69: 2012/07/30(月) 23:10:32 ID:IaIZLZOY

前回:P「安価で貴音と暇をつぶす」

P「にしても、また暇になったな」

「―――」

P「あった。本当に誰か来た」

P「んー……この声は…>>71っぽいな」

71: 2012/07/30(月) 23:13:02 ID:F7ihRpLc

73: 2012/07/30(月) 23:46:05 ID:IaIZLZOY

響「はいさい!おはようございまーす!」

P「はいさい。おはよう響」

響「うわっ、吃驚したぞ!」

P「俺は至って普通に挨拶しただけなのに、何故そんなに驚かれた?」

響「だって今日はプロデューサーいないって聞いてたから、まさかいきなり会うなんて思ってなかったさー」

P「あぁ、そうか……実はな」

響「?」

P「今朝起きたらどうしても響に会いくなってな……だからこうして、休みだったが事務所に来て、響を待っていたんだ」
ぷちます!(13) (電撃コミックスEX)
74: 2012/07/30(月) 23:46:36 ID:IaIZLZOY

響「なっ…!?///」

P「おう、一気に顔が真っ赤になったな」

響「うがー!プロデューサー、からかったなー!!///」

P「あはは、真っ赤な響も可愛いなぁ」

響「かわっ…!?ま、またからかってるなー!今度はそうはいかないぞ!///」

P「いやいや、響が可愛いって言うのは、冗談じゃなくて本心だよ」

響「うっ…そ、そうなのかー///」

P「照れてる響は可愛いなぁ」

響「///」

P(さて、軽く響をからかって遊んだところで、本格的に響と暇つぶしをするか……まずは>>76をするか)

76: 2012/07/30(月) 23:48:36 ID:9ypticSw
泣く子も失禁するレベルのホラー映画をいっしょに見ようじゃないか

81: 2012/07/31(火) 01:03:51 ID:mLstNW.s

P「ときに響」

響「何さー?」

P「確か響の今日のスケジュールだと、最初の仕事は今から2時間後位からだったな」

響「うん、そうだぞー。それがどうかしたさー?」

P「実は偶然にも、俺のスーツの内ポケットに映画のDVDが入っていてな……今から見ようと思ってたから、良かったら響も一緒に見ないか?」

響「見るぞ!自分、ちょっと早く事務所に着いちゃって、どうやって暇を潰そうかって思ってた所だから丁度よかったぞ!」

P「ははっ、それなら良かった。じゃ、セットするな」

響「自分、お茶でも淹れてくるさー!」

P「……かかったな」

82: 2012/07/31(火) 01:07:41 ID:mLstNW.s

響「はい、お茶淹れてきたぞー」

P「おぉ、ありがとさん」

響「ちなみになんの映画を見るんだー?」

P「ホラー」ぴっ

ガガー

響「ホラーかぁ……って、ほ、ホラー!?って、何でカーテンまで閉めるんさー!?」

P「いや、やっぱりホラーを見るなら、それなりに雰囲気を出さないとさ」ぴっ

83: 2012/07/31(火) 01:08:12 ID:mLstNW.s

響「ま、真っ暗……」

P「はいはいっと」ぴっ

ウィーン

響「て、テレビじゃなくて、態々この大きなスクリーンで見るのか……」

P「やっぱ映画は大きな画面で見ないとなー」

響「うぅ、プロデューサー、自分、せめて電気はつけて見た方がいいと思うぞー?」

84: 2012/07/31(火) 01:11:31 ID:mLstNW.s

P「……響」

響「な、何さー?」

P「さっきからの言動からしてお前……もしかしてホラーが怖いのか?」

響「!」びくっ

P「ふむ、この暗がりの中でも分かるビクつきよう……そうかそうか、響はホラー映画が怖かったのかぁ…いやぁ悪い悪い、てっきり『完璧』な響は、ホラーなんて怖くないものだとばっかり」

響「なっ…!」

P「じゃあ仕方ない、完璧だけどホラーが苦手な響の為にホラーは止めて、これまた偶然内ポケットに入っていた、心温まる動物ドキュメントでも……」

85: 2012/07/31(火) 01:13:32 ID:mLstNW.s

響「ま、待つさ!」

P「……なんだ」にやっ

響「じ、自分完璧だからな!ほ、ホラーなんてなんともないぞ!」

P「別に無理しなくてもいいんだぞ?変わりの映画もあるんだし」

響「な、なんくるないさー!」

P「そうか、そこまで言うならこのまま見るか……」ぴっ

響「あぁぁ……」ぴとっ

P(映像が始まる前からくっついて来た……あぁ、多分もう若干涙目なんだろうなぁ…早く目が慣れないかなぁ)ぞくぞく

89: 2012/07/31(火) 19:55:35 ID:WzIY24UY

『きゃー!』

響「ひっ!」

P「………」

『な、何なんだよこれ……ふざけんなよ!!』

響「ひぃ…」がくぶる

P「……響?大丈夫か?」

響「なななななんくるないないささー!!」

P「いや、怖すぎてか言葉がおかしくなってるぞ」

90: 2012/07/31(火) 19:56:18 ID:WzIY24UY

響「こ、怖くなんてないぞー……こ、これは、む、武者震いさー……!」がくぶる

P「……へぇ」にやにや

『私こんな所もういや!先に帰る!!』

響「あ、あぁ、ダメだぞ…今一人になんてなったら……」

『…ぁ……ぁ』

『……っ!?』

『あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!』

『きゃ、きゃあああぁぁぁ!!』

響「きゃあああぁぁぁ!!」ぎゅー

P「………」

P(今の響は、最っ高に輝いてるぞ)ぞくぞく

91: 2012/07/31(火) 20:17:26 ID:WzIY24UY

P「悪い響、俺ちょっとトイレに行ってくるわ」

響「えっ、ま、待って!一人は嫌だぞ!」

P「すぐ戻るよ。じゃっ!」ダッ

響「あ…そんなっ、プロデューサー!!」

バタンッ

響「あうあう……」

92: 2012/07/31(火) 20:18:15 ID:WzIY24UY

『………』

響「ひ、一人でも怖くない怖くない怖くないぞ……じ、自分は完璧なんだから……」

『きゃあああぁぁぁぁ!』

響「きゃあああぁぁぁぁ!」

『きゃあああぁぁぁぁ!』

響「いやあああぁぁぁぁぁ!ごめんなさい怖いです!だから早く戻ってきてプロデューサー!!」

93: 2012/07/31(火) 20:19:26 ID:WzIY24UY

響「きゃああああぁぁぁぁ!」

カチャ……

P「………」こそこそ

響「うぅ、ぷ、プロデューサー遅いぞー……」

P「………わっ!」

響「きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!??」びくぅ

P「ただいま響」

響「えぐっ、ぷろっ、プロデューサー!!なにするんだよぉ!!」

94: 2012/07/31(火) 20:20:11 ID:WzIY24UY

P「いやぁ、ついおどかしてみたくなって」

響「ついじゃないぞー!ホントに驚いて氏んじゃうかと―――」

『あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!』

響「ひいいいいぃぃぃぃ!も、もうっ、なんでもいいから早く隣に座って!」

P「お、おう……なんか今の響は忙しいな……」

響「うぅ……」がくぶる

95: 2012/07/31(火) 20:20:34 ID:WzIY24UY

『そ、そんな…た、助けてkぎゃあああぁぁぁ!!』

『ふ、ふふふふふふふっ!あはっあははははははははははははっ!!!!!』

響「ひうぅっ!?」

『終』

P「終わったか」

P(とんでもなく後味の悪い映画だったな……なんだよ登場人物全員が呪い殺されるって……救いも何もあったもんじゃないな。まぁ、正直俺は映画なんかそっちのけで、ずっとこっちを見ていたわけだが)

96: 2012/07/31(火) 20:21:09 ID:WzIY24UY

響「………」ぽろぽろ

P「おーい、響?」

響「えぐっ…ひくっ……う、うぅ、ぷろりゅーさぁ…」ぎゅー

P「おーよしよし、怖かったな」なでなで

響「じ、じぶんっ、がんばったぞぉ…」えぐえぐ

P「あぁ、響は良く頑張ったよ」なでなで

響「うぐぅ、ならもっとなでろぉ」えぐえぐ

P「………」ぴたっ

97: 2012/07/31(火) 20:21:40 ID:WzIY24UY

響「…ぷろでゅーさー?」

P「………」

響「ぷ、プロデューサー?なんで撫でるの止めるんだよぉ…?それに返事くらい……」

P「……次はお前の番だ」ぼそっ

響「きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」ぎゅー

P「あっははっ、凄い驚きようだな」

響「うわぁぁぁん!もういやぁー!」

P「悪い悪い、今カーテン開けて電気つけてやるよ」ぴっ

響「早く!早くするさー!!」

98: 2012/07/31(火) 20:22:02 ID:WzIY24UY

響「………」むすっ

P(あれから10分程経って、冷静になった響は大分ご立腹の様子だ)

P「なぁ、響」

響「………」ぷいっ

P「ひーびき?」

響「………」ぷいっ

P(こうやってさっきから話しかけても、顔を背けて取り合ってくれない……だが)

99: 2012/07/31(火) 20:24:01 ID:WzIY24UY

P「悪い、俺ちょっとお茶のおかわり淹れてくる」

響「………」ぎゅー

P「だから離してくれないか?」

響「……いや。どうしても行くって言うなら、自分も行く」ぎゅー

P(怒っていても俺から離れられない怖がり響可愛い)

P(しかしいつまでもこのままでは仕事に支障が出かねんな……ここは>>102で響をフォローするか)

103: 2012/07/31(火) 20:39:27 ID:rr0qtScU
今度は、恋愛(要素のあるホラー)映画を見ような

104: 2012/07/31(火) 22:36:56 ID:hpwdFRmo

P「なぁ響、俺も流石にやり過ぎたって反省してるよ。悪かった」

響「………」

P「まぁ、そういう事だから、お詫びと言っては何だが……今度は恋愛(要素のあるホラー)映画でも見ないか?」

響「えっ……?」

P「今からは時間的に無理だが、何とかスケジュールを調整してみるからさ…次は、一緒に映画館に行って見ないか?」

響「え、映画館で恋愛映画……そ、それってもしかして、で、デートってやつ…?///」

P「ん?まぁ…そう言えなくもないな。嫌か?」

響「う、ううん!行きたい!行きたいぞ、プロデューサーとデート!」

P「そっか、じゃあ決まりだな」

105: 2012/07/31(火) 22:39:58 ID:hpwdFRmo

響「え、えへへ」

P「これで許してくれたみたいだな」

響「あっ……ま、まだ許してなんかないぞ!」ぷいっ

P「なんだ…じゃあこれ以上なにをすれば、響は許してくれるんだ?」

響「うっ、その、えっと……え、映画に行く日は、プロデューサーが自分に一日中付き合ってくれるって言うなら、許さないこともないぞ///」

P「ふむ……なら、俺は氏ぬ気で仕事を頑張らんとならんな」

響「えっ…じゃ、じゃあ、本当に一日中!?」

P「あぁ、響に許してもらうためなら仕方ないさ。まぁ何時になるかは分からんが……上手く取り付けるよ」

響「うん!今から楽しみだぞ!」

P「ははっ、俺も楽しみだよ」

P(涙目の響が)

106: 2012/07/31(火) 22:40:47 ID:hpwdFRmo

P「さて、じゃあ俺はお茶を……」

響「あっ……」ぎゅっ

P「……響?」

響「あっ、いや…で、出来れば、自分が仕事の時間まで、プロデューサーのそばにいさせてほしいさ……だ、ダメかな?」

P「…良いに決まってるだろぉ!あぁ、もうっ、響は可愛いなぁ!」ぎゅー

響「う、うがー///」

107: 2012/07/31(火) 22:41:47 ID:hpwdFRmo

P「□□スタジオまでお願いしますね」

運転手「はい、分かりました」

響「じゃあ、プロデューサー!行ってくるさー!」

P「おう、気を付けてなー」

響「♪」

P「あっ、響、一つ言い忘れてた」

響「ん?何さー?」

P「昨日伝えた、明日の地方ロケの事なんだが……」

響「うんうん」

108: 2012/07/31(火) 22:42:42 ID:hpwdFRmo

P「実はあれ、心霊スポットめぐりなんだ。しかも、特に出るって噂の場所を厳選した」

響「えっ………」

バタンッ!

P「運転手さん、お願いします」

運転手「はい」

ブーーーン……

P「………」

P「いやぁ…やっぱり響はいじりがいがあるなぁ」

P「さて、暑いし事務所の中に戻る……ん?」

P「あのこっちに向かってくる女の子はもしかしてもしかしなくても>>111だな。おーい!」

111: 2012/07/31(火) 23:10:53 ID:EX9WE3q2
千早
P「安価で千早と暇をつぶす」

引用: P「安価でアイドル達と暇をつぶす」