1: 2008/12/16(火) 01:41:17.96 ID:Ae2Qk+KeP
日本は再び敗れた。
仮面の男、ゼロにすがり付いて起こした反逆、ブラックリベリオン。
黒の騎士団はほぼ壊滅し、ゼロという希望は氏に果てた。

ヴィレッタ「待て!ルルーシュ!!」
ルルーシュ「おおげさなんですよ、ヴィレッタ先生…
      たかが体育の補習ぐらいで」
モブビXチ「がんばってー副会長ー!!」
ルルーシュ「はいはい」
夜神月「…ルルーシュ。実験器具、しまうの忘れちゃってね」
ルルーシュ「条件はクリアだな」

毎日、毎日、同じ事の繰り返し。

ヴィレッタ「捕まえたぞ、ルルーシュ!」
リヴァル「いてて…頃す気ですか、先生」
ヴィレッタ「チッ、変わり身か!」

退屈だ。

ルルーシュ「それじゃあ、リヴァル。バイク借りてくな!」
ヴィレッタ「くう~!おのれ、ルルーシュ!」

この世は
腐っている。

        ゼロ「日本人よ!私は帰ってきた!!」

  DEATH GEASS R2
~ 救 世 の ノ ー ト ~

16: 2008/12/16(火) 02:38:11.16 ID:Ae2Qk+KeP
前スレ
夜神月がエリア11に御降臨されたようです

繋がりについては話ができるところまで進んだら解説します
なるたけ見てなくてもR2知ってればなんとかなる構成にしたつもり
コードギアス 復活のルルーシュ

2: 2008/12/16(火) 01:43:16.37 ID:Ae2Qk+KeP
アッシュフォード学園 ダイニング

ルルーシュ「会長。どうして俺だけこんなに…」
ミレイ「しょうがないでしょ。リヴァルは味音痴だし…それに」
シャーリー「あっ、うわっ、うわわわわ!きゃあ!!」
ルルーシュ「…細かいことは苦手でしたね。よくわかりました」
夜神月「ルルーシュ、手伝おうか?」
ミレイ「お、ここで強力な助っ人のご登場!」
ルルーシュ「ああ、助かるよ」
リヴァル「しっかし、ルルーシュも月はホント器用だよなぁ~
     そうか!だから女にモテるのか!!よ~しなら俺も今からでも…」
夜神月「関係ないよリヴァル。モテる秘訣は、器用より器量だ」
ルルーシュ「そんな考え方だから、お前はモテないんだよリヴァル」
リヴァル「うっ!何この切り返し…これが器量か…」

ルルーシュ「それより会長、今日は俺とロロの生還記念パーティですよね」
ミレイ「うん。テロ事件から良くぞ生還した!」

ルルーシュ(皆ナナリーの事を覚えていない…
      いや、偽りの弟にすり替わっている。
      俺の記憶がすり替わっただけでなく、生徒会の皆までおもちゃに…
      なんてことを…)

ルルーシュ(それに、夜神月…前回の作戦に不在ということは、
      黒の騎士団としての記憶まで忘れてしまっているのか?
カレンに確認する必要があるな…)

3: 2008/12/16(火) 01:45:59.75 ID:Ae2Qk+KeP
シンジュクゲットー

夜神月「イレブンのみならずブリタニア人からも、崇拝される神…
    キラ…一体何者なんだ?」

ここ数ヶ月、夜神月はキラという人物を追っていた。
一年ほど前から、日本人やブリタニア人から祭り上げられたキラは
超常の力を持っている。犯罪者、悪しき心を持った人間を裁く力を。

月は、いつも自分だけが知っている秘密の隠し場所を持っていた。
一年前、キラについて書かれた資料をそこから発見。
氏のノート。氏神。最初は到底信じられなかったが、
自身が所属しているブリタニア軍とのコネションも使い、
独自に調査した結果、キラの存在を確信するに至った。

月(そして僕は今…キラがここシンジュクゲットーにいるという確信を得た…
  後は氏のノートさえ見つけることが出来れば…)

少年「うるさいなぁ、わかってるよぉ」

月(あの日本人の少年…また独り言を…
  いや、独り言というよりは…会話しているように見える。
  彼の周りで起きている不自然な心臓麻痺はここ数ヶ月だけでも12件…
  やはり…彼がキラなのか?しかし、何故あんな子供がそんな力を…)

4: 2008/12/16(火) 01:48:06.29 ID:Ae2Qk+KeP
TOKYO租界 市街

シャーリー(ルルと二人でお買い物…これってデートかな?デートだよね!
      うん!デートにしちゃおう!)
ルルーシュ「おまたせ。何考えてたんだ?シャーリー」
シャーリー「えっ?あ、あのその、あ、あれ!
      ケーブルカーって一度も乗ってみたいなぁーって!」
ルルーシュ「ッ!?」

ルルーシュ(俺のせいだ…俺のせいでシャーリーは記憶を!
      会長もリヴァルも月も、勝手に記憶を作り変えられて…
      いつまでもこのままじゃいけない。
      全てが終わったら、きっと君を…)

シャーリー「どうしたの?」
ルルーシュ「会長達が尾けている。シャーリー、俺にいい考えがある」

7: 2008/12/16(火) 01:51:18.67 ID:Ae2Qk+KeP
シンジュクゲットー

少年「まだ犯罪者裁きしなきゃいけないの?」
「ククク、そういう契約だからな。
 それに、お前もまんざらじゃないだろう?
 神様扱いされてよ」
少年「まあね。僕は正しい事をしているんだ。
   きっと、前やってた奴はこの使命に耐えられなかったのさ」
「クククク、そうかもな」
少年「それにこのノートがあれば、僕に逆らう人間は全部いなくなるんだ。
   僕をいじめていたA太とB郎もみんな…ふ、ふふふふ」

少年「そ、そうだ。僕は正しい…正しい事をしているんだ」

扉が開く。

少年「!?」
月「それは違うよ。間違って手に入れた結果に、意味は無い」
少年「な、ななんだよお前!!勝手に僕の秘密基地に入ってきて!!」
月「これは、僕の友達の言葉だ。僕も、そうだと思う。
  もうやめるんだ。こんなことは…」
少年「なんのことかなぁ、ぼ、ぼくにはさっぱり…」
月「僕はもう、全て知っているんだよ。鏡太郎君」
鏡「!!」
月「大丈夫、君は悪くない。悪いのは…人を殺せる力だ。
  今ならまだ、誰も知らない。君はまだやり直せるんだ」

8: 2008/12/16(火) 01:52:26.06 ID:Ae2Qk+KeP
鏡「ほ、ほんとうに…許してくれるの?」
月「ああ。僕は嘘はつかないよ
  だから、そのノートを僕に…」
鏡「う、うん…」

「クククク!!」

月「うっ!うぐああああああああああああああああああああああ!!」
no title

9: 2008/12/16(火) 01:54:08.39 ID:Ae2Qk+KeP
鏡「ね、ねぇ…これから僕はどうしたら」
月「……ああ。後、37秒ほどで楽になれるよ」
鏡「ひ、ひぃっ!!そ、それって!?」
月「さっき、僕は嘘をつかないっていったね?」
鏡「い、いやだ!!氏にたくない、氏にたくないよぉ!」

月「あれは嘘だ」
月(3…2…1…0!)

鏡「…ばいばい。お兄ちゃん」
月「ああ、いってらっしゃい」


月「ははははははは!!そう、僕がキラ…
  世界の偽善を見透かし、救国の手を差し伸べる男だ!!」

『鏡 太郎 自殺
 いじめを苦にして氏ぬという旨の遺書を書き残し、
 人気の無い場所で首を吊り、氏亡』

10: 2008/12/16(火) 01:59:50.84 ID:Ae2Qk+KeP
アッシュフォード学園 学生寮 月の部屋

リューク「いやあ、ホントに退屈だったぜ。
     氏神界なんて毎日毎日同じことの繰り返し…
     りんごは砂だし…
     あのガキもお前ほどに面白く使ってくれないしな、ノート」

リューク「なぁ、ゲームしようぜ、月。この際マリオテニスじゃなくていいから」

リューク「月ー?おーい?聞いてる?」

月「………」

ガチャっ

TOKYO租界 街道

リューク「おい月。さっきから俺を無視しやがって。いい加減怒るぞ」
月(普段、この道をルルーシュは通らない…)
月「…リューク。学園内には盗聴器とカメラが仕掛けられている」
リューク「げっ。それまたなんで?」
月「ルルーシュを…ゼロを監視するためだ。
  ブラックリベリオンで敗れたゼロは、
  無様にも記憶を失い、あの学園に放り込まれた」
リューク「へー。じゃあ、やっぱり月の判断は正解だったわけだ」

11: 2008/12/16(火) 02:04:32.10 ID:Ae2Qk+KeP
1年前―――

リューク「クククク…黒の騎士団の敗北か…」
月「まったく、使えない男だよ、ゼロ…いやルルーシュは。
  決戦時に司令官が席を外すなどありえない!
  失策以前の問題だ…」
リューク「で、こうして決戦場から逃げたまではいいけど…
     これからどうすんの?
     お前も団員だから捕まるんじゃ…」
月「それは問題ない。決戦前に敗北というケースも想定して
  黒の騎士団内部にある全てのデータから僕の記録を抹消しておいた。
  仮に、薄汚いテ口リストどもが何を喚こうが、名誉ブリタニア人であり、
  特派のホープである僕を捕まえることは出来ないさ」

リューク「じゃ、このまま学生として潜伏すんの?」
月「それも危険だ。暫くはトウキョウ租界、いや日本全土が決定的な情勢不安に陥る。
  学園内にも捜索の手が回るだろう。
  その厳戒態勢の中でノートを守り抜く事は不可能に近い。
  
そこでだ、リューク。僕とゲームしないか?」
リューク「あ?マリオゴルフとかか?」

月「そうじゃない…もっと面白いゲームさ。
  いいかい、リューク。僕は近日中にノートの所有権を放棄する。
  その後、リュークは氏神界からこの世界を見渡し、情勢が落ち着いたら…
  そうだな。1、2ヶ月ほどで済むだろう。ノートを再びこの世界に落とす」

リューク「なんで情勢の安定を待つ必要があるんだ?」
月「例えば、ノートを落とした瞬間焼き払われたりしたら嫌だろう?」
リューク「そりゃ困るな。またジジィ騙すのも面倒だし」

12: 2008/12/16(火) 02:08:27.18 ID:Ae2Qk+KeP
月「続けるぞ。その拾う人物は犯罪者裁きを継続して行える者、
  つまりリュークからノートの取引条件に従うもの。
  ある程度、私利私欲でノートを使うものを選んでもらいたい」
リューク「で、そいつに渡したら?」
月「ここからがゲームの始まりだ。
  ここに、僕が書き溜めておいた犯罪者達のリストがある。
  これを基に裁いていけば、確実にキラは大衆の支持を得られる…
  果たして僕がこの世界で再びノートを手にすることが出来るか?
  それとも、このリストが尽きてリュークがノートを渡した人物が逃げ切るか?」
リューク「ウホッ!!」
月「捜査のヒントは僕自身が僕に与えておく。
  例によって所有権を放棄するタイミングは、僕が文脈如何に関わらず
  『捨てる』と発言したときだ。
  どうだい?乗るか、リューク」

リューク「クククククク…ああ、いいぜ。
     俺だって氏神界より人間界にいたい。
     人を選ぶのも、交換条件を持ちかけるのも、
     氏神の掟に逸脱しない程度の行為だ…
     何より、月と知恵比べってのがまた面白ッ!」
月「ありがとう。リューク。氏神はルルーシュと違って素直だな」

13: 2008/12/16(火) 02:17:03.83 ID:Ae2Qk+KeP
1年前 黄昏の間

ビスマルク「皇帝陛下、アッシュフォードの学生をお連れしました」
月「皇帝陛下!?一体、何故僕を…」
シャルル「夜神月よぉ…我不肖ォの息子を閉じ込ぉめるため!
     お前にはある事を忘れ、ある事を刻み込んでもらぉう」

月(まずいな…文脈から察するに記憶の改竄か?なら――)
月「一体何を言っているんだ!?僕には『捨てる』記憶なんて無い!!」
リューク「あいよ。じゃあなっと」

月(……僕は一体何を………)
シャルル「問答ォ無用ゥ!!シャルル=ジ=ブリタニアが刻む!
     あらぁたな偽りの記憶を!」
月「うっ、うわあああああああああああああああああ!!!」


―――現在 街道を行く Tokyo租界

月「もし、あの場で所有権を放棄していなかったら、
  デスノートに関する記憶まで消されていたかもしれない…
  危ないところだった…
  でも、今回のゲームは僕の勝ちだな。リューク」
リューク「クックック…暇だったから結構、厳選したんだがな」
月「まさか日本人の子供にキラをやらせるとはね。
  普通は出世欲旺盛な貴族にでもやらせるところだが…
  おかげで結構手間取ったよ」
リューク「クククク…そりゃどうも」

17: 2008/12/16(火) 02:40:44.38 ID:Ae2Qk+KeP
リューク「で、いじられた記憶については思い出したのか?」
月「いや。ゼロに関する記憶を忘れさせたのは確実だと思うが…
  他に何をされたのかまでは。
  まあ、僕ならいずれ分かることさ」
リューク(すっげー自信…)

機密情報局

ロロ「兄さんの位置は!?
   …誰もいない!?」
ルルーシュ「C.C.を探しに行ったんだよ」
ロロ「やっぱり…目覚めていたの?」
ルルーシュ「尾行者は俺の奴隷…絶対支配下に置かせてもらった。
      後は偽の情報を機情の連中に与えるだけ…
      そしてお前には、ナナリーを探すための駒になってもらう!」


ルルーシュ「なっ…何時の間に背後へ!?ギアスか!」
ロロ「氏ね、ルルーシュ!その悪魔の瞳と共に!」

TOKYO租界 市街

リューク「なぁ月。監視カメラなんとかしてくれよ。
     ゲームも出来ない、りんごも食えない、月と喋れないじゃ
     俺の禁断症状が…」
月「あれはあまり見たくないな…
  まあ、僕も部屋でくつろげないのは本意じゃない。
  すぐさま片付けてやるよ」
リューク「あれ?カメラ探しとかは必要ないのか?」
月「…リューク。現在の僕の肩書きを知らないのかい?」

19: 2008/12/16(火) 02:49:11.01 ID:Ae2Qk+KeP
機密情報局

ルルーシュ「お前が逃がしてくれたら、俺がC.C.を引きずり出してやろう。
      自分の命には代えられないからな」
ロロ「…嘘じゃないですよね」
ルルーシュ「大丈夫、嘘はつかないよ。…お前にだけは」

TOKYO租界 市街地

ヴィレッタ「ええぃ、まだ見つけられないのか!!」
月「ヴィレッタ先生!奇遇ですね。こんなところで。探し物ですか?」
ヴィレッタ「あ、ああ。まあな」
月「C.C.なら、もういないと思いますよ?」
ヴィレッタ「!!貴様何故その事を!」
月「…ゼロが目覚めた可能性がある場合、
  機情の指揮を執るべき人物が赴任してくるということは、
  聞いていますね?」
ヴィレッタ「その紋章…ま、まさかお前が…」

月「そうですよ。ヴィレッタ男爵…
  僕が…僕こそがナイトオブイレブン、夜神月です」

21: 2008/12/16(火) 02:59:28.01 ID:Ae2Qk+KeP
処刑台事変 
何故か一年ほど放置していた黒の騎士団の残党(256名)。
ゼロが再び合衆国日本とか言い出したので見せしめとして処刑することにした。
処刑の日、決闘したら道路が急に傾いたのでゼロが無頼でスケボーした。
き、奇跡だ!ゼロが再び奇跡を起こした!!
黒の騎士団の同胞を単機で救い出したぞ!!
すげー、ゼロすげー!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!

後、なんかロロって奴が雑巾になったらしい。リサイクル?   解説文 リューク


機密情報局

ヴィレッタ「…以上が我々がこれまでまとめた監視記録です。夜神卿」
月「なるほど…良くここまで念入りな監視網を作り上げましたね。
  これなら、僕が直接指揮を執るまでもないかも知れません」
ヴィレッタ「ナイトオブラウンズきっての秀才と噂されていた
      ナイトオブイレブンのお褒めに預かり、光栄です」
月(中々厳重だが…見たところ氏角となる場所は21ヶ所…
  僕のプランを練るためにも僕だけの監視網も形成する必要があるな)

月「このデータを基にルルーシュがゼロである確率を算出するとわずか5%…
  しかし相手はゼロです。慎重過ぎるという事は無い」
リューク「うっ、まずい!禁断症状が!!」 
月「…それで、機情のメンバーはこれで全員ですか?」
ヴィレッタ「いえ。後一人、ロロがいます」
月「ロロ?ルルーシュの弟が何故機情に協力を?」
ヴィレッタ「ご存知ありませんでしたか?ロロはルルーシュの弟役をやっているに過ぎません」
月(!!なんだと!)
ヴィレッタ「ロロは皇帝陛下と懇意の教団から派遣された者でして…資料はこちらに」

22: 2008/12/16(火) 03:04:11.46 ID:Ae2Qk+KeP

月(ふっ、なるほどね…人間の出来損ないをあてがったわけか…
  と、するとこれも生徒会メンバー及びルルーシュが書き換えられた
  記憶の一部…)
ヴィレッタ(どうする?ギアスの事も伝えるべきか…
      いや、しかし…実際その能力を見ていないものに
どう説明すれば?)

月「明日は枢木卿がこの学園に復学される。
  彼は以前よりルルーシュとは親しい…彼の判断に期待しましょう」
ヴィレッタ「承知しました。では明日の枢木卿との打ち合わせは
      夜神卿はご欠席なさるおつもりで?」
月「僕も枢木卿とは友人だ。二人で会うことに不自然なことはないでしょう。
  僕の部屋で打ち合わせを行いますから、当面、寮内の監視は僕の方へ回すように」
リューク「リンゴの重要性も説明しといてくれ」
月「それでは皆さん、我々は皇帝陛下の直属という栄誉ある任務についています。
  監視の手は緩めることなく、それでいて慎重に…
  僕達はチームなんだ。お互い助け合って行きましょう」

皆さん「イエス・マイ・ロード!」

24: 2008/12/16(火) 03:11:51.11 ID:Ae2Qk+KeP
アッシュフォード学生寮 月の部屋

月「さて、と…僕の部屋にある監視カメラと盗聴器の再配置も終わったな」
リューク「結局俺も探さなきゃ駄目だったか…久しぶりに疲れたぜ…」
月「これでゲームはできるし、リンゴも堂々と食べられるな。ほらっ」
リューク「ウホホ!やっぱりリンゴはインドアで堂々に限る!」


月(当面、本気で監視を行う必要は無い…
  正体が何であろうとゼロにはまだまだ日本をかき乱して貰わなければ――
  この世界には解くべき謎がある。皇帝の持つ力…
  バトレーの報告に上がっていたCODE-R、C.C.。
  ゼロにはその謎解きの駒になってもらうとしよう)

月「ははははははは!盤上に置いては、
  キングと言えども駒の一つに過ぎない。
  あがけ、あがけ…全ての駒を動かせるのはプレイヤーたるこの僕…
  キラだけだ!」

25: 2008/12/16(火) 03:18:54.23 ID:Ae2Qk+KeP
翌日 アッシュフォード学園 

ルルーシュ「久しぶりだな…スザク!」
スザク「懐かしいよ、ルルーシュ!」

ルルーシュ(失敗だったなスザク…
      ルルーシュという名前だけで俺の側に来るとは…)
スザク(ルルーシュ…君の記憶は、今どうなっている?)

月「スザク、僕も嬉しいよ。また会うことが出来て」
月(ゼロの記憶が戻っているとすれば、これほど滑稽な茶番は無いな…
  見世物としてはまずまずだが…そう悠長に構えてもいられないか)

26: 2008/12/16(火) 03:20:49.67 ID:Ae2Qk+KeP
アッシュフォード学園 校庭

ルルーシュ「先生」
     『俺とロロに関する全てのイレギュラーを見逃してくれませんか?』
偽りの先生「わかった。そうしよう」
ルルーシュ「残るメンバーは、ヴィレッタ先生だけか」
ロロ「いえ、前まではそうだったのですが…」
ルルーシュ「どうした?」
ロロ「生徒会の夜神月がナイトオブイレブンであることが分かりまして…
   機情の指揮は既にその男に…」
ルルーシュ「何ッ!?」
ロロ「それにスザクがいます。二人とも、頃しますか?」
ルルーシュ「…そういう事はもうやめろ。
      それに変な言葉遣いはなしにしないか?
      俺達、兄弟だろ?」
ロロ「あ……」

ルルーシュ(スザクだけでも厄介なのに、記憶を弄ばれた月も俺の敵…
      皇帝め、どこまで俺を愚弄すれば気が済むんだ!
      ヴィレッタさえ抑えれば欺くことは可能か?
      だが、どうしても計画に支障が出るようならば俺のギアスで…)

29: 2008/12/16(火) 04:17:03.70 ID:Ae2Qk+KeP

アッシュフォード学園男子寮 月の部屋

月「どうだった?スザク。久しぶりの学園は」
スザク「楽しかったよ。生徒会のみんなも、変わらずにいて。
    …それよりも」
月「…ああ。僕は友達を信じる為にこの任務についた。
  だが、任務と私情を混同するわけにはいかない。冷静に言おう。
  ルルーシュがゼロである確率は理論値では5%…
  非常に低い確率だ。しかし――僕の考えではゼロは超常の力を持っている。
  その力を計算に入れると…64%にまで跳ね上がる」
スザク「…そうか。やはり君は優秀だな。ゼロの力を理解しているなんて…」
月「スザク。その力…どうしても僕に教えられないのか?」
スザク「ごめん…今は、まだ。
    聞けば、君もこのロザリオを背負わなければならなくなってしまう…
    もう、友達にそんな思いはさせたくないから」
リューク「表現が気持ち悪いな」
月「いいんだ。でもこれだけは分かってくれ。僕は君を信じている。
  もちろん、ユフィも」
スザク「ありがとう、月。後任の総督も、
    ユフィの意思を継ぐと言ってくれている。
    君が協力してくれれば、きっと」

30: 2008/12/16(火) 04:18:49.85 ID:Ae2Qk+KeP
月「その為にも、3日後の歓迎会でゼロの正体を見極めなくちゃね。
  …スザク、僕に策がある」
スザク「策?」
月「ルルーシュ本人の記憶が戻らなければ知りえない情報…
  つまり、本物の弟…いや、妹だったかな?
  彼女と話させることができれば…」
スザク「しかし、それでは!彼女の心はどうなる!?」
月「……記憶が戻っていた場合は、声が似た人違いという事にして済ませればいい。
  僕も正直、この策の提案には迷ったが、仕方が無い」
スザク(月も記憶を書き換えられているから、ナナリーの事は知らない…
   そうだ、でなければこんな提案をしてくるはずがない。
   これは僕の行動が招いた結果…これは僕が受け止めなければならないんだ…)

スザク「…分かった。乗ろう、その策に」
月「ありがとう。これで、僕達も納得できる」
スザク「それじゃ、また学校で」
月「ああ。おやすみ、スザク」


月「…フン。馬鹿真面目なスザクの事だ。
  もっと説得に手間取ると思っていたが…
  少しは成長したじゃないか。おかげで余計な労力を使わずに済んだよ」
リューク(この変わりよう…もう二重人格に近いな。ん?俺って結構博識!)

その後の歓迎会ですが、モラトリアムしてたらシャボン玉が飛びました。
ルルーシュにナナリーと電話させて見ましたが、取り乱して愛を叫んだりはしませんでした。
記憶が戻っているなら後ろから見ても分かるほど錯乱するはずなのに…
彼がゼロなのかどうか、余計分からなくなりました。
ユフィ、僕はどうすれば…            解説文 匿名希望

33: 2008/12/16(火) 06:13:45.81 ID:Ae2Qk+KeP

アッシュフォード男子寮 説明部屋

リューク「なあ、月」
月「なんだ、リューク」
リューク「結局のところ、一年前から何がどうなっているんだ?
     記憶が変わったり取り戻したりゼロが氏んだり復活したりで
     こんがらがってんだけど」
月「…そうだな。今後の活動の為にも事実関係を整理しておく必要がある。
  二人でまとめてみようか」
リューク「え?俺もやんの?」

月「まず、記憶の整理から始めよう。
  僕が記憶改竄の力を受ける前と今、何が違うのか?
  ここを明確にすれば現在の僕の立場が自ずと分かってくるはず…」
リューク「そーいうもんかねえ」
月「簡単に箇条書きでまとめよう」

皇帝に記憶を刻まれる前
・夜神月はアッシュフォード学園で学生生活を送っていた。
・夜神月はブリタニア特派の研究員である。(ブラックベリオン時は休職)
・夜神月は黒の騎士団の技術部員である。(ブラックベリオンにも参加)
・夜神月は新世界の神であり、キラである。
 (表立って裁きは行っておらず、一般には認知されていなかった)
・キラの存在を知っているのは取り込んだ将軍バトレーと
 一部のエリア11に居たブリタニア人(主に軍関係者)
・夜神月の目的は優しい新世界の創生である。

34: 2008/12/16(火) 06:16:40.03 ID:Ae2Qk+KeP
キラとして裁いた主要人物
1、ニーナ(僕のノートを拾って悪用した為、自殺に見せかけて殺害)
2、玉城(黒の騎士団の金を横領していた悪人の為、戦氏に見せかけて殺害)
3、ユーフェミア(言わずものかな虐殺皇女。
          既に撃たれていた為書かなくても氏んだかもしれないが
          自分で裁きたかった。気分の問題)

皇帝に改変された記憶(全て思い出したわけではないので予想含)
・ゼロと黒の騎士団に関わる全ての記憶
 (僕だけじゃなく全学生に一応施したと思われる)
・ロロをルルーシュの弟だと認識させられた
・ルルーシュの素性
※デスノートに関する記憶は改変直前に所有権を放棄。自ら改変する。

デスノートの奪還によって思い出した記憶
・デスノートの存在
・キラとして裁いた人物、コンタクトを取った人物
・黒の騎士団に所属したこと
(玉城などを活動中に裁いていた為、ノートに関する記憶として認知された)

思い出せない記憶
・ルルーシュの素性
・ルルーシュの本物の弟(もしくは妹)
・デスノートに関わる以前の真実の学園生活
 (スザク除いて皆、改竄されてるからさほど支障はない)
・何故この世界に居るのか(元々わからなかったのかもしれない)

35: 2008/12/16(火) 06:22:28.83 ID:Ae2Qk+KeP
月「…こんなところか」
リューク「へー。分かりやすいようなそうでないような…」
月「まあ、前作が頭に入ってないと即座に理解するのは難しいだろうね」
リューク「前作?何の話?」
月「つまり、今の状況をある記号で表すと
  アナザーストーリーということになる…」
リューク「マジで何の話…?」

月「ついでに言ってしまえば…」

ロイド 生存
セシル 生存
ギルフォード 生存
ルルーシュ 生存
スザク 生存

月「ということになる
  さらに例の記号で表すと概ね24、25通りの展開になったと
  考えるのが自然だ。
  さて、相互理解も得られたところで
  現在の僕の立場をまとめてみようか」
リューク「矢印チャート式でな、ククク」

36: 2008/12/16(火) 06:31:23.91 ID:Ae2Qk+KeP
夜神月ブラックベリオン後の軌跡
・ノートの所有権放棄と記憶改竄により完全にブリタニア側の人間となる。
            ↓
・スザクとロイドのコネを利用して実力で立身。ナイトオブイレブンになる。(僕ならできる)
            ↓
・ゼロが持つ超常の力の可能性に気付く。(僕ならわかる)
            ↓
・自身が与えたヒントによりキラ捜査も開始(バックボーンの指示も受けての事)
            ↓
・裁きの傾向からキラがエリア11にいると断定。スザクより先にエリア11に帰還。
 アッシュフォード学園に戻り、ルルーシュ=ゼロ監視の任務も兼任。
            ↓
・数ヶ月でキラの正体を突き止め、ノートを奪う。(計画通り)
            ↓
・ゼロ復活。機情のトップに就任。(思い通り)
            ↓
・スザクと再会。策を授けるが不発。(使えないヤツだ)
            ↓
          現在に至る

37: 2008/12/16(火) 06:35:03.59 ID:Ae2Qk+KeP
リューク「バックボーンって誰?」
月「秘密にしといたほうが面白いこともあるだろ」
  
月「あのまま黒の騎士団に残り、
  ゼロ不在の間に黒の騎士団の組織力を強化…
  事実上のナンバー2、もしくはトップになり
  ブリタニア勢をエリア11から駆逐しつつノートを取り戻し、
  新世界の神になるパターンもあったが…
  その選択肢が完全に消えてしまった」
リューク「そもそも忘れてたんだしな」
月「こうなった以上、ブリタニアの側から黒の騎士団とゼロを利用しつつ
  超常の力の謎を暴き、新世界の神になる方法が最良か…」
リューク「で、キラってどんだけ支持されてんの?」
月「表立って支援を表明する国はまだいないが、
  一般大衆の間ではキラを支持する声が広まっている…
  世に害を成す極悪人から裁いていったのが効いているようだ…
  ぬるい法の下でのうのうと生きながらえてるクズどもをね」
リューク「Lは出てこなかったな…クク」
月「あんなのがどこの世界にもいて溜まるか…
  ゼロだけでも厄介だというのに…
  しかし、世界はいずれ戦争の愚かしさに気付き、
  必ずゼロよりもキラを支持するようになる…
  そのためにはブリタニアと各国の戦争を泥沼まで引きずり込まなければ――」
  

月「神聖ブリタニア帝国に黒の騎士団、
  ナンバーズ、中華連邦、EU…いずれ全てがキラを認め、跪く!

  そして、僕は――新世界の神になる!!」

40: 2008/12/16(火) 08:40:23.10 ID:Ae2Qk+KeP
Sound Only

月「スザクか。何かあったのか?」
スザク「月。ゼロと黒の騎士団が中華連邦領事館から消えた。
    …機情の監視は?」
月「ロロが。…今は一緒に部屋にいる」
スザク「…そうか。だとすればゼロは…
    いや、それよりも今は!総督が危ない!!
    月、君の力を貸して欲しい」
月「…わかった。すぐ政庁に向かうよ」
スザク「ありがとう。詳しいことは、合流地点で」

リューク「ククク…今のゼロはルルーシュじゃないのかもな」
月(今、こちらに向かっている総督を着任前に頃すつもりか?
  そうなればエリア11におけるブリタニアの権威は失墜する!
  流石にそこまで黒の騎士団を調子づかせるわけにはいかない…
  その作戦は何としても阻止しなければ…)

41: 2008/12/16(火) 08:46:24.44 ID:Ae2Qk+KeP
太平洋奇襲作戦

ゼロ「作戦目的は、新総督を捕虜とすることにある。
   いかなることがあろうと、絶対に傷つけるな!
   いいか、絶対にだ!!」
黒の騎士団「承知!!」

月「ナイトオブイレブンよりアヴァロンへ。
  現在、ナイトオブラウンズ4名が急行中。戦況を報告してください」
セシル「こちらアヴァロン。戦況を報告します。
    現在、航空戦力は壊滅。
    敵のナイトメアが総督の乗る旗艦に取り付いています。
    護衛艦の80%が取り付いたナイトメアに撃墜されました。
    ギルフォード卿が指揮を取るフロートユニット搭載の
    新型ナイトメア小隊が交戦中」
月「了解。アヴァロンは旗艦と距離を保ちつつシールドを展開。
  援軍の到着まで周囲の状況把握につとめてください」
セシル「了解しました」

月「ジノ。君のトリスタンが一番速く着きそうだ。頼めるかな?」
ジノ「お任せくださいよっと!」
スザク「僕達も急がなければ、総督が!」
月「敵はフロートユニットを装備していない…大丈夫、間に合うよ」
アーニャ「迂闊な人たち…」

月(…しかし、総督を殺害するだけならゼロが艦内に潜入すればいいだけだ…
  ゼロには殺れるだけの力があるのだから)

43: 2008/12/16(火) 09:01:13.19 ID:Ae2Qk+KeP
ジノ「さあ、お仕置きタイムだ!」
朝比奈「なんだこの戦闘…違う、ナイトメア!?」
ジノ「そらッ!」
朝比奈「すいません、脱出します!!」

スザク「ランスロットは、総督の救出を最優先とします!」
月「スザク、艦外に出ている紅蓮は僕が引き付けよう」
スザク「頼む!」

スザク(カレン…僕はナナリーを助けなくちゃいけない。
    今さら許しは請わないよ)

カレン「ランスロットが艦内へ!?行かせるものか!…ッ!!」
月「ハドロン砲を輻射波動で防いだか…
  しかし、このグロースター最終型なら!」
リューク「その大剣、どう見ても白兵戦用だろ?」
月「本来はね。
  だが、この大剣はハドロン砲を収束し、撃ち出す事が出来る!」

カレン「まさか!」
リューク「ウホッ!!メカの腕が吹っ飛んだぞ!」
月「所詮、予備パーツを使った応急処置…収束率を高めれば用意に貫ける…
  これで一機LOST…」

44: 2008/12/16(火) 09:21:38.24 ID:Ae2Qk+KeP
千葉「紅月ィ!!」
カレン「脱出装置が作動しない!整備不良…こんな時に!!」

ジノ「弱いものいじめは好きじゃないが…」
月「もっとも安全な勝ち方だ」

月(カレン…一年前、僕を嬲ったこと、今ならはっきりと思い出せるよ…
  わざわざ直撃を避けたというのに整備不良とは残念だが…
  これもまた結果だ。
  ふっ…くくくく…
  海の藻屑となって頭を冷やすんだな)

リューク「元仲間なのに冷てーの」

45: 2008/12/16(火) 09:28:47.72 ID:Ae2Qk+KeP
ラクシャータ「舞い上がりな!飛翔滑走翼ゥ!!」
ギルフォード「ほう…空とシールドを手にしたか…しかし」
月「なんだと!?」
ギルフォード「え、遠距離で…ぐっ!!」
カレン「やれる!この紅蓮可翔式なら!」

月「だが、三機で波状攻撃を仕掛ければ!」
ジノ「オレンジに勝ったパイロットと言えども!」
アーニャ「倒せるかも」

しかし、流石は初登場した機体である。
ラウンズの攻撃を次々とかわし、幼女を土足でけたぐり、
とどめとばかりに輻射波動で全体攻撃。

セシル「さらにワイドレンジで!?」
ロイド「エネルギー総量は?」
セシル「拡散させただけです。
    しかし、機体ダメージからしばらくは動けないかと…」

アーニャ「なに、あのナイトメア」
ジノ「いやあ…パイロットでしょ。本気だしときゃよかった」
リューク「ククク…負け惜しみだな、あの戦闘機」
月(お、女を本気で撃墜したいと思ったのは生まれて初めてだ…)

46: 2008/12/16(火) 09:53:54.48 ID:Ae2Qk+KeP
艦内

ルルーシュ(どうすればいい…ゼロの正体を明かすわけには…
      しかし、強引に連れて行くのはナナリーの意志を捻じ曲げることに…)

ルルーシュは妹の心を気遣って悩み続けたが、この艦の墜落まで残り数十秒しかない。
艦の墜落などどっちでもいいほど彼には深刻な悩みだった。
ナナリーのためのゼロだっのにあからさまに拒否されたのである。

ナナリー「スザクさあぁぁぁん!!」

事態はさらにその深刻さを増した。
枢木スザクがランスロットでナナリーを助けにもとい奪いに現れたのだ。
ルルーシュは心の中で叫んだ。
ルルーシュ(ち、違う!そいつはナナリーを皇帝に売り払った!!)

スザク「もう大丈夫だから!」

何が大丈夫なものか。お前のような人非人にナナリーを任せられるものか。
俺と一緒にいるのが(精神的な面では)一番安全なんだ。
メンタルケアも知らぬ騎士公が!

ゼロ「ナァァナリィィィィィッッ!!」

その想いは虚しく空を舞った。本人も空を舞った。
身体は紅蓮が受け止めてくれたが、心までは受け止めてもらえなかった。
彼の叫びは絶望と悲しみに満ちていた。

ナナリーはハッとして振り向いたが、
まさか仮面のアレが実の兄であるとは気付けるはずもなかった。(気付きたくもなかった)

48: 2008/12/16(火) 10:19:57.87 ID:Ae2Qk+KeP
ブリタニア 政庁

ナナリー「皆さんのおかげで、無事日本までたどり着くことが出来ました。
     ありがとうございます」
ジノ「なぁに、可憐な総督様の為ならたとえ火の中、水の中ってね」
アーニャ「任務だから」
月「これも、スザクのおかげだよ。僕達はあの時、全く動けなかったからね」
ロイド「ランスロットの性能もお忘れなく」
セシル「ロイドさん?少しは空気を読みましょうね」
スザク「いや、そんな…これも皆が力をあわせたから出来たことだよ」

ローマイヤ「しかし総督。日本という呼称は今後控えて頂きたいものですね」
ナナリー「いえ、ここはエリア11である前に日本という国です。
     ナンバーズと区別するだけでは、
     本当の平和はこの国にはやってこないと思うのです」
ローマイヤ「しかし、総督。そのようなことでは我がブリタニアの矜持が…!」

49: 2008/12/16(火) 10:24:31.12 ID:Ae2Qk+KeP

月「まあ、いいじゃないですか。
  総督には総督の治世に関するお考えがあるのでしょう。
  今は、総督の無事を祝いましょう。
  政策は後ほどじっくり協議すればいい。
  黒の騎士団が跋扈するエリア11の平穏を
  一刻も早く取り戻したいというのはわかりますが…
  ミス・ローマイヤ。あまり根積めると美しい顔が台無しですよ」
ローマイヤ「や、夜神卿。そのような浮ついた発言はどうかと思いますがね…コホン」
月「そうですね。つい…」
月(なんだこの女…満更でもないのか。皇女殿下とは言え、
  こんな子供に政務が取り仕切れるわけがない。
  と、なると総督は傀儡…事実上、政務を握るのがこの女だとすれば、
  こいつを篭絡しておけば政庁は僕の意のままに…ふっ、女なんて簡単なもんだ)

ナナリー「…え、ええと。とにかく明日は就任式があります。それまでは皆さん、
     それぞれの職務を遂行してください」

「イエス・ユア・ハイネス!」

50: 2008/12/16(火) 10:37:12.74 ID:Ae2Qk+KeP
アッシュフォード学園 生徒会室

ルルーシュ「………」
シャーリー「どうしたの?ルル」
ルルーシュ「えっ?」
リヴァル「もしかして、修学旅行が楽しみで眠れなかったとか?」
ルルーシュ「あ、ああ。そうなんだ、実は」
シャーリー「ふふっ、ルルったら子供みたい」
リューク「大分ショックだった見たいだな。作戦の失敗が。クククク…」
月(…それほど気落ちすることか?
  失敗なら今まで何度も繰り返してきたじゃないか。
  いや、前回の作戦はゼロにとって特別な意味があった?
  駄目だな。分析するには情報が少なすぎる…
  しかし、ルルーシュの事をラウンズの僕が独自に調べれば
  どうしてもブリタニア内に行動が漏れてしまう…

  やはり、ここはキラの情報を手土産に…)

モブビXチ「これより新総督の就任放送が始まります。
      生徒の皆さんは行動に集まってください」

月(そういえば、式典に出なくて良かったのか?
  任務優先とはいえ、妙に寛大だな…ローマイヤ)

52: 2008/12/16(火) 10:52:56.50 ID:Ae2Qk+KeP
ブリタニア 政庁

ローマイヤ「総督は王様ではございません。今回の特区日本については善処致しますが、
      今後は私に事前に相談してくださるよう、お願いします」
スザク「しかし、ゼロの人気が高まり、日本人の間に反ブリタニアの勢いが盛り上がる中、
    こちら側も融和の姿勢を見せるのが必要なのではないでしょうか?」
ローマイヤ「枢木卿、ユーフェミア様の騎士だった貴方のお気持ちも分かりますが、
      これはブリタニアの国是としての…」
スザク「しかし!このまま行けばゼロの人気がますます増長するのも事実!」

月「枢木卿もミス・ローマイヤも、少し落ち着いてください。
  確かに、枢木卿の言う通り、日本人との融和の姿勢を見せることも必要でしょう。
  しかし、今の日本人が特区日本をいきなり受け入れることは難しい…
  施行するならするで、事前に相談の上、最も効果的なタイミングで特区日本宣言を行う段取りを
  決めるべきだった。そういうことでしょう?ミス・ローマイヤ」
ローマイヤ「え、ええ。まあ…」
ナナリー「……」
月「しかし、ナナリー総督の発言も国をよりよくしようという心から来たもの…
  たとえ日本人から真意を疑われようとも、黒の騎士団の反発を招こうとも…
  いつかは互いに信じられる日が来ます。過去から目を背けていても、何も変わりません」
スザク「そうです…夜神卿の言う通り、僕達は乗り越えていかなくちゃいかない。過去を。そして、今を」
ローマイヤ「…ですから最初から言っているじゃないですか。
       特区日本については善処すると」
ナナリー「皆さん…ありがとうございます。成功させましょう、特区日本を」
ローマイヤ「元よりそのつもりです。
      では、私は特区日本の草案をまとめなければなりませんので、失礼します」
スザク「僕も軍務があるから、これで」

スザク(ナナリーはユフィの後を継ぐと言ってくれた。月も協力してくれると言っている。
    なら、僕が今やるべきことは…)

55: 2008/12/16(火) 11:04:06.37 ID:Ae2Qk+KeP
ナナリー「…やっと、ゆっくりお話が出来ますね。
     お久しぶりです、月さん」
リューク「ククククククク!」
月「!」


月「……久しぶりだね、ナナリー」
ナナリー「学園、まだ通ってるって聞きました!
     あの、生徒会の皆さんはお元気ですか?」
月「相変わらずだよ。今度の修学旅行で、会長が色々とはりきっちゃってね。
  カツラまで持っていってどうする気なんだか…」

月(そうか…そういうことか…ふっ、くく…
  だ、駄目だ。笑うな…堪えるんだ…
  ここは懐かしい学園の話を聞かせる、旧知の夜神月を演じきらねば…)

♪KIRA! We are the KIRA! My name is KIRA!

月「噂をすれば、その会長から電話だ。はは。…出ても?」
ナナリー「ええ。構いません」

♪Even your KI…

月「はい。夜神です」

57: 2008/12/16(火) 11:32:09.18 ID:Ae2Qk+KeP
アッシュフォード学園 屋上

シャーリー「おかえり、ルル」
ミレイ「ルルーシュもやろうよ、花火」
ルルーシュ「みんな…修学旅行に行ったんじゃ…」
リヴァル「俺達だけで行っちゃったら、泣くでしょ君」
月「それに旅行なんて、いつでもできるさ」
リューク「ククク…俺はリンゴがあれば何処でもいいかな」
ミレイ「そうそう、旅行で大事なのは誰と一緒に行くか」

ルルーシュ(ナナリーが望んだ優しい世界…それはこんな近くに…
      偽りの記憶に汚されても、透明なガラス色で、ずっと)

ルルーシュ「…みんな。また、ここで花火を上げよう。
      絶対にもう一度、みんなで」

月(間違いない。ルルーシュの実の妹はナナリーだ…
  おかしいとは思っていた…総督を殺害するだけなら
  既に庭園まで入り込んでいたゼロなら容易に可能だったはず…
  それをしなかったという事は総督も生きて連れ出す必要があり、
  その為に迎えのナイトメアを待っていたと考えればまあ、通る。
  クロヴィス、カラレスと頃しておいて現総督だけを殺害せぬ道理は無く、
  それに黒の騎士団の戦力の回復、新総督の方針を見てからでも遅くは無い。
  今回は性急に過ぎ、異なり過ぎた。僕が疑問に思う程度にはね。
  だが、太平洋奇襲作戦の目的は総督の殺害ではなく、奪還にあった!
 
  今の状況…ゼロからしてみればブリタニアに人質を取られているも同然…
  思い悩んで当たり前か…僕も妹は可愛いからね)

58: 2008/12/16(火) 11:42:27.72 ID:Ae2Qk+KeP

ルルーシュ(そうだ…俺の戦いは、もうナナリーのためだけのものじゃ…)

月(つまり、ルルーシュはブリタニアの皇位継承者…
  しかし、これで大分やりやすくなった。
  突き詰めれば、キラとしてナナリーを人質に取り脅せばいいだけの事…
  侵略国家ブリタニアの総督だ…裁く理由などいくらでも取り繕える。
  ゼロのエリア11での功績を鑑み、
  話し合いたいと言えばヤツはそれに乗るしかない。
  ふっ、この世界でも氏神じゃないほうの神は僕の味方らしい。
  既にこれだけの好条件が整っていたとは!)

59: 2008/12/16(火) 11:44:26.61 ID:Ae2Qk+KeP
機密情報局

ヴィレッタ(ロロはすっかり懐柔され、他の職員は全てギアスにかかって役立たず…
      かく言う私もゼロに弱みを握られ動けない…どうすれば…)

月「ヴィレッタ男爵。C.C.はまだ見つからないのですか?」
ヴィレッタ「こ、これは!夜神卿!!く、黒の騎士団に入る事は確かだと思うのですが…
      正確な目撃情報は、まだ…」
月「そうですか。僕も、
  しばらくは特区日本の設立に掛かりきりになりそうです。
  引き続き、ここはお任せしますよ。
  貴女のほうが僕より詳しいのですから、
  安心して任せられますよ」
ヴィレッタ「は、はあ…光栄です」

ヴィレッタ(この男も機情の任務をおざなりにして!
      キラ捜査だか何か知らないが、キラよりもゼロだろう!
      い、いや落ち着け…変にやる気を出されれば
      私と扇との関係も露見し、爵位剥奪という事に…)
月(この女、いい加減な捜索ばかり続けて…
 おそらく、もう機情はゼロの手に落ちているだろう。
  そんなことは分かっている。
  ただ、ゼロに僕が動く気がない事を定期的に示す必要があるから来てやっているだけだ)

月「これは陛下が直々に下された任務…
  それだけは覚えて置いてください。では」

61: 2008/12/16(火) 12:03:03.38 ID:Ae2Qk+KeP
ブリタニア政庁 ゼロとの通信による会談

ゼロ「ほう…ナイトオブラウンズが4人も…
   しかし、総督の姿がないようだが?」
スザク「これは事務レベルの話だ」
ジノ「黒の騎士団の意見はまとまったのか?」
ゼロ「こちらには、百万人を動員する用意がある。
   ただし、条件がある。私を見逃して欲しい。
   しかし、君達にも立場というものがあるだろう。
   ゼロは国外追放、という形でどうかな?」
スザク「黒の騎士団を捨てる気か!?」
ロイド「そもそもこの取引がバレたら、組織内でリンチだからねぇ」
ゼロ「どうだろうか?君達にとっても、悪くない取引だと思うが」

月「…反逆の象徴、希望であるゼロが消えれば日本の地下組織は空中分解…
  確かに、ブリタニアから見れば悪くない」

リューク「クックックック!!可愛い妹とは戦えないってことか?」

月(しかし、ゼロ一人が逃げたと分かれば、式典で暴動が起こる。
  そうすれば、ナナリーの身の安全は保障できないだろう。
  そこまでの覚悟を固めたということか?それとも、他に何か策が?)

62: 2008/12/16(火) 12:12:07.84 ID:Ae2Qk+KeP
シズオカゲットー 特区日本式典会場

ローマイヤ「特区日本に参加するものは、特赦として罪一等を減じる。
      しかし、指導者の罪は許しがたい。ゼロのみは国外通報処分とする」
ゼロ「ありがとう!ブリタニアの諸君!寛大なるご処置、痛み入る」
ナナリー「来てくれたのですね!」

月(さあ、どうするゼロ?遅かれ早かれ、
  お前が会場に来る事は分かっている…
  このアヴァロンからなら、お前の位置を誰よりも速く補足できる。
  たとえナナリーを救い出し、ブリタニアから逃れようとも、
  キラの手から逃れることは出来ない!)

会場がスモーキングに包まれたかと思うと、
百万人の日本人は、百万人のゼロに姿を変えた。

ゼロ「全てのゼロよ!ナナリー総督のご命令だ!
   速やかに国外追放処分を受け入れよ!!」

ロイド「あはぁ!合法的に逃げるつもりだね!!」
リューク「絵的に気味が悪いな…」
月「バカな!!何故こんな方法が成り立つと信じられる!?
  何だこれは…一体どうしたというんだ!!」
セシル「ラ、月君、落ち着いて…」

月「…すいません。あまりの事に、つい興奮して…」

68: 2008/12/16(火) 12:41:57.65 ID:Ae2Qk+KeP
月(お、落ち着け…逃げ場があるとすれば領事館の件で気脈を通じていた中華連邦…
  だが、この場から無事に逃げられると考えているのか…何故だ?
  ブリタニア軍は支持一つでこのゼロどもを虐殺できる態勢に――
  虐殺?

  ……そうか!!)

スザク「そうだよな!ユフィもナナリーも許すつもりだった!!
    ゼロは国外追放!約束を違えれば、国民の信を失うことになります!」
    
ゼロ「全てのゼロよ!枢木卿が宣言してくれた。不穏分子は追放だとな!
   これで我らを阻むものは無くなった!いざ進め!自由の地へ!!」

ゼロの皆さん「おお――!!」

ロイド「スザク君が助けたこの百万人、誰も感謝してくれないよね」
セシル「分かっているはずです。それくらい…」
リューク「ククククク、自分勝手なゼロどもだな」
月「だけど、これでこの国もしばらくは落ち着くでしょう」

スザク(これは、僕が発砲命令を出さないと信じてこその作戦だ)
ルルーシュ(最悪の敵だからこそ、俺にはよくわかる。
      そしてこれは、
      ナナリーを理解しているからこそ出来た判断でもある
      だから、今は感謝しよう。枢木スザク)

69: 2008/12/16(火) 12:43:13.07 ID:Ae2Qk+KeP
SSの途中ですが、飯を食べてまいります。
一時間ほどで戻ります。

73: 2008/12/16(火) 13:46:01.45 ID:Ae2Qk+KeP
百万人のゼロは、中華連邦に亡命した。
蓬莱島で亡命生活を満喫する日本人達。

人工的な無機質極まりない自然に囲まれて空気もおいしい!
絶海の孤島だから魚も取り放題!
やっぱり今日も洗濯日和!

ゼロについてきてよかった…亡命者達の顔からは笑みがこぼれた。清々しい笑顔…

しかし、その平和を打ち破る一方がもたらされる。
ブリタニア第一皇子オデュッセウスと中華連邦の天子が結婚するというのだ。
もしかしたら、俺達は貢物か引き出物か何かなのでは?
黒の騎士団内部に緊張が走る。どうするゼロ!?どうする?ルルーシュ!!


中華連邦 迎賓館

「神聖ブリタニア帝国宰相、シュナイゼル第二皇子様、ご到着!」

ミレイ「まさか…どうしてここに?」

月「よろしいのですか?名誉上がりの騎士と共に来られて…」
シュナイゼル「おやおや、意地が悪い質問だ。私は出目で人を評価したりはしないよ。
       それに、いい機会じゃないか。私の腹心という立場を内外に示すには…」
リューク(これが月の言っていたバックボーンか…)
月「光栄です。シュナイゼル殿下。ご期待には、必ずや」
シュナイゼル「そう気負わなくても、君ならできるさ。充分にね。
       それより、ここは祝いの場だ。もっと楽にしてくれたまえ」

75: 2008/12/16(火) 13:59:34.94 ID:Ae2Qk+KeP
中華連邦領事館 バルコニー

ミレイ「びっくりしちゃった。月が突然、ラウンズの格好で来るから」
月「すいません。今ついてる任務の都合上、教えるわけにはいかなくて」
ミレイ「いいの。誰にだって、秘密はあるもの」
月「…そうですね。嘘をつかずに生きていける、完璧な人間はいません。
  でも僕は、誰かを傷つけるような嘘は、避けて生きてきたつもりです」

ミレイ「ねぇ、月。貴方がラウンズなら、カレンの事、なんとかできないかな?」
リューク「あの女とはこの間、思いっきり交戦してたじゃないか。どうする月?ククク…」
月「…会長。記憶も素性も定かでない僕を学園に入れてくれる後押しをしてくれたこと、
  感謝しています。だから、貴女には傷つけない為の嘘は言いません」
ミレイ「…うん、ありがと」
月「僕は何もないところからここまで来た。
  だからこそ、今さら肩書きに頼るような取引はできない。
  それに、僕はブリタニアの騎士、カレンは黒の騎士団の団員。
  これは互いの信念と矜持を賭けた戦いでもある…
  僕も出来ることなら助けたいという気持ちもあります。
  しかし、それはカレンの信念を踏み躙ることにも繋がる。
  
  だから。この戦いに友情を挟むことは、僕には出来ない」

ミレイ「…そっか。ごめんね、無理な事頼んじゃって」
月「いえ、こちらこそ、すいません。力になれなくて。
  そろそろ、僕も戻らなければならないので、これで」

ミレイ「肩書き、か……」

77: 2008/12/16(火) 14:20:51.69 ID:Ae2Qk+KeP

神楽耶「黒の騎士団総司令、ゼロ様のご到着ですよ~!!」
月「は?」
ゼロ「フハハハ!ブリタニアの諸君!
   今宵はお招き頂いてありがとう!!」
リューク「え?」

スザク「招待されたのは神楽耶様だけのはずだが!」
ゼロ「これは異なことを…夫と妻が揃って祝いの席にかけつける…
   何の問題があろうか!」

月(だ、駄目だ、こいつら…早くなんとか…
  もう、手遅れだな)

シュナイゼル「ここは祝いの席だ。いさかいはなしにしましょう。
       皇さん。明日の婚姻の儀には、ゼロの同伴をご遠慮いただきますか?」
ゼロ「それは残念だ…こちらには、祝辞を述べる用意があったのだが」
シュナイゼル「その祝辞は皇さんに任せればいいでしょう」

ルルーシュ(シュナイゼル…目の前に姿を晒したのが!)
スザク「……」
ルルーシュ(流石にギアスを警戒しているか…ならば!)

ゼロ「シュナイゼル殿下、一つチェスでもいかがですか?」
シュナイゼル「いいだろう…私が勝ったら、その仮面を取ってもらおうか」

その後、局面はキング同士の一騎討ちとなり、ルール上引き分けに終わった。
ゼロが何をしたかったのかは定かではないが、満足したのかおとなしく帰宅。
大半の人間の心に、明日への漠然とした不安が残る結果となった。

82: 2008/12/16(火) 14:45:17.25 ID:Ae2Qk+KeP
アナウンサー「中華連邦の情勢をお伝えします。
       今日行われた、我がブリタニアと中華連邦の婚礼ですが、
       突如ゼロが会場に現れ、天子を略奪したようです」

ゼロ「おや、そうかい?フフフハハハハハ!フハハハハハハハ!!」

アナウンサー「お聞きください。この笑い声を。怖気がするほどの悪意に満ちています。
       今回のゼロの行動にはどういった意味があるのでしょうか?
       今日は、劇場型犯罪者に詳しい、竜崎さんにスタジオへお越しいただきました」
竜崎「…よろしくお願いします」
アナウンサー「早速ですが竜崎さん。
       今回のゼロの行動にはどうのような意味があるとお考えですか?」
竜崎「そーですね。ゼロは幼稚で負けず嫌いだ。
   昨晩、祝賀会にてシュナイゼル殿下に婚礼には顔を出すなと釘を刺されました。
   それに反発するために、わざわざ婚姻の最中を狙って、凶行に及んだのでしょう」
アナウンサー「まったく、小学生みたいなやつですね」
竜崎「まあ、そういう言い方もありますね。
   続いて、今回の誘拐の意図ですが…
   これは自分達、黒の騎士団の立場が大変苦しくなったから行った事…

   実際、このまま中華連邦とブリタニアの結婚が成立してしまえば、大ピンチです。
   亡命者という立場ではなく、またもや犯罪者の立場に逆戻り…
   しかも居場所は敵の領土内…これは焦りますよ」
アナウンサー「ではやぶれかぶれの誘拐だったと?」
竜崎「天子を人質に取りながら、中華連邦内に潜む反政府分子に決起を促す…
   一見矛盾しているようにも見えますが、この結婚に反対している者達も多いとか…
   
   それをぶち壊してくれたゼロ様々ってことになれば…はい、大成功。
   中華連邦が二つに割れてしまいます」

84: 2008/12/16(火) 14:52:03.46 ID:Ae2Qk+KeP

アナウンサー「続報が入りました。
       現在、ゼロは我らがブリタニア軍と中華連邦軍に追い詰められ、
       天帝八十八稜に立て篭もり、徹底抗戦の構えを見せている模様です」
竜崎「なるほど。あそこなら中華連邦の兵は手を出しにくい…
   そこで持久戦に持ち込み、援軍を待つという算段のようですね。
   まあ、ゼロは目立ちたがりですから、
   既に派手な演出を仕込んでいる可能性もありますが…」
アナウンサー「ありますが?」
竜崎「この戦力差を覆すのは、難しいでしょうね」

       
アナウンサー「この一連の誘拐劇は、追い詰められた末の突発的な犯行だったのか?
       それとも、壮大な策略に基づいた計画的な犯行だったのか?
       いずれにせよ、帝国臣民の敵、
       ゼロは海の向こう中華連邦で最後の時を迎えそうです」

87: 2008/12/16(火) 15:13:47.07 ID:Ae2Qk+KeP
中華連邦領空 アヴァロン

シュナイゼル「心待ちにしていたよ。キラ事件の捜査報告が入るのをね」
月「お待たせして申し訳ありません。
  ですが、この話は通信でやり取りするわけにはいかないと、
  そう判断しました。それほどまでに危険な力を持っていたのです。キラは」
カノン「殿下を含めた、この3人にしか話せぬ程の力…
    教えてもらいましょうか」

月「では、この画像をご覧ください」
シュナイゼル「ノートだね、これは」
カノン「これが一体なんだと言うの。キラの力が記してあるとでも?」
月「いいえ。これこそがキラの力なのです。
  表紙をご覧ください」
シュナイゼル「DEATH…NOTE。氏のノートということか」
月「このノートの持ち主は、日本人の少年、鏡太郎でした。
  これは、悪人を裁いて世の中を良くして行こうと考える者…
  小学生高学年から高校生までのどこか純粋な心を持った少年という、
  我々のプロファイルとも一致します。
  調べ上げた略歴もあわせてご覧ください」
カノン「…この少年は今、何処に?」
月「…打ち合わせ通りに」
シュナイゼル「国のためとはいえ、痛ましい事だ…」

88: 2008/12/16(火) 15:17:33.18 ID:Ae2Qk+KeP
カノン「しかし、キラの裁きはまだ続いている。これについては?」
月「その事こそが、このノートの効力をある程度証明するものです。
  この画像をご覧ください。
  このノートに書かれた日付、名前…
  その日時と順番通りに犯罪者達が氏んでいます」
リューク「ノートで指定できる日にちの制限なんて、
     言わなきゃわかんねーしな。
     相変わらず自分に都合のいい事だけ教えてるな」

シュナイゼル「…しかし、にわかには信じがたいね
       こんな殺人兵器が存在するなど…」
月「ノートは今、僕が責任を持って保管しています。
  やはり実験をしなければ、確信するには不足と思いますが…」
シュナイゼル「…悲しい事だが、平和の為には多少の犠牲は止むを得ないね」
カレン「ブリタニア側の一般には公表されていない犯罪者のリストを、
    後で渡しましょう」

89: 2008/12/16(火) 15:21:55.59 ID:Ae2Qk+KeP
月「…ありがとうございます。
  僕も人頃しの道具を試すのは強い抵抗がありますが、
  こんな危険な物…リスクを確かめる前に
  殿下にお渡しするわけにはいきません」
シュナイゼル「頼んだよ、月君。
       この計画が上手く行けば、
       戦争の無い平和な世の中が築ける…」

月「イエス・ユア・ハイネス…必ずや、実証して見せます。
  平和な世界の為に。
  
  では、次にこのノートがほんとうに一冊だけなのか?
  他のキラ、もしくは黒幕の存在についての考察ですが―――」

リューク「クククク…平和という名目で、殺人実験の密談かよ!
     やっぱ人間って面白!!」

一方、ゼロは想いの力で何とかなった。

91: 2008/12/16(火) 15:24:50.18 ID:Ae2Qk+KeP
>>90
オカマとおなごを間違えた…

氏にたい

95: 2008/12/16(火) 16:01:26.53 ID:Ae2Qk+KeP
no title
NOW writing………
暫くお待ちください

96: 2008/12/16(火) 16:05:29.02 ID:Ae2Qk+KeP
アヴァロン 月のプライベート個室

月(エリア11の犯罪者どもを使って、13日ルールを立証したことにすれば
  シュナイゼルが直接ノートを使うことは当面避けられる…
  後は中華連邦をおさえたゼロが世界を二つに割り、
  力の全容を暴き、危険な力を持つ皇帝を始末してくれるのが理想形だが…)

バトレー「キラ様!!」

Sound Only

月「…どうしました。何か本国で不都合な事態でも?」
バトレー「い、いえ。本国ではないのですが…お、お助けください!!
     ギアス教団なるゼロと似たような力を持つ連中が、私達を!」
月「私の言葉に従えば、必ず全員助かります。
  落ち着いて状況を報告してください」

97: 2008/12/16(火) 16:08:34.87 ID:Ae2Qk+KeP

月「……なるほど。オレンジの最終調整を――
  いかに皇帝からの指示とはいえ、
  ジェレミア個人の感情まで制御することはできないでしょう。
  まして、そこは悪魔の力『ギアス』を与えられた哀れな人間の実験場…」
バトレー「以前、失脚寸前の私を救ってくださったように、
     今一度!我々に救済の光を!!」
月「いいですか。貴方は一見、非常に不利な環境にいるようにも見えます。
  しかし、行動次第では身の安全の保証どころか、
  ブリタニア本国に大いに貢献する事に…
  これはチャンスなのです。その為には――」

月「………」
バトレー「………」

バトレー「おお、おお!それなら我々は助かる、流石はキラ様…我らが神!」
月「後、教団内部の事を出来る限り報告を。
  不測の事態にも対処できるように」
バトレー「勿論ですとも!ははは、我々にはキラ様がついている!
     怖れるものなど何も無いのだ!!」

99: 2008/12/16(火) 16:22:00.97 ID:Ae2Qk+KeP
エリア11 アッシュフォード学園男子寮 月の部屋

リューク「久々のご帰宅だな。
     中華で組んだ新デッキでJUSのwi-fi対戦やろうっと」
月「…やはり、思い出している」
リューク「あん?」
月「皇帝に改変された記憶の全てが正常なものに…
  ルルーシュ=ランペルージの妹はナナリー=ランペルージ…
  今は総督ナナリー=ヴィ=ブリタニアということは、
  ルルーシュ=ヴィ=ブリタニアが本名か?
  いや、ここまで来れば本名など後で確かめられる…」

リューク「ギアスキャンセラー日本上陸ってことか」
月「ああ。これがバトレーの言っていたギアスキャンセラーか…
  いいね、便利な目だ。
  後々策に組み込んで利用し――

  いや、それよりも今は、記憶が戻った事で
  何か不都合が無いかどうか―――」

100: 2008/12/16(火) 16:24:07.07 ID:Ae2Qk+KeP
月『ゼロがルルーシュと示す日記…
  こんなものをいままで一人で抱え込んで…
  辛かっただろう?でも、もう君は一人じゃない。
  そう、二人だけの、秘密だ――』
シャーリー『…うん』

月「一番危険なのは、シャーリーか!」

月(どうする?ゼロ=ルルーシュを示した日記…
  その記憶が一切無いという事は、
  皇帝に記憶の改変を二度受けたという事か?
  違うな。それには本国に一度帰る必要がある。
  と、するとルルーシュの力も記憶の改変か?
  焦るな…決め付けるにはまだ早すぎる…

  今の問題はシャーリーをどう扱うか。
  適当な理由をつけて機情か政庁を動かして保護することもできるが…
  …駄目だ。僕の記憶が戻っている以上、
  シャーリーの記憶も戻ったという前提で考えるべきだ!

  今のシャーリーには、学園にいる人間は全て敵に見えるだろう。
  すると頼る人間はゼロを捕まえたスザク…
  だが、あの女はルルーシュに惚れている。
  そうなると最終的にシャーリーが行き着く結論は――)

月「……やむをえない、か」
リューク「なあ、月。このゲーム、デスノート効かないヤツいるんだけど」

102: 2008/12/16(火) 16:43:12.19 ID:Ae2Qk+KeP
TOKYO租界 駅ビル

ジェレミア「とうとう追い詰めたぞ、ゼロ。
      私のオレンジ疑惑も今日で終結というわけだ」
ルルーシュ「終結?フッ、なるほど…
      確かに、これで終わりだ!」
ジェレミア「ゲ、ゲフィオン・ディスターバ…!」
ルルーシュ「その身体、やはり動力源はサクラダイトを使っていたようだな。
      サクラダイトに干渉するこのシステムを使えば、
      トウキョウ租界を静止させることができる。
      ありがとう。君はいいテストケースになったよ」
ジェレミア「なんという卑怯!卑劣!姑息!
      この、ジェレミア=ゴットバルド、
      こんなところで倒れるわけには…」
ルルーシュ「フハハハハハハハ!あまり無理をするな。
      目から果汁が飛び散ってるじゃないか…
      オレンジ君!!」
ジェレミア「はごぉ…」

ルルーシュ「フッ、機能停止したか。機械仕掛けなど所詮この程度…
      やはりオレンジは有機栽培に限るな。
      後はこいつのデータを使って教団の位置を特定すれば――」


ルルーシュ「銃声!?」

104: 2008/12/16(火) 16:57:06.39 ID:Ae2Qk+KeP

ロロ「に、兄さん!?」

ルルーシュ「ロロ!今の銃声は一体…!!」

ロロ「違うんだ!!僕じゃない…僕は、まだ何も…!」

ルルーシュ「シャーリー!!
      
      一体、どうして!?ロロ!どうしてシャーリーを!?」

ロロ「彼女が突然、自分の銃で自分を…僕は、やってないんだ!」

ルルーシュ「目を開けてくれ!俺はもう、失いたくないんだ!
      そうだ!今、医者を…」

ロロ(致命傷だ。彼女は、もう…)

ルルーシュ「うわあああああああああああああ!!」



       『Shirley Fenette 自殺』

105: 2008/12/16(火) 17:11:13.31 ID:Ae2Qk+KeP
墓地

スザク「シャーリーが…自殺…」
月「どうして…こんな…」
ミレイ「ねぇ、ルルーシュは…?」
リヴァル「連絡、つかなくて…」

スザク(シャーリーが自殺…そんなはずがない!
    だから、犯人がいるとすれば…それは…!)

月(そうだ…疑え、スザク。そして探るんだ…
  お前の執拗な追求がますますルルーシュを追い詰めるだろう…

  新世界の礎になるべくシャーリーは氏んだ…
  あいつの氏を無駄にしないためにも、お前はもう認めるしかないんだ。
 
  ゼロの正体はルルーシュだと!)

106: 2008/12/16(火) 17:25:46.33 ID:Ae2Qk+KeP
機密情報局

バトレー「キラ様。只今、本国へ帰還いたしました」
月「無事で何より…それで、研究データのほうは?」
バトレー「はっ。流石に全てというわけにはいきませんが…
     ギアスの仕組み、奴らが信じている神の存在、
     その概要を示すものは仰せの通りに…
     しかし、ジェレミアにあのような使い道があったとは。
     キラ様の知略には感嘆するばかりです」
月「敵視してばかりではいけません。
  害を成すものと成さないもの…それを見分ける目が、
  重要だということです。
  では引き続き、入手したデータを元に解明を。
  特に…Cの世界に、私は大いに興味があります」
バトレー「全ては神の召すままに…」

リューク「この世界にも神なんてもんがいるんだな」
月「氏神なのにそんなこともわかっていなかったのか?
  まあいい。全ては筋書き通りに進んでいる…
  おそらくシャーリーが氏んだ原因について、スザクはルルーシュのせいだと誤解し、
  ルルーシュはギアス、もしくはもっとも近くにいる気の置けない人物…
  ロロのせいだと誤解しているだろう。
  とすれば、氏の元凶だと思い違いをしている
  ギアス教団に乗り込んでもおかしくはない…
  
  …まあ、それもいいだろう。もはや教団に用は無い。
  せいぜい八つ当たりをすることだ。
  けれどもルルーシュ…もはやこの学園はお前が帰るべき場所はない…
  何故ならば……ふっ、ふははは…はははははははは!!」

108: 2008/12/16(火) 17:37:19.69 ID:Ae2Qk+KeP
30分後 機密情報局

スザク「ルルーシュは今何処に…!!」


スザク(誰もいない…まさかルルーシュが口封じの為に…
   いや、ゼロならギアスを使いさえすれば頃す必要は無い!
   と、するとこれはまた別の誰かが?
   いや、だが機密情報局を知る人間は限られて――)

スザク「ヴィレッタ隊長は?それにロロは何処に行ったんだ!?

    それに…月は、一体何をしているんだ…」

109: 2008/12/16(火) 17:39:07.01 ID:Ae2Qk+KeP
ブリタニア政庁

スザク(クソ…これ以上、シャーリーのような犠牲を増やさない為にも、
    僕はルルーシュに会わなければいけないのに…!!)

スザク「月!!」
月「どうしたんだい?スザク…血相を変えて。何か緊急の事態でも?」
スザク「機情に人が誰もいない。君は何か聞かされていないのか?」
月「そうか…行ってしまったのか。なら仕方ない。教えよう…
  彼らは全員、国家反逆罪で更迭された」
スザク「なんだって!?」
月「彼らはゼロの監視を怠り、しかもそれを隠匿しようとさえしていた…
  僕も事情を問い詰めたが…返ってくる答えは、
  異常ありませんの一点張りばかり…
  だから、ひとまず本国送りにし、詳しく事情を聞くことに」
スザク(ギアスとしか考えられない…やはり、ルルーシュがゼロなんだ…!!)

スザク「…わかった。教えてくれて、ありがとう」

リューク「ククク。
     よくもまあ、そうペラペラと嘘が付けるな。
     あんな頃し方しといて…」

110: 2008/12/16(火) 17:43:45.59 ID:Ae2Qk+KeP
――四日前 機密情報局

ヴィレッタ(ジェレミアもルルーシュに敗れた以上、
      もはや扇要を消すしかないが…
      あのイレブンが上にいる限り、単独で動けば反逆罪となり、
      事情を話しても爵位剥奪は免れない…どうすれば…)

♪綺麗事 だけじゃ 生きれない 優しさだけじゃ…

ヴィレッタ「非通知…またルルーシュか…

      はい。もしもし」
「神聖ブリタニア帝国、機密情報局隊長のヴィレッタ男爵ですね?」
ヴィレッタ「何故その事を知っている。誰だお前は?」

キラ「私はキラです」

ヴィレッタ(キラ!!ブリタニアでも密かに正体を探っている、
     犯罪者裁きの審判者気取り…)
ヴィレッタ「……」
キラ「どうやら、突然過ぎて信じていただけないようですね」
ヴィレッタ「…当たり前だろう」
キラ「では私の力を御見せしましょう」

局員A「うっ!」
局員B「ぐっ…!」
局員C「がっ!」

ヴィレッタ「こ、これは!!」

111: 2008/12/16(火) 17:48:17.46 ID:Ae2Qk+KeP

キラ「お分かりいただけましたか?
   私はゼロと違って相手の目を見なくても人を殺せます。
   さて、ヴィレッタ男爵。機密情報局はテ口リストである
   ゼロの正体を知りながらそれを世間から隠していた…
   いや、それどころか匿っていた節もある…
   これは許されることではない。裁かれて当然の社会悪です」

ヴィレッタ「ま、待ってくれ!!我々はゼロに脅されて仕方なく…だから!」

キラ「殺さないでくれ、と。いいでしょう。では、私の指示に従い、
   悪を倒す手助けをすれば、貴女を正義と認めます」

ヴィレッタ「しかし、私は今もゼロに…」

キラ「ゼロが氏ねば解決することでしょう?
   いいですか…ここで私に逆らえば、
   他の局員の方達と同じ道しか用意できません」

ヴィレッタ「わ、わかった…私は何をすればいい?」

キラ「正義の協力、感謝します」

118: 2008/12/16(火) 19:59:51.83 ID:Ae2Qk+KeP
帰ってきたら鯖負荷かかりすぎて吃驚仰天
落ち着くまで書き溜めとく所存

120: 2008/12/16(火) 20:13:00.06 ID:Ae2Qk+KeP
ブリタニア政庁 捕虜専用部屋

月「久しぶりだね、カレン」
カレン「月……!そう、あんたがここにいるって事は、
    スザクと一緒にブリタニアへ寝返ったってわけ!」
月「構わないよ。そう思ってもらっても」
カレン「なら残念ね。あなたと話すことなんて何も無いわ。
    それとも、尋問にでも来たのかしら?」
月「まさか。ゼロの正体に興味が無いといえば嘘になるが――
  それよりも、僕はブラックリベリオンの真相が知りたいんだ」
カレン「…あっ、そう」
月「何故ゼロは、後一歩で日本が解放されるというときに戦線を放棄したか?
  カレン、君はあの時、確かにゼロを追って行ったはず…
  正体が分からなくても、その理由なら分かるはずだ」
カレン「…知らないね」

121: 2008/12/16(火) 20:15:56.23 ID:Ae2Qk+KeP
月「なら一つだけ確かなのは、彼には日本解放よりも優先すべきことがあったということだ。
  彼は日本の為に戦っているのではない。

  それがわかったからこそ僕は彼を追う立場を取った。
  日本解放を第一と考えないものが、
  日本解放後の事まで考えているはずが無い。

  彼にとって、黒の騎士団なんて駒にしか過ぎないんだ」

カレン「…あんたにゼロの何が分かるって言うのよ」


月「僕よりも、ゼロの事をよくわかっているような口ぶりだね…
  まあ、いいさ。君は学園の友人だし、同じ日本人だ。

  出来れば不利な立場に追い込みたくない。
  何でもいいから情報を提供したという事実を作り、
 
普通の生活へ戻れるようにしたかったけど…」

カレン「…おあいにくさま。余計なお世話よ」

月「そのようだね。

  なら、僕は僕のやり方で真相にたどり着き、日本を救って見せるよ。
  
  君も良く考えたほうがいい。……ゼロの真意を」


リューク「不毛なやり取りだったな。何か意味あったのか?」
月(あの様子ではカレンはゼロの正体を知りながらゼロに忠誠を誓っている…

  いや、忠誠ではないな…
  全く、シャーリーといい、カレンといい…全く女というのは… 
  まあいい。カレンが使えないのなら、

  予定通りヴィレッタを使って黒の騎士団を離反させるまでだ) 

124: 2008/12/16(火) 20:43:39.01 ID:Ae2Qk+KeP
その名も超合衆国!

ギアス教団を殲滅したルルーシュは何故か皇帝と対峙するが、
コードを得て不氏身になった皇帝を倒せず、C.C.が記憶を無くす。
尊い犠牲を払いつつ、皇帝をCの世界に放置して帰ってきたゼロは、

47ヶ国から成る連合体、超合衆国を作り上げ、
ブリタニアに次ぐ国力を手に入れる。

超合集国決議第壱號、それは日本の奪還。
皇帝が行方不明なので安心していたゼロは
取り返す気満々(主に妹を)だったが、
突然帰ってきた皇帝の登場に恐怖する。
(妹の事で)窮地に陥ったルルーシュは友達のスザクに助けを求めた。
そしたら、一人で来いと言われた。
今、二人の想いが枢木神社で交錯する!

○=スザク ●=ルルーシュ

no title

125: 2008/12/16(火) 20:48:16.56 ID:Ae2Qk+KeP
no title

罠だ、これは罠だ。
シュナイゼルが僕達の友情を裂こうとして仕組んだ罠だ!
二人きりって言ったのに他に人がいるのはおかしいじゃないか!
それが罠だという証拠!!
などと弁明する暇も無くルルーシュはシュナイゼルの手下に
連れ去られてしまった。
これはきっとシュナイゼルがスザクの事を尾行していたに違いない。
折角許しあえたのにすっかりルルーシュに誤解されてしまったスザク。
晴れない心を引きずり、スザクはシュナイゼルに全てを告白する。

しかし、シュナイゼル側は既にギアスの情報は手に入れていた。
何故ならば――

128: 2008/12/16(火) 20:56:37.37 ID:Ae2Qk+KeP

キラ「では、お送りした端末の電源を入れてください」
ヴィレッタ「………」

月「気分はいかがですか?ヴィレッタ男爵…」
ヴィレッタ「機密情報局の事を知るものは限られていた…
      おのずとキラは絞られる…」
月「そうだ。僕がキラだ。
  …正確には、キラの力の解明に成功したもの、ですけどね」
リューク(正真正銘、お前がキラだろ…よくまあ悪知恵が働くよ)
ヴィレッタ「貴様、何を企んでいる!!」
月「企む?それはこっちのセリフですよ、ヴィレッタ男爵。
  僕はシュナイゼル殿下のご命令で、キラの力、
  その解析をしていたに過ぎない」
ヴィレッタ「ならば何故、我々をこんな目に合わせる必要がある!」
月「あなた方は、国家反逆罪の責を問われ、処刑が決まっていたのです。
  何故かはもうお分かりですね?」
ヴィレッタ「くっ…しかし、あれは…」
月「そう。ギアス…その事を僕に伝えていれば、処刑されずに済んだのに…
  機情の事は公にできないから、
  キラの力のテストケースとして処刑する事になりました。
  中華連邦で報告した際、
  渡された犯罪者のリストとは貴女達だったんですよ。

  僕の任務は機情の統制と同時に機情そのものを監視すること…
  機情が裏切ってはゼロの監視役として機能しませんからね」

129: 2008/12/16(火) 21:00:51.93 ID:Ae2Qk+KeP
ヴィレッタ「キラを名乗ってここまで連れ出したのも、
ゼロへの密告を防ぐ為、か…」

月「中々察しが早い。では、何故あなただけ生かして
  ここまで連れて来られたかもおわかりでしょう」

ヴィレッタ「黒の騎士団…ゼロへ接触させるため…」

月「確かに黒の騎士団へ接触してもらいますが…
  相手はゼロではなく、扇要だ」

ヴィレッタ「ど、どうして!?」

月「それはあなたが一番良く知っているはず。
  機情の監視カメラはずっと切ってあると思っていたのでしょうが、
  僕の部屋からでもコントロールはできるんですよ。
  僕のPCをモニター変わりに使う事もね…
  あなたがゼロと扇について話ているところも撮らせて頂きました。
  もっとも、ギアスを使っているところまでは撮れませんでしたが……」

130: 2008/12/16(火) 21:06:09.41 ID:Ae2Qk+KeP

ヴィレッタ「わ、わかった。命令に従う。だから!」
月「そうです。ブリタニアは貴女の忠節と功績を忘れていない…
  この任務に成功すれば、あなたは処刑どころか栄達も望める。
  そして、後ろめたいことはもう何も無くなる…」
ヴィレッタ「まずは扇とコンタクトをとればいいんだな?
      そして奴を始末すれば…」
月「いえ、シュナイゼル殿下のお考えは違います。
  あなたは、扇にギアスの事を明かし、
  扇にゼロに対する疑念を抱かせるのまでが仕事です。
  後はシュナイゼル殿下に任せておけば、必ず上手く行きます」

ヴィレッタ「イエス…マイ・ロード!」

この後、ヴィレッタは割とあっさりと扇に疑念を抱かせることに成功した。
ふっ、男なんて簡単なもんだ。と思っていたかどうかは定かではないが、
変態くの一に捕まってしまった。
ピンチだけどいずれシュナイゼル殿下が助けてくれる。
そう信じる以外にできる事は無かった。

そして、未だに扇を愛している自分に気付いたが、
だからと言って、いまさら時は戻らない。
もう自分は夜神月に命を握られているのだから。

131: 2008/12/16(火) 21:16:24.45 ID:Ae2Qk+KeP

第二次トウキョウ決戦

こうして、様々な疑惑と誤解と困惑をはらみつつ、第二次トウキョウ決戦は幕を空けた。
星紅の九州攻略部隊を囮にし、ゼロ率いる本隊がトウキョウを強襲。
崩落対策は万全だったが今度は停電した。これぞゼロのトウキョウ静止作戦である。
その後の戦いは熾烈を極めた。
しかし、黒の騎士団のエース、紅月カレンが天然くの一の力を借りて脱出。
マニュアルと一緒に改造した紅蓮聖天八極式を置きざりにしていた為、
戦局はブリタニア側に不利となった。

追い詰められるスザクのランスロット。
しかし、生きなければならないような気がしたスザクは、ハドロンブラスターを政庁に撃ち込む。
つまり、政庁地下に備蓄していた流体サクラダイトを一挙に爆発させ、その隙に逃げたしたのだ。
政庁付近にいた敵、味方が多く巻き込まれた。
中には当然ナナリー総督もいたので、もしかしたら殺ってしまったのかもしれない。
今更だが、そんな危険なものを政庁におくのはどうかと思う。真に遺憾である。


ルルーシュ「…ロロ」
ロロ「はい。兄さん」
ルルーシュ「ナナリーと話をさせてくれないか?」
ロロ「…あ、その…兄さん、間にあわなかったんだ。
   ナナリーはもう氏んだんだよ。政庁が爆発した以上…」
ルルーシュ「嘘をつくな!!」
ロロ「っ!?」
ルルーシュ「なあ…ほんの少しでいいんだ。ナナリーと……
      話をさせてくれ」

133: 2008/12/16(火) 21:25:34.72 ID:Ae2Qk+KeP
シュナイゼルとの会談

シュナイゼルが会談を申し出てきたが、
あいにくゼロは(心を)負傷したので会談に出ることはできなかった。
好都合、もといしょうがないので会談は

黒の騎士団側:藤堂、扇、ディートハルト、千葉
ブリタニア側:シュナイゼル、コーネリア、カノン、夜神月

で行う事にした。
その前に雑巾が捨てられたらしいがそんなことはどうでもいい。

斑鳩 会議室

藤堂「月君…何故、そんなところに…」
千葉「この裏切り者が!!日本を解放し、
   義を成すという誓いは嘘だったのか!」
リューク「まあね」
月「僕はブラックベリオンにおいて、
  指揮を放棄したゼロに疑問を持ちました。
  だから、あえて名誉ブリタニア人として軍属となった。

  その目的…一つは、日本の解放。
  トップであるゼロに疑いを持ってしまった以上、黒の騎士団に参加する事は出来ない。
  ならばブリタニア内部を作り変え、日本の解放を…そう、どんな手を使ってでも。
  たとえ、それが皇帝の暗殺に繋がろうとも――」
コーネリア「お前、自分が何を言っているのかわかっているのか!」
シュナイゼル「構わないじゃないか。彼は自分の覚悟と意志を口にしているだけだよ」
リューク「まあ、これも嘘だけどな」

134: 2008/12/16(火) 21:36:05.33 ID:Ae2Qk+KeP
月「そしてもう一つは、ゼロをブリタニアから探る事…
  黒の騎士団や一般人として探るのは危険過ぎた…
  何故ならばゼロは」
カノン「ギアス…人を強制的に従える、悪魔の力を持っているから」
シュナイゼル「そしてゼロの正体は私が最も愛したブリタニアの元第11皇子…
         ルルーシュ=ヴィ=ブリタニアです」
藤堂「馬鹿な!!」
ディートハルト「全く突飛な話だ…そこまで言うのならば証拠はあるんでしょうね?」

扇「証拠ならある!彼らの言う通りだ…
  ゼロ、いやルルーシュ=ヴィ=ブリタニアはギアスという力で人を操るペテン師だ!」

その後、機情でヴィレッタとの会話を録音した映像、スザクとの密会時に撮ったテープ、
ギアスにかけられた(ような気がする)人物のリストを見せられた騎士団諸君。

自分達もギアスにかけられているのではないかという
不安に怯え、憤り、完全にゼロを見限る。

月(こうして裏切るという行動が取れるという事はロクな
  ギアスにかかっていないことの証明でもあるが…
  それは相手を信頼していればこそできる考えでもある。
  そうだ、顔も名前もわからない仮面のことなど信じられるか?
  元々黒の騎士団とゼロの関係など利害一致によるもの…
  信頼関係など無いに等しい。
 
  ギアスの秘密も解いた今、もうルルーシュと黒の騎士団が繋がっている必要は無い。
  むしろ、計画の妨げになるだけだ。
  後はシュナイゼルを焚き付け、謀反に走らせればいいだけ…
  これでいい。世界は僕の成すがままに動きゆく)

135: 2008/12/16(火) 21:53:02.94 ID:Ae2Qk+KeP
斑鳩 四番倉庫

藤堂「観念しろ、ゼロ!!」
千葉「よくも我々をペテンにかけてくれたな!」
扇「君のギアスの事はわかっているんだ」
ディートハルト「残念ながら番組は打ち切りです」

シュナイゼル「これで、チェックというわけだね」
月「あまり後味の良い結末とはいえませんが、これも報いというものでしょう」

ゼロ「フハハハハハハハ!!ようやく気付いたか。自分達が利用されていたことに!!
   そう、全ては盤上の事…ゲームだったんだよ、これは」

月(ルルーシュ…お前はこの世界で妹以外の事など見てはいなかった。
  いつまでも捨てられず固執する甘さ…
  僕は違う。平和な世界の為には
  大切な人でも犠牲にしなければいけない時がある。
  それを実行できるかどうかがゼロとキラの決定的な差…
  馬鹿は大抵情に溺れて失敗するものだ。
  
  C.C.がこの艦内にいるとわかった以上、お前はもう用済みだな。
  さて、ギアスで何か手を打たれる前に早く頃してもらいたいものだが…)

藤堂「構えぇ!!」

月(やれやれ、ようやくか。
  さよなら、ルルーシュ…中々楽しめたよ)

藤堂「撃てぇ!!」

136: 2008/12/16(火) 21:57:34.49 ID:Ae2Qk+KeP
ロロ「兄さんは僕が守る!」

廃棄された雑巾が帰ってきた。彼は自分の意志でルルーシュを守り、
蜃気楼で脱出したのだ。

扇「消えた!?蜃気楼が!」
千葉「…ば、馬鹿な!!これもギアスの力なのか!?」
ディートハルト「クライマックスシーンを撮り逃がすとは…
        後で編集する必要がありそうですね」

月(なるほどね。保険としてロロを潜ませておいたのか…
  黒の騎士団め。さっさとカレンごと撃ち殺せばよかったものを…)

月「藤堂将軍、蜃気楼の搭乗者はおそらくロロ=ランペルージ。
  彼もギアス能力者の可能性があります。
  遠巻きに射撃を行い、敵の疲弊を待つ作戦にを取られては?」
藤堂「うむ…そうだな。各員に告げる!蜃気楼が奪取された!
   戦闘可能な部隊は蜃気楼を破壊せよ!!」

138: 2008/12/16(火) 22:13:45.58 ID:Ae2Qk+KeP
ロロは力を振り絞り、ギアス全開で逃げ続けた。
何時からだったろうか。ロロはその想いを妄執から盲信へ昇華させていたのだ。

彼は生まれてからずっと操り人形でボロ雑巾だった。
でも今は違う。自分の意志で守り、生きる事ができるのだ。

けれども、意志を持てた時間は短かった。

ルルーシュ「ロロ…どうして俺を助けた?俺はお前を…」

ロロ「兄さんは…嘘つきだから…
   嘘…だよね、僕を殺そうとしたなんて…僕が…嫌い…なん…て…」

ルルーシュ「そうか…すっかり見抜かれてるな…さすがは俺の弟だ」

ロロ「そう…だよ、僕は…兄さんの事なら…何でも…分かる――」

ルルーシュ「あぁ、そうだ、お前の兄は…嘘つきなんだ」

氏ぬ気に満ち溢れ、全てを諦めていたルルーシュは
ロロが救った命の使い道を考えた。いや、思い出した。

ルルーシュ「我が父シャルル=ジ=ブリタニアよ。
      俺の地獄への道行きに、お前も一緒に来てもらう。

      それが!!」

139: 2008/12/16(火) 22:24:51.53 ID:Ae2Qk+KeP
アヴァロン 遊戯室

スザク「今までの自分は甘かった。
    結果より手段といいながら、
自分がこだわっていたのは理想や美学だったのではないかと」
シュナイゼル「しかし…」
スザク「それとも!殿下がしていただけるんですか。
    自分をナイトオブワンに」
コーネリア「あまりにも不敬な発言だな。枢木」
ロイド「ナイトオブワンの任命権は、皇帝陛下しかできないんだよ」

シュナイゼル「では、なるとしよう。
       私が皇帝になれば、それならば問題ないだろう?
       この世界に、今日という日に興味を失い、
       皆が苦しんでいるのをただ眺めている男に、王たる資格は無い」
ロイド「こ、これって…」
セシル「クーデター…?」
スザク「殿下、自分に皇帝陛下暗殺をお命じください」

140: 2008/12/16(火) 22:26:39.52 ID:Ae2Qk+KeP
神根島

無駄にでかい剣を引っさげて、皇帝暗殺に向かったナイトオブセブン枢木スザク。
銃なんて使わないで来いよ、スザク!
ルルーシュとナナリーの無念も晴らしたいんだろう?
正攻法で来い、正攻法で!!

出世の為に大剣を振りかざしたスザクだったが、
突然、ナイトオブワンが現れて暗殺の邪魔をした。クッ、今一歩というところで!

シャルル「ビスマルク、俗事は任せる」
ビスマルク「イエス・ユア・マジェスティ」
スザク「ま、待て!!」
ビスマルク「お前の相手はこの私だぁぁぁ!!」

数分後――

    規範無き強さなどただの暴力
 ○  ./    氏ぬがいい 
 (ヽ×   ● 
 />   へ/\


俺の「生きろ」というギアスが逃げろと命じている!!
美学を乗り越えた枢木スザク、絶体絶命のピンチ!

141: 2008/12/16(火) 22:40:58.25 ID:Ae2Qk+KeP
黄昏の間

月「お待ちしておりました、皇帝陛下」
シャルル「夜ぁ神ぃ、貴様が真のシュナイゼルの使いか」
月「そうです。さあ、はじめましょうか…陛下の『計画』を」
シャルル「フッ…見届けたくばそこにいるが良い。
     世界が創造させる瞬間をな!!」
月「イエス・ユア・マジェスティ…」

月(研究通り。ここへ入るには、超常の力さえあれば良い。
  王の力でなくとも、氏神の力でありさえすれば…
  皇帝の計画がキラの邪魔になるようであれば、今、この場で処刑してやる!)

142: 2008/12/16(火) 22:42:58.18 ID:Ae2Qk+KeP
no title

ルルーシュ「マリアンヌ皇妃が長子にして、帝国より捨てられし皇子!!」

no title

ルルーシュ「止められるものなら止めてみよ!
  我が絶望に、叶うものがいるならば!!」


143: 2008/12/16(火) 22:45:30.78 ID:Ae2Qk+KeP
黄昏の間

シャルル「さあ、神よ。今こそ決着のときだ」

ルルーシュ「違うな、間違っているぞ!シャルル=ジ=ブリタニア!!
      決着をつけるべきは神ではない!この俺だ!!」

シャルル「どのようにして?剣でも銃でもギアスでも、わしを頃すことはできぬというに」
月「なっ、なんだと!?」
シャルル「ゆえに夜神よ。お前がどのような力を使ってわしを倒そうとしても、全ては徒労…
     もはや成り行きを見守る以外にできる事など無いのだ、ヴァッハッハッハ!!」

ルルーシュ「貴様がこの場所に入ってくれたおかげで、勝利の目算がついた」
シャルル「出口を爆破ぁした!?」
ルルーシュ「ギアスも俺とともにこの空間に閉じ込めた…
      現実世界に干渉できなければ、貴様が何を企もうともはや意味を成さない!」
シャルル&月「ルルーシュゥゥ!!」

ルルーシュ「さあ、二人とも、俺とともに永遠の懺悔に苦しむがいい!」

148: 2008/12/16(火) 23:05:15.95 ID:Ae2Qk+KeP
ルルーシュは外界とCの世界を繋ぐ出入り口を爆破し、親子水入らずの状態に持ち込んだ。
このまま一家心中をはかるという大変高度な策略だったが、月が勝手に侵入していた。
しかし、もう後戻りはできない。懺悔など、今ならいくらでもできる!


3人仲良く永遠の懺悔の予定だったが、
マリアンヌとスザクとC.C.も来た。
明かされる驚愕の真実。ラグナレクの接続とは神を頃す事によって人類が一つとなり、
嘘のない優しい世界をもたらすという計画だったのだ。
ついでに言うと、マリアンヌの氏の真相とは身内同士の嫉妬が引き起こした醜い偽装工作だった。
全ての真実を知ったルルーシュは――


ルルーシュ「お前達はこれが良いことだと思っている。
      しかし、それは押しつけた善意だ。
      悪意となんら変わりがない」
シャルル「皆、いずれわかるときが来る。」
ルルーシュ「そんな時は来ない!ひとつだけはっきりしていることがある。
      お前達は、俺とナナリーに善意を施したつもりなのかもしれない。
      しかし、お前達は俺とナナリーを捨てたんだよ」
シャルル「未来はラグナレクの接続、その先にある。ナナリーの言った優しい世界は…」
ルルーシュ「違う!お前達が言っているのは自分に優しい世界だ。
      でも、ナナリーが望んだのはきっと、
      他人に優しくなれる世界なんだ!!」
リューク「でもそれって、憶測じゃん」
月(言葉遊びなどどうでもいい!!それよりもこの計画を阻止する策を……)

149: 2008/12/16(火) 23:06:47.06 ID:Ae2Qk+KeP
ルルーシュ「そして、これが俺の願いだ。
      神よ!集合無意識よ!時の歩みを止めないでくれ!」
マリアンヌ「ルルーシュ、あなたって子は!!」
スザク「こんなことは誰も…ユフィも望んではいなかった!」
マリアンヌ「ユフィと話をさせてあげるために助けたのに!」
スザク「それを押しつけというんだ!!」
シャルル「できるはずがない。神に、人類そのものに!」
ルルーシュ「それでも俺は、

      『明日が欲しい!』

月が策を練っているうちに事態は勝手に進んだ。
ルルーシュのギアス(願い)が神に炸裂。
剣は崩壊し、マリアンヌとシャルルの身体が消えていく

シャルル「ぶぁかなぁ!わしは不老不氏のはず!!」
月「陛下。どうやらもう、終わりのようですね。
  これが神の、人類の意志…」
リューク「もう決着はついた。今のうちにここから出たほうがよさそうだな」
ルルーシュ「お前の世界は俺が否定する。消え失せろ!!」

二人はマジで消え失せた。Cの世界に取り込まれたのである。

C.C.「お前達…これからどうするんだ?
   シャルル達の計画を否定して時の歩みを進めることを選んだ。だが…」
スザク「ああ。ルルーシュはユフィの仇だ!」
ルルーシュ「だから?」

151: 2008/12/16(火) 23:11:28.54 ID:Ae2Qk+KeP
一ヵ月後 帝都ペンドラゴン 国際生中継

ルルーシュ「第98代皇帝、シャルル=ジ=ブリタニアは私が頃した。
      よって次の皇帝には私がなる」

 no title

152: 2008/12/16(火) 23:18:58.16 ID:Ae2Qk+KeP
ルルーシュ「紹介しよう。我が騎士枢木スザク。
      彼にはラウンズを超えるラウンズとして
      ナイトオブゼロの称号を与えよう」
オデュッセウス「いけないよルルーシュ。枢木卿も…
        勝手にそんな称号を作っちゃ…
        悪ふざけもいい加減にしないと…」
ルルーシュ「ならば分かりやすくお話しましょう」

ルルーシュ『我を認めよ!!』
オデュッセウス「……イエス・ユア・マジェスティ」

「オール・ハイル・ルルーシュ!オール・ハイル・ルルーシュ!オール・ハイル・ルルーシュ!」

カンボジア
シュナイゼル「ありがとう。ルルーシュ…君が堂々と表舞台に出てくれたのなら
       こちらもやりやすくなる。世界を制するのはルルーシュのギアスか…」
月「それとも…」

月(スザク 
  新たな称号を得て随分と得意げだが、
  ラウンズで一番優れているものはナイトオブイレブンだ。

  そしてルルーシュ。
  世界を変える力はギアスではなく、デスノートだ。

  思い知るがいい)

156: 2008/12/17(水) 00:03:55.04 ID:QFPyoenMP
富士山決戦

ブリタニア唯一皇帝ルルーシュ率いるブリタニア帝国と
第2皇子シュナイゼルが率いる黒の騎士団は、富士山周辺で激突した。
序盤は兵力に勝るブリタニア帝国側が押していたが、
皮肉にもルルーシュが作り上げた黒の騎士団により
ブリタニアの戦線は切り裂かれる。
ルルーシュは富士山を噴火させて黒の騎士団の
主力を味方もろとも焼き頃し、これで再び戦局は逆転したかに思われた。
戦場に神はいない。
ただ、互いの相手を殲滅するという意志が弱者を喰らい尽くすのみである。
その弱肉強食を摂理とする戦場に異変が起きる。
ブリタニア帝国の名だたる仕官が駆る
ナイトメアが次々と墜落していったのである。

159: 2008/12/17(水) 00:12:33.04 ID:QFPyoenMP
天空要塞ダモクレス

シュナイゼル「素晴らしい…やはり、私の見込みに間違いはなかった。
       これこそ、今の世界に平和と秩序をもたらす救世のノートだ…」
月「その通りです。シュナイゼル殿下。
  戦争、ひいては犯罪の抑止たる力とは殺人でしか成り立たない。
  その現実を直視せず、昨日を眺め続けた先代のブリタニア皇帝は氏んだ…
  そして今、明日という指標無き虚空を見つめるルルーシュが氏ねば、
  我々こそが新たな時代を牽引する道標、すなわち…」
シュナイゼル「新世界の神、というわけか」
リューク「月の他にこんな思想を持ってる奴がいるなんてな」
シュナイゼル「これは、リアルに即した平和を求めるなら
       当然の帰結なんだよ、リューク。
       しかし、このノートは便利だね。
       特に、切れ端でも殺せるところが、実にいい」
月「そのおかげで、ノートの本体はルルーシュの手の届かないところに保管できる…
  表向きは黒の騎士団とブリタニア帝国の戦争…
  しかし、その裏ではギアスとデスノート。
  どちらがより優れた使い方が出来るか、超常の戦い…」
シュナイゼル「まさにその通りだ。
       この状況においては、顔と名前だけで人を殺せるこちらのほうが有利…」

160: 2008/12/17(水) 00:14:11.91 ID:QFPyoenMP
アヴァロン

セシル「我が軍の機体が次々と…原因は依然不明…!」
ルルーシュ(機体に細工が出来るとは考えられない。
      ゲフィオンディスターバーのような静止兵器を発動させた気配も無い…
      それどころか、敵の本陣は不気味なほど静かだ…やはり、これは…)
スザク「ルルーシュ!陣形が崩れ始めている…
    これが一体どういうことか、分かるか。君には」
ルルーシュ「こんなことができるのは、敵がギアス…
      もしくは犯罪者を裁くキラの力を持っているとしか考えられない」
スザク「ならば打開策は一つだ!」
ルルーシュ「そうだ!力を持つ物を叩くしかない!!
      そして、その人物とは、俺達の考えでは――」
ルルーシュ&スザク「夜神月!」

161: 2008/12/17(水) 00:22:19.69 ID:QFPyoenMP
天空要塞ダモクレス

シュナイゼル「フッ…圧倒的じゃないか我が軍は…」
コーネリア「兄上…」
シュナイゼル「見たまえ、コーネリア。神の力が戦場を支配していく姿を…
       このデスノートさえあれば、世界は平和という一つの道に向かって進んでいける」
コーネリア「デスノートは、極力使わない方針だったはずでは?」
シュナイゼル「ははは。今使わずして、何の為の切り札か…
       黒の騎士団が潰えた今、デスノートという力で…」
コーネリア「兄上!あなたは夜神月にそそのかされている!!
      あいつはきっと、この戦争が終われば
      我々の命だってそのノートで奪うつもりだ!」
シュナイゼル「構わないじゃないか。私達の犠牲で平和な世界が築けるのならば。
       彼ならきっとうまくやるだろう。それだけの才覚がある男だよ」
コーネリア「…ナナリーがどうなってもいいと?」
シュナイゼル「一人の命と世界の命、比べるべくも無い。悲しい事だがね」

コーネリア「デスノートがもたらす平和など、抑圧による独裁でしかない!」
シュナイゼル「そうでもしなければ、人は罪を犯し続ける…
       人類は教育されなければならないんだよ」
コーネリア「シュナイゼル!!あなたは悪魔に魅せられている…
      ここであなたを撃ってでも、私は止めてみせる!
      この欺瞞に満ちた虐殺を!!」

シュナイゼル「フッ…よしたまえ。悪い冗談は…」
コーネリア「兄上には執着というものが無さ過ぎる…」

166: 2008/12/17(水) 00:36:18.31 ID:QFPyoenMP
天空要塞ダモクレス 最深部

内部通信

カノン「夜神卿!コーネリアによるクーデターが起こり、
    シュナイゼル殿下が射殺されました!!」
月「…そうか。互いに万が一の場合の対応は示しておいたはず…
  それの抜かりは無いだろうね?」
カノン「え、ええ…
    壁に仕込まれた銃で反逆者を撃ちぬいた後、
    防火シャッターを作動させ、部屋を隔離した後、ノートを焼却……」
                           
月「シュナイゼル殿下は新世界の礎となるべくして氏んだ…
  ヤツの氏を無駄にしないためにも
  我々はこの戦いに勝利しなければならない。
  カノン、残存した黒の騎士団に20分だけ猶予を与えてやれ。
  それまでにルルーシュ皇帝を倒す事ができれば、それでいい。
  軍事力同士の醜い争いを世界に見せ付ければ見せ付けるほど、
  後々の治世がやりやすくなる…世界に知らしめるんだ、戦争の愚かしさをな」

167: 2008/12/17(水) 00:37:43.01 ID:QFPyoenMP
カノン「…黒の騎士団が倒せなければ?」
月「集合体としての軍事力にもはや何の意味も無い。
  皇帝も黒の騎士団も、ただ神の裁きの前に屈するだけだ」
カノン「わ、わかりました。ただちに指令を…」

月「もはやシュナイゼルが氏んでも何の問題もない…何故なら…」

カノン(シュナイゼル殿下亡き今、デスノートを使える人間は夜神一人のみ…)

月「神は一人…氏ぬのが少し早まっただけ、ただそれだけのことだ」

カノン(我々は氏神と契約を結んでいたのだ…
    今更それに気づいたところで、逆らえば氏…もう、後戻りは出来ない)

170: 2008/12/17(水) 00:44:41.17 ID:QFPyoenMP
黒の騎士団の猛攻により、遂に皇帝の旗艦であるアヴァロンは制圧された。
だが、皇帝ルルーシュとナイトオブゼロスザクは
それぞれのナイトメアでダモクレス内部に侵入することに成功。

途中、ジノが邪魔してきたが、なんとか蜃気楼を破壊されるだけで済んだ。
皇帝ルルーシュは最後の決着をつけるべく、ダモクレスを探索する。

コーネリア「う…ぐ…」
ルルーシュ「コーネリア!?」
コーネリア「ルルーシュ…か…皮肉なものだな…
      最後に、来たのがお前だとは…」
ルルーシュ「話してくれますね、姉上。何があったのかを!」
コーネリア「安心しろ。シュナイゼルは、私が…頃した」
ルルーシュ「!」
コーネリア「殺人、ノート…そのノートに名前をかかれた人間は氏ぬ。
      それがキラの力…」
ルルーシュ「…今、それはどこに!?」
コーネリア「ノートは、ナナリーが…」
ルルーシュ「なん…だと…!?」
コーネリア「我々は、何処で…間違ってしまったのだろうか…
      あんな男に騙されて…」
ルルーシュ「ナナリーは、何処だ」
コーネリア「庭園だ。頼む、ルルーシュ…もうユフィのような事は誰にも…」
ルルーシュ「言われなくてもやってやるさ。俺は、そのためにここへ来た」

コーネリア「教えてくれ、ルルーシュ…ギアス、ノート…
      あんな力さえなければ、私、達は――」

ルルーシュ「姉上…俺は、好きだったよ。あのアリエスの離宮が」

172: 2008/12/17(水) 00:53:16.87 ID:QFPyoenMP
天空要塞ダモクレス 庭園

ナナリー「お兄様、ですね」
ルルーシュ「そうだよ」
ナナリー「お兄様の目的は、このノートですか?」
ルルーシュ「ああ。
      ナナリー、そのノートは危険なものだ。だから」
ナナリー「だからです!」

――シュナイゼル「いいかい、ナナリー。
         このノートには、人類の未来がかかっている」
月「だから、僕達は君に預かっていて欲しいんだ。君は強い。
  嘘を見抜く力と、悪を憎む心…それがこのノートを守りぬくには必要なんだ」
ナナリー「…このノートで、ほんとうに人類を救えるのですか?」
シュナイゼル「本当だとも。さあ、ナナリー私達の手を触ってごらん…」
ナナリー「…あ」
月「そうだよ。僕達は嘘はつかない。皆で、平和で優しい世界を築いていこう」―――

ナナリー(あの時のお二人に、嘘は感じられなかった。
     でも、私にもわかる。このノートの、本当の力が!)

ナナリー「もう、目を背けてはいられないから」
ルルーシュ(あいつのギアスを破った!?自分の意志でか!)

ナナリー「お兄様、私にもギアスを、つかいますか?」

177: 2008/12/17(水) 01:14:20.63 ID:QFPyoenMP
ナナリー「お兄様は卑劣です。
     人の尊厳を捻じ曲げ、操るギアスを使って
     一体どれだけの人を殺めてきたのですか?」
ルルーシュ「ではそのノートはどうだ?
      それこそ、人の生命をいたずらに奪う最悪の殺人兵器じゃないか」

ナナリー「私はこのノートで、世界の憎しみを受け止めます。
     ノートが公にし、これが全ての元凶であると説けば、
     人々の憎しみはこのデスノートに集まる…
     私が第2のキラとなり、世界の憎しみを――」
ルルーシュ「そのためには、まずはそのノートを実証しなければならない。
      できるのか?ナナリー…お前に」

ナナリー「できます!!いえ、誰かがやらなくてはならないのです!
     だから、降伏してくれませんか。お兄様
     今の私なら、ペンを動かすだけでお兄様を殺せるのですよ!」

ルルーシュ「ナナリー…いいだろう。やってみろ!
      ただし、覚えておくがいい。
      殺っていいのは、殺られる覚悟があるヤツだけだと!!」

ナナリー「も、もうファミリーネームまで書きました…
     強がりはやめて、降伏してください!!」

ルルーシュ「…もういいんだ。ナナリー。お前に俺は殺せない。
      いや、誰であろうともな」

ナナリー「!?」

ルルーシュ『デスノートをよこせ!』

180: 2008/12/17(水) 01:19:58.69 ID:QFPyoenMP
天空要塞ダモクレス 最深部

月「…よく、ここまでたどり着けたね、ルルーシュ」
ルルーシュ「夜神月…いや、キラ!
      今こそ、世界の覇権を賭けた戦いに終止符を打つときだ」
月「ははっ。僕がキラ?」
ルルーシュ「ああ。お前しかいないんだよ。
      確かにお前はあの時、Cの世界にいた。
      入る時はコードを持った皇帝と一緒であれば可能だが、
      あの場から脱出するには、超常の力を持っていなければ不可能だ…
      
      そしてこの戦場に名を連ね、
      ラウンズでありながら戦線に立つことなく、
      シュナイゼルの腹心という地位を得、
      なおかつキラの力を見せ付ける…」
月「それは全て君の憶測に過ぎない。キラの力とは何か?
  それがわからない以上…」
ルルーシュ「力ならもう分かっているさ」

181: 2008/12/17(水) 01:23:00.41 ID:QFPyoenMP
月「お前、そのノートを…!」
ルルーシュ「殺人ノート…フッ、随分と悪趣味な代物だな。
      軍属でありながら、
      俺の監視という比較的自由な行動が出来る立場にいたお前だ。
      合間を縫って犯罪者を裁くことは簡単なことだったろう。
      そして、実証と実績を積み重ねたこのノートを見せ、
      お前はシュナイゼルに持ちかけた…
      共に平和な世界を築こうと!
      シュナイゼルの性格、理想。全てを読みきった的確な判断だな」
月「…シュナイゼルがキラかもしれないじゃないか」
ルルーシュ「それはないな。
      兄上がキラならもっと早くから
      平和な世界築こうと動き出したはず。
      たとえ実の父親を頃してでもな。
      政治的背景の薄いお前だからこそここまで待ってたんだ。
      明確に色分けされ、正義を振りかざしやすい世界になるのをな!!」

月「ふっうふふふふ、ふははは、あははははははは
  ふひゃははは、はぁーはっはっはっはーっはっはっはー!!」


月「確かに、僕がキラだ」

183: 2008/12/17(水) 01:25:36.75 ID:QFPyoenMP
月「ならば

  どうする?

  ここで頃すか?」

ルルーシュ「いいや。お前には色々と聞きたいことがあるからな」
月「やはり、ギアスで従える気か」
ルルーシュ「流石に読みが鋭いな…ならば――」

突如、ルルーシュと月の間に巨大な壁が出現した。

ルルーシュ「これは…ギアス対策か!」
月「当たり前だ。僕が何の策も取らずここに居座っていたと思うのか?
  そのノートには様々なルールがある。
  名前をただ書くだけでは僕を頃すことはできない。
  お前にはまだ使いこなす事ができないんだよ、ルルーシュ」
ルルーシュ「クッ…」

月「そのノートを持っているという事は…実の妹すら操ったのか?
  まったく恐れ入るよ。君の業の深さにはね…」
ルルーシュ「ナナリーは、自分の意志でそのノートを持ち続けた。
      もう俺の保護は必要ない。
      だからこそ、倒すべき敵の一人として扱った。それだけだ。
      それに、何の違いがある?
      ノートの力で人を頃し続けるお前と、
      ギアスで人を操り続ける俺と!」

月「違うね。いいか、僕はキラ… そして、新世界の神だ」

184: 2008/12/17(水) 01:26:59.14 ID:QFPyoenMP
僕がキラとして君臨して2年…
お前の足掻きによって、もはや世界はキラとゼロ…
この二つに色分けされている。

だがまだ世の中は腐っている。腐った人間が多すぎる…
ならば、なくさなければならない。

人間は幸せになる事を追求し、幸せになる権利がある。

しかし、一部の腐った者の為に不意にいとも簡単にそれが途絶える。

…事故じゃない 腐った人間が生きている事による必然。

ルルーシュ、お前ももう分かっていることだろう?
悪は悪しか生まない。例えば、
権益特権にすがる貴族が弱者を虐げ、世にはびこるならば
その下層に位置する一般のブリタニア人もそれを習い、
自分も腐っていきナンバーズを虐げる…

そして、いつかはそれが正しいと自分を正当化する。

だがそれは間違っている。
幸せになる権利、それは皆に平等にある。
いや、なくてはならない。

それは他の人間を攻撃したり、陥れたり、ましてや頃す事で得るものではない。
互いの幸せの邪魔をすることなく、互いの権利を尊重し、
個々の幸せを求めていくのが人間同士のあるべき姿……

世の中が変わってくれば人間も変わってくる…優しくなれる…

185: 2008/12/17(水) 01:28:31.42 ID:QFPyoenMP
世の中が変わってくれば人間も変わってくる…優しくなれる…

それでも変わらず悪事を働くものは人間失格。

腐った世の中…侵略国家ブリタニア、虐げられるナンバーズ、
歪んだ国是を子供達に押し付ける教育…
こんな世の中を正していけるものがいたか?

日本の英雄、反ブリタニアの象徴…ゼロにしても、
結局のところ世の腐敗に付け込み、
私欲を満たそうとする詐欺漢に過ぎなかった…

このままではいけない…誰かがやらなければならない…

ノートを手にしたとき思った。
僕がやるしかない…いや!僕にしかできない!!
人を頃すのが犯罪なんて事はわかっている!
しかしもうそれでしか正せない!
いつかそれは認められ、正義の行いとなる…

僕がキラとしてやるしかない。
自分はこの腐った世の中を革め、
真の平和・理想の世界を創生するため選ばれた人間!

187: 2008/12/17(水) 01:30:30.11 ID:QFPyoenMP
このノートで…
他の者に出来たか?

ここまでやれたか?

この先できるか!?

ノートひとつで世界を…正しい方向へ導けるか?

僕は自分の利益など一度も考えた事はない。
弱者に付け入り自分の駒とし、
私情を成そうとするゼロとは全く違う!!
貴様のような悪党こそ世の中の敵なんだ!!

188: 2008/12/17(水) 01:33:03.93 ID:QFPyoenMP
考えろ。

今お前がこの場で悪逆皇帝ルルーシュとして裁かれれば、
世界はキラの名の下に平和で、平穏で、優しい新世界が創れる…

おまえにだってわかっているはずだ。
人間には明らかに氏んだ方がいい人間がいる。
害虫は殺せるのに何故害のある人間を頃すのを悪とする。

ここでキラを潰していいのか?
ほんとうにそれが世の中のためか?

ここで僕を捕まえてどうなる?
お前が世界征服できてうれしいだけなんじゃないのか?
お前とスザクのエゴでしかないんじゃないのか?

ニーナやシャーリー…キラに殺された友人の仇というならば
それこそ最も愚かな行為だ。

今、お前が目の前にしているのはキラだが……

新世界の神だ!!

189: 2008/12/17(水) 01:37:43.66 ID:QFPyoenMP
ルルーシュ「違うな…間違っているぞ、夜神月!!」
月「!」
ルルーシュ「お前は今日という日で世界を縛りつけようと考えた。
      だが、一つの思想に囚われた変化無き日常を生きているとは言わない。
      それはただの経験だ…

      皇帝シャルルは昨日を…
      そしてシュナイゼルとお前は今日を求めた。
      だが俺は、明日が欲しい!

      お前の言う幸せとは、
      神を気取ったお前から与えられなければ得られぬもの…
      人間の尊厳を踏み躙り、見下した救済を俺は明日とは呼ばない!

      俺は何度も見てきた…不幸に抗う人々、未来を求める人々…
      思い返して見るがいい!!
      そのみんなが、お前の世界を正義と認めるか、どうか!!」

190: 2008/12/17(水) 01:38:35.03 ID:QFPyoenMP
no title

199: 2008/12/17(水) 02:14:54.60 ID:QFPyoenMP
テスト。本日は晴天なり

200: 2008/12/17(水) 02:16:12.13 ID:QFPyoenMP

月「…お前のような悪辣な独裁者に平和を説いても無意味というもの…
  ならばここで終わりにしよう。キラの裁きによってね」
ルルーシュ「できるかな?お前に…」
月「いくら壁の向こうで騒いだところで――なっ、何!?」

ルルーシュ「どうした?マジックショーはお好みではなかったかな?」
月「な、何故お前がこんな近くに…」

月(馬鹿な…壁のモニターには確かにルルーシュが映っている…
  二人いるとしか…ま、まさか!?)

ルルーシュ「そうだ、壁の向こう側にいるのは変装した咲世子…
      お前が演説している間に回りこませてもらったよ」
月「ぐ…ならば今までの会話は、僕の答えを想定した上での…」
ルルーシュ「録音だ。レコーダーをもたせ
      タイミングにあわせてスイッチを入れるだけ…
      単純な仕掛けだろう?
      お前のような知恵者ほど、
      深読みを重ねるあまり陳腐な策に引っ掛かる…     
      さて――」

月「や、やめろ!!」

ドテッ

202: 2008/12/17(水) 02:21:47.81 ID:QFPyoenMP
月「ぶぁかやろぉぉぉ!咲世子!
  誰になっている!?ふざけるなぁぁぁ!  
  日本人の分際で、こんな男に味方するなんて…
  知っているのか!?こいつはブリタニアの皇帝だぞ!!
  殺せ、こいつを頃すんだ!」

ルルーシュ「ルルーシュ=ヴィ=ブリタニアが命じる!」

月「考え直せルルーシュ!
  お前がノートを手にしたところで世界は平和にはならない!!
  そこへ導くにはお前は汚れすぎている
  …いずれ世界は戦争を繰り返すだけ!
  世界を平和に導けるのは僕しかいないんだ!」

ルルーシュ「お前は――」

月「よ、よせ!!来るなァァァァァ!!」

ルルーシュ『ゼロに仕えよ!』

月「ち、ちくしょ―――




  ……なんなりとお命じください。ゼロ様」

205: 2008/12/17(水) 02:44:49.04 ID:QFPyoenMP
2ヵ月後……皇帝直轄領 日本

ルルーシュ(スザク、お前は英雄になるんだ。
      世界の敵、皇帝ルルーシュから世界を救った救世主…ゼロに!)

no title
ルルーシュ「あ………!」     

スザク「ル、ルルーシュ…」

ルルーシュ「これはお前にとっても罰だ。
      お前は、正義の味方として仮面をかぶり続ける。
      枢木スザクとして生きることはもうない。
      人並みの幸せも、全て世界に捧げてもらう…永遠に」

スザク「そのギアス…確かに受け取った…!」

206: 2008/12/17(水) 02:48:33.89 ID:QFPyoenMP
ナナリー「お兄様……?」

ルルーシュ「………」

ナナリー「そんな…お兄様は、今まで…」
     お兄様、愛しています!」

ルルーシュ(ああ、俺は…


      世界を、壊し


      世界を


      創り――)

ナナリー「お兄様!イヤ!目を開けてください!
     お兄様…お兄様ぁ――!!」

208: 2008/12/17(水) 02:57:50.79 ID:QFPyoenMP

藤堂「まさか、あれは…」
カレン「ゼロです!
    あれは…ゼロです!」

ナナリー「ずるいです…私はお兄様だけでよかったのに…
     お兄様のいない明日なんて…そんなの…」

「ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!」

悪逆皇帝ルルーシュは、
自らが考え出したゼロレクイエムによりその生涯を終えた。
黒の騎士団にはゼロという伝説が残る。
戦争と、抑圧による支配は終わったのだ。

世界は、ゆっくりと着実に平和への道を歩み始めた。


           This story of "DEATH GEASS R2"is end?

211: 2008/12/17(水) 03:03:05.37 ID:QFPyoenMP
ねえ、ルルーシュ。

あれから世界は随分とマシになったわ。

戦争に向いていたエネルギーは今、

飢餓や貧困に振り向けられている。

いろんな憎しみや悪事は、

ほとんどあなた一人に押し付けられて。

計算通りだって、あなたは笑うのかしら。

もちろん、多発する犯罪や、
いろんな問題は残っているけど、

それでも…

           『思い通り!』

212: 2008/12/17(水) 03:05:17.54 ID:QFPyoenMP
その日、
世界中の人々に、救世の名がもたらされた。
それは彼らにとっては聞き慣れていたものであったかもしれない。
かつては、その行いを非難するものもいたかもしれない。

しかし、それは以前の世界での話。
悪逆皇帝ルルーシュによって破壊された世界。
平和へと歩むに連れて増加していく犯罪者に怯える人々にとって、
それは歓喜の声で受け入れられた。

その名は―――

             DEATH GEASS R2
             To be continued!

214: 2008/12/17(水) 03:18:17.15 ID:QFPyoenMP

「キラ様のおかげで、世界から犯罪は無くなりました。
 もうルルーシュのような独裁者が現れる心配もありません」

「そう、もう戦争なんて馬鹿な真似をする人間はいない!」

「キラ様は人間の本来あるべき姿を我々人類に示してくれました」

「キラ様の偉業を例えるなら?神という以外に他、ありますか?」

「知ってるか?ゼロはキラ様が差し向けた正義の使者らしいぜ」


215: 2008/12/17(水) 03:20:03.38 ID:QFPyoenMP
キラはその裁きの力によって戦争、犯罪をほぼ撲滅し、
そのエネルギーを福祉や貧困に向け始めた。
そして突然の平和に戸惑う人類に指標を示し、
人間のあるべき姿へと導いた。

これはゼロレクイエムのおかげなのか?
それともキラの叡智と力で成したことなのか?

今ではもう、誰にも分からない。

キラは合衆国ブリタニアの元帝都ペンドラゴンに
聖エデンバイタル神国を設立。
そこから世界へのメッセージを次々と発信し、
世界をより良い方向へ導こうとしていた。

もはやキラに逆らえるものは誰もいない。
いや、逆らおうという意志を持つものさえいなかった。
キラの目指す新世界――
その完成は目前にまで迫っていた。

218: 2008/12/17(水) 03:34:18.84 ID:QFPyoenMP
聖エデンバイタル神国

月「これが世界のあるべき姿――
  見ろよリューク。僕に選ばれた心の優しい人間達の笑顔を」
リューク「長年、月に付き合ってきたが、
     実際にこういうのが見れる日が来るとは思わなかったぜ」
月「これもみんなルルーシュのおかげだよ…
  あいつが世界中の憎しみを吸い取って、
  氏んでくれたおかげで世界は一気に平和への道を進むことになった…
  
  だが、所詮民衆の想いなど薄弱そのもの…
  平和になったからといって、はい、そうですかと素直に謳歌できるはずもない。
  日常の変化に戸惑い、不安に心は揺れ動く…僕はそれを救ったんだ…」

ジェレミア「キラ様。ジェレミア=ゴットバルト。諸国の視察より只今戻りました」
月「ご苦労、ジェレミア卿。全く貴公はよく役に立つ…
お前は、新世界の宝だよ」
ジェレミア「もったいなきお言葉…
      憎きゼロの魔の手より救っていただいただけでなく、
      このように過分の沙汰まで…
      身命を賭してお仕えする所存です」

219: 2008/12/17(水) 03:39:28.27 ID:QFPyoenMP
月(そう…バトレーの最終調整にあたって、
  僕は脳、つまり記憶まで改造するように指示した。
  余計な忠節は排除し、完全なるキラの僕になるように…
  そして、ルルーシュに敗れたところを
  政庁にいるキラ信者に回収させ、本国で密かに修理。
  対ギアスの切り札とした…

  丁度シャーリーの氏が囮となり、
  早期にジェレミアを回収できたのは運が良かった)

月(つまり、僕がギアスにかかっていた時間は一秒にも満たない!
  ルルーシュがギアスをかけた瞬間、潜んでいたジェレミアによる
  ギアスキャンセラーで即座に正気に戻ったのだから…
  
  後は従っている振りをして事の成り行きを見守るだけ…
  全く、笑いを堪えるのに苦労したよ。
  この戦い、ギアスキャンセラーを真っ先に抑えた僕の勝ちだ!!)

月「わざわざルルーシュの願いが成就するのを待って、
  安らかな気分で逝かせてやったんだ。
  友達思いだろう…?僕は」
リューク「よく言うぜ。都合よく利用しただけじゃないか。ククク!」

221: 2008/12/17(水) 03:56:44.31 ID:QFPyoenMP
合衆国日本

ナナリー「まずは、皆さんがここに来てくださった事を、感謝します」
藤堂「もう、かつての敵だとか、味方だとか
   そんなことを言っている場合ではないからな」
扇「確かに、ルルーシュ皇帝が氏んでから、世界に平和になった…
  だが、今のこの状況はどうだろう?
  これが俺達の望んだ明日なんだろうか?」
カレン「違う!一人の人間によって世界のあり方が示され、
    生き氏にまで決められるなんて間違っている!!」
ゼロ「その通りだ、カレン!
   人の幸せとはガラスのようなもの…
   見る角度を変えるだけで、ガラスは光を映し出す…
   だが、キラは自身がその光にならなければ気が済まないと言っている…
   それは幸せというガラスを自分色に加工しようとする、
   最も愚かな行為だ!」

南(最近のゼロの言う事は、
  なんとなく感覚で理解できるような、そんな例えが多いな…)

223: 2008/12/17(水) 04:03:42.05 ID:QFPyoenMP
神楽耶「さ、さすがゼロ様。言う事が素敵ですわ。
    それで、カノンさん。キラの正体は、彼で間違いありませんの?」
カノン「間違いありません。
    元々シュナイゼル殿下にキラ捜査を志願してきたのは夜神月…
    今思い返せば、殿下を利用する為に罪の無い一般人をキラに仕立て上げたのでしょう。

    私達が間違っていた…あんな男に騙されて!」
ジノ「今更悔やんだところで、時が帰ってくるわけでもない。
   今はどうやってキラの支配を打ち破るか。その事を考えるべきだ」

ゼロ「キラの裁きの力とは殺人ノート…
   これは今でも変わらないと見て間違いないだろう。
   だが、殺人ノートはルルーシュ皇帝が焼却したはずだが…?」
ナナリー「もう一冊あったか、それとも偽物をつかまされていたか。
     このどちらかと考えるしかないでしょうね」
藤堂「ならばそのノートを奪うことでしか、
   キラの裁きを止める方法は無い、か」

224: 2008/12/17(水) 04:06:06.33 ID:QFPyoenMP
カレン「…聖エデンバイタル神国に乗り込むしかないようね」
扇「しかし、ナイトメアは戦争の象徴して
  そのほとんどが廃棄された。
  さらに世論はもはや完全にキラの味方…
  この計画が露見したら、
  我々は全員キラに裁かれてしまうだろう」
ロイド「ナイトメアなら問題ないんじゃない?
    世界を救った英雄である黒の騎士団のものは
    博物館に展示してあるからね」
ラクシャータ「まだ動けばいいけどねぇ」
セシル「それをなんとかするために、
    私達がいるのではないでしょうか?」

千葉「なら残る問題は、いかに我々の正体を隠すか、だ…」
ゼロ「それについては私に考えがある。任せておいてもらおうか」

ナナリー「…やりましょう。独裁者の氏を無駄にしないためにも!
     この世界の明日の為に」

226: 2008/12/17(水) 04:14:16.81 ID:QFPyoenMP
「臨時ニュースをお伝えします。今日未明、
 キラ様が君臨されている聖エデンバイタル神国へ
 テ口リストが進軍を開始したとの情報が入りました。
 これは付近の住民がナイトメア博物館から
 ナイトメアを強奪する犯人の一味を目撃したとの通報を受けた
 警察がテ口リストの足取りを追った結果判明したものです。
 
 このテ口リストは元黒の騎士団メンバーと見られており、
 各国首脳は緊急会議を開き、神の裁決を仰ぐ方針です。

 史上最悪の独裁者、ルルーシュから世界を救った
 英雄、黒の騎士団のメンバーが
 何故このような暴挙に出たのか。
 各国では動機の解明を進めております」

227: 2008/12/17(水) 04:18:28.50 ID:QFPyoenMP
聖エデンバイタル神国

バトレー「キラ様!反逆者どもがこの神国を目指して進軍しているとの報告が!」
月「何も慌てることはない。全て予想通りだ…
  俗な感傷に流される馬鹿が刃向かってくることぐらいはね」
ディートハルト「元々彼らは世界の仕組みも分からず矜持だけで動く愚物…
        キラ様の偉業を理解しろと言っても無理な話でしょう」
月「良いのか?ゼロの最後を撮らなくても…」
ディートハルト「フッ…私の中では既にゼロの番組は終わっています。
        ゼロはルルーシュだからこそカオスの権化足りえたのです。
        それよりも今は変わりゆく世界を
        意のままに操る貴方を撮って見たい…」
月「自分の欲望に忠実であるという事…僕は嫌いじゃないよ。
  それが他者の幸せを踏み躙らない限りはね」
ディートハルト「ありがとうございます。
        神に刃向かう反逆者の末路…いい絵が撮れそうですよ」

月「こんな出来レースは少し退屈だけどね。…ジェレミア」
ジェレミア「お呼びでしょうか…キラ様」

月「まずはナイトメアという出し物で神の力を誇示するとしよう。
  行けジェレミア!お前にオレンジ二号を与えよう…
  神に逆らう愚物に、天罰を下すのだ!!」

ジェレミア「オール・ハイル・ライート!!」

228: 2008/12/17(水) 04:30:05.19 ID:QFPyoenMP
ゼロ「この戦いは国家、肉親、権益。
   その全てを遠ざけ、ただ真実の明日を得る為のものである!
   黒の騎士団は旗艦であるアヴァロンもろとも中央突破を図る!
   
   敵の防備は強大にして完璧…
   だが、我々の勝ちは
   ただ殺人ノートをこの世から消し去ること、それだけにある!
   ここに勝算がある。
   戦術を捨てよ!想いの力を糧に
   一人一人が将となり、兵となり、ゼロとなり!
   明日を切り開くのだ!!

   突撃だ、私に続け!!」

「ご覧ください。かつてキラ様につかわされ、
 正義の使者とまで謳われたゼロの醜き姿を!
 私欲をむき出しにし、いたずらに戦争を引き起こし、
 世界を手中にせんとする野望は
 かつての悪逆皇帝ルルーシュそのものです!

 今こそ世界は一丸となってキラ様をお守りしなければなりません!
 立ち上がるのです!!平和な世界を守る為に!」

229: 2008/12/17(水) 04:31:40.25 ID:QFPyoenMP
ゼロ「民衆には構うな!敵の防衛ナイトメアのみを撃破せよ!
   目指すはキラが住まう神殿ただ1つ!!」

ジェレミア「これより先はいかせん!!」
ゼロ「ジェレミアだと!?生きていたのか…」
ジェレミア「ランスロットか…君には借りがある、情もある、引け目もある。
      しかしこの場は…神が勝る!
      
      受けよ!新世界の嵐!!」

ゼロ「クッ…ジークフリートタイプの機体か…少し、厄介だな!」

「全世界の皆さん!どうやら反逆者達は全てゼロの仮面を被り、
 自らの正体を隠蔽しているようです!
 なんという姑息な手段でしょうか。
 神の力を怖れるあまり、
 ゼロという記号を汚しつくそうとするその行動は、
 おぞましいとしかいいようがありません!」

231: 2008/12/17(水) 04:38:59.59 ID:QFPyoenMP
アーニャ「みんな記録にしてあげる」
ゼロ「モルドレット…アーニャか!何故キラの手先なんかに!」
アーニャ「ジノ、キラは私の記憶を取り戻してくれた」
ジノ「…ボイスチェンジャーもつかっていたのに、バレちまったか」
アーニャ「無駄。戦い方を見れば分かるもの」
ジノ「仕方が無い。こりゃ本気で戦うしか…ぐっ!!」

月「いかに仮面を貼り付けようとも、
  お前達の素顔などこうも簡単に割れてしまう…
  偽物のゼロどもめ…その化けの皮が剥がれた時こそが、
  お前達の氏ぬときだ!」

ジノ「くそっ…かっこわりぃ…な…」

232: 2008/12/17(水) 04:48:09.81 ID:QFPyoenMP
バトレー「キラ様。日本国首相、扇 要を捕らえて参りました」
月「お久しぶりですね、扇さん。ヴィレッタ男爵は元気ですか?」
扇「月君…やはり君が…」
月「そういうことです。
  少しは敬虔な気持ちになられてはいかがですか?
  貴方は新世界の神の前にいるんですよ」
扇「そんな思い上がり…」
月「前置きはさておき。早速本題に入りましょうか。
  反逆者どもの名前…貴方が知っている範囲で構いません。
  教えてもらいましょうか」
扇「俺は、仲間を売るような真似は絶対しない。
  たとえ命を奪われることになろうとも!!」
月「そうですか。
  その強靭な意志をもっと平和のために有効活用すればよかったのに…
  まあいいでしょう。
  …ところで今のセリフですが、貴方の大切な人の命をかけてでもいえますか?」
扇「なっ…なんて卑劣な!!」
月「ははは。ゼロを売り飛ばして日本を要求した貴方が、
  そんなことを仰るとは思いませんでしたよ。
  僕は返事以外聞きたくありませんが?」

233: 2008/12/17(水) 04:49:05.00 ID:QFPyoenMP
扇「……俺はずっと後悔していた。
  ルルーシュ、いやゼロが氏んだときから、
  君達の口車に乗せられてゼロを裏切った自分を。
  確かに彼は俺たちを裏切っていた。
  それは事実だし、今も許すつもりは無い。
  けれど、カレンが言ったようにきちんと話し合っていれば、
  他の道もあったかもしれない。
  彼に全てを押し付けなくても平和へと歩める道が!」

月「気付いていましたか」
扇「これでも俺はずっとゼロの作戦を見てきた。
  彼の作戦ぐらいは、分かるようになっていたつもりだ。
  もっとも、最後まで見なければ駄目だったけど…」
月「それで?」
扇「だから俺は決めたんだ。もう誰も裏切らないと!
  彼の犠牲によって開かれた明日を守り抜こうと!!」
月「では、望み通りにして差し上げましょう」

扇(すまないヴィレッタ…でも、君ならわかってくれるよな?
  俺はもう、同じ事を――)
扇「ぐっ!!」

月「さよなら、扇首相」

236: 2008/12/17(水) 05:25:54.08 ID:QFPyoenMP
ジェレミア「キラ様」
月「戦況はどうなっている?」
ジェレミア「反逆者どもは大方、片付きつつありますが…
      紅蓮が我が軍の西側守備部隊を突き崩しつつあるようです。
      私が援護に向かいますか?」
月「いや、それには及ばない。
  聖天八極式を使えるデバイサーは一人しかいない。
  ディートハルト。紅蓮の通信に割り込め」
ディートハルト「承知しました」


月「カレン。折角手に入れた学生という平和な姿を捨てて、
  このような愚挙に参加するとは残念だよ」
カレン「……私こそ残念よ。
    あんたがこんな惨いやり方で世界を支配するなんてね!」
月「恐怖による抑圧で世界を征服したルルーシュよりは
  よほど洗練された平和な世界じゃないか」
カレン「知らないとは言わせない!ルルーシュのやろうとしたことを!!」
月「ああ、分かっているさ…
  だけどね、カレン。平和への道を開いただけでは、
  人は優しくなれないんだよ」

237: 2008/12/17(水) 05:27:16.98 ID:QFPyoenMP
カレン「悲しい人ね。人の可能性を信じられないなんて」
月「僕は知っている。長き平和の後、堕落して腐りきった世界を。
  犯罪が蔓延り、悪は法律の抜け穴を見つけ
  罪を免れのうのうと生き残る…
  そして自らの欲望が満たされれば
  それを積極的に黙認しようとする人々…
  動き出す事すらしない怠惰な人間――
  
  このまま進めば、間違いなく世界は腐り果てる…
  そうなる前に、誰かがこの世界を正しい方向に導かなければならない。
  それが出来るのは僕しかいないんだ」
カレン「あなたなら、もっと他の方法だって
    出来たはずなのに、どうして!」
月「見解の相違だね。カレン、君は何時だって
  自分の立場に甘んじて大切な事を見逃す。
  ブリタニア人のハーフである身分に甘え、
  自分だけは名門学園に通う。
  自分だけはゼロの正体を知り、
  その優越感と選ばれたという錯覚に囚われ、
  他の仲間の気持ちを見過ごす」
カレン「……」

238: 2008/12/17(水) 05:28:05.10 ID:QFPyoenMP
月「挙句の果てにはあれほど慕い、
  騎士団内で一番近かったはずのルルーシュの真意すらも
  いつもの嘘に騙され見逃した。

  そして今また…」
カレン「違う!」
月「ほう…」
カレン「私は何時だって自分の意志で戦ってきた!!
    でも、ルルーシュの心が分からなかった自分が悔しかった…
    あの時、素直に自分の気持ちに従っていれば、信じていれば…

    だから!もう私は自分の気持ちに迷わない!!
    夜神月…キラである貴方を倒す!」

月「それはもう叶わぬ願いだ。何故なら」

『紅月 カレン』

カレン「…40秒、あればあんたなんかぁぁぁ!!」
月「心の前に、現実を見るべきだったな」

カレン「ル…ルーシ…ュ――」

バトレー「紅蓮の墜落を確認しました」

239: 2008/12/17(水) 06:07:04.94 ID:QFPyoenMP
アヴァロン

セシル「味方残存勢力5%…」
ロイド「あは。やっぱりちょっと無謀だったかな?」
ラクシャータ「世界はキラの味方だからねぇ。流石に多勢に無勢…かぁ」

ナナリー「皆さんだけでも、逃げてください!!
     全ての責は私が負います!だから…」

神楽耶「違います。間違っていますよ。ナナリーさん」
ロイド「そうそう、これはもう皇女様一人の手に負えることじゃないよ」
セシル「私達も、最後までお供いたします」
ラクシャータ「どうせ今逃げたって、一生追われるだけだしね」

ナナリー「皆さん…」
神楽耶「さあ!こうなったら、この戦艦ごと神殿にぶつけちゃ……」
ロイド「ありゃ。これは、タイムオーバーってことかな?
    ざぁんねんでし……た…」
セシル「ロイドさん!!イヤアアァァァ!!氏んじゃ…い…」
ラクシャーター「…………」

ナナリー「わ、私一人でも、このアヴァロンで!!」

アーニャ「敵の旗艦…これでおしまいにする」

ナナリー「お兄様、ごめんなさい…私、この世界を守れなかっ――」

アーニャ「撃沈を確認。キラの勝ち」

240: 2008/12/17(水) 06:12:19.75 ID:QFPyoenMP
聖エデンバイタル神国 神殿

月「おめでとう、ゼロ…いや、スザク。
  どうやら、ここまで来れたのは君だけのようだ」

スザク「月…教えて欲しい。何故君はこんなことを」

月「今更な問だな。スザク、僕はルルーシュの意志を継ぎ、
  平和な世界を築いた。ただそれだけのことだ」

スザク「これが平和か!?人類を君一人が裁いて、規定して!」

月「何度も言わせないでくれ。人類にはそれが必要なんだ。
  指標無き平和など永遠に来ない」

スザク「違う。明日は、平和は必ず来る…
    人々がそれを望むならば、必ず!」

242: 2008/12/17(水) 06:18:30.11 ID:QFPyoenMP
月「……さっきから黙って聞いてやれば、どいつもこいつも!!
  何が皆か望む明日だ!何が願いだ!!

  いいか、キラは正義!これはもはや揺ぎ無い事実なんだ!
  僕は名実ともに新世界の神になった!

  見ろ!!世界に溢れる歓喜の声を!!
  みんな喜んでいるじゃないか…
  戦争や犯罪が永遠に消え去る世界の到来を!
  
  願い?それは心優しい人間だけが叶えられるものだ!
  人を欺き、奪い、搾取するような輩の願いばかりが叶えられて、
  善良な人々が虐げられる世の中……
  お前はそれを素晴らしいと讃えるのか?

  それだけじゃない。飢餓や貧困、戦争で苦しむ人達を見て見ぬ振りして
  自分の周りだけが幸せならばそれでいいという自分勝手な連中……

  そんな理不尽が許されていいのか!?
  人はもっと平等であるべきだ!
  出目や能力、国籍、肌の色!
  たかがそれだけのことで互いを憎みあい、争いを繰り返す!
  そんな人類が望む明日に真の安らぎがあるはずがない!!

  ルルーシュの氏によって世界が一つのまとまりを得た今こそ、
  人類はその心をさらに進化させなければ無い…

  何故それが分からない!?お前達は思い出に固執しているだけだ!!」

244: 2008/12/17(水) 06:21:05.79 ID:QFPyoenMP
スザク「……月。僕はずっと、君を羨ましく思っていた。
    ルルーシュを、友達を売って出世した僕に比べ、
    君はシュナイゼル殿下に認められ、
    僕と同じラウンズにまで追いついてきた。

    学園でもそうだ。僕がナンバーズの差別に苦しんでいる間に、
    君は毅然とした態度でなんなく皆に認められていった。
    君は誰からも頼りにされていて、人の心の痛みが分かって、
    それを自分の事のように考えて、それで…とても羨ましかった。
    比べてみると、僕は悩んでばかりで、すがりついて醜い人間だと思った。

    けど、君は変わってしまった。デスノートに関わってから」

月「………」

スザク「耐えられなかったんだ。君は…人を頃したという十字架に。
    その頭脳で正当化できる方法を探して、探し続けて、
    たどり着いた結論が今の君の姿だ。

    月。君は神なんかじゃない。一人の人間だ。
    その君が人類全てを一人で裁こうというのならば、

    それはただの独善だ」

246: 2008/12/17(水) 06:37:13.19 ID:QFPyoenMP
月「これ以上話し合っても無駄だ」
スザク「ああ。もう、終わりにしよう」

スザク「!?」

スザクの放った銃弾はことごとく外れた。

月「デスノートは絶対だ…そこに書かれた運命を変えることは出来ない」
スザク「ぐっ…!」

月「さようなら、スザク。
  明日は僕が築いてみせる。安心して氏ね」

スザク「月…僕の、俺達の…勝ちだ…」

月「負け惜しみを。氏ねば無が残るだけ…
  Cの世界があろうが、現実に干渉できなければ…」

スザク「違う…こ、れは…現実の策だ…
    俺の身体に流体サクラダイトを取り付けておいた」

月「なぁにぃ!?」

247: 2008/12/17(水) 06:40:16.83 ID:QFPyoenMP
スザク「俺の、心臓が…止まれば爆発する…
    …もう、逃げられない」

月「外せぇ!!外すんだ、スザクゥ!!
  お前は生きなくちゃならないはずだ、そうだろ!?」

スザク「一緒に逝こう、月。ルルーシュが待っている…」

月(馬鹿な…デスノートに書かれた以上、
  人を巻き込むような氏に方はできないはず…
  一体、何故!?
  これが、神の意志なのか…?)

スザク「けれども、俺は生きなくちゃいけないんだ…生き―――」

月「キラは正義…何故それが分からない?

  い、いやだ…氏にたくない!

  僕は、新世界の―――」

二つの信念は、眩い閃光に包まれた。

248: 2008/12/17(水) 06:49:20.32 ID:QFPyoenMP
悪逆皇帝から世界を救った英雄、ゼロ。
デスノートで世界を正しい方向へと導こうとした神、キラ。

二つとも、この世界から消えた。
指標を失った、残された人々はどうなるのだろうか?

世界は、再び大きな混乱に包まれるかもしれない。

けれども、近い将来、必ず探し始めるのだろう。

昨日よりも、今日よりも良いと信じられる明日を。

だが、今はまだ、
「キラはただ休んでいるだけ」
そう信じることで明日を生きている者達も多い。

彼らは

夜毎、
神に祈りをささげる。

月を仰ぎ見ながら。

250: 2008/12/17(水) 06:52:17.88 ID:QFPyoenMP
no title
                      ジェレミア「キラ様……」

251: 2008/12/17(水) 06:54:39.26 ID:QFPyoenMP
no title
Thus concludes this story of the DEATH GEASS R2.

253: 2008/12/17(水) 07:02:54.52 ID:QFPyoenMP
氏んだ!R2完!!
こんな朝方までつきあってくれた人
しえんしてくれた人
突っ込みを入れてくれた人
長ったらしいのを我慢して読んでくれた人
ありがとうございました。



255: 2008/12/17(水) 07:13:52.66 ID:QFPyoenMP
特別付録 キラ信者向けアナザーエンド
>>247より派生


ジェレミア「キラ様、大丈夫ですか?」

月「……当たり前だろう。僕は新世界の神なのだから」

ジェレミア「安心いたしました。御無事で何よりです」

リューク「しかし、中々派手な爆発だったな」
月「まったく、人間だったら氏んでいたところだ…
  だが言ったろう?スザク…僕は名実ともに神になった、と」

ジェレミア「C.C.…私を海の底に沈めた憎き不老不氏の魔女!!」
月「密かに世界で魔女狩りを行い、捕らえたあの女を――
  現実世界がこの手にあればCの世界を調べることなど容易い…

  本人の意思に関わらずコードを奪い取ることも……」
リューク「あの女も、氏にたいんだが氏にたくないんだか…
     よくわからなかったな」
月「最後までわがままな女だったよ。
  ま、不氏の運命から抜け出せたんだから本望だろう。
  世界を明日へ導いたと思いながら氏んだスザクもね……」

256: 2008/12/17(水) 07:17:11.51 ID:QFPyoenMP
月「さらに残念なお知らせだ。
  僕はデスノートから切り取ったページを使っている…
  つまり、本体はこの神殿には無い。
  建造物破壊ぐらいかな?成し遂げたことと言えば…」

リューク「クハハハハハ!!ひっでー話だったな」
月「これで邪魔者はすべて消えた…今日から始まる…
  
  氏神の力、デスノート。神の力、不老不氏。
  二つの力を持つ新世界の神、完全なるキラの世界が!!」

ジェレミア「オール・ハイル・キラ!」

「オール・ハイル・キラ!オール・ハイル・キラ!
オール・ハイル・キラ!オール・ハイル・キラ!」

        Thus concludes this story of the DEATH GEASS R2.

257: 2008/12/17(水) 07:19:16.29 ID:QFPyoenMP
では、私は寝ます。
万が一質問があったら書き込んでおいても構いません。
万が一スレが残っていたら答えます。

それではお付き合いいただきどうもありがとうございました。

258: 2008/12/17(水) 07:29:54.25 ID:QdSbP3gw0

259: 2008/12/17(水) 07:41:48.16 ID:iz+Kbnf4O
おつかれーおもしろかった

273: 2008/12/17(水) 15:20:39.88 ID:QFPyoenMP
起きたらまさかの質問が。

>>268
ニュー速関連、VIP、家ゲー、携帯ゲー、格ゲー、歴史ゲー
アニメ関連、漫画関連など。

板に行くというより、例えば今やってるゲームのスレに行く
というような。スレごとに張り付いてる感じ。

引用: 夜神月がエリア11に御降臨されたようです R2