1: 2013/01/19(土) 14:37:28.48 ID:dBfPLVB10

麦野「当麻、麻利をお風呂に入れてくれる?」上条「任せろ」
上条「んじゃ、行ってくる」麦野「麻利、パパがでかけるわよ」


麦野「唐突に何を言い出すの?」

上条「いや、浜面からメールがきてさ、向こうでそういう話題で盛り上がってるみたいなんだよな」

麦野「温泉・・・ 大浴場ってこと?」

上条「プライベートルームみたいなのも予約できるみたいだからその・・」

麦野「この体を衆目に晒す必要もないってことね」

上条「トイレの不安もあるしなぁ さすがに大浴場はあれだけど沈利さんと麻利がよければってさ」

麦野「お風呂かぁ・・・ 温泉の質にもよるのよね、まだまだ肌が敏感だから不安は残るわね」

上条「施設と病院に問い合わせてみるしかないな」

麦野「そうね」

上条「沈利さんとしては賛成ってことでいいのか?」

麦野「ええ、たまには広いお風呂っていうのも悪くないもの」
創約 とある魔術の禁書目録(10) (電撃文庫)

2: 2013/01/19(土) 14:40:59.43 ID:dBfPLVB10
打ち止め「お風呂? ってミサカはミサカはふと聞こえたキーワードに即座に反応してみる」

麦野「あら、地獄耳?」

一方通行「みっともねェことすンじゃねェ」

打ち止め「いやいや、そんな楽しそうなイベントを聞きつけてじっとしてるほうが無理ってミサカはミサカは堂々と胸をはってみる」

上条「言っておくけどまだ確定したわけじゃないぞ?」

打ち止め「えー、ミサカはぜひともまりりんとお風呂に入りたい!!」

一方通行「ったくこのガキィ・・・」

麦野「パパも大変ね」

一方通行「ケッ、だァれがパパだ」

上条「この二人の保護者としてうちに来てればそういう扱いになるのはしょうがないだろ?」

番外個体「まーりりーん」カランカラン

麻利「きゃぁっ!」

5: 2013/01/19(土) 14:44:37.27 ID:dBfPLVB10
一方通行「ンなこと言ってっとここに黄泉川つれてくンぞ?」

上条「それだけはやめてくれ、そんなことになったら一発で俺の担任にまで話が行っちまう」

麦野「でも、そんなことはしないんでしょ?」

打ち止め「もちろん、この人はこの幸せを壊すなんてこれっぽちも考えてないから」

一方通行「てめェらがおとなしくできねェからここに来てンだろォが」

打ち止め「って言いながらまりりんに会うのをひそかに楽しみにしてたりするのをミサカは知っている」

一方通行「何か言ったかァ?」ギロッ

打ち止め「えへっ」

番外個体「笑ってるまりりんはかわいいなぁ」カランカラン

麻利「あぁっ!わぁぅっ!」

9: 2013/01/19(土) 14:48:21.83 ID:dBfPLVB10
打ち止め「それでそれでお風呂はいつ行くの?ってミサカはミサカは瞳を輝かせてみる」

上条「来週末だってさ」

番外個体「え、来週何かやるの?」カランカラン

上条「みんなであっちの学区にできた総合温泉施設に行かないか?っていう話が持ち上がったところだ」

打ち止め「はいはいはい!!ぜひとも参加させてください!!」

番外個体「ミサカも!!まりりんとお風呂いきたい!!」

麦野「まだ確定じゃないわよ?」

打ち止め「大丈夫大丈夫、きっとうまく行くってミサカはミサカはおおはしゃぎ!」

一方通行「ちったァ遠慮ってもンを覚えられねェのかこいつらは」

11: 2013/01/19(土) 14:52:56.89 ID:dBfPLVB10
上条「二人が参加ってことは当然一方通行も参加するわけで」

麦野「えーっとあいつらが全部で5人だから全員で10人?」

上条「ちょっとした団体になっちまうな」

麦野「そもそもその温泉ってのはどのくらい離れてるの?」

上条「車で30分くらいだってさ」

麦野「いつもの病院より少し遠いくらいか」

上条「そのくらいなら大丈夫じゃないか?」

打ち止め「まりりんちゃん車きらいなの?」

麦野「嫌いってわけじゃないけど終始そわそわしてるわね」

13: 2013/01/19(土) 14:57:16.43 ID:dBfPLVB10
番外個体「だいじょうぶー、ミサカがまりりんといっしょにいるからー」カランカラン

麻利「きゃっ!きゃいぃっ!」

麦野「一緒に車に乗るつもりかしら?」

上条「そうみたいだな」

打ち止め「その時はもちろんミサカもいっしょに!」

一方通行「ざけンな、てめェら二人は俺とタクシーで現地まで移動だ これが守れねェならてめェらの小遣い抜きだ」

番外個体「うわぁ・・・ひどぉ・・・」

打ち止め「なんというひどいパワハラ」

一方通行「当たり前のことだろォが」

14: 2013/01/19(土) 15:02:20.18 ID:dBfPLVB10
某国 某所

 「くっくっく、どうやら情報どおりのようですね」ニタァ

 「何でわざわざ明かり消してロウソク一本なの?」

 「このほうが雰囲気が出るんだってさ」

 「何だそれ」

 「こほん、こうして集まってもらったのはご存知のとおりあの男のことです」

 「あー、うん、知ってる知ってる」

 「あの男、こともあろうに既に娘がいるという話ではないですか、ならば我々がやるべきことはひとつですよね?」

 「我々とかじゃなくて一人でやってほしいんだけど」

 「そうそう」

 「正直巻き込まないでほしい」

16: 2013/01/19(土) 15:08:27.81 ID:dBfPLVB10
 「ええいなんというヤる気の無さ!それでも魔術師か!?」

 「魔術師は関係無いと思う」

 「あの男をこちらの味方につける絶好の機会だというのがわからないっていうんですか!?」

 「ろくなことにならないからやめておいたほうがいいと思う」

 「情けない、あの男の妻になる人は学園都市のレベル5の一人だというのに・・」

 「それってかなり手ごわいってことでしょ?」

 「君子危うきに近寄らずというやつで」

 「君たちはわからないのかね?幻想頃しと学園都市の最高の超能力者、おまけに二人の血を引く子をわれらの仲間にすることがどれほどのことであるかを」

 「それは仲間になってくれれば大きいけどそのために何をするつもり?」

 「やつらから入手したアレを使う」

 「どう考えても人の幸せぶち壊す結果にしかならないと思うんだけど」


21: 2013/01/19(土) 15:13:14.86 ID:dBfPLVB10
 「なあに、それはほんの一瞬のこと、すぐに一夫多妻のすばらしさに目覚めるというものです」

 「私なんでこんなやつと一緒にいるんだろ」

 「同感」

 「既成事実を作った後きちんと説得をすれば必ずうまくいきます」

 「どう説得するつもり?」

 「日本にも正室と側室という伝統的なシステムがあります。日本男児ならきっと夢見ているにちがいありませんからね」

 「どうしよう、とばっちり受ける前にどこかに逃げておいたほうがいいのかな?」

 「私らが何するってわけでもないしほっといていいんじゃない?」

 「うん、どの道一人でやるつもりみたいだし」

 「そこで今日はみんなでどういう格好をすればあの男がムラムラするのかについて話し合いたいと思います」

28: 2013/01/19(土) 15:18:40.98 ID:dBfPLVB10
 「・・・・」

 「あの男が手篭めにした女性は年上のお姉さんタイプということ、一説によると女王様気質もあるのではないかとも言われています」

 「あーうん、それじゃあボンテージと鞭でいいんじゃないかなー」

 「生ぬるい!!」ドンッ

 「うわっ!」

 「こらっ!ロウソクが倒れたら火事になるだろうが!!少しは考えろ!!」

 「ライバルが年上のお姉さんということなら同じことをしても負ける可能性のほうが大きいということがわからないのかね!?」

 「正直どうでもいいです」

 「帰りたい」

 「ちっ、これだから女を捨てたやつらは・・・」

 「おい、そろそろいい加減にしようか」

 「さすがに今のは聞き捨てならないわ」

34: 2013/01/19(土) 15:23:19.39 ID:dBfPLVB10
 「ここはせくしぃ路線を捨てて逆をいくのが覇道というもの つまり白スク水にニーソ、髪型も幼い感じでいくのが一番だと思わないかね?」

 「そこまで決めてるんなら私ら集まる必要なかったんじゃないの?」

 「何事も形が大事なのですよ。うっかり見落としがあったら大魚を逃すことになりかねません」

 「顔が変形するまで説教パンチくらってこい」

 「え?いやさすがにそういうプレイっていうのはちょっとしんどいんですけどまああの男が望むならそれも少しは有りかもしれませんね」

 「いっそ学園都市に骨を埋めてくればいいのに」
 「何であんなのに協力しちゃったんだろうね?」

 「鼻の下伸ばした男をおちょくるのが楽しかったばっかりに・・・」

 「お酒入ってたとはいえあんなにちょろいとねぇ?」

 「そうだ、思い出すんだ、男を手玉にとる優越感を!」

 「でもそれとこれとは別」

 「うん」

 「と、いうわけで一人でがんばってね」

 「言われるまでもないわ! 目指せ第二夫人!目指せ第二子! 見よ!!東方は赤く燃えているぅっ!!」

 「がんばれー」

 「期待してるー」

38: 2013/01/19(土) 15:28:48.60 ID:dBfPLVB10
打ち止め「あーあ、もう帰らないとだめかぁ」

番外個体「もっとまりりんといたいのにぃ」

一方通行「今生の別れじゃねェンだからけじめをつけやがれ」

上条「遊んでもらってぐっすり寝ちまってるな」

麦野「ほんと、いい寝顔してるわ」

麻利「くー・・・・」

一方通行「毎度邪魔してわりィな」

麦野「いろんな人と接することはいい経験になるもの、私は気にしてないわ」

上条「麻利も楽しそうにしてたし二人のためにも悪いことじゃないんじゃないか?」

一方通行「人様ン家で無遠慮にはしゃぐことが何になるってンだ」

麦野「はしゃぐってこと結構大事なことなのよ?本音の感情が出せるから」

一方通行「チッ」

上条「お前も次は麻利と遊んでみたらどうだ?二人の楽しさがわかるかもしれねえぞ?」

一方通行「ざけンな、俺の柄じゃねェ」

42: 2013/01/19(土) 15:33:15.73 ID:dBfPLVB10
麻利「くー・・・・」

麦野「それにしても賑やかな子たちね」

上条「俺たちとは成長の過程がまったくちがうからな」

麦野「あの大きな子が顔ほころばせてるところなんて外見からは想像もつかないものね」

上条「すっごく楽しそうにしてるからなぁ」

麦野「今まで身内だけだったからあの二人やあいつらと接することは麻利にとっても悪いことではないわね」

上条「たま~にだけど神裂や天草式の連中もわざわざ麻利の顔見にきてくれるもんな」

麦野「本当、愛されてて親としてもうれしいわ」

44: 2013/01/19(土) 15:37:42.97 ID:dBfPLVB10
麦野「天草式といえば何かお返しとか考えておいたほうがいい?」

上条「出産祝いと婚約祝い、その他もろもろで手作りの梅干とか結構世話になっちまってるしなぁ」

麦野「あのすっぱいのには世話になったわ」

上条「でも俺たちから何かするとまた神裂のやつが気を使うだろうし・・・」

麦野「おじぎマシーンと化すのが思い浮かぶわ」

上条「やるならもう少し落ち着いてからでいいんじゃないか?」

麦野「そうね、この間のやつからもまだ一月も経ってないものね」

上条「色々あったけどあれからかなり賑やかになっちまってるからなぁ」

麻利「くー・・・・」

麦野「毎日が楽しいのはいいことよ」

上条「そうだな、これからもずっと楽しくやっていけるといいよな」

49: 2013/01/19(土) 15:42:17.58 ID:dBfPLVB10
麻利「くー・・・・」

上条「なあ」

麦野「何?」

上条「疲れたまってないか?」

麦野「まさか、あの子たちが相手してくれてるから十分休めてるわよ」

上条「ならいいけどさ、疲れたらちゃんと言ってくれよ?」

麦野「わかってるわよ」

上条「家事なら俺がいつでも代わってやるからな」

麦野「はいはい、心配性なパパですね~」

麻利「くー・・・・」

54: 2013/01/19(土) 15:48:20.84 ID:dBfPLVB10
上条「学校に行ってる間もなるべく気にしないようにしてるけどつい気になっちまうんだよな」

麦野「気持ちはわかるけど私としては授業に集中してほしいわね」

上条「そりゃもちろんノートもちゃんと取ってるしわからないところは都度質問はするけどさ 何か頭に浮かんでくるんだよな」

麦野「これも父親の宿命ってやつかもね」

上条「で、帰ってきて二人が無事だとすっげぇほっとするんだよな」

麦野「それは私も同じね、当麻が帰ってくるとうれしくなっちゃうもの」

上条「なぁ、沈利さん」

麦野「なぁに?」

上条「その・・・ 今夜いいか?」

麦野「いいわよ お風呂に入ってからね?」

上条「今夜こそは沈利さんにそこまで負担かからないようにするからさ」

麦野「期待しないでおくわ」

58: 2013/01/19(土) 15:53:15.54 ID:dBfPLVB10
建宮「あれ?」

浦上「どうしました?」

建宮「いやな、上条当麻の一件の発端になったアレをどこへやったかなぁと探しているわけだが・・・」

対馬「みつからないんですか?」

建宮「あぁ、女教皇様から処分しておくようにときつく言われてただちにと答えたまではよかったが はて?」

香焼「はて?じゃなくて見つからないとかかなりやばくないすか?」

諫早「どこかで悪用されるようなことがあればまた・・・」

建宮「お、おいおい物騒なことを言うな、ここから持ち出してはいないんだ、必ずあるはずなのよな

61: 2013/01/19(土) 15:57:35.80 ID:dBfPLVB10
建宮「まずい・・ まずいのよな・・・」

浦上「ちょっと本当に見つからないんですか?」

建宮「見ればわかるだろ、これは非常にまずいのよな」

諫早「あーあ」

香焼「しーらねっす」

対馬「これは厳罰も覚悟しておいたほうがいいですよ」

建宮「ああああそんな暢気に言っている場合か!お前らも探すの手伝ってほしいのよな!」

牛深「あれ?何してるんですか?」

野母崎「そんなに血相かかえてまた何か起こったんですか?」

建宮「大変だ!!アレが見当たらない!!」

牛深「アレって?」

建宮「アレだよアレ! 上条当麻の一件のアレだ!」

64: 2013/01/19(土) 16:01:28.00 ID:dBfPLVB10
野母崎「え?どこにやったんですか?」

建宮「わからん、どこかにやるようなことは絶対に無いはずなんだが・・・」

牛深「・・・・ちょっと待ってください」

建宮「何だ?」

牛深「えーっと、記憶が定かじゃないのではっきりとはいえないんですが・・・・」

建宮「もったいぶらずに言ってみろ、今はどんな些細な情報でも役に立つかもしれないのよな」

牛深「はい、ぶっちゃけると俺たちって先月合コンしましたよね?」

建宮「合・・・コン・・・」

野母崎「あ!!」

牛深「その時確か・・・ 勢いで何かあげちゃった記憶がうっすらとあるんですけど・・」

建宮「ま、まさか・・・・」

野母崎「そのまさかかもしれませんね・・・・」

 (((こいつら何してんだよ・・・・・)))

69: 2013/01/19(土) 16:04:38.69 ID:dBfPLVB10
建宮「ま、まずいまずいまずい!! これは非常にまずいことになったのよな!!」

浦上「どこの誰にあげちゃったんですか?」

野母崎「えーっと、どの子だったっけ・・・」

牛深「ロシアの子・・・じゃないな・・・ えっと・・・日本人の観光客の子・・じゃないし・・」

香焼「つまり特定できないってことすね

諫早「何といっていいやら・・・」

対馬「いやそもそもここに保管してあるものを誰かにホイホイあげちゃうとか何考えてるんですか」

建宮「あああもう!!今はそういうことじゃなくていかに女教皇様に知られずに回収する方法をだな!」

牛深「そう、それが大事です!!」

野母崎「女教皇様にだけは知られては!」

神裂「ほう、私に知られるとまずいことをしでかしたということですか?」

「「「ひぃっ!!!」」」ビクッ

(((終わったな・・・)))

72: 2013/01/19(土) 16:09:04.13 ID:dBfPLVB10
神裂「・・・・」

建宮「・・・・」ダラダラ

野母崎「・・・・」ダラダラ

牛深「・・・・」ダラダラ

神裂「ふぅ・・・・」

浦上(あちゃー、ものすごく怒ってらっしゃる・・・)

香焼(ことがことっすからね~)

神裂「つまり、あれだけの騒動を起こしたアレをどこの誰にあげたかすら思い出せないということですよね?」

建宮「は、はいっ!!」

神裂「あ な た が た は ぁ・・・・」

建宮「た、たたたただあちに思い当たるところへ行ってみる所存です!!」

野母崎「そ、そうそうそうそう!! こうしちゃいられないんですよ!!」

牛深「マッハで!!マッハで行ってきますですはい!!」 神裂「お待ちなさい」

「「「はい・・・」」」ゴクリ

76: 2013/01/19(土) 16:13:55.04 ID:dBfPLVB10
神裂「探すというのなら三人で行くよりも全員で行ったほうが早いし効率的ではありませんか?」ニコ

対馬(目が笑ってないなぁ・・・)

建宮「そ、そのとおりでございます!!」

神裂「あなたたちはアレを渡した可能性のある人物の名前や特徴、出会った場所、その他いかなる些細な情報でもかまいません、すみやかにまとめて全員に配布しなさい」

野母崎「はいいいいい!! ただちにいいいい!!!」

神裂「万が一、万が一アレを悪用されて御覧なさい、あなた方にはそれ相応の償いをしていただきますからね」

牛深「ち、ちなみに、償いとは・・・!!」

神裂「潔く腹を切っていただきます」

「「「えっ・・」」」

80: 2013/01/19(土) 16:18:49.86 ID:dBfPLVB10
建宮「は、はははっはらですとぉ!?」

神裂「左様」

野母崎「そんな時代錯誤なことって」

神裂「いえ、数年ほど前日本で当時のボクシング世界チャンピオンをゴキブリ呼ばわりしたチャレンジャーが世界戦に負けたら切腹すると豪語してチャンピオンに挑戦」

神裂「終始汚い反則に徹し、ボクシングではありえない投げ技まで披露し当然のごとく敗北、父親の介錯で見事に切腹を済ませています」

牛深「そ、それとこれとは」神裂「ご安心なさい」

神裂「せめてもの慈悲にこの私が苦しまぬようきちんと介錯してあげましょう」

建宮「探します!!何としても探しだしますから!!」

野母崎「この命に換えても!!」

牛深「絶対に!!絶対に取り戻してみせます!!」

神裂「期待していますよ」

82: 2013/01/19(土) 16:22:53.09 ID:dBfPLVB10
数日後

上条「持ち物これでいいか?」

麦野「そうね・・・最低限必要なものはそろったわね」

上条「俺たちの洗面用具はボディタオルくらいでいいんだよな?」

麦野「ええ、一通りはそろえてあるみたいだからいらないわね」

麻利「あー」

麦野「何、麻利も楽しみ?」

上条「そういやウチの風呂以外は初めてだよな?」

麦野「病院のやつくらいね」

上条「麻利~ この部屋よりもおっきいお風呂だからな~」

麻利「きゃぃ」

85: 2013/01/19(土) 16:27:57.99 ID:dBfPLVB10
ピンポーン

麦野「もう来たみたいね」

上条「俺出てくるよ」

麦野「お願いね」

麻利「ばぁ」

麦野「またいつもの騒がしいやつらと一緒よ がっかりした?」

麻利「・・・」

麦野「何何、もう少し静かにしてほしい? 残念だけどそれは無理よ」

麻利「・・・あぃ」

麦野「わかったわかった、後でちゃんとおもちゃで遊んであげるから我慢しなさい」

90: 2013/01/19(土) 16:36:07.35 ID:dBfPLVB10
麻利「・・・」

フレメア「にゃあ!」

絹旗「まりりん、超久しぶりです」

麦野「一昨日会ったばかりだろうが」

滝壺「私たちは毎日まりりんと会わないと切なくなる病気にかかっている」

上条「何だそれ」

フレンダ「つまりこの病気を何とかするにはまりりんをお持ち帰りするしかないってわけよ」

麦野「ざけんな、誰がそんなことさせるかってんだ」

麻利「うぅ」

絹旗「おっと、まりりんが超車に乗りたがっています。ちゃっちゃと乗っちゃいましょう」

上条「こわがらねーかな?」

麦野「やってみるしかないわ、どうしても無理そうならいつもどおりタクシーにしましょ」

93: 2013/01/19(土) 16:39:22.80 ID:dBfPLVB10
滝壺「それじゃあ誰がまりりんの隣に座るかじゃんけんで決めようと思う」

絹旗「超望むところです」

フレメア「負けない にゃあ」

フレンダ「これだけは妹といえど譲ってあげるわけにはいかないってわけよ」

 さーいしょーはぐー じゃーんけーん ぽんっ

麦野「やってるやってる」

上条「沈利さんが抱っこするのになぁ」

浜面「すまねえな大将、いっつも騒がせちまって」

上条「いや、賑やかだから俺は気にしてねぇぞ」

麦野「それより浜面、運転でヘマしたらわかってんだろうな?」

浜面「大丈夫だって、いつにも増して安全運転で行くからよ」

95: 2013/01/19(土) 16:42:50.90 ID:dBfPLVB10
麻利「う~ ぅ~」バタバタ

フレメア「にゃぁぁ・・・」

絹旗「足ばたばたさせてますよ どうしたんですか?」

麦野「車に乗るとこんなもんよ まだ慣れてないから落ち着かないんだと思うわ」

浜面「すまねぇな大将、助手席でナビさせちまって」

上条「車出してもらってるんだからこのくらいはどうってことねえよ」

滝壺「まさか負けるなんて」

フレンダ「帰りに期待ってわけよ」

フレメア「これだけ足をバタつかせているということは将来は水泳選手になる にゃあ」

絹旗「いやいや、サッカー選手かもしれませんよ?」

麦野「足バタつかせたくらいでそこまで言うか」

滝壺「だってむぎののまりりんだもの」

フレンダ「運動神経抜群にちがいないってわけよ」

99: 2013/01/19(土) 16:44:22.26 ID:dBfPLVB10
上条「スポーツ選手かぁ・・ 俺はスポーツ選手よりも女の子らしいことしてほしいんだけどなぁ」

浜面「茶道とかか?」

上条「いやいや、正座ってのはあんまりよくないらしいからそういうのじゃなくてこうバレエとかピアノとかだな」

浜面「お嬢様っぽいな・・・ 麦野もそんな感じだけどさ」

上条「そういや沈利さんはピアノとかできないのか?」

麦野「できないことはないわ」

絹旗「と、いうことはできるってことですよね?」

麦野「まぁそういうことになるけど、ピアノのレッスンって何か堅苦しいし肩こるからいやなのよね」

フレンダ「麦野らしいってわけよ」

102: 2013/01/19(土) 16:46:31.07 ID:dBfPLVB10
打ち止め「うー、おそいー」

番外個体「まだかなまだかな」

一方通行「だからはえェって言っただろォが、一時間前に到着してぼやいてンじゃねェ」

打ち止め「だってだってだって待ち遠しくてじっとなんてしてられないってミサカはミサカは断言してみる!」

番外個体「そう!この気持ちは誰にも止められないんだから!」

一方通行「黄泉川と芳川に内緒にしちゃァいるがてめェらがそンなンだと怪しまれンだからな?」

打ち止め「大丈夫大丈夫、二人ともそんなに気にしてないみたいだよ」

番外個体「そうそう、ミサカも最終信号もヒーローさんの生活を脅かすようなヘマはしないよ」

一方通行「だといいがな」

104: 2013/01/19(土) 16:50:02.26 ID:dBfPLVB10
上条「次の信号右に曲がってくれ」

浜面「あいよ」

麻利「あいぃ!! きゃぅっ!!」

麦野「あらら、何か興奮しちゃってるわね」

フレメア「楽しいにゃあ?」

麦野「だといいんだけどね」

絹旗「少なくとも怖がってる感じはみられませんね」

フレンダ「きっと私たちの熱い視線に照れているわけよ」

滝壺「これもあいどるの宿命というもの」

麦野「いつの間にアイドルになったんだよ」

麻利「あぁぅっ!!」

110: 2013/01/19(土) 16:54:27.96 ID:dBfPLVB10
上条「あとはここから200m行けば左手に見えてくるはずだ」

浜面「よーし、あと一息か」

フレメア「お風呂ついたら私が洗ってあげる」

絹旗「フレメアにはまだ早いです、ここは私が」

フレンダ「絹旗にも早いってわけよ ここは私が」

滝壺「ふれんだだとさばのにおいが気になるからここは私が」

麦野「またか」

麻利「うぃぅ うぅぅあ」

上条「麻利もずっとそわそわしてるな 泣かないだけまだいいけど」

浜面「泣かれるとなぁ、さすがに気が散りそうになっちうまう・・・ っとあそこにいるの一方通行じゃねぇか?」

上条「お、本当だ あの白い頭はあいつ以外にありえないからな」

111: 2013/01/19(土) 16:55:45.74 ID:dBfPLVB10
ガチャッ

上条「よう、待たせたか?」

一方通行「いや、こいつらが好きで待ってただけだから気にすンな」

浜面「どのくらい待ってたんだ?」

一方通行「一時間弱ってとこだ」

上条「そりゃまぁ・・・」

浜面「お前も大変だな」

一方通行「ほっとけ」

114: 2013/01/19(土) 16:59:18.80 ID:dBfPLVB10
麻利「ぷぅ」

打ち止め「わーいまりりーん!」

番外個体「今日もかわいー」

麦野「こらこら、囲むな囲むな」

絹旗「いやはや、まさか第一位とこういうところにくることになるとは思いもしませんでしたよ」

滝壺「うん、目も赤いしちょっと怖い」

フレンダ「でもあの女の子二人といっしょにいるところを見ると実はいいやつとか」

麦野「今のところむやみに誰かを攻撃したりってことはないから安心しなさい」

フレメア「久しぶり」

打ち止め「あ、あなたは!」

フレメア「そろそろブラをつけられるようになった?」

打ち止め「ぐ、ぐぬぬぬ・・・・」

滝壺「よくわからない戦いが繰り広げられている」

117: 2013/01/19(土) 17:02:47.83 ID:dBfPLVB10
上条「本当にいいのか?」

麦野「ええ、女だけでプライベートルーム行ってくるわ、当麻はここの温泉堪能してきなさい」

上条「何なら俺が麻利と一緒でもいいんだぞ?」

麦野「そんなことあの子たちが許すと思う?」

上条「えーっと・・・」

 超勝負です!誰がまりりんを洗うか!

 絶対に負けないよってミサカはミサカは

 結局、最後に勝つのは私ってわけよ

 にゃあ

上条「確実に暴動が起こりそうだな」

麦野「そういうわけだから、テストのこととかも忘れてしばらく男同士で裸のつきあいってやつをやってきなさい」

上条「なんかあんまりいい響きじゃねえな」

麦野「そういうのは意識するほうが負けなの」

119: 2013/01/19(土) 17:06:39.98 ID:dBfPLVB10
浜面「おー、いい湯だな」

上条「そうだな、熱すぎずぬるすぎずほどよいのがうれしいな」

一方通行「少しあちィ」

浜面「いやー、まさかこの三人で風呂に入る日が来るとは思わなかったぜ」

上条「一緒に風呂に入るって発想がまず無いからな」

一方通行「ったりめェだ」

浜面「日ごろうるさいあいつらからひと時でも開放されるってのはやっぱり気分がいいぜ」

上条「その中に滝壺さんも入ってるのか?」

浜面「まさか、滝壺だけは当然別格だぜ」

124: 2013/01/19(土) 17:10:10.45 ID:dBfPLVB10
上条「そうかそうかぁ、確かに女の子って人数いるとちょっとはしゃぐところあるからなぁ」

浜面「一方通行のとこはどうだ?」

一方通行「やかましくてかなわねェがお前と違って下僕扱いはされてねェから幾分マシだ」

浜面「うわぁ、ひっでえけど反論できねぇ」

上条「なんだ、幸せな日々を過ごしてるのは俺だけか」

浜面「そんなこと言ってると反抗期で泣きをみるぞ?」

上条「何・・・」

一方通行「目が合ったら舌打ちとかされっかもなァ」

上条「やめてくれ、そんなことになったら俺絶対に泣いちまう」

浜面「一人だけ幸せになった罰だ、ぞんぶんに苦しんでしまえ」

上条「くそっ、なんてひでぇやつらだ」

一方通行「苦しめとは言わねェが順風満帆に行くとは思わねェこった」

127: 2013/01/19(土) 17:13:40.67 ID:dBfPLVB10
上条「だけどまだ麻利がそうなると決まったわけじゃねえ、お前たちの予想を覆す穏やかでやさしい子に育つ可能性だってあるんだ」

浜面「穏やかでやさしいって・・・ ちょっと無理があるぞ?」

上条「何でだよ」

浜面「だって麦野が母親だろ? 穏やかってのは違うんじゃないか?」

上条「ふっ、お前は沈利さんのやさしさに触れたことがないからそういうことが言えるんだよ」

浜面「あ、やべ ここからのろけタイムになるわ」

一方通行「馬鹿が」

上条「あれはそう、俺が勇気を出して食事を食べさせてもらおうとした時のことだ」

浜面「学園都市第一位の頭脳で何とかならねえか?」

一方通行「学園都市第一位の馬鹿のしでかしたことなンざ知るか」

128: 2013/01/19(土) 17:19:03.25 ID:dBfPLVB10
麦野「麻利~、脱ぎ脱ぎするわよ~」

麻利「きゃぅ」

滝壺「この人数だと少し狭いかもしれないって思ったけどおふろがみっつもあれば十分だね」

絹旗「ですね、これはこれで楽しめそうです」

フレメア「ふふん、どう?このブラ」

打ち止め「ぐぎぎぎぃ・・・ 今だけはお姉さまをうらませてもらうよぉ・・・」

フレンダ「さすが我が妹、同年代からは余裕でリードしているわけよ」

番外個体「でも姉がこれだと将来性は最終信号に分があるんじゃない?」

フレンダ「ぐっ」

打ち止め「おお!そういえばそうかも!今はその優越感にひたっているがいい!!」ビシッ

フレメア「にゃ、お、おねえちゃんだってそのうちおっきくなるに決まってるんだから!! だから当然私も!!」

フレンダ「そうだそうだ!私もおっきくなるに決まってるんだ!!」

絹旗「むぅ、私だって・・・」

滝壺「?」

130: 2013/01/19(土) 17:26:26.11 ID:dBfPLVB10
麦野「はい、脱ぎ脱ぎおわり」

麻利「あー」

滝壺「なんというぷにぷにのお肌」

絹旗「超つるつるです」

フレンダ「麦野は脱がないわけ?」

麦野「えーっと、悪いんだけどみんな先に入っててもらえる?」

フレメア「にゃあ?」

打ち止め「何で何で?ってミサカはミサカは素朴な疑問をぶつけてみる」

麦野「あのね、赤ちゃん産む時っておなかがおおきくなるのはわかるわよね?」

番外個体「うんうん、まりりんも何ヶ月か前までお腹の中にいたわけだしそれはわかるよ」

麦野「大きくなったお腹っていうのはそうそうすぐに戻るわけじゃないの、だからえっと」

麦野「だらしなくたるんだお腹見られるのって当麻にも許してないからさ、あんたらにも見ないでほしいのよ」

132: 2013/01/19(土) 17:32:16.43 ID:dBfPLVB10
滝壺「これは気がつかなかった」

絹旗「でも湯船の中でバスタオルはマナー違反ですよ?」

麦野「わかってるわよ、ある程度は仕方ないけど堂々と見せるってのは嫌なのよ」

フレンダ「それじゃあ私たちは先に体洗っとくわけよ」

フレメア「にゃあ」

打ち止め「まりりんをきれいにするためにはまず自分の体から」

番外個体「まりりーん、ミサカがきれいにしてあげるからねー」

麻利「・・・・」

麦野「どうしたの?裸の人がこんなにたくさんいるのが不思議?」

麻利「・・・・」

麦野「うんうん、そんなにじろじろ見られると何か嫌って?そうかそうか」

麦野「ほらほら、麻利もこう言ってることだからさっさと入りなさい」

絹旗「ふっふっふ、あとでいやというほどみつめてあげますからねー」

滝壺「そのすべすべのおはだをきれいきれいしてあげよう」

133: 2013/01/19(土) 17:37:57.50 ID:dBfPLVB10
上条「そこで俺は掃除用のブラシを片手にこう言ったわけだ」

浜面「うわぁ、熱く語ってくれるぜ・・」

一方通行「こいつの得意分野だろォが」

上条「だが沈利さんも俺の意見を尊重しつつだな」

浜面「これどうすれば終わるんだ?」

一方通行「知るか、てめェが起こしたことだからてめェで何とかしろ」

浜面「何とかってなぁ・・・ どうしろってんだよこれ・・・」

上条「わかるか浜面、これこそがやさしさってやつなんだよ」

浜面「え? あ、うん すげーな麦野」

一方通行「付き合ってらンねェから俺は水風呂に入ってくる 二人で続けてろ」ザパッ

浜面「あ、おい待てって 大将、俺たちも水風呂に行くぞ」

上条「水風呂?」

浜面「そうだそうだ、水風呂と交互に入ると代謝にいいって話だからな」

135: 2013/01/19(土) 17:42:57.88 ID:dBfPLVB10
打ち止め「ミサカはミサカは一番のりでシャワーをばしゃー!」

絹旗「おおはしゃぎですね」

滝壺「うん、私も大きいお風呂はテンションが上がる」

フレンダ「フレメアー、こっちで頭洗ってあげるわけよ」

フレメア「じ、自分で洗えるから!」

打ち止め「おやおやー、実は自分じゃ洗えなかったりしてー」

フレメア「そ、そんなことない! 大体、いつも自分でやってるにゃあ!」

番外個体「まりりんまだかなー」ゴシゴシ

絹旗「この後だれかがざぱーんって飛び込むと思いませんか?」

滝壺「うん、確実にやるね」

フレンダ「フレメアー」

フレメア「自分でやるの!」

137: 2013/01/19(土) 17:48:54.17 ID:dBfPLVB10
シュルッ

麦野「はぁ、まだまだかかりそうね、このお腹」ムニ

麻利「あぃ」

麦野「ん?大丈夫よ、きっと前みたいに戻してみせるわ」

麻利「うぁ」

麦野「だから麻利は大きくなることだけ考えてればいいのよ」

 むぎのー まだかかりそうー?

麦野「もうすぐよ、だからせかさないの」

 まりりーーん、はやく一緒にお風呂ー

麻利「ぷぅ」

麦野「だってさ、もてる女はつらいわね」

139: 2013/01/19(土) 17:57:02.06 ID:dBfPLVB10
ジャプッ

一方通行「ン」

浜面「うおぉっ つめてぇ」

上条「なんだこりゃ・・・ 一気に鳥肌が・・・」

一方通行「だらしねェやつらだな」

浜面「おい、これって本当は一気にいくんじゃなくて徐々にやらなきゃだめなんじゃねえのか?」

上条「言われてみればそうだな、心臓に負担がかかってよくなかったはずだ」

一方通行「浜面はともかくてめェがこンなことでくたばるわけねェだろォが」

浜面「おぉ~~ さっむぅ~」

上条「いやマジでずっと入ってると震えてくるって」

一方通行「ンなもン慣れだ、我慢しろ」

140: 2013/01/19(土) 18:03:01.82 ID:dBfPLVB10
上条「お前寒くねえのか?」

一方通行「悪くねェ」

浜面「マジかよこいつどういう神経してんだよ」

上条「だけど少しずつ我慢できるようになってねえか?」

浜面「そ、そりゃ確かに最初よりは耐えられるけど俺そんなに長くもちそうにねえぞ」

一方通行「だったらさっさとここから出てあちィ湯に入ってこい」

浜面「それだと俺が一番ヘタれみたいじゃねーか」

一方通行「ンなもン知るか」

浜面「絶対にお前らには負けねえからな!!」

上条「こいつ何熱くなってんだ?」

一方通行「さァな」

147: 2013/01/19(土) 18:56:14.42 ID:dBfPLVB10
浜面「さ、さむ・・・さむ・・・・」

上条「おー、慣れた慣れた、案外気持ちいいもんだな」

浜面「まじで・・・どうなってんだよ・・・」

一方通行「てめェが震えンのはわかったから少しは黙れ、気が散ンだろ」

上条「この中で一番脂肪ありそうなやつがガタついてるってのも妙な光景だな」

一方通行「言われてみりゃそうだな」

浜面「お、おれはデリケートなんだよ」

一方通行「どの面下げて言いやがる」

浜面「あー、もうだめだ、こうなりゃ気を紛らわせるために大将にゃ色々と話してもらうぜ」

上条「ん?何だ?」

浜面「夜の性生」上条「あほか!」

ゴスッ

浜面「いってぇ!!」

一方通行「馬鹿やろォが」

さるくらってました 落ちたらSS速報でやりたいと思います

150: 2013/01/19(土) 19:05:10.80 ID:dBfPLVB10
上条「お前ってやつは聞いていいことと聞かないほうがいいことの区別もつかねぇってのか!?」

浜面「いやだって俺そういうのに興味ある年頃だからさ、ぶっちゃけまだ滝壺とそういうことしてねぇし」

上条「だからって何で俺が沈利さんとのことをお前に話してやらねーといけねーんだよ!!」

浜面「うるせぇ!あの赤ん坊のおかげでなんとなく俺があいつらの会話に加われない日々がどれだけ続いてると思ってるんだよ!!」

一方通行(あいつらも黄泉川芳川の前じゃ抑えているが暇さえあればその話題ばっかだな)

上条「おい、うちの麻利に文句でもあるのか?」イラッ

浜面「い、いやそういうわけじゃなくてだな こうほら、なんというか変に女の子が赤ん坊のこと意識するってことはその・・・ 変に色めくっていうかなんていうか・・・」

一方通行(そォいやあいつらも ”赤ちゃんの仕組み” とかいう本買ってやがったな)

浜面「えーっと、俺たちはまだ10代であって大将のようなケースになるのはちと・・・」

上条「だったらお前が一人別居でもすりゃいいだけの話だろうが、そんなことでつっかかられてたまるか!」


153: 2013/01/19(土) 19:13:18.93 ID:dBfPLVB10
浜面「いや、たしかに、たしかにその通りだけどさ、ここは経験者として後輩の俺たちにアドバイスのひとつでもくれてもいいんじゃねえのか?」

上条「アドバイス?」

浜面「俺だっていつかは滝壺と結婚したいと思ってるしその・・・ 滝壺も・・・」ゴニョゴニョ

上条「何だ?」

浜面「最近 『あかちゃんほしい』 ってストレートにつぶやくんだよなぁ・・」

上条「あー・・・」

浜面「大将が悪いわけじゃねーけどさ、そういう雰囲気でこらえるってのも結構辛いんだぜ?あいつまだ体万全じゃねーし」

一方通行(あいつらも口に出しちゃいねェがそういうオーラはかもし出してンな・・・)

浜面「だからだ、ふと聞いてみたくなる気持ちってもんもわからないもんじゃねえだろ?」

上条「そりゃまあ・・・ わからないこともないけどよ・・・」

154: 2013/01/19(土) 19:21:35.34 ID:dBfPLVB10
浜面「ぶっちゃけると今日は二人でプライベートルームでヤるのかと思っ」上条「馬鹿野郎!!」

ゴガッ

浜面「ぐはっ!!」

上条「てめえ何考えてやがる!! 俺たちはそんなに盛ってるように見えるのか!!」

浜面「だ、だってよ!! そういう気持ちになるもんじゃねえの?四六時中二十四時間暇さえあれ」上条「いい加減にしろ!!」

ドゴスッ

浜面「ぅっごぉ・・・」

上条「お前にはお前の悩みとかあるのかもしれねーけどこっちはこっちでいっぱいいっぱいなんだよ!!ふざけるのもいい加減にしやがれ!!」

一方通行(馬鹿ここに極まる か)

157: 2013/01/19(土) 19:30:05.32 ID:dBfPLVB10
浜面「ぎ、ギブギブギブギブ・・・ すまねぇもう言わねぇ」

上条「ったく・・・」

上条(まあ週に1,2回はしてるけどさすがに毎日やれるほど俺にゆとりなんてねーしな)

一方通行「馬鹿かてめェは、学校にバレないように勉強しながら子育てもするなンざどれだけのもンか想像できねェだろォが」

浜面「ま、まあそりゃ・・・」

一方通行「おまけに二人とも働いてるわけじゃねェときたもンだ、これで気苦労なくヤるだけの生活送れると思えるなンざてめェの頭の中には何が詰まってりゃそういう発想ができンだよ」

浜面「くっ、ぐうのねもでねぇ」

上条(勉強子育て家事の手伝い、沈利さんに頼りっぱなしでふと気がつくまで自分の性欲にも気づかないくらいだからなぁ・・・)

159: 2013/01/19(土) 19:38:37.52 ID:dBfPLVB10
上条「・・・・」

上条(それにしてもプライベートルームで沈利さんと・・・)


麦野「ちょっと、湯船の中で!?」

上条「そ、こういうのってここじゃないとできないだろ?」

麦野「だめよ お湯よごれちゃうじゃない」

上条「大丈夫大丈夫、入浴剤混ざってるからバレないって」

麦野「そういうことじゃないってのこのスOベ」

上条「スOベ上等、この状況で興奮しない男はいません」

麦野「なら、せめて麻利の見てないとこでしなさいよぉ」

上条「いやいやほら、何かあったときすぐに対応しないといけないわけであって」

麦野「この・・・ 馬鹿・・・」


上条(確かに・・・ ヤってみてぇな・・・)

161: 2013/01/19(土) 19:46:20.27 ID:dBfPLVB10
ガラッ

麦野「麻利~、お風呂よ~」

麻利「・・・あぅ」

麦野「おや、この光景にあっけにとられてるか」

滝壺「待ってたよむぎの」

麦野「待ち構えてたでしょ?」

絹旗「そうとも言いますね」

麦野「で、誰が麻利を洗ってくれるの?」

滝壺「私は腕」

絹旗「私は足です」

フレンダ「私おなか」

フレメア「胸にゃあ」

打ち止め「ミサカ背中」

番外個体「ミサカは頭とお顔」

165: 2013/01/19(土) 19:55:19.03 ID:dBfPLVB10
麦野「細かすぎるんじゃないの?」

滝壺「みんな仲良くってやるとこうなるんだよ」

絹旗「そうです、独り占めは超ゆるせません」

フレンダ「で、麦野、早速あらってあげたいんだけどどうすればいいわけ?」

麦野「ボディタオルとかはまだ刺激がつよいからだめ、手に泡つけてなでるようにして洗ってあげて」

フレメア「にゃあ」

麻利「・・・あぁ~」モゾモゾ

打ち止め「嫌がってる?」

麦野「う~ん、ちょっと不安なのかもね、こういうお風呂初めてだしお風呂でこれだけの人数に囲まれるの初めてだから」

番外個体「ひとりひとり順番にやってあげたほうがいいってこと?」

麦野「そうしてくれるとありがたいわ」

167: 2013/01/19(土) 20:03:25.05 ID:dBfPLVB10
滝壺「ではさっそくまりりんを洗いたいと思います」

打ち止め「わーい」

麦野「私横で見てるから丁寧にやってあげるのよ?」

滝壺「もちろん」

打ち止め「洗面器にお湯をじゃばーっと」

滝壺「あ、むぎの どれくらいの温度がいいの?」

麦野「それも私が見るわ」

打ち止め「うーんと、熱すぎない人肌で・・ これくらい?」

麦野「どれ」ジャブ

麦野「あと少しだけ水入れてくれる?」

打ち止め「はーい」ジョバッ

169: 2013/01/19(土) 20:12:05.11 ID:dBfPLVB10
絹旗「みんなでお風呂って超楽しいですね」

フレンダ「うん、女同士の裸の付き合いってのも悪くないわけよ」

番外個体「おっきいお風呂ってきもちいー」

 にゃっはー!! ざっぱーん!!

絹旗「あー、やると思ってました」

フレンダ「こらフレメア!みっともないことしない!!」

 だってこれすっごく楽しい!

番外個体「いいなぁ、ミサカもやってみたいなぁ」

絹旗「いやいや、麦野に負けず劣らずの年齢でそういうことされるとですね」

フレンダ「私らもやっても許される的な空気になっちゃうわけよ」

170: 2013/01/19(土) 20:20:36.61 ID:dBfPLVB10
滝壺「まりり~ん、あわあわ~」

麻利「あぅぅ ふぁぁぅ」モゾモゾ

打ち止め「笑ってる くすぐったいのかな?」

麦野「気持ちいいのかもしれないわね、少なくとも嫌な感じじゃないみたいね」

滝壺「まりりんかわいい このまま全部洗ってあげたくなる」

麦野「こら、くだらないことで喧嘩になるような原因作るんじゃないの」

滝壺「まさにこれこそわかっちゃいるけどやめられねえというやつ」

打ち止め「でもがまんしないとだめだよ?ってミサカはミサカは念をおしてみる」

滝壺「これは自分とのたたかい」

麻利「ばあぁぁ」

滝壺「まりりんの肌きもちいい」

麦野「あんまりやりすぎないでね?少しでいいんだから」

滝壺「うん、もう流すね」

打ち止め「次はいよいよミサカの番」

173: 2013/01/19(土) 20:30:02.48 ID:dBfPLVB10
ざっぱぁーーーーん!!!

絹旗「ぶはっ!!」

フレンダ「やばっ!これ楽しい!!」

番外個体「でも底が浅いから気をつけないと膝とかぶつけちゃいそうだね」

フレメア「大体、みんなまだまだお子様 にゃあ」

絹旗「いやー、誘惑に勝つってのは難しいってことですよ」

フレンダ「そうそう、フレメアも大きくなればわかるわけよ」

番外個体「もっと広ければ泳げるのになぁ」

絹旗「そうなったらもう温水プールに行ったほうが早いですね」

フレメア「裸で泳ぐのってちょっと違和感ある にゃあ」

打ち止め「わー、すごいことになってる」

滝壺「きぬはた、わーすと 交代だよ」

絹旗「待ってました!!」

番外個体「やっとまりりんをきれいきれいできる!」

176: 2013/01/19(土) 20:38:49.14 ID:dBfPLVB10
麦野「ゆっくり流してあげてね」

番外個体「うん」パシャパシャ

絹旗「まりりんのお肌超ぷにぷにのすべすべです」

麻利「あぃぁぅ」

麦野「ほらほら、しつこいって言われてるわよ?」

番外個体「えー、そんなー」

絹旗「だまされてはいけません、これは麦野の罠です まりりんはそんなこと一言も言ってませんから」

麦野「冗談抜きでシャンプーでそんなに時間かけてなでてあげる必要ってないのよ 本当に軽くでいいんだから」

麻利「ぴゃっ」

絹旗「ちっ、しょうがないですね、今日のところはこのくらいにしておいてあげます」

番外個体「何か一気に悪役っぽくなってる」

フレンダ「そろそろ終わった?」

麦野「もうちょっとよ」

フレメア「早く洗ってあげたい にゃあ」

179: 2013/01/19(土) 20:45:55.50 ID:dBfPLVB10
打ち止め「えーいばしゃばしゃばしゃーってミサカはミサカは思いっきり足をばたつかせてみる」

滝壺「上手だよらすとおーだー」

絹旗「おやおや、もっとすごいことになってますね」

番外個体「うん、ざっぱーんてやるのと同じくらいはしゃいでるね

滝壺「らすとおーだーが泳いだことが無いっていうからつい」

番外個体「嘘だ、前にみんなでプールに連れていってもらったじゃない」

打ち止め「あ、あれれー 何のことだったかなーってミサカはミサカは視線をそらしてとぼけてみる」

絹旗「バタ足も悪くはありませんけどちゃんと周り見ないと足ぶつけちゃいますからね?」

番外個体「もういっそプール行こうかなぁ」

絹旗「いい考えですがまりりんにはまだ早いですよ?」

番外個体「大丈夫、まりりんはボートに乗せてミサカが押してあげるから」

絹旗「ほうほう、それはいい考えですね さっそく次の企画として練ってみましょう」

182: 2013/01/19(土) 20:54:25.28 ID:dBfPLVB10
麻利「あぁぃ きゃぅ」

麦野「よしよし、きれいにしてもらえてよかったわね~」

フレンダ「感激ってわけよ」

フレメア「にゃあ」

麦野「さて、湯船に入れてあげたいけどうどうしようかな、私まだ体洗ってないし」

フレンダ「私やってあげるってわけよ」

フレメア「私も!」

麦野「お願いしたいところではあるけどお湯の質が会わなかったらいけないからその大き目の洗面器に麻利を入れて少しずつお湯入れてみてくれる?」

フレンダ「よしきた、まりりん、お風呂の第一段階だ」ヒョイ

麻利「ばぁぅ?」

フレンダ「おっと、ちょっと重い・・・」

フレメア「お湯汲んでくるにゃあ」

184: 2013/01/19(土) 21:02:39.82 ID:dBfPLVB10
チョロチョロ

フレメア「そーっとそーっと」

麻利「あぃ」パチャパチャ

フレンダ「おお、水面を叩いてるわけよ」

麦野「どうやら問題なさそうね、それじゃあお願いしてみようかしら」

フレメア「私が一番!」

フレンダ「しっ 大きな声出さない」

フレメア「にゃあ?」

フレンダ「みんなにバレないようにこっそりと私たちで楽しむわけよ」

フレメア「お姉ちゃん天才 にゃあ」

麦野「何でもいいけど胸より上まではお湯に浸からないようにするのよ?」

フレンダ「つまり半身浴ってわけね」

麦野「お湯もぬるめだからこのくらいなら長めに入ってても問題なさそうだけどぐずったりしたらすぐにお湯から出してあげてね」

フレメア「了解 にゃあ」

186: 2013/01/19(土) 21:10:28.48 ID:dBfPLVB10
チャプ

フレンダ「まりりーん お風呂よー」

麻利「ぁ・・・」ギュッ

フレメア「お姉ちゃんにしがみついてる にゃあ」

フレンダ「やっぱり怖いみたいね」

フレメア「大体、まりりんじゃこの深さだと沈んじゃう にゃあ」

フレンダ「そりゃ怖いのも当然か、気をつけないとね」

麻利「・・・ぷぅ」

フレメア「まりりん、あったかい?」

麻利「・・・・」

フレンダ「いい湯加減ってわけよ」

フレメア「にゃあ」

188: 2013/01/19(土) 21:18:35.30 ID:dBfPLVB10
麻利「あぅ・・」

フレンダ「ほっぺが赤くなってきたわけよ」

フレメア「にゃあ、かわいい」

麻利「・・・・」

フレンダ「すべすべでもちもちでちっちゃくて・・・ ほんとまりりんはかわいいわけよ」

フレメア「お姉ちゃん、私もやりたい」

フレンダ「しょうがないなあ、やさしくね?」

フレメア「わかってる にゃあ」

ジャプ

麻利「きゃぃ」

フレメア「まりりん、しずかに にゃあ」

フレンダ「下手すると奪い合いになるわけよ」

190: 2013/01/19(土) 21:26:29.25 ID:dBfPLVB10
フレメア「お湯のおかげでまりりんがすごく軽くなってるにゃあ」

麻利「あぁ~うぅ~」パチャパチャ

フレンダ「お風呂気にいってるみたいね」

フレメア「こうしてると私お母さんになったみたい」

フレンダ「まだ早いわよ。麦野ですら本当は早いんだからね?」

フレメア「うん・・・」

麻利「・・・・」 パチャパチャ

フレメア「お母さんになったら赤ちゃんにご飯あげるんだよね?」

フレンダ「そうね それがお母さんの役目ってわけよ」

フレメア「こうかな・・・」ムニッ

麻利「ぁい」

フレンダ「こら、何やってんのよ」

フレメア「えへへ、お母さんごっこ にゃあ」

麻利「ん・・・ ん」チュ

フレメア「に゛ゃ゛あ゛っ゛!!!」

194: 2013/01/19(土) 21:34:18.09 ID:dBfPLVB10
フレンダ「わっとと」

麻利「あぁぁぁ~~ あぅぁあぁぁ~~」

フレメア「び、びっくりしちゃにゃぁ・・・」ドキドキ

滝壺「む!二人ともそこで何してるの?」

フレンダ「え?いやーあはははー」

絹旗「まりりんを抱いて入浴とか超ずるいです!」

フレメア「ばれちゃった にゃあ」

打ち止め「でも一緒に湯船に入ってたのはわかるけどさっきの声は何だったの?ってミサカはミサカは単純に疑問をぶつけてみる」

フレンダ「え、えーっと何でもないわけよ うん」

番外個体「いやいや、何かないとああいう声は出せないから」

197: 2013/01/19(土) 21:42:24.72 ID:dBfPLVB10
フレメア「え、えっとえっとえっと、そう!まりりんにお湯かけられちゃっただけ にゃあ」

打ち止め「ものすごく言い訳っぽいってミサカはミサカは納得できずにじっとみつめてみる」

フレンダ「まあまあまあ、まりりんに何かしたわけじゃないからそう詮索しないでほしいわけよ」

絹旗「そうですね、今はまりりんと一緒にお風呂に浸かることのほうが超大事です」

麻利「うぅぅ~ あいぃぃ~」

滝壺「ぐずってる?」

番外個体「熱いのかもしれないよ 出してあげなきゃ」

フレンダ「おっと、のぼせちゃ大変ってわけよ」

ザパッ

滝壺「きぬはた、いすもってきて」

絹旗「はい」

打ち止め「ミサカはもう少しぬるいお湯を用意するね」

200: 2013/01/19(土) 21:50:28.65 ID:dBfPLVB10
ちょこん

麻利「あぁぅぅ~ ぃぁぃ~」

絹旗「変化無しですね」

番外個体「ぬるいやつかけてみる?」

滝壺「うん、そっとやてみよう」

打ち止め「それじゃあミサカがやさしくぱしゃぱしゃって」パチャパチャ

フレンダ「びっくりした?」

フレメア「うん、すごく」

フレンダ「まさかいきなりあんなことになるとは思わなかったわけよ」

フレメア「もしかしたらまりりんお腹すいてるのかもしれない」

フレンダ「あ、そっか そう考えるのが自然か」

203: 2013/01/19(土) 21:58:38.21 ID:dBfPLVB10
麻利「うぅぅ~ あぃぁぅぁぃ」

打ち止め「どうしよう、まりりんが何かを訴えてるけどミサカにはよくわからないってミサカはミサカは困惑しちゃう」

絹旗「仕方ありませんね、ここは麦野にお任せするのが一番です」

番外個体「ミサカたちじゃ何してあげればいいのかわからないもんね」

フレンダ「こほん、これはきっとお腹がすいているにちがいないってわけよ」

絹旗「何でそういいきれるんです?」

フレンダ「え?えーっとその」

フレメア「なんとなく、なんとなくにゃあ」

滝壺「そっか、まりりんはお腹がすいてるんだね」ヒョイ

麻利「ぴゃぅぁぅ~」

ぎゅっ

滝壺「まりりん、召し上がれ」

 「「「えっ?」」」

206: 2013/01/19(土) 22:06:37.09 ID:dBfPLVB10
麻利「ん」チュ

滝壺「ん・・何かくすぐったい・・」

絹旗「な、何してるんですか滝壺さん」

滝壺「まりりんにおっOいをあげている」

番外個体「って出るの?」

滝壺「出るような気がする」

麻利「ん んぅぅ~」

フレメア「でも不満そうにしてる にゃあ」

フレンダ「結局、滝壺じゃだめってわけよ」

滝壺「残念、いけると思ったのに」

番外個体「じゃあミサカがやってみる!」

打ち止め「いやいやどう考えても無理ってミサカはミサカは冷静に現実をお知らせしてみる」

麦野「何やってんのよあんたら・・・」

208: 2013/01/19(土) 22:14:42.62 ID:dBfPLVB10
滝壺「むぎの、まりりんおなかすいてるみたい」

麻利「ぁぁぁ~~ ぁぁぁ~~」モゾモゾ

麦野「あらほんと?じゃあ脱衣所で飲ませてくるわ」

打ち止め「ここでやらないの?」

絹旗「さすがにそれはけじめというかいろいろ考えるべきところでしょう」

フレンダ「言えてるわけよ」

番外個体「えー、おっOいあげてるとこみたーい」

麦野「見世物じゃないわよ」

フレメア「見たことないの?」

打ち止め「うん」

番外個体「だからぜひ一度お目にかかりたくて」

麦野「はぁ、ま、いっか 見たけりゃついてきなさい さすがに風呂場でやるってわけにはいかないからね」

打ち止め「わーい」

番外個体「やったー」

210: 2013/01/19(土) 22:18:23.74 ID:dBfPLVB10
浜面「う~~ふるえてきやがるぜ」

上条「だったら出ればいいだろ?

浜面「いや、少なくともお前らより早く出たら男がすたるから嫌だね」

一方通行「どンな価値観だそりゃ」

浜面「話してねえとますます冷えちまうな、大将、ちょっと聞かせてほしいんだけどよ」

上条「何だ?話題によっては殴るぞ?」

浜面「やめてくれって、今度はそういうことじゃねえからさ」

上条「どうだか」

一方通行「気配りなンぞお前にできたか?」

浜面「うわ、信用ねえな俺 まあいいやあたってくだけろずばっと聞くぜ、麦野が暗部に所属してたこと知ってるよな?」

上条「うわぁ・・・」

一方通行「まァたこいつは・・・」

浜面「なんだよ!そんな顔すんなよ!これも気になってたことなんだからな!」

213: 2013/01/19(土) 22:26:40.58 ID:dBfPLVB10
上条「まあお前がいいたいのはあれだろ?人頃しちまってるとかそういうことだろ?」

浜面「そうそう、そういうこと」

上条「上の命令で美鈴さん殺そうとしたお前が言うことか?」

浜面「うぐっ」

一方通行「・・・」

浜面「ま、まあえーっとそういうこともあったけどよ、今はちょいと無視してだ 大将はそういうの気にならなかったのか?」

上条「そりゃ暗部の存在やそこで何があったかってのは大体知ってたけど 実際に沈利さんから色々聞いた時は確かに衝撃的だったな」

浜面「でも、それでも平気で一緒にいられる感覚ってのがちょっとな」

一方通行「おい馬鹿」

浜面「何でこうストレートに馬鹿って言われないといけねえんだよ」

一方通行「お前俺が何人頃してきたか知らねェのか?」

浜面「あ・・・」

232: 2013/01/19(土) 22:34:50.41 ID:dBfPLVB10
一方通行「ンなもンこの学園都市の裏じゃいくらでもあることだってのはテメェにもわかンだろォが」

浜面「そうだけどよ、でも大将は」上条「浜面」

浜面「む・・」

上条「沈利さんにせよ一方通行にせよ自分の楽しみのためだけに人を頃し続けてきたわけじゃないんだぞ?」

一方通行「・・・」

上条「俺も魔術師とかいろんな連中とドンパチやってきたけどさ、俺だって戦いの中で誰かを頃してしまうことだってあったかもしれねえんだ」

浜面「そう・・だよなぁ・・・」

上条「学園都市っていうのは平和に見えても外から武器持ってやってくる連中や危ない力を外に持ち出そうとするやつらがわんさか出てくるじゃねえか」

上条「だから人を頃すことが必要かどうかは今議論することじゃねえけどさ、沈利さんや一方通行がやってきたことって」

上条「結局学園都市の中の誰かがやらされてきたにちがいないと思うんだよな」

257: 2013/01/19(土) 22:41:35.55 ID:dBfPLVB10
浜面「あー・・・」

上条「たとえばだ、少し違うかもしれないけどアフリカとか中東とかで国の中や国同士でドンパチやってるところがあるだろ?」

上条「そういうところで人頃してきた人間が目の前でニコニコしてるの見たらお前はどう思うんだ?」

浜面「・・・・・」

上条「それに、俺は沈利さんにもうそういうことは絶対にさせないって決めたからな、今後沈利さんが命のやり取りをすることなんてさせねえよ」

浜面「すまん大将、俺が悪かったぜ」

一方通行「これだから馬鹿は困ンだよ」

288: 2013/01/19(土) 22:49:48.92 ID:dBfPLVB10
一方通行「これ以上馬鹿にゃ付き合ってらンねェな」ザパッ

上条「温まっていかねえのか?」

一方通行「サウナ」

上条「冷えた体を温めるには絶好だな」

浜面「お、俺も行くぜ、この凍えるからだをポカポカにしねえとな」

一方通行「てめェはここで凍り付いてろってンだ」

浜面「いやいや、失言がひどかったのは確かに悪かったけどさ、そう邪険にしなくてもいいじゃねえか」

一方通行「だったらてめェはこれ以上口開くな、今度余計なこと言いやがったらその口ベクトルで開かなくしてやっからな」

浜面「わ、わかったよ」

上条「お前もどうせなら自分の話すればいいのな」

浜面「そうするわ、何か今日は調子狂うぜ」

313: 2013/01/19(土) 22:56:38.96 ID:dBfPLVB10
麻利「ん ん」ゴク ゴク

麦野「よしよし、そんなにおなかへってたか」

打ち止め「わぁ~~」

番外個体「あかちゃんがおっOい飲むのみるとなんかこう・・・」

打ち止め「あったかくなるね」

麻利「ん ん」ゴク ゴク

麦野「見られててもおかまいなしか、私は恥ずかしいというのに」

番外個体「命を感じるって言っていいのかな?ちょっと恥ずかしいけど」

打ち止め「ないない、恥ずかしくなんてないよってミサカはミサカは和んでみる」

麻利「ぷは」

麦野「もう終わり?全部吸い出されるかと思ったわよ~?」

麻利「あぁぁぅ」

番外個体「笑ってるね」

打ち止め「うん、すごく愛らしい」

338: 2013/01/19(土) 23:03:03.20 ID:dBfPLVB10
麦野「それじゃあいつものやつね」トントン

麻利「げふっ」

打ち止め「あ、本で読んだやつだ」

番外個体「げっぷだよねミサカも読んだ」

麦野「そうよ、あんたたちのとこってそういう本があるの?」

打ち止め「まりりんと正しく接するためにお勉強してるの! ってミサカはミサカは胸を張ってみる」

麦野「そりゃ勉強熱心なことで」

番外個体「まりりんこの後はおねんね?」

麦野「う~ん、それもあるけどそろそろトイレが近いかもしれないわね」

打ち止め「ってことはまりりんお風呂タイム終了?」

麦野「そうなるわね」

番外個体「ムギノまだお風呂入ってないよね?」

麦野「そうね、でも体きれいにできたし特にこだわりはないわよ」

358: 2013/01/19(土) 23:08:56.00 ID:dBfPLVB10
麻利「うぅぅ うぅぅ」

麦野「どうやら早速トイレみたいね」

番外個体「ミサカも手伝う!」

打ち止め「ミサカも!」

麦野「え?汚いわよ?」

番外個体「そりゃ最終信号のは嫌だけどまりりんのなら嫌じゃないもん!」

打ち止め「ちょっとそれどういうこと? ってミサカはミサカはミサカよりも幼い妹の発言に暗いついてみる」

麻利「ぅぅぅぅ~~」

麦野「話してる暇はないか、手伝うつもりなら私のロッカーの下の段におしりふきがあるからそれ持ってトイレにおいで」

打ち止め「ラジャー!」タタタ

麦野「走ると危ないわよ?」

番外個体「わかりました ボス!」

麦野「誰がボスだ」

360: 2013/01/19(土) 23:15:57.84 ID:dBfPLVB10
滝壺「う~~ん、どうやったら出るようになるんだろう」ジー

絹旗「本当に出すつもりですか?」

滝壺「きぬはたはまりりんにおっOいあげたくないの?」

絹旗「やってみたいかどうかでいえばやってみたい気持ちはありますけどいくらなんでもこれは・・・」

フレンダ「結局、こういうのは母親の特権ってわけよ」

滝壺「残念、きっとむぎのとは変わった味がするはずだからまりりんも味の変化を楽しめると思ったのに」

フレメア「味変わるの?」

滝壺「そんな気がする」

フレンダ「それじゃあ滝壺と麦野のお乳の味の違いは?」

滝壺「むぎののはちょっとコクが強いけど私のは少し苦味がある」

絹旗「苦いんですか?」

滝壺「うん、たぶん体晶の影響」

フレンダ「妙に生々しいわけよ」

362: 2013/01/19(土) 23:24:40.30 ID:dBfPLVB10
フレメア「大体、赤ちゃんできないとおっOい出ないんじゃないの?」

絹旗「ん~、ホルモンの影響で妊娠しなくても出る人もいるって聞いたことありますけど専門家じゃないので超曖昧です」

滝壺「つまり出せないことはないんだね?」

フレンダ「やめといたほうがいいわけよ、例えだせたとしても麦野がそう簡単に滝壺に譲るとは思えないわけよ」

滝壺「むぅ」

フレメア「う~ん」

絹旗「どうしましたフレメア、そんなに難しい顔して」

フレメア「大体、赤ちゃんってどうやったらできる にゃあ?」

フレンダ「 」

絹旗「 」

364: 2013/01/19(土) 23:30:58.91 ID:dBfPLVB10
滝壺「えっとね、男の人のおち」フレンダ「ストオオオオオオップ!!!!」ガバッ

滝壺「もがもが」

フレメア「にゃあ?」

絹旗(そういえばフレメアはまだ9歳でしたね、知ってるか知らないか超微妙なお年頃です)

フレンダ「えっとあれよ!結婚すれば赤ちゃんできるようなるから!深く考えない!」

フレメア「大体、麦野も上条も結婚してないし上条は高校に通ってるじゃない」

フレンダ「くっ、わが妹ながら鋭いわけよ」

絹旗「こほん、仕方ありませんね、ここは私がおしべとめしべのお話をしてあげましょう」

フレメア「それ学校で習った。受粉の話でしょ? はぐらかさないでほしいにゃあ」

滝壺「もがもがむぐ」

絹旗「あー、フレンダ、とりあえず滝壺さんを放してあげてください、割と苦しそうですよ?」

フレンダ「おっと」パッ

滝壺「やっとおしゃべりできる」

368: 2013/01/19(土) 23:37:12.70 ID:dBfPLVB10
フレメア「ねえねえ、どうやったらできるの?」

滝壺「男の人の」フレンダ「滝壺は口を開かない!!」クワッ

滝壺「きぬはた、ふれんだがこわい」

絹旗「ま、まあフレメアのことですからこれは仕方ありません」

フレメア「・・・何で教えてくれないの?」

フレンダ「ま、まだ早いわけよ!」

フレメア「でもいつかは知るんでしょ?」

フレンダ「そりゃいつかはだけど・・・」

フレメア「お姉ちゃんが教えてくれないなら麦野と上条に聞く!」

フレンダ「いやいやいやいやいやいやいや!!だめだめだめだめそれだけは絶対にだめ!」

絹旗「何と恐ろしい発想を・・・」

フレメア「じゃあ教えて?」

フレンダ「ど、どうすれば・・・ どうすればこのピンチを・・・」

371: 2013/01/19(土) 23:45:59.34 ID:dBfPLVB10
滝壺「ふれんだ、教えてあげよ?」

フレンダ「まだ早いわぁ!!」

絹旗「とは言いますがそろそろ知る年齢であることも事実です。知ったからと言ってすぐにどうこうってわけじゃないでしょう」

フレンダ「ぐぬぬ・・・」

フレメア「お姉ちゃん、教えて?」

絹旗「フレンダ、あきらめが超肝心です」

滝壺「正しく教えてあげることは何も悪いことじゃないよ?」

フレンダ「はぁ、しょうがないなぁ フレメア、まじめに聞くのよ?」

フレメア「やった!」

376: 2013/01/19(土) 23:53:50.59 ID:dBfPLVB10
ジャバー ゴボゴボ

麻利「あぃ」

麦野「たくさん出したわね、すっきりした?」

打ち止め「ミサカ人のを見たの初めて・・・」

番外個体「においもきついね・・・」

麦野「はっはっは、私も当麻も最初はそんな反応だったから気持ちはわかるわ」

打ち止め「でもこんなことでしょげるミサカじゃないのだ!」

麦野「お、ポジティブね」

番外個体「こんなことで負けてたら赤ちゃん育てられないもんね!」

麦野「その通りよ、これも育児にはつきものだもの」

打ち止め「では早速まりりんのおしりをきれいにするのだ!」

番外個体「おー!」

麻利「うー」

379: 2013/01/20(日) 00:01:14.19 ID:X9H62juC0
浜面「うわぁ・・・あっちぃ・・・」

上条「こりゃ呼吸するのもつらいな」

一方通行「あン?言うほどか?」

浜面「お前こっそりベクトル使ってないよな?」

一方通行「使って俺に何のメリットがある」

浜面「俺つえー っていうのをアピールするため?」

一方通行「よォし浜面、お前はここで氏ね」

浜面「うわっ!冗談だって!冗談!」

一方通行「こっちも冗談ですゥ」ニタァ

浜面「お前がそういう物騒なこと言うと冗談にきこえねえんだよ!」

上条「そうだぞ一方通行、仮に今浜面が氏んだら俺たちどうやって帰ればいいんだ?」

一方通行「そンときゃ俺がタクシー代出してやる」

上条「そうか、じゃあ好きなときにやっていいからな」

浜面「色々と待ってくださいお二人とも」

381: 2013/01/20(日) 00:08:04.15 ID:X9H62juC0
ふきふき

打ち止め「これってこのまま流してもいいの?」

麦野「もちろんよ、じゃないと色々きついでしょ?」

番外個体「ゴミ箱にポイってわけにもいかないもんねー」

麻利「あー!」

麦野「よかったわね、きれいにしてもらえて」

番外個体「まりりんも喜んでる」

打ち止め「この後はお昼寝?」

麦野「多分ね」

打ち止め「あーあ、まりりんと一緒にお湯に浸かりたかったなー」

番外個体「ミサカもー」

麦野「また来ることもあるわよだからそうがっかりしないの」

385: 2013/01/20(日) 00:16:46.12 ID:X9H62juC0
麦野「さて、いつまでも裸のままじゃ麻利も私たちも風邪ひいちゃうからさっさと着替えるわよ」

打ち止め「ミサカたちはいいけどムギノはじっくりお湯に浸かるべき ってミサカはミサカは気遣ってみる」

麦野「そうは言っても麻利がお昼寝するかもって時にのんびり入浴ってのもちょっとね」

番外個体「じゃあ二人でまりりん見とくから っていうのじゃだめ?」

麦野「そうできればいいんだけどね、私この子のことが気になってしょうがないのよね、せめて見えるところにいてくれればいいんだけど・・・」

麻利「ぁー」

打ち止め「見えるところ・・・」

番外個体「それじゃあこの入り口のドア開けっ放しにしちゃう?」

麦野「発想は悪くないわね」

打ち止め「じゃあいっそ浴場の出口に椅子出してそこでまりりんを抱っこしとくのは?」

番外個体「おお、それならムギノも見てられるから安心だね」

麦野「服が湯気で少し湿るかもしれないけどタオルでくるんであげれば心配ないか それでいきましょう」

「「わーい」」

388: 2013/01/20(日) 00:25:30.25 ID:X9H62juC0
フレンダ「と、いうのが赤ちゃんのできるしくみなわけよ」

フレメア「 」

絹旗「何か私まで恥ずかしい気持ちになってきました」

滝壺「でも誰もが通る道」

フレンダ「わ、わかったかなぁ?大人になるまでこういうことはしちゃだめだぞぉ?」

フレメア「う、うん・・・」

フレメア(そんなことするなんて・・・ じゃあドラマとかでたまにみるあれも・・・)

絹旗「さすがにショックだったみたいですね フレンダはフレンダで口調が超おかしくなってますし」

フレメア「はぁ・・・」

フレンダ「い、以上で説明終わり!何か質問ある?」

フレメア「・・・・ 大体、麦野と上条はどんな風にしてるの?」

フレンダ「 」

絹旗「 」

391: 2013/01/20(日) 00:34:38.34 ID:X9H62juC0
フレンダ「そ」

フレメア「そ?」

絹旗「そ」

フレメア「そ?」

滝壺「そーは青い空だよ」

フレメア「ドレミの歌?」

 「「そんなこと聞けるかああああああ!!!!」」

フレメア「にゃあっ!!」ビクッ

フレンダ「いい!フレメア!他人のプライベート、特に男女の秘め事に首を突っ込んだらただじゃすまないわけよ!」

絹旗「しかも麦野ですからね!?私たちがそんなこと聞こうものなら殴られるじゃ済まないんですよ!?」

フレメア「え、じゃあ聞かないでおく にゃあ」

滝壺「それがいいよ きっとむぎのも恥ずかしいから言いたくないと思う」

フレンダ「そういうレベルじゃないわけよ」

絹旗「ですね」

393: 2013/01/20(日) 00:43:06.65 ID:X9H62juC0
ガラッ

フレンダ「ん?」

フレメア「うわさをすれば麦野」

麦野「いくらプライベートルームだからってでかい声で叫ぶんじゃないわよ 何かあったの?」

絹旗「え?いやちょっとフレメアにマナーというか色々話してたところです」

麦野「ふーん」

コトッ

打ち止め「これで準備完了!」

番外個体「さあまりりん、一緒にママのお風呂を見守るよー」

麻利「ぅ~」

395: 2013/01/20(日) 00:51:55.69 ID:X9H62juC0
絹旗「あれ?三人とも既に着替えてますね」

滝壺「むぎの、まりりんはお風呂終わり?」

麦野「食事も終わってトイレも終わり、次に来るのはお昼寝タイムよ だからもう着替えさせたのよ」

フレメア「えー、がっかり」

フレンダ「また次があるわけよ で、麦野。何であの二人も着替えて椅子に腰掛けてるわけ?」

麦野「私をお風呂に入れたいんだってさ 私が麻利のこと気になるから抱っこして見えるところにいてくれてるのよ」

フレンダ「粋な計らいってわけよ」

絹旗「私たちもそろそろあがりますか?」

滝壺「うん、私少しのぼせてきた」

フレメア「お風呂上りに牛乳飲みたい」

フレンダ「自販機にあったはず、みんなで一緒に飲もっか」

フレメア「うん!」

397: 2013/01/20(日) 01:01:26.53 ID:X9H62juC0
浜面「っがぁぁぁ~~ 肌にヒリヒリくるぜ」

一方通行「辛抱できねェならとっとと出ろ、目障りだ」

上条「そうそう、無理してぶっ倒れられても運ぶの面倒だからな」

浜面「何でそういう発言しかできないわけ君たちは、もう少し優しさとかないのかよ」

一方通行「うるせェ、サウナってのは入りてェやつが入るところだ、横で苦しそうにうなられてうざったくねェわけがねェだろォが」

浜面「そりゃそーだけどよー」

上条「無理に俺たちに対抗意識燃やされてもなあ」

浜面「対抗意識とかじゃなくてなんていうかこう、絆?」

一方通行「ホ〇かてめェは、ンなもンいらねェっての」

浜面「おいおい、何でホ〇とかそういう話になるんだよ」

上条「裸の男が絆とか言い出したら誰でもそう思うだろうが」

400: 2013/01/20(日) 01:09:58.14 ID:X9H62juC0
絹旗「それじゃあ麦野、超ゆっくりしてくださいね」

麦野「ごめん、気遣わせちゃった?」

滝壺「ううん、私たちはもう充分堪能したから」

フレンダ「そうそう、これ以上入ってたら茹蛸になるわけよ」

フレメア「ぽかぽか にゃあ」

麦野「そうか、それならみんなの好意に甘えて少しのんびりさせてもらうとしましょうか」

フレンダ「麦野も牛乳飲む?飲むなら用意しとくわけよ」

麦野「いいわね、それじゃあフルーツ牛乳お願いね」

フレンダ「わかったわ そっちの二人は何がいい?」

番外個体「ミサカノーマルなやつがいい」

打ち止め「ミサカはイチゴ牛乳!」

402: 2013/01/20(日) 01:17:53.56 ID:X9H62juC0
フレメア「やっぱりお子様だね、私はコーヒー牛乳にするというのにイチゴ牛乳とか」プフ

打ち止め「な、何おうっ!コーヒー牛乳のほうが砂糖が多いんだぞ!ってミサカはミサカは歯噛みしながら言い返してみる」

フレメア「そ、それでもコーヒーという大人なチョイスをするだけ私のほうが大人というもの」

打ち止め「ぐぬぬぬ・・・」

絹旗「ほらほら、そんなにいがみ合ってるとまりりんが怖がりますよ」

フレメア「おっと、それはいけない」

打ち止め「この勝負預けておこう ってミサカはミサカは軽い憤りを感じつつもまりりんの様子をチェックしてみる」

麻利「・・・・」

番外個体「まりりんねむいのかな?目が細くなってきたよ」

フレンダ「ほうほうどれどれ」

滝壺「ふれんだ、体を拭いてからにしないとまりりんが濡れちゃうよ?」

フレンダ「おっと、そりゃいけないわ さっさと髪までかわかして着替えてこないと」

406: 2013/01/20(日) 01:27:30.65 ID:X9H62juC0
チャプ

麦野「はぁ・・・ 気持ちいぃ・・・」

麦野「やっぱりうちのお風呂とは違うわね もちろん入浴剤なんかとも」

バチャバチャ

麦野「お湯の質も何かこう・・ なめらかというか肌に染みるというか」

麦野「うちのマンションも掘り進めればこういうの出てくるのかしら?だとしたら第一位さまにお願いするのも有りかもしれないわね」

麦野「でもさすがにお願いしたくらいで動くヤツじゃないか」

麦野「あ~~ このまま溶けて流されちゃいそうね」

408: 2013/01/20(日) 01:38:31.26 ID:X9H62juC0
上条「じゃあ俺そろそろ汗流してあがるわ」

一方通行「おゥ、俺はもう少しここで汗流してるからな」

上条「で、お前はどうするんだ?」

浜面「俺?うーん・・・どうするかなぁ・・・」

一方通行「どっちについていこうか考えてンのか?やっぱりてめェはホ〇だな」

浜面「ちげーっての、お前らが散々罵倒するから俺も一人になりたくなったっての」

上条「まあ何するかは好きにしていいけど向こうがあがったら呼びに来るからな」

浜面「え?こういうのは女のほうが長いもんじゃねーの?」

上条「麻利のことがあるからな、麻利が昼寝でも始めたら沈利さんは風呂どころじゃないだろうし」

一方通行「となるとうちのガキ共も付き合うだろォな」

浜面「じゃあひょっとしてもう俺たちを待ってるかもしれねーってことか?」

上条「それを確かめる意味でも俺はあがるんだよ。まだのんびりしてるかもしれねーからお前は気にせず好きにしててくれ」

410: 2013/01/20(日) 01:48:05.01 ID:X9H62juC0
浜面「はぁ~~~」

上条「何だ?」

浜面「やっぱ父親になると変わるもんなんだな」

上条「そりゃ二人のことがいつも頭に浮かぶからな」

浜面「すげえな世の中の父親が全部大将みたいな男だったら虐待とかなくなって皆幸せになれるるんだろうな」

上条「大げさすぎるだろ」

一方通行「虐待はなくなっても鉄拳と説教があることにはかわりねェンだぞ?」

浜面「おっと、そいつを忘れてたぜ」

上条「・・・色々言いたいことはあるが聞き流しておいてやる 何かあったら呼びにくるからな」

一方通行「ン」

413: 2013/01/20(日) 01:56:20.96 ID:X9H62juC0
ごくごく

絹旗「ぷはっ やっぱりお風呂あがりは牛乳ですよねー」

フレンダ「うん、全国の酪農家のみなさんに感謝ってわけよ」

滝壺「ふれめあ、おいしい?」

フレメア「少しにがい・・・」

絹旗「見栄張って砂糖抜きにするからですよ」

フレンダ「結局、無理して飲んでもおいしくないってわけよ」

フレメア「む、無理してない! 大体、これはこれでおいしい にゃあ」

フレンダ「ならもう一本買ってあげるから打ち止めの前で同じこと言ってみるといいわけよ」

フレメア「にゃ・・・」

滝壺「嫌?」

フレメア「じょ、上等!私の大人力を見せ付けてやるんだから!」

絹旗「超意地っぱりです」

414: 2013/01/20(日) 02:04:59.37 ID:X9H62juC0
ふきふき

上条「携帯のほうは・・・」ピッピッ

上条「音沙汰なしか、まだゆっくりしてるみてーだな」

上条「今はまだいいけどこれが大きくなったらどうなるんだろうなぁ」

上条「友達がたくさんできて土日俺や沈利さんと遊んでくれなくなったりとか・・・」

上条「いやいや、それなら友達とはできないようなことをしてやればいいわけであってだな」

上条「パパと遊ぶのつまんないとか言われないようにもっと遊び方というのを考えて・・・って」

上条「今の俺はちゃんと勉強していい大学に受かることだけ考えねーと 焦りすぎだぞ俺」

419: 2013/01/20(日) 02:12:16.38 ID:X9H62juC0
麻利「くー・・・・」

番外個体「予想通りまりりん寝ちゃったね」

打ち止め「うん、お風呂でぽかぽかしておなかもいっぱいになったから気持ちよさそうに寝てるね」

ガラッ

フレンダ「牛乳持ってきたわけよ」

打ち止め「しーっ まりりんお昼寝中だよってミサカはミサカは静かにお話してみる」

フレンダ「おっと、ごめんごめん」

フレンダ「はい、イチゴ牛乳とノーマルな牛乳」

打ち止め「待ってましたー」

番外個体「ミサカ今手が離せないからストローさして口のところまで持ってきてくれる?」

フレンダ「ん、いいわよ」プスッ

打ち止め「ん」チュー

打ち止め「おいしい」

424: 2013/01/20(日) 02:18:29.47 ID:X9H62juC0
絹旗「お、まりりんお昼寝ですか」

フレメア「大体、ぐっすり にゃあ」

滝壺「ふれんだ、何してるの?」

番外個体「ん」チュー

フレンダ「寝てるまりりんを起こさないようにがんばってるワーストのお手伝いってわけよ」

滝壺「ふれんだがお世話してるみたい」

フレンダ「こんなに大きい子は私の手に余るわけよ」

番外個体「ぷはっ うむ、苦しゅうない」

フレンダ「こらこら、誰が家来だ」

番外個体「えへへ、冗談言ってみただけ」

フレンダ「こやつめ」

麻利「くー・・・・」

打ち止め「ごちそうさま ってミサカはミサカは紙パックをきれいに折りたたんでみる」

432: 2013/01/20(日) 02:28:04.26 ID:X9H62juC0
麦野「あら、気がついたらすっかり取り囲まれてるわね」

麦野「あの様子じゃとうとうお昼寝はじめちゃったか」

パチャッ

麦野「ここのお風呂も楽しめたことだしもう少ししたらあがるとしますか」

パチャパチャ

麦野「結構時間経ってるから当麻たちもとっくに着替え終わってる可能性もあるわね」

麦野「ま、それならそれで何かやって暇つぶしててくれるでしょ」

パシャッ

麦野「卓球とかゲームとかそういうのやってるかもしれないか」

438: 2013/01/20(日) 02:35:47.98 ID:X9H62juC0
ガラッ

浜面「はーっ、いい湯だったぜ」

上条「お前すっかり真っ赤になっちまってるな」

浜面「おう、熱めの湯にたっぷりと浸かってきたからな」

上条「そりゃ結構なことで、ほらほら、さっさと体ふいちまわねえとその辺に水溜りできちまうぞ」

浜面「わかってるよ」

ガラッ

一方通行「なンだ、てめェと同じタイミングか」

浜面「奇遇だな」

一方通行「ン で、ヒーロー、あいつらから連絡はあったか?」

上条「いや、今のところ何も どうやら向こうは向こうでのんびりしてるみたいだな」

一方通行「結構じゃねェか、なら何か飲ンで連絡待つとすっか」

上条「そうだな」

448: 2013/01/20(日) 02:44:46.09 ID:X9H62juC0
麦野「麻利は?」

滝壺「お昼寝中だよ」

麻利「くー・・・・」

麦野「よしよし、それじゃあ私は着替えてくるとしますか」

フレンダ「じゃあ私は麦野のフルーツ牛乳を用意するわけよ」

麦野「ありがと、甘えさせていただくわ」

絹旗「それにしても寝ているまりりんを抱っこしてるのは超うらやましいですね」

フレメア「わたしも抱っこしたいけど起きちゃうかもしれないし・・・」

打ち止め「今は我慢の時ってミサカはミサカはうらやましがりながらぐっとこらえてみる」

番外個体「えへへー、ミサカがひとりじめー」

456: 2013/01/20(日) 02:51:19.87 ID:X9H62juC0
浜面「悪いな、俺までおごってもらっちまって」

一方通行「気にすンな、ただのついでだ」

上条「それにしても流石学園都市、牛乳以外は見事にわけのわからない飲み物ばかりだぜ」

フジマジャナクテトウマダニャーン♪

上条「お、沈利さんからだ」ピッ

浜面「向こうはどうだって?」

上条「麻利がお昼寝中、みんな着替え終わったところだってさ で、俺たちが何かしてるなら合流するんだと」

一方通行「時間も時間だからいっそメシにすりゃどォだ?」

浜面「そういやもうそんな時間だな」

上条「じゃ、そう伝えておくか」ピッピッ

469: 2013/01/20(日) 03:04:23.81 ID:X9H62juC0
 「ふっふっふ、ついに来ましたよ学園都市・・・」

 「まず目指すはあの男、ロシア以来ですから一年以上ぶりになるわけですね」

 「あのころにくらべて腰もくびれてますますせくしぃになった私の魅力でメロメロにしたあとにアレでとどめをさしてあげましょう」

 「もちろん第一夫人とも仲良くするにこしたことはありませんからその辺は抜かりなく」

 「『新たなる光』の一員レッサーちゃんが上条当麻を見事手篭めにしてあげましょう」

レッサー「待っていやがれ上条当麻!お前はもう逃げられないからなぁ!!はーっはっはっはっはっは!!」


前半 完

488: 2013/01/20(日) 10:19:04.55 ID:X9H62juC0
おはようございます

残していただいたのでこちらでやりたいと思いますので11時までお待ちください

492: 2013/01/20(日) 11:11:21.07 ID:X9H62juC0
パカッ

上条「いただきまーす」

吹寄「今日は卵焼きとしょうが焼き、それに炒めた野菜のシンプルなお弁当ね」

青ピ「でもめっちゃうまそうやないか」

姫神「梅干がひとつのアクセント。一目見てわかる。これは確実にすっぱい」

土御門「うらやましいぜい」

上条「お前ら相変わらず俺が弁当開けると寄ってくるんだな」

吹寄「こんなおいしそうなものを目の前にパンをかじる私の気持ちが貴様にはわからないの?」

上条「知るか、自炊しろ」

青ピ「カミやんいつの間にこんなに冷たくなったん?」

姫神「きっと私たちのことを忘れてしまったにちがいない」

土御門「薄情なやつだぜい、俺たちとの思い出はいらないものだってのか?」

上条「うるせえな、弁当くらい味わってじっくり食べさせてくれってんだ」

494: 2013/01/20(日) 11:22:40.05 ID:X9H62juC0
もぐもぐ ごくん

上条「ごちそうさまでした」

上条(沈利さん、今日もうまかったぜ)

吹寄「パンと健康飲料はおいしいわー」

青ピ「コンビニのお弁当おいしいわー」

姫神「購買で買ったパンも負けてない」

土御門「持ち帰りの牛丼は最高だにゃー」

上条「何でこっちを見ながら飯を食うんだよお前らは」

吹寄「おいしそうなお弁当を見ながら食事をとることで少しでも粗末なパンをおいしく食べようという工夫がわからないみたいね」

青ピ「そうそう、見るだけでもご相伴にあずかりたいやん。なぁ?」

姫神「うん」

土御門「だというのにそれにすら文句を言われるとは悲しいぜい」

上条「人を囲みながら飯を食うことの非常識さをさっさと自覚しろ」

496: 2013/01/20(日) 11:31:12.24 ID:X9H62juC0
上条「ふぅ、お茶がうまいぜ」

土御門「優雅だにゃー」

姫神「この余裕に何かが含まれていることは確実」

青ピ「つまりカミやんのお弁当に何か秘密が?」

土御門(おっと)

上条「秘密?そんなもんは自炊を極めればどうにでもなるんだよ」

吹寄「学校が終われば真っ先に帰宅」

青ピ「遊びに誘ってもたまーにしかつきあわへんし遊んでもそんなに長いこと遊んでへんからなぁ」

上条「そりゃ勉強してるに決まってるだろ?この間の俺のテストの結果見せてやったじゃねーか」

姫神「確かに。一年の時の上条君からは想像もできない良い成績」

吹寄「あれだけ学校をさぼっていた男に何があればここまでできるようになるのか疑問だわ」

上条「いやいや、留年するかもっていう危機にはじめてこのままじゃヤバいって思ってやりだしただけだって」

青ピ「にしては成績の上昇が半端ないもんなぁ」

497: 2013/01/20(日) 11:39:13.92 ID:X9H62juC0
上条「そりゃやる気になれば何でもできるもんだって、お前らもあれこれ悩む前に手を動かすことが大事だぜ」

吹寄「小萌先生に質問している感じもないのに独学でここまでできるかしら?」

姫神「補習の常連だったのに」

青ピ「この学校の七不思議やで」

土御門「それこそ現役で難関大学に合格しようものなら伝説になっちまうぜい」

土御門(そりゃ学園都市のレベル5がマンツーマンで教えてくれりゃあ成績アップは当然だろ)

上条「お前ら人の努力を何だと思ってるんだよ」

姫神「これは努力だけでは片付けられない。超常現象」

上条「くそっ、言いたい放題言いやがって」

吹寄「この謎を解明するためには上条の家に乗り込むことも考えないといけないわね」

上条「ぶふっ!!」

青ピ「うわっ!きたなっ!!」

498: 2013/01/20(日) 11:50:04.38 ID:X9H62juC0
姫神「む。動揺している」

青ピ「つまりカミやんの部屋には何か秘密があるってわけやなぁ」

上条「そ、そんなもんあるわけねーだろうが!」

吹寄「怪しい」

土御門(ピンチだなあカミやん、いつものろけを聞かされているお返しとして今はこの状況を静観させてもらうでえ)

上条「うちに来て何しようってんだよ!」

青ピ「カミやんの勉強を見せてもらうでえ」

上条「んなもん見てもおもしろくもなんともないだろうが」

姫神「十分おもしろい」

吹寄「決まりね、今日の放課後は上条の家で勉強会よ

土御門「いやー、楽しみだにゃー」ニヤニヤ

上条(このやろう・・・いつか頃す・・・)

500: 2013/01/20(日) 11:59:08.14 ID:X9H62juC0
上条(考えろ、とりあえずあのアパートはカムフラージュのために最低限の家具とかは残しているが教科書とかはどこにもねえ)

青ピ「そういや僕カミやんの部屋始めてやわ」

姫神「私は何回か行ったことがある」

土御門「でもここ1年くらいはご無沙汰だろ?」

姫神「そう。ん?」

姫神(そういえばあのシスターがいなくなってから上条君の部屋に行ってない。あれ?つまりあのシスターが全部悪かっただけ?)

姫神(ご飯もちゃんと食べられるようになってるし不幸って言わなくなったし成績も安定。これはどう考えても・・・)

吹寄「姫神さん、どうかした?」

姫神「・・・・いや。上条君も苦労してたんだなって改めて思っただけ」

青ピ「あれだけ小萌ちゃんと放課後に二人っきりでいられてどこに苦労があんのかと問い詰めたいわぁ」

上条「あれを幸せに思えるのはお前くらいなもんだろうが」

503: 2013/01/20(日) 12:07:49.63 ID:X9H62juC0
上条(最悪あのアパートに泊まることになるとして隙を見て何とか沈利さんに連絡しておかねーと・・・)

上条(はぁ、今日は二人の顔を見られないかもしれねーのか、憂鬱だな)

吹寄「そういえば土御門、貴様は上条の隣の部屋に住んでたわね?」

土御門「まあな」

吹寄「何か変わったことはない?」

土御門「変わったことかぁー どうだったかにゃー」チラッ チラッ

上条「ぐぬぬぬ・・・」

吹寄「つまり、何かあることは確定ね 上条、今日は貴様の年貢の納め時よ。観念して私たちを案内しなさい」

青ピ「なら寒いしカミやんの部屋で鍋やらへん?」

姫神「賛成」

上条「ちょっと待て、何でそうなる!」

姫神(上条君には悪いけどみんなでお鍋するのは楽しいからここは我慢してもらう)

505: 2013/01/20(日) 12:15:18.88 ID:X9H62juC0
土御門「鍋はいいとしてだ、味付けは何にする?」

吹寄「私は何でもいいけどみんなは何かリクエストある?」

青ピ「うーん・・・」

上条「あ、ちょっと待て、俺の部屋カセットコンロも土鍋もねーぞ?」

土御門「カミや~ん、それは俺の部屋にあるから心配するない、何なら箸やらコップやら足りないものは何でも貸してやるぜい?」

上条「そォですかァ アリガトゥ土御門くゥン・・」ギリギリ

上条(土御門おおおおおおおおおおお!!!!!)

姫神「何だろう。上条君の口調に違和感が」

土御門「なーに、いつも一人で、そう ひ・と・り・で さびしくお勉強してるから皆と仲良くできてうれしいんだよなぁ?上条君」ポンポン

上条「てンめェ・・・」

土御門「うれしいときは笑うもんだぜ?上条」

508: 2013/01/20(日) 12:24:57.76 ID:X9H62juC0
吹寄「鍋に入れるものとしてはつくねはかかせないわね」

青ピ「僕は牡蛎がええなあ」

姫神「私は豚肉が入ってればいい」

土御門「ならみっつとも入れてしまえばいいな。牡蛎は食中毒が怖いからよく熱を加えないといけないぜい」

吹寄「野菜は何入れる?」

青ピ「ねぎと白菜があればあとは・・・」

姫神「お豆腐入れたい」

土御門「ゆでた大根とにんじんも入れてみるか?ちゃんこみたいでうまいぞ」

上条「ああ、俺の意思を無視して次々と決まっていく・・ ここに神はいねえのか・・・」

511: 2013/01/20(日) 12:31:57.17 ID:X9H62juC0
麻利「あいぃ!」

麦野「ん?どうしたの?」

麻利「・・・」

麦野「呼んでみただけ?」

麻利「・・・」

麦野「何か言ってほしいにゃーん」ツン

ぷに

麻利「ぅぅぅ」モゾモゾ

麦野「くすぐったい?」

麻利「ぷぅ」

麦野「そうかそうか、こそばゆいのか ごめんね~」

513: 2013/01/20(日) 12:38:38.00 ID:X9H62juC0
フジマトイウゲンソウヲブチコロス♪

麦野「おや、こんな時間に当麻からメールってのも珍しいわね」ピッピッ

麻利「あ~・・・」

麦野「・・・・・」

麻利「ぱぁぅ」

麦野「はぁ 麻利~、パパが今日帰ってこないかもだってさ」

麻利「・・・」

麦野「ん?怒りで言葉も出ない?」

麻利「・・・」

麦野「でもしょうがないのよね~~ クラスメイトにここに来られるわけにもいかないもんね~」

麻利「きゃっ」

麦野「そうかそうか、パパを許せないか、でもパパはパパなりにがんばってるんだから許してあげようね~」

515: 2013/01/20(日) 12:46:01.72 ID:X9H62juC0
ピンポーン

麦野「あら、誰かしら?」

麻利「ぁぁぃ」

麦野「麻利は誰だと思う~?」

麻利「う!」

麦野「ん?どうせいつものやつらだって?私もそう思ったところよ」

麻利「・・・」

麦野「安心しなさい、今日はよってたかって体まさぐられるなんてことにはならないわよ」

麻利「ばぁ」

麦野「はいはい、今日は久しぶりに私が洗ってあげることになりそうだから期待しておきなさい」

519: 2013/01/20(日) 13:02:03.27 ID:X9H62juC0
ガチャッ

打ち止め「こんにちはー!ってミサカはミサカは元気にご挨拶!」

麦野「はい、こんにちは」

番外個体「今日もまりりんと遊んでもいい?」

麦野「いいわよ。今起きてるからたっぷり遊んであげて」

 「「わーい」」

一方通行「毎度悪ィな」

麦野「気にしなくていいわよ。それよりそっちは大丈夫なの?」

一方通行「あン?」

麦野「赤ちゃんにすごく興味があるみたいだけどそっちの教育はちゃんとしてるのかしら?パーパ」

一方通行「うるせェ、てめェじゃなきゃ殴ってるところだぞ?」

麦野「あはは、少し冗談めいてるけど真面目なのよ?」

一方通行「・・・言われるまでもねェよ」

さる食らったので少しペース落とします

522: 2013/01/20(日) 13:12:16.92 ID:X9H62juC0
麻利「ぁあぅっ!! ゃあぃぁぅ!!」

番外個体「いつもより喜んでおりまーす」

打ち止め「そしてこっちはいつもより多くまわっておりまーす」カランカラン

麦野「はぁ、平日の昼間になんて楽しそうなことで」

一方通行「学校に行かせるわけにもいかねェからこンなもンだ」

麦野「生活費とかそういう野暮なことはおいといて、このまま何もさせないってのも考え物じゃないの?」

一方通行「わかってる こいつらにもいずれやりたいことができりゃァそンときゃ支援するつもりだ」

麦野「やっぱりパパは偉いわねー」

一方通行「うるせェ」

525: 2013/01/20(日) 13:21:40.98 ID:X9H62juC0
麦野「あ、そうだ 今日は当麻帰ってこないかもしれないから晩御飯食べていく?」

番外個体「いいの?」

打ち止め「やったー!」

一方通行「ざァけンなクソガキ共ォ!! どこまで迷惑かけりゃ気がすむンだ!!」

麦野「こら、大声出すな」

麻利「えぅっ・・」フルフル

番外個体「あ、まりりんが泣きそう」

麻利「ぁぁぁぁ~~~ うぁぁっぁぁぁ~~~」

打ち止め「あーあ、まりりんかわいそ~ ってミサカはミサカはジト目でにらみつけてみる」

一方通行「てンめェらが世話かけさせるからだろォがァ・・・」

麦野「カッとなるのはわかるけどせめて麻利の前では控えてほしいわね」

一方通行「悪ィ」

番外個体「よ~しよ~しまりり~ん ミサカがついてるよー」

打ち止め「だからもう泣いちゃだめー」

529: 2013/01/20(日) 13:30:55.46 ID:X9H62juC0
麦野「私は気にしないんだけど何か都合でも悪いの?」

打ち止め「今日はヨミカワもヨシカワも遅くなるから外で済ますつもりだったからナイスなタイミングかもってミサカはミサカはご相伴に預かれる喜びに満ち溢れている!」

麦野「ってことはパパに作ってもらうってことはないの?」

一方通行「パパはやめろォ」

番外個体「まさかまさか、この人がエプロンつけて包丁握ってるところが想像できる?」

麦野「うーん・・・怖いわね」

番外個体「でしょ?」

一方通行「言ってろ、それよりあいつは何でまた帰ってこねェ」

麦野「ちょっと面倒なことになっててね、実は・・・」

532: 2013/01/20(日) 13:42:03.67 ID:X9H62juC0
麦野「ってわけで当麻のクラスメイト達がここに押し寄せるのを回避するためにやむなく前のアパートへ行くことになりましたと」

番外個体「電気やガスは止まってないの?」

麦野「完全に止めちゃったら怪しまれるかもしれないからね、月に何回かは当麻が様子を見に行ってるわ」

打ち止め「世を忍ぶのはつらいんだね ってミサカはミサカは二人の苦労にハンカチをそっと取り出してみる」

一方通行「おい」

麦野「何?」

一方通行「その話じゃヒーローの部屋に行くっていう目的が無くなればいいンだよなァ?」

麦野「うーん、そうなるわね、でも変に怪しまれないようにするのは難しいわよ?」

一方通行「少々荒っぽい上に少し面倒なことになるが責任は俺が持つ」

麦野「何するつもり?」

一方通行「そいつァ見てのお楽しみってやつだ」ニタァ

麦野「こわっ、その顔で麻利を見つめないでよ?また泣いちゃうから」

一方通行「ケッ」

536: 2013/01/20(日) 13:52:05.84 ID:X9H62juC0
 ・・・・・

打ち止め「どこかに電話かけてるね」

麻利「ぁぅ うぅ」

番外個体「よしよし怖かったねまりりん、ミサカが涙をぬぐってあげよう」

 俺だ、今から俺の言うとおりにしろ、さもないとてめェの体を愉快なオブジェに変えてやる

麦野「二人は今日何が食べたい?」

番外個体「ミサカハンバーグがいい!」

打ち止め「ミサカはそこに目玉焼きをトッピング!」

 そォだ、すぐに手配しろ、お前に拒否権はねェ

麦野「よしよし、それなら材料があるから買い物に行かなくてもできるわね」

番外個体「デザートにプリンがほしい!」

麦野「あ、ごめんプリンはなかったわ」

打ち止め「もう、それは欲張りすぎでしょ?ってミサカはミサカはあきれてみる」

 あン?何で知ってるかって?ンなもンてめェにゃ関係ねェだろォが!!

541: 2013/01/20(日) 14:01:49.85 ID:X9H62juC0
土御門「ちくしょう・・・何であいつが知ってんだよ・・・」

青ピ「つっちー、どないしたん?」

土御門「いやー、あはは何でもないですたい」

土御門(上条当麻の部屋でガス爆発が起こったかのように見せかけるから隠蔽工作に協力しろ?相変わらず無茶苦茶いいやがるぜ)

吹寄「味付けは醤油ベースでいいわね」

姫神「本当にちゃんこ鍋っぽい。でもそれがおいしい」

青ピ「どこで買い物するん?」

吹寄「駅前でいいんじゃない?そこまで高くないし」

姫神「荷物が多くなりそうだけどこれだけ人数がいればへっちゃら」

上条「ちくしょう不幸だ・・・」

544: 2013/01/20(日) 14:10:10.79 ID:X9H62juC0
一方通行「ンじゃちっと出かけてくらァ」

麦野「いってらっしゃい、お帰りは何時ごろ?」

一方通行「知るか、俺は飯も外で済ませてくるから悪ィがアイツらの面倒頼む」

麦野「あら、冷たいパパね 一緒に食べればいいのに」

一方通行「旦那がいねェ間に他の男と飯なンざ食うンじゃねェ、アイツが泣くぞ」

麦野「うわ~、ここまで硬い男だったなんて驚きね」

一方通行「ほっとけ」

バタン

打ち止め「あれ?あの人はお出かけ?」

麦野「みたいね、ご飯も外で食べてくるんだってさ」

番外個体「みんなで一緒に食べれば楽しいのにねー」

麻利「ぁぅ」

547: 2013/01/20(日) 14:17:58.28 ID:X9H62juC0
上条宅 道路を挟んで向かいのビル 屋上

レッサー「ほうほう、あちらに見えるのが第一婦人と第一子ですか」

レッサー「かわいいお嬢さんですねえ あの子たちが遊んであげたくなる気持ちもわかりますね」

レッサー「そしてさっきまでいたのは噂の第一位に間違いありませんか」

レッサー「上条さんは今この時間は学校で授業を受けているはず。つまり狙いは下校時ということ」

レッサー「ふっふっふ、上条さんの身も心も見事にかっさらってあげましょう」ニヤリ

550: 2013/01/20(日) 14:27:13.04 ID:X9H62juC0
小萌「これで今日一日が終了なのです、皆さん、気をつけて帰りましょうねー」

 「「「はーい」」」

上条「はぁー、終わった 俺の平穏が」

吹寄「何をため息をついているのよ上条当麻、さっさと買い物に行くわよ」

上条「わかってるって」

姫神「どれだけ買えばいいんだろう?」

青ピ「白菜は一玉で足りるとして、ネギは5本くらいあればええかなぁ」

姫神「土御門君はどう思う?」

土御門「え?そ、そうだにゃー、鍋の材料ってのは余っても困るものでもないから少し多めがいいと思うぜい」

土御門(今頃あの部屋は一方通行に破壊されてるんだけどな)

553: 2013/01/20(日) 14:35:55.29 ID:X9H62juC0
麦野「最初に聞いておくけど嫌いな食べ物ってある?」

打ち止め「ぜんぜーん」

番外個体「何でも食べるよ」

麦野「そうか、えらいわね」

打ち止め「まりりんも好き嫌いしたらだめだよ~」カランカラン

麻利「あぃぃ! きゃぅぅ!」

麦野「わかりましたってさ」

番外個体「元気にお返事できてるねー えらいえらい」

麦野「さて、それじゃあちゃっちゃと下ごしらえしちゃうか」

番外個体「ミサカも手伝っていい?」

麦野「できるの?」

打ち止め「お手伝いくらいならへっちゃらだよ!ってミサカはミサカはできる子をアピールしてみる!」

番外個体「まりりんと遊ぶの交代交代でお手伝いするね」

麦野「これは頼もしいわね それじゃあお願いしちゃおうかな」

557: 2013/01/20(日) 14:45:26.94 ID:X9H62juC0
麦野「まずはピーラーで人参の皮を剥いてくれる?」

打ち止め「はーい ってミサカはミサカは人参をぎゅっとにぎりしめてみる」

麦野「わかっているかもしれないけど説明させてもらうわね 持つ手はこうやって」

打ち止め「こう?」

麦野「そうよ で、この上のほうにピーラーを当てるわけだけど人参を持つ手は動かしちゃだめよ?」

打ち止め「固定するんだね」

麦野「そのままピーラーを滑らせるようにゆっくりとよ」

打ち止め「ゆっくり・・・」シュパッ

麦野「上手よ その調子でゆっくり皮をむいていってね」

打ち止め「りょうかーい」

560: 2013/01/20(日) 14:53:11.92 ID:X9H62juC0
トントン

番外個体「ま~りり~ん、ムギノママがおいしいごはんをつくってるよ~」

麻利「・・・」

番外個体「やっぱり気になる?」

麻利「ぁー」

番外個体「はやくまりりんも一緒にご飯食べられるようになるといいね~」

麻利「・・・」

番外個体「なんかぼーっとしてきたね、疲れてきたのかな?」

麻利「くぁ」

番外個体「あらら、あくびしたってことはおねむが近いみたいだね」

564: 2013/01/20(日) 15:02:23.64 ID:X9H62juC0
打ち止め「皮剥き終わったよ ってミサカはミサカはきれいにむけた人参をびしっとみせつけてみる」

麦野「上手にできたわね それじゃあこのフードプロセッサーの中に入れてボタンを押してくれる?」

打ち止め「はーい」ポイッ

麦野「ちゃんと蓋閉めないと動かないから気をつけてね」

番外個体「ねえねえ、まりりんそろそろおねむだよ?」

麦野「さすがに遊ぶのに疲れてきたか、それじゃあベビーベッドに寝かせてくれる?」

番外個体「やったー まりりんおねむー」

打ち止め「むぅ、何かずるい」

麦野「なら一緒にやってあげればいいじゃない、ハンバーグはすぐに作らなきゃいけないものじゃないのよ?」

打ち止め「ではお言葉に甘えてミサカもまりりんの元へ!」

麦野「ほんと、モテモテね」

567: 2013/01/20(日) 15:11:50.15 ID:X9H62juC0
上条「なあ」

吹寄「何かしら?」

上条「何で俺が荷物を全部持たないといけねーんだよ。何かおかしいだろこれ」

青ピ「じゃんけんで負けるのが悪いんやで」

上条「い、いくら何でも全部ってのはひとくねえか?白菜ひとつだけならまだしもよ」

姫神「大丈夫。上条君ならこのくらいどうということはないはず」

土御門「そろそろ折り返し地点だぜい、ファイトだカミやん」

上条「気楽に言ってくれるぜちくしょう・・・」プルプル

吹寄「ほら、さっさと歩きなさい、時間は限られてるんだからね」

上条「だったらこの罰ゲームを終わらせたほうがはやいだろうが」

土御門「わかってないなぁ、こうやってがんばるカミやんを見守るってのもひとつの余興なんだぜい?」

上条「そんな余興はいらねえってんだよ」

569: 2013/01/20(日) 15:19:42.80 ID:X9H62juC0
上条「この・・・手に食い込んできやがる・・・」

吹寄「うーん、さすがに重かったかしら?」

青ピ「ジュースもたくさん入ってるからなぁ」

姫神「上条君のことよりも心配しなくてはならないことがあると思う」

土御門「何だ?」

姫神「それは」

ブチッ

上条「あ」

姫神「袋の紐」

ガランガランゴロンドッシャンガラン

上条「だあああああああ!!!!!ジュースがあああああ!!!」

吹寄「これは盲点だったわね」

土御門「まったくだぜい」

573: 2013/01/20(日) 15:28:59.99 ID:X9H62juC0
青ピ「うわー、これはひどいわー」

吹寄「しょうがない、こぼれちゃった分はかばんの中に分けていれるしかないわね」

上条「そんなことより早く拾わないと誰かが踏んだりしたら怪我しちまうだろ」

土御門「やれやれ、カミやんにも困ったもんだぜ」

姫神「無駄口たたかないで拾う」

上条「あー、結構離れたところまで転がっちまってる・・・」

青ピ「ん?何や女の子が拾ってくれてるで」

吹寄「あら、本当」

上条「女の子・・・・ ってあいつは・・・」

土御門(ありゃ魔術師じゃねーか、わざわざこんな所にまで何しにきやがったんだ?)

レッサー「ふぅ、こっちのほうに転がってきたのは全部拾っておきましたよ?」

上条「レッサー!!」

レッサー「あれえー かみじょうさんじゃないですかぁーきぐうですねえー」

575: 2013/01/20(日) 15:38:18.99 ID:X9H62juC0
姫神「上条君、知り合い?」

上条「えーっとそのー まあ知り合いっちゃ知り合いなんだけどさ」

青ピ「はぁ、この子もカミやん病の患者ってオチは簡便やで?」

土御門「あきらめろ、カミやんの知り合いの女の子は全員患者に決まってるですたい」

レッサー「みなさん初めまして、私はレッサーって言って上条さんとは熱い一夜をともに過ごした仲です」

上条「おいこら!何をわけのわからないことをぬかしやがる!!」吹寄「ふんっ!」

ゴチン!

上条「ってええ!!」

吹寄「まったく貴様というやつは、とうとう女の子に手を出す獣に成り果てていたというのね!」

上条「誤解だ!!俺がそんなことするわけ」青ピ「見損なったでカミやん!」

ボカッ

上条「いでっ!」

青ピ「そんなうらやま いやけしからんことゆるさへんで!」

579: 2013/01/20(日) 15:47:30.74 ID:X9H62juC0
レッサー「そんな!あの夜のことを忘れたとは」上条「いい加減にしろ!今の俺はお前に手加減する気なんかこれっぽっちもないんだからな!!」

レッサー「やだなあ、ちょっとした挨拶じゃないですか、そんなに怒ってたら高血圧で早氏にしますよ?」

上条「誰のせいだ!!」

レッサー「やあん、上条さん怖いですぅ」

上条「こ・い・つ・・・」

青ピ「なんや、冗談だったんか、ぼかぁカミやんのことを信じてたで」

姫神「さすがにそれは無いと思う」

土御門「吹寄も何か言うことは無いのか?」

吹寄「む、確かに私が悪かったけど上条は普段がだらしないからこういうことになるのよ!」

上条「くそっ、不幸だ・・・」

582: 2013/01/20(日) 15:57:07.28 ID:X9H62juC0
上条「はぁ、とりあえず俺は今から学校の友達と食事をする予定だからお前の相手をしている暇は無いんだけどな?」

レッサー「えー、わざわざ上条さんを頼りにここまで来たっていうのにそれはあんまりですよー」

上条「・・・・おい」ボソッ

レッサー「はい」

上条「魔術絡みのことか?」ヒソヒソ

レッサー「そのとおりです。ちょっとやっかいなことが起こりましてね」

レッサー(こう言えば必ず協力してくれるはず。上条さんの性格をうまく利用させていただきますよ)

上条「ならここじゃまずい、後にしてくれるか?」ヒソヒソ

レッサー「ふふん」

上条「ん?」

レッサー「みなさん、私もご相伴に預かりたいのですがよろしいですか?」

上条「ぶふっ!!」

584: 2013/01/20(日) 16:07:28.29 ID:X9H62juC0
上条「お前いきなり何言い出すんだよ!」

レッサー「えー、だって私もお腹ペコペコなんですよー」

青ピ「僕はええと思うで、女の子が増えればそれだけ華やかやん」

吹寄「ま、何だか知らないけど人数が多いほうが鍋は楽しいものね」

土御門「カミやんがいいなら俺は何も言わないぜい」

姫神「珍しい。いつもなら大興奮のはずなのに」

土御門「俺のタイプじゃないからにゃー」

土御門(こいつが何を考えているか気になるからな)

レッサー「それでは決定ですね あ、荷物半分持ちますよ」

上条「こいつ、人のプライベートに関ろうとしがって・・・」ジロ

レッサー「にらまないにらまない、笑顔笑顔」

588: 2013/01/20(日) 16:14:32.05 ID:X9H62juC0
番外個体「こねこね」

打ち止め「ミサカはおっきいのを作ってみる」

麦野「あまりにも大きいと熱が伝わらなくておいしく焼けないわよ?」

打ち止め「おっと、それはいけない」

麦野「表面黒こげ中は生っていう何ともいえなくなっちゃうと目もあてられないわ」

番外個体「ハンバーグが無駄氏にになっちゃうんだね」

麦野「そうよ だから無駄に大きいのつくるよりは二口くらいの大きさのをいくつか作るほうが効率はいいかもしれないわ」

打ち止め「なるほど、勉強になるね」

麦野「そういえば目玉焼きだけど焼き加減はどうするの?」

番外個体「はいはい!半熟がいいでーす」

打ち止め「ミサカも!」

麦野「わかったわ。ハンバーグが焼けたら用意するわね」

591: 2013/01/20(日) 16:23:50.48 ID:X9H62juC0
上条と土御門の学生寮

風紀委員「すみません、ここから先は立ち入りを遠慮してほしいのですが」

上条「え?何かあったのか?」

風紀委員「はい、最上階の一番奥の部屋でガス爆発らしきものがあったみたいで今消防と一緒に事故原因を調査しているところです」

土御門(一方通行のやつ、やりすぎてないだろうな)

青ピ「つまりどういうことなん?」

土御門「運悪くカミやんの部屋で爆発が起こってとてもじゃないが入れる状況じゃなくなったってことですたい」

吹寄「タイミング最悪ね」

レッサー「えー、そんなー」

姫神「これも上条君の不幸体質のせい」

上条「不幸だ・・・」

上条(いや、これで鍋とか俺の部屋での勉強とかの話が流れることになるからある意味ついているのか? いやしかし・・)

594: 2013/01/20(日) 16:33:31.06 ID:X9H62juC0
青ピ「ここまで来てどうするん?つっちーの部屋でやる?」

土御門「いやー、俺の部屋もカミやんの隣だからな、ガス爆発ってことは俺の部屋にも影響出てるかもしれないからやめといたほうがいいぜい」

吹寄「まったく、とんだ肩透かしだわ」

姫神「仕方ない。ここは小萌の部屋に行く」

レッサー「コモエ?」

上条「俺の担任の先生のことだ」

土御門「ま、事情を話せばあの先生なら協力してくれるだろうなぁ」

吹寄「先生に迷惑をかけるのは気が引けるけどこの際しょうがないわね」

上条(待てよ、これを口実にここから抜け出すこともできるんじゃねーか?)

上条「悪いけど俺今日はパスさせてもらっていいか?部屋があんなことになっちまったからいろいろとやることあるだろうし」

青ピ「そうやなぁ」

吹寄「しょうがないわね、少し気が引けるけど食材を無駄にしないためにも今日のところは私たちだけでやりましょう」

上条「そうしてくれ」

上条(やったぜ!)

598: 2013/01/20(日) 16:42:22.00 ID:X9H62juC0
青ピ「カミやん泊まるとことかどうするん?」

上条「まだ部屋に入れる状況かどうか確認してねーけど無理そうなら何とかするさ」

レッサー「何なら私の泊まってるホテルに行きます?部屋まだ空いてたはずですよ」

上条「それもいいかもしれねえなあ」

姫神「上条君には痛い出費」

上条「まったくだぜ」

上条(ひゃっほおおお!!沈利さんと麻利が待ってる家に帰れるぜええええ!!!)

土御門「カミやん」ポン

上条「ん?」

土御門「あの魔術師の狙いは何だと思う?」ヒソヒソ

上条「さあな、それを今から確認することになるだろうな」ヒソヒソ

土御門「知り合いだろうと気を緩めるなよ?これは忠告だぜい」ヒソヒソ

上条「わかってるって」ヒソヒソ

601: 2013/01/20(日) 16:55:55.58 ID:X9H62juC0
ジュウー

番外個体「わぁー、いいにおい」

打ち止め「これどれくらい焼けばいいの?」

麦野「このまま蓋をしてあと5分くらいってところね」

番外個体「待ち遠しいなあ」

打ち止め「ふふん、待つのも修行のうちなのだ ってミサカはミサカは悟りを開いてみる」

麦野「これが焼き終わったら目玉焼き作るから冷蔵庫から卵出してボウルに割っておいてくれる?」

番外個体「はーい」

打ち止め「でも上手にできるかなぁ」

麦野「変に力入れすぎなければ難しいことじゃないわよ 握りつぶさないようにね」

打ち止め「うん」

604: 2013/01/20(日) 17:02:34.88 ID:X9H62juC0
土御門「おい、言われたとおり裏に手は回しておいたぞ」

 『ご苦労だったな』

土御門「ったく何で俺がお前の尻拭いをやらされにゃならねんだよ」

 『てめェが一番近いところにいたからだ、文句があるなら同じ高校に通ってることを恨め』

土御門「ったく、この借りは今度返してもらうからな」

 『覚えてたらなァ』

土御門「こいつ・・・ 人がコネを尽くして融通の利く連中を現場に手配するように仕向けたってのに・・・」

 『わァかった、今度てめェの仕事ひとつ手伝ってやっからそうぼやくなってンだ』

土御門「何が悲しくてお前と仕事しなきゃならねーんだ、勘弁して・・・ っと、ひとつ大事なことを伝えておかないといけないことがあったぜ」

 『何だ?』

土御門「たった今上条当麻に接近する女の魔術師が一人、知り合いみてーだが狙いはわからん」

 『・・・そいつの情報をよこせ』

土御門「そう言うと思ったぜい、今からその筋に問い合わせるから少しだけ待っててくれ」

 『チッ まァた面倒なことになりそうだぜ・・・』

607: 2013/01/20(日) 17:11:09.17 ID:X9H62juC0
イギリス 天草式

ダテンシエロメイドデゴホウシダニャー♪

神裂「ん? 土御門から・・・・」ピッピッ

神裂「・・・・・建宮」

建宮「は、はいっ!!」

神裂「この少女に見覚えは?」

建宮「・・・ああああっ!!」

神裂「あなたちも見なさい」

牛深「えっと・・・」

建宮「こいつだ」

野母崎「あ!!この子ですよ!!俺たちがアレをあげたの!!」

神裂「ふぅぅぅ~~~・・・・・」

611: 2013/01/20(日) 17:19:01.36 ID:X9H62juC0
建宮「しかもよく見ればこいつ『新たなる光』の・・・」

野母崎「レッサーっていいましたよね、確か」

神裂「今の今までなぜ思い出せなかったのですか?」

牛深「あの時は最初の合コンがうまくいかなくて軽くヤケ酒してて・・・・」

野母崎「で、すご~くいい気分になったところで声をかけられて・・・」

建宮「そのまま朝まで飲んでたのよな」

神裂「そうですか、事情はわかりました」

野母崎「それでこの子がどうしたんですか?」

神裂「上条当麻の前に現れたそうです」

 「「「えっ」」」

建宮「そ、それつまり・・・」

神裂「今二人仲良く学園都市にいるようですね」ニコ

野母崎「あわわわわ・・・」

613: 2013/01/20(日) 17:26:31.81 ID:X9H62juC0
神裂「誰か」

対馬「はい」

神裂「短刀と白装束。首桶の手配をお願いします」

建宮「お待ちください!!われら今すぐ学園都市へ向かいますので!!」

神裂「私を含め今からあなたたちにできることがあるとは思えません。あなたたちにできることは精々辞世の区を考えておくことだけです」

野母崎「女教皇様!!急いで彼に連絡をすればまだ間に合うのではないのですか!?」

神裂「それも今現地で土御門がやっています」

牛深「な、なら私たちにも何か」神裂「くどい」

神裂「覚悟を決めて辞世の句を考えておくように。私からあなたたちに言えることはこれだけです い・い・で・す・ね?」

 「「「はい・・・・」」」

616: 2013/01/20(日) 17:35:56.89 ID:X9H62juC0
上条「で、何で俺はお前と二人で味気の無いハンバーガーとポテトを口に運ばないといけないんだ?」

レッサー「えー、そんな冷たいこといわないでくださいよー ロシア以来でこう懐かしさとかあるじゃないですか」

上条「そんなものはねえ、俺は今すぐ帰りたいんだよ」

レッサー「ほうほう、そんなに妻と子が大事ですか?」

上条「・・・・やっぱり知ってたんだな?」

レッサー「そりゃ上条さんはイギリスの魔術師界隈じゃ有名人ですからね。その上条さんが薬のせいとはいえデキ婚となればねえ?」

上条「そんなにか?」

レッサー「ええ、今のところイギリスから外には流れてないみたいですけどそれも時間の問題でしょうね」

上条「うわぁ・・・・」

レッサー「で、妻と子と三人でひっそりと暮らしながら高校生やるのってどんな気分ですか?」

上条「おいこら、一応隠してるんだからこんなところででかい声で話すんじゃねえ」

619: 2013/01/20(日) 17:46:43.07 ID:X9H62juC0
レッサー「明らかにまずそうにハンバーガーを口に入れてるところを見るとかなり料理が上手なんですね?」

上条「そりゃもちろん、朝も夜も昼の弁当だって一度として残したことは無いからな」

レッサー「お互いにあーんって食べさせたりとかしないんですか?」

上条「食べさせてもらったことあるけどすげえこう照れるっていうか おい」

レッサー「それでそれで?」

上条「それでそれで? じゃねえよ。お前ここに何しに来たって言ったっけ?」

レッサー「そう、緊急事態なのです」

上条「だってのに何でこんなところで二人で食事しながら俺の家庭の話をしてるんだ?どう考えてもおかしいだろうが」

レッサー「いやいや、日常生活のことってのは大事なことなんですよ」

上条「それとこれと何が関係あるっていうんだよ」

レッサー「ありますあります。大有りですよ」

622: 2013/01/20(日) 17:54:30.58 ID:X9H62juC0
上条「レッサー」

レッサー「何ですか?」

上条「緊急事態ってのは嘘だな?」

レッサー「いいえ、嘘じゃありません」

上条「だったらお前にとっての緊急事態ってのをさっさと俺に教えてくれよ もうすっかり暗くなっちまってんだぞ?」

レッサー「わかりました。それではお話しましょう」

上条「よし、手短に頼む」

レッサー「手短に?女の子のお願いを聞く時男というものはもっとこうどっしりとベッドの上で聞かせてもらおうくらいの度量があってしかるべきじゃないのかね!?」

上条「いきなり何をわけのわからないことを言い出すんだお前は!!俺はお前の問題ってやつを解決してさっさと沈利さんと麻利が待ってる家に帰りてーんだよ!!」

レッサー「ええい貴様それでも男か!!男なら妻と一緒に面倒見てやるから俺について来いくらい言うところだろうが!!」

上条「なんで俺がお前の面倒を見ないといけねえんだよ!ふざけんのもいい加減にしろ!!」

625: 2013/01/20(日) 18:04:19.64 ID:X9H62juC0
レッサー「ふざけているのはどっちだ!貴様ここをどこだと思っていやがる!学園都市一番のラブホ街だぞ!?」

上条「ぶっふうううううう!!!!」

レッサー「その入り口でこうやって男女が食事をとる!!そしてあたりはすっかり暗くなっている!!この状況でヤることヤらないとかお前はそれでも人間か!!」

上条「な、何だって・・・」キョロキョロ

レッサー「窓の外をようやく見る余裕が出てきたようだなぁ」ニヤニヤ

上条「てめえ・・・」

レッサー「ほらほら、去年よりも少し胸がおおきくなったんだぞー?」ムニュッ

上条「・・・・」イライラ

レッサー「ほらほら、さわってみ」上条「ざけんな!!」

ゴスッ

レッサー「がはっ・・・・」

629: 2013/01/20(日) 18:12:14.84 ID:X9H62juC0
「「ごちそうさまでしたー」」

麦野「おいしかった?」

番外個体「すっごく。うちで食べるのよりもおいしかったよ」

打ち止め「うんうん、肉汁が熱くてやけどしそうになったのは少し驚きだったぜ」

麦野「ゆっくり食べないからよ」

番外個体「それにしてもヒーローさん帰ってこなかったね」

麦野「しょうがないわ、この生活を守るためだもの」

打ち止め「あの人が何とかするような雰囲気だったけど結局だめだったんだね」

ピンポーン

番外個体「お?もしやヒーローさん?」

麦野「まさか、当麻だったら自分で鍵開けて入ってくるわよ」

打ち止め「ってことはあの人かも! ミサカはミサカは突入する特殊部隊のように静かにかつ速やかに駆け出してみる」

631: 2013/01/20(日) 18:24:24.75 ID:X9H62juC0
ガチャッ

一方通行「悪ィ、遅くなっちまった」

打ち止め「おかえりー」

番外個体「こんな時間まで何してたの?」

麦野「ご飯まだならあんたの分もあるんだけど」一方通行「それどころじゃねェ、今すぐ出るぞ」

麦野「はい?」

一方通行「話はタクシーの中でやる。とにかく急いで外に出ろ」

麦野「何があったのかわからないけど」一方通行「ヒーローが危ねェ!!」

麦野「・・・信用してもいいのね?」

打ち止め「だいじょうぶ、この人は嘘をついてないよってミサカはミサカは真剣にお伝えしてみる」

麦野「はぁ・・・ 一難去ってまた一難か、悪いけど麻利のことお願いしてもいい?」

番外個体「うん、ミサカが責任持ってまりりんをお世話する」

麦野「何かあったらすぐに連絡お願いね」

番外個体「もちろん!」

636: 2013/01/20(日) 18:36:15.27 ID:X9H62juC0
レッサー「いったぁ・・・・本気で拳骨たたきこみやがって・・・」

上条「おいレッサー、お前まさかこんなくだらないことのためにわざわざ学園都市まで来たってのか?」

レッサー「くだらないだと!?何を言っているんですか!こっちはロシアでも今も大真面目だ!」

上条「つまり俺を怒らせることしか頭にないってことだよな?」

レッサー「怒らせるだなんてとんでもない!私は上条さんの本能に訴えているのだよ!!見ろ!このヒップのラインを!」

上条「見てどうしろってんだよてめぇは・・・」

レッサー「発情しろよ!!押し倒せよ!!それが男と女ってもんだろうが!!お前の股間についているものが飾りじゃないことはお前もわかっているだろうが!!」

上条「オーケーレッサー、お前とはもう言葉を交わす必要が無いみたいだな、ここから先はお互い拳で語ろうぜ」

レッサー「拳だと!?お前はまだ男の本能に火がつかないのか!ここはベッドの上で語り合うところだろうが!!」

上条「お前ってやつは俺ばかりか沈利さんまで馬鹿にしてるんだな?」

レッサー「妻がいる!子がいる!だからどうした!目指せハーレム!目指せ愛人!男の夢が今ここに!」

上条「表へ出ろ、久しぶりに血液が沸騰しそうだぜ」

639: 2013/01/20(日) 18:47:06.47 ID:X9H62juC0
レッサー「ふっふっふ、そんなに熱くなって私を倒せると思っているのかね?」

上条「うるせえ、お前なんて拳一発で十分だ」

レッサー「まあまあ、落ち着きたまえ、これは上条さんの覚悟を試すためにわざとやったことなのだよ」

上条「あん?」

レッサー「大事な妻や子を狙う魔術師が現れた時、その時どう立ち向かうか、それが見たかったんですよ」

上条「ってーことはお前の今までの発言は俺を煽るためのものだったと?」

レッサー「その通りでございます」

上条「このっ!」レッサー「ストップストップストップストップ!!!暴力反対マジやめて!おねがい(はあと」

上条「くそっ!思いっきりイライラさせやがって!」

レッサー「ほらほら、イライラしたときは冷たいジュースをいっきにぐいっと」

上条「ん」ゴクゴク

ドクン

上条「ん!? お、おい・・・これ・・・」

レッサー「ふっふっふ、甘いよ狼君」

644: 2013/01/20(日) 18:57:11.26 ID:X9H62juC0
麦野「はぁ?当麻が女と?」

一方通行「あァ」

麦野「何よそれ、どういうこと?」

一方通行「女のほうの狙いはわからねェがちょいと気になることを耳にしたンでな」

麦野「気になること?」

一方通行「この間のあのカンザキってェのが言ってた秘薬ってやつをその女が持っている」

麦野「・・・あれを?」

一方通行「あァ」

麦野「えーっと、女と当麻が顔見知りでその女があの薬を持ってて当麻と一緒にいて・・・で、どこにいるんだっけ?」

一方通行「ラブホ街だ。ヒーローに教えてやりてェが携帯はおそらく電池切れ。食いもンにでも混ぜられたら一発でアウトだ」

麦野「じゃ、じゃあ・・・・・」

一方通行「そうならねェように片っ端から当たる。手遅れにならねェうちになァ」

649: 2013/01/20(日) 19:08:56.70 ID:X9H62juC0
上条「ぐっ・・・・ぐぁぁ・・・体が・・・・」

レッサー「すごおく熱いでしょ?そして女の体がほしくなってくるでしょ?」

上条「天草・・・式の・・・・」

レッサー「そう、懐かしいでしょ?あれを使わせてもらいました」

上条「くそっ・・・・なんで・・・」

レッサー「簡単なことですよ 幻想頃しはもちろんのことうまくいけば学園都市のレベル5の一人、さらに二人の血を継ぐ女の子まで仲間にすることができるかもしれないんですよ?」

上条「そんなことの・・・ために・・・・お前は・・・ぐぅぅぅ」

レッサー「まあ上条さんは悪い人ではありませんしどちらかといえば好きなほうですから私としても嫌々ってよりは結構ノリノリなんですよねー」

上条「あ、あついぃぃ・・・・」

レッサー「私は第二夫人のポジションでかまいませんしぃ、これでもしもデキちゃったらそれはそれで楽しみが増えるというかですね」

上条「ちく・・・しょう・・・」

レッサー「と、いうわけでえ、二人で激しく愛し合おうではないか!!レッツ!!メイクラブ!!すなわち子作り!!」

653: 2013/01/20(日) 19:18:24.00 ID:X9H62juC0
ガチャッ

一方通行「ここで待ってろ」

運転手「かしこまりました」

麦野「この中から当麻を探し出すって言うの?」

一方通行「該当のところに設置してある監視カメラにハッキングして大体の位置は特定する、その後はまさしく草の根わけてってやつだ」

麦野「あああもうどうしてこんなことになってんのよ!!なんで当麻ばっかりこんな目に!!」

一方通行「気持ちはわかるが少しは冷静になれ、オマエにもそれはわかンだろォが」

麦野「・・・・」

麦野「わかってるわ」

一方通行「それでいい」

658: 2013/01/20(日) 19:26:18.95 ID:X9H62juC0
ホテル

上条「あつい・・・体が焼けそうだ・・・・」

レッサー「ふっふーん、どうやらもう抵抗する気力もなくなったみたいですね」

上条「やめろ・・はなせ・・・・」

レッサー「えー、いやですぅー それにここは嫌だって言ってませんよ?」ナデナデ

上条「うおおおおお!!!」

レッサー「もう本当これでもないくらいかっちかちじゃないですか、ズボンの上からでも微動だにしませんし」

上条「だ、だれが・・・だれがおまえなんかとぉ・・・・」

レッサー「はいはい口だけ口だけ、まずは邪魔な衣服を取っ払ってしまおうか!!そりゃ!!」

シュルッ ガッチャガチャ ジー シュパッ

上条「やめろ・・・やめろお・・・・」

レッサー「ぐえっへっへっへ、いいモノ持ってるじゃないですかぁ・・・」ジュルッ

660: 2013/01/20(日) 19:34:09.87 ID:X9H62juC0
上条「やめろ・・・たのむ・・・・」

レッサー「やめろ?何を言ってるんですか?私はこれ以上何もしませんよ?」

上条「な・・・に・・・」

レッサー「そりゃここで上条さんから子種を採取すれば赤ちゃんはできますよ?でもそれじゃあ上条さんは私のものにならないじゃないですか」

上条「なら・・・」

レッサー「そう、もう我慢できないでしょ?か弱い子羊が目の前で食べてくださいって誘ってるんですよ?」

上条「ぐ・・・」

レッサー「襲っちまえよ上条当麻、お前が悪いんじゃなくて秘薬なんてものがあるからいけないんだよ」

上条「ひ・・・やく・・・」

レッサー「そう、だから私を押し倒してそのいきり立ったモノで私を犯したとしてもただの事故じゃないですか」

上条「はぁっ・・・はぁっ・・・・」

レッサー「欲しいだろ?雌の肉が むさぼりたいだろ?私の誰にも見せたことのないここを」パンッ

上条「れっ・・・・さぁ・・・・・」

662: 2013/01/20(日) 19:43:36.25 ID:X9H62juC0
レッサー「と、いうわけでぇ、狼に食べられるウサギちゃんということでウサ耳はもちろん白スク水とニーソまでつけちゃいましたぁ」

上条「はぁ・・・はぁ・・・・」

レッサー「いい目になってきたじゃないか狼さん、女がいいって言ってるのに何を遠慮してるんだ?据え膳食わぬはなんとやらとは日本のことわざだぞ?」

上条「ぐ・・・くぉ・・・・」

レッサー「それじゃあ襲いやすいように縫いであげよっか、男は半脱ぎのほうが興奮するっていうしぃ 入れやすいようにこう」シュル

ポロン

レッサー「どうだ、嫁に比べればボリュームは劣るがいい形してるだろ?」

上条「あ・・・あ・・・」

レッサー「ほら、触ってみろ。嫁とは違った女の味をその手で舌で味わってみろ」

上条「お、おおお・・・・・・おおぉぉ・・・・がああっ!!」

ガバッ

レッサー「わっ!」ドサッ

上条「はぁ・・・はぁ・・」

レッサー「ようやくその気になったか、てこずらせやがって」

667: 2013/01/20(日) 20:01:38.46 ID:X9H62juC0
一方通行「絞り込めた、この通りの中のどこかにあいつらはいる!」

麦野「私は左手を当たるわ」

一方通行「俺は右だ」

麦野「特定したら問答無用で殴りこむわよ!」

一方通行「当然だ」

麦野「なんとしてでも当麻を救い出して見せる!!」

一方通行「らしくなってきたじゃねェか、第四位」

一方通行(女は強い・・・か・・・)

麦野「無駄口叩かない!」

一方通行「ン」

672: 2013/01/20(日) 20:15:39.25 ID:X9H62juC0


上条「お・・・い・・・」

レッサー「はい?」

上条「俺を・・・・なめるな・・・」

レッサー「と、いいますと?」

上条「これしきの・・・・ことで・・・・」

上条「これしきのことで沈利さんと麻利と三人で歩き出した道を阻めると思ったら大間違いだ」

レッサー「やれやれ、手間がかかりますねこの狼さんは」

上条「何が狼だ、何が仲間だ、人の弱みに付け込んで俺や沈利さんや麻利でさえイギリスのための駒にしようとするやつに一服盛られたくらいで・・・」

上条「沈利さんの夫であり麻利の父親でもある俺がそう簡単にお前の思惑通りにお前とヤるとでも思っているんなら」

上条「まずはそのふざけた幻想をぶち頃す!!」

669: 2013/01/20(日) 20:06:44.15 ID:X9H62juC0
ごしゅっ!!

レッサー「へ?」

上条「ぐ、ぐぅぅ・・・・」ボタッボタッ

レッサー「自分の顔面に拳を・・・・」

上条「っがああああああ!!!!ああああああ!!!!」ガバッ

レッサー「な、何何、何を始めるつもりですか?」

上条「ああああああ!!!!」

ゴツンッ!!

レッサー「じ、自分の頭を壁に・・・」

上条「お・・・・おお・・・ あああああああ!!!!」

ゴシュッ!! ベシャッ!!

レッサー「あ、あああありえない、何やってるんですか上条さん・・・・・」

上条「ああああ!!! ああああ!! らあああ!! っがああああ!!!」

676: 2013/01/20(日) 20:21:14.16 ID:X9H62juC0
レッサー「やめて・・くださいよ・・・」

上条「おあああ!!! っだああああ!! ああああ!!!」

ゴツッ!! ビチャッ!! ドガッ!!

レッサー「やめてください!!お願いですから!!これ以上は氏んじゃいますよお!!」

上条「うるせえ!! 俺の覚悟を甘く見るんじゃねえ!! おおおお!!!」

レッサー「やめてくださいってば!!こんなことして何になるっていうんですか!!」

上条「離せ!!俺に触れるな!!俺に触れていいのは沈利さんだけだ!!そして俺が守るのは沈利さんと麻利だ!!」

上条「だからこんなくだらねえ秘薬なんてものには負けるわけにはいかねえんだよおおおおお!!!」

レッサー「誰かああああ!!!誰かとめてえええええええ!!!!」

ドガァァンッ!!!

上条「はぁ・・・・はぁ・・・」

レッサー「あ・・・」

679: 2013/01/20(日) 20:30:03.09 ID:X9H62juC0
麦野「当麻」

上条「しず・・・り・・・さん・・・・・」

麦野「ひどい顔ね、そんな顔してると麻利に泣かれるわよ?」

上条「ぉ・・・ぅ・・・・」

麦野「あーあー、素っ裸で血まみれなんてこれ魔術の儀式ってやつなの?」

上条「あぁ・・・たぶん・・・・」

麦野「あっははははっ、そんなのあるわけないでしょうが、頭の血が抜けすぎてありえないってことがわからなくなってるわね」

上条「かも・・・・な・・・・・」

麦野「さ、帰りましょ? 今日は打ち止めと番外個体が手伝ってくれたハンバーグに目玉焼きのトッピングつきよ?」

上条「うま・・・そう・・・だ・・・・」

麦野「だからほら、そんなところに立ってないで・・・おいで」

上条「ぅ・・ん・・・・」ヨロッ

682: 2013/01/20(日) 20:35:32.56 ID:X9H62juC0
上条「ぁっ」クラッ

麦野「おっと」

ぎゅっ

上条「し・・ず・・り・・」

麦野「こら、もたれかかるな 重いっての」

上条「さ・・・ん・・・」

麦野「ったく聞いちゃいないか、この体勢ってのもバランス悪くて・・・・」ヨロッ

どさっ

麦野「ったくやるんなら麻利くらい軽くなってからやれっての」

上条「 」

麦野「でもま・・・これはこれでかわいいか・・・」

ぎゅっ

684: 2013/01/20(日) 20:42:17.27 ID:X9H62juC0
麦野「あったかいなぁ当麻は」



麦野「ほんと・・あったかい・・・」ポロッ



麦野「でも・・・馬鹿ね・・・」ポロポロ



麦野「心配かけてこんな怪我までして・・」ポロポロ



麦野「人がいいにもほどがあるわよ・・・この馬鹿・・・」ポロポロ



麦野「ありがとう・・・ 大好き・・・」チュッ

687: 2013/01/20(日) 20:48:51.79 ID:X9H62juC0
レッサー「あ・・・・あ・・・・・・」

レッサー「何・・・これ・・・・・・」

一方通行「何だァ?みりゃわかンだろ、仲良し夫婦に決まってンじゃねェか」

レッサー「ぃひぇっ!!」ビクッ 一方通行「おっと」ガシッ

レッサー「むぐっ!!」

一方通行「愉快なオブジェになりたくなかったらそれ以上声を出すな、一度しか言わねェからよく聞きやがれ」

レッサー「む・・・ぐむ・・・」

一方通行「金輪際あの二人とあいつらの娘に近づくな、視界に入るな。それを破れば俺がオマエを頃す」

レッサー「ん!ん!」コクコク

一方通行「わかったら今すぐてめェのもン持ってこっから消えろ ただし薬は置いていけ」

レッサー「んん!!んん!!」

一方通行「行け」

レッサー「はっ、ははっ はぁあぁっ」

一方通行「・・・・」

一方通行「ったく、見せつけやがって・・・・ 吐き気がすンぜ」

690: 2013/01/20(日) 20:59:35.47 ID:X9H62juC0
翌日 イギリス

神裂「はい・・・そうですか・・・ またご迷惑を・・・」

建宮「いやー、何かあっという間だったなー 俺の人生」

牛深「そうですねー」

野母崎「なんか現実味が無くて家族に別れとか済ませてないんですけどねー」

建宮「俺もだ、辞世の句はもうできあがってるんだけどなぁ」

牛深「俺もです。普通に朝食とって普通にここまで着ましたからねえ」

神裂「いやしかしそれではあまりにも・・・・ はい・・・」

建宮「ま、われらの女教皇様の手にかかって氏ねるんだからある意味幸せなのかもな」

牛深「ですね、どこの誰とも知らない魔術師と戦って命を落とすよりはよっぽどマシですね」

野母崎「汚点といえば汚点ですけどもう何か気持ちが和らいできましたよ・・・」

神裂「わかりました・・・ではそのようにいたしますので・・・はい、また後日・・・」ピッ

(((いよいよか・・・)))

694: 2013/01/20(日) 21:09:40.98 ID:X9H62juC0
神裂「三人共着替えは済んでいますね? これよりあなたたちに罰を与えます」

建宮「はい」

牛深「いつでも」

野母崎「よろしくお願いいたします」

神裂「良い顔つきです。見苦しく泣き喚いたりしないところはさすがといったところでしょう」

神裂「短刀を一本ここへ」

対馬「はい」

神裂「首桶に湯を入れて石鹸を用意しなさい」

浦上「かしこまりました」

神裂「まずは建宮からです。あごを下へ引いて首元がよく見えるようになさい」

建宮「はっ」

浦上「女教皇様、用意できました」

神裂「では・・参ります・・・・」

建宮(動くな動くな動くなせめて地理際は潔くなのよな)

695: 2013/01/20(日) 21:13:37.96 ID:X9H62juC0
ショリッ トサッ

建宮「く・・・・」

建宮(そうか、髪があると邪魔だからそこを取り除いているわけか・・・)

神裂「動いてはいけませんよ?」

建宮「は・・・・」

ショリッ ショリッ ショリッ

建宮(首元にひんやりとしたのが当たるのは覚悟を決めていても恐怖心を煽られるのよな・・・)

トサッ トサッ トサッ

建宮(あああ~~~せめて行き着けの飲み屋のジェニファーちゃんと最後に・・・・)

ぺたぺた

建宮「ん?」

神裂「うん、いい仕上がりですね」

建宮「はい?」

「「あれっ?」」

698: 2013/01/20(日) 21:22:14.98 ID:X9H62juC0
 ぷ・・・くくく・・・・ くすくす・・・

建宮「うわぁ~~ ひんやりするのよなぁ~~」

神裂「見事な光沢です。よく似合っていますよ建宮」

建宮「あの、女教皇様、つかぬことをお伺いしますが切腹の前には頭を丸めるのが作法なのですか?」

神裂「いいえ、そのような作法はありません」

建宮「ではなぜ、切腹だけでは済まされず最期に笑いものにしようと」神裂「そうではありません」

建宮「は?」

神裂「こほん、此度またも我々の不始末で上条当麻と彼の家族を不幸にしてしまうところでした。私は責任の所在を明らかにするとともに厳正に罰することをお伝えしたのですが」

神裂「彼と、特に彼の妻の意向により切腹を改め一年間頭を丸めるという条件で許しを得ることができました。よってあなたたち三人は今後一年間毎日頭を剃り上げ頭を隠すことを許しません」

建宮「は、はぁぁぁ~~~~~」ヘタッ

牛深「たすかったぁ~~~~~」

野母崎「あああああ生きてるってすばらしいいい!!」

神裂「ほら、あなたたちもやってしまいますからそこを動かないでください これは罰なのですからね?」

牛深「はい!!髪の毛程度なら喜んで!!」

野母崎「いくらでも剃り落としてください!」

701: 2013/01/20(日) 21:30:16.27 ID:X9H62juC0
諫早「いや~ハラハラしたなぁ~」

香焼「ほんと、グロいもん見なくてよかったす」

浦上「でも女教皇様本当に切腹させるつもりだったのかな?」

対馬「わからないわ。でも事と場合によってはひょっとしたら・・・」

神裂「あなたたち、そこでおしゃべりをしてないで手伝っていただけませんか?」

諫早「はい、ただちに」

香焼「俺散らばった髪を片付けるす」

浦上「私はお湯を新しいのに」

対馬「私は・・・記念撮影の用意でもしましょうか?」

神裂「いいですね、お願いしましょうか」

建宮「お~さむっ 何か髪の毛が無いだけで寒さがぜんぜん違うのよな」

野母崎「頭出しっぱなしってことはしもやけとかになったりするんですかね?」

建宮「かもなぁ」

神裂「では次はあなたです。動かないでくださいね?」

牛深「はい!」

703: 2013/01/20(日) 21:38:07.70 ID:X9H62juC0
学園都市 病院

上条「ま、まりぃ~~ パパだぞぉ~~」ニコ

麻利「あぁ!」クルッ

麦野「即行で顔そらされてやんの」

上条「ああ、何かすっげぇ傷つく・・・・・」

麦野「そりゃ顔中包帯グルグルだったら顔そらしたくもなるわよ。泣かれないだけマシね」

上条「ちくしょう。早く包帯取りてえなあ」

麦野「3日我慢してそこから先はフェイスマスクだってさ」

上条「サッカー選手とかがしてるやつだよな?それで学校通うとか恥ずかしくてしょうがねえんだけどな」

麦野「恥ずかしいだけじゃ済まないわよ多分風紀委員や警備員に不審者扱いされるわね」

上条「げえ、マジかよ」

麦野「だから暗くなる前にさっさと下校すること。いいわね?」

上条「いつもそうしてるんだけどなぁ」

706: 2013/01/20(日) 21:46:36.56 ID:X9H62juC0
麦野「またクラスメイトがついてくるようなことになったらどうするの?」

上条「病院と偽ります」

麦野「よろしい」

上条「そういえばここに来るのもかなり久しぶりだな、一年くらいず~~っと平和だったからなんだか懐かしいぜ」

麦野「こら、パパになった男がここを懐かしんでちゃだめでしょ?もうここには来ないつもりでいてくれないと」

上条「わかってますよ~」

麻利「・・・・」

麦野「ほら、麻利も期待の眼差しで見つめてるわよ?」

上条「麻利、パパもう怪我しないからな~」

麻利「ゃぃ!」クルッ

麦野「あはは、嫌われてる」

上条「ぐすん」

709: 2013/01/20(日) 21:53:17.41 ID:X9H62juC0
麦野「さて、あんまり長居することはできないからもう行くわね」

上条「今日ってあいつらが来てるんだよな?」

麦野「ええ、8人で私のためにご飯作ってくれてるわ。どういう風のふきまわしなんだか」

上条「はぁ、今日ほど入院することを不幸だと思ったことはなかったぜ」

麦野「検査のためなんだから我慢しなさい。何もなければ明日には退院できるんだから」

上条「ま~り~ 帰ったらパパがお風呂に入れてあげるからな~」

麻利「ぴゃう!」モゾモゾ

麦野「おとといきやがれだってさ~ あはははは」

上条「ちくしょう、笑わないでくれよぉ」

麦野「はいはい、退院したら何かおいしいもの作ってあげるから我慢しなさい」

上条「おいしいものか~~」

麦野「そう、何かリクエストある?」

上条「そうだな~~」

711: 2013/01/20(日) 21:58:46.14 ID:X9H62juC0
上条「う~~ん」

麦野「何よ。ずいぶん悩むわね」

上条「あのさ、怒らないで聞いてくれるか?」

麦野「なぁに?」

上条「沈利さんがほしい」

麦野「こら、まだ薬が残ってんのか」

上条「いやいや、薬はもう残ってないけどさ。久しぶりにあの体のそこから燃え上がるような思いをするとこう・・・」

麦野「はぁ、こんなに盛ってると来年にはお腹の仲に麻利の兄弟がいるかもしれないわね~」

麻利「ぶぅ」

上条「そこはもちろん自重しますんで、はい」

麦野「この工口当麻、盛ってんじゃないわよ~~だ」

上条「工口でかまいません、どうかこの盛った愚夫をお慰めください」ペコリ

麦野「うわぁ~、ここまでか、こりゃ覚悟しとかないといけないわね」

714: 2013/01/20(日) 22:09:26.79 ID:X9H62juC0
上条「あ~~もう今すぐ退院したいくらいだぜ」

麦野「・・・我慢できるわよね?」

上条「え?そりゃまあ」

麦野「ムラムラしたのでナースに手を出しましたってことになったら・・・」上条「ならないならない!!それだけは絶対にならない!!」

麦野「うん、じゃあ安心ね」

上条「だって俺沈利さんじゃねえとだめだからさ・・・その・・・」

麦野「私もよ・・・私も当麻じゃなきゃだめ・・・」

上条「沈利さん・・・・」

麦野「当麻・・・」

ちゅっ

717: 2013/01/20(日) 22:13:47.67 ID:X9H62juC0
麻利「あいぃぃ!!」

上条「おっと、二人だけで盛り上がるなってさ」

麦野「ふふふ、麻利もこう言ってることだし続きは退院してから。だからちゃんと安静にしとくのよ?」

上条「おう、帰ったらこれでもかってくらい俺の愛をぶつけてやるから覚悟しといてくれよな!」

麦野「ま~た懲りずにそういうこと言う しょうがない、ちゃんと受け止めてあげるからいい子にしてなさい」

上条「あ~~もう沈利さんマジで愛してるぜ!!」

麦野「私もよ。当麻」

上条「じゃ、また」

麦野「ええ、明日」

麻利「ちゅぅ」


おわり

721: 2013/01/20(日) 22:16:52.84 ID:X9H62juC0
長い時間支援していただいてありがとうございましたおかげさまでばいばいさるさんを2回で抑えることができました

今後は予定通りSS速報のスレでたまにやっていきますのでそちらをご覧いただければと思います

どうもありがとうございましたこれにて失礼します

723: 2013/01/20(日) 22:20:21.58 ID:BRZx3sjp0
良かったよ!超乙

引用: 上条「麻利ってもう温泉に入っても大丈夫か?」麦野「温泉?」