160: 2012/08/14(火) 00:16:55 ID:RaDV.Hy2
女神「ねえ起きてよ。もう朝だよ?寝過ぎだよ」
勇者「うっ!?はぁはぁ…」ダラダラ
女神「汗びっしょりだけど大丈夫?」
勇者「朝?俺はそんなにも寝ていたのか」
女神「うん。起こして起きなかったし大丈夫?」
勇者「とてつもなく恐ろしい夢をみた気がする」ダラダラ
女神「もしかしたら睡魔のせいかもしれないね」
勇者「睡魔?」
165: 2012/08/14(火) 17:45:15 ID:RaDV.Hy2
女神「睡魔はね、人間を眠りに誘いエネルギーを吸うんだよ」
勇者「獏と一緒では?」
女神「獏は夢を食べてエネルギーにかえる。睡魔は体内エネルギーを食べるんだよ」
勇者「なるほど。でもなんで睡魔が現れて俺なんかに…」
女神「世界を繋げた時にどさくさに紛れてきたのかもしれないね」
「それに君は不氏身だから永遠にエネルギーを採取できるからだよ」
勇者「なんだかんだで女神様のせいじゃないですか」
女神「ごめんね☆ミ」テヘペロ
166: 2012/08/14(火) 18:10:42 ID:RaDV.Hy2
勇者「女神様、睡魔の退治方法はあるんですか?」
女神「夢の中で退治する方法があるけど時間かかるよ?」
勇者「構いません!すぐにやりましょう」
女神「君はせっかちだね。まずは用意しないといけないよ」ゴソゴソ
勇者「用意?」
女神「じゃじゃ~ん」デン
勇者「小瓶?中に種が入ってますね」
女神「女神ちんの天界七つ道具の1つです」
167: 2012/08/14(火) 18:27:44 ID:RaDV.Hy2
女神「へへ…この土なら良い精霊が育つぜ…」ブスッ ブスッ
ポトッポト・・・
ザッ・・・
ポタッ ポタッ
勇者「女神様いったい何をしてるんですか?」
女神「3分待ちます」
ボコッ ボコボコ・・・
勇者「えっ?小さいのが5匹産まれた」
精霊「コンニチハゴシュジンサマ」
女神「こんにちは。しばらくの間、小屋と畑や鶏達の世話をよろしくね」
精霊「ハイ」ニパッ
169: 2012/08/14(火) 18:44:19 ID:RaDV.Hy2
勇者「なるほど。便利な道具ですね」
女神「でしょ♪残り5つは機会があれば披露するよ」フフンッ
勇者「では睡魔退治にいきましょう」
女神「まず小屋に戻ります」
-勇者の山小屋-
勇者「なんで女神様も抱きついて寝てるんですか」
女神「こうしないと女神ちんも一緒にいけないから。どぅゆーあんだすたん?」
勇者「英語が苦手なら無理に喋ら…なく……て………」zzz
170: 2012/08/14(火) 23:17:55 ID:RaDV.Hy2
~勇者の夢の中~
女神「ねえ起きてよ?」
勇者「あれ?ここはどこだ???」
女神「ここは君の夢の中だよ」
勇者「俺の夢?俺の夢の中って城なの?」
女神「君の夢だけど、正確には睡魔が根城を作ったんだよ。この場内のどこかに睡魔が隠れているんだよ」
勇者「なるほど。それにしても扉がいっぱいありますね……片っ端から開けますか」ガチャ
女神「あっ!?無闇に開けちゃダメだよ」
勇者「えっ?うわあああああ!!!!!」
171: 2012/08/14(火) 23:27:36 ID:RaDV.Hy2
勇者「地面がない!?」プランプラン
勇者はとっさにドアノブに掴まった。視線を下にそらすと漆黒の闇が広がっている
女神「落ちたら一生出てこれなくなって廃人になるよ」
勇者「落ちてたまるか!!俺には夢があるんだ」トウ!!!
女神「あのね…女神ちんの話をよく聞いてね。トラップもあるから無闇やたらに扉を開けない」
勇者「はい」
女神「女神ちんの後を歩いてついてくる。OK?」
勇者「肝に命じておきます」
177: 2012/08/15(水) 20:07:08 ID:3GavRVs6
女神「うーん…」
勇者「どうしました女神様?」
女神「左の扉か右の扉。どっちが正解か考えてるの」
勇者「またハズレがトラップですか?」
女神「今回は違うと思うんだけd…」
勇者「なら右の扉を開けましょう」ガチャ
女神「もー!!人の話ちょんと聞いてよ」
178: 2012/08/15(水) 20:16:44 ID:3GavRVs6
~右の扉~
風「ねえねえ勇者。旅やめて一緒に暮らそうよ」ビュービュゴー
勇者「だが断る」
風「ぼくの一族は勝者と結婚する掟があるの」
ビュービュゴー
勇者「そんな掟は知りません。四天王の名がなく前にさっさと帰ってください」
風「あたしの風は便利だよ?それにスレンダーだよ」ビュービュゴー
勇者「そんなのは関係ない。それに俺とあなたは一生結ばれないから」
179: 2012/08/15(水) 20:24:32 ID:3GavRVs6
風「なんでよー」ビュゴービュゴー!!
勇者「なぜなら俺は農家だからだ」ビシッ
風「それがぼくとの何の障害になるの」ビュゴービュゴー
勇者「おまえは台風だ!!台風は作物を潰し被害を与える。農家の天敵である以上ありえないからだ」クワッ
風「そんな馬鹿な!?」
勇者「わかったら里に帰りな……おまえにも家族がいるだろう」
風「勇者の馬鹿!!!!農家なんて氏んじゃえばいいんだ」ビュゴービュゴー
勇者「農家は褒め言葉です」
180: 2012/08/15(水) 20:29:24 ID:3GavRVs6
勇者「俺の記憶…!?」
女神「ハズレはランダムで君の記憶が映し出されるんだよ。女神ちんの話を最後まで聞いてください」
勇者「めんぼくない」
女神「それに君がラブ旅してるなんて女神ちん聞いてないぞー」ポカポカポカ
勇者「言う必要もないですよ。さあ左の扉を開けましょう」ガチャ
女神「逃げるな~女神ちんの話はまだ終わってないぞー」ポカポカポカ
182: 2012/08/16(木) 19:03:38 ID:MCwGEvcc
勇者「んっ?今度はなんだ?」
~左の扉~
火「上腕二頭筋肉を見よ」ムンッ
勇者「ついてくんなよ。暑苦しいんだよ」
火「我は四天王を抜けた。我とともに筋肉を語ろうではないか!!みよ!唸る胸筋を」ピクピクッ
勇者「みたくねーよ」
火「そういうな兄弟。汝もいい筋肉してるぜ」
勇者「農家だからな。そりゃ嫌でも筋肉がつくからな」ムキッ
火「素晴らしい上腕二頭筋肉」ハァハァハァ
183: 2012/08/16(木) 19:09:24 ID:MCwGEvcc
火「それにいい尻の形してるよな///」ウットリ
勇者「おまえは何を考えている」ブルッ
火「我は我慢できん!勇者よ…我と肉体と筋肉ぶつけ合い語ろうではないか」ガバッ
勇者「くるな!勇者パンチ!!勇者パンチ!!勇者パンチ!!」バキ!!グシャ!!バキ
火「ああ……いいよ…もっと激しく///」
勇者「うわあああぁああぁ!!!!!くるなー!!」
184: 2012/08/16(木) 19:18:51 ID:MCwGEvcc
女神「まさか君は童Oであり非処O?女神ちんはひかないから!大丈夫だからね」
勇者「違いますよ!あのあと逃げ切るのに3日かかったんですから」
女神(腐女子の堕天使が大好きなBL…思い出しただけでイライラする)
勇者「女神様!結局ハズレじゃないですか」
女神「そうでもないと思う」
ゴゴゴゴゴッ
勇者「地震!?まさかの崩壊トラップ?」
ガコンッ…
女神「違うよ。どこかに道ができた音だよ」
185: 2012/08/16(木) 19:26:36 ID:MCwGEvcc
勇者「人のプライベートを晒す睡魔をボコりたい」
女神「君が怒るとは珍しいね。でも女神ちん的には残りの土と水が気になるよ」
勇者「土と水ですか……惜しい事をしましたよ」
女神「惜しい事って?」
勇者「あいつらカップルで同時に強襲してきたんですよ」
女神「さすがの君も悪戦苦闘したんだね。わかります」
勇者「全然」
女神「えっ?違うの?」
186: 2012/08/16(木) 19:35:34 ID:MCwGEvcc
勇者「倒した後に水を捕まえて土に俺の部下になれとお願いしたんですよ」
女神「人はそれをお願いと言わずに脅迫といいます」
勇者「水と土がいれば土壌は良質だし水不足にも困りませんからね」
女神「それはそうだけどさ…」
勇者「そして水を捕獲して数日したら土が水を救出して逃げたんですよ」
女神「土カッコいいね」
勇者「俺も必氏に3ヶ月間追跡したんですけど逃げ切られました。惜しい人材を失ってしまいましたよ」
女神「農家恐ろしい子…」
勇者「農家は褒め言葉です」
191: 2012/08/17(金) 22:07:26 ID:WcWPkDJc
勇者「隠し階段がありますね」
女神「この感じ……地下に睡魔がいそうだね」
勇者「ついに怨みはらす時がきたk…」ダダダッ
女神「突入はまだだよ」グイッ
勇者「ぐえっ…襟首を掴まないで」ゲホゲホ
女神「睡魔の力は文字通り眠りだよ。突入したら眠らされてTHE・ENDだよ」
勇者「ここまで来たのに対策はないんですか?」
女神「君はもう少し人の話を聞くようにしようね」
192: 2012/08/17(金) 22:14:35 ID:WcWPkDJc
女神「じゃじゃーん!!ナイトキャップ~♪」
勇者「ただのナイトキャップじゃないですか」
女神「これは天界七つ道具の一つナイトキャップ。これを被ると睡眠耐性100%になる優れもの」
勇者「このナイトキャップ被ればいいんですね」イソイソッ
女神「今ならサービスで……な、なんと、女神ちんと結婚できます」
勇者「突入準備完了!!敵は本能寺にあり」ダダダッ
女神「清々しいほどのスルースキル……別に泣いてないもん」グスグス
193: 2012/08/17(金) 22:44:33 ID:WcWPkDJc
睡魔「う~んデリシャス♪素晴らしい宿主を見つけたな」
ドドドッ
睡魔「フハハハハッ!!よくぞここまできt…」
勇者「チェストー!!」グシャ!!
睡魔「ブベラ!?」
勇者「チャー!!シュー!!メン!!」バキグシャバキ
睡魔「ちょ!?人の…ブベラ」
勇者「ワン!!タン!!メン!!」グシャグシャグシャ
睡魔「ブヘッ……馬乗りは…やめm……
勇者「………」バキグシャバキ
194: 2012/08/17(金) 22:51:21 ID:WcWPkDJc
睡魔「人の…話を……」
勇者「俺のターン!!」バキグシャバキ
睡魔「痛…い……」
勇者「俺のターン!!」グシャグシャグシャ
睡魔「もう…や……め…t…」
勇者「俺のターン!!」バキグシャバキ
勇者「俺のターン!!」バキグシャバキ
勇者「俺のターン!!」バキグシャバキ
勇者「俺のターン!!」バキグシャバキ
睡魔「」
勇者「ずっと俺のt…」
女神「もうやめて!!睡魔のHPは0よ!!」
197: 2012/08/18(土) 21:38:22 ID:zRCm/qeU
勇者「俺の名前を言ってみろ」
睡魔「ゆ…勇者」
勇者「俺の怒りがわかるか?」
睡魔「たかが記憶を晒しただけだろ」
女神「睡魔もいい加減謝ったほうがいいよ」
睡魔「やなこった!」ヒュパ
女神「あっ」
睡魔「ナイトキャップ頂き!!くらえ催眠」
女神「zzz」
198: 2012/08/18(土) 21:46:58 ID:zRCm/qeU
睡魔「Ktkr形成逆転」
勇者「貴様はどこまで俺を怒らすんだ?」ゴゴゴゴゴッ
睡魔「動くな!この女が現実に戻るかは俺様次第なんだぜ」
勇者「黙れド三流(サンピン)が!!」
睡魔「いいの?この女やっちまうよ?無茶苦茶にしてやるよ」ニタニタ
勇者「テメーは俺をおこらせた……懺悔の時間もくれてやらん」ヒュン
睡魔「うわああああ!?くるなあああ!!!!!」
199: 2012/08/18(土) 21:59:53 ID:zRCm/qeU
~都合により残虐シーンは見せれません。女神様の夢(過去)をどうぞ~
女神「トモコロシは美味しいね」モグモグ
魔王「姉ちゃん最近地上ばかり見てるね。俺にも構ってよ」モグモグ
女神「女神ちんは仕事に忙しいのです」モグモグ
魔王「俺は姉ちゃん大好きだし。おかわり」
女神「はいトモコロシ。いい加減シスコンを卒業してください」
魔王「姉ちゃんの馬鹿!!」ダダダダッ
200: 2012/08/18(土) 22:07:53 ID:zRCm/qeU
堕天使「ヤッホー!また喧嘩?トモコロシもーらい」
女神「腐女子の堕天使は帰ってください」
堕天使「相変わらず冷たいね~♪」モグモグ
女神「あなたがいるとろくな事がない」モグモグ
堕天使「え~ん…堕天使ちゃん虐めないで~」グスグス
女神「嘘泣きはもういいよ」
堕天使「ばれた?」クスクス
女神「単刀直入に言うけど、女神ちんの弟につきまとうのやめてくれない?」
堕天使「何の事か堕天使ちゃんわかんな~い♪」
女神「実力で排除しようか?」
堕天使「きゃ~怖い☆」
201: 2012/08/18(土) 22:19:43 ID:zRCm/qeU
女神「女神ちんは本気だよ」ギロッ
堕天使「無理無理あんたと私は力は互角。決着はつかないよ」
女神「昔の女神候補が堕天使とは情けないね」
堕天使「五月蝿い!!神の見る目がなかったんだ!!はっ!精々女神生活を楽しみな」バサバサバサ
女神「神様はどうして女神ちんを選んだんだろう」
女神「あっ……農家が仕事をはじめる時間だ。水晶に映さないと」
ぼわわん
女神「う~ん…どうしてこの農家が気になるんだろう」
204: 2012/08/20(月) 19:02:57 ID:62aNRz4w
勇者「女神様」
女神「zzz」
勇者「女神様!!起きてください!」
女神「うん……?あれ懐かしい夢を見てた気がする」
勇者「起きましたか?大丈夫ですか?」
女神「うん大丈夫だよ。睡魔は?睡魔はどうなったの?」
勇者「睡魔と呼ばれていたものです」ムンズ
睡魔「」ボロゾウキーン…
女神「これはひどい」
205: 2012/08/20(月) 19:11:18 ID:62aNRz4w
勇者「それでこいつどうしたらいいんですか?」
女神「滅頃すれば完了だよ」
睡魔「ひっ!?」ガクガクブルブルブル
勇者「滅殺ですか…」ウーン
女神「なら後は追い出す手段があるけど被害者が代わるだけだよ?」
勇者「うーん」
睡魔「………」ブルブルブル
勇者「よしこうしよう。睡魔!」
睡魔「はひ!?」
勇者「今日から俺の部下な」
女神・睡魔「えっ」
206: 2012/08/20(月) 19:18:59 ID:62aNRz4w
勇者「エネルギーはやる。そのかわりに農場で働け」
睡魔「い、命が助かるならば喜んでお請けします」
女神「意外な展開だね」
勇者「それでは現実に帰りましょう」
女神「うんそうだね。睡魔ちんよろしく」
睡魔「へ、へい」パチン
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勇者「う……うん!?頭がクラクラするし身体がダルい…」
女神「それだけ時間が経過した証拠だよ」
睡魔「申し訳ないっす」
勇者「はい?」
208: 2012/08/20(月) 19:30:49 ID:62aNRz4w
精霊「おはようございます。お久しぶりですご主人様」
勇者「片言じゃなくなってるしでかくなってる!?てかどれだけ時間が経ってるんですか?」
女神「精霊ちゃん。勇者ちんに教えてあげて」
精霊「かしこまりした。あれから500年経過しております」ニコッ
勇者「なんだ500年か…」
女神「意外とかかったねー」
睡魔「お二人には本当に申し訳ないっす」ペコペコ
女神「もう済んだこと事だし気にしないでOK」
勇者「んっ?500……年…?500年だと!!!!!??」
209: 2012/08/20(月) 19:42:41 ID:62aNRz4w
勇者「そんな馬鹿な!?」ダダダッ
女神「どこいくの?」
勇者「農場が拡大されて牛や豚がいるだと!?」
精霊「留守番は完璧でございます」
女神「さすが天界産の精霊は優秀だね」イイコイイコ
精霊「んっ///ありがとうございます///」
勇者「天界人と魔物は長生きだから時間感覚がおかしいのか」ブツブツブツ
睡魔「元気だしてください」ポンポン
勇者「お前がいうな!!」ガンッ
睡魔「痛いっす」ジンジン
213: 2012/08/22(水) 23:00:03 ID:eCw/fnVU
勇者「腰入れて糞かき出せ」
睡魔「へい」ガシャガシャ
子豚「ブイブイ」
女神「子豚可愛いね」ニヤニヤ
精霊「成熟したのち解体しベーコンにします」
女神「夢も希望もない話は聞きたくないです」
牛「モ~」ズン
睡魔「足がー!!!!足が踏まれたー」ピョンピョン
勇者「気をつけないと踏まれるぞ」
214: 2012/08/22(水) 23:06:39 ID:eCw/fnVU
勇者「女神様と精霊は卵を回収した後、とうもろこし畑へ直行」
女神「ラジャー」
精霊「かしこまりました」
~鶏小屋~
鶏「コケコッコッコッコッコッケー」
女神「おお!?できたてほやほやの卵がいっぱい」
精霊「ご主人様。まずは卵の取り方を説明いたしますね」
女神「卵の取り方くらい女神ちんでもわかるもん」ヒョイヒョイ
精霊「あっ……駄目です」
女神「何で?」ヒョイヒョイ
215: 2012/08/22(水) 23:15:58 ID:eCw/fnVU
精霊「ここの鶏は特殊ですから…」アトズサリー
女神「なんで精霊は入り口に戻ってるの?」ヒョイヒョイ
コケ…コケ-コッコッコッコッコケー!!
女神「へっ…?」
コケ-コッコッコッコッコケー!!バサバサバサバサバサバサ
女神「うわああああ!!??鶏の大群が襲ってきたあああ」
精霊「早く入り口まで逃げてください」
コケ-コッコッコッコッコケー!!バサバサバサバサバサバサ
222: 2012/08/24(金) 22:35:36 ID:VXp3Q7QQ
~とうもろこし畑~
勇者「女神様達がまだこないな」
睡魔「収穫しやすか?」
勇者「収穫は明日の朝一番だ」
女神「卵回収終わったよ」ボロボロ
勇者「全身ボロボロですね」
精霊「とうもろこし畑は安全のようですね」
勇者「安全?」
精霊「噂をするときましたね。戦闘体勢に入ります」
睡魔「へっ?急に暗くなった」
勇者「上だ」
223: 2012/08/24(金) 22:46:47 ID:VXp3Q7QQ
赤竜「グギャアアア」
精霊「A.T.フィールド全開します(主にとうもろこし畑を中心に)」
勇者「かなり高度な防壁呪文だな」
女神「さすが女神ちんの精霊。わかってるね」
睡魔「みんな冷静沈着すぎる」ガクガクガク
女神「精霊ちん。あの赤竜は何?」
精霊「300年前から住み着いて畑を狙ってくる竜です。手に終えずに合体してなんとかできる感じです」
女神「だから精霊ちん成長してたのね」
224: 2012/08/24(金) 22:54:37 ID:VXp3Q7QQ
赤竜「くわせろー!!!!」
勇者「どっかで見たことある気がするんだよな」ウーン…
精霊「A.T.フィールド破れそうです」
睡魔「ヤベーマジヤベー」
勇者「とりあえず…畑を荒らす奴は許さん」ゴゴゴゴゴッ
女神「女神ちんのトモコロシ畑を守れー」
勇者「勇者パンチ!!」ズン
赤竜「カハッ…」
勇者「尻尾を掴んで…」ギュッ
女神「総員退避!至急非難せよ」
睡魔「えっ」
225: 2012/08/24(金) 23:01:42 ID:VXp3Q7QQ
勇者「ジャイアントスイングか~らのっ」グルングルン…
赤竜「」
勇者「空中にポイ!」ドヒュン
ヒューーーーーーーーーーン………
ズドーン!!!!
勇者「一丁上がり。今日は竜鍋にしますかね」
精霊「お見事です」
女神「竜鍋は食べたことないから楽しみ」
睡魔(俺はあんな化物に喧嘩を売ってたのか)ブルブルブル
赤竜「」
勇者「んっ……この赤竜もしかしてあの時の竜か?」
229: 2012/08/26(日) 18:47:37 ID:jOPNwbwE
勇者「やっぱりそうだ。魔王軍にいた赤竜だ」
赤竜「」
勇者「おい起きろ」ペシペシペシッ
女神「勇者の知り合いみたいだね」
精霊「そうみたいです」
女神「女神ちんは竜鍋は諦めない(キリッ」
睡魔「そこは諦めましょうよ」
赤竜「うっ…身体が痛すぎる」ビクンビクン
勇者「気づいたか。500年ぶりだな」
赤竜「勇者?勇者がなぜここにいる」
230: 2012/08/26(日) 18:58:21 ID:jOPNwbwE
勇者「ここは俺の農場だからだ!返答次第では竜鍋にする」
赤竜「200年ほど前から我ら魔族は人間に迫害され住む場所を追われ餌を求め襲撃したまでだ」
女神「いつの世も争いに満ちて女神ちんは悲しいよ」
勇者「眠ってる間に随分世界が変わったんだな」
赤竜「煮るなり焼くなり好きにするがよい。我は生きるのに疲れた…」
女神「竜鍋はゴマだれかポン酢か悩んじゃうよね」
精霊「すき焼きもいいですよ」
睡魔「お二人共自重するほうが…」
231: 2012/08/26(日) 19:08:27 ID:jOPNwbwE
勇者「氏ぬ覚悟があるならば俺の部下となれ」
赤竜「貴様何を言っている?」
勇者「でかい農場と牧場だ。町まで売買するには交通手段が必要だからだ」
精霊「確かに飛空手段があれば便利ですが魔物迫害はいかがなされますか?」
勇者「そんなのはどうとでもなる。部下になるか竜鍋、どっちがいいか悩むまでないだろ?」
赤竜「よかろう。我をこき使うがいい」
睡魔「マジパネー」
女神「従業員が増えていくね~」
232: 2012/08/26(日) 19:15:44 ID:jOPNwbwE
勇者「午後からは牛乳、牛肉豚肉卵を町に売りに出る。初陣だ」
赤竜「把握した」
女神(あっ…そうか。昔から農家は皆に優しいから気になってたんだ)
精霊「ならば急ぎましょう。睡魔さん肉の出荷用意をします」
睡魔「へいっ!」
女神(そんな優しい農家に惚れたんだった)
勇者「女神様ボーッとしないで急ぎますよ」
女神「はーい」ニコニコ
233: 2012/08/26(日) 19:26:23 ID:jOPNwbwE
~午前12時~
勇者「もう少し載せれるか?」
赤竜「我はそこまで貧弱ではない」
女神「赤竜ちんにこの首輪をあげるよ」
赤竜「我はペットではない」
女神「これは天界七つ道具の1つで魔物が自分の意思で人間に変化できるんだよ」
赤竜「天界には便利な道具があるだな」
女神「町中では人間になればOK」ニコ
赤竜「ありがたくいただこう」
勇者「俺と赤竜と女神様は町にいく。精霊睡魔は留守番を頼む。出発だ!!」
睡魔「へいっ!」
精霊「いってらっしゃいませ」
赤竜は勇者と女神を乗せ大空へと羽ばたいた
237: 2012/08/28(火) 22:39:37 ID:kpinbKOo
勇者「風は良好お日様はサンサンと照りつけ良い空旅になりそうだ」
赤竜「空旅と言うがこのままのペースなら30分くらいで東の街につく」
勇者「東の街?」
赤竜「時代が進み巨大都市と発展し今でも世界の拠点だ」
勇者「なるほど。そこはかわりませんな」
女神「あっ…逆鱗みっけ?女神ちん逆鱗ほしいな」チラチラ
赤竜「鱗一枚くらいならくれてやらんこともない」
女神「やった!女神ちん逆鱗GETだぜ」
238: 2012/08/28(火) 22:46:58 ID:kpinbKOo
勇者(500年か……女商人と別れの挨拶できなかったな)
女神「だんだんと巨大都市が見えてきたけどどうするの?」
赤竜「我はどうしたらいいのだ?」
勇者「このまま都市につっこみ広場に着陸してくれ」
赤竜「いいのか?」
勇者「我に秘策あり」
女神「なんだがワクワクするね」ニコニコ
239: 2012/08/28(火) 23:01:07 ID:kpinbKOo
~街の広場~
ドラゴンガキタゾー!ヘイシタチハナニヲシテイル
戦士長「貴様ら何者だ!」
勇者「我が名は勇者!作物等を売りにきた。証拠はこれだ」チャラッ
賢者「あら?それは我が国に伝わる特権の印じゃない」
戦士長「そんな物は知らねーよ!殲滅あるのみだ」
賢者「呪法捕縛大」
戦士長「呪文かける相手が違うぞ」ギチギチ
賢者「非礼をお許しください。次からは正門で受付をお願いします」
勇者「すまない。ありがとう」
240: 2012/08/28(火) 23:11:44 ID:kpinbKOo
女神「秘策と言うか随分と便利な特権をお持ちだね」
勇者「国王が俺に最初で最後に残してくれた特権さ」
赤竜「我はどうしたらよいのだ?」
女神「人間にチェンジすればOK!大事なのはイメージだよ」ニコ
赤竜「イメージ…イッメェェェジィッ!!!!」カッ!!
勇者「うおっ!?眩しい…」
もくもくもく………
赤竜「我はどんな感じだ?」
勇者「タキシードに片眼鏡の髭が逞しいお爺ちゃん」
女神「まるでベテラン執事だね」
赤竜「イメージ通りだな」
勇者・女神「えっ」
244: 2012/08/29(水) 23:28:19 ID:W.HiISCs
赤竜「何かおかしいか?」
勇者「もっと若いかと」
赤竜「我は28000歳だ」
女神「oh...女神ちんより年上」
赤竜「歳はどうでもいいがこれからどうするんだ?」
勇者「ここからは俺が荷台を引き露店街を目指す」
女神「荷台の上もーらい♪」ピョン
勇者「あっ…こらっ」
女神「にしししっ」
赤竜「我も荷台の上に…」ヨジヨジッ
勇者「おい」
245: 2012/08/29(水) 23:48:16 ID:W.HiISCs
赤竜「帰りも乗せて飛ぶのだ。休憩くらいよいだろ?」
勇者「まーいいか」
ガタンゴトン…ガタンゴトン
女神「フレーフレー勇~者!!頑張れ頑張れ勇~者!!」
勇者「頑張りますよ」
赤竜「zzz」
ガタンゴトン…ガラガラ
わいわいがやがや
勇者(女商人の店は前はここら辺だった気が…)
女神「頑張れ頑張れ勇~者!!」
勇者「あっ…」
246: 2012/08/30(木) 00:01:38 ID:4qcDo7Qg
女神「急に止まってどうしたの?」
勇者「まだ店がある…店が残っている」
女神「あの時の店が500年継続とは女神ちんもびっくり。老舗だね」
勇者「誰かいるのかな…」
女神「よりたいならよればいいよ」
勇者「いいんですか?」
女神「女神ちんはそこまで心は狭くないのです」
?「あの…店に何かご用ですか?」
251: 2012/09/02(日) 18:20:15 ID:L3.nyFE6
勇者「えっとあなたは?」
商人「これは失礼しました。私は第11代目、男商人と申します。以後は親しみをこめて商人とよんでください」
女神「11代目とは女神ちんもびっくりだね」
商人「女神?失礼ですが女商人のお知り合いだった勇者ですか?」
勇者「うん。俺は勇者。女商人に挨拶もできずに去り申し訳なかった」
商人「訳ありですか?」
勇者「実は…」
252: 2012/09/02(日) 18:30:59 ID:L3.nyFE6
商人「なるほど……睡魔退治に500年ですか」
女神「意外と手強かったからね」
勇者「あの……女商人は幸せでしたか?」
商人「こんなに大きい店を持ちましたから幸せですよ。突然ですが女神さんお話があります」
女神「女神ちんに話?」
商人「私と結婚していただきたいのです」
女神「冗談が上手ですね」
商人「私は本気です」ニギッ
女神「ふえっ!?手を握りながらにゃ…にゃにを!!!??」
勇者「ちょっ!?」イラッ
253: 2012/09/02(日) 18:40:18 ID:L3.nyFE6
勇者(あれ?なんで俺イラッとしたんだ…)
女神「待って!!意味がわからないから落ちつこう?ねっ?」
商人「子孫は勇者が現れ時、女なら勇者と男なら女神と結婚するようにと女商人の遺言なのです」
勇者・女神「はっ!?」
商人「女神さんは独身でしょ?問題ないですよ」
女神「女神ちんは勇者と結婚予定だから無理です」
商人「予定は未定です。ぜひ結婚しましょう」
勇者「………」イライライライライラ
254: 2012/09/02(日) 18:48:05 ID:L3.nyFE6
商人「善は急げです。結婚しましょう」
女神「無理無理無理無理!!女神ちんは拒否するから無理」
商人「一生幸せにします(キリッ」
勇者「………」プルプルプルプル
商人「式は大聖堂に世界一周旅行にしましょう」
勇者「………」ブチッ
女神「Help Me!!」
勇者「その汚い手を話せええぇえええ!!!!」
商人「あなたには関係ないですよ。あなたは女神さんの何ですか?」
258: 2012/09/04(火) 22:24:13 ID:2M.Q4qYM
勇者「俺はその…」
商人「俺はその何ですか?私はプロポーズに忙しいのです」
女神「No Thank You!!No Thank You!!」
勇者「……は…に……い………」ゴニョゴニョ
商人「聞こえません」
勇者「俺は女神の夫になる男だといってるんだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
女神「えっ」
259: 2012/09/04(火) 22:36:54 ID:2M.Q4qYM
勇者「その汚い手を離せ!!嫌がってるだろ」
商人「断る!!あなたが嘘をついている可能性があります」
勇者「おまえに女神様を幸せにはできない」
商人「いいえ幸せにできます」
女神「やめて!女神ちんを理由に争わないで」
勇者「何故なら、おまえは確実に先に氏ぬからだ。俺は永遠に生きて一生幸せにできる」
商人「ならば問います。あなたは女神様を愛しているのですか?」
260: 2012/09/04(火) 22:45:22 ID:2M.Q4qYM
勇者「………」
商人「答えてください」
勇者「ああ好きだよ」
女神「あれ?幻聴が聞こえる?」
勇者「始めて見た時から一目惚れだよ!たかが農家が勇者にされた。一目惚れしたから勇者を引き受けた!悪いかよ!!!」
女神「聞き間違えかな?最近耳掃除してないからかな?」トントンッ
勇者「誰にも女神様は渡さない!女神様は俺の妻になるんだよ!!!」
商人「ふぅ……やっと正直になりましたか」
261: 2012/09/04(火) 23:01:32 ID:2M.Q4qYM
勇者「はっ?正直?意味がわからない???」
商人「私はさらさら結婚する気はありません」
女神「どういうことだってばよ」
商人「女商人の遺言は勇者にカマをかけて気持ちを聞き出すことです」
勇者「はぁぁぁぁぁ?」
商人「互いに両思いですし結婚はご自由に。そうそう後は勇者宛に遺言です」
「勇者の馬鹿野郎!唐変木。あたしは幸せだったからあんたも幸せにね。です」
勇者「女商人らしいが余計な事しやがって」ブツブツ
商人「あと商品は私が買い取りますよ。私達一族は一生サポート致します」
266: 2012/09/06(木) 22:59:54 ID:nL3VqJB6
勇者「くそっ!嵌められた」
女神「ウヒヒッ♪」ニコニコニコニコ
勇者「ベタベタくっつかないでください」
女神「ええ~っ?いいじゃん♪」ニパー
商人「ベーコンに野菜に牛乳…いい品揃えですね」パチパチ
勇者「ノーカン!ノーカン!あんな告白ノーカン!!」
女神「誰にも女神様は渡さない!女神様は俺の妻になるんだよ!!!」カチッ!キュルル…
勇者「えっ」
267: 2012/09/06(木) 23:08:33 ID:nL3VqJB6
女神「誰にも女神様は渡さない!女神様は俺の妻になるんだよ!!!」カチッ!キュルル…
勇者「俺の声!?」
女神「天界七つ道具のひとつICレコーダー☆ミ」
勇者「ガッデム!!Sit!!Sit!!Sit!!!!」
商人「いちゃついてるところすみませんが鶏の卵は買い取り不可能です」
勇者「いちゃついてない!鶏の卵が売れない?」
商人「500年程前に空飛ぶ鶏の群が暴れて以来、神の使途扱いになりましてね」
勇者・女神「えっ」
商人「商人としては困った悩みですよ」
女神「大変だね」ダラダラダラッ
勇者(黙っているのが無難だな…)
268: 2012/09/06(木) 23:15:36 ID:nL3VqJB6
商人「見積もりはこんなもんで如何ですかね?」
勇者「さすが商人の血族!いい仕事するな」
商人「褒めても何も出ませんよ」
女神「交渉成立だね♪」
勇者「またいいのができたら頼むよ」
商人「お任せください。公道ではいちゃラブは程々にしてくださいね」
女神「ほーい♪」
勇者「しねーよ!」
商人「またご贔屓に」ヒラヒラ
271: 2012/09/08(土) 21:56:35 ID:gSn2ji5E
勇者「おまえもさっと起きろ」
赤竜「zzz」
女神「まだ寝かしてていいんじゃないの?」
勇者「寝たふりはよせ」
赤竜「我の狸寝入りに気づいていたか」ムクッ
女神「!?」
勇者「さっさと帰って仕事だ」
赤竜「竜使いが荒いのぅ」グググッ
赤竜「グギヤァァァ!!行くぞ」
バサバサッバサバサッ
272: 2012/09/08(土) 22:04:14 ID:gSn2ji5E
赤竜「で、主らどうするんだ?」バサバサ
勇者「何が?」
赤竜「結婚するんじゃないのか?」
勇者「グフッ!!」ゲボッ
女神「血痕!?」
勇者「けっけけけけこんなんてし、しししねーよ」
赤竜「主は童Oか?」
勇者「どどどど童Oちゃうわ」
女神「童Oと処Oだよ」
勇者「」
赤竜(先が思いやられるな…)
273: 2012/09/08(土) 22:11:25 ID:gSn2ji5E
勇者「物事には順番があるんだよ」
女神「女神ちんはいつまでも待つよ」ニコニコ
赤竜「青春と言うかノロケと言うか…」バサバサ
勇者「バーロー!そんなんじゃねーし」
女神「ねえねえ。農場が燃えてる…」
勇者「!?」
赤竜「!?」
勇者「赤竜いけるか?」
赤竜「我を誰だと思っている…世界最速の飛竜だ。飛ばされぬようにしっかり捕まるがよい」
274: 2012/09/08(土) 22:24:38 ID:gSn2ji5E
睡魔「やめてくれ」
魔物「っせーよ」
精霊「あなたの目的はなんですか?」
獣将「私達の目的はここの土地だよ」
獣王「俺達が生き延びる為には土地に食料が必要なんだ」
魔物B「おれたちゃー魔物はもう200匹も残っていねーし」
精霊「残党狩りですね」
側近「そうです。私たちも生き残るのに必至なのですよ」
精霊「だとしたら狙う土地が悪かったですね」
側近「負け惜しみですか?」
279: 2012/09/11(火) 22:52:47 ID:jbo/SF0s
勇者「俺の農場がぐちゃぐちゃだと…」ギリギリギリ
女神「畑は砂利まみれだね」
赤竜「魔族たちの仕業か」
勇者「フヒ…フヒヒ……ヒャッハー!!」ダン
赤竜「地上から500mもあるのに飛び降りただと!?」
女神「赤竜ちんもう少し高く飛んで」
赤竜「なぜだ?」
女神「500年たったから半分くらいは力が戻ったけど身の保障はできない」
赤竜「心得た」バサバサ
280: 2012/09/11(火) 23:01:50 ID:jbo/SF0s
女神「女神ちんのターン!!ドロー!!天界七つ道具の一つ、魔力の指輪で魔力をup!!」
「魔力の指輪で女神ちんの魔力は2倍!特化物魔防フィールド展開…女神ちんバリアー」キュウウン
赤竜「さすが女神だな」
ヒューーーン…………
ズドオオオオオン!!!!!!
側近「何事だ!?」
精霊「ショータイムのはじまりです」
282: 2012/09/11(火) 23:10:32 ID:jbo/SF0s
勇者「テメーら……覚悟はいいな?」ユラ
獣将「勇者?500年前の私とは違う。この土地はいただk…」
勇者「ふんっ!!」ズン!!
獣将「」ドサッ
獣王「娘に何をする?」
勇者「君が泣くまで殴るのをやめない」ヒュン
獣王「き…きえた!?」
勇者「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!!!!!!!!」ドドドドドドッ
獣王「カペッ…ヒデブ!!」
283: 2012/09/11(火) 23:18:51 ID:jbo/SF0s
獣王「」ビクンビクン
魔物A「獣王様がやられた」ガクガクガク
魔物J「一斉にかかれば勝てるだろ」
魔物z「俺たちゃ最後の魔物の少数精鋭隊なんだ」
魔物G「せーのでいくぞ」
勇者「雷撃呪文特大」ババッ
ゴロゴロゴロ……
魔物Q「へっ?」
カッ!!バリバリバリバリバリバリ
魔物逹「アバババババババッ!!!!!!」
睡魔「アバババババババ!!!!!!!!」
284: 2012/09/11(火) 23:29:28 ID:jbo/SF0s
赤竜「これが勇者の真の実力か」
女神「まだ本気じゃないみたいだけど天災に匹敵するね」キュウウン
青竜「500年ぶりだな赤竜」
黄竜「勇者の犬とは情けない」
白竜「竜族の恥晒しが」
黒竜「赤竜、修正してやる!!」
赤竜「囲まれたか」
女神「何やら不穏な空気だね」
白黒青黄「我らの地獄の業火で氏ぬがよい」ボオオオオッ!!!!
285: 2012/09/11(火) 23:38:23 ID:jbo/SF0s
女神「女神ちんバリアー」キュウウン
赤竜「チートだな」
白黒青黄「馬鹿な!?無傷だと!!!」
女神「今ので女神ちんは怒りました。ドロー!天界七つ道具の一つ、魔力供給のイヤリング」
「魔力供給のイヤリングにより魔力が回復…禁呪文の一つ、重力操作1000トン」
白黒青黄「ッ!?」ズン!!!
ズガアアアアアアン!!
白黒青黄「」
女神「大地にめり込み反省しなさい」ムフー
赤竜(女神は怒らしてはいけないな…)
288: 2012/09/16(日) 12:27:02 ID:pA16LjlA
側近「何事ですか?」
精霊「鬼が帰ってきたんですよ」
側近「鬼?」
精霊「鬼と言う名の勇者です」シュルシュル
側近「貴様いつの間に縄を!?」
精霊「いつでも反撃できたんですが援軍待ちだったのですよ」ニコッ
側近「火炎呪文大」ゴォォォォ!!!
精霊「氷水呪文大」ビュオオオ!!!
ジュジュジュジュ…パーンッ
側近「どうやら」
精霊「魔力は」
側近・精霊「互角のようですね」
290: 2012/09/16(日) 13:47:08 ID:pA16LjlA
精霊「風魔法大」
側近「土魔法大」
精霊「光魔法大」
側近「闇魔法大」
精霊「ここまで互角とは骨が折れますね」
側近「お遊びはここまでです。雷魔法特大」
ゴロゴロ…ピシャッ!!!
精霊「くっ!?ATフィールド全開」
側近「雷の早さには間に合いませんよ」クスクス
精霊「あああああっ!!!!」バリバリバリ
291: 2012/09/16(日) 13:59:50 ID:pA16LjlA
側近「私に本気にさすから痛い目にあうのですよ」クスクス
精霊「ご主人様の為にも負けれません」ハァハァ
側近「これ以上は氏にますよ?私たちの軍門に下りなさい」
精霊「お断りします(AA」
側近「ふざけた態度で命を棄てるなら本望でしょう。氏になさい…」
精霊「私は……絶対に負けない!!」
カッ!!
側近「うっ!?今更目眩ましで悪足掻きとは情けない」
292: 2012/09/16(日) 14:18:06 ID:pA16LjlA
精霊A「勝負は」
精霊B「これから!」
精霊C「とっておきを」
精霊D「見せてあげる」
精霊E「我ら精霊特選隊の力をみよ」ビシッ
側近「分裂した?しかし数が増えようが幼精霊5人ではパワーダウンは必須。すぐ楽にしてあげますよ」
精霊A「火炎呪文小」
精霊B「氷水呪文小」
精霊C「風魔法小」
精霊D「土魔法小」
精霊E「光魔法小」
側近「数の小魔法とは愚かな……フルパワーの雷呪文で氏になさい」
精霊ABCDE「その言葉後悔さしてあげますよ」
298: 2012/10/16(火) 22:23:18 ID:7QuNOVR6
側近「すぐに楽にしてあげる」
精霊A「五色の呪文を混ぜると無属性の破壊魔法ができるのです」
精霊B「混ぜるな危険と言うでしょう?」
側近「合成呪文を扱えるとでも?」
精霊C「女神様から生まれた私達には可能です」
精霊D「手加減できないのがたま傷ですがね」
精霊E「恨まないでください」
側近「ハッタリに決まっている!雷魔法特大」
精霊ABCDE「破壊魔法小」
299: 2012/10/16(火) 22:34:26 ID:7QuNOVR6
カッ!!ズズーンッ!!!!
側近「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
精霊ABCDE「フュージョン…ハッ!!」ピカッ
精霊「いくら女神様から生まれた私でもこれが限界ですね」
側近「うっ……うぅ…」
精霊「意外と頑丈な女性ですn…」ビクッ
精霊「な、なに?この巨大な、まままま魔力は!?」ブルブルブル
側近「遂に…きまし…た…か……」
精霊「何が来たと言うんですか!?答えなさい!!」
側近「フフフッ…魔王様ですよ」
300: 2012/10/16(火) 22:45:45 ID:7QuNOVR6
勇者「オラー魔族供覚悟しやがれ!!!!」
ゴゴゴゴゴッ
勇者「んっ?やけにデカイ魔力だな?どこだ?」キョロキョロ
魔王「勇者よ…久しぶりだな」
勇者「魔王?どうやって復活した?ってか魔力上がりすぎたろ」
魔王「我は彼女の力により復活し完全体となった」
勇者「彼女?おまえ恋人いたの?てっきりシスコンと思ってたわ」
魔王「シスコンの何が悪い」クワッ
勇者「シスコンはダメだろ。ってか彼女って誰だよ」
魔王「空を見ろ」
勇者「空?」
301: 2012/10/16(火) 22:57:41 ID:7QuNOVR6
?「ヤッホー!久しぶりだね女神ちゃん」バサバサ
女神「気安く女神ちんに話かけんな…堕天使!!」
堕天使「800年ぶりなのに冷たーい」
赤竜「知り合いか?」
女神「腐れ縁と言うか悪友と言うか疫病神だね」
堕天使「女神ちゃん口が悪くて怖ーい☆」
女神「猫かぶってんじゃねーよ…また弟をタブらかして世界を壊す気?」
堕天使「あったり~♪人間も魔族も世界も全部壊す…それが私の復讐!!生き甲斐なの…」
堕天使「女神テメーは氏ね!!」
307: 2012/10/27(土) 21:38:21 ID:ZAi1lSc.
女神「転移魔法」ポワッ
堕天使「今更氏に場所を決めたいの?」ポワッ
赤竜「我も連れていけ」
女神「女子会に男は連れていけないよ。少し激しい女子会だけどね」
堕天使「あははは。そうだね」ギロリ
女神「行ってくるね」ニコッ
---パシュン…
赤竜「転移されたか…あちらも氏闘か。我は高みの見物でもするか」
308: 2012/10/27(土) 21:49:46 ID:ZAi1lSc.
魔王「勇者ーッ!!」
勇者「魔王ーッ!!」
勇者・魔王「ウオオオオッ!!!!」ゴゴゴゴッ
勇者と魔王の超魔力により天は裂け大地は響き地割れが起きた
精霊「超インフレで世界が崩壊してますね」
側近「これが魔王さまの本気ですよ」
魔王「………」スッ
勇者「なるほどな」スッ
両者は左手を差しだし互いに力強く握手した
309: 2012/10/27(土) 22:01:40 ID:ZAi1lSc.
魔王「俺のターン!!黄金の右ストレート!」
勇者「グフッ…蚊が止まった……かと…思ったぜ……」グシャ
魔王「痩せ我慢はよせ」
勇者「俺のターン!!伝説の右ストレート!」
魔王「ゲフッ…微風……かと…思ったぜ……」グシャ
勇者「ギブアップしてもいいんだぜ」
魔王「真似すんな!何が伝説の右ストレートだ」
勇者「黄金の右ストレート?ネーミングセンス皆無じゃねーか」
勇者・魔王「うっーせー!!」グシャ!!
側近「見事なシェイクハンドデスマッチです。正に頂上決戦です魔王さま」
精霊「内容は子供の喧嘩ですけどね」
310: 2012/10/27(土) 22:11:34 ID:ZAi1lSc.
魔王「デスパンチ」グシャ
勇者「勇者ハイキック」グシャ
魔王「空気読めよ。KYかよ」
勇者「俺がルールブックだ」ドヤッ
魔王「カチーン!我が左手の握力をフルパワー!!」フンッ
勇者「ちょ…おまっ!?負けてたまるかよ」ムンッ
勇者・魔王「ウオオオオッ!!!」ゴゴゴゴッ
精霊「ここも危険です。避難しましょう」
側近「魔王さま!そこでパンチパンチ」シュッシュッ
精霊「セイッ」ズビシ
側近「」
精霊「転移魔法」シュン
311: 2012/10/27(土) 22:19:22 ID:ZAi1lSc.
勇者「魔王…もう悪事はやめて天界に帰れ」
魔王「だが断る!!」
勇者「シスコンもやめろ。女神さまは苦しんでいる」
魔王「姉は俺の物!!虫がつく前に全てを滅亡さす」
勇者「女神さまは俺の嫁になるんだ。勇者として全生物を滅亡させる訳にはいかない」
魔王「交渉」
勇者「決裂だな」
313: 2012/10/28(日) 21:39:04 ID:KxHFx.wc
堕天使「ここどこよ?」
女神「ここは女神ちんが作った異次元空間。500年ほど前に作って魔力が無くなったけどね」
堕天使「アンタホントムカつくわ。いい子ぶって女神の座をつかみっとた癖に…真のNo1は誰か教えてあげる」
女神「ここなら女神ちんも全力を出せるからね。返り討ちにしてやんよ」
堕天使「灼熱呪文…煉獄!!」
女神「氷結呪文…絶対零度!!」
堕天使「真空呪文…神風!!」
女神「雷撃呪文…鳴神!!」
314: 2012/10/28(日) 21:48:46 ID:KxHFx.wc
堕天使「へぇ…腕は落ちてないみたいね」
女神「やっぱり魔力は互角か」
堕天使「あら?勇者と魔王の勝負がフィナーレみたいね」
女神「えっ?」
堕天使「まっ、互いの魔力が互角なら短期決戦は当たり前だし♪特別に見してあげる☆ミ」
女神(あの魔力のぶつかり合いで大地は無事なのかな…)
堕天使「天界アイテム、地上映写機!!」
映写機「ジッジジジジ…ザァーザザザザッ…」
315: 2012/10/28(日) 21:55:40 ID:KxHFx.wc
女神「映像が波打って見えない」
堕天使「やっぱり中古は写りが悪いわね」バンバンバンッ
女神「白黒になったけどまだ波うってるよ。どこで買ったの?」
堕天使「天界秋○原のリサイクルSHOPよ」バンバンバンッ
女神「あっ…一瞬映ったけどダメだね。あそこはパチもん多いよ。女神ちんも騙されたし」
堕天使「えっ?そうなの?ガッデーム!!二度とあそこで買わないからな」バンバンバンッ
女神「女神ちんも手伝う?」
堕天使「あっ、お願いします」
316: 2012/10/28(日) 22:02:07 ID:KxHFx.wc
女神「角度が重要なんだよ」
堕天使「えっ?そうなの?」
女神「必殺!!斜め45度チョーップ!!」ズン
映写機「カラカラカラカラ…」
堕天使「おおっ!?映った!!」
女神「あっ…大地も空もグチャグチャだ」
堕天使「地上の耐久力パネー(笑)」
女神「女神ちんが気合い入れて作った作品(地上)ですから」
堕天使「自慢アッピールうざー」
317: 2012/10/28(日) 22:13:36 ID:KxHFx.wc
魔王「ゼッゼッ……最後の攻撃を受けるがよい。全魔力を破壊呪文に注ぎ込む」
勇者「ゼッゼッ……ならば俺は剣にすべての力を注ぐ。魔剣よ…こいっ!!」
キラッ
魔剣「ヒャッハー!500年ぶりの登場だ!!」
勇者「全魔力を魔剣に注ぐ…」スッ
魔王「上段の構え…火の太刀か」
魔剣「ちょ…おまっ!?全魔力受けたら折れて氏ぬ」
勇者「魔剣は犠牲となるのだ」
魔剣「犠牲にすんなし!厨二病止めるから許してくれおwww」
勇者「魔王これで最後だな。言い残す事はあるか?」
魔王「ない!勇者貴様はあるか?」
勇者「ない…正真正銘の最後の闘いだ」
勇者・魔王「では尋常に…」
魔剣「勝手に進めんなし!俺おわたwww」
318: 2012/10/28(日) 22:57:14 ID:KxHFx.wc
魔王「去らばだ勇者よ…闇破壊呪文!!」
魔王が放つ闇破壊呪文により木は枯れ大地は腐りだした
勇者「農場を荒らすんじゃ……ねーよ!!」シュン
勇者は上段の火の太刀の構えから鋭く剣を降りおろし、闇破壊呪文切り裂いた
しかし…
パキンッ!!
魔剣「」
魔王「フハハハッ」
勇者「もう指一本動かせんわ」ガク
魔王「あっぱれ…グフッ!!!!」ズズン
319: 2012/10/28(日) 23:00:38 ID:KxHFx.wc
勇者「全力出して生きてるとはおまえ頑丈だな」
魔王「何故……農家の…おまえが……鋭い…太刀を…繰り……出せた…?」
勇者「農家なめんなよ!こちとら気が遠くなるほどクワを降り下ろしてんだよ」
魔王「あっ…なるほど……」
魔王「」
勇者「気絶したか。女神様はどこだ?大丈夫かな」
映写機「カラカラカラカラ…」
堕天使「チェッ!!魔王負けたか」モグモグ
女神「勇者が勝つのは当然」モグモグ
堕天使「キャラメールコーン食べ終わったら殺るからね」モグモグ
女神「昔みたいに仲良くできないの?」
堕天使「無理」
女神「そっか」
320: 2012/10/28(日) 23:11:33 ID:KxHFx.wc
堕天使「じゃ殺りますか」
女神「どうしても?」
堕天使「魔力が足りなて負けるからやめたいんでしょ」
女神「違う」
堕天使「時間稼ぎにしてんじゃないよ!!灼熱呪文煉獄!!」
女神「重力呪文小」
堕天使「氷結呪文絶対零度!!真空呪文神風!!雷撃呪文鳴神!!」
女神「重力呪文小!!重力呪文小!!重力呪文小!!重力呪文小!!重力呪文小!!重力呪文小!!…」
堕天使「隙あり!!閃熱呪文太陽!!」
女神「うあっ…」
堕天使「雷撃呪文鳴神!!雷撃呪文鳴神!!雷撃呪文鳴神!!…」
女神「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」バリバリバリバリ
321: 2012/10/28(日) 23:20:00 ID:KxHFx.wc
女神「………」
堕天使「生きてますか~?あんたの頭を踏むの最高♪」グリグリ
女神「もう一度……聞くけど…仲直りでき……ないの…?」
堕天使「くどい!!」グシャ
堕天使は女神をおもいっきり蹴りあげた
女神「うぁ…」
堕天使「最後は苦しまずに頃してあげる」バサバサ
堕天使は羽ばたき女神の上空についた
堕天使「全魔力を破壊魔法に…」
女神「これが…最後の呪文だよ…重力呪文特大!!」
ズズズズッ
堕天使「今更、重力をあげて時間稼ぎ?無様ね」ギギギギ
女神「超重力を操るとどうなるか知ってる?」
322: 2012/10/28(日) 23:25:36 ID:KxHFx.wc
堕天使「はっ?」
女神「超重力で次元はネジ曲がるんだよ」
堕天使「まさか!?」
ズズズズッ
女神「そう…ブラックホールができるんだよ」
堕天使「これで勝ったと思うな!!いつか抜け出し復讐してやるからな」
ヒュオオオオオ!!!!
堕天使「アハハハハハ!!!!!」
堕天使はブラックホールに吸い込まれ姿を消した
女神「さよなら…従姉………」
323: 2012/10/28(日) 23:33:25 ID:KxHFx.wc
--地上にて
勇者「あっ!?女神さま」
女神「よくここまで地上を荒らしたもんだね」
精霊「お帰りなさいませご主人様」ニコッ
勇者「農場も滅茶苦茶です」
赤竜「久しぶりの野宿だな」
?「やっと地上も落ちついたか」
勇者「誰この爺さん?」
女神「神さま!?」
神「ハロー」
勇者「神さま?」
神「いかにもワシが全知全能の神じゃ」
勇者「えーっと…神さまがなんの御用件で地上に?」
神「喜ぶがよい。女神と魔王は天界復帰じゃ」
勇者・女神「えっ」
324: 2012/10/28(日) 23:38:48 ID:KxHFx.wc
勇者「天界に復帰?えっ?あれ?」
神「地上を修復し女神の職を全うするがよい」
女神「………」
神「ではゆくぞ」
女神「はい」
勇者「女神さま!!」
女神「………」
勇者「女神さまは俺と結婚するんでしょ」
女神「………」
勇者「決心してこれはあんまりだ。俺は神を敵にまわしてもいい」
女神「ダメだよ勇者」
勇者「女神さま!」
女神「さよなら勇者」ニコッ
勇者「女神さまーッ!!!!」
325: 2012/10/28(日) 23:48:09 ID:KxHFx.wc
女神さまが天界に帰って30年たった
俺はあれから全魔族を農場で雇い、現国王や賢者と話し合い人間と魔族の平和条約を結んだ
戦士や大臣は反対していたが勇者特権と拳で黙らしたのは内緒なんだけどな
そうそう睡魔はNo2だ。精霊と側近はいがみ合いながらも利益を出している
精霊と側近が農場や魔族をまとめていて助かっている。あれから女神さまは帰ってこない。寂しい…
326: 2012/10/28(日) 23:52:50 ID:KxHFx.wc
--天界にて
魔王「姉ちゃん。地上も修復したし下界に行けばいいじゃん」
女神「女神ちんは職を全うしてるから忙しいのです」カリカリカリ
魔王「トウモロコシ食べながら下界覗いてるじゃん」
女神「ただの息抜きです」
魔王「姉ちゃん」
女神「シスコンを早く卒業してください」モグモグ
魔王「シスコンはもうしてないから。姉ちゃん地上行っても大丈夫だから」
女神「………」
327: 2012/10/28(日) 23:58:20 ID:KxHFx.wc
魔王「神さま」
神「なんじゃ?シスコン魔王」
魔王「だから卒業したから!実は…」
魔王「カクカクシカジカマルマル…」
神「ふむ…別によいよ。ただし罪滅ぼしとして給料30%カット500年じゃぞ」
魔王「構いません。当然の報いですから」
神「任期まではしてもらうからの。書類調整が大変じゃ」
328: 2012/10/29(月) 00:07:41 ID:h6mjft.Y
--50年後
精霊「トウモロコシを東の都市に売りにいきます。竜部隊の準備をお願いします」
側近「ナスやトマトや胡瓜もお願いします」
睡魔「新しい農具買えってきてくだされ」
勇者「俺も東の都市にいこうかな」
精霊・側近「午後から北の国王が交渉にきます。勝手に出歩かないでください」
勇者「はい」
獣将「鶏の卵をとりにいきます。誰かサポートお願いします」
勇者「よし任せr…」
獣王「任せろー!今日こそ鶏にリベンジだ」
勇者「………」
赤竜「ではいってまいる」
329: 2012/10/29(月) 00:17:10 ID:h6mjft.Y
勇者「やることが何もない…」
勇者「女神さまに会いたいなあ」
勇者「今年もトウモロコシ畑も豊作だな。女神さまの好きなトウモロコシ。こうして土から抜いたら驚いてたな」フン
スッポーン………ボチャン!!
勇者「勢いよく抜けて飛んで湖に沈んだ。毎日が虚しく悲しい…もう涙も出ない」
ブクブクブク…
勇者「んっ?」
ピカッ!!
女神「あなたが落としたのは結婚届けですか?それとも・・・トモコロシですか?」
勇者「えっ…女神さま!?夢?ホッペをつねっても消えない!?夢じゃない」ギュー
女神「あなたが落としたのは結婚届けですか?それともトモコロシ?」ニコッ
勇者「それを言うなら婚姻届けでしょ。もちろん俺が落としたのは…」
~おわり~
330: 2012/10/29(月) 00:18:50 ID:h6mjft.Y
駆け足でしたがこれにて終わりです
読んでくれた人はありがとうございました。またそのうちSSを描けたらいいなと思います
読んでくれた人はありがとうございました。またそのうちSSを描けたらいいなと思います
331: 2012/10/29(月) 00:30:17 ID:h6mjft.Y
一応補足
堕天使はブラックホールでさ迷い続けています
魔王は給料カットと罪滅ぼしで女神の職を引き継ぎました
女神さまは退職し再び地上に行きました。勇者と女神さまのその後は想像にお任せします
堕天使はブラックホールでさ迷い続けています
魔王は給料カットと罪滅ぼしで女神の職を引き継ぎました
女神さまは退職し再び地上に行きました。勇者と女神さまのその後は想像にお任せします
332: 2012/10/29(月) 09:28:29 ID:y.Q15bIA
おつ~
333: 2012/10/30(火) 22:27:17 ID:w3IpD8fg
完結してた…乙(^ω^)
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