1: 2011/11/12(土) 23:16:34.68 ID:M6e9V/C10

幼「ほら、これ!!」ピョコン

男「うお、まじか」

幼「どうしよっかどうしよっか!?」

男「と、とりあえず撫でる!!」

幼「うにゃ~ん」



的な感じでおk?
ふらいんぐうぃっち(13) (週刊少年マガジンコミックス)

3: 2011/11/12(土) 23:20:58.70 ID:M6e9V/C10

男「ってか、どうしてはえた」

幼「知らん!! えっへんっ」

男「無い胸を張るな」

幼「小振りが好きなくせに」

男「そんなことよりも、いつからそうなった」

幼「朝起きたらこうなった! ついでに尻尾もあるんだなぁこれが」フリフリ

男「おお、本当だ!」サワサワ

幼「ふええ、くすぐったいぃ」

5: 2011/11/12(土) 23:25:41.01 ID:M6e9V/C10

男「お前は猫なのな!」

幼「前世は猫でした!!」

男「それは本当かっ!?」

幼「嘘です適当に言いました!!」

男「嘘をついた罰だ、尻尾を触らせろ!!」

幼「あうう、あうう」

男「いい肌触りだ、うぇっへっへ」

幼「変態だぁー」

男「気持ちいいんだろ、ここがいいんだろぉ~」

幼「頭を撫でられているほうが……好き」

男「おい、照れるだろうが」

8: 2011/11/12(土) 23:29:59.68 ID:M6e9V/C10

男「んで、どうするんだ?」

幼「今は長期休暇ちゅぅ、家にいればだいじょぉぶ!」

男「部屋に閉じこもるつもりなのか?」

幼「男の部屋は屋根伝いで来るのだ!」

男「うおぉ、猫だ!」

幼「今更気付いたかバカめ」

男「バカって言った人がバカなのだ!」

幼「ふっふっふ、私は猫だ!」

男「んあ、しまった!」

11: 2011/11/12(土) 23:33:31.12 ID:M6e9V/C10

男「しかし、これではデートに行けないな」

幼「え?」

男「実に残念だ!」

幼「ぼ、帽子を被れば大丈夫っ!」

男「お前は帽子を持っているのか?」

幼「ふっふっふ、実はあるのだよ!」

男「そうだったのか!」

幼「さぁデートへ連れて行け!」

男「口は災いのもとか」

幼「さては男、お前そもそもデートするつもりなかったろ」

男「ばれたか」

幼「ばればれだよ」

12: 2011/11/12(土) 23:37:35.46 ID:M6e9V/C10

男「さてと、出かける準備は済んだのか?」

幼「ああ、済んだぞ!」

男「うまい具合にネコミミと帽子を隠しているな!」

幼「実は尻尾が擦れて変な感じ!」

男「尻尾はどこだ?」

幼「背中んとこ!」

男「服の上からなぞってやる!」

幼「わひゃあっ! こら、止めろ!」

男「これはこれで」

幼「変態、変態、変態!!」

男「そろそろ行こう、時間がもったいない」

幼「納得いかない! 謝罪を、謝罪を要求する!!」

15: 2011/11/12(土) 23:39:52.12 ID:M6e9V/C10

男「さてと、どこへ行こうか!」

幼「ノープランなのかにゃ!?」

男「にゃ?」

幼「はっ、気を抜くとつい!」

男「気が抜ければ語尾がにゃになるのかにゃ?」

幼「喧嘩を売っているんだな」

男「いやはやすまない」

幼「解ればよろしい」

男「しかし可愛いぞ」

幼「……うっさいにゃ」

22: 2011/11/12(土) 23:43:10.63 ID:M6e9V/C10

男「ならばまずはオーソドックスに」

幼「ここでまさかのバイク屋さんとは」

男「違うわ、そういう意味ではない」

幼「ふっふっふ、今日もつっこみが冴えているな!」

男「とりあえず映画に行こうか」

幼「それは素晴らしい」

男「ところでどうしてブロック柄の上を歩くんだ、スカートから見えるぞ」

幼「はっ、しまった!」

男「なるほど今日は縞パンか」

幼「見るなばか!」

23: 2011/11/12(土) 23:46:08.35 ID:M6e9V/C10

男「さてさて」

幼「謝罪を、パンツ見た謝罪をしろ」

男「とりあえず何を見ようか」

幼「ラブロマンスが所望する」

男「なるほどバイオ系か」

幼「どうしてそうなった」

男「怖がるお前を見たいから」

幼「なんと」

25: 2011/11/12(土) 23:48:37.98 ID:M6e9V/C10

男「今から映画が始まるぞ」

幼「折角のデートなのに」

男「何か言ったか?」

幼「なんでもない、ばーか」





男「実に楽しかった、お前が」

幼「……にゃぁ」

男「映画の最中、お前に抱きつかれた」

幼「それは言わない約束にしておいて」


28: 2011/11/12(土) 23:50:56.89 ID:M6e9V/C10

男「次はどこへ行こうか」

幼「疲れたから男の家に帰りたい」

男「おいおい、それは冗談か」

幼「猫にびっくりさせた君が悪い」

男「それを言われたら、何も言えない」

幼「それなら家に帰ろうよ、君の布団で眠りたい」

男「猫らしいな」

幼「ふにゃぁ~、あくびが止まらない」

男「おおう、それは可愛いぞ」

幼「可愛いと言われた意味が解らない」

29: 2011/11/12(土) 23:54:18.58 ID:M6e9V/C10

男「ただいま」

幼「おかえり」

男「ここは俺の家だ」

幼「家族みたいなものだし、いいじゃん」

男「それもそうか」

幼「そうだ」

男「ところでこれを見てくれ」

幼「それはまさか」

男「猫じゃらし」

幼「君は私を辱めるつもりだね」

男「そーらそら」

幼「にゃぁん♪」

幼「……くっ、しまった」

31: 2011/11/12(土) 23:56:02.32 ID:M6e9V/C10

幼「男のいいようにされた」

男「人聞きが悪いことを言うな」

幼「いいもん」

男「さて、俺の部屋に行こう」

幼「喉が渇いた」

男「了解した」

幼「私は先に行っておく」

男「リクエストは?」

幼「ミルク!」

男「はいはい」

33: 2011/11/12(土) 23:57:59.76 ID:M6e9V/C10

幼「ん、尻尾を出すか」

幼「ありゃ、服に引っかかってる」

幼「一度脱ぎますか」

幼「よいしょっと」

幼「ふあぁ、解放されたにゃ」

男「なんとそこには上半身裸のお前がいた」

幼「ぎゃあ」

男「さっと取り出す猫じゃらし」

幼「にゃあ♪」

35: 2011/11/13(日) 00:00:06.90 ID:Z26BAa5k0

男「服を着たか?」

幼「着た」

男「そうかそうか、尻尾を出すために脱いだのか」

幼「ぐぬぬ、爪で引っかいてやる」

男「はいはい猫じゃらし」

幼「ひきょうもの!! にゃん」

男「可愛いなぁ」

幼「……くっ」

37: 2011/11/13(日) 00:03:05.20 ID:Z26BAa5k0

幼「尻尾を触られて、パンツを見られて、裸を見られた」

男「気にするな」

幼「私はメスだぞ、気にする」

男「小振りな胸はいいものだ」

幼「今言われても嬉しくない」

男「そんなことよりほら、ミルク」

幼「にゃあん!」

男「え」

幼「あ」

男「盛大に喜んだなお前」

幼「言わないで、恥ずかしいから」

39: 2011/11/13(日) 00:05:21.48 ID:Z26BAa5k0

幼「おいしい」

男「それはよかった」

幼「ん、男のベッドだ」

男「おいおい」

幼「ふかふか、気持ちいい」

男「そうか」

幼「君もおいでよ、ほら」

男「ああ」

幼「うん、暖かい」

男「それはよかった」

41: 2011/11/13(日) 00:06:52.64 ID:Z26BAa5k0

男「猫っていいな」

幼「そうかな」

男「抱きしめてもいいか?」

幼「いいよ」

男「ありがとう」

幼「私は寝るね」

男「いつ起こせばいい?」

幼「起きるときに起きる」

男「はいはい」

幼「うん」

42: 2011/11/13(日) 00:09:23.21 ID:Z26BAa5k0

幼「すーすー」

男「寝たのか」

幼「うん」

男「おい」

幼「寝なくてもいいや、もったいないし」

男「どういうことだ」

幼「なんでもないよ」

男「はいはい」

幼「わひゃあ、首の下を掻かないで」

男「やだ」

幼「んもぅ、ごろごろ」

幼「はっ、これが狙いか!」

男「くっくっく」

45: 2011/11/13(日) 00:12:16.02 ID:Z26BAa5k0

男「それでどうするんだ」

幼「なにが?」

男「いつまでもネコミミじゃだめだろ」

幼「いいじゃん」

男「いいのか」

幼「ニュースでも言ってた、動物耳は最近の奇病らしい」

男「なんと」

幼「しかも女の子限定」

男「良い世になったものだ」

幼「私たち女性には迷惑だ」

男「はいはい」

幼「いきなり撫でるな、気が抜ける……にゃ」


50: 2011/11/13(日) 00:15:12.83 ID:Z26BAa5k0

男「猫でも人でもお前が好きだ」

幼「おおう、初めて告白されちゃった」

男「知ってたくせに」

幼「知ってたぜ」

男「うりうり」

幼「にゃあにゃあ」

男「そんじゃまぁ、寝ますか」

幼「そうしますか」

男「いつまでもいっしょだからな」

幼「わかったにゃ、ご主人様」

男「それは違う」

幼「なんと」




第1部、ネコミミ幼馴染、終わり
第2部、狐耳委員長、始まり

59: 2011/11/13(日) 00:18:16.33 ID:Z26BAa5k0
※男は違う人物です


委員長「どうですか」

男「もっふもふしてそうだ」

委員長「そうでしょう、なんたって3尾ですからね」

男「もふもふしてもいい?」

委員長「だめです」

男「そこをなんとか」

委員長「仕方ないですね、ちょこっとだけですよ」

男「おおう、流石は委員長」

69: 2011/11/13(日) 00:22:35.66 ID:Z26BAa5k0

委員長「どうですか」

男「凄く気持ちいいぞ」

委員長「ところで、変ではないでしょうか」

男「どうして?」

委員長「こんな尻尾と耳のある人間が委員長だなんて」

男「そんなの関係ない」

委員長「流石です、相談した甲斐があるというものです」

男「ああ、任せろ」

75: 2011/11/13(日) 00:25:07.34 ID:Z26BAa5k0

委員長「相談のお礼です、家に来てください」

男「しかしこのもふもふは手放しがにくい」

委員長「いい加減にしないと燃やします」

男「どうやって」

委員長「狐火です」

男「おおう」

委員長「さて行きましょう」

男「あいよ」

77: 2011/11/13(日) 00:27:54.13 ID:Z26BAa5k0

委員長「あと、別に」

男「はい」

委員長「あなたに相談して、お礼に家に招くのは計画した訳ではありませんので」

男「はい」

委員長「勘違いしないで下さい」

男「はい」

委員長「聞いてますか?」

男「そのもふもふを見てました」

委員長「解りました、燃やします」

男「すみません」

委員長「そこまで言うなら、私の家で触らせて差し上げます」

男「早く行きましょう」

委員長「なんだか負に落ちない」

80: 2011/11/13(日) 00:30:35.83 ID:Z26BAa5k0

委員長「ようこそ、いらっしゃいませ」

男「和風な家だ」

委員長「祖母の代から引き継がれています」

男「今日は家族は」

委員長「出かけています」

男「なんと」

委員長「さて、お礼の稲荷寿司を」

男「予想はしていた」

委員長「あと狐うどんもあります」

男「ありがとう」

81: 2011/11/13(日) 00:33:13.37 ID:Z26BAa5k0

委員長「どうですか」

男「美味しいよ」

委員長「そうですか」

男「割烹着が似合っているね」

委員長「お世辞ですね」

男「違うんだけど」

委員長「いいです、私もうどんを頂きます」

男「おお、委員長のメガネが曇っている」

委員長「メガネを外します」

男「それも新鮮だ」

委員長「やっぱりつけておきます」

85: 2011/11/13(日) 00:35:44.00 ID:Z26BAa5k0

男「美味しかった」

委員長「それはよかった」

男「それではさっそくもふもふを」

委員長「はいはい、勝手にしてください」

男「ありがとう」

委員長「いいえ」

男「すごく綺麗な金色」

委員長「3尾ですから」

男「尾の数は重要?」

委員長「狐ですので」

男「なるほど」

87: 2011/11/13(日) 00:39:38.07 ID:Z26BAa5k0

男「もうすっかりと夜中だ」

委員長「では、私の狐火で帰り道を照らして差し上げましょう」

男「それは助かる」

委員長「さようなら」

男「さようなら」





男「こんにちわ」

委員長「はい、こんにちわ」

男「家に帰れないんだが」

委員長「狐火は人を迷わすのでした」

男「先に言え」

委員長「ごめんなさい」

89: 2011/11/13(日) 00:41:45.63 ID:Z26BAa5k0

委員長「では謝罪として、私が一発芸をします」

男「委員長らしからぬ発言だ」

委員長「では見てください」

男「おおう、狐火が綺麗だ」

委員長「狐の技です」

男「幻想的だな」

委員長「八拾を超える狐火です」

男「何気にすごいな」

委員長「委員長ですので」

90: 2011/11/13(日) 00:44:22.55 ID:Z26BAa5k0

男「そんなこんなで」

委員長「すっかり深夜ですね」

男「どうしたものか」

委員長「泊まっていってください」

男「なんと」

委員長「はい」

男「しかし」

委員長「構いません」

男「ではお言葉に甘えて」

委員長「ありがとう御座います」


第2部、狐耳委員長、終わり

94: 2011/11/13(日) 00:49:52.22 ID:Z26BAa5k0

第3部、犬耳後輩、開始


後輩「わん」

先輩「犬か」

後輩「はい、はえました」

先輩「腹減った」

後輩「反応が小さいです、寂しいです」

先輩「飯をくれ」

後輩「くぬ、少し待っていてください」

先輩「あいよ」

96: 2011/11/13(日) 00:52:36.00 ID:Z26BAa5k0

後輩「チャーハンです」

先輩「おう」

後輩「あの」

先輩「なんだ」

後輩「頭を撫でてください」

先輩「何故だ」

後輩「褒められないと頑張った甲斐がありません」

先輩「一理あるな、褒めて使わす」なでなで

後輩「偉そうにされても喜んでしまう悲しみ」ぱたぱた

97: 2011/11/13(日) 00:54:30.66 ID:Z26BAa5k0

先輩「尻尾をふるな、ほこりが舞う」

後輩「はい」

先輩「今は飯を食っている、後で相手してやろう」

後輩「わぁい」

先輩「だから尻尾を振るなと」

後輩「本能には勝てません」

先輩「じゃあ仕方ないか」

後輩「諦めてください」

98: 2011/11/13(日) 00:57:14.27 ID:Z26BAa5k0

先輩「ごちそうさま」

後輩「では出かけましょう」

先輩「家でだらだら」

後輩「犬は散歩が大好きです」

先輩「仕方ない」

後輩「首輪とリードです」

先輩「そんな趣味は俺にはない」

後輩「せめて首輪をさせてください」

先輩「それで妥協してやろう」

103: 2011/11/13(日) 01:03:00.83 ID:Z26BAa5k0

後輩「さて、公園へ行きましょう」

先輩「その前に確認したい」

後輩「なんですか」

先輩「トイレは大丈夫か」

後輩「はい、人としての尊厳は最低限残しています」

先輩「ならばよし」

後輩「草むらで隠れてします」

先輩「今日は家にいよう」

後輩「冗談です、お願いなので外へいきましょう」

104: 2011/11/13(日) 01:05:55.77 ID:Z26BAa5k0

後輩「わぁい、公園です」

先輩「出かけると、たくさんの動物耳がいるな」

後輩「私は犬ですが」

先輩「あっちは猫だ」

後輩「猫は敵です」

先輩「おいおい」

後輩「というのは冗談で、私以外の動物耳を見ないで欲しいです」

先輩「了解した」

後輩「ありがとうございます」

107: 2011/11/13(日) 01:10:46.13 ID:Z26BAa5k0

後輩「さぁ遊びましょう」

先輩「なにして」

後輩「え、ボールとか」

先輩「そんなものはない」

後輩「怒ります」

先輩「何故だ」

後輩「犬とボールは2つで1つ」

先輩「木の棒ではだめか」

後輩「今回はそれで妥協します」

先輩「それで何をするんだ」

後輩「あなたは犬を知らないのですか」

108: 2011/11/13(日) 01:16:28.62 ID:Z26BAa5k0

先輩「では投げるぞ」

後輩「はい」

先輩「とりゃー」

後輩「ぽかーん」

先輩「おいどうした」

後輩「遠くに投げすぎです」

先輩「え」

後輩「あんな距離を往復したらすぐに疲れます」

先輩「我侭だなおい」

後輩「それでも取りに行ってしまう本能には勝てない」

先輩「面倒な本能ですね」

111: 2011/11/13(日) 01:21:55.31 ID:Z26BAa5k0

先輩「ぷはー」

後輩「ぜぇぜぇ」

先輩「お帰り」

後輩「煙草はくさいので、やめてください」

先輩「いいじゃん」

後輩「飼い主の健康は飼い犬の責任」

先輩「そういう関係ではないだろう」

後輩「えー」

先輩「はいはい、そのうちな」

後輩「わぁい」

先輩「おっしゃ、次だ」

後輩「次こそは近場でお願いします」

先輩「任せろ」

後輩「そう言って3回も遠くに投げた、3回も投げた」

113: 2011/11/13(日) 01:27:13.58 ID:Z26BAa5k0

先輩「さとて、そろそろ帰ろうか」

後輩「そうですね」





先輩「しまった、携帯を落とした」

後輩「ありゃ」

先輩「さっき煙草を吸ったときに、ポケットから落ちたのかな」

後輩「任せてください」

先輩「何を」

後輩「先輩の携帯電話、私が見つけてあげます」

116: 2011/11/13(日) 01:30:01.14 ID:Z26BAa5k0

後輩「くんかくんか」

先輩「何をする」

後輩「先輩の匂いを覚えているのです」

先輩「お前は犬か」

後輩「そうですが」

先輩「そうだった」

後輩「もう少しだけ」

先輩「くすぐったいからやめろ」

後輩「そんな、くすん」

先輩「それで大丈夫そうか」

後輩「なんたって犬ですので」

118: 2011/11/13(日) 01:34:22.80 ID:Z26BAa5k0

後輩「公園ですね」

先輩「広いな」

後輩「さぁて、頑張りますか」

先輩「おい四つ這いになるな」

後輩「どうして」

先輩「みっともない、何よりお前が汚れる」

後輩「優しいですね」

先輩「今更気付いたか」

後輩「とっくに知ってました」

先輩「あ、ああ」

後輩「だからこそ頑張って、褒めてもらいます」

先輩「見つけたら撫で撫でしてやるからな」

後輩「俄然やる気が出ました」

120: 2011/11/13(日) 01:39:55.54 ID:Z26BAa5k0

後輩「ん、こっちかな」

先輩「ところで後輩」

後輩「はい」

先輩「お前の携帯をかしてくれ」

後輩「はい」

先輩「ありがと」

後輩「はい」




後輩「うん、匂いがとても近づいてきた」

後輩「こっちかな」

prrrrrrr

先輩「見つけた」

後輩「ひ、酷い」

121: 2011/11/13(日) 01:45:05.24 ID:Z26BAa5k0

後輩「私の努力は一体」

先輩「近くまで探せたから、後は電話の方が早い」

後輩「私が見つけないと褒めて貰えない」

先輩「いや、お前が近くまで探せたからこそ安心して電話を鳴らせた」

後輩「でも見つけたのは先輩です」

先輩「泣くな」

後輩「ふんだ」

先輩「褒めてやるよ、お前は頑張った」

後輩「……」

先輩「ほら」

後輩「……」

先輩「首の下も撫でてやる」

後輩「わひゃあ♪」

122: 2011/11/13(日) 01:46:57.02 ID:Z26BAa5k0

先輩「さて、帰ろうか」

後輩「そうですね」

先輩「今日はこっちに寄っていけ」

後輩「いいんですか」

先輩「飼い犬の面倒を見ないと」

後輩「それって」

先輩「行くぞ」

後輩「待ってください、さっきのって」




第3部、犬耳後輩、終わり

201: 2011/11/13(日) 11:52:55.28 ID:Z26BAa5k0

第4部、ネコミミ幼馴染リターンズ、開始
していいのか悩む

206: 2011/11/13(日) 12:01:21.55 ID:Z26BAa5k0

幼「やぁ」

男「おう」

幼「ミルクもらいにきた」

男「いくらでもやろう」

幼「それは助かる」

男「好きな恋人の頼みだからな」

幼「照れる」

男「俺もだ」

幼「なら言うな、なんてうそですもっと言え」

男「にゃあと鳴けば言ってやろう」

幼「にゃあ」

男「なんと」

209: 2011/11/13(日) 12:03:16.69 ID:Z26BAa5k0

幼「ところで」

男「なんだ」

幼「最近気付いたんだけど、ネコミミが自分で動かせる」

男「おお」

幼「ほらほら」ぴょこぴょこ

男「なんと和む」

幼「尻尾もほら」ふりふり

男「それはすごい、がスカートがめくれているぞ」

幼「うああ」

男「眼福眼福」

幼「今みたのは忘れろぉ」

210: 2011/11/13(日) 12:08:45.01 ID:Z26BAa5k0

男「今日はシルクの白か」

幼「いちいち解説するなばか」

男「ところで、ネコミミになって何かできるようになったのか」

幼「バランス能力が素晴らしくなった」

男「それはすごい」

幼「見せてあげたいくらい」

男「例えば」

幼「2段ベッドの上から降りても、絶対に足から落ちれる」

男「それは当たり前じゃ」

幼「そういえばそうだった」

男「おい」

幼「というのは冗談だよ」

212: 2011/11/13(日) 12:13:44.71 ID:Z26BAa5k0

幼「木登りが速くなった」

男「なるほど、見たい」

幼「嫌だよ」

男「どうしてだ」

幼「だってパンツが見える」

男「そんなもの、見せてしまえ」

幼「なんと」

男「というかもっと見せろ」

幼「変態だぁ」

男「尻尾撫でるぞ」

幼「わひゃあ」

男「すべすべだな」

幼「毎日ブラッシングしてますので」

男「よい心がけじゃ」

214: 2011/11/13(日) 12:18:16.41 ID:Z26BAa5k0

幼「いよっし、木登りすっぞ」

男「おおう」

幼「スパッツはいたから完璧だ」

男「さっそく見せてくれ」

幼「いっくよ」しゅたたた

男「これはすごい」

幼「見ろ、人がゴミのようだ」

男「そこまでは高くないだろう」

幼「ところで問題がある」

男「どうした」

幼「怖くて降りれない」

男「なんとも予想通りだな、おい」

216: 2011/11/13(日) 12:23:17.32 ID:Z26BAa5k0

男「受け止めてやるから落ちて来い」

幼「いよっしゃ」

男「おいおいやる気満々だな」

幼「んなことはない」

男「さぁこい」

幼「よし行くぞ」だっ

男「うお」

幼「うぇっへっへ」

男「何故笑う」

幼「抱きしめることができた」

男「なんと」

幼「しかし恥ずかしい」

男「バカだこいつ」

221: 2011/11/13(日) 12:40:24.33 ID:Z26BAa5k0

男「しかし柔らかいな」

幼「女の子ですので」

男「襲うぞ」

幼「威嚇する」

男「がおー」

幼「しゃー!」

男「うおう、本気で威嚇するなよ」

幼「どう、毛先が立ったでしょ」

男「すごく怖い」

幼「怖がられたことにショックっす」

222: 2011/11/13(日) 12:42:56.93 ID:Z26BAa5k0

男「さてと」

幼「なにかな」

男「わぁこけちゃった」どて

幼「わざとらしい」

男「わざとだ」

幼「でもスパッツはいているから無意味だよ」

男「いいや、綺麗なシルクが見えるよ」

幼「なんと」

男「スパッツが木に引っかかってる」

幼「なんというトラブルか、というか見るなばか」

男「君のためならバカになる」

幼「やだ、かっこわるい」

223: 2011/11/13(日) 12:44:42.47 ID:Z26BAa5k0

男「いたい」

幼「ごめん」

男「爪で引っかかれた」

幼「膿んだりはしないと思うよ」

男「でもいたい、血が出たもん」

幼「くぬぬ、許して欲しい」

男「尻尾と頭を撫でさせまくらせろ、かな」

幼「それで君の気が済むならいいよ」

男「それはまことか」

幼「まことじゃ、男殿」

225: 2011/11/13(日) 12:50:44.39 ID:Z26BAa5k0

男「それでは遠慮なく」

幼「せめて君の部屋でお願いする」

男「了解した」

幼「わひゃあ、いきなり尻尾を掴まないで」

男「せっかくなので」

幼「意味が解らない」

男「好きだぞ幼」

幼「くぬぬ、惚れた弱みか、誤魔化される」

男「うぇっへっへ」

幼「この変態魔人」

男「褒めるなよ」

幼「真正バカ認定者を授けよう」

男「謹んでお断りしよう」

226: 2011/11/13(日) 12:57:31.94 ID:Z26BAa5k0

男「さてさて」

幼「いいよ」

男「とりゃー」

幼「んっ、くすぐったい」

男「しかし素晴らしい肌触り」

幼「尻尾だけじゃなくて頭も撫でろ」

男「もう少しだけ」

幼「頭を撫でられるほうが好き」

男「はいはい」なでなで

幼「んにゃあぁ♪」

男「おおう」

幼「しまった」

227: 2011/11/13(日) 13:02:57.89 ID:Z26BAa5k0

男「和むなぁ」

幼「ですにゃあ」

男「おい、語尾」

幼「もう気にしないにゃ」

男「そっちのほうが可愛いがな」

幼「んにゃ」

男「さとて、お昼寝しますか」

幼「そうするにゃん」


第4部、ネコミミ幼馴染リターンズ、終わり

引用: 幼馴染「ネコミミはえた!!」男「はぁ?」