1: 2013/11/04(月) 00:02:45 ID:JvDl0He.
以前深夜で書いたSSです
途中から路線変更したらなんか変になったから、前スレの途中まで同じ内容にしていきます
そして、つまらないという事を前提に見てください

では、どうぞ……

2: 2013/11/04(月) 00:12:19 ID:JvDl0He.
~とある洞窟地下37階~

旅人「やっと……ここまでたどり着いた……」ハァ…ハァ…

旅人「………思えば、長かったなぁ……」

旅人「いろいろ聞き込みをして、やっと辿り着いた洞窟のなかに待ち受けるものは……」

旅人「うじゃうじゃいる魔物に、当然のように散りばめられていた罠の数々……」

旅人「……ここが開かずの扉だと言われるのも、無理はないな……」


旅人「……だけど」

旅人「ついに……俺は……この扉を開く………第一人者に………!」


扉「いつから扉は素直に開くものと錯覚していた?」


旅人「え…」
ゆらぎ荘の幽奈さん 9 (ジャンプコミックス)
3: 2013/11/04(月) 00:23:57 ID:JvDl0He.
旅人「しゃ……しゃべった………」

「扉が喋ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

扉「うるさいな、お前……扉が口を聞いて何が悪い?」

旅人「いや、なんで喋ってんの!?扉だよ!?普通生きてないでしょ!?」

扉「さぁ?なんか長い間ここにいて、自然と」

旅人「いやいやいや………おかしいだろどう考えても」

扉「何が」

旅人「まず、どうやって喋ってんの?」

扉「鍵穴から」

旅人「」

4: 2013/11/04(月) 00:30:37 ID:JvDl0He.
旅人「…しかし、まぁこの秘伝の鍵があれば開くだろ……」

旅人「今までだって、この洞窟の扉を全部開いてきたからな………」

扉「…それはどうかな?」

旅人「え?」

扉「この私が、その鍵を容易く通すとでも?」

旅人「(何言ってんだこいつ……)」

旅人「まぁいいや、鍵をこの穴に……あれ?」

ガチャガチャ

旅人「鍵が……入らない!?」

扉「ふ……鍵穴の形状を自在に変えているのさ」

旅人「」

5: 2013/11/04(月) 00:40:27 ID:JvDl0He.
扉「諦めな……私はここを意地でも通さん!!」

旅人「…あぁそうかい……」

旅人「だったら……粉々に砕いてやんよぉ!!」

旅人「俺だって伊達にここまで辿り着いた訳じゃねぇんだよぉぉぉ!!」


ガンッッ!!


扉「……ふん、大したことはないな」

旅人「…ぐぁぁ……腕が………!」

扉「私だって、ただつっ立っている訳ではないのだよ」

旅人「くっ……一体なにをした……!」


扉「……今までの扉の強度も……これくらいなのだぞ………」

旅人「……は?」

6: 2013/11/04(月) 00:49:52 ID:JvDl0He.
扉「……扉と言うものはな………毎日、毎日、辛抱強く立っていて、必氏で道を守っているのだぞ……」

扉「そして、誰一人として通しはしないと、一瞬足りとも気を抜かずに立ち続けているのだぞ………」

扉「時には、魔物の手により、体を傷つけられる……」

扉「それでも耐え、いつまでも立ち尽くす……」

扉「その姿、正に、動かざること山の如し………」


旅人「は、はぁ………」

7: 2013/11/04(月) 00:57:54 ID:JvDl0He.
扉「………それを、そんな長年の苦労を知りもせず、お前ら人間というものは………」

扉「鍵などという頼り、我々の苦労を一瞬にして泡に帰す………」

扉「そして、そんな我ら扉に目も向けず、人間は見事に通りすぎていく………」

扉「……扉にとって、それほどの屈辱はない………」


扉「お前、少しはそんな扉の気持ちにもなれよ!!!」

扉「お前はいままで、どれだけの扉を開けてきた?」

扉「どれだけの苦労を一瞬のうちに消しさった!?」

扉「どれだけの屈辱を浴びせ続けてきたんだ!!?」

扉「ほら、言ってみろよ!!!」


旅人「」

8: 2013/11/04(月) 01:02:33 ID:JvDl0He.
>>7
扉「鍵などという頼り、我々の苦労を一瞬にして泡に帰す………」 ×

扉「鍵などという物に頼り、我々の苦労を一瞬にして泡に帰す………」 ○

11: 2013/11/04(月) 06:56:55 ID:JvDl0He.
旅人「(はっ、いかんいかん気絶していたよ)」

扉「さぁ、いい加減諦めたらどうだ?」

旅人「…どうしても……そこを通さないつもりなのか?」

扉「そうに決まってるじゃないか」

旅人「デスヨネー」

扉「……だが、私の願いを聞くなら考えてやってもいいぞ」

旅人「……何をすればいいんだ?」

扉「土下座をしながら、『どうかお通しください、扉様』と100回言え」

旅人「ぐぅ………」

扉「どうした?プライドが許さないとでも言うのか?」

旅人「…分かったよ、やるよ」

ザッ…

旅人「…ど、どうかお通しください、扉様………」

扉「声が小さいぞ、声が!」

旅人「うぅ……どうかお通しください、扉様…!」

扉「ほらほら、まだ小さいぞ!言っとくが、小さな声で言ったのはノーカウントだぞ!!」

旅人「くっ………!」

12: 2013/11/04(月) 07:04:56 ID:JvDl0He.
……………


旅人「どうかお通しください、扉様…!!」

扉「ほらほら、後二回だぞ!」

旅人「どうか…お通しください、扉様!!」

扉「はいラストォ!!」

旅人「どうかお通しください、扉様ぁ!!!」

扉「無理ぃぃぃぃぃ!!!!!」

旅人「」

13: 2013/11/04(月) 07:23:29 ID:JvDl0He.
旅人「な……てめぇ、約束が違うじゃねぇか!」

扉「言っただろう?考えてやると……決して通してやるとは言っていないぞ」

旅人「ふ、ふざけやがって………」

旅人「(第一、考えもせずに即答だったろうが……)」


扉「まぁ、そうだな…」

旅人「……今度は何だよ」

扉「お前がこの洞窟を脱出し、再びここに来ることがあれば通してやってもいい」

旅人「な……ふざけんな!!」

旅人「この洞窟は、ここまで辿り着くまでに何度も氏にかけたんだぞ!?」

旅人「そんなの、むちゃくちゃだ!!」

扉「ほう………ここを通りたくないのか?」

旅人「ぐっ………」


旅人「……あぁもう、やってやらぁ!!!」

旅人「脱出魔法!!」キュイィィン…

14: 2013/11/04(月) 07:32:33 ID:JvDl0He.

~洞窟前~



旅人「くそ………なんなんだよあいつ……」

旅人「こうなったからには……仕方がない」

旅人「……道具とかの補充にいくか……」

旅人「後、宿で休みたい………」

15: 2013/11/04(月) 11:48:53 ID:JvDl0He.
~洞窟地下14階~

旅人「……で、またここに来た訳ですが………」

旅人「二回目ともなると、やっぱり強くなってるせいか前より少し楽になったな」

旅人「とはいっても、時間がかかることには変わりはないが………」

旅人「……あ、扉………」

旅人「…………」

旅人「……なんか、腹立ってきた」

旅人「なんで俺が、扉ごときに翻弄されなくちゃなんねぇんだ………よ!!」

バターーン!!!

旅人「……よし、思いっきり蹴って開けたらすっきりした」

旅人「と、早くいかないとな」タッタッタッ…

16: 2013/11/04(月) 18:21:35 ID:JvDl0He.
~洞窟地下37階~

旅人「ようやく着いた………」

扉「やっと来たか」

旅人「さぁ、今度こそは通してくれるんだろうな!?」

扉「ふむ、約束は約束だ」

旅人「はぁ……ようやく、この生意気な扉の先に進めるんだな………!」


扉「…と、いきたいところだが………」

扉「やはりここは通せないな」

旅人「」

17: 2013/11/10(日) 21:30:52 ID:K3GnNI4M
旅人「は……話が違うだろ!!」

扉「…お前は、何もわかってないな………」

旅人「何がだよ……」

扉「…私には、聞こえるぞ………」

扉「上から聞こえてくる……仲間の悲しみの声……」

扉「痛いよ……ひどい……通らせたくないのに……」

扉「嫌だ……屈辱だ……また開けられる……」

扉「……憎い……憎い……!」


扉「人間が憎い!!!!!!!!」


旅人「」

18: 2013/11/10(日) 21:56:29 ID:K3GnNI4M
扉「…そんな、歓迎されない客は絶対に通さない」

扉「扉とは、そう思いながら生まれてくるものなのだ」


扉「お前は、我々扉が嫌う典型的な人間だ」

扉「故に、私はお前を通さない」


旅人「……黙って聞いてりゃ……随分と言ってくれるじゃねぇか………」


扉「言っとくが、私は脅しには屈服しないぞ」

扉「なにせ、屈服する理由がないのだからな」

19: 2013/12/23(月) 18:41:02 ID:QfH1BhmI
扉「お前は、知恵がない」

扉「だから鍵などという物に頼らないと、扉が開けない」

扉「鍵が使えなければ、力で扉を壊そうとする」

扉「そんな、低級の脳しかもたない生き物だ」

旅人「……うるせぇ!!お前ら扉は黙って人間様をくぐらせていればいいんだよ!!」

扉「おやおや………随分と野蛮なものだな、人間とは」

20: 2014/01/25(土) 15:31:47 ID:nzD5vm3.
扉「第一、お前は何を求めてここに来た?」

旅人「……そりゃ、噂に名高い伝説の財宝を…」

扉「はぁ………やはり人間とは幼稚だな」

旅人「…は?」

扉「自らの私利私欲の為に、噂などと言う不確かなものを頼りにする」

扉「誰かが実際に見たわけでもないのに、噂だけで馬鹿げた真似をしでかす」

扉「そう、お前のようにな」



旅人「(あれ、なんで俺は扉にこんなにバカにされてるんだろう……)」

21: 2014/10/16(木) 01:31:48 ID:DbQ1Pfq2
旅人「って、そんなことはどうでもいいんだよ!」
「お前の向こうには、宝が存在するんだろう!?」

扉「そんな根拠がどこにあるとでも?」

旅人「うるさいな!···いいぜ、お前のような分からずやのために町で新たに覚えた技があるんだ」

扉「···ほぅ、それはなんだ」


旅人「···空間転移!!」

扉「···!?」ブォォン

22: 2014/10/16(木) 01:44:49 ID:DbQ1Pfq2
ドォン!!

旅人「ハァ···まだ覚えたてだったけど···」
「扉ごときを動かすのは簡単だったな」

扉「ヌググ···おのれ!」

旅人「それじゃあな、おしゃべり扉さん、宝は俺の物だ」

扉「···待て」

旅人「ふん、待たねーよ!!」

ザッザッザッ…


扉「···ふん」




扉「いつから私の阻むすぐ先に宝があると錯覚していたのやら···」

扉「第一、37階何て中途半端過ぎるだろうが」

扉「このダンジョンは、100階もの階層があるのだから···」

23: 2014/10/16(木) 01:48:10 ID:DbQ1Pfq2
旅人「」

扉2「何時から私が」

扉5「1つしかないと」

扉18「錯覚していた?」





旅人「もういや」


無理矢理END

引用: 扉「いつから扉は素直に開くものと錯覚していた?」旅人「え…」