1: 2015/11/02(月)11:37:18 ID:PLK
悟空「ラーメン食う前ぇに高菜食ったら味が分からなくなんだろ!家にけぇれ!」

4: 2015/11/02(月)11:38:58 ID:PLK
客「なんだよ…それくらいで…わかったよ…帰ればいいんだろ」

ガラガラ

店主「悟空君、今日も違反者を追い出してくれてありがとう!」

悟空「いやぁ、一応仕事だしな…でもさぁ店長…」

店主「なんだ?」

悟空「このままじゃオラいけねぇきがすんだ…」

3: 2015/11/02(月)11:38:34 ID:Kf0
妙なこだわりだな

6: 2015/11/02(月)11:40:59 ID:PLK
店主「なにがだ?」

悟空「だってよ、一応金払って食いに来てくれる人達なんだからさ。もうこーやわらかくなれねぇかな?」

店主「何言ってるんだ!うちのラーメンはスープが命なの!それを理解せずに高菜先に食べる馬鹿たれこそが常識知らずなの!」

悟空「それにさ、思ったことなんだけど、アンタさ、スープスープばかり言うけど肝心の麺はどうなんだ?」

店主「なにぃ???!!!!」

7: 2015/11/02(月)11:43:14 ID:PLK
悟空「まかない食わせてもらって思ったんだけどよ、どこのラーメン屋とさほど味も食感もかわらねぇ麺だよな?」

店主「バイトの癖に…なんども言ってるだろ!うちの店はね、スープが売りなの!」

悟空「スープだけか?それじゃあラー屋になっちまうぞ…」

店主「んだとこら!!!」

悟空「ラーメンっちゅーのはスープと麺が一体になってはじめてラーメンになんだぞ?おめぇ長年ラーメン屋経営しててそんなこともしらねーのか?」」

8: 2015/11/02(月)11:47:33 ID:PLK
悟空「それにさ、開店中や準備中の看板、店の看板まで隠してるような建物で経営してる中客が来てくれてるんだ、ありがたいと思うべきだぞ?」

店主「うちのラーメンの味を理解できない人間なんて来なくていいんだよ!」

悟空「それが傲慢だっつってんだよ…自己満足のためだけにラーメン屋してるんなら自分で食べる分だけ作ってりゃいいじゃねーか」

店主「なんだとてめぇ!」

悟空「おめぇは誰かに自分の味を知って欲しくて、理解して欲しくてラーメン屋やってるんだろ?ならさ、そんな傲慢な態度やめちまえよ…」

店主「ぐぬぬぬ」

悟空「工夫とかあんだろ?高菜はラーメン出した後にもってくとかよ」

悟空「ちょっとやそっと考えりゃ分かるようなことを怒鳴り声ひとつでごまかして客のせいにして、これはもう人間性にも問題があるのかもしれねーな」

店主「」

11: 2015/11/02(月)11:50:24 ID:PLK
悟空「おめぇ、自分のラーメンに絶対的な自信があるんだよな?」

店主「当然だろ!ここらじゃ最強のラーメン屋って自信があんだよ!評判にもなってる!」

悟空「じゃあおめぇはここまでの人間だな、これ以上ここのラーメン屋はのびねぇ」

店主「なんでそうなる!」

悟空「褒められて、雑誌で取り上げられて、ネットで有名になって、そこで有頂天になってるようじゃおめぇは所詮その程度の人間だってことだ」

店主「なら俺の店以上に人気のラーメンなんてあるのかよ!?」

悟空「ああ、あるぞ…ほれ」

つ【カップヌードル】

店主「カップ麺じゃねーか!てめぇなめてるのか!」

12: 2015/11/02(月)11:52:29 ID:PLK
悟空「おめぇ、このカップ麺が全国でどれくらい売れてるのかわかってんのか?」

店主「そ、それとこれとは話が別だ!」

悟空「いいや、この売り上げこそが答ぇなんだよおっちゃん」

店主「何!?俺の店だってやろうと思えば全国で…」

悟空「お?全国で展開して高菜先に食った客を怒鳴り散らすよう教育すんのか?」

悟空「自分から恥を晒すだけじゃなくてそんなふざけた店が全国展開したらこの国その物が終わっちまうぞ」

店主「」

13: 2015/11/02(月)11:55:52 ID:PLK
悟空「いいか、おめぇの常識が通用してるのはあくまでこの店の一室のみなんだよ…自分のスープに自信を持つのも大いに結構だ。だけど結局それを食べて評価してくれるのは他人なんだから、そんな小さな事で怒鳴り散らしてたら伸びるもんも伸びねえ」

悟空「もしおめぇが回転寿司に行ったとする、それでもし好きな寿司を取ってこういわれたらどうする?」

悟空「うちは河童巻がメインなんだよ!先に河童巻きを食べないような客は客じゃないかえりな!なんて言われたらよ?」

店主「…嫌です…」

悟空「だろ?そういうこった、自分がされて嫌なことを他人にしちゃいけねー、小学生でも分かることだぞ?」

店主「はい…」

14: 2015/11/02(月)11:58:03 ID:PLK
悟空「せっかくうめぇラーメン作ってるんだ…もっと沢山の人に笑って、美味しいって言って貰いたくねぇか?」

店主「返す言葉もありません…」

悟空「おめぇに少しでも人間として、職人としての両親が残ってるんならもっとそう言った点を努力してだな」

店主「俺は…これからどうすれば良いでしょう…」

悟空「そうだなぁ…少し知り合い呼んでみっか」

………

……


15: 2015/11/02(月)11:59:31 ID:PLK
べジータ「なんだこの辛気臭い店は」

店主「な…なんだと!?」

悟空「まあまあそう言うなよべジータ」

べジータ「ふん!貴様がラーメン屋にアドバイスしろと言うからきてやったんだ!」

店主「は…はぁ」

悟空「店長もさ、いらいらせずにな?ちゃんとこれからの道をべジータが教えてくれるんだからさ」

16: 2015/11/02(月)12:00:46 ID:PLK
べジータ「まずは看板をはれ、何の建物か分からん」

店主「はい…」

べジータ「それとメニュー表をもっと分かりやすく書け、始めて来た客が困惑するだろう?」

店主「い、言われてみればたしかに…」

17: 2015/11/02(月)12:02:50 ID:PLK
べジータ「高菜か…ふんくだらん」


すこし飯食ってきてから書く

19: 2015/11/02(月)12:43:12 ID:PLK
べジータ「食べては駄目なものをなぜ客の前におく?」

店主「そ、それはあくまでラーメン用のトッピングでして」

べジータ「こんなところに高菜があれば食べてくださいと言っている様なもんだ貴様はこれを先に食われることに大変遺憾らしいが半分以上は貴様の責任だ、最初から置かなきゃいい」

店主「はい…」

20: 2015/11/02(月)12:47:16 ID:PLK
べジータ「次になんだこのバケツは…」

店主「へい、このバケツは店が開店してるという目印の」

べジータ「分かりづらい、看板にしろ」

店主「でもそれじゃうちのイメージが!」

べジータ「甘ったれるな!こんなバケツひとつで店がやってるやってない判断できるか!こんなバケツ俺はぶっ壊してやる!ファイナルフラーッシュ!」

バケツは粉々に散った

べジータ「よしこれでいい!」

店主「しくしく」

22: 2015/11/02(月)12:51:40 ID:PLK
べジータ「撮影禁止か…まあこれは仕方が無いだろう、俺も写真を勝手に取られるのは気に入らん」

店主「よ、よかった」

べジータ「だがスープを必ず先に客に飲ませる行為…これはどういう趣旨なのだ」

店主「で、ですからうちの自慢はスープでして…」

べジータ「じゃあ麺は適当なものを使ってるというのか!?」

店主「ひ!?そ、そんなことは!?麺だって立派なものを…」

べジータ「ならどっちから先に食おうとかまわないだろう!ラーメンはどっちか片方が掛けていても駄目なのだ!スープと麺、その両方は調和されて始めてラーメンと呼ばれるもの!スープだけ良くても麺がお粗末ならそんなものゴミにすぎん!」

悟空「おら、さっき説明したんだけどなそれ・・・」

店主「ど、どっちから食べていただいても結構です…」

べジータ「よーしそれでいい」

24: 2015/11/02(月)12:55:53 ID:PLK
店主「わかりました、俺が改善できるところはすべて改善できるよう努力します…ですが…」

悟空「なんだ?」

店主「俺が今まで高菜で退場させた人達はもう…きっと来てくれないですよね」

悟空「でぇじょーぶだ、高菜で追い出された客の記憶はドラゴンボールでなんとかなる」

べジータ「貴様は店の運営に専念するんだな」

店主「あ、ありがとうございます!」

25: 2015/11/02(月)12:57:46 ID:PLK
悟空「ふぅ…これでよしと…あぶなかったな本当」

べジータ「っビルスめ…4日後ここでラーメンが食いたいなんて言いやがって…」

悟空「ああ、おっでれーたぞ!もしもビルス様がこのままこのラーメン屋に入って高菜先に食ったなんていったら…」

べジータ「注意されて切れたビルスが地球を破壊しちまうだろうぜ…」

26: 2015/11/02(月)12:59:27 ID:PLK
悟空「店の運営方法方をなんとか変えたんだ、これならビルス様でも大丈夫だろ!」

べジータ「もしこのままだったらどうなってたんだろうな…?」

悟空「そうだなぁ…」

………

……


27: 2015/11/02(月)13:03:16 ID:PLK
no title

28: 2015/11/02(月)13:04:07 ID:PLK
no title

29: 2015/11/02(月)13:05:00 ID:PLK
no title

30: 2015/11/02(月)13:07:25 ID:PLK
no title

31: 2015/11/02(月)13:08:17 ID:PLK
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32: 2015/11/02(月)13:08:45 ID:PLK
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33: 2015/11/02(月)13:09:16 ID:PLK
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34: 2015/11/02(月)13:10:14 ID:PLK
べジータ「まあ確実にこうなってたろうな…」

悟空「じゃあさ、高菜食っちまった時はどうなるんだろうな」

べジータ「容易に想像できる」

………

……


35: 2015/11/02(月)13:11:16 ID:PLK
テイク2

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36: 2015/11/02(月)13:13:38 ID:PLK
no title        ,    

37: 2015/11/02(月)13:14:48 ID:PLK
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38: 2015/11/02(月)13:15:30 ID:PLK
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39: 2015/11/02(月)13:16:13 ID:PLK
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40: 2015/11/02(月)13:16:32 ID:PLK
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41: 2015/11/02(月)13:17:00 ID:PLK
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42: 2015/11/02(月)13:17:17 ID:PLK
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43: 2015/11/02(月)13:18:22 ID:PLK
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44: 2015/11/02(月)13:18:45 ID:PLK
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45: 2015/11/02(月)13:21:16 ID:PLK
悟空「まあこーなる前に対策しといてよかったな!」

べジータ「ふん!こんなくだらんことで地球を壊されたらたまったもんじゃないぜ!」

そして4日後

ウイス「ここが美味しいと言う噂のラーメン屋ですか…」

ビルス「まあとりあえず入ってみようよ」

ガラガラ

店主「いらっしゃいませ!お客様!お好きな席へどうぞ!」

ビルス「ふむ、感じ良いじゃないか、それに分かりやすい看板でよかったよ」

店主「ありがとうございます!」

46: 2015/11/02(月)13:23:48 ID:PLK
ウイス「とりあえずラーメン二つお願いします」

店主「かしこまりやした!」

ビルス「何か壁に書いてあるぞ…当店の自慢はスープです…ラーメンが出たらまずはスープから飲んでいただくようお願いいたします…ふうん…なになに…ですがどう食べようとお客様のご自由なので麺からでもスープからでもどうぞ!」

ウイス「あまり強要していないようで感じがいいではありませんか」

ビルス「にしてもくるまで暇だなぁ…ん?なんか漬物があるぞ」

ウイス「あら、ラーメンが来るまでの腹の足しにでもしろと言うことですかね?」

47: 2015/11/02(月)13:25:17 ID:PLK
ビルス「ほう…これはピリ辛で美味しいではないか!」

ウイス「もう。ビルス様、ちゃんと店員に食べて良い物か聞いてからでないと…」

ビルス「なんだよ!僕は神様なんだぞ!」

ウイス「はぁ…」

店主「お気に召していただいて何よりです!そのままでも食べれますがラーメンに入れて食べても美味しいのでぜひお試しを…!」

ビルス「ほぉ…それは楽しみだ…」

48: 2015/11/02(月)13:27:28 ID:PLK
店主「お待ち同様!ラーメン2人前です!」

ウイス「おぉぉ…なんという鮮烈な香り…これが本場のラーメンと言うものですか…!」

ビルス「なんという細い麺だ…さっそくいただこう!」

ズルズル!

ズズー!

ビルス&ウイス「うまい!」

店主「ありがとうございます!」

こうして満足して帰っていったビルス達であった。

地球はなんとか救われた!



49: 2015/11/02(月)13:28:01 ID:UyG

50: 2015/11/02(月)13:28:24 ID:5q2

53: 2015/11/02(月)13:33:06 ID:tR1
なんて知的な悟空なんだ…

引用: 悟空「高菜…食っちまったんか!?」