ワカメ「…………………」

カツオ「……やっちゃった」

ワカメ「…………………」

カツオ「仕方なかったんだよ……こんなタラちゃん見られたら……
しかも口の軽いワカメに……」

ワカメ「…………………」

カツオ「どうしよう……どうしよう……」

タラヲ「…………………」

ワカメ「…………………」

カツオ「ぼ、僕は単なる好奇心で……いやもう言い訳はよそう」

カツオ「まずはこれらを隠さないと」

タラヲ「…………………」

ワカメ「…………………」

カツオ「よし、庭に穴を掘ろう」

ザックザック

カツオ「……ふぅ、こんなものかな」

フネ「あらカツオ、どうしたんだい庭に出て
あ！庭にこんな穴掘ってるワ！」

カツオ「！！！！」

フネ「これはお父さん帰ったら大目玉だワッ！カツオ！
今すぐ元に戻しなさい！」

フネ「…………………」

カツオ「……やっちゃった」

フネ「…………………」

カツオ「は、は、ははっ！とうとう母親にまで！
母親にまでやっちゃったっ！」

フネ「…………………」

カツオ「母さん……母さん！」

フネ「…………………」

カツオ「母さん…………」

カツオ「…………埋めよう」

フネ「…………………」

ワカメ「…………………」

タラヲ「…………………」

カツオ「とりあえず母さんは物置に……穴増やさなきゃ」

ザッザッザッザッ

カツオ「ふぅ…………」

サザエ「ただいまー　タラちゃん？タラちゃーん？」

カツオ「！！！！」

サザエ「カツオー？タラちゃんはー？一緒に遊んでたでしょー？」

カツオ「し、知らないよ……」

サザエ「本当にー？」

カツオ「うん……あ、そういえばタイコさんが来て
タラちゃんはイクラちゃんの家に行ったよ……」

サザエ「まあ！じゃあすぐに迎えにいかなくちゃ！
留守番よろしくね！」

カツオ「うん…………」




パリンッ

カツオ「ハァ…………ハァ…………
さすが姉さん、手こずった……」

サザエ「…………………」

カツオ「これで…………肉親のほとんどに手をかけたのか……」

サザエ「…………………」

カツオ「必氏に…………自分でも駄目だと言い聞かせても……
危なくなったらついやっちゃう……」

サザエ「…………………」

カツオ「……これ以上家にいたらマスオ兄さんと父さんが危ない、出よう」

カツオ「逃げよう……遠くに…………！

誰にも見つからないような場所に…………」

三河屋「あ、カツオくん！どうしたんだいそんな泥だらけで」

カツオ「！み、三河屋さん……」

三河屋「サザエさん帰ってる？」

カツオ「……あ、いえ　出かけてるみたいで……」

三河屋「おっかしいなー　さっき道端ですれ違ったのに」

カツオ「な、何かあったんですか？」

三河屋「いや、ハンカチ落としてたから届けに」

三河屋さんｗｗｗｗｗｗ

カツオ「……まぁ上がってお茶でもどうぞ
帰るまで待ってて下さい」

三河屋「え？いいよぉカツオくんにハンカチ渡しとくからさ」

カツオ「いえ、せっかく来てくれたんですから……」

三河屋「うーん、カツオくんには勝てないなぁ」

カツオ「では……お茶入れてきますね……」





パリンッ

なぜころした

三河屋「…………………」

カツオ「くそ……薬が効いていたとはいえ大の大人は……いたた」

三河屋「…………………」

カツオ「……とうとう赤の他人もやっちゃったな……」

三河屋「…………………」

カツオ「……うっ　ごめんなさい……ごめんなさい……」

三河屋「…………………」

カツオ「いつもおいしいお野菜、ありがとうございました……」

三河屋「…………………」

カツオ「……行こう　ノリスケおじさんが来るかもしれない
早くここを出ないと」

カツオ「ハァ……ハァ……」

カツオ「大分走ったな……ここまで家から離れたらもう……」

タラヲ「カツオおにいちゃーん」

カツオ「！！タラちゃん！？」

タラヲ「ワカメお姉ちゃんもいるですー」

ワカメ「お兄ちゃーん　こっちこっちー」

カツオ「あ……ああ……」

フネ「もう、カツオったら」

サザエ「早くこっちに来なさい！カツオ！」

三河屋「チィーす　三河屋でーす」

カツオ「もしかして……今までのは……夢？」

カツオ「うん！夢だ！今までのは悪い夢だよ！」

タラヲ「そうでーすー」

ワカメ「お兄ちゃん早く来てよー！」

カツオ「うん！今行くよ――」

ノリスケ「危ないっっっ！」

ドンッ

カツオ「うわぁ！」

プァー…………ﾊﾞｶﾔﾛｳｸｿｶﾞｷ-…………

ノリスケ「カツオくん！なんで車道になんて飛び出したんだ！
もうすぐひかれる所だったぞ！」

カツオ「あ…………ああ…………」

ノリスケ「カツオくん？何やら調子が悪そうだけど……」

カツオ「あ…………ああああぁ………………」

タラヲ「ちっですー」

ワカメ「ノリスケの野郎……余計な事しやがる……」

フネ「あの甲斐性なしが……」

サザエ「あいつもどうせすぐ氏ぬのよ……」

三河屋「チィーす！三河屋でーす！」

カツオ「…………はは」

ノリスケ「カツオくん？」

カツオ「ノリスケおじさん…………腰抜けちゃったんで家まで送ってよ……」

ノリスケ「えぇ？……ま、まあいいよ…………」

カツオ「ありがとう…………ふふ……」

ノリスケ「着いたよカツオくん」

カツオ「ノリスケおじさん……ありがとう…………
まぁ上がってよ…………お茶でも……」

ノリスケ「いや、ちょっと締め切りがやばいからさ
ごめんよカツオくん！」

カツオ「そう………それは残念だなぁ……ははは
じゃあ夜ご飯でも食べてってよ……」

ノリスケ「うひょう！分かった！すぐ行くよ！」

カツオ「待ってるよ…………ふふふふふふふふ」

カツオ「そうだ、中島を誘って野球でもしよう」


カツオ「おーい中島ー野球しようぜー」

中島「んん？磯野から誘うなんて珍しいなァ」

カツオ「空き地で待ってるから来いよー」


中島「おーい磯野ー！んん？いないじゃないかあいつ…………」

ブンッ

中島「ん？磯野……？」

カツオ「くそっ！外した！」

中島「……磯野、なんだよそのバット……へしゃげてるじゃないか」

カツオ「…………」

ブンッ

中島「うわっ！や、やめろ磯野早まるな…………」

カツオ「…………」

ブンッブンッブンッボグッ

中島「うっ…………」







パリンッ

カツオ「花沢さん花沢さん」

花沢「なによ磯野くん！」

カツオ「ちょっと空き地に来てみろよ、面白いからさ」

花沢「あら、磯野くんが面白いなんて楽しみね」


カツオ「これなんだけど…………」

花沢「ひっ…………」

カツオ「どうだい？凄くない？」

花沢「ひっ……人頃し……！」

カツオ「ははは、花沢さん、頭にしか目がいってないね！
確かに頭は血だらけでへしゃげてるけどさ……」

カツオ「すごいのはここ、だろ？」

花沢「うっ……ううっ…………」

カツオ「花沢さんは力弱そうだからなぁ」

花沢「な、なにをする気…………」

カツオ「さすがに姉さんからはこのバットを使うようにしてたんだけど……」

花沢「やめて！放して！」

カツオ「やっぱ意識がある人だと歪み顔が見れるからそっちがいいな」

花沢「なにをする気なのよー！」

カツオ「中島を見れば分かるだろう？」






パリンッ

カツオ「二人は仲良く空き地に埋めてあげようかな」

中島「…………………」

花沢「…………………」

カツオ「ふう……今日は疲れたし、もう帰ろう」

カツオ「しっかしよかったなぁ、あの顔」

カツオ「だから止められないよこれは」

タイコ「カツオくん、どうしたの曲がったバットなんて持って」

イクラ「チャーン！」

カツオ「タイコさん……イクラちゃん」

俺がいないって？お前らの後ろにいるよ

タイコ「サザエさん今家いるかしら？」

イクラ「バーブバーブ！」

カツオ「あ、はいいますよ　イクラちゃん、タラちゃんもいるからね」

イクラ「ハーイ！」

タイコ「あらあらイクラったら」

カツオ「じゃあ一緒に行きましょうか」

タイコ「ええ、ありがとうねカツオくん」

イクラ「ハーイ！」

カツオ「ただいまー」

タイコ「あらお留守かしら？」

カツオ「あれー？おかしいなあ……」

ガチャン

タイコ「！鍵っ……？」

カツオ「あーいたいた姉さん」

タイコ「！！……カツオくん、それ、サザエさんなの…………」

カツオ「人の姉をそれ呼ばわりなんて酷いなあ、タイコさん」

イクラ「チャーン！」

カツオ「イクラちゃんも、そう思うかい？」

タイコ「さ、殺人鬼…………」

カツオ「抵抗しなければ、顔はここまで酷くはなりませんよ
姉さんは、抵抗したから、こう、なった、んです」

タイコ「ひ…………イクラ！早くこっちに！」

カツオ「所詮は主婦…………姉さんみたいな力持ちじゃなかったら
押し倒すなんてわけないね…………」

タイコ「ひ…………」

カツオ「じゃあ、サヨナラ……」




パリンッ

イクラ「バーブバーブー！」

カツオ「イクラちゃんも気になるかい？これ」

イクラ「ハーイ！」

カツオ「じゃあイクラちゃんにもしてあげようか？」

イクラ「ハーイ！ハーイ！」

カツオ「でもイクラちゃんに一升瓶は大きいね」

イクラ「チャーン……」

カツオ「じゃあこの１Ｌペットボトルでいい？」

イクラ「ハーイ！」





ベコンッ

カツオ「ふぅ…………イクラちゃんはちょっと可哀想だったかな」

ノリスケ「もしもーし！カツオくーん！おじさーん！ノリスケですー」

カツオ「あ、いらっしゃぁい」


ノリスケ「ありゃりゃ、サザエさんいないの？」

カツオ「うーん、生憎外出のようです」

ノリスケ「ちぇー、じゃあ一杯できないじゃん…………」

カツオ「あ、お酒なら僕注ごうか？」

ノリスケ「うーん、じゃあお言葉に甘えて」

カツオ「まいどありー！」

カツオ「一升瓶持ってきましたー！」

ノリスケ「お、よく隠しどころ分かったねぇ
これからちょくちょく盗んで来てくれよ」

カツオ「ふふふ、注ぐよ～？」

ノリスケ「よろし…………く……タイコ？」

カツオ「？タイコさんがどうしたの？」

ノリスケ「は…………はは…………夢だよな……」

カツオ「なにがー？」

ノリスケ「だって…………カツオくんが持ち上げてるタイコの
…………お尻に……一升瓶…………そこから…………お酒が…………ははは」

カツオ「小説のネタにしたらいいんじゃなぁい？
来世で」





パリンッ

カツオ「ははは！家族仲良く並べてあげるよー！」

ノリスケ「…………………」

タイコ「…………………」

イクラ「…………………」

カツオ「しかしノリスケおじさん面白かったなぁー
夢なのに痛い！って連呼してたしね」

カツオ「あ、もうすぐ父さん達が帰ってくるなー？」

カツオ「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

波平「ただいま」

マスオ「ただいま、帰りましたぁー」

カツオ「おかえりなさーい」

波平「おや、タラちゃんとワカメはどうした」

カツオ「女子供は温泉旅行に行ったじゃないかぁ
ねっマスオ兄さん？」

マスオ「えぇ？そんな計画があったのかい？」

カツオ「なんだぁやっぱりみんな知らなかったのかぁ
ワカメが寝言で言ってただけだから内緒なのかもね」

波平「けしからん！わしに内緒で旅行に行くなど！」

マスオ「まま、晩御飯はどこか食べに行きましょうよ」

カツオ「いや、今日は僕が作ったよぉ」

波平「なに、カツオが！」

マスオ「へぇ！そりゃ楽しみ！」

カツオ「マスオ兄さんじゃあ着替えてきてよ」

マスオ「はい、サザエ……じゃなくてカツオくん」


マスオ「しかしあのカツオくんが料理なんてなぁ」

マスオ「意外としっかりしてる子だなぁー……」

カツオ「ありがとう」

マスオ「どういたしまし…………て？」





パリンッ

波平「マスオくん遅いな！せっかくのご飯が冷めてしまうわい！」

波平「しかしカツオが料理するとは…………成長したものだ」

カツオ「本当？」

波平「うむ、左様　これでもう少し学問の方が…………」







カツオ「終わった…………全て終わった」

カツオ「今日は疲れちゃった、寝よう」

カツオ「ぐぅ……ぐぅ……」





タラヲ「カツオおにいちゃんなんでズボン脱がすですかー？」

カツオ「それはね、お尻の穴の消毒をするためだよ」


ワカメ「お兄ちゃん！やめてぇ！そんな所見ないで！」

カツオ「自惚れるな！僕は尻に一升瓶を詰めたいだけだ！」


フネ「カツオ！なにするんだい！」

カツオ「母さん、さすがに3人も作っただけあるね」


サザエ「カツオー！許さないわよー！」

カツオ「痛っ…………何か武器……武器を！」

三河屋「はは……カツオくん、なんだいそのへこんだバッ」

カツオ「やはり大の大人にはこれしかないな…………」


中島「磯野！やめろ！いそっ……」

カツオ「ハハッ頭がマヨネーズの容器みたいになったぞっ！」


花沢「磯野くん…………やめてよ…………」

カツオ「漏らしてんじゃねーよ豚！」


タイコ「あぅう！カツオくん！痛い！」

カツオ「へっ！どうせ夫とも尻でやってんだろ！」


イクラチャーン！チャーン！」

カツオ「ペットボトルくらいで痛がってんじゃねぇよ！」

ノリスケ「タイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコ
タイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコ」

カツオ「うるせー馬鹿！」


マスオ「カツオくん……どうしてここに？」

カツオ「さようなら、マスオ兄さん」


波平「カツオーー！その返り血は！バットはなんだー！」

カツオ「さよなら、父さん」



カツオ「う…………うぅぅ…………」

カツオ「うわぁぁあ！」

カツオ「ぐぅ……ぐぅ……」

タラヲ「痛い」

ワカメ「痛い」

フネ「痛い」

サザエ「痛い」

三河屋「痛い」

中島「痛い」

花沢「痛い」

タイコ「痛い」

イクラ「痛い」

ノリスケ「痛い」

マスオ「痛い」

波平「痛い」

警察「連続殺人事件の容疑者を確認、容疑者は睡眠中の模様」

警察「覚醒をさせないように連行します」




警察「三日経過、容疑者はなお睡眠中！」

警察「水を顔にかけても、目覚めません！気絶しているのではないでしょうか！」




警察「容疑者、１ヶ月経過しても睡眠から覚めません！」

警察「犯人はこいつで特定している、目を覚ましたら即裁判にかけましょう！」




警察「…………容疑者、脳氏の模様、覚醒の見込み無し」

終わりな
パリンッの人気にSHIT
戦後は本当に女は一升瓶突っ込まれて殺されてたみたいだね
くわばらくわばら

>>1 乙！！！！！！







パリンッ

>>335
え？ファンタジーだろ？

パリンッ