1: 2013/07/22(月) 19:29:27.78 ID:u1d4X2G+O
バルクホルン「なんだそれは?」

シャーリー「近くで見つけたレストランの名前だ。いや、レストランってのは語弊があるな」

ルッキーニ「すっごいの! レストランだけじゃなくてホテルもあるし、プールもカジノもあって、おっきいんだよ!」

シャーリー「そう。で、久しぶりに美味いもんでも食べに行くかって話してたんだ」

バルクホルン「そうか。楽しんでこい」

シャーリー「いやいや、お前も来ないか?」

バルクホルン「……そんな暇は無い」

ハルトマン「トゥルーデのうそつき。ここ何日か、暇すぎて筋トレしかしてないじゃん」

シャーリー「へえ?」

バルクホルン「よ、余計なことを言うな!」
ストライクウィッチーズ 劇場版
3: 2013/07/22(月) 19:36:02.24 ID:u1d4X2G+O
ルッキーニ「バルクホルンもハルトマンも一緒に行こうよ」

ハルトマン「私もいいの? お邪魔なんじゃないかな」ニヤニヤ

ルッキーニ「?」

バルクホルン「余計な気を回さなくていい!」

シャーリー「……で、来るのか、来ないのか?」

ハルトマン「私は行くけど、トゥルーデは?」

バルクホルン「……ええい、お前たちだけだと何が起きるか分からん! 目付け役が必要だろうからな、行ってやる!」

ハルトマン「素直じゃないなぁ」

シャーリー「よーし! じゃ、車に乗ってくれ!」

4: 2013/07/22(月) 19:42:29.25 ID:u1d4X2G+O
―ウルトラ・ラグジュ―

シャーリー「ここだ」

バルクホルン「随分しゃれたホテルだな」

シャーリー「そりゃそうさ。『最高の品質を、あなたの毎日に』がキャッチコピーなんだからな」

ハルトマン「自分から言っていくのか……」

ルッキーニ「ごっはん、ごっはん!」

シャーリー「……そういえば、予約入れてないな。大丈夫かな?」

バルクホルン「おい! ここまできて――」

「いらっしゃいませ」

5: 2013/07/22(月) 19:51:17.34 ID:u1d4X2G+O
ルッキーニ「わっ!」

仮面「ウルトラ・ラグジュへようこそ。ご宿泊の方でしょうか?」

シャーリー「いやぁ、メシを食いに来たんだけど、予約を忘れちゃって……」

仮面「ご予約を? なるほど、しかし本日は空きがございますのでご案内出来ますが、いかが致しますか?」

ハルトマン「だって」

シャーリー「ふう、じゃあそれで頼む」

仮面「かしこまりました。こちらへどうぞ」

ルッキーニ「良かったねー」

バルクホルン「……」

ルッキーニ「バルクホルン? どうかしたの?」

6: 2013/07/22(月) 20:04:57.28 ID:1A+PmWnS0
ああ、アレか…
アカンやつや

9: 2013/07/22(月) 20:11:18.64 ID:u1d4X2G+O


バルクホルン「不気味な仮面だな……男も女も、店員はみんなああなのか」

シャーリー「みたいだな。清潔感があっていいだろ」

ハルトマン「そうだよ」

バルクホルン「お前が言うな。清潔と言えばその通りだが、もっと何か……」

ルッキーニ「ねー、ごはんにしようよ」

シャーリー「おっと、そうだな」

仮面「こちらの席で宜しいでしょうか」

シャーリー「ああ、サンキュー」

11: 2013/07/22(月) 20:22:57.59 ID:u1d4X2G+O
ハルトマン「何にしようかな。オススメは?」

仮面「お客様に特にご好評を頂いておりますのは、オリジナルレシピの『ウェイストランドオムレツ』」

仮面「そしてこちらの……料理長の新作『ミラクルフレッシュ・パイ』も是非ご賞味下さい」

ハルトマン「いいね。じゃあ、今日はパイにしておこうかな」

シャーリー「私もそのパイをくれ」

ルッキーニ「あたしはオムレツ!」

仮面「かしこまりました」

ハルトマン「トゥルーデは?」

バルクホルン「……私はいい。腹が減っていないんだ」

13: 2013/07/22(月) 20:28:58.07 ID:u1d4X2G+O
ハルトマン「今更!?」

シャーリー「おいおい、そんな訳ないだろ。なんか頼めよ」

バルクホルン「本当にいいんだ。悪いが、何も食べる気がしない」

ルッキーニ「大丈夫?」

バルクホルン「ああ……」

シャーリー「なんだよ……じゃ、とりあえずそれだけでいいや」

仮面「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ」

バルクホルン「……」

シャーリー「なあ、さっきから変だぞ。なんかあったのか?」

バルクホルン「いや……」

15: 2013/07/22(月) 20:34:18.49 ID:u1d4X2G+O
ハルトマン「……ねえ。ここ、あんまり人がいないね」

シャーリー「思ってたより空いてるよな。いいんじゃないか、静かで」

ルッキーニ「予約なんていらなかったね」

シャーリー「そうだな。でも、次はちゃんとしとかないとな」

バルクホルン「……」

ルッキーニ「ねえ、シャーリー! 向こう見てきていい?」

シャーリー「うん? ああ、あんまりうるさくしないように……」

バルクホルン「ダメだっ!」

18: 2013/07/22(月) 20:40:58.25 ID:u1d4X2G+O

ルッキーニ「わっ」

シャーリー「なんだよ、デカい声出すなよな」

バルクホルン「ルッキーニ、ここにいろ。私たちの目の届く範囲から出るな」

ルッキーニ「なんで?」

バルクホルン「なんでもだ!」

シャーリー「……はぁ、バルクホルン。いい加減にしてくれよ。来たくなかったなら、言ってくれれば良かったのに。そしたら無理矢理なんて」

バルクホルン「違うんだ、ここに来るまではこんな感覚……」

ハルトマン「トゥルーデ、シャーリーと二人きりじゃないからイライラして……」

バルクホルン「ふざけるな!」ガシャーン

19: 2013/07/22(月) 20:48:16.14 ID:u1d4X2G+O
『なんだあの女!?』

『やべぇよ……やべぇよ……』

バルクホルン「……お前らには分からないのか? この店に入ったときから、私たちはずっと監視されているんだぞ! あの仮面に!」

ハルトマン「……」

シャーリー「……はいはい。いっつも正しい事をおっしゃる大尉殿が言うんだ、正しいに決まってるよな。だったら、お前がルッキーニに着いていてやってくれよ」

バルクホルン「無論だ」

ルッキーニ「ヴェーバルクホルンもー?」

バルクホルン「……」

シャーリー「……ふん」

21: 2013/07/22(月) 21:02:58.23 ID:u1d4X2G+O
仮面「お待たせ致しました。こちらがウェイストランドオムレツでございます」

シャーリー「今席を外してるから、置いておいてくれ」

仮面「……こちらが、ミラクルフレッシュ・パイでございます」

ハルトマン「んー、なんの匂いだろ? 知ってるんだけど……」

仮面「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

シャーリー「ああ……そうだ、ルッキーニを呼んできてくれないか? カジノの方にいると思うから」

ハルトマン「冷めたら美味しくないもんね。いただきまーす!」

24: 2013/07/22(月) 21:17:47.76 ID:u1d4X2G+O
―数分後―

シャーリー「あいつら遅いなぁ」

ハルトマン「……」ガツガツ

シャーリー「先に食べ終わっちまうぞ」

ハルトマン「もぐもぐ……」

シャーリー「……ハルトマン、そんなに急がなくてもパイは逃げないぞ」

ハルトマン「……ごくん、だってこれ……すごい美味しいよ! 食べたことない味なのに、どこか懐かしいような……」

シャーリー「そんなに喜んで貰えたなら、誘った甲斐があったよ」

ハルトマン「うん! もう一個食べちゃおうかな?!」
おわり  


25: 2013/07/22(月) 21:25:08.41 ID:u1d4X2G+O
テンポ悪すぎた
後日また立て直す

8: 2013/07/22(月) 20:06:30.56 ID:i/xmbQ3tT
元ネタわかんにゃい

7: 2013/07/22(月) 20:05:58.68 ID:t1sQ3NAB0
すっかり忘れてたがFalloutNVかよ!!

16: 2013/07/22(月) 20:35:27.91 ID:Z12e5ZWTO

17: 2013/07/22(月) 20:36:15.03 ID:1A+PmWnS0

22: 2013/07/22(月) 21:03:14.46 ID:Z12e5ZWTO
ステルスボーイ……

ストパンの世界では甘味な響だな


20: 2013/07/22(月) 21:01:56.90 ID:1A+PmWnS0
サンセットサルサパリラを飲もう(提案)

23: 2013/07/22(月) 21:05:12.66 ID:1A+PmWnS0
ステルス化の固有魔法とかねーのかしらん

引用: シャーリー「ウルトラ・ラグジュ!」