1: 2011/10/15(土) 18:44:24.81 ID:tc8X2OAJ0
みたいな感じでお願いします

3: 2011/10/15(土) 18:55:34.99 ID:Am94yEJA0

亜美「……今真美って言った?」

P「え、いやその」

亜美「私亜美なんですけど」

P「うん、分かってます……亜美気持ちいいよ」

亜美「いやいや、誤魔化さないでくれる?」

亜美「何? なんで間違えたの? ねぇ」
ぷちます!(15) (電撃コミックスEX)
6: 2011/10/15(土) 19:04:09.28 ID:Am94yEJA0

P「……言ってないよ?」

亜美「絶対言った」

P「聞き間違いじゃないか? 亜美と真美ってひびきが似てるし」

亜美「そっかー、私が間違ってたかー」

P「そうそう」

亜美「ふざけんな」

P「……すみません」

10: 2011/10/15(土) 19:12:49.98 ID:Am94yEJA0
亜美「え? すみませんって何、認めんの? 言い間違えたって認めんの?」

P「うん、間違えた……」

亜美「はいって言えよ」

P「はい、私が間違えました。すみません」

亜美「……とりあえず、抜こうか」

P「あ、はい」

亜美「で、何で間違えたの?」

15: 2011/10/15(土) 19:19:07.07 ID:Am94yEJA0

P「え? いや、言い間違いぐらい誰でも

亜美「名前間違われるの嫌いだって、前にも言ったよね?」

P「はい、覚えてます」

亜美「そんな時兄ちゃんなんて言った?」

P「……」

亜美「なんて言った?」

P「……もう二度と間違ない」

亜美「だよね? そう言ったよね?」

17: 2011/10/15(土) 19:23:43.01 ID:Am94yEJA0
亜美「じゃあ、なんで間違えたの?」

P「それはその……」

亜美「真美のこと考えてた?」

P「いや、そういうワケじゃないけど」

亜美「……ひょっとして真美とも付き合ってるとか?」

P「そんなことないって!」

亜美「どうだかなー。兄ちゃん女たらしだしなー」

19: 2011/10/15(土) 19:28:11.79 ID:Am94yEJA0

P「絶対にない! 誓ってもいい」

亜美「んー信じられないなー。つい食べちゃったとかありそー」

P「食べちゃったって……まだそんな

亜美「まだ?! まだって言った?!」

P「あ、いや、違う! 誤解、誤解だって!」

亜美「『亜美が好きだ』ってのは嘘だったんだ! 兄ちゃんは真美でも良かったんだ!」

P「亜美、落ち着けって。俺が好きなのは

亜美「兄ちゃんなんか……プロデューサーなんか氏んじゃえ!」

20: 2011/10/15(土) 19:29:23.38 ID:Am94yEJA0

P「あー、行っちゃった」

P「まだ出してないのにな……」

P「……」ピッ

プルルル、プルルル

真美『どしたの、兄ちゃん。こんな時間に』

P「いや、今から会えないかなーって」

真美『いいよー、どこにいんの?』

21: 2011/10/15(土) 19:30:25.02 ID:Am94yEJA0

P「いつものとこ」

真美『またぁ? でも今日は……』

P「いいだろ? 俺には真美しかいないんだよ」

真美『そう言われちゃうと弱いなー。ようし、そこで待っておれ』

P「愛してるよ、真美」

真美『真美もだよ、兄ちゃん』ピッ



P「……これだからプロデューサーはやめられないな」

35: 2011/10/15(土) 19:44:00.10 ID:Am94yEJA0

真美「おまた!」

P「アイドルがそんなはしたないこと言うな」

真美「えー、兄ちゃんがそれ言う?」

P「ははは、それもそうだ」

真美「いやー、この密会も久しぶりですな」

P(亜美と交互になったからな)

真美「亜美にばれないかって、もー毎日ヒヤヒヤだよー」

P(亜美も同じだろうな)

39: 2011/10/15(土) 19:49:04.25 ID:Am94yEJA0

真美「そうそう、聞いてくださいよ旦那」

P「どうした?」

真美「最近亜美のやつが誰かと付き合っておるようなのですよ」

P「……ほー、それは初耳だ」

P(バレそうになってんじゃねぇか)

真美「今日も追跡調査をしていたのですが、見事にまかれてしまいました」

P「亜美だって隠したいことのひとつふたつあるだろ。あんまり詮索するなよ」

P(バレたら俺の首が飛ぶ)

44: 2011/10/15(土) 19:57:19.18 ID:Am94yEJA0

P「まあ、亜美のことは置いといて……やるか」

真美「ぬふふ、シャワー浴びてくるね」



P「ふぅ……亜美はどうしようかな」

P「事務所のみんなにバラすってことはない、と思いたいが……」

P「フォローしとかないとなー」


ピリリリン、ピリリリン

P「? 真美の携帯か」

P「……げ、亜美からだ」

47: 2011/10/15(土) 19:59:29.29 ID:Am94yEJA0

P「……えい」プチッ

真美「今携帯鳴ってた?」

P「ああ、俺の携帯がな」

P「っていうか、ちゃんと体拭いてから出て来い」

真美「兄ちゃんが拭いて?」

P「……しょうがないヤツだな、お前は」

真美「えへへ」



亜美「切られた……どうしてでないの、真美……」

82: 2011/10/15(土) 21:01:03.36 ID:Am94yEJA0

P「これでよしと……」

真美「ねぇねぇ?」

P「ん?どうした」

真美「チューして」

P(……正直、前戯とかやってられっかって気分なんだけど)

P「今日はちょっと違う雰囲気でやってみないか?」

真美「どんな?」

P「強姦風」

90: 2011/10/15(土) 21:07:28.38 ID:Am94yEJA0

真美「えー、激しいのはちょっと……」

P「頼むよ、今日だけでいいから」

真美「むー……痛くしないでね?」

P「よっしゃ、じゃあ横になっ


ピリリリン、ピリリリン

真美「あ、亜美からだ」

P(チッ、粘着質なヤツ……)

91: 2011/10/15(土) 21:12:10.16 ID:Am94yEJA0
真美「もしもしー、なんじゃらほい」

亜美『真美? 大事な話があるんだけど、今どこ?』

真美「えっ、今? 今はねー」チラッ

P「事務所にいるって言っとけ」ヒソヒソ

真美「兄ちゃんと事務所にいるよー」

P(『兄ちゃんと』は余計だ馬鹿!)

亜美『……奇遇ね、私も事務所にいるのよ』

真美「あ、あーそーなんだー!あはは」

亜美『なんで嘘ついたの?』

93: 2011/10/15(土) 21:17:17.71 ID:Am94yEJA0

真美「兄ちゃん兄ちゃん、亜美、事務所にいるって」ヒソヒソ

P「マジかよ……」

亜美『今なんか言った?』

真美「え、いやー、こっちの話ー、あは、は」

亜美『……さっき『兄ちゃん』とって言ったよね』

真美「ご、ゴメーン!そこもウソなんだよー。今友達と一緒なの!」

亜美「ふーん、そう……」

96: 2011/10/15(土) 21:22:58.85 ID:Am94yEJA0

真美「? 亜美? もしもーし?」




アーイ、レディー、アーイムレディー、ハージメーヨオー

P「! 俺の携帯に、事務所の電話か!」

亜美『どうしてそこからプロデューサーの着信音が聞こえるのかな?』

真美「……隠しててゴメンっ! 実は真美、兄ちゃんと付き合ってんの!」

P「ば、馬鹿っ!」

真美「それでね、今兄ちゃんとホテ

P「電話貸せ!」

P「亜美! このことは今度ちゃんと話し合おう! なっ?」

99: 2011/10/15(土) 21:28:00.29 ID:Am94yEJA0

亜美『……私が飛び出して、すぐ真美を呼んだんですか?』

P「隠してたことは謝るから! 落ち着いてからもう一度

亜美『そこで待ってろ』プチッ


P「……ヤバい」

真美「……そんなに怒ってた?」

P(どうする? どうすればいい……)

真美「ねぇ、どんな感じだった?」

P(逃げても……明日には顔合わせることになるし……)

真美「ねぇ、兄ちゃんてば」

P「ちょっと黙ってろ!」

113: 2011/10/15(土) 21:38:36.23 ID:Am94yEJA0

ドンドンドンッ

P(もう来た! 灯台下暗しとか思って事務所近くのホテル選んだのが裏目にでた!)

真美「亜美? 今開けるよー」

P「開けるな真

ヒュンッ


真美「え……? あ、髪が……」パラパラ

亜美「なんだ真美か、プロデューサーかと思った」

P「……そのハサミはどうい

亜美「パイプカット」

P「それだけはご勘弁を」

115: 2011/10/15(土) 21:46:11.61 ID:Am94yEJA0

亜美「かくかくしかじか、というわけですよ」

真美「まるまるうまうま、ですか。双子に対して二股かけるとは大した度胸だね」

P「いや、でも2人のことはそれぞれ別人として好きだったワ

亜美真美「「それは当たり前だよ」」

P「はい、おっしゃるとおりです……」

亜美「どうしてくれよう」

真美「ハサミ使う?」

P「なんでもしますから、それだけは……」

118: 2011/10/15(土) 21:52:40.56 ID:Am94yEJA0

亜美「なんでも、だって」

真美「なんでも、ですか」

P(何させられんだ……)

亜美「それじゃあ」真美「とりあえず」

亜美真美「「オXXーしてみせて」」

P「……はい?」

亜美「はいじゃないが」

真美「はよやれ」

124: 2011/10/15(土) 22:00:45.06 ID:Am94yEJA0

P(……俺はなにしてんだ?)

亜美「気い抜くなよー」

真美「でもヌけよー」

P(クソ、調子乗りやがって)

亜美「パンツ見る?」

真美「ブラジャー見る?」

P(このガキどもがァァ……!)



P「うっ」

128: 2011/10/15(土) 22:04:50.98 ID:Am94yEJA0

亜美「出たね」

真美「出ましたね」

P「はぁ、はぁ……これでいいのか?」

亜美「それでは、これから重要な質問をします」

真美「返答次第では兄……プロデューサーのクビとチOコが飛びます」

P「質問? それくらいいくらでも答えてやるよ」




亜美真美「「今、どっちで抜きましたか」」

P「……そうきたか」

131: 2011/10/15(土) 22:07:44.45 ID:tGZFeWQz0
ざわ…ざわ…

136: 2011/10/15(土) 22:10:49.94 ID:Am94yEJA0

亜美「さぁさぁ」

真美「お答えください」

P(どう答えればいい……)

P(両方、っていうのはアウトだよな)

P(どっちか一方が正解……だろうけど)

P(ハサミ持ってる亜美を刺激しないように、ここは亜美が正解か?)

144: 2011/10/15(土) 22:17:24.39 ID:Am94yEJA0

P「亜美……かな」

亜美「かな? かなって何? ひぐらしの真似?」

P「亜美さんで抜きました」

真美「そっか……プロデューサーが好きなのは亜美なんだね」

P「そういうワケでもな

亜美「はぁ?」

P「私は亜美さんが大好きです。愛しています」

148: 2011/10/15(土) 22:22:08.13 ID:Am94yEJA0

真美「そうなんだ、ふーん。真美のことは好きじゃないんだ」

P「すまない……」

真美「……うん、プロデューサーのことは諦めるよ」

P「あの、このことは事務所のみんなには内密に……」

真美「黙ってるよ。言ったら亜美の評判まで下がりかねないし」

亜美「ごめんね真美。さっきは髪の毛まで切っちゃって……」

真美「いいよいいよ、今度なんか奢ってくれたらさ!」

153: 2011/10/15(土) 22:27:40.98 ID:Am94yEJA0

P「……今日はもう帰ってもいいですか?」

亜美「どうする真美?」

真美「んー、亜美が決めて」

亜美「じゃあ、また明日ってことで。バイバーイ、兄ちゃん」

真美「さいならー、プロデューサー」



P「はぁ……一回ぐらい姉妹丼したかったな」

160: 2011/10/15(土) 22:36:58.29 ID:Am94yEJA0

真美「……ねぇ、亜美はいつから付き合ってたの?」

亜美「えーっと、1ヵ月くらい前からかな」

真美「なーんだ、私とほぼ同時期に付き合いだしたんだ」

亜美「そうなんだ……。もー、兄ちゃんはホントお猿だねー」

真美「そうだよねー……」



真美「……真美は売れてないから選ばれなかったのかな」

亜美「真美?」

163: 2011/10/15(土) 22:40:11.70 ID:Am94yEJA0

真美「今でこそ私も双海真美としてアイドルやってるけど……」

真美「亜美は竜宮小町のメンバーで、その結成前から亜美の名前はアイドルとして知られてて……」

亜美「……それって、私が亜美の名前で選ばれたって言ってるの?」

真美「そうじゃないけど……」

亜美「じゃあ、どういう意味?」

真美「……ゴメン、なんでもない」

亜美「なら変なこと言わないで」

169: 2011/10/15(土) 22:45:35.22 ID:Am94yEJA0

真美「……そういえばさ、あのハサミどっから持ってきたの?」

亜美「あ、忘れてた。事務所にもって帰らないと」

真美「ちょっと貸して?」

亜美「? はい……ッうわ!」

真美「……チッ」

亜美「いきなり何すんのさ?! 頃す気!」

真美「……私さぁ」

真美「もう私のこと、『真美』っていうの疲れたよ」

172: 2011/10/15(土) 22:51:09.95 ID:Am94yEJA0

亜美「……あー、そういうこと? 成り代わろうっての?」

真美「同じのが2人もいるから、面倒なことになるんだよ」

亜美「残念だけどね、『亜美』はまだ氏ねないの」

亜美「明日雑誌の取材だし、来週にはライブだしぃ?」

亜美「そうそう、深夜放送のミニドラマ、あれのスペシャルの撮影もそろそろ始まるの」

亜美「『亜美』はね、いろーんな人から求められてるの。ファンとか、兄ちゃんとか」

亜美「……『真美』と違ってさぁ!」

175: 2011/10/15(土) 22:57:35.45 ID:Am94yEJA0

真美「ッ……うわぁぁぁ!」

亜美「あ、ぶないなー、もう!」

真美「私と『亜美』が、どれだけ違うって言うのよ!」

亜美「全然違うでしょうが!」

亜美「売れてるほうが『亜美』! 売れてないほうが『真美』! ほら違う!」

真美「売れてない言うなぁッ!」

亜美「ハサミ返せ、この前座!」

177: 2011/10/15(土) 23:02:08.42 ID:YDWHUQmT0
プロデューサー早く来て!そして代わりに氏んで!

178: 2011/10/15(土) 23:04:13.89 ID:Am94yEJA0

真美「返すワケないでしょ!」

亜美「いいから……それを離せっての!」




グサリ

亜美真美「「あ」」

「え? ちょ……え?」

「血が出てる!」 「ヤバいってこの量!」

「救急車呼ばないと!」 「氏にたくない……」

187: 2011/10/15(土) 23:09:12.73 ID:Am94yEJA0

小鳥「……あれ? 亜美ちゃん何してるの? こんな時間に」

小鳥「ってそっちの倒れてるのは真美ちゃん?!……なの? 髪が……」

「……」

小鳥「えっと、亜美ちゃん……よね?」

「……うん、私が『亜美』だよ」

小鳥「じゃあ、倒れてるはやっぱり真美ちゃんなのね?! もう救急車呼んだ?」

「うん、呼んだよ。あと警察も」

192: 2011/10/15(土) 23:11:52.85 ID:Am94yEJA0

小鳥「警察? あ、これ傷害事件よね?! えーっと、事務所にも連絡して……」

「兄ちゃんが頃したの」

小鳥「兄ちゃんって、プロデューサーさんが?!」

「兄ちゃんがいきなり真美をハサミで刺したの。事務所のほうに逃げていったよ」
「服はいつものスーツだった。それから――」

小鳥「分かったわ……亜美ちゃんは怪我してない?」

「うん……大丈夫」

199: 2011/10/15(土) 23:17:21.11 ID:Am94yEJA0

ピーポーピーポーピーポー

小鳥「救急車来たみたいね」

「……『真美』助かるかな」

小鳥「きっと大丈夫、真美ちゃんは強い子だもの」

「そうだよね……」




数時間後、病院にて『双海真美』の氏亡診断書が作成された。

204: 2011/10/15(土) 23:21:02.34 ID:Am94yEJA0

一週間後

伊織「亜美、最近髪伸ばしてるの?」

「うん、そうなんだー」

あずさ「真美ちゃんみたいねぇ」

伊織「ちょ、あずさ!」

「えへへ、そお?」

伊織「……似合ってるわよ」



律子「3人とも! 準備できてる?」

「いつでもオッケーだよん!」

伊織「問題ないわ」

あずさ「緊張しますねぇ」

205: 2011/10/15(土) 23:22:03.36 ID:Am94yEJA0

律子「客席のみんながあなたたちを求めてるわ」

律子「たっぷり魅了してきなさい!」

伊織「にひひっ、任せなさい!」

あずさ「頑張りまぁす」

「『亜美』、行きまーす!」





 終わり

209: 2011/10/15(土) 23:24:55.06 ID:Am94yEJA0
何か?

210: 2011/10/15(土) 23:24:59.25 ID:YDWHUQmT0
オワタ

211: 2011/10/15(土) 23:25:19.44 ID:tGZFeWQz0
Pはどうなったのか

215: 2011/10/15(土) 23:25:54.78 ID:i+4iUHN70
乙でしたー

引用: P「ああ、真美気持ちいいよ」亜美「えっ」