1: 2010/08/02(月) 22:30:02.23 ID:jtAwufra0
家に帰ると見知らぬ男が引き出しを漁っていた

憂「いやああああああああ!!」

男「くっ…」

唯「うぅ…憂?」

憂「えっ……お姉ちゃん!?」

唯「はなしてっ」

男「へへへ」

男「こいつの命が惜しければ今すぐ脱ぎな」

男「妙なことしたらどうなるか分かるな?」

憂「ど、どうすれば…」
けいおん!Shuffle 3巻 (まんがタイムKRコミックス)
5: 2010/08/02(月) 22:36:29.90 ID:jtAwufra0
唯「きゃあああ」ギュウウ

男「へへへ…おら早くしないと氏んじまうぞぉ…?」

憂「うう…」

唯「憂…たすけて」ケホッ

男「おら!早くしろ!」

憂「…」ヌギヌギ

男「素直じゃねえか…」

憂「…」

男「おら!早く脱げ!パンツもだ!!」

憂「うぅ…」ヌギ

憂は指示に従い一糸纏わぬ姿になった

11: 2010/08/02(月) 22:52:24.99 ID:jtAwufra0
男「背中に手を乗せて床に伏せろ」

憂「うっ…」

憂は恐怖の余り泣き出した

男「おい!大きな声だしたらただじゃおかねえからな!」

男「早くしろ!!」

唯「う憂…」

憂「うっ…ぅ」

男「はは…素直でよろしい」

男「でもな、」

男「おらぁ!!」ドンッ

唯「うぐ」

男は唯の腹を蹴りあげた

憂「おねえちゃんっ!」

14: 2010/08/02(月) 23:01:59.78 ID:jtAwufra0
男「おらぁ!」

ドスッ ドスッ

男は唯の腹を何度も蹴りあげ、鈍い音が部屋に響いた

唯「…う…」ピク

憂「きゃあああああああ」

憂「や、やめ」

男「るせえ!!」ドンッ

憂「ぐ…」

男「おめえは黙れっていってんだよ!!」ボカッ

憂「おね…」バタッ

男「はは、いい気味だ」

16: 2010/08/02(月) 23:13:29.15 ID:jtAwufra0
男「くそ…いい生活しやがって…」

男「おい!寝んな!!」サパーッ

男は気絶した唯にバケツに汲んだ水をぶっかけた

唯「」

男「おはよう」ボカッボカッ

唯「うっ」

男「はは、おやすみ」

憂「」ノソ

男「!?」

憂「お姉ちゃんに触るなああああああああ!!!!」バンッ

自分の気絶したフリを見て油断していた男を、憂はこれ見よがしと全力を使って椅子で殴りつける

憂「出てけっ!出てけっ!」バンッバンッ

憂「このばかっ!しねっ!」バンッバンッ

憂「このっ!このっ!」バンッバンッ

憂「はぁ…はぁ…」

19: 2010/08/02(月) 23:19:06.14 ID:jtAwufra0
男「」

男は頭から血を流し、すでに息絶えている

憂「わたしが…やった…」

憂「はっ」

憂「お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!」

唯「…ん…」

憂「よかったぁ…」

憂「早く病院行かないと」

憂「ってまずは110しないと…」

24: 2010/08/02(月) 23:30:41.14 ID:jtAwufra0
110「はい、どうしましたか?」

憂「家に変な男がいて」

110「はい、そちらはどこですか」

憂「家は桜ヶ丘○丁目で今は家にいます」

110「えっ」

110「今はどういう状況ですか」

憂「今は男は倒れてます」

110「えっ」

110「今あなたは身動きが取れますか」

憂「はい」

26: 2010/08/02(月) 23:42:02.25 ID:jtAwufra0
110「今すぐ駆けつけます」

憂「お願いします」ガチャ

電話を終え、憂が自分が全裸なことに気付いたその時

ガチャ

男2「うぉらぁ!!」ドーン

玄関のドアの鍵を閉め忘れていた所に、運悪く包丁を手にした強盗が現れた

憂「ひっ」

男2「おいおいねえちゃん…この時間から盛んだなぁ…」

憂「きゃ…」

男2「ヤらせろよぉ…」ガシ

28: 2010/08/03(火) 00:01:32.05 ID:PnkgJmO40
憂「や…」

男2「るせぇんだよ!この豚がぁ!!」バスッ

憂「…ぁ…ぁ」

男2「それでいいんだよぉ…」

男は憂を殴り、怯んだところを押し倒すとその形の良い胸にむしゃぶりつき、
同時に未だ誰も立ち入ったことのない秘境に指を沿わす

男2「すけべな身体しやがって…」

憂「やだ……」

男2「っは…たまんねえ…」


男2「おらっ!!」

憂「いっ…」

30: 2010/08/03(火) 00:09:31.49 ID:PnkgJmO40
憂「いたいっ…」

男2「こいつは上玉だ…へへ」

憂「な、なにを」

男2「ほれ!!」クイッ

憂「うっ…おぇ」

憂は恐怖と鋭い痛みで吐いてしまった

男2「うぇ…きたねえ…」

男2「はは、安心しろ今気持ち良くしてやる」

男は自分のものを取り出し憂のそこにあてがう

男2「ほらよぉ…どうだぁー?」

ズイズイ

33: 2010/08/03(火) 00:15:16.79 ID:PnkgJmO40
パカン!!

突如、子気味の良い音が聞こえたかと思うと男は気絶していた

唯「憂…大丈夫だよ…」ハァハァ

憂「お…お姉ちゃん…?」

バタンッ!!

「警察だ!!」

憂「…あは…良かったぁ……」バタ

* *

34: 2010/08/03(火) 00:20:11.40 ID:PnkgJmO40
憂「…んっ」

憂「ここは…病院?」

憂「お姉ちゃんは…!?」

バタン

ナース「あ、憂ちゃん起きたのね」

憂「あ、あの!わたしのお姉ちゃんは…」

ナース「今はまだ会えないわ」

憂「え!?それってどういう」

ナース「大丈夫。今は自分のことだけを考えなさい」

ナース「ゆっくりしなさいね」

バタン

43: 2010/08/03(火) 08:58:35.29 ID:PnkgJmO40
唯は何度も腹を蹴られたため深刻な容態にあった

唯(憂…)

医「メス」

医「オス」

* *

憂「手術中…?」

ナース「そうなのよ」

憂「お姉ちゃんは大丈夫なんですか!?」

ナース「分からないわ…」

憂「そんな…」

44: 2010/08/03(火) 09:01:55.79 ID:PnkgJmO40
ピコーン

憂「終わった…?」

ガラガラ

医「平沢唯さんのご家族の方ですね」

憂「はいっ!」

憂「お姉ちゃんは!?お姉ちゃんはどう」

医「えぇ…」

医「安心してください。手術は成功です」

憂「やった…」

48: 2010/08/03(火) 09:17:17.70 ID:PnkgJmO40
医「しかし暫く安静が必要です」

* *

数日後裁判が開かれたが、男を殺害した憂は正当防衛を認められ、
またその直後に立ち入った男は懲役7年を言い渡された

* *

その後、順調に回復した唯と憂であったがー

「あれが憂さん…?」ヒソヒソ

「そうなのよ…昼間から裸で過ごしてたらしいわ…」ヒソヒソ

「なにそれ…変なひとなのね」ヒソヒソ

憂「…」

憂の周りには常に微妙な空気が流れるようになっていた
噂は形を変えて流れ続けたー誰もが興味本意なのだ

52: 2010/08/03(火) 09:29:19.73 ID:PnkgJmO40
唯は軽音部のみんなの助けと元来の性格もあって
以前と同じような生活を取り戻していたのだった

* *

唯「憂ー!行こー!?」

憂「う、うん…」

唯「?憂なんか元気ないよ?」

憂「ううん、大丈夫」ニコ

唯「?」

唯「なにかあったらなんでも相談してね」

憂「うん、ありがとうお姉ちゃん」

53: 2010/08/03(火) 09:47:38.61 ID:PnkgJmO40
* *

憂(うぅ…)

憂(……)ガタ

憂は自分の下駄箱を開けるとそこにはコンドームがあった

憂(…ぁぁ…)

憂「いや……」ヘナヘナ

成績優秀、運動神経抜群、何をしても優れる憂は妬まれていたのかもしれない
憂に対する悪質な嫌がらせは堰をきったように増えはじめていた

キンコーンカンコーン

憂「…ぁ」

* *

54: 2010/08/03(火) 09:51:34.74 ID:PnkgJmO40
ガラガラ

先生「遅刻だぞー?」

憂「はい…ごめんなさい」

「きた…」クスクス

「社長出勤?…良い身分ね」クスクス

憂「…」

先生「どうしたんだ?今日は」

憂「あっ…寝坊…です」

先生「珍しいな…気をつけろよ」

憂「はい…」

55: 2010/08/03(火) 09:58:57.75 ID:PnkgJmO40
* *

─休み時間

憂「…ん?」

憂の机の中に入っていたのは『若者の性の乱れ』を特集した週刊誌だった

憂「……」

女子A「やだぁ~憂ちゃーんそんなのみてんのぉ?」

女子B「なになにー?…きゃあ!憂ちゃんさすがー!!」

女子C「自分のこと書かれてる気分はどお?どんな気持ち?」アハハハ

憂「うっ…」ウル


純「やめなよ!!」

56: 2010/08/03(火) 10:09:00.77 ID:PnkgJmO40
純「憂嫌がってるじゃん!!」

女子A「なぁにぃ?純も憂と同じ側なわけぇ?」

純「そういうわけじゃ…」

憂「…」

女子C「ならなんなわけ?」

純「こんなことして何になるの!」

純「憂は何もしてないのに!」

純「この卑怯者!!汚い女!最低!!」


女子B「…まぁ、いいよ」

57: 2010/08/03(火) 10:13:12.67 ID:PnkgJmO40
女子B「…もう、いこーよ」

女子A「ちっ…」


純「憂、大丈夫?」

憂「…ありがとう…純ちゃん」

純「わたしは憂の味方だよいつも」

純「…こんなものっ」

クシャ ポイッ

憂「…」

純「ああいうやつらは無視すればいいよ」

純「憂は何も悪く無いんだからさ」

58: 2010/08/03(火) 10:20:04.95 ID:PnkgJmO40

憂「…わたしは…なにも悪くない…よね」

純「そうだよ!!憂も言い返していいんだよ!?」

憂「うん…」

* *

─下校時

女子C「あっ…憂ちゃーん」

女子A「一緒に帰ろおよぉー」

憂「…」スタスタ

女子B「憂?」

女子A「ねぇ?無視?」

59: 2010/08/03(火) 10:24:56.28 ID:PnkgJmO40

女子A「ねぇ…?どうだったのぉ?あの時」

憂「うっ…」

女子A「ねぇ?しかも1人は頃したんだっけ…?」

女子C「憂さん怖いです…」アハハハ

女子B「頃した?」

女子A「そうそう、男呼んでおいて頃したんだってぇー」

女子C「なにそれー!」

女子A「ねぇ、なんで刑務所いかないのぉ?」

憂「…いやああああ!!!」バンッ

61: 2010/08/03(火) 10:31:59.82 ID:PnkgJmO40
女子A「う…」

女子C「なにやってんだよ!!」ボカッ

憂「ぐぁ」

女子B「…」ボスッボスッ

憂「…んぁ!」

女子A「こいつっ」バンッ

憂「…ゔぅ…」

女子A「あははっ」

女子C「この変態!しねっ」

女子B「もういいよ、帰ろー」

女子A「きゃはは☆ばいばーい!憂ちゃん」バスッ

憂「ぐ…」

65: 2010/08/03(火) 10:40:22.71 ID:PnkgJmO40
* *

憂はなんとか家に帰った

憂「はぁ…はぁ…」

カタッ

憂「はっ」ビクッ

憂「…」

憂はあの時からかすかな物音にも敏感になっていた

憂(お姉ちゃん…もう…)

憂(わたし……疲れたよ)

憂は電気コードを持つと自室に入った

憂(ごめんね…お姉ちゃん…純ちゃん)

憂(お母さん…お父さん…)

66: 2010/08/03(火) 10:48:32.07 ID:PnkgJmO40
* *

唯「ただいまー!!」

唯「うーいー!?」

唯(靴はある…もう帰ってきてるよね)

唯「ういー」

唯「ういー?」ガチャ

唯「きゃあああ」

唯「う、うい!!!」

憂「お姉ちゃん…」

唯「なんで!?これなにがあったの!!」

67: 2010/08/03(火) 10:53:19.93 ID:PnkgJmO40
憂「お姉ちゃん…助けて」ボロボロ

唯「なに!?どうしたの!!」

* *

唯「ぬぅ…憂にそんなこと…おのれぇ」

憂「うぅ…ひっぐ」ボロボロ

唯「大丈夫…憂のかたきはとるよ…」

唯「わたしに任せて」

憂「お姉ちゃんひとりじゃ…」グス

唯「ううん、みんなにも協力してもらうよ」

唯「憂は…明日は休まないと」

77: 2010/08/03(火) 13:53:17.24 ID:PnkgJmO40
─学校

唯(というわけで、憂の格好をして来てみました!)

唯(憂の教室に潜入~)

ガラッ

唯「おはよー!」

ザワザワ

純「おはよ!」

80: 2010/08/03(火) 14:13:20.56 ID:PnkgJmO40
やべ
思いつかねえ
誰か書いて

82: 2010/08/03(火) 14:17:28.17 ID:PnkgJmO40
純「憂…なんかあったの?」

唯「へ?なんで?」

純「ずいぶん明るいからさ…」

唯「そ、そうかな?そうでもないよぉ」

女子A「憂ちゃーん」

女子C「おはよ?」アハハ

唯「うん!おはよー!!」

女子A「?」

女子A「ちょっとさぁ…お話があるから後で体育館裏きてくれるぅ?」

唯「いいよー!」

83: 2010/08/03(火) 14:20:42.93 ID:PnkgJmO40
純「行っちゃだめだよ憂」

純「なにされるか分からないし…」

唯「ふふ…純ちゃん」

唯「ここだけの話、わたしは憂のお姉ちゃんです」コソ

純「えええ!?唯せんぱ」

唯「しーっ」

純「気づかなかった…」

唯「でしょー」

唯「ところで、憂をいじめるやつはあいつかね?」

純「えっ…あぁはい、そうです」

唯「ふふふ…思い知らせてやるぞ」

85: 2010/08/03(火) 14:29:26.82 ID:PnkgJmO40
* *

唯「みんなー!」

澪「憂ちゃん!?」

唯「じゃーん!わたしだよっ」スルッ

律「って唯!?どういう…」

唯は事情を話した

律「ははーん、なるほどな」

澪「私も…?」

律「あったりまえだろ!?」

紬「ふふふ、楽しみ~♪」

律(ぞーっ)

86: 2010/08/03(火) 14:34:14.25 ID:PnkgJmO40
─体育館裏

女子A「遅いねぇ…ふふふ、でも楽しみぃ…あの憂はどんな顔するかなぁ」

女子B「でも…なんだか朝、様子おかしくなかった?」

女子C「観念したんじゃないの?まぁ大丈夫だよ」

ザッ

女子C「おっ…来たみたいよ」


唯「ど、どうも…えへ」

女子A「へへへ…いらっしゃ~い」

女子C「いっぱい可愛がってあげるよ」チャキ

87: 2010/08/03(火) 14:39:02.41 ID:PnkgJmO40

唯「ねぇねぇ」

唯「憂になにしようとしてるの?」スルッ

女子B「!?」

律「はははは、こんにちは~」

紬「どうも~」

澪「う…」

女子A「って…憂じゃない!?」

女子C「え!?どういうこと」

紬「こういうこと~」ガシッ

女子C「きゃあああ」

女子A「ううう…こんの…」タッタッ

律「こら!!」バシッ

女子A「いで…」

88: 2010/08/03(火) 14:44:19.75 ID:PnkgJmO40
* *

唯「憂ー!ただいまー!!」

憂「おかえりお姉ちゃん…って」

憂「って皆さんも」

律澪「こんにちは…」

女子ABC「…」

憂「え…」

憂「な、なんでこんな」

唯「ムギちゃんがねー、やるなら徹底的にって」

紬「うふふ」ニコ

憂をいじめた女生徒3人は全裸で手錠を結ばれていた

90: 2010/08/03(火) 14:48:37.82 ID:PnkgJmO40
紬「憂ちゃん、この子達ね、なんだか憂ちゃんに言いたいことがあるみたい」

紬「聞いてあげて?」ニコ

憂「は、はぁ…」

女子ABC「憂、本当にごめんなさい」

憂「えっ…そんな」

女子C「憂が羨ましくて」

女子B「色んな嫌がらせをしたのも私たちです」

女子A「本当にごめん」ペコリ

憂「えっ…」

憂「う、うん…」

憂「言いたいことあるなら言って欲しかったな」

91: 2010/08/03(火) 14:53:18.08 ID:PnkgJmO40
女子ABC「本当にごめんなさい!!」

紬「次はもうないのよ?」ニコッ

女子A「ひゃいっ」

唯「よし!これで一件落着だね!!」

唯「みんなありがとう!!」

律「はは、ほとんどムギのお手柄だけどな」

澪「ブルブル」

紬「いいのよ~」

紬「何かあったらまた言ってね、唯ちゃん、憂ちゃん」

憂「は、はい」

紬「」ニコッ

女子C「」ブルッ

92: 2010/08/03(火) 14:55:55.26 ID:PnkgJmO40
こうして、憂を巡る噂はまもなく終着し、唯と憂は
何の不自由もない楽しい学校生活を送ったのであった。


めでたしめでたし

93: 2010/08/03(火) 15:07:16.22 ID:a1FZrozW0
ふぅ……

95: 2010/08/03(火) 15:09:57.64 ID:Teg9XPOGP
イジメなんて権力と金にはかなわないか

105: 2010/08/03(火) 17:27:26.45 ID:PnkgJmO40
あー憂ちゃん可愛いすぎて生きるのがつらい

引用: 憂「いやあああああああああ」