1: 2011/11/03(木) 03:39:16.57 ID:vvjEn8An0

やよい「プロデューサー、パソコン借りてもいいですか?」

P「なんか調べものか?やよい」

やよい「はい。学校の調理実習で作る料理のレシピが必要なんです」

P「そっか、大変だな。ほら」

やよい「ありがとうございます!」

雪歩「あ、プロデューサー。お茶飲みますか?」

P「ああ、ありがとう。貰うよ」

雪歩「では少し待っててください。今淹れますね」コポコポ

ぷちます!(15) (電撃コミックスEX)

2: 2011/11/03(木) 03:44:33.32 ID:vvjEn8An0

雪歩「どうぞ」

P「ありがとう、雪歩」ズズッ

P「あれ?なんかいつもと味が違くないか?」

雪歩「わかりますか?このお茶、前にプロデューサーが買ってくれたやつなんですよ」

P「あ~、あのときの・・・やっぱ高いお茶って違うんだな」

雪歩「はい、風味なんかが全然違うんです。おかわりいかがですか?」

P「ありがとう。いただく」

雪歩「はい」


3: 2011/11/03(木) 03:49:52.34 ID:vvjEn8An0

雪歩「お待たせしました、プロデューサー・・・きゃっ!」ツルッ

バシャァァ

P「熱ううぅぅぅぅ!!」

雪歩「あわわ!すみません!すみません!今拭きます!」ゴシゴシッ

P「ゆ、雪歩!それ床拭くやつ!床拭くやつだから!」

雪歩「え?え?え!あ!ごめんなさい!ごめんなさい!あぅぅ・・・」

P「いや・・・大丈夫だから気にする・・・」

雪歩「やっぱり・・・私・・・私・・・」

雪歩「穴掘って埋まってますぅぅぅぅ!!」ダッ

P「ちょっ!?雪歩!」

7: 2011/11/03(木) 03:54:10.92 ID:vvjEn8An0

ガチャ

真「おっはようございま~・・・」

雪歩「・・・・・・・・」ダダダッ

真「・・・へ?」

P「あ、真。おはよう」

真「あの、プロデューサー。なにかあったんですか?」

P「まぁな・・・すまんが真。雪歩を連れ戻してきてくれるか?おそらく近くの公園にいるから」

真「は、はい。わかりました」

P「悪いな」

やよい「はい、プロデューサー。布巾です」

P「ありがとう、やよい」


8: 2011/11/03(木) 03:59:18.73 ID:vvjEn8An0

―――公園

雪歩「うぅぅ・・・やっぱり私ダメダメだよぅ・・・」

雪歩「なにをやってもうまく行かないし・・・」

雪歩「向いてないのかな・・・」

真「雪歩~!どこにいるの~?」

雪歩「ま、真ちゃんの声!?」

真「雪歩~!この穴の中かな?」

真「雪歩~!あ、いた。今日はまた深く掘ったね。3メートルくらい?」

雪歩「うぅぅ・・・真ちゃん・・・」


9: 2011/11/03(木) 04:03:39.41 ID:vvjEn8An0

真「プロデューサーも別に怒ってないから事務所戻ろ」

雪歩「う・・・うん。ごめんね、真ちゃんにも迷惑かけて」

真「気にしてないよ。ほら、手を出して」

雪歩「うん」ガシッ

ボロッ・・・

真「え?」

雪歩「ま、真ちゃん!?」

ドシャァァァァ

真「いてててて・・・ボクも落ちちゃったよ・・・大丈夫?雪歩」

雪歩「う・・・うん。なんとか・・・」


11: 2011/11/03(木) 04:07:31.95 ID:vvjEn8An0

真「中から見ると意外と高いんだね・・・」

雪歩「うん・・・」

真「でもこれくらいなら・・・痛っ!」

雪歩「真ちゃん!?どうしたの!?」

真「はは・・・落ちたときに捻っちゃったみたい・・・」

雪歩「あぅ・・・私のせいで・・・」

真「いや・・・雪歩のせいじゃないよ。ボクの不注意だ。土が脆かったのも気付かないで体重かけちゃったわけだから・・・」

雪歩「でも・・・私が・・・」


12: 2011/11/03(木) 04:11:55.42 ID:vvjEn8An0

真「雪歩。もっと自分に自信を持ちなよ。そうすればもっと輝けるはずだよ」

雪歩「・・・でも」

真「『でも』は禁止。わかった?」

雪歩「あ、うん・・・」

真「でもどうしようか?プロデューサー来てくれないかな・・・」

雪歩「連絡は取れないの?」

真「残念ながら、荷物は全部事務所に置いてきちゃって・・・」

雪歩「私もだ・・・」


16: 2011/11/03(木) 04:18:10.30 ID:vvjEn8An0

真「この公園、人もそんなに来ないんだよね・・・」

雪歩「ど・・・どうしよう真ちゃん・・・。このまま誰も来なかったら・・・」

真「でもプロデューサーはここにいるってわかってるだろうし・・・。そこまで絶望することはないよ」

雪歩「そう・・・かな・・・」

真「あ!」

雪歩「どうしたの!?」

真「いや・・・今日ダンスレッスンがあったなって・・・」

雪歩「あ・・・!足・・・」

真「だから気にしないでよ。雪歩が悪いわけじゃないから」

雪歩「でも・・・」

真「『でも』は禁止。でしょ」

雪歩「・・・・・・・・」

20: 2011/11/03(木) 04:24:27.38 ID:vvjEn8An0

真「もうそろそろプロデューサーが来てもいいと思うんだけどな・・・」

雪歩「お仕事に行っちゃった・・・とか・・・」

真「あ・・・」

雪歩「・・・・・・・・」

真「さすがにそれはまずいかな・・・」

雪歩「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

真「泣かないで、雪歩・・・」

雪歩「だって・・・だって・・・」

P「お~い!なにやってんだ~!」

真「プロデューサー!」


21: 2011/11/03(木) 04:29:36.53 ID:vvjEn8An0

P「今引き上げるから手出せ~」

真「気を付けてください!脆いところもありますから!」

P「わかった~!ほら、最初はどっちだ?」

真「雪歩。先に行きなよ」

雪歩「え・・・でも真ちゃん・・・」

真「ボクが下から支えるから。いくよ」

雪歩「きゃっ!」

P「雪歩!手を伸ばしてくれ!」

雪歩「は、はい!」ガシッ


22: 2011/11/03(木) 04:36:40.98 ID:vvjEn8An0

P「ふぅ。次は真か・・・」

P「真~!ジャンプできるか~?」

真「え~と・・・えへへ・・・」

P「こんなときに可愛さアピールはどうかと思うぞ?」

真「ち、違いますよ!」

雪歩「あ、あの・・・プロデューサー。真ちゃんは・・・その・・・足を怪我しちゃって・・・」

P「そうなのか!?でもそうなると困ったな・・・ギリギリ届かない」

P「雪歩。事務所に戻ってロープかなにか持ってきてくれないか?」

雪歩「は、はい!わかりました!」


24: 2011/11/03(木) 04:42:53.57 ID:vvjEn8An0

―――事務所

雪歩「ロープ・・・ロープ・・・」

小鳥「何か捜し物?雪歩ちゃん」

雪歩「は、はい。ちょっとロープを・・・」

小鳥(ロープ!?ロープを使うの!?まさか雪歩ちゃんロープを使ってあんなこてやこんなことを!?)

小鳥「へへへ~・・・」

雪歩「お、音無さん?」

小鳥「はっ!ロ、ロープね!うん!ロープならこっちにあるわよ!」

雪歩「ほ、本当ですか!?借りてもいいですか?」

小鳥「よろこんでっ!」


25: 2011/11/03(木) 04:47:03.88 ID:vvjEn8An0

―――公園

雪歩(なんか音無さん鼻息荒かったな・・・)

雪歩「プロデューサー!これでいいですか!?」

P「ああ、上出来だ」

P「あとはちょっと団子を作って・・・っと」

P「よし、真。これにしっかり捕まれ!」

真「はい!」

P「じゃあ引き上げるぞ!」


26: 2011/11/03(木) 04:51:45.07 ID:vvjEn8An0

P「ふぅ・・・なんとか引き上げられたな」

真「すみません、プロデューサー。ボクがしっかりしていなかったせいで・・・」

雪歩「ま、真ちゃんは悪くないよ!私が・・・」

P「いやいや、いいよ。済んだことだし。それより雪歩」

雪歩「はい?」

P「スコップ貸してくれ。この穴を埋めなきゃいけない」

雪歩「わ、私がやります!」

P「いや、お前は真を事務所に連れていってやってくれ。足、痛むんだろ?」

真「あはは・・・」


27: 2011/11/03(木) 04:59:17.50 ID:vvjEn8An0
雪歩「真ちゃん・・・わかりした。使ってください」

P「プロデューサーは雪歩のスコップを手に入れた」

雪歩「え?」

P「なんでもない。じゃあ真のこと頼むな」

雪歩「はい」

真「ごめんね、雪歩」

雪歩「元はと言えば私のせいだから・・・」

真「雪歩・・・」


P「さ~て穴埋め作業でもしますか」

亜美「あ!兄ちゃ~ん!」

P「ん?」

亜美「ど~ん!」

P「へ?」

ズザァァァァ

亜美「あれま、落ちちゃった」

29: 2011/11/03(木) 05:05:56.25 ID:vvjEn8An0

―――事務所

小鳥「はい、これでよし」

真「ありがとうございます、小鳥さん」

小鳥(足を捻るほどの絡み・・・エクスタシー!)

真「・・・・・・小鳥さん?」

小鳥「ぴよっ!?な、なんでもないわよ」

真「あはは・・・では」


雪歩「真ちゃん、大丈夫?」

真「うん、全然。でも今日は大事を見てレッスンは休むことにするよ」

雪歩「本当にごめんね・・・私があんな深く掘らなければよかったのに・・・・」

真「謝らないでいいって。じゃあボクは今日は帰るよ。じゃあね、雪歩」

雪歩「うん、バイバイ。真ちゃん」


30: 2011/11/03(木) 05:13:19.20 ID:vvjEn8An0

―――後日

雪歩「やっぱり怪我させちゃったんだから。なにかお詫びをしないと・・・」

雪歩「そう思って商店街に来たけど・・・なにがいいかな?」

雪歩「真ちゃんは可愛いものが好きだから・・・」

バウッ!

雪歩「ひっ!?」

バウッバウッ!

雪歩「い・・・犬・・・」

ウ~・・・バウッ!

雪歩「いやあぁぁぁ!犬いやあぁぁぁ!」

バウッバウッバウッ!

雪歩「な、なんで追ってくるの~!」


31: 2011/11/03(木) 05:17:22.71 ID:vvjEn8An0

雪歩「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

雪歩「やっといなくなってくれた・・・はぁ・・・はぁ・・・」

雪歩「・・・あれ?」

雪歩「ここ・・・どこだろ?」

雪歩「・・・・・・・・」

雪歩「ふええぇぇぇ!今度は迷子になっちゃったよ~!」

雪歩「うぅぅ・・・やっぱりダメダメです・・・」

雪歩「私なんて穴掘って・・・」


33: 2011/11/03(木) 05:22:41.39 ID:vvjEn8An0

雪歩(待って・・・)

雪歩(穴を掘って・・・また誰かに迷惑かけたらどうしよう・・・)

雪歩「・・・・・・・・・・・・」

雪歩「はは・・・私・・・穴も掘れなくなっちゃったよ・・・」

雪歩「軽くアイデンティティーの崩壊かな・・・」

雪歩「やっぱりダメだ・・・私って・・・」

雪歩「・・・あれ?なんだろう・・・路地裏に・・・」


34: 2011/11/03(木) 05:28:56.86 ID:vvjEn8An0

―――路地裏

雪歩「柵に穴が・・・」

雪歩(穴・・・か・・・この穴を潜れば少しはいやなこと忘れられるかな?)

雪歩「も・・・物は試しです」モゾモゾ

雪歩「っしょ・・・なかなか・・・狭い・・・」

雪歩「ふぅ・・・なんとか上半身は入った・・・」

雪歩「あとは下半身・・・を・・・」グッ

雪歩「・・・・・・・・っ」グッ

雪歩「・・・・・・・っ!」グッ

雪歩(・・・・・・抜けないっ!)


36: 2011/11/03(木) 05:34:08.43 ID:vvjEn8An0

雪歩(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)

雪歩「あっ!携帯!」

雪歩(・・・カバン反対側に置いてた!)

雪歩(うわ~ん!私のバカバカ!)

雪歩「・・・・・・どうしよう」

雪歩(こんな路地裏に来る人なんているのかな・・・)

雪歩(い、いたとしてもこんなところに来るのって・・・)

雪歩(うぅぅ・・・怖いよぉ・・・)


37: 2011/11/03(木) 05:39:34.96 ID:vvjEn8An0

「大丈夫ですか?」

雪歩(ひっ!?)

「あの~・・・?」

雪歩「ぁ・・・ぁ・・・」

雪歩(ど、どうしよう!怖くて声が出ないよ!?助けて!真ちゃん!)

「もしかして・・・はまってます?」

雪歩「っ!?」

バタバタ

「みたいですね。じゃあこちらから引っ張りますけどよろしいですか?」

雪歩(え?え!?引っ張る?引っ張るの?お、男の人・・・だよね、声からして)

雪歩(や、やだ!怖い!怖い!怖いよ!やだ!やだよ!)

38: 2011/11/03(木) 05:46:28.99 ID:vvjEn8An0

バタバタバタバタ

「あ、暴れないでください!?」

雪歩(きゃー!きゃー!)ゲシッゲシッ

「痛っ!蹴らないで!蹴らないでください!」ガシッ

雪歩(ひっ!?)

雪歩(お、男の人に触られてる・・・触られてる触られてる触られてる触られてる触られてる触られてる)

雪歩「い・・・」

「はい?」

雪歩「いやあああああぁぁぁぁぁぁ!!」


39: 2011/11/03(木) 05:52:53.14 ID:vvjEn8An0

「そ、そんな大きな声で悲鳴なんて・・・」

\ナニイマノコエ/\コッチノホウカラキコエタワヨ/

「あわわわわ・・・」

雪歩「いやぁ!いやぁ!離して!離してくださぁい!」

\ケイサツヨンダホウガイイカシラ/

「そ、その声!?雪歩か!?」

雪歩「いやぁ・・・・・・へ?」

雪歩(何でこの人、私の名前・・・)

「とりあえず引っ張りだすから!息をおもいっきり吐いとけ!」

雪歩「は、はい!・・・すぅぅぅ!」

「吸うな!逆だ逆!」


40: 2011/11/03(木) 05:58:58.51 ID:vvjEn8An0

雪歩「ご、ごめんなさい!・・・ふぅぅぅ!」

「よし!じゃあいくぞ!1!2!3!」グイッ

スポン!

雪歩「あ・・・抜けた・・・」

P「ふぅ・・・なんとか抜けたな・・・」

雪歩「プ、プロデューサー!?どうして!」

P「いや、たまたまだよ。仕事の用事で来たんだけど」

P「ふと路地裏を見たらなにかが蠢いてたから気になってな」

雪歩「蠢くって・・・」

P「まったく・・・あんなに蹴らなくてもいいじゃないか」

雪歩「あ・・・ご、ごめんなさい」

41: 2011/11/03(木) 06:07:11.11 ID:vvjEn8An0

雪歩「わ、私・・・知らない男の人が来たのかと思って・・・怖くて・・・」

P「そっか・・・悪かったな」ポムポム

雪歩「いえ・・・プロデューサーは・・・悪くないです」

P「まぁ、たしかに。いきなり名乗りながら来られてもな・・・」

P「雪歩が俺のことに気が付かないのも当然だ、うん」

P「だから・・・」

\ナニ?ナニガアッタノ?/\ボウコウ?ユウカイ?/

P「この状況なんとかしてくれないか?」

雪歩「え?」

警察「そこの男の方、少しお話聞かせていただいてもよろしいですか?」

P「・・・・・・え?」

43: 2011/11/03(木) 06:12:06.29 ID:vvjEn8An0

―――事務所

小鳥「あはははははっ!」

P「ちょっ、笑いすぎですよ!小鳥さん!」

小鳥「す、すみません・・・そんなことがあったんですか・・・ぷふっ」

P「制服にいたずらしてやろうか?」

雪歩「すみません、プロデューサー・・・私があんな大声出さなければ・・・」

P「いや・・・対処法としては間違ってないさ。俺も軽率すぎたんだし」

雪歩「でも・・・」

P「『でも』は禁止って真に聞いたけど」

雪歩「あぅぅ・・・」

44: 2011/11/03(木) 06:18:50.15 ID:vvjEn8An0

P「まぁ、これに懲りてもうあんな穴には入るなよ」

雪歩「・・・はい」

P「雪歩は自分で掘った穴に埋まらないと」

雪歩「・・・へ?」

P「そっちの方が雪歩らしいだろう。失敗して、穴を掘って、埋まって、助けられるってパターンで」

雪歩「あうあう・・・」

P「いつかは治ってくれるといいけどな。でもそれはもっと時間がかかりそうだし」

雪歩「ぅぅぅ・・・」

P「ゆっくり自信を付けていこう。な、雪歩」

雪歩「は、はい」


45: 2011/11/03(木) 06:23:54.42 ID:vvjEn8An0

―――後日

真「おっはようございま~す!」

雪歩「穴掘って埋まってますぅ!」ダッ

真「うわっ!雪歩!?」

P「あはは・・・」

真「今日はどうしたんですか?」

P「いやな。どうやらお茶葉を間違えたみたいでさ」

真「それだけでですか?」

P「いいお茶を用意したかったみたいだ。またすまないが行ってきてくれるか?真」

真「わかりました」


46: 2011/11/03(木) 06:28:37.39 ID:vvjEn8An0

―――公園

雪歩「ぅぅぅ・・・せっかくお詫びにって思ったのに・・・」

雪歩「また失敗しちゃったよぅ・・・」

雪歩「やっぱり私はダメダメです・・・」

真「今日は1メートル50センチってところかな?」

雪歩「真ちゃん!?」

真「今日は浅いんだね。どうしたの?」

雪歩「うん」


雪歩「少しずつでも進まなきゃと思って」


―――おしまい♪

54: 2011/11/03(木) 06:44:06.24 ID:vvjEn8An0

―――事務所

小鳥「はい。その件ですね・・・」

律子「今回の企画はそちらにも・・・」

P「はい。はい。よろしくお願いします。では失礼します」

ガチャン

P「ふぅ~・・・なんだかここ最近忙しいな」

律子「しょうがないですよ、IGが近いんですから」

P「I・・・G・・・?」

律子「・・・まさかとは思いますけど・・・IG・・・知ってますよね?」

P「しししし、知ってるに決まってるじゃないですか!?IGでしょ?IG・・・」

律子「間違ってたら夜はプロデューサーの奢りで」

P「すいません。知りません。教えてください」


55: 2011/11/03(木) 06:51:12.78 ID:vvjEn8An0

律子「はぁ・・・IG、アイドルグランプリ。1年に一度、全国のアイドルが集まりNo.1を決める催し物ですよ」

律子「ユニットの規定はありませんが基本的に事務所にいるアイドルを全部まとめるところが多いですね」

P「なるほど・・・で、こんなに忙しいのは?」

律子「少しでも認知度をあげるためです。それくらいわかってください」

P「ごめんなさい・・・で、765プロはどんな感じで参加するんだ?」

律子「まぁ、竜宮小町は竜宮小町で出ますから、あとはプロデューサーにおまかせします」


56: 2011/11/03(木) 06:56:39.94 ID:vvjEn8An0

P「はぁ?俺が全員分やるのか?」

律子「いいじゃないですか。エントリーは今月末ですからそれまでに決めてくださいね」

P「お、おい!」

小鳥「大変ですね」

P「軽く他人事のように聞こえる・・・」

小鳥「ぴよっ!そんなことはないですよ」

P「はぁ・・・どんなユニットにすればいいんだよ・・・」

小鳥「ユニットの作り方としては、ソロ、デュオ、トリオなど人数の制限はありませんしプロデューサーさんの好みで」

P「責任重大だろ」

57: 2011/11/03(木) 07:00:31.67 ID:vvjEn8An0

社長「あ、キミ。ちょっといいかな」

P「あ、はい。社長、なんでしょうか」

社長「あとで律子くんと一緒に社長室に来てほしいのだが」

P「はい、わかりました」

社長「うん、では待っているよ」

「・・・・・・・・・・・・」

小鳥「なんか深刻そうでしたね」

P「ええ、なにかあったんでしょうか」

P「ちょっと俺、律子呼んできます」

小鳥「はい」

59: 2011/11/03(木) 07:08:48.57 ID:vvjEn8An0

―――社長室

社長「君たちに来てもらったのはほかでもない」

社長「今朝、こんなものが届いてね」

律子「読んでも?」

社長「ああ」

『どうも765プロの諸君。さて、今年ももうすぐIGの季節だ。まぁ、今年はうちのジュピターが鮮やかにグランプリをいただくだろうがね』
『それといってはなんだが今度961プロ主催のフェスをすることになってね。もしよかったらそちらの雑魚ユニットも参加させてやろうと思い誘っている』
『返事はなるべくはやくいただきたいね。なんせ私は観光で忙しいからな!はははははっ! 黒井』


61: 2011/11/03(木) 07:15:01.60 ID:vvjEn8An0

律子「・・・罠ですね」

P「罠だな」

社長「罠なのだろう」

社長「しかし、この挑戦を受けないとやつはどんな悪評を流すかわかったものではない」

律子「・・・それで私たちは?」

社長「フェスに参加してほしい」

P「正気ですか!?」

律子「いえ、これしか選択肢はないでしょう。行かずに悪評を流されたら弁解のしようもない」

社長「うん、心苦しいではあるが頼めるかな?」

律子「はい!」

P「・・・わかりました」


62: 2011/11/03(木) 07:19:14.59 ID:vvjEn8An0

P「・・・・・・はぁ」

律子「どうしたんですか?さっきから」

P「だってさ、律子。負けが決まってるようなフェスなんだろ?そりゃ、気も滅入るだろ」

律子「あら、プロデューサーは負ける気で行くんですか?」

P「え?」

律子「私は勝ちに行きますよ。どんな手を使われたって彼女達ならやってくれるわ!」

P「そっか・・・」

律子「プロデューサーはまず誰を連れていくか決めないとですけどね」

P「・・・そこからか」


63: 2011/11/03(木) 07:24:45.52 ID:vvjEn8An0

P「・・・誰を連れていくかな」

美希「ハニー!おはよう!」

P「どうしよっかな・・・。メンタルが強くないといけないし」

美希「ハニー?」

P「勝ちに行くならやっぱり実力も・・・」

美希「ハニー!!」

P「うわっ!美希、いたのか・・・」

美希「さっきからいたの。どうしたの?変な顔して」

P「変な顔て・・・」

美希「間違えたの。困った顔して」

P「ちょっとな・・・今度のフェスに誰を参加させるか迷ってるんだ」


64: 2011/11/03(木) 07:28:32.08 ID:vvjEn8An0

美希「フェス!?ミキ出たいの!」

P「美希かぁ・・・」

美希「出たいの出たいの出たいの出たいの出たいの出たいの!!」

P「わ、わかったよ」

美希「ハニー、ありがとなの!」

P「でも美希だけじゃ心細いし千早も連れていこう」

美希「千早さんも出るんだね。ミキ楽しみだな」

P「どんな結果でもへこまないでくれよ?」

美希「?」


68: 2011/11/03(木) 07:34:30.67 ID:vvjEn8An0

千早「おはようございます、プロデューサー」

P「おはよう、千早。悪いんだが今度の週末フェスに参加してほしい」

千早「フェスに参加するのが嫌なんですか?」

P「普通のフェスなら大歓迎なんだがな。今回はそういうわけにはいかないんだ」

P「主催が961プロだからな」

千早「961って・・・あの・・・」

P「ああ、社長のライバルにして勝つために手段を選ばない男がいるところだ」

69: 2011/11/03(木) 07:38:39.11 ID:vvjEn8An0

千早「そんなフェスに参加してなにか意味が・・・?」

P「参加しないと余計悪い方向に進みそうだからな。それに出るからには勝ちにいく。だから千早、お前に頼んでるんだ」

千早「勝つために・・・私を・・・」

美希「千早さん、よろしくなの」

千早「美希?」

P「美希も一緒に参加する。押し切られた感じだけどな」

美希「ぶ~、ハニー。なんか刺を感じるの」

P「言葉のあやだよ」

70: 2011/11/03(木) 07:42:51.74 ID:vvjEn8An0

P「あとは律子が竜宮小町を連れてくる。メインは任せて大丈夫だろう」

千早「では私たちの役割はサポートですね」

美希「ミキもメインで歌いたいの~」

P「一応曲は持っていくよ。何かあったときのためにな」

千早「何もないのが一番なんですけどね」

P「そうだな」


71: 2011/11/03(木) 07:46:35.65 ID:vvjEn8An0

―――フェス当日

律子「おはようございます」

P「おはよう、律子。どうだ?竜宮の状態は」

律子「バッチリですよ!今日のために念入りに準備してきました」

P「そうか、なら安心だな」

律子「ええ、千早、美希。サポートはお願いね」

千早「わかりました」

美希「つまんないの~」ブー

P「こら、美希」


72: 2011/11/03(木) 07:51:39.82 ID:vvjEn8An0

律子「まぁ、美希ならそういうとは思ったけど」

P「・・・そろそろ開場時間だな。律子、俺ちょっと客席の様子見てくるな」

律子「はい、お願いします」


P「今のところは順調だ。黒井社長のトラップと思えるものもない」

P「このまま正々堂々と・・・なんて生易しいことはないんだろうな」

「正々堂々じゃないのはどっちだよ」

P「え?」


75: 2011/11/03(木) 07:56:25.34 ID:vvjEn8An0

「765プロがいくら卑怯な手を使ってこようが俺は負けねぇよ!」

P「お前は確か・・・ジュピターの・・・」

冬馬「天ケ瀬冬馬だ!765プロってのはアイドルの名前も覚えねぇのかよ!」

P「どういうことだ?卑怯な手って?」

冬馬「自分の胸に聞いてみな!とにかく俺たちは負けないからな!」

P「行っちまった・・・なんだったんだ?いったい」

P「っと・・・そんなことより客席は・・・」

P「・・・・・・・・な」

P「なんだよこれ!?」

76: 2011/11/03(木) 08:02:32.12 ID:vvjEn8An0

律子「えっ!?観客がみんな女性!?」

P「そうだ・・・やられたな・・・。客の目当ては殆どがジュピターってことだ」

亜美「それってお客さんみんなが亜美たちに興味ないってこと?」

あずさ「それは困ったわねぇ・・・」

千早「まさかこんな方法で来るなんて・・・」

伊織「・・・・・・関係ないわ」

律子「伊織?」

伊織「観客が全員女だろうと私たちなら振り向かせられる!そうでしょ?律子」

77: 2011/11/03(木) 08:05:59.67 ID:vvjEn8An0

律子「・・・そうね。私たちが弱気になってどうするのよ!」

律子「いくら空気がアウェイでもそれをホームに変えるのが私たちよ!」

亜美「おっけおっけ~☆」

あずさ「最年長として頑張りますね」

伊織「行くわよ!竜宮小町!」

『おー!』

美希「なんかかっこいいの・・・」

千早「私も・・・いつか・・・」


78: 2011/11/03(木) 08:15:12.63 ID:vvjEn8An0

実況「どうもみなさんこんにちわ~!今回のフェスは961プロVS765プロ 果たして軍配はどちらにあがるのか」

実況「それでは、アイドルファイト!レディ~ゴ~!」


伊織「なんて実況なのよ」

亜美「アイドルファイト~☆」

あずさ「あらあら」

伊織「じゃあ先手必勝!行くわよ!『SMOKY THRILL』」

―――知らぬが仏 ほっとけない

―――くちびるポーカーフェイス

―――Yo灯台 もと暗しDo you know

―――噂の Funky girl

79: 2011/11/03(木) 08:23:50.83 ID:vvjEn8An0

P「いつも以上のいい入りだな」

律子「ええ。いっぱい練習しましたから・・・でも・・・」

\ジュピターマダー/\ゼンザハイイカラサ/

P「やっぱり芳しくないな・・・」

律子「あの子たちもわかってるんでしょうけどね」


―――さすらうペテン師の青い吐息Ah

伊織(思ったよりつらい・・・だけど負けないわよ!)

―――手がかりにI wanna恋泥棒Oh

―――射止めるなら覚悟に酔いどれ

「ははっ!なかなかやるねあの子たち」

「ま、僕達ならもっとすごいけどね」

冬馬「いくぜ!『恋をはじめよう』」

80: 2011/11/03(木) 08:30:35.09 ID:vvjEn8An0

―――『愛してる』『愛してる』

―――いつか未来で

―――ボクは君に誓うから

―――GET YOU!!

―――行こう!さあ行ける!!どんな今日でも

―――ふたりならば恋をはじめよう

\キャァァァァァァァァ/\ジュピタァァァァァァァ/\トウマクゥゥゥゥン/
\ホクトォォォォ/\ショウタクゥゥゥゥン/


P「なっ・・・なんだこれ!?」

律子「くっ・・・ここまでとは・・・」


82: 2011/11/03(木) 08:37:03.43 ID:vvjEn8An0

伊織(な、なによなによ!なんなのよ!これ!)

伊織(私たちだって負けてられないのよ!)

―――女は 浴びれば風来坊

―――持て余す涙

―――噂をすれば影が差・・・

伊織「っ!?」グギッ

バタン!

亜美「いおりん!?」

あずさ「伊織ちゃん!?」
伊織「くっ・・・痛っ・・・!」

\ナンカコケテルンデスケド/\チョーウケルー/


P「律子!」

律子「わかってます!あずささん!一旦戻って!」


83: 2011/11/03(木) 08:40:56.79 ID:vvjEn8An0

あずさ「伊織ちゃん。一旦下がりましょう」

伊織「何言ってんの!私はまだ!」

亜美「ダメだよいおりん。無理しても勝てないよ・・・」

伊織「無理なんか・・・してないわよ・・・」

あずさ「痛いんでしょ?ここは一度下がって」

伊織「嫌よ!」

あずさ「伊織ちゃん!!」

伊織「っ!?」

あずさ「お願いだから・・・ね?」

伊織「・・・・・・わ、わかったわよ」


84: 2011/11/03(木) 08:47:39.15 ID:vvjEn8An0

実況「おっと~!765プロの竜宮小町にアクシデント!大丈夫かぁ!」

北斗「う~ん、怪我してないといいんだけど」

翔太「そうなると今回のフェスは僕達の勝ち?」

冬馬「ちっ!逃げやがって!」


律子「伊織!大丈夫!?」

伊織「・・・・・・ごめんなさい。焦りすぎたわ」

律子「足、捻ったの?」

伊織「そうみたい・・・痛っ!」

律子「これはかなりの重傷ね・・・プロデューサー」

P「はい?」

律子「この場はお任せします。私は伊織を病院に連れていきますから」

伊織「なに言ってんの!私は・・・」

P「わかった」


86: 2011/11/03(木) 08:52:37.90 ID:vvjEn8An0

伊織「ちょっと・・・アンタまで!」

P「伊織・・・ここで無理して怪我が悪化してIGに支障をきたしたらどうする。俺たちの戦いの場所はここじゃない」

伊織「・・・・・・わかったわよ」

P「ありがとう、伊織」

美希「ハニー」

P「ん?どうした、美希」

美希「ミキが行くね」

P「っ!?」

美希「曲お願いなの」

P「勝算はあるのか?」

美希「わからない・・・でもやらなきゃ」

P「わかった。行ってこい」

87: 2011/11/03(木) 09:00:43.17 ID:vvjEn8An0

実況「おっと765陣営が出てきました。これは星井美希でしょうか」

翔太「あら?まだやるんだ」

北斗「あの子、可愛いね」

冬馬「へっ!誰が相手でもかまわねぇよ!」


美希「・・・・・・『relations』」


―――夜のショーウィンドウに

―――アナタの後ろ姿を見た


P「そうか!女性には女性目線の歌!」

P「もしかしたら・・・いけるかも!」


―――人波がスチルのように

―――私も不意に立ち止まるの


88: 2011/11/03(木) 09:06:14.72 ID:vvjEn8An0

\ナンダロウコノキョク/\ナンカヒキコマレルネ/

―――「べつに」なんて言わないで

―――「ちがう」って言って

―――言い訳なんか聞きたくないわ

―――胸が張り裂けそうで

実況「765プロ!ここにきて会場の空気を変えた!」

実況「まさに奇跡!」


―――どこか遠くへ連れていって


89: 2011/11/03(木) 09:10:16.61 ID:vvjEn8An0

―――壊れるくらいに

―――愛して


美希「はぁ・・・はぁ・・・」

\キャァァァ/\モットキキタァァァイ/

P「よくやった!美希!戻ってこい!」


美希「はぁ・・・はぁ・・・」


P「美希?どうした?」


美希「・・・・・・すぅ」

―――ねぇ消えてしまっても探してくれますか?

P「美希!?二曲続けてなんて!」

90: 2011/11/03(木) 09:17:17.87 ID:vvjEn8An0

冬馬「やらせねぇ!行くぞ『Alice of Guilty』」

―――嘘の言葉が溢れ

―――嘘の時間を刻む

―――街は歪んだLabyrinth

―――君を見失う

―――『Alice・・・・・・』

\キャァァァァァァァァ/\キャァァァァァァァァ/

P「ジュピターも巻き返してきたか・・・」

―――ズキズキズキ 痛い

―――ドキドキドキ 鼓動が体伝わる


91: 2011/11/03(木) 09:23:25.21 ID:vvjEn8An0

―――あなたと離れてしまうと
―――声の届かない迷路を越えて

―――もう踊れない
―――手を伸ばせたら

―――ほらね 糸がほつれそうになる
―――罪と罰をすべて受け入れて

―――心が壊れそうだよ
―――今 君の・・・・・裁きで


\キャァァァァァァァァ/\キャァァァァァァァァ/\キャァァァァァァァァ/\キャァァァァァァァァ/

美希「はぁ・・・はぁ・・・」

美希「はぁ・・・はぁ・・・」

千早「よくやったわ、美希」

美希「千早・・・さん・・・」

千早「ここからは、私の出番よ」


92: 2011/11/03(木) 09:28:00.48 ID:vvjEn8An0

北斗「まだ出てくるんだね。可愛いからいいけどさ」

翔太「冬馬くん、僕疲れたよ」

冬馬「二人は休んでろ。ここは俺がやる」

翔太「え?いいの?やったー」

北斗「じゃあまかせるよ、冬馬」

冬馬「ああ」


千早「竜宮小町と美希の思いを受けて・・・『目が合う瞬間』」

94: 2011/11/03(木) 09:34:31.52 ID:vvjEn8An0

美希「ハニー・・・美希やったよ・・・」

P「まったく無茶しやがって」

美希「えへへ・・・」

P「でも、よくやったよ」

黒井「確かに屑事務所にしては頑張ったほうだな」

P「あなたは・・・961プロの・・・」

黒井「いかにも。だがしかしこのフェスは貴様等がどうあがこうがジュピターの勝ちは決まっているのだがな」

P「やはりなにかしていたのか」


95: 2011/11/03(木) 09:39:29.60 ID:vvjEn8An0

黒井「ふん!結果を見て精々吠えればいい!では私は忙しいのでね、アデュー」

P「・・・・・・なにがアデューだよ」

美希「全然・・・かっこよくないの・・・」

P「だな」

―――少しだけ このまま瞳

―――そらさないで


P「千早も歌い切ったみたいだ」

美希「さすが・・・千早さんなの・・・」


98: 2011/11/03(木) 09:45:35.12 ID:vvjEn8An0

実況「さあ!これにて今回のフェスは終了!結果は・・・」

実況「765プロ 42ポイント、961プロ 58ポイントで961プロの勝利!」


\キャァァァァァァァァ/\ジュピタァァァァァァァ/

冬馬「当たり前だぜ!」


千早「すみません、プロデューサー。私の力が足らず・・・」

P「いや、このアウェイでここまでのポイントを取れれば十分だ。よくやった、千早」

美希「ハニー、ミキも誉めて~」

P「お前はさっき誉めただろ?ま、いいか。よくやった、美希」

美希「へへへ・・・」

100: 2011/11/03(木) 09:48:59.35 ID:vvjEn8An0

―――事務所

社長「今回はよくやってくれた。すまなかったね、つらい思いをさせてしまって」

P「いえ、おかげで今の実力がわかりました」

社長「そうか、では引き続きIGに向けて精進してくれたまえ」

P「はい!」


102: 2011/11/03(木) 09:53:41.33 ID:vvjEn8An0

小鳥「お疲れ様です、プロデューサーさん」

P「あ、ありがとうございます」

小鳥「大変だったみたいですね」

P「はい、色々とありまして。でもおかげでユニットがうまく分けられそうです」

小鳥「ぴよっ!それはよかったです!」

P「なのでみんなを集めてもらってもいいですか?」

小鳥「はい、わかりました」


104: 2011/11/03(木) 09:58:42.61 ID:vvjEn8An0

真美「ねぇ、兄ちゃん。みんなを集めてなんかするの?かくれんぼ?」

P「違うぞ、真美。これからIGでのユニットを発表する。その後は各ユニットで練習に励んでくれ」

『はい!』

P「ではまず一組目・・・竜宮小町。メンバーは水瀬伊織、三浦あずさ、双海亜美」

伊織「この間の借りは絶対晴らすんだから」

あずさ「頑張りましょうね、みんな」

亜美「亜美、イケイケでやっちゃうもんね~!」


107: 2011/11/03(木) 10:05:32.02 ID:vvjEn8An0

P「そして二組目・・・プロジェクトフェアリー。メンバーは星井美希、我那覇響、四条貴音」

美希「ミキ頑張るの!グランプリ取ったらデートしてね、ハニー!」

響「自分絶対一位になるぞ!自分達は完璧さ!」

貴音「ふふっ・・・何かいい雰囲気のユニットですね」

P「三組目・・・ANJEL☆STAR。メンバーは菊池真、萩原雪歩」

真「へへっ!見ててくださいプロデューサー!きっとグランプリ取ってみせます!」

雪歩「真ちゃんと同じユニット・・・一生懸命がんばります!」


108: 2011/11/03(木) 10:11:42.25 ID:vvjEn8An0

P「四組目・・・カラフルポップ。メンバーは天海春香、双海真美、高槻やよい」

春香「うわぁ~なんか今からドキドキしてきたよ~」

真美「はるるん、やよいっち、よろしくね☆」

やよい「うっうー!二人ともよろしくお願いします!」

P「そして最後、五組目・・・ソロ、如月千早」

千早「・・・・・・はい!」


―――to be continued

109: 2011/11/03(木) 10:13:10.18 ID:LYAgGC3V0
続くのか、乙!

112: 2011/11/03(木) 10:16:26.70 ID:vvjEn8An0
いや~、途中で数回寝落ちしかけた
今回のIG編はいつも通りの一本がおわったあとにって感じで書いてこうと思う
読んでくれた人おつおつ→

引用: 雪歩「穴があったら入りたい・・・ですぅ」