1: 2009/09/10(木) 04:29:54.85 ID:0+TEZ2Zy0
部室

ガラガラ

梓「こんにちわぁ…ってまだ誰も来てないのか」

梓「ん?」

梓『何で律先輩のジャージがこんなところに…』

梓『…体育の時、いつもココで着替えたりしてるのかな?』

梓「もう、しょうがないなぁ…えぇっと、ジャージバッグは…と」
けいおん!Shuffle 3巻 (まんがタイムKRコミックス)

2: 2009/09/10(木) 04:30:38.17 ID:0+TEZ2Zy0
梓『…律先輩の着てたジャージ、さっきまで…着てた…ジャージ』

モフッ

梓「…はぁ…律先輩…」

梓『駄目、私…律先輩のジャージで…しかも部室でなんて…』

梓「んっ…り、律先輩っ…」


ガラ

律「おー、梓来てたのか…って…」

梓「!!!」

7: 2009/09/10(木) 04:34:40.20 ID:0+TEZ2Zy0
律「あ…梓?何やってんだ、お前」

梓「え…あ、…え、っと…いや」

律「…ちょ…ちょっとトイレ行って来るわ!」

梓「あ、律先輩待ってください!」

バタバタ

梓『…見られた…律先輩のジャージでしてるとこ…しかも本人に…』

8: 2009/09/10(木) 04:38:19.50 ID:0+TEZ2Zy0
梓『私は…最悪だ!』

フラフラ、ペタン

梓「もう終わった…何もかも…」

澪「お、梓じゃないか…何してんだ?廊下で尻餅ついて」

唯「あずにゃん!どしたの?気分でも悪いの?」

梓『…タイミング悪い』

梓『と…にかく、律先輩を探さないと!』

タタッ

唯「あずにゃん!」

澪「あ、おい、梓待て!」

9: 2009/09/10(木) 04:41:57.76 ID:0+TEZ2Zy0
トイレ

律『えっと…待って、コレどういう状況?』

律『部室に入ったら、梓がいて、それで』

律『私のジャージを顔に押し付けながら…』

律「あれって、やっぱオナ…」

カァァ

律『…梓が私のジャージで…!?』

律「うぉぉぉぉぉ、なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」

12: 2009/09/10(木) 04:47:03.11 ID:0+TEZ2Zy0
「うぉぉぉぉぉ、なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」

梓「あっ!」

梓『トイレから律先輩の声!』

バタン

梓「…律、先輩…」

律「うぉ!あ…あ、梓!ど…どど、どしたコンなトコロデ?」

梓「あの…その、ですね…ついさっき先輩が見た光景は…その…」

律「あ、えっと…いや、あっ、ははははははは」

梓「?」

律「梓も、健全な、女の子、だもんな、あはははは、アレくらい、どうって事、ないさ」

梓『…ジャージの事は…気付いてない?』

13: 2009/09/10(木) 04:51:50.70 ID:0+TEZ2Zy0
バタン

唯「あーずにゃぁん…あ、りっちゃん!」

梓律『タイミング悪っ!』

唯「ん、どしたの?二人して」

唯「りっちゃん、顔赤いよ?…あずにゃん…うぉ!どして泣いてるの?」

梓「…うっ…ふぇ…」

律「ち、ちょっ…梓」

梓「う…うわぁぁぁぁん」

唯「あ、あずにゃん!?」

律『ヤバイぞ、泣き出すとは…』

律「…っちょ、唯、梓と二人きりにさせてくれないか?」

唯「え…あ、うん!」

タタッ

バタン

20: 2009/09/10(木) 04:59:09.96 ID:0+TEZ2Zy0
梓「うわぁぁぁぁぁん、律、先輩、ごめんなさいですぅぅぅぅ」

律「あ、梓…一先ずトイレから出よう、な?」

パタン

梓「り、律、先輩…私、私…ふぇ、ぐす」

律「あぁあぁ、分かったから」

梓「分かって欲しくないですぅぅぅぅぅ」

律『…そうだよな!』

律「いや、まぁ…私の、ジャージ…だよなぁ?あれ…そう、だよなぁ」

梓「律先輩…嫌わ、ないで…下さい…ふぇ」

梓「私、先輩が…好き、だから…その、ぐす…でも、女、同士…だから」

律「あぁあぁ、分かっ…って今何と!?」

梓「先輩が、好きなんですぅぅぅぅ、うわぁぁぁぁぁん」

律『ナニコレ、どういう展開!?』



紬『うぉっっっしゃぁぁぁぁぁ!』

24: 2009/09/10(木) 05:02:54.71 ID:0+TEZ2Zy0
部室

唯「あずにゃん…泣いてたなぁ」

澪「何かあったのか?律のヤツ…まさか梓を泣かせる様な事を…」

澪「…ちょっと私、行って来る!」

唯「あ、待って!もうムギちゃんが行ってるよ」

澪「え、ムギが?」

唯「うん、さっきすれ違ったの」

唯「事情を説明したら、目キラキラさせて飛んでいっちゃった」

澪「…ムギ」

28: 2009/09/10(木) 05:06:58.83 ID:0+TEZ2Zy0
律「梓、まず落ち着こう、な?」

梓「今、は、落ち着いていられる…状況じゃ、ふぇ、ないですぅぅぅぅ」

ポコポコ

律「うわぁ!分かった、分かったから」

梓「…先輩、私のこと、嫌い、に…なりましたよね…うぅ」

律「いや、あの…だなぁ」

律『コレは言っていいモノなのか…いや、言うなら今しか無いよな』

律「あ…私も、ちょっと…その…嬉しかった…ていうか、何と言うか」

梓「…え?

35: 2009/09/10(木) 05:10:41.05 ID:0+TEZ2Zy0
梓「…え、え?え?…え?」

律「梓が…その、私のジャージで…えっと、その…するのは、嬉しい…っていうか」

律『何言ってんだ、私は!』

梓「…え?」

律『何度も…言わせるな!』

律「だから、その…私も梓のことが好きってこと!」



紬『だらっしゃぁぁぁぁぁ!!!!』

38: 2009/09/10(木) 05:11:45.33 ID:mhF1EawP0
紬wwwwww

41: 2009/09/10(木) 05:16:41.20 ID:0+TEZ2Zy0
梓『律先輩が…私のこと…す、好き?』

梓「…それ、は…本当…ですか?」

律「あぁ」

梓「先輩…うっ」

ブワッ

梓「…うわぁぁぁぁぁぁん!」

律『うぉ!?面倒くさいヤツだな!』

律「分かったから、泣くな!ほら、な?」

ギュッ

梓「ふぇ!え…あ、先輩…」

梓『…抱きしめ、られてる…』

梓『先輩に…抱きしめ、られてる…!?』

梓「先輩…うぅ、ふえぇぇぇぇん///」

律「分かったから、一々泣くな、ほら!いいこいいこしてやるから!」

ナデナデ

42: 2009/09/10(木) 05:20:34.54 ID:0+TEZ2Zy0
梓『あ…駄目、そんな…律先輩がこんなに近くにいるって考えるだけで…』

梓「はっ…ん、あっ」

律『おい…可愛すぎるぞ…』

律「んー?どうした、梓?感じてるのかぁ?」

梓「ば…先輩の…んっ…馬鹿!」

律「なぁ、梓…その…トイレ入らない?」



紬『どわっしゃぁぁぁぁぁ!うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!うぉぉぉぉぉぉぉ!』

53: 2009/09/10(木) 05:27:48.74 ID:0+TEZ2Zy0
部室

唯「二人とも…遅いねぇ」

澪「あぁ、まぁムギが行ったんだし…大丈夫だろ」

澪「…うん、きっと大丈夫…多分」

59: 2009/09/10(木) 05:39:04.22 ID:0+TEZ2Zy0
バタン

唯「うおぉい、りっちゃん、あずにゃん…どこぉ?」

律梓『タイミング悪っ!』

律「梓…」

クチュ、クチュクチュ

梓「あっ!ん…駄目、唯、先輩が…ドアの向こうに、いる」

梓「バレ…ちゃいます…よぅ、あっ、んっ」

律「望むところだぜ!」

梓「はっ、んっ…いや、そこ…」

唯「ん?ムギちゃん?」

唯『うぉ!ムギちゃんが鼻血を出して…倒れてる!?』

唯「待っててね、今澪ちゃん呼んでくるから!」

ダダッ、バタン

64: 2009/09/10(木) 05:49:06.59 ID:0+TEZ2Zy0

律「梓…可愛い…」

梓「先輩…私も大好きです」

律「さっきも聞いた」

梓「私だってさっき聞きました」

律「…これから、本当に私で良いのか?」

梓「…なんて言うと思います?」

65: 2009/09/10(木) 05:52:37.83 ID:0+TEZ2Zy0
律「…良いって言うと思う」

梓「えへへ、当たり前じゃないですか」

律「梓…」

ギュッ

律「これからは、言えばジャージ、いつでも貸してやるからな」

梓「せ…先輩のイジワルぅ…」

律「まぁ、もうジャージなんか無くても、大丈夫だよな?」

梓「…はい///」



紬『一部始終、聞かして貰いましたわ』

紬『これからは二人の行動を要チェックね』

紬『…監視カメラって安いのかしら』

67: 2009/09/10(木) 05:58:12.32 ID:0+TEZ2Zy0
ガチャ

律「うぉ!ムギ!?」

梓「紬先輩、血だらけですよ!?」

バタン

唯「さわ子先生、澪ちゃん、こっちこっち!」

澪「うっ、血…血は駄目だぁ」

ダダッ

さわ子「あら、紬ちゃん!大丈夫?」

紬「…監視カメラって安いのかしら」

さわ子「…これは相当キテるわね…保健室まで運ぶわよ」

唯澪「はいっ!」

ドタバタ

梓「…なんだったんでしょう?」

律「まぁ…全て理解した、後でムギに話して置かないと」

梓「…?」

71: 2009/09/10(木) 06:04:48.68 ID:0+TEZ2Zy0
~次の日~

部室

ガラガラ

梓「こんにちわぁ…って今日も誰もいないのか」

梓「ん?」

梓『…何も見せ付ける様にジャージ、置かなくても』

梓「今日は、ちゃんとバッグにしまってあげます」

73: 2009/09/10(木) 06:05:57.78 ID:0+TEZ2Zy0
梓『…でも…ちょっとだけなら、いいよね?』

モフッ

梓「…律先輩」

梓律「…大好き」

梓『!?』

梓「うわぁっ!」

律「あはは、梓はやっぱりヤラシイな!」

梓「隠れるなんて、卑怯です!先輩の馬鹿!」

ダダッ

律「あ、おい、待て梓!」



紬『うふふふふ』



~fin~

75: 2009/09/10(木) 06:07:37.99 ID:0jhlkI/b0
終わってしまうのか

77: 2009/09/10(木) 06:08:02.12 ID:0+TEZ2Zy0
やっと終わりました
こんな時間なのに、最後まで見てくださって
本当にありがとうございます

ちなみに僕は唯×梓派です

今から寝るのは流石にキツイので
寝ないで、今日の世界史のテストに挑みます
本当にありがとうございました

引用: 梓「んっ…り、律先輩…あっ…」