1:◆sgz06eY/Ks 2015/01/27(火) 11:01:54.25 ID:ZJS3j+sM0
年末にやるアレ
去年はかなり艦これネタ出てたね

2: 2015/01/27(火) 11:03:02.48 ID:ZJS3j+sM0
【注意事項】

このスレでは>>1のギャグセンスが壊滅的であるために、pixivやアンソロ、他SSスレ等で使われたネタを大量に取り入れています。
『あれ?これパクリじゃね?』と思わせてしまうようなシーンが多々ありますが、ネタは基本的にどっかから引用したものですので、あらかじめご了承ください

4: 2015/01/27(火) 11:05:16.34 ID:ZJS3j+sM0
12月、某所。そこに5人の艦娘へ集合命令がかけられた

吹雪「みんなー!おはよー!」

秋月「あっ、吹雪さん!おはようございます」

瑞鶴「ちょっと吹雪!遅刻だよ!予定時間より10分遅れてる!!」

陽炎「あんたにしては珍しく遅かったわね。いつもは一番に集合するような人なのに」

プリンツ「何かあった?どうしたの??」

吹雪「それがね、自転車で来ようと思ってたらチェーンが外れちゃって…だから慌てて走って来たら遅れちゃった!」

秋月「うわー、それはツイてませんね…」

プリンツ「なら仕方ないよ!オッケーオッケー問題なし!」

陽炎「急にチェーンが外れるとか最悪ね…ここまで来るの大変だったでしょ」

吹雪「まぁそうだったけど…。結局は遅れちゃったのは私のせいだし、皆ごめんね?」

瑞鶴「いいのよ。提督もまだ来てないみたいだから」

陽炎「遅刻なんてバレなきゃ問題ないってものよ!」

吹雪「そっか!なら安心だね!」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱1 (電撃コミックスNEXT)
5: 2015/01/27(火) 11:07:05.86 ID:ZJS3j+sM0
吹雪「それはさておき、私たちがここに集められた理由ってみんな知ってる?」

プリンツ「ううん、知らない。吹雪は知ってるの?」

吹雪「実は私も詳しいことは知らされてなくて…」

吹雪「司令官は任務だって言ってたけど、今はもう年末だし、こんな時に一体何の任務なのかなぁ」

陽炎「変だよね。しかも集合命令かけられたのは私たちだけみたいなのよ?」

秋月「他の皆さんはお休みをいただいているというのに…どういうことなのかしら…」

瑞鶴「私たちが集合しなくてはいけない理由…駄目だ、心当たりがないわ」

吹雪「集められた場所も港から遠く離れた場所だし、艤装も着ける必要は無いって言われたし」

秋月「要するにこれからの任務は出撃とは違う特殊な内容ってことですよね…」

プリンツ「内容が全くわからないよ。せめて説明くらいしてくれてもよかったよね?」

瑞鶴「一応提督にも翔鶴姉にも聞いてみたんだけど、2人ともお茶を濁した反応しか返さなかったわ。なぜか任務を隠してるみたい」

秋月「はぐらかされたのはちょっと怪しいです…」

陽炎「司令官はまだしも、翔鶴さんまで瑞鶴さんに話さないのは確かに変よ」

吹雪「つまり、私たちには人には言えないような超極秘任務が与えられている可能性があるってこと?」

瑞鶴「さぁ…どうかしら」

秋月「危険な任務でなければ良いのですが…」

6: 2015/01/27(火) 11:08:02.28 ID:ZJS3j+sM0
主人公たちの名前が二文字なのでプリンツの名前も『プリ』と二文字にします

7: 2015/01/27(火) 11:09:24.14 ID:ZJS3j+sM0
陽炎「でもちょっと待って。任務がそんなに重要なら、司令官が遅刻してるっていうのはおかしくない?」

吹雪「あー、それは一理あるかも」

プリ「もし重要なら時間が一刻を争ってる可能性もあるもんね」

秋月「うーん、もう何が何だか…」

瑞鶴「だいたいさ、提督が集合時間に遅れるって駄目よね!皆そう思わない?」

陽炎「ホントそれよ!人を呼び出しといて自分はのんびりしてるなんて、なってないわ!」

プリ「私、年末はビスマルク姉様と一緒に居たかったのに。何やってるんだあの提督はー!」

吹雪「それはそうだけど…かと言って上官になるような人がわざと遅れて来るようなのは少し考え辛いと私は思うけど…」

秋月「おそらく、提督にも吹雪さんみたいに何かアクシデントがあったのではないでしょうか」

瑞鶴「それでもよ!上官なら集合時間10分前には到着してなさいよ!」

陽炎「こんなの人に物を頼む態度じゃないわ!全くもう!!」

吹雪「まぁまぁ。気持ちはわかるけど抑えて抑えて」

秋月「きっと今、急いでこっちに来てるんだと思いますから」

プリ「ほんとー?」

吹雪「たぶん、もう1、2分すれば、すぐに司令官が…」

提督「おーーーい!」タッタッタッ

吹雪「ほら!来たみたいだよ!」

秋月「噂をすれば影ってやつです!」

陽炎「あっ!やっと来たわね馬鹿司令官!」

8: 2015/01/27(火) 11:10:56.06 ID:ZJS3j+sM0
提督「おーい!」タッタッタッ

瑞鶴「提督さん遅いじゃない!」

プリ「待ってましたよ、提督!」

提督「おーい!おーい!おーい!」

秋月「おはようございます、司令官!」

吹雪「おはようございます!」

提督「おぉーーーい!」ブンブン

陽炎「って、手を振るのはもういいから!来てるの気付いてるから!」

瑞鶴「さっさと任務を言いなさいよ!」

提督「おーい!おーい!」ブンブン

陽炎「だからしつこいって!いい加減に…」

提督「おぉぉぉーー…」

大井「…」←提督の背後から急接近

秋月「へっ?」

提督「ーーーぃいい…」

大井「私の名前を何度も気安く呼ぶなぁ!!」ドゴォ

提督「あべしぃ!!」ドカ-ン

プリ「!?」

瑞鶴「くっw!」

陽炎「プッww」

9: 2015/01/27(火) 11:12:02.73 ID:ZJS3j+sM0
提督「ぐわらばっ!」ドサッ

吹雪「司令官w開幕から何やってんですかw」

陽炎「あまりにも唐突すぎて笑っちゃったじゃないwww」

瑞鶴「提督さん、ふざけないでよねww」

秋月「え?これギャグなの?えっ?」

プリ「あの、大井さん怒ってるみたいだけど…」

大井「ふん、間抜けな指揮官め…」キッ

瑞鶴「あー大丈夫大丈夫。これ大井の平常運転だから。いつ見ても可笑しいけどね」

吹雪「ていうか大井さんも大井さんですよww魚雷をぶつけるのは流石に駄目でしょww」

陽炎「仮にも相手は司令官なんだからせめてパンチくらいで許してあげてくださいww」

大井「…」

提督「…」

10: 2015/01/27(火) 11:13:50.09 ID:ZJS3j+sM0
提督「…お前たち、今笑ったな?」ムクッ

瑞鶴「え?」

秋月「あれ?提督?怪我は…」

提督「吹雪、陽炎、瑞鶴の3人が笑っていたと言ったんだ」

陽炎「は?」

吹雪「えっ?何?笑ったらいけませんでした?」

提督「笑ってたの、お前も確認したよな。大井」

大井「はい。確かに笑っていましたね」

プリ「あれっ!?大井さんが急に穏やかな顔に!?さっきまで怒ってたんじゃ…」

大井「ではこれより、任務を開始します」

陽炎「へっ?ええ??」

瑞鶴「任務?提督がこんな状態で?」

大井「さて、まずは笑ってしまった3人にですが…」

大井「さっそくですが貴方たちには、憲兵によるケツバットの刑です♪」

デデーン
瑞鶴、陽炎、吹雪、アウトー

陽炎「…はッ!?」

吹雪「ええええーーーっ!?!?」

11: 2015/01/27(火) 11:15:09.25 ID:ZJS3j+sM0
陽炎「この聞いたことのあるデデーンの音…これってまさか!?」

提督「そうだ。お前の思っている通りだ」

瑞鶴「提督!?嘘でしょ!なんで私たちがアレを!?」

吹雪「本気ですか!?司令官!ねぇ!?おい!!」

秋月「あの、アレって何ですか?」

プリ「私、何のことかわからないんですけど…」

吹雪「アレはアレに決まってるでしょ!」

陽炎「そうよアレよ!年末にテレビでやってるバラエティ!」

秋月「?」

提督「ではこれより、任務名を発表する!」

提督「これは、『絶対に笑ってはいけない海軍24時』だ!!」ド-ン


12: 2015/01/27(火) 11:16:29.54 ID:ZJS3j+sM0
吹雪「そんなっ!!?」

大井「あっ、憲兵さん来ましたね」

【憲兵登場】

憲兵「おらァ!」

プリ「うわあ!なんかマスクつけた怪しい人が来た!」

瑞鶴「嘘!これガチなやつじゃない!」

陽炎「待って待って!まだ心の準備が…」

憲兵「吹雪、陽炎、瑞鶴!さっさとこっちにケツを向けろ!」

瑞鶴「ちょ!本気なの!?本当に私たちであの番組をやるの!?」

陽炎「冗談よね司令官!嘘よね?ねぇ!」

提督「本気も何も、わざわざこうやって憲兵を呼んでるじゃないか」

吹雪「ああ…やっぱりそうなんだ…」

瑞鶴「待って憲兵さん!こっち来ないでよ!」

陽炎「ちょっと!やめて!触らないで変態!ちょ…」

憲兵「おしおきじゃあ!!」

瑞鶴「あだぁ!」スパーン

陽炎「ひぃっ!」スパーン

吹雪「おうふ!」スパーン

秋月「うわぁ!?」

プリ「吹雪たちが叩かれたぁ!?」

13: 2015/01/27(火) 11:18:45.05 ID:ZJS3j+sM0
陽炎「痛い…痛い…」ヒリヒリ

吹雪「テレビで見て思ってたのよりずっと痛い…」ヒリヒリ

瑞鶴「アレはヤラセだって聞いたことあったけど、これほどの威力があったなんて…」ヒリヒリ

大井「海軍式でやってますから。痛いのは当然です」

吹雪「ぐぅ…」

秋月「…あの、すみません。私、未だによく状況が飲み込めてないんですけど…」

プリ「テレビ番組が元ネタってことはわかりましたけど、私、日本のテレビはよくわからないから…」

秋月「私も昔はテレビ持ってなかったから、今でも毎日ほどテレビを見るような習慣がなかなか無くて」

提督「おっと、そうだったのか?」

提督「よしよし。ならばここで任務の説明をしよう!」

14: 2015/01/27(火) 11:20:00.04 ID:ZJS3j+sM0
提督「本日お前たちに集まってもらったのは他でもない、さっきも言ったが『絶対に笑ってはいけない海軍24時』をやってもらうためなんだ」

秋月「ぜったいにわらってはいけない…?」

プリ「かいぐんにじゅーよじ??」

プリ「それって何ですか?」

提督「お前たちには今から、1日だけ海軍の提督体験をしてもらう」

提督「提督も無限にいる訳ではない。早いうちに時期提督候補を出して、海軍の指揮系統の寿命を延ばそうっていう魂胆からこのような企画をすることになったんだ」

秋月「えっ!」

プリ「提督体験?なんだか楽しそう!」

提督「おっと、楽しんで貰っては困るぞ。体験とはいえ真摯に臨んでもらいたい。提督たる者は常に必ず厳然たる態度で職務を全うしなくてはならないんだ」

提督「つまり笑うなどの真面目さを感じさせない行為はもっての他。笑ってしまったのならばさっきのようにすぐさま憲兵が飛んで来て、その者に罰を与える」

提督「だから、『絶対に笑ってはいけない』なんだ」

吹雪「私たちがさっき、ケツバットされたのはこういうことだったのよ…」

プリ「あっ、そっか」

秋月「これってなかなか厳しい企画なんですね…」

プリ「だから元ネタを知ってた吹雪たちはこの企画を聞いた途端に嫌がってたんだね!」

瑞鶴「そういうこと…」

15: 2015/01/27(火) 11:22:26.28 ID:ZJS3j+sM0
提督「以上が任務の内容だ。お前たち、わかったかな?」

プリ「わかりましたー」

瑞鶴「まるで地獄のような任務だわ…最悪よ」

吹雪「こんな内容ならもう帰りたい…」

秋月「でも提督のお仕事を体験出来るなんて楽しみじゃないですか?それはそれで魅力的な任務だと私は思います!」

プリ「そうだよ。せっかくだから参加しようよみんな!」

吹雪「元ネタ知らない子は無邪気でいいなぁ」

瑞鶴「貴方たちは知らないのね、この任務の恐ろしさを…」

吹雪「陽炎もそう思うでしょ?」

陽炎「んー、私はそれでもこれに喜んで参加するけど?」

瑞鶴「えっ!?」

吹雪「なんで!?陽炎は元ネタ知ってるんじゃないの!?」

陽炎「それを踏まえてもよ。確かに笑っちゃいけないのはアレだけど、提督になれるのはちょっと素敵じゃない?」

陽炎「一介の兵士から指揮官に昇格!このチャンスを逃したら二度とこんな機会は無いと思うわ」

吹雪「うっ…それは…確かに…」

提督「ちなみに提督の体験というのは本当のことだからな。お前たちには提督がどのような立場なのか、それを身を持って体感してもらう」

提督「こんな貴重なことは他では絶対に出来ない。この辺りについては素直に喜ぶべきことだと思うぞ」

瑞鶴「ん…まぁ、そうかしらね?」

吹雪「秋月や司令官の言った通り、提督体験ってよく考えたら凄いことなんだよね」

秋月「はい!笑ってはいけないけど提督になれちゃうっていうのは、やっぱりワクワクしちゃいます!」

プリ「いつもは見れない角度から鎮守府を見ることが出来るのは凄いかも!」

瑞鶴「…そうね!ちょっと元ネタが元ネタだから敬遠してたけど、貴方たちの言う通りよ!」

吹雪「たまにはこういうのもいいかもね!今日一日だけは私も提督として生活しようかな!」

プリ「よーし!なんだか盛り上がってきた!さっそく任務を始めようよ、提督!!」

27: 2015/01/28(水) 10:17:11.65 ID:Jxpq9c990
瑞鶴「あ、その前にちょっと待って」

プリ「待つの!?」

提督「なんだ、どうした瑞鶴」

瑞鶴「一応聞いておくけど、どうして私たちを提督候補に選んだの?」

提督「?」

プリ「あっ!そういやそうだったね!それ聞くの忘れてた!」

陽炎「私たちに共通点とか無さそうなのに。どうしてなの?」

吹雪「見た目で提督を選ぶのなら、大和さんとか武蔵さんの方が提督に相応しい雰囲気がありますし…」

瑞鶴「私たちじゃなくてはならない、何か特別な理由でもあるんですか?」

提督「ああ、そういうことか。それならちゃんとした理由があるぞ」

秋月「その理由、とは?」

提督「それはズバリ…」


提督「お前たちは、何かしらのコンテンツで主役を張っているメンバーだからだ!」

吹雪「!!」

28: 2015/01/28(水) 10:18:21.75 ID:Jxpq9c990
吹雪「そっか、私は本編やアニメで主役だから提督に!」

秋月「私はVITAで主役予定だ(って言われてる)から…!」

陽炎「私はライトノベルの主役だからなのね!」

瑞鶴「私も!」

プリ「…ん?私が主役…?」

提督「主役に抜擢されるには、人を引きつけるだけの高いカリスマが必要だ。つまりお前たちはそれだけの能力を持っている」

提督「そしてカリスマがあるということは、人を惹きつけ指揮する能力があるということ…」

提督「要するに、お前たちには提督になる資質が少なからずあるということなんだ!」

秋月「おおっ!」

提督「お前たちは選ばれた者である。逆に言えば、お前たちにもそこを自覚して欲しいんだ。お前たちは、人を引っ張ることが出来る、貴重な人材であるということを」

瑞鶴「な、なるほど…」

陽炎「そういうことだったのね…」

提督「これがお前たちを提督候補に選んだ理由だぞ。納得してくれたか?」

吹雪「まともな理由で納得しました、司令官!」

秋月「褒めていただいて光栄です!」

プリ「…」

29: 2015/01/28(水) 10:32:15.37 ID:Jxpq9c990
プリ「えっ…でもちょっと待って」

提督「ん?」

プリ「私は?私は何なの?」

プリ「私は特にこれと言って主役を担当した覚えはないんだけど…」

提督「えっ?」

吹雪「あれ、そういえば確かにそうだね…プリンツさんは主役じゃないよね?」

陽炎「プリンツが主役の作品…?何かあったかしら…」

秋月「提督が言ったのですからきっと何かあるはずでは?」

瑞鶴「…ううん、駄目よ。何も浮かばないわ」

プリ「ねぇ、私たちって本当に主役を掻き集めたメンバーなの?」

プリ「本当に私が提督に選ばれたんですか?」

プリ「まさかコレって、実は何かの手違いだったんじゃ…」

提督「ハハハ、何を言っている。プリンツも立派な主役じゃないか」

プリ「えっ?」

提督「もしかしてお前、自分が主役である自覚がないのか?」

プリ「はい…」

提督「仕方ない。じゃあこの際自分が何の主役かを確認しておこう」

30: 2015/01/28(水) 10:39:11.76 ID:Jxpq9c990
提督「吹雪は本編の主役」

吹雪「そうです!私が主役です!」

提督「秋月はVITA版の主役予定」

秋月「はい!頑張ります!」

提督「陽炎と瑞鶴はラノベの主役」

陽炎「うん。私が抜錨する小説よね」

瑞鶴「私は鶴翼の方の小説よ」

提督「そして、プリンツオイゲンは」

プリ「私は?」

提督「プリンツはC87で一番多く描かれていた。つまりコミケの主役はプリンツオイゲン。お前しかいない」

吹雪「くっwww」

瑞鶴「コミケwwww」

陽炎「プリンツだけっw選抜された理由がwwwまともじゃないwww」

プリ「何かおかしいと思ってたら…こんなww」

秋月「?」

デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、プリンツ、アウトー

31: 2015/01/28(水) 10:41:11.71 ID:Jxpq9c990
憲兵「おらァ!」

秋月「あの、コミケって何ですか?」

瑞鶴「貧乏だったから情報を手に入れるだけの媒体が無かったとかずるいっ!!」スパーン

吹雪「秋月、コミケっていうのは痛ぁ!」スパーン

陽炎「別に知らなくてもいいようなイベントであうっ!」スパーン

プリ「一応、外国でも知ってる人がいるような有名イベントだけどきゃんっ!」スパーン

秋月「???」

吹雪「いたた…」

プリ「くぅ…とても痛いね、これ…」

秋月「あの、コミケって…」

提督「じゃ、ルールも説明したしそろそろ提督体験を始めるぞー」

秋月「コミケ…」

33: 2015/01/28(水) 10:46:47.03 ID:Jxpq9c990
提督「まずは着替えだ」

提督「お前たちは今から、俺の用意した提督専用の服に着替えてもらうぞ」

プリ「えっ?今着てる服じゃ駄目なんですか?」

提督「当たり前だ。提督たる者、身なりはしっかりしないといけない」

提督「提督には提督に相応しい服装というものがある。また形から近づくのが体験の基本だしな」

プリ「なるほど。わかりました!」

陽炎「やっぱり最初は本家と同じ着替えなのね」

瑞鶴「この辺の進行は元ネタのテンプレ通り…でもこれが元ネタ通りならここまではまだ笑って良かった筈なんだけど…」

吹雪「開幕から罰ゲームは始まってるみたいだし、ここで笑っちゃったらきっとまたお尻を殴られちゃう…」

陽炎「くっ、じゃあ油断はできないってことね」

秋月「その…誰か…コミケを…」

吹雪「それはもういいから!忘れて!」

陽炎「知らないなら知らない方がいい!秋月がまだそんなに汚れる必要ないから!」

瑞鶴「ていうか駄目だ、秋月が連呼するからただのコミケ大好きヲタに見えて…www」

デデーン
瑞鶴、アウトー

34: 2015/01/28(水) 10:49:15.34 ID:Jxpq9c990
瑞鶴「うぐ…」ヒリヒリ

提督「そんな訳で着替えるための更衣室を用意したぞ」

提督「この更衣室の中に提督になるための着替えが置いてあるから」

提督「さっそく着替えてきてくれ」

陽炎「はーい」

吹雪「わかりましたー」

48: 2015/02/01(日) 23:25:53.89 ID:5rhrA4dK0
_______
_____
___

〜5分後〜

提督「そろそろ皆も着替え終わった頃だろう…」

提督「お前たち!準備は出来ているか!?」

秋月「はい!着替え終わりました!」

陽炎「もういつでもいけるわよ」

提督「よし、ならお披露目タイムといこう」

提督「俺が一人一人名前を呼んでいくから、呼ばれた者は更衣室から出て来てくれ」

秋月「はーいっ!」

49: 2015/02/01(日) 23:27:05.54 ID:5rhrA4dK0
提督「ではまずは…」

提督「そうだな、返事の良かった秋月から姿を見せて貰おうかな」

提督「という訳で秋月!出て来い!」

秋月「私ですね!」ガラッ

秋月「どうですか?こういう服は初めてだから着るのに苦戦しちゃったんですけど…」

秋月「ちゃんと着れてます?似合ってます?提督、いかがですか?」

提督「うん、よく似合ってるぞ。着こなしもバッチリだし」

提督「どうやらお前は『真面目系キュート提督』のようだ」

秋月「そんな!キュートだなんて…照れますっ!」

提督「よしよし。照れてる姿もまた可愛いぞ」

秋月「♪」

提督「では次だ。次は…陽炎!出て来い!」

陽炎「わかったわ」ガラッ

陽炎「どうかしら。こういった真面目な服は私に似合わないと思うんだけど…」

提督「だいたい私、指揮官とかいうのは柄じゃないし。司令官もそう思うでしょ?」

提督「いやいや、二水戦の旗艦を経験したこともあるお前が何を言っているんだ」

提督「お前は『お姉ちゃん系優しい提督』としてよく似合ってるぞ?」

陽炎「ふーん…ま、悪い気はしないわね!」

50: 2015/02/01(日) 23:28:05.07 ID:5rhrA4dK0
提督「よし、次!プリンツオイゲン!」

プリ「わかった!」ガラッ

プリ「ねぇ提督、私はどう思う?」

プリ「私はこの格好をすっごい気に入ってるけど。どうかな?ね?ね?」

提督「いやはやこれは素晴らしい。ドイツ人らしく、言葉では表現し難い凛々しさが全身から溢れ出ているな」

プリ「ほんと?やったぁ!嬉しい!」

提督「てな訳でお前は『プリケツ工口提督』だな。キツ目の服に身体のラインがハッキリ見えて、眼福である」

プリ「ありゃ!セクハラ!?ひどい!」

秋月「こら!提督!女性に向かってそんなことを言ったら駄目じゃないですか!」

陽炎「そうよ!もっと口に慎みを持ちなさい!」

提督「おっとすまない。ついうっかり」

プリ「次から気を付けてくださいね、提督!」

提督「うむ。では気を取り直してどんどんお披露目して行くぞ」

51: 2015/02/01(日) 23:41:18.32 ID:5rhrA4dK0
提督「えっと残りは誰がいたっけ」

秋月「吹雪さんと瑞鶴さんです!」

提督「そうだったな。じゃあ次は吹雪からお披露目してもらおう」

提督「よし、吹雪!出て来い!」

吹雪「了解しました!」ガラッ

吹雪「どうですか!?提督になった私、いかがでしょう!?」

吹雪「かっこいいですか?提督らしさが出てますか?主役っぽいですか?どうですか??」

提督「おう」

提督「お前は『提督』だ」

吹雪「あれっ!?私に対するセリフ少ない!?しかも肩書きも何も無いなんて!!」

陽炎「…w」

プリ「扱いが…w」

吹雪「ははぁ、さては司令官、さては私が地味だからっていじめようとしてるんですね?」

吹雪「ですがそうはいきませんよ!何か一言おっしゃらなければ、私はこの企画をドタキャンしますから!」

提督「…」

吹雪「どうです!これで私の見た目に干渉せざるを得なくなったでしょ!」

吹雪「私が主人公スルーされる時代は終わったんです!大人しく感想を述べてください!」

提督「じゃあ…そうだなぁ」

提督「『地味』で」

吹雪「」ガ-ン

陽炎「くっww流石にこれは酷いwww」

プリ「でも確かに吹雪は提督になっても地味だねwww」

秋月「ううww虐めないであげてくださいwww」

デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

52: 2015/02/01(日) 23:43:04.95 ID:5rhrA4dK0
秋月「きゃあっ!駄目!」スパーン

プリ「ひぁっ!」スパーン

陽炎「いだいよっ!」スパーン

吹雪「ちょっと皆まで何笑ってんの!私がそんなに地味なのがおかしい!?」

吹雪「貴方たちも私を地味だ地味だと罵るんですか!?」

吹雪「モブキモブキがそんなにおかしいんですかぁぁぁ!!」←マジギレ

秋月「…!…!!」←しょーもないことにマジギレした吹雪が可笑しい

陽炎「っ…!っ!」←痛いのと笑うのを我慢してる

吹雪「はーぁいいですね地味じゃないお方は華があって…」

吹雪「特に秋月!何なのお前!!」

秋月「!?」ビクッ

吹雪「貧乏だったくせに華々しい顔立ちしてるし!それでいて華奢な身体してるし!羨ましい!!」

吹雪「オマケに特殊能力もちのキャラって!なんて主人公っぽい!!私も同じ駆逐艦なのに何この差!」

吹雪「この私の悔しさ!貴方にはわからないでしょうねぇぇぇ!!」ボロボロ

吹雪「この地味な私を!ウッ!ガエダイ!!!」ブワッ

プリ「こらwwwwwそれはやっちゃ駄目wwwww」

秋月「くぅwその発言は反則ですw有名すぎですwww」

陽炎「ちょwもうっw追い打ちやめてぇwww」

デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

秋月「いやぁ!」スパーン

プリ「きゃー!」スパーン

陽炎「吹雪のバカー!」スパーン

53: 2015/02/01(日) 23:45:06.63 ID:5rhrA4dK0
プリ「お尻がぁ…」ヒリヒリ

秋月「私、はじめて叩かれたのに…はじめてがこんな連続責めなんて…」ヒリヒリ

陽炎「だいたい吹雪は改二で超強化を貰って主人公らしくなったでしょーが…」ヒリヒリ

吹雪「私はもっと派手な改装を期待してたんで!」

陽炎「望み高すぎ!?」

吹雪「火力は100くらい欲しかった!」

プリ「それもう夕立ちゃんの域すら越えちゃってるよ!」

54: 2015/02/01(日) 23:50:13.79 ID:5rhrA4dK0
提督「さて、次で最後のお披露目だな」

陽炎「これでやっと最後か…」

吹雪「なんかもう着替えだけで疲れた…」

プリ「最後は瑞鶴だったね!あの人凛々しいから提督の服も似合ってそう!」

秋月「私もそう思います!」

吹雪(でも最後に呼ばれる人ってだいたいオチ担当なんだよなぁ…一体どんな格好で出て来るんだろ…)

陽炎(島風の服装とか、加賀さん轟沈させた後のビ○ー提督みたいな格好とか…そんなんじゃないかな)

提督「さぁ!ラストはお前だ!」

提督「瑞鶴、出て来い!!」

55: 2015/02/01(日) 23:52:17.71 ID:5rhrA4dK0
瑞鶴「…」ガラッ

秋月「えっ?」

瑞鶴「提督…」←七面鳥の着ぐるみ

吹雪「!?」

プリ「ふぇっ!?」

秋月「wwwwwwww」

陽炎「いくらなんでもこの格好は駄目でしょ」

デデーン
秋月、アウトー

56: 2015/02/01(日) 23:54:55.84 ID:5rhrA4dK0
秋月「瑞鶴さんどうしてぇ!」スパーン

瑞鶴「…」

提督「…」

瑞鶴「ねぇ提督。どういうことなのコレ」

提督「見た通りだろう。お前は『ジューシー七面鳥提督』だ」

秋月「七面鳥っwwやっぱりですかww」

デデーン
秋月、アウトー

秋月「いっ!」スパーン

瑞鶴「はぁ!?冗談じゃないわよ!こんな服装で提督の仕事しろって言うの!?」

提督「うん。やれ」

瑞鶴「無理よ!こんな羽毛だらけの腕なのよ!?」

瑞鶴「執務とかするとき、絶対にこんなんじゃペンとか握れる訳ないでしょうが!」

提督「ええいガタガタ抜かすな!貴様は誇り高き五航戦ではなかったのか!!」

秋月「ひどいwww五航戦関係ないのにwwwww」

デデーン
秋月、アウトー

57: 2015/02/01(日) 23:56:45.84 ID:5rhrA4dK0
秋月「駄目だってばぁ!」スパーン

吹雪「秋月…」

瑞鶴「だいたい鳥が提督するって設定がおかしいのよ!世界観がアホすぎるわ!!」

提督「いやでも世の中には柴犬やヒヨコでも提督やってる奴がいるし」

瑞鶴「あれは違うから!一応あの方々たちの中身は人間だから!逆にあんな犬とか現実にいたら怖いじゃない!」

提督「だったらお前だって見た目は鳥でも中身は人間だろう。人のことは言えないぞ」

秋月「正論wwwww」

デデーン
秋月、アウトー

秋月「ぐぅぅぅっ!」スパーン

瑞鶴「言わせておけば屁理屈を…!」

提督「まぁ待て落ち着け瑞鶴。一旦冷静に考えてみるんだ」

瑞鶴「どの口がそんなことを言えるの!」

提督「いいから瑞鶴、俺の話を聞け。一つだけお前に言っておきたいことがある」

瑞鶴「…な、何?」

提督「お前のその姿は…」

提督「驚く程に面白く似合っている」

瑞鶴「お前ぇぇぇ!爆撃するわよぉぉぉ!?」

秋月「あっwww駄目www何度見ても可笑しいですwww」

瑞鶴「その前に待って。アンタちょっと笑い過ぎじゃない!?」

デデーン
秋月、アウトー

秋月「あああっ!」スパーン

吹雪「ていうかよりによってツボってるのが秋月だけって」

プリ「えっと、確か瑞鶴の艦載機は過去に七面鳥みたいだって罵倒されたことあるんだよね」

陽炎「そ。しかもそのネタに爆笑してるのが瑞鶴直属の部下の秋月ってワケ」

吹雪「まぁ相手が自分のよく知ってる先輩だからこそ尚更可笑しいのかもねぇ…」

秋月「ひーっ、ひーっ、お腹とお尻が痛い…!」

瑞鶴「秋月、アンタ絶対に覚えてなさいよ」

60: 2015/02/05(木) 11:37:34.08 ID:QxPuT2R80



プリ「それから数分後」

瑞鶴「ようやく笑いおさまったわね、この子」

秋月「ぜぇぜぇ…やっと慣れました…すみません」

吹雪「あれからさらに3回くらい叩かれてたもんね…」

陽炎「秋月、大丈夫?立てる?」

秋月「なんとか…大丈夫です!」

秋月「これから提督になるんですからね!この程度でへこたれてちゃ、指揮官として恥ですよ!」ニコッ

プリ「おー!秋月かっこいー!」

吹雪(やだこの子。健気すぎて泣ける)

瑞鶴(まだこの企画が地獄だってこと、理解してないんだ…)

陽炎(うう…頑張れ、秋月)

61: 2015/02/05(木) 11:38:29.13 ID:QxPuT2R80
提督「よし、これで全員の着替えも終わったことだし、これから皆で鎮守府に向かうことにするぞ」

吹雪「はい」

瑞鶴「わかってるわよ」

提督「さてまずはその移動方法なんだが…」

提督「残念ながら徒歩ではここから鎮守府まで行くのに少々遠い」

提督「そこで今回はバスを用意した。お前たちにはそのバスに乗って横須賀まで移動してもらう」

秋月「えっ!バスってあの四角い大きな車ですか!乗るの初めてなんですよ私!」

プリ「いいよねーバスって!私、バスから見える景色って好きだよ!」

陽炎(残念だけどこの企画じゃあバスを楽しんでる余裕なんてないのよね…)

瑞鶴(笑ってはいけないの中でもトップクラスの鬼門なのよ、バスは…)

吹雪「あっ、噂をすればバスが来たみたい」

63: 2015/02/05(木) 11:42:14.82 ID:QxPuT2R80
ブロロロロ…
キキ-ッ

秋月「ふわー…おっきい…」

提督「どうだ。これがお前たちが乗る『ギーアカ・アルミ光り・横須賀鎮守府行き循環バス』だ」

提督「最高速度は船で言うと70ノットくらい。排気量も32000ccありパワーは650馬力を誇るという、超高性能バスなんだ!」

プリ「すっごーい!」

秋月「強そうでかっこいいです!」

陽炎(でもバスにしちゃ絶対にいらない無駄な性能ね)

瑞鶴(それに燃費とか超悪そう)

提督「さぁお前たち、さっそくこのバスに乗り込んでくれ」

提督「これから、『絶対に笑ってはいけない海軍24時』を開始するぞ!」

秋月「はい!頑張ります!」

プリ「いよいよ提督ライフが始まるんだね!楽しみっ!」

吹雪「今から24時間か…短いようで長いなぁ」

陽炎「まぁ、程々に頑張っていきましょうよ」

吹雪「そだね。別に重要な任務でも無さそうだし…」

瑞鶴「ていうか私、本当にこの格好でやらされるんだ…やだなぁ…」


69: 2015/02/13(金) 10:17:25.21 ID:olGQHRKZ0
>>67
魔改造バスという設定なのです(本当は車種を知らなかった並感)



【乗車中】

プリ「わー!バスだー!」

秋月「広いです!驚きです!」

提督「じゃあお前たち、とりあえず目の前にある横長の椅子に座っててくれないか」

陽炎「ここね」ストン

吹雪「よいしょっと」ストン

提督「それじゃ、出発進行だ」

ピ-ッ
バスガ、ハッシャシマス

70: 2015/02/13(金) 10:18:41.79 ID:olGQHRKZ0
【9時00分 出発】

瑞鶴「始まっちゃった…」

吹雪「ここから先は何が起こるんだろ…」

プリ「バスが動いたー!わーい!」

秋月「ドキドキです!提督生活の始まりです!」

吹雪「って、この2人は本当に無邪気でいいなぁ」

瑞鶴「私もこんな童心に帰りたいわぁ…はぁ」

陽炎「ま、楽しむのは別にいいことなんじゃない?」

陽炎「現に私もちょっと楽しいし。嫌な気分とかそんなのは無いわよ?」

瑞鶴「陽炎もピュアで羨ましいわね…清純が眩しいよ…はぁ…」

吹雪「陽炎お姉ちゃんの秘訣、ここにあり。みたいな、ねぇ…」

陽炎「いや、あんたたち2人は2人で悲観的すぎるのよ。後ろ向きな気持ちなのがいけないのよ」

陽炎「だいたいあの時の前向きな気持ちはどこいったの?」

吹雪「着替えの段階で粉々になりました」

瑞鶴「右に同じです。はい」

陽炎「早すぎない!?もっと頑張りなさいよっ!」

秋月「ところで、プリンツさんはバスが好きなんですか?」

プリ「うん!でもどっちかと言えばバスから見える景色が好きかな」

プリ「いつも海見てるから、陸の景色が新鮮なだけかもしれないけど…」

プリ「とにかく好きなの!楽しいから!」

秋月「なんだかわかります!その気持ち!楽しいですよね!」

プリ「うん!だから秋月も一緒に景色見よっ!」

秋月「はい!」

プリ「ってええええええ!?」

秋月「あああああああ!?」

陽炎「!?」ビクッ

吹雪「何!?突然大声あげて…」

プリ「あれ!窓の外見て!」

瑞鶴「?」

プリ「大井さん!大井さんが手を振ってる!」

瑞鶴「えっ!?あれっ!本当だ!」

大井「…」パタパタ

陽炎「あ、あの人まだいたんだ…確かにビックリしたわ」

プリ「大井さん、途中からセリフ無かったからもう既に帰ってたのかと思ってた…」

吹雪「あの人はサイコレOだけど、ああ見えて実は面倒見がいいからねぇ。訓練では練習艦を担当したりと色々優しいとこがあるんだよ」

秋月「それは意外でした…」

プリ「感動の別れ、ってやつだね!さよなら、大井さーん!」

71: 2015/02/13(金) 10:20:08.71 ID:olGQHRKZ0
___
__
_

ブロロロロロ…

プリ「鎮守府鎮守府♪楽しみ楽しみ♪」

秋月「提督提督♪私も提督♪」

吹雪「歌なんか歌っちゃって…」

瑞鶴「私はとてもそんな気分になれないや…」

プリ「バスたのしー!」

秋月「気分は遠足ですね!ワクワクしちゃいます!」

プリ「わーいわーい!もっと外の景色見よー!」バタバタ

秋月「私も見たいです!」バタバタ

吹雪「わっわっ!?痛い痛い!靴あたってる!」

秋月「えっ?あっ!!すみません!」

プリ「ついうっかりしてた…ごめんなさい」

瑞鶴「2人とも少し浮かれすぎよ」

陽炎「楽しむのはいいんだけど、提督なんだからマナーくらいはわきまえててね?」

秋月「はい…」

プリ「ごめんなさい…」

提督「そうだ、陽炎たちの言うとおりだ。プリンツと秋月は少し静かにしてなさい」

提督「言い忘れていたがこのバスは貸し切りじゃないんだからな」

秋月「え?」

提督「一般のお客様も普通にこのバスを利用する。騒いだりして迷惑なんかかけたらいけないだろう?」

提督「だから、笑うとかの大声をあげるような行為は駄目。以降、気を付けるように」

プリ「はい!わかりましたー!」

秋月「提督!ご指導、ありがとうございます!」

提督「うむ。よしよしいい子だ」

吹雪(笑うなどの大声をあげるような行為って…意味深な言い方だなぁ…)

瑞鶴(もう…そんなの、無駄に緊張しちゃうじゃない…!)

72: 2015/02/13(金) 10:21:13.63 ID:olGQHRKZ0
ブロロロロロ…
キキ-ッ、プシュ-

プリ「あっ…止まった」

提督「ここは停留所だ」

【停留所】

吹雪「停留所!」

瑞鶴(とうとう来た…っ!)

??「…」←乗車

陽炎「誰か乗ってきたみたいね…!」

提督「ほら見ろ秋月にプリンツ。こんな風に一般の客も乗るんだから」

提督「世界を守る指揮官として、恥ずかしくない振る舞いをしてくれよな」

プリ「わっかりましたー」

秋月「了解です!」

瑞鶴「さあ始まるわよ…地獄のひとときが!」

陽炎「笑ってしまわないよう、気を付けなくちゃ…!」

瑞鶴「その悪魔の刺客、第一号は…?」

73: 2015/02/13(金) 10:22:46.88 ID:olGQHRKZ0
木曾「…」

球磨「オラーしゃっしゃと歩くクマー!」

木曾「だる…」

【受験生 木曾&ママ 球磨】



陽炎「木曾さんと球磨さんか…!」

瑞鶴「いきなり濃い奴をぶっこんで来たわね!!」

プリ「え?一般のお客様どころか凄い知ってる人なんだけど」

秋月「しかも今のテロップは何ですか?受験生じゃなくて艦娘でしょあの二人」

吹雪「そういうのいいから。そういう設定なんだから黙って見てて」

秋月「設定?」

プリ「うーん…でも何か話し出したし、ちょっと話の中身を聞いてみようか」

74: 2015/02/13(金) 10:25:54.89 ID:olGQHRKZ0
木曾「かーちゃん、俺、受験なんか嫌だ…ラブ○イブやりてーよ…スマホ返せチクショウ…」

球磨「ダメクマ!大学に受かるまでお預けクマ!」

木曾「でもさ…俺はセンター爆氏したんだぞ?合格とか無理だろ。全体で42.2%しかなかったんだぜ?マジ数ⅡB滅びてほしいわ」

球磨「黙れクマ!数学のせいにするなクマ!オメーが失敗したのは、学生時代に勉強もせずフラフラとスマホばっかいじってたのが原因だろクマ!」

球磨「それなのに反省
もしていないとは…!いいから黙って浪人しろこのクズ!クマ!」

木曾「ちっ…」



プリ「………?」

秋月「なんですかこの会話」

プリ「木曾さん今から受験するの?大学行くの?」

吹雪「だからそういう設定なんだってば。いいからこの2人の話を聞いてて」

瑞鶴「本家では恒例のバストラップなんだから…何が起こるかわからないわよ」

陽炎「冷静さを保ち続けないと…氏ぬわ」

秋月「?」

プリ「どゆこと?」

75: 2015/02/13(金) 10:31:21.93 ID:olGQHRKZ0
木曾「だるい…だるい…」

球磨「やかましいクマ!ガタガタ抜かしてるヒマがあったら勉強しろ!クマ!」

球磨「さぁさっそくこれを読めクマ!!」スッ

木曾「ちっ…」ペラ

プリ「…ん?」

吹雪「あの本は…」

【木曾に渡された本が『艦これ白書』】

吹雪「…!」←笑いを耐えてる

瑞鶴「よりによってその本かよ…っ!間違ったことばっか書いてる駄目参考書じゃん…!」

陽炎「その前に艦これが大学受験で出る訳ないでしょ…!」

秋月「っっ…!本当、何ですかこれ…!」←笑いそう

プリ「ちょっと、おかしいんだけど…!」←笑いそう

76: 2015/02/13(金) 10:42:00.97 ID:olGQHRKZ0
木曾「はー、だりぃ…」

球磨「ボサボサしてないで早く読むクマ!目指すは防衛大○校クマよ!」

木曾「へいへいわかりましたぁー…」

球磨「じゃあさっそく覚えたかどうかを確認するために、この本の中に書いてあることから問題を出すクマよ!」

木曾「へーい…」

球磨「問題!『蒼龍』の艦種は何でしょう?」

木曾「えーと…」



木曾「戦艦?」

球磨「正解クマ!」

吹雪「wwwwwwww」

瑞鶴「白書クオリティwwwww」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー

77: 2015/02/13(金) 11:01:44.89 ID:olGQHRKZ0
吹雪「痛っ!」スパーン

瑞鶴「ひい!」スパーン

陽炎「危な…今のは私も噴き出しそうだったわ…」

吹雪「くっ…油断したぁ…」

瑞鶴「大丈夫?吹雪…」

吹雪「なんとかね…」

秋月「あの…吹雪さん…」

吹雪「ん?どしたの秋月」

プリ「ついさっき思ったんですけど…」

吹雪「?」

秋月「これ、何だかバスに乗ってからおかしなことばっかりで…様子がおかしいです」

吹雪「え?」

プリ「あの、これ、本当に何なの…?」

秋月「なんだかあの2人、わざと私たちを笑わせようとしてるみたいで…まさか…これって…」

吹雪「えっ?えっ?待って?」

吹雪「まさか二人とも、この企画がただ提督の仕事をするとかいうそんなオヒトヨシ任務だと思ってたの!?」

プリ「!?」

秋月「ええっ!?」

瑞鶴「何?あんたたち気付いてなかったの?」

プリ「えええ!?そんなぁ!提督になるだけじゃないの!?」

瑞鶴「当たり前よ!だったら絶対に笑ってはいけない必要なんてないじゃない!」

吹雪「そんなんなら面白みに欠けるってわかるでしょ!だから私は、あの時に嫌だって言ったのに!」

プリ「うそ…」

秋月「…」

プリ「帰りたい」

瑞鶴「もう遅い!」

78: 2015/02/13(金) 11:03:00.30 ID:olGQHRKZ0
秋月「だって、そうとは思わなくて…」

吹雪「そうだよね、秋月は純真だもんね…」

プリ「帰りたい」

瑞鶴「あの時アンタたちは参加に前向きだったのは、ただ提督になれると思っていたからなのね…まぁそれに乗っかったのも私たちなんだけさ」

プリ「帰りたい」

陽炎「え?待って?じゃあ進んでこの企画に参加したのは私だけってこと?私、どんだけMなのよ!」

吹雪「真面目だから!陽炎は真面目だから!」

瑞鶴「与えられた任務を的確にこなすとこは妹の不知火とそっくりでいいじゃない!」

プリ「帰りたい」

瑞鶴「んでアンタはさっきからそればっかよね!どんだけテンション下がってんのよ!」

秋月「前向きに…前向きに頑張らなきゃ…」

吹雪「もう始まっちゃったことは仕方ないよ…」

陽炎「私も頑張るから、これから24時間、一緒に頑張ろ?ねっ?」

プリ「うん…」

秋月「はい…」

瑞鶴「とにかくまずは、この木曾さんと球磨さんの猛攻に耐えるとこからだけどね…!」

79: 2015/02/13(金) 11:14:20.10 ID:olGQHRKZ0
木曾「…」ペラペラ

瑞鶴(今は大人しく艦これ白書を読んでるみたいね)

陽炎(ここから何をしてくるのか…)

木曾「勉強めんどくさい…氏にそう…」

木曾「…」42/42 パッ

吹雪「ん?木曾さんの頭に何か数字が…」

プリ「なに?アレ」

木曾「…」42/42

木曾「…」39/42

木曾「…」21/42 中破

木曾「…」3/42 大破

瑞鶴「wwwww」

吹雪「本を読んでダメージwww丁寧に服も破けてるしwwwww」

陽炎「木曾さんめっちゃめんどくさがってるじゃんwww」

秋月「ううww笑っちゃwwwいけないのにwwww」

プリ「ひっwww限界www」

デデーン
全員、アウトー

80: 2015/02/13(金) 11:16:25.39 ID:olGQHRKZ0
秋月「きゃ!」スパーン

プリ「うっ!」スパーン

吹雪「きょーれつっ!」スパーン

陽炎「だいたい本を読むだけで服が破けるってどうなってんのよ!」スパーン

瑞鶴「無駄に金を掛けるなぁ!」スパーン

秋月「うう…いたた…」

吹雪「ああ、今更だけどこの先の展開が凄い不安になってきた…」

木曾「…」←下車

球磨「…」←下車

ピ-ッ
バスガ、ハッシャシマス

81: 2015/02/19(木) 23:06:58.60 ID:D36dCApn0
ブロロロロロ…

秋月「…」

プリ「…」

瑞鶴「秋月もプリンツもすっかり黙りこくっちゃったわね」

吹雪「さっきまで笑顔だった人とはまるで別人みたい」

陽炎「見ててちょっと可哀想になってきた…」

秋月「…」シュン

プリ「…」シュン

瑞鶴「実質、この子たちは騙されたのと同じだもんね…」

吹雪「私たちがあの時にしっかり説明しとけばここまで落ち込むことはなかったのかな…」

陽炎「ねぇ、やっぱり司令官に秋月とプリンツさんのこと交渉してみる?」

陽炎「考え直したんだけどこのまま続けるのは2人がちょっと可哀想だし、別に私たち3人でもこの番組は続けられると思うから…ねぇ」

吹雪「そうだね、そうしよっか」

瑞鶴「ちょっと提督さん。今から少しだけお話いいかしら」

提督「…」

82: 2015/02/19(木) 23:08:01.31 ID:D36dCApn0
吹雪「あの、司令官…秋月ちゃんとプリンツさんのことなんですけど…」

提督「…」

瑞鶴「この子たち、この企画が思ってたのと違ったみたいで、やっぱり辞退したいらしくって…」

提督「…」

陽炎「無理なのはわかってるけど、それでもこの2人だけは何とかここで辞めさせることは出来ないかな…なんて」

提督「…」

吹雪「その代わり私たち3人はこの企画を最後までやりますから、どうにか交渉を…」

提督「…」

瑞鶴「…ねぇ、提督さん、話聞いてるんですか?」

陽炎「返事くらいしたらどうなの?」

提督「…」ボ-

陽炎「…?」

吹雪「司令官?」ユサユサ

提督「オロロロロロロ」←車酔い

瑞鶴「!?」

プリ「!?」

吹雪「きたなっ!!」

陽炎「www」

デデーン
陽炎、アウトー

83: 2015/02/19(木) 23:08:59.29 ID:D36dCApn0
陽炎「しれぇかぁんっ!」スパーン

提督「陽炎すまん…これ…笑わせようとしたんじゃなくて…ガチなやつ…うぷっ」カオマッサオ

秋月「あれ!?提督!?!?大丈夫ですか!?」

瑞鶴「ええ!これ結構な重症じゃない!」

陽炎「ていうか車酔いでここまで来る人初めて見たんだけど!」

吹雪「司令官!しっかりしてください!生きてます!?」

提督「生きてる…コヒュ-…コヒュ-…」

プリ「あっ!やっぱり本当にやばいかも!息が途切れ途切れになってる!」

吹雪「車酔いには個人差があるって聞いたことあるけど、酷い人はここまで酷いなんて!」

秋月「提督!しっかり!提督!!」ユサユサ

提督「…」ボ-

秋月「提督!提督!!」ユサユサ

提督「…ん…あれ…?」ポケ-

提督「…ママがいる…?」

秋月「w」

陽炎「違うw」

プリ「ママじゃないwwそれ秋月ちゃんだからw」

瑞鶴「ていうかママってwwwやっぱりわざとやってんじゃないのwww?」

吹雪「司令官…」

デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー

84: 2015/02/19(木) 23:10:05.24 ID:D36dCApn0
吹雪「大丈夫なのかなこれ…」

秋月「んっ!」スパーン

陽炎「痛ぁ!」スパーン

プリ「うぐっ!」スパーン

瑞鶴「あだっ!」スパーン

憲兵「ついでにお前もおらァ!」ガシッ

提督「すんません…オエッ」ズルズル

プリ「あらら…提督、運ばれていっちゃったね…」

秋月「提督はこれからどうなるのでしょうか…」

吹雪「えーと、カンペによると、提督は憲兵さんたちが先に鎮守府に連れていっとくみたい」

瑞鶴「つまりバスは進行役無しで行くってこと?」

吹雪「そういうことになると思う…」

陽炎「ああ、なんかもうメチャメチャ…」

瑞鶴「交渉どころじゃないわよコレ…」

秋月「提督…」

85: 2015/02/19(木) 23:11:47.00 ID:D36dCApn0
〜〜〜

吹雪「んで、改めましてなんだけど」

瑞鶴「秋月、プリンツ、あなたたちこれからどうする?嫌なら止めてもいいけど」

陽炎「提督が居なくなった今なら、たぶん逃げても向こうの責任になると思うしきっと大丈夫だから」

吹雪「決断するなら今のうちにしといた方がいいよ。どう?2人とも」

秋月「いえ!私、やっぱりこの企画、やります!」

プリ「私も続けるよ!」

吹雪「!?」

陽炎「え!?」

秋月「だってさっきの提督の姿を見ましたでしょ!ボロボロになってたんですよ!虫の息になるまで、憲兵に止められるまで!」

秋月「提督はあんなになるまで頑張っていたんです!私も提督なら、ここで退くことなんて出来ません!」

プリ「そうだよ!私たちは提督として認められたんだよ!」

プリ「提督は氏にそうになるまで頑張ってたのに、私の、嫌だからっていう私情だけで辞退するのは絶対におかしい!」

秋月「きっと提督はそれを身を持って教えてくれたんです!」

瑞鶴「!?!?」

陽炎「いや、たぶんそんなんじゃないと…」

秋月「お願いします!やらせてください!負けたくないんです!」

プリ「私、くじけないから!だからお願い!お願いします!!」

吹雪「えぇ…」

陽炎「えっと…」

瑞鶴「まぁ、本人たちがやりたいって言うなら…」

陽炎「やっても…いいんじゃない?」

秋月「はい!頑張ります!」

プリ「私もがんばる!」

吹雪「えーっと…結果オーライ…ってやつかな」

瑞鶴(ていうかやっぱり提督はこれを見通してわざとやってたんじゃないの?)

陽炎(うーん、知らない)


86: 2015/02/19(木) 23:13:19.45 ID:D36dCApn0
ブロロロロロ…

秋月「さぁ、どこからでもかかってこいっ!」

プリ「こいやー!」

吹雪「今度は無駄にテンション高くなった」

陽炎「でも元気な秋月とプリンツさんに戻って良かったじゃないの」

ピンポンパンポ-ン
次はー堀之内ー堀之内ー

瑞鶴「あ、アナウンス」

陽炎「二つ目の停留所に着いたみたいね」

秋月「どんな人が乗車しても、相手が誰であろうと秋月は負けません!」

プリ「今度は絶対耐えて見せるんだからね!」

吹雪「さて、次は誰が来るの…?」

87: 2015/02/19(木) 23:18:25.15 ID:D36dCApn0
霰「あっ停留所…降りなきゃ…」スッ

吹雪「!?」ビクッ

陽炎「霰っ!?いつの間に…」

霰「停車ボタン…っと」ポチッ

でゅ〜〜ん
↑D敗北の時の音

吹雪「ぶふっwwwww」

陽炎「うぐぅwwwww」

秋月「待ってwww待ってくださいwwww」

プリ「ちょっとwww既にバスの中に潜んでたなんてwwwww」

瑞鶴「くwwww駄目だww笑いがwwww」

デデーン
全員、アウトー

88: 2015/02/19(木) 23:19:26.63 ID:D36dCApn0
吹雪「なんでよりによってあの音を選択したのっ!」スパーン

秋月「停車ごとに敗北してたらイベントに参加出来ません!」スパーン

陽炎「あと霰って最初からこのバス乗ってたの!?全然気付かなかったんだけど!」スパーン

プリ「あの子、影が薄すぎるよっ!」スパーン

瑞鶴「不意打ちすぎっ!」スパーン

キキ-ッ プシュ-ッ

霰「…」←下車

ピ-ッ
バスガ、ハッシャシマス

89: 2015/02/27(金) 21:40:25.25 ID:DV9arHKz0
ブロロロロロ…

秋月「うぅ…これくらいじゃくじけません!」

プリ「まだまだこれからっ!」

瑞鶴「見てて応援したくなるよねこの子たちって」

陽炎「わかる」

ブロロロロロ…
キキ-ッ プシュ-ッ

吹雪「あ、また止まった」

瑞鶴「次は誰?」

??「オラオラオラー!!」

プリ「!?」

秋月「!?」

90: 2015/02/27(金) 21:42:00.20 ID:DV9arHKz0
プリ「な、何!?誰!?」

天龍「おっと喋るなよ…喋ったらテメェの首が飛ぶ!」

プリ「て、天龍!?」

【バスジャック 天龍】

プリ「…って、天龍か」

天龍「テメェら全員手を挙げろ!今から俺の人質になってもらうぞ!」

天龍「俺はバスジャックだ!氏にたくなけりゃ俺の言うことを聞くんだな!クズどもっ!」

プリ「やっぱり天龍だから全然怖くないね」

吹雪「人選ミスってるんじゃないこれ?司令官いないから確認できないけど」

瑞鶴「やるにしても、もっと悪役っぽいオーラとか出せないの?小物にしかみえないわよ」

秋月「天龍さん、そのバスジャックの衣装似合ってます!」

天龍「ほぅ…?」

天龍「俺が恐くねえだと?まぁ仕方ねぇな。お前たちはバスジャックと言うものを知らねーんだろ」

吹雪(あっ、なんか言いだしたね)

陽炎(今から何するんだろこの人)

プリ(私、相手が天龍なら何されても大丈夫な気がする)

天龍「じゃーそんなお前らにバスジャックの恐さってモンを教えてやるよ!」

天龍「おい!そこの七面鳥の服を着た女!!ちょっとこっち来い!」

瑞鶴「?」

91: 2015/02/27(金) 21:44:17.06 ID:DV9arHKz0
瑞鶴「はいはい、何するの?」スタスタ

天龍「フフッ…ちょっとの間、目をつむれ…」

瑞鶴「いいけど?」ギュッ

天龍「フッ…」ゴソゴソ

天龍「オラァ!」バッ

【ヒラタクワガタ登場】

吹雪「!」

陽炎「嫌な予感…」

瑞鶴「???」

天龍「フフッ…」

天龍「コレを…コイツの鼻に」

天龍「オラァァァァ!!」スッ

瑞鶴「いっだぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁ!!?!?!」ギリギリギリ

陽炎「www」

秋月「くぅwwwww」

吹雪「まさかの鼻クワガタwwwww」

プリ「これ女の子にやっちゃw駄目なやつでしょwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

92: 2015/02/27(金) 21:46:52.97 ID:DV9arHKz0
瑞鶴「あああああ!?ぎゃああああ!私の鼻に何か!何かついてりゅううぅぅぅ!?」←バスの中を転がり回ってる

吹雪「それクワガタだから落ち着いて!」スパーン

秋月「しかもヒラタクワガタです!結構強いやつです!」スパーン

陽炎「ていうかバスの中でのたうち回らないで!その動きちょっと面白いんだから!」スパーン

プリ「なんとか耐えてー!」スパーン

瑞鶴「クワガタ!?虫!イヤァァァァァァァァ!!嫌い嫌い!!取ってぇぇぇぇぇ!!!」

瑞鶴「ヒヤッ!ほわぁ!!んふぅ!!!アアッ!ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

瑞鶴「アアッアッーアアアァァー!!うわぁぁぁぁ!フホぁぁぁぁぁん!!」

吹雪「wwwww」

秋月「wwwww」

陽炎「悲鳴wwww」

プリ「どっから声出してんのwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

吹雪「あっ!」スパーン

秋月「んんっ!」スパーン

陽炎「いっ!」スパーン

プリ「たぁ!」スパーン

93: 2015/02/27(金) 21:48:55.65 ID:DV9arHKz0
天龍「よし、もうそろそろいいだろ」ヒョイ

瑞鶴「ああっ!…はぁ…ハァ…!」

天龍「フフッ…バスジャック、怖いか?」

瑞鶴「怖いってレベルじゃないわよぉ!!」

秋月「凄い…天龍さんがここまで出来る人だったなんて」

陽炎「見直したわ、天龍さん」

プリ「今日の天龍はちょっと怖い!」

天龍「え?」

天龍「あっ…そう?えへ…そうか?」ニヤニヤ

天龍「へ…へへっ!そうか!俺が怖いか!へへへ!」ニヤニヤニヤニヤ

陽炎「照れてるwかわいい」

プリ「この人、褒められ慣れてないんだw」

デデーン
陽炎、プリンツ、アウトー

94: 2015/02/27(金) 21:50:20.98 ID:DV9arHKz0
陽炎「今日ほど天龍を脅威に感じたことは無かった…」ヒリヒリ

プリ「天龍、強い…!」ヒリヒリ

天龍「とにかくこれでバスジャックの恐さがわかったな!」

瑞鶴「わかった!わかったから!」

吹雪「もう十分なんで早く帰ってください!」

天龍「フフッ…俺はバスジャックだぞ?」

天龍「この程度で帰るなんて舐めた真似は出来ねぇな!」

秋月「えええ!?」

天龍「さぁ次はお前たちに何をしてやろうか…覚悟しやがれよ」

吹雪「ま、まだ何かするって言うの!?」

瑞鶴「い、いや!やめて!来ないでっ!」

秋月「ひい!」

??「そこまでよ!バスジャック!!」

天龍「何!」

吹雪「!?」

秋月「今度は誰っ!?」

95: 2015/02/27(金) 21:53:49.90 ID:DV9arHKz0
霞「私は警察よ!それ以上の悪事は私が許さないわ!」

天龍「くそ…警察か!」

【警察 霞】

秋月「ちっちゃい警察官が来ました!」

瑞鶴「いいわ霞!そのまま天龍をボコボコにしてやりなさい!」

霞「バスジャック…私が来たからにはもうお終いよ!」

霞「この警棒で、あんたなんか逮捕してやるんだから!」スッ

霞「おとなしく観念なさい!」

陽炎「霞!その調子!」

プリ「いっけー!やっちゃえ!」

天龍「ふん…!」

96: 2015/02/27(金) 21:57:20.44 ID:DV9arHKz0
天龍「しかし警棒とはね…武器を取り出すとはなかなか喧嘩っ早い警察だぜ」

霞「うるさいわね!」

天龍「だがそんなもんじゃあ俺は止められねぇよ!」

天龍「テメーが武器を使うって言うなら、俺も武器を取り出すしかねぇからナァ!!」チャキッ

霞「あっ!」

天龍「フフ…」

【天龍、納刀された刀を取り出す】

吹雪「あ、あれは、天龍が使ってる刀!」

陽炎「間違いないわ…あの柄は天龍の刀よ!」

秋月「そ、そんな!刃物なんて!」

瑞鶴「危ないから霞、逃げて!!」

プリ「霞ー!あぶなーい!」

霞「ぐぅ…でも引き下がる訳には!」

天龍「クックック…勝負だ!警察!」

天龍「抜刀ッッッ!」シュルッ

天龍「俺の相棒!『天空・シュバルツ・龍殺刀』!!」ドォォォン

【刀の中身が電マ(イボ付き)】

陽炎「wwwww」

瑞鶴「wwwwww」

デデーン
陽炎、瑞鶴、アウトー

97: 2015/02/27(金) 21:58:54.73 ID:DV9arHKz0
瑞鶴「よくも騙したわね!天龍!!」スパーン

陽炎「警棒に対抗出来るのは相棒しかない!とかいらん冗談はやめてよ!!」スパーン

プリ「警棒vs愛棒ってwww」

デデーン
プリンツ、アウトー

プリ「かげろぉー!余計なこと言わないでー!!」スパーン

吹雪「で、でも刀の中身がアレなら霞の警棒の方が有利!」

秋月「やっちゃってください!霞さん!」

霞「…」

霞「そそそ、そんな、えええOちなぶぶぶ武器で、わたわた私を止めりゃれりゅとでも…!!」カァァ

秋月「あっダメだ!霞さんウブい!」

吹雪「かわいい!」

霞「うるさい!」ブォン

吹雪「ふぐぅ!?」スパーン

秋月「きゃあ!?」スパーン

98: 2015/02/27(金) 22:02:34.36 ID:DV9arHKz0
吹雪「ルール違反!ルール違反だっ!」

秋月「私、笑ってないのに叩かれましたー!」

霞「…ごめん」←下車

天龍「いや、霞はよく頑張った。恥じることなんかねぇよ」←下車

霞「うん…」

瑞鶴「ちょっと、なんでいい感じに帰ろうとしてんのよ」

ピ-ッ
バスガ、ハッシャシマス

100: 2015/03/15(日) 11:54:52.24 ID:Wf0DmHkG0
ブロロロロ…

瑞鶴「酷い目にあった…」

秋月「さっきの瑞鶴さん、天龍さん相手に凄いビビってましたね」

瑞鶴「うっさい秋月」

吹雪「もしかして、心まで七面鳥に成り下がったの?」

瑞鶴「おい吹雪、爆撃するぞ」

秋月「w」

デデーン
秋月、アウトー

秋月「待って待ってぇ!今のはナシですっ!」スパーン

吹雪「ごめん!まさか今ので笑うとは思わなくって…!」

瑞鶴「吹雪がいらんこと言うからでしょーが!」

プリ「ああいうのを諺で『言わぬが仏』っていうんだったっけ」

陽炎「それを言うなら『知らぬが仏』ね。どっちにしろ使う場面を間違ってるわよ」

101: 2015/03/15(日) 11:57:02.24 ID:Wf0DmHkG0
キキ-ッ
プシュ-

吹雪「また止まった」

瑞鶴「まだ鎮守府に着かないの?」

陽炎「次に乗って来たのは…」

響「…」←乗車

電「はわわ、響ちゃんが不機嫌なのです…」←乗車

【少女 電&響(不機嫌)】

プリ「かわいい二人が乗って来たね」

秋月「電さんに響さんです」

陽炎「今度は何をしてくるって言うの…」

瑞鶴「もう痛いのだけはやめてほしいわ…」

102: 2015/03/15(日) 12:02:36.02 ID:Wf0DmHkG0
響「…」プンスカ

電「はわわわ…」

秋月「響さん、不機嫌ですね」

瑞鶴「あの様子を見るからに嫌な予感しかしないわ」

吹雪「でも不機嫌な響を見るのはちょっと珍しいかな?」

陽炎「表情が顔に出ない子だから新鮮なのよ」

プリ「ねぇ響ちゃんに何かあったの?」

電「ああっ!やっぱり見て分かりますか!?」

陽炎「まぁあんまり見ない表情だったし…」

電「そうなのです。響ちゃんはとっても怒ってるらしいのです」

電「実はさっき、響ちゃんが朝ごはんを食べてたら…」

〜〜〜〜
〜回想〜

響「もぐもぐ」

響「ああ、今日のご飯も美味しかったな」

響「さて、最後に食後のポルシチを飲んで、今日も一日頑張ろう」

響「鍋を開ければそこにあったかいポルシチが…」パカ

響「…影も形もない!?」

電「あ、そこにあったポルシチなら暁ちゃんが全部食べちゃったのです」

響「そんな!?馬鹿なッ!!」

電「はいなのです。暁ちゃん、早く鎮守府に到着できるように急いでたから、朝ごはんを適当に済ませようと偶然目についたポルシチを飲んだのかと…」

響「…ああ、そうか…」

〜〜〜〜
〜〜〜〜

電「…ってことがあって不機嫌になっちゃったのです!」

プリ(それだけ!?)

陽炎(くだらなっ!)

吹雪(響らしいっちゃ響らしいけど!)

瑞鶴(ていうかこの響、ガチで不機嫌なの!?演技とかじゃないの!?)

秋月(暁さん何やってるんですか!)

103: 2015/03/15(日) 12:04:32.13 ID:Wf0DmHkG0
吹雪「本当に不機嫌ならもう嫌な予感するってレベルじゃないよね。絶対何か起こるよね」

響「…」ムス-

電「はわわ…響ちゃん、機嫌を直して欲しいのです」オロオロ

響「…」ムスス-

秋月「駄目ですね…完全にへそ曲げてます」

プリ「何とかならないの?」

電「そうしたいのですが、電の力じゃ無理なのです…」

響「…」プイ

瑞鶴「でもまぁこのまま不機嫌な状態でいてくれた方が…」

吹雪「大人しいし、別に放っててもいいかな…」

電「それは嫌なのです!」

吹雪「!?」

電「電はいつもの響ちゃんがいいのです…ずっと不機嫌なんて嫌なのです…」

吹雪「うっ」グサ

陽炎「でも誰だってそりゃそうでしょ」

瑞鶴「だよね…私だって翔鶴姉が不機嫌だったら、私も辛い気持ちになるもんね」

電「はいなのです…」

プリ「ねぇ響ちゃん、電ちゃんが悪い訳じゃないんだし、機嫌直して貰えないかな?」

響「…」プイ

プリ「あらら…」

104: 2015/03/15(日) 12:07:48.78 ID:Wf0DmHkG0
秋月「どうしましょう…」

瑞鶴「どうしましょう言ったって、方法とかわかんないし…」

電「響ちゃん…」

響「…」ツ-ン

陽炎「響、ポルシチくらい私が奢ってあげるからさ」

電「何とか機嫌を元に戻して欲しいのです…」

響「…」ツ-ン

吹雪「響…」

電「せめて何か言って欲しいのです…」

響「…」

響「ハラショー」ツ-ン

吹雪「w」

瑞鶴「w」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー

吹雪「不意を突かれて笑ってしまった!」スパーン

瑞鶴「アニメのアドリブじゃあるまいし!だいたいアンタ、ハラショーの意味わかって言ってんの!?」スパーン

響「…ハラショー」ギロ

瑞鶴「なんでもないです」

108: 2015/03/16(月) 10:58:59.11 ID:PcM10GLu0
響「…」ムッス-

電「はわわ、響ちゃんが不機嫌だと皆さんにも迷惑が掛かってしまうのです」

吹雪「全くその通りだよ…」ヒリヒリ

陽炎「こらそういうこと言わないの」

電「なんとか響ちゃんの機嫌をとる方法を考えていつもの響ちゃんにしなくちゃ…」

電「えっと、とにかく喜ばせれば機嫌も良くなるはずだから…」

電「…あ!そうだ!」

瑞鶴「?」

プリ「何か思いついた?」

109: 2015/03/16(月) 11:05:29.30 ID:PcM10GLu0
電「響ちゃんはクイズが大好きなことを思い出したのです!」

秋月「そうだったんですか?」

電「はい!きっと、皆さんにクイズを出し、全員が答えられたら響ちゃんの機嫌も治るはずなのです!」

プリ「なるほど!」

陽炎「クイズね…まぁそれくらいなら大丈夫かな」

電「というわけで皆さん」

電「響ちゃんのために協力お願いするのです!」

プリ「うん、任せて!」

秋月「わかりました!」

吹雪「仕方ないな…響ちゃんのためだし…」

瑞鶴「笑いさえしなければ問題ないから…やるわ」

110: 2015/03/16(月) 11:06:59.24 ID:PcM10GLu0
電「さっそく第一問なのです!」

電「まずは金髪のお姉ちゃんに問題を出すのです!」

プリ「私?」

陽炎「プリンツさん以外にいないでしょ」

電「えっと…2015年3月までに実装された全艦娘のうち、一番燃費を喰うのは誰なのです?」

プリ「ふむ、そうだねぇ」

プリ「答えは大和型…でいいのかな」

電「凄い!正解なのです!」

プリ「やった!」

響「…スパスィーバ…」

電「あっ、響ちゃんの機嫌も少し良くなったのです!この調子でどんどん行くのです!」

111: 2015/03/16(月) 11:09:47.06 ID:PcM10GLu0
電「第二問!ポニーテールのお姉ちゃんにクイズなのです!」

秋月「どうぞ!」

電「三式弾、15.5cm副砲、烈風改。一番レアな装備はどれなのです?」

秋月「簡単!烈風改です!」

電「わぁ!正解!」

響「スパスィーバ…」

電「第三問!次は小さいツインテお姉ちゃんに問題なのです」

陽炎「ということは私ね」

電「大和、榛名、長門。この戦艦の中で一番運が高いのは誰なのです?」

陽炎「それはもちろん榛名!と言いたいとこなんだけど…」

陽炎「最大値が一番高いのは長門だった筈よ」

電「正解!凄いのです!」

響「スパスィーバ」

電「第四問!一番地味なお姉ちゃんに問題なのです!」

吹雪「…」

陽炎「返事くらいしてあげなさいよ」

吹雪「嫌だ!私が地味だなんて認めない!」

電「吹雪、まるゆ、卯月。この中で数値上は一番強い艦娘は誰なのです?」

吹雪「私ィ!!!」

電「正解なのです!」

陽炎「なんで吹雪はそんなに必氏なのよ」

112: 2015/03/16(月) 11:16:13.29 ID:PcM10GLu0
電「凄い凄い!もう少しで響ちゃんの機嫌が治りそうなのです!!」

響「ハラショー」

陽炎「よし、この調子で行けば大丈夫ね」

吹雪「なんとかこのままならオッケーよ!」

秋月「良い調子みたいです!」

プリ「よかったね、響ちゃん!」

響「ハラショー」

電「よし、あとひと息なのです!」

電「じゃあ最後は大きい七面鳥のお姉ちゃんに問題なのです!」

瑞鶴「私ね。かかってきなさい!」

113: 2015/03/16(月) 11:18:38.85 ID:PcM10GLu0
瑞鶴(でも私が最後の問題か…簡単な問題が来れば良いんだけど…)

電「それでは最終問題!」

電「まずはこれを見るのです」ススッ

瑞鶴「ん?」

【電、深海棲艦の写真を3枚取り出す】

瑞鶴「えっと…この写真は?」

電「ここで問題なのです!」

電「これらはそれぞれ南方棲鬼・南方棲戦鬼・南方棲戦姫の写真ですが、どの写真が誰かを答えるのです!」

瑞鶴「!?」

114: 2015/03/16(月) 11:28:51.09 ID:PcM10GLu0
陽炎「いきなり難易度高くなったわね!?」

プリ「わかりそうでわからないよ!」

吹雪「やっぱり最後は難しいのが、オチが来たんだ!間違えたら殴られるやつだコレ!」

秋月「えええ!?頑張ってください瑞鶴さん!」

瑞鶴「は!?えっと、おーと…アレ!?思い出せない…!」

瑞鶴「確かツインテールの人が南方棲鬼だから…あ駄目だ、全員ツインテールじゃん!」

瑞鶴「下に口がついてるのは鬼っぽいけど…棲鬼かもしれないし、一番強そうだから姫かもしれないし…!?」

プリ(下の口…くくっ)←こらえた

瑞鶴「こっちは棲鬼であっちは棲姫!?あれ?何??ああもう訳わかんなくなってきたじゃないっ!!」

秋月「瑞鶴さん諦めないで!」

吹雪「頑張れ瑞鶴さん!私たちのお尻の為にも!」

瑞鶴「でもわかんないものはわかんないのよ!」

陽炎「そこをなんとか!」

瑞鶴「こうなったら勘よ!瑞鶴には幸運の女神がついてるから正解できるはず!」

瑞鶴「これは南方棲鬼!、そしてこっちが南方棲戦鬼で、残ったコイツが南方棲戦姫でどうよ!」

響「ウラァァァァァァ!!」ビンタ バシ-ン!

瑞鶴「ぐふぉぁ!?」ドサ--ッ

陽炎「www」

吹雪「www」

プリ「www」

秋月「wwwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

115: 2015/03/16(月) 11:30:15.56 ID:PcM10GLu0
電「ざんねん…不正解なのです」

吹雪「響がビンタって!しかも瑞鶴さんに!」スパーン

秋月「響さんがあんなことするイメージありません!」スパーン

陽炎「あと瑞鶴さん今ので軽く宙を舞ってたわよ!どんだけ強く殴ったのよ!」

プリ「これはひどい!」スパーン

瑞鶴「う…ううっ…」ヨロヨロ

秋月「瑞鶴さん、大丈夫ですか?」

瑞鶴「あ…」

瑞鶴「アゴがずれた…」

陽炎「wwwwww」

秋月「wwwwwwwwww」

プリ「wwww」

吹雪「嘘つくなwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

吹雪「あっ!」スパーン

秋月「いっ!」スパーン

陽炎「うっ!」スパーン

プリ「ぐぇ!」スパーン

116: 2015/03/16(月) 11:39:20.91 ID:PcM10GLu0
陽炎「瑞鶴さん!そんなアホなこと言わないで!」

瑞鶴「でも本当に痛かったんだってば…陽炎も殴られたらわかるから…」

陽炎「ナチュラルに私にビンタを喰らわせる流れにするのやめてくれない!?」

電「…」

瑞鶴「あ…ごめん電ちゃん…私間違えた…」

瑞鶴「でも出来れば、もっと簡単な問題を持って来て欲しかったな…なんて」

電「貴様!甘ったれるんじゃないのです!」クワッ

瑞鶴「!?」ビクッ

吹雪「!?」ビクッ

電「一番重要なとこで間違えやがって!どうしてくれる!!」

瑞鶴「は…!?電ちゃん…!?!?」

電「絶対に許さんぞ瑞鶴!じわじわと嬲り頃しにしてやるのです!!」グイ

瑞鶴「えっ!?ちょ!何するの!?やめて!」

電「喰らえ!電ビーム!」ビンタ ベチ-ン!

瑞鶴「きゃあぁん!?!?」

秋月「wwwwwwwwwww」

吹雪「追撃wwwww」

プリ「酷いwww嬲ってもないしwww」

陽炎「しかも瑞鶴さんwまた宙を舞ってwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

118: 2015/03/16(月) 11:42:08.47 ID:PcM10GLu0
吹雪「電ちゃんにまでビンタさせるなんて!鬼企画だ!」スパーン

陽炎「瑞鶴さんを殴り続けて何がしたいっていうのよ!!」スパーン

プリ「このままじゃ瑞鶴の顔が腫れ上がっちゃう!」スパーン

秋月「瑞鶴さん本当に大丈夫なんですか!?」スパーン

瑞鶴「あ…」

瑞鶴「今のビンタでズレたアゴが元に戻った…」

秋月「wwwww」

プリ「www」

吹雪「wwww」

陽炎「それもうやめwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

吹雪「」スパーン

秋月「」スパーン

陽炎「」スパーン

プリ「」スパーン

電「…」←下車

響「…」←下車

ピ-ッ
バスガ、ハッシャシマス

121: 2015/03/16(月) 11:47:04.68 ID:PcM10GLu0
ブロロロロ…

陽炎「瑞鶴さん大丈夫?」

瑞鶴「まだ痛い…くそぉ…駆逐艦がこんなに強かったなんて…」

瑞鶴「電のビンタはまだ痛くなかったんだけど、響…あいつが殴ってきたときの目、本気の目だった…痛かった…」

陽炎「結局、響が不機嫌なのって本当だったのかな」

吹雪「それよりも瑞鶴さんって何かさっきから散々ですね」

瑞鶴「そうよ…もうボロボロ…」

陽炎「…あのさ、ちょっと思ったんだけどさ」

陽炎「まさか、これってもしかして、瑞鶴さんのポジションって…ほu」

瑞鶴「それ以上言わないで…もうわかってるから…何かそんな気がしてたから…」

吹雪「やっぱり…そうっぽいよね…」

陽炎「瑞鶴さん…頑張って…」

瑞鶴「うん…」

プリ「?」

秋月「?」

126: 2015/03/31(火) 23:00:37.68 ID:8JYy5kMM0
キキ-ッ
プシュ-

秋月「また止まりましたね」

瑞鶴「お願いだから早く鎮守府に到着して…!」

プリ「えっと次に乗って来たのは…」

扶桑「うふふ…」←乗車

山城「こんにちは…」←乗車

【芸人 扶桑&山城】

吹雪「今度は不幸姉妹か!」

陽炎「芸人って、この2人もまた微妙な役を任されたわね」

瑞鶴「もう一度言うけど、痛いのだけは本当にやめてほしいわ…」

127: 2015/03/31(火) 23:06:43.72 ID:8JYy5kMM0
扶桑「はじめまして…」

山城「私たちは、『浮かぶ違法建築』というコンビ名でお笑いをやってる者たちです…」

扶桑「よろしくお願いします…」

陽炎「は、はい。どうも」

プリ「は、はじめまして」

扶桑「ところで…」

秋月「?」

山城「私たちのギャグ…」

扶桑「見たいと思わないかしら…?」

吹雪「は?」

瑞鶴(唐突すぎる攻め!?)

山城「いやまぁ、私たち芸人だし…見せるべきかなって…」

扶桑「それに、貴方たちも見たそうな顔してましたから…」

陽炎「やってないわよそんな顔!?」

プリ「私は見たくない!今は笑いたい気分じゃないから!」

山城「まぁまぁ遠慮せずに…」

扶桑「むしろ、私たちがやりたいくらいだから…」

山城「だからやるわよ…私たちのギャグを…!」

吹雪「なにその理由!?」

瑞鶴「結局アンタたちの勝手じゃない!」

128: 2015/03/31(火) 23:07:47.95 ID:8JYy5kMM0
扶桑「勝手じゃないわ…」

山城「これは芸人の性ね…道行く人にギャグを見せたくなるという…」

陽炎「いやそんな芸人見たことないけど!?」

山城「とにかく、ここで会ったのも何かの縁…」

扶桑「今から貴方たちを笑いの渦で包み込んであげるわ…」

秋月「ええー!?」

扶桑「それじゃ行くわよ…」

山城「私たちのギャグを…!」

吹雪「!」←身構えた

プリ「!」←笑いをこらえる体制に入った

129: 2015/03/31(火) 23:09:20.14 ID:8JYy5kMM0
扶桑「一発芸。『千手観音』」

瑞鶴「…」←笑いに備えてる

秋月「…」←笑わないよう手をつねってる

山城「行くわ扶桑姉様!」

扶桑「ふっ!はっ!とう!」

山城「はいっ!」←扶桑の真後ろにスタンバイ

扶桑「山城、準備はいい?」←艤装展開

山城「もちろんよ、お姉様」←艤装展開

扶桑「はぁぁぁぁぁっ!」←顔を作った

山城「ふぅぅぅぅぅっ!」←腕を広げた

扶桑「これぞ、姉妹ならではの一発芸!」

山城「悟り顔☆サウザンドピース!!」ドオオォォォン



吹雪「…」

陽炎「…」←面白くなかった

秋月「…」←手をつねり損でがっかりしてる

130: 2015/03/31(火) 23:10:29.10 ID:8JYy5kMM0
瑞鶴「…」

陽炎「…」

プリ「…」

山城「…?」

扶桑「…?」

吹雪「…」

秋月「…」

山城「…この広げた砲塔が千手観音の腕に見えないかしら?」

陽炎「…」

瑞鶴「…」

プリ「…」

吹雪「…」

秋月「…」

扶桑「…え?」

山城「…あの?」

131: 2015/03/31(火) 23:11:39.12 ID:8JYy5kMM0
扶桑「…何か喋って?」

吹雪「…」

秋月「…」

陽炎「…」

プリ「…」

瑞鶴「…」

扶桑「…」

山城「…」

132: 2015/03/31(火) 23:13:05.68 ID:8JYy5kMM0
山城「…えっ?」

吹雪「…」

秋月「…」

陽炎「…」

プリ「…」

瑞鶴「…」

時雨「…」ポチ

でゅ〜〜ん
↑D敗北の音

吹雪「wwwwwwww」

陽炎「wwww」

秋月「wwwwwwwwww」

プリ「wwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

134: 2015/03/31(火) 23:14:54.70 ID:8JYy5kMM0
時雨「残念だったね。扶桑、山城」

陽炎「沈黙を引き裂くD敗北の音ぉ!」スパーン

吹雪「一体どこに隠れてたんだよ時雨ぇ!」スパーン

秋月「忍者ですか!?霰さんと時雨さんは忍者なんですか!?」スパーン

プリ「同じヤツは絶対に来ないって思ってたのに!」スパーン

瑞鶴「やられたっ!」スパーン


扶桑「し、時雨…どうしてこんなところに…?」

山城「貴方までバスに乗って来るなんて…何用…?」

時雨「それは勿論、君たちのギャグを指南するために決まってるじゃないか」

【マネージャー 時雨】

プリ「ていうか、また一人増えたね…」

瑞鶴「くそぅ…この2人だけなら耐えきれる自信あったのに!」

陽炎「時雨の乱入により難易度が上がった…」


時雨「今のが君たちの最高のギャグなのかい?失望したよ」

山城「ぐふっ…」グサ

時雨「だいたいポーズだけで笑いをとるのは難しいんだ」

時雨「それなのに、よくあの程度の格好で笑いをとれると思ったね」

扶桑「かはっ…」グサ-

時雨「あえてもう一回言おうか」

時雨「君 達 に は 失 望 し た よ」

扶桑「うぐふぅ!」グサァ-

山城「不幸だわぁ!」グサァ-

秋月「毒舌ですね、時雨さん…」

陽炎「まぁ時雨にはちょっと怖い一面もあるからね」

吹雪「駆逐艦時雨が戦艦2人を従えてるような絵面は、まだセーフの部類…」

135: 2015/03/31(火) 23:16:06.19 ID:8JYy5kMM0
時雨「芸人ならもっとそれなりの心構えがあってだね…」ガミガミ

扶桑「…」

山城「…」

秋月(話長いですね)

吹雪(この説教、なんか私にもダメージ来そうなんだけど)

扶桑「くすん、くすん…」シクシク

山城「不幸だわ、不幸だわ…」メソメソ

プリ(あ、泣き出した)

陽炎(そりゃここまで言われたら泣きたくもなるわよ)

時雨「仕方ないなぁ」

時雨「なら僕がお手本を見せてあげるから、それを参考にしてね」

扶桑「はい…」

時雨「まずこの辺にいる5人を笑わせるから、よく見ておくように」

山城「うん…」

吹雪「…ん?」

136: 2015/03/31(火) 23:17:45.93 ID:8JYy5kMM0
時雨「ちょっと失礼」

陽炎「?」

時雨「いくよ」

時雨「…」

時雨「…えい」←言葉では形容し難い変顔

吹雪「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

秋月「ちょwwwwこれはwwww」

プリ「駄目ww駄目なやつだよ本当w」

陽炎「くっwwwwはぁっwwww」

瑞鶴「どうやって耐えろとwwwww」

デデーン
全員、アウトー

137: 2015/03/31(火) 23:18:52.43 ID:8JYy5kMM0
吹雪「時雨でその顔をやるは反則だよ!」スパーン

陽炎「逆にその顔、どうやったらできるの!?」スパーン

秋月「眉毛がぐにゃってなって、口も目も凹字になってて…」スパーン

プリ「さらにその状態で鼻を小刻みに震えさせるなんて!」スパーン

瑞鶴「いえ、もっと面白いポイントがあったはずよさっきのは!」スパーン

時雨「見たかい、君達。これが笑わせるということさ」

扶桑「…凄い」

山城「さすが時雨…!」

時雨「いいかい?コツさえ掴んだらギャグなんて簡単なものだからさ」

時雨「これにめげず、精進していってほしい」

扶桑「はい!」

山城「頑張ります!」

時雨「じゃあ僕は、これで」←下車

138: 2015/03/31(火) 23:23:51.19 ID:8JYy5kMM0
扶桑「…」チラ

山城「…」チラ

吹雪「…?」

扶桑「悟り顔☆サウザンドピース」←言葉では形容し難い変顔

吹雪「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

プリ「wwwwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwww」

陽炎「wwwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「ひぐぅ!」

秋月「ひきゃっ!」

陽炎「あんっ!」

プリ「くぅ!」

瑞鶴「連続変顔はずるいって!」スパーン

扶桑「…」←下車

山城「…」←下車

ピ-ッ
バスガ、ハッシャシマス

139: 2015/03/31(火) 23:31:46.64 ID:8JYy5kMM0
ブロロロロロ…

吹雪「あの時雨、凄かった…」

瑞鶴「永久保存版よね…」

プリ「思い出し笑いしそう…記憶から消したいよ…」

陽炎「…w」←思い出し笑い

デデーン
陽炎、アウトー

吹雪「www」←つられた

デデーン
吹雪、アウトー

陽炎「ひぇっ!」スパーン

吹雪「いたい!」スパーン

瑞鶴「本当、時雨はトラウマものだわ…」

秋月「時雨さん恐ろしいです…」

140: 2015/03/31(火) 23:37:04.99 ID:8JYy5kMM0
ピンポンパンポ-ン

吹雪「?」

次はー鎮守府前ー次はー鎮守府前ー

吹雪「!!!」

秋月「ついに鎮守府です!」

瑞鶴「おおお!やっと着いたか!」

陽炎「ようやくこのバスから解放されるのね…」

プリ「嬉しいよー!」



鎮守府到着のお知らせに喜ぶ提督5人。

しかし、これはまだ終わりではない。

絶対に笑ってはいけない海軍24時は、始まったばかりなのだ…。



141: 2015/03/31(火) 23:38:37.83 ID:8JYy5kMM0
という訳で次回から鎮守府編です
これからもよろしくお願いします

142: 2015/03/31(火) 23:39:41.31 ID:0hfEXgA2O

笑わせてもらった

143: 2015/03/31(火) 23:40:36.81 ID:0cGUqcT+0

145: 2015/04/01(水) 09:56:57.00 ID:lSYd1/jSO
乙です
待機する部屋の引き出しネタどんな感じになるのやら

次回:【艦これ】絶対に笑ってはいけない海軍24時【その2】


引用: 絶対に笑ってはいけない海軍24時【艦これ】