1: 2011/03/19(土) 18:59:22 ID:0dqxup2QO

2: 2011/03/19(土) 19:00:21 ID:0dqxup2QO



昔からそうだった。
初恋はブーンだったし、もともと穏やかな優しい人が好きで。

だから好きになってしまった。

好きになってはいけない人を。

3: 2011/03/19(土) 19:01:03 ID:0dqxup2QO





(*゚ー゚)してはいけない恋をするようです

4: 2011/03/19(土) 19:02:40 ID:0dqxup2QO



第一話




( ´∀`)しぃ君。

(*゚ー゚) なんですかあ?

( ´∀`)あまりべたべたしないでくれないですかね。

(*゚ー゚) いやですよ。私先生のこと、大好きだから。

( ´∀`)あのねえ……

( ´∀`)先生とはいってもね、僕は校長なんですよ。



モナー校長。
ふわふわしてて、品があって、優しくて、全てが似合ってる。そんな人。

初めて見た時から、もう。私の胸には淡い恋の花が咲いてしまった。

5: 2011/03/19(土) 19:04:11 ID:0dqxup2QO


(*゚ー゚) 先生大好きー。

( ´∀`)はいはい。でももう少し離れてくれないと、仕事ができませんね。

(*゚ー゚) はーい。


そこまでいうなら仕方ない。私はソファーに座った。さすが、ふかふかだ。




(*゚ー゚) 先生、なんか音楽かけてよー

( ´∀`)いやいやここは校長室ですよ。

(*゚ー゚) いいじゃない、こんなに沢山のCDがあるんだし。

( ´∀`)全く君は目ざといですねえ。困ったものです。

(*゚ー゚) ふふふ、先生好き!


私がこんなふうに言っても、先生は顔色一つ変えてくれない。

高校生の私を恋愛対象には扱っていないのだ。

6: 2011/03/19(土) 19:05:41 ID:0dqxup2QO


( ´∀`)はいはい。しぃさんが口調を敬語に戻したらかけますね。

(*゚ー゚) わかりました!

( ´∀`)ははは。よろしい。かけましょう。



モナーさんが流したのは、チャイコフスキーの白鳥の湖。

クラシックかあ。一瞬洋楽や懐かしい曲とかかと思ったけど、やっぱり先生は趣味がいい。

…でも、こんな悲しい曲にしなくても。

8: 2011/03/19(土) 19:07:23 ID:0dqxup2QO


( ´∀`)いいでしょう、この曲。

(*゚ー゚) 悲しいですよ。

( ´∀`)いやいやいい曲ですよ。

(*゚ー゚) ……チャイコフスキーならくるみ割り人形とかがよかった。

( ´∀`)なかなか詳しいですねえ。ふむ、意外です。

(*゚ー゚) あの、常識ですから。


( ´∀`)ははは。白鳥の湖。ロマンチックな曲です。

( ´∀`)オデットとジークフリートはね。天国で結ばれるんです。

(*゚ー゚) …でも、結局氏ぬんじゃないですか。悲しいのはいやです。

9: 2011/03/19(土) 19:08:26 ID:0dqxup2QO



結ばれない恋、私のことじゃないか。
しかも私はオデットより分が悪い。


モナーさんは、
皆の先生で、私の先生で。
皆の校長で、私の校長で。

( ´∀`)全く、困りましたねえ。

私の、腹違いの兄だ。

10: 2011/03/19(土) 19:09:38 ID:0dqxup2QO


とりあえず以上で第一話終わりです。
しばらくしたら、第二話投下します。

質問、感想、指摘等あればどうぞ。

14: 2011/03/19(土) 19:19:06 ID:0dqxup2QO



最初は絶望、次に悲嘆、

最後は無関心。


それが彼女に対する私の感情だった。

15: 2011/03/19(土) 19:19:57 ID:0dqxup2QO



(*゚ー゚)してはいけない恋をするようです


第二話

16: 2011/03/19(土) 19:21:07 ID:0dqxup2QO


夕方の校長室は、夕日がさして、金色に光る。べっこう飴みたいな、懐かしい色だ。


今、先生はいない。だからなんでもし放題。

(*゚ー゚) …いや、なんにもしないけどね。嫌われたくないし。


嫌われる以前の問題かもしれないけれど。
だって私は腹違いの…愛人の方の妹だから、もうすでに嫌われてるかもしれない。

17: 2011/03/19(土) 19:22:01 ID:0dqxup2QO


もし、嫌われていたら。
そう思うと、体中がぞくりとする。


(*゚ー゚) ……校長先生で腹違いの兄、か。

やばいなあ。ハードルが高すぎる。

でも、恋という物は障害が多いほど、燃えるもので。

この好きという気持ちは、誰にも止められないのです。

18: 2011/03/19(土) 19:22:50 ID:0dqxup2QO



―――――――
――…




( ´∀`)………。

( ´∀`)困りましたねえ。


仕事をして、帰ってきたら。


(*-ー-)


まさかソファーで寝ているなんて。

( ´∀`)ここは、保健室ではないんですがね。

19: 2011/03/19(土) 19:23:40 ID:0dqxup2QO


( ´∀`)ほら、しいさん、起きてください。


(*-ー-)

(*-ー-)


( ´∀`)………。

( ´∀`)起きませんねえ。


少女は眠ったまま、動かない。

白磁のように透明な肌、少し赤らんだ柔らかそうな頬、端正な顔立ち、亜麻色の髪。

20: 2011/03/19(土) 19:24:35 ID:0dqxup2QO



こんなに美しいなら、相手なんで沢山居るだろうに。
なぜ、私を慕うのか。


最初は絶望、次に悲嘆、最後は無関心。
それが彼女に対する私の感情で。

だから今、こんな小娘に興味はないし、本妻の娘に対する憎しみもない。

21: 2011/03/19(土) 19:25:26 ID:0dqxup2QO


( ´∀`)……

でもたまに、ごく稀に、どろどろとした感情が、私を喰らい尽くしていく。

この娘を、汚してしまいたい。この細い腕を、滑らかな足を、引きちぎってしまって。

そして恐怖に濡れてなお美しかろうその顔に、優しくキスの雨を降らせながら、その白すぎる首を締め上げ、

犯してしまいたい。

22: 2011/03/19(土) 19:26:25 ID:0dqxup2QO





(*-ー-)

( ´∀`)……

( ´∀`)いけない、感情です。


この願望は、彼女に対する何の感情なのか。

私にはわからない。

わからないままで、いたい。

32: 2011/03/19(土) 23:32:34 ID:0dqxup2QO

三話目投下します。

33: 2011/03/19(土) 23:32:59 ID:0dqxup2QO


彼女と出会ったのは、一年前のことだ。
初対面で彼女に、私はあなたの愛人の子供なんですといわれて。

私は、深い絶望とともに、頭の隅で他人事のように、まああの父のことだからありがちな話だと思った。

そして、自分の生徒に父親の罪を背負う者がいることに悲しんだ。

34: 2011/03/19(土) 23:35:58 ID:0dqxup2QO

すみません。今のは四話のでした…。
今からほんとに三話投下します。

35: 2011/03/19(土) 23:36:58 ID:0dqxup2QO



先生のどこが好きかって。
そんなの決められないし、うーん、全部好きなんだろうな。

それに、許されない恋っていうのがまた、私の気持ちをふくらませるんだよね。

っていうかこんなこと聞いてどうしたの、ギコ君。

36: 2011/03/19(土) 23:38:22 ID:0dqxup2QO



(*゚ー゚)してはいけない恋をするようです


第三話

37: 2011/03/19(土) 23:39:16 ID:0dqxup2QO


視界が開けて頭の中にもやがかかる感覚。体がふわふわとして落ち着かない。

私はどこにいた。そうだ、校長室。校長室のソファー。
そうか、私は寝ていたのか。

(*-ー-) んー

( ´∀`)あ、起きましたか。

(*゚ー゚) …今何時ですか?

( ´∀`)もう6時半です。下校時間ですよ。

(*゚ー゚) はぁい。帰りますね。

38: 2011/03/19(土) 23:42:13 ID:0dqxup2QO


( ´∀`)そうですね。…ん?

コンコン。
ノックの音。他の先生だろうか。

( ´∀`)どうぞ入ってください。




(,,゚Д゚) こんにちは。


意外な人物だった。

39: 2011/03/19(土) 23:43:58 ID:0dqxup2QO



( ´∀`)おやおや。

(;*゚ー゚) ぎ、ギコ君!びっくりしたあ。

(,,゚Д゚) 校長先生に用があって。しぃ、ついでに一緒に帰ろう。もう暗いから危ないし。

(*゚ー゚) うん。先行ってるね。

(,,゚Д゚) ああ。


ぱたん、と校長室のドアを閉めた。

40: 2011/03/19(土) 23:44:59 ID:0dqxup2QO


ギコ君が先生に、何の用だろう。まあ、いいけど、ちょっと気になる。

(*゚ー゚) ……………

身体に校長室の柔らかい匂いが染み着いていた。

お昼寝、気持ちよかったなあ。先生、襲ったりしてくれてもいいのに、してないんだろうな。

とりあえず、下駄箱でギコ君を待とう。
私は、ギコ君のノックの音の不思議なリズムを思い出しながら、歩き出した。

41: 2011/03/19(土) 23:46:23 ID:0dqxup2QO


――――――
――…


( ´∀`)で、どうしたんですか、ギコ君。

(,,゚Д゚) 聞きたいことがありまして。

( ´∀`)立ち話もなんです、どうぞ。

(,,゚Д゚) 構いません。早く行かないといけないんで。

( ´∀`)そうですか。では要件をどうぞ。

(,,゚Д゚) ……しぃに手、ださないでくださいね。

( ´∀`)…………

(,,゚Д゚) 犯罪ですし、それに俺、しぃのこと好きなんで。

(,,゚Д゚) あと、この頃俺、あんたのこと観察しているんですけど。

42: 2011/03/19(土) 23:47:24 ID:0dqxup2QO







(,,゚Д゚) 先生、しぃを見る目、なんかおかしいですよ。

43: 2011/03/19(土) 23:47:53 ID:0dqxup2QO




( ´∀`)……要件は、それだけですか。

(,,゚Д゚) ええ、では。


ばたんとドアが閉まる。続いて廊下を走る音。

その音とともに、私の頭の中で何かが這いずり回るような音が響いた。

44: 2011/03/19(土) 23:49:24 ID:0dqxup2QO


今ので第三話終了です。
間違えたり、すみませんでした。

まだ四話が書き終わらないので、またしばらくあきます。

何か指摘、感想、質問等ありましたらどうぞ。
よろしくお願いします。

53: 2011/03/21(月) 01:37:51 ID:dYiBXXZkO


彼女と出会ったのは、一年前のことだ。

初対面で彼女に、私はあなたの愛人の子供なんですといわれて。


私は、深い絶望とともに、頭の隅で他人事のように、まああの父のことだからありがちな話だと思った。

そして、自分の生徒に父親の罪を背負う者がいることに悲しんだ。





(*゚ー゚)してはいけない恋をするようです

第四話

54: 2011/03/21(月) 01:38:47 ID:dYiBXXZkO


( ´∀`)目がおかしい、か。


手を出されているのはどっちだ。私の方じゃないか。

大体、彼女はまだ18にもなっていない。


私はもう50だ。
独身だから、まだ子供はいない。結婚するつもりもない。父のようになりたくないからだ。

55: 2011/03/21(月) 01:39:17 ID:dYiBXXZkO


母は16で私を生んだ。当時父は18で、今は68。
で、しぃは今17だから、父が51で子供を作っていたことになる。



( ´∀`)…いつ産んだ、とかを考えると、なんだか生々しいですね。


それに、そんなことを考えると、50の私がしぃを汚しても許されるような気がしてしまう。

父が許されたのだから、だなんて、陳腐な考えだ。

56: 2011/03/21(月) 01:40:25 ID:dYiBXXZkO

( ´∀`)………

日に日に彼女に引き込まれて行く気がした。
出会った時はあんなに嘆いたのに。
彼女への感情も、無関心から遠ざかっていく。



( ´∀`)怖い、です。


このまま彼女に引き込まれたら。
何か、いけない、悪いことが起こってしまう気がした。

校長室に、生ぬるい風が入ってくる。


いつか、しぃと白鳥の湖の曲を聞いたことを思い出した。
彼女は、オデットではない。

57: 2011/03/21(月) 01:40:44 ID:dYiBXXZkO



黒鳥だ。
あの、恐ろしいほど魅惑的で、美しい。ジークフリートを惑わした鳥。

彼女に恋をしてはいけない。

しぃは、禁忌なのだ。

やめよう。
この危ないしぃへの気持ちも、忘れよう。


私は彼女に無関心でいたいのだから。

58: 2011/03/21(月) 01:42:20 ID:dYiBXXZkO

―――――――
――…



(;*゚ー゚) どうしよう……

ギコ君に告白されてしまった。

(;*゚ー゚) ギコ君は幼なじみだもん…そんなの無理………


でも、今まであんなに仲良かったのに、もし、私が彼をふったら。



(;*゚ー゚) そんなのやだ…。

その時。
私の頭の中に、一つの案が浮かんだ。

59: 2011/03/21(月) 01:43:29 ID:dYiBXXZkO

(*゚ー゚)…そうだ。

モナー先生に相談してみよう。
大好きな先生に。

理由はないけれど、それは絶対しないといけないことのように思えたし、とてもいい考えだと思った。





この頃の私は、多分、自惚れていたから。先生が、私に少しでも興味があると、信じていたから。

先生の気持ちを試すように、


先生は、私がギコ君と付き合った方がいいと思うかを。


残酷なくらい可愛く、聞いてみようと考えていた。

60: 2011/03/21(月) 01:46:05 ID:dYiBXXZkO

―――――――
――――
――

ギコ君から告白されてから、いつのまにか月日は経って。
私は18歳になった。


(,,゚Д゚) しぃ、一緒に帰ろう。

(*゚ー゚) うん。


今私は、ギコ君と付き合っている。

もう、モナー先生の所にも行っていない。

行くつもりも、ない。

61: 2011/03/21(月) 01:47:09 ID:dYiBXXZkO



(*゚ー゚) (モナー先生……)

ギコ君に告白されて、先生に相談して。

ごく普通に、付き合ってみなさい、といわれた。



あの先生の表情は、私が誰と付き合っても、何とも思わない、という意味だった。

(少しは、私のこと気になってくれてたらって、期待…してたのに)

62: 2011/03/21(月) 01:49:04 ID:dYiBXXZkO


ショックだった。頭の中でガラスのような物が割れる音がした。足元がふらついて、血が抜けるような感覚がして、気づいたら、


(*゚ー゚) そうします

呟いていた。


(*゚ー゚) (でも、あの時、もし私が先生に本気で告白していたら、そしたら、何か…なにか……)


(,,゚Д゚) しぃ…?

63: 2011/03/21(月) 01:50:27 ID:dYiBXXZkO

(*゚ー゚) えっどうしたのギコ君。

(,,゚Д゚) いや、ぼうっとしてたから。

(*゚ー゚) ごめんごめん、なんか、今日、朝から眠たくて。


ギコ君は優しい。
おおらかで、いつも私のことを気にしてくれて。

でもたまに、その優しさが、怖い。

64: 2011/03/21(月) 01:51:40 ID:dYiBXXZkO


(*゚ー゚) (そういえば、モナー先生に対しても思ったことがあるなあ)


(,,゚Д゚) しぃ…

(*゚ー゚) えっ………

気付いたら、ギコ君の顔が目の前にあった。

なんでこんなに近いんだろう、なんて呑気に考えて、
ああ、そうか、キスをするのか。恋人なんだから当たり前だ。と、理解した。


そしてすぐに、

頭の中で、嫌だな、という冷たい声が響いた。

65: 2011/03/21(月) 01:53:10 ID:dYiBXXZkO

ぐちゃぐちゃに。
ぐちゃぐちゃになった。

全てが。私の全てが。
全てが。世界の全てが。

ああ、私の人生は終わりだ。
狂ってしまった。
さようならだ。

どこで間違えた。どこで。どこで。


(* ー ) (モナー先生…モナー先生………)

誰か、頃して。



(*゚ー゚) してはいけない恋をするようです


第5話

66: 2011/03/21(月) 01:54:22 ID:dYiBXXZkO


ノックの音がした。
今は、6時半。こんな時間に誰だろうか。
今日は他の先生も少ない。



( ´∀`)…………

( ´∀`)これはこれは、お久しぶりですね。

(* ー )

( ´∀`)その後、 ギコ君とはどうなんですか。

(* ー )

( ´∀`)…………

67: 2011/03/21(月) 01:55:51 ID:dYiBXXZkO




しぃの様子が、おかしい。

…いや、私の視覚がおかしいのかもしれない。私は今、久しぶりに彼女がここにやってきたことに、非常に興奮しているから。


(* ー ) …ろ……んです

( ´∀`)…ん?

68: 2011/03/21(月) 01:56:46 ID:dYiBXXZkO








(* ー ) ギコ君は、頃したんです。

69: 2011/03/21(月) 01:58:33 ID:dYiBXXZkO




( ´∀`)………


(* ー ) 私にキスしようとしたので。嫌だったから、突き飛ばしました。

(* ー ) そしたら、彼、こけちゃって。そのまま気を失いました。ショックだったんですかね。私のこと凄い好きだったみたいだし。


(* ー ) でも、彼ごときが私にそんなことするなんて。ねえ。馬鹿ですよね。私、初めては先生って決めてるのに。



(* ー ) むかついたから、私、ギコ君をぐちゃぐちゃにしたんです。

70: 2011/03/21(月) 01:59:37 ID:dYiBXXZkO


( ´∀`)………

そしたら氏んじゃいました。と、彼女は笑顔でいった。


(* ー ) 好きなんです、先生。先生が。好きで好きで。だから





(* ー ) 先生、私を頃して。


汚れちゃったから、と。

71: 2011/03/21(月) 02:01:52 ID:dYiBXXZkO


それは、今までしぃにされた中で、最上級の告白で、
極上の、誘惑だった。


( ´∀`)……それは

脳が、溶けていく感触がして。
私の中の理性や倫理、正しいものがどんどん崩壊していく。

指を噛むその仕草さえ、愛しい。

72: 2011/03/21(月) 02:03:50 ID:dYiBXXZkO


( ´∀`)私の、望みでした。

私は。


( ´∀`)私は、あなたが

彼女の虚ろな笑顔を見て。

( ´∀`)憎い。でも、愛しかったのです。


彼女の眼に映る、自分を見て。




( ´∀`)…頃したいくらいに。

73: 2011/03/21(月) 02:04:57 ID:dYiBXXZkO



…………。


沢山、寄り道をしてしまった。
互いに愛していたのに。父の罪を背負い、どこかで憎んで生きていた。


そして、
いつのまにか、引き込まれて。

私はもう、あなたから逃げられなくなった。
甘い、果汁のようにまとわりつく誘惑に、手をつけてしまった。

74: 2011/03/21(月) 02:06:47 ID:dYiBXXZkO




さあ。

ぐちゃぐちゃになろう。一緒に。




手首を折って。唇を噛み合って。舐め、吸い取りあって。舌を絡め合って。全てを刺しあって。心臓を触りあって。

指を。声を。

75: 2011/03/21(月) 02:07:51 ID:dYiBXXZkO




共に、頃し合おう。
そして、永遠に。


(* ー ) 愛してる。





してはいけない恋をするようです

終わり

76: 2011/03/21(月) 02:14:30 ID:dYiBXXZkO
これで、(*゚ー゚)してはいけない恋をするようですは終了です。

ここまでお付き合いして頂き、ありがとうございました。
きちんとした恋愛ものを書くのは初めてでして、しかもブーン系の作者としてまだまだ未熟な自分には、本当に難しかったです。

でも、いい経験になりました。
次からは、一回の投下の長さやテンポ、1話1話の方式にするか否かをよく考えていきたいです。今回は、短編形式でまとめてするべきでした…ごめんなさい。

そして沢山の意見、ありがとうございました。

77: 2011/03/21(月) 02:16:15 ID:dYiBXXZkO


あとがきが長くなってすみません…。

指摘、感想、質問等あればどうぞ。
よろしくお願いします。

83: 2011/03/21(月) 19:32:55 ID:KlMOR.SA0
読んでたよー。面白かった!おつおつ

引用: (*゚ー゚)してはいけない恋をするようです