88: 2012/10/18(木) 21:24:41 ID:2UR/jv7.

題名 一夏の携帯


シャル「あれ? これって、一夏の携帯?」 ヒョイ…

鈴「どうしたの? シャルロット」

シャル「あ、鈴。 携帯……たぶん一夏のだと思うんだけど、拾ってね」

鈴「どれどれ……ああ、確かに一夏のね」

シャル「一夏、どこに居るか 知ってる?」

鈴「ううん……知らないわ」

シャル「そっか……きっと探してるだろうな」

鈴「…………」

鈴「ねえ、シャルロット」
IS<インフィニット・ストラトス>(3) (サンデーGXコミックス)
89: 2012/10/18(木) 21:25:48 ID:2UR/jv7.

シャル「だ、ダメだよ! 鈴!」

鈴「……まだ何も言ってない」

シャル「一夏の携帯、覗こうって言うんでしょ?」

鈴「…………」

シャル「ほら……」

鈴「ち、違うわよ! あたしは、自分達の着信音がどうなっているのかな?って……」

シャル「……ホントかなぁ」

鈴「いいじゃない、それくらいなら」

鈴「じゃ、あたし、一夏の携帯にかけるわね!」 ピッ

90: 2012/10/18(木) 21:28:19 ID:2UR/jv7.

     ~♪~♪~♪

     綺麗な○空(宇宙のス○ルヴィア初期ED)



シャル「あ……着メロなんだね」

鈴「……ふうん」

シャル「うん、ノリが良くて、鈴っぽい曲だね♪」

鈴「そ、そうかな?」 ///

鈴(けっこういい評価、受けてるのかな? あたし……) ///

セシリア「あら、お二人さん」

シャル「あ、セシリア。 それに箒とラウラも」

箒「うむ」

ラウラ「何をしているのだ?」

鈴「実はね……」

―――――――――――

91: 2012/10/18(木) 21:30:19 ID:2UR/jv7.

セシリア「……それは、よろしいのでしょうか?」

シャル「まあ……そうなんだけど」

ラウラ「気にならない、と言えば」

箒「嘘になるな……」

鈴「みんなも やってみなさいよ。 興味あるわ!」

     鈴以外(勝ち誇った顔して……) ムカッ…

シャル「じゃあ……ボク、やってみるね?」 ピッ

     ~♪~♪~♪

     星空の○ルツ

http://www.youtube.com/watch?v=xzLbnAwPjds

92: 2012/10/18(木) 21:31:19 ID:2UR/jv7.

シャル「わぁ……」

鈴「……どことなく、寂しげだけど」

箒「幻想的で……」

セシリア「とても切なくて……」

ラウラ「綺麗なメロディーだな……」

ラウラ「うむ、シャルロットっぽい!」

シャル「そ、そうかな? ……エへへ」 ///

鈴(ムー……可愛い曲ね)

箒(シャルロットを こうイメージしてるのか、一夏は……)

セシリア(くっ……! 負けません事ですわよ!)

ラウラ「では、私も行ってみる」 ピッ

93: 2012/10/18(木) 21:32:40 ID:2UR/jv7.

     ~♪~♪~♪

     ワルキューレの騎行



シャル「…………」

鈴「…………」

セシリア「…………」

箒「…………」

ラウラ「……ワーグナーか」

     ラウラ以外(まんまだ……)

ラウラ「私のイメージは、こんな感じなのか?」

シャル「う、うん、とってもわかりやすいしね」

セシリア「それでは、わたくしが まいりますわ」 ピッ

94: 2012/10/18(木) 21:34:20 ID:2UR/jv7.

     ~♪~♪~♪

     ナウ○カ・レクイエム

http://www.youtube.com/watch?v=faMOlb_9zOo&feature=related


鈴「…………」

シャル「…………」

箒「…………」

ラウラ「…………」

セシリア「……何ですの? これ……」

セシリア「わたくしのイメージが、こ、こんな淋しげな、曲だと言うのですか! 一夏さん!」

シャル「お、落ち着いて、セシリア!」

鈴(でも何となく……)

ラウラ(わかる気もするな……)

シャル「ほ、箒! 次行って!」

箒「……もの凄く怖いんだが……仕方ない」 ピッ

95: 2012/10/18(木) 21:36:10 ID:2UR/jv7.

     ~♪~♪~♪

     スクラ○ドOP



鈴「!!」

セシリア「!!」

ラウラ「こ、これは……!?」

シャル(な、何だかバイオレンスな……)

箒「…………っ!!」 プルプル…!

箒「いぃちぃかぁぁぁぁっ!!」 グオオオッ!!

ラウラ「お、落ち着け! 箒!!」

箒「ウガーッ!!」

96: 2012/10/18(木) 21:36:54 ID:2UR/jv7.

千冬「何を騒いでいる」

シャル「あ、織斑先生! ……と、山田先生」

山田「つ、ついでみたいに言わないでくださいね?」

山田「それで、どうしたんですか?」

―――――――――――

千冬「……なるほど」

山田「着信メロディーで……」

シャル「箒を落ち着かせたら、すぐ一夏を探しに行きますので……」

山田「あ、待ってください」

山田「せっかくですので、私も試してみます♪」 ピッ

千冬(山田先生……いつの間に一夏と番号交換を……)

97: 2012/10/18(木) 21:38:17 ID:2UR/jv7.

     ~♪~♪~♪

     チチを○げ パ○コ・○ォルゴレ



一同「…………………………」

千冬「…………山田先生」

山田「…………はい」

千冬「後で2,3発殴っておきますので」

千冬「それと着メロも変えさせます」

山田「あ……いえ……」

千冬「全く……あの愚弟は……」

千冬「……私はどうなんだ?」 ピッ

98: 2012/10/18(木) 21:40:17 ID:2UR/jv7.

     ~♪~♪~♪

     デ○ラー 《襲撃》



千冬「……………………」

シャル(うわぁ…………)

鈴(何……このお腹の底からくる、恐怖感……)

ラウラ(教官の恐ろしさが、ぴったりマッチしている……)

セシリア(どストライクですわ……)

箒(私とは違った屈辱感が……)

山田(空気が……空気が……!)

千冬「……デュノア」

シャル「は、はい!」

千冬「その携帯……私から一夏に返しておこう」

千冬「ちょうど、話したい事も出来たしな……」 二ヤァ…

シャル「は、はひっ! ど、どうぞ!」

99: 2012/10/18(木) 21:41:09 ID:2UR/jv7.



 その後……なぜか2日休んで一夏は登校した。

虚ろな目でブツブツ言いながら虚空を眺めるばかり……。



ちなみに、千冬の着メロは、ISのOPになっていた。



     おしまい

100: 2012/10/18(木) 21:44:32 ID:2UR/jv7.
終了です。セシリアはちょっと違うかな~?と思いつつ書きました。
みなさんのイメージにそっていれば、いいのですが。
それでは次の方、どうぞ~。

101: 2012/10/18(木) 22:11:04 ID:8NvzcPcE

引用: 【版権】SS深夜秋の短編祭【部門】