1: 2011/04/01(金) 22:39:22.76 ID:YNHol9/W0

◇あらすじ

第三次世界大戦後、アレイスターから風紀委員の活動に協力するよう命令を受けた『グループ』
『グループ』は一方通行、結標淡希が抜け土御門元春、海原光貴の2人しかいなかったが
理事会の指示により上条当麻、青髪ピアスが『新生グループ』に加入。
『アイテム』、『スクール』の暗部の組織も風紀委員の活動に協力することに。
彼らと凶悪犯罪者との戦いを描くアクションストーリーではなく……平和な日常を描いた物語。

土御門「新グループ結成だにゃー」【前編】
土御門「新グループ結成だにゃー」【中編】
土御門「新グループ結成だにゃー」【後編】
土御門「新グループ結成だにゃー」R2【前編】
◇原作との相違点

・上条が早めに学園都市に帰ってきている。
・アレイスターが平和主義者になっている。
・ドラゴンボールでこのSSに必要な人が復活。
・麦野もドラゴンボールの力で綺麗なお体に。
・SSに都合がいいようになってます。


◇主要登場人物は>>2-3でご紹介します。
『三沢塾(かがくすうはい)』
2: 2011/04/01(金) 22:40:37.35 ID:YNHol9/W0

上条当麻………新生グループのメンバー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
        フレンダ、姫神、美琴に好かれているが本人は全く気づかず。
        インデックスが英国に帰国中、理事会からの報酬により貧乏とはおさらばをしている。


垣根帝督………スクールのリーダー。ただしメンバーは垣根一人のみ。
        アレイスターからの指示により風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
        縁あって吹寄制理と交際中である。よく上条の家に出入りしている。


フレンダ………アイテムのメンバー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
        上条に惚れており、彼と同じ高校に転入したが上条には中々気持ちを気づいて貰えていない。


海原光貴………新生グループのメンバー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
        本名はエツァリ。アステカの魔術師。滝壺とは良き友人である。
        現在は風紀委員の活動、ショチトルのお見舞い、御坂美琴の監視と大忙しである。


滝壺理后………アイテムのメンバー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
        風紀委員では主に初春と共にデスクワークをこなしている。
        浜面の恋人。海原とは良き友人である。


土御門元春……新生グループのリーダー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
        上条の親友で科学側と魔術側の奥深くまで知る数少ない人物である。

3: 2011/04/01(金) 22:41:52.49 ID:YNHol9/W0

固法美偉………第一七七支部所属の風紀委員で頼れるリーダー。
         垣根と麦野が唯一頭が上がらない人物である。時々黒い部分が出ることも。


絹旗最愛………アイテムのメンバー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
         第一七七支部に所属したことがきっかけで白井黒子と仲良くなる。


浜面仕上………アイテムのメンバー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
         滝壺の恋人。第一七七支部でもアイテムと同じいじられキャラである。


麦野沈利………アイテムのリーダー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
         初春、佐天に出会い妹属性に目覚め彼女らとよく遊ぶ仲である。


白井黒子………第一七七支部所属の風紀委員。御坂美琴LOVE。絹旗と仲良し。


初春飾利………第一七七支部所属の風紀委員。情報処理能力は土御門も認めるほど。
         風紀委員に参加してきた麦野と仲良くなる。

5: 2011/04/01(金) 22:53:31.25 ID:YNHol9/W0

青髪ピアス張り忘れてしまいました……

青髪ピアス……新生グループのメンバー。風紀委員の活動に協力中。第一七七支部に所属。
         上条の親友で同級生。正体は学園都市第6位の超能力者。
          能力は『瞬間移動』で普段はピアスで能力を抑え無能力者として過ごしている。

17: 2011/04/03(日) 21:45:46.97 ID:N0D58ZK80

~ 温泉 男湯 ~



ザバーン



浜面「くぅぅぅぅ!極楽極楽」


青ピ「浜面、おじいさんみたいやな」


海原「まー、確かに言いたくなるのはわかりますね」


浜面「だろう!温泉なんて久しぶりだからよー!」


上条(これが温泉か……こりゃー最高だわ)


一方通行「」ジー


上条「ん?何だよ、一方通行」


一方通行「てめェのウニ頭も濡れれば立たなくなるんだな……」

18: 2011/04/03(日) 21:46:16.87 ID:N0D58ZK80

上条「当たり前だろ!あれはワックスでセットしてんだよ!」


土御門「それは初耳ぜよ……俺はてっきりくせっ毛かと思ってたにゃー」


浜面「俺も」


青ピ「ボクもや」


海原「自分もです」


上条「おい!」







一方通行「そういえばていとくンよォ……」


垣根「ていとくんって呼ぶな!」

19: 2011/04/03(日) 21:46:57.86 ID:N0D58ZK80

一方通行「クソメルヘンよりましだろうが。それより以前、俺に言ってた女とはどうなったンだ?」


青土「」ピクッ


垣根「おい、こんなところでそんなこと言うんじゃねーよ!」アセアセ


一方通行「あン?」


青ピ「垣根……」


土御門「今のは一体どういうことぜよ?」


上条(あちゃー……)


垣根「えっと、えっとだな……」


青ピ「さー!」


土御門「早く言えぜよ!」


垣根「てめぇら!顔ちけーんだよぉぉぉ!!」

20: 2011/04/03(日) 21:47:52.77 ID:N0D58ZK80

――――さかのぼること10分前 温泉 女湯 



ガラガラ



絹旗「これが箱根温泉ですね!」


打ち止め「温泉、温泉、温泉ってミサカはミサカは興奮してみたり!」


番外個体「あんまりはしゃいでると転ぶよー」


フレンダ(これが温泉か……熱そう……)


絹旗「フレンダどうしたんですか?」


フレンダ「え?いや、何でもないわけよ!」


絹旗「まさか混浴で上条さんと二人で入りたかったとか超思ってません?」

21: 2011/04/03(日) 21:48:19.50 ID:N0D58ZK80

フレンダ「っ!?」


フレンダ「そ、そんなこと思うわけないじゃない///」


絹旗「そのわりには顔が超真っ赤ですけどね」ニヤリ


打ち止め「へ~、あなたヒーローさんのことが好きなんだってミサカはミサカは他人の恋愛事に興味を持ってみたり!」


フレンダ「うぅぅ……」



ガラガラ



滝壺「お待たせ」


黒子「お待たせ致しましたわ」


一同「!?」

22: 2011/04/03(日) 21:49:07.50 ID:N0D58ZK80

絹旗(お……)ジー


フレンダ(大きい……)ジー


滝壺「?」


絹旗(いつもはジャージなのでわかりませんでしたけど……)


フレンダ(細いのに出てるところは出てるわけね……)


打ち止め「結構大きい胸だね!ってミサカはミサカは同居人の胸と比べて評価してみたり!」


滝壺「ありがとう」



黒子「……」


黒子(大きいお姉さまと小さいお姉さまの……)ハァハァハァ

23: 2011/04/03(日) 21:49:40.07 ID:N0D58ZK80

黒子(これは目の保養になりますの)ジュルジュルー


番外個体(この子、あの先生に診せたほうがいいみたいだね……)



ガラガラ



一同「!?」


固法「あら、もう皆来てたのね」


フレンダ(これは……)ジー


絹旗(超大きいです……)ジー


滝壺(このり、胸大きい……)


黒子(以前よりも大きくなってるような……)


24: 2011/04/03(日) 21:50:11.71 ID:N0D58ZK80

打ち止め「うわー!貴女のおっぱ○、黄泉川には及ばないけどかなり大きいってミサカはミサカは驚愕してみたり!」


固法「え?」


番外個体「確かにいい体してるね~」


絹旗「羨ましいです」ボソッ


フレンダ(私の胸……)ガックシ


番外個体「これは彼氏さんにでも揉んでもらってるのかな~?キャハ☆」


一同「!?」


固法「そ、そんなわけでないでしょ!そもそも彼氏なんていないし///」


固法「全く変なこと言わないで頂戴!!」

25: 2011/04/03(日) 21:50:46.22 ID:N0D58ZK80

番外個体「ごめん、ごめんって」ニヤニヤ


絹旗「固法さん……」


固法「な、何かしら?絹旗さん」


絹旗「……どうすれば胸が大きくなるんですか?」


固法「」


固法「……え?」







黒子「大きいお姉さま、お背中お流し致しますわ」


番外個体「え?自分で洗えるから別にいいよ」

26: 2011/04/03(日) 21:51:15.09 ID:N0D58ZK80

黒子「ま~ま~、そう言わずに」


番外個体(何か嫌な予感がするけど諦めそうにないし……)


番外個体「じゃあーお願いしようかな……」


黒子「イエス・ユア・ハイネス!!」







黒子「どうですか?大きいお姉さま」ゴシゴシ


番外個体「うん、結構いいかな~」


黒子(なんて可愛らしいお背中ですの)ハァハァ


黒子(抱きしめたくなってしまいますわ)ハァハァ

27: 2011/04/03(日) 21:52:00.03 ID:N0D58ZK80

番外個体(……息遣い荒いなぁ)


黒子(……も、もう……我慢できませんわ)ジュルー


黒子「」モニュ


番外個体「にゃっ!?」ビクッ


黒子「さぁぁ!大きいお姉さま!私、白井黒子が前の方も洗ってさしあげますわぁぁぁぁ」モミモミ


番外個体「ちょっ、やめて……」ビクン


黒子「ぐふふふふふふ」モミュモミュ


番外個体「あっ……」ビクン


黒子「うひひひひひ」ハァハァ

28: 2011/04/03(日) 21:52:46.85 ID:N0D58ZK80

番外個体「や……やめろっつーのぉぉぉぉぉ!!!」バチバチ


黒子「あぁぁぁぁぁぁぁん!!」


黒子「」バタン


番外個体「はぁはぁ……」


絹旗「白井さん……」


固法「まっ、自業自得ね」


打ち止め「ねぇねぇ、何が起きてるの?ってミサカはミサカは目隠しの解除を要求してみたり」


フレンダ「まだ駄目なわけよ……」


滝壺「大丈夫。私は変わった性癖を持つしらいを応援する」


黒子(この電撃……クセになりそうですの……)チーン

29: 2011/04/03(日) 21:53:32.01 ID:N0D58ZK80

~ 場所代わり 男湯 ~



青ピ「へ~、まさか垣根と吹寄が付き合ってるなんてびっくりや」


土御門「俺も同感だぜい」


垣根「うるせぇなー」


海原「まー、めでたいことではないですか」


浜面「そうだな、よかったな!垣根」


垣根「お、おう……」


一方通行「おィおィ、ていとくンが照れてやがるぜ」ニヤリ

30: 2011/04/03(日) 21:54:00.07 ID:N0D58ZK80

垣根「!?」


垣根「て……照れてねーよ!」


上条「いいよなー……」


一同「?」


上条「俺も出会いが欲しい……」ボソッ


土青海「」ピクッ


土青海「ふん!」ドカァ


上条「ぐほぉぉぉぉぉ!?」ドサッ


上条「な……何をするのでせう……」

31: 2011/04/03(日) 21:54:30.20 ID:N0D58ZK80

土御門「いや~、上やんがおかしなこと言ってたからにゃー」


青ピ「これ以上、出会いを求めてるなんて欲張りやで」


海原「同感ですね」


上条「う……海原まで……」


浜面「……上条はどんな女の子がタイプなんだ?」


上条「え?」


上条「んーと、管理人のお姉さんかな」


浜面「はっ!?」


一方通行「職業限定かよ……」

32: 2011/04/03(日) 21:55:10.36 ID:N0D58ZK80

垣根「めぞん一刻でも見たのか?」


上条「え?何それ?」


垣根「しらねーのかよ」


浜面「いや、俺達の年なら普通知らないだろ……」


青ピ「ボクは知ってるで~」


垣根「おっ、仲間発見♪」


>アノプロポーズサイコウヤネ
>アレハヤバイヨナ


上条「そ、そういえば一方通行はどんな女の子がタイプなんだ?」


一方通行「あン?」

33: 2011/04/03(日) 21:55:45.34 ID:N0D58ZK80

土御門「そりゃー上やん、答えは決まってるぜよ」


海原「ですね」


上条「え?」


土海「打ち止め一筋!!」


上条「何!?」


一方通行「てめェら……何勝手なこと言ってやがる……」


海原「あれ?違うんですか?」


土御門「打ち止めは将来のお嫁さんじゃないのかにゃー?」


一方通行「ちげェよ」


一方通行「あいつはそんなんじゃねェ」

34: 2011/04/03(日) 21:56:46.76 ID:N0D58ZK80

上条「……じゃあー何なんだ?」


一方通行「え?」


上条「打ち止めはお前にとっての何なんだ?」


一方通行「……えっと……なんだァ……」


一方通行「……か、か、家族って言うかだなァ……」


一方通行「お……俺が一生守るべき存在だ……」カァー


上条「一方通行……」


土御門「」プッ

35: 2011/04/03(日) 21:57:36.63 ID:N0D58ZK80

青ピ「第1位の顔が真っ赤や~」ニヤニヤ


垣根「照れてるアクセ口リータ君、可愛い~」ニヤニヤ


海原「これはこれは」ニヤリ


土御門「お、俺が一生守るべき存在だ」キリッ


青垣海「」プププ


土御門「いや~、いいもの見せてもらったぜよ」ニヤニヤ


一方通行「」ワナワナ


上条「おいおい、あんまからかうなよ……」


浜面「上条の言う通りだぜ……」


36: 2011/04/03(日) 21:58:19.58 ID:N0D58ZK80

一方通行「」カチッ


一同「?」


一方通行「いいぜェ……てめェら……」


一方通行「俺をこけにしたこと後悔させてやんぜェ……」


一同「え?」



バーン、と大きな音がして一方通行の背中に白い翼が突如として現れる。



垣根(え?俺のパクリ?)

37: 2011/04/03(日) 22:00:54.95 ID:N0D58ZK80

一方通行「スクラップの時間だぜェェェェェェェ」


一同「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


一方通行「この温泉がてめェらの墓場だァァァァァァァァァ」


一方通行「安らかに眠りやがれェェェェェェェェ」バサァー


上条「ちょっ!?俺、何も悪いこと言ってないのにぃぃぃぃ!?」


浜面「俺もだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


上浜「不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



その後、上条の幻想頃しで何とか事なきを得た男性メンバー陣だった。

38: 2011/04/03(日) 22:01:56.87 ID:N0D58ZK80

~ 夕食 ~



男一同「」ボロボロ


女一同「」ポカーン


フレンダ「上条君……一体何があったわけよ?」


上条「……ちょっと天使が暴れてまして……」


垣根「凶悪な天使だけどな……」


フレンダ「……え?」


打ち止め「ねぇ、何であなたの頬にあざができてるの?ってミサカはミサカは大体予想はついてるけど質問してみたり」


一方通行「……」

39: 2011/04/03(日) 22:03:40.77 ID:N0D58ZK80



黄泉川「……ま、何があったかわからないけど早速頂くじゃんよ!」


固法「では皆さん……」


一同「いただきまーす!」







海原「これは絶品ですね」


黒子「こんなに美味しい海鮮料理は初めてですの」


絹旗「超美味しいです!」


初春「わたし、あんまりお魚好きじゃないんですけどこれなら食べれます!」

40: 2011/04/03(日) 22:04:25.27 ID:N0D58ZK80

滝壺「はい、はまづら。あーん」スッ


浜面「……へ?」


固法「あら、見せ付けてくれるわね」クスッ


滝壺「あーん」


浜面「……」


浜面「」パクッ


滝壺「美味しい?」


浜面「うん、うめぇよ」モグモグ

41: 2011/04/03(日) 22:04:55.36 ID:N0D58ZK80

青麦「」イラッ


青ピ「麦のん、何だかボク能力が爆発しそうやで……」


麦野「あら、奇遇ね。わ・た・し・も・よ……」


浜面「ちょっと、そこのお二方!俺は何も悪いことしてないぞ!?」


青ピ「浜面……夕食終わったらボク達と鬼ごっこでもしようや……」


麦野「鬼は私達2人でいいから必氏に逃げなさい……」


浜面「それは鬼ごっこじゃなくて人狩りではないのでしょうか?」ダラダラ

42: 2011/04/03(日) 22:05:27.30 ID:N0D58ZK80



上条「浜面と滝壺、仲良いよな~」


フレンダ「そうね、相思相愛かしら」


黒子「真冬なのに熱くてたまりませんの」


土御門「だにゃー」


垣根(今度、吹寄に『あーん』をお願いしてみようかな……)ジー






吹寄『はい、垣根。あーん』スッ


垣根『お、おう』アーン

43: 2011/04/03(日) 22:05:56.23 ID:N0D58ZK80

垣根『』パクッ


垣根『』モグモグ


吹寄『どうかしら?美味しい?』


垣根『ああ、最高にうめーよ』キリッ


吹寄『あ、ありがとう///』


垣根『次は俺が食わせてやる』


吹寄『べ、別にいいわよ!//』


垣根『遠慮すんじゃねーよ』スッ


垣根『おら、口開けろ』

44: 2011/04/03(日) 22:06:34.76 ID:N0D58ZK80

吹寄『ほんと強引なんだから……』アーン


吹寄『』パクッ






垣根「」ボケー


一方通行「おィ、ていとくンよォ。何、妄想世界入っちゃってるんですかァ?」


垣根「…………へ?」


一方通行「……こいつは重症だな」


番外個体「ていとくんって可愛い名前だね☆」


垣根「いや、ていとくんじゃなくて帝督だからな!?」

45: 2011/04/03(日) 22:07:26.52 ID:N0D58ZK80


黒子「あら、いいお名前じゃないですの。ていとくん」ニヤリ


垣根「……白井、てめぇ……」


黒子「『未元物質』垣根ていとくん……」ボソッ


一同「」ププッ


垣根「てめぇら……」ワナワナ


上条「小さいことは気にするなよ、ていとくん!」ポン


フレンダ「そうよ、かっこいい名前よ。ていとくん」ニヤニヤ


垣根「久々にムカついた……」

46: 2011/04/03(日) 22:08:22.07 ID:N0D58ZK80

垣根の背後から白い翼が徐々に大きく生み出されていく。



黒子「ここで『未元物質』出すつもりですの!?」アセアセ


打ち止め「うわぁ~、綺麗な翼!ってミサカはミサカはメルヘンチックな翼を見て目を輝かしてみたり!」


一方通行「三下」


上条「はいはい……」



上条が垣根の背中にぽんっと右手を優しく置く。
その直後、垣根の背後に存在していた白い翼は跡形もなく消え去った。



垣根「あっ……」


上条「こんなところで『未元物質』出しちゃ駄目だろー」


フレンダ「そうよ、周りのことを考えて欲しいわけよ」

47: 2011/04/03(日) 22:09:08.74 ID:N0D58ZK80

黒子「全くですわ……」


垣根「うぐっ!?」



番外個体「一方通行」


一方通行「あン?」


番外個体「あなたの知り合いって変な人が多いね」


一方通行「……」


一方通行「言われてみれば確かに……」


番外個体(あなたも変人だけどね……)イヒヒ

58: 2011/04/04(月) 21:38:38.02 ID:Pz7oQl/v0

~ 夕食後 第一ロビー ~



上条「ふぅ~、美味しかった」


番外個体「やっほー、ヒーローさん」


上条「ん?えっと……」


番外個体「番外個体だよ。隣いいかな?」


上条「あ、いいぞ」


番外個体「んじゃー、失礼するよー」


上条「……」


番外個体「」ジー


59: 2011/04/04(月) 21:39:34.22 ID:Pz7oQl/v0

上条「……」


番外個体(これがお姉さまの……)ジー


上条「あの……上条さんの顔になにかついてますでしょうか?」


番外個体「いんや……面白い顔してるなっと思ってさ☆」


上条「――――んなっ!?」


番外個体「冗談、冗談」イヒヒ


上条「ったく……そういえば怪我の方はもういいみたいだな」


番外個体「……怪我?あー……ロシアで一方通行にやられたことだね」


番外個体「まーね。骨もやっとくっついたよ」


上条「あの時はびっくりしたぞ……顔はボコボコだし血だらけでさ……」

60: 2011/04/04(月) 21:40:26.72 ID:Pz7oQl/v0

番外個体「一方通行相手だったしね。命あるだけマシだと思ってるよん」


上条「……まっ、何があったか詮索はしないけどさ」


上条「しかし一方通行も女の子相手に容赦ねーよな……」


番外個体(あなたが言うか……)


番外個体「ねー、ヒーローさん」


上条「ん?って何で打ち止めも番外個体も俺のことヒーローって言うんだよ!?」


番外個体「だって一方通行も打ち止めもそう呼んでるし……」


上条「一方通行は俺のこといつも三下って呼んでるぞ?たまにしか会わないけど……」


番外個体「……まー、ツンデレってことだね☆」

61: 2011/04/04(月) 21:41:03.51 ID:Pz7oQl/v0

上条「はぁ……」


番外個体「そんなことより一方通行と戦った時の話聞きたいんだけど?」


上条「一方通行と?」


番外個体「だってミサカも打ち止めも気絶してたから情報少ないんだよね~」


番外個体「ミサカもそのうち一方通行をぶち倒したいから参考になると思ってね」イヒヒ


上条「一方通行とね……」



フレンダ(あの2人は何を喋ってるわけよぉぉぉぉぉぉ)ムー


黒子(あの類人猿めぇぇぇ!!お姉さまだけではなく大きいお姉さままでぇぇぇぇぇ!!)ムキー


フレンダ「え?」


黒子「え?」

62: 2011/04/04(月) 21:41:58.01 ID:Pz7oQl/v0

~ 同時刻 第二ロビー ~



海原(……今夜はいい食事を味わえました)


海原(打ち止めさんと番外個体さんの浴衣姿も見れましたしね)ニッコリ


滝壺「うなばら」


海原「おや、滝壺さんじゃありませんか。どうされたんですか?」


滝壺「売店の帰り」


海原「売店ですか。そういえば結構な品揃えでしたね」


滝壺「うん。どれを買おうか迷った」


海原「浜面さんはどうされたんですか?」


滝壺「……はまづらは麦野と青髪と鬼ごっこしてる」


海原「鬼ごっこですか?」

63: 2011/04/04(月) 21:42:31.26 ID:Pz7oQl/v0

~ 同時刻 第二ロビー ~



海原(……今夜はいい食事を味わえました)


海原(打ち止めさんと番外個体さんの浴衣姿も見れましたしね)ニッコリ


滝壺「うなばら」


海原「おや、滝壺さんじゃありませんか。どうされたんですか?」


滝壺「売店の帰り」


海原「売店ですか。そういえば結構な品揃えでしたね」


滝壺「うん。どれを買おうか迷った」


海原「浜面さんはどうされたんですか?」


滝壺「……はまづらはむぎのとあおがみと鬼ごっこしてる」


海原「鬼ごっこですか?」

64: 2011/04/04(月) 21:43:22.53 ID:Pz7oQl/v0

~ 同時刻 旅館の外 ~



麦野「待ちやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


青ピ「大人しく捕まらんかぁぁぁぁぁぁい!!」


浜面「誰が待つかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


青ピ「しかたあらへんね」



ヒュン



浜面「んなっ!?」


青ピ「捕まえたで……」ニヤリ


麦野「よくやったわ、青髪」ニヤリ


浜面「ちょっとお二人さん?」アセアセ

65: 2011/04/04(月) 21:44:14.01 ID:Pz7oQl/v0


麦野「人前でいちゃいちゃしてんじゃないわよぉぉぉぉ!」ドスッ


浜面「んぎゃっ!?」


青ピ「非リア充には夢を、リア充には罰を!!」バゴッ


浜面「ぐはっ!!!??」バタン


浜面「」チーン


麦野「粛清」


青ピ「完了や」


浜面「……」


麦野「んじゃ、わたしは部屋に戻るかにゃーん」


青ピ「ボクも部屋にいってええ?」


麦野「駄目!って言いたいところだけど……粛清に協力してくれたしいいわよ」


青ピ「やったでぇぇぇぇぇぇ」







浜面「り、理不尽だ……」


66: 2011/04/04(月) 21:45:10.42 ID:Pz7oQl/v0

~ 場所戻り第二ロビー ~



滝壺「わたし、こうして皆と旅行するの初めてだから楽しい」


海原「自分も同じですよ。暗部時代には考えられませんでしたし」


滝壺「……そうだね」


海原「そういえばジャージ姿以外の滝壺さんは初めて見ますね」


海原「旅館なので流石にジャージは控えたのですか?」


滝壺「本当はジャージを着ようとしたけど……はまづらが私の浴衣姿見たいって言うから」


海原「おやおや。浜面さんは幸せ者ですね」ニッコリ


滝壺「……似合うかな?」


海原「ええ、十分お似合いですよ」

67: 2011/04/04(月) 21:45:47.81 ID:Pz7oQl/v0

滝壺「ありがとう」


海原「どういたしまして」


滝壺「うなばらも浴衣姿似合ってる」


海原「おや、これはこれは。ありがとうございます」ペコリ


滝壺「どういたしまして」


海原「滝壺さんは浴衣は初めてですか?」


滝壺「うん。うなばらは?」


海原「自分もですよ。中々いいも―――」


ハナテ!ココロニキザンダユメモ~♪


海原「おや、メールですか」パカッ

68: 2011/04/04(月) 21:47:12.62 ID:Pz7oQl/v0

海原「……」


海原「垣根さんからですね。部屋でドンジャラをやるから来いと……」


滝壺「ドンジャラ懐かしい」


海原「ではお部屋に行くとしますか。滝壺さんもいかがですか?」


滝壺「いいのかな?」


海原「そんな気にする間柄でもないでしょう。さっ、行きましょう」


滝壺「うん」ニコッ



~ 23時 上条達のお部屋 ~



垣根「ふぅ~、遊んだ、遊んだ!!」


海原「では自分は部屋に戻りますね」スタッ


滝壺「わたしもお部屋に帰る」スタッ

69: 2011/04/04(月) 21:47:59.58 ID:Pz7oQl/v0

垣根「おう、付き合ってもらって悪かったな!」フリフリ



ギー バタン



垣根「っていうかよ……」


上条「……」


垣根「お前、弱すぎだろ!!」


上条「俺はトランプやこういう賭け事みたいなのは苦手なんだよ!!」


垣根「それを差し引いてもだよ!どんだけザコなんだよ」


上条「心配するな。自覚はある」


垣根「いや、それ俺の台詞」

70: 2011/04/04(月) 21:48:53.49 ID:Pz7oQl/v0



ギー バタン



上垣「?」


一方通行「あン?」


垣根「なんだ、一方通行か」


一方通行「随分失礼な言い草だな」


上条「夕食後からずっと何処行ってたんだよ?」


一方通行「お前には関係ねェ」


上条「……さようですか」


垣根「どうせ愛しの打ち止……」


一方通行「あン?」カチッ

71: 2011/04/04(月) 21:49:29.63 ID:Pz7oQl/v0

垣根「何でもないっす」


上条「お前、成長しねーな」


垣根「うるせぇ……」


上条「そういえば番外個体に俺とお前の戦いのこと聞かれたよ」


一方通行「あン?」


上条「いや、番外個体がお前のこと倒したいとか言っててさ」


一方通行「あの性悪女が……」


垣根「上条」


上条「ん?」


垣根「その話、俺にも聞かせろ」

72: 2011/04/04(月) 21:50:13.18 ID:Pz7oQl/v0

垣根「俺もいつか一方通行を倒してーからな」


上条「何、垣根も一方通行と戦ったことあるの?」


垣根「まーな……」


一方通行「おィ、ていとくンよ。もうアレイスターとの直接交渉権はどうでもいいとか言ってたじゃねェか?」


垣根「あー、それはもうどうでもいい」


一方通行「?」


垣根「……単純に男としてリベンジしたいだけだ」キリッ


一方通行「……」ハァ


一方通行「やめとけ。お前じゃ俺には一生勝てねェよ」


垣根「やってみねーとわけんねーだろうがぁ!!」

73: 2011/04/04(月) 21:51:10.73 ID:Pz7oQl/v0

一方通行(しつけェ……)


上条「まー、喧嘩なら俺も見てみたいな。なんせ第1位と第2位だし」


垣根「だろっ!?だろっ!?」


一方通行(余計なことを……)


一方通行「だったらていとくンと三下が戦えばいいじゃねェか」


上条「何故俺になる?」


垣根「そうだよ」


一方通行「てめェは俺に2回も勝ってるじゃねェか?」

74: 2011/04/04(月) 21:52:55.80 ID:Pz7oQl/v0

上条「……」


垣根「なるほど!一方通行に勝ってる上条に勝てば実質、俺も一方通行に勝ったことに!」


一方通行「そういうことだ。頭いいじゃねェか、ていとくンよ」ニヤリ


垣根「ま、まーな///」


一方通行(きめェ……照れてんじゃねェよ)


垣根「よし!上条、正々堂々と勝負だぜ」


上条「何故こうなった……」



2週間後、垣根は上条に果たし状を携帯のメールで送り、戦うことになるはずだった。
しかし、上条の説教により垣根が改心し決闘は中止になるのであった。

75: 2011/04/04(月) 21:53:48.98 ID:Pz7oQl/v0

~ 深夜 黄泉川達のお部屋 ~



黄泉川「」グーグー


芳川「」スーハースーハー


打ち止め「」スースー


番外個体「」スースー



ヒュン



黒子「……」ニヤリ


黒子(まずは大きいお姉さまから……)ハァハァ


番外個体「」スースー

76: 2011/04/04(月) 21:54:50.62 ID:Pz7oQl/v0

黒子(普段の鋭い目つきとは違い可愛らしい笑顔ですわ)ハァハァ


黒子(うひひひひひ)


涎を垂らしながら番外個体に馬乗りになる黒子。


番外個体「」パチッ


黒子「!?」


黒子(しまったですの!目覚めてしまいましたわ……)アセアセ


番外個体「来ると思ってたよ」ニッコリ


黒子「……」


番外個体「いいよ、おいで」

77: 2011/04/04(月) 21:55:47.27 ID:Pz7oQl/v0

黒子「!?」


黒子(大きいお姉さまぁぁぁぁぁ!この黒子の愛を受け止めてくれるのですねぇぇぇぇ!!)


黒子「で、では……」


番外個体「……」


黒子「うへへへへへ」ジュルリ


番外個体「」ギュ


黒子「大きいお姉さま……」ギュ


番外個体「……引っかかったね」ニヤリ


黒子「はい?」

78: 2011/04/04(月) 21:56:30.31 ID:Pz7oQl/v0

番外個体「」バチバチバチ


黒子「うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


黄泉川「!?」バサッ


黄泉川「なにごとじゃん!?」


黒子「」プシュー バタン


黄泉川「し、白井?」


番外個体「懲りてないようだから強めにしておいたよ」


黄泉川「番外個体、何があったじゃんよ?」


番外個体「変態を一人粛清しただけ。キャハッ☆」


黒子「」チーン


打ち止め「」スースー


芳川「」スーハースーハー

79: 2011/04/04(月) 21:57:30.26 ID:Pz7oQl/v0

~ 翌朝 朝食 ~



一同「」ジロー


黒子「」モグモグ


黒子「みなさん、どうしましたの?」


絹旗「し、白井さん……」


黒子「はい?」


絹旗「何故、超ボロボロなんですか?」


黒子「……」


黒子「昨晩、激しい愛を頂きましたの」


絹旗「……え?」


番外個体「……」

80: 2011/04/04(月) 21:58:13.32 ID:Pz7oQl/v0

~ 8時半 旅館 ~



黄泉川「ではお世話になりました」ペコリ


一同「ありがとうございましたー」ペコリ


女将「いえいえ。また是非いらして下さいな」


黄泉川「はい、是非」







~ 9時 バスで移動中~



上条「次は箱根園水族館でしたっけ?」


固法「ええ、水族館なんて久しぶりだから楽しみだわ」


初春「そこの水族館は約450種類ものお魚さん達がいるみたいですよぉ」カチカチ


フレンダ「目玉のお魚さんとかいるわけ?」

81: 2011/04/04(月) 21:59:14.97 ID:Pz7oQl/v0

初春「えーっとですね……お魚さんというよりペンギンさんとバイカルアザラシが人気あるみたいですね!」


土御門「水族館か……舞夏とも行きたかったぜよ」


垣根「お前、本当義妹好きなんだな……」


土御門「当たり前だぜい!」


固法「仲いいのね」


上条「そんなんだから彼女できねーんだよ」


フレンダ「それは同感ってわけよ」


土御門「……上やんには言われたくないぜよ」


初春「ふふふ」ニッコリ


フレンダ「初春さん、どうしたの?」


初春「何でもないでーす」クスッ

82: 2011/04/04(月) 21:59:52.46 ID:Pz7oQl/v0

滝壺「はまづら、私鮫が見たい」


浜面「え?鮫か?」


滝壺「うん。この前、きぬはたとジョース見てたら実物見たくなった」


青ピ「ジョースってジョーズのパロディの……」


海原「確か公開したのは自分達が生まれる前ですよね」


浜面「あー……絹旗はB級やC級の映画が大好きなんだよ」


滝壺「あれは趣味の域を超えてる」


海原「それは初耳ですね」


青ピ「……」


青ピ(だからこの前、全く知らない映画奢らされたんや……)


83: 2011/04/04(月) 22:00:59.52 ID:Pz7oQl/v0



絹旗「」スースー


麦野「……無邪気な寝顔しちゃって」チラッ


麦野「普段もこのくらい可愛いければいいんだけどね」ナデナデ


絹旗「」スースー



黒子「大きいお姉さま!お眠りしたければこの黒子、肩を貸しますの!」フンスッ


番外個体(全然懲りてない……)ゲッソリ


一方通行「てめぇを慕ってくれる奴ができてよかったじゃねェか」ニヤリ


番外個体「……それ嫌味かな?」


一方通行「さァな」

84: 2011/04/04(月) 22:01:58.87 ID:Pz7oQl/v0

打ち止め「」スースー


黒子(小さいお姉さま……相変わらず天使な寝顔ですわ)ハァハァ


一方通行「おい」


黒子「」ビクッ


黒子「は、はい?」


一方通行「そこの性悪女に手出すのはいいが……打ち止めに手を出したら……」


黒子「だ、出したら……」


一方通行「てめェの血を逆流させる」ギロッ


黒子「ひぃぃぃぃぃ」アセアセ


黒子「り、了解ですの……」ダラダラ


番外個体「そこはミサカも助けてよ……」


98: 2011/04/07(木) 22:34:39.11 ID:1sDo2wjZ0

~ 水族館 ~



固法「では14時まで各自、自由行動にします。昼食も各自で取ってきて下さい」


一同「はーい!」



ヨシ、イクゾー
ペンギンサン、ペンギンサン



滝壺「はまづら、行こう」


浜面「おう!じゃあー、皆14時にバスでな」


一同「」フリフリ



絹旗「白井さん、一緒に回りましょう!」


黒子「はいですの」


黒子(大きいお姉さまとも一緒にいたいところですが……)


黒子(絹旗さんとも思い出を作りたいですの)

99: 2011/04/07(木) 22:35:05.84 ID:1sDo2wjZ0


初春「麦野さん、早く行きましょうよ~」グイグイ


麦野「わ、わかったら腕を引っ張らないで頂戴」ニヘラ


初春「まずはどこから行きましょうか?」


麦野「そうねぇ……」



打ち止め「ミサカはあなたと一緒に水族館に来れて嬉しいな、ってミサカはミサカは少し頬を赤らめてみたり」


番外個体「はいはい、お熱いことで」


一方通行「クソガキがませたこと言ってんじゃねェ」チョップ


打ち止め「あいたっ!?」


黄泉川「全く……微笑ましい光景じゃん」


芳川「そうね」クスッ

100: 2011/04/07(木) 22:35:41.92 ID:1sDo2wjZ0

上条「フレンダ、一緒に回るか?」


フレンダ「え!?」


フレンダ(まさか上条君からお誘いが来るなんて……)


フレンダ(姫神さんと美琴いないけど少しくらいいいわよね……私から誘ったわけじゃないし)ニヤニヤ


フレンダ「う、うん!」


上条「垣根、青髪、海原、固法さんも行こうぜ」


フレンダ「」ガックシ


垣根「上条、お前って奴は……」


海原「相変わらずですね」

101: 2011/04/07(木) 22:36:19.47 ID:1sDo2wjZ0

固法「ほんとね」


青ピ「せやな」


上条「え?何が?」キョトン


垣根「何でもねーよ」ハァー


上条「ならいいけど。ほらさっさといこうぜ」


固法「フレンダさん」


フレンダ「何、固法さん?」


固法「あとで私達、抜け出すから」ヒソヒソ


フレンダ「……え!?」チラッ


102: 2011/04/07(木) 22:36:49.04 ID:1sDo2wjZ0

固法「後は頑張りなさい」ヒソヒソ


フレンダ「固法さん……」ウルウル


固法「そんなことで泣かないの」ビシッ


フレンダ「っ痛!?えへへへ」


上条「おーい、何やってるんだよー!早く行こうぜー!」


固法「今、行くわよ」


海原「そんなに焦らせないで下さいよ」


青ピ「上やんはせっかちやな~」


フレンダ「ちょっと待ってよ~、上条君!」


垣根「俺も待ってるんだが……」

103: 2011/04/07(木) 22:37:32.30 ID:1sDo2wjZ0

◇水族館 行動グループ


・滝壺、浜面
・絹旗、黒子
・麦野、初春
・一方通行、打ち止め、番外個体、黄泉川、芳川
・上条、フレンダ、垣根、青ピ、海原、固法



~ 滝壺・浜面 ~



滝壺「鋭い歯だね」ジー


浜面「だなー。噛まれたらやばいな」


滝壺「……はまづら、最近思考がネガティブだよ?」


浜面「……自分でもそう思う」


滝壺「」ギュ


浜面「へ?」

104: 2011/04/07(木) 22:38:18.79 ID:1sDo2wjZ0

浜面「滝壺さん、何故いきなり手を?」


滝壺「せっかくの水族館なんだから楽しも?」ジー


浜面「」ドキッ


浜面(うぉぉぉぉぉい!!なんだ、この可愛さはぁぁぁぁぁぁ!!)


浜面「そ、そうだな!しっかり楽しまないとな!!」ギュ


滝壺「じゃあー、次行こう」


浜面「おう!」



~ 黒子・絹旗 ~



黒子「本当に種類が多いですわね」スタスタ


絹旗「種類だけなら学園都市の水族館より上ですね」


105: 2011/04/07(木) 22:38:50.27 ID:1sDo2wjZ0

黒子「ですわね。絹旗さんはお目当てでもありますの?」


絹旗「ペンギンさんが超見たいです!」


黒子「ペンギンですか。確かに可愛いですわね」


絹旗「この前、学園都市の水族館も行きましたがペンギンさんお休みで見れなかったんですよ」シュン


黒子「あら、それは運が悪かったですわね」


絹旗「行った意味が超ありませんでした」



口リコン「ねぇねぇ、君達小学生だよね?」


黒絹「はい?」


口リコン「おじさんと一緒に水族館まわらなぁい?」ハァハァ


106: 2011/04/07(木) 22:39:20.73 ID:1sDo2wjZ0

絹旗(し、小学生……)イラッ


黒子(し、失敬ですの……)ピキッ


口リコン「おじさんがお昼ご飯も奢ってあげるよぉ?」


黒子「遠慮いたしますの」


絹旗「超邪魔です。何処か行ってください」


口リコン「まぁまぁ、そう言わずに」ガシッ


黒絹「っ!?」


黒絹「気安く……」ワナワナ


口リコン「え?」


黒絹「触らないでくださぁぁぁぁぁい(ですの)!!」ドガッ

107: 2011/04/07(木) 22:39:49.23 ID:1sDo2wjZ0

口リコン「へぶしっ!!!?」ドサッ


口リコン「」チーン


黒子「全くしつこい輩でしたの……」


絹旗「気分が超害しましたね……」


黒子「ですの。こうなったらペンギンでも見て癒されるとしますの!」


絹旗「ですね!」



~ 上条組 ~



垣根「……しっかし、本当にすげーなここ」


固法「そうね。種類もそうだけど臨場感もあるし素敵だわ」

108: 2011/04/07(木) 22:40:27.40 ID:1sDo2wjZ0

青ピ「なんか海中ショーってのもあるみたいやで」


フレンダ「凄い気になるわね」


海原「海の中で何をやるんですかね」


上条「……想像もつかねーな」



――――1時間後



垣根「固法さん、そろそろ」ヒソヒソ


固法「ええ」


固法「上条君、フレンダさん」


上条「はい?」


フレンダ「?」

109: 2011/04/07(木) 22:41:01.76 ID:1sDo2wjZ0

固法「私達、ちょっと見たいところがあるからここからは別行動にしましょう」


上条「え?付き合いますよ?」


垣根「いいから別行動するんだよ!」


青ピ「せやで、ボクはこれから固法さんとデートを味わいたいんやから」


垣根「俺達のことは無視かよ!?」


海原「どれだけ女性に飢えてるんですか、青髪さんは」


青ピ「ボクほど女性に飢えてる人はおらんで~」


固法「……ということでまたあとでね」


上条「はい」


フレンダ「またね」フリフリ

110: 2011/04/07(木) 22:41:51.84 ID:1sDo2wjZ0



>ホラ、イクワヨ
>チョットマッテヤー
>アオガミ、オマエッテ



上条「んじゃ二人で回りますか?」ポリポリ


フレンダ「う、うん!」








上条「フレンダはこういうところよく行くのか?」


フレンダ「うーん、以前は妹とちょくちょく行ってたけど」


上条「妹?フレンダ、妹いたのか?」


フレンダ「うん。あれ、言ってなかったっけ?」

111: 2011/04/07(木) 22:42:22.17 ID:1sDo2wjZ0

上条「上条さんは初耳ですよ」


フレンダ「ごめんごめん。そうだ、上条君」


上条「ん?」


フレンダ「今度、私の妹と会ってくれるかな?」


上条「フレンダの妹と?俺が?」


フレンダ「うん。妹に上条君達の話をしたら会いたがっちゃってね」


上条「おう、全然いいぞ!俺もフレンダの妹見てみたいし」


フレンダ「ありがとう!」


上条「妹もやっぱり金髪なのか?」

112: 2011/04/07(木) 22:43:00.52 ID:1sDo2wjZ0

フレンダ「まーね。結構私に似てるかも」


上条「フレンダ似かー。なら凄い可愛いんだろうな」


フレンダ「ふぇぇ?////」


フレンダ(また上条君はこういうことを平気で……)


フレンダ「そ、そういえば上条は兄弟とかいないわけ?」


上条「俺は一人っ子だよ。よく遊んでた従姉妹がいるけどね」


フレンダ「一人っ子なんだー。何かお姉さんがいそうな気がしてたわけよ」


上条「何で?」


フレンダ「なんとなくよ」

113: 2011/04/07(木) 22:43:52.61 ID:1sDo2wjZ0

上条「ふーん……おっ、フレンダ見てみろよ」


フレンダ「え?」チラッ


上条「ダイバーが魚と一緒に泳いでるぜ」


フレンダ「あ、本当だ」



お魚「ヾ(´ω`=´ω`)ノ」


ダイバー「」フリフリ



上条「あ、手振ってら」フリフリ


フレンダ「本当だ」クスッ


上条「なんかこういうのいいよな!」


フレンダ「うん!」

114: 2011/04/07(木) 22:44:34.31 ID:1sDo2wjZ0

上条「……フレンダ」


フレンダ「何?」


上条「妹も水族館好きなのか?」


フレンダ「大好きよ。何で?」


上条「だったら……今度妹も連れて一緒に水族館でも行くか!?」


フレンダ「え?」


上条「確か第4学区にあったよな!」


フレンダ「え、ええ。あるわよ」


上条「んじゃー妹と会うときは一緒に水族館行こうぜ!」


115: 2011/04/07(木) 22:45:12.30 ID:1sDo2wjZ0

フレンダ「……いいの?」


上条「いいも何も上条さんからのお誘いですよ?」


フレンダ「それもそうね」クスッ


上条「さてここら辺も見尽くしたし次はどこ行こうか?」


フレンダ「そうね――――――」








固法「あの子達上手くやってるかしら?」


青ピ「上やんだからどうやろね」


固法「本当に彼って鈍感なのね」

116: 2011/04/07(木) 22:45:49.98 ID:1sDo2wjZ0

青ピ「鈍感だけならレベル5やね」


固法「何よ、それ」クスッ


固法「はい」スッ


青ピ「へ?固法さん、何故ボクと腕組みを?」キョトン


固法「私とデートしてくれるんでしょう?」


青ピ「!?」


固法「しっかりエスコートしてね?」


青ピ「イエス・ユア・ハイネス!!!」フンスッ


青ピ(垣根、海原君感謝するでぇぇぇぇぇぇ!!)


固法「前から思ってたんだけど何なのそれ?」


青ピ「えっとやね……ボクの好きなアニメの―――――」


117: 2011/04/07(木) 22:46:47.53 ID:1sDo2wjZ0

――――その頃、垣根と海原は



垣根「海原、お前俺と二人でいいのかよ?」


海原「垣根さんこそ、自分と二人でいいんですか?」


垣根「別に。俺は彼女いるしな」キリッ


海原「はいはい。そうですね」シラー


垣根「おい!人の話をちゃんと聞きやがれ!!」


海原「聞いてますよ。全部右から左に受け流してますけどね」ニッコリ


垣根「聞き流してるんじゃねーかぁぁぁ!!」

118: 2011/04/07(木) 22:49:53.09 ID:1sDo2wjZ0

――――13時半 おみやげ屋さん(o・v・o)



フレンダ「あ、このキーホルダー可愛い!」


上条「どれどれ?お、いいな!」


フレンダ(フレメアにはこれでいいかな。駒場にも何か買っておいてあげようかな)


フレンダ(でも駒場に可愛いキーホルダーなんて似合わないかな……)クスクス


上条「うーん、俺はどうっすかなー」ポリポリ


フレンダ「上条君は家族におみやげ?」


上条「いや、姫神と御坂にだよ」


フレンダ「姫神さんと美琴に?」

119: 2011/04/07(木) 22:50:53.29 ID:1sDo2wjZ0

上条「御坂にはおみやげ買って来てって頼まれてさ。姫神は去年のクリスマスイヴに鍋作って貰ったからそのお礼」


フレンダ(クリスマスイヴにお鍋ですって!?)


フレンダ(はっ!あの上条君が言っていた夜の予定っていうのは姫神さんのことだったのね!!)


フレンダ「……」


フレンダ(やるわね、姫神さん……さすが私のライバルってわけよ)ニヤリ


上条「どうしたんだ、フレンダ?」



麦野「あれ、上条とフレンダじゃない」


上条「ん?」


フレンダ「あ、麦野だ。麦野もおみやげ?」


麦野「まーね」

120: 2011/04/07(木) 22:51:54.28 ID:1sDo2wjZ0

初春「麦野さーん、可愛いぬいぐるみがありましたよー!って……」


上条「初春さんじゃん」


フレンダ「やっほ」


初春「どうも!上条さんとフレンダさんもおみやげですか?」


上条「まーな。時間も少なくなったからな」



青ピ「あれ、上やん達や」


固法「え?」



麦野「ん?青髪と固法さんじゃない」


上条「お前らもおみやげか」


121: 2011/04/07(木) 22:52:44.73 ID:1sDo2wjZ0

青ピ「せやで。ここでおみやげ買ってからバスに戻ろうと思ってやね」


フレンダ「結局、考えてることは皆同じってわけね」


初春「ですね~」


麦野「固法さん」


固法「何、麦野さん?」


麦野「青髪と2人きりっ……何か弱みでも握られてるわけ?」ヒソヒソ


固法「!?」


固法「え?そんなわけないじゃない。やーね」クスクス


麦野「……」


麦野「そう……ならいいんだけど」


青ピ「麦のん、聞こえてるで……」ションボリ


上条「ど、どんまい……」ポン

122: 2011/04/07(木) 22:54:17.28 ID:1sDo2wjZ0

――――14時



黄泉川「よーし、全員揃ってるなー?」


一同「はーい」


黄泉川「ではこれから学園都市に帰るとするじゃん!」







垣根「さて、俺は寝るから学園都市に着いたら起こしてくれ」


土御門「ほんと、よく寝る奴だぜい、って俺も途中で眠たくなりそうだにゃー」


固法「また明日から学校だからね。眠たい人はしっかり寝ておきなさい」


一同「はーい」

123: 2011/04/07(木) 22:56:46.91 ID:1sDo2wjZ0

海原「」ピッピッピッ


青ピ「デジカメ?」


海原「ええ、結構な量取りましたのでフォルダの整理を」


滝壺「うなばら、私にもプリントしてくれる?」


浜面「俺も頼むぜ!」


海原「ええ、もちろんです」


打ち止め「ミサカも、ミサカもー!ってミサカはミサカは便乗してみたり!」ガシッ


海原「!?」ビクッ


一方通行「おい、クソガキ。やたらと人に抱きつくクセどうにかしやがれェ」

124: 2011/04/07(木) 22:57:35.84 ID:1sDo2wjZ0

海原「え、えっと……も、もろちんいいですよ」ドキドキ


滝壺「うなばら、間違ってるよ……」


打ち止め「わーい、わーい、ってミサカはミサカは初めての旅行の写真を心待ちにしてみたり!」


海原「学園都市に帰りましたらすぐにプリントしますからお待ちくださいね」ニッコリ


打ち止め「うん!」ニッコリ


海原(ぐはっ!!!?)ズッキューン


黒子(はうっ!!!?)ズッキューン


海原(これは……)


黒子(なんて……)


海黒(反則的な笑顔なんでしょう(ですの))

126: 2011/04/07(木) 22:58:39.56 ID:1sDo2wjZ0







海原「」ポケー


青ピ「う、海原くーん?」モシモーシ


滝壺「うなばらが壊れた」


浜面「珍しいな」


打ち止め「」スースー


一方通行「」スースー


黒子「大きいお姉さま……」スースー


黒子「ぐへへへへへ」ギュ


番外個体「だ、誰かミサカを助けて……」



上条(楽しかったな、慰安旅行……)


上条(また来るぜ!箱根!!)



こうして、第一七七支部所属の風紀委員達の慰安旅行は終わりを迎えた。

138: 2011/04/10(日) 22:32:57.90 ID:JqBEfb300

~ 2月13日 フレンダ宅 ~



フレンダと滝壺は、翌日にあるイベントに備えてある物を作っていた。
そのある物とは……



フレンダ「うん!これで完成したわけよ!」


滝壺「こっちも出来た」


フレンダ「滝壺のもばっちりね!」


滝壺「うん。はまづら喜んでくれるかな?」


フレンダ「浜面なら滝壺があげるものなら何でも喜ぶと思うわけよ」


滝壺「そっか」



ピンポーン



フレンダ「多分、絹旗ね」

139: 2011/04/10(日) 22:33:27.60 ID:JqBEfb300

フレンダ「ちょっと行ってくるね」


滝壺「うん」



ガチャ



絹旗「どうも、超お邪魔します」


フレンダ「待ってたわけよ」


絹旗「急に何ですか?超重要任務って……」


フレンダ「実はね―――――――――」










絹旗「ごちそうさまでした」ペコリ


140: 2011/04/10(日) 22:34:09.49 ID:JqBEfb300

フレンダ「どう?美味しかった?」


滝壺「……」


絹旗「はい。2人とも美味しかったですよ。これなら問題ないんじゃないですか?」


フ滝「」ホッ


フレンダ「よかったね。滝壺」


滝壺「うん。これで安心してはまづらに渡せる」


絹旗「……まさかチョコの味見役とは超思いませんでしたよ」


フレンダ「ごめんごめん。けど第三者の意見も聞きたかったわけよ」


滝壺「同意見」


絹旗「まっ、ただでチョコ食べれたので私としてはよかったんですけどね」

141: 2011/04/10(日) 22:35:41.56 ID:JqBEfb300

フレンダ「ありがとね、絹旗」ナデナデ


絹旗「っ!?」


絹旗「ちょっ、超子供扱いしないで下さい!」パシッ


フレンダ「えー……だってこの前固法さんに撫でられて喜んでたじゃん」


絹旗「それは撫でられたのが固法先輩だからです。フレンダに撫でられると超イラっとしますので」


フレンダ「その扱いの差は何なのよ……」ガックシ


滝壺「大丈夫。年下のきぬはたから下に見られてる、そんなふれんだを私は応援する」

142: 2011/04/10(日) 22:36:12.10 ID:JqBEfb300

フレンダ「滝壺、直球すぎる言い方はやめてほしいわけよ……」


絹旗「……ところでフレンダ、フレメアちゃんはどうしたんですか?」


絹旗「最近、一緒に暮らせるようになったって言ってたので、会うのを超楽しみにしてたんですが……」


フレンダ「フレメアなら知り合いと遊びに行ってるわ」


絹旗「そうでしたか……会えなくて残念です……」


滝壺「私も見てみたかった……」


フレンダ「いつでも会えるんだからそこまでがっかりしなくてもいいわけよ……」

143: 2011/04/10(日) 22:36:58.92 ID:JqBEfb300

~ 同時刻 佐天宅 ~



美琴「できたー!!!!」


佐天「おっ、遂に完成しましたかー!」


美琴「佐天さん、念のため味見してくれる?」


佐天「了解でーす!」


佐天「」モグモグ


美琴「」ドキドキ


佐天「うっ!!?」


美琴「」ビクッ


佐天「う、う、う……」


美琴「さ、佐天さん!?」アセアセ

144: 2011/04/10(日) 22:37:51.04 ID:JqBEfb300

佐天「……凄く美味しいですよ!」ニッコリ


美琴「」


美琴「……ちょ、ちょっと焦らせないでよ!!」


佐天「すいませーん」テヘッ


佐天「でも、まー……この出来なら上条さんのハートをゲットできるんじゃないんですか?」


美琴「!?」


美琴「そ、そうかな……」ジー


佐天「そうですよー」


美琴「え、えへへへへへ」ニマァ


佐天(何これ?可愛い……)

145: 2011/04/10(日) 22:38:19.20 ID:JqBEfb300

美琴「そういえば佐天さんは誰にチョコレートあげるの?」


佐天「私ですか?私は麦野さんですよ」


美琴「っ!?」


美琴「麦野って……あの学園都市第4位の?」


佐天「はい!前にセブンスミストで偶然会って……そこから仲良くして貰ってるんですよ」


美琴「そ、そうなの……」


美琴(……あの人が佐天さんと……)


美琴(でも土御門さんの話ならアイテムも風紀委員に協力して危ないお仕事はしてないって言うし……)


美琴「……」


佐天「御坂さーん?」


美琴「」ウーン

146: 2011/04/10(日) 22:39:14.19 ID:JqBEfb300

~ 同時刻 姫神宅リビング ~



TV<オレガガンダムダ!
TV<アッシュク、アッシュク、アッシュク!



吹寄「今日はごめんなさいね。キッチンお借りして」


姫神「ううん。1人で作るよりも2人で作る方が楽しいし。」


吹寄「ありがとう」


姫神「しかし……」


吹寄「?」


姫神「吹寄さんが手作りチョコを作るとは思わなかった。」


吹寄「……あの馬鹿が1週間前から手作りチョコくれってしつこく言ってくるからね……」


147: 2011/04/10(日) 22:40:02.77 ID:JqBEfb300

姫神「相変わらず。仲がいい。」


吹寄「!?」


吹寄「そ、そんなことないわよ!!」アセアセ


姫神(焦ってる。焦ってる。)ニヤリ


吹寄「姫神さんは上条にでしょ?」


姫神「うん。けどライバルが多いから大変。」


吹寄「前から思ってたんだけど……上条ってそんなにもてるの?」


姫神「」コクリ

148: 2011/04/10(日) 22:40:32.58 ID:JqBEfb300

姫神「ちなみに見てたらわかると思うけど。フレンダさんも。」


吹寄「え?フレンダさんも!?」


姫神「うん。」


吹寄「確かに言われてみれば……」ウーン


姫神「彼女には。負けられない。」キリッ


吹寄「……けれどお友達同士だし大変よね」


姫神「うん。けれど……甘いだけじゃ恋は。前に進まないから。」


吹寄「……」


吹寄「お勉強になります……」

149: 2011/04/10(日) 22:41:17.21 ID:JqBEfb300

~ 2月14日 武里高校 ~



ガラガラ


フレンダ「おはよー!」


オハヨー
アイカワラズキレイダ
オマエ、コエニデテンゾ


吹寄「おはよう」


姫神「おはよう。」


フレンダ「相変わらず、お二人さんは来るのが早いわけよ」


吹寄「家を出る時間はいつも決まってるからね」


姫神「私も。」


フレンダ「そっか……ってか今日男子達なんかソワソワしてない?」チラッ

150: 2011/04/10(日) 22:42:09.73 ID:JqBEfb300



オッ、コッチミタゾ
コレハミャクアリッテコトデスネ
ソゲブソゲブ


姫神「フレンダさん。"あれ"持ってきたの?」


フレンダ「当然なわけよ!」


姫神「今日は1年に1度の日。」


フレンダ「どっちのチョコが上条君のハートを掴むか……」


姫神「いざ尋常に。」


フレンダ「勝負!!」


吹寄「……古いわね」

151: 2011/04/10(日) 22:42:52.10 ID:JqBEfb300



ガラガラ



上条「おーっす!」


クラス一同「!?」



教室に入ってくるなり、クラス中の視線を一気に受ける上条。
クラス中の視線を集めた理由は一目瞭然。
そう、彼の両手を大量のある食べ物が塞いでいた。



上条「いんやー、重たい、重たい……」ヨイショ


フレンダ「なっ、なっ、なっ……」パクパク


姫神「」ポカーン


吹寄「か、上条……」


上条「ん?何だ吹寄」

152: 2011/04/10(日) 22:44:16.82 ID:JqBEfb300

吹寄「えっと……その両手に抱えてる物は一体何かしら?」


上条「え?チョコだけど?」


男子一同「な……何だと……」


上条「いやー、下駄箱の中に沢山入ってってさ……上条さん最初はイタズラかと思いましたよ」


吹寄「……」


上条「その後、クラスに行くまでに皆俺にチョコくれてさ」


上条「きっと、不幸な目にあい続けてる俺に同情してくれんだろうな……」ジーン


フレンダ(か、完全に予想外だわ……)


姫神(……全部で30個以上もある。)

153: 2011/04/10(日) 22:44:57.20 ID:JqBEfb300

上条「ほんと、この学校は皆いい人達だよなー」ニッコリ


吹寄「いい人達って……」


名無「上条……」


上条「ん?どうしたー」


名無「ちょっと俺達と一緒に屋上行こうぜ……」


上条「……へ?」


男子一同「」ギロリ


上条「えっと……何故皆さんそんなに怖いお顔をしているのでしょうか?」アセアセ


名無「さーね……」

155: 2011/04/10(日) 22:45:36.13 ID:JqBEfb300

名無「とりあえず……連行ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


男子一同「おぉぉぉぉぉぉう!!!!」ダダダッ


上条「ちょっ!?離せ、離しやがれぇぇぇぇぇ!!」バタバタ


男子一同「問答無用!!!」


上条「ふ……不幸だぁぁぁぁぁあああ!!!」



ピューン ガラガラ



吹寄「」チラッ


フ姫「」チーン


吹寄「……」

156: 2011/04/10(日) 22:46:08.07 ID:JqBEfb300

吹寄「はぁぁ……」



ガラガラ



土御門「おっはようだにゃー」


青ピ「今日はバレンタインデイ!この青髪ピアス、24時間待ってるで~」クネクネ


土青「って……」



シーン



土御門「吹寄、男子達はどうしたぜよ?」


吹寄「……あの馬鹿共なら上条と屋上に行ったわよ」


青ピ「屋上やて?」


土御門「こんな寒いのにか?」

157: 2011/04/10(日) 22:47:17.53 ID:JqBEfb300

吹寄「あれよ、あれ……」



そう言い、呆れながら上条の机を指差す吹寄。
いや、正確には机の上に置かれているチョコレートの山だろう。



土御門「……なるほどにゃー」


青ピ「……ボクも屋上行ってくるで」









小萌先生「はーい、早速出席取るのですよーって上条ちゃん、どうしたのです!?」アセアセ


上条「」ボロボロ


青ピ「気にせんでええで、小萌先生」


男子一同「」ウンウン


土御門「ちょっと天誅にあったみたいだにゃー」

158: 2011/04/10(日) 22:48:08.10 ID:JqBEfb300

―――――1時限目



木原「んじゃー、この前の続きから始めるぞぉ……って上条、何だその山は?」


上条「え?えっと……」


女子A「やだな~、あまてぃー!今日はバレンタインだよー?」


木原「あー、そうか……ってあまてぃーって呼ぶんじゃねーよ!」


女子A「だって名前が数多んだからあまてぃーじゃない?」


女子B「そうそう」


木原「俺は一応、先生だぞぉ……」


土御門「外見はチンピラにしか見えないけどにゃー」ニヤニヤ

159: 2011/04/10(日) 22:48:41.69 ID:JqBEfb300



>アハハハ



木原「ったく……おい、上条」


上条「はい」


木原「とりあえず授業の邪魔になるだろうから、この紙袋に入れておけぇ」スッ


上条「あ、ありがとうございまーす」


女子D「キャー!!あまてぃー優しい!!」


木原「おいおい、あんまり俺をからかうんじゃねーよ……」


木原「んじゃー授業始めんぞぉ――――――」

160: 2011/04/10(日) 22:49:17.38 ID:JqBEfb300

――――――放課後




フレンダ「いい、姫神さん。二人同時に渡すんだからね?」


姫神「了解。」


上条「さて、今日は風紀委員もないし家に帰りますか……」


フレンダ「ちょっと待って!」


上条「ん?」


上条「お、フレンダと姫神。どうしたんだ?」


フレンダ「えっとね……」チラッ


姫神「」コクリ


姫神「上条君に。チョコレートを作ってきた。」

161: 2011/04/10(日) 22:49:53.35 ID:JqBEfb300

フレンダ「私も作ってきたわけよ!」


上条「え!?二人とも俺にくれるのか?」


フ姫「」コクリ


姫神「はい。」スッ


フレンダ「しっかり味わって食べてね」ニコッ


上条「ありがとな!ものすげー嬉しいよ!!」ニッコリ


フ姫「」ドキッ


上条「んじゃー、帰ったら早速食べさせてもらうからな!」


フレンダ「う、うん///」

162: 2011/04/10(日) 22:50:27.02 ID:JqBEfb300

姫神「また明日///」


上条「おう、またなー!」



ガラガラ ガシャン



フレンダ「ふぅ……」


姫神「やっと渡せた。」


フレンダ「まさかあれだけライバルが多いとはびっくりなわけよ……」


姫神「私も意外だった。」


フレンダ「……私も今日、風紀委員休みだからカラオケでも行こうか?」


姫神「うん。あれ?吹寄さんは?」キョロキョロ


フレンダ「先に帰ったんじゃない?」

163: 2011/04/10(日) 22:51:08.25 ID:JqBEfb300

姫神「あ。そっか。」


フレンダ「じゃあー、行こう」


姫神「うん。」


フレンダ「じゃーね!土御門、青髪、風紀委員頑張ってね」フリフリ


姫神「また。明日。」


土御門「気をつけて帰るんだぜい」フリフリ


青ピ「……」フリフリ


土御門「しかし……」チラッ


青ピ「何でや……何でボクには義理チョコの一つもこないんや……」グスッ

176: 2011/04/11(月) 21:17:12.66 ID:RT2ftnjH0

~ 16時 第一七七支部 ~



海原(これで1月の報告書のファイリングは完了ですね)



ギー ガシャン



海原「?」


滝壺「あ、うなばらだ」


浜面「相変わらずはえーな」


海原「どうも、お疲れ様です」


浜面「お前、何時頃来てたの?」


海原「今日は14時くらいですかね」


浜面「はえーな、おい」

177: 2011/04/11(月) 21:17:54.70 ID:RT2ftnjH0

滝壺「うなばら、はい」スッ


海原「はい?これは?」


滝壺「チョコだよ」


海原「!?」


海原「えっと……自分が貰ってもいいのでしょうか?」チラッ


浜面「俺ならもうチョコ貰ってるから大丈夫だぞぉー」フンスッ


滝壺「うなばらにはいつもお世話になってるからね。そのお礼」


海原「お世話だなんて……ではありがたく頂きましょう」


滝壺「うん。はまづらのより美味しくできるてと思うから」メデアイズ


海原「?」

178: 2011/04/11(月) 21:18:33.18 ID:RT2ftnjH0

浜面「え?」ビクッ


海原「……おやおや浜面さん。すみませんね」ニッコリ


浜面「滝壺さぁぁぁぁん!?それは一体どういう―――」


滝壺「冗談」


浜面「……へ?」


海原「全く彼氏さんなんですからそのくらいわかりましょうよ」


滝壺「うなばらの言う通り」


浜面「くっ!?2人共、俺をはやめがったな!?」

179: 2011/04/11(月) 21:19:11.13 ID:RT2ftnjH0







土御門「お疲れだぜい!」


青ピ「……」



>オツカレー



固法「青髪君、どうしたの?顔色悪いけど……」


土御門「あー……たいしたことないから気にしなくていいぜよ」


青ピ「……」


固法「そう……」


固法「あっ、青髪君に渡したいものがあるのよ」

180: 2011/04/11(月) 21:20:04.36 ID:RT2ftnjH0

青ピ「……何やて?」


固法「」ガサガサ


固法「はい、いつも風紀委員の活動ありがとう。そのお礼よ」スッ


青ピ「」


青ピ「固法さん……これはもしかして……」


固法「うん、チョコレートよ」ニコッ


青ピ(きたぁぁぁぁぁあああああ!!!)


青ピ(最後の最後に逆転満塁ホムーランが来たでぇぇぇええ!!)ガッツポーズ


青ピ(これはボクの時代が来たと思ってもええんやろかぁぁぁ!?)クネクネ

181: 2011/04/11(月) 21:20:55.46 ID:RT2ftnjH0

青ピ「あ、ありがたく頂くで、固法さん」


固法「うん」ニッコリ


土御門(よかったにゃー……青髪……)


固法「はい、これは土御門君の分」スッ


土御門「え?」


青ピ「はい?」


土御門「お、俺も貰っていいのかにゃー?」


固法「何言ってるのよ、当たり前じゃない」クスッ


青ピ「」ポカーン

182: 2011/04/11(月) 21:21:33.99 ID:RT2ftnjH0

青ピ「こ、固法さん……このチョコって……」


固法「ええ、第一七七支部の男子達に日ごろの感謝をこめた義理チョコよ」ニッコリ


青ピ「」


海原「自分も貰いました」


浜面「俺も」


青ピ(何やてぇぇぇぇぇぇえええ!!!)


青ピ(そ、そんな…………)



恐らくこの世で最も意味不明な動作を繰り返す青髪ピアス。
海原はそのチャンスを逃さなかった。

183: 2011/04/11(月) 21:22:26.58 ID:RT2ftnjH0

海原「これは面白い映像ですね」REC


浜面「俺にもあとでメールで送ってくれ」


滝壺「私も」


土御門「俺も頼むぜよ」


固法「じゃあー……私も」



青ピ(所詮……この世は弱肉強食……)


青ピ(もてる奴が生き残り……もてない奴が氏ぬんやぁぁぁぁぁあああ!!!)


184: 2011/04/11(月) 21:25:18.15 ID:RT2ftnjH0

――――さかのぼること20分前



上条は大量の荷物を持ち、帰宅の途に着いていた。



上条(ふぅ……これだけあると帰るのも一苦労だな)


上条(しかし……俺がこんなにチョコもらえる日が来るとは)グスッ



美琴(そろそろ、ここ通る時間なんだけど……)


美琴(あっ、来た!!!)ドキドキ



上条「ん?おっ、御坂じゃねーか。お前も帰りか?」


美琴「まっ、まーね!ってその紙袋は何?」ジロー

185: 2011/04/11(月) 21:25:49.19 ID:RT2ftnjH0

上条「これ?これはチョコレートだけど?」


美琴「っ!?」


美琴「ちょ、チョコレート?これ全部!?」


上条「おう、何だか沢山貰っちゃってな」


美琴「」


上条「御坂?」


美琴(あんたって……あんたって奴は……)ワナワナ


上条「おーい?」


美琴(……って駄目よ、あたし!)

186: 2011/04/11(月) 21:26:34.56 ID:RT2ftnjH0

美琴(ここで電撃をしてたら前と同じじゃない……ここは我慢よ!!)


美琴「」フゥー


美琴「実はね……あんたに……ち、チョコ作ってきたのよ///」


上条「え?御坂が俺にか!?」


美琴「」コクリ


美琴「はい!か……感謝しなさいよね!!」スッ


上条「おう!ありがたく頂くぜ!」


上条「ありがとな!御坂!!」ニッコリ


美琴「う、うん///」

187: 2011/04/11(月) 21:29:42.71 ID:RT2ftnjH0

上条「んじゃー、俺家帰るから!お前も完全下校時間まで寮に帰れよー」


美琴「あ、あんたに言われなくてもっ!!」








美琴(はぁぁ……何とか渡せてよかったわ)


美琴(ちゃんと食べてくれるかな……)


美琴(今度会ったら……感想聞いてみよ……)


美琴「……」


美琴(さてと……ゲコ太ショー見にいこうっと♪)

188: 2011/04/11(月) 21:30:39.92 ID:RT2ftnjH0

~ 同時刻 吹寄宅 ~



垣根「うん、結構うめーな」モグモグ


吹寄「あなたね……もっと味わって食べなさいよ」


垣根「あん?しっかり味わってるじゃねーか」


吹寄「……ま、いいわ」


垣根「ごちそうさん!」


吹寄「おそまつさまでした……ってもう食べ終わったの!?」


垣根「おう、このチョコの為に朝昼抜いてきたしな!!」

189: 2011/04/11(月) 21:31:11.89 ID:RT2ftnjH0

吹寄「……どれだけチョコ楽しみにしてたのよ」


垣根「そりゃー、吹寄が俺の為に作ってくれたチョコだからな。かなり楽しみにしてたんだよ」


吹寄「」ドキッ


吹寄「そ、そう……でも一日三食取らないと体に悪いわよ」


垣根「つってもな……朝は食べる気しないんだよな……」


垣根「吹寄が毎朝、朝飯作ってくれるなら食べる気でるかもな」


吹寄「なっ!?」


吹寄「何、馬鹿なこと言ってんのよ///」


垣根「照れんじゃねーよ」

190: 2011/04/11(月) 21:31:59.08 ID:RT2ftnjH0

吹寄「て、照れてないわよっ!!」







吹寄「そういえば知ってる?」


垣根「あん?」


吹寄「上条、学校でチョコ30個以上も貰ってたわよ」


垣根「」


垣根「な……何だと……」


吹寄「確かに悪い人ではないけど……まさかあそこまでもてるとは知らなかったわ……」

191: 2011/04/11(月) 21:32:45.35 ID:RT2ftnjH0

垣根(30個……)


垣根(俺の今までの人生で貰った合計より多いじゃねーか……)


垣根(何故だ……何故こうもレベルが違う……)ガッデム


吹寄「って聞いてるの?垣根?」







垣根「んじゃー、俺帰るわ」


吹寄「うん、気をつけてね」


垣根「おう、今日は鳥さんにぶつからないように気をつけるぜ」

192: 2011/04/11(月) 21:33:25.18 ID:RT2ftnjH0

吹寄「……どんな気をつけ方よ」



ギー



垣根「じゃーな」


吹寄「うん」フリフリ



バタン



吹寄「……」


吹寄(……私のチョコあんなに楽しみにしてくれてたんだ)


吹寄(嬉しいな)クスッ

193: 2011/04/11(月) 21:34:06.99 ID:RT2ftnjH0

~ 10分後 上条宅 ~



ピンポーン



上条「はーい」ガチャ


垣根「よっ!」


上条「垣根か、どうした?」


垣根「いや、暇だから来ちゃった」


上条「来ちゃった、じゃねーよ!まー上がりな」


垣根「お邪魔しまーす」



バタン



上条「お前も今日休みなんだろ?」

194: 2011/04/11(月) 21:34:48.92 ID:RT2ftnjH0

垣根「おう。暇すぎて朝から一人で桃鉄やってたぜ」


上条「うわ、それ引くわ……」


垣根「引くなよ……んで」ジロー


垣根「……これか」


上条「ん?」


垣根「吹寄に聞いたんだけどよ……かなりチョコ貰ったみたいだな」


上条「まーな。上条さん超感激ですよ……何飲む?」


垣根「コーヒーで」

195: 2011/04/11(月) 21:35:35.80 ID:RT2ftnjH0

上条「あいよー」







上条「ほら」スッ


垣根「サンキュー」


垣根「」ズズー


垣根「うん、中々のお味ですな」


上条「はいはい」


垣根「……んでさ、何でお前あんなにチョコ貰えるわけ?」

196: 2011/04/11(月) 21:36:21.40 ID:RT2ftnjH0

上条「へ?」


垣根「吹寄に聞いてかなり気になってな」


上条「……まさかそれ聞く為にわざわざ来たのかよ?」


垣根「イエス!オフコース!」


上条「本当、暇人だな……」


垣根「まーな!」エッヘン


上条「威張るところじゃねーよ!!」


垣根「んで何故あんだけチョコ貰ってんだ?」


上条「……うーん、大体不良にナンパされてたり、困ってたりしたところを助けた子達がくれたんだよな」


垣根「……」

197: 2011/04/11(月) 21:37:25.19 ID:RT2ftnjH0

上条「恐らく、お礼と義理兼ねてチョコくれたんだろうな」


垣根(こいつ何人、人助けしてんだよ……)


上条「上条さん、ちょっとは頑張った甲斐があったってことですよ」


垣根(ったく、上条らしいな……)


上条「何だよ、さっきから黙ってて」


垣根「別にぃ」


垣根「……それよりウイイレしようぜ!またボコしてやんよ」キリッ


上条「お前から聞いたんだろうが!まー、いい……実力の差って奴を見せてやる!」キリッ



結局、垣根はこの日も上条の家に泊まったそうです。

198: 2011/04/11(月) 21:44:45.97 ID:RT2ftnjH0

~ 同時刻 土御門宅 ~



舞夏「ほら、特製チョコレートケーキだぞー」


土御門「これは凄い美味しそうだにゃー!」


舞夏「私が作ったんだから当たり前なんだぞー」


土御門「だにゃー。では早速いただくぜよ」


舞夏「待った!」


土御門「!?」


舞夏「兄貴、今日は帰宅してからちゃんとうがいとお手洗いしたかー?」


199: 2011/04/11(月) 21:45:14.78 ID:RT2ftnjH0

土御門「……してないぜよ」


舞夏「もー……あれだけ毎日しとけって言っただろうがー」


土御門「も、申し訳ないぜよ……」


舞夏「ほら、ケーキを食べる前にうがいとお手洗いしてきなさーい」


土御門「り、了解だぜい!」








土御門「ではいただきます」


舞夏「どうぞ、召し上がれ」


土御門「」モグモグ

200: 2011/04/11(月) 21:45:55.76 ID:RT2ftnjH0

舞夏「お味はどうだー?あにきー?」


土御門「」モグモグ


土御門「最高だぜい!!!」


舞夏「それはよかった……けど兄貴、声が大きいぞー」



上条「なんか土御門の部屋、うっせーな」


垣根「メイド本でも見て、興奮してんじゃねーか?」


上条「……なるほど」

209: 2011/04/14(木) 23:03:23.54 ID:sv7aOnhp0

ボンソワール!

妹達は多すぎるんで省きました!

では投下します!

210: 2011/04/14(木) 23:04:08.53 ID:sv7aOnhp0

~ 2月20日 とある駅前 ~



上条「ちょっと早く来すぎたかな……」ズズー



上条当麻は、缶コーヒーを飲みながら二人の少女を待っていた。
一人はフレンダ=セイヴェルン、そしてもう一人は……



フレンダ「ごめん! お待たせ!」


上条「全然待ってないぞ。ちょっと早く来ちまったからさ」


フレンダ「学校ではいつも遅刻ぎりぎりの上条君らしくないわけよ」


上条「おいおい……んでこの子が?」


フレンダ「うん、私の妹! フレメア、ご挨拶は?」

211: 2011/04/14(木) 23:04:55.86 ID:sv7aOnhp0

フレメア「私はフレメア。フレメア=セイヴェルン。大体、よろしく」ペコリ


上条「俺は上条当麻だ。今日はよろしくな、フレメア」ニッコリ


フレメア「うん。フレンダお姉ちゃん」ツンツン


フレンダ「なに?」


フレメア「……この人がしょげぶの人?」


フレンダ「……ぶはぁっ!!?」


上条「……しょげぶって何だ?」


フレンダ「フレメア! しょげぶじゃなくてそげぶでしょ?」ヒソヒソ


フレメア「にゃおーん」

212: 2011/04/14(木) 23:05:40.89 ID:sv7aOnhp0

上条「……まっ、いいっか! んじゃー早速行きますか?」


フレンダ「うん」


フレメア「にゃあ」







~ 電車の中 ~



上条「フレメアは何歳なんだ?」


フレメア「大体、十歳」


上条「十歳っていうと……小学四年生か?」


フレメア「うん」

213: 2011/04/14(木) 23:06:31.44 ID:sv7aOnhp0

上条「学校は楽しいか?」


フレメア「うん。宿題以外は……」


上条「ははは。それは同感だな」


フレメア「上条も宿題嫌いなの?」


上条「当たり前です」


フレメア「お仲間」ニッコリ


フレンダ「上条君……」ツンツン


上条「ん?」


フレンダ「この子、さん付けとかしないから呼び捨てになっちゃうの……ごめんね」ヒソヒソ

214: 2011/04/14(木) 23:07:05.65 ID:sv7aOnhp0

上条「そんなの全然気にすることないぞ? 俺も年上の人呼び捨てしまくりだ」ヒソヒソ


フレンダ「そっか……ならよかったわけよ」


フレメア「何、二人でヒソヒソ話してるの?」


フレンダ「な、何でもないわけよ」


上条「おう、何でもないぞー」


フレメア「怪しい……」







アナウンス<ツギハ○○エキ



上条「お、次着くぞ」

215: 2011/04/14(木) 23:07:43.02 ID:sv7aOnhp0

フレンダ「久しぶりに行くから忘れてたけど、結構すぐ着くわけね」


上条「第7学区からそんな離れてないしな」







フレンダ「フレメア、降りるよ」ギュ


フレメア「うん」ギュ


上条「……」


上条(何か、二人ともお人形さんみたいだな)ジー


フレンダ「上条君? 降りるよ?」


上条「!?」ビクッ


上条「お、おう!」

216: 2011/04/14(木) 23:08:21.14 ID:sv7aOnhp0

~ 駅から水族館までの道 ~



フレメア「上条も手、繋ごう?」ジー


上条「……へ?」


フレンダ「フレメアったら……」


上条「よし、じゃあー三人で仲良く手繋ぎますか」


フレメア「うん」ギュ


上条「」ギュ


フレンダ「ごめんね、上条君」


上条「全然気にしなくていいですことよ? 上条さんはこういうの好きだから」


217: 2011/04/14(木) 23:08:57.06 ID:sv7aOnhp0

フレンダ「そうなんだ! まさか……口リ……」


上条「それは違う!!」








上条「―――――って……」


フレンダ「あらら……」


フレメア「……」


上条「臨時休業かよ!!」


フレンダ「これなら来る前に、調べておけばよかったわね……」


フレメア「残念……」ションボリ

218: 2011/04/14(木) 23:09:34.58 ID:sv7aOnhp0

上条「!?」


上条「ごめんな、フレメア……」


フレメア「ううん。大体、大丈夫」


フレンダ「……これからどうしよう?」


上条「そうだな……」


上条「!」ヒラメイタ


上条「……なら少し遠いけど第9学区の遊園地でも行くか?」


フレンダ「遊園地か……フレメア、どう?」


フレメア「遊園地……行きたい!」


上条「んじゃー、決まりだな! よし、行きますかー」


フレンダ「うん!」


フレメア「レッツゴー」

219: 2011/04/14(木) 23:10:28.68 ID:sv7aOnhp0

―――――2時間後 第9学区遊園地



      (⌒⌒)
  ____†\∠†____
,///////|ヽ\\\\\
(人人人_人_人_人_人_人人人人)
       ∥
       ∥ ♪
      ♪∥ ☆_/)/) n_
☆_/)/)゚∧*∧☆ .(∥・ミミ{'ェ
.(∥・ミミ ミ'▽^ミ ☆ ~Т ミミ⊂
 ^Т ミマ⊂ ))〃☆*/   ⌒
 */   し^`§* / *☆ ♪
*/ *☆° ☆♪♪ */ / ̄T ̄
*/ / ̄T ̄\_ ))) ̄  |
' ̄  | * ∥   ♪|*
⌒⌒⌒⌒⌒☆_/)/)⌒♪⌒⌒⌒
/)`∧*∧☆.(∥・ ミミ∧*∧'☆ _
ミ ミ ・ ・ ミ  "Т "nn ミ (|
。ミミ⊂ ))♪ */  メ⊂ `ヾ ^
  し.~`§/ *☆°し- ィ~~
° ☆ ♪ /_/ ̄T ̄\_ ))))




フレメア「フレンダお姉ちゃん! 上条!」フリフリ


上フ「」フリフリ

220: 2011/04/14(木) 23:11:13.65 ID:sv7aOnhp0

上フ「……」


上条「……流石にこの年で」


フレンダ「……メリーゴーランドには乗れないわけよ」


上条「まっ、フレメアが楽しそうで何よりだな」ウンウン


フレンダ「うん。今日はありがとね?」


上条「ん? いやいや、感謝するのは上条さんの方ですよ。俺もかなり楽しませてもらってるからな」


フレンダ「そっか。フレメアが来たらそろそろお昼に行こうか?」


上条「あー……もうそんな時間か。そうだな」

221: 2011/04/14(木) 23:11:55.65 ID:sv7aOnhp0

――――― 20分後 レストラン



ガヤガヤ


上条「おいおい、凄い人だな……」


フレンダ「やっぱりこの時間帯じゃどこも混むわけね……」


フレメア「お腹減った……」







店員「お待たせ致しました。三名様でよろしいでしょうか?」


上条「はい」


店員「ただいま、大変混雑しておりまして合席となってしまうのですがよろしいでしょうか?」

222: 2011/04/14(木) 23:12:33.31 ID:sv7aOnhp0

上条「俺はいいけど……フレンダとフレメアは?」


フレンダ「大丈夫よ」


フレメア「わたしも」


上条「オッケーです」


店員「ではご案内致します」



テクテク



店員「お客様、こちらのテーブルにお願いします」


上条「はいはーい」

223: 2011/04/14(木) 23:13:25.43 ID:sv7aOnhp0



「あん?」


「どうしたの? って……」



上条「垣根と吹寄!?」


垣根「あんだよ、合席の奴って上条達のことだったのかよ」


フレンダ「偶然ってわけね。吹寄さん、お邪魔じゃないかな?」


吹寄「全然大丈夫よ。垣根と二人でいるよりフレンダさん達がいた方がいいわよ」ニッコリ


垣根「おい!」


上条「悪いな、デート中お邪魔しちゃってよ」

224: 2011/04/14(木) 23:15:12.70 ID:sv7aOnhp0

そう言いながら、席に座っていく上条達。


上条「どっこいしょういち」


垣根「まっ、知らない奴に合席されるよりはマシだな……んで、このガキは?」


フレメア「」ビクッ


上条「おい、そんな睨むなよ。フレメアが怖がってるじゃねーか」


垣根「いや、睨んでねーよ……元々こういう目つきなんだよ!」


吹寄「上条、フレメアって……まさか……」


フレンダ「自己紹介が遅れたわね。この子はフレメア。私の妹ってわけよ」


垣吹「」


225: 2011/04/14(木) 23:16:06.24 ID:sv7aOnhp0

垣吹「なにぃぃぃぃぃ(ですってぇぇぇぇぇ)!?」


フレメア「」ビクッ


垣根「フレンダの妹ね……お嬢さん、俺は垣根帝督だ。よろしくな」


吹寄「私はフレンダさんと上条の同級生の吹寄制理よ。よろしくね」


フレメア「大体、よろしく」ニッコリ


フレメア「」ジー


垣根「あん?」


フレメア「」ジー


垣根(……おいおい、惚れられちまったか)


垣根(もてる男は辛いぜ……)ヤレヤレ

226: 2011/04/14(木) 23:16:57.53 ID:sv7aOnhp0

フレメア「ていとくん」ボソッ


垣根「!?」


フレメア「フレンダお姉ちゃん、この人がていとくん?」


フレンダ「っい!?」


吹寄「ていとくんって……」プププ


垣根「……フレンダ」ワナワナ


フレンダ(ひぃぃぃぃぃぃいいい)アセアセ


垣根「てめぇ、妹に余計なこと吹き込んでんじゃね―――」


ゴンッ


垣根「っ痛!?」

227: 2011/04/14(木) 23:17:34.79 ID:sv7aOnhp0

吹寄「そのくらいでいちいち怒らないの! まったく……」


垣根「……なんで俺が殴れらるんだよ」


フレンダ(た、助かった……)ホッ


上条(垣根……尻に敷かれてんな……)








フレメア「」モグモグ


垣根「しかし……」


吹寄「本当に……」


垣吹「よく似てるな(わね)」

228: 2011/04/14(木) 23:18:50.69 ID:sv7aOnhp0

フレメア「?」


フレンダ「うん、よく言われるわけよ」


上条「俺も最初見たとき、フレメアがミニフレンダにしか見えなかったからな」モグモグ


吹寄「フレンダさんに妹さんがいたなんて知らなかったわ……」


垣根「俺も」


フレンダ「ごめんね。あまり言う機会もなかったし……」


垣根「上条は知ってたのか?」


上条「いや、俺もこの前の慰安旅行で知ったんだよ」


垣根「へー……」

229: 2011/04/14(木) 23:19:24.79 ID:sv7aOnhp0

吹寄「」ジー


フレメア「」スッ


フレンダ「!?」


フレンダ「こら!ちゃんとグリーンピースも食べなさい!」スッ


フレメア「ふぎゃあああああああ!?」


吹寄(か、可愛い……)ニヘラ







垣根「んじゃー、俺達先行くわ」


吹寄「また学校でね」

230: 2011/04/14(木) 23:20:05.02 ID:sv7aOnhp0

上条「おう」


フレンダ「ばいばーい」


フレメア「」フリフリ



吹寄「次はジェットコースター行くわよ」


垣根「……またあれ乗るのかよ」



フレンダ(彼氏か……いいな……)ボー


フレメア「?」

231: 2011/04/14(木) 23:20:38.30 ID:sv7aOnhp0

―――― 16時 第7学区駅前



フレンダ「今日はありがとうね」


フレメア「大体、ありがとう」


上条「こっちこそありがとな。凄い楽しかったぜ」


フレメア「上条」


上条「ん?」


フレメア「また……遊んでくれる?」


上条「当たり前だろ! 休みならいつでも遊んでやるぞ」


フレメア「ありがとう。にゃあ」

232: 2011/04/14(木) 23:21:17.63 ID:sv7aOnhp0

フレンダ「それじゃー、私達あっちだからまた学校でね」


上条「おう! 気をつけて帰れよ」


フレンダ「上条君もね」


フレメア「上条、バイバイ」フリフリ


上条「」フリフリ


上条「……さてと、俺も帰りますか!」








フレンダ「フレメア、今日は楽しかった?」

233: 2011/04/14(木) 23:21:59.73 ID:sv7aOnhp0


フレメア「うん!」


フレンダ「そっか! また上条君と遊ぼうね?」


フレメア「にゃあ」


フレンダ「ふふふ。今日は何食べたい?」


フレメア「フレンダお姉ちゃんの手作りなら大体、何でもいい」


フレンダ「オッケー! ではいつも通り冷凍食品のオンパ―――」


フレメア「それは大体、手作りじゃない」


フレメア「うぐっ!?」

234: 2011/04/14(木) 23:22:42.64 ID:sv7aOnhp0

フレンダ「り、料理はお勉強中だから手作りはもう少し待ってて欲しいわけよ……」


フレメア「うん。待ってる。だって……」





















フレメア「これからはずっと一緒だもん」ニッコリ

245: 2011/04/15(金) 22:08:46.75 ID:HD4BU0Wo0

こんばんはー!

いつも皆さんコメントありがとうございます!

さて、投下させて頂きますが今回はオリキャラが出てきます。
なのでオリキャラNGの方はすごいスルーを超お願いします。

ちょっと今回は長めになるかもっす。

では投下します!

246: 2011/04/15(金) 22:10:25.98 ID:HD4BU0Wo0

~ 2月23日 19時 マ○ク ~



上条「はぁ……今日は疲れたな……」


土御門「だにゃー……」


垣根「まさか少年院から集団脱走するとはな……」


海原「うちの支部はテレポーターが二人もいてよかったですね」


青ピ「流石に20人も脱走されるときついで……」


浜面「よく言うぜ。青髪は瞬間移動してただけじゃねーか」


青ピ「馬鹿面! 結構、演算大変なんやで!」


浜面「え? そうなのか?」

247: 2011/04/15(金) 22:11:16.90 ID:HD4BU0Wo0

青ピ「せや! 流石に一気に15人も瞬間移動するとかなり疲れるで……」


滝壺「あおがみ、頑張ったね」


青ピ「おぉ! 今の滝壺ちゃんのお言葉でHP全回復や!!」


浜面「あっ! てめぇぇ!!」


一同「やれやれ……」







上条「……そういえばさ、垣根は高校卒業したらどうすんだ?」


垣根「あん?」


上条「ほら、俺達って表向きは風紀委員になってるだろ? 風紀委員って学生がやるもんじゃん」

248: 2011/04/15(金) 22:12:00.84 ID:HD4BU0Wo0

土御門「……それなら心配ないぜ、上やん」


上条「え?」


土御門「既に垣根、麦野の高3の二人には鎌池大学の入学の手続きがしてあるんだにゃー」


上条「……へ?」


垣根「まっ、そういうこった」


浜面「受験はしたのか?」


垣根「いや、してない」


土御門「統括理事会が裏で手をひいてくれたにゃー」


浜面「なぬ!?」


青ピ「……もう何でもありやな」

249: 2011/04/15(金) 22:12:37.68 ID:HD4BU0Wo0

海原「ですね」


上条「卒業式は出るの?」


垣根「出ない……はずだったんだが……」


一同「だが?」


垣根「吹寄に卒業式ぐらいちゃんと出なさい! って言われてよ……」


垣根「出ることになった。それと大学もちゃんと行くことになった」


上条「お前……相変わらず尻敷かれてるんだな……」


垣根「心配するな。自覚はある」


垣根「……んで、お前らは高校卒業したらどうするんだ?」


一同「!?」

250: 2011/04/15(金) 22:13:59.26 ID:HD4BU0Wo0

土御門「俺は舞夏と暮らせれば何でもいいにゃー」


垣根「即答だな。おい」


上条(卒業か……)


青ピ(まだ一年やし、全然考えてなかったで……)


浜滝海(学校行ってない……)


垣根「まっ、お前らなら大学でも研究所でもいいところ紹介してもらえるんじゃねーの?」


上条「……そうなの?」


垣根「浜面は無能力者で上条みたな力もないから駄目だろうけどな……」


浜面「うげっ!? 俺だけ仲間外れかよ……」


251: 2011/04/15(金) 22:14:45.87 ID:HD4BU0Wo0

滝壺「大丈夫。将来のビジョンが全く見えてこない、そんなはまづらを私は応援する」


浜面「滝壺……これ以上俺を落とさないでくれ……」ガックシ



>アハハハ



垣根「まっ、お前らまだ二年もあるんだからじっくり考えな」


上条「なんか垣根が年上っぽいぞ……」


土御門「珍しいぜい……」


青ピ「これは明日は……」


海原「大雨ですね」


垣根「んだとぉぉぉぉぉおおおお!!!」ガタッ

252: 2011/04/15(金) 22:15:29.09 ID:HD4BU0Wo0

浜面(そういえば学校って言えば、麦野の奴が……)


浜面「なー、土御門」


土御門「何ぜよ?」


浜面「『あいつ』の転入の件も話ついてるのか?」


土御門「ああ。理事会に話は通してあるぜい。後は本人の判断次第だにゃー」


浜面「そっか……」


上条「誰の話してんだ?」


青ピ「転入ってどういうことや?」


浜面「えっと……実はな――――――――――――――――――」

253: 2011/04/15(金) 22:16:28.21 ID:HD4BU0Wo0

~ 2月24日 ~



店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」


絹旗「いえ。既に知り合いが……」


店員「かしこまりました。ご注文お決まりになりましたらお呼び下さい」


絹旗「どうもです」


絹旗「」キョロキョロ



絹旗最愛は、ある人物に呼び出されいつものファミレスに来ていた。



絹旗(あ、見つけました)テクテク


絹旗「超お待たせしました」


麦野「悪いわね。急に呼び出しちゃって」

254: 2011/04/15(金) 22:17:02.99 ID:HD4BU0Wo0

絹旗「いえ。どうせ暇でしたし……」


土御門「まっ、座ってくれにゃー」


絹旗「はい」



テーブルにいたのは麦野、土御門、滝壺、浜面の4人。
珍しい組み合わせだ、と思いつつ椅子に座る絹旗。



絹旗「……それで私に超話したいこととは何ですか?」


浜面「そうだな、これは麦野から話してもらった方がいいな」


土御門「だにゃー」


滝壺「発案者でもあるしね」


麦野「わかったわ」

255: 2011/04/15(金) 22:17:34.22 ID:HD4BU0Wo0

絹旗「麦野、どのようなお話ですか?」


麦野「……単刀直入に言うわ。絹旗、学校に行きなさい」


絹旗「」


絹旗「…………はい!?」


麦野「学校よ。中学校」


絹旗「いきなり何ですか?」


麦野「……少し前から考えてたのよ」


絹旗「何をですか?」


麦野「絹旗、あんた本来なら中学一年生よね?」


絹旗「え、ええ……」

256: 2011/04/15(金) 22:19:42.57 ID:HD4BU0Wo0

麦野「あんた、今の生活をずっと続ける気?」


絹旗「っ!?」


麦野「今は風紀委員として仕事があるからいいけど、これがずっと続くわけではないのよ」


麦野「今までは暗部の世界で生きてきたわけだけど……これから氏ぬまで私達は表の世界で生きていくのよ」


絹旗「……」


麦野「つまり現状としては学生として普通に学校に行かないといけないわけ」


絹旗「……言いたいことはわかります。けど麦野達だって……」


麦野「私はもう高校卒業だからね……けど大学はちゃんと行くわよ。垣根の馬鹿と一緒なのが気に入らないけど」


絹旗「!?」

257: 2011/04/15(金) 22:20:15.96 ID:HD4BU0Wo0

麦野「……それに浜面、滝壺も4月からの転入手続きも済ましているわ」


浜面「え?」


滝壺「むぎの、それは聞いてない」


麦野「だって土御門にお願いして内緒にしてたんだもの」


浜面「何で内緒にしてたんだよ!?」


麦野「それはもちろん……驚かせたかったからだにゃーん♪」


土御門「隠しててわるかったにゃー」


浜面(このにゃー族、うぜぇ……)


滝壺「むぎの、はんろ「反論は認めない!」」


滝壺「……」

258: 2011/04/15(金) 22:21:08.21 ID:HD4BU0Wo0

麦野「ねー、絹旗。あんたはまだ13歳」


絹旗「はい。麦野と違って超ピチピチの13歳です」


麦野「」イラッ


土御門「麦野、我慢だにゃー」ヒソヒソ


麦野「わ、わかってるわよ」ヒソヒソ


麦野「あんた、高校卒業する18歳まで今の生活のままでいいとは思ってないでしょ?」


絹旗「そ、それは……」


土御門「それに学校は楽しいぜい! 友達と馬鹿やったり馬鹿やったりだにゃー」


浜面「それ馬鹿しかやってねーってことじゃねーか!!」

259: 2011/04/15(金) 22:22:12.00 ID:HD4BU0Wo0

滝壺「……きぬはた、どうするの?」


絹旗「……少し考えさせて下さい」


麦野「……」


麦野「そうね……話が急だしね。わかったわ、五日待つわ。それまでに返事ちょうだい」


麦野「土御門、それでいいかしら?」


土御門「ああ。理事会にはそう伝えておくぜい」









絹旗「ではお先に失礼します」ペコリ


一同「じゃーな(じゃーね)」

260: 2011/04/15(金) 22:23:13.33 ID:HD4BU0Wo0







浜面「絹旗、学校行くと思うか?」


麦野「さーね。結局は本人次第だし。けど……」


一同「?」


麦野「絹旗はまだ13歳。本当なら学校に行ってお友達と遊んだりしていい年頃なのよ」


麦野「……私さ、最近佐天さんと初春さんの二人を見てて羨ましく思っちゃうのよね」


土御門「何をだにゃー?」


麦野「あー……これなら私も普通に学校に行って学校生活を満喫してみたかったな、ってね」


滝壺「むぎの……」

261: 2011/04/15(金) 22:24:27.18 ID:HD4BU0Wo0

麦野「私はもう高三だし、あんた達も後二年で高校卒業を迎える」


麦野「けれど絹旗はまだ五年以上も学校に行ける時間があるのよね。あの子には私みたいな思いはさせたくないわけよ」


浜面「……」


麦野「もちろん、今までずっと暗部の世界にいたんだから普通に学校行けって言われても戸惑うと思うわ……」


浜面「フレンダは思いっきり馴染んでるけどな……」


麦野「ま、まーね……」


麦野「とにかく今がいい機会だと思うの。絹旗だけじゃなくて私達アイテムが変われるね……」


麦野「それに絹旗だって……初春さんや佐天さんみたいに普通の中学生として暮らしていいと思わない?」


滝壺「……そうだね」

262: 2011/04/15(金) 22:25:09.32 ID:HD4BU0Wo0

浜面「……わかったよ!」


一同「?」


浜面「俺も滝壺もちゃんと学校に行く! 俺達だけ学校行かないわけには行かないもんな!!」


滝壺「はまづら」


浜面「滝壺もいいだろ?」


滝壺「うん。はまづらと一緒ならいいよ?」ジー


浜面「滝壺……」ジー


麦土「」イラッ



滝壺と見つめ合い、浜面がこの雰囲気に酔い始めた瞬間、彼の顔面に強烈な拳が見舞われた。



浜面「ぐがぁぁぁぁああああ!!!」

263: 2011/04/15(金) 22:25:43.30 ID:HD4BU0Wo0

麦野「てめぇ……人前でいちゃつくんじゃねー、って言っただろうがぁぁぁあああ!!!」


浜面「ちょっ!? さっきまでの後輩思いの麦野さんは何処へ!!??」アセアセ


麦野「そんなの知るかぁぁぁぁあああ!!!」ドガッ


浜面「ごぼぉぉぉぉおおおお!!?」



>オラー
>タキツボ、ツチミカド!タスケテー



土御門「……」


滝壺「……」


土御門「先に帰るとするぜよ……」


滝壺「……うん」


滝壺「……そういえば、つちみかど」


土御門「何だにゃー?」


滝壺「私達が転入する学校って……」


土御門「あー、それなら―――――――――」

264: 2011/04/15(金) 22:26:37.96 ID:HD4BU0Wo0

―――――



絹旗は麦野の話を思い出しながら帰宅の途についていた。



絹旗(今の生活がずっと続くわけではない、ですか……)


絹旗(そんなの超わかってます!)


絹旗(でも今更……学校なんて……)ハァー


絹旗(……一応、白井さんと初春さんに学校のお話を聞いておきますか)



~ 翌日 ~



絹旗、黒子、浜面の三人はいつもの通りパトロールをしていた。



絹旗「……」


黒子「絹旗さん、どうかなされましたの?」

265: 2011/04/15(金) 22:27:19.08 ID:HD4BU0Wo0

絹旗「いえ、超何でもありません」


黒子「そうですの……」


浜面「……」


絹旗「白井さん」


黒子「はいですの」


絹旗「……学校って楽しいですか?」


黒子「……唐突ですわね」


絹旗「すみません……ただ学校がどういうものがお聞きしたくて」


浜面(絹旗……)


黒子「そうですわね……学校によって変わってくると思いますが……」

266: 2011/04/15(金) 22:27:54.39 ID:HD4BU0Wo0

絹旗「はい」


黒子「私が学んでいる常盤台中学は名門校ですので、やはり堅苦しい雰囲気は若干ありますわ」


黒子「それに寮のルールが非常に厳しいですの……」


絹旗「そうですか……」


黒子「ただ」


絹旗「?」


黒子「学校生活は楽しいですし、お姉さまや大切な友人達と出会えましたし常盤台に入学したことはよかったと思ってますわ」


絹旗「……出会いですか」


黒子「ええ。後フレンダさんが素晴らしいことをおっしゃってましたわ」


絹旗「フレンダが?」

267: 2011/04/15(金) 22:28:41.43 ID:HD4BU0Wo0

黒子「はい。大切なのは学校のレベルじゃなくそこにいて楽しいかどうか、と以前言われましたの」


黒子「確かに常盤台は名門校ですが……実際、親友の初春や佐天さんは普通の中学ですの」


黒子「彼女達と一緒なら例え常盤台ではなくても楽しい学校生活が送れると思ってますの」


絹旗「……」


浜面(フレンダもたまにはいいこと言うんだな……)



フレンダ「へっくち!!」


フレメア「!?」



――――1時間後



ビエーン、エンチョウセンセイ



黒子「あら」

268: 2011/04/15(金) 22:29:31.55 ID:HD4BU0Wo0

絹旗「どうしました?」


黒子「迷子のようですわね」


浜面「このSSはよく迷子でるな」


黒子「それは禁句ですの……」



黒子「そこの貴女、いかがなされましたの?」


女の子「ひっく……ひっく……園長先生とはぐれちゃったのぉ……」


絹旗「迷子ですか……」


黒子「では私達と一緒に園長先生を探しますの」ニッコリ


女の子「」コクリ

269: 2011/04/15(金) 22:30:15.83 ID:HD4BU0Wo0

黒子「いい子ですわね」ナデナデ


絹旗「白井さん、なんか海原さんっぽいです」


黒子「……実は海原さんを参考にしてみましたの」コホン


絹旗「そうだったんですか」クスッ


黒子「絹旗さん、笑わないで下さいまし!」


絹旗「超ごめんなさいです。ふふふふ」


浜面(絹旗の奴、少しは元気出たかな……って)


浜面「なー」


絹黒「?」

270: 2011/04/15(金) 22:31:04.48 ID:HD4BU0Wo0

浜面「この子、絹旗に似てないか?」


絹黒「え?」


女の子「?」キョトン


黒子「確かに似てますわ……」ジー


絹旗「確かに私に似て超キュートですね」ジー


浜面「自分で言うなよ……」


黒子「そういえば貴女様のお名前をお聞きしてなかったですの。お名前をおっしゃって下さいまし」

271: 2011/04/15(金) 22:32:03.25 ID:HD4BU0Wo0

女の子「し……しんあい」




















女の子「絹旗深愛」

288: 2011/04/17(日) 22:34:48.41 ID:T2nWx2EY0

絹旗「…………え?」


黒子「絹旗って……」


浜面「!?」


深愛「お姉ちゃん達、どしたの?」


黒子「きぬは――――」


絹旗「」ドクン


黒子(絹旗さん、明らかに動揺してますの。これは……)


黒子「……では深愛さんとやら、園長先生を一緒に探しますの」


深愛「あーい」


黒子「浜面さん、先に行ってますの」

289: 2011/04/17(日) 22:35:49.18 ID:T2nWx2EY0

浜面「お、おう」







絹旗「……」


浜面「絹旗」


絹旗(……絹旗? まさか私の……でも私は……)


浜面「絹旗!」


絹旗「」ビクッ


絹旗「な、何ですか?」


浜面「お前、妹とかいたりしたのか?」

290: 2011/04/17(日) 22:36:36.01 ID:T2nWx2EY0

絹旗「……いるわけないじゃないですか……私は置き去りですよ……」


浜面(あっ…………)


浜面「す、すまねぇ……」


絹旗「いえ、超気にしてませんから」


絹旗「とりあえず園長先生を探しましょう」


浜面「お、おう……」


絹旗「白井さん、すみません! お待たせしました」


浜面(……土御門に連絡しておくか)

291: 2011/04/17(日) 22:37:33.10 ID:T2nWx2EY0

1時間後、絹旗は園長先生の捜索を二人に任せ、女の子の面倒を見ていた。



絹旗(な、何ででしょう……)


深愛「」ギュ


絹旗(何故か、超懐かれてます……)


深愛「最愛お姉ちゃんと私、お名前似てるねー♪」


絹旗「そ、そうですね」アセアセ


深愛「……お姉ちゃん、喉渇いたー」


絹旗「喉が渇いたんですか? ではジュースでも超買いに行きましょう」


深愛「わたし、なっちゃんがいい」

292: 2011/04/17(日) 22:38:26.31 ID:T2nWx2EY0

絹旗「なっちゃん? 冷たいジュースでもいいんですか?」


深愛「うん」コクリ


絹旗「では買ってくるので待ってて下さい」


深愛「……わたしも一緒に行く」グイ


絹旗「!?」


絹旗「わ、わかりましたから、私のセーター超引っ張らないで下さい!」アセアセ


深愛「わかったー」パッ


絹旗(正直、姉妹とか考える暇が超ありません……)









絹旗「ではジュースを飲みながら、ベンチであの二人を超待ちましょう」

293: 2011/04/17(日) 22:39:10.92 ID:T2nWx2EY0

深愛「あーい」ズズー


深愛「美味しい!!」ニッコリ


絹旗「そうですか、よかったですね」ニッコリ


深愛「」ズズー


絹旗(……この子が私の妹……でもたまたま同じ名字なだけかもしれませんし……)


絹旗(……でも顔が超似てますし……)ウーン


深愛「お姉ちゃんも飲むぅ?」スッ


絹旗「!?」


絹旗「いえ、自分は大丈夫ですよ」

294: 2011/04/17(日) 22:39:50.01 ID:T2nWx2EY0

深愛「そっか……」ションボリ


絹旗(あっ…………)


絹旗「じゃ、じゃー……少し飲んでもいいですか?」


深愛「」ニパァー


深愛「うん! はい、どうじょ」スッ


絹旗「ど、どうもです」


絹旗「」ズーズー









深愛「」スースー


絹旗(寝ちゃいましたか……)

295: 2011/04/17(日) 22:40:49.34 ID:T2nWx2EY0

絹旗(そういえば初めてですね。誰かに膝枕してあげるのは……)ナデナデ


深愛「」スースー



カナシミノヨルヲコエテ~♪



絹旗(土御門さんから?)ピッ


絹旗「もしもし?」


土御門「今、時間大丈夫か?」


絹旗「はい。どうしたんですか?」


土御門「実は浜面から連絡があってな。その女の子のことなんだが……」


絹旗「!?」

296: 2011/04/17(日) 22:41:57.58 ID:T2nWx2EY0

絹旗「まさか……」


土御門「……ああ。その子はお前の妹だ」


絹旗「――――――ッ!!??」


絹旗「……ほ、本当なんですか?」


土御門「ああ。アレイスターに確認したから間違いはない」


絹旗(この子が私の妹!!??)


深愛「」スースー


土御門「……それとだな……その子もお前と同じだ」


絹旗「……え?」

297: 2011/04/17(日) 22:43:36.01 ID:T2nWx2EY0

土御門「その子も…………」





















土御門「置き去りだ」


絹旗「…………なっ!!??」

298: 2011/04/17(日) 22:45:10.93 ID:T2nWx2EY0

絹旗(この子も置き去り……私だけでなく妹まで捨てたんですか?)


深愛「むにゃむにゃ」スースー


絹旗(……自分だけならまだしも……この子まで……)



この時、絹旗の中である感情が彼女の心の中を大きく支配しようとしていた。
『憤り』その感情により、内に秘めていた暴力性が顔を出す。



絹旗(ふざけンな……超ふざけンな……)


絹旗(……許さない……絶対に許さない……)


土御門「絹旗」


絹旗「……はい」

299: 2011/04/17(日) 22:46:17.20 ID:T2nWx2EY0

土御門「馬鹿なことは考えるなよ?」


絹旗「っ!?」


土御門「お前が何を考えてるかは大体予想はつく。だがな……そんなことしてもお前が損するだけだ」


絹旗「……で、でも……」


土御門「いいか? お前はこれから表の世界で生きていくんだ」


土御門「お前の両親達のことは上の連中に任せるんだ」


絹旗「……わかりました」


土御門「わかってくれたならいい……」


土御門「その子に姉と告げるかどうかはお前が決めるんだ。じゃーな」ブチッ

300: 2011/04/17(日) 22:48:26.20 ID:T2nWx2EY0

ツーツーツー



絹旗「……」


深愛「」スースー


絹旗(妹ですか……)


絹旗(私にも家族がいたんですね……)


絹旗「……」



ポタッ、と絹旗深愛の顔へ絹旗最愛の瞳から透明な液体が落ちていく。



絹旗(あれ? 何で?)ゴシゴシ


深愛「……お姉ちゃん?」

301: 2011/04/17(日) 22:49:08.26 ID:T2nWx2EY0

絹旗「あっ、起きちゃいましたか……」ゴシゴシ


深愛「……泣いてるの?」


絹旗「っ!?」


絹旗「……いえ、超あくびが出ただけですよ」ニッコリ


深愛「……そっか……」


絹旗「……まだ眠たいのなら超寝てていいですよ?」


深愛「う……うん……」


深愛「」スースー


絹旗「」ナデナデ


絹旗(何でですかね……家族の温もりなんて超いらないと思ってたのに……)


絹旗(妹とわかった瞬間、これですか……)

302: 2011/04/17(日) 22:49:48.36 ID:T2nWx2EY0

――――――30分後



黒子「お待たせいたしましたの」


浜面「悪い! 待たせたな!」


絹旗「いえ、それより見つかったんですか?」


黒子「……ええ。幸いなことにわたくしのお知り合いの方でしたの」


絹旗「そうだったんですか」


深愛「」スースー


浜面「すっかり熟睡してんな」


黒子「後、15分位で着くそうなのでもう少し経ちましたら起こしますの」


絹旗「……はい」

303: 2011/04/17(日) 22:50:24.84 ID:T2nWx2EY0

――――――15分後



絹旗「深愛、もう少しで園長先生来ますからね」


深愛「……うん」


絹旗(超元気ないですね……まっ、それは私も同じですか)



園長「遅くなりまして申し訳ございません。この度はうちの子が大変ご面倒をおかけしました」ペコリ


絹旗「……え?」


黒子「そんなことないですの」


深愛「園長先生だー」


園長「深愛ちゃん、心配したのよ! って、あなたは……」


304: 2011/04/17(日) 22:51:19.59 ID:T2nWx2EY0

絹旗「……超お久しぶりです。園長先生」


浜黒深「?」


園長「……絹旗さん……なの?」


絹旗「はい。絹旗最愛ですよ、園長先生」ニッコリ


園長「……こんなに大きくなって……久しぶりね」


絹旗「はい。あすなろ園では超お世話になりました」


黒子「えっと……園長先生と絹旗さんはお知り合いですの?」


園長「え、ええ……」


絹旗「園長先生、私から説明します」

305: 2011/04/17(日) 22:52:18.43 ID:T2nWx2EY0

絹旗「実は私、置き去りで……あすなろ園で育ったんです」


浜黒深「っ!?」


絹旗「まー、途中で研究所に預けられたんですけどね……園長先生には超お世話になったんですよ」


園長「元気そうで何よりだわ。研究所生活で上手くいってるのか心配したのよ……」


絹旗「……大丈夫でしたよ。皆いい人達でしたから」ニッコリ


浜面(絹旗……)


黒子「そうだったんですの……」


深愛「最愛お姉ちゃんも私と同じあすなろ園にいたのぉ?」


絹旗「そうですよー。だから私は深愛の超先輩です」

306: 2011/04/17(日) 22:53:13.47 ID:T2nWx2EY0

園長「絹旗さん、ちょっと……」


絹旗「……はい。白井さん、少しこの子のことよろしくお願いします」


黒子「か、かしこまりましたの」







園長「絹旗さん……実はあの子はね……」


絹旗「……知ってますよ。私の……妹なんですよね」


園長「!?」


園長「何故、そのことを?」


絹旗「……知り合いに情報網に超長けてる人がいるんですよ」


307: 2011/04/17(日) 22:54:14.43 ID:T2nWx2EY0

園長「……そう。あの子が来たときあなたに連絡をしようとしたんだけど……」


絹旗「……連絡が取れなかったんですよね。あの研究所はすぐ潰れてしまいましたから」


園長「本当にごめんなさい」ペコリ


絹旗「っ!?」


絹旗「何で園長先生が謝るんですか!? 園長先生は何も悪くないですよ!?」アセアセ


園長「……それでも妹がいること、そのことを伝えるのにこんなに時間が経ってしまったわ……」


絹旗「超気にしないで下さい。私なんかにも家族がいたこと……それだけで十分ですから」


園長「絹旗さんったら……もう立派に育っちゃって」ナデナデ


絹旗「!?」

308: 2011/04/17(日) 22:57:24.89 ID:T2nWx2EY0

絹旗(……懐かしい……この感触……)







絹旗『うえぇぇぇん!! 園長先生!!』


園長『あらあら、どうしたの?』


絹旗『怖い夢を見たのぉぉ……』


園長『……そう、でも大丈夫よ。園長先生がちゃんとついててあげるから』ナデナデ


絹旗『うん……』







絹旗(泣いてたとき……よくしてもらってましたね……)

309: 2011/04/17(日) 22:58:02.71 ID:T2nWx2EY0

園長「……それでどうするの?」


絹旗「……」


園長「あの子に自分が姉だと伝える? それとも……」


絹旗「……まだ迷ってます……」


園長「そう……でもいつでもあすなら園に来ていいのよ? あそこはあなたの家でもあるのだから」


絹旗「ありがとうございます……」


園長「では白井さん達がお待ちになってるから行きましょうか」


絹旗「はい」







絹旗「超お待たせ致しました」

310: 2011/04/17(日) 22:59:15.35 ID:T2nWx2EY0

深愛「お姉ちゃーん」ダキッ


絹旗「深愛は甘えん坊ですね」クスッ


深愛「」ギュー


園長「……」


絹旗「そういえば白井さんと園長先生は何故お知り合いなんですか?」


黒子「……以前、あすなら園にボランティアに行きまして」


園長「あの時はお世話になりました」


黒子「そんなことないですの」


絹旗「あれ? そのときに深愛の顔見なかったんですか?」

311: 2011/04/17(日) 22:59:50.96 ID:T2nWx2EY0

黒子「……大勢おりまして……申し訳ございませんの……」


園長「白井さん、違うのよ。その日は深愛ちゃんは風邪を引いてたからお休みしてたのよ」


黒子「!?」


黒子「そうでしたの!?」


絹旗「あははは……」


浜面「世間って狭いもんだなー……」


園長「……では深愛ちゃん、そろそろ帰りましょうか?」


深愛「……」


園長「深愛ちゃん?」

312: 2011/04/17(日) 23:00:49.85 ID:T2nWx2EY0

絹旗「深愛? どうしたんですか?」


深愛「……いや……」


絹旗「え?」


深愛「……もう少し、最愛お姉ちゃんと一緒にいたい!」


絹旗「!?」


園長「あらあら、困りましたわね……」


黒子(……やはり姉妹ですのね)


絹旗「ち、超困りましたね……園長先生?」


園長「……じゃあー、一晩だけよ?」

313: 2011/04/17(日) 23:02:19.40 ID:T2nWx2EY0

絹旗「……え?」


園長「絹旗さん、悪いんだけど一晩、深愛ちゃんのことよろしくね」


深愛「やったぁぁぁ!! ありがとう、園長先生!!」


園長「深愛ちゃん、絹旗さんにご迷惑お掛けしちゃ駄目よ?」


深愛「はーい!」


絹旗「あれ? 話が急過ぎて超ついていけません……」


黒子(園長先生……)


浜面(いい先生だな……)


浜面「……園長先生、それじゃー俺が明日あすなろ園まで送り届けるぜ!」

314: 2011/04/17(日) 23:03:01.68 ID:T2nWx2EY0

園長「あら? でも悪いわ」


浜面「車もあるから大丈夫だ!」


絹旗「浜面……」


園長「……それじゃーお言葉に甘えさせて頂こうかしら」


黒子「こんなに頼りに見える浜面さん、初めて見ましたの」クスッ


浜面「ちょっと白井さん!? それじゃー俺がいつも頼りないみたいに聞こえるんだが!?」


黒子「事実ですの」


絹旗「ですね」


浜面「おぉぉぉぉい!!!」

315: 2011/04/17(日) 23:03:34.71 ID:T2nWx2EY0


アハハハ



園長「それじゃー絹旗さん、深愛ちゃんのこと一晩よろしくね」


絹旗「はい」


深愛「ばいばい、園長先生」


園長「」フリフリ







黒子「では絹旗さん」


絹旗「は、はい」

316: 2011/04/17(日) 23:04:28.19 ID:T2nWx2EY0

黒子「絹旗さんは直帰してくださいな。固法先輩には私から上手く言っておきますの」


絹旗「白井さん……」


黒子「こんな時くらいは頼って下さいな。親友ではありませんか」ニッコリ


絹旗「超感謝です。それとこのことは……」


黒子「ええ。誰にも言わないですわ」


絹旗「ありがとうございます」


浜面「絹旗、明日出る時に知らせてくれよ。車回して迎えいくからよ」


絹旗「……事故らないで下さいよ?」


浜面「俺の運転テクを甘く見るなよ?」

317: 2011/04/17(日) 23:05:18.57 ID:T2nWx2EY0

絹旗「超浜面のクセに調子乗ったこと言わないで下さい」


深愛「超浜面~♪」


浜面「おい! 深愛ちゃんが真似すんだろうが!!」


絹旗「それが何か問題でも?」


浜面「ぐぬぅぅぅぅぅうう!!」


絹旗「では深愛、行きますか?」


深愛「うん!」


絹旗「では白井さん、ついでに浜面、失礼しますね」


深愛「ばいばーい」フリフリ


黒子「お気をつけて帰って下さいな」


浜面「俺はついでかよ!」

330: 2011/04/18(月) 22:03:01.61 ID:XhjesHyK0

こんばんはー!

コメントいつもありがとうございます☆

>>319
やっちまったぁぁぁあああ!!

>>326
ちょっと言葉足らずでしたね。
髪型が絹旗と同じで色が黒です。絹旗自体は茶髪ですね。

では投下します!
今回で絹旗姉妹編終わりです!

長めになりますがどうぞお付き合い下さい。

331: 2011/04/18(月) 22:03:47.25 ID:XhjesHyK0

~ 1時間後 ファミレス ~



深愛「」モグモグ


絹旗「美味しいですか?」


深愛「うん!」


絹旗「ならよかったです」ニッコリ


深愛「」モグモグ







絹旗「では私のお家に行きましょうか」


深愛「あーい」

333: 2011/04/18(月) 22:04:40.78 ID:XhjesHyK0


スッ、と右手が絹旗に差し出される。
絹旗は、優しく深愛の手を握り締めた。



絹旗「帰ったらまずはお風呂に入りましょうね」


深愛「あーい! 最愛お姉ちゃんも一緒にね?」


絹旗「はいはい、わかりました」



~ 20分後 絹旗宅 ~



深愛「……」


絹旗(しまった! 自分の部屋の有様を超忘れてました……)


深愛「……超汚いお部屋だね」


絹旗「」グサッ

334: 2011/04/18(月) 22:05:26.38 ID:XhjesHyK0

絹旗「し……深愛ははっきり物事を言いますね……」


深愛「物事?」


絹旗「知らないんなら超いいんです……」トホホ


絹旗「ではお風呂セットしてくるのでソファーに座ってて待ってて下さい」


深愛「あーい」







絹旗「今セットしてきたので後30分くらい待ってくださいね」


深愛「あーい……最愛お姉ちゃん」

335: 2011/04/18(月) 22:06:21.78 ID:XhjesHyK0

絹旗「何ですか?」


深愛「このDVDはなーに?」


絹旗「!?」


絹旗「うふふふ……これはですね……」



その後、絹旗のB級映画トークは30分近く続いた。



絹旗「―――――いいですか、深愛」



>オフロガチョウデキマシタ
>オフロガデキマシタデスノー



絹旗「ぬ? これからが超いいお話なんですが……仕方ないですね。お風呂入りますよ」

336: 2011/04/18(月) 22:07:05.21 ID:XhjesHyK0

深愛「……あーい」ゲッソリ







絹旗「ほら、ちゃんと閉じないと目に入りますよ」ゴシゴシ


深愛「あーい」


絹旗「深愛の髪はさらさらですね」


深愛「うん、さらさらするん♪」


絹旗「さらさらするん♪ ですか」クスッ


深愛「うん! さらさらするんなの~」

337: 2011/04/18(月) 22:07:53.64 ID:XhjesHyK0

絹旗「ふぅ~、いい湯です」


深愛「ちょっと熱い……」


絹旗「少し温度下げたんですけどね……では少し水を入れましょう」



ジャー



深愛「あ、熱くなくなってきたー」


絹旗(こっちは超ぬるく感じてきました……)


深愛「……」ジロー


深愛「あっ……」ションボリ


絹旗「……深愛、どうしたんですか?」

338: 2011/04/18(月) 22:08:37.56 ID:XhjesHyK0

深愛「……」


絹旗(あすなろ園に帰りたくなったんですかね……)


深愛「最愛お姉ちゃんの…………」























深愛「おっOい……ぺったんこ……」


339: 2011/04/18(月) 22:09:20.72 ID:XhjesHyK0

絹旗「」


絹旗「なっ、なっ、なっ、なななな……」パクパク


深愛「園長先生のと大きさが違うの……」


絹旗「わ、わ、私はこれから超大きくなるから大丈夫なんです!」


深愛「……そうなの?」


絹旗「そうです!!」


絹旗(まさか妹に胸のことを言われるなんて……)


絹旗(超惨めです……)グスッ

341: 2011/04/18(月) 22:17:04.45 ID:XhjesHyK0






絹旗「ほら、髪の毛乾かすから動かないで下さい」ブーン


深愛「あーい」


絹旗「いつもドライヤーは園長先生にしてもらってるんですか?」


深愛「うん、そうだよー!」


絹旗「そうなんですか……私もよくしてもらってましたよ」


深愛「最愛お姉ちゃんも?」


絹旗「そうですよー」


深愛「じゃあー、私と一緒だね♪」


絹旗「そうですね。深愛と一緒です」

342: 2011/04/18(月) 22:17:53.59 ID:XhjesHyK0






絹旗「―――――こうしてTOMA KAMIJOは王女様達と幸せに暮らしましたとさ……めでたし、めでたし」


深愛「うわー! この王子様はモテモテだね」


絹旗「そうですね(はて……誰かに似てるような……)」



上条「へくちょーん!!」


垣根「うわ、きたねーな!!」



絹旗「……では22時も過ぎましたし超睡眠に入りましょう」


深愛「うん」


絹旗「私は布団で寝るので、深愛はベッドで寝て下さい」

343: 2011/04/18(月) 22:18:45.19 ID:XhjesHyK0

深愛「あーい」


絹旗「では電気も消して」カチッ


絹旗「おやすみなさい、深愛」


深愛「おやしゅみなさい」








絹旗(……妹……)


絹旗(これか姉妹というものなんですかね……)


絹旗(できることなら……ずっとこのまま二人で……)


絹旗(……でも今の自分は……)

344: 2011/04/18(月) 22:19:29.34 ID:XhjesHyK0


絹旗(この子に胸を張って『姉』だと言えるんでしょうか……)


絹旗(それに過去のことも……)


絹旗(……土御門さん……やっぱり私には言えません……)


深愛「最愛お姉ちゃん……」


絹旗「」ビクッ


絹旗「親愛、起きてたんですか?」


深愛「うん……ちょっと眠れなくて……」


絹旗「昼寝もしてましたからね……」


深愛「……一緒に寝ていい?」

346: 2011/04/18(月) 22:20:11.91 ID:XhjesHyK0

絹旗「……え?」


深愛「最愛お姉ちゃんと一緒に寝たいのぉ……」


絹旗「……」


絹旗「いいですよ、本当に深愛は甘えん坊です」


深愛「えへへへへ」モゾモゾ


深愛「あったかーい」


絹旗「それは私の超ぬくもりがある布団ですからね」


深愛「おやしゅみなさい」ギュ


絹旗「おやすみ、深愛」ギュ

347: 2011/04/18(月) 22:21:05.56 ID:XhjesHyK0







深愛「」スースー


絹旗「」ジー


絹旗(……駄目ですね)


絹旗(この子の顔を見てると……決意が超揺らいでしまいますね……)


深愛「」スースー


絹旗「……」


絹旗(これが……)


348: 2011/04/18(月) 22:22:25.34 ID:XhjesHyK0

絹旗(『愛しい』っていう感情なのでしょうか……)


絹旗(こんな気持ち……初めてです……)


絹旗(フレンダとフレメアちゃんもこんな感じなんですかね……)


絹旗(深愛……)


絹旗(あたたかくしてくれたのはあなたの方ですよ……)


絹旗(……クソ両親にも深愛を生んでくれたことだけは感謝しないといけないですね)


深愛「」スースー


絹旗(私もそろそろ寝ますか……)


絹旗「おやすみなさい、深愛」チュッ

349: 2011/04/18(月) 22:23:16.90 ID:XhjesHyK0

~ 翌朝 ~



チーン



絹旗「あー! 食パンが黒こげです……」


深愛「真っ黒こげだねー」


絹旗「あははは……」


深愛「最愛お姉ちゃんって……」


絹旗「」ギクッ


深愛「お料理お下手?」


絹旗「」グサッ


絹旗「いえ……どうやらトースターの調子が超悪いようです……」

350: 2011/04/18(月) 22:23:48.90 ID:XhjesHyK0

~ 1時間後 ~



カナシミノヨルヲコエテ~♪



絹旗「もしもし」


浜面「着いたぞー」


絹旗「では今、下に行きます」


浜面「あいよー」プチッ


絹旗「……では深愛、行きますか」


深愛「うん」







絹旗「どうも、お待たせ致しましたって……白井さん!?」

351: 2011/04/18(月) 22:24:26.22 ID:XhjesHyK0

深愛「黒子お姉ちゃんだ~」


黒子「おはようございます。つい来てしまいましたの」


絹旗「……ありがとうございます」ペコリ


黒子「親友なら当然のことですの」


絹旗「……えへへ」


浜面「ほら、乗った、乗った」


深愛「うわー、かっこいいお車だ~」


浜面「だろ? 浜面号って言うんだぜ?」


絹旗「……その超センスのない名前どうにかならないんですか……」

352: 2011/04/18(月) 22:25:10.70 ID:XhjesHyK0

黒子「流石、超浜面さんですの」


深愛「超浜面~♪」


浜面「うぉぉぉぉぉおおい!!」


絹旗「あっ、チャイルドシートがあるじゃないですか!」


浜面「へへへ……実はな白井さんが昨日買って置いたんだよ」


絹旗「え?」


浜面「運転中に大切な親友の妹さんに何かあったら困りますの! ってな」ヒソヒソ


黒子「なっ!?」


深愛「ふにゃ?」

353: 2011/04/18(月) 22:25:46.92 ID:XhjesHyK0

黒子「浜面さん、そのことは内密にと!!」


浜面「いいじゃねーかよ」


黒子「……全く」


絹旗「白井さん……」


黒子「うっ///」


黒子「さっ、さっさと乗りますの///」


絹旗「……はい」クスッ







絹旗「しかし……」


354: 2011/04/18(月) 22:26:32.44 ID:XhjesHyK0

浜面「ん?」


絹旗「初めてこの車に乗りますが……椅子が座り心地が超いいです」


黒子「ですわね」


浜面「……土御門に聞いたんだけどよ」


黒子「はい」


浜面「この車……椅子だけで200万はかかってるみたいだぞ」


絹黒「!?」


黒子「たかが、一支部の車にそんなに……」


絹旗「超ありえないです……」


浜面「いや、元々統括理事会の幹部が使ってた移動車みたいなんだと」

355: 2011/04/18(月) 22:27:03.80 ID:XhjesHyK0

黒子「……なるほど」


絹旗「それなら超納得です」


深愛「……500円って凄い高いね~」


一同「……へ?」


深愛「500円もあったら沢山お菓子買えるよ~」


絹旗「」キョトン


黒子「」プププ


浜面「くくくくく」


絹旗「……あははははは!!」


深愛「……皆どうしたの?」


絹旗「な、何でもないですよ」ナデナデ

356: 2011/04/18(月) 22:28:18.09 ID:XhjesHyK0

―――― 1時間後 あすなろ園



園長「絹旗さん、この子がお世話になったわね」


絹旗「いえ。私も超楽しかったですし」


深愛「……」


園長「そう。浜面さんも白井さんもありがとうございました」ペコリ


黒子「私は何もしておりませんの。頭を上げて下さいまし!」


浜面「そ、そうだぜ! 俺が好きでやったことだしよ」


園長「……ありがとうございます」


園長「さっ、深愛ちゃん。お姉ちゃん達にお別れ言いましょうね」


357: 2011/04/18(月) 22:28:54.13 ID:XhjesHyK0

深愛「……」


園長「深愛ちゃん?」


絹黒浜「?」


深愛「」グスッ


深愛「」ガシッ


絹旗「!?」


深愛「……最愛お姉ちゃんと……離れたくない……」


深愛「……ひっぐぅ……ひっぐ……」


絹旗「深愛……」

358: 2011/04/18(月) 22:29:44.31 ID:XhjesHyK0

園長(やっぱりわかってなくても姉妹なのね……)


絹旗「深愛」


深愛「……ひっくぅ……ううぅぅぅぅ……」


絹旗「顔を上げて、私の話を超聞いて下さい」


深愛「」コクリ


絹旗「いいですか? 深愛のお家はあすなろ園なんです」


絹旗「私も深愛と離れるは超寂しいですが……あなたのお家はここなんですよ?」


深愛「……」


絹旗「それとも園長先生と離れて暮らしたいんですか?」


深愛「……園長先生と一緒に……いたい……」

359: 2011/04/18(月) 22:30:21.49 ID:XhjesHyK0

絹旗「なら……あなたが帰るべき場所はここなんですよ」


深愛「……うん……」


絹旗「それに……」ギュー


深愛「!?」


絹旗「これでもう私と会えないわけではありません。必ず週に一回は深愛に会いにいきます」


深愛「……ほんと?」


絹旗「超本当です」ニコッ


深愛「……約束してくれる?」


絹旗「約束しますよ。私は深愛の前からは絶対いなくなりません」

360: 2011/04/18(月) 22:30:55.14 ID:XhjesHyK0

深愛「……わかったぁ……」


絹旗「いい子ですね」ナデナデ


深愛「えへへ」ニマァ


園長「そうよ、深愛ちゃん。それに……」


絹深「?」


園長「月一でなら絹旗さんのお家にお泊りしていいわよ」


絹深「!!??」


絹旗「園長先生、それって……」


園長「」ウインク

361: 2011/04/18(月) 22:31:47.24 ID:XhjesHyK0

深愛「やったぁぁぁ!! ありがとう、園長先生!!」ガシッ


園長「あらあら、こんなに人に抱きつく子だったかしら?」クスッ







絹旗「では深愛、園長先生にご迷惑かけちゃ駄目ですからね? いい子にしてるんですよ?」


深愛「あーい!」


園長「では私達はこれで」


浜黒「」ペコリ


深愛「園長先生、先に行ってるねー!!」ダダダッ


園長「転ばないように気をつけるんですよー」

362: 2011/04/18(月) 22:32:44.73 ID:XhjesHyK0

絹旗「ほんと、超元気な子ですね」


園長「絹旗さん」


絹旗「はい」


園長「”待ってる”からね」


絹旗「!?」


絹旗「……」


絹旗「はい!」


園長「それじゃー皆さん、また」







絹旗「……」


363: 2011/04/18(月) 22:33:21.30 ID:XhjesHyK0

浜面「よかったのか? 自分が姉だって名乗らなくて?」


黒子「……」


絹旗「……いいんです」


浜黒「……」


絹旗「まだ私は……深愛に姉だと名乗れるほど立派な人間じゃありません」


絹旗「もっと、しっかり自立して……深愛を迎えられるようになったら……」


絹旗「その時は……深愛の姉だと……」


絹旗「胸を張って名乗ります!!」


黒子「絹旗さん……」


浜面「絹旗……」

364: 2011/04/18(月) 22:34:06.66 ID:XhjesHyK0

絹旗「……」


絹旗「さて!」


黒浜「?」


絹旗「せっかく遠くまで来たんですし、帰りは超ドライブして帰りましょう!!」


浜面「!?」


浜面「おう! 今日は何でも言うこと聞いてやるぜ!!」


絹旗「ほほー? そんなこと言っちゃっていいんですかね? 後悔しても知りませんよ?」


浜面「男に二言はないぜ!!」


絹旗「白井さんも付き合ってくれますか?」

365: 2011/04/18(月) 22:34:51.89 ID:XhjesHyK0

黒子「当たり前ですの」クスッ


絹旗「ありがとうございます」


黒子「今日、一日は絹旗さんと二人でとことん遊びますの!」


絹旗「白井さん……」


浜面「おい! 俺は?」


黒子「……ドライバーの数など入れておりませんの」


絹旗「ですね! 超浜面は運転だけしてればいいんです」


浜面「くっ!? 俺の扱いはいつよくなるんだぁぁああ!!」


黒子「永遠にこのままですの」ニヤリ


浜面「くそぉぉぉぉぉぉおおお!!」


絹旗(白井さん……浜面……)


絹旗(超ありがとうございました!!)ニッコリ

366: 2011/04/18(月) 22:35:36.42 ID:XhjesHyK0

――――― 4月初旬



絹旗「しかし……セーラー服というのは超恥ずかしいですね……」


初春「そんなことないです! 似合ってますよ」


春上「とても可愛いの」


絹旗「そ、そうですかね///」


初春「……でも絹旗さんが、柵川中に転入するとは思いませんでしたよ」


絹旗「え? 何でですか?」


初春「だってレベル4ですし、てっきり白井さんと同じ常盤台に入るかと……」


絹旗「……そうですね、白井さんもいますし常盤台に転入も超考えましたけど……」

367: 2011/04/18(月) 22:36:27.79 ID:XhjesHyK0

春上「……けど?」


絹旗「あそこは全寮制ですし、門限も厳しいので……」


絹旗(深愛に会える時間も減りそうですし……)


初春「超名門校ですからね」








佐天「初春、春上さん、絹旗さん、おっはよー!! 今日から二年生だね!!」


春上「おはようなの」


初春「おはようございます、佐天さん!」


絹旗「お、おはようです……」ドキドキ

368: 2011/04/18(月) 22:37:00.09 ID:XhjesHyK0

佐天「あれ? 絹旗さんどうしたの?」


絹旗「いえ……学校なんて超久しぶりなので……その……緊張してきちゃって……」モジモジ


初春佐「!?」


初春「だ、大丈夫ですよぉ」


春上「うん。皆いい人達ばかりなの」


佐天「そうそう!」


絹旗「だといいんですが……」


初春「それに……」


絹旗「?」

369: 2011/04/18(月) 22:37:38.52 ID:XhjesHyK0

初春「何かありましたら、私が手助けしますから!」フンスッ


春上「転入生の先輩として、私も手助けするの」


佐天「もちろん、わたしも!」


絹旗「……」


絹旗「……超頼りにしちゃいますよ?」クスッ


佐天「どんどん頼りなさーい!!」


春上「頼りにしてほしいの」


初春「それにまだ紹介してないですけど、枝先さんもいますしね!」


佐天「そういえば、クラス替え皆一緒だといいねー?」

370: 2011/04/18(月) 22:39:32.32 ID:XhjesHyK0

初春「そうですね。でもこればかりは運ですしね……」


春上「離れ離れは嫌なの……」



絹旗「……」


絹旗(深愛……お姉ちゃんは頑張りますからね!)



佐天「絹旗さーん? そんなにゆっくりしてると遅刻しちゃうよー?」


絹旗「!?」


絹旗「あっ、超待ってくださぁぁぁぁい!!!」




BGM http://www.youtube.com/watch?v=gBKQFu4FAvY

371: 2011/04/18(月) 22:40:21.25 ID:XhjesHyK0

~ 同時刻 窓もドアもないビル ~



アレイスター「うむ」


土御門「……これもお前の計算通りってわけか?」


アレイスター「それは君の想像に任せよう」


土御門「……」


アレイスター「しかし、これで絹旗最愛にも守るべき存在が出来た」


土御門「……守るべき存在か」


アレイスター「人は守るべき存在が出来た時、今まで以上に強くなれるものだ」

372: 2011/04/18(月) 22:40:52.96 ID:XhjesHyK0

アレイスター「上条当麻、一方通行、浜面仕上、結標淡希、海原光貴、垣根帝督……そして……君もだな」


土御門「ふっ。随分似合わない台詞を言うな、アレイスター」


アレイスター「……そんなに似合わないか?」


土御門「ああ」キッパリ


アレイスター「」ショボン


土御門「そういえば、絹旗最愛と深愛の両親の件はどうしたんだ?」


アレイスター「……」


土御門「まさか……頃したのか?」


アレイスター「まさか……もう殺生はせんよ……ただ……」

373: 2011/04/18(月) 22:41:22.59 ID:XhjesHyK0

土御門「……」


アレイスター「絹旗最愛、深愛の両親の携帯、自宅の電話へ夜な夜な一千件ほど無言電話しただけだ」


土御門「」


土御門「……な……何だと?」


アレイスター「ついでにコン○ームを箱ごと自宅の外壁全てに……剥がれない様に貼り付けさせて頂いたよ」


土御門「」


アレイスター「ぬ? 8時半か。そろそろアニマックスでドラゴンボールが始る時間だな。おい」


側近「はい」



いつも通り、すばやくテレビを用意する側近。
彼に関しては、モブキャラなので説明は不要だろう。



アレイスター「今日はいよいよ、悟飯がセルに対し怒りを爆発し覚醒する回だ」

374: 2011/04/18(月) 22:42:16.37 ID:XhjesHyK0

土御門「何!?」


アレイスター「土御門、お前も見ていくか?」


土御門「……いいのか?」ゴクリ


アレイスター「学校は公欠扱いしてあるから大丈夫だ」


土御門「感謝するぞ、アレイスター」キリッ


アレイスター「構わんさ」ニヤリ







TV<ウォォォォォォ!
TV<ゴ、ゴハン?


土御門「アレイスター……」

375: 2011/04/18(月) 22:43:28.86 ID:XhjesHyK0

アレイスター「何だ? 今いいところなんだが?」


土御門「映像が逆さまで見づらいんだが……」


アレイスター「……君は馬鹿か?」


土御門「何だと!?」


アレイスター「仰向けに寝て、目線を上下反転させればその問題は解決する」


土御門「……」


アレイスター「自分が見えてるものが他の人にも同じく見えてるとは思うなよ?」


土御門「……」

376: 2011/04/18(月) 22:47:53.52 ID:XhjesHyK0

本日はこれで超終わりです!

投下量多くなりましてすいませんでした!

絹旗姉妹編、オリキャラ出すのに不安ありましたがバッシングなくてよかったです。
書き込みないだけであるかもしんないけど笑
絹旗はいつも妹扱いされてることが多かったのでたまには逆の立場にしてみようと思い妹が思い浮かびました。
んでBGMは書き溜めしてた時に聴いてた曲なんですけど歌詞が結構合うかなと思いまして調子乗ってBGM載せました。

次回は4/21(木)に投下します。
時系列3月に戻ります。
次はていとくんと麦のんの卒業式。
ていとくんをノリでわかめ高校にしちゃったからあいつら出さないと…

では長文失礼しました!


土御門「新グループ結成だにゃー」R2【中編】

引用: 土御門「新グループ結成だにゃー」R2