3: 2010/07/12(月) 02:38:46.35 ID:RcxoVYfz0
唯「TMGE?」

律「ああ、もう解散しちゃったがすげえバンドだったんだぜ」

澪「ああ、私の好きなブランキーとともに日本のロックバンドとしてトップの地位を確立したバンドだ」

唯「ザ・ミッシェル・ガン・エレファントの略か」

律「”ザ”はいらねーよ」
けいおん!! SQフィギュア 平沢唯 冬服

6: 2010/07/12(月) 02:44:46.60 ID:lJiU1t5EO
TENGAに見えた

7: 2010/07/12(月) 02:47:21.24 ID:4tND+CsP0
唯にジェニー歌ってほしいお

8: 2010/07/12(月) 02:49:04.29 ID:iu2kIcyTO
紬「ズィー・ミッシェル・ガン・エレファントよ」

10: 2010/07/12(月) 02:50:22.48 ID:RcxoVYfz0
期待はしないでくれ
勢いで始めちゃったから書きためてもないし構想があるわけじゃないぞ

律「何しろギターは日本一といっても過言じゃない程でな」

澪「信じられない速さのカッティング奏法でな」

唯「かってぃんぐー?」

梓「ストローク後にミュートしこれを繰り返すとキレのよい音が出せるんです」

唯「ストロー?みゅーと?・・・・・・」

律「用語を全く覚えない唯には通じない話だな」

12: 2010/07/12(月) 02:56:58.04 ID:RcxoVYfz0
律「この人のライブでの気迫がすさまじくてなぁ。澪なんか怖くて震えてたぜ」

澪「ちっ、違う、武者震いだ」

梓「まあ、鬼と評する人もいるほどですからね」

律「澪がギターやればまさに鬼なんだがな」

澪「うるさい」

ゴンッ

14: 2010/07/12(月) 03:04:45.76 ID:RcxoVYfz0
紬「あっ、あのっ、キーボードの人はどんな方なの?」

律「へっ?キーボードはいないなぁ」

紬「―しゅん」

律「とりあえずライブビデオ貸すから見てこい。いい刺激になるはずだから」

唯「うんっ、バッティングなんとかマスターしてくるよ」

律「いや野球じゃねーよ」

紬「私も貸して下さい!!」

16: 2010/07/12(月) 03:10:46.28 ID:RcxoVYfz0
澪「これで少しはやる気になってくれるといいんだけど」

律「いやぁ、あれを見て刺激されないやつはいないって」

澪「どうだか?ここにやる気の無い例がいるし」

梓「まあ私はああいうのは余り好きじゃないですけど」

―ガラッ

さわ子「聞いたわよ」

律「さわちゃん?」

さわ子「ミッシェルを馬鹿にするのはどのゴキブリじゃ!!」

梓「ヒィィィィ」

19: 2010/07/12(月) 03:14:18.35 ID:RcxoVYfz0
律「まあまあ、さわちゃん落ち着いて」

さわ子「・・・・・・」

律「急にどうしたんだよ?」

さわ子「ぐすっ、フトシはもう帰ってこないのよー!!」

律「泣くなよ・・・・・・ってやばい、私も泣けてきた」

澪「・・・・・・酔いどれ天使のマシンガンギター、今度会ったら一緒にバンドやりたいな」

20: 2010/07/12(月) 03:22:28.40 ID:RcxoVYfz0
―次の日

澪「今日は唯休みだな」

律「ライブビデオ見て興奮しすぎて倒れたんじゃないか?」

梓「いくら何でもそこまで」

律「よしっ、ミッシェルのCDでもかけてテンション上げようぜ」

澪「あれ聞きたい、ハイ!コリア!」

律「チャイナだよ」

ガラッ

律「おームギってうわっ!!」

紬「すごいです!!カッコいいです!!私もギターやりたいです!!」

一同「ええー!?」

22: 2010/07/12(月) 03:28:01.38 ID:RcxoVYfz0
律「ま、まあギターは間に合ってるし・・・・・・とりあえず後で考えような」

紬「―しゅん」

澪「まさかムギがハマるとはな」

紬「ところで律っちゃん」

律「どした?」

紬「律っちゃんはモヒカンにしないの?」

律「えっ!?」

澪「そうだなー、ミッシェル好きならモヒカンにしないとな」

律「かんべんしてくれよー」

25: 2010/07/12(月) 03:36:20.57 ID:RcxoVYfz0
―バンッ

律「あれっ、憂ちゃん?どうしたんだ血相変えて」

憂「お・・・お姉ちゃんがぁ!!」

澪「唯?そういえば唯休んでたけど」

梓「唯先輩がどうかしたんですか?」

26: 2010/07/12(月) 03:45:50.91 ID:RcxoVYfz0
「憂、ど・・・ドアは静かに開けろ」

一同「・・・・・・!?」

一同が言葉を失った元、ドアの外にはグラサンをかけ制服の上からは皮ジャン、肩からは黒いテレキャスターを下げた物体がいた

律「えっ・・・ゆっ唯?」

澪「何ていうか」

紬「そのー・・・・・・」

梓「唯先輩いろいろと間違ってますよ」

28: 2010/07/12(月) 03:48:52.53 ID:RcxoVYfz0
唯「何だと梓、後輩のくせに生意気言ってんじゃねえよ」

梓「ひいっ、ごめんなさいです」

憂「お姉ちゃんどうしちゃったのー!?」

律「あちゃー」

29: 2010/07/12(月) 03:55:04.15 ID:RcxoVYfz0
澪「梓を呼び捨てか」

律「まさかここまで影響されるとはなぁ」

紬「と、とりあえずお茶用意するわね」

唯「おい!!」

紬「えっ?」

律「ど・・・・・どうかしたのか?」




30: 2010/07/12(月) 03:58:17.43 ID:RcxoVYfz0
唯「お茶って何だよ?」

律「おいおい、いつも紅茶飲んだりしてるじゃん」

紬「唯ちゃんお菓子大好きでしょ?」

唯「ここは軽音部だろ!!お前らが放課後ティータイムを駄目にしたんだ!!」

律「すっすいません!!」

澪「いつも自分がサボってるくせに」

31: 2010/07/12(月) 04:07:11.51 ID:RcxoVYfz0
梓「先輩、ギー太はどうしたんですか?」

唯「ギー太?何だそのれは?梓のペットか?」

律「あっ、いやーいつものレスポールじゃないからどうしたんだ?」

唯「これからはテレキャスで行く」

澪「よくそんな金持ってたな」

唯「憂に借りた」

32: 2010/07/12(月) 04:11:51.00 ID:RcxoVYfz0
澪「とりあえず練習しようか、ライブも近いし・・・」

唯「おい!!このラインナップは何だ!?」

澪「え?この前決めただろ」

唯「私の恋はホッチキスとかふでペンとかロックを舐めてるのか?」

澪「ひいっ」

唯「今度のライブはチキン・ゾンピーズ中心で行くぞ」

34: 2010/07/12(月) 04:37:58.02 ID:RcxoVYfz0
唯はチバだけじゃなくアベにも憧れたという設定にしたからそのネタを入れ辛くてな

澪「おいおい、いきなりそんな・・・」

律「TMGEのコピーか、ふふっ悪くない。いやっ、やるしかねえ!!」

紬「私ギターやりたいです!!」

梓「みんなかつてないモチベーションです!!澪先輩、これなら最高のライブが出来るかもです」

澪「はぁ・・・まあ確かに皆のこの乗り気じゃしかたないか」

唯「仕方ないもなにも決定事項だ!!」

35: 2010/07/12(月) 04:45:46.33 ID:RcxoVYfz0
律「でも唯ー、お前テレキャス持ってるけどボーカルとメイン両方やるのか?」

唯「当然だ!!私のカッティングを体育館中に響かせてやるぜ」

澪「カッティング出来るのか?」

唯「うっ・・・れ・・・れ・・・れんしゅすれば」

律「いくら何でも無茶だろ・・・・・・」

36: 2010/07/12(月) 04:49:45.47 ID:RcxoVYfz0
紬「あのっ!!私にやらせて下さい!!」

澪「ムギが?」

梓「でもギター3人になっちゃいますよ」

律「梓はミッシェル嫌いみたいだし、今回は抜けてもらうってことで」

梓「そんなっ!!ひどいです」

37: 2010/07/12(月) 05:05:36.31 ID:RcxoVYfz0
紬「唯ちゃん、ギター貸してくれる?」

唯「お・・・おおう、大事にな」

紬は借りたギターを構えると、未だない気を発していた
ジャッ、ジャッッ、ジャッッ・・・・・・・・・・

澪「おおっ、少しぎこちないがカッティング出来てる」

律「決まりだな」

紬「うふふっ、実は前からギターもやってみたくて内緒で練習してたの」

唯「お・・・おい私はわっ私がやりたいのに」

律「ムギのを聞いたろ?これはムギにやってもらうしかないだろ」

唯「くそっ、こうなったら!ムギっ、頼みがあるから来てくれ」

唯は紬を連れ出したっきり帰ってこなかった

澪「唯の奴なにをするつもりだ?」

梓「あのー、私は?」

40: 2010/07/12(月) 10:14:19.88 ID:RcxoVYfz0

45: 2010/07/12(月) 13:36:31.55 ID:RcxoVYfz0
―次の日

律「唯の奴今日も休みだったな」

澪「どうせ昨日みたいに部活には来るだろ」

梓「ムギ先輩、昨日あれから唯先輩と何してたんですか?」

紬「えーっと・・・」

―ガラッ

一同が言葉を失った元、ドアの外にはグラサンをかけ制服の上からは皮ジャン、肩からは黒いテレキャスター・・・・・・じゃない別のギターを下げた物体がいた

律「ていうか唯だけど・・・・・・」

46: 2010/07/12(月) 13:43:40.56 ID:RcxoVYfz0
唯「お前ら、今日も張り切って行こうか」

澪「って唯、そのギターどうしたんだ?」

唯「昨日ムギに頼んでタダ同然で手に入れたのさ」

紬「唯ちゃんのパートを盗っちゃったみたいで悪いなって思って、それで・・・」

唯「これからはこのフェンダー・ジャズマスターで行くぞ!!」

梓「あのー・・・唯先輩?」

48: 2010/07/12(月) 13:48:06.53 ID:RcxoVYfz0
梓「張り切ってるとこ悪いんですけど・・・・・・そのギター・・・・・・」

唯「どうだ?イカスだろ?」

梓「それジャズマスターじゃなくてジャガーです」

唯「!?」

唯「おぉ、う・・・おいゴキ!!適当なこと言ってんじゃねえぞ!!」

律「いや・・・・・・梓が正しいから」

唯「こっ、細けえこたぁい・・・・・・いいんだよ!!」

49: 2010/07/12(月) 14:02:14.88 ID:RcxoVYfz0
梓「あの!!私もメンバー加えて下さい!!」

律「でもメンバー決まったし、ミッシェル嫌いなんだろ?」

梓「えっ、いや・・・・・・違います!!私が嫌いなのはミシェル・ウィーです」

澪「梓、ミシェル・ウィ―が嫌いとか私の前でよく言えたな?」

梓「え?そんな、何で澪先輩が?いやっ、違くてミシェル・ファイファーです」

紬「あらぁ、梓ちゃん。あんな名女優を嫌いっていうのは見逃せないわ」

梓「今度はムギ先輩!?」


51: 2010/07/12(月) 15:25:33.98 ID:RcxoVYfz0

59: 2010/07/12(月) 18:47:32.82 ID:RcxoVYfz0
梓「律せんぱーい、何とかお願いします」

律「うーん・・・・・・」

梓「ちゃんとアベさんの命日にはハイネケン飲みますから」

律「いや、未成年だしそれは駄目だろ」

律「まあ仕方ない、唯、梓に譲ってやってくれないか?」

唯「でも、私もギター弾きてえし」

律「まあまあ、チバさんもギター弾いてないときもあるし唯はヴォーカルだけってことで」

唯「ちっ、しゃーねぇな」

60: 2010/07/12(月) 18:51:49.61 ID:RcxoVYfz0
―こうして今度のライブでのそれぞれの担当が決まった
Vo 平沢唯
G  琴吹

唯「ちょっと待て」!!表記を間違えんなよ」

Vo ヒラサワユイ
G  コトブキツムギ
G  ナカノアズサ
B  アキヤマミオ
Dr タイナカリツ

61: 2010/07/12(月) 19:00:02.25 ID:RcxoVYfz0
―ガチャ

律「おっ、さわちゃん。また衣装作ってきたとか言うんだろう?」

さわ子「衣装?そんな暇はねえ。ミッシェルやると決まった以上、徹底的にあんた達をしごかねえとな」

律「いつになくさわちゃんが本気だ!!」

さわ子「特にムギ!!今回はアンタのギターがポイントだからな。ビシバシいくぞ」

紬「はいっ、お願いします!!」

62: 2010/07/12(月) 19:07:19.96 ID:RcxoVYfz0
唯「ところでよ、バンド名のことなんだがな」

澪「おい、今更変更は無理だぞ」

紬「そうね、もう申請も出しちゃったし」

唯「せめて頭に"thee"をつけようぜ。これからはTHTTだ」

唯「和には私が話しておくから心配はいらねえぞ」

―こうしてthee 放課後 Tea Timeがここに誕生した

63: 2010/07/12(月) 19:41:07.56 ID:RcxoVYfz0
律「チキンゾンビーズやるっても時間的に5・6曲だろうな」

唯「他にフリーデビルジャムもやりたい。だから今回は律もボーカルやってもらうぞ」

律「えっ、私も歌うのかよ」

唯「あたりめーだろ」

66: 2010/07/12(月) 19:55:26.74 ID:RcxoVYfz0
―ライブ当日

律「ついにこの時が来たな」

澪「本当に大丈夫なんだろうか?」

唯「何言ってんだよ澪、もう始まるってときにビビってんじゃねえぞ」

梓「大丈夫です、ムギ先輩のギターも完璧ですし」

律「もう始まるぞ」

67: 2010/07/12(月) 20:25:32.44 ID:RcxoVYfz0
―ついにthee 放課後 Tea Timeのライブが始まった

だが、彼女らの姿が観客の目に移った瞬間誰もが絶句した

そう、それは彼女らというより唯のグラサン、皮ジャン姿を見てだった

唯「お前ら、ハッピーか?」

―ザワザワ

唯「お前ら、ロックは好きか!?」

唯「なら皮ジャンを買え!!」

いつもは笑いの起こる唯のMCだが、笑いどころか皆は以前からは想像もつかない豹変ぶりに戸惑うばかりだった

69: 2010/07/12(月) 20:40:15.31 ID:RcxoVYfz0
ジャージャージャージャン ジャジャジャジャージャージャン・・・・・

1曲目フリーデビルジャム、これまた以前のHTTからは想像もつかない曲に皆はついてこれない様子だった

唯「さんじゅっびょおぅでー ゆれるずがいこぉつぅ・・・」

それでも唯は気にせず歌う、そんな空気を叩き割るような声で・・・

律「あわてふためいてやれたましいだとかー」

律のボーカル部分、初のボーカルのプレッシャーも自分は昔からミッシェルが好きだという心持ちで撥ね退ける

律「ぬかれるよゆうはどこにもねぇー」

律「おどりつづけるだけー」

71: 2010/07/12(月) 20:51:52.34 ID:RcxoVYfz0
ジャーン ジャジャジャー ジャン

―オォー!!ワー!!

1曲目を終える。置いてけぼりだった客のボルテージも上がり始めた

これまでにない皆のモチベーション、それと共に行われたさわ子のスパルタ教育の成果は決して裏切らなかった

72: 2010/07/12(月) 21:00:23.15 ID:RcxoVYfz0
タンタンタン ジャジャジャジャジャジャジャジャジャ・・・・・・

―2曲目ハイ!チャイナ!

唯は踊るようなふりを見せ、そしてその手にマイクを掴む

そして歌いだそうとする

・・・・・・しかし

唯「!?」

73: 2010/07/12(月) 21:09:32.19 ID:RcxoVYfz0
客席から飛んできた何かが唯の肩の辺りを直撃した

唯は体制を崩し倒れ込む

律・澪「ゆい!!」

皆、唯の様子を見て思わず手を止め駆け寄ろうとする

しかし、唯はなんとか立ちあがりながらそれらを制しマイクを取る

ジャジャジャジャ ジャジャジャジャ ジャジャジャジャ

曲は止まってはいなかった

紬「――――」

紬だった。周りが見えてないような、何かに憑かれたようにひたすらギターを奏でる

76: 2010/07/12(月) 21:19:15.95 ID:RcxoVYfz0
唯「はきたいねぇ はいちゃいなあ」

唯は歌い続ける

その姿に皆もすぐ演奏に戻る

唯「あたれば はいちゃいなー」

ちゃんちゃんちゃんちゃん・・・

唯は皮ジャンポケットからハーモニカを出し吹いた

律・澪・梓「(あんなものいつのまに)」

77: 2010/07/12(月) 21:25:05.91 ID:RcxoVYfz0
>>75
それ興味深いな


唯「吐いちゃいなー」

曲の終盤、唯は急に澪の方を向く

唯「ウォーイエェェ!!」

そして澪に睨むように合図

澪「(何だよその合図は?)」

唯「(お前も歌え!!)」

澪「(恥ずかしい!!)」

唯「ォウぉぉぉいぃえぇぇー!!(澪歌えこの野郎!!)」

澪「(ええい、やけくそだ)ぅをおーいえぇー」

80: 2010/07/12(月) 21:36:30.56 ID:RcxoVYfz0
―2曲目が終わるり唯のMCが始まる

唯「あのよ!!」

「ワァーキャァー!!」

唯「ハッピーな気持ちは解かるけどモノ投げんなよ」

「ざわざわ」

唯「けっこうきいたぞ」

唯「モノ投げずにお前が飛んでこい!!」

「いぇーー」

84: 2010/07/12(月) 21:59:06.49 ID:RcxoVYfz0
―3曲目ロシアンハスキー

律「1・2・3」

ジャジャジャガジャジャガジャガジャ・・・・・・

唯「ずーれーてんのかっ かすれてんのか はすきー」

唯「しーぼーりだしてっ しゃぶりつくのが はすきー」

唯「おぃえぇー おぃえぇー お・・・・・・」

前曲の事を気にせず続けるが、またもペットボトルがステージ上に投げ込まれる

唯「・・・・・・」

唯は歌うのを止める

そして、それを見た他のメンバーも演奏を止める

85: 2010/07/12(月) 22:06:21.76 ID:RcxoVYfz0
ジャージャジャジャジャジャッジャジャジャジャジャ・・・

相変わらず紬は周囲を気にせずよせつけずの気迫と共に演奏を続ける

唯「・・・・・・」

唯はステージ上を只うろつく

他のメンバー及び観客は紬をただ見つめる

律・澪・梓・観客「(鬼、鬼がいる)」

89: 2010/07/12(月) 22:24:20.38 ID:RcxoVYfz0
>>87
歌がうまくてもチバさんみたいに歌えないと駄目だろうな


3曲目はほぼ紬の一人演奏で終わる

唯「うらぁっ投げるんじゃねぇモノをぶっ頃すぞ!!」

観客「いぇーーー!!」

律「いぇーじゃねんだよ」

客のボルテージの上がり具合とは裏腹にTHTTメンバーのテンションは下がる

しかし、この日の為に、ミッシェルのコピーを披露するために皆はかつてない練習を続けてきた

ここで止めるわけにはいかない

皆がそう思っていた

90: 2010/07/12(月) 22:41:17.23 ID:RcxoVYfz0
ジャジャジャジャジャジャンジャー

4曲目バードメン

唯「ぅらぁぁぁぁーぃ ぅらぁぁぁぁーぃっ」

唯「ばぁぁぁぁーっ めぇえぇえぇぇぇーん」

客の盛り上がりにTHTTメンバーも再びテンションを上げる

びーびーびびっび ジャッジャジャッジャ

紬のカッティングも更に冴える!!

91: 2010/07/12(月) 22:50:04.95 ID:RcxoVYfz0
―そして、盛り上がりは最高潮に達したままラストの世界の終わりも演奏し終わる

そして、唯による最後のMC

唯「今度・・・・・・」

観客「わぁーー!!」

唯「ギア・ブルーズっていう・・・・・・」

観客「きゃーー!!」

唯「私たちのアルバムが出るんだけど、ここにいる奴らは皆買うよな」

観客「き・・・・・きゃー」

律「出ねえよ!!ていうかミッシェルのアルバムだろうが!!」

律はスティックを唯に投げる

唯「おい律、モノ投げんなぶっ頃すぞ!!」

―この日最高に盛り上がったライブが笑いで幕を閉じた

96: 2010/07/12(月) 23:03:14.58 ID:RcxoVYfz0
―このTHTTのライブは校外でもうわさが広がり、周囲のバンドの間でもそれなりに知れ渡る

―数日後

律「いやぁ、トラブルはあったけど最高のライブだったなぁ」

梓「そうですね。こんなに歯応えのあるライブが出来るなんてもう2度と出来ないんじゃないかってくらいに」

澪「のんびりしてるなー、唯がいないしな」

紬「ところで唯ちゃんはどうしたの?」

98: 2010/07/12(月) 23:09:46.55 ID:RcxoVYfz0
律「あいつなら生徒指導室だな」

梓「ええっ、何でですか?って今まで見逃されてきたのが不思議ですね・・・」

―生徒指導室

唯「しょーがねーじゃん、これがロック何だから」

先生「そんなの理由になるわけないだろ!!学校にグラサン、皮ジャン何て校則違反も甚だしい」

先生「山中先生、あなたは何故今まで見逃してたんですか?」

さわ子「いやぁ・・・・・・そのぉ・・・・・・・」

唯「こまけぇこたぁ気にすんなよ、先公」

先生「卒業せずに留年・・・いや、退学するか?」

唯「うっ・・・・・・それは困る」

100: 2010/07/12(月) 23:18:46.79 ID:RcxoVYfz0
―唯は卒業よりロックな格好を取ろうとしたが、皆と大学で音楽を続けるために音楽を選ぶことを決意

学校では格好はいつも通りに戻った

そして、律・澪・唯は同じ大学に進み自分たちでサークルを立ち上げる

桜ケ丘軽音部と違って数人の女子メンバーが更に集まった

99: 2010/07/12(月) 23:18:01.72 ID:60CBxqMz0
チバさんだって昔はさわやかな好青年だったらしいけどな

102: 2010/07/12(月) 23:26:42.91 ID:RcxoVYfz0
>>99
唯は渋く攻撃的で捻たチバさんに憧れたという設定で
音楽本格的に始めたのは高校からみたいだからな



紬は大学こそ違えど、律達とは相変わらず親交がありサークル内でも面識を持っていた

紬のギターテクはサークル内でも好評で、後にまた律達とバンドを組むことになる

103: 2010/07/12(月) 23:26:55.76 ID:60CBxqMz0
高校編で終わらない…だと…

104: 2010/07/12(月) 23:33:48.38 ID:RcxoVYfz0
>>103
エピローグ的なものをな・・・
高校編と違ってほぼあらすじだが


梓はその後も軽音部を継ぐ。入ってきた後輩とバンドをやるも、充実感を得られない様子

大学は唯達とも紬とも違う所へ。皆と音楽性の違う梓は別の所でバンドをやろうとする

律達とは一応親交は持っている

107: 2010/07/12(月) 23:45:23.69 ID:RcxoVYfz0
―大学サークル内

律・澪・唯は相変わらずバンドを組んでいた。2年途中からは紬も再加入し、再びTHTTを名乗る

紬が入ったことにより一気に評判が上がり、更に勢力的にライブをこなし、プロを目指すようになる
・・・・・・しかし

澪「ごめん、みんな」

律「何でだよ!!」 唯「そうだぞ!!プロ目指すって言ったじゃねえか」

澪「ごめん。でも、私的にはガンジー達との音楽のが合ってると思うんだ」

澪はTHTTの他にも同サークル内の他のメンバー2人とFUNKY BED TOWNというバンドで活動していた

こっちのバンドでは、澪の好きなブランキー・ジェット・シティのコピーをやっていた

因みにガンジーはファンキーのボーカルで、澪が無理やりあだ名をつけたらしい

109: 2010/07/12(月) 23:53:14.32 ID:RcxoVYfz0
律「・・・・・・わかってたよ」

澪「えっ?」

律「前から知ってたけどさ・・・・・・一言くらい言わしてもらわないとな」

澪「りつ・・・・・・」

紬「澪ちゃん、お互い頑張りましょう」 唯「ふんっ、や・・・止めてえ奴を止める気はね・・・ねぇよ」
律「大丈夫だって、ベースは他にも候補いるし澪は澪のやりたい音楽をやれって」

澪「みんな・・・・・・ありがとう」

唯「ふんっ、もう二度と顔見せるんじゃねえぞ・・・・・・プロになって会うまではな」

澪「いや、サークル止めるわけじゃないし・・・・・・」

110: 2010/07/13(火) 00:01:14.09 ID:IzVMoA4x0
―こうして澪はTHTTから脱退することになった

代わりにメンバーに入ったのは純だった

純「何で私こんなことに???」

純は律達の1年後に同じ大学に入学してきた

そして、新入生勧誘中の律につかまってしまい高校の時の澪のように強制的にサークルに入らされることになった

111: 2010/07/13(火) 00:14:39.12 ID:IzVMoA4x0
こうして新たに結成されたTHTTは「世界の始まり」にてメジャーデビュー

ライブ活動により知名度を上げていたTHTTは、ギリギリオリコンチャート入りする

その後も精力的なライブ活動により、紬のギターが特に話題を呼びそのカッティング奏法からアベ2世の呼び声を受ける

そして、デビューから1年ちょっとでTOP10を射程圏内に収める・・・・・・しかし

紬が急遽、急性硬膜外血腫により急逝

112: 2010/07/13(火) 00:19:58.08 ID:IzVMoA4x0
その後、3人でフジロックに出演することになる

唯「今日のライブは私たちの友人だったコトブキツムギに捧げます」

115: 2010/07/13(火) 00:41:43.95 ID:IzVMoA4x0
>>113
エピローグだからかんべんしてくれ・・・・・・


しかし、悪いことはさらに続いていた・・・

THTTの演奏が始まるが、唯はギターを弾くも歌い始めることはなかった

そう、唯は声帯麻痺を患わっていたのだ

唯「もういいんだよ。ムギがいなければTHTTはもう出来ないんだし・・・」

こうしてTHTTは解散し、唯はもうバンドを組むことは無かった

律は唯、紬の変わりにとことん音楽活動に勤しみ、星の数ほどのバンドやアーティストのサポートとして活動

そして、THTTと同じくメジャーデビューしたファンキーから脱退した澪、デビューするも全く売れなかった梓と3人でGESSOを結成

THTTほどの勢いは失われるも、ライブを中心に精力的に活動しているとか・・・

~THE END~

116: 2010/07/13(火) 00:48:51.76 ID:IzVMoA4x0
大学以降もしっかりやれたらよかったんだけど乗っ取り完全即興だから無理だった・・・
これ書いてる最中ほぼミッシェル聞きながらやってたわ
何だかんだで見ててくれた人ありがとう。楽しっかったわ

117: 2010/07/13(火) 00:53:21.09 ID:Fp05UAg30

おもしろかったぜ

引用: 唯「TMGE!」