64: 2013/07/12(金) 00:10:42.49 ID:jGqd7WV5o
前回【モバマス】及川雫・棟方愛海「があるずとーく」
藍子「えーっと……都ちゃん?」
都「藍子さん……私にはいまだに信じられません……」
藍子「うん……?」
都「まさか藍子さんがあの痛ましい事件の犯人だなんて!」
藍子「えぇぇ……!?」
66: 2013/07/12(金) 00:39:39.47 ID:jGqd7WV5o
都「心当たりはありませんか?」
藍子「えーっと……なにかの事件の犯人って思ってるんだよね……?」
都「私の調査によると、この事件を起こせるのはあなたしかいないんです!」
藍子「うーん、そう言われても……」
都「……仕方ありませんね。私への依頼人のメッセージを読みましょう」
藍子「依頼人……うーん……」
都「『実は、事務所でゆっくりしていたら思わずうたたねをしてしまいました』」
都「『それもこれまでにないぐらいにさわやかな気分で! 木漏れ日の差し込む森の中で寝たような気分です!』」
都「『これは間違いなくビジネスチャンス! お昼寝屋さんを経営してマージンをアタシにください!』」
都「……以上です」
藍子「……あの」
都「はい!」
藍子「容疑者、ですか?」
都「容疑者です!」
藍子「えーっと……なにかの事件の犯人って思ってるんだよね……?」
都「私の調査によると、この事件を起こせるのはあなたしかいないんです!」
藍子「うーん、そう言われても……」
都「……仕方ありませんね。私への依頼人のメッセージを読みましょう」
藍子「依頼人……うーん……」
都「『実は、事務所でゆっくりしていたら思わずうたたねをしてしまいました』」
都「『それもこれまでにないぐらいにさわやかな気分で! 木漏れ日の差し込む森の中で寝たような気分です!』」
都「『これは間違いなくビジネスチャンス! お昼寝屋さんを経営してマージンをアタシにください!』」
都「……以上です」
藍子「……あの」
都「はい!」
藍子「容疑者、ですか?」
都「容疑者です!」
68: 2013/07/12(金) 18:37:42.25 ID:jGqd7WV5o
藍子「えーっと、都ちゃんは依頼で犯人を探してたんだよね?」
都「えぇ。あっ、依頼人さんは守秘義務があるので明かせません!」
藍子「それは……いちおう見当はついちゃうんだけど……」
都「な、なんと! ふふふ、流石ですね……それでですよ、私の推理がどうしてあなたに行き着いたかです!」
藍子「うんうん、じゃあ……とりあえずコーヒーでも飲みながらゆっくり聞かせて?」
都「コーヒー……むむ、私は紅茶派なので……」
藍子「あっ、そうだっけ……お茶っ葉もいくらかあったと思うからそっちにしようか。種類は何がいい?」
都「えっと……じゃあ……だ、ダージリンで」
藍子「うん、わかった。雪乃さんに美味しい淹れ方を聞いたから結構自信あるんだよ♪」
都「美味しい淹れ方……その、見ててもいいですか?」
藍子「うん、もちろん!」
都「えぇ。あっ、依頼人さんは守秘義務があるので明かせません!」
藍子「それは……いちおう見当はついちゃうんだけど……」
都「な、なんと! ふふふ、流石ですね……それでですよ、私の推理がどうしてあなたに行き着いたかです!」
藍子「うんうん、じゃあ……とりあえずコーヒーでも飲みながらゆっくり聞かせて?」
都「コーヒー……むむ、私は紅茶派なので……」
藍子「あっ、そうだっけ……お茶っ葉もいくらかあったと思うからそっちにしようか。種類は何がいい?」
都「えっと……じゃあ……だ、ダージリンで」
藍子「うん、わかった。雪乃さんに美味しい淹れ方を聞いたから結構自信あるんだよ♪」
都「美味しい淹れ方……その、見ててもいいですか?」
藍子「うん、もちろん!」
69: 2013/07/12(金) 18:41:06.48 ID:jGqd7WV5o
藍子「緑茶の時はカップを温めることで湯を冷ます必要があるけど、紅茶はきちんと熱いお湯で――」
都「ふむふむ……なるほどー。これで優雅なティータイムが過ごせそうです!」
藍子「そう? よかった。えっとお茶菓子は……」
都「私の推理によれは……そっちの棚にあるはずです!」
藍子「こっち? ……あ、本当だ! すごいね、都ちゃん」
都「それほどでも。えへへ、実はこの前買ってきたんですけど、ふるまう機会がなくて」
藍子「どこかのお店のやつなのかな?」
都「えぇ、探偵の優雅な午後といえばスコーンですよ!」
藍子「スコーンかぁ……あ、じゃあ向こうのソファーにいこっか」
都「えぇ!」
都「ふむふむ……なるほどー。これで優雅なティータイムが過ごせそうです!」
藍子「そう? よかった。えっとお茶菓子は……」
都「私の推理によれは……そっちの棚にあるはずです!」
藍子「こっち? ……あ、本当だ! すごいね、都ちゃん」
都「それほどでも。えへへ、実はこの前買ってきたんですけど、ふるまう機会がなくて」
藍子「どこかのお店のやつなのかな?」
都「えぇ、探偵の優雅な午後といえばスコーンですよ!」
藍子「スコーンかぁ……あ、じゃあ向こうのソファーにいこっか」
都「えぇ!」
71: 2013/07/12(金) 18:46:18.29 ID:jGqd7WV5o
藍子「ふぅ……わぁ、美味しい」
都「そうでしょう! でもこの紅茶もよくスコーンにあいますよ!」
藍子「雪乃ちゃんの教え方、すっごく上手だったからね」
都「今度詳しく銘柄とか聞いてみるのもいいかもしれませんね……」
藍子「そうだね……スコーンの美味しいお店ってどこかな?」
都「スコーンですか。これはちょっとうるさいですよ? まずあの、ブーブーエスの最寄り駅からバスに乗り換えてですね――」
藍子「うんうん……」
72: 2013/07/12(金) 18:49:31.12 ID:jGqd7WV5o
都「あっ、そうそう。この前買った本なんですけど本当におすすめなんです!」
藍子「どんな本?」
都「推理小説なんですけれど、文章が少し回りくどいかな? って思ったら実はそれが……っと、失礼。ネタバレはしませんよ!」
藍子「ふふっ、ありがとう」
都「探偵には守秘義務がありますからね。よかったら今度貸しましょうか?」
藍子「いいの? じゃあ私は……えっと」
都「あぁ、お礼なんて結構です! なんだかこんなに素敵でゆったりとした時間を過ごしたのは久々で――」
藍子「それならよかった……都ちゃん?」
都「も、もうお仕事いかなきゃいけない時間ですよ! わわわ、どうしましょう!?」
藍子「えぇっ!?」
73: 2013/07/12(金) 18:51:48.65 ID:jGqd7WV5o
都「藍子さん、美味しい紅茶ありがとうございました! 探偵都、いってきます!」
藍子「うん、いってらっしゃい! がんばってね」
都「はいっ、すみませんあとは……」
藍子「片づけはしておくから、私はもう少し時間もあるし……」
都「助かりました! では、出発!」
藍子「うん、ふぁいとっ」
ガチャッ
タッタッタッタ……
都「ハッ!? 推理したことの披露を忘れてた!?」
藍子「うん、いってらっしゃい! がんばってね」
都「はいっ、すみませんあとは……」
藍子「片づけはしておくから、私はもう少し時間もあるし……」
都「助かりました! では、出発!」
藍子「うん、ふぁいとっ」
ガチャッ
タッタッタッタ……
都「ハッ!? 推理したことの披露を忘れてた!?」
74: 2013/07/12(金) 18:54:20.34 ID:jGqd7WV5o
――――
――
P「あぁ、うん。わかります」
ちひろ「うんうん、わかります」
P「藍子のそばにいるとね……こう、忘れちゃうんですよねぇ。悪いこととか全部」
ちひろ「いつの間にかゆったりした時間を過ごすことになっちゃうんですよねぇ……」
P「世界が平和になるってあんな感じなんでしょうねぇ」
ちひろ「そうですねぇ……」
P「……」
ちひろ「……でも、まだ見たいですよね?」
P「はい」
ちひろ「ふふっ、ですよね。では>>76ちゃんと>>78ちゃんのをどうぞ!」
――
P「あぁ、うん。わかります」
ちひろ「うんうん、わかります」
P「藍子のそばにいるとね……こう、忘れちゃうんですよねぇ。悪いこととか全部」
ちひろ「いつの間にかゆったりした時間を過ごすことになっちゃうんですよねぇ……」
P「世界が平和になるってあんな感じなんでしょうねぇ」
ちひろ「そうですねぇ……」
P「……」
ちひろ「……でも、まだ見たいですよね?」
P「はい」
ちひろ「ふふっ、ですよね。では>>76ちゃんと>>78ちゃんのをどうぞ!」
76: 2013/07/12(金) 18:55:35.47 ID:TsV7oyoko
引用: モバP「があるずとーく」
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