それは残念でしたね」
神裂「……ですが、この場に三人も居るとなると、お互いに成したいことが達成できません……そうですね」
五和「……まあ、そうですね」
Z「私はべつに、多人数戦おkですが」
神裂「……首、本当に飛ばしますよ?」
Z「満足して氏ねるなら、それも本望」
604: 2010/03/29(月) 23:53:04.71 ID:lXTd/o.o
神裂「……とにかく、ここは公平に誰が残るのかを決めねばなりません」
五和「……どうやってですか?」
Z「まさか、じゃんけんとか王道なこという気じゃありませんよね?」
神裂「……駄目ですか?」
Z「ぶっちゃけ、じゃんけんだと私たちに勝ち目ありませんよ。だから嫌です」
五和「なぜですか?」
Z「だって、女教皇様は聖人でしょ?当然動体視力も反射速度も並じゃないわけで」
五和「……あっ」
神裂「……後だしだなんて、しませんよ」
Z「そうでしょうけど、ここは公平を重視するために、もっと別な案にすべきです」
神裂「……例えば?」
Z「上条さんに起きてもらって、誰の体が一番そそるかを決めてもらえば」
神裂・五和「却下です」
Z「えー」
神裂「……とにかく、それ以外の方法を……」
ガチャ
オルソラ「あらあら、皆様おそろいでございますね」ヒョコッ
神裂「 」
五和「 」
Z「……またライバル出現ですか」
五和「……どうやってですか?」
Z「まさか、じゃんけんとか王道なこという気じゃありませんよね?」
神裂「……駄目ですか?」
Z「ぶっちゃけ、じゃんけんだと私たちに勝ち目ありませんよ。だから嫌です」
五和「なぜですか?」
Z「だって、女教皇様は聖人でしょ?当然動体視力も反射速度も並じゃないわけで」
五和「……あっ」
神裂「……後だしだなんて、しませんよ」
Z「そうでしょうけど、ここは公平を重視するために、もっと別な案にすべきです」
神裂「……例えば?」
Z「上条さんに起きてもらって、誰の体が一番そそるかを決めてもらえば」
神裂・五和「却下です」
Z「えー」
神裂「……とにかく、それ以外の方法を……」
ガチャ
オルソラ「あらあら、皆様おそろいでございますね」ヒョコッ
神裂「 」
五和「 」
Z「……またライバル出現ですか」
623: 2010/03/30(火) 20:52:09.52 ID:DksGce.o
神裂「何をしているんですかオルソラさん……」
オルソラ「この部屋から話し声が聞こえましたので、覗いてみたのでございます」
Z「顔だけ扉の向こうから出してないで、普通に入ってきたらいかがです?」
オルソラ「それでは、失礼しますのでございます」ヒョコッ
神裂・Z「…………」
五和「……なんですか、その格好」
オルソラ「『女神様ゴスメイド』でございますよ。シェリーさんはお気に召さなかったので、それからずっと私のものなのでございます」
神裂「それを、なぜ今着ているんです?」
オルソラ「寝巻きなのでございます」
五和「……さすがに誤魔化されませんよ」
オルソラ「実は、最近になって寝巻きが小さくなってしまったのでございますよ。着ていると息苦しいのでございます」
Z「……で、その胸をやたら強調するメイド服を着ていると」
オルソラ「はい♪これなら、お胸もらくちんらくちん、なのでございます」
神裂「……まだ成長するんですか、その胸は……」
五和「……っていうか、とうとう四人もメイドが揃っちゃいましたよ。どうするんですか?」
オルソラ「この部屋から話し声が聞こえましたので、覗いてみたのでございます」
Z「顔だけ扉の向こうから出してないで、普通に入ってきたらいかがです?」
オルソラ「それでは、失礼しますのでございます」ヒョコッ
神裂・Z「…………」
五和「……なんですか、その格好」
オルソラ「『女神様ゴスメイド』でございますよ。シェリーさんはお気に召さなかったので、それからずっと私のものなのでございます」
神裂「それを、なぜ今着ているんです?」
オルソラ「寝巻きなのでございます」
五和「……さすがに誤魔化されませんよ」
オルソラ「実は、最近になって寝巻きが小さくなってしまったのでございますよ。着ていると息苦しいのでございます」
Z「……で、その胸をやたら強調するメイド服を着ていると」
オルソラ「はい♪これなら、お胸もらくちんらくちん、なのでございます」
神裂「……まだ成長するんですか、その胸は……」
五和「……っていうか、とうとう四人もメイドが揃っちゃいましたよ。どうするんですか?」
624: 2010/03/30(火) 21:06:53.97 ID:DksGce.o
神裂「どうすると言われましても……」
Z「……やはり、ここは5…」
オルソラ「あのう、皆様は上条さんに御用がお有りなのでございますか?」
Z「ちょっと、私の台詞に被せないでくださいよ」
五和「ええ、そんなところです」
オルソラ「でしたら、なぜ上条さんを起こさないのでございますか?」
神裂「なぜ、と言われると……」
五和「まず、色々と協議してからじゃないと……」
オルソラ「上条さん、皆様がいらっしゃってますよー」ユサユサ
五和「えっ、問答無用ですか!?」
神裂「ちょ、ちょっとオルソラさん!」ワタワタ
上条「ふああ……ああ、オルソラ……って、ひぃっ!!」ビクッ
神裂「………」
五和「………」
Z「……どーもです」
上条「なぜ皆さんがここに……っていうか、皆さん揃いも揃ってなんでせうかその格好!?え?ここメイドパラダイス!?」
Z「意味わかりませんが、まあメイドパラダイスですね」
Z「……やはり、ここは5…」
オルソラ「あのう、皆様は上条さんに御用がお有りなのでございますか?」
Z「ちょっと、私の台詞に被せないでくださいよ」
五和「ええ、そんなところです」
オルソラ「でしたら、なぜ上条さんを起こさないのでございますか?」
神裂「なぜ、と言われると……」
五和「まず、色々と協議してからじゃないと……」
オルソラ「上条さん、皆様がいらっしゃってますよー」ユサユサ
五和「えっ、問答無用ですか!?」
神裂「ちょ、ちょっとオルソラさん!」ワタワタ
上条「ふああ……ああ、オルソラ……って、ひぃっ!!」ビクッ
神裂「………」
五和「………」
Z「……どーもです」
上条「なぜ皆さんがここに……っていうか、皆さん揃いも揃ってなんでせうかその格好!?え?ここメイドパラダイス!?」
Z「意味わかりませんが、まあメイドパラダイスですね」
636: 2010/03/30(火) 22:12:06.43 ID:DksGce.o
上条「ここは……果たして現実なのか……いや、ありえねえよ……こんな素敵イベントが、上条さんに沸いて起きる訳ないじゃねえか……でも……」ブツブツ
Z(……!)ピコーン
五和「あの、上条さん。これにはですね、深いわけが…」
Z「……上条さん、ここは夢ですよ。夢の中の私が言うのもなんですが」
五和・神裂「え?」
上条「夢……?そうか、やっぱりコレは夢か……だよなあ」ブツブツ
神裂「えっ、信じてしまうのですか?」
上条「また寝直せば目が覚めるよな。まったく、こんな夢見るなんてこりゃ上条さんも今日の事がそうとうキてるな……」ブツブツ
Z「……上条さん」ふぅー
上条「―――っ!」ゾクゾクゾクゾク
オルソラ「きゃっ、耳に息を吹きかけるだなんて、大胆でございますね」
五和(いいなー……)
Z「ねえ、上条さん……お・き・て?」
上条「もぉー!!なんなんですか!紳士を自負する上条さんはとっととこの夢から覚めたいんです!」ガバッ
Z(……!)ピコーン
五和「あの、上条さん。これにはですね、深いわけが…」
Z「……上条さん、ここは夢ですよ。夢の中の私が言うのもなんですが」
五和・神裂「え?」
上条「夢……?そうか、やっぱりコレは夢か……だよなあ」ブツブツ
神裂「えっ、信じてしまうのですか?」
上条「また寝直せば目が覚めるよな。まったく、こんな夢見るなんてこりゃ上条さんも今日の事がそうとうキてるな……」ブツブツ
Z「……上条さん」ふぅー
上条「―――っ!」ゾクゾクゾクゾク
オルソラ「きゃっ、耳に息を吹きかけるだなんて、大胆でございますね」
五和(いいなー……)
Z「ねえ、上条さん……お・き・て?」
上条「もぉー!!なんなんですか!紳士を自負する上条さんはとっととこの夢から覚めたいんです!」ガバッ
638: 2010/03/30(火) 22:22:09.32 ID:DksGce.o
Z「ねえ、上条さん……ここ、夢なんですよ?」
上条「……だからそうだろうと思って、早く寝なおしたいんですよ。よく言うじゃん、夢で寝ると目が覚めるって」
Z「……ホントに目を覚ます気ですか?」
上条「……なぜ?……っていうか、ここ、マジで夢か?なんかだんだん意識がハッキリしてきたんだが」
Z「夢ですよ。ぜーんぶ貴方の夢の中」ニコッ
上条「終始無表情のZがすげえ笑顔だ……ああ、なるほど。こりゃ夢だな」
神裂「そんな判断基準なんですか!?」
五和「どうしよう……なんか、このままいけば全て上手くいく気がして、Zさんの邪魔ができない……」
オルソラ「ふふふ、私は見てみぬ振りなのでございますよー」
Z「……それで、上条さん。ここは、貴方の夢なのに、目を覚まそうと言うのですか?」
上条「さっきからそればっかだな……。だからそうだってば。上条さんは紳士なんです!」
Z「……でも、実際は……その……結構溜まってらっしゃるんでしょう?」ポッ
五和(!?―――あのZさんが、恥じらいを帯びた顔に!?)
神裂(……夢であることを強調する気ですか。……なんて恐ろしい娘なのでしょう……)
上条「……た、溜まってるだなんてそんな……」ダラダラ
上条「……だからそうだろうと思って、早く寝なおしたいんですよ。よく言うじゃん、夢で寝ると目が覚めるって」
Z「……ホントに目を覚ます気ですか?」
上条「……なぜ?……っていうか、ここ、マジで夢か?なんかだんだん意識がハッキリしてきたんだが」
Z「夢ですよ。ぜーんぶ貴方の夢の中」ニコッ
上条「終始無表情のZがすげえ笑顔だ……ああ、なるほど。こりゃ夢だな」
神裂「そんな判断基準なんですか!?」
五和「どうしよう……なんか、このままいけば全て上手くいく気がして、Zさんの邪魔ができない……」
オルソラ「ふふふ、私は見てみぬ振りなのでございますよー」
Z「……それで、上条さん。ここは、貴方の夢なのに、目を覚まそうと言うのですか?」
上条「さっきからそればっかだな……。だからそうだってば。上条さんは紳士なんです!」
Z「……でも、実際は……その……結構溜まってらっしゃるんでしょう?」ポッ
五和(!?―――あのZさんが、恥じらいを帯びた顔に!?)
神裂(……夢であることを強調する気ですか。……なんて恐ろしい娘なのでしょう……)
上条「……た、溜まってるだなんてそんな……」ダラダラ
642: 2010/03/30(火) 22:43:38.69 ID:DksGce.o
Z「嘘はつかないほうが良いですよ。……学園都市では寮監代理として女子寮暮らし。そして、拉致されたこちら側でも女子寮暮らし。
……もちろん、貴方がどなたか女性で発散するような方でないことも存じていますから、残る手段は……その……一人遊びのみ、です」ポッ
上条「……そ、それがどうしたというのでせうか?」タジッ
Z「…貴方も、一人の生命です。溜まるものは溜まるでしょうし、発散しなければ悶々としてしまうでしょう。……ですが、貴方は悶々とする機会はかなりあれども、発散する機会は皆無だった。
……女子寮で暮らしている、というだけで、貴方は一人で発散することを避けてしまっているのです」
上条「うっ……な、なぜそんなことまで……」
Z「大丈夫です、上条さん。貴方の夢の中の存在である私は、あなたのことなら全部わかっていますよ」ニコッ
上条「Z………さん……」ポー
五和(……か、上条さんの顔つきが……なんかうっとりしてますよ!?)
神裂(上条さんの良き理解者を演じることで、彼の心を掴んだのですね……半ば催眠術じみてますが)
Z「……ねえ、上条さん。貴方は現実で頑張りすぎていませんか?他人のために、自分を犠牲にしすぎてはいませんか?」ソッ
上条「……俺は……俺は……」ポー
Z「今だけ、貴方は誰を気にかける必要もなく、ただ自分のために生きることが出来るのです。我々は、そんな貴方の望みの結晶です」
上条「け、けっ……しょう?」
Z「はい。貴方の心の奥底に溜まっていた願望を、私たちは叶えるために夢として現れたのです。……あくまで、夢の中、だけですが」ボソッ
上条「……俺の、ために……?……でも、夢の中、だけなんだもんな……うう……俺の現実って一体……」ガクッ
Z「……だから、せめて、今だけ。この夢の中だけ、私たちに尽くされてみませんか……ご主人様?」フゥ
上条「――――――ッ!!!」ゾクゾクゾクッ!!
……もちろん、貴方がどなたか女性で発散するような方でないことも存じていますから、残る手段は……その……一人遊びのみ、です」ポッ
上条「……そ、それがどうしたというのでせうか?」タジッ
Z「…貴方も、一人の生命です。溜まるものは溜まるでしょうし、発散しなければ悶々としてしまうでしょう。……ですが、貴方は悶々とする機会はかなりあれども、発散する機会は皆無だった。
……女子寮で暮らしている、というだけで、貴方は一人で発散することを避けてしまっているのです」
上条「うっ……な、なぜそんなことまで……」
Z「大丈夫です、上条さん。貴方の夢の中の存在である私は、あなたのことなら全部わかっていますよ」ニコッ
上条「Z………さん……」ポー
五和(……か、上条さんの顔つきが……なんかうっとりしてますよ!?)
神裂(上条さんの良き理解者を演じることで、彼の心を掴んだのですね……半ば催眠術じみてますが)
Z「……ねえ、上条さん。貴方は現実で頑張りすぎていませんか?他人のために、自分を犠牲にしすぎてはいませんか?」ソッ
上条「……俺は……俺は……」ポー
Z「今だけ、貴方は誰を気にかける必要もなく、ただ自分のために生きることが出来るのです。我々は、そんな貴方の望みの結晶です」
上条「け、けっ……しょう?」
Z「はい。貴方の心の奥底に溜まっていた願望を、私たちは叶えるために夢として現れたのです。……あくまで、夢の中、だけですが」ボソッ
上条「……俺の、ために……?……でも、夢の中、だけなんだもんな……うう……俺の現実って一体……」ガクッ
Z「……だから、せめて、今だけ。この夢の中だけ、私たちに尽くされてみませんか……ご主人様?」フゥ
上条「――――――ッ!!!」ゾクゾクゾクッ!!
645: 2010/03/30(火) 23:08:15.97 ID:DksGce.o
Z「……ほら、五和さんたちも!」ボソッ
五和「!……ご、ご主人様ぁー……♪(腕に抱きつくだけなら、それだけならセーフですよね……)」ムギュッ
上条「い、五和まで……うう、現実でこんなに尽くされたことないぜ……」シクシク
Z「……女教皇様!」ボソッ
神裂「……わ、わたしは……」タジッ
Z「……いくじなし」ボソッ
神裂「ッ!……だ、だ、だ……『堕天使メイド』の火織ちゃんが、現実で満足に動けない当麻のお世話をしちゃうんだよっ♪」キラーン☆
Z「……ぷふっ」プルプル
五和「……ぷ、女教皇様……」プルプル
神裂「……ぅぅ……」ワナワナ
上条「神裂……お前、こんなに可愛かったんだな……」ポー
神裂「……えっ?」ドキッ
上条「俺の夢だからかもしんねえけど……なんか、今の神裂、すげえ可愛い。……現実だと、怖いって印象が強かったのに」
神裂「……ぅっ」グサ
Z(……これは、女教皇様が有利になりそうですね……)フム
五和「!……ご、ご主人様ぁー……♪(腕に抱きつくだけなら、それだけならセーフですよね……)」ムギュッ
上条「い、五和まで……うう、現実でこんなに尽くされたことないぜ……」シクシク
Z「……女教皇様!」ボソッ
神裂「……わ、わたしは……」タジッ
Z「……いくじなし」ボソッ
神裂「ッ!……だ、だ、だ……『堕天使メイド』の火織ちゃんが、現実で満足に動けない当麻のお世話をしちゃうんだよっ♪」キラーン☆
Z「……ぷふっ」プルプル
五和「……ぷ、女教皇様……」プルプル
神裂「……ぅぅ……」ワナワナ
上条「神裂……お前、こんなに可愛かったんだな……」ポー
神裂「……えっ?」ドキッ
上条「俺の夢だからかもしんねえけど……なんか、今の神裂、すげえ可愛い。……現実だと、怖いって印象が強かったのに」
神裂「……ぅっ」グサ
Z(……これは、女教皇様が有利になりそうですね……)フム
646: 2010/03/30(火) 23:34:34.78 ID:DksGce.o
Z「……ねえ、上条さん。ただくっつかれてるだけじゃなくて、もっと好きなことして良いんですよ?」ムニュムニュ
上条「……り、両腕に柔らかな素敵感触があるだけで、上条さんには十分すぎるくらいに天国なのですが……」
Z「……ふふ、そんなの、まだまだ序の口ですよ。……ほーら、好きに触って良いんですよ?」プルン
上条「…………っ」ゴクリ
五和「!……かっ……か、上条さん……その、私のもどうですか……?」ポヨン
上条「……ぅっ」ゴクリッ
神裂(Zはまだしも……五和まで!……申し訳ありません、天の上におります我らが父よ!)
神裂「……か、かおりの……とっても気持ち良いんだよ?」タユン
上条「………うっ……ぐっ……」
上条(な、なんでせうかこの天国な地獄は!?く、くそっ!紳士の上条さんはこの程度では屈しませんことよ!……あー、血流が……)
Z「(耐えますねえ……)……ねーえ、上条さん。ほら、貴方から来ないのなら、私からいっちゃいますよー?」ギュッ
上条「……て、手……ですか?」
Z「ふふふ……ただ手を握るんじゃありませんよ?……こうしちゃいます♪」ムニュッ
神裂・五和「 」
上条「―――――ッ!!?」
Z「ふふ……私のおっOい、柔らかいでしょう?」ムニュムニュ
上条(てっ、てっ、てっ、手の平に……マシュマロがあああああああああっ)
上条「……り、両腕に柔らかな素敵感触があるだけで、上条さんには十分すぎるくらいに天国なのですが……」
Z「……ふふ、そんなの、まだまだ序の口ですよ。……ほーら、好きに触って良いんですよ?」プルン
上条「…………っ」ゴクリ
五和「!……かっ……か、上条さん……その、私のもどうですか……?」ポヨン
上条「……ぅっ」ゴクリッ
神裂(Zはまだしも……五和まで!……申し訳ありません、天の上におります我らが父よ!)
神裂「……か、かおりの……とっても気持ち良いんだよ?」タユン
上条「………うっ……ぐっ……」
上条(な、なんでせうかこの天国な地獄は!?く、くそっ!紳士の上条さんはこの程度では屈しませんことよ!……あー、血流が……)
Z「(耐えますねえ……)……ねーえ、上条さん。ほら、貴方から来ないのなら、私からいっちゃいますよー?」ギュッ
上条「……て、手……ですか?」
Z「ふふふ……ただ手を握るんじゃありませんよ?……こうしちゃいます♪」ムニュッ
神裂・五和「 」
上条「―――――ッ!!?」
Z「ふふ……私のおっOい、柔らかいでしょう?」ムニュムニュ
上条(てっ、てっ、てっ、手の平に……マシュマロがあああああああああっ)
649: 2010/03/30(火) 23:49:52.48 ID:DksGce.o
Z「ほーら、どうですか?もしかして、こうやって触るの初めてですか?」モニュモミュ
五和(なんだか、Zさんの台詞がベテランソ○プ嬢みたいです……)
上条「 」
神裂「クッ……(ああまで……踏み出す勇気が……私には……)」ギリ
オルソラ「……ふふ、上条さん。私はキオッジアでの出来事、忘れてはいないのでございますよ」スッ
五和「お、オルソラ……さん?」
Z「……オルソラさん(ここにきて伏兵が動きましたか……)」
上条「 ……へ?」
オルソラ「上条さんは、私の裸を見てお顔を赤くされていたのでございます。……それは、私の体に欲情してくださった、ということなのでございますよね」
上条「お、オルソラ……」ドキドキ
Z(……雰囲気を一気に持っていかれました………まさか、ここまでの強敵だったとは)
五和(オルソラさん……上条さんの後ろに立って何を―――――っ!!?)ハッ
神裂(そんな―――まさか、オルソラさん!?)パクパク
オルソラ「―――でしたら。私の体で、ご満足させて差し上げますのでございます」シュルッ パサ
神裂「 」
五和「 」
上条「……オル、ソラ?」
Z(……あえてメイドという衣装に頼るのではなく、演出で攻めましたか……策士……っ!)
五和(なんだか、Zさんの台詞がベテランソ○プ嬢みたいです……)
上条「 」
神裂「クッ……(ああまで……踏み出す勇気が……私には……)」ギリ
オルソラ「……ふふ、上条さん。私はキオッジアでの出来事、忘れてはいないのでございますよ」スッ
五和「お、オルソラ……さん?」
Z「……オルソラさん(ここにきて伏兵が動きましたか……)」
上条「 ……へ?」
オルソラ「上条さんは、私の裸を見てお顔を赤くされていたのでございます。……それは、私の体に欲情してくださった、ということなのでございますよね」
上条「お、オルソラ……」ドキドキ
Z(……雰囲気を一気に持っていかれました………まさか、ここまでの強敵だったとは)
五和(オルソラさん……上条さんの後ろに立って何を―――――っ!!?)ハッ
神裂(そんな―――まさか、オルソラさん!?)パクパク
オルソラ「―――でしたら。私の体で、ご満足させて差し上げますのでございます」シュルッ パサ
神裂「 」
五和「 」
上条「……オル、ソラ?」
Z(……あえてメイドという衣装に頼るのではなく、演出で攻めましたか……策士……っ!)
652: 2010/03/31(水) 00:02:48.73 ID:B1.tHA.o
オルソラ「……上条さん。後ろを振り向かないで欲しいのでございます……」
上条「……い、一応聞きますが……なぜでございませうか?」ドキドキ
オルソラ「それは……何も着ていないので、恥ずかしいので……ございます」ポッ
上条「――――っ!」ドキ―ン!!
五和「 」
神裂「 」
Z(……クッ、女教皇様と五和さんは思考停止―――まあ、当然ですか)
Z(今動けるのは私のみ……オルソラさんの好きにはさせませんよ)
Z「……上条さん。こっちを見てください……」ギュッ
上条「……Z……」
Z「……わたしだけを、見てくれなきゃ……や、です」うるっ
上条「――――!!!」ドキドキ―ン!!!
Z(ふふ、甘えたおねだり+上目遣い+涙目。このコンボで一気に形勢を―――)
オルソラ「……上条さん。後ろを見ないで欲しいのでございますが―――でも、私という存在は感じて欲しいのでございますよ」もにゅん
上条「……この、視界の両端に映る、肌色……柔らかさ…………まさか」ドキドキドキドキ
オルソラ「―――恥ずかしいので、そこから先は、めっ、でございますよ―――」ポソッ
上条「―――――――――――ぅ……」ぷしゅー……
Z(ま、まさかの顔を生乳で挟み込む……なんて……っ!)ガ―ン!!
上条「……い、一応聞きますが……なぜでございませうか?」ドキドキ
オルソラ「それは……何も着ていないので、恥ずかしいので……ございます」ポッ
上条「――――っ!」ドキ―ン!!
五和「 」
神裂「 」
Z(……クッ、女教皇様と五和さんは思考停止―――まあ、当然ですか)
Z(今動けるのは私のみ……オルソラさんの好きにはさせませんよ)
Z「……上条さん。こっちを見てください……」ギュッ
上条「……Z……」
Z「……わたしだけを、見てくれなきゃ……や、です」うるっ
上条「――――!!!」ドキドキ―ン!!!
Z(ふふ、甘えたおねだり+上目遣い+涙目。このコンボで一気に形勢を―――)
オルソラ「……上条さん。後ろを見ないで欲しいのでございますが―――でも、私という存在は感じて欲しいのでございますよ」もにゅん
上条「……この、視界の両端に映る、肌色……柔らかさ…………まさか」ドキドキドキドキ
オルソラ「―――恥ずかしいので、そこから先は、めっ、でございますよ―――」ポソッ
上条「―――――――――――ぅ……」ぷしゅー……
Z(ま、まさかの顔を生乳で挟み込む……なんて……っ!)ガ―ン!!
657: 2010/03/31(水) 00:18:47.13 ID:B1.tHA.o
上条「 」キュゥ
オルソラ「あら……上条さん?起きてくださいなのでございますよ」ぱふぱふ
Z(……上条さんには刺激が強すぎましたか。まさか気を失うとは)
Z(しかし、オルソラさん……想像以上の難敵ですね)
Z(最初は、無害を装って自分以外がどう動くかを見定め……)
Z(他が衣装を着たまま、とりあえず一線を越えないよう似た方向から攻めると見るや……)
Z(まったく違った方向から、しかも一線をあっさりと超えてまで強かに狙いにいくその策略)
Z(これが……数多の布教を成功させてきた、交渉術のプロフェッショナル……オルソラ=アクィナス……ですか)ゴクリ
オルソラ「うう、困りましたのでございます……上条さんが目を覚まされないのでございますよ」
Z(……どう動きますか、オルソラさん……)
オルソラ「……Zさん、どうか上条さんを起こして欲しいのでございます。私は、その間にもう一度衣装を着なおすのでございます」
Z「……なっ!」
Z(あっさり……引く、ですって……?)
Z(こんな、圧倒的にリードした状況を利用せず、しかも上条さんの印象に残しやすい起こす役を、私に譲って……)
Z(……周りを貶めず。そして、なによりも上条さんを第一に考える……)
Z(……天性の善人、といったところですか。こんな性格だから周りに恨まれることがない。……どう戦えば良いんですか……)タラッ
オルソラ「あら……上条さん?起きてくださいなのでございますよ」ぱふぱふ
Z(……上条さんには刺激が強すぎましたか。まさか気を失うとは)
Z(しかし、オルソラさん……想像以上の難敵ですね)
Z(最初は、無害を装って自分以外がどう動くかを見定め……)
Z(他が衣装を着たまま、とりあえず一線を越えないよう似た方向から攻めると見るや……)
Z(まったく違った方向から、しかも一線をあっさりと超えてまで強かに狙いにいくその策略)
Z(これが……数多の布教を成功させてきた、交渉術のプロフェッショナル……オルソラ=アクィナス……ですか)ゴクリ
オルソラ「うう、困りましたのでございます……上条さんが目を覚まされないのでございますよ」
Z(……どう動きますか、オルソラさん……)
オルソラ「……Zさん、どうか上条さんを起こして欲しいのでございます。私は、その間にもう一度衣装を着なおすのでございます」
Z「……なっ!」
Z(あっさり……引く、ですって……?)
Z(こんな、圧倒的にリードした状況を利用せず、しかも上条さんの印象に残しやすい起こす役を、私に譲って……)
Z(……周りを貶めず。そして、なによりも上条さんを第一に考える……)
Z(……天性の善人、といったところですか。こんな性格だから周りに恨まれることがない。……どう戦えば良いんですか……)タラッ
659: 2010/03/31(水) 00:36:06.03 ID:B1.tHA.o
Z(……こうなったら。正々堂々、立ち向かってやりますよ!!)ゴォォ!!
Z「……ここはオルソラさん、貴方が起こしてあげてください」スッ
オルソラ「?……私は、お洋服を着るのでございますよ?」
Z「いえ、着ないままで結構です。……私だって!」シュルッ!
オルソラ「……まあ、素敵なお体でございますね♪」
Z「……ふふ、まさかこんな形で脱ぐハメになるだなんて思いませんでしたよ。……さ、まずは二人を起こしてっと」ユサユサ
五和「……うーん……オルソラさんのおっOいが……って、わわっ!!な、なんでZさんまで脱いでいるんですかぁっ!?」ワタワタ
神裂「うう……私は気を失って……って……Z、貴方まさか」ヒクッ…
Z「まだ脱いだばかりですよ。……さあ、どうします?私とオルソラさんは、パンツ以外は何も着ていません。……女教皇様と五和さんはどうするんですか?」
五和「……わ、私は……」
神裂「……私は、絶対に脱ぎません。婚姻前の殿方の前で裸体を晒すなど……ぅっ」タラッ
Z「……どうしたんですか?」
神裂「……い、いえ。なんでもありません。とにかく、私は脱ぎませんよ(アレは故意じゃなかった訳ですし、セーフなはず……)」※原作二巻参照
Z「……で、五和さんは?」
五和「わ、私は……」
Z「……ここはオルソラさん、貴方が起こしてあげてください」スッ
オルソラ「?……私は、お洋服を着るのでございますよ?」
Z「いえ、着ないままで結構です。……私だって!」シュルッ!
オルソラ「……まあ、素敵なお体でございますね♪」
Z「……ふふ、まさかこんな形で脱ぐハメになるだなんて思いませんでしたよ。……さ、まずは二人を起こしてっと」ユサユサ
五和「……うーん……オルソラさんのおっOいが……って、わわっ!!な、なんでZさんまで脱いでいるんですかぁっ!?」ワタワタ
神裂「うう……私は気を失って……って……Z、貴方まさか」ヒクッ…
Z「まだ脱いだばかりですよ。……さあ、どうします?私とオルソラさんは、パンツ以外は何も着ていません。……女教皇様と五和さんはどうするんですか?」
五和「……わ、私は……」
神裂「……私は、絶対に脱ぎません。婚姻前の殿方の前で裸体を晒すなど……ぅっ」タラッ
Z「……どうしたんですか?」
神裂「……い、いえ。なんでもありません。とにかく、私は脱ぎませんよ(アレは故意じゃなかった訳ですし、セーフなはず……)」※原作二巻参照
Z「……で、五和さんは?」
五和「わ、私は……」
682: 2010/03/31(水) 10:56:18.96 ID:RcF3urMo
──11時00分
青髪「どしたんカミやん、テンション高かったのは朝だけ?」
上条「うるせえよ、朝飯ちゃんと食えなかったから腹減ってんだよ」
土御門「まあそれもあと1時間の我慢だぜい」
上条「まだ1時間あるんだよなあ……」
青髪「空腹時の1時間ってやたら長いよなあ。あの感覚は何やろね」
上条「空腹感に阻害されて居眠りもできないし」
姫神「…………」
土御門「本気で滅入ってるみたいだにゃー」
上条「ってしまった!!」
青髪「どしたん?」
上条「財布がないんだった……」
青髪「1日1割で貸しますよー?」
上条「あああああ!! つっ、土御門ォォォおおお!! 帰ったらすぐ返すからこのとおりィィィいい!!」
土御門「わ、わかったわかった。なんか必氏すぎてボケる気もしないぜよ」
青髪「どしたんカミやん、テンション高かったのは朝だけ?」
上条「うるせえよ、朝飯ちゃんと食えなかったから腹減ってんだよ」
土御門「まあそれもあと1時間の我慢だぜい」
上条「まだ1時間あるんだよなあ……」
青髪「空腹時の1時間ってやたら長いよなあ。あの感覚は何やろね」
上条「空腹感に阻害されて居眠りもできないし」
姫神「…………」
土御門「本気で滅入ってるみたいだにゃー」
上条「ってしまった!!」
青髪「どしたん?」
上条「財布がないんだった……」
青髪「1日1割で貸しますよー?」
上条「あああああ!! つっ、土御門ォォォおおお!! 帰ったらすぐ返すからこのとおりィィィいい!!」
土御門「わ、わかったわかった。なんか必氏すぎてボケる気もしないぜよ」
693: 2010/03/31(水) 19:19:22.16 ID:B1.tHA.o
五和「私は―――」
ガチャ
ギィィィィ……
一同「―――っ!?」
Z(……また、新たな刺客参戦ですか……?)
アニェーゼ「……むにゃむにゃ……Papa……」フラフラ
五和「あ、アニェーゼさん?」
アニェーゼ「……Dove……e……mi……o……papa」フラフラ
神裂「……寝ぼけているようですね」
オルソラ「あらあら、可愛らしい下着でございますね」
アニェーゼ「……ふふ……Io…lo……trovai…♪」モゾモゾ
五和「きゃっ!」
神裂「なっ……!」
Z「……く、なんて羨ましい……」
オルソラ「上条さんのことをパパと思っているのでございますね。とっても可愛らしいのでございます」
Z「……(殺されかけた相手なのによく可愛らしいとか言えますねこの人)」
ガチャ
ギィィィィ……
一同「―――っ!?」
Z(……また、新たな刺客参戦ですか……?)
アニェーゼ「……むにゃむにゃ……Papa……」フラフラ
五和「あ、アニェーゼさん?」
アニェーゼ「……Dove……e……mi……o……papa」フラフラ
神裂「……寝ぼけているようですね」
オルソラ「あらあら、可愛らしい下着でございますね」
アニェーゼ「……ふふ……Io…lo……trovai…♪」モゾモゾ
五和「きゃっ!」
神裂「なっ……!」
Z「……く、なんて羨ましい……」
オルソラ「上条さんのことをパパと思っているのでございますね。とっても可愛らしいのでございます」
Z「……(殺されかけた相手なのによく可愛らしいとか言えますねこの人)」
694: 2010/03/31(水) 19:31:26.95 ID:B1.tHA.o
Z「……はあ、これじゃどうしようもないですね。折角脱いだのに」
オルソラ「仕方がないのでございますよ」
神裂「……アニェーゼさんのこんな気持ちよさそうな表情、初めて見ましたよ」
五和「気持ち良いんだろうなー、添い寝」
一同「……」
Z「……もう片方は貰いました!」ガバッ
神裂「あっ!!そんな、問答無用ですか!?」
五和「ず、ずるい!っていうか服は着ましょうよZさん!!」
オルソラ「ふふ、お布団代わりでございます♪」ムギュ
五和「うぇっ!?……そんな、上条さんの上…だなんて……」タジッ
神裂「……くっ、仕方がありませんね。アニェーゼさんの横で我慢しましょう」スッ
五和「え!?なに女教皇様もナチュラルに寝てるんですか!?っていうか、アニェーゼさんって体ちっちゃいから意外に密着できる!?ああ、やられましたーっ!!」ガクーッ
Z「騒いでる暇あったら布団かけて欲しいのですが。というか私の隣なら空いてますよ」
五和「うう……わかりましたよう……そこにします……」グス
ぼふっ
一同「…………」
一同「おやすみなさーい……」
オルソラ「仕方がないのでございますよ」
神裂「……アニェーゼさんのこんな気持ちよさそうな表情、初めて見ましたよ」
五和「気持ち良いんだろうなー、添い寝」
一同「……」
Z「……もう片方は貰いました!」ガバッ
神裂「あっ!!そんな、問答無用ですか!?」
五和「ず、ずるい!っていうか服は着ましょうよZさん!!」
オルソラ「ふふ、お布団代わりでございます♪」ムギュ
五和「うぇっ!?……そんな、上条さんの上…だなんて……」タジッ
神裂「……くっ、仕方がありませんね。アニェーゼさんの横で我慢しましょう」スッ
五和「え!?なに女教皇様もナチュラルに寝てるんですか!?っていうか、アニェーゼさんって体ちっちゃいから意外に密着できる!?ああ、やられましたーっ!!」ガクーッ
Z「騒いでる暇あったら布団かけて欲しいのですが。というか私の隣なら空いてますよ」
五和「うう……わかりましたよう……そこにします……」グス
ぼふっ
一同「…………」
一同「おやすみなさーい……」
697: 2010/03/31(水) 20:17:51.66 ID:B1.tHA.o
朝
上条「……うーん……なんか敷き布団が硬い……って、あれ?ここ床か……?」
上条「掛け布団もなんか重たい………………って、へ?」
オルソラ「………くー」
上条「……なぜオルソラさんが?……って、まさかこの体に押し付けられている感触は―――!?」
アニェーゼ「……うーん……」
上条「うおう!?しかも隣にはアニェーゼさん……だけじゃねー!!なんだなんですかなんなんだよこの状況!?」
Z「うーん……ああ、上条さん。おはようございます」
上条「おはようじゃないですよ!?っていうか、え?もしかしてZはだ―――っ!?」
オルソラ「……あらー、おはようございます上条さん。うふふ、よく眠れましたのでございますかー?」のそのそ
上条「オルソラもなんで俺の上に―――って、うおおおおおおおおおおおおい!!お前もなんで服着てねえんですかあ!!?」
Z「朝からテンション高いですねー。っていうか、折角のチャンスなんだから両手で自分の視界ふさがないで堪能すれば良いのに」
上条「良いわけあるか!!上条さんは絶対に見ませんよ!?っていうか、やっぱ昨日のは現実かよ!!」
Z「気がつくの遅すぎですよ……ふあ~、やっぱり上条さんのとなりだと安眠できますね」
上条「もう二度と寝させねえよ!」
Z「そんな、これから毎晩頑張る宣言されても……嬉しいです」ポッ
上条「そっちの意味じゃねえええええええええええ!」
上条「……うーん……なんか敷き布団が硬い……って、あれ?ここ床か……?」
上条「掛け布団もなんか重たい………………って、へ?」
オルソラ「………くー」
上条「……なぜオルソラさんが?……って、まさかこの体に押し付けられている感触は―――!?」
アニェーゼ「……うーん……」
上条「うおう!?しかも隣にはアニェーゼさん……だけじゃねー!!なんだなんですかなんなんだよこの状況!?」
Z「うーん……ああ、上条さん。おはようございます」
上条「おはようじゃないですよ!?っていうか、え?もしかしてZはだ―――っ!?」
オルソラ「……あらー、おはようございます上条さん。うふふ、よく眠れましたのでございますかー?」のそのそ
上条「オルソラもなんで俺の上に―――って、うおおおおおおおおおおおおい!!お前もなんで服着てねえんですかあ!!?」
Z「朝からテンション高いですねー。っていうか、折角のチャンスなんだから両手で自分の視界ふさがないで堪能すれば良いのに」
上条「良いわけあるか!!上条さんは絶対に見ませんよ!?っていうか、やっぱ昨日のは現実かよ!!」
Z「気がつくの遅すぎですよ……ふあ~、やっぱり上条さんのとなりだと安眠できますね」
上条「もう二度と寝させねえよ!」
Z「そんな、これから毎晩頑張る宣言されても……嬉しいです」ポッ
上条「そっちの意味じゃねえええええええええええ!」
698: 2010/03/31(水) 20:36:09.61 ID:B1.tHA.o
神裂「うーん……なんですか、朝から随分と騒々しい……」
上条「一応ここ寮監室なんですけどね!お前ら招かれざる客だってこと自覚して?」
五和「うーん上条さん……おはようございます」
上条「ああ……俺の普通人の最終防衛ライン五和まで……」ガクッ
Z「上条さんは朝からリアクションに大変ですね……じゃ、まずはおはようのキスといきましょうか」ンー
上条「か!お!を!ち!か!づ!け!ん!なぁ!!」グググ…
Z「往生際の悪い!ほら、おとなしく私の全身リップサービス受けちゃってくださいよ!!」プルプル
上条「い!や!だ!!っつーかなんかレベル上がってねえ!?」ググググ…
オルソラ「それにしても、上条さんは本当に朝からお元気お元気なのでございますね」
上条「誰のせいですか!?」
オルソラ「まあ、私のせいでお元気なのでございますね!とっても嬉しいのでございます♪」パァァ
上条「なんか話がかみ合ってねー気が……って、ん?」
下条「 」フルモンティ
Z「……ああ、擬似騎乗位ですか。納得」ポム
オルソラ「下から押し上げられて……男らしいのでございますね」ポッ
上条「う、う、う……うわあああああああああああああん!!!」
上条「一応ここ寮監室なんですけどね!お前ら招かれざる客だってこと自覚して?」
五和「うーん上条さん……おはようございます」
上条「ああ……俺の普通人の最終防衛ライン五和まで……」ガクッ
Z「上条さんは朝からリアクションに大変ですね……じゃ、まずはおはようのキスといきましょうか」ンー
上条「か!お!を!ち!か!づ!け!ん!なぁ!!」グググ…
Z「往生際の悪い!ほら、おとなしく私の全身リップサービス受けちゃってくださいよ!!」プルプル
上条「い!や!だ!!っつーかなんかレベル上がってねえ!?」ググググ…
オルソラ「それにしても、上条さんは本当に朝からお元気お元気なのでございますね」
上条「誰のせいですか!?」
オルソラ「まあ、私のせいでお元気なのでございますね!とっても嬉しいのでございます♪」パァァ
上条「なんか話がかみ合ってねー気が……って、ん?」
下条「 」フルモンティ
Z「……ああ、擬似騎乗位ですか。納得」ポム
オルソラ「下から押し上げられて……男らしいのでございますね」ポッ
上条「う、う、う……うわあああああああああああああん!!!」
701: 2010/03/31(水) 20:48:36.80 ID:B1.tHA.o
上条「…えぐっ…えぐっ……上条さんはもうお嫁にいけません……」グスグス
オルソラ「ほらほら、良い子良い子なのでございますよ」ナデナデ
Z「朝から微笑ましい光景ですね」
神裂「あなた方が裸体でなければですが。とりあえず、早く洋服を着てください」
五和「……なんだか、この異常な光景に慣れ始めてる私が怖いです」
Z「っていうか貴女だって『大精霊チラメイド』着てるじゃないですか。まあ脱いではいませんが」
アニェーゼ「う、うーん……」
Z「あ、アニェーゼさんがお目覚めのようで」
アニェーゼ「みなさん、おはようございます……って、なぜ皆さんがここに!?ってアレ!?ここどこですか!?っていうか、なんでオルソラさんとZさんは裸でいやがるんですか!?へ!?え!?」ワタワタ
神裂「諸事情ありまして。ちなみにここは寮監室です。昨日貴女が寝ぼけて入ってきました」
アニェーゼ「はあ、なるほど……って、じゃああの隅っこでオルソラさんに慰められてんのは……」
五和「この部屋の主、上条さんです」
アニェーゼ「…………朝から情けないですね」
Z「言わないであげてください。彼の中の大事なものが壊れてしまったのですから」
ガチャ
禁書「とうまとうま!!朝なんだよー……」
一同「 」
その後、女子寮中に聞こえるような上条当麻の悲鳴があがったことは、言うまでもない
707: 2010/04/01(木) 00:39:12.89 ID:SAeB/zwo
ごめんおまた
それじゃあ再開します
まずは、御坂さんの中継に参りましょう
それじゃあ再開します
まずは、御坂さんの中継に参りましょう
711: 2010/04/01(木) 00:55:48.44 ID:SAeB/zwo
チュンチュン
美琴「……」
美琴「……あー、朝か」
美琴「結局昨日は公園見つけただけで終わっちゃったし……」
美琴「……まあこの周辺っていったって広いしね。よーし、今日も探してやるわよー!!」ンー!
美琴「……しっかし、ロンドンってなんでこう、物価の割に食事が不味いのかしら。朝食が憂鬱だわ」
美琴「こんなことなら、日本からカップ麺持ってきたほうがマシだったわね」
美琴「……まあ愚痴ってもしょうがないか。とりあえず地図地図」ガサゴソ
美琴「昨日本屋見つけておいてよかったわー。こういうときに地図があると助かるのよね」
美琴「ホテルはここ、で昨日の公園はここっと……」
美琴「てことは、この範囲が適当ね……」
美琴「……ふうん、近くに日本人街があるのね……行ってみようかしら」
美琴「……アイツついでに、食事も探しましょ。それが良いわね」ガサゴソ
美琴「……」
美琴「……あー、朝か」
美琴「結局昨日は公園見つけただけで終わっちゃったし……」
美琴「……まあこの周辺っていったって広いしね。よーし、今日も探してやるわよー!!」ンー!
美琴「……しっかし、ロンドンってなんでこう、物価の割に食事が不味いのかしら。朝食が憂鬱だわ」
美琴「こんなことなら、日本からカップ麺持ってきたほうがマシだったわね」
美琴「……まあ愚痴ってもしょうがないか。とりあえず地図地図」ガサゴソ
美琴「昨日本屋見つけておいてよかったわー。こういうときに地図があると助かるのよね」
美琴「ホテルはここ、で昨日の公園はここっと……」
美琴「てことは、この範囲が適当ね……」
美琴「……ふうん、近くに日本人街があるのね……行ってみようかしら」
美琴「……アイツついでに、食事も探しましょ。それが良いわね」ガサゴソ
714: 2010/04/01(木) 01:11:43.63 ID:SAeB/zwo
日本人街
ワイワイガヤガヤ
美琴「へー、本当に日本人多いのねー」
美琴「なんだか急にほっとしてきちゃったわ」
美琴「私、意外にホームシックだったのかもねー」
「……おい、あれ……よな」
「はい、恐らく……年と一緒に……」
「やはり……イバルの……」
美琴「出店も沢山あるわー」
美琴「日本語看板の屋台なんて、ここじゃなきゃ見れないのかしらね」
美琴「そうだ、たこ焼きとか焼きそばでも買おうかしら」ポム
「な、なんかこっち来たのよ!」
「とりあえず、対応を!」
美琴「すいませーん」
建宮「は、はい。いらっしゃいませなのよ!」
ワイワイガヤガヤ
美琴「へー、本当に日本人多いのねー」
美琴「なんだか急にほっとしてきちゃったわ」
美琴「私、意外にホームシックだったのかもねー」
「……おい、あれ……よな」
「はい、恐らく……年と一緒に……」
「やはり……イバルの……」
美琴「出店も沢山あるわー」
美琴「日本語看板の屋台なんて、ここじゃなきゃ見れないのかしらね」
美琴「そうだ、たこ焼きとか焼きそばでも買おうかしら」ポム
「な、なんかこっち来たのよ!」
「とりあえず、対応を!」
美琴「すいませーん」
建宮「は、はい。いらっしゃいませなのよ!」
716: 2010/04/01(木) 01:23:18.16 ID:SAeB/zwo
美琴「たこ焼き一パックください」
建宮「は、はい。少々お待ちくださいなのよ。マヨネーズはどうしますのよ?」
美琴「アリでお願いします」
ジュー
美琴「あー、美味しそうな良い匂い……♪」
建宮(……この少女、学園都市で上条に突っかかってた少女なのよな)くるくる
美琴「おー、すごい見事なたこ焼きの回し方」
建宮(ということは五和と女教皇様のライバル……ここは、心を鬼にしなきゃならんのよ!)ポン!ポン!ポン!
美琴「うわっ!すごっ!串で器用にたこ焼き飛ばしてパックに入れていってる!?」
建宮(……となれば、仕方がない。ここは誘導作戦なのよ!)シュパパパパ!!
美琴「目にも留まらぬ速さでソースとマヨと青海苔とかつお節が!?こ、コレが職人技……」
建宮「お待たせしましたのよ!(覚悟するのよ!!)」
美琴「わあ、なんか凄いもの見せてもらってありがとうございます!(アツアツでおいしそー♪)」
建宮「は、はい。少々お待ちくださいなのよ。マヨネーズはどうしますのよ?」
美琴「アリでお願いします」
ジュー
美琴「あー、美味しそうな良い匂い……♪」
建宮(……この少女、学園都市で上条に突っかかってた少女なのよな)くるくる
美琴「おー、すごい見事なたこ焼きの回し方」
建宮(ということは五和と女教皇様のライバル……ここは、心を鬼にしなきゃならんのよ!)ポン!ポン!ポン!
美琴「うわっ!すごっ!串で器用にたこ焼き飛ばしてパックに入れていってる!?」
建宮(……となれば、仕方がない。ここは誘導作戦なのよ!)シュパパパパ!!
美琴「目にも留まらぬ速さでソースとマヨと青海苔とかつお節が!?こ、コレが職人技……」
建宮「お待たせしましたのよ!(覚悟するのよ!!)」
美琴「わあ、なんか凄いもの見せてもらってありがとうございます!(アツアツでおいしそー♪)」
719: 2010/04/01(木) 01:38:18.92 ID:SAeB/zwo
建宮「お客さん、コレ、裏手の焼きそば屋のクーポン券なのよな」スッ
美琴「へ?あ、ありがとうございます」
建宮「その券があれば、焼きそば一パックサービスなのよ。よかったら行ってみると良いのよな」
美琴「はい、ご親切にありがとうございます」ニコッ
建宮(……く、なびいてはいかんのよ建宮!いくら純粋そうな笑顔だからって……)キュン
美琴「それじゃあ、多分また来ますね」ペコッ
建宮「ありがとうございましたのよー」ヒラヒラ
建宮(……と、とにかく、あのタダ券さえあれば絶対に向こうの焼きそば屋へ行くはずなのよ)
建宮(そうすれば途中の裏路地で………って、ん?)
建宮(裏路地を……無視したのよ!?)
建宮(そんな、バカな!タダ券よ!?タダ券貰って無駄にするってのはどういう心境なのよ!?)
建宮(……第一作戦、失敗なのよ)
美琴「タダ券かー。アイツなら喜びそうだけど……まあ私にはそんな必要じゃないわね」モグモグ
美琴「へ?あ、ありがとうございます」
建宮「その券があれば、焼きそば一パックサービスなのよ。よかったら行ってみると良いのよな」
美琴「はい、ご親切にありがとうございます」ニコッ
建宮(……く、なびいてはいかんのよ建宮!いくら純粋そうな笑顔だからって……)キュン
美琴「それじゃあ、多分また来ますね」ペコッ
建宮「ありがとうございましたのよー」ヒラヒラ
建宮(……と、とにかく、あのタダ券さえあれば絶対に向こうの焼きそば屋へ行くはずなのよ)
建宮(そうすれば途中の裏路地で………って、ん?)
建宮(裏路地を……無視したのよ!?)
建宮(そんな、バカな!タダ券よ!?タダ券貰って無駄にするってのはどういう心境なのよ!?)
建宮(……第一作戦、失敗なのよ)
美琴「タダ券かー。アイツなら喜びそうだけど……まあ私にはそんな必要じゃないわね」モグモグ
722: 2010/04/01(木) 01:49:30.67 ID:SAeB/zwo
牛深「いらっしゃいませー。グッズ販売だよー!」
美琴(あ、よく路上とかで見かける光るバッヂとか売ってる出店だ。イギリスにもあんのねー)モグモグ
牛深「大人気!イギリス限定ケロヨンバッヂ入荷してますよー!お土産にいかがっすかー!」
美琴(―――ケロヨンっ!?)バッ
牛深(お、食いついた!女の子はこのシリーズが好きってマジだったのか。ナイス対馬!!)
牛深「えーその他ゲコ太、ピョン子等ラブリー・ミトンバッヂが揃ってございますー!お気軽にお立ち寄りくださいー!」
美琴(ゲコ太!!ピョン子!!)シュバババ!!
牛深(うおっ!?なんか凄いスピードで近づいてきた!?)
美琴「……あ、あの!こっからここまで全部もらえますか!?」
牛深「はっ、はい!!」
牛深(なんか知らんがすげえ儲けもゲェーット!!ラッキーすぎるぜ!!)
美琴(ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子
ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子
ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子……)ハァハァハァハァ
美琴(あ、よく路上とかで見かける光るバッヂとか売ってる出店だ。イギリスにもあんのねー)モグモグ
牛深「大人気!イギリス限定ケロヨンバッヂ入荷してますよー!お土産にいかがっすかー!」
美琴(―――ケロヨンっ!?)バッ
牛深(お、食いついた!女の子はこのシリーズが好きってマジだったのか。ナイス対馬!!)
牛深「えーその他ゲコ太、ピョン子等ラブリー・ミトンバッヂが揃ってございますー!お気軽にお立ち寄りくださいー!」
美琴(ゲコ太!!ピョン子!!)シュバババ!!
牛深(うおっ!?なんか凄いスピードで近づいてきた!?)
美琴「……あ、あの!こっからここまで全部もらえますか!?」
牛深「はっ、はい!!」
牛深(なんか知らんがすげえ儲けもゲェーット!!ラッキーすぎるぜ!!)
美琴(ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子
ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子
ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子ケロヨンゲコ太ピョン子……)ハァハァハァハァ
724: 2010/04/01(木) 02:04:45.99 ID:SAeB/zwo
牛深「はい、どうぞ」ゴッチャリ
ザワザワ「うおーすげー、あの子ビニール袋いっぱいにバッヂ買ってるぞ」「あの小さいバッヂであんなに膨れんのかよ……」「なんか……目つきヤバクね?」ヒソヒソ
美琴「あ、あ、あ、ありがとうございますすすす」ハァハァハァハァ
牛深(なんかすげーこええええええええええええ!!)ビクビク
牛深(微妙に漏電してるし……うわ、バッヂに電撃が引き寄せられてる。あ、焦げた)
牛深(うーん………これ、どうやって人気のないところに誘ったもんかな……)
美琴「うふふえへあは……収穫収穫♪」ジュルッ
牛深(やっぱこえええええええええええっ!!)ガクガク
牛深(これぜってー話しかけたくねえよ!やだよ無理だよ俺には出来ません!!助けて対馬!!)チラッ
対馬(……や・れ・よ)クイッ
牛深(あれって首を掻っ切るジェスチャーですよねえええええええええええっ!?)ガクガクブルブル
牛深(どうすんだよ前門のサタン後門のアーリマンだよ!デッドオアデッドだよ!もう逃げ場ねえええええええええええ!!)
牛深(……あー、そうこうしてる間に女の子いっちゃった……あー、後ろから足音が)
牛深(ごめんなさい教皇代理。俺、先に神の国へいっ)
第二作戦失敗・牛深リタイア
ザワザワ「うおーすげー、あの子ビニール袋いっぱいにバッヂ買ってるぞ」「あの小さいバッヂであんなに膨れんのかよ……」「なんか……目つきヤバクね?」ヒソヒソ
美琴「あ、あ、あ、ありがとうございますすすす」ハァハァハァハァ
牛深(なんかすげーこええええええええええええ!!)ビクビク
牛深(微妙に漏電してるし……うわ、バッヂに電撃が引き寄せられてる。あ、焦げた)
牛深(うーん………これ、どうやって人気のないところに誘ったもんかな……)
美琴「うふふえへあは……収穫収穫♪」ジュルッ
牛深(やっぱこえええええええええええっ!!)ガクガク
牛深(これぜってー話しかけたくねえよ!やだよ無理だよ俺には出来ません!!助けて対馬!!)チラッ
対馬(……や・れ・よ)クイッ
牛深(あれって首を掻っ切るジェスチャーですよねえええええええええええっ!?)ガクガクブルブル
牛深(どうすんだよ前門のサタン後門のアーリマンだよ!デッドオアデッドだよ!もう逃げ場ねえええええええええええ!!)
牛深(……あー、そうこうしてる間に女の子いっちゃった……あー、後ろから足音が)
牛深(ごめんなさい教皇代理。俺、先に神の国へいっ)
第二作戦失敗・牛深リタイア
725: 2010/04/01(木) 02:33:36.40 ID:SAeB/zwo
美琴(ふっふっふ~♪思わぬ収穫げっとー)ルンルン
?「もし、そこのお方」
美琴「へ?私?」
?「はい。もしよろしければ、手相占いをして差し上げましょうか?」
美琴「占い、ねえ……」
?「お代はいりませんよ。いわゆる、『心持ち』で生計を立てているので」
美琴「ふーん……それじゃあ、見てもらおうかな♪」
?「では、お手をお借りして……ふむ。ふうむ」
美琴「……どんなことが分かりますか?」
?「……今日は、路地裏に縁がおありのようです。そこで、待ち人か、探しものか……とにかく、貴女にとって重要な出来事が起こる」
美琴「ふーん……路地裏、ねえ」
?「……精々がこんなところでしょうか…」
美琴「ありがとうございました。あ、これ、一応お代です。少ないですが」
?「いえいえ、結構です。……それでは、良い旅を」
美琴「ありがとうございます」ペコリ
美琴(路地裏、ね……行ってみますか)タッ
?「……まったく」
対馬「こうすりゃ楽に終わるってのに、なにやってんのよ男衆は」ハァ
?「もし、そこのお方」
美琴「へ?私?」
?「はい。もしよろしければ、手相占いをして差し上げましょうか?」
美琴「占い、ねえ……」
?「お代はいりませんよ。いわゆる、『心持ち』で生計を立てているので」
美琴「ふーん……それじゃあ、見てもらおうかな♪」
?「では、お手をお借りして……ふむ。ふうむ」
美琴「……どんなことが分かりますか?」
?「……今日は、路地裏に縁がおありのようです。そこで、待ち人か、探しものか……とにかく、貴女にとって重要な出来事が起こる」
美琴「ふーん……路地裏、ねえ」
?「……精々がこんなところでしょうか…」
美琴「ありがとうございました。あ、これ、一応お代です。少ないですが」
?「いえいえ、結構です。……それでは、良い旅を」
美琴「ありがとうございます」ペコリ
美琴(路地裏、ね……行ってみますか)タッ
?「……まったく」
対馬「こうすりゃ楽に終わるってのに、なにやってんのよ男衆は」ハァ
728: 2010/04/01(木) 02:45:02.41 ID:SAeB/zwo
美琴(路地裏ねえ……)
美琴(さすがにスキルアウトみたいなのはいないわよね……)
美琴(とりあえず適当に入ってみたけど……本当になにか起きるのかしら?)
ザザザッ!!
美琴(―――うしろっ!?)バッ
?「……ククク……」
「へへへ……」「ひひひひ……」
美琴(…………)
美琴(……なんか、すっごい変な奴らに後ろ取られてたんだけど。なにこの不快感)ビリッ
?「お嬢ちゃん……おとなしく言うことを聞けば、危害は加えんのよな」ククク
美琴「……それは別に良いんだけどさ、ひとつだけ聞いて良い?」
?「ククク……なんなのよな?」
美琴「……アンタたちさ……」
美琴「……なんで全身蛍光色のピッチピチタイツなわけ?しかも、頭もなんかカラフルなストッキングかぶってるだけだし」
?「……俺がピンクタイツなのよな」
美琴「知ってる。ストッキングまでピンクって徹底してるわね」
?「い、イ工口ー!!」?「オレンジ!!」
美琴「もう自己紹介は良いわよ。ポーズもとらなくて良いから」
美琴(さすがにスキルアウトみたいなのはいないわよね……)
美琴(とりあえず適当に入ってみたけど……本当になにか起きるのかしら?)
ザザザッ!!
美琴(―――うしろっ!?)バッ
?「……ククク……」
「へへへ……」「ひひひひ……」
美琴(…………)
美琴(……なんか、すっごい変な奴らに後ろ取られてたんだけど。なにこの不快感)ビリッ
?「お嬢ちゃん……おとなしく言うことを聞けば、危害は加えんのよな」ククク
美琴「……それは別に良いんだけどさ、ひとつだけ聞いて良い?」
?「ククク……なんなのよな?」
美琴「……アンタたちさ……」
美琴「……なんで全身蛍光色のピッチピチタイツなわけ?しかも、頭もなんかカラフルなストッキングかぶってるだけだし」
?「……俺がピンクタイツなのよな」
美琴「知ってる。ストッキングまでピンクって徹底してるわね」
?「い、イ工口ー!!」?「オレンジ!!」
美琴「もう自己紹介は良いわよ。ポーズもとらなくて良いから」
729: 2010/04/01(木) 03:00:07.50 ID:SAeB/zwo
美琴「……で、タイツマンたちのお願いって?言っとくけど仲間になら入らないわよ?」
ピンク「ち、違うのよな!!……確かに、さっき諸事情でグリーンが抜けたけど」
美琴「グリーンもいたのね。ご愁傷様」
ピンク「……我々の願いは、ただひとつ。―――上条当麻から、手を引くのよ」
美琴「――――ッ!?」
美琴(……どういうこと?このふざけたタイツ集団……上条当麻から手を引けって、確かに言ったわよね……?)
美琴(……テ口リストの一味、としか、考えられないわよね)
美琴(……こんなおチャラけた格好してるのは……私の油断を誘うため?)
美琴(………冗談じゃ、ないわよ……!)ギリッ
ピンク(路地裏で囲まれるって怖いだろうし、少しは気を緩めてもらえるかとおもってこんな格好したけど……やっぱ変すぎるのよな)ハァ
ピンク(……これも、五和と女教皇様のためなのよ)
ピンク「……で、どうするのよな?」
美琴「上条当麻から、手を引け……ねえ。言ってくれるわ」バリッ
美琴「……アンタたち、この私にそんなことを言うからには……覚悟は出来ているのよね?」バチッ…バチバチッ
ピンク(……あれ?なんか雰囲気が変なのよ……?)
美琴「いいわ。アンタたちのその幻想―――――ぶち頃してあげる」バチィッ ビリッビリリッ
ピンク(なんか予定とちが――――)
ピンク「ち、違うのよな!!……確かに、さっき諸事情でグリーンが抜けたけど」
美琴「グリーンもいたのね。ご愁傷様」
ピンク「……我々の願いは、ただひとつ。―――上条当麻から、手を引くのよ」
美琴「――――ッ!?」
美琴(……どういうこと?このふざけたタイツ集団……上条当麻から手を引けって、確かに言ったわよね……?)
美琴(……テ口リストの一味、としか、考えられないわよね)
美琴(……こんなおチャラけた格好してるのは……私の油断を誘うため?)
美琴(………冗談じゃ、ないわよ……!)ギリッ
ピンク(路地裏で囲まれるって怖いだろうし、少しは気を緩めてもらえるかとおもってこんな格好したけど……やっぱ変すぎるのよな)ハァ
ピンク(……これも、五和と女教皇様のためなのよ)
ピンク「……で、どうするのよな?」
美琴「上条当麻から、手を引け……ねえ。言ってくれるわ」バリッ
美琴「……アンタたち、この私にそんなことを言うからには……覚悟は出来ているのよね?」バチッ…バチバチッ
ピンク(……あれ?なんか雰囲気が変なのよ……?)
美琴「いいわ。アンタたちのその幻想―――――ぶち頃してあげる」バチィッ ビリッビリリッ
ピンク(なんか予定とちが――――)
731: 2010/04/01(木) 03:07:58.69 ID:SAeB/zwo
対馬「アイツら遅いわね……なにやってんのかしら」
対馬「チラッと確認だけでもしといたほうが良いかしらね」
対馬(さーて……首尾はっと)チラ
建宮・香焼・野母崎「 」プスプス
対馬「……とりあえず、救急車かしら?」
建宮「あとは、上に報告なのよ……」ピクピク
対馬「あら、生きていたのね。お疲れ様」
―――数時間後・どこか
「―――ふむ、電撃をつかう少女、ねえ」
「おかしいな。僕らのところに来ている報告では、あの少女にそんな能力は備わっていないはずだけど……」
「……これは、警戒すべき、かな」
「……なあ、アレイスター」ニヤリ
対馬「チラッと確認だけでもしといたほうが良いかしらね」
対馬(さーて……首尾はっと)チラ
建宮・香焼・野母崎「 」プスプス
対馬「……とりあえず、救急車かしら?」
建宮「あとは、上に報告なのよ……」ピクピク
対馬「あら、生きていたのね。お疲れ様」
―――数時間後・どこか
「―――ふむ、電撃をつかう少女、ねえ」
「おかしいな。僕らのところに来ている報告では、あの少女にそんな能力は備わっていないはずだけど……」
「……これは、警戒すべき、かな」
「……なあ、アレイスター」ニヤリ
741: 2010/04/01(木) 03:48:33.89 ID:SAeB/zwo
数日後
上条「……なんやかんやで、イギリス来てから一週間も経っちまったなぁ」
上条「……早いような、遅いような。短いような、長いような。……ああ、なんかよくわかんねえ」
上条「……ああ、そうか」
上条「……学園都市の奴らが、心配なんだ」
上条「だから、妙に胸にわだかまってんだ」
上条「……でも、まあ、細かいこと考えてもしかたがねえよな」
上条「学園都市への対応はうまくやるって言ってたし」
上条「とりあえず、今はインデックスたちとの生活を満喫しますか」
上条「おーい、インデックスー……」
Z(……上条さんの独り言、どう考えても区切り目イベントフラグですね。本当にry)
上条「……なんやかんやで、イギリス来てから一週間も経っちまったなぁ」
上条「……早いような、遅いような。短いような、長いような。……ああ、なんかよくわかんねえ」
上条「……ああ、そうか」
上条「……学園都市の奴らが、心配なんだ」
上条「だから、妙に胸にわだかまってんだ」
上条「……でも、まあ、細かいこと考えてもしかたがねえよな」
上条「学園都市への対応はうまくやるって言ってたし」
上条「とりあえず、今はインデックスたちとの生活を満喫しますか」
上条「おーい、インデックスー……」
Z(……上条さんの独り言、どう考えても区切り目イベントフラグですね。本当にry)
742: 2010/04/01(木) 04:26:15.91 ID:SAeB/zwo
神裂「上条当麻、今日はどこかへ出かけられるのですか?」
上条「んー、そうだなあ。もう日課になってる散歩くらいかな。神裂も一緒に来るか?」
神裂「いえ、私は仕事があるので結構です」
上条「神裂、たまには一緒に散歩行こうぜ。昨日も一昨日も断ってるじゃねえか」
神裂「仕事があるので、仕方がないのですよ……。今日は、どなたかご一緒では?」
上条「朝誘ってみたんだけどさ。インデックスは検査、それ以外も仕事だと。なんか皆慌しいのな」
神裂「……そうですか」
上条「ま、たまには一人きりで散歩すんのも良いのかもな。じゃ、行ってくるぜ」ガチャ
神裂「いってらっしゃい。良い散歩を」
上条「おーう」
バタン
神裂「……」
神裂「……さ、仕事を始めましょうか」
上条「んー、そうだなあ。もう日課になってる散歩くらいかな。神裂も一緒に来るか?」
神裂「いえ、私は仕事があるので結構です」
上条「神裂、たまには一緒に散歩行こうぜ。昨日も一昨日も断ってるじゃねえか」
神裂「仕事があるので、仕方がないのですよ……。今日は、どなたかご一緒では?」
上条「朝誘ってみたんだけどさ。インデックスは検査、それ以外も仕事だと。なんか皆慌しいのな」
神裂「……そうですか」
上条「ま、たまには一人きりで散歩すんのも良いのかもな。じゃ、行ってくるぜ」ガチャ
神裂「いってらっしゃい。良い散歩を」
上条「おーう」
バタン
神裂「……」
神裂「……さ、仕事を始めましょうか」
743: 2010/04/01(木) 04:49:27.55 ID:SAeB/zwo
公園
上条「しっかし、天気いいなあ」
上条「ロンドンの青空なんていつ雨が降るかわかんねえからなんの期待感も持てないけど、あるって状況だけで十分なのかもな」
上条「……公園、もう見慣れちまったな」
上条「毎日来てりゃ、そうなるか。……はあ、なんやかんやで馴染みまくってるし」
上条「……いつまで、イギリスにいるんだろう」
上条「……イギリスの上層部連中としては、俺を逃したくない」
上条「……だが、恐らく学園都市側は俺を取り返したがってんだろう」
上条「そうじゃなきゃ、イギリス側が交渉のカードに使うはずがねえもんな」
上条「……でも……」
上条「しっかし、天気いいなあ」
上条「ロンドンの青空なんていつ雨が降るかわかんねえからなんの期待感も持てないけど、あるって状況だけで十分なのかもな」
上条「……公園、もう見慣れちまったな」
上条「毎日来てりゃ、そうなるか。……はあ、なんやかんやで馴染みまくってるし」
上条「……いつまで、イギリスにいるんだろう」
上条「……イギリスの上層部連中としては、俺を逃したくない」
上条「……だが、恐らく学園都市側は俺を取り返したがってんだろう」
上条「そうじゃなきゃ、イギリス側が交渉のカードに使うはずがねえもんな」
上条「……でも……」
744: 2010/04/01(木) 04:56:40.96 ID:SAeB/zwo
「……でも。きっと、そうじゃねえんだよな」
「俺は、皆と一緒にいたい」
「俺は、インデックスと……」
「インデックスや、神裂、五和、オルソラ、シェリー、アニェーゼルチアアンジェレネアガターカテリナスマートヴェリーレイチェル……」
「皆と、一緒にいたいだけなんだよな」
「…………」
「……でも、学園都市にも戻りたい、って気持ちも、ある……」
「……なんで、こんなわけわかんねー策謀に巻き込まれてんだろうな、俺」
「こんな幻想も、ぶち壊せりゃあ楽なんだけど」
「……そうそう、うまくいったりしねえよな。ハハ」
745: 2010/04/01(木) 04:57:34.85 ID:SAeB/zwo
「こんなところに、いたのね」
.
746: 2010/04/01(木) 04:58:48.62 ID:SAeB/zwo
美琴「―――やっと、見つけたわよ」
上条「―――みさ、か……妹、じゃあねえよな?」
美琴「……そうよ。私は、オリジナルの御坂美琴。ゴーグルはつけてるけどね」
上条「……なんで、御坂がここに」
美琴「アンタを連れ戻すため以外に、何があんのよ」
上条「……俺を、学園都市に?……なんで、そんなことの為に」
美琴「…………そんなこと、ですって……?」ビリッ…
美琴「アンタねえ、アンタのことを一体どれだけの人が心配してると思ってんのよ!アンタが突然学園都市からテ口リストの手で攫われたって連絡を聞いて、一体ウチの寮生たちがどれほど落ち込んで、悲しんで、心配して、怯えたと思ってんのよ!!
アンタのことを、皆待ってんのよ!!アンタが笑顔で帰ってくんのを皆待ってんのよ!!それを、それを『そんなこと』なんてつまんない一言で済ますんじゃないわよっ!!」
上条「―――っ…」
美琴「……アンタにはアンタの都合があるかもしれない。でもね、こっちにもこっちなりに都合があんのよ。……皆のところに一緒に帰んなさい。私も、黒子も、寮生皆も心を痛めて待ってるんだから」
上条「……俺は……俺は……」
美琴「……なんで、迷うのよ。……こっちに、アンタの大切な人がいるから?」
上条「……大切な人、って言ったら間違いじゃない。……学園都市にもいるし、こっちにもいる。俺には、どっちに居たら良いのかなんて分からねえよ」
美琴「……アンタの居場所はこっちでしょ。学園都市で、補習に埋もれる学生として生きるのが、アンタの日常じゃないの?……お願いだから、こっち側に戻ってきてよ……」
「それは、出来ない相談ですね。……上条当麻の身柄を、学園都市へ引き渡すわけにはいきません」
上条「―――みさ、か……妹、じゃあねえよな?」
美琴「……そうよ。私は、オリジナルの御坂美琴。ゴーグルはつけてるけどね」
上条「……なんで、御坂がここに」
美琴「アンタを連れ戻すため以外に、何があんのよ」
上条「……俺を、学園都市に?……なんで、そんなことの為に」
美琴「…………そんなこと、ですって……?」ビリッ…
美琴「アンタねえ、アンタのことを一体どれだけの人が心配してると思ってんのよ!アンタが突然学園都市からテ口リストの手で攫われたって連絡を聞いて、一体ウチの寮生たちがどれほど落ち込んで、悲しんで、心配して、怯えたと思ってんのよ!!
アンタのことを、皆待ってんのよ!!アンタが笑顔で帰ってくんのを皆待ってんのよ!!それを、それを『そんなこと』なんてつまんない一言で済ますんじゃないわよっ!!」
上条「―――っ…」
美琴「……アンタにはアンタの都合があるかもしれない。でもね、こっちにもこっちなりに都合があんのよ。……皆のところに一緒に帰んなさい。私も、黒子も、寮生皆も心を痛めて待ってるんだから」
上条「……俺は……俺は……」
美琴「……なんで、迷うのよ。……こっちに、アンタの大切な人がいるから?」
上条「……大切な人、って言ったら間違いじゃない。……学園都市にもいるし、こっちにもいる。俺には、どっちに居たら良いのかなんて分からねえよ」
美琴「……アンタの居場所はこっちでしょ。学園都市で、補習に埋もれる学生として生きるのが、アンタの日常じゃないの?……お願いだから、こっち側に戻ってきてよ……」
「それは、出来ない相談ですね。……上条当麻の身柄を、学園都市へ引き渡すわけにはいきません」
747: 2010/04/01(木) 04:59:50.06 ID:SAeB/zwo
美琴「……アンタが、テ口リストね」
神裂「……テ口リスト、という言い方にはいささか語弊があります。が、まあそれでも良いでしょう」
上条「……神裂…………俺の後をつけてたのか?」
神裂「……言ったはずです、仕事ですと。……それで、貴女は引き下がってはくれないのですか?」
美琴「……コイツは連れて帰るわ。コイツの居場所は、学園都市よ。アンタたちなんかに渡しはしないわ」
神裂「……居場所は他人ではなく、本人が決めるもの。そうではありませんか?」
美琴「……じゃあ、私たちはどうすればいいのよ。……コイツのことを今でも信じて待ってる、コイツの笑顔をまた見たがってる、そういう人間はどうすればいいのよ!」
神裂「さあ、私には判りかねます。……ただ、いずれにせよ本人の判断に任せる他ないのでは?」
美琴「……本人が迷ってんなら、私は力づくでも連れて帰るわ。それでコイツの目が覚めんなら問題ないでしょ」ビリッ
神裂「……力づく、ですか。……困りましたね。私の魔法名は、こんなときに名乗るものではないのですが」
美琴「……意味わかんないことゴチャゴチャ言ってんじゃないわよ。引き渡す気がないのなら、かかって来なさい。相手になるわ」
上条「!?お、おい馬鹿!コイツはお前が戦って相手になるような人間じゃ―――」
「アンタは黙ってなさい!!!!」
「―――!」
美琴「……これは、私の意地よ。アンタを無理矢理連れて帰るんだから、このぐらいしなきゃケジメがつかないのよ。……アンタは、自分がどっち側にいるべきなのか考えてなさい」
神裂「……私は、戦いたくないのです。……貴女を、傷つけたくはない」
美琴「―――っ!……見くびんじゃ―――ないわよっ!!!」パリッ…
神裂「……テ口リスト、という言い方にはいささか語弊があります。が、まあそれでも良いでしょう」
上条「……神裂…………俺の後をつけてたのか?」
神裂「……言ったはずです、仕事ですと。……それで、貴女は引き下がってはくれないのですか?」
美琴「……コイツは連れて帰るわ。コイツの居場所は、学園都市よ。アンタたちなんかに渡しはしないわ」
神裂「……居場所は他人ではなく、本人が決めるもの。そうではありませんか?」
美琴「……じゃあ、私たちはどうすればいいのよ。……コイツのことを今でも信じて待ってる、コイツの笑顔をまた見たがってる、そういう人間はどうすればいいのよ!」
神裂「さあ、私には判りかねます。……ただ、いずれにせよ本人の判断に任せる他ないのでは?」
美琴「……本人が迷ってんなら、私は力づくでも連れて帰るわ。それでコイツの目が覚めんなら問題ないでしょ」ビリッ
神裂「……力づく、ですか。……困りましたね。私の魔法名は、こんなときに名乗るものではないのですが」
美琴「……意味わかんないことゴチャゴチャ言ってんじゃないわよ。引き渡す気がないのなら、かかって来なさい。相手になるわ」
上条「!?お、おい馬鹿!コイツはお前が戦って相手になるような人間じゃ―――」
「アンタは黙ってなさい!!!!」
「―――!」
美琴「……これは、私の意地よ。アンタを無理矢理連れて帰るんだから、このぐらいしなきゃケジメがつかないのよ。……アンタは、自分がどっち側にいるべきなのか考えてなさい」
神裂「……私は、戦いたくないのです。……貴女を、傷つけたくはない」
美琴「―――っ!……見くびんじゃ―――ないわよっ!!!」パリッ…
780: 2010/04/02(金) 19:10:15.95 ID:arSV70.o
「―――っ!……見くびんじゃ―――ないわよっ!!!」
美琴の中にわだかまる想いが、青白い濁流となって迸る。それは、地面を舗装するアスファルトをめくり上げながら神裂の元へと駆け抜けていった。
瞬く間に縮まる光との距離。だが、想いの塊は途中で掻き消されることとなった。
「―――Fortis931」
美琴と神裂の間に突如として立ちふさがるのは、赤く轟々と燃え、高くそびえる炎。。
「な、なによこの炎の壁!!」
「何って、君の電撃を受け流すための炎だけど?神裂は戦いを好まない性質だし、僕のほうがこういうときには向いてる」
カツ、カツと足音を踏み鳴らしながら現れる、扱う魔術とは裏腹に涼やかな声で美琴の言葉に返す人物。イギリス清教・第零聖堂区『必要悪の教会』の神父であり、
その背格好に似合わない14歳という若さで独自のルーンを生み出した天才魔術師・ステイル=マグヌスであった。
「おかしいと思っていたよ。こちらに滞在している木偶人形どもは、攻撃に使えるほどの能力は持っていないはずだからね。……まさか、本物が入れ替わっていたとは」
「……人の妹を、木偶人形呼ばわりするんじゃないわよ……!!」
「……おー、怖いね。ちょっとだけ閉じ込めておこうか」
ステイルがそう呟くと同時、瞬く間に炎の壁はその勢力を広げ、美琴の姿をすっぽりと覆い隠した。
「まったく、嫌になるよね。神裂はやさしいから、いつだって僕が嫌な役を押し付けられる。……ま、それでも構わないんだけど」
781: 2010/04/02(金) 19:11:32.99 ID:arSV70.o
「……少々到着が遅いのでは?」
「こっちもこっちで別件の仕事があってね。どうやら、学園都市の狗がずいぶんとロンドン中を嗅ぎ回っていたらしい」
ステイルは懐から赤黒い物体を取り出すと、地面に放り投げた。ガシャリという金属質な音を立てて転がるそれは、コードが引き千切れた電子ゴーグル。
隠密性を重視したからか、光を反射しない加工の施された黒がベースの色となっており、その上にベッタリとした血がこびり付いていた。
その禍々しい赤からは、そのゴーグルの持ち主がどういった末路を迎えたのかを想像するに難くない。
「……こんな大層な装備でロンドン塔に踏み込んでくるなんて、一体僕らが彼に対してどんな扱いをしていると思ったのやら。
最大主教に言わせれば、大切な客人を拷問塔などに幽閉するはずがなきことよ、ってところだね。
……まあ、僕の個人的な意見としては、そいつを拷問することくらいは喜んでやりたいのだが」
「……貴方は少々手荒すぎます。もう少し手加減と節度を持って行動すべきです」
「頃し合いに手加減なんてする奴は、ただの自殺志願者だ。そんな奴は神の国にどころか地獄にだって行けやしない」
ステイルは鼻を鳴らすと、咥えていたタバコを右手の指の間に挟み、そのまま一振り。
まるでマジックのようにたちまちタバコは燃え尽き、その後のステイルの手の中には炎の剣が握りこまれていた。
「……まあ、頃し合いをしないのなら加減はするよ?どうする?」
正真正銘のマジック・ショーの開幕のベルは、その身を打ち震わせ叫ぶのを、今か今かと待ち構えている。
「こっちもこっちで別件の仕事があってね。どうやら、学園都市の狗がずいぶんとロンドン中を嗅ぎ回っていたらしい」
ステイルは懐から赤黒い物体を取り出すと、地面に放り投げた。ガシャリという金属質な音を立てて転がるそれは、コードが引き千切れた電子ゴーグル。
隠密性を重視したからか、光を反射しない加工の施された黒がベースの色となっており、その上にベッタリとした血がこびり付いていた。
その禍々しい赤からは、そのゴーグルの持ち主がどういった末路を迎えたのかを想像するに難くない。
「……こんな大層な装備でロンドン塔に踏み込んでくるなんて、一体僕らが彼に対してどんな扱いをしていると思ったのやら。
最大主教に言わせれば、大切な客人を拷問塔などに幽閉するはずがなきことよ、ってところだね。
……まあ、僕の個人的な意見としては、そいつを拷問することくらいは喜んでやりたいのだが」
「……貴方は少々手荒すぎます。もう少し手加減と節度を持って行動すべきです」
「頃し合いに手加減なんてする奴は、ただの自殺志願者だ。そんな奴は神の国にどころか地獄にだって行けやしない」
ステイルは鼻を鳴らすと、咥えていたタバコを右手の指の間に挟み、そのまま一振り。
まるでマジックのようにたちまちタバコは燃え尽き、その後のステイルの手の中には炎の剣が握りこまれていた。
「……まあ、頃し合いをしないのなら加減はするよ?どうする?」
正真正銘のマジック・ショーの開幕のベルは、その身を打ち震わせ叫ぶのを、今か今かと待ち構えている。
782: 2010/04/02(金) 19:12:26.50 ID:arSV70.o
「―――。――――――」
「参ったな。燃焼の音で何にも聞こえやしない」
赤髪の神父が、兵隊に号令を送るように足をその場で踏み鳴らす。
たちまち炎の壁は霧散し、強烈な熱風がその場に居た人間の頬を掠めていった。壁の取り払われた後に立ち尽くすのは、俯き震える学生服の少女。
「……全く、参ったわね。もっとすんなりコイツを連れて帰れるかと思ったら、刀持った変な女に止められ。赤い髪の変な格好のヤツに炎で脅され。
……ホント、やんなっちゃうわ」
「……変な格好のヤツとは随分な言い草だけど。……で?決心はついたかい?」
「……決心、ね。そんなもの、つくはずがないじゃない。私はコイツを取り戻したいのよ。そもそも、奪っていったのはアンタたちのほうじゃない」
美琴は、震える拳を握り締め、魔術師たちを見据える。震えは、決して、恐怖からではなく。
しかし、そんな能力者の様子をどこ吹く風で眺める魔術師は、呆れ顔で呟いた。
「……君には聞いてないんだけどな。君に聞いたところで、問題は一向に解決しないじゃないか。……そこでポカンとアホ面ぶら下げて突っ立ってるお前に聞いたんだよ、上条当麻」
渦中の人物でありながら、今まで蚊帳の外に置かれていた少年は、突如降りかかった現実に怯んでいた。
「……俺、は……俺は……」
「参ったな。燃焼の音で何にも聞こえやしない」
赤髪の神父が、兵隊に号令を送るように足をその場で踏み鳴らす。
たちまち炎の壁は霧散し、強烈な熱風がその場に居た人間の頬を掠めていった。壁の取り払われた後に立ち尽くすのは、俯き震える学生服の少女。
「……全く、参ったわね。もっとすんなりコイツを連れて帰れるかと思ったら、刀持った変な女に止められ。赤い髪の変な格好のヤツに炎で脅され。
……ホント、やんなっちゃうわ」
「……変な格好のヤツとは随分な言い草だけど。……で?決心はついたかい?」
「……決心、ね。そんなもの、つくはずがないじゃない。私はコイツを取り戻したいのよ。そもそも、奪っていったのはアンタたちのほうじゃない」
美琴は、震える拳を握り締め、魔術師たちを見据える。震えは、決して、恐怖からではなく。
しかし、そんな能力者の様子をどこ吹く風で眺める魔術師は、呆れ顔で呟いた。
「……君には聞いてないんだけどな。君に聞いたところで、問題は一向に解決しないじゃないか。……そこでポカンとアホ面ぶら下げて突っ立ってるお前に聞いたんだよ、上条当麻」
渦中の人物でありながら、今まで蚊帳の外に置かれていた少年は、突如降りかかった現実に怯んでいた。
「……俺、は……俺は……」
783: 2010/04/02(金) 19:13:42.98 ID:arSV70.o
上条は、悩んでいた。どちらを取り、どちらを捨てるのか。
オルタナティヴ
二者択一な質問を前に、彼は自身がどう結論をくだすべきか、葛藤する。
しかし、彼にとって答えはひとつしかなかった。
そして、その答えを声として出すのに、どれほどの勇気がいることだっただろうか。
オルタナティヴ
代替手段などありはしない。
彼が望むハッピーエンドは、ただ一つしかない。
上条は能力者と魔術師を見比べる。
そして、思いを吐き出した。
「……俺…は……」
「……俺は……」
、、、、、、、、、 、、、、、、
「……俺は、どちらもとらないし、どちらもとる!」
オルタナティヴ
二者択一な質問を前に、彼は自身がどう結論をくだすべきか、葛藤する。
しかし、彼にとって答えはひとつしかなかった。
そして、その答えを声として出すのに、どれほどの勇気がいることだっただろうか。
オルタナティヴ
代替手段などありはしない。
彼が望むハッピーエンドは、ただ一つしかない。
上条は能力者と魔術師を見比べる。
そして、思いを吐き出した。
「……俺…は……」
「……俺は……」
、、、、、、、、、 、、、、、、
「……俺は、どちらもとらないし、どちらもとる!」
784: 2010/04/02(金) 19:14:45.22 ID:arSV70.o
There_is_not_the_thing_the_【Alternative】.
.
785: 2010/04/02(金) 19:15:17.14 ID:arSV70.o
「……ふうん。随分と愉快なことを口走るね。……で?僕はそんなくだらないジョークを聞きたいわけじゃないんだけど」
「……これが、ジョークなわけあるかよ!!」
少年は叫ぶ。自身の全ての思いと、願いと、到達すべき世界を、何の臆面もなく言い放つ。たとえ、それが一笑に伏されるような夢物語であるとしても。
「……俺は、誰とも離れたくない。……なんで、どっちかと一緒にしかいられねえんだよ。なんで、どっちかを捨てなきゃなんねえんだよ。……そんなのって、そんなことってあるかよ!!」
大人の姿をした少年は嘲る。現実とは、そんなに優しくはないのだと。
「甘ったれるなよ、クソ野郎。世の中、みんな仲良しこよししましょうね、なんて甘ったるくは出来ちゃあいないんだよ。
主義主張なんて数え切れないほどあって、その中で食い違いが生まれるから勢力なんてものが出来上がる。
……科学と魔術なんて、対極も対極の存在だ。そのどっちも仲良くしましょうね、なんてご都合主義な考えは、現実を知らないガキの妄想でしかないんだ」
少年の願いは、そんな現実を越えた世界に。
「……ガキの妄想の、何が悪いっていうんだよ!俺とインデックスだって、対極の存在だろうと仲良くやれたじゃねえか!神裂!お前とだって!
なんで、なんで俺たち一人ひとりは仲良くできるってのに、やたらとデカイ範囲で物事を考え出した途端に全部ダメになっちまうんだよ!!
なんで、魔術サイドだって科学サイドだって、俺やインデックスや神裂や五和や……そういう細けえモノの集まりなハズなのに!」
幻想は、果たして世界を変えるのか。
「……私、だって……」
「……これが、ジョークなわけあるかよ!!」
少年は叫ぶ。自身の全ての思いと、願いと、到達すべき世界を、何の臆面もなく言い放つ。たとえ、それが一笑に伏されるような夢物語であるとしても。
「……俺は、誰とも離れたくない。……なんで、どっちかと一緒にしかいられねえんだよ。なんで、どっちかを捨てなきゃなんねえんだよ。……そんなのって、そんなことってあるかよ!!」
大人の姿をした少年は嘲る。現実とは、そんなに優しくはないのだと。
「甘ったれるなよ、クソ野郎。世の中、みんな仲良しこよししましょうね、なんて甘ったるくは出来ちゃあいないんだよ。
主義主張なんて数え切れないほどあって、その中で食い違いが生まれるから勢力なんてものが出来上がる。
……科学と魔術なんて、対極も対極の存在だ。そのどっちも仲良くしましょうね、なんてご都合主義な考えは、現実を知らないガキの妄想でしかないんだ」
少年の願いは、そんな現実を越えた世界に。
「……ガキの妄想の、何が悪いっていうんだよ!俺とインデックスだって、対極の存在だろうと仲良くやれたじゃねえか!神裂!お前とだって!
なんで、なんで俺たち一人ひとりは仲良くできるってのに、やたらとデカイ範囲で物事を考え出した途端に全部ダメになっちまうんだよ!!
なんで、魔術サイドだって科学サイドだって、俺やインデックスや神裂や五和や……そういう細けえモノの集まりなハズなのに!」
幻想は、果たして世界を変えるのか。
「……私、だって……」
786: 2010/04/02(金) 19:16:27.31 ID:arSV70.o
「お前らの考える『神の国』ってのは、争いのない世界なんじゃねえのか!?そういうもん目指してんだったら、こんな小せえことで争ってんじゃねえよ!!
良いじゃねえか仲良しこよしのご都合主義で!!仲良く手を取り合うことの何が悪いんだよ!?
片手差し出せば良いことじゃねえか!笑顔で仲良くしようねって、そう言えば良いだけじゃねえか!!
そんな程度の幻想も抱けないような世界なら、神なんていらねえよ!誰かと誰かの争いで、誰かと誰かが引き裂かれちまうような世界のルールなんて必要ねえよ!!
でもな、この世界はそんなにクソッタレじゃねえってことも俺は知ってんだよ!!この世界には救いがあって、必ず報われるんだってことも俺は知ってんだよ!!!」
「……もう面倒くさいな。言いたい事はそれだけか、間抜け」
俯く神裂を見やると、ステイルはルーンの刻まれたカードをかざした。一瞬のうちにその場の温度が膨れ上がる。
「このままでは神裂が哀れだ。もううざったいからそのご高説ごと減らず口を閉じろ、上条当麻。
一つだけ訂正するが、神の国は『十字教』を信ずる子羊たちが到達する世界だ。そこには、ただ一つの勢力しか存在しないんだよ」
爆音。
上条当麻のいた位置に巨大な光球が現れたかと思うと、次第に光球は赤みを帯びて地面を抉り取っていった。
強烈な閃光が目を開けることを阻害し、激しい熱風が周囲に吹き荒れる。まさに、一撃で全てを焼き尽くさんというステイルの誇りと気概のこめられた魔術。
だが、ヒーローは決して倒れることはない。
「……もし、この世界が俺の願いを笑うなら。最高のハッピーエンドを踏みにじるなら」
瞬く間に光球は収縮し、その中から現れる不屈の英雄。
ハッピーエンド ヒーロー
誰よりも幸福を望む少年は、不幸を打ち破るその右手を握り締め、吼える。
「まずは―――――その幻想を、ぶち壊す!!!」
良いじゃねえか仲良しこよしのご都合主義で!!仲良く手を取り合うことの何が悪いんだよ!?
片手差し出せば良いことじゃねえか!笑顔で仲良くしようねって、そう言えば良いだけじゃねえか!!
そんな程度の幻想も抱けないような世界なら、神なんていらねえよ!誰かと誰かの争いで、誰かと誰かが引き裂かれちまうような世界のルールなんて必要ねえよ!!
でもな、この世界はそんなにクソッタレじゃねえってことも俺は知ってんだよ!!この世界には救いがあって、必ず報われるんだってことも俺は知ってんだよ!!!」
「……もう面倒くさいな。言いたい事はそれだけか、間抜け」
俯く神裂を見やると、ステイルはルーンの刻まれたカードをかざした。一瞬のうちにその場の温度が膨れ上がる。
「このままでは神裂が哀れだ。もううざったいからそのご高説ごと減らず口を閉じろ、上条当麻。
一つだけ訂正するが、神の国は『十字教』を信ずる子羊たちが到達する世界だ。そこには、ただ一つの勢力しか存在しないんだよ」
爆音。
上条当麻のいた位置に巨大な光球が現れたかと思うと、次第に光球は赤みを帯びて地面を抉り取っていった。
強烈な閃光が目を開けることを阻害し、激しい熱風が周囲に吹き荒れる。まさに、一撃で全てを焼き尽くさんというステイルの誇りと気概のこめられた魔術。
だが、ヒーローは決して倒れることはない。
「……もし、この世界が俺の願いを笑うなら。最高のハッピーエンドを踏みにじるなら」
瞬く間に光球は収縮し、その中から現れる不屈の英雄。
ハッピーエンド ヒーロー
誰よりも幸福を望む少年は、不幸を打ち破るその右手を握り締め、吼える。
「まずは―――――その幻想を、ぶち壊す!!!」
787: 2010/04/02(金) 19:18:00.21 ID:arSV70.o
そして、英雄は決して一人だけではなく。
「三下のクセによく言うじゃねェか。満点くれてやンよォ」
巨大な地響きと共に、天から降って来た堕天使は、その凶暴な赤い眼をギラリと輝かせる。
「なっ……なんでお前が!?」
「細けェことは後だ。今は逃げることに専念しやがれ」
「い、いやだってお前……」
「ありがとう、見直したわよ!!」
狼狽する上条の手を、美琴は掴んで走り出す。徐々に遠くなる二人の背中を眺めながら、ステイルは問いかけた。
「……そこを通しては貰えないのかな」
「残念だったなァ。あいつ等はもう脱出するしか道はねェんだよ。つまりはここで通せンぼってなァ―――」
二人目のヒーローは、己が成すべきことを再確認する。そして、絶対的な勝利宣言を高らかに高らかに。
「悪いが―――――こっから先は、一方通行だァ!!」
「三下のクセによく言うじゃねェか。満点くれてやンよォ」
巨大な地響きと共に、天から降って来た堕天使は、その凶暴な赤い眼をギラリと輝かせる。
「なっ……なんでお前が!?」
「細けェことは後だ。今は逃げることに専念しやがれ」
「い、いやだってお前……」
「ありがとう、見直したわよ!!」
狼狽する上条の手を、美琴は掴んで走り出す。徐々に遠くなる二人の背中を眺めながら、ステイルは問いかけた。
「……そこを通しては貰えないのかな」
「残念だったなァ。あいつ等はもう脱出するしか道はねェんだよ。つまりはここで通せンぼってなァ―――」
二人目のヒーローは、己が成すべきことを再確認する。そして、絶対的な勝利宣言を高らかに高らかに。
「悪いが―――――こっから先は、一方通行だァ!!」
788: 2010/04/02(金) 19:19:45.34 ID:arSV70.o
そして。
世界は、一人の少年が望んだハッピーエンドに向けて
科学の世界に生きる、ご都合主義な機械仕掛けの神様『気取り』が
その巨大な運命の歯車を
動かし始める。
.
789: 2010/04/02(金) 19:21:10.60 ID:arSV70.o
街を駆け抜ける上条と御坂の前に、一台のバンが滑り込んで停車した。
追っ手であることを覚悟した二人が身構えると、バンのドアが開き、一人の少女が顔を出した。
「……乗ると、いいかも」
「あ、アンタは……滝壺理后!?」
「え?知り合いか御坂!?」
更に運転席の窓も開き、そこにはうっすら見覚えのある少年の顔が。
「いいから乗れって!早く!!」
「お、お前あのときのスキルアウトじゃねえか!?」
「と、とりあえず乗るわよ!!」
美琴に引っ張られながら、バンの後部座席に乗り込む上条。
バンのドアが閉まると、運転席に座る不良―――浜面仕上は怒鳴る。
「お前ら、氏にたくなけりゃシートベルト締めろ!!」
「お、おう!」
浜面の有無を言わさぬ声に、上条たちはいそいそとベルトを締める。それをバックミラーで確認した浜面は、アクセルペダルを一気に踏み込んだ。
「ちょっとばかしかっ飛ばすぜ!口は絶対開くんじゃねえぞ!!」
追っ手であることを覚悟した二人が身構えると、バンのドアが開き、一人の少女が顔を出した。
「……乗ると、いいかも」
「あ、アンタは……滝壺理后!?」
「え?知り合いか御坂!?」
更に運転席の窓も開き、そこにはうっすら見覚えのある少年の顔が。
「いいから乗れって!早く!!」
「お、お前あのときのスキルアウトじゃねえか!?」
「と、とりあえず乗るわよ!!」
美琴に引っ張られながら、バンの後部座席に乗り込む上条。
バンのドアが閉まると、運転席に座る不良―――浜面仕上は怒鳴る。
「お前ら、氏にたくなけりゃシートベルト締めろ!!」
「お、おう!」
浜面の有無を言わさぬ声に、上条たちはいそいそとベルトを締める。それをバックミラーで確認した浜面は、アクセルペダルを一気に踏み込んだ。
「ちょっとばかしかっ飛ばすぜ!口は絶対開くんじゃねえぞ!!」
790: 2010/04/02(金) 19:22:17.23 ID:arSV70.o
その戦場は、圧倒的に一方的であった。
「―――ハッハァ!」
「なんだ!?なぜアイツには僕の魔術が効かない!?」
ステイルは幾度も炎を練り直し、揮い、振るい、奮いつくした。しかし、チョーカーのスイッチをオンにした一方通行の前には何物さえも通用しない。
「言っただろォ!?一方通行だってなァ!!」
「ふ、ふ、ふざけるなよ能力者!!」
ステイルは腕を高く高く振り上げる。
すると、ステイルの胸元から大量のルーンが溢れ、戦場の地面という地面を覆いつくした。
「―――『魔女狩りの王』!!」
獄炎に包まれた巨人が、焼け付くような方向を振りまきながら顕現する。しかし
「なンだなンだよなンなんですかァ!?そんなヘボマジック見せられたって、コッチはビビリもしねェってンだよ!!」
一方通行は能力を最大限に使用し、高速で戦場を駆け回る。
いくら『魔女狩りの王』を生み出したとはいえ、攻撃を振るえねば意味がない。もはやステイルには一方通行の姿を視認することすら叶わなかった。
「……クソッ、どこまで僕をコケにすれば気が済むんだ能力者……ッ!!」
しかし、聖人である神裂は違う。神裂はその目で一方通行を追いつつ、ある事を思っていた。
『……なぜ、彼は一向に攻撃を振るってこないのですか?』
「―――ハッハァ!」
「なんだ!?なぜアイツには僕の魔術が効かない!?」
ステイルは幾度も炎を練り直し、揮い、振るい、奮いつくした。しかし、チョーカーのスイッチをオンにした一方通行の前には何物さえも通用しない。
「言っただろォ!?一方通行だってなァ!!」
「ふ、ふ、ふざけるなよ能力者!!」
ステイルは腕を高く高く振り上げる。
すると、ステイルの胸元から大量のルーンが溢れ、戦場の地面という地面を覆いつくした。
「―――『魔女狩りの王』!!」
獄炎に包まれた巨人が、焼け付くような方向を振りまきながら顕現する。しかし
「なンだなンだよなンなんですかァ!?そんなヘボマジック見せられたって、コッチはビビリもしねェってンだよ!!」
一方通行は能力を最大限に使用し、高速で戦場を駆け回る。
いくら『魔女狩りの王』を生み出したとはいえ、攻撃を振るえねば意味がない。もはやステイルには一方通行の姿を視認することすら叶わなかった。
「……クソッ、どこまで僕をコケにすれば気が済むんだ能力者……ッ!!」
しかし、聖人である神裂は違う。神裂はその目で一方通行を追いつつ、ある事を思っていた。
『……なぜ、彼は一向に攻撃を振るってこないのですか?』
791: 2010/04/02(金) 19:23:08.24 ID:arSV70.o
「……一方通行も、うまくやってるみたいだな」
機械仕掛けの神様気取りの男は、ニタニタと笑いながら。
「御坂美琴の動きは少々予想外な部分もあったが……まあ問題ない」
彼の友人が望み、彼自身も望んだハッピーエンドへ向けて。
「いいか上やん。ヒーローはお前一人じゃないんだぜい」
二人の英雄と二人のヒロインいう、物語の大きな役割を持つ歯車を動かしたのである。
「……俺だって、ヒーロー気取ることくらいあるんだにゃー」
そして英雄気取りは、いつしか本物の英雄へ。
機械仕掛けの神様気取りの男は、ニタニタと笑いながら。
「御坂美琴の動きは少々予想外な部分もあったが……まあ問題ない」
彼の友人が望み、彼自身も望んだハッピーエンドへ向けて。
「いいか上やん。ヒーローはお前一人じゃないんだぜい」
二人の英雄と二人のヒロインいう、物語の大きな役割を持つ歯車を動かしたのである。
「……俺だって、ヒーロー気取ることくらいあるんだにゃー」
そして英雄気取りは、いつしか本物の英雄へ。
792: 2010/04/02(金) 19:24:00.72 ID:arSV70.o
「……アレイスター。今回は、随分と良いように動かされたものだね」
「……エイワス。皮肉でも言いにきたのか」
学園都市の第七学区に存在する、窓のないビル。
その一室で、試験管の中に揺られる男は、その声色に珍しく不満げな色を滲ませた。
「いや、別にそういうわけじゃない。……ただ、君にしては珍しいなと思ってね」
「幻想頃しを取り戻し、かつこちらとあちらに軋轢を残さない解決法。それを提示されては、な。……私だって、今イギリスと揉めるのは得策じゃないと分かっている」
「……そして、あの男の口車に乗ったというわけだ。……それにしても、第一位に第三位に各暗部機関をただの一人の男の発案によって動かしてやるなど、随分と大盤振る舞いな気もするけれどね。
……しかも、君にとって『イレギュラー』である少年の身柄の自由まで約束したそうじゃないか」
「……今回の件で『プラン』の254の手順の省略が可能であると認められた。そして、それにはあの『イレギュラー』の少年まで必要であることも判明した。……だから、あえてあの男の案に乗ったまでだ」
「……ふふ、まあいいよ。今回の件は、私としても少しばかり興味深く観察させてもらっているからね。上条当麻、か。実に面白い少年だ。……それじゃあ、私はまた観察にもどろうかな」
「……好きにしていると良い」
試験管の男がそう言うと、声だけを部屋に反響させていた存在は、その存在を静かに消していった。
そして、部屋には一人の男が取り残された。
「……土御門元春。まったく、底の知れない男だ」
「……エイワス。皮肉でも言いにきたのか」
学園都市の第七学区に存在する、窓のないビル。
その一室で、試験管の中に揺られる男は、その声色に珍しく不満げな色を滲ませた。
「いや、別にそういうわけじゃない。……ただ、君にしては珍しいなと思ってね」
「幻想頃しを取り戻し、かつこちらとあちらに軋轢を残さない解決法。それを提示されては、な。……私だって、今イギリスと揉めるのは得策じゃないと分かっている」
「……そして、あの男の口車に乗ったというわけだ。……それにしても、第一位に第三位に各暗部機関をただの一人の男の発案によって動かしてやるなど、随分と大盤振る舞いな気もするけれどね。
……しかも、君にとって『イレギュラー』である少年の身柄の自由まで約束したそうじゃないか」
「……今回の件で『プラン』の254の手順の省略が可能であると認められた。そして、それにはあの『イレギュラー』の少年まで必要であることも判明した。……だから、あえてあの男の案に乗ったまでだ」
「……ふふ、まあいいよ。今回の件は、私としても少しばかり興味深く観察させてもらっているからね。上条当麻、か。実に面白い少年だ。……それじゃあ、私はまた観察にもどろうかな」
「……好きにしていると良い」
試験管の男がそう言うと、声だけを部屋に反響させていた存在は、その存在を静かに消していった。
そして、部屋には一人の男が取り残された。
「……土御門元春。まったく、底の知れない男だ」
793: 2010/04/02(金) 19:25:10.04 ID:arSV70.o
『……しっかしよォ、土御門のヤロー連絡遅すぎやしねェか?』
戦場を高速で駆け抜け、追いすがる『魔女狩りの王』を翻弄しながら一方通行は考える。
『時間稼ぎを頼むにしろ……チョーカーの電池、もうそろそろヤベェぞ』
「くそっ、焼け!焼き尽くせ『魔女狩りの王』!!」
両腕で一方通行を捕らえようとする『魔女狩りの王』であったが、一方通行の『反射』はその腕ごと引きちぎる。
そして瞬く間に腕は再生し、追いかけっこが再開される。先ほどからずっとこの調子であった。
『……まあ、魔術側のサムライ女の方はこっちの意図に薄々感ずいているらしいなァ。……そーいや土御門の知り合いなンだっけか』
先ほどから何もせず冷静な面持ちで一方通行を見続ける神裂をちらりと見やると、携帯電話でなにやら連絡を取っているようであった。
神裂は携帯をしまうと、ステイルに向けて言い放つ。
「……学園都市側との交渉が成立しました。戦闘は中止です、ステイル」
戦場を高速で駆け抜け、追いすがる『魔女狩りの王』を翻弄しながら一方通行は考える。
『時間稼ぎを頼むにしろ……チョーカーの電池、もうそろそろヤベェぞ』
「くそっ、焼け!焼き尽くせ『魔女狩りの王』!!」
両腕で一方通行を捕らえようとする『魔女狩りの王』であったが、一方通行の『反射』はその腕ごと引きちぎる。
そして瞬く間に腕は再生し、追いかけっこが再開される。先ほどからずっとこの調子であった。
『……まあ、魔術側のサムライ女の方はこっちの意図に薄々感ずいているらしいなァ。……そーいや土御門の知り合いなンだっけか』
先ほどから何もせず冷静な面持ちで一方通行を見続ける神裂をちらりと見やると、携帯電話でなにやら連絡を取っているようであった。
神裂は携帯をしまうと、ステイルに向けて言い放つ。
「……学園都市側との交渉が成立しました。戦闘は中止です、ステイル」
794: 2010/04/02(金) 19:26:09.04 ID:arSV70.o
「……今回は土御門にしてやられたりけるのよ」
聖ジョージ大聖堂で、最大主教・ローラはぼやく。
「『幻想頃し』を得ることで交渉を有利に進めたかったというのに……まさか、交渉そのものを無くしてしまうとは」
全ての元凶である女は、ただただ愉快そうに。
「……まあ、たまにはこういうこともあってもよきかもね。こちらに損はないわけだし」
先ほどまで学園都市と繋がっていた黒い画面のモニターを眺めながら、なにか遠くを見すえるように。
「英雄は一人では無いのだから。……ねえ、円卓の騎士たち?」
聖ジョージ大聖堂で、最大主教・ローラはぼやく。
「『幻想頃し』を得ることで交渉を有利に進めたかったというのに……まさか、交渉そのものを無くしてしまうとは」
全ての元凶である女は、ただただ愉快そうに。
「……まあ、たまにはこういうこともあってもよきかもね。こちらに損はないわけだし」
先ほどまで学園都市と繋がっていた黒い画面のモニターを眺めながら、なにか遠くを見すえるように。
「英雄は一人では無いのだから。……ねえ、円卓の騎士たち?」
795: 2010/04/02(金) 19:27:01.60 ID:arSV70.o
こうして
様々な英雄たちの手助けを受けながら
始まりの英雄は学園都市へと帰還した。
そして、二つの世界は再び手を取り合い
誰もが望む
誰もが幸せな
最高のハッピーエンドを―――
イギリス編・了
様々な英雄たちの手助けを受けながら
始まりの英雄は学園都市へと帰還した。
そして、二つの世界は再び手を取り合い
誰もが望む
誰もが幸せな
最高のハッピーエンドを―――
イギリス編・了
796: 2010/04/02(金) 19:27:28.00 ID:arSV70.o
えー、そんなわけでひと月近く続いてまいりましたイギリス編、とうとう終了です
落ちを考えずに進めてきたので、こじつけようとしたらこんなことに……
超展開な上に意味不明。まあ、ノリで読んでいただければ良いんじゃないでしょーか
テーマはまんま、「ヒーローは一人じゃない」ということでして
普通は上条さんがクローズアップされるのですが、その裏には一方通行や浜面や土御門なんかを筆頭とするヒーローたちがいて、それらの英雄たちが各々の成すべき道を成し、それが他の英雄にも影響して、絡み合っていく。その全容はどの英雄にも見ることはできないけれど、どこかで存在をお互いに感じている。俺の感じる原作の面白さってそこなんですね
ちなみに上条さん大口叩いた割になんにもしてねーじゃん、等の突っ込みは厳禁です。されたら泣く
そんなわけで上条さんの幻想は英雄たちの手で護られました。さて、常盤台編に戻りましょうか。次スレで
落ちを考えずに進めてきたので、こじつけようとしたらこんなことに……
超展開な上に意味不明。まあ、ノリで読んでいただければ良いんじゃないでしょーか
テーマはまんま、「ヒーローは一人じゃない」ということでして
普通は上条さんがクローズアップされるのですが、その裏には一方通行や浜面や土御門なんかを筆頭とするヒーローたちがいて、それらの英雄たちが各々の成すべき道を成し、それが他の英雄にも影響して、絡み合っていく。その全容はどの英雄にも見ることはできないけれど、どこかで存在をお互いに感じている。俺の感じる原作の面白さってそこなんですね
ちなみに上条さん大口叩いた割になんにもしてねーじゃん、等の突っ込みは厳禁です。されたら泣く
そんなわけで上条さんの幻想は英雄たちの手で護られました。さて、常盤台編に戻りましょうか。次スレで
803: 2010/04/02(金) 19:58:51.58 ID:4XQfHnUo
Z
806: 2010/04/02(金) 20:47:16.17 ID:arSV70.o
叱咤激励に乙などなど、本当にありがとうございます
しかし、ぶっちゃけ自分ではなんともいえない気分で……
最後の最後で理解不能なSS投下してしまい本当に申し訳ありませんでしたorz
ぶっちゃけ夜中のテンションで書き上げたから自分でも意味がわからない
で、いままでずっと辻褄あわせの舞台裏を考えていたのですが
弁解というか、長々と辻褄あわせ書いても良いですか?
正直、今回のことは大反省です………
しかし、ぶっちゃけ自分ではなんともいえない気分で……
最後の最後で理解不能なSS投下してしまい本当に申し訳ありませんでしたorz
ぶっちゃけ夜中のテンションで書き上げたから自分でも意味がわからない
で、いままでずっと辻褄あわせの舞台裏を考えていたのですが
弁解というか、長々と辻褄あわせ書いても良いですか?
正直、今回のことは大反省です………
809: 2010/04/02(金) 20:58:40.62 ID:arSV70.o
学園都市
上条「ひさびさの学園都市かー!ああー帰ってきたー!!」
美琴「ちょっとアンタはしゃぎ過ぎよ、もう……人の苦労も知らないで」
上条「うっ……わ、悪い……」
美琴「しっかり反省なさい」
上条「へい……」
土御門「よーう上やーん、ひっさしぶりだにゃー♪」
上条「土御門……お前、何で空港に?」
土御門「ふっふっふ、それは決まってるぜよ。なんてったって、今回の件はこの俺がうまいこと纏めてやったんだからにゃー!!」
上条「……ああ、やっぱり」
土御門「なんだ、もっとビックリしてくれたって良いじゃねえかにゃー」
上条「いやあ、ぶっちゃけこんな風に裏でコソコソ動き回るのは、お前くらいしか思いつきませんでしてよ」
土御門「……信用があるってのも考えもんだにゃー」
上条「言っとくが信用はねーからそこ重要ね」
土御門「…………今回の功労者に向かってなんて言い草だにゃ」
上条「ひさびさの学園都市かー!ああー帰ってきたー!!」
美琴「ちょっとアンタはしゃぎ過ぎよ、もう……人の苦労も知らないで」
上条「うっ……わ、悪い……」
美琴「しっかり反省なさい」
上条「へい……」
土御門「よーう上やーん、ひっさしぶりだにゃー♪」
上条「土御門……お前、何で空港に?」
土御門「ふっふっふ、それは決まってるぜよ。なんてったって、今回の件はこの俺がうまいこと纏めてやったんだからにゃー!!」
上条「……ああ、やっぱり」
土御門「なんだ、もっとビックリしてくれたって良いじゃねえかにゃー」
上条「いやあ、ぶっちゃけこんな風に裏でコソコソ動き回るのは、お前くらいしか思いつきませんでしてよ」
土御門「……信用があるってのも考えもんだにゃー」
上条「言っとくが信用はねーからそこ重要ね」
土御門「…………今回の功労者に向かってなんて言い草だにゃ」
810: 2010/04/02(金) 21:07:07.75 ID:arSV70.o
美琴「土御門………もしかして舞夏のおにーさん?」
土御門「そうだにゃー。なんだ、舞夏の知り合いぜよ」
美琴「ってことは……アンタが私や妹たちに指示を出してたの?」
土御門「そうだぜい。今回の件はお疲れ様………と言いたいところだが、御坂ちんはちょーっと残念なんだにゃー」
美琴「……なんでよ」
土御門「イギリスで能力使ったろ?アレがなければ、もっと円滑に事が進んでたんだにゃ」
上条「……今回の件の舞台裏、聞かせてもらえねーか?」
土御門「ああ、かまわねーぜい。俺の苦労を、めいっぱい語ってやるにゃ」
一週間前
土御門「……上やんが攫われた?」
海原「そのようです。……まったく、御坂さんにあのような顔をさせるなと約束したのに……許せませんね」
土御門「で、状況は?」
海原「先ほど入った情報なので、まだ不確かですが―――」
土御門「そうだにゃー。なんだ、舞夏の知り合いぜよ」
美琴「ってことは……アンタが私や妹たちに指示を出してたの?」
土御門「そうだぜい。今回の件はお疲れ様………と言いたいところだが、御坂ちんはちょーっと残念なんだにゃー」
美琴「……なんでよ」
土御門「イギリスで能力使ったろ?アレがなければ、もっと円滑に事が進んでたんだにゃ」
上条「……今回の件の舞台裏、聞かせてもらえねーか?」
土御門「ああ、かまわねーぜい。俺の苦労を、めいっぱい語ってやるにゃ」
一週間前
土御門「……上やんが攫われた?」
海原「そのようです。……まったく、御坂さんにあのような顔をさせるなと約束したのに……許せませんね」
土御門「で、状況は?」
海原「先ほど入った情報なので、まだ不確かですが―――」
811: 2010/04/02(金) 21:18:03.40 ID:arSV70.o
海原「―――ということだそうで。犯人の容姿から判断するに、今回の実行犯は貴方のお知り合いなのでは?」
土御門「……俺もそんな気がしている。ちょっと連絡をとってみるぞ」
海原「お願いします。こちらとしては、魔術サイドと科学サイドが再び戦争に陥るのはご勘弁願いたいですからね」
土御門「全く同感だ……もしもし、最大主教か?土御門だが―――」
土御門「―――まったく、あの女の口を割らせるのには苦労したぜよ。あの手この手を使って、なんとか上やんの拉致が最大主教の指示によるもんだと突き止めたんだにゃ」
上条「最大主教とそんな関係な段階ですでにすげえよ」
美琴「アンタ……ただの変態おにーさんだと思ってたけど、実は凄かったのね……」
土御門「本当の変態ってのはなんでも出来るんだぜい。……で、俺はアレイスターに交渉を吹っかけることにしたんだにゃ」
上条「統括理事長までそんな関係かよ」
美琴「統括理事長って……も、もしかして学園都市の!?」
土御門「そんなところにゃー―――」
第七学区・窓のないビル
土御門「……で、今回の件、どう動くつもりだ?アレイスター」
アレイスター「……ふむ。どう動く、と聞かれてもな」
土御門「……俺もそんな気がしている。ちょっと連絡をとってみるぞ」
海原「お願いします。こちらとしては、魔術サイドと科学サイドが再び戦争に陥るのはご勘弁願いたいですからね」
土御門「全く同感だ……もしもし、最大主教か?土御門だが―――」
土御門「―――まったく、あの女の口を割らせるのには苦労したぜよ。あの手この手を使って、なんとか上やんの拉致が最大主教の指示によるもんだと突き止めたんだにゃ」
上条「最大主教とそんな関係な段階ですでにすげえよ」
美琴「アンタ……ただの変態おにーさんだと思ってたけど、実は凄かったのね……」
土御門「本当の変態ってのはなんでも出来るんだぜい。……で、俺はアレイスターに交渉を吹っかけることにしたんだにゃ」
上条「統括理事長までそんな関係かよ」
美琴「統括理事長って……も、もしかして学園都市の!?」
土御門「そんなところにゃー―――」
第七学区・窓のないビル
土御門「……で、今回の件、どう動くつもりだ?アレイスター」
アレイスター「……ふむ。どう動く、と聞かれてもな」
813: 2010/04/02(金) 21:32:29.60 ID:arSV70.o
土御門「まさか、上条当麻を奪われて、ただのんびりとしているわけじゃないだろう?」
アレイスター「……『幻想頃し』の欠落は、プランへの大幅な修正を強いられてしまうからな。無論、とりかえす心積もりだが」
土御門「……魔術サイドと、また戦争を起こす気か?」
アレイスター「……やむを得ないだろうな。そもそも、吹っかけてきたのはあちら側だ」
土御門「『交渉』を有利に進めるためだろう?……なあアレイスター。お前は俺の意見など知ったことじゃないだろうが、俺は戦争を食い止めたい」
アレイスター「それは私も同意見だ。今、魔術サイドと戦争をするのはあまり良い方法とはいえないからな。……『幻想頃し』のためならば、それも仕方がない、ということだ」
土御門「……そうか、それなら安心した。……俺に、ひとつ案がある。俺の立場を利用した、科学と魔術、そのどちらの面子を潰すこともない方法だ」
アレイスター「……ほう。聞いても良いだろう」
土御門「それはな……―――」
土御門「利用するのは、一方通行・御坂・妹達・浜面……ってのは、あのスキルアウト。そして、暗部機関。『猟犬部隊』を始めとする、残党の寄せ集めだにゃー」
上条「そいつらを、どう動かすつもりだったんだ?」
土御門「まず、表向きアレイスターは暗部機関をイギリスに送り込むんだにゃ。名目は『上条奪還』だぜい」
美琴「それじゃあ、戦争になっちゃうじゃない」
土御門「そのために御坂ちんを始めとする人間を控えさせたんだぜい」
美琴「……私?」
アレイスター「……『幻想頃し』の欠落は、プランへの大幅な修正を強いられてしまうからな。無論、とりかえす心積もりだが」
土御門「……魔術サイドと、また戦争を起こす気か?」
アレイスター「……やむを得ないだろうな。そもそも、吹っかけてきたのはあちら側だ」
土御門「『交渉』を有利に進めるためだろう?……なあアレイスター。お前は俺の意見など知ったことじゃないだろうが、俺は戦争を食い止めたい」
アレイスター「それは私も同意見だ。今、魔術サイドと戦争をするのはあまり良い方法とはいえないからな。……『幻想頃し』のためならば、それも仕方がない、ということだ」
土御門「……そうか、それなら安心した。……俺に、ひとつ案がある。俺の立場を利用した、科学と魔術、そのどちらの面子を潰すこともない方法だ」
アレイスター「……ほう。聞いても良いだろう」
土御門「それはな……―――」
土御門「利用するのは、一方通行・御坂・妹達・浜面……ってのは、あのスキルアウト。そして、暗部機関。『猟犬部隊』を始めとする、残党の寄せ集めだにゃー」
上条「そいつらを、どう動かすつもりだったんだ?」
土御門「まず、表向きアレイスターは暗部機関をイギリスに送り込むんだにゃ。名目は『上条奪還』だぜい」
美琴「それじゃあ、戦争になっちゃうじゃない」
土御門「そのために御坂ちんを始めとする人間を控えさせたんだぜい」
美琴「……私?」
814: 2010/04/02(金) 22:09:03.25 ID:arSV70.o
土御門「必要なのは、学園都市が奪還することなく、上やんを奪還することなんだにゃ」
上条「……ごめん、意味がわからない」
土御門「要は、科学サイドでも魔術サイドでもない人間が、上やんを個人的に取り戻せばいいんだにゃー」
上条「科学でも魔術でもない人間……あっ」
土御門「上やんの考えるとおり、一人は俺だぜい。俺が上やん奪還を単独で指揮する。これが第一段階」
上条「ふむ」
土御門「そして、その行動に信憑性をもたせるため、科学サイドから追われている浜面仕上を起用する、これが第二段階」
上条「追われている?」
土御門「これには諸事情あるんだにゃー。まあここでは省くぜよ。……で、更にばれない様に動くための実行部隊として、妹達に成りすました御坂ちんがいる。
でも、御坂ちんは裏の裏、つまり動いていたことが悟られちゃいけなかったんぜよ」
美琴「……それで、私が能力を使ったのが失敗だったのね」
土御門「本当なら、アレイスターが奪還予定だった上やんを、混乱に乗じて俺たちが奪還する……ってので事は済むはずだったんだにゃ。でも、御坂ちんのことがバレたもんだからイギリス側も迎撃の準備を始めやがったんだにゃ。
……もっとも、それに気がついたのはねーちんたちと御坂ちんたちが交戦を始めた時だったんだにゃ」
上条「……それで?」
土御門「俺は急遽、作戦を変更せざるを得なくなったんだにゃ」
上条「……ごめん、意味がわからない」
土御門「要は、科学サイドでも魔術サイドでもない人間が、上やんを個人的に取り戻せばいいんだにゃー」
上条「科学でも魔術でもない人間……あっ」
土御門「上やんの考えるとおり、一人は俺だぜい。俺が上やん奪還を単独で指揮する。これが第一段階」
上条「ふむ」
土御門「そして、その行動に信憑性をもたせるため、科学サイドから追われている浜面仕上を起用する、これが第二段階」
上条「追われている?」
土御門「これには諸事情あるんだにゃー。まあここでは省くぜよ。……で、更にばれない様に動くための実行部隊として、妹達に成りすました御坂ちんがいる。
でも、御坂ちんは裏の裏、つまり動いていたことが悟られちゃいけなかったんぜよ」
美琴「……それで、私が能力を使ったのが失敗だったのね」
土御門「本当なら、アレイスターが奪還予定だった上やんを、混乱に乗じて俺たちが奪還する……ってので事は済むはずだったんだにゃ。でも、御坂ちんのことがバレたもんだからイギリス側も迎撃の準備を始めやがったんだにゃ。
……もっとも、それに気がついたのはねーちんたちと御坂ちんたちが交戦を始めた時だったんだにゃ」
上条「……それで?」
土御門「俺は急遽、作戦を変更せざるを得なくなったんだにゃ」
817: 2010/04/02(金) 22:36:54.23 ID:arSV70.o
土御門「俺としては、もはや形振りなんて構ってられなかったんだにゃ。アレイスターも独断でロンドン塔に暗部部隊を突っ込ませやがって、結局科学サイド対魔術サイドの戦いが始まってしまったワケぜよ」
美琴「……そういえば、一方通行は何のために?」
土御門「本来は控えとして、陽動なりしてもらう手筈だったんだが……聖人や強力な魔術師に出てこられでもしたら、暗部部隊なんてあっさり全滅しちまうからにゃ」
美琴「せ、せいじん……?まじゅつし……?そういえば、さっきから魔術魔術って言ってるけど、ホントにそんなのがあるわけ?『0930』事件もそうだし、クーデターもそうだし……」
土御門「まあ、今は聞き流すと良いぜよ。……で、ここで一方通行の出番ぜよ。神裂ねーちんとステイルの足止め用に、アイツを使ったんだにゃ」
上条「……たしかに、アイツなら出来るよな」
土御門「そして、更に時間稼ぎのために、浜面にも上やんたちを連れて逃げ回るよう指示を出したんだにゃ」
美琴「ち、ちょっと待って!正直さっきからワケわかんない単語ばかりでぼやっとしか状況をつかめないんだけど、なんで時間稼ぎなのよ。逃げれば良いじゃない」
土御門「それが、そうもいかないのにゃー」
土御門「……ということだ。今回の件はそっちに端を発しているし、今回は引いてもらえないか?」
ローラ「そのような戯言を聞く耳を持ちたるとでも?」
土御門「……お前の性格なら、引いてくれると踏んでいる。……今回の件は、お前らにとって損害が大きすぎると思うからな」
ローラ「しかし、今後のことを考えれば、損害をこうむるだけの価値があると踏んでいるのよ。……それとも、土御門にはもっと利益のある方法でもあると言いたりけるのかしら?」
土御門「……一応、な。今回の『交渉』の代替案を用意してある。上やんを拉致して交渉のカードにするよりも、短期的には利益が薄いが……戦争まで視野に入れると、変わってくる」
ローラ「……ふうん。……ならば聞こうかしら?私はなにをすればよいの?」
土御門「簡単だ。アレイスターと、再度交渉しろ。俺の案を引っさげてな」
美琴「……そういえば、一方通行は何のために?」
土御門「本来は控えとして、陽動なりしてもらう手筈だったんだが……聖人や強力な魔術師に出てこられでもしたら、暗部部隊なんてあっさり全滅しちまうからにゃ」
美琴「せ、せいじん……?まじゅつし……?そういえば、さっきから魔術魔術って言ってるけど、ホントにそんなのがあるわけ?『0930』事件もそうだし、クーデターもそうだし……」
土御門「まあ、今は聞き流すと良いぜよ。……で、ここで一方通行の出番ぜよ。神裂ねーちんとステイルの足止め用に、アイツを使ったんだにゃ」
上条「……たしかに、アイツなら出来るよな」
土御門「そして、更に時間稼ぎのために、浜面にも上やんたちを連れて逃げ回るよう指示を出したんだにゃ」
美琴「ち、ちょっと待って!正直さっきからワケわかんない単語ばかりでぼやっとしか状況をつかめないんだけど、なんで時間稼ぎなのよ。逃げれば良いじゃない」
土御門「それが、そうもいかないのにゃー」
土御門「……ということだ。今回の件はそっちに端を発しているし、今回は引いてもらえないか?」
ローラ「そのような戯言を聞く耳を持ちたるとでも?」
土御門「……お前の性格なら、引いてくれると踏んでいる。……今回の件は、お前らにとって損害が大きすぎると思うからな」
ローラ「しかし、今後のことを考えれば、損害をこうむるだけの価値があると踏んでいるのよ。……それとも、土御門にはもっと利益のある方法でもあると言いたりけるのかしら?」
土御門「……一応、な。今回の『交渉』の代替案を用意してある。上やんを拉致して交渉のカードにするよりも、短期的には利益が薄いが……戦争まで視野に入れると、変わってくる」
ローラ「……ふうん。……ならば聞こうかしら?私はなにをすればよいの?」
土御門「簡単だ。アレイスターと、再度交渉しろ。俺の案を引っさげてな」
818: 2010/04/02(金) 22:51:59.91 ID:arSV70.o
土御門「……で、この交渉が終わるまで、上やんたちをイギリスから逃すわけにはいかなかったんだぜよ。……それからは上やんの知る通りにゃ」
上条「学園都市とイギリスの間に交渉が成立して、両サイドはすぐに停戦。俺は学園都市に帰れて、どっちの行き来も自由になったわけだ」
美琴「……ってことは、つまり……アンタが学園都市とイギリスの戦争を食い止めた、ってこと?」
土御門「そうなるにゃ。どうだ、なかなかすげーぜい?」フフン
上条「……もうなんか、現実感がなさ過ぎて、すげえというかなんというか……」
美琴「……まあ、うん、凄いわ」
土御門「……なんだか反応がイマイチにゃ。フツー、もっと褒め称えて持ち上げまくるぜよ?」
上条「……いや、うん。すげよ。まさかここまでやる奴だとは……」
美琴「……アンタ、本当に何者?」
土御門「ふふん、俺かにゃ?そうさな、俺はただの……」
土御門「シスコン軍曹、だな」
上条・美琴「カッコ悪……」
上条「学園都市とイギリスの間に交渉が成立して、両サイドはすぐに停戦。俺は学園都市に帰れて、どっちの行き来も自由になったわけだ」
美琴「……ってことは、つまり……アンタが学園都市とイギリスの戦争を食い止めた、ってこと?」
土御門「そうなるにゃ。どうだ、なかなかすげーぜい?」フフン
上条「……もうなんか、現実感がなさ過ぎて、すげえというかなんというか……」
美琴「……まあ、うん、凄いわ」
土御門「……なんだか反応がイマイチにゃ。フツー、もっと褒め称えて持ち上げまくるぜよ?」
上条「……いや、うん。すげよ。まさかここまでやる奴だとは……」
美琴「……アンタ、本当に何者?」
土御門「ふふん、俺かにゃ?そうさな、俺はただの……」
土御門「シスコン軍曹、だな」
上条・美琴「カッコ悪……」
819: 2010/04/02(金) 22:53:58.02 ID:arSV70.o
うん、こんな感じでいかがでしょーか
土御門君のかっこよさが存分に伝わったんじゃないかと。いや、目的はそっちじゃないのですが
土御門君のかっこよさが存分に伝わったんじゃないかと。いや、目的はそっちじゃないのですが
引用: 上条「寮監……Zさんやる?」
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