152: 2017/10/15(日) 22:44:08.06 ID:0sF/YgNp0
前回:ケース5. 橘ありす
ケース6. 小早川紗枝
志希「(んー、今回はマイルドな展開が多めでちょっぴり退屈だにゃ~)」
志希「(もっとプロデューサーが身悶えしながらハッピーになるような責めが欲しいんだけど…)」
志希「…おや」
テクテクテク
紗枝「…」
志希「(いいコはっけーん♪)」
153: 2017/10/15(日) 22:44:34.17 ID:0sF/YgNp0
志希「おーい、紗枝ちゃーん♪」ブンブンブン
紗枝「あら、志希はんやないの。おはようさんどす~」シャナリ
志希「おっはよう♪ いやー、制服着ててもたたずまいに気品があるねぇ。やっぱり京女は一味違う♪」
紗枝「志希さん、お上手どすなぁ~。でも、そんな歯の浮くようなこと言うてはると…何かあくどいこと企んでいるようにいぶかってしまいますえ~♪」ニコリ
志希「…」
志希「わ、悪いことなんて考えてないヨ?」
紗枝「それは失礼してもうたなぁ。ふふ~♪」
志希「(く。先に釘を刺されちゃったけど、ここは何としてでも投薬したい…!)」
志希「(どうにかして突破口を開く!)」
紗枝「あら、志希はんやないの。おはようさんどす~」シャナリ
志希「おっはよう♪ いやー、制服着ててもたたずまいに気品があるねぇ。やっぱり京女は一味違う♪」
紗枝「志希さん、お上手どすなぁ~。でも、そんな歯の浮くようなこと言うてはると…何かあくどいこと企んでいるようにいぶかってしまいますえ~♪」ニコリ
志希「…」
志希「わ、悪いことなんて考えてないヨ?」
紗枝「それは失礼してもうたなぁ。ふふ~♪」
志希「(く。先に釘を刺されちゃったけど、ここは何としてでも投薬したい…!)」
志希「(どうにかして突破口を開く!)」
154: 2017/10/15(日) 22:46:06.73 ID:0sF/YgNp0
志希「ところで紗枝ちゃん。喉乾いてたりしない?」
紗枝「せやなぁ…いまは喉は乾いてないなぁ」
志希「じゃあ、お菓子欲しくない?」
紗枝「少し前にシューコはんとらんちをいただいたんよ。だからお腹が苦しゅうて何も入らないわぁ」
志希「?ー」
紗枝「なんや…志希はんはまた悪いことでも考えてるんかいな~?」
志希「違うよ~。プロデューサーにちょっぴり幸せになって欲しいだけ~♪」
紗枝「ものは言いようやなぁ」
志希「てなわけで! この新しい薬を飲んで欲しいの!」デデ-ン
紗枝「嫌どす~」
志希「えー」
紗枝「志希はん。そんなことしたらあかんよ。プロデューサーはんが可哀想やろ~」
志希「大丈夫。楽しいから♪」
紗枝「志希はんだけやないの。もぉ」
紗枝「せやなぁ…いまは喉は乾いてないなぁ」
志希「じゃあ、お菓子欲しくない?」
紗枝「少し前にシューコはんとらんちをいただいたんよ。だからお腹が苦しゅうて何も入らないわぁ」
志希「?ー」
紗枝「なんや…志希はんはまた悪いことでも考えてるんかいな~?」
志希「違うよ~。プロデューサーにちょっぴり幸せになって欲しいだけ~♪」
紗枝「ものは言いようやなぁ」
志希「てなわけで! この新しい薬を飲んで欲しいの!」デデ-ン
紗枝「嫌どす~」
志希「えー」
紗枝「志希はん。そんなことしたらあかんよ。プロデューサーはんが可哀想やろ~」
志希「大丈夫。楽しいから♪」
紗枝「志希はんだけやないの。もぉ」
155: 2017/10/15(日) 22:46:42.96 ID:0sF/YgNp0
志希「…じゃあ、飲んでくれたら代わりに♪」
紗枝「?」
志希「…プロデューサーが紗枝ちゃんにいい子いい子するようになる薬をプレゼントしてあげる♪」
紗枝「…」ピクリ
志希「(お♪ 食い付いた♪)」
紗枝「そ、そんな人をもので釣るなんて…あきまへんよ?」
志希「ふっ、ならば! ハグ薬もおまけで付けちゃうよ!」
紗枝「…」
紗枝「…ぁぅ」
志希「ええい! 出血大サービス! プロデューサーの香り付きブランケットもプレゼントだ!」
紗枝「?」
志希「…プロデューサーが紗枝ちゃんにいい子いい子するようになる薬をプレゼントしてあげる♪」
紗枝「…」ピクリ
志希「(お♪ 食い付いた♪)」
紗枝「そ、そんな人をもので釣るなんて…あきまへんよ?」
志希「ふっ、ならば! ハグ薬もおまけで付けちゃうよ!」
紗枝「…」
紗枝「…ぁぅ」
志希「ええい! 出血大サービス! プロデューサーの香り付きブランケットもプレゼントだ!」
156: 2017/10/15(日) 22:47:24.46 ID:0sF/YgNp0
紗枝「…」
紗枝「…ずるいわ」
志希「飲んでくれる?♪」
紗枝「…」
紗枝「…プロデューサーはんに迷惑かからんかいな?」
志希「もちろん♪」
紗枝「…ひとつだけやで?」
志希「まいどありがとうございまーす♪ はいこれ。お水とお薬♪」
スッ
紗枝「…あとでちゃーんと約束のものは渡してもらうで?」
志希「うん♪」
紗枝「では…」
クピクピクピ...ボン!
紗枝「…ふふふ♪」ハイライトオフ
志希「♪」
紗枝「…ずるいわ」
志希「飲んでくれる?♪」
紗枝「…」
紗枝「…プロデューサーはんに迷惑かからんかいな?」
志希「もちろん♪」
紗枝「…ひとつだけやで?」
志希「まいどありがとうございまーす♪ はいこれ。お水とお薬♪」
スッ
紗枝「…あとでちゃーんと約束のものは渡してもらうで?」
志希「うん♪」
紗枝「では…」
クピクピクピ...ボン!
紗枝「…ふふふ♪」ハイライトオフ
志希「♪」
157: 2017/10/15(日) 22:48:08.53 ID:0sF/YgNp0
(夕方・事務所)
P「今日の仕事おーわり。帰ろーっと」
P「って…ん?」
紗枝「Zzz...」ムニャムニャ
P「紗枝が事務所で寝てるなんて珍しいな…」
P「制服姿。ソファで無防備に眠る京美人…このシチュエーションは撮るしかあるまい!」
P「ほい。携帯のカメラでパシャり、と」
カシャッ
P「わーい。あとで周子と一緒に観ようっと」
紗枝「…」ジッ
P「…」
紗枝「…」ジィ-
P「…」
紗枝「…♪」ニコリ
P「…紗枝。いつから起きてたの?」
P「今日の仕事おーわり。帰ろーっと」
P「って…ん?」
紗枝「Zzz...」ムニャムニャ
P「紗枝が事務所で寝てるなんて珍しいな…」
P「制服姿。ソファで無防備に眠る京美人…このシチュエーションは撮るしかあるまい!」
P「ほい。携帯のカメラでパシャり、と」
カシャッ
P「わーい。あとで周子と一緒に観ようっと」
紗枝「…」ジッ
P「…」
紗枝「…」ジィ-
P「…」
紗枝「…♪」ニコリ
P「…紗枝。いつから起きてたの?」
158: 2017/10/15(日) 22:48:52.36 ID:0sF/YgNp0
紗枝「…いま起きたんやで~♪」
P「お、おはよう」
紗枝「おはようさんどす~。もう夕方やけどね」
P「そ、そうだな」
紗枝「それよりプロデューサーはん…」
P「はい」
紗枝「わるーいこと…してはったなぁ♪」ニコリ
P「写真は即刻消します。申し訳ございませんでした。すいませんでした。反省しております」
P「お、おはよう」
紗枝「おはようさんどす~。もう夕方やけどね」
P「そ、そうだな」
紗枝「それよりプロデューサーはん…」
P「はい」
紗枝「わるーいこと…してはったなぁ♪」ニコリ
P「写真は即刻消します。申し訳ございませんでした。すいませんでした。反省しております」
159: 2017/10/15(日) 22:49:32.57 ID:0sF/YgNp0
紗枝「もし、うちが寝てはったら消さんままやったんやろ?」
P「もしかしたら消していたかも」
紗枝「うちの寝顔の写真、消すん?」
P「…」
P「…消しません」
紗枝「せやろ?♪」
P「…ホントすいませんでした」
紗枝「ふふ~。謝るだけで許されると思うてるなんてプロデューサーはん♪」
紗枝「…そんな都合のいいことあるわけないやろ?」
P「」
紗枝「ほな…今日はもうお仕事終わったみたいやし…うちにじっくり付きおうてもらおうかなぁ♪」
ギュッ
P「…仰せのままに」
紗枝「楽しみにしてるで~♪ 盗撮魔さん♪」
P「」
P「もしかしたら消していたかも」
紗枝「うちの寝顔の写真、消すん?」
P「…」
P「…消しません」
紗枝「せやろ?♪」
P「…ホントすいませんでした」
紗枝「ふふ~。謝るだけで許されると思うてるなんてプロデューサーはん♪」
紗枝「…そんな都合のいいことあるわけないやろ?」
P「」
紗枝「ほな…今日はもうお仕事終わったみたいやし…うちにじっくり付きおうてもらおうかなぁ♪」
ギュッ
P「…仰せのままに」
紗枝「楽しみにしてるで~♪ 盗撮魔さん♪」
P「」
160: 2017/10/15(日) 22:50:13.13 ID:0sF/YgNp0
(定食屋)
紗枝「ふぅ…満腹やなぁ♪」
P「チェーン店だけど侮ることなかれ。美味いだろ。このごはん屋さん」
紗枝「そやなぁ…また連れてきてほしいなぁ…♪」
P「いいよ。今度は友紀や幸子も誘ってみんなで食べに来ようか」
紗枝「…」
紗枝「嫌どすえ~」
P「ん?」
紗枝「うちだけを贔屓して連れてきてほしいわぁ…ええやろ♪」
P「…そ、それはちょっとまずいカナー」
紗枝「ふーん…」
P「…」
紗枝「ふぅ…満腹やなぁ♪」
P「チェーン店だけど侮ることなかれ。美味いだろ。このごはん屋さん」
紗枝「そやなぁ…また連れてきてほしいなぁ…♪」
P「いいよ。今度は友紀や幸子も誘ってみんなで食べに来ようか」
紗枝「…」
紗枝「嫌どすえ~」
P「ん?」
紗枝「うちだけを贔屓して連れてきてほしいわぁ…ええやろ♪」
P「…そ、それはちょっとまずいカナー」
紗枝「ふーん…」
P「…」
161: 2017/10/15(日) 22:50:50.48 ID:0sF/YgNp0
紗枝「プロデューサーはんはみんなに平等でほんまに優しいお人やなぁ…」
P「…褒められてる?」
紗枝「…どうやろうねぇ♪」ニコリ
P「ヒェ…」
紗枝「まぁ…それは置いておいて、次、行きまひょか~」
P「OK。紗枝はどこか行きたい場所はあるかい?」
紗枝「せっかくやし、プロデューサーはんにえすこーとして欲しいなぁ」
P「じゃあ、ボウリングでも行ってみようか」
紗枝「ふふふ~、よう知らんからお手柔らかになぁ」
P「手取り足取り教えてあげよう」
紗枝「…なんや、いやらしいことを言うてるように聞こえるのは気のせいやろか♪」
P「ま、まさかー」
紗枝「冗談やで。よろしゅうな~♪」ニコリ
P「(可愛い)」
P「…褒められてる?」
紗枝「…どうやろうねぇ♪」ニコリ
P「ヒェ…」
紗枝「まぁ…それは置いておいて、次、行きまひょか~」
P「OK。紗枝はどこか行きたい場所はあるかい?」
紗枝「せっかくやし、プロデューサーはんにえすこーとして欲しいなぁ」
P「じゃあ、ボウリングでも行ってみようか」
紗枝「ふふふ~、よう知らんからお手柔らかになぁ」
P「手取り足取り教えてあげよう」
紗枝「…なんや、いやらしいことを言うてるように聞こえるのは気のせいやろか♪」
P「ま、まさかー」
紗枝「冗談やで。よろしゅうな~♪」ニコリ
P「(可愛い)」
162: 2017/10/15(日) 22:51:28.43 ID:0sF/YgNp0
(ボウリング場)
ゴロゴロゴロ...ガコ-ン!!
テッテレ-♪
P「イェーイ。ストライクだー」
紗枝「お上手やね~」パチパチ
P「拍手ありがとう」
紗枝「ほな…うちも次こそぴんに当てたるで~」
P「頑張って。ゆっくりね」
紗枝「ほっ…せーのぉ…」
ガタッ...ゴロゴロゴロ...ポスッ...(5連続ガーター)
紗枝「…」
P「ど、どんまい」
紗枝「…」ム-ッ
ゴロゴロゴロ...ガコ-ン!!
テッテレ-♪
P「イェーイ。ストライクだー」
紗枝「お上手やね~」パチパチ
P「拍手ありがとう」
紗枝「ほな…うちも次こそぴんに当てたるで~」
P「頑張って。ゆっくりね」
紗枝「ほっ…せーのぉ…」
ガタッ...ゴロゴロゴロ...ポスッ...(5連続ガーター)
紗枝「…」
P「ど、どんまい」
紗枝「…」ム-ッ
163: 2017/10/15(日) 22:52:10.82 ID:0sF/YgNp0
P「紗枝。腕をまっすぐ正面に振るようにして投げてごらん」
紗枝「…これで当たらんかったらプロデューサーはんのせいやで?」ム-ッ
P「そんな殺生な」
紗枝「それは冗談として…言う通りにしてみます~」
P「頑張って」
紗枝「そぉ…れっ!」
ゴトッ...ゴロゴロゴロ...カクォン!!
テッテレ-♪
紗枝「…わぁ♪ これすとらいくいうやつやろ♪」
P「すごいじゃないか紗枝」
P「(2投目だからスペアだけどね)」
紗枝「…これで当たらんかったらプロデューサーはんのせいやで?」ム-ッ
P「そんな殺生な」
紗枝「それは冗談として…言う通りにしてみます~」
P「頑張って」
紗枝「そぉ…れっ!」
ゴトッ...ゴロゴロゴロ...カクォン!!
テッテレ-♪
紗枝「…わぁ♪ これすとらいくいうやつやろ♪」
P「すごいじゃないか紗枝」
P「(2投目だからスペアだけどね)」
164: 2017/10/15(日) 22:52:45.21 ID:0sF/YgNp0
紗枝「うふふ~♪ きちーんと当たっただけやのに…なんやすごく嬉しいわぁ♪」ニコニコ
P「そらよかった。顔が緩んでるぞ?」
紗枝「うふふ~♪」ニコニコ
P「可愛い」
紗枝「プロデューサーはん。おおきになぁ♪」
ダキッ...ムギュ-...♪
P「お、おぅ…」
紗枝「♪」
P「いきなり抱きつかれるとびっくりするぞ」
紗枝「ええやん…ほかの子もおらへんしなぁ♪」ムギュ-
P「そういう問題じゃないんだけど…」
P「って、んん!?」
志希「♪」コソッ...ニヤニヤ
P「…なるほど」
志希「(やべっ。見つかった)」コソコソ...
P「…」
P「そらよかった。顔が緩んでるぞ?」
紗枝「うふふ~♪」ニコニコ
P「可愛い」
紗枝「プロデューサーはん。おおきになぁ♪」
ダキッ...ムギュ-...♪
P「お、おぅ…」
紗枝「♪」
P「いきなり抱きつかれるとびっくりするぞ」
紗枝「ええやん…ほかの子もおらへんしなぁ♪」ムギュ-
P「そういう問題じゃないんだけど…」
P「って、んん!?」
志希「♪」コソッ...ニヤニヤ
P「…なるほど」
志希「(やべっ。見つかった)」コソコソ...
P「…」
165: 2017/10/15(日) 22:53:13.52 ID:0sF/YgNp0
P「(紗枝の態度がおかしかったのは奴の仕業だったか。薄々感づいてはいたけどな)」
紗枝「…なんや、プロデューサーはん。よそ見なんてしたらあきまへんよ~?」
紗枝「そないな態度やったら…ちひろさんに盗撮魔やー、て言いつけてまうよ~…?♪」
P「あぐっ。それはタンマ」
紗枝「なら…うちのことだけ見といてや~♪」
ムギュ-...
P「」
P「(くそう志希を追いかけたいが、いまは紗枝と付き合わねば)」
P「(とても可愛いとはさておき、ちひろさんの折檻は流石にもう受けたくないぞ)」
紗枝「ほな。げえむを再開するしまひょか~」
P「OK。こうなったら目一杯楽しむぞ」
紗枝「♪」
キャッキャウフフ♪
紗枝「…なんや、プロデューサーはん。よそ見なんてしたらあきまへんよ~?」
紗枝「そないな態度やったら…ちひろさんに盗撮魔やー、て言いつけてまうよ~…?♪」
P「あぐっ。それはタンマ」
紗枝「なら…うちのことだけ見といてや~♪」
ムギュ-...
P「」
P「(くそう志希を追いかけたいが、いまは紗枝と付き合わねば)」
P「(とても可愛いとはさておき、ちひろさんの折檻は流石にもう受けたくないぞ)」
紗枝「ほな。げえむを再開するしまひょか~」
P「OK。こうなったら目一杯楽しむぞ」
紗枝「♪」
キャッキャウフフ♪
166: 2017/10/15(日) 22:53:43.43 ID:0sF/YgNp0
(しばらくして)
紗枝「ほんのすこーしやけど腕が痛いわぁ…」ジンジン
P「普段使わない筋肉を使うとね。痛くなるよね」
紗枝「うち。お箸より重いもんを持ったことないからなぁ」
P「本当にありそうなあたりが怖い」
紗枝「もちろん冗談やけど…そう見えるん?」
P「うん。一緒にいても仕草ひとつひとつがお嬢様っぽい。大切に育てられてきたんだろうなぁ、って思うよ」
紗枝「…」
紗枝「大切、言うても『跡取り』としての大切さなんやないかなぁ…」
P「うん?」
紗枝「ほんのすこーしやけど腕が痛いわぁ…」ジンジン
P「普段使わない筋肉を使うとね。痛くなるよね」
紗枝「うち。お箸より重いもんを持ったことないからなぁ」
P「本当にありそうなあたりが怖い」
紗枝「もちろん冗談やけど…そう見えるん?」
P「うん。一緒にいても仕草ひとつひとつがお嬢様っぽい。大切に育てられてきたんだろうなぁ、って思うよ」
紗枝「…」
紗枝「大切、言うても『跡取り』としての大切さなんやないかなぁ…」
P「うん?」
167: 2017/10/15(日) 22:54:13.09 ID:0sF/YgNp0
紗枝「うちな。厳しいお稽古で辛ろうなると、時々考えてたんよ」
紗枝「もし、ここにいるのがうちやない誰かやったとしても、この家は万事問題なくカラカラ回り続けるんやないかなぁ、って」
P「…」
紗枝「あの場やと『紗枝』というよりは『跡継ぎさん』や『娘さん』として見られることの方が多かったから…余計になぁ」
P「紗枝のお父さんとお母さんは定期的に連絡くれてるよ?」
紗枝「…わかっとる。2人とも応援も、心配もしてくれはってる。もしなんて考えても仕方ないことやって…でも…」
紗枝「…きちーんと『小早川紗枝』として見てもらいたいって想いは、もう育ちきってしまってるんよねぇ…」
P「…」
P「俺はきちんと紗枝のことを見てるよ」
紗枝「ふふ。わかっとるよ。おおきに♪」ニコリ
紗枝「もし、ここにいるのがうちやない誰かやったとしても、この家は万事問題なくカラカラ回り続けるんやないかなぁ、って」
P「…」
紗枝「あの場やと『紗枝』というよりは『跡継ぎさん』や『娘さん』として見られることの方が多かったから…余計になぁ」
P「紗枝のお父さんとお母さんは定期的に連絡くれてるよ?」
紗枝「…わかっとる。2人とも応援も、心配もしてくれはってる。もしなんて考えても仕方ないことやって…でも…」
紗枝「…きちーんと『小早川紗枝』として見てもらいたいって想いは、もう育ちきってしまってるんよねぇ…」
P「…」
P「俺はきちんと紗枝のことを見てるよ」
紗枝「ふふ。わかっとるよ。おおきに♪」ニコリ
168: 2017/10/15(日) 22:55:12.65 ID:0sF/YgNp0
P「もう遅いし帰ろうか。寮まで送ってくよ」
紗枝「…」
P「うん? どうしたの?」
紗枝「…プロデューサーはん」
ダキッ...ムギュッ...
紗枝「帰りとうないわ…うち…今晩は…門限もよう守らん悪い子になりたいわ…」
P「」
紗枝「…これ以上は…言わせんで///」
P「」
P「(駄目だ駄目だ。これは流石に駄目だ。というか…)」
志希「♪」ニヤリ...フフフフフフ
P「(あの野郎ぅぅぅ!!! 楽しそうに陰で眺めてやがるぅぅぅ!!!)」
紗枝「…」
P「うん? どうしたの?」
紗枝「…プロデューサーはん」
ダキッ...ムギュッ...
紗枝「帰りとうないわ…うち…今晩は…門限もよう守らん悪い子になりたいわ…」
P「」
紗枝「…これ以上は…言わせんで///」
P「」
P「(駄目だ駄目だ。これは流石に駄目だ。というか…)」
志希「♪」ニヤリ...フフフフフフ
P「(あの野郎ぅぅぅ!!! 楽しそうに陰で眺めてやがるぅぅぅ!!!)」
169: 2017/10/15(日) 22:55:40.04 ID:0sF/YgNp0
紗枝「…プロデューサーはん」ウワメヅカイ
P「ちょ、まっ…」
紗枝「…うちのことを1番に扱ってーーー」
プシュゥゥ…(薬の切れた音)
紗枝「…」
P「さ、紗枝?」
紗枝「…あれ? プロデューサーはん? こんなところでうち何してはったんやろか?」
P「はぁ…ようやく薬が切れたか」
紗枝「?」
P「実はカクカクジカジカで」
P「ちょ、まっ…」
紗枝「…うちのことを1番に扱ってーーー」
プシュゥゥ…(薬の切れた音)
紗枝「…」
P「さ、紗枝?」
紗枝「…あれ? プロデューサーはん? こんなところでうち何してはったんやろか?」
P「はぁ…ようやく薬が切れたか」
紗枝「?」
P「実はカクカクジカジカで」
170: 2017/10/15(日) 22:56:26.50 ID:0sF/YgNp0
(少しして)
紗枝「…」
P「というわけで、すごかったよ。紗枝」
紗枝「う、うち。本当にそんなことしてたん?」
P「してた」
紗枝「…プロデューサーはんに抱きついたり」
P「してた」
紗枝「キュ-...」
P「可愛かったよ」
紗枝「い、イヤや~っ!! 忘れて~っ!!///」ポコポコポコ
P「痛い。痛い。痛い」
志希「…」チィ
ケース6. 小早川紗枝 end
紗枝「…」
P「というわけで、すごかったよ。紗枝」
紗枝「う、うち。本当にそんなことしてたん?」
P「してた」
紗枝「…プロデューサーはんに抱きついたり」
P「してた」
紗枝「キュ-...」
P「可愛かったよ」
紗枝「い、イヤや~っ!! 忘れて~っ!!///」ポコポコポコ
P「痛い。痛い。痛い」
志希「…」チィ
ケース6. 小早川紗枝 end
171: 2017/10/15(日) 22:56:59.33 ID:0sF/YgNp0
(その後)
志希「んー、あと一歩だったのになー」
志希「仕方ない…次は誰に…」
ガシッ!!
志希「にゃ?」
紗枝「…」
志希「…こ、こんにちは」
紗枝「うちの言いたいこと…わかってはるやろ…?」ゴゴゴゴ
志希「」
紗枝「…火遊びは人に迷惑をかけんようにせんとなぁ?」ゴゴゴゴ
ヴニャァァァァァッッッ!!!!
【約束の薬はきちんといただきました】
終わり
志希「んー、あと一歩だったのになー」
志希「仕方ない…次は誰に…」
ガシッ!!
志希「にゃ?」
紗枝「…」
志希「…こ、こんにちは」
紗枝「うちの言いたいこと…わかってはるやろ…?」ゴゴゴゴ
志希「」
紗枝「…火遊びは人に迷惑をかけんようにせんとなぁ?」ゴゴゴゴ
ヴニャァァァァァッッッ!!!!
【約束の薬はきちんといただきました】
終わり
183: 2017/10/15(日) 23:15:19.55 ID:c2uuCAWmo
おつ
次回:志希『ワルニナール』番外編
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります