1: 2011/10/26(水) 14:21:07.17 ID:WCFVeBN2O
m> ♀♀ νУ

あかね「あかりが旅行に行っている間に作った、この屋根裏部屋の秘密基地…」

あかね「ここからはいつでも、あかりの部屋を覗く事が出来るわ…」

あかね「更に床を一部改造していて、あかりの部屋への侵入も可能よ…」

あかね「そして何より素晴らしいのが…このパンツコレクション!」

あかね「天井、壁、床…全てがあかりのパンツで埋められているわ…」

あかね「あと1パンツで完成…そして、あかりの持ってるパンツもあと一枚…」

あかね「どうやって、最後のパンツを手に入れようかしら…」
ゆるゆり: 22【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)
3: 2011/10/26(水) 14:24:39.43 ID:WCFVeBN2O
部室

あかり「京子ちゃん…ちょっと、いい?」

京子「何だよ、あかり?私はちなつちゃんモフるのに忙しいんだから、手短にな!」

あかり「真面目な話なの…あかりと一緒にトイレに来てくれる…?」

京子「あかりが真面目な話~?面白そうだな…いいよ、トイレ行こ!」

5: 2011/10/26(水) 14:30:49.96 ID:WCFVeBN2O
トイレ

京子「で、真面目な話って何?」ワクワク

あかり「あのね…最近あかりのパンツが無くなるの…」

京子「いや、それ前に聞いたし…そんだけ~?」

あかり「違うの!あれから盗まれないように、あかりの部屋に干してるんだけど…」

あかり「それでも盗まれちゃうんだよ~!」

京子「いやいや、あかりが居ない間に普通に入られてるんだろ?」

あかり「鍵はちゃんと閉めてるもん!」

京子「そ、そうなのか…?う~ん…」

京子(犯人は間違い無く、あかりの姉ちゃんだろうけど…)

京子(鍵を閉めてるのに侵入してるって、どういう事だ?)

7: 2011/10/26(水) 14:36:52.35 ID:WCFVeBN2O
京子「ま、でも…そんくらいじゃ私は協力出来ないな」

あかり「えっ!?」

京子「たかがパンツ盗まれるくらい、どうって事ないだろ?」

京子「所詮、あかりのだし!」

あかり「京子ちゃん、酷いよ~!!」

京子「そういう事だから、私は部室に戻るよ」

あかり「ま、待って!あかりも最初はそう思ってたの!!」

京子「最初は?…じゃあ、今は何で大騒ぎしてんだよ?」

あかり「…後の一枚なの」

京子「は?」

あかり「今履いてるパンツが最後の一枚なの!!」

10: 2011/10/26(水) 14:42:00.03 ID:WCFVeBN2O
京子「えぇぇぇぇぇ!?」

京子「じゃあ、パンツ履き替えられないのか?」

あかり「うん…今日でこのパンツは2日目なの…」

京子「そ…そうか…」

京子(あかりの姉さん、あかり好きを相当こじらせてるな…)

京子(話を聞いた以上、流石に見捨てる訳にはいかないか…)

京子「分かった!今日、あかりんちに行って一緒に調べてやるよ!!」

あかり「京子ちゃん…」ジーン

京子「名探偵京子ちゃんに任せておけ!あかりのパンツは必ず取り返してやるからな!!」

13: 2011/10/26(水) 14:49:01.10 ID:WCFVeBN2O
ザー

京子「酷い雨だな…」

あかり「京子ちゃん…」

京子「何だよ、あかり?」

あかり「あかり…今日、傘を忘れちゃったの…」

あかり「今、パンツが濡れちゃったら…あかり…」

京子「はぁ…分かったよ、私の傘に入りな!」

あかり「えへへ、ありがとう!京子ちゃん!」ピト

京子「おいおい、そんなにくっ付くなよ!歩きにくいだろ…///」

京子『これが、生涯忘れられない思い出になるなんて…』

京子『この時の私に知る由は無かった…』

16: 2011/10/26(水) 14:53:06.04 ID:WCFVeBN2O
あかり宅

あかり「どうぞ!」

京子「お邪魔しまーす!」

京子「」キョロキョロ

あかり「どうしたの?京子ちゃん…」

京子「えっ?あぁ、何でも無い!何でも無いよ~?」

あかり「?」

京子(あかりの姉ちゃんは居ないのか?)

京子(靴…は、誰が誰のだか分かんないし…)

京子(とにかく今はあかりの部屋を調べるのが先決だな!)

19: 2011/10/26(水) 14:58:24.04 ID:WCFVeBN2O
あかり部屋

京子「お~綺麗な部屋だな~」

あかり「えへへ、そんなに褒めないでよ~」

京子(いや、個性が無いな~と続けようとしたんだけど…)

京子「ぶるる…雨で部屋まで寒いなぁ~」

あかり「!!」

あかり「えっと…あかりは飲み物持ってくるね!」ガチャ

京子「おう、温かいお汁粉を頼む!」

あかり「そんなの無いよ~」パタン


京子「…さて」

23: 2011/10/26(水) 15:03:31.72 ID:WCFVeBN2O
京子「このタイプの鍵じゃ、壊さない限り開かないな…」

京子「だとすると、別の場所から侵入してる事になるんだけど…」

京子「壁とか?」ペタペタ

ペタペタペタペタ

京子「一周触って回ったけど、隠し扉なんて無いな…」

京子「後は天井か?」

京子「上から降りて来て、着地するならベッドの上…だよな?」

京子「よっと!」バフン

京子「…げっ!何か露骨に色の違う箇所がある!!」

24: 2011/10/26(水) 15:09:10.86 ID:WCFVeBN2O
京子「ジャンプで届くかな?」

京子「おりゃ、おりゃ!」ピョンピョン

京子「って…届く訳無いか…」

京子「これは、天井から吊されたロープか何かで帰るパターンだな」

京子「う~ん、トリックを暴いたのに手を出せないのは辛いな…」

京子「とりあえず、あかりに報告だけでもしておくか…」

ガチャ

京子「えっ?……うわあぁぁぁぁぁ!?」グイ

バタン

あかり「京子ちゃ~ん!」ガチャ

あかり「…あれ?京子ちゃんが居ない」

27: 2011/10/26(水) 15:15:16.57 ID:WCFVeBN2O
屋根裏部屋

あかね「こんにちは、京子ちゃん♪」

京子「その声は、やっぱりお姉さんでしたか…」

あかね「まさか、この部屋がバレるとは思って居なかったわ…」

京子「それで、いいんですか?私をここへ連れ込んだりして…」

あかね「えぇ、元々京子ちゃんを招待する気だったから」

京子「それはどういう意味ですか?」

あかね「まあ、焦らないで…これを見て頂戴!」パチ

ピカー

京子「!!………こ、これは!?」

29: 2011/10/26(水) 15:22:18.20 ID:WCFVeBN2O
京子「パンツ、パンツ、パンツ!部屋全体がパンツだらけ!?」

あかね「そう、全部あかりのパンツよ…集めるのに苦労したわ~」

京子(取られたあかりの苦労も考えて欲しいよなぁ…)

あかね「京子ちゃん、ここに注目して頂戴!」

京子「…ただの壁じゃないですか?」

あかね「それが問題なのよ!!」

京子「はっ?」

あかね「ここは私のベストプレイス、あかりのパンツ100%で無ければならないのよ!!」

京子「…パンツが足りないと?」

あかね「そうなのよ、大きさにしてあと一枚!あと一枚で完成するのよ!!」

京子「…はぁ」

31: 2011/10/26(水) 15:32:45.51 ID:WCFVeBN2O
京子「それで…私を元々招待する気だったと言うのは?」

あかね「京子ちゃんにあかりの最後のパンツを取ってきて欲しいのよ!」

京子「やっぱり…」

京子「お姉さんはいいんですか?あかり、ノーパンになりますよ?」

あかね「いい訳ないじゃない!あかりがノーパンなんていけないわ!!」

京子「…言ってる事、矛盾してませんか?」

あかね「だから、京子ちゃんに頼んでいるんじゃない!」

京子「えっ…それは、どういう意味ですか?」

あかね「京子ちゃんに、あかりとパンツ交換をして来て欲しいのよ!」

京子「はっ?はあぁぁぁぁぁ!?」

35: 2011/10/26(水) 15:40:59.18 ID:WCFVeBN2O
京子「嫌ですよ!常識的にも、衛生的にも!」

あかね「京子ちゃんは、あかりのパンツが汚いって言うの?」

京子「今のパンツは2日間履いてると聞いています」

あかね「最高じゃない?」

京子(駄目だ、この人はズレてる!)

京子「とにかく!この事をあかりに報告して、私は帰ります!」

京子「後はあかりとお姉さんの姉妹の問題なので」

あかね「京子ちゃん…この部屋を見て、そのまま帰れると思っているの?」

京子「一体…何をしようって言うんですか?」

あかね「ふふふ…京子ちゃんって、女の子同士のエOチに興味あるわよねぇ?」

京子「!!」ゾワ

38: 2011/10/26(水) 15:48:53.11 ID:WCFVeBN2O
京子「やめて下さい…」

京子「私に乱暴する気ですか?」

京子「工口同人みたいに!」

あかね「京子ちゃん、私はね…京子ちゃん位の歳の子を悩頃する…」

あかね「妹拳が使えるのよ!」

京子「!?」

あかね「早い話が姉妹プレイよ…京子ちゃん、あなたは今から私の妹…」ガシ

京子「離して…離して下さいよ!」

あかね「ふふふ…嫌がる姿も可愛いわよ…」ズイ

京子「あっ…」


チュッ

47: 2011/10/26(水) 15:57:13.56 ID:WCFVeBN2O
京子「…」ウットリ

あかね「京子ちゃん…行って来てくれるわね?」

京子「…はい」

あかね「そこに私の部屋に繋がってる穴があるから、そこから出なさい」

京子「…分かりました」タッタッタ

あかね「ふふふ…遂に完成するわ…私のベストプレイスが!」


ガチャ

あかり「あっ京子ちゃん!どこ行ってたの?」

京子「あかり…真面目な話があるんだけど…聞いてくれる?」キリ

あかり「!」ドキ

あかり「何…京子ちゃん…」ドキドキ

京子「私と…」

あかり「京子ちゃんと…?」ドキドキ

京子「パンツ交換…してくれない?」

あかり「えっ?」

53: 2011/10/26(水) 16:04:47.09 ID:WCFVeBN2O
あかり「何言ってるの…京子ちゃん…?」

京子「あかり、今のパンツ…2日間履きっぱなしだろ?」

京子「私のパンツはまだ半日くらいしか履いて無いからさ…」

京子「そろそろ綺麗なパンツ履きたいと思わない?」

あかり「で…でも…汚いよ…///」モジモジ

京子「あかりのなら…いいよ…」

あかり「京子ちゃん…」

京子「脱がすよ…?」

あかり「うん…」


覗き穴

あかね「はぁ…はぁ…」

57: 2011/10/26(水) 16:11:49.16 ID:WCFVeBN2O
屋根裏部屋

京子「…交換して来ました」

あかね「大丈夫、見てたから分かるわよ」

あかね「どう、あかりのパンツは?」

京子「…少し小さくて食い込みます」

あかね「そういう答えを期待したんじゃないのだけど…」

あかね「まあ、いいわ!今、脱がせるからじっとしてなさい」

京子「…はい」

あかね「はぁ…はぁ…これが最後の一枚なのね…」ガシ

京子「…」

あかね「じゃあ、行くわよ?3…2…1………」

63: 2011/10/26(水) 16:18:51.21 ID:WCFVeBN2O
ガチャ

あかり「もう止めて!お姉ちゃん!!」

あかね「!!……あ、あかりぃ!?」

あかね「何でここが…まさか!!」

京子「ごめんなさい、お姉さん…」

京子「私、この歳で口リコンなんですよ!」ギュッ

あかり「京子ちゃん…」

あかね「ちょっと、京子ちゃん!あかりから離れなさい!!」

あかり「お姉ちゃん…これはどういう事なの…?」

あかり「このパンツ…全部、あかりの…だよねぇ?」

あかね「…」

あかり「あかり…薄々、お姉ちゃんかもしれないって思ってた…」

あかり「それでも…それでも、最後の最後まで信じてたんだよ!?」

あかり「それなのに…」

あかね「あかり…」

65: 2011/10/26(水) 16:25:24.44 ID:WCFVeBN2O
あかね「ごめんなさい!あかりぃ!!」バッ

あかり「お、お姉ちゃん!?」

あかね「こんな事しちゃいけないって言うのは分かってるの…」

あかね「でも、あかりが旅行に行ってる間…」

あかね「もう、あかりの事しか考えられなくなって…」

あかね「最初にパンツを盗んだ時は少しでも、あかりを側に感じたかっただけなのよ!」

あかね「それがいつの間にかエスカレートして行って…」

あかね「あかりの全てが欲しくなって…」

あかね「あかりの気持ちすら考えられなくなって…」

あかね「本当、お姉ちゃん最低ね…」

あかり「お姉ちゃん…」

68: 2011/10/26(水) 16:32:14.65 ID:WCFVeBN2O
あかり「お姉ちゃん、顔を上げて…」

京子「あかり!?」

あかね「あかり…」

京子「今まで苦しい思いをして来たのに、そんなアッサリ許しちゃうのかよ!?」

あかり「うん、だってお姉ちゃんはあかりの事が嫌いで盗んでたんじゃないし…」

あかり「あかりの事が好きで好きで仕方なくて盗んでたんだよ?」

あかり「だから、あかりはすっごく嬉しいよ~!!」

京子「そっか…へへ、あかりらしいや!」

あかね「ありがとう!ありがとうね、あかり!!」

72: 2011/10/26(水) 16:41:32.23 ID:WCFVeBN2O
あかね「今、全部のパンツを返すわね!」バッ

京子「あっ私も手伝いますよ!」バッ

京子「でも、うひゃ~!こりゃ、大変だな~」

あかり「待って、2人共!パンツは返さなくていいよ」

2人「「えっ?」」

京子「どうしてだよ、あかり?もうパンツ無いだろ?」

あかね「お姉ちゃんが頭に被ったパンツじゃ嫌?」

あかり「違うの…そうじゃなくて…」

あかり「えへへ、これから3人で新しいパンツを買いに行こ♪」

京子「ぷぷっ…なんだよ、それ~?」

京子「いいよ、あかりの為に飛びきりエOチなパンツを選んでやるよ!!」

あかり「えっヤダよ~」

あかね「そうよね、あかりには魚介類のパンツよね~」

あかり「もう、お姉ちゃんまで~」プンプン

3人「「「あはははは!!」」」

77: 2011/10/26(水) 16:49:11.73 ID:WCFVeBN2O
ザー

京子「まだ、雨止んでないのな…」

あかね「あかり、お姉ちゃんの傘に入りなさい」

あかり「うん♪」

京子「えっ?私の傘には入ってくれないのかよ?」

京子「学校帰りには私にくっ付いてくれたじゃん!」

あかり「え~…う~~~ん」

2人「「あかり~!」」

あかり「もう、2人共!あかりを子供扱いしないでよ~!!」タッタッタ

京子「あっ…おい、待てよ!」

あかね「濡れるわよ、戻って来なさい!」

あかり「大丈夫だよ!お店はもうすぐ…」

キキィー

あかり「…えっ?」

京子『その日、あかりは氏んだ』

85: 2011/10/26(水) 16:55:28.43 ID:WCFVeBN2O
京子『雨によるスリップ事故だ』

京子『あかりはちゃんと歩道を歩いていた』

京子『跳ねられた、あかりには殆ど外傷は無く』

京子『私達は不安混じりにも助かると思っていた』

京子『しかし、あかりは氏んだ』

京子『事故のショックによる、ショック氏で』

京子『一度は助かると思ったせいか、私もお姉さんも深く精神をえぐられた』

京子『それ以来、私は闇を抱えたまま』

京子『お姉さんは屋根裏部屋に引きこもったまま』

京子『一年の月日が流れた』

90: 2011/10/26(水) 17:01:15.17 ID:WCFVeBN2O
屋根裏部屋

あかね「すーはー…あかりぃ…あかりぃ…」

ボロ

あかね「このパンツも、もう駄目ね…」

あかね「うっ!早くパンツを…あかりのパンツを嗅がないと…」バタバタ

あかね「…あったわ!これは、まだ原型を留めているわ!」

あかね「…」

あかね「あかりのパンツもこれが最後の一枚ね…」

93: 2011/10/26(水) 17:07:19.58 ID:WCFVeBN2O
ガチャ

京子「お姉さん…」

あかね「…また、あなたなの?」

京子「やっぱり…まだ、私の事が分かりませんか…?」

あかね「帰って頂戴!今、私は忙しいのよ!!」

京子「そう言って…1年もそのままじゃないですか!!」

あかね「帰って!帰って頂戴よぉ!!」

京子「分かりました…帰ります…」

京子「でも…これだけは伝えたくて…」

あかね「何よぉ!?」

京子「明日は…明日はあかりが氏んで、丁度1年です」

97: 2011/10/26(水) 17:13:02.22 ID:WCFVeBN2O
京子「だから…2人でお墓参りに行かないかと…」

あかね「…帰っ」

京子「!!……分かりました、もう来ません!」

京子「さよなら、お姉さん!!」

バタン

あかね「…」

あかね「あかりぃ…」クンクン


京子「…」

京子「あかりの部屋、綺麗だな…」

あかり『えへへ、そんなに褒めないでよ~』

京子「褒めてねぇよ!!」ドン

99: 2011/10/26(水) 17:18:38.84 ID:WCFVeBN2O
翌日

あかね「はぁ…はぁ…」クンクン

あかね「あかりぃ…あかりぃ…」クンクン

クンクンクンクンクンクン

ベリ

あかね「!!」

あかね「あぁ…最後の…最後のパンツが…」

あかね「もう終わりだわ!あかりのパンツが無かったら私!!」

あかね「…」

京子『だから…2人でお墓参りに行かないかと…』

あかね「お墓…お墓の下には、綺麗なあかりが居るわ…」

あかね「そうだわ!…待っててね、あかりぃ!!」

105: 2011/10/26(水) 17:24:56.26 ID:WCFVeBN2O
ザー

京子「今日は…雨か…」ブルブル

京子(雨を見ると体の震えが止まらなくなる…)

京子(いつも雨の日は学校を休んでも、外へ出ないけど…)

京子「あかりの命日…だもんな…」

京子「ごめんな…あかり…」

京子「お姉さんは私の手に負えなくて連れて行けないけど…」

京子「私だけはあかりに会いに行ってやるから!」

110: 2011/10/26(水) 17:30:44.76 ID:WCFVeBN2O
墓場

ザー

京子「はぁ…はぁ…何とか着いたな…」

ザッザッ

京子「んっ…何だよ…この音?」タッタッタ

ザッザッ

あかね「あかりぃ~あかりぃ~」

京子「!!……お、お姉さん!?」

京子(お姉さんが墓を起こしてる!一体何の為に!?)

あかね「あかりぃ~あかりぃ~」

あかね「あかりの履いてるパンツを私に頂戴~」

京子「パ、パンツ!?」

112: 2011/10/26(水) 17:36:17.04 ID:WCFVeBN2O
京子(何、馬鹿な事ん言ってるんだよ!あの人は!?)

京子(ズレてる…あの時より輪をかけてズレてるよ!!)

京子(止めないと…止めないと、いけないのに…!!)

京子「」ブルブル

京子(こんな震えが止まらない体で、あかねさんを止められる訳がない…)

京子(見守るしか無いのかよ!ちくしょー!!)

あかね「出て来たわねぇ…あかりぃ…」

京子「!!」

あかね「寝てるところを悪いわね…すぐすむから…」ギィ

京子(うっ…あかりぃ…)

116: 2011/10/26(水) 17:41:21.04 ID:WCFVeBN2O
あかね「…」ピタ

京子「?」

あかね「誰よ…」

京子「はっ?」

あかね「誰なのよ…誰なのよ、あなたーーーッ!!」

京子「!?」

京子(私に気付いた!?違う、目線はあかりに向いたままだ!!)

あかね「あかりをどこへやったのよ!!あなた、知ってるんでしょ!?」ブンブン

京子(あの人、あかりを!!)ガサ

京子「やめろーーーッ!!」タッタッタ

あかね「!?」


ドン

122: 2011/10/26(水) 17:47:13.49 ID:WCFVeBN2O
京子「はぁ…はぁ…あかり…だよなぁ…?」

あかり「」

京子(1年振りだな…あかり…)

あかね「…」

京子「お姉さん!あかりの事がわかんねーのかよー!?」

あかね「違うわ…その子はあかりじゃないわ…」

京子「あかりだよ!!」

あかね「私には分かるのよ…」

京子「何がぁ!?」

あかね「もういいわ…」トボトボ

京子「おい!!」


ザー

京子「訳がわからないよ…」

127: 2011/10/26(水) 17:53:35.24 ID:WCFVeBN2O
ザッザッ

京子(どういう事だよ…あかりが分からないって…)

ザッザッ

京子(いや、違う…あかりが分からないんじゃない…)

京子(もう、誰の事も分からないんだ!)

ザッザッ

京子(分かるのは…あかりのパンツの事だけ…)

あかね『私には分かるのよ…』

京子「!!」

京子「まさかな…でも、もうそうとしか…」

京子「悪い、あかり!これからちょっとだけ、あかりを借りるな!」

あかり「」

134: 2011/10/26(水) 18:01:54.68 ID:WCFVeBN2O
屋根裏部屋

あかね「はぁ…はぁ…あかりぃ…あかりぃ…」バタバタ

あかね「駄目…止まらない…頭が…割れる…」バタバタ

ガチャ

あかり「お姉ちゃん!」

あかね「!?」ビク

あかね「あ、あかりぃ!?あかりなの!?」

あかり「うん、そうだよ!お姉ちゃん」

あかね「あなた…氏んだんじゃ…」

あかり「あかり、お姉ちゃんの事が心配で帰ってきちゃった!」

あかね「あ…あかりぃ…」ポロポロ

142: 2011/10/26(水) 18:10:50.84 ID:WCFVeBN2O
あかり「お姉ちゃんどうして、あかりのパンツをこんなに破っちゃったの?」

あかね「匂いを嗅ぎすぎて…破れちゃったのよ…」

あかり「お姉ちゃん変だよぉ~!」

あかね「もう…全部あかりのせいなんだからね?」

あかり「うん…勝手に氏んじゃって…ごめんね、お姉ちゃん…」

あかね「いいのよ、こうして戻って来てくれたじゃない!」

あかり「お姉ちゃん…」

あかね「さっ、お姉ちゃんの膝の上に座りなさい」

あかり「うん、分かった~♪」テケテケ

143: 2011/10/26(水) 18:19:06.30 ID:WCFVeBN2O
あかり「よいしょ」ストン

あかね「!!」ビク

あかり「どうしたの…お姉ちゃん?」

あかね「あかりって結構重いのね…」

あかり「!!……あかりも氏んでる間に成長したんだよぉ!」

あかね「そ…そうよね…あかりが生き返ったんですもの!」

あかね「成長してても何もおかしくないわよね?」ゴク

京子「お姉ちゃん…?」

あかね「はぁ…はぁ…」

あかね「あかり…お姉ちゃんとエOチな事しましょう?」

145: 2011/10/26(水) 18:25:54.96 ID:WCFVeBN2O
あかり「えっ!?」

あかね「あかりも14歳になるのなら、もう色々と分かるわよね?」

あかり「う…うん…」

あかね「お姉ちゃんね…もう、あかりを我慢するの…限界なの…」

あかり「で…でも!」

あかね「全部、あかりが氏んだせいなのよ!!」

あかり「!!」ビク

あかね「!!……ご、ごめんなさい…忘れて頂戴…」

あかり「…」

あかり「…」

あかり「分かったよ…お姉ちゃん…」

あかね「あかり!?」

あかり「あかりとエOチな事…しよ?」

149: 2011/10/26(水) 18:31:46.29 ID:WCFVeBN2O
あかり「お姉ちゃん…あかりを好きにしていいよ…」

あかね「じゃあ…キス…するわね?」

あかり「う…うん…」ツムリ

あかね「行くわよ…」グイ

チュッ

あかり「…」

あかね「…どう?」

あかり「」ポロポロ

あかね「あかり!?」

あかり「えへへ…ごめんね…お姉ちゃん…」ポロポロ

あかり「あかり…お姉ちゃんとキスするの…懐かしくて…」フキフキ

あかね「そうね…キスなんて…何年振りかしらね?」

あかり「お姉ちゃん…」

151: 2011/10/26(水) 18:38:58.77 ID:WCFVeBN2O
あかね「触るわね…」サワサワ

あかり「あかり…よく…分からないよぉ…」

あかね「下も…触るわよ…」サワサワ

あかり「!!」ビクン


あかり「お姉ちゃん…もっと優しく///」

あかね「ごめんなさい、今の私には優しく触る余裕が無いの…」

あかね「それじゃあ、そろそろパンツを脱がせるわね…?」

あかり「!!」

あかり「…」

あかり「…」

あかり「いいよ…お姉ちゃん…脱がせて…」

153: 2011/10/26(水) 18:46:22.49 ID:WCFVeBN2O
あかね「あぁ…もう二度と見れないと思っていた、あかりのパンツが…」

あかり「お姉ちゃん…あかりと…あかりのパンツ…どっちが大切なの?」

あかね「!!」

あかね「それは…勿論…勿論………」

あかね「あかりよ!!あかりに決まってるわ!!」

あかり「…」

あかり「あかり、その言葉が聞けて嬉しいよぉ~」スク

あかね「あかり…?」

あかり「お姉ちゃん…騙して、ごめんね?」スルスル

あかね「えっ……嘘っ……あかりじゃ……無い?」


京子「お姉さん…」

あかね「きょ、京子ちゃん!?」

154: 2011/10/26(水) 18:47:29.02 ID:RGOnJA2X0
どういうことだってばよ

161: 2011/10/26(水) 18:56:43.77 ID:WCFVeBN2O
京子「!!」

京子「お姉さん…今…私の事…」

あかね「何で…何であかりが京子ちゃんになるのよ!?」

京子「私が、あかりになってたんですよ…」

あかね「えっ!?」

京子「ただ…あかりのパンツを履いてただけですけどね…」ピラ

あかね「それは…1年前に京子ちゃんがあかりと交換した…最後のパンツ?」

京子「そう…お姉さんは最早、あかりのパンツしか認識出来ていなかった…」

京子「おかしくなってから、あかりのパンツを履いてる人を見たのは初めてですよね?」

あかね「?…?………」

京子「お姉さんがお墓であかりの事を分からなかったのは…」

京子「あかりが事故当時のまま、私のパンツを履いてたからですよ」

あかね「何を言ってるのか…さっぱり分からないわ…」

京子「…もう一度、あかりに会いに行きましょう」

166: 2011/10/26(水) 19:06:06.81 ID:WCFVeBN2O
ザー

あかり「」

京子「あかりが分かりますか?お姉さん…」

あかね「分からないわ…でも、あかり…なのよね…?」

京子「はい…間違いなく…あかりです…」

京子「これ」ピラ

あかね「あかりの…最後の…パンツ…?」

京子「あかりに返してもいいですか?」

あかね「…」

京子「これを大事に嗅げば、2日くらいは保ちますよ?」

あかね「いいわ…あかりに返してあげて…」

京子「お姉さん…」

あかね「姉の私に気付いて貰えないなんて…そんなの、あかりが可哀想だものね」

169: 2011/10/26(水) 19:14:00.37 ID:WCFVeBN2O
京子「あかり…私のパンツ…返して貰うぞ…」

あかり『で…でも…汚いよぉ///』

京子「本当だよ…1年履きっぱなしなんて衛生的によくない…」

京子「でも…」

京子「あかりだから…いいよ…」

あかり『京子ちゃん…』

京子「脱がすよ…」

あかり『うん…』

スルスル

京子「後は…このパンツをあかりに履かせて…」

あかね「…」

京子「お姉さん、あかりが分かりますか?」

あかね「あかり…」

あかね「あかりぃーーーっ!!」ダキ

171: 2011/10/26(水) 19:23:59.71 ID:WCFVeBN2O
あかり『お、お姉ちゃん!?』

あかね「あの事故以来、あかりの事しか考えられなくなって…」

あかね「パンツを嗅ぎ始めたのは少しでも、あかりを側に感じていたかっただけなのよ!」

あかね「それがいつの間にかエスカレートして行って…」

あかね「あかりのパンツの匂いを嗅ぐ事でしか生きられなくなって…」

あかね「あかりの事すら分からなくなって…」

あかね「本当、お姉ちゃん最低ね…」

あかり『お姉ちゃん…』

176: 2011/10/26(水) 19:35:43.68 ID:WCFVeBN2O
京子「お姉さん、顔を上げて…」

あかね「京子ちゃん…」

京子「あかりはお姉さんの事をきっと許してくれますよ…」

あかね「そう…よね…あかりなら…許してくれるわよね…」

あかね「約束するわ、あかり!」

あかね「私、もう二度とあかりの事を間違えないわよ!!」

京子「…お姉さん」

あかね「京子ちゃん…?」

京子「私の事も…二度と忘れないで欲しいんですけど…」

あかね「そうね…京子ちゃん…」

あかね「あなたが居なければ…私、どうなっていたか分からないわ…」

あかね「私、京子ちゃんに…一生尽くすわよ!」

京子「!!……じゃあ、妹拳!」

あかね「へっ?」

178: 2011/10/26(水) 19:42:30.96 ID:WCFVeBN2O
京子「今から私はお姉さんの妹になります…」

京子「だから…妹拳を私に施して下さい…」

あかね「…」

あかね「ごめんなさい…京子ちゃん…」

京子「えっ!?」

あかね「妹拳は14歳未満の女の子にしか効果が無いのよ…」

京子「そんな…じゃあ、私はもうお姉さんの妹になれないんですか…」

あかね「そうね…」

京子「…」

京子「結局、お姉さんの妹はあかりだけって事か…」

京子「全く…あかりにはかなわないよ…」

180: 2011/10/26(水) 19:49:56.26 ID:WCFVeBN2O
あかね「妹には出来ないけど…」

あかね「京子ちゃん!」

京子「えっ」


チュッ

あかね「…」

京子「お、お姉さん!?」

あかね「もう、お姉さんは止めて…あかねって呼んで…」

京子「!!」

あかね「妹はあかりだけだけど…京子ちゃんは私の恋人よ!」

京子「おね………あかねさん!!」ダキ

あかね「京子ちゃん!!」ダキ

185: 2011/10/26(水) 19:56:19.16 ID:WCFVeBN2O
ポカポカ

京子「!!………雨が!?」

あかね「きっと、あかりが私達を祝って晴らしてくれたのよ…」

京子「そっか、私達の為に…あかり…」

あかね「さぁ、帰りましょう京子ちゃん!」

あかね「私達はあかりの分まで幸せにならなければいけないのよ!」

京子「あかねさん……はい、帰りましょう!!」

タッタッタ


あかり『あかりです…あかりです…』

あかり『世界を照らす、あかりです!』

あかり『あかりです、あーかりん♪』

アーカリン


お わ り !

186: 2011/10/26(水) 19:56:31.80 ID:sBAMEmKh0
どうしてこうなったw

引用: あかね「あかりのパンツもこれが最後の一枚ね…」