24: 2017/09/26(火) 12:30:22.89 ID:7/Lz8KonO
前回:ケース1. 早坂美玲
(志希ラボ)
P「志希博士や。志希博士や。聞きたいことがあるんだけどいいかい?」
志希「いいよ~。どしたの?」
P「美玲がイモウトニナールを飲んだ時さ、存在しないはずの『昔』やら『普段』をナチュラルに持ち出してきたんだけどあれはいったいどういうことかね?」
P「『昔はにぃにって呼んでただろ』って、呼ばれた記憶のないことを当然のように言われたんだ」
志希「ふむ……それは思い込みで生じた記憶の齟齬を正そうとしたんだろうね」
P「どういうこと?」
志希「人間っていうのは『こうであったはずだ』って思い込むと、それと整合性が取れるように記憶を自分で勝手に作り出したり、捻じ曲げたりする生き物なのよ」
志希「今回も同じでね。『妹であるはずだ』って思い込みがあるから、整合性が取れるような記憶を作っちゃうわけ」
志希「……言ってること。わかるかな?」
P「なんとなくわかる。薬を飲んだ人にとって『妹』であることは事実になるんだな」
志希「そうだね。そこは絶対にブレないんだよ。『自分は人間じゃないかもしれない』なんて普通は疑わないでしょ。大袈裟だけどその感覚に近いかも」
P「『自分は妹だ』って認識が当然になる、と」
志希「そゆこと。だから『妹としての記憶』をねつ造しちゃうわけ♪」
志希「まー、そんなカンジの認識でお願いしまーす♪」
P「OK」
25: 2017/09/26(火) 12:31:08.84 ID:7/Lz8KonO
ケース2. 鷺沢文香
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
文香「……」
P「(黙々と本を読んでるな……)」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「(ふむ。せっかく事務所で2人きりだというのにこのままでは味気ない)」
P「(……こんな時こそ、イモウトニナールを使ってみるか)」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
文香「……」
P「(黙々と本を読んでるな……)」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「(ふむ。せっかく事務所で2人きりだというのにこのままでは味気ない)」
P「(……こんな時こそ、イモウトニナールを使ってみるか)」
26: 2017/09/26(火) 12:31:45.55 ID:7/Lz8KonO
(少しして)
P「(よし。紅茶に薬を溶かして……と)」
トクトク……
カチャカチャ……
P「文香。紅茶を淹れたよ。良かったらお飲み」
スッ……コトリ……
文香「お気遣いありがとうございます……プロデューサーさん」
文香「……秋の夕暮れ時……温かいものが身体にも心にも沁みそうですね……」
P「熱いから火傷しないようにな」
文香「……はい……ふぅ……ふぅ……」
こくこく……ボンッ!
文香「……」
P「(さて。どんな反応になるかな)」
P「(よし。紅茶に薬を溶かして……と)」
トクトク……
カチャカチャ……
P「文香。紅茶を淹れたよ。良かったらお飲み」
スッ……コトリ……
文香「お気遣いありがとうございます……プロデューサーさん」
文香「……秋の夕暮れ時……温かいものが身体にも心にも沁みそうですね……」
P「熱いから火傷しないようにな」
文香「……はい……ふぅ……ふぅ……」
こくこく……ボンッ!
文香「……」
P「(さて。どんな反応になるかな)」
27: 2017/09/26(火) 12:32:13.10 ID:7/Lz8KonO
文香「……」
P「……」(ジッ)
文香「……どうしたのですか? 私の顔に何か付いているのでしょうか……?」
P「いや、そんなことないよ。ただ文香は綺麗だなって思っただけだ」
文香「……ふふふ。『兄様』は相変わらず口がお上手ですね……私を口説いても意味などありませんよ……」
P「……」
P「」(バキュゥゥゥン)
文香「……?」
P「……」(ジッ)
文香「……どうしたのですか? 私の顔に何か付いているのでしょうか……?」
P「いや、そんなことないよ。ただ文香は綺麗だなって思っただけだ」
文香「……ふふふ。『兄様』は相変わらず口がお上手ですね……私を口説いても意味などありませんよ……」
P「……」
P「」(バキュゥゥゥン)
文香「……?」
28: 2017/09/26(火) 12:32:42.09 ID:7/Lz8KonO
P「……文香って昔から俺のこと兄様って呼んでたっけ?」
文香「……兄様は不思議なことを言いますね……幼い頃からずっと私は兄様と呼んでいましたよ……」
文香「……アイドルの仕事を始めてからは周囲の目を意識してプロデューサーと呼ぶようにしてますが……2人きりの時は兄様です……」
P「Oh」
文香「……まさかとは思いますが……2人の時も兄様と呼んではいけないようにするのです……か……?」
P「うん?」
文香「……それは嫌です……兄様……ずっと兄様と呼ばせてください……」
文香「……寂しいですから」
P「……」
P「そ、そんなこと言わないよ。文香」
文香「……」(パァァ)
文香「……ふふふ。それならいいんです」(にこり)
P「」(バッキュゥン)
P「(ぐぉぉっ! 可愛いっ!! 可愛いぞ!)」
文香「……兄様は不思議なことを言いますね……幼い頃からずっと私は兄様と呼んでいましたよ……」
文香「……アイドルの仕事を始めてからは周囲の目を意識してプロデューサーと呼ぶようにしてますが……2人きりの時は兄様です……」
P「Oh」
文香「……まさかとは思いますが……2人の時も兄様と呼んではいけないようにするのです……か……?」
P「うん?」
文香「……それは嫌です……兄様……ずっと兄様と呼ばせてください……」
文香「……寂しいですから」
P「……」
P「そ、そんなこと言わないよ。文香」
文香「……」(パァァ)
文香「……ふふふ。それならいいんです」(にこり)
P「」(バッキュゥン)
P「(ぐぉぉっ! 可愛いっ!! 可愛いぞ!)」
29: 2017/09/26(火) 12:33:18.43 ID:7/Lz8KonO
(少しして)
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「……」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「(ふむ。妹になってもやはり読書に夢中だな……)」
文香「……」
文香「……」(ソワソワ)
P「(と、思ったらなんかソワソワしてる)」
文香「……」(チラッ)
P「(なんかチラチラこっち見てきてる)」
文香「……」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「……」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「(ふむ。妹になってもやはり読書に夢中だな……)」
文香「……」
文香「……」(ソワソワ)
P「(と、思ったらなんかソワソワしてる)」
文香「……」(チラッ)
P「(なんかチラチラこっち見てきてる)」
文香「……」
30: 2017/09/26(火) 12:33:51.16 ID:7/Lz8KonO
P「どうしたんだ。文香?」
文香「……」(ぴくっ)
P「……」
文香「……いえ……その……」
文香「……」
文香「今日の兄様は……あまり私を褒めてくれないのだな、と……」
P「……俺、そんなにいつも文香のことを褒めてた?」
文香「……私が恥ずかしさを感じてしまうくらい……毎日のように……兄様は私のことを褒めてくれていたではありませんか……」
文香「『可愛い』『綺麗』『筆舌に尽くしがだい』『耽美』『ぺろぺろしたい』……などと」
P「ぐぅ。何をしてるんだ俺のバカ野郎」
文香「……」(ぴくっ)
P「……」
文香「……いえ……その……」
文香「……」
文香「今日の兄様は……あまり私を褒めてくれないのだな、と……」
P「……俺、そんなにいつも文香のことを褒めてた?」
文香「……私が恥ずかしさを感じてしまうくらい……毎日のように……兄様は私のことを褒めてくれていたではありませんか……」
文香「『可愛い』『綺麗』『筆舌に尽くしがだい』『耽美』『ぺろぺろしたい』……などと」
P「ぐぅ。何をしてるんだ俺のバカ野郎」
31: 2017/09/26(火) 12:34:19.42 ID:7/Lz8KonO
文香「……」(じっ)
P「……どうした?」
文香「……ほ、褒めて欲しいと言うわけではないのですが……その……急に止められると違和感を感じてしまうんです……」
P「……」
文香「……」
P「つまり。褒めて欲しいってこと?」
文香「……断じてそのようなわけではありません……断じて……!」
P「なるほど」
文香「……」
P「文香」
文香「は……はい?」
P「ぺろぺろしたい」
文香「……」
P「……」
文香「……兄様……それはただのセクハラです」
P「だよね。ごめんよ」
文香「ふふふ……いいですよ……」
P「お。いまの笑った顔、可愛い」
文香「……き、急に褒めるのは……やめてください……///」
P「可愛いなぁ」
P「……どうした?」
文香「……ほ、褒めて欲しいと言うわけではないのですが……その……急に止められると違和感を感じてしまうんです……」
P「……」
文香「……」
P「つまり。褒めて欲しいってこと?」
文香「……断じてそのようなわけではありません……断じて……!」
P「なるほど」
文香「……」
P「文香」
文香「は……はい?」
P「ぺろぺろしたい」
文香「……」
P「……」
文香「……兄様……それはただのセクハラです」
P「だよね。ごめんよ」
文香「ふふふ……いいですよ……」
P「お。いまの笑った顔、可愛い」
文香「……き、急に褒めるのは……やめてください……///」
P「可愛いなぁ」
32: 2017/09/26(火) 12:35:30.03 ID:7/Lz8KonO
(少しして)
P「(……よく考えてみたら、いまの文香の立ち位置は妹だ)」
P「(つまり……多少突っ込んだセクハラまがいの要求をしても受け入れられるのではなかろうか)」
P「(せっかくだ。色々と試してみよう)」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「なあ文香」
文香「……なんでしょう。兄様?」
P「久しぶりに俺の膝の上に乗って本を読んでみないか?」
文香「……はい?」
P「カモン」
文香「……どういう風の吹き回しなのでしょうか……膝の上に乗って本を読むなど……私が幼稚園児の時以来、したことはなかったと記憶しておりますが……」
P「まあまあ。細かいことは気にするな。兄妹の親睦を深めようじゃないか」
P「おいで」
文香「……」
P「(うっ。やはりこれはさすがに不自然だったか。文香の目が疑惑に満ちていーーー)」
スタスタスタ……
文香「……失礼します」
ストン……ムギュ……
文香「……」
P「……」
文香「……あ、あの」
P「うん?」
文香「……す、座ったのですから……何かおっしゃってくれませんか……?」
P「文香っていい匂いするよね」
文香「……なっ……!///」(カァァァッ)
P「(……よく考えてみたら、いまの文香の立ち位置は妹だ)」
P「(つまり……多少突っ込んだセクハラまがいの要求をしても受け入れられるのではなかろうか)」
P「(せっかくだ。色々と試してみよう)」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「なあ文香」
文香「……なんでしょう。兄様?」
P「久しぶりに俺の膝の上に乗って本を読んでみないか?」
文香「……はい?」
P「カモン」
文香「……どういう風の吹き回しなのでしょうか……膝の上に乗って本を読むなど……私が幼稚園児の時以来、したことはなかったと記憶しておりますが……」
P「まあまあ。細かいことは気にするな。兄妹の親睦を深めようじゃないか」
P「おいで」
文香「……」
P「(うっ。やはりこれはさすがに不自然だったか。文香の目が疑惑に満ちていーーー)」
スタスタスタ……
文香「……失礼します」
ストン……ムギュ……
文香「……」
P「……」
文香「……あ、あの」
P「うん?」
文香「……す、座ったのですから……何かおっしゃってくれませんか……?」
P「文香っていい匂いするよね」
文香「……なっ……!///」(カァァァッ)
33: 2017/09/26(火) 12:36:00.43 ID:7/Lz8KonO
(少しして)
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「……ふむ」
P「(ああ……文香のお尻が膝の上に乗っているというこの事実だけで幸福だ……)」
P「(ほのかな温もりと、古書店に似たような文香の匂いが言葉にできないほどの幸福感を味わせてくれる……)」
P「(もうこのまま文香の椅子に永久就職したいぜ……)」
文香「……」
文香「……あの、兄様……」
P「うん?」
文香「……重くは……ないのでしょうか?」
P「まったく」
文香「……そうですか」
P「心配してくれてありがとう。よければ、そのまま俺にもたれていいぞ?」
文香「……」
文香「……では。お言葉に甘えて」
ぽすっ……
P「(うぉぉぉぉぉっ!!! さいっこうだぜぇぇぇ!!!!)」
文香「……♪」
P「(この後は事務所に誰も来る予定はないし。最高の時間を楽しんでやるぜ……!!)」
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「……ふむ」
P「(ああ……文香のお尻が膝の上に乗っているというこの事実だけで幸福だ……)」
P「(ほのかな温もりと、古書店に似たような文香の匂いが言葉にできないほどの幸福感を味わせてくれる……)」
P「(もうこのまま文香の椅子に永久就職したいぜ……)」
文香「……」
文香「……あの、兄様……」
P「うん?」
文香「……重くは……ないのでしょうか?」
P「まったく」
文香「……そうですか」
P「心配してくれてありがとう。よければ、そのまま俺にもたれていいぞ?」
文香「……」
文香「……では。お言葉に甘えて」
ぽすっ……
P「(うぉぉぉぉぉっ!!! さいっこうだぜぇぇぇ!!!!)」
文香「……♪」
P「(この後は事務所に誰も来る予定はないし。最高の時間を楽しんでやるぜ……!!)」
34: 2017/09/26(火) 12:37:46.70 ID:7/Lz8KonO
(少しして)
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「(ああ……幸せだ……このままいっそ事務所に泊まりで……)」
カチャ
ちひろ「戻りました。予定よりも仕事が早めに終わっ……て……」
P「」
文香「……おかえりなさい……ちひろさん」
ちひろ「……プロデューサーさん?」
P「はい」
ちひろ「わかってますね?」
P「……はい」
P「(まさかの2度目のパターンか……)」
ヒギャァァァァァァ!!!!
ケース2. 鷺沢文香 end
文香「……」
ペラッ……ペラッ……
P「(ああ……幸せだ……このままいっそ事務所に泊まりで……)」
カチャ
ちひろ「戻りました。予定よりも仕事が早めに終わっ……て……」
P「」
文香「……おかえりなさい……ちひろさん」
ちひろ「……プロデューサーさん?」
P「はい」
ちひろ「わかってますね?」
P「……はい」
P「(まさかの2度目のパターンか……)」
ヒギャァァァァァァ!!!!
ケース2. 鷺沢文香 end
35: 2017/09/26(火) 12:38:30.44 ID:7/Lz8KonO
休憩します。
ところで話は変わりますが……ヒィィィィィィィヤッハァァァァァァァァ!!!!!! 柚に声が!!!! 声が付いたぞぉぉ!!!!!!!!!!!! 声だよぉぉぉ!!!! 柚可愛いよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!! 「プロデューサーサン♪ おっつかれさん♪」だってよ!!!!! お疲れ様ぁぁぁぁぁぁぁんんん!!!!!!! あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!! カワイイカワイイ!!!! kawaii!!! かわE!!!! 可愛いカワイイかわいいぃぃぃぃぃ!!!!
というわけで、3人目は柚で書きます。これからも喜多見柚ちゃんをよろしくお願いします。
ところで話は変わりますが……ヒィィィィィィィヤッハァァァァァァァァ!!!!!! 柚に声が!!!! 声が付いたぞぉぉ!!!!!!!!!!!! 声だよぉぉぉ!!!! 柚可愛いよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!! 「プロデューサーサン♪ おっつかれさん♪」だってよ!!!!! お疲れ様ぁぁぁぁぁぁぁんんん!!!!!!! あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!! カワイイカワイイ!!!! kawaii!!! かわE!!!! 可愛いカワイイかわいいぃぃぃぃぃ!!!!
というわけで、3人目は柚で書きます。これからも喜多見柚ちゃんをよろしくお願いします。
36: 2017/09/26(火) 12:45:29.30 ID:NGEHnIGDO
落ち着け
フリスクの四人にパスタを食べさせるぞ
フリスクの四人にパスタを食べさせるぞ
次回:ケース3. 喜多見柚
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