190: 2015/06/15(月) 02:26:14.20 ID:EHqeZPlO0
最初から:【艦これ】提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」
前回:【艦これ】提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」第十話
偵察に出ていて、戦闘の一部始終を見ていた1隻の深海棲艦が呟いた。
イ級「間違いない・・・奴らだ・・・あの鎮守府の・・・」
すぐにリランカ島沖に居る上司に知らせようと急いでいた。
イ級「!!?」
突如背後から眩い光が迫る。
古参の固体であったイ級はその光の正体に見覚えがあった。
―――超重力砲。
え? あれを使えるのは霧の連中だけのハズ・・・
理解する時間もないまま直撃し、悲鳴をあげる間もないまま跡形もなく消滅した。
金剛「榛名、あんまりソレ、使っちゃダメデスよ」
比叡「そうよ。その武器を所持していることは公に出来ないんだから」
金剛「霧が存在しない今、世界にあるハズのない武器デスからネ」
榛名「確実に仕留めようと思ったのですが・・・」
金剛「それはアクマで切り札の一つデース。無闇に使うモノじゃないんだヨ?」
比叡「仕留めたから良いけど、見られた上に逃げられたら厄介ですからねぇ」
榛名「ごめんなさい・・・でも大丈夫です!見られたら確実に殺ります!逃がしません!」
天城「まぁまぁ・・・私の索敵漏れが原因ですし、本当にすいませんでした」
比叡「大丈夫ですよ」
鳥海(改2)「・・・・・・」ウズウズ
摩耶(改2)「どうしたんだ?」
鳥海「いえ、パワーアップして初の戦闘ですので・・・うずいちゃて」
摩耶「まぁ気持ちは分かる。アタシもウズウズしてるからさ」
北上「私にもあったなぁ・・・そんな時期が」
大井「そうですね。この装備になってから、ますます活躍出来て感謝ですね」
191: 2015/06/15(月) 02:26:49.60 ID:EHqeZPlO0
北上「気持ちいいよね。魚雷をばーって撒くの」
大井「そうですよね。雷巡になって、随分立ちますが・・・未だに興奮します」
北上「だよねー。負けないよ大井っち。MVP貰っちゃうからねー」
大井「私は別に大丈夫ですよ。北上さんが一番ですから。MVPを取ることは考えてないですよ」
大井(・・・ごめんなさい)
北上「ふ~ん」ハイライトオフ
北上(嘘つき。本当は取る気満々の癖にさ・・・大井っちは提督を好きな癖に隠してるからなぁ)
北上「でも本当は狙ってるでしょ?」
大井「・・・狙う理由がないですよ。別にあの人のことなんて、好きでもなんでも無いですし」
大井「大体、少し皆に過保護すぎなんですよ提督は・・・全く・・・」ブツブツ
大井「この前だって・・・本当にあの人は私が居ないと・・・ワタシガ・・・」ハイライトオフ
北上(バレてないと思ってるのかなぁ・・・でも譲る気はないよ?)
大井「何時も通り頑張りましょう。たった2人の雷巡なんだから・・・」
木曾(改2)「姉ちゃんっ!!? 俺も居るよ!! 俺も雷巡だよ!! 忘れんなよ!!?」
大井(素で忘れてた・・・)
大井「ちゃんと分かってるわよ。妹のこと忘れるわけないでしょ」
北上「そうだよー 姉を信じろー」
木曾「いい加減慣れろよ!! ナチュラルにハブくなよ!! 寂しいだろ!! 泣くぞ!!」
球磨「皆、作戦行動中だクマ。少し静かにするクマ」
大井「ごめんなさい姉さん」
北上「ごめん。クマ姉」
木曾「・・・ごめん」
金剛「お互い、長女は大変デスねー」
球磨「全くだクマ」
暁「本当よね」
金剛「へ? 暁って長女なんデスか?」
球磨「末の妹っぽいクマ」
叢雲「なんか分かる」
暁「なんでよ!!?」
大井「そうですよね。雷巡になって、随分立ちますが・・・未だに興奮します」
北上「だよねー。負けないよ大井っち。MVP貰っちゃうからねー」
大井「私は別に大丈夫ですよ。北上さんが一番ですから。MVPを取ることは考えてないですよ」
大井(・・・ごめんなさい)
北上「ふ~ん」ハイライトオフ
北上(嘘つき。本当は取る気満々の癖にさ・・・大井っちは提督を好きな癖に隠してるからなぁ)
北上「でも本当は狙ってるでしょ?」
大井「・・・狙う理由がないですよ。別にあの人のことなんて、好きでもなんでも無いですし」
大井「大体、少し皆に過保護すぎなんですよ提督は・・・全く・・・」ブツブツ
大井「この前だって・・・本当にあの人は私が居ないと・・・ワタシガ・・・」ハイライトオフ
北上(バレてないと思ってるのかなぁ・・・でも譲る気はないよ?)
大井「何時も通り頑張りましょう。たった2人の雷巡なんだから・・・」
木曾(改2)「姉ちゃんっ!!? 俺も居るよ!! 俺も雷巡だよ!! 忘れんなよ!!?」
大井(素で忘れてた・・・)
大井「ちゃんと分かってるわよ。妹のこと忘れるわけないでしょ」
北上「そうだよー 姉を信じろー」
木曾「いい加減慣れろよ!! ナチュラルにハブくなよ!! 寂しいだろ!! 泣くぞ!!」
球磨「皆、作戦行動中だクマ。少し静かにするクマ」
大井「ごめんなさい姉さん」
北上「ごめん。クマ姉」
木曾「・・・ごめん」
金剛「お互い、長女は大変デスねー」
球磨「全くだクマ」
暁「本当よね」
金剛「へ? 暁って長女なんデスか?」
球磨「末の妹っぽいクマ」
叢雲「なんか分かる」
暁「なんでよ!!?」
192: 2015/06/15(月) 02:27:46.13 ID:EHqeZPlO0
天城「!!?・・・索敵機が敵を見つけました。恐らくこの海域の敵本体!」
金剛「分かってると思うケド、戦場で慢心は大敵だから肝に銘じてくださいネ」
金剛「先遣隊の大淀はゲージがどうとか舐めたこと言ってましたガ・・・」
摩耶「そう言えば言ってたな・・・」
金剛「どんな相手でも全力で、常に仲間と連携し、確実に仕留めるコト」
金剛「私達は戦場で命のやり取りをしていることをワスれないでネ?」
比叡「そうですよ。慢心して油断した者から氏んでいくのが戦場です」
金剛「ここに居る誰もが、MVPを取りたいってのは分かりマスが・・・」
金剛「個人で功を焦ると、皆を危険に晒すことになることを理解してくだサイ」
金剛「そして、誰かが沈めば・・・提督は悲しみマス」
金剛「常に周りを見て、連携するコト」
金剛「・・・では皆さん、行きますヨ?」
皆「了解っ!!」
金剛を旗艦とする12隻からなる連合艦隊はカレー洋リランカ島沖に進軍し、
装甲空母姫との戦闘に突入した。
装甲空母姫「全艦、攻撃開始!! 艦娘共を殲滅しろ!!」
軽空母ヌ級2隻から艦載機が飛び立つ。
摩耶「行くぜぇぇ!!!」
鳥海「新しい力、見せてあげますっ!!」
改2に改装された摩耶と鳥海は強化された対空装備で艦載機を次々落とす。
天城「第601航空隊! 発艦、始め! ですっ!!」
続いて天城が飛ばした航空機の攻撃でヌ級一隻が沈む。
天城「やった!! 次っ!!」
摩耶「頂き!!」
もう一隻のヌ級も沈んだ。
敵戦艦のタ級が天城達に狙いを定める前に、
接近して、近接戦に持ち込んだ比叡の右ストレートが命中する。
比叡「遅いです!!!」
タ級「うわっ!?」
そのまま、左、右と拳を繰り出す。
タ級(こいつ素手で殴った!? これが・・・よく聞く戦艦同士の殴り合いって奴か!?)
金剛「分かってると思うケド、戦場で慢心は大敵だから肝に銘じてくださいネ」
金剛「先遣隊の大淀はゲージがどうとか舐めたこと言ってましたガ・・・」
摩耶「そう言えば言ってたな・・・」
金剛「どんな相手でも全力で、常に仲間と連携し、確実に仕留めるコト」
金剛「私達は戦場で命のやり取りをしていることをワスれないでネ?」
比叡「そうですよ。慢心して油断した者から氏んでいくのが戦場です」
金剛「ここに居る誰もが、MVPを取りたいってのは分かりマスが・・・」
金剛「個人で功を焦ると、皆を危険に晒すことになることを理解してくだサイ」
金剛「そして、誰かが沈めば・・・提督は悲しみマス」
金剛「常に周りを見て、連携するコト」
金剛「・・・では皆さん、行きますヨ?」
皆「了解っ!!」
金剛を旗艦とする12隻からなる連合艦隊はカレー洋リランカ島沖に進軍し、
装甲空母姫との戦闘に突入した。
装甲空母姫「全艦、攻撃開始!! 艦娘共を殲滅しろ!!」
軽空母ヌ級2隻から艦載機が飛び立つ。
摩耶「行くぜぇぇ!!!」
鳥海「新しい力、見せてあげますっ!!」
改2に改装された摩耶と鳥海は強化された対空装備で艦載機を次々落とす。
天城「第601航空隊! 発艦、始め! ですっ!!」
続いて天城が飛ばした航空機の攻撃でヌ級一隻が沈む。
天城「やった!! 次っ!!」
摩耶「頂き!!」
もう一隻のヌ級も沈んだ。
敵戦艦のタ級が天城達に狙いを定める前に、
接近して、近接戦に持ち込んだ比叡の右ストレートが命中する。
比叡「遅いです!!!」
タ級「うわっ!?」
そのまま、左、右と拳を繰り出す。
タ級(こいつ素手で殴った!? これが・・・よく聞く戦艦同士の殴り合いって奴か!?)
193: 2015/06/15(月) 02:28:29.33 ID:EHqeZPlO0
よろめいたタ級に球磨が背後から砲撃、続いて北上、大井、木曾の3人が
魚雷で同時攻撃、タ級の断末魔の叫びと共に爆発による水柱が出来た。
暁「私が長女に見えないってどういうこと!?」
叢雲「だって・・・お子様だし」
暁「お子様いうなーーー!!!」
叢雲「同時に仕留めるわよ!!」
暁「分かってるわよ!!」
叢雲と暁の2人は言い合いながらも息を合わせて
敵の駆逐ハ級を沈めた。
2人でハイタッチして互いを労うが背後から、もう一隻居たハ級が迫って居た。
ハ級「氏ねぇぇ!!!!」」
暁「・・・へ?」
叢雲「しまっ・・・」
球磨「させないクマ!!」
ハ級「ぐわぁぁ!?」
ハ級は球磨の砲撃が命中し轟沈した。
球磨「2人共、油断するなクマ」
2人「・・・ごめんなさい」
球磨「敵を1隻倒した後こそ、しっかり気を引き締めないといけないクマ」
暁「・・・うん」
叢雲「ありがと。助かったわ」
装甲空母姫「沈め・・・沈め!!」
摩耶「うわっ!? っ・・・危なっ!?」
摩耶は攻撃で紙一重で避ける。
摩耶「ふぅ・・・危なかった・・・」
装甲空母姫「足が止まったな!!」
魚雷で同時攻撃、タ級の断末魔の叫びと共に爆発による水柱が出来た。
暁「私が長女に見えないってどういうこと!?」
叢雲「だって・・・お子様だし」
暁「お子様いうなーーー!!!」
叢雲「同時に仕留めるわよ!!」
暁「分かってるわよ!!」
叢雲と暁の2人は言い合いながらも息を合わせて
敵の駆逐ハ級を沈めた。
2人でハイタッチして互いを労うが背後から、もう一隻居たハ級が迫って居た。
ハ級「氏ねぇぇ!!!!」」
暁「・・・へ?」
叢雲「しまっ・・・」
球磨「させないクマ!!」
ハ級「ぐわぁぁ!?」
ハ級は球磨の砲撃が命中し轟沈した。
球磨「2人共、油断するなクマ」
2人「・・・ごめんなさい」
球磨「敵を1隻倒した後こそ、しっかり気を引き締めないといけないクマ」
暁「・・・うん」
叢雲「ありがと。助かったわ」
装甲空母姫「沈め・・・沈め!!」
摩耶「うわっ!? っ・・・危なっ!?」
摩耶は攻撃で紙一重で避ける。
摩耶「ふぅ・・・危なかった・・・」
装甲空母姫「足が止まったな!!」
194: 2015/06/15(月) 02:29:11.70 ID:EHqeZPlO0
金剛「させないヨ!!」
一瞬の隙を付かれた摩耶を狙い、放たれた装甲空母姫の攻撃が
摩耶を庇った金剛に命中し、炎と煙で金剛の姿が見えなくなる。
摩耶「金剛さんっ!!?」
装甲空母姫は直撃したことを感じてニヤリと笑う。
摩耶は焦った。自分を庇って金剛に攻撃が直撃してしまった。
だが、周囲を見ると、姉大好きな比叡は特に焦るわけでもなく、
金剛の妹の榛名も別にそれがどうしたとばかりの態度だった。
まるで金剛が絶対無事であることを確信しているかのように。
爆発で発生した煙が晴れていく・・・
そこには巨大な金属の塊があった。
それは盾。敵の攻撃を弾く盾。
装甲空母姫「!!!?」
金剛「その程度の攻撃ワケないネー!」
金剛の艤装の一部が展開して、盾となって攻撃を防いでいたのだ。
摩耶「何その装備!? めっちゃカッコいいじゃん!!」
子供のように目を輝かせて摩耶は叫ぶ。
金剛「明石が色々弄った結果、こうなったデース」
榛名「・・・お姉さま、あいつは榛名にやらせてください」
金剛「・・・榛名?」
榛名「榛名も新装備のテストをしたいです」
金剛「へぇ・・・榛名も明石に艤装弄られたんだ。別にいいけど・・・ケド」
榛名「けど・・・?」
金剛「危なくなったら助けに入るからネ?」
榛名「・・・はいっ!!」
一瞬の隙を付かれた摩耶を狙い、放たれた装甲空母姫の攻撃が
摩耶を庇った金剛に命中し、炎と煙で金剛の姿が見えなくなる。
摩耶「金剛さんっ!!?」
装甲空母姫は直撃したことを感じてニヤリと笑う。
摩耶は焦った。自分を庇って金剛に攻撃が直撃してしまった。
だが、周囲を見ると、姉大好きな比叡は特に焦るわけでもなく、
金剛の妹の榛名も別にそれがどうしたとばかりの態度だった。
まるで金剛が絶対無事であることを確信しているかのように。
爆発で発生した煙が晴れていく・・・
そこには巨大な金属の塊があった。
それは盾。敵の攻撃を弾く盾。
装甲空母姫「!!!?」
金剛「その程度の攻撃ワケないネー!」
金剛の艤装の一部が展開して、盾となって攻撃を防いでいたのだ。
摩耶「何その装備!? めっちゃカッコいいじゃん!!」
子供のように目を輝かせて摩耶は叫ぶ。
金剛「明石が色々弄った結果、こうなったデース」
榛名「・・・お姉さま、あいつは榛名にやらせてください」
金剛「・・・榛名?」
榛名「榛名も新装備のテストをしたいです」
金剛「へぇ・・・榛名も明石に艤装弄られたんだ。別にいいけど・・・ケド」
榛名「けど・・・?」
金剛「危なくなったら助けに入るからネ?」
榛名「・・・はいっ!!」
195: 2015/06/15(月) 02:29:59.94 ID:EHqeZPlO0
榛名「榛名、参ります!!!」
摩耶「本当にありがとな金剛さん、助かった」
金剛「ええ、無事で良かったヨ」
鳥海「すごいですね。さっきの盾」
金剛「ありがとう。実戦で使ったのは初めてでしたケド」
榛名「今、私はとても満たされてます」
榛名「だって、提督とケッコンできたんですもの」
榛名「カッコカリ・・・ですけどね」
榛名「だけど、それだけで世界が変わって見えるんです」
榛名「指輪を見る度に落ち着くんです」
榛名「ああ、あの人と繋がっているって・・・」
榛名「幸せに感じるんですよ」
榛名「だから、今は昔みたいな焦りはないです」
榛名「でも・・・レベル限界値までは・・・まだまだなんですよ」
装甲空母姫「コイツは何を言っているんだ・・・?」
榛名「だから私の糧になってください。高みへ行くために・・・」
榛名「提督にとって、唯一無二の絶対の存在として生涯を共に歩み・・・」
榛名「未来永劫、共にあり続ける為に」ハイライトオフ
装甲空母姫は悪寒を感じ、即座に攻撃する。
榛名「・・・行きます」
装甲空母姫の攻撃を全て避けながらも、速度は落とさない。
榛名の艤装が展開、艤装先端が割れた。
いや、複数のパーツに別れた。
それはまるで拳。
摩耶「艤装が腕に!?」
金剛「また変な改造したネ・・・明石
摩耶「本当にありがとな金剛さん、助かった」
金剛「ええ、無事で良かったヨ」
鳥海「すごいですね。さっきの盾」
金剛「ありがとう。実戦で使ったのは初めてでしたケド」
榛名「今、私はとても満たされてます」
榛名「だって、提督とケッコンできたんですもの」
榛名「カッコカリ・・・ですけどね」
榛名「だけど、それだけで世界が変わって見えるんです」
榛名「指輪を見る度に落ち着くんです」
榛名「ああ、あの人と繋がっているって・・・」
榛名「幸せに感じるんですよ」
榛名「だから、今は昔みたいな焦りはないです」
榛名「でも・・・レベル限界値までは・・・まだまだなんですよ」
装甲空母姫「コイツは何を言っているんだ・・・?」
榛名「だから私の糧になってください。高みへ行くために・・・」
榛名「提督にとって、唯一無二の絶対の存在として生涯を共に歩み・・・」
榛名「未来永劫、共にあり続ける為に」ハイライトオフ
装甲空母姫は悪寒を感じ、即座に攻撃する。
榛名「・・・行きます」
装甲空母姫の攻撃を全て避けながらも、速度は落とさない。
榛名の艤装が展開、艤装先端が割れた。
いや、複数のパーツに別れた。
それはまるで拳。
摩耶「艤装が腕に!?」
金剛「また変な改造したネ・・・明石
196: 2015/06/15(月) 02:30:41.71 ID:EHqeZPlO0
装甲空母姫の放つ航空戦力は榛名が展開した艤装の拳に掴まれた。
それをそのまま野球ボールでも投げるように装甲空母姫に投げつける。
装甲空母姫「痛っ!?」
榛名「痛いのはこれからです。いえ、痛みは一瞬ですよ。すぐ終わります」
装甲空母姫「!!!?」
艤装の拳で装甲空母姫は持ち上げられて、兵装はグチャグチャに潰される。
榛名「終わりです」
装甲空母姫を空高く放り投げると、そのまま砲撃、命中。
空中で装甲空母姫は爆発した。
味方に大きな被害を出さずに昼戦のみで殲滅した。
金剛(あっけないですネ・・・私達が強いのか・・・敵が弱いのか・・・)
金剛(ダメですネ。 敵の戦力を低くみるのは危険デス)
榛名「あの、金剛姉様?」
金剛「何? どうしたノー?」
榛名「あそこに誰か・・・」
比叡「艦娘のようですね・・・」
木曾「おい、アンタ。大丈夫か?」
葛城「え? あっハイ・・・」
鳥海「自分のことが分かります?」
葛城「え・・・と・・・ここはどこでしょうか? 何故私はこんな所に・・・」
球磨「まだ艦娘として生まれたばかりで安定してないっぽいクマ」
榛名「お名前はなんて言うのですか?」
葛城「私の名前は・・・」
天城「・・・葛城? 葛城なの?」
それをそのまま野球ボールでも投げるように装甲空母姫に投げつける。
装甲空母姫「痛っ!?」
榛名「痛いのはこれからです。いえ、痛みは一瞬ですよ。すぐ終わります」
装甲空母姫「!!!?」
艤装の拳で装甲空母姫は持ち上げられて、兵装はグチャグチャに潰される。
榛名「終わりです」
装甲空母姫を空高く放り投げると、そのまま砲撃、命中。
空中で装甲空母姫は爆発した。
味方に大きな被害を出さずに昼戦のみで殲滅した。
金剛(あっけないですネ・・・私達が強いのか・・・敵が弱いのか・・・)
金剛(ダメですネ。 敵の戦力を低くみるのは危険デス)
榛名「あの、金剛姉様?」
金剛「何? どうしたノー?」
榛名「あそこに誰か・・・」
比叡「艦娘のようですね・・・」
木曾「おい、アンタ。大丈夫か?」
葛城「え? あっハイ・・・」
鳥海「自分のことが分かります?」
葛城「え・・・と・・・ここはどこでしょうか? 何故私はこんな所に・・・」
球磨「まだ艦娘として生まれたばかりで安定してないっぽいクマ」
榛名「お名前はなんて言うのですか?」
葛城「私の名前は・・・」
天城「・・・葛城? 葛城なの?」
197: 2015/06/15(月) 02:31:18.61 ID:EHqeZPlO0
葛城「・・・天城姉?」
天城「良かった・・・また会えて・・・」
葛城「天城姉っ!!」ダキッ
比叡「良かったですねぇ。姉妹皆揃って」
叢雲「そうね・・・」
叢雲(あいつ等は・・・どこで何やってんだかね・・・)
叢雲(白雲、東雲・・・)
思い出すのはかつての第12駆逐隊のメンバー。
叢雲(まぁ・・・そのうち会えるわよね・・・)
葛城「姉妹揃ってってことは・・・雲龍姉も?」
天城「ええ、鎮守府に居るわ」
北上「仲間も増えたし、良かったねぇ」
大井「そうですね」
天城「提督から通信。被害を報告しろとのことです」
金剛「被害は軽微、このまま進軍も出来マスが・・・」
天城「帰還して補給と整備を受けろとのことです」
天城「良かった・・・また会えて・・・」
葛城「天城姉っ!!」ダキッ
比叡「良かったですねぇ。姉妹皆揃って」
叢雲「そうね・・・」
叢雲(あいつ等は・・・どこで何やってんだかね・・・)
叢雲(白雲、東雲・・・)
思い出すのはかつての第12駆逐隊のメンバー。
叢雲(まぁ・・・そのうち会えるわよね・・・)
葛城「姉妹揃ってってことは・・・雲龍姉も?」
天城「ええ、鎮守府に居るわ」
北上「仲間も増えたし、良かったねぇ」
大井「そうですね」
天城「提督から通信。被害を報告しろとのことです」
金剛「被害は軽微、このまま進軍も出来マスが・・・」
天城「帰還して補給と整備を受けろとのことです」
198: 2015/06/15(月) 02:32:14.86 ID:EHqeZPlO0
摩耶「ったく過保護なんだよな・・・」
鳥海「連戦してますからね。的確な判断ですよ。弾薬も無尽蔵じゃありませんし」
天城「提督は優しい方ですから」
摩耶「そういう所、嫌いじゃないけどさ」ボソッ
北上「摩耶っち~顔真っ赤~」
叢雲「ウブね・・・」
摩耶「あ? なんだと!!」
大井「そんな顔で凄んでも可愛いだけですよ摩耶さん」
摩耶「・・・くっ」
比叡「私、砲弾余ってますけど・・・」
榛名「私もです」
比叡「そもそも使ってないしね」アハハ
球磨「素手で戦うからクマ。援護する身にもなれクマ」
金剛「では私達の艦隊は引き上げるデース! 各自、周辺を警戒しつつ撤退開始!」
艦隊は鎮守府に鎮守府に帰還した。
その後、再編成した艦隊が出撃。ベーグル湾に進軍し敵を撃破。
順調に作戦を遂行していった。
そして再び連合艦隊を編成、リランカ島沖の制圧が最終段階に入った。
鳥海「連戦してますからね。的確な判断ですよ。弾薬も無尽蔵じゃありませんし」
天城「提督は優しい方ですから」
摩耶「そういう所、嫌いじゃないけどさ」ボソッ
北上「摩耶っち~顔真っ赤~」
叢雲「ウブね・・・」
摩耶「あ? なんだと!!」
大井「そんな顔で凄んでも可愛いだけですよ摩耶さん」
摩耶「・・・くっ」
比叡「私、砲弾余ってますけど・・・」
榛名「私もです」
比叡「そもそも使ってないしね」アハハ
球磨「素手で戦うからクマ。援護する身にもなれクマ」
金剛「では私達の艦隊は引き上げるデース! 各自、周辺を警戒しつつ撤退開始!」
艦隊は鎮守府に鎮守府に帰還した。
その後、再編成した艦隊が出撃。ベーグル湾に進軍し敵を撃破。
順調に作戦を遂行していった。
そして再び連合艦隊を編成、リランカ島沖の制圧が最終段階に入った。
209: 2015/06/18(木) 01:12:50.14 ID:JPqgh+ev0
港湾水鬼「先遣隊は全滅か・・・本当に不甲斐ない」
ル級「しかし、例の鎮守府の連中です。仕方ないかと」
港湾水鬼「あの狂ったヲ級を中心とする・・・おかしな連中が崇めている所か」
ル級「そうとしか考えられませんよ・・・戦闘力が異常です」
港湾水鬼「奴らが強いんじゃない、氏んだ奴が弱ぇんだよ」
ル級「そうでしょうか・・・噂では南方棲鬼様も討たれたと」
港湾水鬼「轟沈(じこ)る奴は・・・不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ!!」ドヤァ
ル級(何言ってるか分からない・・・ドヤ顔ウゼェ)イラッ
イ級(早く帰りたい・・・ん!!?)
イ級「敵・・・来た! 索敵に反応」
港湾水鬼「ははは・・・来たか」
港湾水鬼「今日、お前らは沈むんだよぉ・・・このリランカでよぉ・・・」
ル級「なんか分からんけど頼もしい」
イ級「ですねー」
一方、足柄を旗艦とした連合艦隊も敵艦隊の位置を掴んでいた。
足柄 (改2)「さぁ行くわよ!! いい!? 皆!!!」
伊勢「何時でもいいよー」
翔鶴「早く片付けましょう」
日向「あまり、はしゃぎすぎて五航戦するなよ翔鶴」
翔鶴「五航戦はなんかの隠語じゃありませんよ!!?」
日向「別に悪意はない。ただ使いやすいだけだ」
飛龍(漣ちゃんが面白半分でSNSで広めちゃったからなぁ。しかも大流行してるし・・・可愛そうに)
蒼龍「まぁまぁ・・・」
翔鶴「すいません、二航戦の緑の方」
蒼龍「なにその認識!!?」
足柄「敵が近いわね・・・匂いがする・・・」
日向「匂い?・・・屁でもしたのか伊勢」
伊勢「ひゅぅぅぅがぁぁぁ!?」ギロッ
日向「・・・冗談だ」
ル級「しかし、例の鎮守府の連中です。仕方ないかと」
港湾水鬼「あの狂ったヲ級を中心とする・・・おかしな連中が崇めている所か」
ル級「そうとしか考えられませんよ・・・戦闘力が異常です」
港湾水鬼「奴らが強いんじゃない、氏んだ奴が弱ぇんだよ」
ル級「そうでしょうか・・・噂では南方棲鬼様も討たれたと」
港湾水鬼「轟沈(じこ)る奴は・・・不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ!!」ドヤァ
ル級(何言ってるか分からない・・・ドヤ顔ウゼェ)イラッ
イ級(早く帰りたい・・・ん!!?)
イ級「敵・・・来た! 索敵に反応」
港湾水鬼「ははは・・・来たか」
港湾水鬼「今日、お前らは沈むんだよぉ・・・このリランカでよぉ・・・」
ル級「なんか分からんけど頼もしい」
イ級「ですねー」
一方、足柄を旗艦とした連合艦隊も敵艦隊の位置を掴んでいた。
足柄 (改2)「さぁ行くわよ!! いい!? 皆!!!」
伊勢「何時でもいいよー」
翔鶴「早く片付けましょう」
日向「あまり、はしゃぎすぎて五航戦するなよ翔鶴」
翔鶴「五航戦はなんかの隠語じゃありませんよ!!?」
日向「別に悪意はない。ただ使いやすいだけだ」
飛龍(漣ちゃんが面白半分でSNSで広めちゃったからなぁ。しかも大流行してるし・・・可愛そうに)
蒼龍「まぁまぁ・・・」
翔鶴「すいません、二航戦の緑の方」
蒼龍「なにその認識!!?」
足柄「敵が近いわね・・・匂いがする・・・」
日向「匂い?・・・屁でもしたのか伊勢」
伊勢「ひゅぅぅぅがぁぁぁ!?」ギロッ
日向「・・・冗談だ」
210: 2015/06/18(木) 01:13:22.36 ID:JPqgh+ev0
足柄「戦いの匂い・・・ゾクゾクするわぁ・・・」
那智(・・・また悪い癖が出ているな)
飛龍「二航戦、直掩機を残し、全機発進!!」
蒼龍「こっちも行っちゃって!!」
翔鶴「五航戦、発進!!」
空を埋め尽くすように飛び立つ無数の戦闘機。
この戦場においての制空権は確保された。
互いに目視出来る距離まで近づいた。
神通「私達、第二艦隊も行きますよ」
秋月「はい!」
如月(改2)「了~解っ♪」
如月(取りたいわねぇ・・・MVP)
如月(もし私が一番になったら・・・)
如月(司令官と・・・)
如月「もー!! やだぁ!! そんな出されたら子供出来ちゃう!///」ドーンッ
イ級「敵、撃って来ました!!」
港湾「へぶぅ!?」
イ級「顔面に直撃!?」
ル級「港湾水鬼様!! 顔が凄いことに!!」
イ級「顔が変ですよ!!」
港湾「元からだよっ!!!・・・・ってなんだと貴様!!!」
イ級「うわぁぁぁぁ!? お許しを!!?」ドーンッ
羽黒「なんで味方を撃ってるんでしょうかあの鬼級・・・」
那智「知らん。気でも狂ったか?」
那智(・・・また悪い癖が出ているな)
飛龍「二航戦、直掩機を残し、全機発進!!」
蒼龍「こっちも行っちゃって!!」
翔鶴「五航戦、発進!!」
空を埋め尽くすように飛び立つ無数の戦闘機。
この戦場においての制空権は確保された。
互いに目視出来る距離まで近づいた。
神通「私達、第二艦隊も行きますよ」
秋月「はい!」
如月(改2)「了~解っ♪」
如月(取りたいわねぇ・・・MVP)
如月(もし私が一番になったら・・・)
如月(司令官と・・・)
如月「もー!! やだぁ!! そんな出されたら子供出来ちゃう!///」ドーンッ
イ級「敵、撃って来ました!!」
港湾「へぶぅ!?」
イ級「顔面に直撃!?」
ル級「港湾水鬼様!! 顔が凄いことに!!」
イ級「顔が変ですよ!!」
港湾「元からだよっ!!!・・・・ってなんだと貴様!!!」
イ級「うわぁぁぁぁ!? お許しを!!?」ドーンッ
羽黒「なんで味方を撃ってるんでしょうかあの鬼級・・・」
那智「知らん。気でも狂ったか?」
211: 2015/06/18(木) 01:14:14.16 ID:JPqgh+ev0
北上「まぁどうでもいいじゃない。どうせ全部倒すんだからさ」
如月「良いわよね。北上さんは出撃2回目で・・・」
秋月「そういえばそうですね」
北上「雷巡が必要だったからねぇ・・・」
北上(大井っちと木曾と私でジャンケンして勝ったから出撃できたけど・・・)
北上(2人とも悔しそうだったなぁ・・・大井っちはあれで隠してるつもりかね)
北上(本当は提督のことが大好きな癖にさ。別に隠さなくて良いと思うけどなぁ)
如月「私も次も出撃したいわね」
秋月「・・・私も次の出撃も選ばれるように頑張ります!」
北上「まぁチャンスはあるんじゃないの?」
如月(そうよね・・・まだチャンスはあるわよね・・・)
如月(待っててね・・・司令官///)
神通「3人共、作戦行動中ですよ?」
秋月「すっすいませんっ!」
北上「ごめん」
如月「ごめんなさい」
羽黒「ごっごめんなさいっ!!」
神通「え? なんで何もしてない羽黒さんが謝るんですか!?」
羽黒「ごめんなさい!!」
如月「良いわよね。北上さんは出撃2回目で・・・」
秋月「そういえばそうですね」
北上「雷巡が必要だったからねぇ・・・」
北上(大井っちと木曾と私でジャンケンして勝ったから出撃できたけど・・・)
北上(2人とも悔しそうだったなぁ・・・大井っちはあれで隠してるつもりかね)
北上(本当は提督のことが大好きな癖にさ。別に隠さなくて良いと思うけどなぁ)
如月「私も次も出撃したいわね」
秋月「・・・私も次の出撃も選ばれるように頑張ります!」
北上「まぁチャンスはあるんじゃないの?」
如月(そうよね・・・まだチャンスはあるわよね・・・)
如月(待っててね・・・司令官///)
神通「3人共、作戦行動中ですよ?」
秋月「すっすいませんっ!」
北上「ごめん」
如月「ごめんなさい」
羽黒「ごっごめんなさいっ!!」
神通「え? なんで何もしてない羽黒さんが謝るんですか!?」
羽黒「ごめんなさい!!」
212: 2015/06/18(木) 01:14:51.59 ID:JPqgh+ev0
北上「いや、神通さんキレると恐いからさ」
神通「!!!?」
この発言は神通にダメージを与えた。
神通(恐い? 私が・・・? そんなつもりじゃないのですけど・・・)
神通(どうしましょう・・・提督にまでそう思われていたら・・・)
如月「・・・神通さん?」
神通「ナンデモナイワヨ」ニコッ
神通(恐がられないように笑顔・・・笑顔)ニタァ
如月「ひっ!?」
如月(こ・・・ころされる!!!)
日向「まぁまぁ、さっさと敵を倒して・・・」
日向「かつては深海棲艦の首だったモノを蹴飛ばしてサッカーでもしようじゃないか」
伊勢「なんで突然物騒なこと言ってるの!?」
日向「気分だ」
伊勢(我が妹ながら・・・よく分からない子)
足柄「全艦・・・攻撃開始!!」
皆「了解!!」
足柄「さぁ!! 皆頃しにするわよ!!」
如月「ほんと・・・物騒ねぇ・・・」
神通「!!!?」
この発言は神通にダメージを与えた。
神通(恐い? 私が・・・? そんなつもりじゃないのですけど・・・)
神通(どうしましょう・・・提督にまでそう思われていたら・・・)
如月「・・・神通さん?」
神通「ナンデモナイワヨ」ニコッ
神通(恐がられないように笑顔・・・笑顔)ニタァ
如月「ひっ!?」
如月(こ・・・ころされる!!!)
日向「まぁまぁ、さっさと敵を倒して・・・」
日向「かつては深海棲艦の首だったモノを蹴飛ばしてサッカーでもしようじゃないか」
伊勢「なんで突然物騒なこと言ってるの!?」
日向「気分だ」
伊勢(我が妹ながら・・・よく分からない子)
足柄「全艦・・・攻撃開始!!」
皆「了解!!」
足柄「さぁ!! 皆頃しにするわよ!!」
如月「ほんと・・・物騒ねぇ・・・」
213: 2015/06/18(木) 01:15:52.10 ID:JPqgh+ev0
港湾「くっ・・・顔が・・・前がよく見えない」
足柄 「ははははっ!! 敵!敵!!敵ィィィ!!! 選り取りみどりじゃない!!」
伊勢「まーた前に出すぎて・・・戦闘狂なんだから・・・」
翔鶴「旗艦が前に出ないでくださいよ!」
伊勢「日向、援護するわよ」
日向「任せろ!」
羽黒「すいません。姉さんが・・・」
蒼龍「航空隊でも援護するから大丈夫だよ」
飛龍「飛行要塞撃破。次っ!!」
ル級「糞!こちらが劣勢か・・・警戒をしていた部隊は何をしていた!」
翔鶴「頂きました!!」
ル級「ぐわっ!?」
日向「そこっ!!!」
翔鶴(ちっ・・・私の獲物が)
翔鶴が爆撃し、足の止まったル級を日向が撃ち抜いく。
息のあった連携だった。
神通「・・・行きますっ」
イ級「早い!?」
神通「・・・遅いですね」
砲弾の雨を浴びてイ級は轟沈した。
如月「いっけぇー!!!」
イ級2「ちょっ・・・まっ・・」
港湾水鬼によって小破させられたもう1隻のイ級も沈む。
港湾「舐めるよ・・・てめぇらぁぁぁ!!」
秋月「やらせませんっ!!」
足柄 「ははははっ!! 敵!敵!!敵ィィィ!!! 選り取りみどりじゃない!!」
伊勢「まーた前に出すぎて・・・戦闘狂なんだから・・・」
翔鶴「旗艦が前に出ないでくださいよ!」
伊勢「日向、援護するわよ」
日向「任せろ!」
羽黒「すいません。姉さんが・・・」
蒼龍「航空隊でも援護するから大丈夫だよ」
飛龍「飛行要塞撃破。次っ!!」
ル級「糞!こちらが劣勢か・・・警戒をしていた部隊は何をしていた!」
翔鶴「頂きました!!」
ル級「ぐわっ!?」
日向「そこっ!!!」
翔鶴(ちっ・・・私の獲物が)
翔鶴が爆撃し、足の止まったル級を日向が撃ち抜いく。
息のあった連携だった。
神通「・・・行きますっ」
イ級「早い!?」
神通「・・・遅いですね」
砲弾の雨を浴びてイ級は轟沈した。
如月「いっけぇー!!!」
イ級2「ちょっ・・・まっ・・」
港湾水鬼によって小破させられたもう1隻のイ級も沈む。
港湾「舐めるよ・・・てめぇらぁぁぁ!!」
秋月「やらせませんっ!!」
214: 2015/06/18(木) 01:16:27.16 ID:JPqgh+ev0
飛来する深海棲艦側の航空機は全て落とされた。
港湾「何ぃ!?」
部下は全て沈み、このままでは危うい。
自身もダメージを追い、このままでは負ける。
港湾水鬼は考える。このままでは終われない。
すると、一人怯えてる艦娘が目に入った。
それは羽黒だった。
港湾(あいつ・・・怯えてやがる・・・新米か)
せめて奴を道連れに・・・
港湾「うぉぉぉぉ!!!」
羽黒「ひっ!!?」
港湾「氏ねやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
羽黒「嫌ぁぁぁ!! 来ない・・・」
港湾「!!?」
流れるように羽黒は右アッパーを港湾の顔面に放つ。
羽黒「でぇぇぇーーーーー!!!」
そのまま体を回転させて回し蹴り。
見事なクリティカル。
羽黒「ごめんなさいっ!!」
吹っ飛んだ港湾水鬼に羽黒は主砲を放つ。
こちらも見事、直撃して体を貫いた。
沈んでいく最中、港湾水鬼は思った。
港湾水鬼(あいつが一番やべぇ・・・)
羽黒「・・・あれ? あの恐い人は・・・?」←レベル132
翔鶴(・・・恐ろしい子)
伊勢「羽黒がこの連合艦隊では一番強いからね」
那智「私が神に感謝することがある。アイツが敵でなく妹で良かったということにだ」
港湾「何ぃ!?」
部下は全て沈み、このままでは危うい。
自身もダメージを追い、このままでは負ける。
港湾水鬼は考える。このままでは終われない。
すると、一人怯えてる艦娘が目に入った。
それは羽黒だった。
港湾(あいつ・・・怯えてやがる・・・新米か)
せめて奴を道連れに・・・
港湾「うぉぉぉぉ!!!」
羽黒「ひっ!!?」
港湾「氏ねやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
羽黒「嫌ぁぁぁ!! 来ない・・・」
港湾「!!?」
流れるように羽黒は右アッパーを港湾の顔面に放つ。
羽黒「でぇぇぇーーーーー!!!」
そのまま体を回転させて回し蹴り。
見事なクリティカル。
羽黒「ごめんなさいっ!!」
吹っ飛んだ港湾水鬼に羽黒は主砲を放つ。
こちらも見事、直撃して体を貫いた。
沈んでいく最中、港湾水鬼は思った。
港湾水鬼(あいつが一番やべぇ・・・)
羽黒「・・・あれ? あの恐い人は・・・?」←レベル132
翔鶴(・・・恐ろしい子)
伊勢「羽黒がこの連合艦隊では一番強いからね」
那智「私が神に感謝することがある。アイツが敵でなく妹で良かったということにだ」
215: 2015/06/18(木) 01:17:43.23 ID:JPqgh+ev0
蒼龍「あーあ~ 今回のMVPは多分、羽黒かなぁ・・・ちぇっ」
羽黒「え? 私ですか?」
足柄 「ねぇ・・・もしも今回の作戦で羽黒が一番だったらだけど・・・」
足柄 「姉妹で提督と外出とかどうかしら・・・」
飛龍(・・・せこい)
足柄 「ほら、皆で行くと楽しいと思うしさ」
羽黒「え・・・と・・・それは嫌かな」
羽黒「姉さん達が嫌いとかじゃなくて・・・」
羽黒「司令官さんと・・・2人きりがいい・・・です」
羽黒「うん・・・2人きりが・・・」ハイライトオフ
足柄 「・・・そりゃそうよね。ゴメンね」ゾクッ
羽黒「でも、もしも・・・一番多かったらの話ですから」
那智「私は今感動している・・・あの気弱だった羽黒が・・・」
那智「こんなにハッキリとモノを言えるようになるとは・・・」グスッ
神通「ふふっ・・・大げさですね。羽黒さんが困ってますよ」
羽黒「ごめんなさい!」
リットリオ「・・・あの」
北上「うん? 誰?」
リットリオ「私はイタリアのヴィットリア・ヴェネト級2番艦のリットリオです」
足柄 「イタリア? 初めてねイタリアの艦娘なんて」
リットリオ「あの・・・ここはどこでしょうか?」
翔鶴「そっちの方は・・・?」
高波「え・・・と私は高波っていいます。夕雲型の6番艦です」
蒼龍「一度に2人も新人さんを拾えるなんてね・・・」
神通「まだお二人は状況を理解してないようですから帰りがてら話ますよ」
足柄 「そうね。2人を保護するわ。二人とも鎮守府まで付いてきてね」
羽黒「え? 私ですか?」
足柄 「ねぇ・・・もしも今回の作戦で羽黒が一番だったらだけど・・・」
足柄 「姉妹で提督と外出とかどうかしら・・・」
飛龍(・・・せこい)
足柄 「ほら、皆で行くと楽しいと思うしさ」
羽黒「え・・・と・・・それは嫌かな」
羽黒「姉さん達が嫌いとかじゃなくて・・・」
羽黒「司令官さんと・・・2人きりがいい・・・です」
羽黒「うん・・・2人きりが・・・」ハイライトオフ
足柄 「・・・そりゃそうよね。ゴメンね」ゾクッ
羽黒「でも、もしも・・・一番多かったらの話ですから」
那智「私は今感動している・・・あの気弱だった羽黒が・・・」
那智「こんなにハッキリとモノを言えるようになるとは・・・」グスッ
神通「ふふっ・・・大げさですね。羽黒さんが困ってますよ」
羽黒「ごめんなさい!」
リットリオ「・・・あの」
北上「うん? 誰?」
リットリオ「私はイタリアのヴィットリア・ヴェネト級2番艦のリットリオです」
足柄 「イタリア? 初めてねイタリアの艦娘なんて」
リットリオ「あの・・・ここはどこでしょうか?」
翔鶴「そっちの方は・・・?」
高波「え・・・と私は高波っていいます。夕雲型の6番艦です」
蒼龍「一度に2人も新人さんを拾えるなんてね・・・」
神通「まだお二人は状況を理解してないようですから帰りがてら話ますよ」
足柄 「そうね。2人を保護するわ。二人とも鎮守府まで付いてきてね」
216: 2015/06/18(木) 01:18:29.56 ID:JPqgh+ev0
リットリオ「分かりました」
高波「はい」
足柄 「じゃあ帰って一杯やりましょ」
秋月「私はお酒は・・・」
北上「大丈夫だよ。ジュースで」
秋月「ジュース!! あの甘い奴ですね!!」
北上「えっ・・・うん」
如月「普段飲まないの?」
秋月「いえ、なんか勿体無い気がしまして・・・」
如月「食堂でタダなのに?」
秋月「あれは贅沢品です!!」
翔鶴「そう言えば食堂でジュース飲んでた時あったけど水で薄めてましたね」
秋月「え? 普通薄めますよね?」
那智「いや、薄めないと思うぞ」
飛龍「カ○ピスじゃないんだから・・・」
秋月「・・・そうなんですか!?」
北上「・・・変な子。後で正しい飲み方を教えてあげないと」
神通「北上さんは面倒見が良いですね・・・微笑ましいです」
北上「やめてよ神通さん。駆逐艦なんてウザいだけだっての・・・///」
高波「はい」
足柄 「じゃあ帰って一杯やりましょ」
秋月「私はお酒は・・・」
北上「大丈夫だよ。ジュースで」
秋月「ジュース!! あの甘い奴ですね!!」
北上「えっ・・・うん」
如月「普段飲まないの?」
秋月「いえ、なんか勿体無い気がしまして・・・」
如月「食堂でタダなのに?」
秋月「あれは贅沢品です!!」
翔鶴「そう言えば食堂でジュース飲んでた時あったけど水で薄めてましたね」
秋月「え? 普通薄めますよね?」
那智「いや、薄めないと思うぞ」
飛龍「カ○ピスじゃないんだから・・・」
秋月「・・・そうなんですか!?」
北上「・・・変な子。後で正しい飲み方を教えてあげないと」
神通「北上さんは面倒見が良いですね・・・微笑ましいです」
北上「やめてよ神通さん。駆逐艦なんてウザいだけだっての・・・///」
217: 2015/06/18(木) 01:19:27.50 ID:JPqgh+ev0
鎮守府
大淀「提督。艦隊が敵撃破に成功、帰還するとのことです」
提督「こちらの被害は?」
大淀「ほぼ被害なしとのことです」
提督「そうか。良かった」
大淀「それと、2隻の艦娘を保護したので連れ帰ると報告を受けています」
提督「艦名は? 誰かの姉妹か?」
大淀「一人は夕雲型の高波とのことです」
提督「なら夕雲達に知らせてやらんとな。部屋は夕雲型の部屋でいいか」
夕雲「あら、高波が見つかったんですね。嬉しいです」
提督「え? 何時からそこに?」
夕雲「ずっと居ましたよ」
提督「そうだったか? すまん気付かなかった」
夕雲(気付かれないように提督の匂いを堪能してたのでバレちゃダメなんですけどね)
大淀(・・・気配を完全に消して提督の座る椅子の後ろに・・・なんてテクニックなの・・・)ゴクリ
夕雲「早速、姉妹に知らせてきますね」
ガチャ バタンッ
大淀「それでもう一名ですが・・・イタリアの戦艦だそうです」
提督「海外艦か・・・イタリアの艦娘は初めてだな」
大淀「提督。艦隊が敵撃破に成功、帰還するとのことです」
提督「こちらの被害は?」
大淀「ほぼ被害なしとのことです」
提督「そうか。良かった」
大淀「それと、2隻の艦娘を保護したので連れ帰ると報告を受けています」
提督「艦名は? 誰かの姉妹か?」
大淀「一人は夕雲型の高波とのことです」
提督「なら夕雲達に知らせてやらんとな。部屋は夕雲型の部屋でいいか」
夕雲「あら、高波が見つかったんですね。嬉しいです」
提督「え? 何時からそこに?」
夕雲「ずっと居ましたよ」
提督「そうだったか? すまん気付かなかった」
夕雲(気付かれないように提督の匂いを堪能してたのでバレちゃダメなんですけどね)
大淀(・・・気配を完全に消して提督の座る椅子の後ろに・・・なんてテクニックなの・・・)ゴクリ
夕雲「早速、姉妹に知らせてきますね」
ガチャ バタンッ
大淀「それでもう一名ですが・・・イタリアの戦艦だそうです」
提督「海外艦か・・・イタリアの艦娘は初めてだな」
218: 2015/06/18(木) 01:20:13.47 ID:JPqgh+ev0
大淀「部屋はどうしますか?」
提督「確かビスマルクの部屋の隣が空いていたな?」
大淀「はい。そちらになさいますか?」
提督「そうしよう。国が違うが、海外の艦娘同士共通の話題もあるだろう」
大淀「では、そのように手配しますね。手の空いてる者に部屋の掃除を頼みます」
バーンッ
金剛「話は全て聞かせてもらったネー!!」
提督「金剛、部屋に入るときは静かに入りなさい」
金剛「ソーリー。部屋の掃除なら私に任せてくだサイ!」
提督「それは構わんが・・・」
金剛(掃除も完璧にこなして提督に女子力の高さをアピールしてやるデース!)
大淀(何考えてるか表情で丸分かりですよ。金剛さん)
ガチャッ
間宮「あの、よろしければ私にやらせて貰えないでしょうか」
提督「間宮さん?」
大淀「・・・何時の間に」
間宮「皆さんが前線で戦っているのに私はここで待ってる事しか出来ないので・・・」
提督「確かビスマルクの部屋の隣が空いていたな?」
大淀「はい。そちらになさいますか?」
提督「そうしよう。国が違うが、海外の艦娘同士共通の話題もあるだろう」
大淀「では、そのように手配しますね。手の空いてる者に部屋の掃除を頼みます」
バーンッ
金剛「話は全て聞かせてもらったネー!!」
提督「金剛、部屋に入るときは静かに入りなさい」
金剛「ソーリー。部屋の掃除なら私に任せてくだサイ!」
提督「それは構わんが・・・」
金剛(掃除も完璧にこなして提督に女子力の高さをアピールしてやるデース!)
大淀(何考えてるか表情で丸分かりですよ。金剛さん)
ガチャッ
間宮「あの、よろしければ私にやらせて貰えないでしょうか」
提督「間宮さん?」
大淀「・・・何時の間に」
間宮「皆さんが前線で戦っているのに私はここで待ってる事しか出来ないので・・・」
219: 2015/06/18(木) 01:20:54.07 ID:JPqgh+ev0
間宮「せめて、そういった雑務は私にやらせて頂けませんでしょうか」
間宮(これで掃除も出来る女アピールを・・・)
金剛「ちょっとぉ!? 先に言ったのは私デース!!」
提督「じゃあ2人に任せるよ。一人だと大変かもしれないからさ」
2人「「・・・分かりました」」
そう言うと、2人はお互い目から火花を散らして出て行った。
提督「すまんが大淀、アレの状態はどうだ?」
大淀「整備はしているので何時でも動かせますが・・・」
提督「敵艦隊はさらに最深部に展開してるらしい」
大淀「そのようですね。・・・まさか出るおつもりで?」
提督「現状でも連絡取るだけでかなりのズレがある・・・」
提督「最深部に突入するとなれば・・・最悪通信が出来ないかもしれない」
大淀「確かに・・・瘴気はさらに増すでしょうし・・・」
提督「だから、最低限連絡が取れるようにする必要があるんだ」
大淀「電ちゃんと約束しましたよね? 最前線に出ないと」
提督「・・・分かっている」
提督「しかし直接戦闘に出るわけじゃない・・・後方の通信が可能な距離で指揮を執るだけだ」
大淀「現状、それが一番現実的ではありますが・・・」
提督「皆が心配してくれるのは嬉しい。けどな、皆が俺を心配してくれているように・・・」
提督「俺も皆が心配なんだ。分かってくれ」
提督は大淀を真っ直ぐ見つめ、そう言った。
大淀(・・・こういうこと言い出したら絶対折れないですからね・・・提督は)
本当に自分達のことをよく考えてくれる。
心の底からの好意を向けてくれる。それが嬉しかった。
大淀(それにそんなに見つめられたら・・・やだ・・・濡れて・・・ハァハァ)
提督「・・・大淀?」
大淀「分かりました、すぐに用意をさせます・・・ハァハァ」
提督「ありがとう!」(なんで息切らしてるんだろう?)
大淀「ただし、絶対に戦闘に直接参加はしないでくださいよ?」
提督「分かってるよ。すまない・・・」
間宮(これで掃除も出来る女アピールを・・・)
金剛「ちょっとぉ!? 先に言ったのは私デース!!」
提督「じゃあ2人に任せるよ。一人だと大変かもしれないからさ」
2人「「・・・分かりました」」
そう言うと、2人はお互い目から火花を散らして出て行った。
提督「すまんが大淀、アレの状態はどうだ?」
大淀「整備はしているので何時でも動かせますが・・・」
提督「敵艦隊はさらに最深部に展開してるらしい」
大淀「そのようですね。・・・まさか出るおつもりで?」
提督「現状でも連絡取るだけでかなりのズレがある・・・」
提督「最深部に突入するとなれば・・・最悪通信が出来ないかもしれない」
大淀「確かに・・・瘴気はさらに増すでしょうし・・・」
提督「だから、最低限連絡が取れるようにする必要があるんだ」
大淀「電ちゃんと約束しましたよね? 最前線に出ないと」
提督「・・・分かっている」
提督「しかし直接戦闘に出るわけじゃない・・・後方の通信が可能な距離で指揮を執るだけだ」
大淀「現状、それが一番現実的ではありますが・・・」
提督「皆が心配してくれるのは嬉しい。けどな、皆が俺を心配してくれているように・・・」
提督「俺も皆が心配なんだ。分かってくれ」
提督は大淀を真っ直ぐ見つめ、そう言った。
大淀(・・・こういうこと言い出したら絶対折れないですからね・・・提督は)
本当に自分達のことをよく考えてくれる。
心の底からの好意を向けてくれる。それが嬉しかった。
大淀(それにそんなに見つめられたら・・・やだ・・・濡れて・・・ハァハァ)
提督「・・・大淀?」
大淀「分かりました、すぐに用意をさせます・・・ハァハァ」
提督「ありがとう!」(なんで息切らしてるんだろう?)
大淀「ただし、絶対に戦闘に直接参加はしないでくださいよ?」
提督「分かってるよ。すまない・・・」
220: 2015/06/18(木) 01:22:50.26 ID:JPqgh+ev0
長門型の部屋
陸奥「明日は出撃ね。もう寝たら?」
長門「興奮して眠れなくてな」
陸奥「なぁにソレ。遠足前の子供じゃないんだから・・・」
長門「久しぶりの実戦だ。胸が熱くなるな」
陸奥「腕訛ってるんじゃない?」
陸奥が冗談まじりに笑う。
長門「鍛錬は日々続けてるさ。問題はない」
陸奥「提督が出るって話聞いた?」
長門「ああ。事情は聞いた。不安なのか?」
陸奥「大丈夫かしらね・・・」
長門「この長門と陸奥が出るんだ。提督には指一本触れさせん」
陸奥「頼もしいこと」クスクス
姉の長門は強い。
今まで負け知らずだ。だから問題はない。
自分は余計なことを考えず、長門と皆と敵を撃破すればいい。
別に不安な要素は何もない。
だけど、変な胸騒ぎがした。理由は分からない。
陸奥(何もないといいんだけど・・・)
長門「どうした?」
陸奥「なんでもないわ・・・おやすみ」
長門「・・・? おやすみ」
電『良いですか? 戦場では常に全方位を気にしてください』
電『会話をしていても、無意識にそれが出来て一人前なのです』
電『どんなに強くても、一瞬の油断や慢心で沈むこともあるのですから・・・』
それは着任して鎮守府付近の海域へ初めて出撃した時の記憶。
陸奥(なんで今・・・思い出すのかしらね・・・)
陸奥「大丈夫・・・何時も通りやればいいんだから」
翌日、アンズ環礁泊地攻撃作が開始された。
陸奥「明日は出撃ね。もう寝たら?」
長門「興奮して眠れなくてな」
陸奥「なぁにソレ。遠足前の子供じゃないんだから・・・」
長門「久しぶりの実戦だ。胸が熱くなるな」
陸奥「腕訛ってるんじゃない?」
陸奥が冗談まじりに笑う。
長門「鍛錬は日々続けてるさ。問題はない」
陸奥「提督が出るって話聞いた?」
長門「ああ。事情は聞いた。不安なのか?」
陸奥「大丈夫かしらね・・・」
長門「この長門と陸奥が出るんだ。提督には指一本触れさせん」
陸奥「頼もしいこと」クスクス
姉の長門は強い。
今まで負け知らずだ。だから問題はない。
自分は余計なことを考えず、長門と皆と敵を撃破すればいい。
別に不安な要素は何もない。
だけど、変な胸騒ぎがした。理由は分からない。
陸奥(何もないといいんだけど・・・)
長門「どうした?」
陸奥「なんでもないわ・・・おやすみ」
長門「・・・? おやすみ」
電『良いですか? 戦場では常に全方位を気にしてください』
電『会話をしていても、無意識にそれが出来て一人前なのです』
電『どんなに強くても、一瞬の油断や慢心で沈むこともあるのですから・・・』
それは着任して鎮守府付近の海域へ初めて出撃した時の記憶。
陸奥(なんで今・・・思い出すのかしらね・・・)
陸奥「大丈夫・・・何時も通りやればいいんだから」
翌日、アンズ環礁泊地攻撃作が開始された。
229: 2015/06/21(日) 03:51:10.19 ID:QUDPp6W80
長門「事前に聞いてはいたが・・・まさか提督が直接、出てこられるとはな」
陸奥「これは、かっこ悪い所は見せられないわね」
鈴谷「なーんで出てくるかなぁ・・・」
熊野「なぁに? ご不満かしら?」
鈴谷「提督に何かあったらと思うとさ・・・」
長門「我々とは距離を取っているし戦闘に直接介入するわけでもないし問題ないだろう」
陸奥「あくまで通信可能範囲にいるだけって話よ?」
鈴谷「・・・分かってるけどぉ」
鈴谷(もし・・・提督が氏んじゃったりしたらさ・・・)
鈴谷(多分、頃した奴を徹底的に頃して、頃して、コロシテ・・・)
鈴谷(すぐに後を追うんだろうな私)
鈴谷(結構重い女かも・・・)クスッ
熊野「どうしたんですの? 急に笑って」
鈴谷「なんでもなーい」
大鳳「私も常に周囲を警戒してるし、提督には指一本触れさせないわ」
ゴーヤ「海中はゴーヤが警戒してるから大丈夫でち」
長門「心配しすぎだよ」
鈴谷「・・・そうだね」
大鳳「気持ちは分かるけどね」
ゴーヤ「気にしすぎてもしょうがないと思う」
熊野「現に、2回ほど戦闘をしましたけど大丈夫でしたし」
艦隊の全員が少し後方を航行する護衛艦を見る。
提督が乗艦する護衛艦「雷電Ⅱ」。
海上自衛隊で使用されている物を改造した艦だった。
殆どが自動化されており、人間の乗組員を必要とせず、妖精と艦娘が艦内で配置に付いている。
陸奥「これは、かっこ悪い所は見せられないわね」
鈴谷「なーんで出てくるかなぁ・・・」
熊野「なぁに? ご不満かしら?」
鈴谷「提督に何かあったらと思うとさ・・・」
長門「我々とは距離を取っているし戦闘に直接介入するわけでもないし問題ないだろう」
陸奥「あくまで通信可能範囲にいるだけって話よ?」
鈴谷「・・・分かってるけどぉ」
鈴谷(もし・・・提督が氏んじゃったりしたらさ・・・)
鈴谷(多分、頃した奴を徹底的に頃して、頃して、コロシテ・・・)
鈴谷(すぐに後を追うんだろうな私)
鈴谷(結構重い女かも・・・)クスッ
熊野「どうしたんですの? 急に笑って」
鈴谷「なんでもなーい」
大鳳「私も常に周囲を警戒してるし、提督には指一本触れさせないわ」
ゴーヤ「海中はゴーヤが警戒してるから大丈夫でち」
長門「心配しすぎだよ」
鈴谷「・・・そうだね」
大鳳「気持ちは分かるけどね」
ゴーヤ「気にしすぎてもしょうがないと思う」
熊野「現に、2回ほど戦闘をしましたけど大丈夫でしたし」
艦隊の全員が少し後方を航行する護衛艦を見る。
提督が乗艦する護衛艦「雷電Ⅱ」。
海上自衛隊で使用されている物を改造した艦だった。
殆どが自動化されており、人間の乗組員を必要とせず、妖精と艦娘が艦内で配置に付いている。
230: 2015/06/21(日) 03:51:47.60 ID:QUDPp6W80
護衛艦・雷電Ⅱ、艦橋。
提督「ここまでは順調か・・・」
大淀「ですね。何事もなく終わると良いのですが・・・」
浜風「しかし・・・こんな艦があったなんて」
響「最近は出てなかったからね・・・ずっと奥のドッグに待機中だったんだよ」
浜風「鎮守府の方は大丈夫でしょうか?」
提督「金剛に任せてあるから問題はないだろう」
護衛艦には提督と艦娘が6人、多数の妖精と、南方棲鬼が乗艦していた。
南方「なんか思い出せそうなんだが・・・う~ん・・・」
大淀「良かったんですか? 彼女を連れてきて」
提督「事情は話しただろう?」
出撃が決まった後、何故か南方棲鬼が乗船を希望した。
もちろん断った。一応は捕虜なのだから連れて行く理由がない。
しかし、彼女の話を聞いて事情が変わる。
時折、脳内に浮かぶ過去の記憶。
それは深海棲艦になる前の記憶。
それが思い出せるかもしれないと言うのだ。
「私はかつて軍艦に乗船していたかもしれない」と南方棲鬼が言った。
もしもの話だが、戦闘中と言う同じ状況、同じ環境に置く事で、
記憶が刺激され思い出せる可能性もあると言うのは明石の弁だ。
記憶が蘇るのであれば何か知らない情報が手に入る可能性もある。
それが本当に叶うのであれば、とても魅力のある話だった。
提督「ここまでは順調か・・・」
大淀「ですね。何事もなく終わると良いのですが・・・」
浜風「しかし・・・こんな艦があったなんて」
響「最近は出てなかったからね・・・ずっと奥のドッグに待機中だったんだよ」
浜風「鎮守府の方は大丈夫でしょうか?」
提督「金剛に任せてあるから問題はないだろう」
護衛艦には提督と艦娘が6人、多数の妖精と、南方棲鬼が乗艦していた。
南方「なんか思い出せそうなんだが・・・う~ん・・・」
大淀「良かったんですか? 彼女を連れてきて」
提督「事情は話しただろう?」
出撃が決まった後、何故か南方棲鬼が乗船を希望した。
もちろん断った。一応は捕虜なのだから連れて行く理由がない。
しかし、彼女の話を聞いて事情が変わる。
時折、脳内に浮かぶ過去の記憶。
それは深海棲艦になる前の記憶。
それが思い出せるかもしれないと言うのだ。
「私はかつて軍艦に乗船していたかもしれない」と南方棲鬼が言った。
もしもの話だが、戦闘中と言う同じ状況、同じ環境に置く事で、
記憶が刺激され思い出せる可能性もあると言うのは明石の弁だ。
記憶が蘇るのであれば何か知らない情報が手に入る可能性もある。
それが本当に叶うのであれば、とても魅力のある話だった。
231: 2015/06/21(日) 03:52:24.13 ID:QUDPp6W80
幸い、南方棲鬼は艦娘や提督に対して敵意を向けてなかったし、
意思の疎通も可能であり、数日過ごして見た結果から言うと、
行動を制限し、常に監視役の艦娘と艦内を見て回るのあれば問題がないと判断した。
彼女の艤装は破壊されて使えないし、丸腰である以上は人間の女性と大差ない力しかない。
それと提督は個人的に彼女のことを知りたかった。
何故か懐かしい感じがする不思議な深海棲艦の過去を。
自分と彼女はどんな接点があるのだろうか?
両親の所にいた艦娘だったのか?
両親の最後を見たのか?
それを知りたかった。
提督(完全に個人の事情だな。軍人としては失格だ・・・)
浜風「・・・提督?」
提督「・・・なんでもないよ」
南方「船の中を見て回りたいけど・・・いいかしら?」
提督「構わんが、あらかじめ立ち入りを制限してる場所は・・・」
南方「ええ、分かってるわ」
榛名「では行ってきますね」
南方と榛名は艦橋を出て行った。
提督「所で明石はどこへ?」
響「なんかやることがあるって作業部屋に篭ってるよ」
瑞鶴「・・・直接戦闘に出ないとヒマね」
提督「一応、作戦行動中なんだがな」
瑞鶴「分かってるわよ」
意思の疎通も可能であり、数日過ごして見た結果から言うと、
行動を制限し、常に監視役の艦娘と艦内を見て回るのあれば問題がないと判断した。
彼女の艤装は破壊されて使えないし、丸腰である以上は人間の女性と大差ない力しかない。
それと提督は個人的に彼女のことを知りたかった。
何故か懐かしい感じがする不思議な深海棲艦の過去を。
自分と彼女はどんな接点があるのだろうか?
両親の所にいた艦娘だったのか?
両親の最後を見たのか?
それを知りたかった。
提督(完全に個人の事情だな。軍人としては失格だ・・・)
浜風「・・・提督?」
提督「・・・なんでもないよ」
南方「船の中を見て回りたいけど・・・いいかしら?」
提督「構わんが、あらかじめ立ち入りを制限してる場所は・・・」
南方「ええ、分かってるわ」
榛名「では行ってきますね」
南方と榛名は艦橋を出て行った。
提督「所で明石はどこへ?」
響「なんかやることがあるって作業部屋に篭ってるよ」
瑞鶴「・・・直接戦闘に出ないとヒマね」
提督「一応、作戦行動中なんだがな」
瑞鶴「分かってるわよ」
232: 2015/06/21(日) 03:53:18.92 ID:QUDPp6W80
榛名「何してるんですか?」
明石「あれ? 榛名さん。どうしたの?」
南方「付き添いよ」
明石「どうですか? 思い出せそう?」
南方「なんかモヤモヤする感じ?」
明石「頭おもっきり殴ったら思い出すんじゃないかな?」ボソッ
南方「!?」ビクッ
榛名「・・・明石さん?」
明石「冗談ですよ」
南方(目がまじだった)ブルッ
明石「提督が気になってるようですし、早く思い出して欲しいものです」
南方「思い出そうとして簡単に思い出せたら苦労はしないわ」ハァ・・・
ここは護衛艦の内部に特設された工房。
部屋の中は一見するとガラクタのようなものが散乱していた。
南方「これは・・・艦娘の艤装?」
明石「元帥さんから貰った艤装らしいですね。使える艦娘が居ないので放置されてますけど」
南方「ふぅん・・・」
なんとなく触れて見た。
すると何かがカチリと動いたような気がした。
南方「・・・?」
すぐに興味は無くなり南方棲鬼は艤装から離れる。
榛名「ところで何を?」
明石「ちょっと回路をですね・・・」
榛名「あの昨晩、積み込んでた機械が関係してます?」
明石「そうです。理論はなんとなく分かるんですけど・・・」
明石「あれ? 榛名さん。どうしたの?」
南方「付き添いよ」
明石「どうですか? 思い出せそう?」
南方「なんかモヤモヤする感じ?」
明石「頭おもっきり殴ったら思い出すんじゃないかな?」ボソッ
南方「!?」ビクッ
榛名「・・・明石さん?」
明石「冗談ですよ」
南方(目がまじだった)ブルッ
明石「提督が気になってるようですし、早く思い出して欲しいものです」
南方「思い出そうとして簡単に思い出せたら苦労はしないわ」ハァ・・・
ここは護衛艦の内部に特設された工房。
部屋の中は一見するとガラクタのようなものが散乱していた。
南方「これは・・・艦娘の艤装?」
明石「元帥さんから貰った艤装らしいですね。使える艦娘が居ないので放置されてますけど」
南方「ふぅん・・・」
なんとなく触れて見た。
すると何かがカチリと動いたような気がした。
南方「・・・?」
すぐに興味は無くなり南方棲鬼は艤装から離れる。
榛名「ところで何を?」
明石「ちょっと回路をですね・・・」
榛名「あの昨晩、積み込んでた機械が関係してます?」
明石「そうです。理論はなんとなく分かるんですけど・・・」
233: 2015/06/21(日) 03:54:08.34 ID:QUDPp6W80
榛名(あの機械、確か・・・あれは霧の・・・)
明石「今まで一度も動いてないですから上手くいくか・・・」
榛名「ひょっとして・・・アレが動くように?」
明石「ええ、ちゃんと稼動すれば防御面での不安は解消されますよー」
南方(なんの話をしてるんだろ)
明石「素材の物質がこの世界に無いモノなんですけど、ある物が代用出来ることが分かりまして」
南方(いや、今は過去を思い出すことが先ね・・・)
榛名「ある物?」
明石「ネジですよ」
南方(思い出せ・・・思い出せ・・・過去を・・・)
榛名「ネジ? 改修に使うあの?」
明石「あれ自体、良く分からないもんで出来てますからね」
南方(ダメ・・・まずは昨日のことから思い出してみましょう)
榛名「通常のネジとは違うのですか?」
明石「妖精が作ったモノですし。考えて見てくださいよ」
南方(昨日のカレー美味しかったなぁ・・・)
明石「そこらのネジを1個2個使って武装が強化できるハズないでしょ」
榛名「そうですよね・・・」
明石「そんで色々検証したらネジが後6個もあれば素材として代用可能かなと結論が出まして」
榛名「・・・6個?」
明石「はい。どうしました?」
榛名「・・・今週、改修に失敗したのって何回でしたっけ?」
明石「・・・6回ですね」
榛名「失敗してネジが消えた数は?」
明石「・・・6個ですね」
明石「今まで一度も動いてないですから上手くいくか・・・」
榛名「ひょっとして・・・アレが動くように?」
明石「ええ、ちゃんと稼動すれば防御面での不安は解消されますよー」
南方(なんの話をしてるんだろ)
明石「素材の物質がこの世界に無いモノなんですけど、ある物が代用出来ることが分かりまして」
南方(いや、今は過去を思い出すことが先ね・・・)
榛名「ある物?」
明石「ネジですよ」
南方(思い出せ・・・思い出せ・・・過去を・・・)
榛名「ネジ? 改修に使うあの?」
明石「あれ自体、良く分からないもんで出来てますからね」
南方(ダメ・・・まずは昨日のことから思い出してみましょう)
榛名「通常のネジとは違うのですか?」
明石「妖精が作ったモノですし。考えて見てくださいよ」
南方(昨日のカレー美味しかったなぁ・・・)
明石「そこらのネジを1個2個使って武装が強化できるハズないでしょ」
榛名「そうですよね・・・」
明石「そんで色々検証したらネジが後6個もあれば素材として代用可能かなと結論が出まして」
榛名「・・・6個?」
明石「はい。どうしました?」
榛名「・・・今週、改修に失敗したのって何回でしたっけ?」
明石「・・・6回ですね」
榛名「失敗してネジが消えた数は?」
明石「・・・6個ですね」
234: 2015/06/21(日) 03:54:58.08 ID:QUDPp6W80
榛名「明石さん、消えたネジ・・・まさか・・・」
明石「・・・勘の良い艦娘は嫌いですよ?」
榛名「提督はご存知なのですか?」
南方(やはりカレーは2日目が一番よね・・・コクが出て・・・)
明石「まさか。言うわけないでしょう」
榛名「明石さん、貴女の行為、提督に対する裏切りではないですか?」
榛名「提督を裏切ると言うのであれば・・・貴女といえど命は・・・」ハイライトオフ
明石「ぷっ・・・・あははははっ」
榛名「何が可笑しいのですか?」
明石「提督を裏切る? 私が? そんなことあるわけないじゃないですかっ!!」
榛名「では何故、内密に動いているのですか?」
南方(一昨日は肉じゃがだった・・・あれも美味しかった)
明石「まず一つ、私たちが個人的に接収している霧の技術。これは大本営にバレるわけに行きません」
明石「勝手に技術を接収し、報告もしてなかったんですから。大問題です」
榛名「あの時、せめて提督には報告しておくべきだったんですよ」
明石「ダメですよ。マジメで誠実な彼のことです。きっと上に報告したでしょうね」
南方(ジャガイモがまた絶品だった・・・柔らかくてホクホクで・・・)
榛名「そうでしょうね。きっと上に報告したでしょう」
南方(その前がサンマだったわね・・・大根おろしに醤油をかけて・・・)
明石「ただ、そうなれば技術は全て上に持ってかれるでしょうね。困るんですよそれは」
南方(とても絶品だった)
明石「霧の技術は私たちにとって大きなアドバンテージになる切り札です」
明石「提督が目指す、平和な世界の為・・・」
明石「個人の利益や派閥やらくだらないことで横槍を入れてくるバカ共が牙を向かないとも限りません」
南方(お昼のオムライスも良かった・・・)
明石「仮に世界全部が敵に回っても勝てる力が必要なんですよ私達は」
明石「ですから心苦しいですが、提督には言ってません。まだその時ではないんですよ」
南方(・・・もっと思い出してみよう・・・過去を)
明石「・・・勘の良い艦娘は嫌いですよ?」
榛名「提督はご存知なのですか?」
南方(やはりカレーは2日目が一番よね・・・コクが出て・・・)
明石「まさか。言うわけないでしょう」
榛名「明石さん、貴女の行為、提督に対する裏切りではないですか?」
榛名「提督を裏切ると言うのであれば・・・貴女といえど命は・・・」ハイライトオフ
明石「ぷっ・・・・あははははっ」
榛名「何が可笑しいのですか?」
明石「提督を裏切る? 私が? そんなことあるわけないじゃないですかっ!!」
榛名「では何故、内密に動いているのですか?」
南方(一昨日は肉じゃがだった・・・あれも美味しかった)
明石「まず一つ、私たちが個人的に接収している霧の技術。これは大本営にバレるわけに行きません」
明石「勝手に技術を接収し、報告もしてなかったんですから。大問題です」
榛名「あの時、せめて提督には報告しておくべきだったんですよ」
明石「ダメですよ。マジメで誠実な彼のことです。きっと上に報告したでしょうね」
南方(ジャガイモがまた絶品だった・・・柔らかくてホクホクで・・・)
榛名「そうでしょうね。きっと上に報告したでしょう」
南方(その前がサンマだったわね・・・大根おろしに醤油をかけて・・・)
明石「ただ、そうなれば技術は全て上に持ってかれるでしょうね。困るんですよそれは」
南方(とても絶品だった)
明石「霧の技術は私たちにとって大きなアドバンテージになる切り札です」
明石「提督が目指す、平和な世界の為・・・」
明石「個人の利益や派閥やらくだらないことで横槍を入れてくるバカ共が牙を向かないとも限りません」
南方(お昼のオムライスも良かった・・・)
明石「仮に世界全部が敵に回っても勝てる力が必要なんですよ私達は」
明石「ですから心苦しいですが、提督には言ってません。まだその時ではないんですよ」
南方(・・・もっと思い出してみよう・・・過去を)
235: 2015/06/21(日) 03:55:45.78 ID:QUDPp6W80
榛名「でも私達個人が接収した重力砲と違い、昨夜積み込んだモノは千早群像さんから直接、頂いた物ですよね?」
明石「ええ、あの装置に関しては提督はご存知ですよ」
明石「あれは提督個人に群像氏が信用と信頼から渡した物であり、提督は群像氏の意を汲み、無用な騒ぎを生まないために黙秘してます」
南方(監視役の当番だった隼鷹とお酒を頂いたっけ)
明石「それの稼動テストをしたいと言って許可は取りましたけど乗り気じゃなかったんですよ。使う気はないと言ってました」
明石「だからネジが必要と言っても出してくれなかったでしょうし・・・」
南方(なんで監視されてる私が監視するハズの艦娘の介抱してたのかしらね)
明石「でも、今回の出撃で提督を守るためには必要になるので心苦しいですが、失敗したふりをしてガメてました」テヘ
明石「そもそもですよ? 失敗するわけないじゃないですか私が」
南方(鳳翔が焼いてくれる焼き鳥がまた美味で・・・)
明石「でも私はまだ良い方ですよ? 他の鎮守府の明石型では、ガメた上に売店で売って小遣い稼ぎしてる子も居るみたいですし」
明石「私は提督のことを愛してますから提督の為になることしかしませんよ」
南方(忘れちゃいけないのが間宮。彼女の作るデザートもまた最高で・・・)
榛名「私も愛してますよ!」
明石「・・・張り合わなくても良いですよ。知ってますし」
南方(・・・イチゴパフェも絶品だった)
明石「南方棲鬼さん? なんでネジ見て、よだれ垂らしてるんです? 食べれませんよコレ」
榛名「深海棲艦はネジを食べるんですか!?」
南方「はぁ!? 食べるわけないでしょ!!?」
榛名と南方棲鬼が出て行った後、明石はあることに気付く。
明石「あれ・・・? 艤装が稼動状態にある? なんで?」
見ると部屋の隅に置いてあった艤装のシステムが装着者を認識して稼動可能な状態になっていた。
明石が触れると、すぐにエラーが起きて機能は停止する。
しかし何故、動いていたのだろう? この艤装は動かないと聞いていたのに。
通常、艤装は適切な装着者を認識して初めて稼動する。
明石(さっき南方棲鬼さんが触ってたけど・・・でもそれって・・・)
この艤装を動かせる者。それに該当する艦娘は・・・
明石「いや、今はいいや。早くこれを・・・こうして・・・・よしっ!!」
明石「ええ、あの装置に関しては提督はご存知ですよ」
明石「あれは提督個人に群像氏が信用と信頼から渡した物であり、提督は群像氏の意を汲み、無用な騒ぎを生まないために黙秘してます」
南方(監視役の当番だった隼鷹とお酒を頂いたっけ)
明石「それの稼動テストをしたいと言って許可は取りましたけど乗り気じゃなかったんですよ。使う気はないと言ってました」
明石「だからネジが必要と言っても出してくれなかったでしょうし・・・」
南方(なんで監視されてる私が監視するハズの艦娘の介抱してたのかしらね)
明石「でも、今回の出撃で提督を守るためには必要になるので心苦しいですが、失敗したふりをしてガメてました」テヘ
明石「そもそもですよ? 失敗するわけないじゃないですか私が」
南方(鳳翔が焼いてくれる焼き鳥がまた美味で・・・)
明石「でも私はまだ良い方ですよ? 他の鎮守府の明石型では、ガメた上に売店で売って小遣い稼ぎしてる子も居るみたいですし」
明石「私は提督のことを愛してますから提督の為になることしかしませんよ」
南方(忘れちゃいけないのが間宮。彼女の作るデザートもまた最高で・・・)
榛名「私も愛してますよ!」
明石「・・・張り合わなくても良いですよ。知ってますし」
南方(・・・イチゴパフェも絶品だった)
明石「南方棲鬼さん? なんでネジ見て、よだれ垂らしてるんです? 食べれませんよコレ」
榛名「深海棲艦はネジを食べるんですか!?」
南方「はぁ!? 食べるわけないでしょ!!?」
榛名と南方棲鬼が出て行った後、明石はあることに気付く。
明石「あれ・・・? 艤装が稼動状態にある? なんで?」
見ると部屋の隅に置いてあった艤装のシステムが装着者を認識して稼動可能な状態になっていた。
明石が触れると、すぐにエラーが起きて機能は停止する。
しかし何故、動いていたのだろう? この艤装は動かないと聞いていたのに。
通常、艤装は適切な装着者を認識して初めて稼動する。
明石(さっき南方棲鬼さんが触ってたけど・・・でもそれって・・・)
この艤装を動かせる者。それに該当する艦娘は・・・
明石「いや、今はいいや。早くこれを・・・こうして・・・・よしっ!!」
236: 2015/06/21(日) 03:56:20.93 ID:QUDPp6W80
一方、航行中の艦隊では・・・
大鳳「しかし、なんで雷電なんて名前に?」
長門「護衛艦の名前を好きに付けて良いって言われてな・・・」
長門「当時、鎮守府で最高レベルだった電と雷の名前から取ったんだ」
鈴谷「へぇ・・・それ初耳」
大鳳「誰が名付けたんです?」
長門「私だ」ドヤァ
熊野「・・・貴女ですの? 電と雷はよく納得しましたね」
陸奥「提督がステキな名前だと言ったら2人は納得したのよ」
鈴谷(ちょろいなぁ・・・私が言えたタマじゃないか)
長門はその時のことを思い出していた。
雷「嫌よ!! もっと別な名前にしましょ!」
長門「むぅ・・・ダメか? 提督はどう思う?」
提督「良い名前じゃないか。とてもステキだと思うぞ」
電「電は別に良いのです」
雷「なんで!?」
電「雷ちゃん、ちょっと・・・」
雷「何よ?」
長門「あの2人は何をヒソヒソやってるんだ」
電「考えて見るのですよ」
電「自分と同じ名前の船に提督が入ってくることを・・・」
電「それは・・・私たちの中に提督が入って来るってことなのです!!」
雷「!!!!?」
大鳳「しかし、なんで雷電なんて名前に?」
長門「護衛艦の名前を好きに付けて良いって言われてな・・・」
長門「当時、鎮守府で最高レベルだった電と雷の名前から取ったんだ」
鈴谷「へぇ・・・それ初耳」
大鳳「誰が名付けたんです?」
長門「私だ」ドヤァ
熊野「・・・貴女ですの? 電と雷はよく納得しましたね」
陸奥「提督がステキな名前だと言ったら2人は納得したのよ」
鈴谷(ちょろいなぁ・・・私が言えたタマじゃないか)
長門はその時のことを思い出していた。
雷「嫌よ!! もっと別な名前にしましょ!」
長門「むぅ・・・ダメか? 提督はどう思う?」
提督「良い名前じゃないか。とてもステキだと思うぞ」
電「電は別に良いのです」
雷「なんで!?」
電「雷ちゃん、ちょっと・・・」
雷「何よ?」
長門「あの2人は何をヒソヒソやってるんだ」
電「考えて見るのですよ」
電「自分と同じ名前の船に提督が入ってくることを・・・」
電「それは・・・私たちの中に提督が入って来るってことなのです!!」
雷「!!!!?」
237: 2015/06/21(日) 03:57:03.17 ID:QUDPp6W80
雷(私の中に・・・提督が・・・)
雷(・・・・////)
電「ちょっと・・・えOちな気分になっちゃうのです///」
雷「・・・ええ、分かるわ・・・いい・・・すごくいい!」
長門「どうした? 嫌なら・・・」
雷電「「是非その名前で!!」」
長門「と言ってるが・・・」
提督「じゃあソレでいいんじゃないか?」
それから護衛艦に提督が乗り込む度に電と雷は悶えていたが誰も理由を知らなかった。
長門(今となっては懐かしい・・・)
大鳳「でもなんでⅡ?」
長門「Ⅰは大破して2隻目なんだよ。だからⅡ」
熊野「普段滅多に出ないから知りませんでした」
それからも長門の話は続いた。
鈴谷(私の知らない提督の話とかして・・・)
鈴谷(・・・優位に立ってるつもりなのかな)ハイライトオフ
陸奥「目・・・恐いわよ?」
鈴谷「・・・そうですか? 普通ですけど」
陸奥「気持ちは分かるけどね」ボソッ
鈴谷「・・・陸奥さん?」
陸奥「私が配属されたのは長門より後だもの・・・」
陸奥「だから、私が知らない提督の話を聞くとね・・・」
陸奥「だから分かるのよ」ハイライトオフ
大鳳(私も分かるかな・・・全部知りたいもの)ハイライトオフ
大鳳(そもそも、婚約する以上は夫のことは全て把握しておかないと)
長門「・・・どうした? なんか皆恐いぞ」
熊野「・・・別にどうもなくてよ」ハイライトオフ
ゴーヤ(ゴーヤは長門より配属先でちけどね・・・)
ゴーヤ(・・・すごい優越感でち)フフン
大鳳「・・・皆さん、偵察機が敵を発見しました」
全員「!!!」
皆の顔が一気に引き締まる。
雷(・・・・////)
電「ちょっと・・・えOちな気分になっちゃうのです///」
雷「・・・ええ、分かるわ・・・いい・・・すごくいい!」
長門「どうした? 嫌なら・・・」
雷電「「是非その名前で!!」」
長門「と言ってるが・・・」
提督「じゃあソレでいいんじゃないか?」
それから護衛艦に提督が乗り込む度に電と雷は悶えていたが誰も理由を知らなかった。
長門(今となっては懐かしい・・・)
大鳳「でもなんでⅡ?」
長門「Ⅰは大破して2隻目なんだよ。だからⅡ」
熊野「普段滅多に出ないから知りませんでした」
それからも長門の話は続いた。
鈴谷(私の知らない提督の話とかして・・・)
鈴谷(・・・優位に立ってるつもりなのかな)ハイライトオフ
陸奥「目・・・恐いわよ?」
鈴谷「・・・そうですか? 普通ですけど」
陸奥「気持ちは分かるけどね」ボソッ
鈴谷「・・・陸奥さん?」
陸奥「私が配属されたのは長門より後だもの・・・」
陸奥「だから、私が知らない提督の話を聞くとね・・・」
陸奥「だから分かるのよ」ハイライトオフ
大鳳(私も分かるかな・・・全部知りたいもの)ハイライトオフ
大鳳(そもそも、婚約する以上は夫のことは全て把握しておかないと)
長門「・・・どうした? なんか皆恐いぞ」
熊野「・・・別にどうもなくてよ」ハイライトオフ
ゴーヤ(ゴーヤは長門より配属先でちけどね・・・)
ゴーヤ(・・・すごい優越感でち)フフン
大鳳「・・・皆さん、偵察機が敵を発見しました」
全員「!!!」
皆の顔が一気に引き締まる。
238: 2015/06/21(日) 03:58:07.69 ID:QUDPp6W80
泊地「めんどくさいなぁ」
ル級「しっかりしてくださいよ!!」
ハ級「敵です!! 敵が接近中!!」
泊地「敵?・・・任せる」
ル級「泊地水鬼さまァ!?」
ハ級「それと、恐らくですが・・・あの異常な戦闘力、例の鎮守府の連中の可能性が・・・逃げましょう」
ル級「なん・・・だと・・・」
ル級は泊地水鬼はそれを聞いて、さっさと帰るかと思ったが、
泊地水鬼の顔を見て驚いた。普段とは違い、強い感情を剥き出していた。
その感情は怒り。
少なくてもル級が見たこともない表情だった。
泊地「それは・・・間違いないの?」
ハ級「恐らく! 逃げましょう!!」
泊地「じゃあ・・・徹底的に潰さないとね」
ル級「・・・泊地水鬼さま?」
泊地「だって・・・南方棲鬼ちゃんを頃した連中だもん」
ル級「あくまで噂ですが・・・」
泊地「カタキは・・・取らせて貰うよ?」
―――私の一番の友達のね
ル級「なんて・・・気迫だ・・・」
泊地水鬼の怒りが海域の空気を変えた。
傍に立っているだけで殺気で気を失いそうになる。
ハ級「ぐ・・・が・・・」
ル級「どうした!? おいっ!!」
突如、ハ級の様子が変貌、ゾっとするような雄叫びを上げる。
ル級「不味い!! 泊地水鬼さまの怒りにあてられて・・・ぐ・・・」
意識が遠のく。感情が上書きされていく。
怒りの感情。ただ、それだけに・・・
ル級(・・・ワタシガ・・・キエル・・・イヤ・・・ダ・・・)
ル級「しっかりしてくださいよ!!」
ハ級「敵です!! 敵が接近中!!」
泊地「敵?・・・任せる」
ル級「泊地水鬼さまァ!?」
ハ級「それと、恐らくですが・・・あの異常な戦闘力、例の鎮守府の連中の可能性が・・・逃げましょう」
ル級「なん・・・だと・・・」
ル級は泊地水鬼はそれを聞いて、さっさと帰るかと思ったが、
泊地水鬼の顔を見て驚いた。普段とは違い、強い感情を剥き出していた。
その感情は怒り。
少なくてもル級が見たこともない表情だった。
泊地「それは・・・間違いないの?」
ハ級「恐らく! 逃げましょう!!」
泊地「じゃあ・・・徹底的に潰さないとね」
ル級「・・・泊地水鬼さま?」
泊地「だって・・・南方棲鬼ちゃんを頃した連中だもん」
ル級「あくまで噂ですが・・・」
泊地「カタキは・・・取らせて貰うよ?」
―――私の一番の友達のね
ル級「なんて・・・気迫だ・・・」
泊地水鬼の怒りが海域の空気を変えた。
傍に立っているだけで殺気で気を失いそうになる。
ハ級「ぐ・・・が・・・」
ル級「どうした!? おいっ!!」
突如、ハ級の様子が変貌、ゾっとするような雄叫びを上げる。
ル級「不味い!! 泊地水鬼さまの怒りにあてられて・・・ぐ・・・」
意識が遠のく。感情が上書きされていく。
怒りの感情。ただ、それだけに・・・
ル級(・・・ワタシガ・・・キエル・・・イヤ・・・ダ・・・)
239: 2015/06/21(日) 03:59:02.60 ID:QUDPp6W80
護衛艦、飛行甲板。
榛名と南方棲鬼は海を見ていた。
榛名「そろそろ戻りましょう。・・・どうしました?」
南方「感じる。強い感情を・・・」
南方棲鬼が見つめるのは遥か遠く。
南方「・・・貴女は私に勝ったわよね?」
榛名「ええ。それが?」
南方「あの時、貴女は感情が爆発していた。それも常軌を逸する程の強い感情を」
榛名「・・・あまり覚えていませんけど」
南方「あの感情が今では分かる。愛。誰に対してなのかは分かるけどね」
榛名「もちろん提督ですけど・・・」
南方「その感情の爆発がキーになって、戦闘力が飛躍的に増大した」
南方「限界を超えた強い思いが・・・性能を大幅に底上げしていたと言えるわね」
南方「つまり、一種の自己催眠か、もしくはドーピング状態のようなことを無意識に行った」
榛名「貴女に勝った事が・・・私の実力ではないと?」
南方「いいえ。実力がある上に、そうなってしまったから手が付けられなかった」
南方「でも、それは艦娘だけの特権なのかしら?」
榛名「・・・どういうことです?」
南方「深海棲艦でも、貴女と同じように・・・」
南方「何かのキッカケで、制御仕切れなくなった強い感情が・・・・爆発したら?」
榛名「!!!」
南方「 同じような能力を与えるかもしれない」
榛名「・・・何故、今その話を?」
南方「感じないかしら? このピリピリくる感覚。貴女と対峙した時に感じたものと同じよ」
榛名「・・・確かに・・・何か強い力を海域に感じます」
南方「かなり危険な相手かもしれない。貴女の提督さんに報告した方がいいんじゃない?」
榛名「そうですね。艦橋に戻りましょう」
榛名と南方棲鬼は海を見ていた。
榛名「そろそろ戻りましょう。・・・どうしました?」
南方「感じる。強い感情を・・・」
南方棲鬼が見つめるのは遥か遠く。
南方「・・・貴女は私に勝ったわよね?」
榛名「ええ。それが?」
南方「あの時、貴女は感情が爆発していた。それも常軌を逸する程の強い感情を」
榛名「・・・あまり覚えていませんけど」
南方「あの感情が今では分かる。愛。誰に対してなのかは分かるけどね」
榛名「もちろん提督ですけど・・・」
南方「その感情の爆発がキーになって、戦闘力が飛躍的に増大した」
南方「限界を超えた強い思いが・・・性能を大幅に底上げしていたと言えるわね」
南方「つまり、一種の自己催眠か、もしくはドーピング状態のようなことを無意識に行った」
榛名「貴女に勝った事が・・・私の実力ではないと?」
南方「いいえ。実力がある上に、そうなってしまったから手が付けられなかった」
南方「でも、それは艦娘だけの特権なのかしら?」
榛名「・・・どういうことです?」
南方「深海棲艦でも、貴女と同じように・・・」
南方「何かのキッカケで、制御仕切れなくなった強い感情が・・・・爆発したら?」
榛名「!!!」
南方「 同じような能力を与えるかもしれない」
榛名「・・・何故、今その話を?」
南方「感じないかしら? このピリピリくる感覚。貴女と対峙した時に感じたものと同じよ」
榛名「・・・確かに・・・何か強い力を海域に感じます」
南方「かなり危険な相手かもしれない。貴女の提督さんに報告した方がいいんじゃない?」
榛名「そうですね。艦橋に戻りましょう」
240: 2015/06/21(日) 04:00:29.47 ID:QUDPp6W80
大鳳「砲撃!?」
鈴谷「敵さん、もう撃ってきた。張り切ってるねぇ」
長門「怯むな、何時も通りだ。殲滅するのみ!!」
長門は消して油断していなかった。
自分の強さに自信はあったが、常に戦場では慢心せず、確実に敵を葬ってきた。
今回もそう。何時も通り。
だが、敵の泊地水鬼の気迫がそれを勝っていた。
長門「ぐわぁぁぁ!?」
陸奥「長門ぉぉぉぉっーーーー!!!!!?」
痛みを感じる。
何時振りだろうか。こんな痛みは。
長門「まさか・・・私が一撃で大破とはな・・・」
異様までの存在感。
今、この戦場の空気を支配しているのは泊地水鬼だった。
泊地水鬼「・・・・・・コロス」
皆唖然とする。長門の強さは知っていた。
いくら相手が鬼級だと言っても、一撃で大破するとは誰も思わなかった。
鈴谷「・・・なんなのこいつ等」
熊野「まるで獣ですわね」
泊地水鬼も配下の深海棲艦も様子がおかしい。
みんな目が血走っていて、殺意という感情が意思を持って動いているかのよう。
ゴーヤ(他のザコはいいとして・・・あの鬼級ヤバイでち)
大鳳「・・・これは少し不味いかも」
鈴谷「良いから長門さんは撤退、後方に下がって提督と合流して。あの船に高速修復剤があるハズだから!!」
長門「すまん・・・」
大鳳「提督からです! 長門を護衛しつつ全員後退、撤退せよとのことです!」
熊野「確かにあの敵、異常ですし今はそれが・・・」
大鳳「護衛艦が前進、魚雷、ミサイルによる撤退の援護を行うそうです」
長門「ダメだ!提督に危険が及ぶ!! 私のことは良い・・・すぐに回復して戻る。少し持たせられるか?」
ゴーヤ「他のザコはすぐ片付けるでち。けどあの鬼級は・・・」
鈴谷「ちょっと分からないね。五分持つかどうか・・・こんな殺気の塊、初めてだよ」
長門「十分だ。5分稼いでくれればいい」
熊野「軽く言ってくれますわね」フゥ・・・
長門「陸奥、私が戻るまで・・・オマエが旗艦だ。頼むぞ」
陸奥「私が・・・? そんな・・・・無理よ!!」
長門「大丈夫。やれるさ。私の妹なんだから」
鈴谷「敵が動いたよ!! 早く行って!! 長門さん!!」
長門「すまん・・・みんな気をつけろ・・・氏ぬなよ!!」
鈴谷「敵さん、もう撃ってきた。張り切ってるねぇ」
長門「怯むな、何時も通りだ。殲滅するのみ!!」
長門は消して油断していなかった。
自分の強さに自信はあったが、常に戦場では慢心せず、確実に敵を葬ってきた。
今回もそう。何時も通り。
だが、敵の泊地水鬼の気迫がそれを勝っていた。
長門「ぐわぁぁぁ!?」
陸奥「長門ぉぉぉぉっーーーー!!!!!?」
痛みを感じる。
何時振りだろうか。こんな痛みは。
長門「まさか・・・私が一撃で大破とはな・・・」
異様までの存在感。
今、この戦場の空気を支配しているのは泊地水鬼だった。
泊地水鬼「・・・・・・コロス」
皆唖然とする。長門の強さは知っていた。
いくら相手が鬼級だと言っても、一撃で大破するとは誰も思わなかった。
鈴谷「・・・なんなのこいつ等」
熊野「まるで獣ですわね」
泊地水鬼も配下の深海棲艦も様子がおかしい。
みんな目が血走っていて、殺意という感情が意思を持って動いているかのよう。
ゴーヤ(他のザコはいいとして・・・あの鬼級ヤバイでち)
大鳳「・・・これは少し不味いかも」
鈴谷「良いから長門さんは撤退、後方に下がって提督と合流して。あの船に高速修復剤があるハズだから!!」
長門「すまん・・・」
大鳳「提督からです! 長門を護衛しつつ全員後退、撤退せよとのことです!」
熊野「確かにあの敵、異常ですし今はそれが・・・」
大鳳「護衛艦が前進、魚雷、ミサイルによる撤退の援護を行うそうです」
長門「ダメだ!提督に危険が及ぶ!! 私のことは良い・・・すぐに回復して戻る。少し持たせられるか?」
ゴーヤ「他のザコはすぐ片付けるでち。けどあの鬼級は・・・」
鈴谷「ちょっと分からないね。五分持つかどうか・・・こんな殺気の塊、初めてだよ」
長門「十分だ。5分稼いでくれればいい」
熊野「軽く言ってくれますわね」フゥ・・・
長門「陸奥、私が戻るまで・・・オマエが旗艦だ。頼むぞ」
陸奥「私が・・・? そんな・・・・無理よ!!」
長門「大丈夫。やれるさ。私の妹なんだから」
鈴谷「敵が動いたよ!! 早く行って!! 長門さん!!」
長門「すまん・・・みんな気をつけろ・・・氏ぬなよ!!」
241: 2015/06/21(日) 04:07:09.08 ID:QUDPp6W80
投下完了。
いつも感想ありがとうございます!!
今月忙しくてちょっと遅めでサーセン
書いたの読み返すと誤字が多かったり、気に食わなくて直したり
加筆したり色々時間が掛かるものですねぇ
なるべく時間置かずに投下したいですけど土日休み返上みたいで
余裕があればすぐに・・・
無かれば週末までに・・・
じゃあ仕事逝ってきます
いつも感想ありがとうございます!!
今月忙しくてちょっと遅めでサーセン
書いたの読み返すと誤字が多かったり、気に食わなくて直したり
加筆したり色々時間が掛かるものですねぇ
なるべく時間置かずに投下したいですけど土日休み返上みたいで
余裕があればすぐに・・・
無かれば週末までに・・・
じゃあ仕事逝ってきます
242: 2015/06/21(日) 04:44:42.27 ID:3kdhVzAfo
乙
艦これの真のラスボスは明石、大淀だと思ってる
艦これの真のラスボスは明石、大淀だと思ってる
243: 2015/06/21(日) 11:37:13.39 ID:OKFu113vO
乙
徐々にシリアスで熱い展開になってきたな
徐々にシリアスで熱い展開になってきたな
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