227: 2011/02/17(木) 22:41:29.51 ID:feJ/SofTo
228: 2011/02/17(木) 22:41:55.65 ID:feJ/SofTo
─部室─
唯「ねーねー、目玉焼きって なんの目玉なのかなぁ?」
梓「水牛の眼球です」
唯「ほ、本当に?」
「じゃあパンの耳は なんの耳なの?」
梓「ロバの耳です」
唯「じゃあ王様の耳は?」
梓「しゃぶしゃぶ用の肉です」
澪「やめろ」
律「なんだか焼き肉 食べたくなってきたなぁ」
229: 2011/02/17(木) 22:43:04.36 ID:feJ/SofTo
梓「みなさんは焼肉で、どの部位が好きですか?」
澪「部位とかは よくわからないけど、アレおいしいよな、イベリコ豚」
律「アタシは鳥皮が好きだ」
唯「鳥の皮って焼き肉なの?」
律「ん?」
紬「確かに皮とお肉は違うわね」
唯「皮は お肉じゃないよ!皮は皮だよ!」
「りっちゃんのバーカ!!うんち!!いくじなし!!」
律「アタシは何故ここまで言われなきゃいけないんだ」
紬「唯ちゃんだって機嫌が悪いときくらいあるわよ」
梓「聖女が堕ちる様子は そそりますよね」
澪「ときどき梓が何言ってるか分からないんだけど私だけなのか?」
梓「はい!!」
230: 2011/02/17(木) 22:43:56.35 ID:feJ/SofTo
唯「鳥皮が肉だったら、憂は私の肉を食べていることになっちゃうよ」
澪「聞かなかったことにするからな?」
唯「うん……」
ガチャッ
さわ子「話は聞かせてもらったわ!!」
律「1+1=?」
さわ子「2!!」
唯「お~」
律「すごい」
唯「すごいねぇ」パチパチ
さわ子「これよ!!これなのよ!!」ジ~ン
澪「どれですか」
231: 2011/02/17(木) 22:45:04.82 ID:feJ/SofTo
さわ子「ここに私が3年間溜め続けた私の皮があるから
これで焼き肉パーティをするわよ!!」
ド ン ッ
律「ドンッじゃねぇよ」
澪「バカじゃないですか」
紬「誰得なのかしら」
梓「氏ね」
さわ子「どういうことなの」
唯「こっちが聞きたいよ」
梓「クズが」
澪「まぁまぁ、そこら辺で……」
232: 2011/02/17(木) 22:46:40.91 ID:feJ/SofTo
紬「なぜ自分の皮を3年間も溜め続けたんですか」
さわ子「私ってモノを捨てられないタイプなのよ」
澪「いや、しかし!!」
梓「それじゃウンコも流さないんですか」
さわ子「なに言ってるの、そんなの流すに決まってるじゃない」
澪「バカじゃないのか?」
紬「気が狂ってるのかしら」
唯「恐ろしいよ、あずにゃん」
律「今度は いいヤツに生まれ変われよ」
梓「あ、あれっ!?」
233: 2011/02/17(木) 22:47:50.88 ID:feJ/SofTo
梓「練習しましょう」
律「便利な合言葉だな」
澪「いや、練習は いいことだ」
唯「さわちゃんってけいおん部だった時は練習したの?」
さわ子「そりゃ、したわよ~」
「あれは忘れもしない……
澪「待って下さい待って下さい!!」
「せっかく練習する気になったんだから、さわ子先生の話はまたいずれ」
さわ子「なによ!!私、自分語り大好きなのに!!」
「『えー!!昔デスメタルやってたんですか!?』って驚かれる事に
最近、いけない快感を覚えてきたのに!!」ゾクゾク
唯「そーだよー!さわちゃんのお話聞きたいー!!」
律「聞きたい聞きたい~!!」
紬「この二人、サボることのみに全神経を集中しているわ」
梓「本当は さわ子先生のくだらない人生になど1ミリも興味ないんでしょうに」
唯「いや、さすがにそこまで興味なくはないよ」
234: 2011/02/17(木) 22:48:20.91 ID:feJ/SofTo
澪「いっそ、さわ子先生にギターを教えてもらったらどうだ?」
梓「そうですね、なんだかんだいって上手ですし」
さわ子「もっとホメて!!」
澪「ちゃんと唯にギターを教えたらホメてあげますよ」
さわ子「じゃあじゃあ、教えたら頭なでてくれる?」
澪「え、はぁ」
唯「こ、このままじゃ真面目に練習するハメになっちゃうよ!!」
紬「唯ちゃん、たまにはキチンとしよう?」
梓「私、一生懸命練習している唯先輩、結構好きですよ」
律「唯がレベルアップすれば放課後ティータイム自体がレベルアップするしな」
澪「というワケで練習だ!」
唯「みんなの気がくるった!!」テッテレー♪
235: 2011/02/17(木) 22:49:40.05 ID:feJ/SofTo
ジャンジャン♪ジャカジャカ♪ジャ~ン♪
唯「レベルアップしたよー!!」ゼェゼェ
澪「そうか」
梓「じゃあ鮫の話でもしますか」
唯「あれっ、私、結構がんばったのに特にみんなの感想は無かった」
さわ子「ねえ、ちょっと」
澪「なにか」
さわ子「頭なでてくれる約束じゃなかったの?」
澪「あぁ……生徒に頭をなでられて嬉しいんですか?」
さわ子「うん」
澪「ちょっとかわいく思えた」ナデナデ
さわ子「ん」フルフル
律「おい、澪。なぁ澪よ」
澪「ん?」ナデナデ
さわ子「♪」ニャー
律「アタシの頭もなでてくれよ」
澪「なんで理由もなく、律をナデナデしなきゃいけないんだ。おかしいだろ」
律「おかしくねーし!」
紬「ひひっ」
236: 2011/02/17(木) 22:50:47.55 ID:feJ/SofTo
─唯達の教室─
梓「なにか部室が変な空気だし、唯先輩の椅子と私の椅子を取り換えておこう」ゴトゴト
いちご「なにしてるの、軽音部」
梓「あっ、クラスメイト」
いちご「私があなたを軽音部と呼ぶのは おかしくないけれど
あなたが私をクラスメイトと呼ぶのはおかしい」
梓「すいません、馬鹿王子アナゴという名前が一瞬、頭をよぎったんですが
そんな人間いるわけないと思って、咄嗟にクラスメイトと呼んでみた次第で」
いちご「バカの悪魔」
237: 2011/02/17(木) 22:51:34.48 ID:feJ/SofTo
いちご「その椅子をどうする気?」
梓「ゆでます」
いちご「ゆでてどうする気?」
梓「唯先輩のダシを採取します」
いちご「それで?」
梓「フォースが導いてくれます!」
いちご「フォースと共にあらんことを」
梓「イェス、マスター!!」ハァハァ
238: 2011/02/17(木) 22:53:11.71 ID:feJ/SofTo
─部室─
ジュゥゥウウ
梓「おや、この音とニオイは……」
唯「さわちゃんの焼き肉だよー」クチャクチャ
梓「あの皮、焼いたんですか」
澪「意外といけるよ」クチャクチャ
紬「白い肌のさわ子先生の日焼けの皮おいしいです!」
さわ子「あぁああん、もっとホメて~!!」ゾクゾク
「み、みんなに食べられている私ッ!! イイッ!!」ビクンビクン
梓「どうしてこんなことになったんだろう」
「あれ、律先輩は食べないんですか?」
「鳥皮好きなんでしょ?」
律「お前はアレが鳥皮に見えるのか」
梓「見えません、1ミリも」
律「だよなぁ」
梓「よかった、律先輩はまともなようですね!!」」
「さぁ、一緒に唯先輩の椅子を食べましょう!!」
律「そんなことより練習しようぜ」
梓「便利な合言葉ですね」
澪「いや、練習は いいことだ」ナデナデ
律「えへへ~っ」
─第16話─
おわ り
248: 2011/02/19(土) 22:47:12.06 ID:HA9wW/eko
─第17話─
249: 2011/02/19(土) 22:47:51.81 ID:HA9wW/eko
─部室─
澪「さっき、授業中に思ったんだけど」
梓「おわっ!大学に推薦で入れるほどの賢人たる澪先輩が思うことならば
それは、さぞ素晴らしいことなんでしょうね」
唯「すごい!私、楽しみ~!」
律「ムギ、お茶の用意だ! いいや、今日はアタシも手伝うぜー!!」ドタドタ
紬「ふふっ、りっちゃん嬉しそう。私もワクワクしてきちゃったぁ♪」パタパタ
澪「みんな、落ち着くんだ」
律「こ、これが落ち着いていられるかよ!」
「澪がすんげぇ事をブチまけてくれるんだぞ」ガtyガチャ
250: 2011/02/19(土) 22:48:33.48 ID:HA9wW/eko
唯「私 ギー太を弾いてムードを盛り上げるよ~」ジャンジャン♪
梓「私も お手伝いします!」ジャンジャン♪
紬「オーーホッホッホッホォオオwwwwWWWW」ガシャガシャグシャ八゙ン八゙ン!!
律「お、おいムギ、楽しみなのは分かるがそんなに荒っぽく弾いたらキーボードが!!」
唯「弾くというか鍵盤を殴りつけているよ!!」
紬「あ、あぇ?『レ』の鍵盤が どっかに飛んでったわ」ハァハァ
梓「これが噂のキーボードクラッシャー……」
澪「唯ってみんなには、何かしら愛称をつけているのに
どうして私は澪ちゃんのままなんだ?」
紬「あ?」ハァハァ
251: 2011/02/19(土) 22:49:27.91 ID:HA9wW/eko
唯「ムギちゃん、落ちついて落ち着いて」
梓「まぁ紅茶でも飲んで」
紬「んぐ、んっぐ」ゴクゴク
澪「だって律はりっちゃん、梓はあずにゃん、ムギだって『紬』を略したものなのに
私だけ澪のままって、何か さみしいじゃないか」
律「壁にでも話してろよ」
澪「ねぇ、どう思う?」
壁「澪ちゃん、大丈夫だよ。澪ちゃんは えらいから
みんな、澪ちゃんのことが大好きだよ」
澪「本当?」フフッ
唯「澪ちゃん……」
252: 2011/02/19(土) 22:51:31.63 ID:HA9wW/eko
唯「とりあえず澪ちゃんの頭をやさしく抱きしめてみよう」ぎゅー
澪「あぁ…」ぎゅ
梓「どうして唯先輩は澪先輩に愛称をつけないんですか?」
唯「別に私が みんなにあだ名をつけたワケじゃないよー」
「リットンとムギちゃんは私が入部したときからリットンとムギちゃんだったし」
律「アタシはいつから宇宙恐竜リットンになったんだ」
澪「あっ、でも いいな!いいな!」
律「じゃあ、お前が これからリットンと名乗れよ」
澪「ヤだよ、そんな気持ち悪い名前」
ガチャッ
さわ子「名前のことなら私にまかせて!!」
梓「はてさて今日はどんな愉快な醜態を晒してくれるのやら」
253: 2011/02/19(土) 22:52:37.21 ID:HA9wW/eko
唯「さわちゃんって名前つけるの上手いの?」
さわ子「デスデビルも放課後ティータイムも私が命名したんだから!」エッヘン
律「なんか並べられるとすごくイヤだな」
紬「ねぇ、バンド名、今すぐ改名しない?」
梓「そうですね」
澪「メランコリー・メリーゴーランド」
唯「あっ、なんかいい感じだね!楽しそうだし」
澪「だろ?だろ?」
律「めらんこりーってなんだ?」
紬「憂鬱とかそういう意味よ」
澪「憂ちゃんの憂の字も入ってるから唯には気にいってもらえるハズなんだ」
唯「でも『うつ』は良くないものだと聞いたことがあるよ」
律「アタシも そう聞いたぜ」
唯「だからメランコリーのコリーをとってメラン・メリーゴーランドにしよう」
梓「え?」
律「そ、そんなことしていいのか?」
唯「メランが憂でコリーが鬱なんでしょ?」
梓「賢人たる澪先輩、どうなんですか?」
澪「よくフィンランドへ行くムギ、どうなんだ?」
紬「どうなんですか、教師たる さわ子先生」
さわ子「知るか」
254: 2011/02/19(土) 22:55:16.39 ID:HA9wW/eko
梓「なんのために生きているんですか」
唯「言いかえると?」
梓「氏ね」
さわ子「音楽教師がメランコリー分からんかったら生きてちゃいけねぇかよ!?」
紬「まぁまぁ落ち着いて、紅茶をどうぞ」
さわ子「んんっぐ、んぐ」ズズー
唯「こちょこちょ」
さわ子「ブゥウウウウウ⇒紬「ゴクゴク」
澪「それより私の愛称を考えよう」
梓「唯先輩、なにかもう適当につけてあげてくださいよ。うるさいから」
律「でもさ、りっちゃん形式で行けば澪も みっちゃんに収まるほか
ないんじゃないのか?」
澪「そんなありきたりなのはイヤだ」
唯「めんどうくさいなぁ」
紬「私はツムちゃんじゃなくてムギちゃんなのよね」
梓「名前の後半で略すパターンもあるワケですか」
唯「じゃあ澪ちゃんは今日から『おっちゃん』で」
澪「おいやめろ」
255: 2011/02/19(土) 22:56:33.00 ID:HA9wW/eko
澪「みーちゃんとかどうだ?」
「みーちゃん、かわいいよ! な? な?」
紬「うん、かわいいかわいい」
唯「本当だね!澪ちゃんは今日から みーちゃんで決定!」
澪「や、やったー!!」
律「みーちゃんって、なんだかネコみたいだなぁ」
唯「ということは、あずにゃんの後輩になるね」
紬「それもそうね」
梓「まぁそうなるでしょうね」
澪「なんで?」
梓「唯先輩のお言葉は すべてに優先する」
256: 2011/02/19(土) 22:57:55.09 ID:HA9wW/eko
梓「みー、自分の頭を自らの肛門の中に入れるといいよ」
澪「なに言ってんだコイツ」
律「し、しかし、みーちゃん。あずにゃん先輩の言うことは絶対だ」
澪「いやいやいや」
紬「というか梓ちゃん、後輩が出来たら あんなことを命令するつもりだったのかしら」
唯「来年度は新生放課後ティータイムじゃなくて
新生デスデビルだね」
さわ子「さすがのデビルも自らのアナルをスカルファックなんて発想はなかったわ」
梓「みーちゃんでありたいなら、あずにゃん先輩の言う事は絶対だよ?」
澪「先輩、お手本を見せてください」
梓「よっと」グモッ
澪「うわああああああああああああああああ唯「ぎゃあああああああああ律「あああああああああああああ
ああああああああああああ紬「あああああああああああああああああああああああああああさわ子「ひぃい
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
澪「私は澪のままでいいよ」
唯「それがいいよ」
律「おかえり、澪」
澪「ただいま」
梓「 ジタ…バタ…
─第17話─
お わり
268: 2011/02/22(火) 00:28:28.13 ID:BRXWRb+Co
─第18話─
269: 2011/02/22(火) 00:29:08.10 ID:BRXWRb+Co
─部室─
律「明日は学校休みだけど、みんな 予定あるのか?」
唯「午前中は心おきなく うんちをするよ」
梓「私はそれを観察して」
紬「私はそれを採取して」
澪「私は楽器屋に行く」
律「お、お前 ウンコ持って楽器屋に行くのか?」
澪「私は そこの三人とは無関係なんだよ」
270: 2011/02/22(火) 00:30:22.02 ID:BRXWRb+Co
梓「楽器屋さんって、先週も行きませんでしたっけ」
澪「明日はレフティフェアがあるから、ちょっと お店をのぞいて見たいんだ」
紬「そんなことより、みんなで唯ちゃんのトイレをのぞきに行かない?」
梓「賛成です!!」
唯「だ、だめだよー!!」
梓「今、唯先輩のトイレをのぞくか 楽器屋をのぞくか
2対1ですが律先輩はどちらにつきますか?」
律「別にトイレも楽器屋も のぞきたくないな」
271: 2011/02/22(火) 00:31:23.87 ID:BRXWRb+Co
紬「じゃあ、りっちゃんは何をのぞきたいの?」
律「お前らをけいおん部から除きたい」
梓「そんな……」
唯「だめだよ、りっちゃん!!ムギちゃんの紅茶は おいしーし!!」
律「そうだなぁ」
紬「やった♪」セーフ
梓「一方、私は何が おいしーんですか?」ワクワク
唯「あたまが」
梓「頭が?」
唯「おかしい」
272: 2011/02/22(火) 00:32:23.62 ID:BRXWRb+Co
ガチャッ
さわ子「ケーキ!」
律「え?」
澪「もう あの人は生徒にお菓子をねだることに なんの迷いもないんだ」
梓「憧れるなぁ」
唯「あずにゃんも お菓子が欲しいの?」
梓「パンティ」
唯「ねぇねぇ、さわちゃんって お休みの日、なにしてるの?」
さわ子「たこあげ」
澪「えっ」
律「たこあげって、あの正月とかにやる、あの たこあげ?」
さわ子「その たこあげよ」
澪「い、いい大人が たこあげしてるんですか?」
梓「たったひとりで?」
紬「おぉ、主よ……」
さわ子「何よ、大人が一人で凧揚げしてちゃ悪いの!?」
273: 2011/02/22(火) 00:33:33.92 ID:BRXWRb+Co
唯「悪いのは世の中だよ」
さわ子「うっ、うぅ……」グスッ
梓「しかし、誰からも相手にされないからって、たこあげですか」
さわ子「ネコたちが寄ってきてくれるから、一人じゃないもん!!」
唯「よかったぁ」
澪「休日に一人きりで凧揚げする女教師は いなかったんだ」
律「さわちゃん、ネコに好かれてんの?」
さわ子「さぁ、よく分からないけれど寄ってくるのよ」
梓「ムギ先輩みたいに いいニオイがするのかも知れませんね」
紬「えっ、私っていいニオイがするのかしら?」ワクワク
唯「ムギちゃんって、とんこつラーメンのニオイがするんだよね!」
紬「
274: 2011/02/22(火) 00:34:57.22 ID:BRXWRb+Co
紬「うっ、うぅ……」グスッ
唯「悪いのは世の中だよ」
澪「いや、お前だよ」
律「もうちょっと言い方ってモノがあるだろうが」
さわ子「なんで泣いてるの? とんこつラーメンおいしいじゃない」
梓「体臭が とんこつラーメンと言われて喜ぶ女子は あまり いませんよ」
唯「じゃあ、あずにゃんは どういうつもりで
『ムギちゃんは いいニオイ!』って言ったのかな?」
梓「ムギ先輩のニオイは薫り高きイベリコ豚なんです」
澪「おぉっ!あれ、おいしいよなッ!!」
紬「うっ」
「うぅおおおおおおおおおおおおおお」ガガッシャァッァナナ
「いてえよおおおおおおお!!!!!!!!!!」ドグシャァァアア!!!
梓「おっ、落ち着いてくださいハート様!!」
紬「心が痛いよ……」グスッ
澪「哀しみを怒りに変えて生きるといいよ」
275: 2011/02/22(火) 00:36:09.98 ID:BRXWRb+Co
澪「ところで律。みんなの予定を聞いてたけど何かあるのか?」
律「いや別に~」
「ヒマだから、予定空いてる誰かと遊ぼうと思っただけだよん」
梓「しかし我々は唯先輩のうんこを楽器屋に持っていくので……」
澪「私は無関係だ!!」
紬「りっちゃんも一緒に来る?」
律「絶対に行くものかよ」
梓「そうだ、さわ子先生の凧に唯先輩のうんこをくくりつけて
空から撒き散らしましょうよ!!」
さわ子「どうしたらいいの、母さん……」
276: 2011/02/22(火) 00:37:18.51 ID:BRXWRb+Co
律「わかった唯、お前もう 明日は うんこするな」
唯「分かった」
紬「そ、そんな……」
梓「でも 排便する事が出来ない唯先輩に何ができるというんですか」
唯「憂の誕生日を祝うことくらい出来るはずだよ」
澪「ん?」
唯「うにの誕生日お岩を琴CRY出来ロハスだよ」
律「なに言ってんだコイツ」
梓「一人伝言ゲームに失敗したようです」
277: 2011/02/22(火) 00:38:47.30 ID:BRXWRb+Co
梓「そういえば2月22日は憂のお誕生日でしたっけ」
「いつだったか純から聞いたような」
澪「そうなのか?」
唯「うん。ちなみに私はすでにプレゼントを用意してあるよ~」
律「ふ~む」
「知ったからには、お祝いしなきゃなぁ」
澪「そうだな。唯がこうしてギターの練習ができるのも
憂ちゃんが唯の面倒を見てくれてるからだものな!」
澪「練習してないけど」
紬「私、憂ちゃんのためにケーキを持っていくわ!」
「ううん、特別な日だもの。明日は自分で作る!」
さわ子「のりかかった船ね」
「私も 憂ちゃん用のかわいいメイド服でも徹夜で仕立ててあげようかしら」
律「いいねいいね、盛り上がってきたね。そんじゃ、明日は唯の家に集合だ!」
一同「おー!!」
唯「みんな、ありがとう!!」
「きっと憂、喜ぶよ!!」
278: 2011/02/22(火) 00:39:54.41 ID:BRXWRb+Co
─翌日─
─平沢邸─
ピンポーン
憂「はーい」
ガチャ
梓「あっ、憂」
憂「あれっ、梓ちゃん、どうしたの? 律さんたちも……それに先生まで」
律「せーのっ」
律「澪「紬「梓「さわ子「憂ちゃん、お誕生日おめでとうっ!!」」」」」
憂「!!」
「ありがとうございます!!」パァ~
279: 2011/02/22(火) 00:41:21.73 ID:BRXWRb+Co
憂「じゃあ今日は お姉ちゃんと2人きりで過ごすので
もう帰ってください」
梓「えっ」
バタン
梓「……」
律「……」
澪「……」
紬「……」
さわ子「……みんなで凧揚げでもする?」
─第18話─
おわり
289: 2011/02/25(金) 00:07:12.88 ID:kjawPPypo
─第19話─
290: 2011/02/25(金) 00:07:38.27 ID:kjawPPypo
─廊下─
さわ子「フンフンフ~ン♪」スタスタ
291: 2011/02/25(金) 00:08:27.93 ID:kjawPPypo
─部室─
ガチャッ
さわ子「ティラミス!」
純「な、何がですか?」ビク
さわ子「違うのよ」
梓「さわ子先生、どうもです」
さわ子「梓ちゃん、こちらの娘さんは……」
梓「私と同じクラスの鈴木 純です」
「ネット掲示板ではソロモンの悪夢を名乗っている変態です」
さわ子「ず、ずいぶん、重い名前を背負ったものね」
純「名乗ってませんから! っていうかネットとかあんまし やってないし!」
「もう、梓~! 変なこと言うのやめなよー! 山中先生、困ってるじゃん!!」
梓「困ってるんですか、山中先生?」
さわ子「なにが?」ケロッ
292: 2011/02/25(金) 00:09:40.51 ID:kjawPPypo
純「山中先生って、たおやかで おしとやかで
けいおん部に振り回されている気の毒な存在だと思ってたんですけど
案外フランクな人だったんですね」
さわ子「え、うん。まぁ」
梓「振り回されていたんですか」
さわ子「そうよ、そうなのよ」
「何度注意しても部室にティーセットを持ち込んで
お菓子を食べるのやめなくって……」クスン
純「やっぱり苦労してるんだ~」
梓「じゃあムギ先輩に そのように伝えておきますね」
さわ子「梓ちゃん、あとで話があるんだけどいいかしるぁ」ペロペロ
梓「クツを舐めたって無駄です」
さわ子「じゃあクツじゃなくてケツを舐めればいいのね」ペロペロ
梓「うくっ……」ゾクゾク
純「な、なにが起こってるの?」ポワ~
憂「純心な純ちゃん、バカかわいいっ」キャハ
293: 2011/02/25(金) 00:10:40.05 ID:kjawPPypo
さわ子「あらっ、憂ちゃんまで……」
「今日はどうしたの? 代わりに唯ちゃんやケーキ様が来ていないようだけど」
憂「お姉ちゃんたち、今日はみんなで大人の参考書を買いに行ってるんです」
さわ子「ははぁ」
純「それで梓が寂しがってるだろうなぁと思って お邪魔しちゃったんですけど……
やっぱり部外者が部室にいるのはマズイですか?」
さわ子「いいえ、構わないわよ」
「ふふ。仲がいいのね あなたたち」ニコッ
梓「オェッ」
純「ところで山中先生」
さわ子「なぁに?」
純「ケーキ様って なんなんですか?」
さわ子「げぁっ」
294: 2011/02/25(金) 00:11:58.09 ID:kjawPPypo
梓「どうしたんですかヒキガエル、さわ子先生みたいな声をあげて」
さわ子「何が誰みたいな声だって?」
純「や、山中先生が怒ってる!!」
「 梓、謝りなよー!!」
梓「チッうっせーな、反省してまーすwwww」
純「あ、梓~ッ!!」ハラハラ
さわ子「2 3 5 7 10 11 13 17 19 22 29 31 37 41 43……」ブツブツ
純「な、何かブツブツ言い始めた……」
憂「きっと素数を数えて気持ちを落ち着かせているんだよ」
「間違ってるけど」
さわ子「ぇあっ?」
295: 2011/02/25(金) 00:12:48.77 ID:kjawPPypo
梓「10は素数では ありませんよ」
憂「仕方ないよ、音楽教師だもん」
「頭の中は常にラッパの音でいっぱいだよ!」パッパラ~♪
梓「憂、そんなこと言っちゃ全国の音楽教師さんに失礼だよ」
憂「あっ、ごめんなさい!」
さわ子「バカにしないでくれる?」
「私は別に素数を数えていたワケじゃないんだから!」フン
梓「じゃあ何故、突然 数字を唱え始めたんですか」
さわ子「1、2、さンっwwww!?」アヘァ~?
梓「なに言ってんだこのクズ」
純「あ、梓ッ!?梓ぁぁっ!!」ドキドキ
296: 2011/02/25(金) 00:14:22.21 ID:kjawPPypo
さわ子「エイプルルプールよ」
純「?」
憂「それがエイプリルフールだとしても、今は2月ですよ」
梓「そもそもエイプルルプールってなんなんですか」
「発音が悪いのか、さわ子先生の脳が ぷるるん状態なのかハッキリしてください」
さわ子「……」
「うっ、うぅっ……」ウェェェェェェ
憂「泣いちゃった」
純「わぁあ、せ、先生 しっかりしてください!!」
さわ子「あたま なでて……」グスッ
純「あ、はい……」ナデナデナデナデ
さわ子「♪」ホワホワ
憂「機嫌が治ったみたい」
さわ子「わたし、この子、すきっ」プルルン
梓「これが さわ子先生の本性だよ」
純「いや、どっちかっていうとアンタの本性にドン引きなんだけど」
297: 2011/02/25(金) 00:17:17.89 ID:kjawPPypo
憂「純ちゃんは、キチOイ先生がキチOイバンドをやってたキチOイだって知らなかったの?」
純「話には聞いてたけど、そういう姿を実際に見たわけじゃなかったし……」
さわ子「キチOイは言い過ぎよ、憂ちゃん」
「そしてキチOイって言い過ぎよ、憂ちゃん」
梓「こんな先生をどう思う?」
純「うん……今までは憧れが強くて、遠過ぎる存在だったけど
なんか親しみが湧いちゃいました!」エヘ
さわ子「なに良い感じでまとめようとしてんの、この子」
梓「ヘドが出ますよね」
憂「世界中で心がキレイなのは自分だけだって思っている純ちゃん、恐ろしいなぁ~」
㌧「ギュィィィ……」
純「あれっ、あっというまに四面楚歌!?」
298: 2011/02/25(金) 00:18:21.55 ID:kjawPPypo
さわ子「ちょっと優しくすれば、私の心が思い通りになると思ったら大間違いよ!」
純「ご、ごめんなさい、そんなつもりじゃ……」シュン…
さわ子「あ、うん……あの、冗談だからね?」
憂「なんの脈絡もなく、お茶を淹れてみました」カチャカチャ
梓「うめー!」ゴクゴク
さわ子「ぶっちゃけた話、私 紅茶のおいしさって よく分からないのよね」
「そりゃ砂糖をブチ込めば甘くはなるけど」
さわ子「それならコーヒー牛乳の方が私は好き」
梓「紅茶は香りを楽しむものですよ」
「コーヒー牛乳なんて甘ったるいだけの泥水です」
さわ子「でもコーヒー牛乳なら香りだけじゃなく
コーヒー牛乳自体が おいしいじゃない」
憂「お姉ちゃんもウチでは よくコーヒー牛乳飲んでます」
さわ子「ほらっ!! みんな本当は紅茶なんか興味ないのよ!!」ワー ワー
299: 2011/02/25(金) 00:19:12.61 ID:kjawPPypo
梓「純はどう? 紅茶派? コーヒー牛乳派?」
純「え、別にどっちでもいいけど……」ンー
「紅茶飲んでる方が頭 良さそうだよね~!」
梓「その発言が すでに頭悪いよ」
憂「残念だなぁ」
さわ子「土壌が腐ってるから、そこから生える髪の毛もモジャモジャに痛んでるのね」
梓「何気なく放った一言が、純の今後の人生を大きく左右するとは
このとき思いもよらなかったのであった」
憂「純ちゃんの人生 おわり」チャンチャン♪
純「勝手に終わらせないでよっ!!」
憂「ごめんね」
300: 2011/02/25(金) 00:21:07.54 ID:kjawPPypo
さわ子「どうやら、この子は りっちゃんのリーダーシップが欠落したバージョンのようね」
憂「それって生きている価値、あるんですか?」
純「私のみならず律先輩にも微妙に、いや、かなり失礼だー!!」
梓「さすがの私もそこまでハッキリ言えないなぁ」
さわ子「私、以前 梓ちゃんにハッキリ『氏ね』って言われた記憶があるんだけど……」
梓「きっと夢ですよ」
さわ子「そ、そうよね……いくらなんでも、そこまで言うワケないわよね」
純「そうですよ」
「梓って口は悪いけど、本当はとっても優しくて甘えん坊な女の子なんですから」
純「ねっ?」
梓「……し、氏ねっ!!」カーッ
憂「ォェッ」
さわ子「ォェェェッ」
梓「だ、だから甘ったるいだけの泥水はイヤだって言ったのに!!」
さわ子「あ?」
─第19話─
おわ
り
310: 2011/03/02(水) 08:57:47.74 ID:Y+QXXOv4o
─第20話─
311: 2011/03/02(水) 08:58:33.43 ID:Y+QXXOv4o
─教室─
唯「へぶぁあぃっ」
和「どうしたの唯、マニアックな あえぎ声を出して」
姫子「あえぎ声だったの、今の?」
和「そそるじゃない」ガタン
姫子「立ちあがって何する気?」
和「全身で勃起を表現したのよ」
姫子「……ッ」カーッ
和「それで唯、どうしたの?」
唯「うん……時間割、明日と間違えちゃって
教科書をいろいろ持ってきてなくって」シュン……
和「ほぉぉおおおおほほおおおおおほほおおおお」ガタン ガタン
唯「えっ!?」
312: 2011/03/02(水) 08:59:04.08 ID:Y+QXXOv4o
和「またなの? 気をつけなくちゃダメじゃない」
唯「う、うん……」
姫子「なぜ叫んだの?」
和「え、私 今 何か叫んだかしら?」
姫子「叫んでたよね」
唯「うん、すっごい叫んでたよ。おほおおって」
和「きっと唯のドジに対して萌えを感じてしまったのよ、無意識のうちにね」
「そして私はそれを否定するつもりも隠すつもりもないわ」
唯「うん……」
313: 2011/03/02(水) 08:59:34.12 ID:Y+QXXOv4o
唯「じゃあ私、他のクラスの子から教科書 借りてくるよ~」
和「待ちなさい、唯」
唯「ほぇ?」
和「一教科だけならまだしも、そんなにいっぱい教科書が無いんじゃ
借りるのも大変でしょ?」
和「今日一日、私が見せてあげるわよ」
唯「本当!?」
「ありがと~和ちゃ~~んん」スリスリ
和「ッ」ガタン ガタン ガタン ビュッビュ
姫子「な、なんか出た」
314: 2011/03/02(水) 09:00:02.49 ID:Y+QXXOv4o
姫子「でも、和の席からじゃ教科書、見せにくいんじゃない?」
「席が前と後なんだし」
和「がっ?」
唯「あっ、そうだね」
和「唯が後ろから私を抱きしめつつ私の肩越しに教科書を読めばいいわ」
「あと、ときどき私の耳を唯の舌で 舐めれば もっといいわ」
姫子「私が見せてあげるよ、隣同士だし」
唯「えっ、いいの? ありがとう姫子ちゃ~ん」スリスリ
姫子「あはは、くすぐったいよ」
唯「見た目はぶっきらぼうだけど、心ねは優しいんだよね」
「だから姫子ちゃん、大好き~」シュリシュリ
姫子「あ、あはは。なんか照れる」
和「うっぐhzS+h;/i/」ガタン ガタン ガタン
ぴちゃぴちゃ
315: 2011/03/02(水) 09:00:32.81 ID:Y+QXXOv4o
トコトコ
澪「あれ? どうしたの 和」
「何かが いっぱい飛び散ってるけど。よだれとか涙とか」
和「ちょうどいい所にきてくれたわね、澪」
澪「ん、なに?」
和「唯をハチャメチャに犯したいんだけど
どこかいい待ち伏せスポットは無いかしら」
唯「えっ」
姫子「えぇっ」
澪「なぜ、それを私に相談しようと思ったんだ」
和「こんなこと相談できるの、澪しかいないのよ」
澪「そんなことの相談相手として私は適切な人物じゃないよ!!」
316: 2011/03/02(水) 09:00:59.77 ID:Y+QXXOv4o
和「そうかしら」
澪「というか、唯の前で そんな相談するんじゃないよ!!」
「というか、本人の前じゃなくても そんな相談しちゃダメだよ!!」
「というか、相談以前に そもそも友達を襲っちゃダメだ!!」
「というか、友達じゃなくても襲っちゃダメだ!!」
和「よく喋るわね」
澪「まだまだ言いたい事は いっぱいあるぞ」
317: 2011/03/02(水) 09:01:31.88 ID:Y+QXXOv4o
澪「一体なにがあったんだ」
姫子「えっと、唯が教科書を忘れたんだけど」
唯「そうしたら和ちゃん、おかしくなっちゃった!」
澪「なぜ唯が教科書を忘れたら和がおかしくなるんだ」
和「おかしくなったんじゃなくて、私は犯したくなったのよ」
澪「通訳は いないのか」
和「実は私、お正月に書き初めを書いたのよ」
「ほらコレが今年の抱負」パサッ
ノ ノ
┌┐ノ| ̄| ̄
││. | ̄| ̄
└.┘ | ̄| ̄
 ̄ ̄
-┼-
メ,ー
(_`__
メ 「 ̄」
l |
ノ| ヽ--┘
'
─┼-
α
ノ
318: 2011/03/02(水) 09:02:03.68 ID:Y+QXXOv4o
姫子「……」
唯「……」
澪「だから なんなんだ」
和「善は急げ」
澪「これのどこが善なんだ」
和「『犯す』が悪度7ポイント、『唯』が善度10ポイントだから
合計、善度3ポイントの善行なのよコレは」
澪「そんな話、聞いたこともないよ!!」
和「ようこそ新世界へ」
澪「しっかりしろ!!」
319: 2011/03/02(水) 09:02:56.10 ID:Y+QXXOv4o
キーンコーン♪ カーン コーン♪
澪「おっとチャイムだ、私は何も見なかったし聞かなかったんだ」ミエナイキコエナイ♪
唯「あっ、結局 教科書 借りにいけなかったよ~」
姫子「大丈夫だって。さっき言ったとおり、私が見せてあげるから」
「ほら、机 くっつけよ?」ガタ
唯「わぁい」ガタガタ
和「ねぇ、ヤンキークソ頭。今日一日だけ私と席がえしない?」
姫子「正直、席変わるくらい いいけれど 頼み方が気に入らない」
ガラッ
さわ子「夢にときめけ!!明日にきらめけ!!」ヤッホホーイ
律「あれっ、さわちゃん」
エリ「今は古文の時間だよ?」
さわ子「古文の堀込先生はのし過ぎで
腰を痛めて休暇をとったから今日の授業は自習になったの」
信代「おーおー、好き勝手言いなさる」ドハハ
320: 2011/03/02(水) 09:04:17.15 ID:Y+QXXOv4o
唯「せっくすって どういうものなんだろう」
和「ウェオォォ」ガタン
姫子「唯、それを知らないのは さすがにムリがあると私は思うな」
唯「姫ちゃん、知ってるの!?せっくすが何か知ってるの!?」フーッフーッ
姫子「知らない」
律「唯!!知らないことは教師に聞くんだ!!」ガタン
唯「さわちゃん、せっくすってなんですか!?」
さわ子「穴に棒を突っこまれるスポーツのことよ」
唯「野球みたいなものなの?」
さわ子「そうね」
律「野球って穴に棒なんか突っ込んだかなぁ」
和「イソノ!!野球しようぜ!!」
唯「!!」
紬「ここがガンダーラだったのね」
エリ「おぉ、そこに行けばどんな夢もかなうという、あの……」
澪「頭がおかしくなりそうだ」
いちご「関わり合いたくなければ寝るのが利口」スヤー
澪「よし、寝よう」スヤ~
321: 2011/03/02(水) 09:05:17.24 ID:Y+QXXOv4o
和「せっかく自習になったので、私は唯と屋上前の階段の踊り場へ行こうと思います」
さわ子「屋上前の階段の踊り場に何があるというの?」
和「何もありませんが、誰もいないところが良いところです」
唯「よく分からないよ」
姫子「分からなくていいし、ついていっちゃだめだよ」
唯「だめなの?」
和「唯、子供のころ、知らない人についていっちゃダメってよく言われたでしょ?」
唯「うん、今でも憂に言われるよー」
和「一方、私は知っている人よね?」
唯「うん」
和「じゃあ、知っている人についていくのは2ポイントの善行なのよ」
唯「わぁ、じゃ ついていくよ!!」ガタン
322: 2011/03/02(水) 09:06:26.86 ID:Y+QXXOv4o
姫子「唯がいくなら私もいくッ!!」ガタン
和「あら、私は構わないわよ」
「私の事が嫌いで憎んでいる女を陥落させるのも、それは それで そそるから」
姫子「えっ、 私 別に和のこと、そんなにキライじゃないけど」
和「え」
姫子「というか、どっちかというと好きだよ」
「変に隠し事とかしないしね」
和「……照れるじゃない」ガタン
律「おぉ、生徒会長とヤンキー女が和解したぞ」
エリ「なんだか昔のベタな青春ドラマみたい」
さわ子「よく分からんけど、全部 私のおかげね!」ガタン
律「よっし、みんなで さわちゃんを胴上げすっか!!」
しずか「なにそれ、おもしろそう」
さわ子「ホント!?ラッキー!!」
「たなぼたたなぼた!!」キャホホーィ
しずか「なんであんなに喜んでるの?」
律「病気だから」
323: 2011/03/02(水) 09:07:00.52 ID:Y+QXXOv4o
律「じゃ、いっくよーん! せーのっ」
【胴上げ中】

324: 2011/03/02(水) 09:07:39.20 ID:Y+QXXOv4o
さわ子「みんな、ありがと~!!」

325: 2011/03/02(水) 09:08:06.43 ID:Y+QXXOv4o
─第20話─

331: 2011/03/02(水) 13:59:24.89 ID:ex3apnXPo
チクショウwwwAAにやられたw
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