38: 2013/12/23(月) 17:06:27 ID:Yj1FL0FI

前回【モバマス】みくにゃんクエスト 第一章『ヒジリスクのスカウト』

数日後

みく「ねぇPちゃん。いつまでここにいるのー? 帰る~って言ってもう数日にゃ。みく疲れちゃったにゃあ」

P「仕事の期限が明日までだから、ちょっとくらいゆっくりしたって罰は当たんないわよ。ここで釣りできるのも今日までだしー」

みく「みくは嫌にゃ。何か釣るたびに食べるって聞いてくるし磯の香りとか言って押し付けようとしてくるし、みくはみんなを救うって使命があるにゃあ」

P「そうねぇ………ならもう帰りましょうか。凛から着信の爆撃ヤバいしー」

みく「シンデレラプロに行くの? どれくらいかかるの?」

P「公共交通機関使えば三日くらいかな」

みく「それって計算おかしくない? 期限明日までと言っておいて、三日かかるって………Pちゃんまさか、ドジっ子?」

P「アホか。俺を誰だと思ってんのよ。アイドル召喚術師は召喚だけじゃなくて転送もできんのよ。召喚だけなら呼び出した子がずっと留まっちゃうからね」

みく「つまり、シンデレラプロってところに自分を召喚できるってわけなの?」
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39: 2013/12/23(月) 17:07:38 ID:Yj1FL0FI
P「そう言う事。みくにゃんはどうするの? 手帳に名前書いてもらえば送ることできるけど」

みく「………それってみくがPちゃん所のアイドルになるってことじゃにゃいの?」

P「………アイドルやりたくない?」

みく「みくはみんなを助けるために忙しいにゃ。そんなアイドルをやってる暇なんかないにゃ。と言うより、今のサインの求め方、完全に悪徳業者にゃ」

P「俺に悪徳なイメージを押し付けないでよ。ハイハイ分かりました。転送自体は俺に触れてればできるから、とりあえずお手手つなぐわよ」

みく「変なことしないでよね」

P「この猫完全に疑いの眼になってやがる。大丈夫だから、ほら行くわよ」

みく「わきに挟まないでにゃ! みくは借りてきた猫にはならないよ!」

P「ホントに何言ってんだろこの子………んじゃま、転送」

40: 2013/12/23(月) 21:32:39 ID:Yj1FL0FI
みく「………にゃ。うおぉ!? マジで場所が変わったにゃ! ここどこにゃ?」

P「見てわかるでしょ。シンデレラプロダクションのビルの前。結構大きいでしょ」

みく「みくは猫耳族の家以外知らないからカルチャーショックにゃ」

P「じゃあこれを機にいろんなことを知りなさい。あー疲れた」

事務室

P「ただいまー」

ちひろ「………あ、お帰りなさいプロデューサーさん。遠方への出張ご苦労様でした」

P「そうですよ労わってくださいよー。現状報告をお願いします。スカウトした聖はどうしてます?」

ちひろ「順調にアイドルとしての道を歩み始めてますよ。そっちの猫耳の子は何ですか? またスカウトで連れて来た子ですか?」

P「残念ながら、この子はアイドルには興味ないみたいなんですよ。ほら、みくにゃん。この人はシンデレラプロの総番である千川ちひろ様だ」

みく「総番? 影の支配者かにゃにかにゃ?」

41: 2013/12/23(月) 21:36:45 ID:Yj1FL0FI
ちひろ「プロデューサー………あんまり誤解を招くようなことを言わないでください」

P「あながち間違いじゃないから怖いんじゃないですか。みくにゃん。この人に逆らわない方がいいわよー。パパラッチも舌を巻くほどの情報収集能力持ってるから、最悪人生詰むわよ」

みく「お、おうにゃ。逆らわないにゃ」

ちひろ「もう! プロデューサー!」

P「おおぅっと。これ以上喋ったら人生が詰みそうだ。聖はどこにいます?」

ちひろ「聖ちゃんなら四階にいますよ」

P「了解です。おらぁみくにゃん行くぞぉ」

42: 2013/12/23(月) 21:58:50 ID:Yj1FL0FI
四階

聖「プロデューサーさん」タタタ

P「聖ー。よーしよし。ちょっと遅れたけどちゃんと来たわよー。どう? シンデレラプロでの生活は」

聖「ハイ………みなさん、とても優しくて新しい発見もたくさんあって………楽しい」

P「うんうんよかったよかった」

みく「ほえ~聖ちゃんすっごい変わったにゃ。総本山では重たそうな表情だったけど、ちょっと明るくなったかにゃ?」

聖「どうでしょうか………悪いことをしてたとは言え、みんなが心配、ですね」

P「それに関しては、時間を置いて考えましょ。にしても、聖ってこうやって対面してみると。小っちゃいわね~」

みく「Pちゃんが大きすぎる気がするにゃ」

聖「プロデューサーさんには、何とお礼をしたらいいか………」

P「ん? 何とお礼したらいいか、だって? なら」

>>44①一目見た時から踏まれたいと思いました! 踏んでください!②みくにゃんにシーフードを食べさせる手伝いして③俺の胸に飛び込んでおいで~④武士に見返りは要らぬ⑤嬉しさのあまり吐血

44: 2013/12/24(火) 01:39:43 ID:TzF3xRmY
5

45: 2013/12/24(火) 18:21:34 ID:uP36VYFc
P「何をしてもおゴハァ!」

聖「!?」

みく「ぎゃあー!? Pちゃんの口から赤いダイダルにゃ!」

P「嬉しさのあまりの吐血。プロデューサー冥利に尽きるわ。我がアイドルにそこまで感謝されるなんて」

聖「血、血が………」

みく「早く病院に言った方がいいにゃ! トマト祭りの時の顔面になってるにゃ!」

P「大丈夫。よくあることだから」

みく「なおさら良く無くない?」

P「だから大丈夫なのよ。ちゃんとこういうことに関しての能力持ちもいるんだから」

聖「能力持ち?」

P「ええちょっと来てもらおう」

>>47①柳清良(メディカル)②塩見周子(平等な生赤)③財前時子(慈愛のムチ)

47: 2013/12/24(火) 18:38:25 ID:TzF3xRmY
3

48: 2013/12/25(水) 14:06:39 ID:R672moj.
時子「いきなり呼び出して、何の用かしら? つまんないことならタダじゃおかないわよ」

みく「この子………目つきが鋭いにゃ。まるで狩人の目!」

時子「………プロデューサー? 新しくスカウトしてきた子? と言うより、血を吐いて、そんなに私が待ちきれなかったのかしらね?」」

P「違う違う。アイドルじゃないのよこの子。あ、この子は財前時子。聖が入る前は一番の新人だった子よ」

聖「望月聖です………よろしくお願いします」

みく「みくにゃんにゃ」

時子「これは、可愛い子ネコちゃんね」

みく「照れるにゃ」

時子「つまり、この二人を調きょ、」

P「違う違う違う! 時子。俺のこの口周り見て何も思わないの?」

時子「私に来てほしいがために舌を噛み切ったんじゃないのかしら?」

P「その発想は怖いわね。いつものお願い」

49: 2013/12/25(水) 14:12:38 ID:R672moj.
みく「Pちゃんたち行っちゃったにゃ」

聖「………何であの人が呼ばれたんだろう」

時子『さあ! ひざまずいて、私にすべてをゆだねるのね」

みく「? 声が聞こえるにゃ」

P『ちょ、ソフトにお願いよ。俺って人間はMじゃないのむしろSなの分かるわよね?」

時子『フフ………まずは一発』

P『痛っ! そこはダメ! 大腿の根元狙わないで! 俺だってこんな口調だけどついてんのよ!』

時子『良い声で鳴いてもらわないと、ね!』

P『痛い! 痛い超痛い! 助けてぼののぉ!』

時子『良いわよ………もっといい声を張り上げなさい」』

P『イタタタタ! ぎゃあー!』

聖「………何で耳を塞いでるの?」

みく「聖ちゃんに早すぎるにゃ。と言うよりPちゃんこんな公共の場でなんてことを」

P「ふーすっきりした元気ハツラツ~」

みく「肌がつやつやで帰ってきた!?」

50: 2013/12/25(水) 14:20:30 ID:R672moj.
P「どうしたのよ? そんな豆が鳩鉄砲喰らったみたいに………鳩が豆鉄砲だ。結構間違えると思わないこの言葉」

聖「プロデューサー………大丈夫なんですか?」

P「大丈夫よ。時子の力は鞭で打ち据えた人を回復するって能力なのよね。痛いと感じれば感じるほど体は健康になっていく。ああ見えて人のことをちゃんと思ういい子なのよ。ね、時子」

時子「ふん。私はいい声が聞けたらそれでいいのよ。プロデューサーはいい声で鳴いてくれる分、いたぶり涯があるわ」

P「つまり、常に健康でいてくれないと自分が楽しくないってことよ。な、いい子でしょ?」

みく「随分と都合のいい解釈な気が………」

P「ほかの子のところも回んなきゃいけないし。聖、これからのアイドル活動頑張りなさい。時子も先輩として指導してあげてね」

51: 2013/12/25(水) 14:24:35 ID:R672moj.
P「ざっとこんなもんね」

みく「濃い人ばっかりだったにゃ………いつの間にか夜になっちゃったにゃ」

P「今日はここまでね。さぁて部屋に戻って晩酌しましょ」

みく「………お魚押し付けないでね」

P「それは分かんない」

みく「!?」

P「この後ちひろさんと一緒に飲むし………他にも誘えるアイドルいたかしら」

みく「み、みくはお酒飲まないよ!」

P「別に飲める人を誘うってわけじゃないわよ。今日夜空いてる子って言えば………」

>>53 アイドル自由

53: 2013/12/25(水) 19:49:29 ID:qbebm/Eg
しのさん

54: 2013/12/25(水) 21:59:13 ID:R672moj.
P「今飲める人で空きがあるの志乃さんだけでしたよ」

志乃「ふふ、誘ってくれて嬉しいわ」

ちひろ「それじゃあ、少人数ながらもプロデューサーの一時帰宅を祝って、かんぱーい!」

みく「乾杯にゃ!(牛乳)」

P「ふー………やっぱ酒ってのは一人より多人数で飲む方がおいしいですねぇ。雰囲気で酔うってのが気持ちいい」

みく「と言うより、Pちゃんは会社に住んでるのにゃ?」

ちひろ「本当はアイドルや職員用の寮は敷地内の別のとこにあるんだけど、男の職員はプロデューサーだけだから本社の方に自分の部屋を作ったのよ」

みく「え? もしかしてこの会社に男の人はPちゃんしかいないの?」

志乃「マネージャーやトレーナはいてもプロデュースとスカウトをしてるのはプロデューサーしかいないのよ………ホントよく働いてると思うわ」

P「遠出のスカウトが休暇みたいなもんですから、楽っちゃ楽ですよ。ゴハハハハハ!」

みく「どうかしてるにゃこの人………」

ちひろ「さあ今日はバンバン飲みましょう! 私のおごりでお酒もおつまみもいっぱいありますから」

二人「「!?」」

みく「? どうしたにゃ?」

55: 2013/12/25(水) 22:03:44 ID:R672moj.
P「ちひろさんが………おごり?」

志乃「明日は………雪かもね」

ちひろ「あの、別にそこまでケチじゃあないんですけど」

P「だって、ねぇ志乃さん」

志乃「ごめんだけど、驚かない方が無理な話ね」

ちひろ「ちょっと」

みく「総番でドケチなんだ………結構卑怯な人かも………」

ちひろ「ほら、新しい子が勘違いしてるじゃないですか!」

P「だって、ねぇ志乃さん」

志乃「否定はできないのよね………」

みく「………にゃ」

ちひろ「ちょっと、この場で変な誤解与えるようなこと言うのやめてくださいよ!」

P「分かりました。とりあえずニボシ喰えみくにゃん!」

みく「やめてにゃ! ほんとに唐突過ぎだから!」

56: 2013/12/25(水) 22:35:56 ID:R672moj.
ベランダ

P「夜風とビールの組み合わせは最高だねぇ」

志乃「ふふ、ワインも中々よ」

P「志乃さん。ちひろさんとみくにゃんは?」

志乃「ちひろさんなら『私はケチじゃないです』ってネゴと言いながら寝てますし、猫耳の子は『ニボシがぁあ』ってうなされてますね」

P「なるほど、じゃあ後で女子寮に送っておきましょう。みくにゃんは………凛の部屋あたりに一晩置かせてもらおうかしら」

志乃「ふふ、プロデューサーはあの子にご執心みたいね」

P「あの子? 誰のことですか?」

志乃「そうやってはぐらかそうとするのを見ると、とことん入れ込んでるのね」

P「あの、志乃さん。志乃さんだからこそ言いますけど………誰にも言わないでくださいね」

志乃「言わないわよ」

P「………惚れたんですよ。みくにゃんに。もちろんラヴってわけじゃないんですけど」

57: 2013/12/25(水) 22:53:41 ID:R672moj.
志乃「へぇ。珍しいわね………あなたがそんな言葉を口にするなんて」

P「俺のインスピレーションにビビっと来て、ティンとしたんですよ。俺の全てに合致するって」

志乃「あなたの直感にハズレは無いから、すごい子なのね。じゃあ、あの子と仕事に出かけるって話も」

P「あの子は俺をただの助っ人として猫耳族を助けるって目的ですけど、俺の目的はあの子を堕とすことです。猫耳族を助けるまでアイドル活動なんてやってる暇はないって言ったんです」

志乃「だから、手伝うってわけね」

P「旅の途中で隙あらばスカウトも行いますよ。そのセブンテイィンってのも気になりますしね」

志乃「見境ないのね」

P「それが俺ですから。それじゃあ、もう一度乾杯と行きましょう」

志乃「ふふ………」

58: 2013/12/25(水) 23:06:17 ID:R672moj.
次の日

P「よしゃー早速猫耳族を救うため旅に出るとしますか!」

みく「やっと出発にゃ。ここまでにいざこざがあり過ぎだにゃ」

ちひろ「気を付けてくださいね。帰ってきて次の日にすぐ仕事に行くなんて、みんな寂しがりますよ」

P「そんな弱い子をスカウトした覚えはないですよ。連絡をくれればこちらで召喚して話すこともできますし」

みく「早く行くにゃ! みんな待ってるにゃ! みくは待ちきれないにゃ」

P「はいはい。じゃあ行ってきます。留守をお願いしますね」

ちひろ「行ってらっしゃい」

P「で、速攻で猫耳族の村に直行するの?」

みく「いや、ここはやっぱり少しでもセブンテイィンの情報が欲しいにゃ」

P「欲しいって言っても、誰からそんなの聞けばいいのよ。猫耳族もウサ耳族も、空想世界の生物だって言われてるのよ。知ってる人なんて限られてるわ」

みく「いや、詳しい人を知ってるにゃ。ウサ耳族を抜けて、今は人社会に紛れているって噂を聞いたことがあるにゃ」

P「………誰よ」

みく「それは………」

>>59①相葉夕美②古澤頼子③池袋晶葉

59: 2013/12/25(水) 23:55:59 ID:JumvbQCw

60: 2013/12/26(木) 02:04:33 ID:rIigxEvw
P「ゆみぴょん………そいつが元ウサ耳族を知ってるっての?」

みく「今はどこかの街で花屋さんを経営してるって話にゃ」

P「………肝心の街ってのはどこよ」

みく「………にゃ」

P「知らないのね」

みく「知ってるよ! ここから遠いけど………でもその街の規模が大きすぎて細かくは知らないにゃあ」

P「それでいいじゃない。ある程度絞れてるんなら見つけられるわよ。ましては花屋。意外と早く見つかるわよ」

みく「そう、かにゃ?」

P「そうよ。悲観しちゃダメよみくにゃん! さあ、そのゆみぴょんって人を目指して出発よ!」

みく「行くにゃー!」

第二章『一時の休息』終わり
登場人物 みくにゃん P 千川ちひろ 望月聖 財前時子 柊志乃


【モバマス】みくにゃんクエスト 第三章『街角の猫耳少女』