1: 2011/02/21(月) 01:30:22.13 ID:bX2mPix/0
基本、学園都市での話となりますのであまり魔術側が出てきません。
ほのぼの系で進めたいと思います。

SS初めて+文章能力低いのでつたぬところが多々ありますがよろしくです。


原作との相違点です。

ロシアから上条さんが無事学園都市に帰ってます。
既存のキャラって設定変わってるキャラいます。
原作で氏んでるキャラが生き返ってます。

時期は第3次世界大戦後の11月くらいってことで。

2: 2011/02/21(月) 01:31:21.97 ID:bX2mPix/0
上条「・・・でこれは何の集まりでせうか?」


青ピ「せやせや、一人知らない人おるし」


海原「これはこれは挨拶が遅れました。海原光貴と申します」ペコリ


青ピ「あ、これはどうもご丁寧に。ウーマンオールラウンダー青髪ピアスや。よろしゅう」ペコリ


上条「土御門、いい加減教えてくれよ。大体グループって何だー?」


土御門「上やん、そう焦るでない。実は理事会からの命令でな」


上条「命令?」


海原「」


土御門「そう。簡単に言うとこの4人でチームを結成し風紀委員と協力し学園都市の治安を守るという命令を受けたんだにゃー。続きは海原、説明頼む」


海原「かしこまりました。まずグループについてですが現在僕と土御門さんの2人しかいませんが以前は4人で活動し、先ほどの命令通り学園都市の治安を守るため活動していました」


土御門(本当は暗部でバンバン人頃してましたーって言えないぜい・・・)


海原「しかし、第3次世界大戦後にメンバーの2人が抜けてしまいグループは僕と土御門さんだけになりました。案の定2人では人手不足になり、理事会がメンバーを補充してくれることに。その補充要員が上条さんと青髪さんということです」

3: 2011/02/21(月) 01:32:02.02 ID:bX2mPix/0
土御門回想入りますの


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


土御門「どういうことだ?アレイスター」


アレイスター「ふむ。グループはもう暗部の仕事はしなくていい。かわりに風紀委員に協力し治安維持活動を頼む。いかんせん風紀委員とアンチスキルだけでは不安なんでな」


土御門「・・・なんだと?」


アレイスター「もちろん報酬はたっぷり支払うさ」


土御門「例の計画はどうするんだ?グループは自分で言うのは何だが重要な役割を果たしていたと思うが・・・」


アレイスター「やっぱり平和が一番☆」


土御門「」


アレイスター「センソウヨクナイ」


場所代わりグループ本部


土御門「・・・というわけだが海原、お前はどうする?」


海原「僕は御坂さんが平和に暮らしていてくれればいいのでお断りしますよ」ニコッ


土御門「そうか。報酬は十分出る話だがいいのか?」


海原「ええ。今までの分で十二分に貯金もありますし」


土御門「そうか、惜しいぜい。せっかく超電磁砲の0歳~14歳までのメモリアル写真集をアレイスターから頂いて協力してくれれば渡そうかと思ったんだけどにゃー」


海原「・・・是非やらせて頂きましょう!!!」

4: 2011/02/21(月) 01:33:00.12 ID:bX2mPix/0
土御門(・・・まさかグループが治安維持活動とはな)フッ


海原「・・・というわけです。よろしいでしょうか?」


上条「んー、理解はしたが元々いた2人は何でやめたんだ?後誰がいたんでせうか?」


海原「一人は貴方もよく知っている学園都市第1位のアクセ口リ、おっと失礼、一方通行さんです。彼は一身上の都合により辞めました」


上条「一方通行が?」ビックリ


青ピ「もう一人は何でやめたん?」


海原「はい。もう一人は結標淡希。レベル4のテレポーターです。彼女は第一の目的が果たせたようで現在は保育士の資格をとるため短大進学を目指し、真面目に学校にいってます」


上条「ふーん。ってか何で俺と青髪ピアスなんだー?もっと高能力者の方がいいと思うんだが?俺も青髪ピアスもレベル0だし」


土御門「なーに言ってるんだ、上やん。お前の右手には大きな武器が備わってるんだぜい」

5: 2011/02/21(月) 01:33:32.33 ID:bX2mPix/0
上条(幻想頃しねー・・・)


上条「まーインデックスも英国に帰国してるし、報酬貰えるんでしたら上条さんは是非協力させて頂きますよー」


土御門「さすがカミやん!よろしくだぜい」


上条「だけどよー、俺と違って特殊な能力がない青髪ピアスは大丈夫なのか?犯罪起こす奴にも能力者いるんだろ?」


土御門「あーそれだが上やん。心配無用ぜよ。だって青髪ピアスはレベル5の第6位だぜい?」


上条「っな!?」チラリ


青髪ピアス「・・・やっぱ土御門君にはばれてたかー」


土御門「多角スパイなめたらあかんぜよ?」ニヤリ


上条「青髪ピアス、本当なのか?お前が第6位って・・・」


青髪ピアス「せやでー。今まで黙ってて悪かったね上やん。ボクが第6位のレベル5や」

6: 2011/02/21(月) 01:34:21.22 ID:bX2mPix/0
上条「まさかお前がかまちーが気になってた第6位とはな・・・」


青髪ピアス「これ以上新キャラ作るとはいむらーが泣きそうになるってんでボクが第6位に妥協になったんや」


上条「・・・そうか。んでどんな能力なんだ?」


青髪ピアス「んー、ボクも前メンバーと同じテレポーターや」


上条「ってことは白井と同じか。じゃあーお前も自分以外に物体、他人も移動できるのか?」


青髪ピアス「せやでー。ボクは地球上なら何処でも瞬間移動できるでー。もちろん人間も物体でも」


上条「チートすぎんだろ・・・」


青髪ピアス「能力開発した晩にヤードラット星人に教わったんや」


上土海(マジですか!!!!!)


青髪ピアス「ってなわけで3人共よろしゅうなー」



こうして新生グループが誕生したのだった。

20: 2011/02/21(月) 20:03:17.68 ID:bX2mPix/0
~翌日 武里高校(上条の高校)~


上条「ギリギリセーフ!!!」ハァハァ


姫神「おはよう。上条くん」


吹寄「今日もギリギリか。たまには早起きしたらどうだ?」


上条「いやいや、久しぶりにベッドで寝てると気持ちよくて熟睡してしまうのですよ」アハハ


吹寄「なんだベッドあるのに使ってなかったの?同居人でもいたのか?」


上条(しまった・・・)ギクッ

21: 2011/02/21(月) 20:03:50.27 ID:bX2mPix/0
姫神「・・・ベッド壊れてたんだよね。上条くん」


上条「そ、そそうなんだよ!!!やっと直って戻ってきてさー」アセアセ


上条(姫神ナイス!)


姫神(これで彼からの好感度は3上がった。)フフフ


吹寄「ふーん。そろそろ席着きなさいよ。チャイムなるわよ」


上条「お、おう」


青ピ「おはよー、上やん。今日も朝から小萌先生の顔見れるなんてボク昇天しそうや~」クネクネ


上条「はいはい・・・。あれ土御門は?」


青ピ「今日は理事会に呼ばれてるみたいで休みみたいやで」ヒソヒソ


上条「あいつも色々大変だなー」

22: 2011/02/21(月) 20:04:29.73 ID:bX2mPix/0
~放課後~


吹寄「上条当麻!」


上条「どうした?吹寄」


吹寄「これを見なさい」つ□


上条「なにぃぃぃ!?16時からタイムセールで卵が1パック58円、その他揚げ物や惣菜が半額だと?」


吹寄「苦学生のお前にとってはいい情報でしょ。私も行くから一緒に行くぞ、上条当麻」


上条「」コクコク


青ピ「仲良しやな~。あれ姫やんどうしたん?」


姫神(・・・もしかしてまたライバルが増えた?)ガックシ


青ピ「もしもーし?」

23: 2011/02/21(月) 20:05:08.47 ID:bX2mPix/0
~50分後 とあるスーパーで買い物したあとの帰り道~


上条「ふー。上条さんは大変満足ですよ。これで1000円は食費節約できたんですよ」


吹寄「思ったより人少なくて助かったわね」


上条「そうだな。じゃあー俺こっちだからまたなー」


吹寄「気をつけて帰りなさい。特にお前はよくドジるんだから」


上条「人をドジっ娘みたいに言わないで下さい・・・」


吹寄「じゃあー、また月曜ね」


上条「おう、またな」

24: 2011/02/21(月) 20:05:55.96 ID:bX2mPix/0
~上条の学生寮~


上条「ただいまーって誰もいませんけどね。さて今日はグループの集まりもないし晩飯の支度でもしますか」


土御門「上やーん」トントン


上条「うん?土御門か?」ガチャ


土御門「おかえりだにゃー」


上条「お、おう。なんか用か?」


土御門「実は必要悪の教会から連絡が入ってな、インデックスは当分の間、英国に滞在することになったとのことぜよ」

25: 2011/02/21(月) 20:06:34.51 ID:bX2mPix/0
上条「そっかー。ってことはしばらく一人か」


土御門「あれ?上やん、インデックスがいなくて寂しいのかにゃー?」ニヤニヤ


上条「違いますー」


土御門「全く上やんはそろそろフラグ回収作業に入るべきだにゃー」


上条「上条さんは誰ともフラグなど建ててないのでございますよ」

26: 2011/02/21(月) 20:07:08.73 ID:bX2mPix/0
土御門(こいつ本当に鈍感ぜよ・・・)


土御門「っま、そういうことだから明日はサイベリヤに13時集合だから遅れないよう気をつけるぜよ」


上条「はいよー。また明日な」


上条(・・・さて晩飯作らないとな)

27: 2011/02/21(月) 20:07:39.72 ID:bX2mPix/0
~同時刻 常盤台女子寮前~


海原(・・・さて、今日も無事御坂さんを寮に着くまで見届けましたし帰りますか)


青ピ「あれ、海原君やないか?」


海原「」ビクッ


青ピ「こんなところで会うなんで奇遇やねー。何してるん?」


海原「これはこれは青髪ピアスさん、こんちにわ。自分は買い物の帰りでして・・・」アセアセ

28: 2011/02/21(月) 20:08:08.61 ID:bX2mPix/0
青ピ「そうなんや。お疲れさん」


海原「そういう青髪ピアスさんは何してたんですか?」


青ピ「ボク?ボクはフラグ求めて可愛い子おらんか徘徊中や」エッヘン


海原「」


青ピ「どしたん?何故ボクから離れるん?海原くーん?」

29: 2011/02/21(月) 20:08:36.27 ID:bX2mPix/0
~同時刻 常盤台女子寮~


美琴「ただいまー」


黒子「おっねぇぇさまぁぁぁ!おかえりなさいですの!」ダキッ


美琴「ちょ、離れなさい!黒子」アセアセ


黒子「さぁー、お姉さま。黒子にただいまの熱い接吻をぉぉぉ!」ンー


美琴「ち、ち、ち、調子にのるなぁぁぁ!!!」バチバチバチッ!!!


黒子「あぁぁぁん」バタリ


美琴「」ゼェゼェ

30: 2011/02/21(月) 20:09:13.35 ID:bX2mPix/0
~夕食後~


美琴「てかさ黒子、初春さんに聞いたんだけど風紀委員に協力するチームが結成されたんだって?」


黒子(初春・・・。またお姉さまに余計な情報を・・・)


黒子「ええ。そうですわ。風紀委員とアンチスキルだけではこれ以上学園都市に犯罪やトラブルが起きた場合対処が難しいとの判断で3つのチームが風紀委員に協力してくれることになりましたの」


美琴「ふーん。なんで私にスカウト来なかったのかしら?」


黒子「それを黒子に言われましても困りますの」

31: 2011/02/21(月) 20:10:13.24 ID:bX2mPix/0
美琴「私もやってみたいなー。面白そうじゃない」


黒子「お姉さま。これは遊びではございませんですのよ。学園都市の治安を維持する為の~」


美琴「はいはい。わかってるって。じゃっ、私はシャワー浴びてくるわよ」


黒子「はいですの」


黒子(・・・しかしお姉さまのこと。厄介事に突っ込んできそうで不安ですの)

32: 2011/02/21(月) 20:11:02.25 ID:bX2mPix/0
~翌日 サイベリヤ 12時半~



「しかし13時集合なのにまだ30分ありますね。超暇です」モグモグ


「大丈夫。ご飯食いながらなら30分位あっというまだよ」


「そんなことよりこのメーカーのサバ缶どストライク訳よ!」


「ファミモの鮭弁も飽きてきたわぁ」


「ほらよ、ジュース持ってきたぜ」

46: 2011/02/21(月) 22:01:02.86 ID:bX2mPix/0
>>43
灰原さんの画集についてた特典です!
知っていたらすいません。

>>32は木原君、闇咲、ヴェント、火野、査楽です。







すいません、調子乗りました。

では投下します。

47: 2011/02/21(月) 22:02:44.79 ID:bX2mPix/0
~12:55~


上条「おーっす」


海原「おはようございます。いや今はこんにちはですかね」


上条「来てるのは海原だけか?」


海原「いえ。青髪ピアスさんも来てますが今は窓越しで可愛い店員さんを見つけてガン見してますよ」


上条「・・・ははは。土御門は?」


海原「まだ来てませんね」


上条「あの野郎、リーダーのくせに一番遅いのかよ」


海原「まーまー。13時まであと5分ありますし」


青髪ピアス「上やん、おはー。今日も可愛い子発見したでー」スキップ


上条(本当にこいつ第6位なのかよ・・・)苦笑

48: 2011/02/21(月) 22:03:18.89 ID:bX2mPix/0
10分後、土御門がようやくサイベリヤにやってきた。上条が知らないホスト風の男を連れ添って・・・



土御門「待たせたにゃー」


上条「おせーよ、土御門!13時過ぎてんぞー」


土御門「悪い悪い、夜中に『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のBD見てたら遅くなったぜよ」


上条「ったく!なら仕方ねーな・・・」


青ピ「せやね。加奈子最高やしね」


上条「あん?あやせだろうが」


土御門「いや、桐乃に決まってるぜよ!!」


海原(何の話をしてるのでしょうか?)

49: 2011/02/21(月) 22:04:10.41 ID:bX2mPix/0
上条「・・・んで隣の人は誰なんだ?土御門」


土御門「おっと、紹介が遅くなったな。こいつも治安維持活動に協力するチームのリーダーだ」


「学園都市第2位でスクールのリーダー、垣根帝督だ。よろしく頼むぜ」


海原(何故彼が・・・。彼は一方通行さんに殺されたはずでは・・・?)


上条「上条当麻です。よろしく」


青ピ「青髪ピアスや。よろしゅう」


海原「・・・海原光貴です。よろしくお願いします」


垣根「おう。よろしくな」

50: 2011/02/21(月) 22:04:55.32 ID:bX2mPix/0
海原「土御門さん、彼は一方通行に殺されたはずでは?」ヒソヒソ


土御門「アレイスターがドラゴンボールでこのSSに必要な人を生き返らせたみたいぜよ」ヒソヒソ


海原「っなんと!!」


土御門「更に都合がいいように他にも色々設定されてるから突っ込んだら負けぜよ」ヒソヒソ


上条「あのー垣根さん、他のメンバーの方はいらっしゃないのですか?」


青ピ「せやせや、一人ってことはないやろ。チームなんだから」


垣根「」ボソッ


上青海「え?」

51: 2011/02/21(月) 22:05:28.79 ID:bX2mPix/0
垣根「俺一人だよ・・・。もう1人メンバーがいたが馬鹿らしくて付き合ってられないわって言われて脱退したから俺一人だぁ・・・」


上青海「」


垣根「まーいい。俺のことはさん付けしてなくていい。決して冷蔵庫とは呼ぶな!」


上青海(冷蔵庫?)


土(気にしてたのか・・・)


土御門「ま、とりあえず全員揃ったわけだし中に入るぜよ」


海原「全員ってもう1チーム来る予定では?」


土御門「あいつらは既に中に入って食事してるってメールきたんだにゃー」


海原「そうでしたか。なら急いで中に入りましょう」

52: 2011/02/21(月) 22:06:21.32 ID:bX2mPix/0
カランカラン


店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」


土御門「いや、既に連れが来てるぜよ」


店員「さようでございましたか。ではご注文決まりましたらボタン押して呼んで下さいませ~」


キョロキョロ


土御門「あ、いたぜよ」


「あ、土御門。遅いわよ!、もう13時過ぎてるんだけど!」

53: 2011/02/21(月) 22:06:59.73 ID:bX2mPix/0
土御門「悪い悪い、お詫びにここは奢るから許してくれにゃー」


「・・・なら許してやるわ。これで全員揃ったの?」


土御門「ああ。俺とお前と垣根は事前にアレイスターのところで会ってるが他のメンバーはお互い名前も顔も知らないだろうからな。まずは自己紹介から始めるぞ」


そう言うと土御門は上条達に席に座るよう促した。
テーブルは元々12人用のものをぶんどっていたので全員同じテーブルについた。


土御門「さてと注文もしたし治安維持活動に協力するメンバー全員揃ったところで自己紹介だ。まずはお前のチームからお願いするぜい」

54: 2011/02/21(月) 22:07:49.89 ID:bX2mPix/0
「はいはい。私はアイテムのリーダー、麦野沈利よ。能力はレベル5の原子崩しで第4位に格付けされてるわ」


「わたしは滝壺理后。能力はレベル4の能力追跡。だけど今は使えない状態だから無能力者同然」


「私は絹旗最愛です。能力はレベル4の窒素装甲です。超よろしくお願いします」


「私はフレンダ。能力は秘密。とりまよろしくって訳よ」


「俺は浜面仕上。レベルは0だが車の運転技術なら学園都市でベスト16に入る逸材だ」キリッ


一同「」


土御門(・・・馬鹿が一人混じってるぜよ)


浜面(ってか何故あいつ(上条)がいるんだよ・・・。とりあえずあいつが一人の時に話しかけてみるか)


上条(あいつどっかで見たことあるような?まっ恐らくビリビリに絡んでたスキルアウトの一人だろ)

55: 2011/02/21(月) 22:08:33.80 ID:bX2mPix/0
麦野「これでアイテムのメンバー全員自己紹介終わったわ。次はグループお願いね」


土御門「了解ぜよ。グループのリーダーの土御門元春だぜい。一応レベルは0だが肉体再生って能力持ってるんだにゃー」


上条(こいつらには魔術のことは内緒にしてるのかな?海原は流石に知ってるだろうが・・・)


海原「同じくグループの海原光貴と申します。能力は念動力でレベル4です。よろしくお願いします」


上条(ふーん。やっぱ魔術のことは伏せてるのか。まっ、ここは学園都市だし当然と言えば当然か)


青ピ「次はボクやね。ウーマンオールラウンダーこと青髪ピアスや。能力はテレポーターでレベル5の第6位や」ウインク


グループ以外「第6位!?」ガタッ


青ピ「せやで?どしたん?」

56: 2011/02/21(月) 22:09:27.34 ID:bX2mPix/0
麦野「・・・まさか第6位がグループの新メンバーとはね」


絹旗「人は見かけによらないってことですね」


フレンダ「女ったらしの雑魚キャラにしか見えない訳よ」


青ピ「いややわぁ、早速ボクのこと言葉責めするなんてぇぇ。もっと言ってや~」クネクネ


一同「」


滝壺「大丈夫。私は言動からして変態にしか見えないあおがみを応援する」


57: 2011/02/21(月) 22:10:16.95 ID:bX2mPix/0
フレンダ「っんで、あんたは?」


上条「ん?おっと悪い。紹介が遅れた。俺の名前は上条当麻だ。レベルは0だが俺の右手には異能の力ならどんな力でも無効化する幻想頃しがある」


麦垣「幻想頃し!?」


麦野「・・・あんたが噂の幻想頃しか。初めて見たわ」


絹旗「麦野、彼のこと知ってるんですか?」


麦野「知ってるも何もあの一方通行を倒し絶対能力進化(レベル6シフト)実験を中止させたのが幻想頃し。つまり彼よ」


絹フ浜「えぇぇぇぇ!?」


滝壺「かみじょう、凄いんだね」キラキラ


浜面(・・・俺はそんな化け物と喧嘩をしたのか)ダラダラ

58: 2011/02/21(月) 22:11:04.15 ID:bX2mPix/0
絹旗「あの最強の第1位を倒すなんて超凄いじゃないですか!いつ戦ったんですか?」


上条「ん?夏休みと10月にロシアで計2回かな」


フレンダ(何故ロシア?)


絹旗「2回も!?2回目も勝ったんですか?」


上条「まー、そういうことになるのかな(あの黒い翼は2度とごめんだが・・・)」


海原(ロシアで?初耳ですね)


垣根(あいつが俺でも倒せなかった一方通行を倒した幻想頃しか。しかも2回もだと・・・)


土御門「しかも、あの第3次世界大戦を終わらせたのは上やんなんだぜい」


一同「なぬぅぅぅぅ!!??」

59: 2011/02/21(月) 22:11:50.14 ID:bX2mPix/0

上条「おい、土御門。戦争は俺が終わらせたわけじゃないだろ?」


土御門「でも敵の総大将を倒したのは間違いないんだにゃー」


上条「そ、それはそうだが・・・」


浜面(凄すぎる。やっぱあいつは英雄だ!)


滝壺「かみじょう、凄い」キラキラ


絹旗(凄すぎです。見た目は普通の高校生にしか見えないのに・・・)ジー


フレンダ(海原君もいいけど彼もかっこいいかも・・・)ジー


上条「っん?」

60: 2011/02/21(月) 22:12:27.43 ID:bX2mPix/0
その時、青髪ピアスと土御門のデルタフォース2人よる鉄拳が上条の両頬に放たれた。


上条「ごっ、がぁぁぁ!」


上条「・・・いてて。いきなり何をするんだよ!?」


土御門「いやー、上やんがまたフラグ立てるところだったからつい手が出ちまったにゃー」ニヤニヤ


青ピ「くそっ、なんで上やんばかりフラグが立つんや。ボクはフラグ立たずに息子が朝起きた時に勃つだけやのに・・・」ガッデム!


一同「」


滝壺「あおがみ、息子って?」


浜面「滝壺、聞くなぁぁぁ!」


滝壺「・・・そっか。あおがみは複雑な家庭環境なんだね」


浜面「そ、そういうことだ!」ダラダラ

61: 2011/02/21(月) 22:13:12.96 ID:bX2mPix/0
垣根「さて次はお「これで全員終わったわね!」」


麦野「じゃあー今後のことついて話し合いましょう」


垣根「ちょっと待てい!!」


麦野「何よ?」


垣根「俺の自己紹介がまだなんだがぁ?」ギロリ


麦野「あらー、すっかり幻想頃しで話盛り上がってて忘れてたにゃーん♪」


垣根「何がにゃーん♪だ。年考えろ。ババァ」


麦野「あン?」ピキッ

62: 2011/02/21(月) 22:14:01.69 ID:bX2mPix/0
浜面「ちょっ、麦野落ち着け!」


上条「・・・そうそう、怒ると綺麗な顔が台無しだぜ?」


麦野「ふぇ?///」


青土(またコイツは・・・)


麦野「ま、まーいいわ。自己紹介しなさいよ」


垣根「ッチ、学園都市第2位の垣根帝督だ。能力はレベル5で未元物質。スクールのリーダーをやっている」


青ピ「リーダーと言ってもメンバーは垣根一人やん」


垣根「うぐっ」


一同「」プププッ

63: 2011/02/21(月) 22:14:44.85 ID:bX2mPix/0
垣根(くそ、俺はこんなポジションじゃないはずだ!!こうなったら決めの一言で)


垣根「ちなみに俺の未元物質に常「お待ちどうさまでしたー。」ーっ!」キリッ


店員「おっOいプリンのお客様~」


青ピ「あ、わいや。どうも~」


土御門「いやー、朝から何も食ってないから腹減ったにゃー」


上条「俺も俺も」


海原「全く。3食食わないと体に悪いですよ?」


垣根「」


滝壺「」ジー


垣根「んだよ・・・」


滝壺「大丈夫。わたしはそんな可哀相なポジションにいるかきねを応援する」


垣根「」

64: 2011/02/21(月) 22:15:30.64 ID:bX2mPix/0
土御門「さてそろそろ本題に入ろう。上やん達は食いながら聞いててくれ」マジメモード


上青海垣「ん」モグモグ


土御門「理事会からの報告によると学園都市の今年の犯罪率が去年より2.5%も増えている。11月の時点でだ」


麦野「しかも能力者が起こす犯罪も増えてるみたいね」


土御門「ああ。つい1週間前にもレベル4の能力者が無差別に学生を襲い、風紀委員とアンチスキル合わせて15人も怪我をしている。そこでだ高能力者などによる凶悪犯罪から学生や一般市民を守るため俺達が集められたわけだにゃー」


フレンダ「確かに風紀委員でも高能力者はいるけどレベル2,3の人や実戦経験が少ない人も多いしね」


土御門「そうだ。そこで実戦経験が多い俺達が集められたわけだ。さらにレベル5の2人が風紀委員に協力してるとなれば恐れて犯罪を起こす奴も減るだろうというのが理事会の見解だ」


絹旗「まー、第2位と第4位が取り締まるとなれば犯罪犯すのも超命がけになりますしね」

65: 2011/02/21(月) 22:16:37.80 ID:bX2mPix/0
土御門「そして重要なのが上やん。お前だ」


上条「ん?」モグモグ


土御門「上やんの幻想頃しは異能の力ならどんな相手でも能力を打ち消す。ってことは能力者の攻撃からの被害も最小限に抑えられるってわけだにゃー」


上条「うんうん」モグモグ


土御門「もちろん、風紀委員と同じく事件現場に出向くだけでなく基本はパトロールなど風紀委員と同じ活動を行う。活動内容に関しては以上だが何か質問は?」


海原「はい」


土御門「海原」

66: 2011/02/21(月) 22:17:22.35 ID:bX2mPix/0
海原「僕達には風紀委員みたいに見分けがつく腕章みたいなものはないのでしょうか?」


絹旗「確かに。浜面なんか現場にいたら超加害者側に思われるでしょうね」


浜面「」


滝壺「」ヨシヨシ


土御門「それについては明後日の活動日初日に支給されることになってる。風紀委員とは少しデザイン違うようだが腕章だ」


海原「なるほど。ありがとうございました」


土御門「他にはいないか?」


浜面「はい」


土御門「そこの霊長類」


浜面「霊長類!?酷くねーかぁ??」


絹旗「わぉ、ぴったりなあだ名ですね」


麦野「よかったじゃん、浜面」


垣根(俺より酷いポジションの奴がいたか)ホッ

67: 2011/02/21(月) 22:17:59.65 ID:bX2mPix/0
浜面「アイテム以外からもこんな扱いかよ・・・まあいい。滝壺も現場に出向かせるのか?こいつは今能力が使えない状態だし危険だと思うんだが?」


滝壺「はまづら・・・」テニギル


浜面「まー、何かあっても俺が絶対守るけどな」


滝壺「・・・はまづら」ギュッ


絹麦青「」イラッ


青ピ(リア充は灼熱地獄まで落ちろや・・・)


土御門「滝壺には支部で事務処理や連絡係などやってもらう予定だぜい」


浜面「そっか。それなら」ホッ

68: 2011/02/21(月) 22:18:31.86 ID:bX2mPix/0
土御門「後、浜面これ」サッ


浜面「ん?これは・・・車の免許証?」


土御門「浜面には現場が遠い場合に車で移動する際の運転手を頼みたい。その為の偽装免許証だぜい」


浜面「おいおい、風紀委員に協力する側が偽証免許証なんて使っていいのかよ?」


土御門「これは理事会から支給されたものだ」


浜面「」ワーオ


土御門「車は2週間後に届く予定だからまた先の話になるけどな」


浜面「了解したぜ。とうとう俺の運転技術を公に魅せれる時がきたわけだな」キリッ


滝壺(はまづらの目が輝いてる)ジー

69: 2011/02/21(月) 22:19:06.16 ID:bX2mPix/0


一同「お疲れ様でしたー」


麦野「さーて、まだ3時だし何すっかなー」


絹旗「暗部の仕事なくなってから超暇になりましたしね」


滝壺「はまづら、セブンミストいこう。新しいジャージが入荷した」


浜面「おう。けど少し上条に話があるからちょっと待っててくれないか?」


滝壺「わかった」


浜面「わりぃな」

70: 2011/02/21(月) 22:19:38.48 ID:bX2mPix/0
土御門「さて・・・他に質問がなければ必要な物は月曜に風紀委員から支給されるから今回は解散。次は月曜の16時に風紀委員第177支部に集合だぜい」


一同「お疲れ様でしたー」


麦野「さーて、まだ3時だし何すっかなー」


絹旗「暗部の仕事なくなってから超暇になりましたしね」


滝壺「はまづら、セブンミストいこう。新しいジャージが入荷した」


浜面「おう。けど少し上条に話があるからちょっと待っててくれないか?」


滝壺「わかった」


浜面「わりぃな」

71: 2011/02/21(月) 22:20:29.87 ID:bX2mPix/0
>>69 ×
>>70 ○

すいません、1行抜けてしまいました。
>>69は勘弁して下さい。

72: 2011/02/21(月) 22:21:06.08 ID:bX2mPix/0
上条「さーて、ゲーセンでもいくかー?」


海原「すいません、自分用事がありますのでお先に失礼します」


上条「そっかー。また月曜なー。」フリフリ


海原「はい。それでは」


海原(御坂さーん、今行きますよー!)


青ピ「ボクは行くでー」


土御門「俺も行くから会計終わるまで待っててくれにゃー」


垣根「」ソワソワ


上条「垣根も行くか?」


垣根「っえ?」


上条「予定ないんだったら4人でゲーセンいこうぜ」


青ピ「せやせや。これから一緒に活動する仲間なんやし仲良くしようや」


垣根「し、しょ、しょうがねぇな。いっ、一緒に行ってやるよ」

73: 2011/02/21(月) 22:21:32.86 ID:bX2mPix/0
青ピ「男のツンデレに興味はありませぇぇん」


垣根「誰がツンデレだー!あン?」


浜面「上条」


上条「浜面。どした?」


浜面「いや、お前に話が合ってな。すぐ終わるから2人で話せないか?」


上条「別にいいけど」チラッ


青ピ「すぐならいってきーや。3人でダベりながら待ってるで」


上条「わりー。じゃあー浜面、店の裏口側で話すか」


浜面「お、おう」

74: 2011/02/21(月) 22:22:12.04 ID:bX2mPix/0
~サイベリヤの裏口側~


上条「話ってなんだ?滝壺とののろけ話なら上条さん帰りますよー」


浜面「ちげーよ!お前俺のこと覚えてないか?」


上条「んー?(確かにどこかで見た顔なんだよな・・・)」


浜面「ほら、御坂美鈴の事件で」


上条「・・・あ、お前あの時の?」


浜面「やっと思い出したか」


上条「なんだ?またあの人に手出すってんなら俺は黙っちゃいないぞ?」


浜面「ちげーって。俺はお前に感謝してんだよ」


上条「感謝?」


浜面は上条に原作15巻から22巻までの自分に起こった話をした。


上条「・・・なるほどね。お前もロシアに。でも俺に感謝するのはちょっと違うんじゃないか?」


浜面「え?」


75: 2011/02/21(月) 22:22:42.10 ID:bX2mPix/0
上条「滝壺を守るために麦野や学園都市に立ち向かって行ったのはお前自身だ。俺じゃない」


浜面「だがあのことがなければ俺はあんな行動を・・・」


上条「・・・それに俺はそんな人に影響与える程立派な人間じゃねーよ。それに最終的にその行動を起こすと決めたのはお前の心じゃねーか」


浜面「」


上条「っま、でも俺は嬉しいよ。こうしてお前と仲間になれてさ」ニコ


浜面「」


上条「でもさ・・・よかったな。ロシアでアックアに助けてもらってさ」


浜面「え?上条、お前あいつ知ってるのか?」


上条「知ってるも何も前に戦ったことあるしな。内臓破裂寸前までボコボコにされたけど」ハハハ


浜面(一方通行を倒した上条をフルボッコだと・・・)


上条「っと話してるうちに時間経っちまったな。あいつら待ってるし俺行くわ!またなー」


浜面「おう、また月曜な」


77: 2011/02/21(月) 22:23:28.46 ID:bX2mPix/0









上条「悪い、待ったかー」


青ピ「遅いで、上やん!」


土御門「遅すぎるにゃー!」


垣根「俺を待たせるとはいい度胸だ」


青ピ「待たせた罰としてゲーセンでジュースおごりや」


上条「っそんな?俺の財布には1000円しかないんだぞ?」


垣根「1000円あるなら一人2本ずつ買えるじゃねぇか」ニヤリ


土御門「お、それはいい考えだにゃー」

78: 2011/02/21(月) 22:24:16.08 ID:bX2mPix/0
青ピ「それに上やん、テーブル立つ前にフレンダちゃんとメアド交換してたやろ?」


上条「ん?まー聞かれたからなー。なんか毎日メール送るとか言われたぜ。早速友達が出来てよかったぜ」


青土「」イライラ


上条「ん?どしたの?」


青土「[ピーーー]ぇぇぇぇ!!!」ソゲブモドキ


上条「ぐはっ!!!」バタリ


上条「本日2回目・・・」


上条(土御門と青髪ピアスに2回も殴られるし、残金少ないのにジュースおごるはめになるし・・・)ウゥゥ


垣根「おーい、大丈夫かぁ?」


上条「不幸だぁぁぁぁ!!!!」

79: 2011/02/21(月) 22:25:58.13 ID:bX2mPix/0
>>76
しまったーーーーー
そうです、その通りです。

自分で青ピ、レベル5に設定しといて変態思考優先して忘れてました・・・

脳内で>>64の2人を3人に置換して下さい。

80: 2011/02/21(月) 22:26:42.40 ID:bX2mPix/0
ゲーセンで満喫した後、垣根と土御門は用事があるとのことで別れ、上条と青髪ピアスは2人で帰宅の途についていた。



上条「しかしよー、青髪ピアス。何でお前うちの学校にいるんだ?レベル5ならもっと上の高校行くんじゃねーのか?」


青ピ「そんなん決まってるやん。小萌先生がこの学校にいたからや!」


上条(おいおい・・・)


青ピ「まー、レベル5になってからは長点上機や霧が丘付属とかから誘いあったけど名門校ってのは自分合わへんし」


上条「そっか。でもお前この前のレベルスキャンの結果レベル0だったろ?どうなってんだ?機械の故障?」


青ピ「あー、それはこれや」


青髪ピアスは自分の両耳につけているピアスを指差した

81: 2011/02/21(月) 22:28:26.26 ID:bX2mPix/0
上条「ピアス?」


青ピ「せや。このピアスは自分の能力をレベル0まで抑える機能があるんやで」


上条「すげーな。まさか自分で作ったのか?」


青ピ「ちゃうちゃう。冥土帰しの知り合いの則巻千兵衛博士が作ったものや」


青ピ「レベル5だと色々面倒のことも多いんや。だから普段はこのピアスをつけて無能力者として生活してるんやで」


上条「なるほどなー。じゃあーパン屋で下宿してるのは何でだ?レベル5なら奨学金もかなり高額だろ?」


青ピ「それはそこの店の制服が可愛いからや!」キリッ


上条「真面目に聞いた上条さんが馬鹿でした」


青ピ「ボクは真面目やで!?」


上条「へぇへぇ~」


上条は呆れながらも親友の新たな一面が知れて、内心嬉しく思ったりしているのであった。

101: 2011/02/24(木) 22:06:58.70 ID:+RgaypI70
~月曜 第一七七支部所属~


土御門「全員集まったか」


麦野「ええ。アイテムは全員いるわ」


垣根「スクールもだ」


青ピ「だから垣根一人だけやん」ニヤニヤ


垣根(こいつ後で[ピーーー]・・・)イラッ


土御門「つーことでグループ、アイテム、スクール全員揃っているぜよ。固法さん」


固法「ありがとう。土御門君。皆さん私は第一七七支部所属、風紀委員の固法美偉です。よろしくお願いします」ペコリ


一同「よろしくお願いしまーす」


青ピ(・・・この人は着やせするタイプやね。上から91 59 88とや)


海原(彼は何をそんなに凝視してるんでしょうか・・・)

102: 2011/02/24(木) 22:07:38.21 ID:+RgaypI70
黒子(・・・何故あの類人猿がいますの!?)


上条「ん?おー白井じゃないか。お前もここの所属だったのか」


黒子「ええ。そうですわ。上条さんも風紀委員に協力する方でしたのね」


上条「おう。最初は色々迷惑かけるかもしれないけどよろしくな」


黒子「はいですの」


垣根(・・・ですの?)


黒子(まぁ、風紀委員の活動で多忙になればお姉さまもあの類人猿との交流も少なくなり熱が冷める可能性も・・・)ニヤリ


103: 2011/02/24(木) 22:08:12.24 ID:+RgaypI70
固法「じゃあー、まずは必要なものを支給するわ」


海原「これが腕章ですか。見た目は風紀委員のものとあまり変わりませんね」


固法「あまり違いすぎても一般市民に混乱与えてしまう可能性もありますから」


海原「なるほど。一理ありますね。そういえば僕達は市民の方達などに名乗る際はなんて名乗ればいいんでしょうか?」


固法「風紀委員でいいわよ。貴方達は臨時の風紀委員として配属されたことになってるから。実際は風紀委員じゃないんだけどね笑」


海原「かしこまりました」


青ピ(海原君、さっきから質問連発で真面目やなー)


土御門(超電磁砲の写真集渡しただけでこんなにやる気出すとは・・・)

104: 2011/02/24(木) 22:09:40.15 ID:+RgaypI70




ガチャ




初春「すいませーーん。遅れました!!」


黒子「初春、遅いですわよ。今日から風紀委員に協力するチームの方々が合流すると言ってあったでしょう?」


初春「いや~、途中で迷子の女の子がいて一緒にお母さん探してたら遅くなっちゃいましたぁ」ヘヘ


黒子「まったくぅ・・・」


固法「初春さんらしいわね」クスッ


一同(あの頭の花はなんだっ!?)


固法「初春さんも来たことだし初春さんと白井さん皆さんに自己紹介を」


黒子「はいですの。第一七七支部所属、風紀委員の白井黒子と申しますの。」


垣根(またですの。って言った・・・)

105: 2011/02/24(木) 22:10:33.04 ID:+RgaypI70
初春(ひいぃ!!あの人はアホ毛ちゃんといた時に私に酷いことをした・・・)ビクビク


固法「初春さん?」


初春(なんで風紀委員に協力するチームにいるんですかぁぁぁ??)


固法「初春さん!」


初春「っは、はひ!初春飾利でしゅ。よろしくお願いしますぅ」ビクビク


垣根(ん?この花女どっかで見たような・・・っあ、一方通行とやった際の)テクテク


初春(ひいぃぃ?こっち来たぁぁ!)


垣根「よぉ~、会うのは2回目だな。この前は悪かった。俺が全面的に悪かった。すまん」ペコリ

106: 2011/02/24(木) 22:11:02.86 ID:+RgaypI70
初春(ふぇっ?謝られた・・・?)


垣根「これからよろしく頼むぜ」


初春「はっ、はい!よろしくです!!」


青ピ「垣根、知り合いなん?」


垣根「まぁ~、ちょっとな・・・」


初春(まさかあんな素直に謝れるとは・・・本当は悪い人じゃないんでしょうか?)

107: 2011/02/24(木) 22:12:29.59 ID:+RgaypI70
その後、グループ、アイテム、スクールの各自自己紹介が行われ・・・



固法「じゃあー、初日は私達と一緒に行動し風紀委員が普段どんなことをやってるのか実際に体験してもらいたいと思います」


一同「はーい」


固法「じゃあー、私と白井さんでまずはパトロールするから二手に分かれて行動しましょう」


黒子「はいですの」


固法「初春さんは滝壺さんに事務処理の指導お願いね?」


初春「了解しました!滝壺さんよろしくお願いします」


滝壺「ういはる、よろしくね」


固法「じゃあー、グループと垣根君は私と一緒に。アイテムは白井さんと一緒にパトロールしましょう」


一同「はーい」


垣根「了解ですの!」


一同「」クスッ


黒子「」ムカッ


108: 2011/02/24(木) 22:14:16.64 ID:+RgaypI70
~固法とグループ+垣根~




海原「パトロールは毎日行ってるんですか?」


固法「んー風紀委員って学生だしできるだけ行うようにはしてるけど人数が足りなくできない日もあるわ。風紀委員にも休みはあるしね」


海原「学校と風紀委員の両立も大変そうですね」


土御門「本当だぜぃ。固法さんは偉いにゃー」


上条「ほんとほんと」


固法「褒めても何もでないわよ」クスッ


土御門「本心だぜい」

109: 2011/02/24(木) 22:14:53.55 ID:+RgaypI70
青ピ「ん?」テクテク


女の子「」シクシク


青ピ「どないしたん?」


女の子「て、てぶくろなくしちゃったの・・・」ウゥゥ


青ピ「固法さーん、この子手袋なくしたんやて」


固法「あら、それは大変ねぇ。君お名前は?」


女の子「中野桐乃ぉ・・・」

110: 2011/02/24(木) 22:15:57.83 ID:+RgaypI70
固法「桐乃ちゃんね、どこで落としたか大体予想つくかなぁ?あとどんな手袋?」


女の子「・・・多分、公園で遊んでた時に落としたと思うのぉ。ポパイのてぶくろなのぉ」


一同(なぜポパイ?)


固法「公園ね。じゃあーお姉ちゃん達が探してきてあげるからここで待っててくれるかなぁ?」ナデナデ
女の子「うっ、うん!」ニッコリ


固法「いい子ね。じゃあー皆公園に行って手袋探すわよ」


一同「はーい(・・・こんなことまでやるのか)」


111: 2011/02/24(木) 22:16:23.63 ID:+RgaypI70
固法「あっ、上条君は女の子と一緒にいてあげてね」


上条「へ?」


固法「女の子一人待たせるわけにもいかないでしょ?」


上条「わかりましたー」


固法「じゃあーお姉ちゃん達、公園で手袋探してくるからお兄ちゃんと一緒にいい子で待っててね?」


女の子「うん!」


固法「よし、皆行くわよ」


一同「はーい」


上条「さて、みんな帰ってくるまでよろしくな」


女の子「うん!」

112: 2011/02/24(木) 22:17:05.51 ID:+RgaypI70
~公園~


固法「さて手分けして探しましょ。土御門君はあっち、青髪ピアス君は砂場、海原君は遊具の集まり、垣根君はベンチの近くね」


土御門「了解だぜぃ」


海原「かしこまりました」


垣根「ん」


青ピ「イエス・マイ・ロード!」


土御門「さてっと、やりますか」


青ピ「あの子のために絶対見つけるで~」


海原「どれどれ」


垣根(風紀委員ってやること地味だな・・・だりぃ~)

113: 2011/02/24(木) 22:17:45.48 ID:+RgaypI70
~同時刻 上条と女の子~


女の子「見つかるかなぁ・・・」


上条「大丈夫。きっと見つかるさ。お姉ちゃん達を信じなさい」ナデナデ


女の子「うん!」


「っん?あいつは?」


女の子「さむーい・・・」


上条「寒いか?どら、俺のマフラー使いな」


女の子「あったかーい!ありがとうお兄ちゃん」ニッコリ

114: 2011/02/24(木) 22:18:21.11 ID:+RgaypI70
上条「いえいえどうしたしま「ちょっとアンタっ!」」


上条「ん?げっ、ビリビリ・・・」


美琴「ビリビリ言うなっ!」バチバチッ!


上条「こっ、こら!やめろ!女の子もいるんだぞ」


美琴「やらないわよ・・・全く・・・てかあんた、私のメールちゃんと返しなさいよっ!」


上条「え?メール?どれどれ・・・あっ、気づかなかったわ。ワリー」


美琴「本人に会ってからメール気づくってメール送った意味ないじゃないの!」


上条「だから悪かったって。今日は忙しくてさ・・・」

115: 2011/02/24(木) 22:19:17.47 ID:+RgaypI70
女の子「ねぇねぇ~、お兄ちゃん」


上条「ん?」


女の子「この人、彼女ぉ?」


美琴「(か、かっかっ彼女//////)違うわよ!誰がこんな奴のぉぉぉ!」


上条「おい、御坂。何小さい子相手にムキになってんだよ」


美琴「む、ムキになってなんかないわよっ!」


上条「はいはい。さようですか・・・」


美琴「そこ、流すな!・・・ってかあんたここで何やってんのよ?」

116: 2011/02/24(木) 22:20:13.93 ID:+RgaypI70
美琴「――――ふーん。風紀委員に協力する人達ってアンタだったのね」


上条「まーな。他に9人いるから合計10人だな」


美琴「ほんと、アンタ厄介事にクビ突っ込むの好きね」


上条「っハハハ。そうかもな」


女の子「ねぇ、お兄ちゃん?」


上条「どうしたー?」


女の子「のどかわいたぁ」

117: 2011/02/24(木) 22:20:53.50 ID:+RgaypI70
上条「そっか。じゃあーなんか飲み物買ってくるか。何がいい?」


女の子「カルピスゥ」


上条「カルピスな。御坂もなんか飲むか?」


美琴「じゃあー私はサイダー系頼むわ」


上条「了解。じゃあー女の子のこと見ててくれな」タタタッ


美琴「はいはい」


118: 2011/02/24(木) 22:21:25.09 ID:+RgaypI70
女の子「ねぇ、お姉ちゃん?」


美琴「どうしたの?」


女の子「頑張ってね」


美琴「・・・へ?」


女の子「ツンデレが通用するのは2次元だけよ」


美琴「」

119: 2011/02/24(木) 22:22:42.11 ID:+RgaypI70
~20分後~



女の子「やっぱり見つからないのかなぁ?」ションボリ


上条「う~ん「おーーい上ヤン」、おっ、きたぞ」


土御門「待たせたにゃー」


固法「遅くなってごめんね。はい、この手袋で合ってるかしら?」


女の子「うん!これあたしのてぶくろぉ」


固法「そう。じゃあーこれからは落とさないように気をつけてね」


女の子「うん!お兄ちゃん達もどうもありがとう」ニッコリ


120: 2011/02/24(木) 22:23:09.02 ID:+RgaypI70
土御門「大切にするんだぜぃ」


青ピ「やっぱ女の子は笑顔が一番やな」


海原「気をつけて帰って下さいね」


垣根「」


女の子「じゃあ~ね~、ばいば~い」フリフリ


一同「」フリフリ


固法「じゃあー、後30分位パトロールしたら支部に戻りましょうか」


一同「はーい」

121: 2011/02/24(木) 22:23:50.61 ID:+RgaypI70





上条「そういえばさっきビリビリが来てまた絡まれてさ、まで電撃放たれるところだったぜ」


海原(御坂さんがいたとは・・・くそっ!もっと早く手袋が見つかっていれば・・・)


土御門「上ヤンはやっぱ超電磁砲に好かれてるにゃー」


上条「御坂が俺のこと?ないない、俺かなり嫌われてると思うぞ」


土青(この鈍感ウニ頭が・・・)


固法「上条君、ビリビリって御坂さんのこと?」


上条「はい、そうですよ。固法さん、御坂と知り合いですか?」


固法「まあね。ちょくちょく支部にも来るし以前は事件の解決にも協力してもらってたわ」

122: 2011/02/24(木) 22:24:36.19 ID:+RgaypI70
上条「へ~。ビリビリがね~」


固法「ところでなんでビリビリ?」


上条「いや、あいつ俺に会う度に電撃で攻撃してくるんですよ、ビリビリ~って。だからビリビリ」


固法「」クスッ


上条「どうしたんでせう?」


固法「ふふふっ、天下のレベル5の彼女にビリビリって言うの貴方くらいよ」


上条「そうですか?俺からしたらただの生意気な中学生ですけどね」


海原(羨ましい・・・僕も・・・)

123: 2011/02/24(木) 22:25:03.23 ID:+RgaypI70




美琴『ちょっと待ちなさいよ、あんたっ!』


海原『どうしたんですか?御坂さん』ニコッ


美琴『だ~か~ら~、御坂じゃなくて美琴って呼べって言ってるでしょうがぁ~!!』バチバチバチッ!!


海原『おっと。これはこれは申し訳ございません』


美琴『ちゃんと下の名前で呼んでくれないとビリビリしちゃうんだからねっ!!////』


海原『はいはい。以後気をつけますよ』ヨシヨシ


美琴『うにゃっ!?////』







海原「ふふふふふふふふ」


垣根「おい、あいつどうしたんだ?」ヒソヒソ


土御門「心配するな。最近頻発に発生してる病気だ」ヒソヒソ

124: 2011/02/24(木) 22:26:44.56 ID:+RgaypI70
今日はここまで。

また明日投下します。

明日は

アイテムと黒子のパトロール+αです。

127: 2011/02/24(木) 23:12:16.98 ID:+RgaypI70
一つ言い忘れてました。

皆さん、コメントありがとうございます!

新約が待ち遠しいですの。

135: 2011/02/25(金) 19:50:21.98 ID:8M2EZYGt0



~さかのぼること30分前 黒子+アイテム~



絹旗「白井さーん」


黒子「はい?」


絹旗「白井さんはどんな能力の持ち主なんですか?」


黒子「能力はレベル4の空間移動ですの」


絹旗「おぉ、私と同じレベル4ですね。歳はいくつですかぁ?」


黒子「中学1年の13歳ですの」


絹旗「私もですよ!」


136: 2011/02/25(金) 19:50:49.39 ID:8M2EZYGt0
黒子「あらぁ。先ほど紹介した初春も中学1年ですわよ」


絹旗「タメが2人もいるなんて超嬉しいです。年上しかいないと思ってましたから」


黒子「わたくしも同学年の方がいらっしゃって嬉しいですわ」ニッコリ


絹旗「色々面倒かけますがよろしくお願いしますね」


黒子「こちらこそ(この方とはいいお友達になれそうですの)」





浜面「すっかりあいつら仲良しになってるな」


麦野「いいことじゃないの。絹旗は同学年の知り合いもいなかったしね」


フレンダ「絹旗楽しそうね」

137: 2011/02/25(金) 19:51:24.03 ID:8M2EZYGt0
~1時間後~



黒子「さて今日は特に問題はなさそうですわね」


絹旗「やっぱト毎日何かしら起きるもんなんですか?」


黒子「毎日ってわけじゃないですけど・・・スキルアウト関連やカツアゲなどは多いですわね」


浜面(・・・スキルアウトか。半蔵がリーダーやってるがやはり全てのチームをまとめるのはやはり難しいか)


フレンダ「結局歩いてるだけで暇ってわけよ」


黒子「フレンダさん、風紀委員は暇なのが一番いいことですのよ」


麦野「まー、事件は起きないのが一番よね」


絹旗「そうですね」


黒子「毎日これでしたらいいですけど「おいっ!てめぇぇ!!」」


黒子「あら?あっちから何か物騒な声が聞こえますわ。いきますよ皆さん」


アイテム「はーい」

138: 2011/02/25(金) 19:52:37.67 ID:8M2EZYGt0




不良A「肩ぶつかっといてシカトしてんじゃねーぞぉ?」


不良B「うわぁ、これは骨折してんなぁ。慰謝料払えよ?」


鋼盾「ひぃぃぃぃ!!」ビクビク


不良A「ひぃぃだけじゃ何言ってっかわかんねぇんだよ、ブタが!」


不良B「さっさと金払えやぁぁ」ドカッ


ヒュン


不良B「んなっ?ブタが消えた!?」


139: 2011/02/25(金) 19:53:21.39 ID:8M2EZYGt0
黒子「ジャッジメントですの。恐喝容疑で拘束させて頂きますわ」ビシッ


黒子「麦野さん、フレンダさん、絹旗さんは2人が逃げないように後を固めて下さいな。浜面さんは被害者の保護を」


麦フ絹「はーい」


浜面「了解だ!おい?大丈夫か?」


鋼盾「は、はぃ!!ありがとうございます・・・」


不良A「風紀委員だぁぁ?邪魔すんじゃねぇーぞぉ?ガキィ」


黒子「・・・やれやれ、まさに三下にぴったりな言葉使いですの」


不良B「黙れやぁぁぁぁ」


黒子「はぁ・・・」ヒュン


不良B「―――――ッ、消えた!!?」


ヒュン


不良A、B「うがぁっ!?」ドサッ

140: 2011/02/25(金) 19:54:14.12 ID:8M2EZYGt0
麦野(・・・合気道・・・自分の能力と体術を最大限に活かしてるわね)


絹旗「超瞬殺ですね」


黒子「フレンダさん、支部に電話してアンチスキルを呼ぶように手配して下さいな」


フレンダ「了解!」



~風紀委員第一一七支部~


初春「はぃはぃ~、第一一七支部、初春です」


フレンダ「あっ、初春さん?白井さんが恐喝容疑の2人を拘束したからアンチスキル呼んでくれる?場所は~」


初春「かしこまりましたぁ。今すぐ手配しますね」


滝壺「誰から?」


初春「フレンダさんですよぉ。白井さんが恐喝容疑の2人を拘束したそうです」


滝壺「白井も強いんだね」


初春「はい。じゃあー私アンチスキルに連絡するので滝壺さんは休憩していて下さい」


滝壺「わかった」

151: 2011/02/25(金) 20:08:13.30 ID:8M2EZYGt0
黒子「ところで浜面さんは黄泉川さんとはお知り合いでしたの?」


浜面「ん?まー昔お世話になったというか・・・」


絹旗「浜面は元スキルアウトのリーダーなんですよ、白井さん」


黒子「あらま!?」


浜面「絹旗!余計なこと言ってんじゃねぇよ!」


絹旗「ぬっ!?浜面のくせに超生意気です」ドカッ


浜面「ふぐっ!?」


浜面「・・・・・・てめぇ・・・絹旗ぁ・・・。何しやがるっ?」


絹旗「私に生意気な口を聞いたお仕置きです」


浜面「理不尽過ぎるだろうがぁぁぁ・・・」


麦野「・・・はぁ~」


黒子「・・・この2人はいつもこうですの?」


フレンダ「まーね・・・」


142: 2011/02/25(金) 19:55:56.00 ID:8M2EZYGt0
~15分後~


黒子「ではよろしくお願いしますの」


黄泉川「了解じゃん」


アンチスキル「ほら、さっさと歩け」


不良A,B「ちっ・・・」


黄泉川「しかし・・・」


浜面「あん?」


黄泉川「浜面が風紀委員とは明日は大雨じゃん?」ニヤニヤ


浜面「ぅぐ!?うっせぇーよ!さっさとそいつら連れていきやがれっ!!」


黄泉川「まっ、これからは真面目に生きるじゃんよ」


浜面「わかってる。過ちは2度と繰り返さねぇ」


黄泉川(・・・この顔つきなら心配なさそうじゃん)

143: 2011/02/25(金) 19:56:24.93 ID:8M2EZYGt0




黒子「先ほどのようにまずは被害者の確保、その後に加害者を拘束いたしますのが理想ですわ」


絹旗「被害者の安全第一ってことですね」フムフム


黒子「その通りですの。また加害者側もなるべく負傷させず拘束するよう心がけてくださいまし」


麦野「・・・難しいわね」


フレンダ「麦野が拘束すると相手の体にいくつか穴開いてるかもしれないって訳よ」


麦野「フ・レ・ン・ダ・~、何言ってるのかしらぁ?」ゴツッ


フレンダ「っ痛!?」


黒子「では時間も時間ですしそろそろ支部に戻りましょう」


アイテム「はーい」

144: 2011/02/25(金) 19:57:10.75 ID:8M2EZYGt0
黒子「ところで浜面さんは黄泉川さんとはお知り合いでしたの?」


浜面「ん?まー昔お世話になったというか・・・」


絹旗「浜面は元アンチスキルのリーダーなんですよ、白井さん」


黒子「あらま!?」


浜面「絹旗!余計なこと言ってんじゃねぇよ!」


絹旗「ぬっ!?浜面のくせに超生意気です」ドカッ


浜面「ふぐっ!?」


浜面「・・・・・・てめぇ・・・絹旗ぁ・・・。何しやがるっ?」


絹旗「私に生意気な口を聞いたお仕置きです」


浜面「理不尽過ぎるだろうがぁぁぁ・・・」


麦野「・・・はぁ~」


黒子「・・・この2人はいつもこうですの?」


フレンダ「まーね・・・」

145: 2011/02/25(金) 19:57:55.27 ID:8M2EZYGt0
~第一七七支部 18:00~



固法「では今日の私達の仕事を見ていただいて大体内容はわかったと思います。また明日も今日と同じ時間にここに集合して下さい」


一同「はーい」


固法「後、せっかくお仲間が増えたので今週の金曜でも皆さんの歓迎会を開きたいと思います!」


一同「歓迎会!?」


固法「せっかく出会えたんですもの。もっと交流を深めていければなぁ~って」


絹旗「超ナイスアイディアです。楽しみにしてます」


固法「ありがとう」ニコッ


固法「じゃあー今日は解散ね。お疲れさま~」

146: 2011/02/25(金) 19:59:14.08 ID:8M2EZYGt0

一同「お疲れ様でしたー!」


滝壺「はまづら、帰ろう?」


浜面「おう、じゃあー皆お先に失礼するぜ」


一同「」フリフリ 


上条(っさてと俺も帰ってゆっくりしますかね・・・)


フレンダ「上条君!」


上条「おう、どうしたフレンダ?」

147: 2011/02/25(金) 19:59:51.47 ID:8M2EZYGt0
フレンダ「この後、暇なら2人で晩飯でも食いに行かない?」


上条「(・・・外食か。まー奨学金も入ってるし)おぅ。いいぜ」


フレンダ「じゃあー行きましょう!最近美味しいイタリアンレストラン見つけた訳よ!」


上条「っお!上条さん期待しちゃいますよ~?」


フレンダ「期待しちゃっていいわよ」


上フ「じゃあー皆お疲れさーん」


一同 フリフリ


青ピ(出会って2回目で2人で外食やと・・・)


土御門(上やんのフラグ能力はレベル6ぜよ)


絹旗「フレンダ、メッチャ積極的ですね?」


麦野「まー日本人よりは行動力あるのは間違いないわね」

148: 2011/02/25(金) 20:00:42.98 ID:8M2EZYGt0


青ピ(上ヤンに負けられへん。よぉぉし、こうなったらボクから食事誘うでぇぇ!!)


青ピ「なぁなぁ、固法さん。この後一緒に飯でもどうや?」


固法「ごめんね。ルームメイトが食事作ってくれて待ってるの」


青ピ「じゃあー、麦のんと絹旗ちゃんは?」


麦野「誰がぁ麦のんじゃぁぁ!」


絹旗「すいません、変態さんと食事するつもりは超ありません」


青ピ「」ガックシ

149: 2011/02/25(金) 20:01:19.09 ID:8M2EZYGt0
青ピ「白井さんと初春さんはどうやっ!??」


黒子「寮の門限がありますの。それに殿方とお二人で食事など興味ありませんの」


初春「わたしもルームメイトが待ってますので。失礼しますね」


青ピ「・・・土御門君?」


土御門「舞夏の手料理が待ってるからお先ぜよ!」


青ピ「・・・海原君?」


海原「申し訳ございません。自分は予定がありまして。お先に失礼しますね」


青ピ「」


青ピ「・・・かっ、垣根は?・・・・っておらん!?」キョロキョロ


青ピ「」

160: 2011/02/25(金) 22:03:47.85 ID:8M2EZYGt0



風紀委員としての活動初日を終えた学園都市第2位の男は帰宅の途についていた。



垣根「」


垣根(はぁ~・・・白井いじるの面白いけどよぉ・・・)


垣根(やっぱ風紀委員だりぃなぁ・・・やること地味だしよ・・・)


垣根(・・・でも)



女の子『お兄ちゃん達もどうもありがとう』



垣根(・・・案外、悪くはねぇな・・・)


垣根「けっ、あいつらに感化されちまったかぁ?」

161: 2011/02/25(金) 22:05:36.80 ID:8M2EZYGt0
「ちょっとそこのお兄さん」


垣根「あン!?」


心理定規「久しぶりね。垣根」


垣根「おめぇかよ」


心理「風紀委員はどう?新生スクールのリーダーさん」


垣根「あぁ?スクール脱退したお前には関係ねーだろうがぁ!」


心理「あらあら、口調の割りには随分穏やかな表情になってるわよ?」


垣根「――ッ!つーかよ、お前相変わらず援交まがいなことやってるのか?」


心理「だから、話し相手になってるだけって前から言ってるでしょう」


垣根「へいへい、そうですか」

162: 2011/02/25(金) 22:06:35.28 ID:8M2EZYGt0
心理「まぁーいいわ。じゃあー私用事あるからまたね」


垣根「あぁ」


心理「あー、そうそう」


垣根「あん?」


心理「貴方、暗部にいた頃よりいい顔してるわよ」ニッコリ


垣根「はぁぁ!!?」


心理「じゃあー頑張ってね。風紀委員さん」


垣根「」


垣根(暗部にいた頃よりいい顔してるねぇ・・・)


垣根(まっ、暗部にいた頃より楽しいのは否めねぇな・・・)


垣根「さてっと、帰って飯だ飯!」

163: 2011/02/25(金) 22:07:12.72 ID:8M2EZYGt0


~同時刻 第7学区のイタリアンレストラン~




上条「美味しいなぁ、このナポリタン」モグモグ


フレンダ「でしょー?先月オープンしたばかりなのよ」


上条「ふーん。まっ、フレンダのおかげでいい店一つ見つけたぜ、ありがとな」ニコッ


フレンダ「う、うん///」


フレンダ「そういえば上条君はどこの高校行ってるの?」


上条「武里高校だよ。ピカピカの1年生だぜ」


フレンダ「わお、私とタメじゃない!」


上条「フレンダも高1だったのか」

164: 2011/02/25(金) 22:07:39.23 ID:8M2EZYGt0
フレンダ「うん。だけど武里?あまり聞いたことない名前ね・・・」


上条「まぁ、常盤台とかと違って名門からは程遠い普通の学校だしな」


フレンダ「でもグループの3人がいるのよね?そんな普通の学校に」


上条「言われてみればそうだな」


上条(幻想頃し、多角スパイ、レベル5の第6位、吸血頃し、合法口リ・・・うちのクラスって・・・)


上条「フレンダはどこの高校に行ってるんだ?」


フレンダ「私は普段は研究や実験ばかりで学校行ってないわ。一応愛和学院に籍おいてるけどね」


フレンダ(暗部の仕事なくなってニート同然とは恥ずかしくて言えない訳よっ!!)

165: 2011/02/25(金) 22:08:36.99 ID:8M2EZYGt0
上条「愛和学院って名門校じゃないか!フレンダ、凄いじゃん」


フレンダ「まっ、ま~ね!」アセアセ


上条「確か諸星大ってレベル5の元第3位がいたんだよな?愛知の星と言われていた・・・」


フレンダ「ええ。でも学年が3つ上だから私の入学と入れ替わりで卒業したから見たことないわ」



フレンダ(・・・そうだっ!!いいこと思いついた☆)


フレンダ「上条君」


上条「ん?」モグモグ

166: 2011/02/25(金) 22:09:27.75 ID:8M2EZYGt0

フレンダ「私、1月から武里高校に転入するわっ!」


上条「ぅぐっ!!?」ゴホゴホ


フレンダ「だ、大丈夫??」


上条「だ、だ、大丈夫・・・。急に大声出されたからびっくりしてさ」


フレンダ「そっか」


上条「でもうちの学校、愛和学院よりかなり下のランクの学校だけどいいのか?」


フレンダ「いいの、いいの。上条君と同じ高校の方が楽しそうって訳よ」

167: 2011/02/25(金) 22:10:12.85 ID:8M2EZYGt0
上条「まー、同じクラスに土御門と青髪ピアスもいるしな。俺のクラスはいい奴らばっかだぜ」


フレンダ「まっ、同じクラスになれるかわからないけどね」


上条「・・・あっ、そうだったな」タハハ


フレンダ「上条君、やっぱりちょっと抜けてるわね」


上条「その言葉は上条さんに多少のダメージ与えますよぉ?」


フレンダ「あははっ!ごめんごめん」


フレンダ(まー暗部いた頃のコネ使えば上条君と同じクラスになるのなんか楽勝って訳よ!)

169: 2011/02/25(金) 22:10:43.83 ID:8M2EZYGt0



~20分後~



上条「さてっと、そろそろ帰りますか」


フレンダ「そうね。どうだった?」


上条「最高に美味しかったぜ」


フレンダ「ならよかった!また食べに来ようね」


上条「おう!」

170: 2011/02/25(金) 22:11:15.20 ID:8M2EZYGt0



~会計後~



上条「うわっ、やっぱ外は寒いな・・・」


フレンダ「もう11月下旬だしね」


上条「フレンダ家はどこだ?送るよ」


フレンダ「え?別にいいわよ。10分位でつくし」


上条「いやいや、こんな夜道を女の子一人で帰らせると上条さんの心が痛むんですよ」キリッ


フレンダ「///」ドキッ


フレンダ「じゃあー、お言葉に甘えてお願いしようかなぁ」


上条「おう」

171: 2011/02/25(金) 22:11:54.82 ID:8M2EZYGt0



~10分後~


フレンダ(もうすぐ着くけど・・・)


フレンダ(・・・どうする?お礼に上がらせてコーヒーでも飲んでもらう?)


フレンダ(いや・・・駄目よ!いきなり家に上がらせたら軽い女だって思われるかも・・・)


フレンダ(この後も機会はあるんだし、今日はここでお別れでいいっか)


フレンダ「ここが私の住んでるマンションよ」


上条「・・・・おいおい、学生が住むレベルのマンションじゃねーだろう!?」

172: 2011/02/25(金) 22:12:24.47 ID:8M2EZYGt0
フレンダ「まっ、一般の学生さんには難しいかもね」


上条「俺の学生寮とは天と地ほどの差があるぞ」


フレンダ「あははっ!じゃあー今日はありがとう。また明日ね」


上条「おう!また明日」



ガチャ



フレンダ「ふぅ~。今日は風紀委員の活動もしたし疲れたなぁ」


フレンダ(・・・でも・・・上条君とも一緒に外食できたし)


フレンダ「さてお風呂お風呂~♪」

173: 2011/02/25(金) 22:12:56.33 ID:8M2EZYGt0













~2日後 水曜 窓もドアもないビル~



「・・・・俺様をわざわざ学園都市に呼ぶとは一体何のようだ?」



183: 2011/02/28(月) 22:59:28.92 ID:gRSUbF8W0


アレイスター「・・・ふむ。その様子だと右腕の手術は上手くいったようだな」


フィアンマ「お前があの医者をわざわざイタリアに向かわせたみたいだな。礼は言わんぞ?元々お前に切断されたのだからな」


アレイスター「礼などいらないさ。君には一言言っておきたいことがあってね」


フィアンマ「なんだ?俺様に謝罪でもするつもりか?」ニヤリ


アレイスター「その通りだ」


フィアンマ「・・・・・・・・・・・え?」


アレイスター「君には大変申し訳ないことをした。私は逆さまの状態だが心の中では土下座をしている」


フィアンマ「」

184: 2011/02/28(月) 23:00:02.47 ID:gRSUbF8W0
アレイスター「これからは魔術と科学の共存を目指して共に頑張ろうじゃないか」




風斬(・・・素敵ですよ。アレイスターさん)




フィアンマ(なんだ・・・これは夢か?夢なのか!?俺様は眠りの世界にいるのか?)


アレイスター「これはお詫びの品だ。おい」


側近「はい。フィアンマ様これを・・・」


フィアンマ「」

185: 2011/02/28(月) 23:00:40.17 ID:gRSUbF8W0













~ 10分後 ~



フィアンマ「・・・・・・・・・・・一体何だったのだ」


フィアンマ「この俺様が氏ぬ覚悟で学園都市に来たというのに・・・」


フィアンマ「・・・まぁいい。最後にアイツに会いにでもいくとするか」

186: 2011/02/28(月) 23:01:10.00 ID:gRSUbF8W0



~ 同日夜 上条の学生寮前 ~



上条「ふぅ~。今日は慣れない事務処理で疲れた・・・」


上条「今日はご飯と納豆だけでいいや・・・料理すんの面倒くせぇ」



ガチャ




フィアンマ「おかえり」


上条「」




ギー バシャン




上条(・・・疲れで幻想でも見たのか俺?)

187: 2011/02/28(月) 23:01:52.38 ID:gRSUbF8W0



ガチャ




フィアンマ「何をしている?上条当麻。早く上がれ」


上条「なっ、なぜお前がいるんだぁぁぁ!!??」


上条(っく!!?こんな時にフィアンマが来るなんて・・・想定外すぎんだろ!)


上条「・・・何しにきやがった?リベンジか?」ギロッ


フィアンマ「落ち着け、上条当麻。学園都市に用事があってな。ついでにお前の顔を見にきたわけだ」


上条「・・・なぬっ?」

188: 2011/02/28(月) 23:02:34.53 ID:gRSUbF8W0

フィアンマ「なに、ローマ正教はお前のことも学園都市ももう狙わん。俺様が断言してるんだ。安心しろ」


上条(・・・お前に言われても安心できねぇよ)


上条「ってかよ、勝手に人の家に上がるなっつーの・・・イタリア人は常識ないんですか?」


フィアンマ「お前の帰りが遅いのでね、家の前で1分待ったが立ってるのが疲れたのでな。先に上がらせて待っていたわけだ」


上条「1分だけかよ!?」


フィアンマ「小さい事は気にするな。しかし腹が減ったな。おい、何か俺様にご馳走しろ」

189: 2011/02/28(月) 23:03:33.21 ID:gRSUbF8W0

上条(こいつと話すの風紀委員より疲れる・・・)


上条「へいへい、和食だけどいいか?」


フィアンマ「問題ない。俺様に好き嫌いはないからな」


上条「じゃあー15分位で作るから待っててくれ」


フィアンマ「うむ。いいだろう」


上条(コイツ・・・前から思ってたけどいちいち偉そうだ・・・)

190: 2011/02/28(月) 23:04:07.51 ID:gRSUbF8W0


~15分後~



フィアンマ「・・・うむ。これが納豆か。なかなかいいじゃないか」モグモグ


上条「まっ、口に合ってよかったぜ」


上条「ってか、よく学園都市に入れたな~。まっ、神の右席からすれば簡単なことか」


フィアンマ「俺はもう神の右席ではない」


上条「え?」


フィアンマ「ローマ正教も一時的だが脱退した。今はただの一人の人間、フィアンマだ」

191: 2011/02/28(月) 23:05:29.49 ID:gRSUbF8W0

上条「・・・やっぱこの前の出来事の責任でも取らされたのか?」


フィアンマ「まー処分もあったがな。神の右席を外される程ではない。俺様の意思だ」


上条「なんでまた?」


フィアンマ「お前に言われたからだ」


上条「ふぇ?」


フィアンマ「俺様をコンテナに逃がす際に『ならこれからたくさん確かめてみろよ』と言っただろうが」


上条「あぁ」

192: 2011/02/28(月) 23:06:09.63 ID:gRSUbF8W0

フィアンマ「俺様は自分のこの目で色んな世界を見たくなってな。時間をかけて世界中を渡り歩くつもりだ」


上条「・・・そうか。次は何処行くんだ?」


フィアンマ「・・・宮崎だ」


上条「同じ日本かよ!?しかも何で宮崎?」


フィアンマ「ニュースで見たが今色々と大変みたいなんでな。募金ついでに現地の状況を生で見たくてな」


上条「はぁぁ・・・」


フィアンマ「・・・ではそろそろ行くとするか。美味しかったぞ、上条当麻」


上条「もう行くのか」

193: 2011/02/28(月) 23:06:48.21 ID:gRSUbF8W0

フィアンマ「俺様は1日でも無駄にしない主義なんでな」


上条「頑張れよ」


フィアンマ「愚問だ。そうそう俺様からお前に渡すものがある」


上条「ん?」


フィアンマ「アレイスターに貰ったものなんだが旅の邪魔になるからな」



そう言うと、元ローマ正教最強の男は上条に大きな袋を渡した。



上条(・・・ポン太くんの1/10サイズのぬいぐるみだとっ!?)

194: 2011/02/28(月) 23:07:32.97 ID:gRSUbF8W0

フィアンマ「お前にやる。ありがたく思え」


上条「(正直そこまでいらないんだが・・・)あー、ありがたく貰っとくぜ」



ガチャ



フィアンマ「ではさらばだ上条当麻。2度と会うこともないだろう」


上条「」


上条(行ったか・・・)


上条「さて風呂の準備するかな」


上条(しかし今日は意外な奴に会ったな・・・フィアンマ・・・)


上条(あの時あいつを助けたのは間違いじゃなかったんだよな・・・)

195: 2011/02/28(月) 23:08:01.72 ID:gRSUbF8W0


~2時間後~



ピンポーン



上条(・・・誰だよ、こんな夜遅くに・・・)




ガチャ



上条「はーい、どなたー?」


フィアンマ「」


上条「」


フィアンマ「予約したホテルの場所がわからん。俺様をホテルまで案内しろ、上条当麻」


上条「」

196: 2011/02/28(月) 23:09:06.22 ID:gRSUbF8W0


~翌日 木曜 第7学区~



グループと垣根はいつものようにパトロールをしていた。



垣根「・・・眠い」


上条「なんだ、寝不足か?」


垣根「まぁな」


青ピ「ボクも3時までモンハンやってて寝不足やぁ」

197: 2011/02/28(月) 23:09:41.48 ID:gRSUbF8W0

海原「睡眠はしっかり取らないと駄目ですよ」


青ピ「海原君は規則正しい生活送ってそうやもんね」


海原「まー、自分はそこそこ気をつけてますね」


土御門「しかし1時間パトロールしてるが、今日は平和ぜよ」


上条「こんまま何も起きなければいいだけどな」



ヒトミニウツス~♪ ミライニタッテ~♪


土御門「ぬ、第一七七支部から連絡ぜよ」

198: 2011/02/28(月) 23:10:11.21 ID:gRSUbF8W0

土御門「・・・もしもし土御門だ」


初春「っあ、土御門さん」


土御門「初春さん、どうしたぜよ?」


初春「山王銀行で強盗事件発生です。至急グループの皆さんと垣根さんで現場に向かってください」


土御門「・・・了解だ。犯人の数は?」


初春「3人です。また新たな情報入り次第、即連絡します」


土御門「すぐ向かう」プチッ

199: 2011/02/28(月) 23:11:14.21 ID:gRSUbF8W0

土御門「山王銀行で強盗事件が発生だ。青髪ピアス」


青ピ「了解や」


そう言うと、青髪ピアスは両耳につけているピアスを外しコンタクトレンズを扱うかのようにピアスを丁寧にケースにしまった。


垣根「やっと事件発生したかぁ」ニヤリ


海原「垣根さん、不謹慎ですよ」


土御門「上やん、俺達は青髪ピアスの瞬間移動で現場まで行くから上やんは走ってきてくれ。それまで俺が作戦を立てておく」


上条「わかった」

200: 2011/02/28(月) 23:11:47.05 ID:gRSUbF8W0

青ピ「悪いね、上やん。さすがにこのボクでも幻想頃しには勝てないみたいや」


上条「気にすんな。山王銀行なら走って5分で行ける。じゃあーあとでな!」ダダダッ


青ピ「じゃあー皆ボクに触れてや。触れなくてもまとめて瞬間移動出来るけど触れてもらってた方が楽やねん」


土海垣「ん」


青ピ「いくで」




ヒュン




201: 2011/02/28(月) 23:12:24.92 ID:gRSUbF8W0

~ 山王銀行 ~




ヒュン





じゃじゃ馬「なんだ!?人が急に現れたぞ??」


海原「風紀委員です!皆さん危険ですので後ろに下がって下さい!!」


青ピ「近くにいたら危ないでぇ~」


垣根「オラッ!!さっさと下がりやがれぇぇ!!ぶっ[ピーーー]ぞぉぉ!!」


土御門(さてと・・・どうするか)

202: 2011/02/28(月) 23:12:53.04 ID:gRSUbF8W0

ヒトミニウツス~♪ ミライニタッテ~♪



土御門「土御門だ」


初春「土御門さん、お待たせ致しました」


土御門「情報は入ったのか?」


初春「はい、犯人のうち二人が無能力者、一人がレベル3の発火能力を持っています」


初春「銀行員、客達はまとめて一箇所に固められており3人共銃を所持しています」


土御門「(・・・一人能力者がいるのか)了解した」

203: 2011/02/28(月) 23:13:24.31 ID:gRSUbF8W0

固法「初春さん、電話変わってくれる?」


初春「あ、はい」


固法「土御門君?」


土御門「固法さん、どうしたぜよ」


固法「・・・貴方達なら大丈夫だと思うけど、まずは人質の保護が第一だからね」


土御門「心得てるぜい」


固法「・・・じゃあーよろしく頼むわね。アイテムは山王銀行まで遠い距離にいるしアンチスキルも到着までまだ時間がかかるみたいだから」


土御門「5人いれば十分ぜよ」


固法「頼りにしてるわよ」プチッ

204: 2011/02/28(月) 23:14:16.12 ID:gRSUbF8W0

固法「ふぅ・・・」


黒子「・・・しかし新人さんだけでいいんですの?」


固法「あの5人なら大丈夫よ」


黒子「何なら私も・・・」


固法「白井さんは溜まってる報告書を仕上げないとね」ジロッ


黒子「・・・・っうぐ!?了解ですの・・・」


固法「ちなみに明日まで全部仕上げないと歓迎会不参加だから頑張ってね?」ニコッ


黒子(鬼ですの・・・)グスッ


滝壺「大丈夫。私は報告書の提出期限に追い詰められて涙目のしらいを応援する」

205: 2011/02/28(月) 23:14:49.25 ID:gRSUbF8W0

~山王銀行前~



上条「わりぃぃ!待たせた!!!」ゼェゼェ


青ピ「お疲れ上やん、犯人捕まえる前に息切れしてるやん」


垣根「体力ねぇーなぁ」


上条「うるせぇ!全速力で走ってきたんだよ!」


土御門「・・・よし、皆聞いてくれ」


ゴニョゴニョ ゴニョゴニョ



土御門「・・・・・・・ってなわけで行くぜよ!」


一同「おう!(かしこまりました)」

206: 2011/02/28(月) 23:15:28.56 ID:gRSUbF8W0





ヒュン




~山王銀行内~


強盗A「おらぁぁ!!早く金詰め込めよぉぉ!!!」


銀行員「す、すいませぇぇん」アセアセ


強盗B,C「お前ら余計なことすんじゃねーぞぉ?怪しい行動したら即撃つからなぁ」


人質「ひぃぃいいぃぃ!!」ブルブル

207: 2011/02/28(月) 23:16:05.24 ID:gRSUbF8W0




ヒュン




強盗A「あン?」


強盗B,C「!!!??」


強盗A「てめぇら、どこから入ってきやがったぁ!!?何者だ!!?」


垣根「けっ、俺達は・・・」







青ピ「かすかべ防衛隊や!!!!!」キリッ







土海垣「」


強盗A,B,C「」


人質「」




208: 2011/02/28(月) 23:17:04.11 ID:gRSUbF8W0




土御門「お前は何を言ってるぜよ!!!」ドスッ


青ピ「ふごぉぉぉ!!?何するんや?マサオくん!」


土御門「誰がマサオにゃー!!」ドスッ ドスッ


海原「全く青髪ピアスさんには緊張感が足りませんね・・・」ゲシゲシ


青ピ「風間君もやめてやぁぁああ!!」


海原「自分はマザコンではありませんよ」ゲシゲシ

209: 2011/02/28(月) 23:17:44.96 ID:gRSUbF8W0

垣根「っち、しょうがねぇ・・・」


垣根「おい、犯人共やり直すからもう一度言え」


強盗A,B,C「・・・・は?」


垣根「だぁかぁらぁ~!もう一度『てめぇら、どこから入ってきやがったぁ!!?何者だ!!?』言えってんだよ」


強盗A,B,C「」


土御門(・・・こいつら俺の手には負えんぜよ)


強盗A「ふざけてんじゃねぇぇぞ!!?」

210: 2011/02/28(月) 23:18:45.50 ID:gRSUbF8W0

垣根「別にふざけてなんかねぇよ・・・いいから早く言えよぉ」ギロッ


強盗A,B,C(・・・何この人怖い)


強盗A「――――っち、しょうがねぇぇなぁ、一度きりだぞ!?」


海原(やってくれるんですかっ!?)


強盗A「てめぇら、どこから入ってきやがったぁ!!?何者だ!!?」






垣根「ジャッジメントだぁ!大人しく拘束されやがれぇぇ!」




218: 2011/03/02(水) 00:29:15.81 ID:qQN+nzoA0




強盗A「はん?おまえら立場わかってねーみたいだな」


強盗B「こっちには人質がいるしも銃もあるんだぜ?」



シュッ



土御門「・・・銃?どこにあるんだにゃー?」ニヤリ 


強盗A「・・・は?」


強盗C「あんだとぉぉ!!?銃がこけしに変わってやがるぅぅぅぅぅ!!!??」


強盗B「こっちぃは道路標識だぁぁぁああ!!??」

219: 2011/03/02(水) 00:30:23.62 ID:qQN+nzoA0

垣根「はっん!こけしに道路標識で銀行強盗とはやるじゃねぇのぉ?」ニヤ


強盗A「――――ッ!?銃はどこいったんだぁぁ!?」


青ピ「銃?銃ならボクが持ってるでぇ?」ガチャ


強盗A「・・・てめぇ・・・いつのまに・・・」


青ピ「ボクの能力ならわけないでぇ。これは後で売らせて貰うで」


海原「売っては駄目ですからね」


青ピ「冗談やん・・・海原君ったらイ・ケ・ズ♪」クネクネ


海原(・・・トラウィスカルパンテクウトリの槍で青髪ピアスさんを)スッ

220: 2011/03/02(水) 00:30:56.95 ID:qQN+nzoA0

強盗B「このやろぉぉぉぉおお!!!」



ヒュン



青ピ「おっと、危ない。ボクに突っ込んできていいのは可愛い女の子だけや?」


強盗C「くそがぁぁぁああ!!」


海原「やれやれ・・・」ドスッ


強盗C「ぐがぁぁっ!?」バタリ


海原「おや一発でのびてしまいましたか・・・」

221: 2011/03/02(水) 00:32:19.92 ID:qQN+nzoA0
強盗B「っち!?」


土御門「ボディーがお留守だぜぃ?」


強盗B「っへ?」ボクシ


強盗B「がぁはぁっ!!?」バタン


強盗A「―――――っく!?」


強盗A(・・・何なんだ・・・こいつら・・・)


強盗A「・・・俺の計画が・・・銀行強盗した金で一生ニートで遊んで暮らすという2ちゃんねらー歴5年の俺の夢が・・・畜生・・・」

222: 2011/03/02(水) 00:33:01.32 ID:qQN+nzoA0

強盗A「ちくしょぉぉぉう!!こうなったら人質まとめて全員焼き払ってやるよぉぉぉ!!」


レベル3の能力者がそう言い放つと、突如炎の塊が現れ人質達に襲い掛かった。


人質「うわぁぁああぁぁ!!」


土御門「・・・・・・・・・・・・・上やん!!!」


上条「・・・・・おう!!」





その時、固まっていた人質の中からツンツン頭の少年が集団から飛び出し、強盗に向かい右手を突き出した。





パァァン




そして人質達を襲い掛かった炎の固まりは上条の右手に触れた瞬間、当たり前のように消滅した。

223: 2011/03/02(水) 00:33:31.12 ID:qQN+nzoA0

強盗A「―――――なぁ!?俺の炎がかき消されたっ!!??」




~ 今から3分前 ~



上条(裏口・・・裏口・・・)



土御門『上やん、お前は裏口から入って人質に紛れていろ』


上条『あ?何でだよ』


土御門『犯人の中に発火能力者がいるのはさっき言っただろう?』


上条『ああ』

224: 2011/03/02(水) 00:34:17.74 ID:qQN+nzoA0

土御門『あくまで俺の経験談だが何もかも手段がなくなり追い詰められた奴は何をしでかすかわからん・・・』


上条『ようは悟飯に追い詰められたセルが地球ごと破壊しようと自爆したりするみたいな状況のことだな?』


土御門『・・・例えが極端すぎるが・・・まー平たく言えばその通りだにゃー』


土御門『つまり最悪、俺達が犯人を追い詰めた場合、人質を巻き込もうとするかもしれん・・・』


土御門『そこで上やんの幻想頃しだ。銃は青髪ピアスが回収するから心配ないがもし犯人の能力者が暴走し人質に牙を向けた場合はその右手で人質を守って欲しいんだにゃー』


土御門『垣根の白い翼で守るのもありだがあれは完全にかき消すわけじゃないからな。人質が無事でも建物などに被害が及ぶ可能性もある』


土御門『もちろんあくまで俺の予測だ。外れるかもしれんが万が一にこしたことはないだろ?』

225: 2011/03/02(水) 00:35:22.58 ID:qQN+nzoA0





上条(ったくよ~、相変わらず予想がドンピシャだぜ!)



強盗A「っそんな馬鹿なっ!!?俺の炎がいとも簡単に打ち消されるなんて・・・」フラフラ


上条「てめぇ・・・自分の欲望の為に関係のない人達まで巻き添えにするなんてよ」


上条「これ以上この人達に手を出すってんなら・・・」


強盗A「」ビクッ


上条「まずはそのふざけた幻想をぶち「おらぁぁああ!!」


強盗A「っっがはぁぁァァ!!!?」ドサッ

226: 2011/03/02(水) 00:36:02.36 ID:qQN+nzoA0

学園都市第2位の右拳が、レベル3の発火能力者の頬に放たれた。


垣根「・・・てめぇには未元物質使うまでもねぇ。俺の素敵☆パンチで十分だ」


上条「・・・あっ」


上条「」シュン


土御門(上やん・・・そげぶできなかったにゃー)


青ピ(・・・ドントマイムや)ニヤニヤ


海原(・・・おいしいところ持ってかれてしまいましたね)クスクス

227: 2011/03/02(水) 00:36:50.87 ID:qQN+nzoA0





強盗A,B,C「」チーン





青ピ「っさてと、ほなボクはこの3人連れてアンチスキル本部行って身柄渡してくるでぇ」


土御門「頼んだぜい」


海原「ガソリン代勿体ないですしね」


垣根「地球にも優しい風紀委員」


上条「」

228: 2011/03/02(水) 00:37:22.67 ID:qQN+nzoA0




青ピ「ほないってくるさかい」



ヒュン




土御門「っさてと、人質保護するぜよ」


海原「はい」


上条「おう・・・」


垣根「っあ、俺銀行来たからちょっとお金下ろしてくるわ」


上土海「」


土御門(・・・・本当こいつは自由ぜよ)





垣根「っんだよ!?1回20万までしか下ろせないのかよっ!!面倒くせぇなぁ」

229: 2011/03/02(水) 00:37:59.20 ID:qQN+nzoA0


~アンチスキル 本部~



アンチスキルA「そういえば山王銀行の強盗事件どうなってる?」


アンチスキルB「第一七七支部の風紀委員が向かったそうですが・・・」



ヒュン



アンチスキルA,B「!!??」



青ピ「山王銀行の強盗犯3人お連れしましたぁ~」


アンチスキルA,B「」


青ピ「ほな、ここに置いていくんであとよろしゅ~」




ヒュン



アンチスキルA,B「・・・・・・・・・・・・え?」


強盗A,B,C「」

230: 2011/03/02(水) 00:38:28.36 ID:qQN+nzoA0


~30分後 第一七七支部~



無事、強盗犯を拘束した上条達は第一七七支部に戻っていた。



固法「皆お疲れ様!!」


土御門「楽勝だぜぃ」


海原「ありがとうございます」


垣根「弱すぎて話にならなかった」


青ピ「固法さぁぁん、もっと褒めてやぁぁぁ!!」

231: 2011/03/02(水) 00:39:08.94 ID:qQN+nzoA0

固法「青髪君はスルーするとして・・・あれだけの事件で負傷者0は立派よ」


青ピ(放置プレイ!?固法さんレベル高いわぁぁ!!)


土御門「固法さんからの指示を守っただけにゃー。それに負傷者0は上やんの幻想頃しのおかげだぜぃ!」


上条「んなことねーって。全員の力だろ」




麦野「ったく、こっちが万引き犯捕まえてる間あっちは銀行強盗事件かよ・・・」


絹旗「私もあっちに参加したかったです」


フレンダ「たかが315円のものを万引きしないで欲しい訳よ!」


浜面(・・・以前、105円のもの万引きしたなんて言えねぇぇぇ!!!)

232: 2011/03/02(水) 00:39:41.02 ID:qQN+nzoA0


垣根「はんっ!あのアイテムが万引き犯と追いかけっことはご苦労なこった」


麦野「はぁ!!?」


垣根「まっ、元々お前らにはそういう仕事の方が向いてたわけだな」ニヤニヤ


麦野「」プッチーーーーン


麦野「垣根・・・ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」


垣根「やめとけ、俺に無駄な血流させんな」


麦野「てめぇぇ!!」

233: 2011/03/02(水) 00:40:19.59 ID:qQN+nzoA0

固法「はいはい!!2人ともそこまで!」ゲンコツ


麦垣「っ痛!!?」


固法「垣根君はいちいち挑発しないの!麦野さんも反応しないでスルーしなさい!まったく・・・」


麦垣「すいません・・・」


絹旗(・・・・第2位と第4位を黙らせるとは固法さん、超凄いです)


絹旗(それにあの胸・・・)

234: 2011/03/02(水) 00:42:16.62 ID:qQN+nzoA0

絹旗(私もいつかあんな風に大きくなれるんでしょうか・・・・)


黒子「絹旗さん、どうかしましたの?」


絹旗(白井さんには・・・・勝ってますね・・・)ジー


黒子「絹旗さん?」


絹旗「っえ!?なっ、何でもないです!!」アセアセ


黒子「おかしな絹旗さんですの」


滝壺(・・・きぬはた・・・可愛い・・・)

235: 2011/03/02(水) 00:43:12.14 ID:qQN+nzoA0

固法「さてとじゃあー、今日はこれで解散しましょうか」


一同「はーい」


固法「それとグループ、スクール、アイテムの皆は明日お休みでいいわよ」


一同「え?」


固法「本当は今週は月~金の出勤だったんだけど慣れない仕事で疲れてるだろうし明日はアンチスキルが多めにパトロールしてくれるから」


固法「だから明日は学校終わったらゆっくり休んでね」ニコッ


一同「ありがとうございまーす!」


アイテム、海原、垣根(学校行ってねぇ・・・・・)

236: 2011/03/02(水) 00:48:46.65 ID:qQN+nzoA0

固法「それと前に言ってた歓迎会なんだけど今週土曜に『エリーゼのゆううつ(通称:エッちゃん)』で開催することになりました」


一同「おー!」パチパチ


固法「当初は金曜の予定だったんだけどやっぱ平日ということもあり予定合わない人も多かったからね」


固法「集合は18時半だから皆遅れないようにね」


一同「はーい」


固法「じゃあー皆さんお疲れ様でした」


一同「お疲れ様でーす」

237: 2011/03/02(水) 00:50:00.35 ID:qQN+nzoA0

固法「あっ、そうそう土御門君」


土御門「にゃー?」


固法「今日の強盗事件の報告書、明日までに提出よろしくね」


土御門「何故俺が!!?」


固法「だって貴方グループのリーダーでしょ?」


土御門「・・・わかったぜよ(明日の休みが・・・)」


固法「あっ、そうそう、白井さんと一緒で報告書を期限まで提出できなかったら歓迎会参加は禁止だからね」ニコッ


土御門「不幸だぁぁぁあああ!!!!」


黒子(仲間がいてよかったですの・・・)



こうして新生グループ+垣根帝督の風紀委員としての初めての大事件は無事解決したのだった。

244: 2011/03/03(木) 22:35:07.18 ID:WjO58M+O0

とある一日SS



滝壺理后と海原光貴のとある一日


~金曜 第一七七支部~


海原(・・・さて休みと言われましたがやることもないので来てしまいました)


海原(まだ14時ですし誰もいないでしょうね)



ガチャン



海原「おや?」

245: 2011/03/03(木) 22:35:37.38 ID:WjO58M+O0

滝壺「あ、うなばらだ」


海原「滝壺さん、休みなのにどうしたんですか?」


滝壺「そういううなばらこそ」


海原「ははは、急に休み頂いたのはいいものも自分やることがありませんで」


滝壺「そうなんだ」


海原「滝壺さんは?」


滝壺「わたしは、残ってた書類の整理」

246: 2011/03/03(木) 22:36:22.06 ID:WjO58M+O0

海原「おやおや、偉いですね。感心しました」


滝壺「えへへ」


海原「自分も手伝いますよ」


滝壺「いいの?」


海原「はい。1人でやるより2人でやる方が早く終わりますしね。それに現場に出るだけが風紀委員の仕事じゃありませんから」


滝壺「ありがとう。じゃあーそっちの書類お願い」


海原「かしこまりました」

247: 2011/03/03(木) 22:37:02.59 ID:WjO58M+O0




~1時間半後~



滝壺「終わった」


海原「こっちも今完了しました」


滝壺「思ったより随分早く終わった。うなばら、ありがとう」


海原「いえいえ、仲間なんですから当然のことをしたまでですよ」ニッコリ


248: 2011/03/03(木) 22:37:43.75 ID:WjO58M+O0
滝壺(・・・・・・・仲間)


海原「さて飲み物でも入れますか。お茶とコーヒーどちらがいいですか?」


滝壺「コーヒー」


海原「かしこまりました」





海原「はい、どうぞ」


滝壺「ありがとう」ズズ

249: 2011/03/03(木) 22:38:18.29 ID:WjO58M+O0

滝壺「・・・あったかい」


海原「入れたてですからね」


滝壺「・・・違うよ、コーヒーのことじゃない」


海原「え?」


滝壺「さっきうなばらは、わたしのこと仲間って言ってくれたよね?」


海原「はい」


250: 2011/03/03(木) 22:38:49.32 ID:WjO58M+O0

滝壺「それを聞いて凄い嬉しかった」


滝壺「わたしは置き去りで家族もいなくて、仲間と呼べるものもアイテムの皆しかいなかった」


滝壺「暗部にいたのもアイテムが暗部のチームでそこしか居場所がなかったから暗部にいただけ」


海原「」


滝壺「だから今は新しい仲間や居場所が出来て凄い嬉しい」


海原「・・・滝壺さん」

251: 2011/03/03(木) 22:39:36.95 ID:WjO58M+O0

滝壺「これからもわたしの仲間でいてくれる?」


海原「当たり前じゃないですか。自分だけじゃなくグループ、垣根さん、固法さん、白井さん、初春さんもずっと仲間でいますよ」ニコッ


滝壺「・・・・・ありがとう」グスッ


海原(・・・泣いてるっ!!?・・・こ、こ、これはどう対処すればいいのでしょうか・・・)オロオロ


海原(・・・・・よし!)


海原「」ナデナデ


滝壺「!?」


海原「すいません、自分こういう時どう接すればいいかわかりませんので・・・」苦笑


252: 2011/03/03(木) 22:40:44.91 ID:WjO58M+O0

滝壺「ううん、ありがとう」


海原「・・・しかし、この光景を浜面さんに見られてたら誤解されてしまいますかね?」


滝壺「大丈夫。はまづらはそんな器が小さい男じゃないよ」


海原「おやおや、泣いたと思ったら次はのろけ話ですか」ニッコリ


滝壺「」ムー


海原「冗談ですよ」クスッ




ガチャ



海原「おや、誰か来ましたよ」



滝壺理后。過去、学園都市第8位に最も近づいた大能力者は自身が望んでいた未来を手に入れつつあった。

253: 2011/03/03(木) 22:41:51.03 ID:WjO58M+O0

短いですが今回はここまで。


また後で投下します。


次は絹旗とフレンダのとある1日です。

256: 2011/03/03(木) 23:55:44.19 ID:WjO58M+O0


フレンダと絹旗最愛のとある一日



~フレンダ宅~


フレンダ「結局かなり暇ってわけよ」


絹旗「ですね。フレンダの家って遊ぶものなにもないですしね」


フレンダ「遊びにきといてその言い草はないってわけよ」


絹旗「映画でも見ますか?」


フレンダ「ごめん、私C級やB級映画興味ないから・・・」

257: 2011/03/03(木) 23:56:16.13 ID:WjO58M+O0

絹旗「・・・人生の半分は損してますね」


フレンダ「そしたら世界の大変の人間が人生半分損してることになるわよ」


絹旗「そういえば上条さんとこの前食事行ったんですよね?どうでした?」


フレンダ「ふにゃ!?っ何急にそんな質問してくるのよっ!?」


絹旗「それは仲間としてフレンダの恋愛を応援しようと」ニヤニヤ


フレンダ「とても人の恋愛を応援する目には見えないんだけど・・・」

258: 2011/03/03(木) 23:56:59.20 ID:WjO58M+O0

絹旗「とりあえずご飯行っただけなんですか?」


フレンダ「そうよ。後は家まで送ってもらったわ」


絹旗「上げさせたんですか?」


フレンダ「・・・迷ったけどそのままさよならしたわよ」


絹旗「意外ですね。フレンダならそのまま上条さんを家に上げて最後までいくのかと思いましたよ」


フレンダ「どんだけ私、肉食に思われてるのよ・・・」


259: 2011/03/03(木) 23:57:34.16 ID:WjO58M+O0

フレンダ「まだ1回目の食事だったし、ちゃんとしたデートもしてないしいきなり家に上げさせるのもね・・・」


絹旗「なるほど。徐々に追い詰めて上条さんを自分のものにしていく作戦ですね」


フレンダ「その言い方、いやらしいからやめて欲しいんだけど・・・」


フレンダ「ってか絹旗は好きな人とかいないわけ?」


絹旗「私ですか?私はいませんよ。今のところ恋愛に興味もありません」


260: 2011/03/03(木) 23:58:08.72 ID:WjO58M+O0

フレンダ「やっぱり絹旗はお子様ね」ニヤ


絹旗「お子様は超関係ないです!」ムー


フレンダ「せっかく暗部抜け出せたんだし好きなことしないと損するよ?」


絹旗「好きなことなら毎日してますよ。映画見たり映画見たり映画みたり」


フレンダ「結局映画しか見てないってわけよ・・・」



そんなこんなでフレンダと絹旗の1日は続くのであった。

261: 2011/03/03(木) 23:59:33.73 ID:WjO58M+O0

超短いですが本日はここまでですの。


明日はていとくんのとある1日投下します。


ていとくにんフラグがたちます。お相手は・・・

263: 2011/03/04(金) 00:00:18.38 ID:kBo0U0L90

あ、次回は3/4(金)に投下します。

書き忘れました・・・

267: 2011/03/04(金) 19:54:47.87 ID:kBo0U0L90

垣根帝督のとある一日



~金曜 15時~



垣根(・・・あん?もう15時かよ)ムクッ


垣根(そろそろ起きるか)


垣根「今日は風紀委員もねえから暇だな」


垣根「とりあえず着替えるか」

268: 2011/03/04(金) 19:56:35.91 ID:kBo0U0L90

~10分後~



垣根「さて・・・やることないし白井からかいに第一七七支部でも行くか~」



~第7学区 30分後~



垣根は第7学区を一人歩いていた。



垣根(はぁ~、せっかく行ったのに海原と滝壺がいい感じで入りづらくて引き返しちまったよ・・・)


垣根(・・・しかし面白いもん見ちまったな。あいつら三角関係なのか?)ニヤニヤ


垣根(そろそろ上条達も下校する時間だろうから見つけて遊びにでも誘うか)

269: 2011/03/04(金) 19:57:57.61 ID:kBo0U0L90



不良A「ねぇ?俺達と一緒に遊び行こうよぉぉ?」


不良B「そうそう、楽しいぜぇ?いつ帰れるかわからないけどぉ。ひゃはははっ」


「興味ないんでどいてくれないかしら?」


「」




垣根「あん?」

270: 2011/03/04(金) 19:58:59.32 ID:kBo0U0L90





不良B「いいじゃんいいじゃん」グイッ


「ちょっ!?離してよっ!」


不良A「ってか君いい体してるよねぇぇ?」ムニュ


「―――――っ!!?」


「何すんのよっ!!」ドガッ


不良A「ぐがぁぁぁっ!!?」


不良B「このアマぁぁぁあ!調子に乗るんじゃねぇぇぞ!」ゲシッ

271: 2011/03/04(金) 19:59:40.25 ID:kBo0U0L90

「っ痛!?」


(!?・・・こうなったら魔法のステッキで。)


不良A「この女ぁぁ、可愛いからって下手にでてりゃ調子乗りやがってよぉぉ」




垣根「そこまでだ」グイッ


「――――っ!?」



不良A「あんだぁぁ!?てめぇぇは?離しやがれ」


272: 2011/03/04(金) 20:00:13.53 ID:kBo0U0L90

垣根「はっ?この状況で素直にはい、わかりましたって離す馬鹿がいると思ってんのか?」



そう言い放つと、不良の右腕は垣根の右手にどんどん強く握られていく。



不良A「ぐがぁぁぁ!!?腕がぁぁああ!!」ミシミシ


垣根「離して欲しければ今すぐこの場から立ち去れ!わかったかぁ?」


不良A「―――ッ!?・・・わかった・・・わかったから・・・」


垣根「っけ!」

273: 2011/03/04(金) 20:01:44.72 ID:kBo0U0L90

不良A「あんだぁぁ!?てめぇぇは?離しやがれ」


垣根「はっ?この状況で素直にはい、わかりましたって離す馬鹿がいると思ってんのか?」



そう言い放つと、不良の右腕は垣根の右手にどんどん強く握りしめられていく。



不良A「ぐがぁぁぁ!!?腕がぁぁああ!!」ミシミシ


垣根「離して欲しければ今すぐこの場から立ち去れ!わかったかぁ?」


不良A「―――ッ!?・・・わかった・・・わかったから・・・」


垣根「っけ!」

274: 2011/03/04(金) 20:02:21.86 ID:kBo0U0L90

不良の右腕がようやく解放される。彼の右腕にはくっきり握りしめられた跡が残っていた。



不良A「・・・畜生・・・覚えてやがれぇぇえええ!!」ダダダッ


不良B「おい!!?ちょっと待てよ!!」ダダダッ


垣根「おいおい、いまだにあんな台詞言う三下がいるのかよ」


(魔法のステッキの出番はなし。)


垣根「おい、大丈夫か?」

275: 2011/03/04(金) 20:03:06.93 ID:kBo0U0L90

吹寄「えぇ・・・ありがとう・・・助かったわ」


姫神「ありがとう。」


垣根(・・・人助けしたのはいいがありがとうっと素直に言われるのはまだ慣れねぇな)


垣根「ところでよぉ、その制服武里高校か?」


吹寄「・・・そうだけど?」


垣根「上条って奴探してるんだけど知らねぇか?」

276: 2011/03/04(金) 20:03:50.27 ID:kBo0U0L90

姫神「上条って。上条当麻君のこと?」


垣根「そうだ。知ってるのか?」


姫神「知ってるも何も。彼はクラスメイト。」


垣根「ってことは土御門と青髪ピアスも同じクラスか!?」


吹寄「そうだけど・・・貴方、上条当麻達に用があるの?」


垣根「まぁな。暇だから遊びに誘いにきたんだが・・・」

277: 2011/03/04(金) 20:04:35.29 ID:kBo0U0L90

吹寄「・・・残念ながら土御門はすぐ帰ったし、上条当麻と青髪ピアスは補習中よ」


垣根「っげ!?マジかよ・・・」


姫神「彼らは。補習の常連だから。」


垣根「っち、ここまで来た意味ねぇなぁ・・・」


吹寄「それは残念だったわね・・・ッ痛!?」


垣姫「!!?」

278: 2011/03/04(金) 20:05:36.60 ID:kBo0U0L90

姫神「吹寄さん足見せて。」


姫神「――――――蹴られた箇所が腫れてる。」


垣根「一度病院で見てもらったほうがいいな」


姫神「うん。私ついてくから。一緒に病院行こう。」


吹寄「でも今日はスーパーでタイムセールが・・・」


垣根「おいおい!!?タイムセールなんかより自分の体大事にしやがれってんだ」


306: 2011/03/04(金) 20:35:02.36 ID:kBo0U0L90

姫神「彼の言う通りだと思う。」


吹寄「・・・・そうね。貴方達の言う通りだわ」


姫神「肩貸して。その右足だと歩くの大変でしょう。」


垣根「」


垣根「・・・しょうがねぇ。俺が病院に連れてってやる」


吹寄「え!?」

279: 2011/03/04(金) 20:11:27.53 ID:kBo0U0L90

垣根はそう言うと、吹寄の体を抱きかかえた。


吹寄「っなっなっなっな!!????」


吹寄「はっ、離しなさいっ!!!!」バタバタ


姫神(お姫様抱っこ。大胆。)


垣根「しょうがねぇだろうがぁ。こうしてないと落ちるかもしんねぇしよぉ」


吹寄「落ちる?」

280: 2011/03/04(金) 20:12:04.86 ID:kBo0U0L90



その時、突如として大きな白い翼が彼女達の前に現れた。



吹姫「!!??」


垣根「んじゃー、俺はこいつ病院に連れてくからよ」バサァ


姫神「・・・・・・・・貴方。天使?」


垣根「・・・どっちかと言うと堕天使だ」


垣根「行くぞ。しっかり捕まってろ」

281: 2011/03/04(金) 20:12:33.81 ID:kBo0U0L90

吹寄「え?」



ドーーーン



吹寄「ひゃっ!?」


吹寄「そ、そ、そ、空飛んでる!?」


垣根「見りゃーわかんだろうがぁ。落ちねぇようにしっかり捕まってろ」




そう言い放つと垣根は更に上昇する。




吹寄「・・・その翼は何?」


垣根「あん?これは俺の能力の未元物質だ」

282: 2011/03/04(金) 20:13:08.69 ID:kBo0U0L90

吹寄「未元物質?」


垣根「おう。俺の能力はこの世に存在しない物質を生み出す」


吹寄「じゃあーこの白い翼も未元物質ってもので出来てるってこと?」


垣根「その通りだ」


吹寄「未元物質なんて聞いたことない能力ね・・・」


垣根「そりゃーそうだろうが。俺しか使えないんだからよ」

283: 2011/03/04(金) 20:13:43.87 ID:kBo0U0L90

吹寄「っえ!?ってことは貴方、高能力者?」


垣根「学園都市第2位の垣根帝督だ」


吹寄「第2位!!!??」


垣根「驚いたかぁ?」


吹寄「まー、そりゃあーねぇ・・・」

284: 2011/03/04(金) 20:14:40.99 ID:kBo0U0L90

垣根「まー能力の話はどうでもいい。病院行くならあそこの病院が一番だろ」


吹寄「あそこの病院って?」


垣根「カエル顔の医者がいるところだ」


吹寄「・・・・あー、あそこね」


垣根「あんだ、知ってるのかよ?」


吹寄「以前、大覇星祭で倒れてしまってね。その時にお世話になったのよ」

285: 2011/03/04(金) 20:15:25.20 ID:kBo0U0L90

垣根「はん。お前栄養がその胸ばっかりいってるから体弱いんじゃねーの?」


吹寄「――――っな!!?////」


吹寄「うるさいわね!!セクハラよ!!セ・ク・ハ・ラ!!」バタバタ


垣根「っお、おい!!暴れんじゃねーよぉ!!危ねぇだろうがぁ!?」


吹寄「貴方が変なこと言うからでしょう!!」プイッ


垣根「俺は事実を言ったまでだろうが」

286: 2011/03/04(金) 20:15:55.72 ID:kBo0U0L90

吹寄「言っておくけど私は体は丈夫な方よ!学校だって1日も休んだことないんだから!」


垣根「はいはい。それは凄いですね・・・」


吹寄「ちゃんと私の話を聞きなさい!!!」ツネッ


垣根「っいたたたた!!?耳つねるなっ!!」


吹寄「じゃあー私の話をちゃんと聞いてくれるわね!?」


垣根「聞くっ!!聞くから離しやがれ!」

287: 2011/03/04(金) 20:18:04.49 ID:kBo0U0L90

吹寄「ならいいわよ」


垣根「超いてぇぇぇ・・・」


垣根「ったくよぉ・・・学園都市第2位の俺にこんなことするのお前くらいだぞ・・・」


吹寄「っふん!!第2位とか関係ないわよっ!!」


垣根(・・・この女、気強すぎだろ・・・)

288: 2011/03/04(金) 20:18:31.06 ID:kBo0U0L90


~5分後~



垣根「病院見えてきたな」


吹寄「まさかこんなに早くつくなんて」


垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇ」キリッ


吹寄「何、その台詞。ださいわよ」クスクス


垣根「うるせぇ!!」


吹寄「ってかどこ行くのよ?入り口はあっちよ」


垣根「はぁ?いちいち入り口から入るの面倒くせぇだろうがぁ・・・」


吹寄「貴方、まさか・・・」

289: 2011/03/04(金) 20:19:09.80 ID:kBo0U0L90


~ 診察室 ~



冥土「ふぅ~。今日は急患もあの少年も運ばれてこないし平和だね」


冥土「さて、あの妹達の調整の下準備でもするかな」



トントン



冥土「ん?」



トントン



垣根「おーい、開けてくれー」


吹寄「」


冥土「」

290: 2011/03/04(金) 20:19:49.61 ID:kBo0U0L90


~ 5分後 ~




冥土「しかし長い間医者をやってるけどね、3階の窓から入ってくる患者さんなんか初めてだよ」


吹寄「・・・すいません」


垣根「いい経験したじゃねーかぁ」


垣根「ところで先生よ~、足の方はどうなんだ?」


冥土「うん、骨に異常はないね。腫れも少し経てば引くだろう。ただ2日間は安静にしてて欲しいね」

291: 2011/03/04(金) 20:20:24.31 ID:kBo0U0L90

吹寄「ありがとうございました」ペコリ


冥土「何か異変を感じたらすぐ来るんだよ」


吹寄「はい」


垣根「んじゃー帰るか。家まで送ってやる」


吹寄「帰りは一人で帰るからいいわよ」


垣根「うるせぇ。俺が送るって決めたんだから送るんだよ!!」

292: 2011/03/04(金) 20:21:18.81 ID:kBo0U0L90

吹寄「全く・・・何なのよ・・・それ」


冥土「随分頼りになる彼氏だね」


吹寄「(っか、か、か、彼氏!!?)誰がこんなのとぉぉぉ!!!」


垣根「おいおい、そんな全力で否定しなくてもいいじゃねーか」


垣根「ほらいくぞ」


吹寄「うぅぅぅ・・・///」

293: 2011/03/04(金) 20:21:49.66 ID:kBo0U0L90

そう言うと、垣根は吹寄を抱きかかえ自分が入ってきた窓へ向かう。


吹寄(やっぱりこんな姿・・・人に見られるの恥ずかしいわよっ!!)


垣根「あん?お前顔赤いぞ。風邪でも引いたかぁ?」


吹寄「いいからさっさと行きなさいっ!!」


垣根「急に怒んなよ・・・」


垣根「じゃあー先生ありがとな」


吹寄「ありがとうございました」ペコッ


冥土「気をつけて帰るんだよ」

294: 2011/03/04(金) 20:22:31.81 ID:kBo0U0L90



垣根「おい、しっかり捕まってろよ」


吹寄「わかってるわよ!」ギュッ


垣根「おい、力入れすぎだろ」


吹寄「うるさい!さっさと飛びなさいっ!」




295: 2011/03/04(金) 20:22:59.39 ID:kBo0U0L90


ばさっ、と垣根の背中から白い翼が現れた。
そして白い大きな翼をなびかせ垣根と吹寄は学園都市の空へと消えていった。





冥土「」


冥土「あっ!診察料・・・・・・」


冥土「まー、またあの少年が入院してきたら治療費上乗せしとけばいいよね」

296: 2011/03/04(金) 20:23:28.69 ID:kBo0U0L90


~ 吹寄宅前 ~



垣根「ほら、着いたぜ」


吹寄「ありがとう」


垣根「明日から土日と2連休だろ?しっかり安静にしておけよな」


吹寄「言われなくても安静にするわよ!」


垣根「へいへい。じゃあー俺は行くから」

297: 2011/03/04(金) 20:24:17.32 ID:kBo0U0L90

吹寄「ちょっと待ちなさい!」


垣根「あん?」


吹寄「借りを作りっぱなしなのは私のプライドが許さないわ」


垣根「別に借りなんか返さなくていいんだけど・・・」


吹寄「私のプライドが許さないって言ってるでしょ!!だから貴方の携帯番号教えなさい!」


垣根「なんで携番を?」


吹寄「借りを返すのに連絡が取れないと返しようがないでしょう」


吹寄「全く第2位なのにそのくらいわからないの?」

298: 2011/03/04(金) 20:24:53.49 ID:kBo0U0L90

垣根「うぐっ!?」


吹寄「ほら、携帯貸しなさい」


垣根「はいはい」





垣根「じゃあー俺は帰るからな」


吹寄「うん。ありがとう。今度連絡するから」


垣根「期待しないで待っててやるよ」


吹寄「本当口悪いんだから・・・」


垣根「安心しろ、自覚はある。じゃあーな」バサァ


299: 2011/03/04(金) 20:25:51.81 ID:kBo0U0L90


~ 吹寄宅 お風呂場 ~



吹寄(はぁ~・・・今日は大変な目にあったわ)


吹寄(変な奴に胸触れるし、怪我するし、初対面の人にお姫様抱っこされるし・・・)


吹寄(あんな姿・・・クラスメイトに見られたら恥ずかしくて学校いけないわっ!)


吹寄(・・・姫神さんには見られちゃったけどね)


吹寄「・・・・でも・・・・悪くはなかったかな」


吹寄「」ブクブク


吹寄(って何考えてんのよっ!!!あたしは!!!)

300: 2011/03/04(金) 20:26:20.52 ID:kBo0U0L90


~ 垣根宅 ~




垣根(今日は面白い女に会ったな・・・)


垣根(学園都市第2位相手に分け隔てなく接してきやがる・・・)


垣根(・・・吹寄制理か)フッ


垣根(・・・そういえば仕事仲間以外で始めてだな)


垣根(・・・携帯番号交換するの)




学園都市230万人の頂点に立つ超能力者、序列第2位『未元物質』
彼と吹寄制理が繰り広げるドタバタ劇はもう少し先の話。

302: 2011/03/04(金) 20:27:53.45 ID:kBo0U0L90

おー、丁度きりよく>>300で終わりました!


次は3/6(日)に投下予定です。


今度は麦のんのとある一日をお送りしますの。

303: 2011/03/04(金) 20:29:11.60 ID:DLchAO540
乙よん垣っふさん

308: 2011/03/04(金) 20:38:52.73 ID:mZDbGrbM0

引用: 土御門「新グループ結成だにゃー」