545: 2014/08/13(水) 00:12:35.65 ID:8IYyBIgJo


シリーズ:提督「艦娘とスイーツと」

最初:【艦これ】提督「艦娘とスイーツと」

前回:【艦これ】提督「艦娘とスイーツと」~こんにゃくゼリー~

~あんどーなつ~


睦月「あぁぁ、この油で揚げたから出るコク、そして周りを大げさに覆う砂糖、それらに負けず劣らず主役を張るあんこ」パクパク

睦月「食べだしたら止まらない、しかしそれを許さないカ口リーの嵐。あぁ、なんて恐ろしいお菓子なんでしょう!!」モグモグ

提督「といいつつパクパク食べてるな」

睦月「だってせっかくリクエストしたんですよ!食べなきゃ損じゃないですか」パクッ

提督「だったらカ口リー云々は気にするなよ、ただ気分が沈むだけだろうが」

睦月「それが出来たら苦労しません!!提督は乙女心が分からないんですか!!」モグモグ

提督「とりあえず話す時は食べるのをやめろ」

睦月「むぅ…けど、これってそこまでカ口リー高くないですよね?提督」
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546: 2014/08/13(水) 00:16:48.43 ID:8IYyBIgJo

提督「カ口リーか、うーん。作ってるときはそんなことを気にしたことはないからなぁ」

睦月「だ、だったらもう少し食べてもたぶん大丈b」

提督「そうだ、乙女心の参考になるかは分からないが今計算してやろう」

睦月「    」

提督「えーっと、たしか砂糖をこれだけ使って、で餡子にあれだけ使ったから…」

睦月「にゃぁぁぁぁぁあ!ストップ、ストーップ!!!」

提督「なんなんだ急に」

睦月「そ、そういう現実を突きつけようとするところが駄目なんですよ!!!」

547: 2014/08/13(水) 00:23:48.84 ID:8IYyBIgJo

~ごま団子~


長月「提督、一つ尋ねたいことがあるんだが」パクッ

提督「長月が何か聞いてくるなんて珍しいな、で、なんだ?」

長月「提督のことだからないとは思うんだが…もしかしたらだが艦娘差別していないか?」モグモグ

提督「…はぁっ?」

長月「いや、どうも駆逐艦が多く後回しになってる気がしてな」

提督「いや、差別しているつもりは全くないぞ?っていうかくじで決めたんだら不正の入りようもないだろうが」

長月「だから、提督がなにかしらの裏工作を」

提督「ないない、仮にそんなことしたとしたらばれた時に袋叩きにあうじゃないか」

長月「まあ…そうだな」

548: 2014/08/13(水) 00:27:35.57 ID:8IYyBIgJo

提督「ただまあ少し言わせてもらえるんだとしたら、駆逐艦は数が多いからどうしてもムラが出ちゃうんだろ」

長月「ふぅん、そんなものか」

提督「そんなもんだよ。ちなみにまだ内緒にしているんだが…」

長月「ん、何かあるのか?」

提督「…この後、五連続で駆逐艦が入ってるぞ。名前は教えられないけどな」

長月「それはまぁ…本当に偏ったもんだな」

提督「俺もビックリしたよ、ま、差別とかんな事はないからその点だけは安心してくれ」

長月「いや、こちらも悪かった。気分を悪くさせてすまない」

提督「ま、確かにあの順番じゃそう思っても仕方ないわなー」

549: 2014/08/13(水) 00:30:37.07 ID:8IYyBIgJo

~さくらもち~


綾波「はぁ、季節はずれだとは思いますが、やっぱり美味しいです」

綾波「それにしてもありがとうございます。関西式と関東式を両方用意してくるなんて…感激です!!」モグモグ

提督「………」

綾波「お茶も美味しいですし、さくらもちに良くあって本当に…提督?」ズズッ

提督「………」

綾波「提督?どうしたんですか?さっきからずっと黙っていますがもしかしたら具合が悪いですか?」

提督「………!!」モミッ!

綾波「ひゃぁ、ふ、ふぇいふぉう!!みゃみしゅるんでしゅひゃっ!!」

提督「すまない綾波、けど…」モミモミモミモミ

綾波「ひょ、ひょっぺをもみゃないでくだひゃいーーー!!!」

550: 2014/08/13(水) 00:35:58.68 ID:8IYyBIgJo

 ~ ~ ~ 

綾波「もうっ、ちょっと赤くなっちゃったじゃないですか」

提督「すいません、本当に申し訳ございません」orz

綾波「それにしても、どうしていきなりほっぺたを揉んだりしたんですか?」

提督「いや、出来心というか何というか…さくらもちを幸せそうに食べてる綾波を見てたらな、急にほっぺたを揉みたくなったんだ」

綾波「………」

提督「ああっ、そんな白い目で見ないで!!ただ、どうしても今揉んでおかないと後悔するような気がして!!主に改二関連で」

綾波「…はぁっ、提督が何を言ってるのか分かりませんがデリカシーがなさすぎです。反省してください!!」

提督「返す言葉もアリマセン」

綾波『はぁっ、せめて一声かけてくれば許したのに…提督のばかっ』

552: 2014/08/13(水) 00:39:11.30 ID:8IYyBIgJo

~ワッフル~


磯波「てっ、提督…。私はどうしたら目立てるでしょうか?」

提督「なんだ、吹雪みたいな質問だが?」

磯波「いえ、あの…私って駆逐艦の中だと地味って言うか、あんまり目立ってないって言う気がして」

磯風「別に派手な舞台に立ちたいとかじゃないんですが、せめてもう少し自分をアピールするのにはどうすればいいかと思ったんです」

提督「うーん、目立つねぇ…」

磯風「や、やっぱり難しいですよね?ゴメンなさい、無理難題を言っちゃって」

提督「…いや、方法はあるぞ」

磯風「えっ」

553: 2014/08/13(水) 00:42:36.15 ID:8IYyBIgJo

提督「はいもう一度!大きな声で」

磯風「し、静かにしてくださーい!!!」

提督「よーし、だいぶ大きな声が出せるようになってきたな、いいぞ」

磯風「で、ですがこれと目立つことの何の関係が…?」ゼェゼェ

提督「いや、確か磯波って川内と同じ部隊に所属していたんだろ?」

磯風「は、はぁ…まあそうですが」

提督「つまり、頑張れば川内の突っ込み役になれるはずだ!!」

磯風「    」

提督「今この鎮守府で川内の暴走を止められるのは神通ぐらいだ。そこに磯風が加入したとなればすごい事になるぞ」

磯風「む、無理ですよぉ!!川内さんを止めるなんて私には」

提督「諦めたら何も始まらないぞ、ほらっ、もう一度!」

磯風「ふぇぇっ、とんでもないことになっちゃいましたぁぁぁ」

564: 2014/09/08(月) 23:49:13.80 ID:Mruihxc6o

~雷おこし~


谷風「いやー、古臭いかもしれないけどいいねぇ。この食感、この歯ごたえ」ガリッ!

提督「なーに年寄り臭いこといってんだ」

谷風「だってさー、自分で言うのもなんだけど珍しいと思うよ?こんなのが好きって娘も」バリバリ

提督「んな事ないぞ?和菓子好きは鎮守府の中でも結構いるし」

谷風「へぇ、そいつは驚いた」

提督「そんなに驚くことでもないだろうが」

谷風「いや、だって普通若い娘ってのは洋菓子とかを好むんじゃないの?生クリームとかスポンジとかさ」

提督「全員が全員そうじゃないだろ。食べるもんの好みなんてそれこそ十人十色なんだし」

谷風「そんなもんなんだ」

565: 2014/09/08(月) 23:53:56.21 ID:Mruihxc6o

提督「割合としては洋菓子が多いのは否定できないがな…中には論外なものを注文するやつもいるが」

谷風「論外ねー、まあ大体想像は付くけど」

提督「…とはいっても、雷おこしをリクエストしそうなやつはいないかもしれないがな」

谷風「だよねー」

谷風「けどね、この雷おこしをこう遠慮なくバリバリ食べるのって結構快感なんだよ」バリッ

提督「遠慮なくって…一応上官である俺がいるんだが」

谷風「まあまあ、提督は特別って事で!」

提督「調子がいいやつめ。ほら、茶」

谷風「ありがとーっ」ズズズッ

谷風「まっ、一人ぐらいこんな艦娘がいてもいいよね、提督!」

提督「…だな」

566: 2014/09/08(月) 23:58:30.36 ID:Mruihxc6o

~じゃがりこ~


望月「………」カチカチ

提督「………」カチカチ

望月「………提督、そっちお願い」ガチャッ

提督「おう……」ガチャガチャガチャガチャ

望月「…よしっ、クリア」テレーン!

提督「はぁぁぁ…疲れたぁぁぁぁぁぁ」

望月「なにいってんの提督、まだ三十分ぐらいしかやってないじゃん」ポリッ

提督「細かい画面見続けてると疲れるんだよ」ポリポリ

望月「提督、もう年なんじゃないの?」

提督「なんだとこんにゃろう」

568: 2014/09/09(火) 00:05:31.94 ID:aFrV9Q6Eo

望月「それにしても、提督もモン○ンやっているなんて思ってなかったよ」

提督「夕張たちに進められてな、といってもあまり進んでないが」

望月「どうりでヨタヨタした動きな訳だ」

提督「お前達と違ってやりこんでないからな。っていうかじゃがりこ作って更にモ○ハンにまで付き合わせられるとは…」

望月「まあゲームしてるときはは私にとって最高のリラックスタイムだし」

提督「こんな目が疲れるのにリラックスもあったもんじゃないだろ」

望月「いいの!それじゃあ、少し補給したらまたやろうか」

提督「あぁぁ…この作業が地味に辛い」

望月「いいじゃんいいじゃん、仕事じゃないんだしさー」

569: 2014/09/09(火) 00:12:47.98 ID:aFrV9Q6Eo

~トリュフ~


能代「………」モグモグ

提督「………ほい」カチャッ

能代「……ふぅ、静かな時間って、本当に尊いものですね、提督」ゴクゴク

提督「なんというか、まぁ…いつもお疲れさま」

能代「ありがとうございます。トリュフをいただいて少しリラックスできました」

提督「疲れをとれやすくする為にちょっと甘めに仕上げてみたんだ、気に入ってくれたのなら何よりだ」

提督「にしても、能代っていつも苦労しているよな。まあ、阿賀野たちを悪く言うつもりはないが…」

能代「苦労というか…みんな天然なんですよ、矢矧もしっかりしてるように見えて案外ずれているところもありますし」

能代「阿賀野姉と酒匂は目を離せないし、離したら何をするか分からないし…いえ、指揮するときとか戦闘とかでは頼りになるんですけど」

提督「それ以外の部分がポンコツな訳か」

能代「ポンコツ言わないでください」

571: 2014/09/09(火) 00:20:00.15 ID:aFrV9Q6Eo

能代「とりあえずここに来る前に身の回りの事はある程度の事はしてきたので問題はないと思うんですけど、正直心配で」ハァッ

提督「なんというか、能代っておかんみたいだな」

能代「誰がおかんですか」

提督「けどたまには自分達で出来ることはやらせたほうがいいんじゃないか?逆に能代がやっちゃうから自立できない部分もあるかと思うんだが」

能代「………ええ、一回やってみましたよ。それも」

提督「へぇ、で、結果は」

能代「大 惨 事 」

提督「     」

能代「…後は察してください」

提督「…頑張れ、能代」

能代「…はい」

572: 2014/09/09(火) 00:25:48.28 ID:aFrV9Q6Eo

~肉まん~


最上「ねぇ提督、一つ相談があるんだけど」モグモグ

提督「おっ、最上がお願いなんて珍しいな。で、なんだ?」

最上「いや、ボクの制服なんだけど変更できないかな?」パクッ

提督「できないな」キッパリ

最上「即答!?」

提督「いや、だってズボンのほうが動きやすいし色々といいだろ」

最上「そりゃあ動きやすいですけど他のみんなから浮いているような気がして」

最上「それにズボンだとどちらかというと男の子に見られるような気がするんだよ」

提督「けど、それがいいじゃないか」

最上「いや、提督に肯定されてもね…そういえばくまり、じゃなくて三隅もなんか反対していたけど」

573: 2014/09/09(火) 00:32:48.10 ID:aFrV9Q6Eo

提督「とまあそれは冗談として最上がズボンなのは一応理由があるぞ」

最上「えっ、何か理由があったの!?これって」

提督「さっきも言ったが主な理由としては動きやすさだな。動きやすいということはとっさに時にすばやく対応できる。ここはわかるか」

最上「まあそれは分かるけど、それは他の娘達も同じじゃないの?」

提督「…最上に限っていえば色々と前歴があるからな」

最上「前歴…あっ」

提督「つまりはそういうことだ。悪いな、期待に答えられなくて」

最上「…いえ、ありがとうございます。今度はそんな心配をかけないように頑張りますね」

提督『…もがみん半ズボン氏守同盟なるものが鎮守府内の一部でできていることも理由の一つなんだが…反応に困るだろうから黙っておこうっと』

574: 2014/09/09(火) 00:37:40.77 ID:aFrV9Q6Eo

~ランドグシャ~


衣笠「いやー、自業自得だとは思うけど、あの時の青葉は正直笑えたわね」ケラケラ

提督「性格悪いなー、俺もあの時は辛かったんだぞ」

衣笠「それは提督が作りすぎたのが悪いんでしょ。いや、あれは流石に私も食べる気はしないけど」サクッ

提督「ん、なんだったら今から作ろうか?頑張ればすぐに出来るぞ」

衣笠「そんなところを頑張らなくていいから、むしろこれで十分だから」サクサク

衣笠「まあ流石にあの後介抱してあげたけどね、見ててあまりにも辛そうだったから」

衣笠「だけど実際あそこまで辛いもんなの?ただ量があっただけなんじゃ」

提督「…悪いが冗談抜きで辛いぞ、登山は」

衣笠「…体験者言うと言葉の重みが違うわね」

575: 2014/09/09(火) 00:44:07.56 ID:aFrV9Q6Eo

衣笠「にしても本当にあのメニューを用意できるなんて、流石の私でもそこまでは想定していなかったわ」

提督「ってあれの元凶はお前なんかい!!」

衣笠「元凶って…まあ、青葉に聞かれたときにあれを答えたのは事実だけど」

衣笠「私も始めは冗談のつもりで言ったのよ。けど青葉が登山について調べていくうちに『これでいこう!』なんて言い出しちゃったから止められなくて…」

提督「他に何か思いつかなかったんかい」

衣笠「だって青葉が『提督でも作れそうにないインパクトのあるお菓子』なんて聞いてくるからつい」

提督「お菓子…とよんでいいか分からないがな。あれは」

衣笠「それにしても提督もよく作ったわよね」

提督「…俺もああいうのを一度作ってみたくてな」

衣笠「悪乗りって怖いわねー」

576: 2014/09/09(火) 00:49:47.11 ID:aFrV9Q6Eo

~きな粉棒~


扶桑「…ああっ、見て提督!ほらっ、赤よ赤!」

提督「ああ、赤いな。ほらっ、もう一本だ」

扶桑「ありがとうございます…やった!また赤よ」

提督「ほらっ、大丈夫。在庫切れって事はないからまだまだあるぞ」

扶桑「ああ、夢みたい…一度体験してみたかったの。きなこ棒であたりを引き続けるということを」

提督『爪楊枝に細工させてもらったからな』

扶桑「ガリガリ君とかヤッターメンとか、一度こういう体験をしてみたかったんだけど全部縁がなくて…けど、今すっごく楽しいわ!!」

提督「きなこ棒って結構当たり引く確立が高いような気がするんだが」

扶桑「…私と山城で一度箱買いしたことがあったんだけど、不良品だったみたいでみんな色が付いてなくて」

提督「そこまで言ったら逆に幸運だろ、それ」

577: 2014/09/09(火) 00:55:57.60 ID:aFrV9Q6Eo

~数十分後~


提督「悪かった!俺が悪かった、だからもうやめておけ、扶桑!!」

扶桑「だ、大丈夫よ。これは提督が私のためにやってくれたんですもの、だったら私も提督の気持ちに答えないと…」

提督「だからといって一人で一箱食べきるなんて無茶だ!また明日にでも取っておけばいいじゃないか!!」

扶桑「駄目よ…明日になんて取っておいたらどうなるか分からないわ。鼠に食べられたりとか虫が入り込んだとかで食べられなくなることが容易に想像できるのよ」

提督「そんなこと…いや、ありそうだな」

扶桑「大丈夫、あと五本、あとごh」ゴフオッ

提督「おいっ、しっかりしろ扶桑」

扶桑「あぁ…幸せなのに、幸せのはずなのに…不幸、だ、わ…」ガクッ

提督「扶桑、扶桑ーーー!!!」



※もちろん胃袋以外無事です

578: 2014/09/09(火) 01:00:43.70 ID:aFrV9Q6Eo
今日はここまでです

イベントやらなんやらで一月ほど開いてしまいまして、申し訳ございませんでした
いやぁ、色々と大変でしたねぇ
今回は無事にEー5も攻略できて、前回の雪辱を無事に果たすことが出来ましたが、皆さんはどうでしたでしょうか?
磯風?清霜?…いやぁ、そんな艦娘の方々もいましたねぇ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

それでは、また

579: 2014/09/09(火) 01:01:29.87 ID:u7ZB5aYRO
おつりんこ

580: 2014/09/09(火) 09:49:39.82 ID:/RJQzN7SO
乙です

次回:【艦これ】提督「艦娘とスイーツと」~モンブラン~


引用: 提督「艦娘とスイーツと」