95: 2016/07/17(日) 00:53:35.87 ID:kGN02+VW0
いろいろなイベントを経て遂に戦車道全国大会前日…
まほ「皆、明日は遂に戦車道全国大会だ」

「「「おーっ!!」」」

まほ「ここで優勝すればどうなると思う?」

「「「黒森峰女学院は10連覇する!!」」」

まほ「そうだ!だから皆、全力で戦おう!そして勝とう!」

「「「おーっ!!」」」

まほ「私からは以上だ、次は副隊長だ」

みほ「ええっ!?聞いてないよ!?」

まほ「いいからいいから」

みほ「え、えっと…」

みほ「明日は遂に戦車道全国大会です」

みほ「一週間ほど前は明日の天気が大雨になるって言っていたけど」

みほ「今みると快晴になるんだって」

みほ「みんなで作ったてるてる坊主のおかげだね!」

「「「いえーい!!!」」」

みほ「だけど無茶して怪我だけはして欲しくないな、だから皆気をつけてね?」

「「「はーい!!!」」」

みほ「じゃあ、明日は勝とう!頑張ろうね!」

「「「おーっ!!」」」

みほ「私からは以上です」

まほ「じゃあ皆、今日はお疲れ様、明日のためにゆっくり休んでくれ!解散!」

「「「お疲れ様でした!」」」

エリカ「お疲れ様でした隊長」

小梅「お疲れ様でした!」

まほ「ああ、二人共お疲れ様」

みほ「もうお姉ちゃん!いきなりはダメだよびっくりしちゃったじゃん!」

まほ「ははは、ごめんごめん」

エリカ「でも、みほらしかったわ」

小梅「そうだね、みほさんならこう言うだろうなって思ってた」

みほ「えへへ…」

まほ「遂に明日は全国大会だ、共に頑張ろう」

エリカ「はい、援護は任せてください」

みほ「私も援護するよ!」

小梅「みほさんは主力でしょ…?」

みほ「うう…」

まほ「大丈夫だ、私とみほが一緒なら最強のチームになれるさ」

エリカ「悔しいけど、その通りよ」

小梅「二人が組んだら絶対誰にも負けないよ!」

みほ「えへへ…うん、頑張るね!」

まほ「よし、今日は気を休めるために一緒にケーキでもどうだ?」

エリカ「是非お供させていただきます!」

小梅「賛成です!」
ガールズ&パンツァー最終章 2025年カレンダー

96: 2016/07/18(月) 00:26:34.90 ID:9RzYam+H0
みほ「…ふふ」

まほ「どうした?」

みほ「いや、前のお姉ちゃんならこんな風に人前で笑ったりしなかっただろうなって」

まほ「そうか?」

エリカ「そうですね、七夕の時に初めて笑顔を見た気がします」

まほ「そ、そんなにか!?」

小梅「初めて見たときはなんか感動しました」

まほ「笑っていたつもりだったんだがな…」

みほ「私の前では笑ってくれたけどね」ドヤッ

エリカ「ぐぬぬ…」

小梅「あはは…」

みほ「ふふ、これからもいっぱい笑おうね?」

まほ「ああ、そうだな」

エリカ「そうね」

小梅「もっと隊長の笑顔見せてくださいね!」

まほ「…///」

みほ「ほら、ケーキ食べにいこっ?」

まほ「ああ」

エリカ「何にしましょうか」

小梅「まだケーキ屋さんについてないのにもう考えるの…?」


ケーキ屋さん
みほ「あ、見て見て、戦車ケーキだって!」

まほ「ふむ…もう少しで全国大会だからっていうことで限定らしい」

エリカ「じゃあこれを食べるしかないですね」

小梅「どれぐらい種類あるんだろうね?」


みほ「あ、Ⅱ号戦車がある!」

まほ「渋いな…おお、パンターF型があるじゃないか!」

エリカ「二人の好きな戦車があるということはシュトゥルムティーガーも…!?」

エリカ「…ない」

小梅「…マウスがある…これにしよ」ボソッ

みほ「すみませーん!」

「はい、ご注文をどうぞ」

みほ「この戦車ケーキで、Ⅱ号戦車と」

まほ「パンターF型と」

エリカ「パンターもう一つ追加で」

小梅「マウスで」

「はい、確認させていただきます」

「戦車ケーキの、Ⅱ号戦車一つとパンターF型二つと、マウス一つでよろしいですか?」

みほ「大丈夫です」

「かしこまりました、すみません、マウスの方、少々お時間頂きますがよろしいでしょうか?」

小梅「はい」

「では少々お待ちくださいませ」

97: 2016/07/18(月) 22:10:24.34 ID:9RzYam+H0
みほ「マウスなんてあるんだ…どこにあるの?」

小梅「ここに書いてあるよ」

まほ「ふむ…」

エリカ「これ…全部食べられるの?」

小梅「どうだろうね…」

エリカ「なんで頼んだのよ!?」

小梅「なんか…頼まないといけない感じがして…」

エリカ「なによそれ…」

みほ「おいしそう、ちょっと分けて?私のもあげるから」

小梅「いいよ♪」

まほ「私もほしい」

小梅「もちろんです、みんなで食べましょう!」

エリカ「…全部食べれるのかな…」


「おまたせしました、Ⅱ号戦車ケーキとパンターF型ケーキ二つです」

みほ「わぁ、おいしそうっ」

まほ「なかなか凝ってるな…」

エリカ「なんか食べるのもったいないですね…」

「マウスの方はもう少しお待ちください」

小梅「はーい」

みほ「はい、小梅さんあーん」

小梅「あ、あーん」

みほ「おいしい?」

小梅「うん、甘くておいしい」

まほ「小梅、あーん」

小梅「隊長まで…あーん」

まほ「どうだ?」

小梅「うん、キャラメルの香ばしい香りがあって美味しいです」

エリカ「羨ましい…」

みほ「ほらエリカさん、あーん」

エリカ「あ、あーん…///」

みほ「ふふっ」

エリカ「な、なによっ///」

みほ「なんでもないよっ」

まほ「エリカ、ほらあーん」

エリカ「いただきます!あーん」

まほ「ふふ…」

エリカ「なんで隊長まで笑うんですか…」

まほ「なんでもないぞ」

エリカ「もうっ!」

小梅「あはは」

「大変お待たせしました、マウスケーキです」


98: 2016/07/19(火) 03:03:35.51 ID:cRN5XJvF0
みほ「えっと…」

まほ「これは…」

エリカ「食べ物なの…?」

小梅「わぁおいしそう!」

「では、ごゆっくりどうぞ」

小梅「いただきまーす!」

モグモグ

小梅「おいしい!」

小梅「はい、みほさんあーん」

みほ「あーん♪」

みほ「んーっ、おいしいね!」

小梅「はい隊長、あーん」

まほ「あ、ああ…あーん」

まほ「ふむ…味は全然上等だな…」

小梅「エリカさんもあーん!」

エリカ「あーん…」

エリカ「へぇ、でかいだけで味は良くないのかと思ったけど普通に美味しいわね」

小梅「おいしいー♪」モグモグ

みほ「す、すごい速さでなくなっていくね…」

まほ「小梅は甘いもの好きなのか?」

小梅「はい、大好きです!」

エリカ「しかし、本当に幸せそうに食べるわね」

小梅「だって美味しいんですもん」

みほ「ふふ、ほっぺにクリーム付いてるよ?」ペロッ

エリカ「ちょっ!?」

小梅「え、えへへ…ありがとうみほさん///」

まほ「おっと私もドジしてクリームついてしまった」

みほ「もう、お姉ちゃんったら仕方ないんだから」ペロッ

まほ「ありがとうみほ」ギュッ

みほ「えへへ、どういたしまして」ギュッ

エリカ「…///」

みほ「もう、素直じゃないんだから…」ペロッ

エリカ「あ…ありがと…///」

みほ「ふふっ」

「あ、あのっ!」

まほ「ん?」

「に、西住まほ選手…ですよね?」

まほ「そうだが…」

「私、まほ選手のファンなんです!明日大会ですよね!?」

まほ「ああ、ありがとう、そうだ明日は大会だ」

「頑張ってください!応援しに行きます!」

まほ「ありがとう、頑張るよ」

「はい!では!」

99: 2016/07/19(火) 03:13:33.55 ID:cRN5XJvF0
みほ「相変わらずお姉ちゃんは人気だね」

エリカ「そりゃあ隊長だもの」

まほ「意味がわからんが…すこし恥ずかしいな」

小梅「ふふ、恥ずかしがる隊長可愛いです、はいあーん」

まほ「あ、あーん…///」

小梅「はい、ごちそうさまでした」

みほ「はやっ!」

エリカ「ちょっと、私まだ全部食べてないわよ!?」

小梅「それはエリカさんが遅いだけだよー」

まほ「すごいな…かなりの量があったはずなのに」

小梅「甘いものは別腹って言いますから♪」

みほ「私ケーキだけでお腹いっぱいになっちゃった」

まほ「夕御飯食べれなくなったらお母様悲しむぞ?」

みほ「が、頑張って食べる」

まほ「といっても私も結構お腹いっぱいだ」

みほ「…頑張ろうね」

まほ「…ああ」

エリカ「ほ、程々にしてくださいね…?」

小梅「大会初日から具合悪いなんて最悪ですからね…」

まほ「さて、そろそろいい時間だ」

みほ「じゃあ解散にしよっか」

エリカ「そうね」

小梅「はい!」

まほ「すみません、お会計を…」

「あー…大丈夫ですよ、そのまま帰っていただいて」

みほ「えっ!?」

まほ「そんな…悪いです」

「いえいえ、私たちもいいもの見せてもらいましたし」

「なによりまさかマウスケーキ全部食い切る人が出るとは思わなかったので…」

「店長も『あの女子高校生組はタダで帰らせて大丈夫だぞ』って鼻血出しながら言ってましたし」

エリカ「じゃあお言葉に甘えて…」

小梅「ごちそうさまでした!」

「いえいえ、また来てくださいね」

「ありがとうございましたー」


みほ「まさかお金払わないで大丈夫とは…」

まほ「ラッキー、だったな」

エリカ(隊長がラッキー…)

小梅「そうですね、ラッキーです!」

みほ「じゃあ明日は遂に大会初日」

まほ「ああ、共に頑張ろう」

エリカ「はい」

小梅「はい!」

100: 2016/07/19(火) 03:24:59.04 ID:cRN5XJvF0
みほ「じゃあまた明日ね~」

エリカ「…夕御飯頑張りなさいよ」

みほ「う、うんっ」

まほ「それじゃあな」

小梅「はい、またあした!」


西住家
みほ「たっだいま~」

まほ「戻りました」

しほ「あら、お帰りなさい、すこし遅かったじゃない」

みほ「お姉ちゃんとエリカさんと小梅さんの三人と私でケーキ屋さん行ってきたの!」

まほ「あ…お母様の分を買ってくるのを忘れていました…」

しほ「いいのよ、楽しかった?」

みほ「うん!楽しかったし美味しかった!」

まほ「小梅がマウスケーキというとても大きいケーキをいとも簡単に平らげていました」

しほ「マウス?マウスって戦車の?」

みほ「明日から戦車道大会でしょ?それに合わせて戦車をモデルにしたケーキが売ってたの!」

しほ「へー…」

まほ「あ、お母様がすこし興味沸いてる」

しほ「そ、そんなことないわ…ほら、お風呂行ってらっしゃい」

みほ「はーい♪」

まほ「わかりました」

しほ「…ということは夕御飯は少なめにしたほうがいいかしらね」


みほ「ふんふ~ん♪」

まほ「…」

みほ「どうしたの?」

まほ「いや、毎年戦車道大会をやるだろう?」

みほ「そうだね」

まほ「みほが戦車道大会前日でそんなに嬉しそうな姿初めて見るなって思ってな」

みほ「…そうだね」

まほ「何か理由があったりするのか?」

みほ「…すこし、ね」

まほ「ふむ、聞かせて欲しい」

みほ「…私、戦車道が好きじゃない時があったんだ」

みほ「それでしかも大会がある」

みほ「なんで好きじゃない物で大会なんかしなくちゃいけないんだろうって思ってた」

まほ「…なるほどな」

みほ「でも、今は全然違うよ」

みほ「七夕のイベントを始めてから大好きになっちゃった」

みほ「もう毎日が楽しくてしょうがないんだ♪」

みほ「今回の大会だってそう、私達負ける気がしないんだ」

まほ「ああ、もとよりないさ」

みほ「だから、全力で頑張ろうね!」

101: 2016/07/19(火) 03:35:00.38 ID:cRN5XJvF0
まほ「ああ、全力で、そして10連覇を目指す」

みほ「うん!」

まほ「…さあ、そろそろ上がろうか…」

みほ「…夕御飯…食べきれるかな…」


しほ「はい、今日の夕御飯」

みほ「あれ?」

まほ「お母様…今日は少なく見えるのですが…」

しほ「…あなたたち、ケーキでお腹いっぱいになってるんでしょう?」

みほ「えへへ…バレてた」

まほ「申し訳ありません…」

しほ「残してもいいから、ゆっくり食べなさい」

みほ「はーい」

まほ「いただきます」
モグモグ
みほ「おいしい!」

まほ「ケーキでお腹いっぱいでも美味しいな」

しほ「ふふ、よかった」

みほ「ごちそうさまでした!」

しほ「はやっ!…全部食べきったのね…」

みほ「今ならおかわりできそう!」

しほ「やめなさい」

みほ「はーい…」

まほ「ごちそうさまでした」

しほ「あら、まほも食べきったのね」

まほ「せっかく作ってくださったんです、残すわけにはいきません」

しほ「ふふ、ありがとう」

しほ「あとで話があるわ、二人共、お腹が落ち着いたら私の部屋に来なさい」

二人「はい」

みほ「はい、お姉ちゃんお茶」

まほ「ああ、ありがとう」

みほ「ふひー…」

まほ「満腹だな」

みほ「いいことだね」

まほ「…」ボーッ

みほ「…」ボーッ

まほ「…そろそろ行くか」

みほ「うん」


まほ「お母様」

しほ「入りなさい」

まほ「お母様、お話とは」

しほ「もちろん、明日からのことです」

みほ「…」

しほ「…」

102: 2016/07/19(火) 03:45:22.44 ID:cRN5XJvF0
まほ「…」

しほ「…ふふっ」

二人「?」

しほ「二つほど言わせてもらいます」

まほ「はい」

しほ「まず一つ目」

しほ「西住流らしく、徹底的に叩きのめしなさい」

みほ「はい」

しほ「そして二つ目」

しほ「…あなたたちなら大丈夫、絶対10連覇できるわ」ニコッ

まほ「…!」

みほ「えへへっ!」

しほ「それだけ。明日から大変よ、今のうちにゆっくり休んでおきなさい」

まほ「はい、それでは失礼します、おやすみなさい」

みほ「おやすみなさいお母さん!」ホッペニチュッ

まほ「…失礼します」ホッペニチュッ

しほ「…」

バタン

しほ「…!?」

みほの部屋
みほ「はへ~…」

まほ「なんだその力の抜けた声は」

みほ「今のうちにゆっくり休んでおかないとね?ほらお姉ちゃんも」

まほ「ふむ…」

まほ「…ふぅ…」

みほ「ねえお姉ちゃん」

まほ「どうした?」

みほ「ちゅーして?」

まほ「…」チュッ

みほ「んっ…もっと」

まほ「…全く」チュッチュッ

みほ「にへへ~…///」

まほ「じゃあ次はみほの番だな」

みほ「う、うん…///」チュッ

まほ「足りないな」

みほ「う、うぅ…///」チュッチュッ

まほ「まだまだだな」

みほ「じゃ、じゃあこうする///」ギューッ チュッ

まほ「んっ…///」

みほ「…えへへ」

まほ「…このまま一緒に寝ようか」

みほ「そうだね…」

まほ「おやすみ、みほ」zzz
みほ「うん、おやすみ、お姉ちゃん…」zzz

109: 2016/07/20(水) 02:01:09.91 ID:kylwP+2w0
翌朝
まほ「…よし」

みほ「行こっか」

しほ「じゃあ二人共、初戦頑張ってらっしゃい」

まほ「はい、勝ってきます」

みほ「絶対勝てるよ!」

しほ「慢心はだめよ?どんな相手でも油断しないように戦ってきなさい」

まほ「では、行ってまいります」

みほ「行ってきます!」

しほ「はい、行ってらっしゃい」


エリカ「あ、隊長、みほおはようございます」

みほ「エリカさんおはよー!」

まほ「おはようエリカ」

エリカ「まだ小梅が来ていないのです」

みほ「珍しいね、小梅さんが最後なんて」

まほ「何かあったのだろうか」

小梅「遅れてすみません!」

エリカ「そんなに待ってないわ、どうしたのよ?」

小梅「10連覇出来るようにお祈りしてたんです!」

まほ「なるほど」

みほ「じゃあ遅れてもしょうがないね」

エリカ「全く、じゃあいきましょうか」

まほ「ああ」


まほ「さあ皆!今日は全国大会初戦だ!」

「「「おーっ!!!」」」

まほ「必ず勝つぞ!絶対に10連覇を果たす!」

「「「うおーーー!!!」」」

みほ「頑張っていきましょー!」

「「「えいえいおー!!!」」」


まほ「作戦はこうだ」

エリカ「ふむ…」

みほ「わかった、頑張るね」

小梅「私たちも支援します」

まほ「よし、じゃあ皆準備はいいな?」

「「「準備okです!」」」

まほ「ではパンツァーフォー!」

みほ「パンツァーフォー!」


勝者 黒森峰女学院



110: 2016/07/20(水) 02:12:56.70 ID:kylwP+2w0
女学院じゃなくて女学園です、すみません。

エリカ「まあ、当然よね」

みほ「もう、慢心はダメだよ?」

まほ「エリカもすこし危ない部分があった、油断は禁物だ」

エリカ「はい…すみません」

みほ「エリカさんはすぐ怒って突っ込んじゃうからなぁ」

エリカ「謝ってるじゃない…」ショボン

みほ「ふふっ、でもあんまり無理しちゃダメだよ?」ナデナデ

エリカ「も、もう…///」

まほ「エリカずるいぞ」

小梅「あはは…」

みほ「あ、小梅さん」

まほ「お疲れ様、大丈夫か?」

小梅「はい、初戦でやられてしまうとは申し訳ないです」

まほ「仕方があるまい、ぬかるみで進めなかったのだから」

みほ「その間に敵戦車が来るなんて嫌なタイミングだったね」

エリカ「今回はしょうがないわ、お疲れ様」

小梅「次こそ頑張ります」

みほ「無理しないでね?」ナデナデ

小梅「あっ…えへへ、ありがとう」

まほ「…むぅ、小梅まで」

まほ「…よし、皆今日はお疲れ様!」

「「「お疲れ様でした!」」」

まほ「明日は2回戦目だ、気を引き締めていこう!」

「「「はい!!」」」

まほ「明日も早い、今日は解散にしよう!」

「「「はい!!お疲れ様でした!!」」」

まほ「とりあえず私たちも帰ろう、また明日だな二人共」

エリカ「はい、隊長もお気をつけて」

小梅「また明日!」

みほ「また明日ね~!」


西住家
みほ「ただいま~!」

まほ「戻りました」

しほ「お帰りなさい、お疲れ様」

まほ「いえ、これぐらいでは疲れていません」

みほ「私も!」

しほ「ふふ、それは逞しい限りだわ」

まほ「でもお腹がすきました」

みほ「私も~…」グー

しほ「じゃあ作るから、お風呂行ってらっしゃい」

二人「はーい」

111: 2016/07/20(水) 02:24:59.84 ID:kylwP+2w0
みほ「ざばぁ」ザバァ

まほ「…」ムスッ

みほ「もうっ、お姉ちゃんそんなほっぺ膨らませてたらずっとそのままになっちゃうよ?」

まほ「だってみほ、私だけ撫でてくれなかった…」

みほ「撫でて欲しいの?」

まほ「…みほがしたいなら」

みほ「もう、お姉ちゃんは素直じゃないなぁ」

まほ「…」

みほ「私人間だから言葉で言ってくれないとわからないな~?」

まほ「…撫でて」

みほ「ん?聞こえなかったな~…?」ニヤニヤ

まほ「…撫でて…ほしい///」ウワメ

みほ「ぐはっ///」

みほ「ず、ずるいよ上目遣いなんて…///」

まほ「…///」

みほ「でも、妹に撫でられるってなんかおかしいよね」クスッ

まほ「だからみほが撫でてくれたら私も撫でる」

みほ「ほんと?」

まほ「うん」

みほ「…じゃあごはん食べてからにしよっか」

まほ「そうだな…そろそろ上がろう、のぼせてしまう」

みほ「はーい」


しほ「はい、今日はカツ丼です」

みほ「試合に勝つ!ってこと?」

しほ「それもあるけど、ちょうど肉が余っていたから」

まほ「なるほど…では」

二人「いただきます!」

みほ「んーっ、サクサクでおいしいっ♪」

まほ「卵もトロトロでおいしいな」

しほ「ふふ、ありがとう」

みほ「お母さん、あーん!」

しほ「あ、あら…あーん」

みほ「おいしいね!」ニコッ

しほ「え、ええ…そうね///」

しほ(最近娘たちが積極的で嬉しいわ)

しほ「食べ終わって落ち着いたらまた私の部屋に来なさい」

みほ「はーい」

まほ「わかりました」

しほ「ゆっくり食べなさいね」

みほ「…最近のお母さん、よく笑ってくれるよね」

まほ「そうだな…お母様の笑顔を見るとほっこりするな」

みほ「そうだね!」

112: 2016/07/20(水) 02:37:33.80 ID:kylwP+2w0
二人「ごちそうさまでした!」

まほ「みほ、お茶」

みほ「ありがとー」

二人「…」ボケーッ

まほ「じゃあ行こうか」

みほ「うん」


まほ「お母様」

しほ「入りなさい」

まほ「はい」

しほ「明日は二回戦ね」

みほ「うん」

しほ「今日の試合、見させてもらいました」

まほ「何かダメなところとかありましたでしょうか…」

しほ「いえ、何もないわ、その調子で行きなさい」

まほ「はい」

しほ「でも…エリカがすこし危ないわね」

みほ「そうだよね…すこしちょっかい出されただけで怒っちゃうから…」

しほ「だからみほ、あなたが抑えてあげなさい」

みほ「私にできるかな…」

しほ「もちろん、あの子あなたにはキツく見えるでしょうけど意外とみほのこと思ってるのよ?」

みほ「そう、なの?」

しほ「ええ、だからあなたが言えば止まってくれるわ」

みほ「うん、わかった」


エリカ「…なんかどこかで私が怒ったらすぐ暴走する人みたいな扱いされてるような気がする…」

しほ「小梅は…あれは不運としか言いようがないわね」

みほ「あそこだけぬかるんでたからね…」

しほ「小梅は問題ないでしょう、共に頑張りなさい」

まほ「はい」

しほ「話は以上です、明日も大変だからゆっくり休みなさい」

みほ「はーい、おやすみなさいお母さん!」

まほ「おやすみなさい、いい夢を」

しほ「おやすみ、二人共」

しほ「…またほっぺにちゅーしてくれるのかと思ったけど…」


まほの部屋
みほ「ふぅ…」

まほ「…」ジーッ

みほ「ふふ、ほら、頭こっちに出して?」

まほ「ん」

みほ「よしよし…お姉ちゃんはかっこよくて、私の大好きな人…」ナデナデ

まほ「…///」

みほ「これからもずっとに一緒にいようね…」ナデナデ

まほ「うんっ…///」

114: 2016/07/21(木) 02:37:37.74 ID:JfSlTgZb0
みほ「ふふ…かわいい…」ナデナデ

まほ「みほぉ…///」

みほ「はいっ、おしまい」

まほ「あっ…」

みほ「明日も早いんだし、今日はもう寝よう?」

まほ「…そうだな」

みほ「えへへ~お姉ちゃんのベッドー♪お姉ちゃんの匂い♪」

まほ「あ、あまり嗅がないでくれ…///」

みほ「えー?私お姉ちゃんの匂い大好きなのに」

まほ「うう…///」

みほ「ほら、お姉ちゃん一緒にねよ?」

まほ「ああ」モゾモゾ

みほ「おやすみなさいお姉ちゃん」

まほ「ああ、おやすみ…」


翌日
二人「ごちそうさまでした」

しほ「はい、お粗末さまでした」

みほ「お姉ちゃん今日も頑張ろうね!」

まほ「ああ、勝ちに行こう」

しほ「勝ってらっしゃい」

二人「はい」

みほ「じゃあ」

まほ「行ってきます」

しほ「はい、行ってらっしゃい、気をつけてね」


まほ「今日は2回戦目だ!気を引き締めていこう!」

「「「はいっ!!」」」

みほ「今回の相手はすこし強いらしいから気を付けようね!」

「「「はい!!!」」」

まほ「よし、では持ち場につけ!」

「「「おー!!!」」」

まほ「パンツァーフォー!」

「「「パンツァーフォー!」」」


勝者 黒森峰女学園

エリカ「ふぅ、当然ですね」

まほ「ああ、ここで負けてられないな」

みほ「もう、エリカさん!」

エリカ「げっ、みほ…」

みほ「すこしちょっかい出されただけで怒るのやめよう?」

エリカ「はい…すみません」

まほ「すこし抑えることを覚えよう」

エリカ「はい…」

小梅「その怒りを違うことに使いましょうね」

118: 2016/07/23(土) 00:53:16.16 ID:9x/x6Xeg0
みほ「次から言わせないでね?」ニコッ

まほ「エリカ、これは従わないと本気で怒るやつだぞ…」

エリカ「は、はい…」ゾクッ

小梅「みほさんが本気で怒るとこ見たことないです」

エリカ「そういえば私も」

みほ「えー?これでも私怒ってる方なんだよ?」

まほ「私はみほが本気で怒っているところは今まで2回しか見たことないな」

小梅「隊長ですら2回しか見たことないんですか…」

エリカ「なんというか…優しいのね」

みほ「…まあ確かにその2回は記憶がなくなるぐらい怒った時かな」

小梅「ヒエッ」

まほ「あの時は誰にも手に負えんからな…」

エリカ「どういう感じなんですか?」

みほ「い、言わなくていいよぉ」

まほ「一応二人には知ってもらおう」

みほ「うう…」

まほ「みほが本気で怒る時っていうのは怒鳴ったりしないんだ」

小梅「ふむ」

まほ「だがなぜかみほの周りに黒いオーラが漂うんだ」

エリカ「えぇ…」

まほ「それのおかげで近づけなくなる」

まほ「だから仲直りするにもどうすればいいのかわからない」

小梅「話は聞いてくれるんですよね?」

まほ「聞いてはくれるが…」

エリカ「くれるが…?」

まほ「顔を見て話ができない」

エリカ「えっと…」

まほ「こ、怖すぎるんだ…直視できないぐらい…」

みほ「そ、そんな顔してるの!?」

エリカ「みほ…あなた…」

まほ「お母様も見れないって言っていたぞ」

みほ「うーん…」

小梅「みほさんを怒らせるのはやめた方がいいってことですね…」

みほ「今もエリカさんに怒ってるんだってばー!」

エリカ「はい…これ以上怒らせないようにします…」

まほ「ああ、そうしてくれ」

みほ「もう…」

まほ「ごめんな?」ナデナデ

みほ「んっ…許します」

エリカ「ちょろい」

小梅「ちょろいですね」

119: 2016/07/23(土) 01:34:40.33 ID:9x/x6Xeg0
「「「隊長!!」」」

まほ「おお、すまないすまない待たせたな」

まほ「今日も皆のおかげで勝てた!」

まほ「明日は準決勝だ!」

「「「おお!!!」」」

まほ「必ず勝つぞ!」

「「「はい!!!」」」

まほ「明日のために今日は解散だ、お疲れ様!」

「「「お疲れ様でした!!」」」

「いやーあの四人の話してるところ見てるだけで和むね」

「そうだね、今日の疲れが吹っ飛んだよ」

「みほさんが怒るとそんなになっちゃうんだね…」

「みほさんに…怒られたい…///」

みほ「こらー!///」

「「「きゃーっ!」」」

みほ「もう…///」

まほ「私も優しく怒られたい」

みほ「お姉ちゃん?」ニコッ

まほ「はい…ごめんなさい」

エリカ「とりあえず今日は帰りましょうか」

まほ「そうだな」

小梅「お疲れ様でした」

みほ「またね~」


西住家
みほ「ただいま…」

まほ「戻りました」

しほ「おかえりなさい…あら、みほどうしたの?」

みほ「なんでもないよ…」

まほ「みほが本気で怒ったらどうなるのかという話をいつもの四人で話をしていたんです」

しほ「ああ…」ガクブル

みほ「お母さんも怖がってたの!?」

しほ「だってあなた…あれは怖すぎるわよ…」

まほ「一回目はお母様がボコの包帯や傷を全部外してきれいにしてしまったことと…」

しほ「二回目はまほがみほの私物を勝手に見た時…だったわね」

みほ「私の私物だってお姉ちゃん達だったら見せてって言ってくれれば見せたんだよ?」

まほ「お母様、これからもみほを怒らせるないように気をつけましょう」

しほ「そうね…」

みほ「お姉ちゃんお風呂入ろ?」ニコッ

まほ「…はっ!」

しほ「が、頑張ってねまほ」

みほ「ほら、行こう?」ニコニコ

まほ「はい…」

しほ「ゆ、夕御飯作って待ってるわね…」

120: 2016/07/23(土) 02:08:46.15 ID:9x/x6Xeg0
みほ「お姉ちゃんっ♪」

まほ「ど、どうした」

みほ「お風呂入ろ、ほら服脱いで♪」

まほ「あ、ああ…」

ガラガラ

みほ「ほら座って座って」

まほ「わかった…」

みほ「身体洗ってあげるね?」

まほ「ま、待て、風呂場ではこういうことしないって約束じゃ…」

みほ「あれだけ私のこといじったのに?」

まほ「うう…」

みほ「ふふん♪」

まほ「す、好きにしてくれ///」

みほ「じゃあボディーソープ使って…あわあわー」

みほ「そして…」

フニュン

まほ「やあっ///」

みほ「ふふ、私の身体でお姉ちゃんの身体を洗って私も洗えて効率的だね?♪」

まほ「んっ…///」

みほ「ふっ…///んぅ…///」

まほ「み、みほ…///」

みほ「なに、お姉ちゃんっ…///」

まほ「な、なんだか頭がぼーっとしてきた…///」

みほ「うん、私もだよ…///」

まほ「あっ…ふぅっ…///」

みほ「ほらほら…」ゴシゴシ

まほ「ま、待ってみほ…やぁあっ///」

[自主規制]

ザバァ

みほ「ふぅ♪」

まほ「はぁ…///はぁ…///」

みほ「私をいじりすぎるとこうなるんだよ?」

まほ「…」

みほ「お姉ちゃん?」

まほ「じゃあこれからも定期的にいじる」

みほ「なんで!?」

まほ「また…こういう風にされたいから…///」

みほ「…///」

しほ『二人共、今日は随分長いお風呂ね?はやく上がってきなさい』

まほ「はい、お母様」

みほ「今上がるー!」

まほ「…」

みほ「何も言わなくてもして欲しいならしてあげるのに…///」

121: 2016/07/25(月) 01:31:01.38 ID:bXg7FKVW0
まほ「…///」


二人「いただきます」

しほ「召し上がれ」

みほ「ムグムグ…おいしー♪」

まほ「いつもながらおいしい」

しほ「ふふ、ありがとう」

みほ「…ねえお母さん」

しほ「ん?」

みほ「お母さんって私たちと一緒にご飯食べてくれないけど…」

しほ「…ふふ」

しほ「私はあなた達がおいしいってにこにこしながら食べてるところを見てるだけでお腹いっぱいなの」

みほ「お母さん…!」

しほ「あ、いやちゃんとご飯食べてるわよ?だけどこうやってゆっくりあなたたちの顔を見ていたいのよ」

まほ「なるほど…///」

みほ「じゃあ…お母さん、あーん」

しほ「えっ…」

まほ「なるほど、いいな、お母様、あーん」

しほ「ま、まほまで…」

みほ「本当は一緒に食べて欲しいけどそういう理由があるならしょうがないよね」

まほ「だから私たちも一緒にお母様を楽しませよう」

しほ「だっ、だからあなたたちの嬉しそうな笑顔で楽しんでるんだけれど…」

みほ「まあまあ」

まほ「まあまあ」

しほ「もう…」

しほ「あーん」

しほ「…これで、なんて言ったらいいのかしら」

みほ「おいしいって言えばいいと思うよ?」

しほ「自分で作った料理なのに?」

まほ「お母様、あーん」

しほ「…あーん」

しほ「…あなたたちがあーんしてくれたから、おいしいわ」

みほ「…///」

まほ「ま、まさかそうやって返ってくるとは思いませんでした…///」

しほ「ふふ、ほら、はやく食べちゃいなさい」

2人「はーい」


2人「ごちそうさまでした」

しほ「お粗末さまでした」

しほ「お腹が落ち着いたら私の部屋に来なさい」

まほ「はい」

みほ「はーい、お姉ちゃん、お茶はいる?」

まほ「ああ、いる」

みほ「じゃあとってくるねー」

122: 2016/07/25(月) 02:29:31.06 ID:bXg7FKVW0
みほ「はい、お茶」

まほ「いつもありがとう」

みほ「お姉ちゃんだってとってきてくれる時あるし、こっちこそありがとう」

まほ「じゃあお互いに」

2人「どういたしまして」

みほ「ふひー…」

まほ「…ふぅ」

みほ「…行こっか」

まほ「ああ」


みほ「お母さん、来たよー」

しほ「入りなさい」

みほ「はーい」

しほ「2人とも、今日もお疲れ様」

しほ「今日の試合の様子も見させてもらったわ」

しほ「やっぱりエリカが危ないわね」

みほ「だから次はしないようにって忠告したんだ~!」

まほ(お母様)

しほ(どうしたの)

まほ(その忠告したときのみほの顔、私たちが経験したあの時の顔と同じ顔でした)

しほ(それは…まずいわね)

まほ(私からもエリカに言っておきましたが…)

しほ(…私からも言っておいたほうがいいかしらね)

まほ(そうしていただけるとうれしいです)

みほ「お姉ちゃん?お母さん?」

まほ「あ、いやなんでもないぞ、すこし内緒の話をしていたんだ」

みほ「内緒の…話?」

しほ「そ、そうそう、内緒の話」

みほ「私に内緒にする必要あるの…?」

まほ「そ、そうだ、みほをびっくりさせるためにすごいことをしようと思ってな」

しほ「だからみほもびっくりして心臓が止まらないように鍛えておきなさい?」

みほ「…なんか嘘っぽいけど、そういうことにしておいてあげる」

2人「ふぅ…」

しほ「そうだみほ、エリカに電話してくれる?」

みほ「いいけど…お母さんエリカさんと話したいの?」

しほ「そう、すこし用事を思い出してね」

みほ「わかったー、ちょっと待ってね」

まほ「お母様、今日のお話は以上でしょうか?」

しほ「ええ、二人共ゆっくり休みなさい」

みほ「はい、ボタン押せばエリカさんにつながるよー」

しほ「ありがとう、話終わったら返すわね」

みほ「はーい」

まほ「それではお母様、おやすみなさい」
みほ「おやすみなさーい」

125: 2016/07/26(火) 01:06:43.71 ID:k0R6rmaM0
prrrr…

エリカ『はい、どうしたのみほ?』

しほ「エリカ、元気?」

エリカ『し、しほさん!?これみほの携帯ですよね!?』

しほ「私がエリカの電話番号知らないからみほの携帯を借りてるのよ」

エリカ『そうでしたか…それで、ご要件はなんでしょう?』

しほ「あなた、大会始まってからみほに怒られてばかりじゃない?」

エリカ『うう…はい、確かに』

しほ「私もあなたのその短気、危ないと思うのよ」

エリカ『うう…』

しほ「でも、悪いとは言わない、負けず嫌いなのよね」

エリカ『…』

しほ「だけど次をみほを怒らせたらだめよ?絶対よ?」

エリカ『し、しほさんまで…』

しほ「まほが言うには本気の顔だったって聞いたわ」

エリカ『確かに、今まで見たことがない顔でした』

しほ「あー…じゃあ本当に怒らせないようにしなさい」

エリカ『そんなに…ですか?』

しほ「下手すると、氏ぬわよ」

エリカ『ええっ!?』

しほ「だから怒らせないように、わかったわね?」

エリカ『わ、わかりました…』

しほ「それだけ、明日は準決勝、頑張りなさい」

エリカ『はい!では、失礼します』

しほ「…ふぅ」


コンコン
しほ「みほ、起きてるかしら?」

ガチャ

まほ「みほは寝てしまっています、私が預かっておきます」

しほ「ありがとう…で、なんであなたはみほの部屋から出てきたの?」

まほ「最近はよく一緒に寝るんですよ」

しほ「そう…ふふっ」

まほ「…?」

しほ「…ずっと仲良しでいてね」

まほ「もちろんです、大切で大好きな妹ですから」

しほ「それじゃ、おやすみまほ」

まほ「はい、おやすみなさいお母様」


しほ「…ふふっ、姉妹愛で戦車道10連覇して欲しいわね」


翌朝
まほ「…んっ」

まほ「…朝か」

みほ「すぅ…すぅ…」

126: 2016/07/26(火) 01:15:14.35 ID:k0R6rmaM0
まほ「ふふ…みほはいつでも可愛いな…」ナデナデ

みほ「んっ…」パチッ

まほ「悪い、起こしたか?」

みほ「おねえちゃん…えへへぇ…」ギューッ

まほ「…朝だぞ、おはよう」ギューッ

みほ「おはよー…」ウトウト

コンコン
しほ『おはよう、朝ごはんできてるわよ』

まほ「はい、今向かいます」

みほ「んぅー…」ノビー

まほ「朝ごはんできてるぞ、行こう」

みほ「うん」


みほ「お母さんおはよー」

まほ「おはようございます、お母様」

しほ「おはよう、二人共」

みほ「今日の朝ごはんもおいしそー!」

まほ「そうだな」

しほ「召し上がれ」

二人「いただきます」

みほ「やっぱり朝はお味噌汁だよねー」

まほ「ごはんと味噌汁があるだけで十分なのにおかずもあるっていうのは最高だな」

みほ「ねー」

しほ「…」ニコニコ

まほ「あ、みほほっぺにご飯粒付いてるぞ」

みほ「本当?とってー」

まほ「全く…」チュッ

みほ「ありがとー」

しほ「…」

しほ(慣れないわね…)

二人「ごちそうさまでした」

しほ「お粗末さまでした、じゃあ準決勝、勝ってきなさい」

まほ「もちろんです」

みほ「がんばろー!」

まほ「それでは行ってきます」

みほ「いってきまーす!」

しほ「はい、行ってらっしゃい、気をつけてね」

みほ「お母さんも仕事頑張ってね!」

しほ「ええ、頑張るわ」

バタン

しほ「…ふぅ」

しほ「頑張りますか」

127: 2016/07/26(火) 01:24:34.32 ID:k0R6rmaM0
まほ「皆、おはよう!」

「「「おはようございます、隊長!」」」

まほ「今日は準決勝だ、ここで躓くわけにはいかん、必ず勝つぞ!」

「「「おおー!!!」」」

まほ「試合開始までまだ1時間ほどある、整備等しておけ」

「「「はい!!」」」

まほ「それでは解散!」


小梅「おはようございます、隊長、みほさん、エリカさん」

みほ「小梅さん、おはよー」

まほ「小梅、おはよう」

エリカ「おはよう」

小梅「いきなりですが、マカロンを作ってきたんです、食べませんか?」

みほ「マカロン!」

まほ「みほの大好物じゃないか」

小梅「そうだったんですか、どうぞ食べてください」

エリカ「へぇ…見た目もばっちりじゃない」

まほ「まるでプロが作ったマカロンだな」

みほ「いただきまーす!」モグモグ

まほ「どうだ?」

みほ「甘くてさっくりしてておいしいーっ!」

小梅「あはは、よかったです」

まほ「いろんな色があるんだな」

小梅「一応味違うんですよ?」

エリカ「へぇ…この黄色は?」

小梅「色はすこし着色しましたけど、レモン味です」

まほ「この紫色は?」

小梅「それはブルーベリーですね」

エリカ「ふむ…」モグモグ

エリカ「…え、すっごいおいしい」

まほ「だな…これはお店に出せるぞ」

小梅「あはは…うれしいです」

エリカ「あなたにこんな才能があったなんて…」

みほ「エリカさん、小梅さんに失礼だよ!」

エリカ「そうね、ごめん」

小梅「いえいえ、いいんです」

まほ「いやしかし本当においしいな」

みほ「ねー!」

まほ「試合直前じゃなかったらぜひコーヒーや紅茶で一緒にたべたいな」

エリカ「なんで今持ってきたのよ…?」

小梅「上手く出来たから皆さんに食べていただきたくて…」

みほ「小梅さん…大好き!」ギューッ

小梅「えへへ、ありがとうございます///」ギューッ

128: 2016/07/26(火) 01:39:54.18 ID:k0R6rmaM0
まほ「小梅、ありがとう、また作ってきてくれるか?次は私たちが休日の時に」

小梅「もちろんです!」

エリカ「楽しみに待ってるわ」

小梅「はい!」

まほ「おっと…あっという間に試合開始十分前だな…作戦はこうだ」


まほ「それでは皆、パンツァーフォー!」

「「「パンツァーフォー!」」」

試合開始から四十分後
みほ「前方敵発見、お姉ちゃんどうする?」

まほ「まだこちらには気づいていない…か」

エリカ「攻撃しましょう」

まほ「…そうだな、戦力は削いでいったほうがいいだろう」

みほ「…!後ろに敵戦車が!」

まほ「!何両だ!?」

みほ「三両…」

エリカ「…舐めてるのかしら」

まほ「だが挟まれたのは事実だ、前方を突破するほかあるまい」

みほ「後ろの三両が撃ってきたよ!」

まほ「エリカ、危ない!」

エリカ「っ…と…かすっただけです、安心してください」

エリカ「くそ…よくも当ててくれたわね…」

エリカ「…はっ」

(しほ『次みほを怒らせたらだめよ?絶対よ?』)

エリカ「…抑えろ…」

まほ「前進だ、急げ!」

~~~~

勝者 黒森峰女学園

みほ「ふぅ…危ない危ない」

まほ「油断したな…挟まれるとは」

小梅「大丈夫ですか…?」

まほ「ああ、小梅こそ大丈夫か?」

小梅「ええ…さすがに準決勝になってくると相手も強いですね…」

みほ「小梅さんも頑張ってくれたよ、ありがとう」

まほ「ああ、お疲れ様」

エリカ「…はぁ」

小梅「エリカさんも、当てられたのによく怒らなかったね?」

エリカ「…まあ、いろいろあってね」

小梅「…?」

みほ「次は遂に決勝、プラウダ高校とだね」

まほ「ああ、気を引き締めよう」

エリカ「…はい」

小梅「…」

まほ「…大丈夫だ、私たちなら絶対に勝てる」

130: 2016/07/27(水) 00:22:13.46 ID:Pt/35NWR0
まほ「皆、今日もお疲れ様!」

「「「お疲れ様でした!」」」

まほ「明日は遂に決勝戦だ」

「「「…」」」

まほ「これに勝てば10連覇だ」

「「「…」」」

まほ「…大丈夫、私たちなら絶対に勝てるさ」

「「「…!」」」

まほ「だから、全力で共に戦おう!」

「「「おー!!!」」」

まほ「今日は解散!」

「「「お疲れ様でした!!」」」

まほ「私たちも解散しよう、明日は一番気を引き締めねばならん」

エリカ「そうですね、ではお疲れ様でした」

小梅「お疲れ様でした!また明日です!」

みほ「またね~!」

まほ「しっかり休めよ、二人共」

二人「はい!」


西住家
みほ「ただいまー」

まほ「戻りました」

しほ「おかえりなさい、お疲れ様」

まほ「…今日はすこし油断していたようです」

しほ「そうね、試合見させてもらったわ」

まほ「…」

しほ「まあ、誰でも失敗はあるわ」

まほ「はい…」

しほ「とりあえずお風呂行ってきなさい」

みほ「いってきまーす!」


まほ「…」

みほ「…そんな落ち込まないで?」

まほ「…」

みほ「お母さんも誰にでも失敗はあるって言ってたでしょ?」

まほ「…」

みほ「次はしっかりやれば大丈夫だよ」

まほ「…そうだな」

みほ「今落ち込んじゃったら明日に響いちゃうよ?」

まほ「…ああ、すまない心配をかけた」

みほ「ううん、いいよ」

まほ「…明日のために気合を入れよう」

みほ「…洗いっこ…?///」

まほ「…ああ///」
[自主規制]

131: 2016/07/27(水) 02:17:33.70 ID:Pt/35NWR0
みほ「…はぁ///」

まほ「今日は一段と…激しかったな…///」

みほ「うん…明日は大事な日だからね…///」

しほ『…二人共、聞こえてたわよ』

みほ「お、お母さん!?」

まほ「…っ」

しほ『仲良しなのはいいけど、お風呂でやったらのぼせちゃうわよ?』

まほ「…お母様怒ってないんですか…?」

しほ『怒る理由がないもの』

まほ「…っ!」

しほ『あなたたちがどんなことをしようとも、拒みはしないわ』

みほ「お母さん…」

しほ『ほら、上がってきなさいご飯できてるわ』

まほ「はい」


2人「いただきます!」

しほ「はい、召し上がれ」

みほ「おいしーっ」

まほ「今日はさっぱりだな」

しほ「ふふ、よかったわ」

みほ「…本当に怒ってないの?」

しほ「ええ、二人で性的なことをしてようとも私は何も言わないわ、むしろ喜ぶわ」

まほ「…///」

しほ「でも、やりすぎはだめよ?」

みほ「うんっ!」

しほ「今日はご飯食べ終わったらそのまま寝ちゃいなさい、明日は一番大変なんだから」

まほ「わかりました」


二人「ごちそうさまでした!」

しほ「はい、お粗末さまでした」

まほ「お茶とってきます」

みほ「ありがとー」

しほ「…みほはまほのこと好き?」

みほ「うん、お母さんと同じぐらいすき!」

しほ「そ、そう…///」

みほ「なんで?」

しほ「いや、もしかしたら…と思ったんだけど大丈夫そうね」

みほ「えー?」

しほ(いやいややってるのかと思ったけど)

みほ「お母さん、私明日頑張るよ!」

しほ「あら、今日とかは頑張らなかったのかしら?」

みほ「そ、そういうわけじゃないよ!明日は一段と頑張るってこと!」

しほ「ふふ、わかってるわ」
しほ「ええ、頑張ってらっしゃい」
みほ「うん!」

132: 2016/07/27(水) 02:30:09.15 ID:Pt/35NWR0
まほ「戻りました、はいお母様」

しほ「ありがとう」

まほ「みほも」

みほ「ありがとー」
ゴクゴク
しほ「ふぅ…明日は私も見に行きます」

まほ「はい」

しほ「くれぐれも油断と無茶はしないように」

みほ「はい」

しほ「それだけ、じゃあ二人共、おやすみ」

まほ「おやすみなさい、お母様」

みほ「おやすみなさい!」


みほの部屋
みほ「…」

まほ「どうした?」

みほ「…すこし不安だなって」

まほ「明日の決勝戦か?」

みほ「うん…」

まほ「…わからなくもない」

まほ「だが、私たちなら絶対に勝てる」

まほ「なんだかそう思えるんだ」

みほ「お姉ちゃん…」

まほ「今まで色んなイベントやるたびに皆の士気が上がって動きが変わってきたじゃないか」

みほ「そうだね…」

まほ「明日になればプラウダもびっくりするはずだ」

まほ『黒森峰ってこんな明るい学校だったっけ』

まほ「とな」

みほ「…ふふっ、そうだね、前と比べて全然違うもんね」

まほ「ああ、だから絶対に負けない」

みほ「10連覇を勝ち取る…!」

まほ「ああ、だから弱音なんて吐くな、頑張ろう」

みほ「うん!」

まほ「さあ、寝よう明日は大変だ」

みほ「お姉ちゃん、ぎゅってしながら寝よ?」

まほ「ああ、いいぞ」
モゾモゾ
みほ「…あったかい」ギューッ

まほ「みほもな」ギューッ

みほ「えへへ…」

まほ「このまま一緒に寝よう」ナデナデ

みほ「うん…おやすみお姉ちゃん…」

まほ「ああ…おやすみ…」

…zzz

しほ「…微笑ましいわ」

しほ「…ふふっ」

133: 2016/07/27(水) 02:41:47.16 ID:Pt/35NWR0
翌朝
まほ「んっ…」

まほ「…遂に決勝戦か」

まほ「…絶対に勝つ」

みほ「すぅ…すぅ…」

しほ「すぅ…すぅ…」

まほ「ふふ…みほは可愛いn…!?」

みほ「んぅ…おはよーお姉ちゃん」

まほ「あ、ああおはよう…」

みほ「どうしたの…?」ウトウト

まほ「あ…いや…」

みほ「あーお母さん…そんなとこで寝ちゃったら風邪ひいちゃうよー…?」ウトウト

まほ(驚かないのか…)

しほ「…ん」

みほ「お母さん、おはよー」

まほ「おはようございます、お母様」

しほ「…おはよう」

しほ「…いま何時かしら」

みほ「6時だよー」

しほ「…はっ!ごめんなさい、朝ごはん作ってないわ!」

まほ「いえ、まだ全然時間ありますし、作りましょう」

みほ「お手伝いする!」

しほ「全く…いい娘たちを持ったわ」

まほ「さあ、顔洗って朝ごはん作りましょう」


しほ「ふぅ…ごめんね二人共」

まほ「いえ、いつも作ってもらっているんです、こちらこそごめんなさい」

みほ「そしてありがとう!」

しほ「今日は三人で作った朝ごはんだから私も一緒に食べるわ」

まほ「はい」

みほ「わーい!」

しほ「それでは」

三人「いただきます」

みほ「んー…お味噌汁美味しいなぁ」

まほ「やはりお母様が作る味噌汁は美味しいです」

しほ「ありがとう、まほが作った目玉焼きとみほが作った焼きジャケおいしいわ」

まほ「いえ…私は卵を落として焼いただけですから…」

みほ「私も焼いただけだよ?」

しほ「それだったら私はお湯に味噌溶かして具材入れただけよ?」

三人「…」

まほ「もう全部美味しいです!」

みほ「そうだね!」

しほ「ふふ」

モグモグ

134: 2016/07/27(水) 02:56:36.85 ID:Pt/35NWR0
三人「ごちそうさまでした!」

しほ「さあ、ここからが本番よ」

まほ「はい」

しほ「勝ってきなさい」

みほ「うん!」

しほ「西住流の名にかけて」

まほ「それでは」

みほ「行ってきます!」

しほ「行ってらっしゃい、また後で会いましょう」


まほ「おはよう、エリカ、小梅」

みほ「おはよー!」

エリカ「隊長、みほおはようございます」

小梅「おはようございます!」

まほ「今日は遂に決勝戦だ」

エリカ「ここですべてが決まりますね…」

みほ「絶対に勝とうね」

小梅「もちろんです!」

まほ「皆、おはよう!」

「「「おはようございます!」」」

まほ「今日は遂に決勝戦だ、ここで勝てば10連覇だ!」

「「「おおーーー!!!」」」

まほ「絶対に勝つぞ!」

「「「はいっ!!!」」」

まほ「以上!まだ少し時間がある、整備等しておけ!」

「「「はい!」」」

カチューシャ「少しいいかしら?」

まほ「…カチューシャ」

ノンナ「おはようございます」

みほ「おはようございます」

カチューシャ「今回の試合、私たちが必ず勝つから、10連覇なんてさせないわ」

まほ「ふっ、それはどうかな」

カチューシャ「ふん、そうやって余裕こいてられるのも今のうちよ、行くわよノンナ」

ノンナ「はい、今日はよろしくお願いします」

みほ「はい、お互い頑張りましょう」

ノンナ「はい」ニコッ

エリカ「あのちびっこはいつもどおり生意気ですけど…」

小梅「ノンナさんは礼儀正しいですよね」

まほ「そうだな、いつものプラウダって感じだ」

みほ「私たちがどれだけ進化したか見せつけてあげないと」

エリカ「動きがまるで違うし」

小梅「黒森峰とは思えない動きをしてやりましょう」

まほ「ああ、そうだな」

135: 2016/07/27(水) 03:05:11.74 ID:Pt/35NWR0
まほ「今日の作戦はこうだ」

みほ「ふむふむ…」

エリカ「…随分思い切ってますね」

小梅「これはプラウダを翻弄できそうですね」

みほ「…私がフラッグ車でいいの?」

まほ「ああ、フラッグ車を作戦の要にするのはどうかと思うが…」

エリカ「みほなら行けるわ」

小梅「そうですね、黒森峰のトリッキーといえばみほさんですもん」

みほ「そうかな…?」

まほ「ああ…こんな重要な役を押し付けて申し訳ない」

みほ「ううん…でも」

まほ「ん?」

みほ「…ちゅーしてくれたら頑張る」

まほ「なっ…ここでか?」

みほ「だめ…?」

エリカ「あ、あわわ…」

小梅「なんて大胆な…」

まほ「わかった…」

みほ「えへへ…」

まほ「…んっ」チュッ

みほ「ん…」チュッ

エリカ「はわー…///」

小梅「いいなぁ…」

みほ「えへへ、絶対成功させるからね!」

まほ「ああ、ありがとう」

「「「ヒューヒュー!!」」」

「いいですね姉妹で!」

「ちゅーしましたよ!」

「私たちの栄養分きたー!」

「もう勝てる気しかしねぇぜ!」

まほ「こ、こらからかうんじゃない!///」

みほ「ふふ…///」

「絶対勝つぞー!」

「「「おー!!」」」


カチューシャ「…黒森峰ってあんな騒がしい学校だったかしら」

ノンナ「いえ…何か変わったのかもしれませんね」

ピーッ!

「これより、黒森峰女学園対プラウダ高校のフラッグ戦を始めます」

「礼!」

「「「「「よろしくお願いします!!!」」」」」


まほ「…行くぞ」

カチューシャ「行くわよ!」

136: 2016/07/27(水) 03:20:33.38 ID:Pt/35NWR0
まほ「まずは偵察させる、2両ほど行ってくれるか」

「はい!」

まほ「ここに止まっていても仕方があるまい、前進しよう」

みほ「うん」

ガーッ

「敵車両発見!横一列に並んで前進しています!」

まほ「早いな…まずは危険なKV-2を倒す」

エリカ「重戦車ですね…」

みほ「偵察隊、射程範囲にいる?」

「はい」

みほ「じゃあ撃っておちょくってくれるかな?」

エリカ「なっ…」

まほ「ふむ…戦力の分散か」

みほ「そう、2両居るから別れて左右から攻撃して」

小梅「なるほど…」

「了解しました!」


カチューシャ「まだ見えないのかしら…」

ノンナ「遅いですね…」

ドンッ

カチューシャ「っ!どこから!?」

ノンナ「…左に一両」

カチューシャ「一両だけ…?まあいいわ、確実に倒すために2両送るわ」

ノンナ「右にも一両います」

カチューシャ「なによ、小賢しいわね…そっちにも2両行ってくれるかしら」


「左の偵察隊、2両前線から離しました!」

「右も2両離しました!」

みほ「うん、じゃあ逃げ続けて」

「「了解しました!」」

まほ「とりあえず4両離したから残り16両か」

エリカ「その前線に何両いたかによりますね…」

みほ「そういえばその前線にフラッグ車はいたのかな?」

「いませんでした!」

みほ「うん、わかったありがとう、頑張って逃げ続けて」

まほ「さて…私たちはどうするか」

エリカ「相手の前線にフラッグ車がいないのなら戦う意味もないですが…」

まほ「だが戦力は削っていかねばならん」

みほ「私は相手のフラッグ車がいないと作戦にならないし…」

まほ「よし、皆フラッグ車を囲むように前進しよう」

エリカ「しょ、正面から行くんですか!?」

まほ「ああ、そうだ」

みほ「ふふ…」

まほ「さあ行くぞ!」

137: 2016/07/27(水) 03:33:41.59 ID:Pt/35NWR0
ここから糞下手くそな戦闘物文章です
小梅「…きました」

まほ「よし、戦闘準備」


カチューシャ「見つけた…なにあの陣形」

ノンナ「真ん中にフラッグ車がいますね…」

カチューシャ「バカみたいね、やっちゃいましょう」

ノンナ「はい」


まほ「撃ってきたな、私たちも応戦だ」

エリカ「撃て撃て!!」

まほ「よし、主力は大体こちらに攻撃していること確認できた」

みほ「じゃあ後ろで待機してる戦車は回り込んでくれるかな?」

「了解です!」

「奇襲してやります!」

まほ「あと、フラッグ車を探す車両がほしいな」

「では私が行ってきます!」

まほ「ああ、頼んだ、隠密行動で頼む」

「はい!」

小梅「一両撃破!」

まほ「素晴らしい、この調子で行こう」

みほ「お姉ちゃん、ノンナさんの乗ってる戦車には気をつけてね」

まほ「ああ、もちろんだ」

エリカ「ぐっ…このっ…!」

みほ「エリカさん…?」

エリカ「はいすみません」

みほ「…今日は許します、存分に怒りをぶつけてやってください」

エリカ「もっと撃て!頃す勢いで当てろ!」


カチューシャ「ちょ、なんかすごい硬い陣形よあれ!?」

ノンナ「もう少し時間をください…ぐっ」ガン

カチューシャ「ノンナ!?」

ノンナ「弾がかすって揺れて集中できない…」

カチューシャ「なんなのよあれ!」


エリカ「…そういえばKV-2が見当たらないですね」

まほ「確かに…戦力になるんだから隠す必要もないだろうし…」

みほ「…フラッグ車の護衛…?」

まほ「まさか…おっと、話をしていたらおでましだ」


カチューシャ「ちょっとニーナ!遅いわよ!」

ニーナ「すみませーん…」

カチューシャ「まあいいわ、あの塊に思いっきり撃っちゃって!」

ニーナ「はいー!」


まほ「まずい、来るぞ」

138: 2016/07/27(水) 03:48:33.52 ID:Pt/35NWR0
方言がわからない…
カチューシャ「ちょっとニーナ、どこ狙ってるのよ!」

ニーナ「難しいんですー!」


まほ「よし、KV-2に集中砲火だ」

エリカ「撃て!」


カチューシャ「ちょっ、ニーナ逃げなさい!」

ニーナ「そ、そんなこと言ったってこの車が重すぎるべ~!」

ドンッ
シュッ


まほ「よし、KV-2をやった」

みほ「皆やっぱり士気が上がって当てるのが上手になってる!」

エリカ「皆やるわね!」

小梅「…っ!危ない!」


ノンナ「…くっ」


小梅「よかった…」

まほ「よし、ここは一旦退こう、驚異が一つなくなった」

みほ「後退後退!」


カチューシャ「後退…!?」

ノンナ「黒森峰が後退…」

カチューシャ「って驚いてる場合じゃないわ、追うのよ!」


エリカ「まずいですね…すごい追いかけられてます」

小梅「そりゃあもちろんこっちにはフラッグ車がいるんですもの…」

まほ「フラッグ車は見つかったか?」

「はい、壁に隠れています!」

みほ「ふむ…」

まほ「うーむ…」

みほ「じゃあ、追い掛け回してくれる?」

「えっ…!?」

エリカ「…!?」

まほ「…どうするつもりだ?」

みほ「いまこうやって前線の人たちに追いかけられてる」

まほ「うむ」

みほ「それで相手のフラッグ車を追いかけ回せば間違いなく前線の方に無線がいく」

まほ「ふむ」

みほ「ほとんどはフラッグ車の方に行くんじゃないかなって」

まほ「なるほど」

エリカ「それで残った車両は私たちで各個撃破ってことね」

みほ「そういうこと」

まほ「よし、そういうことだ、全力で追いかけ回せ」

「はい!」

139: 2016/07/27(水) 23:16:42.21 ID:Pt/35NWR0
みほ「なんなら倒してくれていいんだよ?」

「ぜ、善処します」

みほ「ふふ、気をつけてね」

「はい!」


「カチューシャ隊長すみません、フラッグ車見つかりました!」

カチューシャ「なっ…!」

ノンナ「まずいです、どうしますか」

カチューシャ「先にやられたらまずいわ、援護に行くわよ!」

ノンナ「相手の方は…!」

カチューシャ「3両ほど残して偵察してなさい!」

ノンナ「はい、急ぎましょう」

カチューシャ「わかってるわよ!」


まほ「…大成功だな」

みほ「えへへ」

エリカ「よし、3両だけ残したみたいね」

まほ「逃がさん…!」


まほ「よし…片付けたぞ」

みほ「まだフラッグ車追いかけてる?」

「はい!」

みほ「じゃあこっちに誘導してくれるかな?」

「やってみます!」

まほ「…遂に作戦を実行するときがきたな」

みほ「こっちに素直に来てくれればいいけどね…」

エリカ「…かなり危険ね」

小梅「みほさんなら大丈夫!」

みほ「うん、頑張るよ」


カチューシャ「まだ逃げてるでしょうね!?」

「はい!」

カチューシャ「いいわ、そのまま逃げ続けなさい」



「撃って右に行かないように誘導して!」

「了解!」

「よし、そのまままっすぐ…!」

「副隊長!まもなくそちらに敵のフラッグ車が行きます!」

みほ「…ふぅ」

まほ「私たちも援護したいがこの作戦はみほの力だけで戦うしかない」

エリカ「だけどプラウダの方も攻撃できないはずだから、あなたはフラッグ車だけを狙いなさい」

小梅「私たちも頑張りますから、みほさんも頑張ってください!」

みほ「…うん、ありがとう」

「広いところに出ます!」

みほ「…前進!!」

140: 2016/07/27(水) 23:48:22.03 ID:Pt/35NWR0
「…!隊長、罠です!」

カチューシャ「広いところに誘い込まれた…!?」

ノンナ「…ですが相手のフラッグ車もいるようです」

カチューシャ「やるしかないわ、全員フラッグ車を狙いなさい!」

「「「Ураааааааа!!!!」」」


みほ「みなさん舌噛まないように気をつけて!ぶつかりますよ!」

「なっ…!相手は正気か!?」

みほ「くっついていれば攻撃は相手も攻撃できません、私たちでなんとかするんです!」

みほ「私たちなら行ける!氏ぬ気で当ててください!」

「「「了解!!」」」


カチューシャ「な…なんなのよぉ!」

ノンナ「カチューシャ、このままだと攻撃できません!」

カチューシャ「ぐっ…!!」


まほ「よし、みほは上手くやってるようだ、私たちもやらなければ」

エリカ「全車砲撃用意!」

まほ「撃て!」

小梅「撃てー!!」


ノンナ「カチューシャ、私たちも攻撃されています!」

カチューシャ「…私たちもフラッグ車を見守るしかないわ、相手の本隊に撃って撃って撃ちまくりなさい!!」


みほ「…!!」

「くっ…いつまでくっついてるつもりだ…!!」


まほ「…みほっ…!!」

エリカ「何やってるの!もっと撃ちなさい!」

小梅「私たちはこれぐらいしかできないんです!もっと撃って!」


カチューシャ「ぐぬぬ…!!」

ノンナ「…」


みほ「…!今です!撃て!」

「なっ…」


まほ「…」

エリカ「…!」

小梅「……」


カチューシャ「…」

ノンナ「…はぁ」


シュコッ

「プラウダ高校フラッグ車、行動不能!」

「よって、黒森峰女学園の勝利!!」

141: 2016/07/28(木) 00:14:01.29 ID:sSseZ7YV0
エリカ「やった…」

小梅「…!」ウルッ

まほ「…やったぞ…!やった!!」

「「「うおおおおお!!!!!」」」

みほ「…ふぅ…」

「副隊長、お疲れ様でした」

「副隊長の指示があったからこそ勝てました!」

みほ「いえ、みなさんのおかげです…!本当にありがとう!」ギューッ

「やりましたね!」

「ああ…やった!」



カチューシャ「…」

ノンナ「…今回は私たちの負けですね」

カチューシャ「…わかってるわよ…」



みほ「よいしょ…」

まほ「みほっ!!!」ギュッ

エリカ「よくやったわ!!」ギュッ

小梅「うええ…よかったよぉ…」グスッ

みほ「え、えへへ…」

まほ「ありがとう…みほ…!」

エリカ「あなたが居て本当によかったわ…!」

小梅「うんっ…うんっ!」グスッ

カチューシャ「…優勝おめでとう」

みほ「あっ…」

まほ「ありがとう」

カチューシャ「黒森峰らしくない戦い方でびっくりしたわ」

カチューシャ「フラッグ車に乗ってたのはあなた?」

みほ「はい、そうです…」

カチューシャ「…名前は」

みほ「西住まほの妹、西住みほです」

カチューシャ「…素晴らしかったわ、あんな動き真似できない」

みほ「いえいえ…私は作戦を実行しただけです…でもありがとうございます」

カチューシャ「…作戦を発案したのはあなたなの?」

まほ「…まあな」

カチューシャ「…変わったのね」

まほ「ふふ、わかるか?」

カチューシャ「ええ」

まほ「…お疲れ様」

カチューシャ「ええ、お疲れ様、来年は絶対に負けないわ」

まほ「ああ、待ってるぞ」

ノンナ「では」

カチューシャ「ピロシキ~」

142: 2016/07/28(木) 01:34:04.97 ID:sSseZ7YV0
まほ「…やったんだな」

エリカ「ええ、やりましたよ、10連覇」

小梅「うええ…」グスッ

みほ「もう、小梅さんいつまで泣いてるの!折角勝ったんだからもっと笑顔笑顔!」

小梅「うん…グスッえへへ!」

まほ「…ふぅ」

「隊長!」

「隊長!!」

まほ「…ああ、皆、とりあえずお疲れ様」

「「「お疲れ様です!!」」」

まほ「まだ実感が湧かないが…10連覇達成できたぞ!」

「「「うおお!!!!」」」

まほ「今回勝てたのはみほ、副隊長のおかげだ」

「副隊長万歳!」

「みほさんかっこかわいい!!」

みほ「えへへ…ありがとう」

まほ「今回私たちはあまり目立った戦果は挙げられていないが…」

「隊長だって作戦考えたじゃないですか!」

「前の隊長だったら守りが硬い西住流そのものの戦い方でしたでしょうけど」

「今回は奇抜で楽しかったです!」

まほ「…ふふ、そうか」

まほ「…皆、よく頑張ったな」

「「「いえーい!!!」」」

まほ「さあ集合写真だ、皆笑顔だぞ!わかったな!」

「「「はい!!!」」」


「はい笑って~」

「撮りますよー」

カシャ


まほ「皆、改めてお疲れ様、今日はこれで解散にしよう!」

「「「お疲れ様でした!!!」」」

しほ「おめでとう、皆」

まほ「お母様」

エリカ「しほさん、来てらしたんですね」

しほ「もちろんよ、娘たちが決勝戦やってるんですもの」

小梅「ふふ、そうですよね」

しほ「…今回の作戦、まほが考えたの?」

まほ「…はい」

しほ「…やるじゃない」

まほ「…!」

しほ「やっぱりあなた、変わったわね」

まほ「…そうでしょうか」

しほ「ええ、そうよ」

143: 2016/07/28(木) 01:44:16.95 ID:sSseZ7YV0
しほ「みほ」

みほ「…はい」

しほ「お疲れ様」

みほ「うん…ありがとう」

しほ「どうしたの?元気ないけど」

みほ「ううん、ただ実感が湧いてないだけだよ」

しほ「…そうね、10連覇だもの」

みほ「それもそうだし、よくあんなに上手くいったなって…」

しほ「私は出来ると思ってたわ」

みほ「お母さん…」

しほ「よく頑張ったわね」ナデナデ

みほ「んっ…えへへ」

まほ「…」ジーッ

しほ「まほも、よく頑張ったわ」ナデナデ

まほ「…はい!」

エリカ「…微笑ましい」

小梅「ねっ」


しほ「二人共、今日はお疲れ様、気をつけて帰りなさい」

エリカ「はい、お疲れ様でした」

小梅「そちらこそお気をつけて!」

みほ「ばいばい!」

まほ「またな」

しほ「…今日は何にする?」

みほ「…カレー」

まほ「いいな」

しほ「じゃあカレーの具材買いにいきましょうか、運ぶの手伝ってくれる?」

まほ「もちろんです」

みほ「うん!」


西住家
しほ「二人にお話があります」

二人「??」

しほ「一週間後、10連覇の記念としてお祭りやるからよろしくね」

みほ「…」

まほ「…」

みほ「…何しよっか?」

まほ「そうだな…明日辺りエリカたちに聞いてみようか」

みほ「そうだね」

しほ「あ、あら…?」

まほ「あ、いえいえちゃんと驚いてますよ」

みほ「でも今日は疲れちゃったから…」

しほ「そ、そう…」


144: 2016/07/28(木) 01:45:57.17 ID:sSseZ7YV0
グ~
みほ「お腹すいた!」

まほ「先にお風呂だ」

みほ「そうだね」

しほ「じゃあ作って待ってるわよ」

二人「はーい!」

しほ「…さてと、愛する娘たちのために愛情をたっぷり入れますか」

おしまい。

145: 2016/07/28(木) 01:47:39.35 ID:sSseZ7YV0
とりあえずここで終わります。

まるで中学生の厨二病黒歴史ノートみたいな戦闘シーンで申し訳ないです…本当に苦手なんです…。
もう戦闘物は私が持たないので書きません!絶対です!!

146: 2016/07/28(木) 06:26:21.64 ID:JOoNOIK3o
乙です

引用: まほ「七夕か…」