1: 2010/07/16(金) 19:54:03.95 ID:OfoBHo2ZP
唯「あずにゃ~ん!」ダキッ
梓「にゃっ!?」
唯「ぬふ~っ、ぬくぬくだね~」ギュー
梓「い、いきなり抱きつかないでください!」
唯「いいじゃん、私たちの仲なんだから~」
梓「う~……」
8: 2010/07/16(金) 19:57:02.32 ID:OfoBHo2ZP
律「アツアツだねえ、お二人さん!」
梓「そ、そんなんじゃないです!」
唯「え~っ、違ったの?」
梓「あっ、いや、そういうわけじゃ……」
唯「えへへっ、私たちはラブラブだもんね!」
梓「ゆ、唯先輩……///」
澪「やれやれ、こっちまで暑くなっちゃうよ……」
紬「うふふふふふふふ」
梓「そ、そんなんじゃないです!」
唯「え~っ、違ったの?」
梓「あっ、いや、そういうわけじゃ……」
唯「えへへっ、私たちはラブラブだもんね!」
梓「ゆ、唯先輩……///」
澪「やれやれ、こっちまで暑くなっちゃうよ……」
紬「うふふふふふふふ」
11: 2010/07/16(金) 20:00:23.80 ID:OfoBHo2ZP
律「それじゃあ帰るか」
澪「そうだな。もう暗いし」
梓「あっ、私用事あるんで一緒に帰れないです……」
唯「えーっ! あずにゃんと一緒じゃなきゃやだー!」
梓「わがまま言わないでくださいよ」
律「用事って何だ?」
梓「えっと……」
澪「……ほら、早く行くぞ律!」グイッ
律「いてて、ちょっ、引っ張るなって」
梓(澪先輩……ありがとうございます!)
梓「それじゃまた明日です!」
唯「ばいば~い!」
…
13: 2010/07/16(金) 20:02:53.34 ID:OfoBHo2ZP
――空き教室
ガチャン
梓「ごめん、遅れちゃった」
憂「ううん、気にしないで?」
梓「うん……。で、話って…?」
憂「ずいぶん聞くのが早いんだね、梓ちゃん」
梓「だ、だって……。憂が急に呼びだすから緊急のことかと思って」
14: 2010/07/16(金) 20:04:23.55 ID:OfoBHo2ZP
憂「そうだね。緊急と言えば緊急なのかな」
ピシッ
梓「!」
梓(なんだろう……。この喉元にナイフを突き付けられる感じのプレッシャーは……)
憂「梓ちゃん、最近お姉ちゃんと仲がいいよね」
梓「!!!」
憂「いいよね?」
梓「そ、それは…1年も一緒にいるし、同じギタリストだし……」
憂「お姉ちゃんも最近ね、毎日言うんだよ。あずにゃんがどうのこうのって……」
ギリッ
梓「!」
梓(こ、このプレッシャーは……、憂からなの!?)
ピシッ
梓「!」
梓(なんだろう……。この喉元にナイフを突き付けられる感じのプレッシャーは……)
憂「梓ちゃん、最近お姉ちゃんと仲がいいよね」
梓「!!!」
憂「いいよね?」
梓「そ、それは…1年も一緒にいるし、同じギタリストだし……」
憂「お姉ちゃんも最近ね、毎日言うんだよ。あずにゃんがどうのこうのって……」
ギリッ
梓「!」
梓(こ、このプレッシャーは……、憂からなの!?)
24: 2010/07/16(金) 20:20:53.01 ID:OfoBHo2ZP
憂「私はお姉ちゃんが好き、大好き。この世のすべての中で一番好き」
憂「だから、私とお姉ちゃんはずっと仲良しでいなきゃいけないんだよ」
憂「でもね……。それを邪魔しようとするかわいい子猫ちゃんがいるんだよね……?」
ドドドドドドドドドドドドド…
梓「!!!」ゾクッ
梓(殺気……!? 体が…動かない……!?)
憂「えへへっ、そんな怖がらなくてもいいよ? すぐ終わるから」スッ
梓「な、なにを……」
憂「うん、まずはここかな」
さわっ
憂「だから、私とお姉ちゃんはずっと仲良しでいなきゃいけないんだよ」
憂「でもね……。それを邪魔しようとするかわいい子猫ちゃんがいるんだよね……?」
ドドドドドドドドドドドドド…
梓「!!!」ゾクッ
梓(殺気……!? 体が…動かない……!?)
憂「えへへっ、そんな怖がらなくてもいいよ? すぐ終わるから」スッ
梓「な、なにを……」
憂「うん、まずはここかな」
さわっ
27: 2010/07/16(金) 20:31:38.63 ID:OfoBHo2ZP
梓「!!!!???」ビクビクン
梓(えっ…? 何今の……? 憂が私の肩を触ったと思ったら、なんだか意識が飛びそうになった……?)
憂「ふーん、よく声を上げなかったね。えらい、えらいよ梓ちゃん」
梓「はあ……はあ……。何をしたの憂?」
憂「何って……ただ梓ちゃんの肩に手を置いただけだよ」
梓「うそだっ! 絶対何かした!」
憂「もう、うるさいよ?」サワサワ
梓「あぅっ……や……」ビクン
憂「えへへっ、感じてるようだね、梓ちゃん」
梓(うそ……。本当に気持ちいい……?)
梓(えっ…? 何今の……? 憂が私の肩を触ったと思ったら、なんだか意識が飛びそうになった……?)
憂「ふーん、よく声を上げなかったね。えらい、えらいよ梓ちゃん」
梓「はあ……はあ……。何をしたの憂?」
憂「何って……ただ梓ちゃんの肩に手を置いただけだよ」
梓「うそだっ! 絶対何かした!」
憂「もう、うるさいよ?」サワサワ
梓「あぅっ……や……」ビクン
憂「えへへっ、感じてるようだね、梓ちゃん」
梓(うそ……。本当に気持ちいい……?)
31: 2010/07/16(金) 20:35:07.48 ID:OfoBHo2ZP
憂「何が起こってるかまるでわからないって顔だね。いいよ、教えてあげようか」
憂「実は、私の左手が女の子の体に触れるとね、どうやら感じちゃうらしいんだよ」
梓「な、何言ってるの?」
憂「うそでも冗談でもないよ? ほら、気持ちいいでしょ?」
ぎゅっ
梓「にゃあああああああっ!!?」ビクビクン
憂「あはは、まるで猫さんだね。手を握っただけでこんなによがるなんて」
梓「いや……だめ……」ガクガク
憂「実は、私の左手が女の子の体に触れるとね、どうやら感じちゃうらしいんだよ」
梓「な、何言ってるの?」
憂「うそでも冗談でもないよ? ほら、気持ちいいでしょ?」
ぎゅっ
梓「にゃあああああああっ!!?」ビクビクン
憂「あはは、まるで猫さんだね。手を握っただけでこんなによがるなんて」
梓「いや……だめ……」ガクガク
34: 2010/07/16(金) 20:39:31.39 ID:OfoBHo2ZP
憂「……梓ちゃんはお姉ちゃんのこと、好き?」
梓「! そ、それは……その……」
憂「ダメだよっ! すぐに『大好きです!』って答えることができないと!」
憂「わたしだったら即座にお姉ちゃんが好きって答えるよ!」
梓「あっ……うっ……」
梓(憂の言うとおりだ……。私は唯先輩がのことが好きなはずなのに、すぐに好きって言えないんじゃダメだよ……)
梓(あー……それよりも頭がぼーっとする……。これ以上されたら私、もう……)
憂「梓ちゃん、今だったら許してあげる」
憂「今後、お姉ちゃんになれなれしくしないって、誓えるかな?」
梓「! そ、そんな……」
憂「誓えるかな?」
梓「む、無理だよっ!」
梓「! そ、それは……その……」
憂「ダメだよっ! すぐに『大好きです!』って答えることができないと!」
憂「わたしだったら即座にお姉ちゃんが好きって答えるよ!」
梓「あっ……うっ……」
梓(憂の言うとおりだ……。私は唯先輩がのことが好きなはずなのに、すぐに好きって言えないんじゃダメだよ……)
梓(あー……それよりも頭がぼーっとする……。これ以上されたら私、もう……)
憂「梓ちゃん、今だったら許してあげる」
憂「今後、お姉ちゃんになれなれしくしないって、誓えるかな?」
梓「! そ、そんな……」
憂「誓えるかな?」
梓「む、無理だよっ!」
38: 2010/07/16(金) 20:43:21.27 ID:OfoBHo2ZP
憂「ふーん、そっか。じゃあ許してあげない」
梓「だ、だめっ!」
もみもみもみ
梓「ら、らめええええええっ!!? そこはらめえええええっ!!!?」
憂「えへへっ、梓ちゃんかわいい」
ぎゅうううっ
梓「にゃああああああああああああっ!!?」ビクン
憂「効いてるね。でもそんなに揉めるほどなかったけどね、梓ちゃんのおっOい」
梓「ゃ……ぁ……」ビクビク
憂「今日はこれぐらいでいいか。次、お姉ちゃんになれなれしくしたら、私抜きじゃ生きていけないように調教してあげるからね?」
憂「それじゃ、ばいばい梓ちゃん」
バタン……
梓「だ、だめっ!」
もみもみもみ
梓「ら、らめええええええっ!!? そこはらめえええええっ!!!?」
憂「えへへっ、梓ちゃんかわいい」
ぎゅうううっ
梓「にゃああああああああああああっ!!?」ビクン
憂「効いてるね。でもそんなに揉めるほどなかったけどね、梓ちゃんのおっOい」
梓「ゃ……ぁ……」ビクビク
憂「今日はこれぐらいでいいか。次、お姉ちゃんになれなれしくしたら、私抜きじゃ生きていけないように調教してあげるからね?」
憂「それじゃ、ばいばい梓ちゃん」
バタン……
40: 2010/07/16(金) 20:47:16.95 ID:OfoBHo2ZP
梓「う……うぅぅ……」
梓「私……私、憂に勝てなかった……。されるがままだった……」
梓「このままじゃ、唯先輩が憂に獲られちゃう……」
梓「唯先輩……唯先輩……唯先輩……!」
力が欲しいか?
梓「へっ?」
紬「……」
梓「ムギ…先輩……?」
梓「私……私、憂に勝てなかった……。されるがままだった……」
梓「このままじゃ、唯先輩が憂に獲られちゃう……」
梓「唯先輩……唯先輩……唯先輩……!」
力が欲しいか?
梓「へっ?」
紬「……」
梓「ムギ…先輩……?」
43: 2010/07/16(金) 20:51:25.02 ID:OfoBHo2ZP
紬「力が欲しいか? 中野梓」
梓「は、はいっ! 欲しい…欲しいです!」
紬「よかった! じゃあ右手を貸して?」
梓「あ、はい」(今までのムギ先輩は一体……?)
紬「これをこうして……そんでもってこうで……はい、できた!」
梓「えっ」
紬「これで梓ちゃんの右手は、憂ちゃんと同じように女の子を満足させることが出来るようになったわ!」
梓「ど、どうして……、まさかムギ先輩が憂を……」
紬「そう深く考えちゃダメよ? せっかく力をあげたんだから」
梓「わ、わかりました……。とりあえず納得しました」
梓「は、はいっ! 欲しい…欲しいです!」
紬「よかった! じゃあ右手を貸して?」
梓「あ、はい」(今までのムギ先輩は一体……?)
紬「これをこうして……そんでもってこうで……はい、できた!」
梓「えっ」
紬「これで梓ちゃんの右手は、憂ちゃんと同じように女の子を満足させることが出来るようになったわ!」
梓「ど、どうして……、まさかムギ先輩が憂を……」
紬「そう深く考えちゃダメよ? せっかく力をあげたんだから」
梓「わ、わかりました……。とりあえず納得しました」
46: 2010/07/16(金) 20:54:12.50 ID:OfoBHo2ZP
紬「でも気をつけてね? この『力』を持つのは梓ちゃんや憂ちゃんだけじゃないから」
梓「えっ…?」
紬「もし能力者に出会ったならば、この『力』を使うの。いい?」
梓「わ、わかりました」
紬「それじゃ私はこの辺で。また明日ね、梓ちゃん」
梓「は、はいっ」
梓(この力……この力さえあれば……!)
…
梓「えっ…?」
紬「もし能力者に出会ったならば、この『力』を使うの。いい?」
梓「わ、わかりました」
紬「それじゃ私はこの辺で。また明日ね、梓ちゃん」
梓「は、はいっ」
梓(この力……この力さえあれば……!)
…
49: 2010/07/16(金) 21:00:44.58 ID:OfoBHo2ZP
――翌日
純「な~んだ、憂は今日休みか」
梓「そうだね……」
梓(憂は今頃……唯先輩と一緒に……)
梓(いや、だめだ……まだ慌てるような時間じゃない)
梓(ムギ先輩からもらったこの『力』……試してみないと)
梓「ねえ純」
純「なあに?」
梓「純って結構かわいいよね」
純「それはどうも」
梓「いやふざけて言ってるんじゃなくて、本気なんだけど」
純「は、はあ? 梓、どっか頭でも打ったの?」
50: 2010/07/16(金) 21:03:15.57 ID:OfoBHo2ZP
梓「いや、いたって正常だよ。これ以上、ないくらいに」
純「ま、まあ、梓がほめるのも仕方ないよね。こんな美人がいると」
梓「……」ジー
純「ほ、本気で言ってるの?」
梓「本気も本気、大本気だよ」
純「うっ……///」
純「ま、まあ、梓がほめるのも仕方ないよね。こんな美人がいると」
梓「……」ジー
純「ほ、本気で言ってるの?」
梓「本気も本気、大本気だよ」
純「うっ……///」
52: 2010/07/16(金) 21:07:13.57 ID:OfoBHo2ZP
梓(純をからかうのもこれぐらいにして……、そろそろ本題に入ろうか)
梓「純」
純「な、なに?」
梓「ちょっと肩、揉むね」
もみもみ
純「ひうっ!!」ビクン
梓(本当に感じた……ムギ先輩が言ってたことは、本当だったんだ)
純「あ、梓はテクニシャンだね……」
梓「えへへっ。じゃあもっと気持ちよくしてあげるよ」
純「へっ?」
にぎっ
純「あんっ!!?」ビクン
梓(おっ、好感触)
梓「純」
純「な、なに?」
梓「ちょっと肩、揉むね」
もみもみ
純「ひうっ!!」ビクン
梓(本当に感じた……ムギ先輩が言ってたことは、本当だったんだ)
純「あ、梓はテクニシャンだね……」
梓「えへへっ。じゃあもっと気持ちよくしてあげるよ」
純「へっ?」
にぎっ
純「あんっ!!?」ビクン
梓(おっ、好感触)
53: 2010/07/16(金) 21:11:15.34 ID:OfoBHo2ZP
梓「ふーん、純は首筋が弱いのか」
純「あ、梓……なんで…?」
梓「大丈夫、私に任せて」
すりすり さわさわ ぐりぐり
純「やんっ!? ちょ、ちょっと…ひゃうっ!! や、やめて…んはっ!!」ビクビクビクン
梓「とどめの……一撃!」グイッ
純「ああああああああっ!!!?」ビクン
梓「必殺、『ライトハンド奏法』……」
純「あっ……あ……」ピクピク
梓「ふうう、これがムギ先輩からもらった『力』……。すごい、すごすぎる」
梓「これさえあれば憂にも対抗できる!」
梓(待っててください唯先輩……。今あなたの元へと行きます……!)
…
純「あ、梓……なんで…?」
梓「大丈夫、私に任せて」
すりすり さわさわ ぐりぐり
純「やんっ!? ちょ、ちょっと…ひゃうっ!! や、やめて…んはっ!!」ビクビクビクン
梓「とどめの……一撃!」グイッ
純「ああああああああっ!!!?」ビクン
梓「必殺、『ライトハンド奏法』……」
純「あっ……あ……」ピクピク
梓「ふうう、これがムギ先輩からもらった『力』……。すごい、すごすぎる」
梓「これさえあれば憂にも対抗できる!」
梓(待っててください唯先輩……。今あなたの元へと行きます……!)
…
55: 2010/07/16(金) 21:16:12.41 ID:OfoBHo2ZP
――帰り道
梓「はあ…はあ…」
梓(急がなきゃ、唯先輩が……)
?「ちょっと待った!」
梓「! だ、だれ!?」
?「部活をサボって堂々と帰るたあ、後輩失格だな」
梓「り、律先輩!?」
律「どうやら、唯のお家に用があるらしいな」
梓「そ、そうです。でも、律先輩には関係ないんで……」タタタ
律「だから待てって言ってんだろうが!」
ボゴッ
梓「はうあっ!?」
58: 2010/07/16(金) 21:21:10.71 ID:OfoBHo2ZP
梓(何今の…? 痛さと気持ちよさが一緒に……?)
律「どうだ、私の頭突きは? 効いたろ?」
梓「ま、まさか…! あの『力』を……!?」
律「そのとおりだ! 私のこのデコで、お前をあの世逝きにしてやる!」バーン
梓「いちいちかっこつけないでいいですよ」
律「ぬがっ!? 私に指図するなあっ!」
梓(ムギ先輩の言うとおり、能力者がいるなんて……! それもこんな近くに……!)
梓「それにしてもなんで律先輩までこの力を…?」
律「ムギがくれたのさ。いきなりデコをさわってさ」
梓「ムギ先輩が…!」
梓(やはりあの人は味方じゃないのか…!?)
律「どうだ、私の頭突きは? 効いたろ?」
梓「ま、まさか…! あの『力』を……!?」
律「そのとおりだ! 私のこのデコで、お前をあの世逝きにしてやる!」バーン
梓「いちいちかっこつけないでいいですよ」
律「ぬがっ!? 私に指図するなあっ!」
梓(ムギ先輩の言うとおり、能力者がいるなんて……! それもこんな近くに……!)
梓「それにしてもなんで律先輩までこの力を…?」
律「ムギがくれたのさ。いきなりデコをさわってさ」
梓「ムギ先輩が…!」
梓(やはりあの人は味方じゃないのか…!?)
60: 2010/07/16(金) 21:25:50.16 ID:OfoBHo2ZP
律「お話はこれぐらいにしようか。そろそろデコがうずいてきたんでね」
梓「……いいでしょう。邪魔をするなら仕方ないです。受けて立ちます」
梓(ムギ先輩が言っていた……。『力』には『力』で対抗しろ、と……)
梓(ならば、この右腕で律先輩を止めなきゃ……!!)
律「それじゃ私から行くぜ! 速攻!」
ドドドドドド
梓「は、速い!」
律「とりゃあああっ!」
梓「くっ、右腕で!」
ガシイィィィ…
梓「ぐぬぬぬぬぬ……」
梓(やっぱり効かない……!)
梓(どうやら、『力』を持つ部分で押さえつけると『力』が相頃するらしいね……!)
梓「……いいでしょう。邪魔をするなら仕方ないです。受けて立ちます」
梓(ムギ先輩が言っていた……。『力』には『力』で対抗しろ、と……)
梓(ならば、この右腕で律先輩を止めなきゃ……!!)
律「それじゃ私から行くぜ! 速攻!」
ドドドドドド
梓「は、速い!」
律「とりゃあああっ!」
梓「くっ、右腕で!」
ガシイィィィ…
梓「ぐぬぬぬぬぬ……」
梓(やっぱり効かない……!)
梓(どうやら、『力』を持つ部分で押さえつけると『力』が相頃するらしいね……!)
63: 2010/07/16(金) 21:30:49.91 ID:OfoBHo2ZP
律「余裕ぶっこいてんじゃねーよ!」ガッ
梓「うわっ!」ドサッ
律「へへへっ、どうやら『力』の強さは一緒らしいが、単純なパワーでは私の方が上のようだな」
梓「くっ…」
律「そうと決まればどんどん行くぜ!」
梓(確かに、単純なパワーでは律先輩の方が上なのかもしれない……でも…!)
梓(小回りが利くのはこっちだ!)
律「どりゃあああああっ!」ドドド
梓(まるで闘牛だな、律先輩は)
梓(ならこっちはマタドールのようにギリギリまで惹きつけて……)
梓(かわす!)ヒョイ
律「うわっ!?」
梓「とった!」
梓「うわっ!」ドサッ
律「へへへっ、どうやら『力』の強さは一緒らしいが、単純なパワーでは私の方が上のようだな」
梓「くっ…」
律「そうと決まればどんどん行くぜ!」
梓(確かに、単純なパワーでは律先輩の方が上なのかもしれない……でも…!)
梓(小回りが利くのはこっちだ!)
律「どりゃあああああっ!」ドドド
梓(まるで闘牛だな、律先輩は)
梓(ならこっちはマタドールのようにギリギリまで惹きつけて……)
梓(かわす!)ヒョイ
律「うわっ!?」
梓「とった!」
64: 2010/07/16(金) 21:34:38.36 ID:OfoBHo2ZP
律「甘いわ!」
グルン
梓「ぐっ……惜しい…」
律「そうだな、そっちの方が小回りは利くが……こっちは伊達にずっとデコ出してるわけじゃないぜ!」
梓「意味がわからないです」
律「そらそら、次行くぜ!」
梓「どんとこいです!」
…
グルン
梓「ぐっ……惜しい…」
律「そうだな、そっちの方が小回りは利くが……こっちは伊達にずっとデコ出してるわけじゃないぜ!」
梓「意味がわからないです」
律「そらそら、次行くぜ!」
梓「どんとこいです!」
…
65: 2010/07/16(金) 21:39:01.14 ID:OfoBHo2ZP
律「はあ…はあ…つかれた……」ヨロヨロ
梓「はあ…はあ…」
梓(意外に体力を消耗してしまった……)
律「どうやら次がラストのようだな」
梓「そうですね」
律「……よし」
梓「……」
律「うおーーーっ! いくぜぇぇぇぇ!!!」ドドド
梓(来たっ! まだだ、まだ惹きつけるんだ)
律「うおおおおおおっ!」ドドド
梓(カモーン…カモーン……、今だ!)ヒョイ
律「甘いぜ梓!」グルン
梓(それも読んでた! こっちはしゃがんで……!)ストン
律「なっ!?」ピタッ
梓(たちあがる!!)
梓「はあ…はあ…」
梓(意外に体力を消耗してしまった……)
律「どうやら次がラストのようだな」
梓「そうですね」
律「……よし」
梓「……」
律「うおーーーっ! いくぜぇぇぇぇ!!!」ドドド
梓(来たっ! まだだ、まだ惹きつけるんだ)
律「うおおおおおおっ!」ドドド
梓(カモーン…カモーン……、今だ!)ヒョイ
律「甘いぜ梓!」グルン
梓(それも読んでた! こっちはしゃがんで……!)ストン
律「なっ!?」ピタッ
梓(たちあがる!!)
67: 2010/07/16(金) 21:44:50.96 ID:OfoBHo2ZP
梓「とどめだ! 『ライトハンド奏法』!!」
モミュモミュ
律「んんっ……! ぁんんんっ!!!!」ビクン
梓「うおおおおおおっ!!」モミュモミュ
律「だめっ!!!?」
梓「ならつまみます!」コリコリ
…
モミュモミュ
律「んんっ……! ぁんんんっ!!!!」ビクン
梓「うおおおおおおっ!!」モミュモミュ
律「だめっ!!!?」
梓「ならつまみます!」コリコリ
…
69: 2010/07/16(金) 21:50:49.13 ID:OfoBHo2ZP
梓「はあ……はあ……」
律「あぁ……っあ……」ピクピク
梓「強かった……あと数秒タイミングがずれていたらわからなかったです」
律「ん……あずさ……がん…ばれ…よ……あんっ」
梓「……はいっ! 律先輩の無念、晴らします」
梓(まずは一人……。ムギ先輩のことだ、まだ他にも邪魔者を放り込んでくるだろう)
梓(急がなきゃ…!)タタタ
…
70: 2010/07/16(金) 21:54:06.48 ID:OfoBHo2ZP
梓「はあ…はあ…」
梓(さっきの闘いで体力が消耗している……)
梓(早く唯先輩のお家に着かなきゃ……)
?「待つんだ、梓!」
梓「! そ、その声は!?」
?「梓まで練習をサボるなんてな……。がっかりだよ」
梓「澪先輩……!」
澪「さっき律と戦ったならわかると思うけど、私も梓を唯の家に行かせるわけにはいかないんだ」
梓「澪先輩なら、わかってくれると思いました」
澪「現実はそう甘くはないんだ」
梓「やるしかないんですね」
澪「そうだな」
梓「……」
71: 2010/07/16(金) 21:59:07.06 ID:OfoBHo2ZP
梓(律先輩の『力』の出所はデコだったけど……澪先輩は一体どこだろうか…?)
澪「さあ、いつでもいいぞ、梓」
梓(物は試し、女は度胸! ここは攻める!)
梓「行きます!」
澪「……」ニヤッ
梓「…!」
梓(この澪先輩の余裕は一体……!?)
澪「隙だらけだ、梓!」バッ
梓「! どこから『力』が!?」
澪「ふんっ!」
バサア
梓「まさか…!」
澪「気づいたな……、でも、もう遅い!」
ファサアア
梓「にゃあああっ!!?」ビクン
澪「さあ、いつでもいいぞ、梓」
梓(物は試し、女は度胸! ここは攻める!)
梓「行きます!」
澪「……」ニヤッ
梓「…!」
梓(この澪先輩の余裕は一体……!?)
澪「隙だらけだ、梓!」バッ
梓「! どこから『力』が!?」
澪「ふんっ!」
バサア
梓「まさか…!」
澪「気づいたな……、でも、もう遅い!」
ファサアア
梓「にゃあああっ!!?」ビクン
73: 2010/07/16(金) 22:03:45.56 ID:OfoBHo2ZP
梓(澪先輩の髪の毛が私の左腕に触れた途端、感じた…!? ということは……)
澪「私の『力』は髪の毛からだ! それも、一本一本、全てにな!」
梓「そ、そんな……」
梓(あの大量の髪の毛全部に『力』がっ!? よ、避けっこないよ!)
澪「まあ、操るのは難しいけどな。でも、梓のよりはリーチがある」
澪「ここでジ・エンドだな」
梓「ぐっ……、澪先輩がそんなこと言うなんて」
梓(どうする? アレを避けながら澪先輩に近づくなんて出来るのか?)
梓(まずはこの右手で払いながら行くしかないか…)
梓「まだ終わりじゃないです!」
澪「さあ来い!」
澪「私の『力』は髪の毛からだ! それも、一本一本、全てにな!」
梓「そ、そんな……」
梓(あの大量の髪の毛全部に『力』がっ!? よ、避けっこないよ!)
澪「まあ、操るのは難しいけどな。でも、梓のよりはリーチがある」
澪「ここでジ・エンドだな」
梓「ぐっ……、澪先輩がそんなこと言うなんて」
梓(どうする? アレを避けながら澪先輩に近づくなんて出来るのか?)
梓(まずはこの右手で払いながら行くしかないか…)
梓「まだ終わりじゃないです!」
澪「さあ来い!」
75: 2010/07/16(金) 22:08:37.59 ID:OfoBHo2ZP
梓「まずはそのおっOいだああっ!」ゴオッ
澪「甘い! でりゃあっ!」
ビュオッ
梓(来たっ! ここは右手で払って……!)パシン
澪「そうはさせるか!」
シュルシュル
梓「!!」
梓(腕に巻きついた!? と、とれない!)
澪「ふう、これ結構難しいんだ。成功してよかったよ」
梓(こ、このままじゃ逆サイドから攻められちゃう!)
澪「ふふふ……、梓はかわいいな」
梓「にゃっ! 何を!?」
澪「甘い! でりゃあっ!」
ビュオッ
梓(来たっ! ここは右手で払って……!)パシン
澪「そうはさせるか!」
シュルシュル
梓「!!」
梓(腕に巻きついた!? と、とれない!)
澪「ふう、これ結構難しいんだ。成功してよかったよ」
梓(こ、このままじゃ逆サイドから攻められちゃう!)
澪「ふふふ……、梓はかわいいな」
梓「にゃっ! 何を!?」
77: 2010/07/16(金) 22:12:32.05 ID:OfoBHo2ZP
澪「私、こういう妹が欲しかったんだよ。猫みたいに可愛い妹がさ」
梓「うぅ……///」
澪「梓が唯の家に行かないと言うのなら、離してあげる。さあ、どうする?」
梓「うぅ、うううぅ……」
梓(確かに澪先輩もいい……。かっこよくて優しいし)
梓(でも……でも……!)
梓「私には……私には、唯先輩しか見えません!」
グイッ
澪「あいてててて! ひ、引っ張るな梓!」
梓「えいっ! そりゃあっ!」グイグイ
澪「いたたたたたた! ぬ、ぬけちゃうっ!」
梓「じゃあ離してください!」
澪「わかったわかった! 離すから引っ張らないたたたた!」
…
梓「うぅ……///」
澪「梓が唯の家に行かないと言うのなら、離してあげる。さあ、どうする?」
梓「うぅ、うううぅ……」
梓(確かに澪先輩もいい……。かっこよくて優しいし)
梓(でも……でも……!)
梓「私には……私には、唯先輩しか見えません!」
グイッ
澪「あいてててて! ひ、引っ張るな梓!」
梓「えいっ! そりゃあっ!」グイグイ
澪「いたたたたたた! ぬ、ぬけちゃうっ!」
梓「じゃあ離してください!」
澪「わかったわかった! 離すから引っ張らないたたたた!」
…
79: 2010/07/16(金) 22:18:33.73 ID:OfoBHo2ZP
澪「はあ……はあ……。マジで痛かったぞ」
梓「巻きつける方がいけないんですよ」
澪「そ、そうか…。なら、こっちは本気で行かせてもらうよ」ムスビ
梓「ポニーテール……」
澪「一点集中型だ。これなら梓の『力』よりも上だから、掴まれることはない」
梓「くっ…」
梓(リーチは上、パワーも上……。どうする、梓!?)
梓(いや、こんなことでめげる私じゃない! 私には、唯先輩をこの『力』で憂から取り返すという使命がある!)
梓(越えてみせる……自分を…!)
澪「行くぞっ梓あっ!」
梓「こっちこいです!」
80: 2010/07/16(金) 22:20:39.86 ID:OfoBHo2ZP
澪「はあああっ……『光速後ろ回し払い』!!」
ビュオオオッ
梓「見えたっ! そこだっ!」ガシッ
澪「馬鹿めっ! 掴んだな! こっちの勝ちだ!」
梓「いや…違いますよ、澪先輩」
澪「な、なにっ!」
梓「あなたじゃ私に勝てないっ! 永遠に!」
グググ…
澪「うそ……そんな……っあ!」ピクン
梓「はああああああああああっ!!」
澪「梓の方が……強いっ!?」ピクピクン
ビュオオオッ
梓「見えたっ! そこだっ!」ガシッ
澪「馬鹿めっ! 掴んだな! こっちの勝ちだ!」
梓「いや…違いますよ、澪先輩」
澪「な、なにっ!」
梓「あなたじゃ私に勝てないっ! 永遠に!」
グググ…
澪「うそ……そんな……っあ!」ピクン
梓「はああああああああああっ!!」
澪「梓の方が……強いっ!?」ピクピクン
82: 2010/07/16(金) 22:22:27.69 ID:OfoBHo2ZP
梓「愛は人を強くする! 喰らえ! 『ライトハンド奏法』!!」
ドリュデドリュデ
澪「んっああああああああっ!!!?? 揉んじゃやああああっ!!?」ビクン
梓「おっOい星人なんで、止められません!」
ギャギャギャギャギャギャッ…
梓「つまんで、演奏終了!」
コリコリ キュッ!
澪「ほひいいいいいいっ!????」
…
ドリュデドリュデ
澪「んっああああああああっ!!!?? 揉んじゃやああああっ!!?」ビクン
梓「おっOい星人なんで、止められません!」
ギャギャギャギャギャギャッ…
梓「つまんで、演奏終了!」
コリコリ キュッ!
澪「ほひいいいいいいっ!????」
…
83: 2010/07/16(金) 22:25:00.96 ID:OfoBHo2ZP
澪「ぁ……ぇ……」ピクピク
梓「澪先輩、私はあなたのことが好きです。でも、唯先輩の前じゃ敵いませんよ」
澪「あずさ……ありが…とう……」
梓「はいっ! 澪先輩のがんばりは無駄にしません!」
梓(さよなら……愛しの先輩……)
…
84: 2010/07/16(金) 22:27:51.62 ID:OfoBHo2ZP
梓「はあ…はあ…」タタタ
梓(澪先輩に律先輩……。軽音部の先輩方で残すはあと一人……!)
梓(でも、あの人黒幕っぽそうだから、違うだろうな)
?「そこ! 止まりなさい!」
梓「! そのメガネは!」
?「あなたが唯のところへ行くなんて、百万年早いのよ」
梓「和先輩!」
和「うふふ…、『どうしてこんなところに!』って顔をしてるわね」
梓「あなたまで私の邪魔をするんですか!」
和「そうよ……。まあ、部外者なんでああだこうだ言えないんだけど」
85: 2010/07/16(金) 22:34:09.75 ID:OfoBHo2ZP
梓「どいてください。今の私にはあなたじゃ勝てない!」
梓(おそらく、和先輩の『力』は私の『力』よりも下…! 気配でわかる!)
和「あらあら、そんな自信満々でいいのかしら?」
梓「……いいでしょう。ではお別れです!」
ゴワアッ ガシッ
梓(おっOいとった! 私の勝ちだっ!)
モミモミモミモミ……
梓「あ、あれ……?」
和「……」ニヤリ
梓(き、効いてない!? な、なんでっ!?)
梓(おそらく、和先輩の『力』は私の『力』よりも下…! 気配でわかる!)
和「あらあら、そんな自信満々でいいのかしら?」
梓「……いいでしょう。ではお別れです!」
ゴワアッ ガシッ
梓(おっOいとった! 私の勝ちだっ!)
モミモミモミモミ……
梓「あ、あれ……?」
和「……」ニヤリ
梓(き、効いてない!? な、なんでっ!?)
87: 2010/07/16(金) 22:38:29.17 ID:0peOGLRB0
梓「んー・・・唯先輩に対しては憧れみたいなのがありますけど」
梓「天才肌っていうんですか?高校入ってギター始めてあれですからね。一応認めてるんです」
梓「まぁ練習あんまりしないところはハッキリいって嫌いです。イライラします」
律「ふーん」
ザバァー、ザバァー
律「私は梓と楽器が違うから私の凄さがわかってないだけだな」
律「もっと先輩を敬え!」
梓「天才肌っていうんですか?高校入ってギター始めてあれですからね。一応認めてるんです」
梓「まぁ練習あんまりしないところはハッキリいって嫌いです。イライラします」
律「ふーん」
ザバァー、ザバァー
律「私は梓と楽器が違うから私の凄さがわかってないだけだな」
律「もっと先輩を敬え!」
88: 2010/07/16(金) 22:39:15.63 ID:OfoBHo2ZP
和「あははははははははははははははははははははははっ!!! 無様ね、梓ちゃん!」
梓「そんな……どうして……」
和「それは簡単なことよ」
和「だって私、マグロだもん」
梓「マ、グ、ロ……」ガクガク
和「私のマグロっぷりには憂も驚いていたわ。だって憂の『力』でも、私を感じさせることが出来なかったんだから」
梓「う、うそだっ!」
和「本当よ。だからこうして梓ちゃんの攻撃を喰らっても平気でいることが出来るのよ」
梓「あ、あ、あ、ああああっ……」ガクガク
和「うふふ……、まさに絶望って感じね。いいわ、その顔」
梓(憂でも通用しないマグロだと……!? か、勝てるわけないよ!)
梓「そんな……どうして……」
和「それは簡単なことよ」
和「だって私、マグロだもん」
梓「マ、グ、ロ……」ガクガク
和「私のマグロっぷりには憂も驚いていたわ。だって憂の『力』でも、私を感じさせることが出来なかったんだから」
梓「う、うそだっ!」
和「本当よ。だからこうして梓ちゃんの攻撃を喰らっても平気でいることが出来るのよ」
梓「あ、あ、あ、ああああっ……」ガクガク
和「うふふ……、まさに絶望って感じね。いいわ、その顔」
梓(憂でも通用しないマグロだと……!? か、勝てるわけないよ!)
89: 2010/07/16(金) 22:43:52.07 ID:OfoBHo2ZP
和「もうおしまい? なら、こっちから行かせてもらうわ」
梓「!」
和「怖がることはないわ……。すぐに終わるから」
梓(ど、どこから……!!?)
和「……」クイッ
ギャンッ
梓「ひゃうっ!!?」ビゥン
梓(う、うそ……。今感じたの? 私……)
和「……」クイッ
ギャンッ ギャンッ
梓「あんっ!? にゃあっ!?」ビクビクン
梓(そんなバカなっ! 和先輩は私の体に触れていないのに、どうしてっ!?)
梓「!」
和「怖がることはないわ……。すぐに終わるから」
梓(ど、どこから……!!?)
和「……」クイッ
ギャンッ
梓「ひゃうっ!!?」ビゥン
梓(う、うそ……。今感じたの? 私……)
和「……」クイッ
ギャンッ ギャンッ
梓「あんっ!? にゃあっ!?」ビクビクン
梓(そんなバカなっ! 和先輩は私の体に触れていないのに、どうしてっ!?)
90: 2010/07/16(金) 22:48:21.14 ID:OfoBHo2ZP
和「うふふ……。かわいそうだから種明かししようか」
和「私の『力』の出所は、メガネよ」
梓「!!! メ、メガネだってっ!!?」
和「ムギもビックリしてたわ。まさかこんな所にも『力』を与えることができるなんてってね」
梓(じゃ、じゃあ、あのメガネを通して見られると、無条件に感じてしまうってことなの……!?)
和「確かに梓ちゃんの『力』よりもパワーは無いけど、はたして防ぎきれるかしら?」
梓「くっ……!」
和「ほらっ、どんどんイいくわよ!」クイッ
梓「あああああんっ!? やああっ!!」
和「ほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほら!!!」クイックイックイックイッ
梓「やあああっ!!? こんなのらめえええっ!!?」
梓(ああ……。頭が真っ白になっちゃう……)
和「私の『力』の出所は、メガネよ」
梓「!!! メ、メガネだってっ!!?」
和「ムギもビックリしてたわ。まさかこんな所にも『力』を与えることができるなんてってね」
梓(じゃ、じゃあ、あのメガネを通して見られると、無条件に感じてしまうってことなの……!?)
和「確かに梓ちゃんの『力』よりもパワーは無いけど、はたして防ぎきれるかしら?」
梓「くっ……!」
和「ほらっ、どんどんイいくわよ!」クイッ
梓「あああああんっ!? やああっ!!」
和「ほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほら!!!」クイックイックイックイッ
梓「やあああっ!!? こんなのらめえええっ!!?」
梓(ああ……。頭が真っ白になっちゃう……)
92: 2010/07/16(金) 22:52:36.55 ID:OfoBHo2ZP
和「はあ……はあ……。さすがに連発はきついわ」
梓「ゃ……だめ……」ピクピク
和「さあ、これで仕上げよ! 覚悟はできてるかしら?」
梓「あうっ……うぅ……」
和「……もう聞く耳もたずね」
梓(ああ……。こんなところで終わりか……)
梓(唯先輩、ごめんなさい……。私じゃあなたのそばにいられるなんて無理でした……)
あずにゃーん!!
梓(はははっ……。こんなときに唯先輩の声が聞こえるなんて……)
あずにゃーーん!!!
梓(はいはい……。私はこのままいっちゃうんですから待っててくださいよ)
梓「ゃ……だめ……」ピクピク
和「さあ、これで仕上げよ! 覚悟はできてるかしら?」
梓「あうっ……うぅ……」
和「……もう聞く耳もたずね」
梓(ああ……。こんなところで終わりか……)
梓(唯先輩、ごめんなさい……。私じゃあなたのそばにいられるなんて無理でした……)
あずにゃーん!!
梓(はははっ……。こんなときに唯先輩の声が聞こえるなんて……)
あずにゃーーん!!!
梓(はいはい……。私はこのままいっちゃうんですから待っててくださいよ)
93: 2010/07/16(金) 22:57:02.01 ID:OfoBHo2ZP
唯「あずにゃーん! たすけてー!!」
梓(この声……、本物……!?)
梓「ゆ、ゆいせんぱいっ!?」ガバッ
唯「はやくきてっ……!!」
バタンっ!
梓「唯先輩……、ゆいせんぱーーいっ!!」
和「唯は一体何を……?」
梓(窓から必氏に助けを求めるなんて……そんなに切羽詰まった状態なの!?)
梓(そっか……。そうなのか……)
梓「くくくくくくく……」
和「な、なに?」
梓「うふふふっ、あははっ、あはははははははっ!!」
和「ど、どうしたって言うのよ!?」
梓(この声……、本物……!?)
梓「ゆ、ゆいせんぱいっ!?」ガバッ
唯「はやくきてっ……!!」
バタンっ!
梓「唯先輩……、ゆいせんぱーーいっ!!」
和「唯は一体何を……?」
梓(窓から必氏に助けを求めるなんて……そんなに切羽詰まった状態なの!?)
梓(そっか……。そうなのか……)
梓「くくくくくくく……」
和「な、なに?」
梓「うふふふっ、あははっ、あはははははははっ!!」
和「ど、どうしたって言うのよ!?」
94: 2010/07/16(金) 23:01:28.41 ID:OfoBHo2ZP
梓「そうだ、そうですよ……。わたしはこんなところで寝てる場合じゃあないんですよ」
和「……っ!! このプレッシャーは……!」
梓「唯先輩が私を呼んでいる……。唯先輩が私を必要としてくれる……。こんなにうれしいことはない!」
和「梓ちゃん……、あなた……!」
梓「今の私にはやらなければならないことがある! それを終えるまで、私はまだイケない!」
和「望むところよ……! 喰らいなさいっ!」クイッ
ギャンッ
梓「んんんんんんっ! はああああああああっ!!!」
ドギャン!
和「は、跳ね返した……?」
梓「もう私を感じさせることが出来るのは、唯先輩以外いません!」
和「そ、そう……! でも、だからといって私を感じさせることが出来るはず……」
梓「マグロ? 私の前にそんなでたらめ通用しません!」
和「な、なにをっ!!?」
和「……っ!! このプレッシャーは……!」
梓「唯先輩が私を呼んでいる……。唯先輩が私を必要としてくれる……。こんなにうれしいことはない!」
和「梓ちゃん……、あなた……!」
梓「今の私にはやらなければならないことがある! それを終えるまで、私はまだイケない!」
和「望むところよ……! 喰らいなさいっ!」クイッ
ギャンッ
梓「んんんんんんっ! はああああああああっ!!!」
ドギャン!
和「は、跳ね返した……?」
梓「もう私を感じさせることが出来るのは、唯先輩以外いません!」
和「そ、そう……! でも、だからといって私を感じさせることが出来るはず……」
梓「マグロ? 私の前にそんなでたらめ通用しません!」
和「な、なにをっ!!?」
95: 2010/07/16(金) 23:04:03.84 ID:OfoBHo2ZP
梓「んぐっ……! ハアあああああああああああああああっ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
和「こ、このパワーは……!?」
梓「私のこの手が真っ赤に燃える……! あなたをイカせとキャンキャン喚く……!」
和「そんな……、ここにきてまだパワーを上げてくるのっ!?」
梓「ひっさああああつ! 『ムスタングフィンガー』!!!」
和「そ、そんなダサい名前の技で私に勝てるわけない!」
梓「とりゃあああああっ!!」
ガシッ
和「へっ!? ま、まさか……」
梓「パンツの中ッ!」
ゴリゴリゴリゴリ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
和「こ、このパワーは……!?」
梓「私のこの手が真っ赤に燃える……! あなたをイカせとキャンキャン喚く……!」
和「そんな……、ここにきてまだパワーを上げてくるのっ!?」
梓「ひっさああああつ! 『ムスタングフィンガー』!!!」
和「そ、そんなダサい名前の技で私に勝てるわけない!」
梓「とりゃあああああっ!!」
ガシッ
和「へっ!? ま、まさか……」
梓「パンツの中ッ!」
ゴリゴリゴリゴリ…
96: 2010/07/16(金) 23:07:42.89 ID:OfoBHo2ZP
和「ハウンッ!! ば、馬鹿なっ!??」
梓「うおおおおおおおおおおっ!!」
メキョグチャズヌプッ
和「うそーーーーッ!? イヤ…イヤーーーーーーッ!!!??」
梓「とどめだあああああっ!!」
和「アアアアアアアアアッ!!!ッ!!??」
梓「これで……ジ・エンドにゃん!!」
バギャンッ!
和「上から目線のてんこ盛りーーーーっ!!?」
…
梓「うおおおおおおおおおおっ!!」
メキョグチャズヌプッ
和「うそーーーーッ!? イヤ…イヤーーーーーーッ!!!??」
梓「とどめだあああああっ!!」
和「アアアアアアアアアッ!!!ッ!!??」
梓「これで……ジ・エンドにゃん!!」
バギャンッ!
和「上から目線のてんこ盛りーーーーっ!!?」
…
98: 2010/07/16(金) 23:17:22.37 ID:OfoBHo2ZP
梓「はあ……はあ……」
和「ダメ……アア……」
梓「まさに強敵という言葉はあなたのためにあるんでしょう」
和「うふふ……イッちゃうなんて何年ぶりかしら……」
和「ありがとう…梓ちゃん……」
梓「はいっ……あなたの意志、私が継ぎます!」
梓(さようなら、和先輩……)
…
100: 2010/07/16(金) 23:22:27.00 ID:OfoBHo2ZP
梓「ついた……唯先輩の家」
梓「ここまで来るために体力はもうあまり残ってはいない」
梓「でも……それでも私にはやらなければいけないんだ!」
梓「憂でもイカせられなかった和先輩をイカせたんだ! 今の私なら憂にだって……」
梓「……よし! 行くぞっ!」
ガチャン!
憂「……」
梓「!! 来たな憂っ!」サッ
憂「あずさ…ちゃん……」ドサッ
梓「う、うい!?」
梓(ど、どうして!? 憂がなんでこんな状態に……?)
101: 2010/07/16(金) 23:26:44.11 ID:OfoBHo2ZP
?「ようこそ、あずにゃん」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド……!
梓「!! こ、このプレッシャーは……!!? そ、そんな…!」
?「いやあ、待ちくたびれちゃったよ~」
梓「唯…先輩……!」
唯「まったく……あまりにも遅いから憂と遊んじゃったよ」
梓「う、うそだ……、なんで唯先輩が……?」
唯「えへへっ、そろそろネタばらしだね!」
唯「私は最初から憂に捕まってないんだよ」
梓「そんな……」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド……!
梓「!! こ、このプレッシャーは……!!? そ、そんな…!」
?「いやあ、待ちくたびれちゃったよ~」
梓「唯…先輩……!」
唯「まったく……あまりにも遅いから憂と遊んじゃったよ」
梓「う、うそだ……、なんで唯先輩が……?」
唯「えへへっ、そろそろネタばらしだね!」
唯「私は最初から憂に捕まってないんだよ」
梓「そんな……」
103: 2010/07/16(金) 23:31:14.48 ID:OfoBHo2ZP
唯「憂は私をあの『力』を使って自分のものにしようとしたんだけど、それはできなかった」
唯「なぜなら、私もムギちゃんから『力』をもらっていたから」
梓「!」
唯「私がムギちゃんから『力』をもらったっことを、憂は知らなかったみたいなんだ」
唯「そんでもって、昨日の夜に憂が急に襲ってくるから、この『力』を使って憂をメロメロにしちゃった、というわけです!」
唯「ねー、うい!」
ちょんちょん
憂「んうああああああっ!!?」ビクン
梓(指でちょんちょんしただけであの感じよう……。唯先輩は憂よりもはるかに上……!)
唯「でも、私を所有しようなんて考えちゃ、ダメだよ?」
憂「ひゃ、ひゃい……」
梓「……」ガクガク
唯「なぜなら、私もムギちゃんから『力』をもらっていたから」
梓「!」
唯「私がムギちゃんから『力』をもらったっことを、憂は知らなかったみたいなんだ」
唯「そんでもって、昨日の夜に憂が急に襲ってくるから、この『力』を使って憂をメロメロにしちゃった、というわけです!」
唯「ねー、うい!」
ちょんちょん
憂「んうああああああっ!!?」ビクン
梓(指でちょんちょんしただけであの感じよう……。唯先輩は憂よりもはるかに上……!)
唯「でも、私を所有しようなんて考えちゃ、ダメだよ?」
憂「ひゃ、ひゃい……」
梓「……」ガクガク
104: 2010/07/16(金) 23:35:34.05 ID:OfoBHo2ZP
唯「えへへっ、でもあずにゃんがここまで来れて私もうれしいよ!」
梓「ということはあの先輩方を用意したのは……」
唯「私だよ!」
梓「それじゃあ、ムギ先輩を使って私に『力』を与えたのも……」
唯「それも私だよ!」
梓「な、なんでそんなことを?」
唯「だって私の『力』強すぎるんだもん。普通の人じゃ氏んじゃうかもしれないんだよ?」
唯「だから、ムギちゃんを使ってあずにゃんを能力者にして、みんなと戦わせることであずにゃんの『力』をパワーアップさせたんだよ」
梓「そ、そんな……」
唯「ムギちゃんには感謝してるよ……。こんな素晴らしい『力』を与えてくれて」
唯「おかげであずにゃんとにゃんにゃんできるしね!」
梓「こんな、こんなことって……」
梓「ということはあの先輩方を用意したのは……」
唯「私だよ!」
梓「それじゃあ、ムギ先輩を使って私に『力』を与えたのも……」
唯「それも私だよ!」
梓「な、なんでそんなことを?」
唯「だって私の『力』強すぎるんだもん。普通の人じゃ氏んじゃうかもしれないんだよ?」
唯「だから、ムギちゃんを使ってあずにゃんを能力者にして、みんなと戦わせることであずにゃんの『力』をパワーアップさせたんだよ」
梓「そ、そんな……」
唯「ムギちゃんには感謝してるよ……。こんな素晴らしい『力』を与えてくれて」
唯「おかげであずにゃんとにゃんにゃんできるしね!」
梓「こんな、こんなことって……」
106: 2010/07/16(金) 23:40:53.60 ID:OfoBHo2ZP
唯「あずにゃんもうれしかったでしょ? その『力』をもらって」
梓「確かに、この『力』を使えば、憂から唯先輩を取り返せる…と思ってました」
梓「でも! この『力』は誰かを感じさせるために使うものじゃありません!」
唯「なんで?」
梓「危険すぎます! それに……」
梓「わ、私はこんな『力』なんか使わずに唯先輩を……///」
唯「えー、この『力』なしじゃつまんないよ」
梓「そんなことないです!」
唯「じゃあ、あずにゃんは私のこと、満足させられるの?」
梓「も、もちろんです!」
唯「じゃあやってみなよ」
梓「やってやるです!」
梓「確かに、この『力』を使えば、憂から唯先輩を取り返せる…と思ってました」
梓「でも! この『力』は誰かを感じさせるために使うものじゃありません!」
唯「なんで?」
梓「危険すぎます! それに……」
梓「わ、私はこんな『力』なんか使わずに唯先輩を……///」
唯「えー、この『力』なしじゃつまんないよ」
梓「そんなことないです!」
唯「じゃあ、あずにゃんは私のこと、満足させられるの?」
梓「も、もちろんです!」
唯「じゃあやってみなよ」
梓「やってやるです!」
108: 2010/07/16(金) 23:44:56.07 ID:OfoBHo2ZP
梓(唯先輩の『力』の出所はどこからだろうか? さっきは憂を指先ひとつでダウンさせたけど)
唯「どっからでもかかってきんしゃい!」
梓「じゃあ、全力でいきます!」
梓「んぐっ!! ハアああああああああああっ……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
梓「私のこの手が真っ赤に燃える! あなたをイカせとキャンキャン……」
唯「長いっ!」
グワシッ
梓「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああっ!!?」ビクビクビクン
唯「長すぎだよあずにゃん! 待ってらんないからこっちからやっちゃったよ」
梓「ぁ……ぁぁぁぁ……?」ピクピク
唯「すごいでしょ? ただお手手を握っただけなのにね!
梓(あ、あたまが……、ひゃめ……)
唯「どっからでもかかってきんしゃい!」
梓「じゃあ、全力でいきます!」
梓「んぐっ!! ハアああああああああああっ……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
梓「私のこの手が真っ赤に燃える! あなたをイカせとキャンキャン……」
唯「長いっ!」
グワシッ
梓「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああっ!!?」ビクビクビクン
唯「長すぎだよあずにゃん! 待ってらんないからこっちからやっちゃったよ」
梓「ぁ……ぁぁぁぁ……?」ピクピク
唯「すごいでしょ? ただお手手を握っただけなのにね!
梓(あ、あたまが……、ひゃめ……)
110: 2010/07/16(金) 23:49:29.77 ID:OfoBHo2ZP
唯「私の『力』の出所を教えてあげる! ずばり全身だよ!」
梓「ぅ……そ……」
唯「うそじゃないよ! ほら!」
ぐりぐり
梓「ひゃいいいいいいいいいいいいいいいっ!!? んあああああああああああっ!!?」ビクビクビクビク
唯「ね? ね? 足先でも感じたでしょ?」
梓「………」ピクン
唯「あっちゃー、やりすぎちゃったかな」
唯「せっかくみんなを使って強くしたのに……んもう」ブーブー
唯「こんなんじゃダメだね。あずにゃんでも私を満足させられなかったんだよ」
唯「好きだったのにな~」
梓「………」ピクン
梓「ぅ……そ……」
唯「うそじゃないよ! ほら!」
ぐりぐり
梓「ひゃいいいいいいいいいいいいいいいっ!!? んあああああああああああっ!!?」ビクビクビクビク
唯「ね? ね? 足先でも感じたでしょ?」
梓「………」ピクン
唯「あっちゃー、やりすぎちゃったかな」
唯「せっかくみんなを使って強くしたのに……んもう」ブーブー
唯「こんなんじゃダメだね。あずにゃんでも私を満足させられなかったんだよ」
唯「好きだったのにな~」
梓「………」ピクン
112: 2010/07/16(金) 23:53:11.73 ID:OfoBHo2ZP
唯「んじゃあ、最後にぎゅってしちゃおうかな~」
唯「これで最後だからね? じっくり味わうんだよ? あずにゃん」
梓「………」
梓(まさか、唯先輩に……)
梓(でも、これでいいのかな……。本来の目的も唯先輩とこういう仲になるってことだもん)
梓(でも……さいごに……すきって……いってほしかったなあ……)
唯「いくよ~!」
梓「………」
唯「ぎゅーーーっ!」
唯「これで最後だからね? じっくり味わうんだよ? あずにゃん」
梓「………」
梓(まさか、唯先輩に……)
梓(でも、これでいいのかな……。本来の目的も唯先輩とこういう仲になるってことだもん)
梓(でも……さいごに……すきって……いってほしかったなあ……)
唯「いくよ~!」
梓「………」
唯「ぎゅーーーっ!」
114: 2010/07/16(金) 23:56:59.93 ID:OfoBHo2ZP
ドンッ
ぎゅむーーーーっ
憂「う、う、うんあああああああああああああああああっ!!!?」ビクビク
梓「う……い……?」
唯「あれ? なんで憂が?」パッ
憂「あああっ、あああああああっ……」
ドサッ
梓「うい……? どうして……?」
憂「あ、あずさちゃん……。おねがい……」
憂「おねえちゃんを……。もとにもどして……んあっ!?」
梓「うい!」
憂「もうわたしじゃかなわないけど……。あずさちゃんなら、きっと……!」
梓「そんな……。わたしじゃ無理だよ……」
116: 2010/07/17(土) 00:03:28.71 ID:wVsgwV72P
憂「だいじょうぶだよ……。わたしのちからもつかって……?」
梓「憂……?」
ギュウウウウウウン
梓「!」
梓(憂が握った左手に『力』が……? もしや憂は……!?)
115: 2010/07/17(土) 00:01:47.71 ID:OfoBHo2ZP
憂「これであずさちゃんのひだりうでにも、『力』が……んああああっ!!?」
バタリ
梓「うい……? ういーーっ!?」
唯「何してるの? そんな感動ごっこしてる暇あるの?」
梓「ひどいです! 倒れた憂に追い打ちをかけるなんて……!」
唯「だって長いんだもーん」
梓「あ、あなたはもう、唯先輩じゃありません……。悪魔です!!」
唯「小悪魔ちゃんだよん!」
梓「あんたって人は……。あんたって人はーーーっ!!」
梓「この右手と左手で、あなたを正気に戻します!」
唯「まだやるの? いいよ! やろうやろう!」
梓「悪魔に容赦はしません! いきます!」
梓「うううううおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド……!
バタリ
梓「うい……? ういーーっ!?」
唯「何してるの? そんな感動ごっこしてる暇あるの?」
梓「ひどいです! 倒れた憂に追い打ちをかけるなんて……!」
唯「だって長いんだもーん」
梓「あ、あなたはもう、唯先輩じゃありません……。悪魔です!!」
唯「小悪魔ちゃんだよん!」
梓「あんたって人は……。あんたって人はーーーっ!!」
梓「この右手と左手で、あなたを正気に戻します!」
唯「まだやるの? いいよ! やろうやろう!」
梓「悪魔に容赦はしません! いきます!」
梓「うううううおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド……!
118: 2010/07/17(土) 00:07:20.40 ID:wVsgwV72P
唯「うわあっ!? すごいぷれっしゃーが!?」
梓「この私の『右手』と憂からもらった『左手』でを合わせて……!」
唯「そ、そのかまえは!?」
梓「これで終わりです! 『天国と地獄』!!!」
ゴアアアアアアアアッ
唯「うおおおおおっ!?」
梓「しぇいああああああああっ!」
ガゴオオオン
唯「ふぬぬぬぬぬぬぬ……!」
梓「力比べですね……! はあああああああああああっ!!」
ググググググググ……!!
唯「も、も、もうだめだああああっ!!?」
梓「勝った!!」
梓「この私の『右手』と憂からもらった『左手』でを合わせて……!」
唯「そ、そのかまえは!?」
梓「これで終わりです! 『天国と地獄』!!!」
ゴアアアアアアアアッ
唯「うおおおおおっ!?」
梓「しぇいああああああああっ!」
ガゴオオオン
唯「ふぬぬぬぬぬぬぬ……!」
梓「力比べですね……! はあああああああああああっ!!」
ググググググググ……!!
唯「も、も、もうだめだああああっ!!?」
梓「勝った!!」
119: 2010/07/17(土) 00:10:38.55 ID:wVsgwV72P
唯「な~んてな!」
梓「へっ!?」
唯「よいやさっ!」
ガキイイン!
梓「うそっ!?」
唯「あずにゃ~ん!」
ダキッ ギュウウウウウッ
梓「にゃ、にゃああああああああああああああああああああああっ!?!!??」ビクビク
唯「まだまだだね、あずにゃん!」
梓「ああ……ああああ……」ピクピク
梓(そ、そんな……!? 憂からもらった『力』をもってしても、唯先輩には敵わないの!?)
唯「残念だけど、次で終わりにしようか!」
梓「く、くそおおおおおおっ!!」
梓「へっ!?」
唯「よいやさっ!」
ガキイイン!
梓「うそっ!?」
唯「あずにゃ~ん!」
ダキッ ギュウウウウウッ
梓「にゃ、にゃああああああああああああああああああああああっ!?!!??」ビクビク
唯「まだまだだね、あずにゃん!」
梓「ああ……ああああ……」ピクピク
梓(そ、そんな……!? 憂からもらった『力』をもってしても、唯先輩には敵わないの!?)
唯「残念だけど、次で終わりにしようか!」
梓「く、くそおおおおおおっ!!」
120: 2010/07/17(土) 00:16:14.53 ID:wVsgwV72P
?「まだよ!」
梓「へっ!? そ、その声はっ!?」
紬「あなたにはまだ隠された『力』があるわ、梓ちゃん!」
梓「ムギ先輩!」
紬「あなたの唯ちゃんを思う気持ちは、だれにも負けないはずよ!」
梓「唯先輩への……気持ち……?」
紬「そう! さあ、あなたの唯ちゃんへの気持ち……、思い出して!」
梓「唯先輩……」
梓「唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩!!」
梓「うわあああああああああああああっ!!!!!」
ドッギャアアアアアン!!
梓「へっ!? そ、その声はっ!?」
紬「あなたにはまだ隠された『力』があるわ、梓ちゃん!」
梓「ムギ先輩!」
紬「あなたの唯ちゃんを思う気持ちは、だれにも負けないはずよ!」
梓「唯先輩への……気持ち……?」
紬「そう! さあ、あなたの唯ちゃんへの気持ち……、思い出して!」
梓「唯先輩……」
梓「唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩
唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩!!」
梓「うわあああああああああああああっ!!!!!」
ドッギャアアアアアン!!
122: 2010/07/17(土) 00:20:36.41 ID:wVsgwV72P
唯「う、うわああっ!?」
紬「きゃああっ!?」
梓「……」
紬「こ、これが……完全体……梓ちゃん……!」
梓「……」
唯「ふ、ふふん! ムギちゃんの入れ知恵があっても、私には勝てないよ!」
梓「えへへっ、唯先輩」
唯「な、なにっ!?」ビクン
梓「あはははっ、そんな怖がらなくていいですよ」
唯「や、やめてよ、あずにゃん……怖いよ……」
梓「大丈夫ですよ」
唯「う、ううう……」
紬「きゃああっ!?」
梓「……」
紬「こ、これが……完全体……梓ちゃん……!」
梓「……」
唯「ふ、ふふん! ムギちゃんの入れ知恵があっても、私には勝てないよ!」
梓「えへへっ、唯先輩」
唯「な、なにっ!?」ビクン
梓「あはははっ、そんな怖がらなくていいですよ」
唯「や、やめてよ、あずにゃん……怖いよ……」
梓「大丈夫ですよ」
唯「う、ううう……」
123: 2010/07/17(土) 00:27:49.81 ID:wVsgwV72P
梓「私は、唯先輩が大好きです」
唯「!!! ひゃうっ!?」ビクン
唯(な、なに!? 今の!?)
梓「そのギターを弾く時に輝いて見えるお手手も好きです」
ギャンッ
唯「あんっ!!?」
唯(う、うそっ!? なんで感じるの!?)
梓「そのふっくらしてる足も好き」
ギャンッ
唯「ううあああんっ!?」
梓「そのひかえめなおっOいも好き」
ギャンッ
唯「ら、らめええええっ!?」
唯(ま、まさかあずにゃんが私のこと好きって『口にしただけ』で感じちゃうの!?)
唯「!!! ひゃうっ!?」ビクン
唯(な、なに!? 今の!?)
梓「そのギターを弾く時に輝いて見えるお手手も好きです」
ギャンッ
唯「あんっ!!?」
唯(う、うそっ!? なんで感じるの!?)
梓「そのふっくらしてる足も好き」
ギャンッ
唯「ううあああんっ!?」
梓「そのひかえめなおっOいも好き」
ギャンッ
唯「ら、らめええええっ!?」
唯(ま、まさかあずにゃんが私のこと好きって『口にしただけ』で感じちゃうの!?)
124: 2010/07/17(土) 00:31:32.62 ID:wVsgwV72P
梓「ぜ~んぶ、大好きです」ニコッ
ドギャンッ
唯「ひゃめえええええっ!?」
梓「だから……、元に戻します」
唯「ぁ……、あずにゃん……」
梓「唯先輩……、だあいすき!」
ぎゅううううううっ
唯「みゃああああああああああああああああっ!!?」
…
ドギャンッ
唯「ひゃめえええええっ!?」
梓「だから……、元に戻します」
唯「ぁ……、あずにゃん……」
梓「唯先輩……、だあいすき!」
ぎゅううううううっ
唯「みゃああああああああああああああああっ!!?」
…
125: 2010/07/17(土) 00:34:14.27 ID:wVsgwV72P
梓「ふうう……、これで全部終わりましたね」
紬「そうね。みんなの『力』もちゃんと消しといたわ」
梓「……」ジーー
紬「なあに?」
梓「元はと言えば、ムギ先輩が唯先輩や憂に『力』を与えたのがいけなかったんじゃ?」
紬「それは忘れて?」ニコッ
梓「いやです♪」ニコッ
ボゴッ
紬「むぎゅっ!?」
梓「パンチ一発で許してあげます」
紬「ど、どうも……」
126: 2010/07/17(土) 00:35:57.87 ID:wVsgwV72P
憂「あ、あずさちゃん……」
梓「あっ、憂! もう大丈夫なの?」
憂「うん! なんとかね!」
梓「そっか……」
憂「梓ちゃん」
梓「なに?」
憂「お姉ちゃんのこと、よろしくね?」
梓「もちろん! まかせて!」
憂「えへへっ!」
梓「あっ、憂! もう大丈夫なの?」
憂「うん! なんとかね!」
梓「そっか……」
憂「梓ちゃん」
梓「なに?」
憂「お姉ちゃんのこと、よろしくね?」
梓「もちろん! まかせて!」
憂「えへへっ!」
129: 2010/07/17(土) 01:00:34.43 ID:wVsgwV72P
唯「あずにゃ~ん」ダキッ
梓「にゃっ! い、いきなり抱きつかないでくださいよ!」
唯「……ごめんね、あずにゃん」
梓「唯先輩……」
唯「私のせいで、あずにゃんや憂に迷惑をかけちゃった……」
梓「いいんですよ、全部ムギ先輩が悪いんですから」
紬「ひどいっ!」
唯「でも……」
梓「それに! 私のために、あの『力』を使って……その……にゃんにゃんしようとしてくれたなんて、私、うれしくて……///」
唯「あずにゃん……///」
梓「と、とにかく! 私が責任もって唯先輩とにゃんにゃんしますから! いいですね!」
唯「うん! ありがとうあずにゃん!」
梓「唯先輩大好き!」
紬「これで丸く収まりました♪」
完
梓「にゃっ! い、いきなり抱きつかないでくださいよ!」
唯「……ごめんね、あずにゃん」
梓「唯先輩……」
唯「私のせいで、あずにゃんや憂に迷惑をかけちゃった……」
梓「いいんですよ、全部ムギ先輩が悪いんですから」
紬「ひどいっ!」
唯「でも……」
梓「それに! 私のために、あの『力』を使って……その……にゃんにゃんしようとしてくれたなんて、私、うれしくて……///」
唯「あずにゃん……///」
梓「と、とにかく! 私が責任もって唯先輩とにゃんにゃんしますから! いいですね!」
唯「うん! ありがとうあずにゃん!」
梓「唯先輩大好き!」
紬「これで丸く収まりました♪」
完
130: 2010/07/17(土) 01:02:14.15 ID:94TvgC2v0
乙ー
131: 2010/07/17(土) 01:02:15.92 ID:pr0mVIoG0
おつ乙
ムギちゃんオレにも力くれ
ムギちゃんオレにも力くれ
引用: 梓「ゴッドハンド!」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります