（　^ω^）「今何時だお？」


（　　^ω）　【AM 9：35】←デジタル時計


（　^ω^）「ふむ、久々に早く起きたお」

（　^ω^）「NEETの僕としては、早く起きるメリットがあんまりないんだけどNE！！」

（　^ω^）

（　^ω^）

（　^ω^）

（　^ω^）

（^ω^　）「さ、ご飯だおご飯」

（　^ω^）「ご飯盛りーの」

（　^ω^）「お茶漬けのもと（海苔）かけーの」

（　^ω^）「お湯かけーの」

（*＾ω＾）「お茶漬けの完成だお！」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「なんか最近、独り言増えた気がするお」

（*＾ω＾）「ハムッ、ハフハフ、ハフッ！！」

（*＾ω＾）「お茶漬けうめえｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

（*＾ω＾）「手間もかからず汁物もいらない」

（*＾ω＾）「しかも美味しいとくりゃおめェ」

（*＾ω＾）「忙しい朝にピッタリだお！！」

（*＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「まぁ別に僕は忙しくないんだけどね」

（*＾ω＾）「ふぅ、食った食った」

（　＾ω＾）「お茶漬けってけっこうお腹膨れるおね」

（　＾ω＾）「あ、そういえば、僕お茶かけてないお」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「かけたこともないお」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「今度チャレンジしてみるかお」

（　　^ω）　【AM 10：02】


（　＾ω＾）「ふむ」

（　＾ω＾）「このままPC起動させて、電脳の海を漂うのもいいけど」

（　＾ω＾）「せっかく早く起きたし、いつもと違うことしたいお」

（　＾ω＾）「さて、どうしよう」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（*＾ω＾）「新しいオナヌーの開発とか……」

（*＾ω＾）

（*＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「数秒前の僕をぶん殴ってやりたいお」

（　＾ω＾）「あ、そういえば」

（　＾ω＾）「今日はドクオがバイト休みの日だおね」

（　＾ω＾）「なんで知ってるかって？」

（　＾ω＾）「数少ない友達のことだもの」

（　＾ω＾）「そんくらい必氏で覚えるお」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）（……………………）

（　＾ω＾）「何も言うまい」

（　＾ω＾）「ていうことで、ドクオを呼ぶお」

（　＾ω＾）「狭いアパートの一室だけど」

（　＾ω＾）「どうせ僕しか住んでないし、ドクオ一人ぐらいなんでもないんだお」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「はたして僕は、一体誰に話してるんだお？」

（　　＾ω）つ】　ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

（　＾ω＾）】 ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

（　＾ω＾）】 ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

（　＾ω＾）】 ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

（　＾ω＾）】

('A`)】『はいもしもし』

(　^ω^)】「あ、ドクオかお？今すぐ僕の家に来いお。以上」

(；'A`)『え？ちょ、おま(　^ω^)つ】ｶﾞﾁｬ

(　^ω^)「ふぅ」

(　^ω^)「これでよし」

(　^ω^)「ちょっと強引だったかお？」

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「まぁいいか」

(　^ω^)「ドクオだし」

――10分後――

(　^ω^)「お」　　　　　　　　　　　　　　　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ＞


　　三(　　^ω)「はいおー」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾞﾁｬ(　　^ω)　　　(A` )

('A`)「よう」

(　^ω^)「お。よく来たな、三代目勇者よ……」

('A`)

('A`)

('A`)

('A`)「わんもあたいむ」

(　^ω^)「よく来たな。三代目勇者よ……」

('A`)

('A`)

('A`)

('A`)「わんすもあ」

(　^ω^)「よく来たな（ｒｙ」

('A`)「わんすもあ」

(　^ω^)よく（ｒｙ「」

('A`)「わんｓ（ｒｙ」

(　^ω^)「（ｒｙ」

('A`)「（ｒｙ」

(　^ω^)

('A`)

(　^ω^)

('A`)

(　^ω^)「よく来たな」

(　^ω^)「三代目勇者よ……」

('A`)

('A`)（…………）

('A`)「今日こそ」

('A`)

('A`)「お前を討つ！！」

(　^ω^)「お。まぁ上がれお」

('A`)

(；'A`)「えぇぇ……」

(　^ω^)「ふぅ」

('A`)「なぁブーン」

('A`)「突然電話かかってきてさ」

(＾A＾)「今すぐ僕の家に来いお！！」

('A`)「って言われたらさ」

('A`)「お前どう思う？」

（　＾ω＾）「僕が言われたらかお？」

（　＾ω＾）「そんなのもちろん」

（*＾ω＾）「嬉しいに決まってるじゃないかお！」

('A`)

（*＾ω＾）「だって、友達に遊びに誘われてるんだお！？」

（*＾ω＾）「嬉しい以外に何があるってんだお！！」

('A`)

('A`)

('A`)「そうだな」

('A`)「お前はそういう奴だったよ」

('A`)「俺が悪かったな」

('A`)「ところでこの床、なんでこんなにチクチクするんだ？」

(　^ω^)「さぁ……いっつもいつの間にか、こうなってしまうんだお」

('A`)「んー、何がチクチクしてんのかもよく分かんないし……」

(　^ω^)「とりあえず掃除機かけるお」

('A`)「俺が来る前にかけとけよ……」

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「ドクオならいいかなと」

(；'A`)「なんでそうなるんだよ……」

(　^ω^)「よし、掃除機かけおわったお」

('A`)「さっきよりだいぶマシになったな」

(　^ω^)「掃除機様様、だおね」

(　^ω^)「そしてそれを使いこなす僕」

(　^ω^)「僕を崇めろお」

('A`)

('A`)

('A`)

('A`)「だからなんでそうなるんだよ……」

(　^ω^)「ねぇドクオ」

(　^ω^)「ドクオは、占いとか好きかお？」

('A`)「占い？あー、朝の番組の星座占いとかはたまに見るな」

('A`)「何だ？お前、もしかして占ってくれるの？」

(　^ω^)「いや、聞いただけだお」

(　^ω^)「第一、僕にそんな技術なんかあるわけないお」

(　^ω^)「無茶言うなよ」

('A`)

('A`)

('A`)

('A`)「ごめん」

(　^ω^)「あ」

(　ФωФ)「ニャー」

(；'A`)そ「うおっ！！黒猫！？」

（*＾ω＾）「いっつもうちに遊びにくるんだお。可愛いやつだお」

('A`；)「あー、窓から入ってきたのか……ビックリした……」

(　ФωФ)「ニャー」

（*＾ω＾）「あーはいはい、ご飯だおね。ちょっと待ってろお」

　　三（　＾ω＾）

(；'A`)「…………」

(　ФωФ)「…………」

(；'A`)「…………」

(　ФωФ)「…………」

(　ФωФ)ﾌﾝ……

(；ﾟAﾟ)そ「！！！！」

(；ﾟAﾟ)（鼻で笑いやがった！！！）

(；ﾟAﾟ)「おのれ猫コラァ！！」

　　　　三(　ФωФ)

(；ﾟAﾟ)「あっクソ！逃げやがった！！」

(；'A`)（…………）

('A`)「なんだろうこの敗北感」

（*＾ω＾）「ほーらロマネスク、猫缶やるお」

（　ФωФ）「ニャー」

　　　三（　ФωФ）　　／~~~＼←猫缶の中身を移した器

('A`)「ロマネスク？」

(　^ω^)「あぁ、あの猫の名前だお」

(　^ω^)「なんか強そうな名前だお？」

('A`)

('A`)

('A`)「いや、憎しみしか感じねーや」

(　ФωФ)=３ｹﾞﾌ

(　^ω^)「食い終わったみたいだおね」

('A`)「俺も腹減ってきたな」


（　　^ω）　【AM 11：35】


(　^ω^)「ちょっと早いけど、僕たちもお昼ごはんにするかお」

('A`)「だな」

(　^ω^)「ドクオ、お昼ご飯はあるかお？」

('A`)「あいどんとはぶ」

(　^ω^)「最初っから僕に食わせてもらうつもりだったおね……」

('A`)「まぁそういうこったな」

(　^ω^)「じゃあそんな甘えん坊なドクオ君のために」

（*＾ω＾）「カレーでも振る舞ってやるかお！」

(*'A`)「いぇーい」

(*ФωФ)「ニャー」

('A`)「お前はもう食っただろ」

(´ФωФ)

(　^ω^)「じゃあ作ってくるから、ドクオはここで待ってるお」

('A`)「あぁ、なんか手伝おうか？」

(　^ω^)「台所が狭いから、むしろ邪魔になるお」

('A`)「そうか……じゃあ待ってるよ」

(　^ω^)「そうしろお。あ、用があるならこっち来いお」

（　＾ω＾）「集中するから多分呼んでも聞こえないからNE！！」

　　　三(　^ω^)

('A`)「…………さて」

( 'A`)　　　　　(ФωФ　)

( 'A`)　　　　　(ФωФ　)

( 'A`)　　　　　(ФωФ　)

( 'Aﾟ)ｸﾜﾜｯ　　Σ(ФωФ；)ﾋﾞｸｯ

(ﾟAﾟ)「おい猫」

(ﾟAﾟ)「いや、ロマネスク」

(ﾟAﾟ)「一矢報いねぇとな」

(ﾟAﾟ)「俺のプライドに傷が付きっぱなしなんだよ」

(#ﾟAﾟ)「覚悟しやがれぇぇぇぇぇ！！！！」

(　ФωФ)ﾌﾝ……

(##ﾟﾟAﾟﾟ)「てんめええええええええええええええええ！！！！！！」


　　三三(##ﾟﾟAﾟﾟ)ｳｫｫｫｫｫ!!!　　(ФωФ　)　　┬┬


　　　　　ｽｯ(ФωФ　三(##ﾟﾟAﾟﾟ)そ　三三ﾌｯ ┬┬


(；ﾟAﾟ)「クソッ！！股の下をくぐっていきやがった！！」

(；ﾟAﾟ)「てか机！！あっ！！嫌！止まって！止まって私の体！！」


(ﾟAﾟ)「アッーーーー！！！！」

(ﾒﾒﾒ'A`)「…………」

(　ФωФ)「…………」

(ﾒﾒ'A`)「俺が悪かったよロマネスク……」

(　ФωФ)「ニャー」

('A`)「許して……くれるのか……？」

(　ФωФ)「ニャー」

(*'A`)「ロマネスク……」

(#ﾟAﾟ)「油断したなバカめぇぇぇぇぇぇぇ！！！！」

(#ﾟAﾟ)「所詮は畜生だなァァァーーー！！！」


　　　　三三(#ﾟAﾟ)ｼﾈｪｪｪｪ　(ФωФ　)


　　　　　　　　　　ﾄﾞｸﾞｼｬｱｱｱ
　　　ｷﾞｬｱｱｱｱｱ(ﾟﾟAﾟﾟ(⊂二(ФωФ　)


::( A )::ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

(　ФωФ)「…………」

( A )「なぜだ……」

( A )「なぜ俺は、お前に勝てない……！」

(　ФωФ)「…………」

(# A )「なぜ俺は、お前を倒せない……！！」



（　ФωФ）「我輩を倒せるのは、魂の込められた拳のみ！！」



(；ﾟAﾟ)そ「！！？？」

(；^ω^)「カレーできたおー……って、なんで机がひっくり返ってるんだお！？」

(；ﾟAﾟ)「しゃべったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！」

(；^ω^)そ「ちょ、ドクオ！？」

(；ﾟAﾟ)「あうあうなことしゃべったああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」

(；^ω^)「ドクオ、落ち着くお！！スポンジボブなんてどこにもいないお！」

(ﾟAﾟ)「猫怖い猫怖い猫怖い猫怖い猫怖い猫怖い」

(；^ω^)「猫？ロマネスク、お前なんかしたのかお？」

(　ФωФ)「ニャー」

(ﾟAﾟ)「You're gonna be my VIP STAR今日も立った妹スレはいはいわろすｷﾀｺﾚのVIP STARそんなエサに俺は……」

　 　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　(　^ω^)
　　⊂彡☆))'A`)

('A`)そ「ハッ！俺はいったい何をｓ」

　 　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　(　^ω^)
　　⊂彡☆))'A`)

(#)；'A`)「えっ、ちょおいブーｎ」

　 　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　(　^ω^)
　　⊂彡☆))'A`)

　 　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　(　^ω^)
　　⊂彡☆))'A`)

　 　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　(　^ω^)
　　⊂彡☆))'A`)

( A )「…………」

(　^ω^)「やっと静かになったお」

(　^ω^)「ドクオ、起きるお」

( A )

('A`)そ

('A`)

('A`)

('A`)「悪夢を見ていた気がする」

(　^ω^)「気のせいだお」

(　ФωФ)「ニャー」

(*'A`)「お、カレーできたのか」

（*＾ω＾）「ふっふっふっ、隠し味に牛乳を入れてみたのだお」

('A`)「先に言ったら隠した意味がないじゃねーか」

(　^ω^)

（*＾ω＾）「そんなことはどうでもいいんだお！いただきまーす」

(*'A`)「いただきまーす」

(*ФωФ)「ニャー」

(　^ω^)「あ、玉ねぎ入ってるからロマは駄目だお」

（´ФωФ）

(*'A`)「お、うまいうまい」

（*＾ω＾）「一人暮らしの中で身に付けた技術だお！」

('A`)「そういやお前一人暮らしか」

('A`)「働いてないのにどうやって暮らしてんの？」

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「ドクオ、冷めるからさっさと食べるお」

(；'A`)「おう」

('A`)「ふぅ、食った食った」

(　^ω^)「皿も洗い終わったお」

(　ФωФ)「ニャー」

(　^ω^)「お？遊んでほしいのかお？じゃあこれだおね」

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──⊂(^ω^　)


('A`)「なんだそれ？」

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──⊂(^ω^　)「猫じゃらしだお。河原に生えてるやつを、常にストックしておいてるんだお」


('A`)「へぇ……アウトドア派なニートなんだな」

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──⊂(^ω^　)「うるせぇお」

('A`)「ん？ロマネスクって、いっつもここに来るんだよな？」

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──⊂(^ω^　)「そうだお？」


('A`)「お前、ロマネスクが来るたびにこれやってんのか？」

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──⊂(^ω^　)「当たり前だお。ロマはこれが好きなんだお」


(；'A`)「床のチクチクって、猫じゃらしの毛じゃね？」

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──⊂(^ω^　)

　
(　ФωФ)　　　　　　　　(^ω^　)


(　ФωФ)　　　　　　　　(^ω^　)


(　^ω^)「ロマ。いい加減にするお」

（´ФωФ）

ご飯きうけいするます

(　^ω^)「ドクオ、ちょっと相談があるんだお」

('A`)「あ？」

(　ﾟωﾟ)「この部屋ね……『出る』んだお……」

('A`)「どうせ水道から水がー、とかだろ？」

(　^ω^)「なんでお前にライフラインの相談せにゃならんのだお」

('A`)「あー、じゃあガスか」

(　^ω^)「お前もなかなか人の話を聞かない奴だおね」

(；^ω^)「ちーがーうーおっ！」

(；^ω^)「普通『出る』って言ったら幽霊とかお化けのことだお！？」

(；^ω^)「そんくらい分かれお！」

('A`)「ごめんわざと」

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「話を進めるお」

(　^ω^)「最近この部屋で、僕じゃないものの気配がすることがあるんだお」

('A`)「へー」

(　^ω^)「真面目に聞けお」


(　^ω^)「気配の他にも、僕が寝てる時に変な物音がすることがあるんだお」

::(；ﾟωﾟ)::「この間なんか、誰もいないはずのトイレが勝手に流れたんだお……」

(；^ω^)「どうだお？怖くないかお？」

('A`)「へー」

(　^ω^)「真面目に聞けお」

('A`)「いや、そうは言われてもさ」

('A`)「俺は霊媒師でもイタコでもないし」

('A`)「そもそも霊能力の類も持ってないし」

('A`)「一体どうしろと」

（　＾ω＾）「それもそうだおね。君に相談した僕がバカだったお」

('A`)

('A`)

('A`)「なんだろう、この敗北感」

('A`)「ちょっとトイレ借りるな」

(　^ω^)「あいおー」


('A`)（霊……ね……）

('A`)（そりゃあ、背後に気配を感じる程度なら何回かあるけどさ……）

('A`)（そういうのも気のせいなんだろうし……）

　　　( 'A)ｶﾞﾁｬ


(´･ω･`)「やぁ」


　　　(　A)　ﾟ　ﾟ　　　(･ω･`)

(´･ω･`)「どちら様ですか？」

(；ﾟAﾟ)「俺のセリフだよ！誰だよテメェ！！」

(´･ω･`)「あぁ、他人に名前を聞くときはまずは自分から、だね」

(´･ω･`)「僕はショボン」



(´･ω･`)「『幽霊』さ」



(；ﾟAﾟ)「『探偵さ』みたいに言わなくていいわ！別にかっこよくないわ！」

(´･ω･`)「君はやたらと騒がしいね。少し落ち着いたほうがいいよ」

(；ﾟAﾟ)「誰のせいだよ！！」

(　^ω^)「ドクオ、誰と話し……て……」

(；ﾟωﾟ)「！！？？」

(´･ω･`)「どちら様ですか？」

(；^ω^)「こっちのセリフだお！！」

(´･ω･`)「まぁまぁ落ち着いて。この消臭剤はサービスだから、まずは落ち着いてほしい」

(　ﾟωﾟ)「これはウチの消臭剤だお！アンタは一体誰だお！？ふーあーゆー！？」

(´･ω･`)「ぼくｈ('A`)「こいつは幽霊のショボンさんだとさ」

(´･ω･`)

(´･ω･`)

(´･ω･`)「ねぇ君」

('A`)「？　俺か？」

(#´ﾟωﾟ`)「ぶちころすぞ」

(；'A`)そ「うぉっ！？」

(#´ﾟωﾟ`)「幽霊になった僕には、こうして話すことぐらいしかできることは無いのに」

(#´ﾟωﾟ`)「その第一歩たる自己紹介に横槍入れるたぁ」

(((#´ﾟ ﾟωﾟﾟ`)))「いい度胸してんじゃねぇか！！あァン！？」

(；'A`)「あー、えーっと……ごめんなさい」

(((#´ﾟ ﾟωﾟﾟ`)))

(´ﾟωﾟ`)

(´･ω･`)

(´･ω･`)「分かればいいんだよ分かれば」

('A`)（なんか俺、謝ってばっかりな気がする）

(´･ω･`)「あ、ちなみに君」

(；^ω^)「僕ですかお？」

(´･ω･`)「うん。君のことは知ってるよ。ブーン君だよね」

(　^ω^)「あ、もしかして、最近感じてた気配はあなたですかお？」

(´･ω･`)「そうじゃないかな。最近はよくここに来るからね」

(；^ω^)「はぁ……そうだったんですかお……」

(´･ω･`)「それから、さっきからの会話も聞いてたから、君がドクオっていう名前だってことも知ってるよ」

(；'A`)「じゃあなんで聞いたんだよ……」

(´･ω･`)「紳士のたしなみ、かな。挨拶は大事だよ」

(；'A`)「腑に落ちねえ……」

(´･ω･`)「社会が悪いな」

(；^ω^)「ま、まぁこんなトイレの前じゃなんですし、どうぞこっちに来てくださいお」

(´･ω･`)「そうしようかな。ドクオ君は用を足しに来たんだろう？」

(；'A`)「あ、あぁ、そうだった」

(´･ω･`)「それじゃあブーン君、行こうか」


(´･ω･)「あ、ドクオ君」　　　　　　　？(A`；)


　　ﾆｺｫｫ
(´＾ω＾)「ゆっくり楽しんでね」　　　Σ(Aﾟ；)


(；ﾟAﾟ)「誤解すんなボケ！！！」

（　＾ω＾）「えっと、まずはあなたのことが知りたいですお」

(´･ω･`)「僕のこと？」

(´･ω･`)「僕はショボン。ピチピチの享年23歳さ」

（　＾ω＾）「たぶん享年ってそういう使い方じゃないけど、話を続けてくださいお」

(´･ω･`)「生前は、駅前で小さな洋服店を経営していたんだ。それなりに流行ってたんだよ」

(　^ω^)「その若さで駅前にお店持ってたんですかお。すごいお！」

(´･ω･`)「うん」

(´･ω･`)「まぁ嘘なんだけどね」

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「おい」

(´･ω･`)「まぁ本当はただの大学生だったのさ」

(´･ω･`)「んで、なんで氏んじゃったかっていうと、」

(；^ω^)ｺﾞｸﾘ･･･


(´･ω･`)「テクノブレイクって知ってる？」


(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「あ、はい」

(´･ω･`)「あれは、２年前の夏の暑い日のことだったよ……」


――――※ここから回想※――――


(*´ﾟωﾟ`)「ウッヒョォーー！！」

(*´ﾟωﾟ`)「二次元サイコォォォーーー！！！」

(*´ﾟωﾟ`)「しゅごぃぃぃぃぃぃ！！手が止まらないのォォォォォ！！！！」

(*´ﾟωﾟ`)「そう……。そのまま飲みこんで。僕のエクスカリバー……」

(*´ﾟωﾟ`)「あァァァァァ！！！！おーん！！！プテラノドーン！！！」

(*´ﾟωﾟ`)「昇っちゃう！！僕、昇っちゃうのォォォォォォォォォ！！！！」

(((*´。ωﾟ`)))「アッーーーーー！！！！！！」


――――※ここまで回想※――――

(´･ω･`)「あれから２年、僕はこの世を彷徨って……ってなんで離れていくのさブーンくーん」

（；＾ω＾）「思ってたよりもずっとショッキングだったおぉぉ！！！」

――――※その頃トイレのドクオ君は※――――

('A`)

('A`)

('A`)「トイレってなんでこんなに落ち着くんだろう」

('A`)

('A`)

('A`)「なんかイカ臭いけど」

('A`)

('A`)

('A`)「ブーンではないな、隠れる意味がないだろアイツ」

('A`)

('A`)

('A`)

('A`)「あンの腐れゴースト……」

（；＾ω＾）「もう氏因とか生前とかどうでもいいから、僕の家にいた理由を教えてくださいお！」

(´･ω･`)「いや、別に君の家に特別居たかったわけではないんだけどね」

(´･ω･`)「探し物をしていたのさ」

(　^ω^)「探し物？」

(´･ω･`)「うん」

(´･ω･`)「僕の子供のころの夢を書いた紙なんだけどね」

(´･ω･`)「生地に混ぜて焼けばパンが喋り出ｓ (　ﾟωﾟ)「謝れ！！今すぐみんなに謝れ！！」

(´･ω･`)「ちょっとした冗談だよ……」

(；^ω^)「僕がショック氏するからやめるお」

('A`)「うーっす」

(　^ω^)「おかえりだおドクオ」

('A`)「今どんな流れなの？」

(　^ω^)「カクカクシカジカ、というわけだお」

('A`)「はあく」

(´･ω･`)「でもね、探し物をしてるのは本当なんだ」

(´･ω･`)「指輪、なんだけどね」

(　^ω^)「指輪、ですかお」

(´･ω･`)「うん。僕が小さい頃に母親からもらった、大事な指輪なんだけど」

(´･ω･`)「成長するにつれて、どこかに無くしちゃったようでね」

(´･ω･`)「それを見つけるまでは氏ぬに氏ねなくてね」

(´･ω･`)「２年間、ずっと探してたんだ」

(　^ω^)「僕の家にいたのは、この辺を探す拠点にしてたから、なのかお？」

(´･ω･`)「そういうわけだね。これからもしばらくここにいるから、よろしくね」

(　^ω^)「お。よろしくだお！早く見つかるといいおね！」

('A`)「でも、いつ、どこに落としたのかもわからないんだろ？」

('A`)「もう処分されたんじゃねーの？」

(´･ω･`)「そうかもしれない」

(´･ω･`)「でも、『まだどこかにある』かもしれないだろう？」

(´･ω･`)「だから僕は探し続ける」

(´･ω･`)「いつまででもね」

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──


(　^ω^)「ロマ」

（´ФωФ）

（　^ω^）「でも仮に見つけたとしても、霊体のショボンさんが触れるのかお？」

(´･ω･`)「本気出せば、この世に干渉することだってできるんだよ」

(´･ω･`)「あれ？そういうの知らない感じ？マジで？（笑）幽霊の常識なんですけど？（笑）」


(´＾ω＾`)「おっくれってるゥ～～ｗｗｗｗｗｗｗ」


:::(##ﾟωﾟ):::ﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷ

(；'A`)そ（あの温厚なブーンがキレてる！！）

(´＾ω＾`)「あ？キレた？キレた？殴っていいよ？殴れるもんならね（笑）」


(##ﾟω)つ】ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ


(## ﾟωﾟ)】ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ



(## ﾟωﾟ)】「あ、霊媒師の方ですかお？除霊頼みたいんですけど」

(；´ﾟωﾟ`)「ストップ！！ストーーーーップ！！！」

(´；ω；`)「ごめんね、本当にごめんね」

(##ﾟωﾟ)「別に怒ってないお」

(´；ω；`)「一回鏡見てきなよ……リアル般若だよ……」

(´；ω；`)「ごめんね、もう二度と言わないからさぁ」

(##ﾟωﾟ)「怒ってねーって言ってんだろ」

(´；ω；`)「ポテロング持ってくるからさぁ」

(##ﾟωﾟ)「わさビーフも追加だお」

(´；ω；`)「分かった、持ってくるよ……」

(；'A`)（幽霊をパシらせてやがる……）

(´；ω；`)「じゃあ持ってきます……」

　　　　　　～(´；ω；)

(##ﾟωﾟ)

(　ﾟωﾟ)

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「ふぅ」

('A`)「あいつ、どこからお菓子持ってくるんだろうな」

(　ﾟωﾟ)「僕の知ったことじゃないお」

(；'A`)「…………」

('A`)（こいつをキレさせちゃいけない）

　　　　　三(　ФωФ)

('A`)「あ、ロマネスクが行っちゃった」

（　＾ω＾）「もともと猫は気まぐれな生き物なんだお、でもまた明日には来るはずだお」

('A`)「ところで、なんでロマはここに来るようになったんだ？」

（　＾ω＾）「たまたま来たところにエサあげたらなつかれたんだお」

('A`)

（　＾ω＾）

('A`)

（　＾ω＾）

('A`)「ありがちだな」

（　＾ω＾）「ありがちだお」

（　＾ω＾）「ドクオ、クルミって知ってるかお？」

(；'A`)「そんくらい知ってるよ……」

（　＾ω＾）「僕ね、最近クルミをよく食べるようにしてるんだお」

('A`)「へぇ、なんで？」

（　＾ω＾）「クルミって頭にいいらしいんだお」

（　＾ω＾）「古代のどこだかでも、実が脳みそに似てるから頭にいいって言われてたらしいし」

（　＾ω＾）「最近の研究の結果でも、脳みそにいい成分が多く含まれてるらしいんだお」

（*＾ω＾）「クルミをいっぱい食べて、頭良くなるんだお！」

('A`)

('A`)

('A`)

('A`)「……いいんじゃないかな……」

(´･ω･`)「ただいまー」

（　＾ω＾）「あたかも自宅のように言うんじゃねーお」

('A`)「意外と早かったな。どこから持ってきたんだ？」

(´･ω･`)「幽霊専用のお店が駅前にあるのさ」

(；'A`)「駅前かよ……」

（　＾ω＾）「まだお腹いっぱいだから、ここに置いておくお」

('A`)「なぁ、なんで俺たちにはショボンが見えるんだ？」

(　^ω^)「そういえば不思議だお。僕らは霊能力者じゃないお」

(´･ω･`)「さっきも言った通り、僕らは本気を出せばこの世に干渉できるのさ」

(　^ω^)「じゃあショボンさんは今、本気を出してる状態なのかお？」

(´･ω･`)「そういうことになるね」

('A`)「あんまり本気出してるように見えねーけどな」

(´･ω･`)「バカを言っちゃいけない」

(´･ω･`)「もうずっと腹筋ピクピクしっぱなしさ」

(　^ω^)

('A`)

(´･ω･`)

('A`)「……腹筋に力込めるんだ……」

(´･ω･`)「ところで、君たちにお願いがあるんだ」

（　＾ω＾）「なんだお？」

(´･ω･`)「さっき言ってた指輪なんだけど」

(´･ω･`)「もし君たちが見つけたら、」

(´･ω･`)「拾っておいて欲しいんだ」

（　＾ω＾）

('A`)

（　＾ω＾）

('A`)

（　＾ω＾）「「おｋ」」('A`)

(；´･ω･`)「ちょっと！なんなのさその間は！」

（　＾ω＾）「あー、おっけー、おっけーなんだお」

(；´･ω･`)「ねぇ大丈夫！？信用して大丈夫なの！？」

('A`)「心配すんなって、きっちりゴミとして捨てとくからさ」

(；´ﾟωﾟ`)「それは大丈夫って言わねえんだよ！！捨てんな！！」

（　＾ω＾）「「ちょっとした冗談だよ（お）……」」('A`)

(´･ω･`)

(´･ω･`)

(´･ω･`)「くそう、くそう」

（　＾ω＾）「でもよく考えたら、どんな指輪だか分かんないお」

(´･ω･`)「それもそうだね。説明するのもなんだし、絵にしてみるよ」

....〆(･ω･｀ )ｶｷｶｷ

....〆(･ω･｀ )ｶｷｶｷ

....〆(･ω･｀ )ｶｷｶｷ

(´･ω･`)「できた、こんな感じなんだ」

('A`)「んー、どこにでもありそうな指輪だな」

(´･ω･`)「プラスチックの、赤いガラスがくっついた指輪なんだ」

（　＾ω＾）「善処するお」

(；´･ω･`)「それ、ダメな時にありがちな言葉だよね！？」

（　ФωФ）「ニャー」

('A`)「なんだ、お前も戻ってきたのか」

（　＾ω＾）「そういえば寒くなってきたおね」

(´･ω･`)「僕は寒さは感じないけどね」

（　＾ω＾）「お？ロマ、お前何咥えてるんだお？」


（　ФωФ）　⊂（＾ω＾　）


（　ФωФ）○⊂（＾ω＾　）


（　＾ω＾）「指輪？」

（；´･ω･`）「あっ！！それもしかして！！」

ｱｯ（；＾ω＾）つ ﾊﾞｯ　ミ(；´･ω･)つ○


(；´･ω･`)「間違いない……これだ！！」


(；ФωФ)（；＾ω＾）(；'A`)「「「な、なんだってー！！」」」


(ФωФ　)　 　(ﾟωﾟ；)(ﾟAﾟ；)「「！！？？」」

(´；ω；`)「……やっと見つけたよ……母さん……」

(´；ω；`)「君たち、ロマネスク君、本当に、本当にありがとうね」

（；＾ω＾）「や、僕は何もしてないお」

(´；ω；`)「これで僕は、安心して逝くことができるよ……」


(´；ω∵：.:'.:;.'':.''　ｻﾗｻﾗｻﾗ


(；'A`)「あぁっ！ショボンが！！」

（；＾ω＾）「消えていくお！！」

:;:.'.:;.:::.''..::.:''.:.::::.::'':.::':..''..:.:''　ｻﾗｻﾗｻﾗｻﾗ


（；＾ω＾）「……成仏……したのかお……？」

('A`)「いい奴……だったのかもな……」

（　＾ω＾）（……………………）

('A`)（……………………）

（　＾ω＾）（……………………）

('A`)（……………………）

　　　　　　　　　,,,,,,
(*ФωФ)つ”　○──


（　＾ω＾）「ロマ」
　　　_, ,_
（　ФωФ）

（　＾ω＾）「お？なんか落ちてるお？」

(；'A`)「！！　おいこれ！！」

　　　　　　 ↓指輪
（　＾ω＾）つ○　　　　('A`；)

　　_, ,_
（；＾ω＾）「…………」
　_, ,_
（；'A`）「…………」
　　_, ,_
（；＾ω＾）「力……尽きたのかお……」
　_, ,_
（；'A`）「…………」

(　ФωФ)「ニャー」

('A`)「ところで今って何時だ？」


（　　^ω）　【PM 5：55】


(　^ω^)「ファイズだお」

(；'A`)「めんどくせー言い方するんじゃねーよ……」

('A`)「んじゃそろそろ帰るわ」

(　^ω^)「もう帰るのかお？」

('A`)「明日もバイトあるからな」

(　^ω^)「そうかお、気をつけて帰るんだお」

('A`)「あぁ、じゃあな」

(　 ^ω)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊﾞﾀﾝ＞

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「友達と別れた後の、この何とも言えない気持ち」

(　^ω^)

(　^ω^)「あるある」

(　^ω^)「疲れたし、夕飯食って風呂入って寝るかお」

(　ФωФ)「ニャー」

(　^ω^)「お前まだいたのかお」

(　^ω^)「言っとくけど、猫じゃらしは今後しばらく無しだお」

(´ФωФ)

(　^ω^)

(　^ω^)「まぁ……新しいおもちゃ買って来るまで待ってろお」

(*ФωФ)「ニャー」

(　^ω^)「現金な奴だお」

(　^ω^)「さーてと、夕飯作るかお」

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「ポテロングとわさびーフでいいか……」

(；^ω^)「うぅ、なんて喉が渇くチョイスをしてしまったんだお僕は」

(；^ω^)「さながら、巌流島の決戦をドタキャンした時のような気持ちだお」

(　^ω^)

(　^ω^)

(　^ω^)「我ながら意味不明だお」

(　ФωФ)「ニャー」

(　^ω^)「ロマは優しいおね」

（*＾ω＾）「いーい湯っだーなっｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗアハハｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

（*＾ω＾）「つーめてーぇーなｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗアハハｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

（*＾ω＾）「ヤバい、今の僕輝いてる」

（*＾ω＾）「カラオケだったら余裕の100点超えだお」

　　　_, ,_
（　ФωФ）

（　^ω^）「なんでそんな顔するんだお」

（　^ω^）「ていうかお前、なんで風呂場にまで来てるんだお」

（*＾ω＾）「風呂上がりは爽やかな気持ちになるおね」

（　^ω^）「ここで牛乳かなんかを一気飲みしたら、さぞかし爽快なんだろうお」

（　^ω^）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「そういえば僕、それやってお腹壊したことあったお……」

（　＾ω＾）「湯ざめしないうちに寝るお」

（　＾ω＾）「それにしても『湯ざめ』って、結構凄いネーミングセンスだおね」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「出現！巨大熱湯生物、湯ざめ！！」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）「寝るかお」

（　ФωФ）「ニャー」

（　＾ω＾）「お？ロマも一緒に寝るかお？」

（ФωФ　）

（　＾ω＾）「そっちみんな」

（　＾ω＾）「もういいおー、ロマなんかほっといて寝るお」

（　＾ω＾）「おやすみー」

(　-ω-)

(　-ω-)

(　-ω-)ｚｚZ

（　ФωФ）


(　-ω-)　　　（ФωФ　）


(　-ω-)（ФωФ　）


(　-ω-)（＋ω＋　）ｚｚZZ

――――※おまけのドクオ君※――――

('A`)「ただいまーっと」

('A`)～♪「おや、携帯が」

( 'A)つ】　「バイトの先輩……？」

('A`)】「はいもしもし」

('A`)】「え？今日何してたかって？ちょっと友達の家に……」

Σ(ﾟAﾟ)】「今日俺が入る日！！？？」

(ﾟAﾟ)】「えぇぇぇぇ、いやいやいやいや、俺は昨日と明日のはずですけどどどどどど」

　　 シフトが変わった！？

(；ﾟAﾟ)】「ちょ、俺そんなこと聞いてないっすよ！！理不尽ですそんなの！！」

(；ﾟAﾟ)】「え、メールで変更の件について送った？」

(ﾟAﾟ)】

(ﾟAﾟ)】「ﾊｲ、ﾀｼｶﾆ　ｶｸﾆﾝ　ｼﾃﾅｲ　ﾃﾞｽ」

(；'A`)】「もももも申し訳ありませんでした！！！明日店長に謝ってきます！！！！」

(；'A`)つ】　ﾋﾟｯ

('A`)

('A`)

('A`)

＼('A`)／「ｵﾜﾀ」

以上で（　＾ω＾）暇な一日を過ごすようです('A`) は終わりです

エイプリルフールの熱気に当てられて勢いでやってしまった、すまない。

あ、支援くれた人ありがとうございます。正直もらえると思ってなかったんで、涙が目玉ごと落ちそうなほど流れました。

では僕はこれで。さようならです

乙
ほのぼの日常系はやっぱいいなー
個人的にはシリーズ化してほしいくらい好きだ

これ面白いな。みんな面白いキャラなのに続き無いの？