38: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/06(日) 17:59:24.00 ID:iSLHoo+dO
前回:ケース6.「塩見周子」
ケース7.「五十嵐響子」
【キッチン】
志希「世の中にはスーパーテイスターと呼ばれる人がいます」
志希「『味』を感じる味蕾という舌の器官の量が多く、密集しており、『苦みや甘み』に対して非常に敏感な特徴を持っています」
志希「つまりスーパーテイスターとは『味覚がやや特殊かつ敏感』な人のことを指すのです…」
響子「いきなりキッチンにやってきて、いきなり何の話を始めるんです? 志希ちゃん?」(こねこね)
響子「クッキー作っているんですけど、あとで食べますか?」(こねこね)
志希「にゃはは。食べる食べる♪」
志希「話の続きだけどプロデューサーは実はスーパーテイスターなのです」
響子「へぇ、そうなんですか。何でも美味しそうに食べてくれるから意外です」
志希「味に敏感ではあるけど、好き嫌いは克服出来るからねぇ」
志希「はい。本題に入ります。こちらの小瓶に入っているのはPTC。フェニルチオカルバミドの粉末です」
響子「ふぇにるち…?」
志希「簡単に言うと『スーパーテイスター』だけが痛烈な苦味を感じるものです」
志希「つまり。ナニかに混ぜて食べさせたらプロデューサーだけが『苦いっ!!』となるわけ♪」
響子「…志希ちゃん。そんなことやったら許しませんからね?」
志希「にゃはは♪ あたしはしないよ~♪」
志希「とりあえずここに置いとくから♪」
コトッ
響子「あ、ちょっと!」
志希「ばいばーい♪」
タッタッタ…
響子「もぅ…いきなり来て、いきなり話をして、いきなり帰っていっちゃった」
響子「…何だったんだろ?」
39: 2017/08/06(日) 17:59:59.21 ID:iSLHoo+dO
(しばらくして)
響子「~♪」
こねこねこね…
響子「~♪」
響子「よしっ、クッキーの生地は完成っと♪」
響子「あとは型抜きして、並べて、焼くだけでオッケーかな♪」
響子「(プロデューサーさん…喜んでくれる、よね。ふふふ♪)」
響子「(…と、仕上げ何か飲もうかな)」
響子「(最近、すごく暑い…事務所の中なのに汗かいちゃった)」
響子「…?」
【お疲れ様。よかったら飲んで♪ by志希】
(ペットボトルの麦茶。イタズラッコニナール入)
響子「あ。麦茶♪」
響子「…志希ちゃん。優しいな♪」
とくとくとく…
ゴクッゴクッゴクッ…
響子「…」
響子「…」(むらっ)
響子「~♪」
こねこねこね…
響子「~♪」
響子「よしっ、クッキーの生地は完成っと♪」
響子「あとは型抜きして、並べて、焼くだけでオッケーかな♪」
響子「(プロデューサーさん…喜んでくれる、よね。ふふふ♪)」
響子「(…と、仕上げ何か飲もうかな)」
響子「(最近、すごく暑い…事務所の中なのに汗かいちゃった)」
響子「…?」
【お疲れ様。よかったら飲んで♪ by志希】
(ペットボトルの麦茶。イタズラッコニナール入)
響子「あ。麦茶♪」
響子「…志希ちゃん。優しいな♪」
とくとくとく…
ゴクッゴクッゴクッ…
響子「…」
響子「…」(むらっ)
40: 2017/08/06(日) 18:00:35.52 ID:iSLHoo+dO
カチャッ
美穂「あ、響子ちゃん。こんな時間までまだ残ってたんだ」
響子「…はい。クッキーを焼いているんですよ♪」
美穂「へぇ~♪ 美味しそう♪ 出来上がりが楽しみだね」
響子「…うん。明日までにはできるから、美穂ちゃん食べてくれるかな?」
美穂「いいの? もちろん♪」
響子「…ありがとう♪ 卯月ちゃんにも、プロデューサーさんにも、おすそ分けしようかなってかんがえてるんだ♪」
美穂「きっと2人とも喜んでくれるよ」
響子「…えへへ、そうかな。だとしたら嬉しいんだけど♪」
響子「…」(ニヤッ)
スッ
【フェニルチオカルバミドの粉末】
パッ…パッ…パッ…ドバババ…
美穂「あ、響子ちゃん。こんな時間までまだ残ってたんだ」
響子「…はい。クッキーを焼いているんですよ♪」
美穂「へぇ~♪ 美味しそう♪ 出来上がりが楽しみだね」
響子「…うん。明日までにはできるから、美穂ちゃん食べてくれるかな?」
美穂「いいの? もちろん♪」
響子「…ありがとう♪ 卯月ちゃんにも、プロデューサーさんにも、おすそ分けしようかなってかんがえてるんだ♪」
美穂「きっと2人とも喜んでくれるよ」
響子「…えへへ、そうかな。だとしたら嬉しいんだけど♪」
響子「…」(ニヤッ)
スッ
【フェニルチオカルバミドの粉末】
パッ…パッ…パッ…ドバババ…
41: 2017/08/06(日) 18:06:22.80 ID:iSLHoo+dO
(事務所)
P「くそぅ…志希のやつ。どこへ行ったんだ」
プンスカプンスカ
P「まあいい。まずは仕事だ。こちらに集中しよう…」
カチャッ…
P「おはよう」
PCS「「「おはようございます♪」」」
P「うむ。みんな志希見なかったか?」
響子「見ませんでしたよ?」
卯月・美穂「「同じくですっ」」
P「ぐぬぬ。ちくしょうめ」
響子「まぁまぁ。プロデューサーさん♪ クッキー焼いたんです。いかがですか?♪」
P「んー…じゃ、せっかくだしいただこうかな」
卯月「このクッキー、とっても美味しいですよ♪」
美穂「ええ♪ さすが響子ちゃんですっ♪」
響子「照れちゃうから2人ともやめてよ~♪」
P「ほほう。楽しみだ」
響子「もうっ。プロデューサーさんまで~♪」
P「はっはっは。イタダキマス」
サクッ…
P「…」
サクサクサク…
P「(…ん?)」
P「…えふっ…!」
卯月「…? どうしましたか?」
P「…こほっ、こほっ…な、何でもないゾ」
P「(なんだこれ!!!!?? 苦ぇぇぇぇっっっ!!!!!)」
P「(苦い苦い苦い!!! 舌が痺れるレベルで苦いぃぃ!!!!)」
P「(な、何が練りこまれてるんだよこのクッキー!?!?)」
P「くそぅ…志希のやつ。どこへ行ったんだ」
プンスカプンスカ
P「まあいい。まずは仕事だ。こちらに集中しよう…」
カチャッ…
P「おはよう」
PCS「「「おはようございます♪」」」
P「うむ。みんな志希見なかったか?」
響子「見ませんでしたよ?」
卯月・美穂「「同じくですっ」」
P「ぐぬぬ。ちくしょうめ」
響子「まぁまぁ。プロデューサーさん♪ クッキー焼いたんです。いかがですか?♪」
P「んー…じゃ、せっかくだしいただこうかな」
卯月「このクッキー、とっても美味しいですよ♪」
美穂「ええ♪ さすが響子ちゃんですっ♪」
響子「照れちゃうから2人ともやめてよ~♪」
P「ほほう。楽しみだ」
響子「もうっ。プロデューサーさんまで~♪」
P「はっはっは。イタダキマス」
サクッ…
P「…」
サクサクサク…
P「(…ん?)」
P「…えふっ…!」
卯月「…? どうしましたか?」
P「…こほっ、こほっ…な、何でもないゾ」
P「(なんだこれ!!!!?? 苦ぇぇぇぇっっっ!!!!!)」
P「(苦い苦い苦い!!! 舌が痺れるレベルで苦いぃぃ!!!!)」
P「(な、何が練りこまれてるんだよこのクッキー!?!?)」
42: 2017/08/06(日) 18:07:04.77 ID:iSLHoo+dO
サクサクサク…
美穂「うーん…美味しいです♪」
P「嘘ぉ!?」
美穂「え? 嘘ってなんです?」
卯月「ど、どうしました? プロデューサーさん? そんなにビックリして?」
P「や、2人とも平気…なのか?」
美穂「?」
卯月「?」
響子「あはは…もしかして…お口に合わなかった…のかな…」
P「そ、そういうことじゃなくてだな…こほっ…こほっ…げふん…」
響子「えへへ…いいんです…むり…しなくても…えへへ…」
ポ口リ…
響子「大丈夫です…で、でも、ちょっとだけ…悲しい…かな」
響子「…ごめんなさい…席外します…ね…」
トットットッ…
P「…えふぅ…こほっ…こほっ…ちょっ…」
卯月「…」
美穂「…」
P「ふ、2人ともそんな冷たい目で見ないでおくれ…こほっ…」
卯月「響子ちゃん…泣いてましたね…」
美穂「はい」
卯月「響子ちゃん。昨日から仕込みにずいぶん時間をかけてましたね」
美穂「はい」
卯月「響子ちゃん…『プロデューサーさんに喜んでもらいたいな♪』って言ってましたね」
美穂「はい」
P「…」
P「えふっ」
卯月「…」
美穂「響子ちゃん…可哀想…」
P「違うんだ。これは誤解だ」
卯月「し、仕方ありませんよ。誰だって食べ物に好き嫌いってありますしね」
P「もうやめてくれぇぇぇっ!!! 俺が完全に悪人じゃないかぁぁっ!!」
美穂「うーん…美味しいです♪」
P「嘘ぉ!?」
美穂「え? 嘘ってなんです?」
卯月「ど、どうしました? プロデューサーさん? そんなにビックリして?」
P「や、2人とも平気…なのか?」
美穂「?」
卯月「?」
響子「あはは…もしかして…お口に合わなかった…のかな…」
P「そ、そういうことじゃなくてだな…こほっ…こほっ…げふん…」
響子「えへへ…いいんです…むり…しなくても…えへへ…」
ポ口リ…
響子「大丈夫です…で、でも、ちょっとだけ…悲しい…かな」
響子「…ごめんなさい…席外します…ね…」
トットットッ…
P「…えふぅ…こほっ…こほっ…ちょっ…」
卯月「…」
美穂「…」
P「ふ、2人ともそんな冷たい目で見ないでおくれ…こほっ…」
卯月「響子ちゃん…泣いてましたね…」
美穂「はい」
卯月「響子ちゃん。昨日から仕込みにずいぶん時間をかけてましたね」
美穂「はい」
卯月「響子ちゃん…『プロデューサーさんに喜んでもらいたいな♪』って言ってましたね」
美穂「はい」
P「…」
P「えふっ」
卯月「…」
美穂「響子ちゃん…可哀想…」
P「違うんだ。これは誤解だ」
卯月「し、仕方ありませんよ。誰だって食べ物に好き嫌いってありますしね」
P「もうやめてくれぇぇぇっ!!! 俺が完全に悪人じゃないかぁぁっ!!」
43: 2017/08/06(日) 18:07:35.80 ID:iSLHoo+dO
しばらくして
美穂「はい。じゃあ半分こにして…どうぞ」
P「うむ」
美穂「いただきまーす」
P「いただきます」
ぽりぽり…
美穂「ん~…♪ 美味しい!」
P「えふぅぐ…ぐふぅぇぇぇっ!!!」
P「苦い苦い苦いっ!!!」
美穂「ど、どこがですか?」
P「ひぇぇん…苦いぃ…」
卯月「…プロデューサーさん。そんなに響子ちゃんのクッキー。嫌なんですか…?」
P「違う違う。苦くて食べられないんだ…」
美穂「…苦手ならそんなに大げさにしなくても」
P「ち、違うんだって」
卯月「響子ちゃん。嘘付かれるより、苦手だってことを伝えられた方が悲しくないと思います。嘘を付かれるのは傷つきますから…」
P「(駄目だ。完全に『苦手な味だから下手な嘘を付いてる男』扱いされてる…!)」
P「(ホントに苦いのに…!!)」
美穂「はい。じゃあ半分こにして…どうぞ」
P「うむ」
美穂「いただきまーす」
P「いただきます」
ぽりぽり…
美穂「ん~…♪ 美味しい!」
P「えふぅぐ…ぐふぅぇぇぇっ!!!」
P「苦い苦い苦いっ!!!」
美穂「ど、どこがですか?」
P「ひぇぇん…苦いぃ…」
卯月「…プロデューサーさん。そんなに響子ちゃんのクッキー。嫌なんですか…?」
P「違う違う。苦くて食べられないんだ…」
美穂「…苦手ならそんなに大げさにしなくても」
P「ち、違うんだって」
卯月「響子ちゃん。嘘付かれるより、苦手だってことを伝えられた方が悲しくないと思います。嘘を付かれるのは傷つきますから…」
P「(駄目だ。完全に『苦手な味だから下手な嘘を付いてる男』扱いされてる…!)」
P「(ホントに苦いのに…!!)」
44: 2017/08/06(日) 18:08:04.75 ID:iSLHoo+dO
カチャッ…
響子「戻りました…♪」(ぐずっ)
卯月「おかえりなさい♪」
美穂「おかえり♪」
P「お、おかえり」
美穂「(プロデューサーさん。もう絶対に響子を傷付けたりしたら許しませんからね)」(こそっ)
卯月「(響子ちゃんの気持ち。考えてあげてください)」(こそっ)
P「お、おぅ…」
響子「あ…クッキー。もう下げちゃいますね…こんなもの置いておいてもプロデューサーさんに失礼ですし…えへへ…」
卯月「…」(じっ)
美穂「…」(じっ)
P「(視線が痛い。視線が辛い。2人の視線が突き刺さる)」
P「(『クッキーを全部食え』という無言の圧力がある…)」
P「(だが、あんなもの食えるはずがない…食えるはずが…)」
響子「…」(ぐずっ)
P「…」
P「待てっ! 響子! そのクッキーは全部俺が食べるっ!! 持っていくことは許さんぞっ!」
響子「え?」
P「響子が作ってくれたんだ。残すわけないだろっ!!」
響子「ぷ、プロデューサーさん…♪」
P「(覚悟を決めたぞ…残り10個くらい…根性でどうにかしてやるっ!)」
響子「戻りました…♪」(ぐずっ)
卯月「おかえりなさい♪」
美穂「おかえり♪」
P「お、おかえり」
美穂「(プロデューサーさん。もう絶対に響子を傷付けたりしたら許しませんからね)」(こそっ)
卯月「(響子ちゃんの気持ち。考えてあげてください)」(こそっ)
P「お、おぅ…」
響子「あ…クッキー。もう下げちゃいますね…こんなもの置いておいてもプロデューサーさんに失礼ですし…えへへ…」
卯月「…」(じっ)
美穂「…」(じっ)
P「(視線が痛い。視線が辛い。2人の視線が突き刺さる)」
P「(『クッキーを全部食え』という無言の圧力がある…)」
P「(だが、あんなもの食えるはずがない…食えるはずが…)」
響子「…」(ぐずっ)
P「…」
P「待てっ! 響子! そのクッキーは全部俺が食べるっ!! 持っていくことは許さんぞっ!」
響子「え?」
P「響子が作ってくれたんだ。残すわけないだろっ!!」
響子「ぷ、プロデューサーさん…♪」
P「(覚悟を決めたぞ…残り10個くらい…根性でどうにかしてやるっ!)」
45: 2017/08/06(日) 18:08:36.04 ID:iSLHoo+dO
響子「はい♪ プロデューサーさん。どうぞ♪ 甘いのでコーヒーも用意してありますよ♪」
P「お、おう」
P「(甘くない。苦いんだよ…)」
響子「隣。座らせてもらいますね♪ たくさん食べてください♪」
すっ…
P「…おぅ。イタダキマス…」
スッ…サクサクサク…
P「…えふっ…美味いっ」
P「(苦い苦い苦いぃぃぃぃ…っ)」
響子「えへへ♪ 喜んでもらえると嬉しいなっ♪ どうぞっ、あーんしてあげます♪」
美穂「わ。響子ちゃん大胆♪」
卯月「プロデューサーさん。羨ましいです♪」
響子「あーん♪」
P「あ、あ、あーん…」
P「(し、幸せと絶望が…っ…!)」
サクッ…もそもそ…
P「えふぅぅぅ…うっ…うっ…ぐふっ」
P「美味いっ!!」(にっこり)
P「(…あかん…青汁の粉を固めたものを食わされているような感じだっ…!!)」
響子「…♪」
P「お、おう」
P「(甘くない。苦いんだよ…)」
響子「隣。座らせてもらいますね♪ たくさん食べてください♪」
すっ…
P「…おぅ。イタダキマス…」
スッ…サクサクサク…
P「…えふっ…美味いっ」
P「(苦い苦い苦いぃぃぃぃ…っ)」
響子「えへへ♪ 喜んでもらえると嬉しいなっ♪ どうぞっ、あーんしてあげます♪」
美穂「わ。響子ちゃん大胆♪」
卯月「プロデューサーさん。羨ましいです♪」
響子「あーん♪」
P「あ、あ、あーん…」
P「(し、幸せと絶望が…っ…!)」
サクッ…もそもそ…
P「えふぅぅぅ…うっ…うっ…ぐふっ」
P「美味いっ!!」(にっこり)
P「(…あかん…青汁の粉を固めたものを食わされているような感じだっ…!!)」
響子「…♪」
46: 2017/08/06(日) 18:11:09.06 ID:iSLHoo+dO
こそっ
響子「(プロデューサーさん。クッキー。とっても『苦い』んじゃないですか…?♪)」(小声)
P「(…!? き、響子。気づいてたのかっ!?)」(小声)
響子「(はいっ…♪ 実はこのクッキー。スーパーテイスターの人だけが『苦み』を感じるようになってる特殊なクッキーなんです♪)」
P「(…だから美穂たちは普通に食べてたわけか)」
P「(というか、なぜこんなことを?)」
響子「(…なんだか。プロデューサーさんにイタズラをしたくなっちゃいまして…♪)」
P「(…もしかして、響子。志希から何かもらわなかった?)」
響子「(…飲み物はいただきましたけど?♪)」
P「(あ。コレやっぱそうだ)」
P「(…はぁ。とにかく、クッキーがおかしいことはわかったから。残りは食べないぞ。いいな?)」
響子「(それは駄目ですよ♪)」(にこっ)
P「(…ん?)」
響子「(残したら…私。悲しむフリをしちゃいます♪ もちろんクッキーの秘密は話しません♪ )」
響子「(そんな私を見たら…美穂ちゃんと卯月ちゃん…きっとプロデューサーさんのこと嫌いになっちゃうんだろうなぁ…)」(こそっ)
P「(!?)」
響子「(だから…ぜーんぶ食べてくださいね…♪ 大丈夫です。代わりにあーんさせてあげますから…♪)」(にこっ)
P「(ちょ、待っておくれ)」
響子「(毒はありませんから大丈夫ですよ…♪ プロデューサーさんがクッキーを美味しそうに食べる姿…近くて見させてもらいます…♪)」
響子「(ふふふ…さっきもとても素敵な表情でしたから…もーっと楽しませてもらいますね…♪)」(うっとり)
P「(ひぇっ…笑顔が恍惚したまゆみたいに…)」
響子「(プロデューサーさん。クッキー。とっても『苦い』んじゃないですか…?♪)」(小声)
P「(…!? き、響子。気づいてたのかっ!?)」(小声)
響子「(はいっ…♪ 実はこのクッキー。スーパーテイスターの人だけが『苦み』を感じるようになってる特殊なクッキーなんです♪)」
P「(…だから美穂たちは普通に食べてたわけか)」
P「(というか、なぜこんなことを?)」
響子「(…なんだか。プロデューサーさんにイタズラをしたくなっちゃいまして…♪)」
P「(…もしかして、響子。志希から何かもらわなかった?)」
響子「(…飲み物はいただきましたけど?♪)」
P「(あ。コレやっぱそうだ)」
P「(…はぁ。とにかく、クッキーがおかしいことはわかったから。残りは食べないぞ。いいな?)」
響子「(それは駄目ですよ♪)」(にこっ)
P「(…ん?)」
響子「(残したら…私。悲しむフリをしちゃいます♪ もちろんクッキーの秘密は話しません♪ )」
響子「(そんな私を見たら…美穂ちゃんと卯月ちゃん…きっとプロデューサーさんのこと嫌いになっちゃうんだろうなぁ…)」(こそっ)
P「(!?)」
響子「(だから…ぜーんぶ食べてくださいね…♪ 大丈夫です。代わりにあーんさせてあげますから…♪)」(にこっ)
P「(ちょ、待っておくれ)」
響子「(毒はありませんから大丈夫ですよ…♪ プロデューサーさんがクッキーを美味しそうに食べる姿…近くて見させてもらいます…♪)」
響子「(ふふふ…さっきもとても素敵な表情でしたから…もーっと楽しませてもらいますね…♪)」(うっとり)
P「(ひぇっ…笑顔が恍惚したまゆみたいに…)」
47: 2017/08/06(日) 18:11:42.39 ID:iSLHoo+dO
響子「はい♪ プロデューサーさん♪ あーんしてくださいっ♪」
P「うぅ…ぁあーん…」
サクッ…もそもそもそ…
P「…えふっ…ぅぅ…」
響子「美味しく…ないんですか?」(にっこり)
P「美味しいです…おいちい…ぐふぅ…」
サクッ…もそもそもそ…
P「(苦いぃぃぃぃ…響子の笑顔が怖いぃぃぃっ…生き地獄かよぉ…!!)」
卯月「ふふふ♪ 響子ちゃんラブラブですねっ♪」
美穂「お似合いですよ♪」
響子「もー、2人ともやめてよ♪」
響子「でも…嬉しいなっ♪」
P「あ、あはは…」
響子「そうだ。2人もプロデューサーさんにあーんしてみたらどうかな?♪」
P「!?」
美穂「私はプロデューサーさんが良ければ…やってみたいな♪」
卯月「そ、そんな。いいんですか?」
P「…」
響子「プロデューサーさん…大丈夫ですよね?♪」(にっこり)
P「ひぇぇん」
P「無論。OKだっ!!」
P「うぅ…ぁあーん…」
サクッ…もそもそもそ…
P「…えふっ…ぅぅ…」
響子「美味しく…ないんですか?」(にっこり)
P「美味しいです…おいちい…ぐふぅ…」
サクッ…もそもそもそ…
P「(苦いぃぃぃぃ…響子の笑顔が怖いぃぃぃっ…生き地獄かよぉ…!!)」
卯月「ふふふ♪ 響子ちゃんラブラブですねっ♪」
美穂「お似合いですよ♪」
響子「もー、2人ともやめてよ♪」
響子「でも…嬉しいなっ♪」
P「あ、あはは…」
響子「そうだ。2人もプロデューサーさんにあーんしてみたらどうかな?♪」
P「!?」
美穂「私はプロデューサーさんが良ければ…やってみたいな♪」
卯月「そ、そんな。いいんですか?」
P「…」
響子「プロデューサーさん…大丈夫ですよね?♪」(にっこり)
P「ひぇぇん」
P「無論。OKだっ!!」
49: 2017/08/06(日) 22:48:00.83 ID:Y6DqdKy10
卯月「はい。あーん♪ です」
P「あーん…」
サクッ…もそもそ…
P「えふっ…う、うまぃ…」
卯月「えへへ♪ 響子ちゃんが作ってくれたクッキーですからねっ」
美穂「はい。じゃあ、次は私ですっ♪ あーん♪」
P「あーん…」
サクッ…もそもそ…
P「うぅぇ…うん…まぃ…」
P「(氏ぬ…苦すぎて氏ぬぅぅ…!!)」
サクサクサク…サクサクサク…
響子「全部食べてくれましたねっ♪」
P「」
卯月「それじゃあ仕事に…ってプロデューサーさん?」
美穂「…寝ちゃってる。疲れてたのかな?」
響子「ええ…きっとそうなんでしょうね♪」
響子「いい夢見てるといいんですが…♪」
P「クッキー嫌だ…もぅクッキー嫌だぁ…」
ケース7.「五十嵐響子」end
P「あーん…」
サクッ…もそもそ…
P「えふっ…う、うまぃ…」
卯月「えへへ♪ 響子ちゃんが作ってくれたクッキーですからねっ」
美穂「はい。じゃあ、次は私ですっ♪ あーん♪」
P「あーん…」
サクッ…もそもそ…
P「うぅぇ…うん…まぃ…」
P「(氏ぬ…苦すぎて氏ぬぅぅ…!!)」
サクサクサク…サクサクサク…
響子「全部食べてくれましたねっ♪」
P「」
卯月「それじゃあ仕事に…ってプロデューサーさん?」
美穂「…寝ちゃってる。疲れてたのかな?」
響子「ええ…きっとそうなんでしょうね♪」
響子「いい夢見てるといいんですが…♪」
P「クッキー嫌だ…もぅクッキー嫌だぁ…」
ケース7.「五十嵐響子」end
50: 2017/08/06(日) 22:49:45.58 ID:Y6DqdKy10
とりあえず終わりです。お読みいただきありがとうございました。
気が向いたら続きを別のスレで書いていこうと思いますので、その時はまたお付き合いいただけたら嬉しいです
気が向いたら続きを別のスレで書いていこうと思いますので、その時はまたお付き合いいただけたら嬉しいです
51: 2017/08/07(月) 01:35:54.35 ID:7fRjo+vAO
ひえっ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります