145: 2012/12/01(土) 00:26:40 ID:YM.JTjUA
気付けば第二部を書いていました
前作:まどか「すにーきんぐみっしょん!」
前作:まどか「すにーきんぐみっしょん!」
146: 2012/12/01(土) 00:32:27 ID:YM.JTjUA
―――――――――
――――
ほむら「………」カリカリ
ほむら「……うーん」ゴシゴシ
ほむら「…」カリカリ
まどか「……何してるの?」ウトウト
ほむら「内緒」カリカリ
まどか「むー…」ファーァ
ほむら「こればっかりは、ね」カリカリ
まどか「あぅ…おやすみー……」ポスッ
ほむら「お休み、まどか」カリカリ
――――
ほむら「………」カリカリ
ほむら「……うーん」ゴシゴシ
ほむら「…」カリカリ
まどか「……何してるの?」ウトウト
ほむら「内緒」カリカリ
まどか「むー…」ファーァ
ほむら「こればっかりは、ね」カリカリ
まどか「あぅ…おやすみー……」ポスッ
ほむら「お休み、まどか」カリカリ
147: 2012/12/01(土) 00:36:24 ID:YM.JTjUA
スゥ……スゥ……
ほむら「……」カリカリ
ほむら「…一丁上がり」パタッ
ほむら「これだけ詳しければ間違い無いでしょうし、後は注文するだけね」
ほむら「さて、遅くなってしまったし早く寝て…」パチッ
ほむら「……しまいたいのだけど」ハァ
ほむら「軽く捻ってあげるから待ってなさい」
サッ ピシャッ
…………………ホムラチャン…
148: 2012/12/01(土) 00:38:09 ID:YM.JTjUA
―――――――――
――――
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」
まどか「土曜日だけど、二人でお出かけしない?」
まどか「何するかはもう決めてあるんだよ!」
ほむら「土曜日? そうね………」
ほむら「…」
まどか(あれ?………ひょっとして、ダメなのかな……)
ほむら「…うん、行きましょうか」
まどか「よかった…」ホッ
ほむら「?」
――――
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」
まどか「土曜日だけど、二人でお出かけしない?」
まどか「何するかはもう決めてあるんだよ!」
ほむら「土曜日? そうね………」
ほむら「…」
まどか(あれ?………ひょっとして、ダメなのかな……)
ほむら「…うん、行きましょうか」
まどか「よかった…」ホッ
ほむら「?」
149: 2012/12/01(土) 00:41:18 ID:YM.JTjUA
まどか「あ、えっと、何するかはお楽しみ!」
まどか「私に任せてね!」
ほむら「ええ。けど、少しだけ寄り道してもらってもいいかしら?」
まどか「うん、大丈夫!」
まどか「えへへ、早く土曜日にならないかな」
ほむら「それなら早く寝ないとね」
まどか「楽しみすぎて今日から寝れないかも」
ほむら「居眠りしてしまうかもしれないわよ?」
まどか「さやかちゃんみたいにはならないもん」
ほむら「それじゃ、お休み。まどか」
まどか「おやすみー」パチッ
ほむら「…………うまく出来てるといいな」
まどか「私に任せてね!」
ほむら「ええ。けど、少しだけ寄り道してもらってもいいかしら?」
まどか「うん、大丈夫!」
まどか「えへへ、早く土曜日にならないかな」
ほむら「それなら早く寝ないとね」
まどか「楽しみすぎて今日から寝れないかも」
ほむら「居眠りしてしまうかもしれないわよ?」
まどか「さやかちゃんみたいにはならないもん」
ほむら「それじゃ、お休み。まどか」
まどか「おやすみー」パチッ
ほむら「…………うまく出来てるといいな」
150: 2012/12/01(土) 00:43:36 ID:YM.JTjUA
―――――――――
――――
ほむら「起きてください、朝ですよ」ユサユサ
詢子「んぁ…………あと十時間………」ネムネム
ほむら「そんなに寝ていたら遅れてしまいます」バサッ
詢子「うっ、さっむー………」
ほむら「おはようございます、お義母様」
詢子「おはよう、ほむら」
詢子「さて、ほむらのおかげで今日は遅刻の心配も全くなしだ」
ほむら「いえいえ」
詢子「しかし、なかなか直らないねー。その堅っ苦しいの」
ほむら「努力はしているんですけど…」
――――
ほむら「起きてください、朝ですよ」ユサユサ
詢子「んぁ…………あと十時間………」ネムネム
ほむら「そんなに寝ていたら遅れてしまいます」バサッ
詢子「うっ、さっむー………」
ほむら「おはようございます、お義母様」
詢子「おはよう、ほむら」
詢子「さて、ほむらのおかげで今日は遅刻の心配も全くなしだ」
ほむら「いえいえ」
詢子「しかし、なかなか直らないねー。その堅っ苦しいの」
ほむら「努力はしているんですけど…」
151: 2012/12/01(土) 00:46:19 ID:YM.JTjUA
詢子「ま、何度でも言うさ」
詢子「今は理屈抜きに、ほむらは鹿目家の娘だ」
詢子「だから『お義母様』だけは許さない。百歩譲ってお母様」
詢子「お母さんでもいいし、なんならママでもいい」
ほむら「ママはちょっと……」
詢子「はっはっは、確かに柄じゃないね」
詢子「…今日は二人っきりで遊んでくるんだって?」
ほむら「はい」
詢子「そんじゃ、わがまままどかの事は頼んだよ。しっかり者の『お姉ちゃん』」
ほむら「!?」
詢子「さてさて、準備準備っと」 バタン
ほむら「…………お姉ちゃん?」
詢子「今は理屈抜きに、ほむらは鹿目家の娘だ」
詢子「だから『お義母様』だけは許さない。百歩譲ってお母様」
詢子「お母さんでもいいし、なんならママでもいい」
ほむら「ママはちょっと……」
詢子「はっはっは、確かに柄じゃないね」
詢子「…今日は二人っきりで遊んでくるんだって?」
ほむら「はい」
詢子「そんじゃ、わがまままどかの事は頼んだよ。しっかり者の『お姉ちゃん』」
ほむら「!?」
詢子「さてさて、準備準備っと」 バタン
ほむら「…………お姉ちゃん?」
152: 2012/12/01(土) 00:49:08 ID:YM.JTjUA
―――――
まどか「うにゅ……」ポケー
まどか「……えーっと」グシグシ
まどか「…………あっ、もうこんな時間!?」
まどか「大変! 早くママを…」
イッテクルワー!
イッテラッシャーイ
まどか「あう」
マドカァー オキテルカー?
まどか「うん、起きてるよー」
まどか「……………」
まどか「うにゅ……」ポケー
まどか「……えーっと」グシグシ
まどか「…………あっ、もうこんな時間!?」
まどか「大変! 早くママを…」
イッテクルワー!
イッテラッシャーイ
まどか「あう」
マドカァー オキテルカー?
まどか「うん、起きてるよー」
まどか「……………」
153: 2012/12/01(土) 00:51:01 ID:YM.JTjUA
知久「おはよう、まどか」
まどか「おはよう」
タツヤ「おはよ!」
まどか「あれ、ほむらちゃんは?」
知久「ママと一緒に朝御飯を済ませて、今は洗濯物を干してくれてるよ」
知久「『お手伝いできることがあれば何でもしますから』って聞かなくてね」
知久「このまま行くと仕事を全部取られてしまうかな?」
まどか「そっ、そんなこと」
知久「はは、冗談だよ」
知久「さ、朝御飯食べようか」
まどか「うん」
タツヤ「ごはん!」
154: 2012/12/01(土) 00:55:57 ID:YM.JTjUA
―――――
ほむら「お義父様、干し終わりました」
知久「ご苦労様。ほむらちゃんもココア飲むかい?」
ほむら「はい、いただきます」
タツヤ「おはよ!」
ほむら「おはよう、たっくん」
まどか「もう、起こしてくれればよかったのに」プープー
ほむら「あれだけぐっすり寝てたら起こせないわ」
ほむら「それにしても、最近寝坊してばかりじゃない?」
まどか「………だって、ずっと楽しみだったもん!」
知久「お待ち遠様」コト
ほむら「お義父様、干し終わりました」
知久「ご苦労様。ほむらちゃんもココア飲むかい?」
ほむら「はい、いただきます」
タツヤ「おはよ!」
ほむら「おはよう、たっくん」
まどか「もう、起こしてくれればよかったのに」プープー
ほむら「あれだけぐっすり寝てたら起こせないわ」
ほむら「それにしても、最近寝坊してばかりじゃない?」
まどか「………だって、ずっと楽しみだったもん!」
知久「お待ち遠様」コト
155: 2012/12/01(土) 00:58:01 ID:YM.JTjUA
ほむら「熱っ」
知久「それで、今日はどこに行くんだい?」
まどか「えへへ、ほむらちゃんに内緒だから、パパにも内緒!」
まどか「あ、お昼は食べてくるからね」
知久「分かった、あんまり遅くならないようにね」
ほむら「……」フーッフーッ
知久「そうだ。お使いを頼まれてくれるかな?」
まどか「うん」
知久「じゃあ後でメモとお金を渡すよ」
ほむら「…」フーフー
タツヤ「どったの?」
知久「それで、今日はどこに行くんだい?」
まどか「えへへ、ほむらちゃんに内緒だから、パパにも内緒!」
まどか「あ、お昼は食べてくるからね」
知久「分かった、あんまり遅くならないようにね」
ほむら「……」フーッフーッ
知久「そうだ。お使いを頼まれてくれるかな?」
まどか「うん」
知久「じゃあ後でメモとお金を渡すよ」
ほむら「…」フーフー
タツヤ「どったの?」
156: 2012/12/01(土) 01:01:11 ID:YM.JTjUA
―――――
まどか「うーん、どれ着てこう?」
ほむら「どれも似合うわ」
まどか「でも、……悩むなぁ」
まどか「ほむらちゃんは…」
ほむら「準備万端よ」
まどか「あ、またそれ着てる」
まどか「似合ってるんだけど、もっと他のも着ようよ」
ほむら「? 着れれば良いと思うけど」
まどか「せっかくの美人さんなんだからお洒落しなきゃ!」
ほむら「お洒落、ねぇ……」
まどか「…ふふふーん」ティヒヒ!
まどか「うーん、どれ着てこう?」
ほむら「どれも似合うわ」
まどか「でも、……悩むなぁ」
まどか「ほむらちゃんは…」
ほむら「準備万端よ」
まどか「あ、またそれ着てる」
まどか「似合ってるんだけど、もっと他のも着ようよ」
ほむら「? 着れれば良いと思うけど」
まどか「せっかくの美人さんなんだからお洒落しなきゃ!」
ほむら「お洒落、ねぇ……」
まどか「…ふふふーん」ティヒヒ!
157: 2012/12/01(土) 01:02:19 ID:YM.JTjUA
―――――
知久「はいこれ、メモとお金」スッ
ほむら「忘れないようにしないとね」
まどか「むっ、忘れないもん!」
ほむら「さぁて、どうかしら?」クスクス
知久「それじゃ、気を付けて」
ほむら「はい」
まどか「うん!」
「「いってきます!」」
知久「行ってらっしゃい」
タツヤ「いってあー」
バタン
タツヤ「パパーあそぼー」
知久「よしよし、なにして遊ぼうか」
知久「はいこれ、メモとお金」スッ
ほむら「忘れないようにしないとね」
まどか「むっ、忘れないもん!」
ほむら「さぁて、どうかしら?」クスクス
知久「それじゃ、気を付けて」
ほむら「はい」
まどか「うん!」
「「いってきます!」」
知久「行ってらっしゃい」
タツヤ「いってあー」
バタン
タツヤ「パパーあそぼー」
知久「よしよし、なにして遊ぼうか」
158: 2012/12/01(土) 01:03:39 ID:YM.JTjUA
―――――
トコトコ
ほむら「それで、まずはどこに連れていってくれるのかしら?」
まどか「えっと、お昼まではお散歩したいな」
まどか「たまにはこういうのもいいかなーって」
ほむら「ふふ、そうね」
まどか「こうやって二人っきりになるのも久しぶりだね」
ほむら「朝晩はいつも二人だけじゃない」
まどか「同じ部屋で寝てるんだから、それとこれとはちょっと違うよ」
ほむら「……だったら、あの日以来になるわね」
トコトコ
ほむら「それで、まずはどこに連れていってくれるのかしら?」
まどか「えっと、お昼まではお散歩したいな」
まどか「たまにはこういうのもいいかなーって」
ほむら「ふふ、そうね」
まどか「こうやって二人っきりになるのも久しぶりだね」
ほむら「朝晩はいつも二人だけじゃない」
まどか「同じ部屋で寝てるんだから、それとこれとはちょっと違うよ」
ほむら「……だったら、あの日以来になるわね」
159: 2012/12/01(土) 01:05:58 ID:YM.JTjUA
テクテク
まどか「あの時のほむらちゃん、子供みたいにわんわん泣いちゃって」
ほむら「あれは、その………ね?」カァァ
ほむら「他言無用よ、絶対よ?」
まどか「どうしようかなー、あんなほむらちゃん滅多に見れないしなー」ティヒヒ!
ほむら「お願い! 皆に知られたら私、恥ずかしくって氏んじゃう…」オロオロ
まどか「じゃあ、皆には内緒にするね?………多分!」
ほむら「もう、多分じゃなくて絶対…」
160: 2012/12/01(土) 01:08:20 ID:YM.JTjUA
トコトコ
ほむら「それにしても気持ちのいい天気ね」
まどか「お日さまがあったかいね」
まどか「だいぶ寒くなってきたし、もうすぐ冬本番かぁ」
ほむら「冬………久しいわ」
まどか「またそんなこと言ってる」
まどか「そうだ、マフラーとか持ってないでしょ?」
ほむら「ええ」
まどか「だったら、私が編んであげる!」
まどか「ちゃんと編めるかはまた別なんだけど…」
ほむら「ふふ、楽しみにしてるわ」
161: 2012/12/01(土) 01:10:47 ID:YM.JTjUA
テクテク
ほむら「こんなに広い公園があったのね」
まどか「いい所でしょ? 小さいときはよく連れてきてもらったんだよ」
ほむら「ねえ、ベンチに寄りかかってるあの人……」
まどか「あ、上条君だ」
恭介「ん、やぁ、鹿目さんに、暁美さん」ゼェゼェ
まどか「上条君、こんな所でどうしたの?」
ほむら「無理は良くないわ、まだ本調子じゃないのでしょ?」
恭介「……ははは」ハァハァ
162: 2012/12/01(土) 01:13:51 ID:YM.JTjUA
恭介「ふぅ………えっと、どこから話した物かな…」
恭介「僕が復学したその日に何があったかは……勿論知ってるよね」ハァ
まどか「うん、校門でさやかちゃんと仁美ちゃんに告白されたんだよね」
ほむら「大勢の生徒がいるなかで、しかも大声で」
恭介「おかげであっという間に学校中に広まっちゃって…」
ほむら「災難だったわね」
恭介「向こう一週間は落ち着けやしなかったよ」
まどか「それで、返事はまだ決まらないの?」
恭介「考える余裕があれば、こんな目に遭ってないんだろうけど…」
ほむら「意気地無し」
恭介「はは、返す言葉もないよ…」
163: 2012/12/01(土) 01:17:31 ID:YM.JTjUA
恭介「で、そんな二人が、今日は三人でどこか出掛けようってね」
ほむら「二股だなんてあなた……」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「茶々よ、茶々」
恭介「断るに断れなかったんだ……。で、集合場所に行ってみたら二人が怒鳴り合ってて」
恭介「どうも行き先について二人で揉めてたらしいんだけど…」
恭介「僕を見つけるなりすごい剣幕で迫ってきてね」
恭介「なんていうかその、身の危険を感じて……」
ほむら「思わず逃げ出してきたのね」
まどか「…どこで待ち合わせしたの?」
恭介「……駅前だよ」
ほむら「二股だなんてあなた……」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「茶々よ、茶々」
恭介「断るに断れなかったんだ……。で、集合場所に行ってみたら二人が怒鳴り合ってて」
恭介「どうも行き先について二人で揉めてたらしいんだけど…」
恭介「僕を見つけるなりすごい剣幕で迫ってきてね」
恭介「なんていうかその、身の危険を感じて……」
ほむら「思わず逃げ出してきたのね」
まどか「…どこで待ち合わせしたの?」
恭介「……駅前だよ」
164: 2012/12/01(土) 01:20:53 ID:YM.JTjUA
恭介「向けられる視線が………」
まどか「………逃げ出しちゃうのもしょうがないよ……」
ほむら「その、えっと、頑張ってね……」
……オォーイ、キョースケェー………
…………キョースケサァーン……
ほむら「結局、あなたのその手は治らないままなの?」
恭介「それが、どうしても諦めさせてくれない頑固者がいてね」
恭介「ほら、見てくれ」ピク
まどか「あっ……!」
恭介「まるで奇跡だって、医者が言ってたよ」
恭介「今はまだほんの僅かに動く程度だけどね」
まどか「………逃げ出しちゃうのもしょうがないよ……」
ほむら「その、えっと、頑張ってね……」
……オォーイ、キョースケェー………
…………キョースケサァーン……
ほむら「結局、あなたのその手は治らないままなの?」
恭介「それが、どうしても諦めさせてくれない頑固者がいてね」
恭介「ほら、見てくれ」ピク
まどか「あっ……!」
恭介「まるで奇跡だって、医者が言ってたよ」
恭介「今はまだほんの僅かに動く程度だけどね」
166: 2012/12/01(土) 01:25:30 ID:YM.JTjUA
恭介「もしもまたバイオリンが弾けたら、君達にも是非とも聞いてもらいたいな」
まどか「きっとまた弾けるようになるよ!」
ほむら「ふふ、楽しみね」
「あーっ!!」
「此処にいらしたのですね!?」
ダダダダダダッ
さやか「しかもナンパしてるだなんて、何考えてるのさ!!」
仁美「そうですよ!私というものがありながら……」
さやか「…いやいや、いやいやいやいやいや、いつ恭介が仁美だけの物になったのかなー?」ニコニコ
仁美「あら、そうなのだとばかり思っておりましたけど、違いますの?」ニコニコ
恭介「…」
ほむら「…こればかりは諦めたら?」
まどか「きっとまた弾けるようになるよ!」
ほむら「ふふ、楽しみね」
「あーっ!!」
「此処にいらしたのですね!?」
ダダダダダダッ
さやか「しかもナンパしてるだなんて、何考えてるのさ!!」
仁美「そうですよ!私というものがありながら……」
さやか「…いやいや、いやいやいやいやいや、いつ恭介が仁美だけの物になったのかなー?」ニコニコ
仁美「あら、そうなのだとばかり思っておりましたけど、違いますの?」ニコニコ
恭介「…」
ほむら「…こればかりは諦めたら?」
167: 2012/12/01(土) 01:27:51 ID:YM.JTjUA
まどか「ちょっと、二人とも落ち着こうよ!」
仁美「あら、まどかさんにほむらさん! ということは」
さやか「恭介ェ、まさかあたし達の友達に手を出そうとした訳!?」
仁美「それはいくら恭介さんでも許せませんわ! 反省していただかないと」
さやか「そうだ、仁美。今日はこれからさ……」ゴニョゴニョ
仁美「なるほど、素晴らしいですわ! でしたら…」モニョモニョ
さやか「いいねいいね、わかってるじゃん!」
さやか「さて、そうと決まれば……」
ほむら「彼なら向こうへ走っていったけど」
仁美「あら、まどかさんにほむらさん! ということは」
さやか「恭介ェ、まさかあたし達の友達に手を出そうとした訳!?」
仁美「それはいくら恭介さんでも許せませんわ! 反省していただかないと」
さやか「そうだ、仁美。今日はこれからさ……」ゴニョゴニョ
仁美「なるほど、素晴らしいですわ! でしたら…」モニョモニョ
さやか「いいねいいね、わかってるじゃん!」
さやか「さて、そうと決まれば……」
ほむら「彼なら向こうへ走っていったけど」
168: 2012/12/01(土) 01:31:54 ID:YM.JTjUA
タタタタタタタッ
恭介「………恩に着るよ」ヒョコ
まどか「私の知ってる二人じゃない………」
まどか「学校じゃ、いつも通りだったのに……」
ほむら「………」
恭介「…もう少し大人しくしてくれれば、落ち着いて考えられるんだけどなぁ」
ほむら「それにしても、仲が良いのか悪いのか…」ガシッ
さやか「さて、行こっか恭介」ニッコリ
仁美「もう逃がしませんわよ?」ニッコリ
恭介「」
169: 2012/12/01(土) 01:36:59 ID:YM.JTjUA
―――――
まどか「……二人ともどうしちゃったんだろう」
ほむら「…さやかが契約するかどうか悩んでいたでしょ?」
ほむら「そうさせない為に私、無理矢理に説き伏せたの」
ほむら「魔法少女になる前に、自分に対して本当に正直になりなさい」
ほむら「あなたにはまだ出来ることがあるはずだからって」
まどか「…そっか、ほむらちゃんだったんだ」
ほむら「まさか、ここまで自分に正直になっていたとは………」
ほむら「仁美さんまで巻き込んで…」
まどか「でも、さやかちゃんらしいよね」
ほむら「……それもそうね」
まどか「……二人ともどうしちゃったんだろう」
ほむら「…さやかが契約するかどうか悩んでいたでしょ?」
ほむら「そうさせない為に私、無理矢理に説き伏せたの」
ほむら「魔法少女になる前に、自分に対して本当に正直になりなさい」
ほむら「あなたにはまだ出来ることがあるはずだからって」
まどか「…そっか、ほむらちゃんだったんだ」
ほむら「まさか、ここまで自分に正直になっていたとは………」
ほむら「仁美さんまで巻き込んで…」
まどか「でも、さやかちゃんらしいよね」
ほむら「……それもそうね」
170: 2012/12/01(土) 01:41:36 ID:YM.JTjUA
―――――
ヒタヒタ
まどか「一緒に住んでるし、並んで歩いてると姉妹みたいに見えるかな?」
ほむら「びっくりするほど似てないわね」
まどか「むっ、どうせほむらちゃんみたいに美人さんじゃないもん」ムスッ
ほむら「私だってまどかみたいに可愛らしくないわ」
まどか「かわいいくせに、ふーんだ」プイッ
ほむら「『まどかの事をよろしく、お姉ちゃん』って、今朝お義母様が」
まどか「うそっ!? 私の方がお姉ちゃんじゃないの?」
まどか「私、ほむらちゃんよりお姉ちゃん歴長いんだよ!?」
ほむら「ほらほらまどか、落ち着きなさい」
ほむら「なんてね」クス
ヒタヒタ
まどか「一緒に住んでるし、並んで歩いてると姉妹みたいに見えるかな?」
ほむら「びっくりするほど似てないわね」
まどか「むっ、どうせほむらちゃんみたいに美人さんじゃないもん」ムスッ
ほむら「私だってまどかみたいに可愛らしくないわ」
まどか「かわいいくせに、ふーんだ」プイッ
ほむら「『まどかの事をよろしく、お姉ちゃん』って、今朝お義母様が」
まどか「うそっ!? 私の方がお姉ちゃんじゃないの?」
まどか「私、ほむらちゃんよりお姉ちゃん歴長いんだよ!?」
ほむら「ほらほらまどか、落ち着きなさい」
ほむら「なんてね」クス
171: 2012/12/01(土) 01:43:47 ID:YM.JTjUA
コソコソ
まどか「お昼はあそこに見えるお店でね」
まどか「雰囲気がよくって、おいしいものばっかりなんだよ」
ほむら「ですって。ついてきて良かったわね」クルッ
まどか「?」
杏子「あちゃ、バレちまってたか」ヒョコッ
まどか「杏子ちゃん、いつの間に…」
ほむら「今日は全部私の奢りだから、二人とも遠慮せずにね」
まどか「え? でも、そんなのほむらちゃんに悪いよ……」
ほむら 「いいのよ。杏子はそのつもりで引っ付いて来たんでしょうし」
杏子「へへっ、そういうこった!」
172: 2012/12/01(土) 01:46:13 ID:YM.JTjUA
―――――
杏子「こんなに色々あると目移りしちまうなー!」キラキラ
杏子「どーれにしよっかなー」ジーッ
まどか「やっぱり、今日は私が誘ったんだし私が……」
ほむら「いいのよ。いつもお世話になっているし、たまにはね」
ほむら「それにこの子、物凄く食べるわよ?」
まどか「………うーん」
ほむら「お金ならあるから、気になる物は全部頼んだらいいわ」
杏子「え、本当か!? 後悔すんなよ?」
ほむら「ふふ、させてみなさい」
杏子「後で謝られても知らねーからな!!」
杏子「こんなに色々あると目移りしちまうなー!」キラキラ
杏子「どーれにしよっかなー」ジーッ
まどか「やっぱり、今日は私が誘ったんだし私が……」
ほむら「いいのよ。いつもお世話になっているし、たまにはね」
ほむら「それにこの子、物凄く食べるわよ?」
まどか「………うーん」
ほむら「お金ならあるから、気になる物は全部頼んだらいいわ」
杏子「え、本当か!? 後悔すんなよ?」
ほむら「ふふ、させてみなさい」
杏子「後で謝られても知らねーからな!!」
173: 2012/12/01(土) 01:48:27 ID:YM.JTjUA
ソレデハシバラクオマチクダサーイ
まどか「杏子ちゃん、もう学校には慣れた?」
杏子「いーや、全っ然。特に制服がアレだ、窮屈っていうか」
ほむら「授業には付いていけてる?」
杏子「マミに教えてもらってるし、どうにかね」
ほむら「『マミさん』じゃなくて?」
杏子「あれは無理矢理言わされただけだったろーが」
まどか「マミさん、すごく嬉しそうだったよ?」
杏子「駄目駄目、甘やかすと癖になっちまう」
杏子「その分ほむらが『巴先輩』って呼んでやれよ」
ほむら「嫌よ、柄でもない」
まどか「杏子ちゃん、もう学校には慣れた?」
杏子「いーや、全っ然。特に制服がアレだ、窮屈っていうか」
ほむら「授業には付いていけてる?」
杏子「マミに教えてもらってるし、どうにかね」
ほむら「『マミさん』じゃなくて?」
杏子「あれは無理矢理言わされただけだったろーが」
まどか「マミさん、すごく嬉しそうだったよ?」
杏子「駄目駄目、甘やかすと癖になっちまう」
杏子「その分ほむらが『巴先輩』って呼んでやれよ」
ほむら「嫌よ、柄でもない」
174: 2012/12/01(土) 01:50:41 ID:YM.JTjUA
杏子「そういや、新しい得物は見つかったか?」
杏子「取れる戦術が増えりゃもっと楽になるだろ」
ほむら「探しているのだけど、なかなかしっくりくる物が無くって」
まどか「獲物? 何か捕まえるの?」
杏子「いや、得意な武器って意味だよ。あたしの槍みたいな」
ほむら「銃は調達できないし、爆弾は作るのに手間がかかるから今は手ぶらね」
まどか「そんなの危ないよ!」
杏子「…あー、見たこと無いのか」
杏子「一回さ、ほむらの魔女狩りに連れてってもらいなよ」
ほむら「杏子」ジロリ
杏子「取れる戦術が増えりゃもっと楽になるだろ」
ほむら「探しているのだけど、なかなかしっくりくる物が無くって」
まどか「獲物? 何か捕まえるの?」
杏子「いや、得意な武器って意味だよ。あたしの槍みたいな」
ほむら「銃は調達できないし、爆弾は作るのに手間がかかるから今は手ぶらね」
まどか「そんなの危ないよ!」
杏子「…あー、見たこと無いのか」
杏子「一回さ、ほむらの魔女狩りに連れてってもらいなよ」
ほむら「杏子」ジロリ
175: 2012/12/01(土) 01:53:03 ID:YM.JTjUA
オマタセシマシタ、コチラガ……
杏子「きたきた!」
ほむら「あ、それ私です」
まどか「どれもおいしそう…」
杏子「一口でも二口でもつまめばいいじゃん」
「「「いただきます!」」」
まどか「えっと、さっきの話だけど、ほむらちゃんは大丈夫なの?」
杏子「ああ、ほむらは並の魔女なら武器が無くても渡り合えるんだ」アムッ
杏子「ぶっちゃけ強すぎ」ムグムグ
まどか「…………そうなの?」
ほむら「食べるか話すかどちらかにしなさい」
杏子「きたきた!」
ほむら「あ、それ私です」
まどか「どれもおいしそう…」
杏子「一口でも二口でもつまめばいいじゃん」
「「「いただきます!」」」
まどか「えっと、さっきの話だけど、ほむらちゃんは大丈夫なの?」
杏子「ああ、ほむらは並の魔女なら武器が無くても渡り合えるんだ」アムッ
杏子「ぶっちゃけ強すぎ」ムグムグ
まどか「…………そうなの?」
ほむら「食べるか話すかどちらかにしなさい」
176: 2012/12/01(土) 01:58:06 ID:YM.JTjUA
ほむら「私はただ、最低限の魔力を最大限に活用しているだけよ」
杏子「その操作技術と変換効率が卓絶しすぎだっつうの」ハムッ
ほむら「コツは教えたでしょ?」
杏子「そう簡単に出来れば苦労しねぇさ」モグモグ
ほむら「当たり前じゃない。私だってどれだけ難儀したことか」
まどか「……ほむらちゃんって、そんなにすごいんだ」
杏子「そりゃそうだ、ここを守った魔法少女だぞ?」カチャ
ほむら「何言ってるの、私一人では到底無理だったわ」
ほむら「そうだ、今度あなたの槍を貸してよ」
ほむら「ぐねぐね曲がって面白そうだと前から思ってたの」
杏子「貸すか! マミのマスケットにしとけ」
ほむら「どうせなら本物がいいわね。硝煙の匂いが懐かしい……」
杏子「その操作技術と変換効率が卓絶しすぎだっつうの」ハムッ
ほむら「コツは教えたでしょ?」
杏子「そう簡単に出来れば苦労しねぇさ」モグモグ
ほむら「当たり前じゃない。私だってどれだけ難儀したことか」
まどか「……ほむらちゃんって、そんなにすごいんだ」
杏子「そりゃそうだ、ここを守った魔法少女だぞ?」カチャ
ほむら「何言ってるの、私一人では到底無理だったわ」
ほむら「そうだ、今度あなたの槍を貸してよ」
ほむら「ぐねぐね曲がって面白そうだと前から思ってたの」
杏子「貸すか! マミのマスケットにしとけ」
ほむら「どうせなら本物がいいわね。硝煙の匂いが懐かしい……」
177: 2012/12/01(土) 02:00:57 ID:YM.JTjUA
オマタセシマシタ、コチラ……
杏子「やーっと次がきたか」
まどか「あ、一口ちょうだい」
杏子「ほら、あーん」パクッ
まどか「うんっ、おいしい!」
杏子「ほむらも、あーん」スッ
ほむら「……」
ほむら「私は別にいいわ」フイッ
杏子「照れんな照れんな」グイグイ
まどか「そうだよほむらちゃん!」
ほむら「てっ、照れてなんか」カアァ
杏子「やーっと次がきたか」
まどか「あ、一口ちょうだい」
杏子「ほら、あーん」パクッ
まどか「うんっ、おいしい!」
杏子「ほむらも、あーん」スッ
ほむら「……」
ほむら「私は別にいいわ」フイッ
杏子「照れんな照れんな」グイグイ
まどか「そうだよほむらちゃん!」
ほむら「てっ、照れてなんか」カアァ
178: 2012/12/01(土) 02:04:22 ID:YM.JTjUA
オマタセシマシタ、コチラ……
杏子「いやー、最ッ高!」ガツガツ
まどか「……」
杏子「ん? どうかした?」グムグム
まどか「…普段からそんなに食べてるの?」
杏子「いいや。そんなことしてたらマミん家を食い潰しちまう」ゴクン
ほむら「でも、会う度に何かしら食べてるじゃない」
まどか「ずるい」
杏子「?」
オマタセシマシタ、コチラガ……
杏子「へへっ、前から食ってみたかったんだよね! こんな馬鹿でっかいパフェ!」
まどか「」
杏子「いやー、最ッ高!」ガツガツ
まどか「……」
杏子「ん? どうかした?」グムグム
まどか「…普段からそんなに食べてるの?」
杏子「いいや。そんなことしてたらマミん家を食い潰しちまう」ゴクン
ほむら「でも、会う度に何かしら食べてるじゃない」
まどか「ずるい」
杏子「?」
オマタセシマシタ、コチラガ……
杏子「へへっ、前から食ってみたかったんだよね! こんな馬鹿でっかいパフェ!」
まどか「」
179: 2012/12/01(土) 02:08:27 ID:YM.JTjUA
杏子「そんで、二人はこの後どうすんの?」パクッ
まどか「えへへ、ほむらちゃんと二人でお出かけ中なんだよ」
ほむら「どうせ暇なんでしょうし、あなたも来る?」
杏子「……………あー、いいや」
杏子「マミに買い物頼まれてるし」パクパク
ほむら「そう、なら仕方ないわ」
杏子「ふー、ごっそさん!」ケプ
ほむら「いつ見ても気持ちのいい食べっぷりね」
まどか「あんなに沢山、どこいっちゃったんだろう…」
杏子「そりゃあ、胃袋の中に決まってるさ」ポンポン
まどか「えへへ、ほむらちゃんと二人でお出かけ中なんだよ」
ほむら「どうせ暇なんでしょうし、あなたも来る?」
杏子「……………あー、いいや」
杏子「マミに買い物頼まれてるし」パクパク
ほむら「そう、なら仕方ないわ」
杏子「ふー、ごっそさん!」ケプ
ほむら「いつ見ても気持ちのいい食べっぷりね」
まどか「あんなに沢山、どこいっちゃったんだろう…」
杏子「そりゃあ、胃袋の中に決まってるさ」ポンポン
180: 2012/12/01(土) 02:10:36 ID:YM.JTjUA
杏子「……悪いね」
ほむら「別にいいのよ。出世払いで返してもらうから」
杏子「えっ、奢りじゃねえの!?」
まどか「頑張ってお勉強しないとね」
ほむら「あら、杏子の事を言えるのかしら?」
まどか「う、だって、もっと分かりやすく教えてくれれば……」
ほむら「なら、もう少し真面目に取り組みましょうか」
まどか「むー」
ほむら「奢られに来た癖に、気にするのね」
杏子「…うっせ」
ゴウケイデヨンマントンデハチジュウエンニナリマース
181: 2012/12/01(土) 02:12:28 ID:YM.JTjUA
杏子「じゃーなー!」
まどか「うん、またね!」
ほむら「またね」
まどか「杏子ちゃん、あんなに食べるんだね……」
ほむら「あれでも抑えていた方よ」
まどか「………あれで?」
ほむら「あの子の事よ、どうせ何処かで引け目を感じているんでしょう」
ほむら「全く、素直じゃないのは誰なのかしら?」
ほむら「遠慮しないでって言ったのに」
まどか「………」
まどか「うん、またね!」
ほむら「またね」
まどか「杏子ちゃん、あんなに食べるんだね……」
ほむら「あれでも抑えていた方よ」
まどか「………あれで?」
ほむら「あの子の事よ、どうせ何処かで引け目を感じているんでしょう」
ほむら「全く、素直じゃないのは誰なのかしら?」
ほむら「遠慮しないでって言ったのに」
まどか「………」
182: 2012/12/01(土) 02:16:31 ID:YM.JTjUA
以上、今回分でした
続きはまた夜に投下します
続きはまた夜に投下します
188: 2012/12/01(土) 23:39:29 ID:YM.JTjUA
テクテク
ほむら「さて、今度はどこ?」
まどか「ちょっと探してるものがあってね」
まどか「だから、ショッピングモール」
ほむら「…さては、私に荷物持ちをさせるために……」
まどか「そ、そんなつもりじゃ」
ほむら「ふふ、冗談よ」
まどか「……ほむらちゃん、よく笑うようになったね」
ほむら「そう?」
189: 2012/12/01(土) 23:41:13 ID:YM.JTjUA
―――――
ほむら「物凄い人ね」
まどか「うーん、どのお店が良さそうかな」
ほむら「こんなに広いんだし、のんびり探せばいいわ」
ツギハドチラニシマショウ?
ハッハッハ、サヤカチャンニオマカセアレー!
フ、フタリトモ、モウカンベンシテクレ……
まどか「あ、さやかちゃんと仁美ちゃんと………見たことない子だ」
ほむら「? ……………なるほど、顔立ちは端整だし、あの出来映えなら…」
まどか「…なんで私には紹介してくれないんだろ」ムスッ
ほむら「まどか、そっとしておいてあげましょう。彼の名誉の為に」
ほむら「物凄い人ね」
まどか「うーん、どのお店が良さそうかな」
ほむら「こんなに広いんだし、のんびり探せばいいわ」
ツギハドチラニシマショウ?
ハッハッハ、サヤカチャンニオマカセアレー!
フ、フタリトモ、モウカンベンシテクレ……
まどか「あ、さやかちゃんと仁美ちゃんと………見たことない子だ」
ほむら「? ……………なるほど、顔立ちは端整だし、あの出来映えなら…」
まどか「…なんで私には紹介してくれないんだろ」ムスッ
ほむら「まどか、そっとしておいてあげましょう。彼の名誉の為に」
190: 2012/12/01(土) 23:43:53 ID:YM.JTjUA
まどか「え!? なぁんだ、勘違いしちゃった……」
ほむら「私も危うかったわ」
ほむら「あ……………………やっぱり要らないわね」
ほむら「所詮玩具は玩具よ、きっと」
まどか「あれ? あれあれ? ひょっとして、何か欲しいおもちゃがあるのかな?」
まどか「ほむらちゃんもまだまだ子供だね!」ティヒヒ!
ほむら「……かもしれないわね」
ほむら「慣れ親しんできた武器が懐かしくって……」
ほむら「モデルガンを改造して魔力を込めれば代用できるかも、なんて」
まどか「」
ほむら「流石に甘過ぎね。もう忘れることにするわ」
ほむら「私も危うかったわ」
ほむら「あ……………………やっぱり要らないわね」
ほむら「所詮玩具は玩具よ、きっと」
まどか「あれ? あれあれ? ひょっとして、何か欲しいおもちゃがあるのかな?」
まどか「ほむらちゃんもまだまだ子供だね!」ティヒヒ!
ほむら「……かもしれないわね」
ほむら「慣れ親しんできた武器が懐かしくって……」
ほむら「モデルガンを改造して魔力を込めれば代用できるかも、なんて」
まどか「」
ほむら「流石に甘過ぎね。もう忘れることにするわ」
191: 2012/12/01(土) 23:45:44 ID:YM.JTjUA
まどか「ここなんか良さそう!」
ほむら「お洋服が欲しかったの?」
まどか「そんな所かな」
まどか「フリルたっぷり……」ブツブツ
まどか「レースとリボン……………」ブツブツブツ
ほむら「…多すぎて山積みになってるわよ?」
まどか「しんぷるいずべすと………」ブツブツ
まどか「あっ、何か言った?」クルッ
ほむら「ふふ、随分と熱心ね」
まどか「うーん、一回着てみよっか?」
ほむら「この量だと試すのも一苦労ね」
192: 2012/12/01(土) 23:48:07 ID:YM.JTjUA
まどか「はい」ボスッ
ほむら「?」
ほむら「………………??」
ほむら「………何故私に渡し
まどか「さぁさぁ、着てみよっかほむらちゃん!」キラキラ
ほむら「あなたの服を買いに来
まどか「ちっともお洒落に興味のない子の為のお洋服を選びに来たんだよ!!」ギラギラ
ほむら「あまり大きな声を
まどか「ほらほら、こっちこっち」グイグイ
ほむら「ちょ、ちょっと
まどか「それじゃ着替えたら言ってね!」バタン
ほむら「…………え? え?? こんな派手なのを、着るの…………?」
ティヒヒ、ホムラチャンマダー?
ほむら「?」
ほむら「………………??」
ほむら「………何故私に渡し
まどか「さぁさぁ、着てみよっかほむらちゃん!」キラキラ
ほむら「あなたの服を買いに来
まどか「ちっともお洒落に興味のない子の為のお洋服を選びに来たんだよ!!」ギラギラ
ほむら「あまり大きな声を
まどか「ほらほら、こっちこっち」グイグイ
ほむら「ちょ、ちょっと
まどか「それじゃ着替えたら言ってね!」バタン
ほむら「…………え? え?? こんな派手なのを、着るの…………?」
ティヒヒ、ホムラチャンマダー?
193: 2012/12/01(土) 23:50:18 ID:YM.JTjUA
コンナノッテ…ワタシ…
まどか「遅ーい!!」バッ
ほむら「ひゃ!?」
ほむら「え、えっと、着てみたけど………どうなのかしら…?」
まどか「鏡を見れば一目瞭然だよ?」
ほむら「見ても分からないから聞いたのに……」
まどか「まったく、ほむらちゃんには自覚が全然足りないね!」
まどか「それじゃ、次いってみよう!」ズイッ
ほむら「あの、まどか? 何故あなたまで入っ
まどか「だって、着替えるのが遅くって待ってられないもん!」バタン
まどか「遅ーい!!」バッ
ほむら「ひゃ!?」
ほむら「え、えっと、着てみたけど………どうなのかしら…?」
まどか「鏡を見れば一目瞭然だよ?」
ほむら「見ても分からないから聞いたのに……」
まどか「まったく、ほむらちゃんには自覚が全然足りないね!」
まどか「それじゃ、次いってみよう!」ズイッ
ほむら「あの、まどか? 何故あなたまで入っ
まどか「だって、着替えるのが遅くって待ってられないもん!」バタン
194: 2012/12/01(土) 23:53:53 ID:YM.JTjUA
ほむら「こんなの絶対に似合わない……」ゴソゴソ
まどか「ほら、自分を見てみて」
まどか「ほむらちゃんは今、周りからどんな風に見えてると思う?」
ほむら「………やっぱり、分からないわ」
ギュッ
まどか「今のほむらちゃんはね」
まどか「とってもとってもかわいい、普通の女の子に見えるんだよ?」
ほむら「…………私が、普通の?」
まどか「うん、だから次はこれ!! ほらほら、早くそれ脱いで!」ウェヒヒ!
ほむら「そ、そんなに急かさないで」モゾモゾ
195: 2012/12/01(土) 23:55:35 ID:YM.JTjUA
―――――
ほむら「疲れた……」
まどか「どれもばっちり似合ってたから、全部買っちゃうよ!」
ほむら「……これを全部?」
まどか「うん! ほむらちゃんには、もっと普通の女の子らしい事をしてほしいもん」
まどか「だから、私からのプレゼント!!」
ほむら「……嬉しいのだけど、こんなに沢山、大丈夫?」
まどか「えへへ、お小遣い貯めてたし、とっといたお年玉もあるんだよ!」
まどか「えーと、合計で……」
まどか「……あ」
ほむら「疲れた……」
まどか「どれもばっちり似合ってたから、全部買っちゃうよ!」
ほむら「……これを全部?」
まどか「うん! ほむらちゃんには、もっと普通の女の子らしい事をしてほしいもん」
まどか「だから、私からのプレゼント!!」
ほむら「……嬉しいのだけど、こんなに沢山、大丈夫?」
まどか「えへへ、お小遣い貯めてたし、とっといたお年玉もあるんだよ!」
まどか「えーと、合計で……」
まどか「……あ」
196: 2012/12/01(土) 23:58:40 ID:YM.JTjUA
まどか「半分足りない……」
ほむら「全く、そそっかしいんだから」クスクス
まどか「どうしよう……」
ほむら「足りない分は私が出すわ」
まどか「そんなの、私がプレゼントした事にならないもん……」
ほむら「だったら数を減らしましょう」
まどか「でも、全部ほむらちゃんに似合うし……」
ほむら「ふふ、まどかの欲張り屋さん」
ほむら「それなら、半分は私が自分で買うから」
ほむら「もう半分はあなたが、ね?」ニコ
まどか「……………」
まどか「………うん」
ほむら「全く、そそっかしいんだから」クスクス
まどか「どうしよう……」
ほむら「足りない分は私が出すわ」
まどか「そんなの、私がプレゼントした事にならないもん……」
ほむら「だったら数を減らしましょう」
まどか「でも、全部ほむらちゃんに似合うし……」
ほむら「ふふ、まどかの欲張り屋さん」
ほむら「それなら、半分は私が自分で買うから」
ほむら「もう半分はあなたが、ね?」ニコ
まどか「……………」
まどか「………うん」
197: 2012/12/02(日) 00:00:51 ID:WGcnY9zM
―――――
ほむら「嵩張って歩きにくそうだけど?」
まどか「んしょ、そんなことないよ」
ほむら「…………そうだ、ちょっと仕舞ってくるから待っていて」ヒョイ
まどか「あ、私が持っていくのに」
タッタッタッタッ
まどか「……こんな時までドジばっかり」
まどか「……………うまくいかないなぁ……」
ほむら「……あの、お待たせ」
ほむら「嵩張って歩きにくそうだけど?」
まどか「んしょ、そんなことないよ」
ほむら「…………そうだ、ちょっと仕舞ってくるから待っていて」ヒョイ
まどか「あ、私が持っていくのに」
タッタッタッタッ
まどか「……こんな時までドジばっかり」
まどか「……………うまくいかないなぁ……」
ほむら「……あの、お待たせ」
198: 2012/12/02(日) 00:03:38 ID:WGcnY9zM
まどか「!」
ほむら「えっと、その、…………着てみたの」モジモジ
ほむら「やっぱり慣れないけど、あなたからの贈り物だから………」
ほむら「……変じゃ、ないかしら?」
まどか「……………ううん、全然!」
まどか「でも、どうせだから髪型も変えてみよっか?」
まどか「……よし、完成!」
まどか「えへへ、とってもかわいいよほむらちゃん!」
ほむら「…………あ、ありがとう」カアァァ
ほむら「えっと、その、…………着てみたの」モジモジ
ほむら「やっぱり慣れないけど、あなたからの贈り物だから………」
ほむら「……変じゃ、ないかしら?」
まどか「……………ううん、全然!」
まどか「でも、どうせだから髪型も変えてみよっか?」
まどか「……よし、完成!」
まどか「えへへ、とってもかわいいよほむらちゃん!」
ほむら「…………あ、ありがとう」カアァァ
199: 2012/12/02(日) 00:07:20 ID:WGcnY9zM
―――――
まどか「えーと、次はね…」
ほむら「……ちょっと言い難いのだけど」
ほむら「試着に時間が掛かりすぎて、もう時間が…」
まどか「あ、ほんとだ………他にもいっぱいやりたい事があったんだけどなぁ」
まどか「……今からじゃ、ちょっと遅くなっちゃうね」
ほむら「なら、今度連れていってくれないかしら?」
まどか「……うん、また今度だね」
まどか「あ、ほむらちゃん、なにか用事があるんだったよね?」
ほむら「それなら、帰り掛けに少し立ち寄るだけだから」
ほむら「さあ、帰る前にお使いを済ませないとね?」
まどか「……忘れてた!」
まどか「えーと、次はね…」
ほむら「……ちょっと言い難いのだけど」
ほむら「試着に時間が掛かりすぎて、もう時間が…」
まどか「あ、ほんとだ………他にもいっぱいやりたい事があったんだけどなぁ」
まどか「……今からじゃ、ちょっと遅くなっちゃうね」
ほむら「なら、今度連れていってくれないかしら?」
まどか「……うん、また今度だね」
まどか「あ、ほむらちゃん、なにか用事があるんだったよね?」
ほむら「それなら、帰り掛けに少し立ち寄るだけだから」
ほむら「さあ、帰る前にお使いを済ませないとね?」
まどか「……忘れてた!」
200: 2012/12/02(日) 00:09:23 ID:WGcnY9zM
―――――
まどか「えっと、にんじんの次は…」
ほむら「!! まずい」
ほむら「まどか? そういえば洗剤が切れ
まどか「あ! おーい、マミさーん!」フリフリ
「あら、鹿目さん!」
ほむら「ちょ、ちょっと! 私今こんな格好なのに」カアアァァ
まどか「?」
マミ「お昼は杏子が迷惑を掛けてしまってごめんなさいね」
まどか「いえいえ、私じゃなくって、ほむらちゃんに言ってください」
ほむら「」ボンッ
まどか「えっと、にんじんの次は…」
ほむら「!! まずい」
ほむら「まどか? そういえば洗剤が切れ
まどか「あ! おーい、マミさーん!」フリフリ
「あら、鹿目さん!」
ほむら「ちょ、ちょっと! 私今こんな格好なのに」カアアァァ
まどか「?」
マミ「お昼は杏子が迷惑を掛けてしまってごめんなさいね」
まどか「いえいえ、私じゃなくって、ほむらちゃんに言ってください」
ほむら「」ボンッ
201: 2012/12/02(日) 00:11:12 ID:WGcnY9zM
まどか「マミさんもお買い物ですか?」
マミ「ええ。杏子に頼んだら、半分以上がお菓子に変わってたのよ?」
まどか「あはは、杏子ちゃんらしいですね……」
まどか「あれ、そういえば一緒じゃないんですか?」
マミ「罰としてふん縛って置いてきたわ」
マミ「所で、後ろに隠れているその子は」
ほむら「!」ビクッ
マミ「鹿目さんのお友達?」
まどか「え?」
マミ「ええ。杏子に頼んだら、半分以上がお菓子に変わってたのよ?」
まどか「あはは、杏子ちゃんらしいですね……」
まどか「あれ、そういえば一緒じゃないんですか?」
マミ「罰としてふん縛って置いてきたわ」
マミ「所で、後ろに隠れているその子は」
ほむら「!」ビクッ
マミ「鹿目さんのお友達?」
まどか「え?」
202: 2012/12/02(日) 00:14:34 ID:WGcnY9zM
まどか「あ、えっと、ちょっと待ってください」
まどか(マミさん、ほむらちゃんだと思ってないみたいだよ)ゴニョゴニョ
ほむら(普段から何で判断してるのよ……)チラッ
マミ「?」
ほむら(こんな姿、他の皆には見られたくなかったのに……)モニョモニョ
まどか(こんなにかわいいのに?)ゴニョゴニョ
ほむら(こ、心の準備が出来ていないというか)モニョモニョ
まどか(あ、そうだ! 私に任せて)ゴニョゴニョ
まどか「すいません、この子すっごく人見知りで」
マミ「ふふ、そうみたいね」
まどか「だから、マミさんの事を教えてました」
まどか(マミさん、ほむらちゃんだと思ってないみたいだよ)ゴニョゴニョ
ほむら(普段から何で判断してるのよ……)チラッ
マミ「?」
ほむら(こんな姿、他の皆には見られたくなかったのに……)モニョモニョ
まどか(こんなにかわいいのに?)ゴニョゴニョ
ほむら(こ、心の準備が出来ていないというか)モニョモニョ
まどか(あ、そうだ! 私に任せて)ゴニョゴニョ
まどか「すいません、この子すっごく人見知りで」
マミ「ふふ、そうみたいね」
まどか「だから、マミさんの事を教えてました」
203: 2012/12/02(日) 00:18:58 ID:WGcnY9zM
まどか「紹介しますね」
まどか「親戚の、鹿目明美ちゃんです!」
ほむら「!?」
まどか「私と同い年で、今度見滝原中に転校してくるんですよ」
マミ「改めまして、私は巴マミ。よろしくね」
ほむら「よ、よろしくお願いします……」ペコリ
マミ「同じ鹿目さんだとややこしいし、明美さんでいいかしら?」
ほむら「え……あ、はい」
マミ「そういえば、鹿目さんは今日はほむらちゃんと一緒だって杏子が言ってたけど」
ほむら「」ビク
まどか「えと、用事があるからって途中で別れました」
マミ「いつも一緒にいるのに、珍しいわね」
まどか「親戚の、鹿目明美ちゃんです!」
ほむら「!?」
まどか「私と同い年で、今度見滝原中に転校してくるんですよ」
マミ「改めまして、私は巴マミ。よろしくね」
ほむら「よ、よろしくお願いします……」ペコリ
マミ「同じ鹿目さんだとややこしいし、明美さんでいいかしら?」
ほむら「え……あ、はい」
マミ「そういえば、鹿目さんは今日はほむらちゃんと一緒だって杏子が言ってたけど」
ほむら「」ビク
まどか「えと、用事があるからって途中で別れました」
マミ「いつも一緒にいるのに、珍しいわね」
204: 2012/12/02(日) 00:20:27 ID:WGcnY9zM
マミ「そうだ、二人とも明日は暇かしら?」
まどか「はい、私は特には」
ほむら「私も……何も」
マミ「なら、私の家でお茶会しない? 新しい後輩の歓迎会も兼ねて、ね?」
ほむら「でも、いきなりなんて……」
マミ「遠慮なんかしなくていいのよ」
マミ「美樹さんには私から連絡しておくから、ほむらちゃんも誘っておいてね」
まどか「はい、もちろん」チラッ
マミ「ふふっ、ケーキの用意をしながら待ってるわ」
まどか「マミさんの作るお菓子ってとってもおいしいんだよ?」
ほむら「知っ………とても、楽しみです」
まどか「はい、私は特には」
ほむら「私も……何も」
マミ「なら、私の家でお茶会しない? 新しい後輩の歓迎会も兼ねて、ね?」
ほむら「でも、いきなりなんて……」
マミ「遠慮なんかしなくていいのよ」
マミ「美樹さんには私から連絡しておくから、ほむらちゃんも誘っておいてね」
まどか「はい、もちろん」チラッ
マミ「ふふっ、ケーキの用意をしながら待ってるわ」
まどか「マミさんの作るお菓子ってとってもおいしいんだよ?」
ほむら「知っ………とても、楽しみです」
205: 2012/12/02(日) 00:22:44 ID:WGcnY9zM
オカイアゲアリガトウゴザイマシター
マミ「ねぇ、よかったら少しお茶していかない?」
ほむら「あの、まだ寄らないといけない所がありまして……」
ほむら「今日は失礼します」
まどか「でも、ほむらちゃん。それがどこかまだ聞いてなかったけど……」
ほむら「」
マミ「? 明美さんでしょ? ほむらちゃんじゃな…………あっ」
ゴソゴソ パシャ
ほむら「何故撮るのよ! 今すぐ消しなさい!!」カアァァァ
マミ「いやよ、手放すわけないじゃない!」
マミ「ねぇ、よかったら少しお茶していかない?」
ほむら「あの、まだ寄らないといけない所がありまして……」
ほむら「今日は失礼します」
まどか「でも、ほむらちゃん。それがどこかまだ聞いてなかったけど……」
ほむら「」
マミ「? 明美さんでしょ? ほむらちゃんじゃな…………あっ」
ゴソゴソ パシャ
ほむら「何故撮るのよ! 今すぐ消しなさい!!」カアァァァ
マミ「いやよ、手放すわけないじゃない!」
206: 2012/12/02(日) 00:24:15 ID:WGcnY9zM
―――――
トコトコ
マミ「でも、そんなに恥ずかしがる事?」
まどか「自信がないみたいです」
ほむら「…だって、こんな服着たのは初めてだから……」
マミ「なら杏子と美樹さんにも感想を聞いてみましょう」ピッ
ほむら「」
マミ「それにしても、リボンがよく似合ってる」
まどか「えへへ、私が結わえたんですよ?」
マミ「まるでお人形さんね。普段のクールさは何処へやら」
ほむら「うぅ……」カアァ
トコトコ
マミ「でも、そんなに恥ずかしがる事?」
まどか「自信がないみたいです」
ほむら「…だって、こんな服着たのは初めてだから……」
マミ「なら杏子と美樹さんにも感想を聞いてみましょう」ピッ
ほむら「」
マミ「それにしても、リボンがよく似合ってる」
まどか「えへへ、私が結わえたんですよ?」
マミ「まるでお人形さんね。普段のクールさは何処へやら」
ほむら「うぅ……」カアァ
207: 2012/12/02(日) 00:26:23 ID:WGcnY9zM
まどか「そういえば、いつのまにか『ほむらちゃん』って呼ぶようになりましたよね」
マミ「色々あってね」
マミ「……よかったら、あなたと美樹さんの事も下の名前で呼びたいの」
マミ「あなた達とは一つ違うけど、………先輩より、友達でいたいから」モジモジ
まどか「うーん、……ちょっと、こそばゆいです」
まどか「でも、マミさんは私達の頼れる先輩だし、大切な友達ですから!」ニコ
マミ「そっか………ふふ、ありがとね」
ほむら「私も下の名前は勘弁願いたいのだけど」
マミ「それは聞き入れられないわね」
ほむら「なんで私には拒否権がないのよ!」
マミ「私の同情を買ってしまった事と、その可憐な姿のせいよ」
ほむら「っ!!」カアァァ
マミ「色々あってね」
マミ「……よかったら、あなたと美樹さんの事も下の名前で呼びたいの」
マミ「あなた達とは一つ違うけど、………先輩より、友達でいたいから」モジモジ
まどか「うーん、……ちょっと、こそばゆいです」
まどか「でも、マミさんは私達の頼れる先輩だし、大切な友達ですから!」ニコ
マミ「そっか………ふふ、ありがとね」
ほむら「私も下の名前は勘弁願いたいのだけど」
マミ「それは聞き入れられないわね」
ほむら「なんで私には拒否権がないのよ!」
マミ「私の同情を買ってしまった事と、その可憐な姿のせいよ」
ほむら「っ!!」カアァァ
208: 2012/12/02(日) 00:30:21 ID:WGcnY9zM
―――――
ほむら「ちょっと見せられない物だから、ここで少し待ってて」
まどか「え、………お洋服屋さん?」
マミ「正確には仕立屋ね。どこに用があるのか気になって付いてきたけど…」
マミ「ふむ、中々興味深いわね」
まどか「…………私、余計な事しちゃったのかな…」
まどか「ほむらちゃん、お洒落に興味がないと思って、勝手に押し付けて………」
マミ「でも、あんなに恥ずかしがりながら、どこか嬉しそうだったわ」
マミ「それに嫌だったら、買ってもらったのをすぐに着るはずがないもの」
ほむら「ちょっと見せられない物だから、ここで少し待ってて」
まどか「え、………お洋服屋さん?」
マミ「正確には仕立屋ね。どこに用があるのか気になって付いてきたけど…」
マミ「ふむ、中々興味深いわね」
まどか「…………私、余計な事しちゃったのかな…」
まどか「ほむらちゃん、お洒落に興味がないと思って、勝手に押し付けて………」
マミ「でも、あんなに恥ずかしがりながら、どこか嬉しそうだったわ」
マミ「それに嫌だったら、買ってもらったのをすぐに着るはずがないもの」
209: 2012/12/02(日) 00:32:47 ID:WGcnY9zM
まどか「でも、気を遣ってくれてるだけかも…」
マミ「私にはとてもそうとは思えないけどね」
ほむら「よいしょっと、お待たせ」
まどか「うわっ、大きい!」
マミ「可愛らしいラッピングだけど、一体誰へのプレゼントかしら?」
ほむら「内緒」
まどか「いいなー、何が入ってるの?」
ほむら「内緒」
マミ「もう、少しぐらい教えてくれてもいいじゃない」ムー
ほむら「なーいしょ。さて、さっさと仕舞わないと」パアァ
マミ「私にはとてもそうとは思えないけどね」
ほむら「よいしょっと、お待たせ」
まどか「うわっ、大きい!」
マミ「可愛らしいラッピングだけど、一体誰へのプレゼントかしら?」
ほむら「内緒」
まどか「いいなー、何が入ってるの?」
ほむら「内緒」
マミ「もう、少しぐらい教えてくれてもいいじゃない」ムー
ほむら「なーいしょ。さて、さっさと仕舞わないと」パアァ
210: 2012/12/02(日) 00:35:30 ID:WGcnY9zM
マミ「今日は珍しい物も見れたし、帰って明日の準備をしなくっちゃね!」
マミ「そうそう、二人から返信が来てたわ。ふふ、『明日が楽しみ』ですって」
まどか「ほむらちゃん、期待されちゃってるね」
ほむら「……き、着ていけばいいんでしょう!?」
マミ「それじゃ、また明日ね」
まどか「はい、また明日!」
ほむら「…………」ハァ
ほむら「また明日」
まどか「さ、私達も帰ろっか」
217: 2012/12/03(月) 02:38:36 ID:R29nxz1U
テクテク
まどか「もうお日様も見えなくなっちゃった」
ほむら「もうすぐ暗くなるわね」
まどか「今日はあっという間だったなぁ」
ほむら「そうね、あっという間」
ほむら「少し寒くなってきたわね」
まどか「なら」
ギュ
まどか「こうすれば、ね?」
ほむら「でも、私の手、冷たくないかしら?」
まどか「ううん、とってもあったかいよ」
218: 2012/12/03(月) 02:39:30 ID:R29nxz1U
トコトコ
ほむら「はぁ、さやかと杏子になんて言われるか……」
まどか「そんなに心配?」
ほむら「そうじゃないんだけど……その………」
まどか「……」
まどか「……ねぇ、ほむらちゃんは今日、楽しかった?」
ほむら「ええ、それはもう。とても楽しかったわ」ニコ
まどか「……そっか」
まどか「楽しんでもらえて、……よかった」
219: 2012/12/03(月) 02:40:17 ID:R29nxz1U
―――――
ガチャ
「「ただいま!」」
知久「二人とも、おかえり」
タツヤ「おかーり!」
知久「ほむらちゃん、随分と可愛らしくなったね」
ほむら「そ、そうでしょうか……」カアァ
まどか「パパ、はいこれ」ガサッ
知久「うん、ありがとう」
知久「お風呂を入れておいたから、晩御飯を作っているうちに入っておいで」
ほむら「はい、ありがとうございます」
まどか「ねぇ、たまには一緒に入ろっか?」
ガチャ
「「ただいま!」」
知久「二人とも、おかえり」
タツヤ「おかーり!」
知久「ほむらちゃん、随分と可愛らしくなったね」
ほむら「そ、そうでしょうか……」カアァ
まどか「パパ、はいこれ」ガサッ
知久「うん、ありがとう」
知久「お風呂を入れておいたから、晩御飯を作っているうちに入っておいで」
ほむら「はい、ありがとうございます」
まどか「ねぇ、たまには一緒に入ろっか?」
220: 2012/12/03(月) 02:41:23 ID:R29nxz1U
―――――
チャポン
まどか「ほむらちゃんのお肌、真っ白ですべすべで、いいなぁ」
ほむら「病的な白よ。私はあなたぐらいの健康的な色の方がいいわ」
ほむら「あと…………あなたと違って、……伸び代が…」
まどか「伸び代?」
まどか「ほむらちゃんの髪の毛、今日ので少し癖ついちゃってるね」
まどか「そうだ、私に洗わせてくれない?」
ほむら「いいけど、代わりにあなたの髪は私に洗わせてもらうわね」
まどか「えへへ、洗いっこだね!」
チャポン
まどか「ほむらちゃんのお肌、真っ白ですべすべで、いいなぁ」
ほむら「病的な白よ。私はあなたぐらいの健康的な色の方がいいわ」
ほむら「あと…………あなたと違って、……伸び代が…」
まどか「伸び代?」
まどか「ほむらちゃんの髪の毛、今日ので少し癖ついちゃってるね」
まどか「そうだ、私に洗わせてくれない?」
ほむら「いいけど、代わりにあなたの髪は私に洗わせてもらうわね」
まどか「えへへ、洗いっこだね!」
221: 2012/12/03(月) 02:42:37 ID:R29nxz1U
―――――
まどか「ふぅ、さっぱりしたー!」ホワホワ
知久「ちょうど晩御飯も出来上がった所だよ」
知久「ママは今日は遅くなるみたいだし、皆で先に食べてしまおうか」
まどか「うーん、今日のほむらちゃん、ママにも見せたかったのに…」
知久「ママのことだから、着せ替え人形にされてしまうかもね」
ほむら「………親子だわ」
タツヤ「ごはんー」
知久「そうだね。それじゃ」
「「「「いただきます」」」」
まどか「ふぅ、さっぱりしたー!」ホワホワ
知久「ちょうど晩御飯も出来上がった所だよ」
知久「ママは今日は遅くなるみたいだし、皆で先に食べてしまおうか」
まどか「うーん、今日のほむらちゃん、ママにも見せたかったのに…」
知久「ママのことだから、着せ替え人形にされてしまうかもね」
ほむら「………親子だわ」
タツヤ「ごはんー」
知久「そうだね。それじゃ」
「「「「いただきます」」」」
222: 2012/12/03(月) 02:43:38 ID:R29nxz1U
―――――
タツヤ「ごちそさまー!」
ほむら「ご馳走さまでした」
まどか「ふぅ、お腹一杯!」
知久「そうだそうだ、ほむらちゃんに小包が届いてたんだった。はい」スッ
まどか「?」
ほむら「あ、届いてたんですね。ありがとうございます」
知久「………君の親御さんから聞かされるべき事なんだろうけど」
知久「お金の使い方には、気を付けなさい」
ほむら「大切な人への贈り物ですので、ついつい……」
ほむら「確かに度を過ぎていますね。気を付けます」
まどか「??」
タツヤ「ごちそさまー!」
ほむら「ご馳走さまでした」
まどか「ふぅ、お腹一杯!」
知久「そうだそうだ、ほむらちゃんに小包が届いてたんだった。はい」スッ
まどか「?」
ほむら「あ、届いてたんですね。ありがとうございます」
知久「………君の親御さんから聞かされるべき事なんだろうけど」
知久「お金の使い方には、気を付けなさい」
ほむら「大切な人への贈り物ですので、ついつい……」
ほむら「確かに度を過ぎていますね。気を付けます」
まどか「??」
223: 2012/12/03(月) 02:44:33 ID:R29nxz1U
ほむら「では、洗い物は私が済ませてしまいますので」
知久「わかった、よろしく」
まどか「私も手
タツヤ「ねーあそぼー!」ダキッ
まどか「あっ、こら、タツヤ!」
ほむら「大丈夫よ、私一人で済ませられるから」
カチャカチャ
まどか「ねぇタツヤ、ほむらちゃんって誰にプレゼントを送るんだろうね」
タツヤ「?」キョトン
まどか「もらえる人が、羨ましいなぁ……」
知久「わかった、よろしく」
まどか「私も手
タツヤ「ねーあそぼー!」ダキッ
まどか「あっ、こら、タツヤ!」
ほむら「大丈夫よ、私一人で済ませられるから」
カチャカチャ
まどか「ねぇタツヤ、ほむらちゃんって誰にプレゼントを送るんだろうね」
タツヤ「?」キョトン
まどか「もらえる人が、羨ましいなぁ……」
224: 2012/12/03(月) 02:45:26 ID:R29nxz1U
―――――
まどか「んん………」グシグシ
ほむら「ふふ、今日は歩き疲れてしまったものね」
まどか「ん……」
まどか「ふぁ……さっきの、…小包って………?」
ほむら「内緒」
まどか「?…………けちー……」ウトウト
ほむら「さぁ、もう寝ましょうか。きっとよく眠れるわ」
まどか「……おやすみー………」モゾモゾ
ほむら「お休みなさい、まどか」
パチッ
まどか「んん………」グシグシ
ほむら「ふふ、今日は歩き疲れてしまったものね」
まどか「ん……」
まどか「ふぁ……さっきの、…小包って………?」
ほむら「内緒」
まどか「?…………けちー……」ウトウト
ほむら「さぁ、もう寝ましょうか。きっとよく眠れるわ」
まどか「……おやすみー………」モゾモゾ
ほむら「お休みなさい、まどか」
パチッ
225: 2012/12/03(月) 02:46:16 ID:R29nxz1U
―――――
「ただいまー」
知久「おかえり」
知久「今日は随分と遅かったね」
詢子「はっはっ、ちょーーーっとね」
詢子「………腹が立って腹が立ってしょうがねぇ」ギリッ
詢子「けど、こればっかは我慢して煮詰めてかないとな…」
知久「そうか。晩御飯はどうする?」
詢子「んや、いいわ。碌に飲めなかったから付き合ってくれ」
「ただいまー」
知久「おかえり」
知久「今日は随分と遅かったね」
詢子「はっはっ、ちょーーーっとね」
詢子「………腹が立って腹が立ってしょうがねぇ」ギリッ
詢子「けど、こればっかは我慢して煮詰めてかないとな…」
知久「そうか。晩御飯はどうする?」
詢子「んや、いいわ。碌に飲めなかったから付き合ってくれ」
226: 2012/12/03(月) 02:47:27 ID:R29nxz1U
ゴクッゴクッ
詢子「ふぅ……………んで、娘たちはどうだった?」コト
知久「ほむらちゃんが随分と様変わりして帰ってきたよ」
詢子「なんだそれ。あと、ほむらちゃんじゃなくてほむらだろ」
知久「なかなか慣れなくて」
詢子「…ま、追い追いでいいか」グイッ
詢子「………悪いね。まともに休みも取れなくて」
知久「気にしてないさ」
詢子「たまには皆でどっか行きたいもんだ」ンクッ
詢子「……うっし、もう一踏ん張りして暇でもぶんどってくるか」
詢子「ふぅ……………んで、娘たちはどうだった?」コト
知久「ほむらちゃんが随分と様変わりして帰ってきたよ」
詢子「なんだそれ。あと、ほむらちゃんじゃなくてほむらだろ」
知久「なかなか慣れなくて」
詢子「…ま、追い追いでいいか」グイッ
詢子「………悪いね。まともに休みも取れなくて」
知久「気にしてないさ」
詢子「たまには皆でどっか行きたいもんだ」ンクッ
詢子「……うっし、もう一踏ん張りして暇でもぶんどってくるか」
227: 2012/12/03(月) 02:48:16 ID:R29nxz1U
詢子「…でも、驚いたね。……急にほむらを引き取りたいって言い出して……」
知久「あんなに必氏になっているまどかは見た事が無かったよ」
詢子「……まどかがほむらを連れてきた時、だいたい分かったけど…」ゴク
詢子「まぁ、……娘がもう一人くらい、欲しいとは思ってたんだ………」
カラン
詢子「…まどかもなぁ……貰う、ばっかだと思って………」ウトウト
詢子「………いい子、だから、………ふぁ…………」カクン
詢子「………………………すぅ…………すぅ…」
知久「……いつもお疲れさま」
ヨッコイショット アレ、オモタクナッタカナ……
知久「あんなに必氏になっているまどかは見た事が無かったよ」
詢子「……まどかがほむらを連れてきた時、だいたい分かったけど…」ゴク
詢子「まぁ、……娘がもう一人くらい、欲しいとは思ってたんだ………」
カラン
詢子「…まどかもなぁ……貰う、ばっかだと思って………」ウトウト
詢子「………いい子、だから、………ふぁ…………」カクン
詢子「………………………すぅ…………すぅ…」
知久「……いつもお疲れさま」
ヨッコイショット アレ、オモタクナッタカナ……
228: 2012/12/03(月) 02:49:37 ID:R29nxz1U
―――――――――
――――
『さようなら』
待って、行かないで……
『どうして? 縛り付けるだけの理由があるの?』
私は、一緒にいたいの…
『一緒だなんて、迷惑なだけ』
『あなたのせいで、酷い目に遭ったのよ?』
なら、その埋め合わせをするから……
『ふざけないで。取り返しがつかない事ぐらい分かっているでしょう?』
『今日だって、楽しんでいたのはあなただけじゃないの?』
…………
――――
『さようなら』
待って、行かないで……
『どうして? 縛り付けるだけの理由があるの?』
私は、一緒にいたいの…
『一緒だなんて、迷惑なだけ』
『あなたのせいで、酷い目に遭ったのよ?』
なら、その埋め合わせをするから……
『ふざけないで。取り返しがつかない事ぐらい分かっているでしょう?』
『今日だって、楽しんでいたのはあなただけじゃないの?』
…………
229: 2012/12/03(月) 02:50:31 ID:R29nxz1U
『何もできない癖に』
だから、私は変わるの………
『何一つ変わって無いじゃない』
それは……………
『でしょう? 結局あなたは自分勝手』
『頼まれもしないのに同情を振り撒いて』
だって、だって、見てられないもん………
『目を背ければいいじゃない。あなたは魔法少女じゃないんだから』
関係無いよ、そんな事……
『関係無いのはあなたの方よ』
だから、私は変わるの………
『何一つ変わって無いじゃない』
それは……………
『でしょう? 結局あなたは自分勝手』
『頼まれもしないのに同情を振り撒いて』
だって、だって、見てられないもん………
『目を背ければいいじゃない。あなたは魔法少女じゃないんだから』
関係無いよ、そんな事……
『関係無いのはあなたの方よ』
230: 2012/12/03(月) 02:51:14 ID:R29nxz1U
『それじゃ、さようなら』
まって………
『もう二度と会うことも無いでしょうね』
お願い、ほむらちゃん……
行かないで……!
まどか「行かないでよぉっ!!」
まどか「ぁ………」
まどか「………………また、夢」
まどか「……いつも…………………」
まどか「あれ………………ほむらちゃん?」
まって………
『もう二度と会うことも無いでしょうね』
お願い、ほむらちゃん……
行かないで……!
まどか「行かないでよぉっ!!」
まどか「ぁ………」
まどか「………………また、夢」
まどか「……いつも…………………」
まどか「あれ………………ほむらちゃん?」
231: 2012/12/03(月) 02:51:58 ID:R29nxz1U
―――――
コロン
ほむら「……うーん、チェーンソーはいまいちね。よく切れたけど…」
QB「全く、とんでもないことをしてくれたね」ヒョコ
ほむら「あら、お勤め御苦労様」
QB「君のお陰で納期に間に合わないじゃないか」
QB「一時的とはいえ、魔女が枯渇したせいで新規契約が減ってしまったんだから」
ほむら「いいじゃない。世の中が平和になったって事でしょ」
QB「それが君達の首を絞めているんだと、何回言えば理解してもらえるのかな」
ほむら「別のエネルギー源を探しなさいよ」
QB「あったらこんな所にはいないさ」
コロン
ほむら「……うーん、チェーンソーはいまいちね。よく切れたけど…」
QB「全く、とんでもないことをしてくれたね」ヒョコ
ほむら「あら、お勤め御苦労様」
QB「君のお陰で納期に間に合わないじゃないか」
QB「一時的とはいえ、魔女が枯渇したせいで新規契約が減ってしまったんだから」
ほむら「いいじゃない。世の中が平和になったって事でしょ」
QB「それが君達の首を絞めているんだと、何回言えば理解してもらえるのかな」
ほむら「別のエネルギー源を探しなさいよ」
QB「あったらこんな所にはいないさ」
232: 2012/12/03(月) 02:53:38 ID:R29nxz1U
QB「所で、穢れの溜まったグリーフシードはあるかい?」
QB「配給待ちが多発してるからさっさと徴収しなきゃならないんだ」
ほむら「…………………はい」ポイッ
QB「よっと、…きゅっぷい」ゲフ
ほむら「あなた、マミの所に顔出してる?」
QB「最近は行ってないね」
ほむら「ならたまには遊びに行ってあげなさい」
QB「何故だい? 正体を知った今、君達は僕らを憎悪している筈だろう」
ほむら「ええ、そうよ。今すぐ真っ二つにしてやりたいわ」ギュィイイイィィ
QB「それを止めてくれないかな」
ほむら「それでも、彼女にとってあなたは唯一無二の友達なのよ」
QB「配給待ちが多発してるからさっさと徴収しなきゃならないんだ」
ほむら「…………………はい」ポイッ
QB「よっと、…きゅっぷい」ゲフ
ほむら「あなた、マミの所に顔出してる?」
QB「最近は行ってないね」
ほむら「ならたまには遊びに行ってあげなさい」
QB「何故だい? 正体を知った今、君達は僕らを憎悪している筈だろう」
ほむら「ええ、そうよ。今すぐ真っ二つにしてやりたいわ」ギュィイイイィィ
QB「それを止めてくれないかな」
ほむら「それでも、彼女にとってあなたは唯一無二の友達なのよ」
233: 2012/12/03(月) 02:54:17 ID:R29nxz1U
QB「さっぱり分からないね。何故仇敵を友人として迎えられるんだい?」
ほむら「あなたも感情を持ってみれば、痛いほどよく理解できるはずよ」
QB「それは到底無理な話さ。僕は至って健常な個体だからね」
ほむら「だったら頃してあげるから、あなたたちの言う精神疾患持ちを後釜に据えなさい」
ほむら「いい子なら歓迎するし、悪い子なら調教してあげる」
QB「貴重なサンプルをわざわざ手放す訳がないだろう」
ほむら「サンプルだなんて可哀想に」
QB「心にも無いことを」
ほむら「心を持たない癖に」
ほむら「あなたも感情を持ってみれば、痛いほどよく理解できるはずよ」
QB「それは到底無理な話さ。僕は至って健常な個体だからね」
ほむら「だったら頃してあげるから、あなたたちの言う精神疾患持ちを後釜に据えなさい」
ほむら「いい子なら歓迎するし、悪い子なら調教してあげる」
QB「貴重なサンプルをわざわざ手放す訳がないだろう」
ほむら「サンプルだなんて可哀想に」
QB「心にも無いことを」
ほむら「心を持たない癖に」
234: 2012/12/03(月) 02:55:11 ID:R29nxz1U
QB「しかし、この辺りは魔女が減るばかりで効率が非常に悪い」
QB「君達も早く魔女になってくれないかな」
ほむら「っ、余所を当たりなさい。今すぐに!」ギュィィイイイ
QB「わっ」ササッ
ほむら「……決して魔女になんてならない」ギリッ
ほむら「こんな私を認めてくれた、皆の為に………」
ほむら「もう、二度と…………!」グッ
スタスタ
QB「君達も早く魔女になってくれないかな」
ほむら「っ、余所を当たりなさい。今すぐに!」ギュィィイイイ
QB「わっ」ササッ
ほむら「……決して魔女になんてならない」ギリッ
ほむら「こんな私を認めてくれた、皆の為に………」
ほむら「もう、二度と…………!」グッ
スタスタ
235: 2012/12/03(月) 02:56:17 ID:R29nxz1U
―――――
サッ ピシャッ
「……お帰り、ほむらちゃん」
ほむら「あら、起こしてしまった? ごめんね」
まどか「…ううん、違うの。眠れなくて………」
まどか「……また、魔女?」
ほむら「ええ、チェーンソーの威力と取り回しの悪さがよく分かったわ」
まどか「……」
ほむら「さぁ、もう遅いし。早く寝ましょ」
まどか「……今日は、一緒に寝てくれない、かな………」
ほむら「? 構わないけど」
サッ ピシャッ
「……お帰り、ほむらちゃん」
ほむら「あら、起こしてしまった? ごめんね」
まどか「…ううん、違うの。眠れなくて………」
まどか「……また、魔女?」
ほむら「ええ、チェーンソーの威力と取り回しの悪さがよく分かったわ」
まどか「……」
ほむら「さぁ、もう遅いし。早く寝ましょ」
まどか「……今日は、一緒に寝てくれない、かな………」
ほむら「? 構わないけど」
236: 2012/12/03(月) 02:57:45 ID:R29nxz1U
モゾモゾ
まどか「………ねぇ、私達と暮らして、どう?」
ほむら「どう? どう……………そうね」
ほむら「最初はやっぱり戸惑ったわ。ずっと一人で過ごしてきたから」
ほむら「でも、お義母様は本当の娘として扱ってくれて」
ほむら「お義父様も、本当の父親の様に接してくれて」
ほむら「たっくんも私によく懐いてくれて」
ほむら「あなたは、これ以上無く親しくしてくれて」
ほむら「まるで私が、最初からこの家の一員だったみたい」
ほむら「そう思えるぐらいに、私を受け入れてくれているんだって、今は実感してる」
まどか「……」
まどか「………ねぇ、私達と暮らして、どう?」
ほむら「どう? どう……………そうね」
ほむら「最初はやっぱり戸惑ったわ。ずっと一人で過ごしてきたから」
ほむら「でも、お義母様は本当の娘として扱ってくれて」
ほむら「お義父様も、本当の父親の様に接してくれて」
ほむら「たっくんも私によく懐いてくれて」
ほむら「あなたは、これ以上無く親しくしてくれて」
ほむら「まるで私が、最初からこの家の一員だったみたい」
ほむら「そう思えるぐらいに、私を受け入れてくれているんだって、今は実感してる」
まどか「……」
237: 2012/12/03(月) 02:59:36 ID:R29nxz1U
まどか「………毎日、楽しい?」
ほむら「ええ。こんなに素敵な日々を送れるなんて思ってなかった」
まどか「…………魔法少女の事、辛くないの?」
ほむら「……辛いわ。あの魔女を撃ち破った所で、全てが終わった訳じゃないのだから」
まどか「………ほむらちゃんは、……私のせいで、魔法少女になったんだよね………」
ほむら「…いいえ」
ほむら「私はあなたの……いえ、自分の為に」
ほむら「あなたを失いたくなかった。ただ、それだけ」
まどか「でも、それは………その時の私が、馬鹿だったから……」
ほむら「馬鹿なんかじゃない。あなたはいつだって他人の事を思い遣ってたわ」
ほむら「ええ。こんなに素敵な日々を送れるなんて思ってなかった」
まどか「…………魔法少女の事、辛くないの?」
ほむら「……辛いわ。あの魔女を撃ち破った所で、全てが終わった訳じゃないのだから」
まどか「………ほむらちゃんは、……私のせいで、魔法少女になったんだよね………」
ほむら「…いいえ」
ほむら「私はあなたの……いえ、自分の為に」
ほむら「あなたを失いたくなかった。ただ、それだけ」
まどか「でも、それは………その時の私が、馬鹿だったから……」
ほむら「馬鹿なんかじゃない。あなたはいつだって他人の事を思い遣ってたわ」
238: 2012/12/03(月) 03:00:35 ID:R29nxz1U
まどか「………それは多分、思い遣りじゃないと思うの…」
まどか「誰かの為になりたくって、頼りにされたくて………」
まどか「してもらうばっかりの、……何もできない、自分が嫌だから……」
まどか「………結局、私のわがままなの……」
ほむら「…」
まどか「……ほむらちゃんを家に呼んだのだって」
まどか「今日、お出かけしたことだって………」
まどか「ほむらちゃんが、……私のせいで、苦しんだから」
まどか「…だから、私が責任取らなきゃいけないから……」
まどか「ほむらちゃんは、……笑ってないと、いけないから…」
まどか「今度は私が、ほむらちゃんを助けてあげないと…いけないから………」
まどか「誰かの為になりたくって、頼りにされたくて………」
まどか「してもらうばっかりの、……何もできない、自分が嫌だから……」
まどか「………結局、私のわがままなの……」
ほむら「…」
まどか「……ほむらちゃんを家に呼んだのだって」
まどか「今日、お出かけしたことだって………」
まどか「ほむらちゃんが、……私のせいで、苦しんだから」
まどか「…だから、私が責任取らなきゃいけないから……」
まどか「ほむらちゃんは、……笑ってないと、いけないから…」
まどか「今度は私が、ほむらちゃんを助けてあげないと…いけないから………」
239: 2012/12/03(月) 03:01:56 ID:R29nxz1U
まどか「……ほんとは、迷惑だったよね………」
まどか「無理矢理引き留めて……」
まどか「好きでもない格好させて…………」
まどか「………楽しくなんて……………なかった、よね…」
まどか「結局、私は、………何もできない。してあげられない…………」ジワ
まどか「私、……すこしも、かわれない…………」ポタッ
ほむら「ねぇ、こっちを向いて」
まどか「………わたし…」
ほむら「向いてくれないの? なら」ゴソゴソ
ギュッ
まどか「無理矢理引き留めて……」
まどか「好きでもない格好させて…………」
まどか「………楽しくなんて……………なかった、よね…」
まどか「結局、私は、………何もできない。してあげられない…………」ジワ
まどか「私、……すこしも、かわれない…………」ポタッ
ほむら「ねぇ、こっちを向いて」
まどか「………わたし…」
ほむら「向いてくれないの? なら」ゴソゴソ
ギュッ
240: 2012/12/03(月) 03:05:04 ID:R29nxz1U
まどか「っ………!」
ほむら「ふふ。本当にわがままで、本当に欲張り屋さんね」
ほむら「他人の悲しみや苦しみまで背負い込んで」
ほむら「その癖、自分のはちっとも分けてくれないだなんて」
まどか「………」
ほむら「あのね、私はあなたから、掛け替えのない贈り物を貰ったの」
ほむら「何だと思う?」
まどか「………………そんなの、わかんないよ…」
ほむら「今という、この時間よ」
ほむら「ふふ。本当にわがままで、本当に欲張り屋さんね」
ほむら「他人の悲しみや苦しみまで背負い込んで」
ほむら「その癖、自分のはちっとも分けてくれないだなんて」
まどか「………」
ほむら「あのね、私はあなたから、掛け替えのない贈り物を貰ったの」
ほむら「何だと思う?」
まどか「………………そんなの、わかんないよ…」
ほむら「今という、この時間よ」
241: 2012/12/03(月) 03:06:00 ID:R29nxz1U
ほむら「初めて出逢ったその時から、私はずっとあなたに助けられてきた」
ほむら「何の取り柄も無かった私に、手を差し伸べてくれた」
ほむら「私が持っていなかったものは全部、あなたがくれた」
ほむら「例えば、それは友達、それは自信」
ほむら「あなたがいてくれたから、私が今、ここにいるの」
まどか「でもっ、それは私じゃない、私は何もしてない……」ポタ
ほむら「本当に?」
ほむら「あなたは、私の事を心配してくれて、私の所に来てくれて」
ほむら「私を赦してくれて、私の願いを叶えてくれているじゃない」ギュ
ほむら「あの時、引き留めてくれて、本当に嬉しかった」
ほむら「私の手を引いてくれて、本当に嬉しかった」
ほむら「何の取り柄も無かった私に、手を差し伸べてくれた」
ほむら「私が持っていなかったものは全部、あなたがくれた」
ほむら「例えば、それは友達、それは自信」
ほむら「あなたがいてくれたから、私が今、ここにいるの」
まどか「でもっ、それは私じゃない、私は何もしてない……」ポタ
ほむら「本当に?」
ほむら「あなたは、私の事を心配してくれて、私の所に来てくれて」
ほむら「私を赦してくれて、私の願いを叶えてくれているじゃない」ギュ
ほむら「あの時、引き留めてくれて、本当に嬉しかった」
ほむら「私の手を引いてくれて、本当に嬉しかった」
242: 2012/12/03(月) 03:08:01 ID:R29nxz1U
ほむら「今日だって、前から考えてくれていたんでしょう」
まどか「…………………うん……」
ほむら「私を楽しませようとしてくれたんでしょう」
まどか「…………うん…」
ほむら「私に、普通の女の子でいてほしかったんでしょう」
まどか「……うん…」
ほむら「ありがとう」
ほむら「今日は、これ以上ないぐらい楽しかった」
ほむら「それに、昨日だって、一昨日だって」
ほむら「あなたと過ごした毎日は、全部楽しかった」
まどか「……」
まどか「…………………うん……」
ほむら「私を楽しませようとしてくれたんでしょう」
まどか「…………うん…」
ほむら「私に、普通の女の子でいてほしかったんでしょう」
まどか「……うん…」
ほむら「ありがとう」
ほむら「今日は、これ以上ないぐらい楽しかった」
ほむら「それに、昨日だって、一昨日だって」
ほむら「あなたと過ごした毎日は、全部楽しかった」
まどか「……」
243: 2012/12/03(月) 03:09:02 ID:R29nxz1U
ほむら「ねぇ、こっちを向いて」
まどか「……」
まどか「…………」モゾモゾ
ギュッ
ほむら「ふふ、やっと向いてくれた」
ほむら「何もできないなんて言わないで」
ほむら「あなたは、私を受け止めてくれた」
ほむら「あなたのお陰で、今は心から笑うことができるの」
まどか「…本当、なの………?」ジワ
ほむら「ええ、本当」
まどか「……苦しく、ないの……?………辛くないの…?」ポタ
まどか「……」
まどか「…………」モゾモゾ
ギュッ
ほむら「ふふ、やっと向いてくれた」
ほむら「何もできないなんて言わないで」
ほむら「あなたは、私を受け止めてくれた」
ほむら「あなたのお陰で、今は心から笑うことができるの」
まどか「…本当、なの………?」ジワ
ほむら「ええ、本当」
まどか「……苦しく、ないの……?………辛くないの…?」ポタ
244: 2012/12/03(月) 03:09:57 ID:R29nxz1U
ほむら「いいえ。魔法少女の事は辛いし、苦しい」
ほむら「でもね、そんなの気にならなくなるぐらい、ずっとずっと」
ほむら「あなたとの約束を果たすことができて」
ほむら「あなた達が一緒にいてくれて」
ほむら「私は、こんなにも幸せ」
まどか「……………しあわ、せ……?」ポタ
まどか「……ほんとうに?………」ポタッ
ほむら「ふふ、まだ信じられない?」
ほむら「でもね、そんなの気にならなくなるぐらい、ずっとずっと」
ほむら「あなたとの約束を果たすことができて」
ほむら「あなた達が一緒にいてくれて」
ほむら「私は、こんなにも幸せ」
まどか「……………しあわ、せ……?」ポタ
まどか「……ほんとうに?………」ポタッ
ほむら「ふふ、まだ信じられない?」
245: 2012/12/03(月) 03:10:47 ID:R29nxz1U
ほむら「なら、分かるまであなたのわがままを聞いてあげる」
ほむら「ずっと、あなたの横で笑っていてあげる」
ほむら「もっと、あなたを頼ってあげる」
まどか「…………ぐすっ…」ポタ
まどか「……ほむらちゃんは、つよいね…………やさしいね……」ポロポロ
ほむら「そう思う? 強さも、優しさも、あなたがくれたのよ」
ほむら「だから、自信を持って」
ほむら「何もできないはずが無いわ」
ほむら「何故なら、あなたが私を救ってくれた事は、紛れもない真実なんだから」
まどか「……うぅ……………ひっく…」ポロポロ
ほむら「ずっと、あなたの横で笑っていてあげる」
ほむら「もっと、あなたを頼ってあげる」
まどか「…………ぐすっ…」ポタ
まどか「……ほむらちゃんは、つよいね…………やさしいね……」ポロポロ
ほむら「そう思う? 強さも、優しさも、あなたがくれたのよ」
ほむら「だから、自信を持って」
ほむら「何もできないはずが無いわ」
ほむら「何故なら、あなたが私を救ってくれた事は、紛れもない真実なんだから」
まどか「……うぅ……………ひっく…」ポロポロ
246: 2012/12/03(月) 03:12:48 ID:R29nxz1U
ほむら「大丈夫よ。あなたの気持ちは、ちゃんと通じてる」
まどか「……わたし、…ぐす、うれしいな………」ポロポロ
まどか「……わたしなんかの、ひっく、こと、こんなにおもってくれてて………」ポロポロ
まどか「ぐすっ……ありが、ひっく、ありがとう………」ポロポロ
ほむら「こちらこそ、ありがとう。私の事を思ってくれて」ギュ
まどか「……うぅ…………ぐす…」ポロポロ
まどか「…………ひっく…」ポロポロ
ほむら「…私も、もう少しだけ素直にならなくちゃ」ボソ
まどか「…………すぅ…………すぅ…」
ほむら「ふふ、泣き疲れちゃって」ナデナデ
まどか「……わたし、…ぐす、うれしいな………」ポロポロ
まどか「……わたしなんかの、ひっく、こと、こんなにおもってくれてて………」ポロポロ
まどか「ぐすっ……ありが、ひっく、ありがとう………」ポロポロ
ほむら「こちらこそ、ありがとう。私の事を思ってくれて」ギュ
まどか「……うぅ…………ぐす…」ポロポロ
まどか「…………ひっく…」ポロポロ
ほむら「…私も、もう少しだけ素直にならなくちゃ」ボソ
まどか「…………すぅ…………すぅ…」
ほむら「ふふ、泣き疲れちゃって」ナデナデ
247: 2012/12/03(月) 03:14:03 ID:R29nxz1U
―――――――――
――――
『さようなら』
じゃあ、またね。
『本当に行ってしまうわよ?』
だって、ここにいるのは嫌なんでしょ?
『さて、どうかしら』
え? うーん、わかんないなぁ。
『あなたはどう思っているの?』
やっぱり、一緒にいてほしい、かな。
『こんな私と? 正気じゃないわ』
だって、ほむらちゃんが自信をくれたから。
――――
『さようなら』
じゃあ、またね。
『本当に行ってしまうわよ?』
だって、ここにいるのは嫌なんでしょ?
『さて、どうかしら』
え? うーん、わかんないなぁ。
『あなたはどう思っているの?』
やっぱり、一緒にいてほしい、かな。
『こんな私と? 正気じゃないわ』
だって、ほむらちゃんが自信をくれたから。
248: 2012/12/03(月) 03:14:58 ID:R29nxz1U
『ならもう私は用無しのはずよ』
それでも、あなたは大切な人だから。
『大切? 何の役にも立てやしないのに』
だからって切り捨てるのは、やっぱり違うと思う。
『相変わらずね。そのままじゃいつまで経っても変われないわよ』
ううん、ほむらちゃんが教えてくれたの。
変われなかったんじゃなくて、気付けなかっただけ。
同情して、その人を通して、自分の事ばかり見てたんだ。
『ふふ、尚更お別れしないといけないわね。私の事はさっさと忘れなさい』
そっか………でも、私はあなたの事、覚えてるから。
『はぁ、最悪の餞ね。気が変わったわ、いつまでも付き纏ってあげる』
もう、素直じゃないんだから。
『当たり前じゃない。それじゃ、適当に頑張りなさい、私』
うん。頑張るよ、卑屈な私。
それでも、あなたは大切な人だから。
『大切? 何の役にも立てやしないのに』
だからって切り捨てるのは、やっぱり違うと思う。
『相変わらずね。そのままじゃいつまで経っても変われないわよ』
ううん、ほむらちゃんが教えてくれたの。
変われなかったんじゃなくて、気付けなかっただけ。
同情して、その人を通して、自分の事ばかり見てたんだ。
『ふふ、尚更お別れしないといけないわね。私の事はさっさと忘れなさい』
そっか………でも、私はあなたの事、覚えてるから。
『はぁ、最悪の餞ね。気が変わったわ、いつまでも付き纏ってあげる』
もう、素直じゃないんだから。
『当たり前じゃない。それじゃ、適当に頑張りなさい、私』
うん。頑張るよ、卑屈な私。
249: 2012/12/03(月) 03:16:39 ID:R29nxz1U
―――――――――
――――
ほむら「起きてください、朝ですよ」ユサユサ
詢子「むぐぅ…………あと十年………」ネムネム
ほむら「そんなに寝ていたら手遅れになってしまいます」バサッ
詢子「ひっ、さっむ……」
ほむら「おはようございます、お母さん」
詢子「おはよう、ほむら」
詢子「さて、ほむらのおかげで今日も遅刻の心配は全くなしだ」
ほむら「せっかくの日曜日ですのに……」
詢子「はっはっ、あたしはいいんだよ」
詢子「今日は会社に行くんじゃないし」
――――
ほむら「起きてください、朝ですよ」ユサユサ
詢子「むぐぅ…………あと十年………」ネムネム
ほむら「そんなに寝ていたら手遅れになってしまいます」バサッ
詢子「ひっ、さっむ……」
ほむら「おはようございます、お母さん」
詢子「おはよう、ほむら」
詢子「さて、ほむらのおかげで今日も遅刻の心配は全くなしだ」
ほむら「せっかくの日曜日ですのに……」
詢子「はっはっ、あたしはいいんだよ」
詢子「今日は会社に行くんじゃないし」
250: 2012/12/03(月) 03:17:43 ID:R29nxz1U
詢子「そんで、昨日は色々あったみたいだね」
ほむら「ええ、それはもう色々と」
詢子「今度さ、休みをどっさり取ってくるから」
詢子「あたしの買い物にも付き合え」
ほむら「私を着せ替え人形にするんですよね?」
詢子「そうそう。覚悟しとけな」
ほむら「分かりました。ふふ、楽しみです」
詢子「さ、朝飯朝飯」
ほむら「ええ、それはもう色々と」
詢子「今度さ、休みをどっさり取ってくるから」
詢子「あたしの買い物にも付き合え」
ほむら「私を着せ替え人形にするんですよね?」
詢子「そうそう。覚悟しとけな」
ほむら「分かりました。ふふ、楽しみです」
詢子「さ、朝飯朝飯」
251: 2012/12/03(月) 03:18:41 ID:R29nxz1U
―――――
まどか「ん……………ふぁあ」グシグシ
まどか「…………あー…」
まどか「…よし、頑張るぞー!」
ほむら「起きてる?」ヒョコ
まどか「わっ」
ほむら「ほらほら、後はあなただけよ。朝御飯が冷めちゃうわ」
まどか「うん、着替えたら行く」
「「「「「いただきます!」」」」」
まどか「ん……………ふぁあ」グシグシ
まどか「…………あー…」
まどか「…よし、頑張るぞー!」
ほむら「起きてる?」ヒョコ
まどか「わっ」
ほむら「ほらほら、後はあなただけよ。朝御飯が冷めちゃうわ」
まどか「うん、着替えたら行く」
「「「「「いただきます!」」」」」
252: 2012/12/03(月) 03:19:29 ID:R29nxz1U
知久「今日もどこかに行くのかい?」
まどか「うん、マミさんにお誘いされて」
知久「そうか、あまり迷惑を掛けないようにね」
まどか「あ、今日もお昼は食べてくるから」
知久「分かった。それじゃあタツヤはパパと遊んでようか」
タツヤ「うん!」
詢子「しかし、よく似合ってるわ」
ほむら「まどかが選んでくれたんですよ」
詢子「うんうん、流石はあたしの娘だ」
まどか「うん、マミさんにお誘いされて」
知久「そうか、あまり迷惑を掛けないようにね」
まどか「あ、今日もお昼は食べてくるから」
知久「分かった。それじゃあタツヤはパパと遊んでようか」
タツヤ「うん!」
詢子「しかし、よく似合ってるわ」
ほむら「まどかが選んでくれたんですよ」
詢子「うんうん、流石はあたしの娘だ」
253: 2012/12/03(月) 03:20:50 ID:R29nxz1U
「行ってくるわー」
「「「「いってらっしゃい」」」」
ほむら「ねぇ、ちょっと来て」
まどか「?」
ほむら「本当は、もう少し様子を見てからがよかったんだけど……」
ほむら「はい」スッ
まどか「えっ、これ………」
ほむら「受け取ってくれるかしら?」
まどか「…………………うん、うん!」ジワ
まどか「ほむらちゃん、ありがとう!!」ポロ
「「「「いってらっしゃい」」」」
ほむら「ねぇ、ちょっと来て」
まどか「?」
ほむら「本当は、もう少し様子を見てからがよかったんだけど……」
ほむら「はい」スッ
まどか「えっ、これ………」
ほむら「受け取ってくれるかしら?」
まどか「…………………うん、うん!」ジワ
まどか「ほむらちゃん、ありがとう!!」ポロ
254: 2012/12/03(月) 03:22:25 ID:R29nxz1U
ほむら「ふふ、そんなに喜んでくれるなんて」
まどか「えへへ………」グシグシ
まどか「……これ、マミさん家で開けていい?」
まどか「みんなに自慢したいな」
ほむら「ええ。あなたの物よ、どうぞご自由に」
まどか「じゃあ、早く行こ!」グイグイ
ほむら「そう慌てないで、連絡ぐらいしておかないと」
まどか「あっ、そうだね」
ほむら「全く、子供っぽいんだから」クス
「「行ってきまーす!!」」
まどか「えへへ………」グシグシ
まどか「……これ、マミさん家で開けていい?」
まどか「みんなに自慢したいな」
ほむら「ええ。あなたの物よ、どうぞご自由に」
まどか「じゃあ、早く行こ!」グイグイ
ほむら「そう慌てないで、連絡ぐらいしておかないと」
まどか「あっ、そうだね」
ほむら「全く、子供っぽいんだから」クス
「「行ってきまーす!!」」
255: 2012/12/03(月) 03:23:48 ID:R29nxz1U
―――――――――
――――
さやか「しっかし、杏子のエプロン姿もすっかり板に付いてきたねー」
マミ「腕前ももっと付いてくるといいんだけど」
杏子「中々上手くできねーんだよなぁ…」
マミ「練習あるのみよ」
ピンポーン
「「!」」
ダダダダッ
マミ「あらあら、二人ったら」ウフフ
ガチャッ
――――
さやか「しっかし、杏子のエプロン姿もすっかり板に付いてきたねー」
マミ「腕前ももっと付いてくるといいんだけど」
杏子「中々上手くできねーんだよなぁ…」
マミ「練習あるのみよ」
ピンポーン
「「!」」
ダダダダッ
マミ「あらあら、二人ったら」ウフフ
ガチャッ
256: 2012/12/03(月) 03:24:48 ID:R29nxz1U
まどか「あ、さやかちゃんに杏子ちゃん」
さやか「………」
杏子「………」
ほむら「? どうしたの、二人とも」
さやか「……」プルプル
杏子「……」プルプル
まどか「?」
さやか「ほむら、ぷっ、あんた、柄じゃない、から」プルプル
杏子「そんな、格好して、くふっ、いつもの、ほむらが」プルプル
「「あーっはっはっはっはっは!!!」」
ほむら「何よ、失礼ね」ムスッ
「「!?」」
ダダダッ
さやか「………」
杏子「………」
ほむら「? どうしたの、二人とも」
さやか「……」プルプル
杏子「……」プルプル
まどか「?」
さやか「ほむら、ぷっ、あんた、柄じゃない、から」プルプル
杏子「そんな、格好して、くふっ、いつもの、ほむらが」プルプル
「「あーっはっはっはっはっは!!!」」
ほむら「何よ、失礼ね」ムスッ
「「!?」」
ダダダッ
257: 2012/12/03(月) 03:26:11 ID:R29nxz1U
杏子「おいマミ、どういう事だよ!!」
さやか「恥じらう様子が丸っきりありませんでしたよ!?」
まどか「お邪魔しまーす」
ほむら「失礼するわ」
「「ほら!」」ビシッ
マミ「あら、ほむらちゃん、今日も可愛らしいわね」
ほむら「ふふ、ありがとう」ニコ
さやか「あ………でも、結構かわいい」
杏子「………割りとアリだな」
マミ「それに、鹿目さんもよかったわね」
まどか「えへへへ……」テレテレ
さやか「恥じらう様子が丸っきりありませんでしたよ!?」
まどか「お邪魔しまーす」
ほむら「失礼するわ」
「「ほら!」」ビシッ
マミ「あら、ほむらちゃん、今日も可愛らしいわね」
ほむら「ふふ、ありがとう」ニコ
さやか「あ………でも、結構かわいい」
杏子「………割りとアリだな」
マミ「それに、鹿目さんもよかったわね」
まどか「えへへへ……」テレテレ
258: 2012/12/03(月) 03:27:18 ID:R29nxz1U
杏子「ん? なんだ、そのでっかい箱とちっさい箱は」
まどか「じゃーん、ほむらちゃんからのプレゼントだよ!」
さやか「……ほむら、あんた変な物でも食べた?」
ほむら「その言葉、そっくりそのままあなたに返すわ」
マミ「誰の手に渡るかは分かってたけどね」
まどか「大きい方から開けてみよっと」ペリペリ
パカ
マミ「まあっ、素敵!!」
さやか「うわっ!」
杏子「……すげぇ」
ほむら「どうかしら?」
まどか「じゃーん、ほむらちゃんからのプレゼントだよ!」
さやか「……ほむら、あんた変な物でも食べた?」
ほむら「その言葉、そっくりそのままあなたに返すわ」
マミ「誰の手に渡るかは分かってたけどね」
まどか「大きい方から開けてみよっと」ペリペリ
パカ
マミ「まあっ、素敵!!」
さやか「うわっ!」
杏子「……すげぇ」
ほむら「どうかしら?」
259: 2012/12/03(月) 03:28:05 ID:R29nxz1U
まどか「これって、私のノートの……」
ほむら「ノート?」
さやか「あぁ、あれね」プクス
まどか「あっ、いや、その」
杏子「なぁ、早速着てみなよ」
マミ「ふふ、私も見てみたいな」
まどか「えっと、じゃあお風呂場、借ります」スクッ
まどか「ほら、ほむらちゃんも来て」グイ
ほむら「え、私も?」
ほむら「ノート?」
さやか「あぁ、あれね」プクス
まどか「あっ、いや、その」
杏子「なぁ、早速着てみなよ」
マミ「ふふ、私も見てみたいな」
まどか「えっと、じゃあお風呂場、借ります」スクッ
まどか「ほら、ほむらちゃんも来て」グイ
ほむら「え、私も?」
260: 2012/12/03(月) 03:29:45 ID:R29nxz1U
―――――
まどか「ねぇ、私のノート、見たの?」
ほむら「?? 何のノート?」
まどか「え、じゃあこれはどうして……」
ほむら「思い出して、設計して、仕立ててもらったのよ」
まどか「あ………」
まどか「……ごめんなさい」
ほむら「なんで謝られてるのかは分からないけど………」
ほむら「それより、帰ったらそのノートを見せてくれない?」
まどか「え、恥ずかしいよぉ」カアァ
ほむら「さ、着てみるんでしょ?」
まどか「う、うん」
まどか「ねぇ、私のノート、見たの?」
ほむら「?? 何のノート?」
まどか「え、じゃあこれはどうして……」
ほむら「思い出して、設計して、仕立ててもらったのよ」
まどか「あ………」
まどか「……ごめんなさい」
ほむら「なんで謝られてるのかは分からないけど………」
ほむら「それより、帰ったらそのノートを見せてくれない?」
まどか「え、恥ずかしいよぉ」カアァ
ほむら「さ、着てみるんでしょ?」
まどか「う、うん」
261: 2012/12/03(月) 03:30:46 ID:R29nxz1U
―――――
ガチャ
まどか「……どうかな?」
杏子「へへ、まさにまどかだな」
さやか「こ、これは……」ゴクリ
マミ「まるで本物の魔法少女ね!」
ほむら「気に入ってくれた?」
まどか「…うん、とっても!」
さやか「まどかっ! 私の嫁になるのだーっ!!」ダキッ
まどか「わわっ」
ガチャ
まどか「……どうかな?」
杏子「へへ、まさにまどかだな」
さやか「こ、これは……」ゴクリ
マミ「まるで本物の魔法少女ね!」
ほむら「気に入ってくれた?」
まどか「…うん、とっても!」
さやか「まどかっ! 私の嫁になるのだーっ!!」ダキッ
まどか「わわっ」
262: 2012/12/03(月) 03:32:03 ID:R29nxz1U
杏子「でも、なんてったってこれを?」
ほむら「そうね……」
ほむら「まどかは私の魔法少女だから」
ほむら「で、どうかしら?」
まどか「……」カアァァ
杏子「ごっそさん」
さやか「ねーねー、あたしの分はないの?」
ほむら「ふふ、今度ね」
まどか「こっちも開けちゃうよー!」
マミ「分かった、あの大きさだとソウルジェムでしょ?」
ほむら「それも考えたんだけどね」
ほむら「そうね……」
ほむら「まどかは私の魔法少女だから」
ほむら「で、どうかしら?」
まどか「……」カアァァ
杏子「ごっそさん」
さやか「ねーねー、あたしの分はないの?」
ほむら「ふふ、今度ね」
まどか「こっちも開けちゃうよー!」
マミ「分かった、あの大きさだとソウルジェムでしょ?」
ほむら「それも考えたんだけどね」
263: 2012/12/03(月) 03:34:13 ID:R29nxz1U
キラリ
まどか「わぁ……」
杏子「なるほどな。あたしたちとお揃いだ」
マミ「うふふ、素敵じゃない!」
さやか「ずるい、ずるいぞぉーー!」
ほむら「さあ、嵌めてみて」
まどか「……あ、これ、なんて彫ってあるの?」
ほむら「おまじないよ」
マミ「どれどれ?」
杏子「駄目だ、読めねぇ」
まどか「わぁ……」
杏子「なるほどな。あたしたちとお揃いだ」
マミ「うふふ、素敵じゃない!」
さやか「ずるい、ずるいぞぉーー!」
ほむら「さあ、嵌めてみて」
まどか「……あ、これ、なんて彫ってあるの?」
ほむら「おまじないよ」
マミ「どれどれ?」
杏子「駄目だ、読めねぇ」
264: 2012/12/03(月) 03:35:01 ID:R29nxz1U
―――――
マミ「ねぇ、お昼から杏子の服選びでもしましょうか」
さやか「いいですなぁ、ほむらみたいにしてしまいましょうぞ!」
杏子「げ、あたしはやだぞ、あんなの!!」
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」
ほむら「どうしたの?」
まどか「……えへへ、ありがとう!」
ほむら「どういたしまして」
マミ「ねぇ、お昼から杏子の服選びでもしましょうか」
さやか「いいですなぁ、ほむらみたいにしてしまいましょうぞ!」
杏子「げ、あたしはやだぞ、あんなの!!」
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」
ほむら「どうしたの?」
まどか「……えへへ、ありがとう!」
ほむら「どういたしまして」
265: 2012/12/03(月) 03:36:34 ID:R29nxz1U
まどか「でも、どうして?」
まどか「私を魔法少女にしない為に、頑張って来たんじゃなかったの?」
ほむら「そうね………一つは、あなたの夢を、形だけでも叶えてあげたかった」
ほむら「ふふ、余計なお節介よね」
まどか「ううん、嬉しいな」
ほむら「もう一つは、魔法少女姿のあなたを、もう一度だけ見たかった」
まどか「そっちが本音でしょ?」
ほむら「あら、お見通しなのね」クスクス
ほむら「でも、あなたは本当に私の魔法少女」
ほむら「あなたの魔法が、私に光をくれたの」
まどか「私はただ、わがままを言っただけなんだけどね」
まどか「私を魔法少女にしない為に、頑張って来たんじゃなかったの?」
ほむら「そうね………一つは、あなたの夢を、形だけでも叶えてあげたかった」
ほむら「ふふ、余計なお節介よね」
まどか「ううん、嬉しいな」
ほむら「もう一つは、魔法少女姿のあなたを、もう一度だけ見たかった」
まどか「そっちが本音でしょ?」
ほむら「あら、お見通しなのね」クスクス
ほむら「でも、あなたは本当に私の魔法少女」
ほむら「あなたの魔法が、私に光をくれたの」
まどか「私はただ、わがままを言っただけなんだけどね」
266: 2012/12/03(月) 03:38:59 ID:R29nxz1U
まどか「あと、おまじないの文字だけど」
ほむら「何て書いてあるか、知りたい?」
まどか「ううん、分かっちゃった!」
ほむら「ふふ、なら」
まどか「これからも」
―――ずっと、一緒。
まどか「だね」
ほむら「ええ」
まどか「ずっと、ずっと一緒にいてくれる?」
おしまい。
ほむら「何て書いてあるか、知りたい?」
まどか「ううん、分かっちゃった!」
ほむら「ふふ、なら」
まどか「これからも」
―――ずっと、一緒。
まどか「だね」
ほむら「ええ」
まどか「ずっと、ずっと一緒にいてくれる?」
おしまい。
267: 2012/12/03(月) 03:42:49 ID:R29nxz1U
投下終了です
次がありますのでこれ以上は書きません
それでは、お付き合いいただきありがとうございました
次がありますのでこれ以上は書きません
それでは、お付き合いいただきありがとうございました
268: 2012/12/03(月) 06:10:15 ID:nS4FfKKQ
乙
よかったぞ
よかったぞ
269: 2012/12/03(月) 06:45:29 ID:rI0tJqVs
乙
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります