1: 2015/10/08(木)18:27:26 ID:jvG
~某鎮守府~
マルハチマルマル
ガチャ
赤城「提督、おはようございます」
提督「ん、あぁ、おはよう」ファーア
赤城「…また、夜更かししたんですか?」
提督「んー、遅くまでゲームしてたんだよ」
赤城「どなたと、ですか?」ジト
提督「え、川内とだけど」
赤城「……また、あの娘ですか」ボソッ
提督「え?なんて?」
赤城「ゲームをするな、とは言いませんが翌日に響く程しないで下さいと言ったんです」
提督「耳が痛い」
赤城「…因みに何のゲームをしていたんですか?」
提督「スーパーカンコレ大戦D」
赤城「……主人公機は?」
提督「………カーガシュヴォリアー」
赤城「………」グイッ
提督「…耳が痛い」ヒッパラレ
マルハチマルマル
ガチャ
赤城「提督、おはようございます」
提督「ん、あぁ、おはよう」ファーア
赤城「…また、夜更かししたんですか?」
提督「んー、遅くまでゲームしてたんだよ」
赤城「どなたと、ですか?」ジト
提督「え、川内とだけど」
赤城「……また、あの娘ですか」ボソッ
提督「え?なんて?」
赤城「ゲームをするな、とは言いませんが翌日に響く程しないで下さいと言ったんです」
提督「耳が痛い」
赤城「…因みに何のゲームをしていたんですか?」
提督「スーパーカンコレ大戦D」
赤城「……主人公機は?」
提督「………カーガシュヴォリアー」
赤城「………」グイッ
提督「…耳が痛い」ヒッパラレ
2: 2015/10/08(木)18:30:30 ID:jvG
マルキュウマルマル
ガチャ!
天龍「遠征部隊、帰投したぜ!」
提督「お疲れさん、首尾は?」
天龍「バッチリ大成功!家具箱のおまけ付きだ!」
提督「おぉ、やったな」
天龍「だろ?俺にかかればこんなもんさ」
提督「どれ、褒美をやろう」ナデナデ
天龍「ちょ、撫でんなよ」ニヘラ
提督「そうか、それは失礼」パッ
天龍「あっ」シュン
提督「ほら間宮券だ、人数分ある」
天龍「…お、おう、じゃあな」バタン
赤城「………」
提督「檜風呂まで後少しだな」
赤城「………」スッ
提督「ん?赤城、家具箱を開けてどうしぎゃああああああ!!」
赤城「………」ムシャムシャー
提督「ああああああああ!!おい食うな!ぺっしなさい!まだ間に合うから!」
赤城「………」ムシャムシャゴクン
提督「」
赤城「…あまり美味しくないですね」ゲフゥ
提督「頭が痛い」
3: 2015/10/08(木)18:35:10 ID:jvG
ヒトマルマルマルマルマルマル
ガチャ
明石「提督!10時休憩ですよ!」
提督「ここは現場じゃねぇ」
明石「まぁまぁ、それより提督」
提督「ん?…まさか」
明石「そのまさかです、ついに完成しました」
提督「ほんとか!!」ガタッ
明石「本当も本当!さ、工廠に行きましょう」
提督「…よし、ついにアレが…」
赤城「?」
4: 2015/10/08(木)18:38:05 ID:jvG
ー工廠ー
明石「見てください!工作艦明石の技術の賜物!」
提督「おぉ…素晴らしい」
赤城「明石さん、これは?」
明石「赤城さん!よくぞ聞いてくれました!これは1/1スケール烈風改二ファイナルギャラクシーフロントホックカスタムヤーマンカスタムマークツーサバンナです!」
赤城「はい?」ギロッ
明石「…えっと、原寸大烈風です」
赤城「どうしてこんなものを?」ジト
明石「えっ、えっと…そこで少年の目をしている提督に聞いてもらえますか?」
明石「見てください!工作艦明石の技術の賜物!」
提督「おぉ…素晴らしい」
赤城「明石さん、これは?」
明石「赤城さん!よくぞ聞いてくれました!これは1/1スケール烈風改二ファイナルギャラクシーフロントホックカスタムヤーマンカスタムマークツーサバンナです!」
赤城「はい?」ギロッ
明石「…えっと、原寸大烈風です」
赤城「どうしてこんなものを?」ジト
明石「えっ、えっと…そこで少年の目をしている提督に聞いてもらえますか?」
5: 2015/10/08(木)18:41:33 ID:jvG
提督「………」キラッキラ
赤城「提督」
提督「なんだ赤城」キラキラッ
赤城「これは、なんですか?」
提督「これはな…烈風だ」キッラキラ
赤城「そんな事見れば分かります」
提督「だろ?」ッキラキラ
赤城「……これは、なんですか?」カタガシッ
提督「だから、烈pああああああああ」メキメキ
赤城「こんな物作って、どうするつもりなんですか?」メキメキ
提督「眺めて日々の疲れをおおおおおおおお」
赤城「…明石さん」ニコッ
明石「アッハイ」
赤城「たまに提督が夜な夜な出歩いていましたが、ここに?」イッコウセンニラミ
明石「……アッハイ」
赤城「………」メキメキグシャア
提督「肩が痛い」
赤城「提督」
提督「なんだ赤城」キラキラッ
赤城「これは、なんですか?」
提督「これはな…烈風だ」キッラキラ
赤城「そんな事見れば分かります」
提督「だろ?」ッキラキラ
赤城「……これは、なんですか?」カタガシッ
提督「だから、烈pああああああああ」メキメキ
赤城「こんな物作って、どうするつもりなんですか?」メキメキ
提督「眺めて日々の疲れをおおおおおおおお」
赤城「…明石さん」ニコッ
明石「アッハイ」
赤城「たまに提督が夜な夜な出歩いていましたが、ここに?」イッコウセンニラミ
明石「……アッハイ」
赤城「………」メキメキグシャア
提督「肩が痛い」
6: 2015/10/08(木)18:46:51 ID:jvG
ヒトヒトマルマル
ガチャ!
瑞鳳「て、い、と、く♪」
提督「瑞鳳か、たべりゅ」
瑞鳳「なんで先読みしちゃうのー!」プンスコ!
提督「後ろ手に隠してる卵焼きを出しなさい、怖くないから、さぁ!!」ドンッ!
瑞鳳「キャーこわーい♪海に捨てるー♪」
提督「卵焼きなんか捨ててかかってこい!」
瑞鳳「野郎ぉ、卵焼きにしてやるぅ♪」
キャッキャウフフカクノウコマサグリチョ、テイトク!?
赤城「………」
7: 2015/10/08(木)18:52:28 ID:jvG
ー10分後ー
瑞鳳「ならぁ♪いつものね?」ニコッ
提督「あぁ、いつでもこい」キリッ
赤城「………」
瑞鳳「瑞鳳が~…」
瑞鳳「徹底した衛生管理下で飼料から拘った飼育環境と農家の方々から教わった伝統の知恵を活かして」
瑞鳳「近代技術と古くから受け継がれてきた日本の養鶏技術を融合した夢の新旧タッグによって生まれた栄養価の高い新鮮な卵から」
瑞鳳「鮮度を落とさぬうちに行われる調理は、和洋中、英、米、仏、伊と各国の一流シェフから学び」
瑞鳳「そこから更なる進化を施した調理技術、そこから導き出された答えはまさに完璧。」
瑞鳳「その頂点の名を欲しいままにした卵焼き」
瑞鳳「た、べ、りゅ?」ニコッ
提督「たぁべぇりゅー」
瑞鳳「もぉ~、しょうがないなぁ♪…あれ?」
提督「どうした?」
瑞鳳「卵焼き…なくなっちゃった…」
提督「え?」
瑞鳳「ならぁ♪いつものね?」ニコッ
提督「あぁ、いつでもこい」キリッ
赤城「………」
瑞鳳「瑞鳳が~…」
瑞鳳「徹底した衛生管理下で飼料から拘った飼育環境と農家の方々から教わった伝統の知恵を活かして」
瑞鳳「近代技術と古くから受け継がれてきた日本の養鶏技術を融合した夢の新旧タッグによって生まれた栄養価の高い新鮮な卵から」
瑞鳳「鮮度を落とさぬうちに行われる調理は、和洋中、英、米、仏、伊と各国の一流シェフから学び」
瑞鳳「そこから更なる進化を施した調理技術、そこから導き出された答えはまさに完璧。」
瑞鳳「その頂点の名を欲しいままにした卵焼き」
瑞鳳「た、べ、りゅ?」ニコッ
提督「たぁべぇりゅー」
瑞鳳「もぉ~、しょうがないなぁ♪…あれ?」
提督「どうした?」
瑞鳳「卵焼き…なくなっちゃった…」
提督「え?」
8: 2015/10/08(木)18:54:05 ID:jvG
瑞鳳「あれ…ほんとにどこいったんだろ…」
提督「………」チラッ
赤城「………」モキュモキュ
瑞鳳「………」
赤城「………」モグモグガバッ
提督「うわっ、あか…んむっ!」
赤城「んぐんぐ」チュゥ
瑞鳳「!!!!!」
提督「ちょ、あはひ、ふいほうがみへるはら…」ムグムグ
赤城「むぐ」ムッ
赤城「んむ!」ガリッ
提督「んぅぁぁぁぁあ!アウチ検事!!」
赤城「ぷは、上々ね!」
瑞鳳「………」ポカーン
提督「し、舌が痛い」
提督「………」チラッ
赤城「………」モキュモキュ
瑞鳳「………」
赤城「………」モグモグガバッ
提督「うわっ、あか…んむっ!」
赤城「んぐんぐ」チュゥ
瑞鳳「!!!!!」
提督「ちょ、あはひ、ふいほうがみへるはら…」ムグムグ
赤城「むぐ」ムッ
赤城「んむ!」ガリッ
提督「んぅぁぁぁぁあ!アウチ検事!!」
赤城「ぷは、上々ね!」
瑞鳳「………」ポカーン
提督「し、舌が痛い」
9: 2015/10/08(木)18:57:45 ID:jvG
ヒトフタマルマル
赤城「提督!お昼です!」
提督「そうだな」
赤城「お昼ご飯です!」
提督「そうだな」
赤城「どうしたんですか!早く食堂に行きましょう!」
提督「誰かさんにもののけ姫プレイされた後に俺のタンをもののけ姫されたから今は舌が痛くてもののけ姫なんだよ」
赤城「もののけ姫が何の隠語か分からなくなってるじゃないですか」
提督「誰のせいだと思ってんだ、飯が食いたきゃ1人で行ってくるんだな」
赤城「……わかりました」ガチャ、パタン
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ー
10: 2015/10/08(木)18:59:11 ID:jvG
ガチャ
赤城「提督、ただいまもどりました」
提督「ん、おかえり」
赤城「…そのお皿は?」
提督「あぁ、時雨がおにぎりを持ってきてくれてな、さっきまで一緒に昼飯を食べてたんだが」
赤城「………」
提督「塩気が上タンに少ししみたが美味しかった、たまには握り飯もいいもんだな」ゲフゥ
赤城「…では、食後のお茶をいれましょうか?」
提督「いいねぇ、いただこうか」
赤城「………」コポポ
赤城「どうぞ……あっ」ツル
提督「ありがああああああっっ!!」アチィ
提督「ち〇んち〇んが!!」
提督「ちん〇ちんが痛い!!」
11: 2015/10/08(木)19:02:01 ID:jvG
ヒトサンマルマル
ガチャ!
長門「提督!演習の結果報告に来たぞ!」
提督「おぉ、どうだった?」ドキドキ
長門「…それがな?」ニヤッ
提督「…おぉう」ドキドキ
長門「…今回の演習」
提督「………」ドキドキ
長門「…なんと」
提督「………」ドキドキドキ
長門「…元帥相手に」
提督「………」ドキドキドキドキ
長門「…S勝利が」
提督「………」ドキドキドキドキドキドキドキドキ
長門「…なんと!」
提督「………」ゴックン
12: 2015/10/08(木)19:03:39 ID:jvG
長門「…できませんでしたー」
提督「」
赤城「………」
提督「……んで、勝ったのか?」
長門「……なんと」
提督「………」ドキドキ
長門「……今回の演習」
提督「………」ドキドキ
ー30分後ー
長門「……これで」
提督「………」ドキドキ
長門「………報告は」
提督「………」ドキドキ
長門「……以上だ」
提督「おう、お疲れさん」
長門「ではな」ガチャ、パタン
13: 2015/10/08(木)19:05:21 ID:jvG
提督「いやー、勝ててよかった」ホッコリ
赤城「…提督」
提督「ん?」
赤城「………なんと」
提督「ん?」
赤城「………今回の赤城は」
提督(今回の赤城ってなんだろ)
赤城「………えーと、ですね」
提督「……?」
赤城「……私の、えーと」
提督「なんだよ言いたいことあるならさっさと言えよこっちは忙しグパァ!」ハラパン
赤城「…もういいです」プイ
提督「お腹が痛い」
14: 2015/10/08(木)19:08:01 ID:jvG
申し送れましたイッチです。
誤字脱字とかあったら皆さんで補完お願いします。
夜ご飯食べてまた再開します。
見てる人いるのかいな
誤字脱字とかあったら皆さんで補完お願いします。
夜ご飯食べてまた再開します。
見てる人いるのかいな
15: 2015/10/08(木)19:34:28 ID:jvG
ヒトヨンマルマル
提督「…ふぁーあ」
赤城「提督、気が抜けてますよ?」フフッ
提督「最近は深海凄艦の動きも衰退してきてるからな…」ファーア
赤城「この周辺はとりわけ平和そのものですから…分からないこともないですが」
赤城「他の艦娘への示しもありますので…」
提督「あぁ、わかってるよ」
16: 2015/10/08(木)19:35:22 ID:jvG
ガチャ!
金剛「テートクー!teatimeネー!」
提督「お、もうそんな時間か」
赤城「ちょ、まだ早いですよ!」
金剛「ヘーイアカギー、細かい事はnoproblemデース!」
提督「そうだぞ赤g」
赤城「提督」イッコウセンニラミ
提督「…金剛、また後でな」
金剛「…アカギ?提督にbattleshipeyeを向けるのをやめるデース」
赤城「あら?私は戦艦ではありませんよ?」
金剛「それこそ細かい事ネ、アカギはいつも提督を一人占めしてズルイデス」キッ
赤城「秘書艦なんですから、他より提督と御一緒する時間が長いのは当たり前です」
金剛「なら!ちょっとは遠慮してくだサイ!」
赤城「遠慮?知らない子ね」
金剛「やんのかコラ」
赤城「黙りなさい」ガチイッコウセンニラミ
金剛「」ビックゥ
金剛「f、fu〇k!覚えてるネー!」
バタン!!
シーーーン
提督「………」
赤城「さて、と」カリカリ
提督「頭痛が痛い」
17: 2015/10/08(木)19:39:39 ID:jvG
ヒトゴーマルマル
ガチャ!
金剛「テートク!今度こそteatimeネー!」
金剛「…って」
提督「……?」キョトンモグモグ
赤城「………」モグモグ
金剛「ナァァンデ既にteatimeしてるんdeath!!!?」
赤城「なんでって、休憩だからですが」
金剛「shit!先を越されまシタか!」
金剛「テートクもテートクデス!さっき後でねって言ったじゃないデスカー!」
提督「いやだって赤城が美味そうな破れ饅頭出すもんだからさ…テヘペロ」キャピ
金剛「クゥ…テートクが和菓子にdon'teyeなのは知っていた筈なのに…」
金剛「とんだ邪魔が入りまシタ…出直して来るとしまショウ…」
18: 2015/10/08(木)19:40:24 ID:jvG
赤城「金剛さん、一緒にどうですか?」
金剛「…武士の情けデスカ?」ジト
赤城「そんな大層なものではありません、皆で食べた方が美味しいでしょう?」ニコ
金剛「…この際デス、テートクの隣でteatimeできれば何でもいいデス」
金剛「デハ、いただきマス」
赤城「はい、ではどうぞ」スッ
金剛「………」
赤城「………」
提督「………」ムシャー
金剛「おい腐れ報酬空母」
赤城「なんでしょうエセ口調戦艦」
提督「………」ゴクー
金剛「…これは、何デスか?」ワナワナ
赤城「土ですが?」シレ
提督「………」モグモグ、ゴクン
金剛「………」
赤城「………」
提督「………」フゥ…ン?
提督「金剛、お前土食うのか?」キョトン
金剛「」ブチッ
金剛「テートクの馬鹿ァァア!!」ドゴォン!
金剛「モウいいデーーース」ビエーーン
赤城「大丈夫ですか?」
提督「…前が見えねぇ」
19: 2015/10/08(木)19:59:52 ID:jvG
ヒトロクマルマル
ガチャ
日向「失礼する」
提督「日向か、どうした?」
日向「君、まだいたんだ」
提督「まだってなんだよ!そもそも俺に用があったんじゃないのかよ!」
日向「ふふふ、冗談だ」
提督「ったく、で?」
日向「いやな、新しい瑞雲n」
提督「黙れ、今あるので我慢しろ」
日向「…まぁ、そうなるな」ガチャ、パタン
赤城「………」
20: 2015/10/08(木)20:00:29 ID:jvG
赤城「提督」
提督「なんだー?」
赤城「あの烈風、使えないですかね?」
提督「あんなおっきいのどうするんだよ」
赤城「烈風を放って突撃します」
提督「特攻させる気満々じゃないのよ」
赤城「あれだけ大きいなら破壊力もあるのでは?」
提督「ダメだっつってんだろ!あれは大事なもんなんだから!」
提督「…第一、動かねぇし」
赤城「え?」
提督「ハリボテだよ、あんなの」シレッ
赤城「………」スクッ
提督「あれ?どこいくの?」
赤城「烈風改ができるまで開発してきます」
提督「ちょ!それダメなやつだから!資源空っぽになるやつだから!!」
赤城「私も新しい艦載機欲しいです」
提督「…優先してやるから、な?」
赤城「…約束ですよ?」
提督「……出費が痛い」
21: 2015/10/08(木)20:02:18 ID:jvG
ヒトナナマルマル
ガチャ
木曽「提督、入るぞ」
提督「木曽か、どうした?」
木曽「なぁに、お前が真面目に仕事してるか確認に来ただけさ」
提督(暇だったんだな)
提督「心配しなくても真面目にやってら」
木曽「どうだかな」フッ
提督「でも、ここに来てもなんもないぞ?」
木曽「いいんだよ、大人しくしてるから」
提督「そっか」
赤城「………」
22: 2015/10/08(木)20:02:50 ID:jvG
プーーーーン
23: 2015/10/08(木)20:04:04 ID:jvG
提督「畜生、なんだってこの時間帯になると増えてくるんだ?」パシッ
提督「逃がしたか…足かゆ」ポリポリ
赤城「………」ジーーー
提督(真剣な目で蚊を追ってる、可愛い)
赤城「………ふっ!」パァン
提督「やったか!?」ガタッ
赤城「…ダメでした」
木曽「だらしねぇな、俺に任せな」スクッ
木曽「………」ジーーー
提督(無意識に口が開いてる…可愛い)
木曽「そこだっ」パシッ
提督「やったか!?」ガタッ
木曽「貴様に最高の勝利をくれてやる!」テノヒラミセ
提督「おぉ!やるなぁ!」ナデナデ
木曽「んなっ///」バッ
赤城「………」
提督「あれ、やだったか?」
木曽「い、嫌じゃないがいきなりは驚くだろ?」アタフタ
提督「そうだな。なら木曽、撫でるぞ」
木曽「あ、ぁぁ」プシゥ-
赤城「………」
24: 2015/10/08(木)20:05:00 ID:jvG
ー木曽が帰った後ー
……ププーーーーン
25: 2015/10/08(木)20:06:02 ID:jvG
提督「畜生、また湧きやがった」
赤城「………」ジィーーー
提督(コイツ、ガチの目ぇしてやがる…間違いねぇ…狩る者の目だ)
プーーーーン
赤城「………」ジィーーー
提督(でも可愛い)
プーーーーン
赤城「………」ジィーーー
プーーーーピト
提督「……え?」
赤城「天誅ッ!!」スパーーン!
提督「あべし!!!」ガシャーン!!
赤城「ふっ、上々n…提督!?」ハッ
提督「や、やったか?」プルプル
赤城「…は、はい」
提督「そ、そうか…よくやった」
赤城「あ、はい」
26: 2015/10/08(木)20:06:54 ID:jvG
赤城「………」アタマズイッ
提督「…?」
赤城「………」ズイズイ
提督「………」ナデナデ
赤城「……♪」ポワポワ
提督「頬が痛い」ヒリヒリ
27: 2015/10/08(木)20:11:19 ID:jvG
ヒトハチマルマル
ガチャ!!
青葉「司令官!」ドタドタ
提督「どうした!?敵か!それとも比叡がまた何か作ったのか!?」ガタッ
青葉「いえ、司令官の事で少し」
提督「そうなの?」
青葉「はい」
赤城(最初の慌てようは何だったのでしょう…)
青葉「瑞鳳さんから、司令官と赤城さんか熱いベーゼを交わされたと聞きました!詳しくお話を伺おうかと思いまして!」
提督「」
赤城「」
28: 2015/10/08(木)20:12:07 ID:jvG
提督「何で赤城まで固まってんの?」
赤城「…いえ、あの」カァ
提督「何で照れてんの!?」
青葉「おぉ、初々しいですねぇ」ニマニマ
赤城「…あぅ」マッカ
提督「青葉もはやし立てるんじゃない」
提督「そもそもあれはだなーーー」ゾッ
赤城「………」イッコウセンニラミ
青葉「司令官?」
提督「…いや、何でもない」
青葉「つまり!事実と受け取っていいんですね!?」
提督「…あまり振って回らないでくれよ?」
青葉「いえいえ御心配には及びません!
青葉!聞いちゃいました!」タタタバタン!
提督(あ、これダメなやつだ)
赤城「…提督?」
提督「…なんだ」
赤城「困りましたね♪」
提督「」
29: 2015/10/08(木)20:12:44 ID:jvG
赤城「どうしましょう、提督をお慕いしている方達が黙っていませんね♪」
提督「」ダラダラ
赤城「大和さん、長門さんを筆頭に…金剛さん榛名さん…扶桑さんに山城さん…」
提督「」ブルブル
赤城「二航戦に五航戦、隼鷹さんに鳳翔さん」
提督「」ガタガタ
赤城「一番問題なのは…加賀さんですかね?」ニコッ
提督「」チーン
赤城「提督、安心して下さい」
提督「…?」
赤城「この赤城、一航戦の誇りにかけて提督の貞操と命をお守り致します!」
30: 2015/10/08(木)20:13:22 ID:jvG
提督「………大体な」ボソ
赤城「はい?」
31: 2015/10/08(木)20:14:04 ID:jvG
提督「あんなのカウントされるわけないだろ!?もののけ姫だぞ!?雰囲気もクソもあったもんじゃない!」
赤城「えっ」
提督「それにお前が強引に仕出かしたことだろ!事故だ事故!あんなもん!」
赤城「……」
提督「何が熱いベーゼだよ…加賀やんが怖いだろうなぁ…」チラ
赤城「」ポロポロ
提督「!?」
提督「何で泣いてんの」
赤城「…提督は、嫌だったのですか?」ポロポロ
提督「…はぁ?」
赤城「…私は、提督をお慕いしていますから、例え口移しだったとしても…触れ合えた事を嬉しく思っていたのに…」ボロボロ
提督「………」
赤城「…しかし提督は、私に普通に接している裏で、嫌悪感を抱いていたのですね…」グスッ
提督「そ、そこまで…」
赤城「…いえ、いいんです。元はといえば私が悪いのですから…」
赤城「…勝手ながら、明日から秘書艦も加賀さんに変わっていただきますね…でも安心して下さい。一航戦として、せめて戦力としてだけでも提督のお役に立ちーー」
32: 2015/10/08(木)20:15:25 ID:jvG
提督「ああもう!」ダキシメ
赤城「……提督?」
提督「……嫌だったなんて誰が言ったよ」ボソ
赤城「……え?」
提督「……何でもない」
赤城「……本当、ですか?」
提督「…聞こえとるやないか」
赤城「…赤城の事、嫌いになってないのですか?」
提督「なってたら、あの日から秘書艦が加賀やんになってら」
赤城「……そう、ですか」
33: 2015/10/08(木)20:16:05 ID:jvG
赤城「………あの」
提督「……なんだよ」
赤城「……提督は」
提督「…?」
赤城「……キス、したことありますか?」
34: 2015/10/08(木)20:16:39 ID:jvG
提督「……うるさい」
赤城「………えへへ」
赤城「私も、初めてでした」
提督「…そうかよ」
赤城「……ちゃんと、しなおしませんか?」
提督「こ、断るっ!」
赤城「そうですか♪」
提督「……クソッ」プイ
ーーー
ーー
ー
35: 2015/10/08(木)20:17:47 ID:jvG
提督「いつまでこうしてるつもりだ?」
赤城「……夜ご飯までです」ギュー
提督「……ハァ」タメイキ
赤城「乙女を泣かした責任はとらないといけません」
提督「……誰が乙女だよ」ボソ
赤城「……はい?」ニッコリ
提督「……晩飯まで、だからな」
赤城「……上々、ね♪」
加賀「………」ジィーーー
提督(…視線が…痛い…?)
36: 2015/10/08(木)20:19:14 ID:jvG
ヒトキュウマルマル
加賀「提督、夜ご飯の準備ができました」
提督「あ、あぁ」
加賀「…つかぬ事をお聞きしても?」
提督「…なんだ?」
加賀「何で提督と赤城さんは抱き合っているのかしら?」ジト
提督「…なんでだろうか」シラ
加賀「何で提督と赤城さんは抱き合っているのかしら?」イッコウセンニラミ
提督「…いや、あのな…」
提督(助けて赤えもん)ボソ
赤城「!」
赤城「誤解です加賀さん」
加賀「どういう誤解なの?」
赤城「………」
37: 2015/10/08(木)20:20:24 ID:jvG
赤城「いえその」ニヘラ
加賀「」カチン
加賀「頭にきました」スタスタ
提督「お、おちけつ加賀やん!これには訳が!」
加賀「聞く耳持ちません」スタスタスタギュッ
提督「ヒィィィ…あれ?」
加賀「………」ギュウ
赤城「か、加賀さん!?」
加賀「…鎧袖一触よ」
提督「…そうすか」
赤城「……」ムー
加賀「…負けませんから」ボソッ
赤城「!」
赤城「わ、私だって!」ギュ--
提督「いだだだだ」メキメキ
38: 2015/10/08(木)20:23:13 ID:jvG
フタマルマルマル
ー食堂ー
加賀「提督、好き嫌いはよくありません」
提督「玉ねぎだけは絶対に無理だ」
加賀「食べ物を粗末にしてはいけません」
提督「加賀やん、何故玉ねぎを切った時に人が涙を流すのか知ってるか?」
加賀「…詳しくは存じませんが、そういった成分が玉ねぎに含まれるから、ですか?」
提督「…それは、玉ねぎを売りたい人間が後から作ったデタラメなんだよ」
提督「本当はな…人間と玉ねぎは相容れない運命なんだ、だから人間が玉ねぎを切ると涙を流すんだ」
提督「人間の奥にある本能が…それを…玉ねぎを切るという行為を、拒否しているんだ」
提督「だから、本来人間は玉ねぎを食べるべきではないんdーー」
39: 2015/10/08(木)20:24:06 ID:jvG
加賀「残したら鳳翔さんが悲しみますよ」
提督「うっ」
加賀「厨房の方をご覧下さい」
提督「…?」チラ
鳳翔「………」ジト-
提督「………」ウワァ
赤城「………」チョイチョイ
提督「……?」
赤城「………」タベマショウカ?
提督(あ、赤えもん!)ブワァ
赤えもん「………」ニコ
加賀「…赤城さん?」ゴゴゴ
提督「うわぁ!加賀やんにバレた!」
赤城「…残さなければいいのでしょう?」
加賀「提督を甘やかしてはいけません」
赤城「嫌なものを強制するのはよくありません」
40: 2015/10/08(木)20:25:22 ID:jvG
加賀「…ならば私が食べます」ヒョイパク
赤城「あああっ!」
加賀「やりました」ペロッ
赤城(加賀さん、あまつさえ提督のお箸を使って…!!)
赤城「………なら」
赤城「私は提督のハンバーグを食べます!」ヒョイパク
提督「あぁ!俺のハンバーグが!」
加賀「頭にきました」ヒョイパク
提督「あぁ!俺のポテトサラダが!」
赤城「負けません!」ヒョイパク
提督「あぁ!俺の唐揚げが!」
加賀「鎧袖一触よ」ヒョイパク
提督「あぁ!俺のエビフライが!」
赤城「まだです!」ゴクリ
提督「あぁ!俺のコーンスープが!」
加賀「やりました」パクパク
提督「あぁ!白ご飯まで!」
41: 2015/10/08(木)20:25:51 ID:jvG
赤城「いい加減にして下さい!」ヒョイ…
赤城「…あれ?」スカスカ
提督「……俺の夜ご飯が」
赤城「………」
加賀「………」
提督「…俺の…夜ご飯」
提督「……もういいよ」グスッ スタスタスタ
赤城「」ズーン
加賀「」ズーン
45: 2015/10/08(木)21:44:38 ID:jvG
フタヒトマルマル
ー執務室ー
ガチャ
赤城「…提督?」
提督「………なんだ」カキカキ
赤城「…あの、ですね」
提督「………」カキカキ
赤城「…夜ご飯の件、なんですが」
提督「………」カキカ…ケシケシ
赤城「…その…ごめんなさい」
提督「………」ケシケシ…ケシケビリッ
赤城「……あの…あぅ」
提督「………」クシャクシャ ポイ
赤城「………」シュン
パコッ…コロコロ…
ちくわ大明神「FRISK sharpens you up!」
提督(誰だ今の)
赤城(…入りませんでしたね)スタスタ ポイ
46: 2015/10/08(木)21:45:15 ID:jvG
赤城「……あの、提督」
提督「………」カキカキ
赤城「…もしよろしければ、私に今からご夕食を作らせてもらえませんか?」
提督「………」カキカ ピタッ
赤城「私は…あまりーーーですが」ボソ
提督「……?」
赤城「て、提督のお口にあうものを頑張ってお作り致しますので…」
提督「………」グゥゥ
赤城「…お願いします、提督」
提督「……わかっーー」
ガチャ
47: 2015/10/08(木)21:46:41 ID:jvG
加賀「提督」
提督「………加賀やんか」
加賀「はい。食堂で提督の夜ご飯を食べてしまったので」
加賀「謝罪の意味も込めて、夜ご飯を作ってまいりました」
赤城「………」
加賀「鳳翔さんの料理には劣りますが、提督の為に作りました」スッ
提督(…肉じゃがか)←肉じゃが大好き
提督「……いただこうか」
赤城「………っ」ダッ
タタタッ…パタン
48: 2015/10/08(木)21:49:20 ID:jvG
加賀「…タイミングが悪かったかしら」
提督「…よくはなかったな」モグモグ
加賀「赤城さんも反省してます」
提督「知ってるよ」モグモグ
加賀「…許してあげて下さい」
提督「分かってるよ」モグモグ
加賀「赤城さん、少し泣いてましたよ」
提督「…それは知らなかった」
加賀「後で優しくしてあげて下さい」
提督「……そうする」
加賀「…そうですか」
加賀「………」チラ
提督「………」モグモグ
加賀「………」ジーー
提督「………美味しいよ、ありがとう」
加賀「やりました」
49: 2015/10/08(木)21:50:16 ID:jvG
提督「加賀やん、赤城が部屋にいたら執務室に来るように伝えてくれ」
加賀「はい」
提督「ごちそうさま」
加賀「はい」チラ
提督「……また、作ってくれ」
加賀「はい」
加賀「…では、失礼します」
スタスタ パタン
加賀「……♪」
50: 2015/10/08(木)21:51:52 ID:jvG
フタフタマルマル
ガチャ
加賀「…提督」
提督「加賀やん、赤城は?」
加賀「…部屋にいなかったのでもしも、と思って厨房に向かったのですが…」
提督「うん」
加賀「………」
提督「………」
提督「……え?続きは?」
加賀「…後はご自分で確かめられた方がいいかと思います」
提督「……あー、うん」
加賀「…では、私はこれで」
提督「あぁ、ありがとう」
スタスタ…ピタ
加賀「……提督」
提督「ん?」
51: 2015/10/08(木)21:52:30 ID:jvG
加賀「あの人、本当はーーーんです」ボソ
提督「えっ、何て?」
…パタン
52: 2015/10/08(木)21:53:07 ID:jvG
提督「………行くか」ガタッ
ーーー
ーー
ー
ー厨房ー
提督「………」コソコソ
提督「……灯りがついてる」コソコソ
ゴソゴソ
提督「…赤城だ」コソ
53: 2015/10/08(木)21:53:46 ID:jvG
「…材料はこれで…大丈夫でしょうか…」
提督「………」
「あっ、卵の殻が混じってしまいました…」
提督「………」
「…上手く、混ざりませんね…」コネコネ
提督「………」
「…こうして、空気を…あっ」ポロ
提督「………」
「…あつっ、ええと…弱火で…弱火ってこれくらいでしょうか…」
54: 2015/10/08(木)21:54:30 ID:jvG
『私は…あまりーーーですが』
55: 2015/10/08(木)21:54:59 ID:jvG
提督「………」
「あぁ…焦げてしまいました…」
56: 2015/10/08(木)21:55:32 ID:jvG
『頑張ってお作り致しますので…』
57: 2015/10/08(木)21:56:01 ID:jvG
提督「………」
「…うぅ、こんなことならもっと…」グスッ
58: 2015/10/08(木)21:56:49 ID:jvG
『赤城さん、少し泣いてました』
59: 2015/10/08(木)21:57:17 ID:jvG
提督「………」
「…提督に…ハンバーグ…作って…」ポロポロ
60: 2015/10/08(木)21:57:55 ID:jvG
『後はご自分で確かめられた方がいいかと思います』
61: 2015/10/08(木)21:58:26 ID:jvG
提督「………」
「……うぅ…提督…」ポロポロ
62: 2015/10/08(木)21:58:54 ID:jvG
『あの人、本当はーーーんです』
63: 2015/10/08(木)21:59:24 ID:jvG
提督「………!」
「…いいえ、諦めては…ダメ」グスッ
64: 2015/10/08(木)21:59:50 ID:jvG
私は…あまりーーーです
あの人、本当はーーーです
65: 2015/10/08(木)22:00:26 ID:jvG
私は…あまり
『料理が得意ではない』です
あの人、本当は
66: 2015/10/08(木)22:01:13 ID:jvG
「…あつっ!!」ジュッ
ガシャン!!
提督「赤城っ!」ハッ
赤城「て、提督!?」ビクッ
提督「大丈夫か!?火傷とかしてないか!?」
赤城「だっ、大丈夫ですから…」
提督「見せてみろ…赤くなってるじゃないか」
赤城「…っ、大丈夫です、この位…」
提督「そんな事あるもんか…ほら、冷やして」キュキュ ジャー
赤城「………」
提督「………」
ーーー
ーー
ー
69: 2015/10/09(金)21:10:37 ID:0NF
こんばんはイッチです
今日の書き溜め分放出です
見てる人いるかな?
今日の書き溜め分放出です
見てる人いるかな?
70: 2015/10/09(金)21:11:32 ID:0NF
フタサンマルマル
提督「………」
赤城「………」ウツムキ
提督「…お皿、割れちゃったな」
赤城「………」
提督「手とか切ってないか?」
赤城「………」コクン
提督「…そうか」
赤城「………」ウツムキ
提督「………」キマズイ
提督「………なぁ、赤g」
赤城「…提督」
提督「ん?」
71: 2015/10/09(金)21:12:09 ID:0NF
赤城「……その、ごめんなさい」
提督「…もういいよ、怒ってないから」
赤城「…でも」
提督「怒って欲しいの?」
赤城「……」フルフル
提督「だったらもう謝るな」ナデナデ
赤城「………」
赤城「……いつから、厨房に?」
提督「……卵割るの失敗した時」
赤城「………」
72: 2015/10/09(金)21:12:38 ID:0NF
赤城「………」プルプル ジワァ
提督「!!」
73: 2015/10/09(金)21:12:59 ID:0NF
提督「え、えーと…お腹が、空いたなぁ!」
赤城「!」
提督「加賀やんの肉じゃがは美味しかったんだけど…」
赤城「………」シュン
提督「…なんか、アレだな」
74: 2015/10/09(金)21:13:21 ID:0NF
「ハンバーグが、食べたいな」
75: 2015/10/09(金)21:13:55 ID:0NF
赤城「………」
赤城「………」ウル
提督「…こんな時間だと、もう無理かな」
赤城「………」ウルウル
提督「でも、今日はとりわけお腹が空いてるな」
赤城「………」ポロポロ
提督「……助けて、赤えもん」
赤城「………」ブワァ
提督「…だめかな?」
赤城「……でもっ、ハンバーグ…焦げて、しまって…」グスッ
赤城「とても、提督に、お出しできるものでは…」ヒクッ
提督「………」
76: 2015/10/09(金)21:14:29 ID:0NF
提督「………」スゥー、ハァー
提督「あーー!お腹が空いたーー!」
提督「ちょっと焦げた位のハンバーグが食べたい気分だなーー」
提督「赤えもんが、一生懸命作ったハンバーグがー」
提督「たーべーたーいーなー!」ヤケクソ
赤城「分かりました!分かりましたからぁ…」アセアセ
提督「はーやーくー」バンバン
赤城「あ、温め直してきますから…待っていて下さい」タタタッ
提督「……あー恥ずかし」マッカ
77: 2015/10/09(金)21:15:00 ID:0NF
ー物陰ー
加賀えもん「…赤城さん、大丈夫そうですね」スッ
78: 2015/10/09(金)21:15:41 ID:0NF
フタヨンマルマル
赤城「ど、どうぞ」カチャ
提督「…ふむ」
赤城「………」
赤城「…だから言ったじゃないですか」シュン
提督「だぁあ!泣くんじゃない!」
提督「食べるぞ!いただきます!」パンッ
提督「………」モグモグ
赤城「………」ドキドキ
提督「………」モグモグ
赤城「………」ドキドキ
提督「………」 フゥ カンショク
赤城「………」シュン
提督「だからー」
赤城「ですが…やはり美味しいものでは…」
79: 2015/10/09(金)21:16:09 ID:0NF
提督「…確かに焦げてるな」
赤城「……っ」
提督「焦げてる味もする」
赤城「………」シュン
提督「ハッキリ言って…焦げてる」
赤城「………」ウル
提督「……でもな」
赤城「………」
提督「……なんか、こう…アレだ」
赤城「……?」
提督「…お前の、頑張りが伝わったと言うか…、うん」
提督「…美味しかった、ごちそうさま」
赤城「…はっ、はいっ」ウルウル
提督「ほら、もう泣くなって」ナデナデ
赤城「でっ、も…ていとっ…」ダキッ
提督「…慣れないのに、よく頑張ったな」
ナデナデ
赤城「わた、もっと頑張っ…ていとくに、おいしい…ハンバーグ、」ギュウ
提督「分かった分かった、楽しみにしてるから」ナデナデ
赤城「…うぅ、ぐすっ」ギュウ
提督「………」ナデナデ
80: 2015/10/09(金)21:16:59 ID:0NF
ー30分後ー
赤城「………」zzz
提督「寝てら」スッ
赤城「………」ギュ
提督「…離してもくれん」グイ
赤城「……んっ、ていとく」zzz
提督「はいはい、提督はここにいますよーっと」ダッコ
赤城「………」zzz
提督「うぉ!こいつ重てぇ!」グググ
赤城「……いやぁ」ギュ
提督「がぁあ掴むな!首!締まってる!」
赤城「……らーめん」zzz
提督「畜生!部屋まで運べねぇよ!」グググ
赤城「……えへへぇ」zzz ギュウ
提督「でけぇのは身体だけか!くそ、俺のベッドで勘弁してくれ!」ポイー …ポスッ
赤城「……んぅ」モゾ
提督「ったく…今晩はソファだな」コキコキ
提督「…おやすみ、赤城」キィ パタン
81: 2015/10/09(金)21:17:39 ID:0NF
マルゴーマルマル
ー提督の私室ー
赤城「………」グゥグゥ
赤城「それは私のおはぎです!」ガバッ
赤城「……あれ、ここは…?」
赤城「……提督のお部屋ですね」
赤城「………」チラ
赤城(…提督のお布団)
赤城「………」スッ
赤城(だ、だめよ赤城!耐えなさい!)バッ
赤城(…でも、提督のお布団…)ゴクッ
赤城(さっきまでここで寝ていましたし…今更なのでは?)ウンウン
赤城(…一航戦の誇り…提督のお布団)グラグラ
赤城「………」
82: 2015/10/09(金)21:18:24 ID:0NF
赤城「……ぇぃ」ポフッ
赤城「………」スゥー
赤城「……はぁ///」ウットリ
赤城(…こ、これは…上々なんてものではありません…)スリスリ
赤城(…く、癖になってしまいます)スリスリ
ガタッ
赤城「ぴゃぁぁあ!」ガバッ
赤城「ち、違うんです!…あれ?」
シーーン
赤城「…気のせいでしたか」ホッ
赤城「………」
赤城(そういえば、提督のお部屋初めて入りますね…)
赤城「………」キョロキョロ
赤城「!」
赤城「…これは、烈風のポスター?」
赤城(そんなに烈風が好きなんでしょうか…)
赤城「………」キョロキョロ
赤城「…棚の上、何か飾ってありますね」
赤城「…これは」
83: 2015/10/09(金)21:18:50 ID:0NF
赤城「空母の模型、ですね」
赤城「いち、に、さん…沢山ありますね」
赤城(提督は…空母が、好き…?)
赤城「瑞鶴、翔鶴、飛龍、蒼龍…」
赤城「…雲龍、天城、葛城、大鳳…」
赤城「………私達だけ、ありません」シュン
赤城「………」
赤城「…提督はどこでお休みになられているのでしょう」
赤城「執務室ですかね…」
スタスタ…ガチャ
ーーー
ーー
ー
84: 2015/10/09(金)21:19:19 ID:0NF
赤城「………」
提督「zzz」グースカピー
赤城「………」
赤城(だ、だめよ赤城!それは慢心です!)
赤城(いくら意中の殿方が目の前で無防備な寝姿を晒していようとも…)チラ
提督「………」スヤァ
赤城「………」ゴクッ
赤城(…見方によっては、慢心しているのは提督なのではないでしょうか)
赤城(いえ、いけません。もし提督が目を覚まされた時に、私が添い寝をしている事で嫌悪感を抱かれたら…)ゾッ
赤城(流石にそれはないでしょうけど、提督は上司であらせられる人ですから…いくら何でもそれは失礼に値するのでは…)スッ
赤城(しかし、提督がこんなところでお休みになられているのは私のせい…)ゴソゴソ
赤城(…もう朝方は少し冷えてきましたから、掛け布団もないソファで…提督が万が一にでも風邪を引かれたら…)ギュウ
赤城(そうです…慢心しては…だめ)ウツラウツラ
赤城「………」zzz
85: 2015/10/09(金)21:19:49 ID:0NF
マルロクマルマル
提督「……んぁ」ムクッ
赤城「……zzz」スヤァ
提督「」
提督「えっ」
赤城「……zzz」ムニャ
提督「………」ゴシゴシ
提督「………」チラ
赤城「……zzz」
提督「……はぁ」タメイキ
提督「……ったく」ナデナデ
赤城「……んへへ」ニヘラ
提督「…幸せそうな寝顔しよってからに」
提督(そういえば今何時だ?)チラ
提督(風呂入ってくるか)
提督「………」ウワギカケ
赤城「……て…とく」ギュウ
提督「………」ジィ
提督「……くそ」
提督(…不覚)
スタスタ パタン
86: 2015/10/09(金)21:20:24 ID:0NF
マルナナマルマル
ーお風呂ー
カポーーン
提督「朝風呂はいいものだな」
提督「…早く檜風呂が欲しいぜ」
提督「……ふぅ」パチャ
カラカラ
提督「…はっ?」クルッ
??「…て、提督!?」
提督「なっ、なぁ…なんで」バシャ
提督「…大和が!?」
87: 2015/10/09(金)21:29:18 ID:0NF
「それは、まさに桃源郷。
一糸纏わぬその姿は、見る者全てを魅力する圧倒的な存在感
一昔、日ノ本の国。帝国海軍の切り札とも言えた大戦艦『戦艦大和』のそれを受け継いだと断言できる程のーーー」
88: 2015/10/09(金)21:29:49 ID:0NF
提督「…何言ってんだ?」シラ-
大和「いえ、提督の心の内を代弁して差し上げようかと♪」ニコ
提督「かと、じゃねぇよ自画自賛は嫌われるぞ?」
大和「本当は思ってませんから♪」チャプン
提督「…何当たり前に入ってんだ?」オイ
大和「?」
提督「だーかーらー」
大和「…提督は、入浴するつもりの全裸の女性に洗い場で待てと仰るのですか?」ジト
提督「俺は鬼か?そうじゃないだろ」ハァ
提督「あと全裸でもないだろ」
大和「あら♪」
提督「あら♪じゃない、男がいる風呂に何不用意に入ってんだ、と聞いたんだ」
大和「提督ですから、大丈夫です♪」ニコ
提督「何で俺だったら大丈夫なんだなよ…」
大和「…そんなの、決まってます」
89: 2015/10/09(金)21:30:29 ID:0NF
大和「…お慕い、していますから」カァ
90: 2015/10/09(金)21:30:54 ID:0NF
提督「………」
提督「……なにいっへふんはほ」ブクブク
大和「本当なんですよ?」ムッ
提督「………ふーん」ブクブク
大和「信じていませんね?」ピトッ
提督「ふぉわぁっ!」バシャア
大和「どうしたんですか?」
提督「どうもこうもあるか!いきなりくっついてきやがって!」ズザザ
大和「ふふっ、初心ですね」クス
提督「くそぅ!馬鹿にしやがってぇえ!」バタバタ!バタン!
大和「あっ、ていとーー」
大和「………」ポツネン
大和「……ふぅっ」
大和「…あぁ、緊張しちゃった」ドキドキ
大和「…私だって、こんな気持ち初めてなんですよ…提督?」テレ
アァ…ノボセチャウ、アガロウカシラ
提督「…聞こえてんだよ」ボソ
92: 2015/10/09(金)22:57:18 ID:0NF
>>91
ありがとうやる気でるでち
あとちょっと待ってね
ありがとうやる気でるでち
あとちょっと待ってね
93: 2015/10/09(金)23:21:42 ID:0NF
マルハチマルマル
ー執務室ー
提督「……ふぅ」ガチャ
赤城「…あ、提督」
提督「おう、おはようさん」
赤城「お、おはようございます」タジ
提督「…?どうした?」
赤城「いえ…あの、これ…」ウワギ
提督「畳んでくれたんね、ありがとう」
赤城「…はぃ」
提督「どしたの?」
赤城「…えっと、その…昨日の」マッカ
提督「あぁ、気にすんな」
赤城「で、ですが…」
提督「…また、作ってくれ」
赤城「!」パァ
赤城「………はい!」ニコッ
提督「よし、いい笑顔だ」ニッ
赤城「っ///」ドキ
提督「…?どうした?」
赤城「い、いえ!何でもありません!」
提督「そうか?」キョトン
赤城(……やっぱり私はーーー)
94: 2015/10/09(金)23:22:08 ID:0NF
マルキュウマルマル
ー執務室ー
ガチャ
瑞鶴「提督さーん」
提督「ずいずいやん、どうした?」
瑞鶴「ずいずい言うな!」プンスコ
提督「まぁまぁ…で?」
瑞鶴「適当すぎ!ふてくされるぞー」プクー
提督「…どうしろってんだよ」ハァ
瑞鶴「あ!そうだった、えーとね…」
95: 2015/10/09(金)23:22:33 ID:0NF
瑞鶴「翔鶴ねぇがと一航戦の青い方が喧嘩してるんだけど…」
提督「加賀やんか…お前その呼び方」ハァ
瑞鶴「そこはいいの!早く止めてきてよ!」
提督「はぁ、ったく…赤城、行くぞ」ガタ
赤城「はい」
ーーー
ーー
ー
96: 2015/10/09(金)23:22:59 ID:0NF
翔鶴「何で加賀さんに提督に話しかけるのを禁止させられないといけないんですか!」
加賀「あなたの不幸が提督に移るからよ」
翔鶴「そんな事ありません!デタラメです!」
加賀「何でそう言えるのかしら?」
翔鶴「それを言うなら加賀さんだってそうじゃないですか!」
加賀「そう声を上げないでもらえる?うるさいわ」ハァ
翔鶴「…話になりません!提督に話に行きます!」
加賀「待ちなさい、そこは譲れません」
翔鶴「聞けません!そこを退いて下さい!」
加賀「黙りなさい、南部鉄板の不幸な方」
翔鶴「んなっ!?」ワナワナ
97: 2015/10/09(金)23:23:29 ID:0NF
提督「はーいそこまでー」パンパン
加賀「提督」
翔鶴「提督!」
赤城「加賀さん、何があったのですか?」
加賀「五航戦が提督を不幸にしようとしていたので」
赤城「…はぁ」
翔鶴「提督」テテテッ
加賀「!」
提督「ん、なんだ?」
翔鶴「加賀さん、私が提督に話かけると提督が不幸になると言うんです」
翔鶴「…提督、不幸になりますか?」ウワメ
提督「…えー」チラ
加賀「………」プイ
提督「あー、なんないよ」
翔鶴「で、ですよね!」パァ
加賀「………」イラッ
加賀「………」スタスタ
加賀「提督」ズイッ
提督「な、なんだ?」
加賀「ここは譲れません」ギュ
98: 2015/10/09(金)23:24:00 ID:0NF
翔鶴・赤城「!!」
提督「…」
赤城「!」
提督「加賀やん、どうしたんだ?」
加賀「…………です」
提督「…え?」
加賀「構って欲しかっただけです」ボソ
赤城「………」
提督「…そうか、ごめんな」ナデナデ
加賀「やりました」チラ
翔鶴「!」
加賀「………」ドヤァ
翔鶴「………」ムー!
翔鶴「私だって構って欲しいです!」プクー
赤城「…!」
提督「あ、あぁ…翔鶴もおいで?」
翔鶴「…はい!」パァ
加賀「……浮気はいけません」ギュウ
翔鶴「どいて下さい!」
加賀「嫌よ」
ギャーギャー!ワタシダッテ!ユズレマセン
提督「………はぁ」タメイキ
赤城「………」
99: 2015/10/09(金)23:24:32 ID:0NF
ヒトマルマルマル
ー執務室ー
提督「…だぁあ、疲れた」グッタリ
赤城「加賀さんも不器用ですね」ニコ
提督「…お前もだよ」チラ
赤城「…で、ですかね?」ニガワライ
提督「まぁ…提督冥利に尽きるが」
提督「もう少し…なぁ」グデー
赤城「………」スクッ テクテク
赤城「…失礼しますね?」カタモミ
提督「……おぉう」
赤城「一航戦の肩もみはどうですか?」モミモミ
提督「…あぁ、鎧袖一触だ」
赤城「何ですかそれ」フフッ
提督「……最高ってこった」
赤城「ふふっ、上々ね♪」
ーーー
ーー
ー
100: 2015/10/09(金)23:25:23 ID:0NF
提督「…ふぅ、ありがとう」
赤城「いえいえ」ニコ
提督「…何か、お返しをしないとな」
赤城「そんな、大丈夫です」アセ
提督「そんな事言わずに、な?」ニッ
赤城「!」
赤城(その笑顔…ずるいです…)
赤城「……なら」シナダレ
提督「……赤城?」
赤城「…少しだけ、このままでいいですか?」
提督「…お安い御用で」
101: 2015/10/09(金)23:26:19 ID:0NF
少ないけど、今日はここまで
おやすみなさいー
おやすみなさいー
102: 2015/10/09(金)23:27:06 ID:dlP
>>101
乙
乙
次回:提督「赤城のヤキモチ」【その2】
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