ｽﾀｽﾀｽﾀ

京子「めちゃイボイボー」

結衣「ははは・・・」

結衣「うっ・・・何この匂い・・・」

京子「あれ？どしたん？」

結衣「何か・・・凄く不快な匂いがする・・・」

京子「えーそう？あっ、今日生ごみの日だからじゃない？」

京子「おっ、このゴミブラが捨ててある」ｶﾞｻｺﾞｿ

結衣「ちょっ・・・汚いぞ」

京子「へへん、じゃあこの道は避けてちなっちゃん家に向かおう」

結衣「はいはい・・・」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ちなつ「はーい」

京子「ちなつちゃーんっ」

結衣「おいコラ、ちなつちゃんが怯えてるだろ」

ちなつ「結衣せんぱーい、助けてください」

結衣「わかったよちなつちゃん、だからそんなにひっつかないで」

京子「ぶーっ」

ちなつ「それじゃあ行きましょうか、もう時間ギリギリですよ」

ちなつ「うっ・・・」

結衣「？どうしたの、ちなつちゃん」

ちなつ「い、いえ、何でもないです・・・」

ちなつ（何だろう、かなり不愉快な悪臭がする）

ちなつ（今日は生ごみの日だからかな？いや、どちらかというと体臭に近い・・・？）

結衣「ちなつちゃん、本当にどうかした？」

京子「ちなっちゃーん、隙ありっ」ｷﾞｭｯ

ちなつ「きゃあっ・・・やめてください京子せんぱ・・・・うえっ」

結衣「こら、やめろ京子」

京子「ちなっちゃーん、ちゅーしようよー」

ちなつ「ちっ・・・近寄らないでください！怒りますよ！」

京子「えっ・・・？」

結衣「ほら、ふざけすぎたから怒っちゃっただろ、ごめんね、ちなつちゃん」

ちなつ「えっ・・・あはは、すいません取り乱してしまって・・・」

結衣「いや、悪いのは全部京子だから」

京子「ちぇーっ」



結衣「それじゃあ、また昼休みね」

ちなつ「はい、部室ですね」

京子「私も行くよーっ」

ちなつ「京子先輩はいいです」

京子「ｶﾞｰﾝ」

結衣「ほら、また遅刻するぞ」

ちなつ「おはよーみんな」

向日葵「お早うございます」

櫻子「あれ？なんかちなつちゃん臭い」

ちなつ「えっ・・・？」

向日葵「ちょっ・・・何言ってますの櫻子、失礼ですわ」

櫻子「だって本当に臭いんだもん」

ちなつ「ちょっと、櫻子ちゃん大きな声で言わないで」

ちなつ「ちょっと待ってて・・・」ﾇｷﾞﾇｷﾞ　ｸﾝｸﾝ

ちなつ「うわっ、制服に匂い付いちゃってる・・・」

向日葵「ちょっと、私にも嗅がせてもらえませんか？」

向日葵「うわっ、これは酷いですわ」

櫻子「どうしてこうなっちゃったの？」

ちなつ「あ・・・えっと・・・今日のゴミ捨てで・・・」

向日葵「それは災難でしたわね」

ちなつ「洗ったら落ちるかなあ・・・」

櫻子「とりあえずその服しまっといてよ、臭くて授業に集中できないよ」

ちなつ「うん・・・そうする・・・」

京子「グカー、ズビー・・・」

結衣「はぁ・・・臭い・・・」

結衣「・・・・・」

京子「Zzz・・・」

結衣「はぁ・・・授業に集中できない・・・」ｲﾗｲﾗ

結衣「・・・・」ｲﾗｲﾗｲﾗ

京子「うーん・・・ちなつちゃーん・・・」

結衣「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・」ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ

結衣「・・・・・・」ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ

京子「グー・・・・・・グー・・・・」

ダンッ！！

結衣「起きろよ京子！！！」

みんな「！？」

結衣「あ・・・ごめんなさい・・・」

京子「んん・・・？どうしたの結衣ぃ・・・」

結衣「何でもない！授業受けろ！」

放課後

結衣「やあ、ちなつちゃん」

ちなつ「あ、結衣先輩こんにちは、昼休みは来れなくてごめんなさい」

結衣「いいよ、特に何もなかったからね」

京子「ちなつちゃーん、お昼来なくて寂しかったよーっ」

ちなつ「ちょっ・・・いやっ・・・」

ドゴッ

結衣「！？」

ちなつ「ご・・・ごめんなさい・・・急すぎて力の加減が」

京子「う・・・っ・・・げほっ・・・・」

結衣「おいおい、そんなに痛かったのか？」

京子「うー・・・痛い・・・痛い・・・」

ちなつ「ごめんなさい、そんなに強くする気はなかったんです・・・でも・・・」

ちなつ（つい力が入ってしまって）

京子「はぁ・・・はぁ・・・」

結衣「落ち着いたか？」

京子「うん、ありがとう結衣、ごめんねちなつちゃん」

結衣「ラムレーズンでも食べる？」

京子「食べたい！」

結衣「それじゃあ私の家に行こうか、二人も来る？」

ちなつ「は、はい、行かせてもらいますっ」

あかり「あかりも行くよー」

結衣「今テイルズやってるから、４人でコンボ繋げるようにがんばろう」

ちなつ「任せてください」

あかり「やり方がわからないよぉ・・・」

京子「私はラムレーズン食べてるから」

結衣「ﾁｯ　ああ、それじゃあ食べ終わるまで３人でやろうか、あかりはタイミング良く魔法撃ってればいいよ」

ピコピコ

ちなつ「結衣先輩、窓開けていいですか？」

結衣「あ、うん、いいよ」

あかり「ええっ、今窓開けたら寒いよ」

ちなつ「あかりちゃん、換気は大事だよ」

あかり「エアコン点けてるのに窓開けたらもったいないよ」

ちなつ「・・・・・」

京子「食い終わったぞー、結衣ぃ、隣いい？」

結衣「あ、そうだ、みんな夕飯食べるよね？」

ちなつ「あ、はい、結衣先輩のご飯なら何でも食べます」

京子「オムライスがいい」

結衣「ちなつちゃん、ちょっと協力してくれない？」

ちなつ「あ、はいっ」

バタン

結衣「ちなつちゃん、あの匂い、京子からするよね？」

ちなつ「はい、抱きつかれた時に制服に匂い付いちゃったんですよ」

結衣「うわあ・・・ごめんねちなつちゃん」

ちなつ「いえ、大丈夫です悪いのは京子先輩ですから」

結衣「そうだね、京子は隣の席だから、今日は一日中臭くてさ」

ちなつ「大変ですね、京子先輩は風呂はいってるんでしょうか？」

結衣「今コミマの締め切り間近で、もしかしたら入ってないかも」

結衣「まあ向こうの部屋は臭いだろうから、ちなつちゃんはここでゆっくりしててよ」

ちなつ「ありがとうございます、結衣先輩は優しいですね」

ガチャ

京子「結衣ぃーお腹減ったー」

結衣「はぁ？・・・あ、いや、まだ出来てないぞ」

京子「つまみ食いさせろー」

結衣「おいコラ、向こう行ってろ」

京子「ぶーっ、それじゃあ私はちなつちゃんをつまみ食いしてやる」

結衣「お、おい、やめろって」

京子「ちなつちゃーん、優しくしてあげるからねー」

ちなつ「いや・・・助けて結衣先輩っ」

京子「ちなっちゃーん」

ベチィッ！

京子「げぶっ！？」

結衣「いい加減やめろよ、ちなつちゃん嫌がってるだろ」

京子「うっ・・・結衣が・・・殴った・・・うええええん」

ちなつ「ゆ・・・結衣先輩・・・」

結衣「はぁ・・・ごめんな京子、強くやりすぎた」

京子「結衣ぃ・・・結衣ぃ・・・」

ちなつ「結衣先輩、大丈夫なんですか？」

結衣「ん？」

ちなつ「布団に寝かせたら匂い付いちゃいますよ」

結衣「ああ・・・・明日クリーニング出すよ」



結衣「京子、オムライス出来たぞ」

京子「三人分？」

結衣「ああ、三人分だ」

京子「結衣が食べさせて」

結衣「・・・・・・仕方ないな・・・京子、あーん」

京子「あーん・・・ﾓｸﾞﾓｸﾞ・・・」

結衣（口も臭いな・・・歯磨きしてないのか・・・）

結衣「ほら、あーん」

京子「あーん・・・モグモグ・・・・」

結衣「もう無いぞ」

京子「えへへ、ご馳走様でした」

結衣「京子、風呂用意しておくから、ちゃんと入るんだぞ」

京子「わかってるって」

結衣「あれ？ちなつちゃん、あかりはどうしたの？」

ちなつ「門限みたいで帰りました」

結衣「そうか・・・今から京子風呂に入らせるから、何かあったらちなつちゃんも協力してくれない？」

ちなつ「はい、結衣先輩のためなら何でもします」


結衣「京子、風呂沸いたぞ」

京子「Zzz・・・」

結衣「ほら京子、風呂はいるぞ」

京子「うぅん・・・・明日・・・」

結衣「いいから入るぞ、お前昨日も入ってないだろ」

京子「うぅん・・・・放っといてよ」

結衣「な・・・何だよその言い方」

京子「今日コミマの締め切りで昨日寝てないのわかってるだろ、もう寝かせてよ・・・」

結衣「・・・・頃す」

京子「Zzz・・・・・・」

結衣「すぅーっ、はぁーっ、すぅーっ・・・・・・おらぁっ」

ドゴォッ

京子「へぶっ！？」

結衣「おらっ」

バチッ

京子「ぐえぇっ・・・・」

結衣「いいからさっさと入れよ！！」

京子「ひ・・・ひぃ・・・・」

最近ほのぼのSSばっか読んでたからこれはきつい…

また屑結衣か

結衣「ひぃじゃねえ！」

バコッ

京子「痛いやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて」

結衣「ちなつちゃん、こいつ風呂入れるから手伝って」

ちなつ「は、はい」

結衣「立てよ！」ガツン

京子「やめてやめてやめてやめて」ﾋｯｸﾞ

結衣「ちなつちゃん、そこに蝿用ラケットあるから取って」

ちなつ「は、はい、これですか？」

結衣「よし、食らえ京子」

ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

京子「あぎゃぎゃあああっ」

結衣「ちなつちゃん、連れてくから足持って」

京子「やべで、ごべんなざいごべんなざい」

結衣「大人しくしてろって」ﾍﾞｼｯ

結衣「ちなつちゃん、服脱がせて」

ﾋﾞﾘｯﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ

京子「やべでよぉ・・・自分で脱ぐがらあ゛・・・」

結衣「うるさい！こっちは一日中臭い匂い嗅がされてるんだ」

結衣「あー、思い出したらｲﾗｲﾗしてきた、ちなつちゃん、膝蹴り入れるから顔押さえといて」

結衣「おらあっ」

京子「げぶっ」

結衣「ははは、鼻血出して千歳みたいだな」

結衣「ちなつちゃん、シャンプーかけて」

結衣「違う違う、それだけじゃあこの汚い京子は綺麗にならない、もっと大量にかけろ」

京子「んんっ・・・・じぶんでやるから・・・んべっ・・・」

結衣「口臭いんだから閉じてろよ、ほら、洗うぞ」

結衣「ほら、湯船用意したんだからしっかり浸かれ」

京子「ンゴ・・・・・ゴポッ・・・」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ

京子「ぷはっ・・・は・・・・」

結衣「ほら、もっと浸かれよ」

京子「ゆ・・・・結衣んぷっ・・・」


京子「ぷへぇ・・・へあぁ・・・」ｸﾞｯﾀﾘ

結衣「ほら、歯磨き置いとくから磨いておけ、臭かったら最初からやり直しな」

コトッ

京子「・・・・・」

京子「・・・・っ・・・・ううっ・・・・結衣ぃ・・・・ﾋｯｸ」

終わり

乙