1: 2012/01/26(木) 22:38:29.38 ID:TgrYnNZt0
2: 2012/01/26(木) 22:50:21.13 ID:TgrYnNZt0
魔王「は?何で?」
側近「何でって…昨日、ゴーレムとぶつかっただけで肩を脱臼したじゃないですか」
魔王「だって当たった相手ゴーレムよ?普通、脱臼するでしょ?」
側近「普通、ゴーレムと肩をぶつけたぐらいでは脱臼しないと思うんですけどね…」
側近「それに、その前の日はスライムが足に当たっただけで骨折したじゃないですか」
魔王「そりゃ、スライムだもん、スライムが足に当たっただけで骨折なんてよくあるだろ?」
側近「あるあr…ねーよ」
側近「少しぐらい、リハビリと言うか運動してた方がいいですよ?」
魔王「大丈夫だって、我輩には魔法がある」
側近「威力がある魔法使ったら腕が骨折するから、回復魔法しか使えないじゃないですか」
側近「魔王様、いざという時に勇者と戦ったら残念な結果になりますよ?」
魔王「残念な結果て?」
側近「例えば…」
側近「何でって…昨日、ゴーレムとぶつかっただけで肩を脱臼したじゃないですか」
魔王「だって当たった相手ゴーレムよ?普通、脱臼するでしょ?」
側近「普通、ゴーレムと肩をぶつけたぐらいでは脱臼しないと思うんですけどね…」
側近「それに、その前の日はスライムが足に当たっただけで骨折したじゃないですか」
魔王「そりゃ、スライムだもん、スライムが足に当たっただけで骨折なんてよくあるだろ?」
側近「あるあr…ねーよ」
側近「少しぐらい、リハビリと言うか運動してた方がいいですよ?」
魔王「大丈夫だって、我輩には魔法がある」
側近「威力がある魔法使ったら腕が骨折するから、回復魔法しか使えないじゃないですか」
側近「魔王様、いざという時に勇者と戦ったら残念な結果になりますよ?」
魔王「残念な結果て?」
側近「例えば…」
3: 2012/01/26(木) 22:55:33.94 ID:TgrYnNZt0
魔王「よくここまで来れたな…勇者よ!」
勇者「魔王!ここであったが100年目!覚悟!」ダッ
魔王「甘いわこわっぱが!!」グキッ
魔王「イテッ!やべー足捻っ…」
ズバッ!
魔王「ぐわぁああああああ!!我が生涯に一片の悔いなし…」バタッ
勇者(よ…弱っ!)
勇者「魔王!ここであったが100年目!覚悟!」ダッ
魔王「甘いわこわっぱが!!」グキッ
魔王「イテッ!やべー足捻っ…」
ズバッ!
魔王「ぐわぁああああああ!!我が生涯に一片の悔いなし…」バタッ
勇者(よ…弱っ!)
4: 2012/01/26(木) 23:02:52.90 ID:TgrYnNZt0
側近「勇者は魔王を倒した実感が湧かない上に、魔王様が運動不足という事も公に公表
されることになるんですよ?」
魔王「確かに…今のままでは魔王(笑)と言われてしまう…」
魔王「よし!決めた!我輩は運動することにする!」ガタッ
側近「そのいきです!魔王様!!」
魔王「あっヤッベー」
側近「どうしました?」
魔王「勢い良く立ち上がったら、腰がグキッっていった…」
側近(先が思いやられる…)
されることになるんですよ?」
魔王「確かに…今のままでは魔王(笑)と言われてしまう…」
魔王「よし!決めた!我輩は運動することにする!」ガタッ
側近「そのいきです!魔王様!!」
魔王「あっヤッベー」
側近「どうしました?」
魔王「勢い良く立ち上がったら、腰がグキッっていった…」
側近(先が思いやられる…)
9: 2012/01/27(金) 06:10:41.78 ID:9CyNSOQM0
一応この魔王は女です、男だと思っていた人はスミマセン。
側近「じゃあ、まずバレーからしましょう」
魔王「まぁ、いいけどさ、この世界観どうなってんの?」
側近「それは言わない約束ですよ、はい、行きますよ?トース」ポーン
魔王「レシー…ぎゃああああああ!!!!」
側近「ど…どうしました!?」
魔王「レシーブしたら手首が…手首がぁああああ!!」
側近「え!?そんなことで!?」
側近(魔王様…もしかして何かの病気なんじゃ…?)
魔王「ぐぅうううううう…!貴様…図ったな!!」
側近「図ってませんよ!失礼な!!」
側近「とりあえずバレーは中止にしましょう、このままやってたら魔王様の体が粉々になります」
魔王「そうだな、バレーで殺される魔王なんて聞いたこと無いもんな」
側近「じゃあ、まずバレーからしましょう」
魔王「まぁ、いいけどさ、この世界観どうなってんの?」
側近「それは言わない約束ですよ、はい、行きますよ?トース」ポーン
魔王「レシー…ぎゃああああああ!!!!」
側近「ど…どうしました!?」
魔王「レシーブしたら手首が…手首がぁああああ!!」
側近「え!?そんなことで!?」
側近(魔王様…もしかして何かの病気なんじゃ…?)
魔王「ぐぅうううううう…!貴様…図ったな!!」
側近「図ってませんよ!失礼な!!」
側近「とりあえずバレーは中止にしましょう、このままやってたら魔王様の体が粉々になります」
魔王「そうだな、バレーで殺される魔王なんて聞いたこと無いもんな」
10: 2012/01/27(金) 06:30:59.94 ID:9CyNSOQM0
側近「とりあえず、エクササイズして必要な筋肉をつけましょう」
魔王「?これなに?」
側近「鉄アレイですよ、まぁ10Kぐらいで行きましょう」
魔王「ふーん…ぐっ!?な…何だコレ!?滅茶苦茶重いぞ!?まるでゴーレムを持ってる様だ!!」
側近「ゴーレムに謝ってください」
魔王「?これなに?」
側近「鉄アレイですよ、まぁ10Kぐらいで行きましょう」
魔王「ふーん…ぐっ!?な…何だコレ!?滅茶苦茶重いぞ!?まるでゴーレムを持ってる様だ!!」
側近「ゴーレムに謝ってください」
11: 2012/01/27(金) 06:39:36.93 ID:9CyNSOQM0
30分後
魔王「ホラ!見ろよ側近!!5Kg持てたよ!」
側近「まぁ…と言ってもまだ5Kgなんですけどね」
魔王「スッゲー!マジスッゲー!」キラキラ
側近「………」
魔王「ん?何?」
側近「え!?あ…!い、いえ!何も!!」アタフタ
魔王「?」
魔王「ホラ!見ろよ側近!!5Kg持てたよ!」
側近「まぁ…と言ってもまだ5Kgなんですけどね」
魔王「スッゲー!マジスッゲー!」キラキラ
側近「………」
魔王「ん?何?」
側近「え!?あ…!い、いえ!何も!!」アタフタ
魔王「?」
12: 2012/01/27(金) 06:47:26.59 ID:9CyNSOQM0
魔王「…はっはーん…さてはお前…」
側近「」ギクッ
魔王「イボ痔だな?安心しろ、誰にも言わないよお前と我輩だけの秘密だ」
側近(なんかイチャイチャ展開が起こらないような気がする)
側近「」ギクッ
魔王「イボ痔だな?安心しろ、誰にも言わないよお前と我輩だけの秘密だ」
側近(なんかイチャイチャ展開が起こらないような気がする)
13: 2012/01/27(金) 18:16:28.22 ID:9CyNSOQM0
魔王「やったぞ側近よ!我輩はとうとう10Kを持てるようになったぞ!」
側近「そうですか」
魔王「こんな物、軽い軽い!ゴーレム並みだと思ってた我輩が馬鹿みたいだ」
側近「では、ゴーレムに謝ってください」
魔王「ごめんなさい」ペコッ
ゴーレム(何か謝られたような気がする)
魔王「次はどうする!?思い切ってゴーレムを持ち上げてみるか!?」
側近「また脱臼とかされたら面倒ですから、軽~くジョギングにしますか」
魔王「で?どこまで走るんだ?」
側近「そーですねー…」
側近「そうですか」
魔王「こんな物、軽い軽い!ゴーレム並みだと思ってた我輩が馬鹿みたいだ」
側近「では、ゴーレムに謝ってください」
魔王「ごめんなさい」ペコッ
ゴーレム(何か謝られたような気がする)
魔王「次はどうする!?思い切ってゴーレムを持ち上げてみるか!?」
側近「また脱臼とかされたら面倒ですから、軽~くジョギングにしますか」
魔王「で?どこまで走るんだ?」
側近「そーですねー…」
14: 2012/01/27(金) 18:25:09.02 ID:9CyNSOQM0
側近「とりあえず向こうの村まで走ってみますか」
魔王「OK!OK!こんな距離、どーてこと無い!!」ダッ
側近「途中で休憩してもいいですからねー」
3分後
魔王「ぜぇ…ぜぇ…はぁ…はぁ…」フラフラ…
側近「もう疲れてるんですか!?」
魔王「もーだめ、もー無理、詰んだー」バタッ
側近「まだ城から走って3分しかたってないんですけど!?」
魔王「そんな事言ったて…もう…無理だもん」
側近(何で今までこの人に従ってたんだろう?)
魔王「OK!OK!こんな距離、どーてこと無い!!」ダッ
側近「途中で休憩してもいいですからねー」
3分後
魔王「ぜぇ…ぜぇ…はぁ…はぁ…」フラフラ…
側近「もう疲れてるんですか!?」
魔王「もーだめ、もー無理、詰んだー」バタッ
側近「まだ城から走って3分しかたってないんですけど!?」
魔王「そんな事言ったて…もう…無理だもん」
側近(何で今までこの人に従ってたんだろう?)
16: 2012/01/27(金) 19:33:17.81 ID:9CyNSOQM0
側近は男です
側近「ようやく隣の村に着きましたね」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…もうだめ…」
側近「じゃあ帰りましょう、暗くなってきましたし」
魔王「いや、そこの宿屋で泊まろう」
側近「え?いいんですか?」
魔王「構わないよ」
側近「いや、そうじゃなくて私達、魔物なんですけど?」
魔王「大丈夫だって、我輩達は人間か魔物かなんて見分けなんかつかないし」
側近「それもそうですねー」
側近「ようやく隣の村に着きましたね」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…もうだめ…」
側近「じゃあ帰りましょう、暗くなってきましたし」
魔王「いや、そこの宿屋で泊まろう」
側近「え?いいんですか?」
魔王「構わないよ」
側近「いや、そうじゃなくて私達、魔物なんですけど?」
魔王「大丈夫だって、我輩達は人間か魔物かなんて見分けなんかつかないし」
側近「それもそうですねー」
17: 2012/01/27(金) 19:46:51.22 ID:9CyNSOQM0
側近「あ、すみません、部屋は同じでいいですよ」
カシコマリマシター
魔王「え?何で同じ部屋なの?まさか…お前我輩の事を…」
側近「ふざけんな、補強運動をしてもらうんですよ」
カシコマリマシター
魔王「え?何で同じ部屋なの?まさか…お前我輩の事を…」
側近「ふざけんな、補強運動をしてもらうんですよ」
21: 2012/01/27(金) 19:55:31.53 ID:9CyNSOQM0
側近「とりあえず腹筋をしてもらいましょうか」
魔王「OK!1000回ぐらいやってやる!!」
側近「はい!じゃあ一回目!」
魔王「フンッ…~~~~!!」
魔王「~~~~~~っ!」
魔王「~~~~~~~ぶっはぁ!はぁ…はぁ…もうだめ…」
側近「え!?まだ一回目なんですけど!?」
魔王「OK!1000回ぐらいやってやる!!」
側近「はい!じゃあ一回目!」
魔王「フンッ…~~~~!!」
魔王「~~~~~~っ!」
魔王「~~~~~~~ぶっはぁ!はぁ…はぁ…もうだめ…」
側近「え!?まだ一回目なんですけど!?」
27: 2012/01/27(金) 22:03:25.28 ID:9CyNSOQM0
側近「じゃあ今度は腕立て伏せしてくださいよ」
魔王「わかった!」
側近「じゃあ、一回目はい!(返事だけいいんだから…)」
魔王「フンッ!~~~~~!」
側近(全然腕が曲がってない…)
魔王「一回!」
側近「ええ!?」
側近「ちょ…ちょっと待ってください魔王様!!」
魔王「え!?何?」
側近「全然腕が曲がってないし、変なクラウチングスタートみたいになってますよ!?」
魔王「え?マジで?」
魔王「わかった!」
側近「じゃあ、一回目はい!(返事だけいいんだから…)」
魔王「フンッ!~~~~~!」
側近(全然腕が曲がってない…)
魔王「一回!」
側近「ええ!?」
側近「ちょ…ちょっと待ってください魔王様!!」
魔王「え!?何?」
側近「全然腕が曲がってないし、変なクラウチングスタートみたいになってますよ!?」
魔王「え?マジで?」
28: 2012/01/27(金) 22:18:04.47 ID:9CyNSOQM0
側近「…スミマセン魔王様、今の魔王様が補強運動なんていう高度な事はできませんでしたよね」
魔王「うぅ…ごめん…」ショボン
側近「…まぁ、とりあえず今日は寝ましょう」
魔王「あ!あのさ…」
側近「はい?」
魔王「今夜さ、一緒に寝てくれない?」
側近「…魔王様、もったいないお言葉ですが私は魔王様より下の地位、魔王様と寝るなど私には出来ませんので」
魔王「ふざけんな!幽霊に祟り殺されたらどうすんの!?」
側近「魔王が幽霊怖がってどうするんですか!!」
魔王「じゃあ、我輩は誰と寝ろと言うんだ!」
側近「別の人と寝ればいいでしょ!!」
魔王「うぅ…ごめん…」ショボン
側近「…まぁ、とりあえず今日は寝ましょう」
魔王「あ!あのさ…」
側近「はい?」
魔王「今夜さ、一緒に寝てくれない?」
側近「…魔王様、もったいないお言葉ですが私は魔王様より下の地位、魔王様と寝るなど私には出来ませんので」
魔王「ふざけんな!幽霊に祟り殺されたらどうすんの!?」
側近「魔王が幽霊怖がってどうするんですか!!」
魔王「じゃあ、我輩は誰と寝ろと言うんだ!」
側近「別の人と寝ればいいでしょ!!」
29: 2012/01/27(金) 22:30:54.93 ID:9CyNSOQM0
朝
側近(結局一緒に寝ることになるとは…寝れなかった…)
魔王「いやぁ!側近!今日はやけに清々しい朝だなぁ!」
側近「そーですね…」ゴシゴシ
魔王「で?今回は何するの?」
側近「そうですね…では、…剣術からいきましょう」
魔王「けんじゅつ?我輩には魔法があるのだが?」
側近「魔法も使える上に剣術も使えたらいいじゃないですか」
魔王「それも…そう…かな?」
側近「シンプルに誰かと実戦してみましょう」
側近(結局一緒に寝ることになるとは…寝れなかった…)
魔王「いやぁ!側近!今日はやけに清々しい朝だなぁ!」
側近「そーですね…」ゴシゴシ
魔王「で?今回は何するの?」
側近「そうですね…では、…剣術からいきましょう」
魔王「けんじゅつ?我輩には魔法があるのだが?」
側近「魔法も使える上に剣術も使えたらいいじゃないですか」
魔王「それも…そう…かな?」
側近「シンプルに誰かと実戦してみましょう」
30: 2012/01/27(金) 22:40:10.00 ID:9CyNSOQM0
勇者「あ」バッタリ
魔王「あ」バッタリ
側近「あ」バッタリ
勇者「ッ…!貴様は魔王か!?何故ここに!」
魔王「やばいよ!勇者が来ちゃったよ!」ヒソヒソ
側近「そうだ、勇者と戦ってみてくださいよ」ヒソヒソ
魔王「なっ…!?側近っ!貴様!」ヒソヒソ
側近「よく考えてみてくださいよ!ここで勇者に勝ったら貧弱魔王卒業ですよ?」ヒソヒソ
魔王「あっそっか」ヒソヒソ
勇者「おい!お前ら!何をヒソヒソ言ってるんだ!!」
魔王「フッフッフ…勇者!この町にお前の墓を立ててやる!側近!剣を寄越せ!!」
側近「はい!」
勇者「望むところだ!」スラッ
魔王「でゃあああああああ!!!」ダッ
勇者(何だあの構え!?)
勇者「よっ」サッ
魔王「へ?」
勇者「でやぁ!!」バチーン
魔王「ぐっはぁああ!!」ドシャアア
魔王「あ」バッタリ
側近「あ」バッタリ
勇者「ッ…!貴様は魔王か!?何故ここに!」
魔王「やばいよ!勇者が来ちゃったよ!」ヒソヒソ
側近「そうだ、勇者と戦ってみてくださいよ」ヒソヒソ
魔王「なっ…!?側近っ!貴様!」ヒソヒソ
側近「よく考えてみてくださいよ!ここで勇者に勝ったら貧弱魔王卒業ですよ?」ヒソヒソ
魔王「あっそっか」ヒソヒソ
勇者「おい!お前ら!何をヒソヒソ言ってるんだ!!」
魔王「フッフッフ…勇者!この町にお前の墓を立ててやる!側近!剣を寄越せ!!」
側近「はい!」
勇者「望むところだ!」スラッ
魔王「でゃあああああああ!!!」ダッ
勇者(何だあの構え!?)
勇者「よっ」サッ
魔王「へ?」
勇者「でやぁ!!」バチーン
魔王「ぐっはぁああ!!」ドシャアア
31: 2012/01/27(金) 22:50:13.05 ID:9CyNSOQM0
勇者「………」
側近「………」
魔王「…どうだった?」
側近「何ていうか…エリマキトカゲが威嚇してるみたいでした…」
魔王「………無し!今の無し!」
勇者「は?」
側近「え?」
魔王「もう一回!今のノーカウント!」
勇者「な!?往生際が悪いぞ!!」
魔王「ズルイよ!よける何てズルイぞ!」
勇者「何を訳の分からん事を言ってるんだお前!?」
側近「あぁ、スイマセン勇者さん、それじゃあ私達はこれで…」
魔王「まだだ!まだ終わってなぁあああああい!!!」スザザザザ…
勇者「なんだったんだ…」
32: 2012/01/27(金) 23:02:16.56 ID:9CyNSOQM0
側近「よく考えて見れば、勇者は様々な修羅場を乗り越えてきたことを忘れてた」
魔王「とりあえず、今の我輩では勇者に勝てないと見た…」
側近「大丈夫ですよ、絶対に勝てる奴が見つかりますって」
魔王「だといいが…」
側近「あっ…あの人とかいいんじゃ無いですか?」
剣士「……」テクテク…
魔王「おっ!何か勝てそうな気がする!」
側近「そうですか?」
魔王「よっしゃあ!いっちょ殺っちゃいますか!!」タッタッタ…
魔王「とりあえず、今の我輩では勇者に勝てないと見た…」
側近「大丈夫ですよ、絶対に勝てる奴が見つかりますって」
魔王「だといいが…」
側近「あっ…あの人とかいいんじゃ無いですか?」
剣士「……」テクテク…
魔王「おっ!何か勝てそうな気がする!」
側近「そうですか?」
魔王「よっしゃあ!いっちょ殺っちゃいますか!!」タッタッタ…
33: 2012/01/27(金) 23:06:09.91 ID:9CyNSOQM0
30分後
魔王「………」ボロッ
側近「…負けちゃいましたね…」
魔王「アイツ…なんか強かった…」
魔王「ええい!!もうこうなったら勝てそうな奴片っ端から八つ裂きにしてやる!!」
側近「とんだ迷惑ですね」
魔王「………」ボロッ
側近「…負けちゃいましたね…」
魔王「アイツ…なんか強かった…」
魔王「ええい!!もうこうなったら勝てそうな奴片っ端から八つ裂きにしてやる!!」
側近「とんだ迷惑ですね」
34: 2012/01/27(金) 23:11:22.44 ID:9CyNSOQM0
魔王「へい!そこのお方!」
旅商人「はい?」
魔王「氏んでくれ」
旅商人「なっ…何故!?」
魔王「喰らえ!」バッ
旅商人「ヒッ!」カキンッ
魔王「なっ…!?コイツ…そろばんで…!?」
旅商人「でいっ!」ガッ
魔王「ゴッハァ!」バタッ
旅商人「あれ…?なんか…勝っちゃった…」
側近「そろばんで倒される魔王って…」
旅商人「はい?」
魔王「氏んでくれ」
旅商人「なっ…何故!?」
魔王「喰らえ!」バッ
旅商人「ヒッ!」カキンッ
魔王「なっ…!?コイツ…そろばんで…!?」
旅商人「でいっ!」ガッ
魔王「ゴッハァ!」バタッ
旅商人「あれ…?なんか…勝っちゃった…」
側近「そろばんで倒される魔王って…」
35: 2012/01/27(金) 23:19:08.20 ID:9CyNSOQM0
魔王「チックショウ~!あの商人め!許さねぇ!!」
側近「まぁ、いきなり斬りかかったら火事場の馬鹿力がでてしまったんですかね~」
女盗賊「ちょっと待った!ココは私達、盗賊の縄張りだよ!」
女盗賊「命が惜しかったら荷物を私に寄越しな!」ババーン
魔王「あ~あ…何かいい敵、居ないかな~」
女盗賊「おーい」
側近「王国辺りをぶらついてたら、いっぱい居るんじゃないんですか?」
女盗賊「ちょっとー」
魔王「それもそーだなー、じゃあ王国周辺に行ってみるか」
女盗賊「……ヒドイよ…」グスッ
側近「まぁ、いきなり斬りかかったら火事場の馬鹿力がでてしまったんですかね~」
女盗賊「ちょっと待った!ココは私達、盗賊の縄張りだよ!」
女盗賊「命が惜しかったら荷物を私に寄越しな!」ババーン
魔王「あ~あ…何かいい敵、居ないかな~」
女盗賊「おーい」
側近「王国辺りをぶらついてたら、いっぱい居るんじゃないんですか?」
女盗賊「ちょっとー」
魔王「それもそーだなー、じゃあ王国周辺に行ってみるか」
女盗賊「……ヒドイよ…」グスッ
37: 2012/01/28(土) 08:52:22.45 ID:ST20k5zE0
女盗賊「ちょっ…ちょっと待てよオイ!!」
魔王「あぁあ!?」ギロッ
女盗賊(えー…)
女盗賊「ここは私達、盗賊の縄張りだ!通行料としてお前らの荷物をもらおうか」
魔王「チッ…しょうがないな…はい」
紙切れと謎の肉片
女盗賊「コロス!」ダッ
魔王「ザキ!」
女盗賊「ごふっ…」バタッ
側近「何で剣を使わないんですか」
魔王「こんな奴に剣を使えば剣が汚れる」
魔王「あぁあ!?」ギロッ
女盗賊(えー…)
女盗賊「ここは私達、盗賊の縄張りだ!通行料としてお前らの荷物をもらおうか」
魔王「チッ…しょうがないな…はい」
紙切れと謎の肉片
女盗賊「コロス!」ダッ
魔王「ザキ!」
女盗賊「ごふっ…」バタッ
側近「何で剣を使わないんですか」
魔王「こんな奴に剣を使えば剣が汚れる」
38: 2012/01/28(土) 08:56:31.68 ID:ST20k5zE0
魔王「ザオリク」
女盗賊「はっ!?」パチッ
魔王「よし、次行こう次」
女盗賊「ちょっ!待てまだ終わって…」
魔王「……」スッ
女盗賊「スミマセンでした」
女盗賊「はっ!?」パチッ
魔王「よし、次行こう次」
女盗賊「ちょっ!待てまだ終わって…」
魔王「……」スッ
女盗賊「スミマセンでした」
39: 2012/01/28(土) 09:04:57.55 ID:ST20k5zE0
王国周辺
魔王「変なのに絡まれたが、何とか王国周辺まで着いたな」
側近「そーですね」
魔王「さて、勝てそうな奴は居ないかな…」キョロキョロ
少女「フンフフフーン~♪」
魔王「ちょつとそこのお嬢さん」
少女「はい?なんでしょうか?」
魔王「我輩の為に氏んでくれ」
少女「なっ…!?なにゆえ!?」
魔王「[ピーーー]ぇえええええええええええ!!!」バッ
少女「きゃあああああああああああ!!!!」
魔王「変なのに絡まれたが、何とか王国周辺まで着いたな」
側近「そーですね」
魔王「さて、勝てそうな奴は居ないかな…」キョロキョロ
少女「フンフフフーン~♪」
魔王「ちょつとそこのお嬢さん」
少女「はい?なんでしょうか?」
魔王「我輩の為に氏んでくれ」
少女「なっ…!?なにゆえ!?」
魔王「[ピーーー]ぇえええええええええええ!!!」バッ
少女「きゃあああああああああああ!!!!」
40: 2012/01/28(土) 09:12:38.95 ID:ST20k5zE0
30分後
魔王「」チーン
側近「何であんな小さな子に負けてるんですか」
魔王「頭突きがモロ顔に当たった…」
側近「あー…」
魔王「よし!くじけないで続けよう!」
女僧侶「………」テクテク
魔王「へーい!そこのイカしたお嬢さん!」
女僧侶「は…はい!?わ…私ですか!?」ビクッ
魔王「お命頂戴」スラッ
女僧侶「なっ…!?何故!?」
側近(どんどん辻斬りみたいになってる…)
魔王「」チーン
側近「何であんな小さな子に負けてるんですか」
魔王「頭突きがモロ顔に当たった…」
側近「あー…」
魔王「よし!くじけないで続けよう!」
女僧侶「………」テクテク
魔王「へーい!そこのイカしたお嬢さん!」
女僧侶「は…はい!?わ…私ですか!?」ビクッ
魔王「お命頂戴」スラッ
女僧侶「なっ…!?何故!?」
側近(どんどん辻斬りみたいになってる…)
41: 2012/01/28(土) 09:25:34.02 ID:ST20k5zE0
魔王「痛たたた…また負けてしまった…」
側近「そろそろ、切り上げた方がいいんじゃないですか?」
チャラい男「………」テクテク
魔王「へーい!そこのお兄さん!」
チャラい「ん?何だい?ねーちゃん」
魔王「貴様はこの剣のサビになれ」スラッ
チャラい男「なっ…!?何故!?」
側近(聞いちゃいねー…)
側近「そろそろ、切り上げた方がいいんじゃないですか?」
チャラい男「………」テクテク
魔王「へーい!そこのお兄さん!」
チャラい「ん?何だい?ねーちゃん」
魔王「貴様はこの剣のサビになれ」スラッ
チャラい男「なっ…!?何故!?」
側近(聞いちゃいねー…)
43: 2012/01/28(土) 10:00:17.41 ID:ST20k5zE0
魔王「だって悔しいもん」
魔王「中々勝てないし、全然勝てなくてとうとうブチギレちゃったよ」
側近「そのブチギレちゃった結果、さっきのチャラい男を魔法で粉々にしちゃいましたもんね…」
魔王「………」
側近「てゆうか、魔王様は基礎を全然学んでないじゃないですか」
魔王「はっ!そういえば…!」ハッ
側近「基礎も分かってない人が勝てるわけないじゃないですか」
魔王「確かに…基礎を学んでない奴が勝てるわけないじゃないか!!」バッ
側近「それさっき言いました」
女盗賊「あっ!いたいた!さっきはよくも…!」
魔王「中々勝てないし、全然勝てなくてとうとうブチギレちゃったよ」
側近「そのブチギレちゃった結果、さっきのチャラい男を魔法で粉々にしちゃいましたもんね…」
魔王「………」
側近「てゆうか、魔王様は基礎を全然学んでないじゃないですか」
魔王「はっ!そういえば…!」ハッ
側近「基礎も分かってない人が勝てるわけないじゃないですか」
魔王「確かに…基礎を学んでない奴が勝てるわけないじゃないか!!」バッ
側近「それさっき言いました」
女盗賊「あっ!いたいた!さっきはよくも…!」
45: 2012/01/28(土) 12:43:13.05 ID:ST20k5zE0
魔王「なんだお前か、どうした?もう一回三途の川でスキューバーダイビングしに来たのか?」スッ…
女盗賊「ふん!もう魔法なんか怖くねーからな!」ザッ
側近(すごい警戒してる…)
魔王「ほう…言ってくれるな…」ジリっ
女盗賊「来いよ、素人が」ジリっ
魔王「剣術が素人でも魔法はプロ並みだぞ」ダンッ!
女盗賊「だからなんだってんだ!」ビクッ
側近(何だ、このシュールな光景は…)
女盗賊「ふん!もう魔法なんか怖くねーからな!」ザッ
側近(すごい警戒してる…)
魔王「ほう…言ってくれるな…」ジリっ
女盗賊「来いよ、素人が」ジリっ
魔王「剣術が素人でも魔法はプロ並みだぞ」ダンッ!
女盗賊「だからなんだってんだ!」ビクッ
側近(何だ、このシュールな光景は…)
46: 2012/01/28(土) 13:32:37.71 ID:ST20k5zE0
魔王「なぁ、知ってるか」ジリッ
女盗賊「なんだよ」ジリッ
魔王「我輩の呪文の中でも一番破壊力を持つ呪文を…」ジリッ
女盗賊「な…なんだと…!」
魔王「それを今…見せてやる…!」スッ
女盗賊「!」バッ
魔王「今だ!!」ズバッ
女盗賊「ぎゃああああああぁぁぁぁぁ…」バタッ
側近「呪文なんて無かった」
女盗賊「なんだよ」ジリッ
魔王「我輩の呪文の中でも一番破壊力を持つ呪文を…」ジリッ
女盗賊「な…なんだと…!」
魔王「それを今…見せてやる…!」スッ
女盗賊「!」バッ
魔王「今だ!!」ズバッ
女盗賊「ぎゃああああああぁぁぁぁぁ…」バタッ
側近「呪文なんて無かった」
47: 2012/01/28(土) 13:52:11.55 ID:ST20k5zE0
魔王「やったー!勝ったー!ウィナー!!」
女盗賊「ひ…卑怯だぞ…!」
魔王「敵の言った事をまともに信じるからだ」
魔王「さて、敗北者として我輩に貴様の荷物を貰おうか」
側近「やってること盗賊と変わりませんよ」
魔王「大丈夫だ、ちゃんと我輩の持ち物と交換してやるよ」ヌチャ
側近「それ、さっきのチャラ男の肉塊じゃないですか」
魔王「ほれ交換交換♪」
女盗賊「鬼…悪魔ぁ…」
魔王「鬼でも悪魔でもありません~魔王です~♪」ニタニタ
側近(嬉しそうだなこの人…)
女盗賊「ひ…卑怯だぞ…!」
魔王「敵の言った事をまともに信じるからだ」
魔王「さて、敗北者として我輩に貴様の荷物を貰おうか」
側近「やってること盗賊と変わりませんよ」
魔王「大丈夫だ、ちゃんと我輩の持ち物と交換してやるよ」ヌチャ
側近「それ、さっきのチャラ男の肉塊じゃないですか」
魔王「ほれ交換交換♪」
女盗賊「鬼…悪魔ぁ…」
魔王「鬼でも悪魔でもありません~魔王です~♪」ニタニタ
側近(嬉しそうだなこの人…)
48: 2012/01/28(土) 15:49:00.51 ID:ST20k5zE0
側近「暗くなって来ましたね…さすがに王国の宿で寝る訳にはいかないし…」
魔王「本気で城に戻った方がよさそうだな」
側近「そうですね、変な人もいますし」
魔王「変な人?」
白マントの男「へーい、そこのお嬢さん!今夜俺と遊ばな~い?」
側近「ホラあの人ですよ、なんか着てる服も髪の毛も真っ白ですし、ナンパしてるし、いかにも怪しいじゃないですか」
魔王「………」スタスタ…
側近「魔王様?」
白マントの男「チッ!ここの女は手強いな…王国なら楽勝だと思ったのに」
魔王「おい」
白マントの男「あ?何だよ…」
魔王「イオナズン!」ドガァーン!!
白マントの男「ごぎゃあああああああああああああ!!!!」
側近「!?」
魔王「本気で城に戻った方がよさそうだな」
側近「そうですね、変な人もいますし」
魔王「変な人?」
白マントの男「へーい、そこのお嬢さん!今夜俺と遊ばな~い?」
側近「ホラあの人ですよ、なんか着てる服も髪の毛も真っ白ですし、ナンパしてるし、いかにも怪しいじゃないですか」
魔王「………」スタスタ…
側近「魔王様?」
白マントの男「チッ!ここの女は手強いな…王国なら楽勝だと思ったのに」
魔王「おい」
白マントの男「あ?何だよ…」
魔王「イオナズン!」ドガァーン!!
白マントの男「ごぎゃあああああああああああああ!!!!」
側近「!?」
49: 2012/01/28(土) 15:57:46.59 ID:ST20k5zE0
魔王「あ~堪えるな威力のある魔法は…でも少しマシになったな」
側近「なっ…何て事するんですか!?」
魔王「え?」
側近「いくらあの人が目障りだと言っても、あそこまでする必要は…!」
魔王「あー…大丈夫だよ、アイツ生きてるもん」
側近「へ?」
白マントの男「ってーな…いきなり何しやがる…」
側近「あれを喰らって傷一つ無い…!?」
側近「なっ…何て事するんですか!?」
魔王「え?」
側近「いくらあの人が目障りだと言っても、あそこまでする必要は…!」
魔王「あー…大丈夫だよ、アイツ生きてるもん」
側近「へ?」
白マントの男「ってーな…いきなり何しやがる…」
側近「あれを喰らって傷一つ無い…!?」
50: 2012/01/28(土) 16:21:48.98 ID:ST20k5zE0
白マントの男「んだぁ?そんなに俺がモテて欲しくねーのかよ」
魔王「お前は元からモテて無かったろーが」
白マントの男「うるせぇ処Oが!」
魔王「黙れ、童Oの分際で」
側近「ちょっ…ちょっと!何で二人共そんな親しげに話してるんですか!?」
魔王「あっ?あぁ…だってコイツも魔王だもん」
側近「え?」
魔王「お前は元からモテて無かったろーが」
白マントの男「うるせぇ処Oが!」
魔王「黙れ、童Oの分際で」
側近「ちょっ…ちょっと!何で二人共そんな親しげに話してるんですか!?」
魔王「あっ?あぁ…だってコイツも魔王だもん」
側近「え?」
51: 2012/01/28(土) 16:30:43.74 ID:ST20k5zE0
魔王「北の巨大な大陸を制圧した魔王…聞いたことないか?」
側近「えっ!?ま…まさか…あの!?」
魔王(白)「フッフッフ…驚くのも無理はないか…あの大陸を制圧したのは
たったの二日だったからな…」
魔王「自惚れんなよ、その時お前は戦線離脱してたくせに」
側近「えっ?何で?」
魔王(白)「それには深い訳…がっ!?ま…また…腹がぁ…」ヨロヨロ
魔王「下痢なんだよアイツ」
側近「えっ!?ま…まさか…あの!?」
魔王(白)「フッフッフ…驚くのも無理はないか…あの大陸を制圧したのは
たったの二日だったからな…」
魔王「自惚れんなよ、その時お前は戦線離脱してたくせに」
側近「えっ?何で?」
魔王(白)「それには深い訳…がっ!?ま…また…腹がぁ…」ヨロヨロ
魔王「下痢なんだよアイツ」
52: 2012/01/28(土) 16:39:36.75 ID:ST20k5zE0
魔王(白)「ふぅ…近くに公衆トイレがあって助かったぜ」
魔王「そのまま漏らしちまえばよかったのに」
魔王(白)「バカヤロ!そんな事したら俺の人生がいろんな意味で終わるだろうが!
所でお前らはココで何やってんの?」
側近「あぁ、魔王様の剣術の訓練を…グフッ!」
魔王「余計なこと言わんでいい!」
魔王(白)「ほ~う…剣術ねぇ…」
魔王「何だよ、文句あるのかよ、この下痢野郎」
魔王(白)「文句は無いさ、だけどよ何でこの俺に相談しないのかな?」
魔王「そのまま漏らしちまえばよかったのに」
魔王(白)「バカヤロ!そんな事したら俺の人生がいろんな意味で終わるだろうが!
所でお前らはココで何やってんの?」
側近「あぁ、魔王様の剣術の訓練を…グフッ!」
魔王「余計なこと言わんでいい!」
魔王(白)「ほ~う…剣術ねぇ…」
魔王「何だよ、文句あるのかよ、この下痢野郎」
魔王(白)「文句は無いさ、だけどよ何でこの俺に相談しないのかな?」
53: 2012/01/28(土) 16:51:13.22 ID:ST20k5zE0
側近「と、言うと?」
魔王(白)「確かに俺は世界中の女性を魅了できる程のイケメンの上に剣術も一流なんだ」
側近「そうなんですか?」
魔王「確かにコイツはアホでマヌケで能天気なナルシスト下痢野郎だが、剣術だけが凄いんだ」
魔王(白)「おい、なんて事を言うんだお前は」
魔王「我輩は事実を述べたまでだが?」
魔王(白)「確かに俺は世界中の女性を魅了できる程のイケメンの上に剣術も一流なんだ」
側近「そうなんですか?」
魔王「確かにコイツはアホでマヌケで能天気なナルシスト下痢野郎だが、剣術だけが凄いんだ」
魔王(白)「おい、なんて事を言うんだお前は」
魔王「我輩は事実を述べたまでだが?」
54: 2012/01/28(土) 17:36:29.81 ID:ST20k5zE0
魔王(白)「さて、どうする?」
側近「どうします?」ヒソヒソ
魔王「置いていくに決まってんだろ」ヒソヒソ
側近「でも剣術は達人並みなんでしょ?教わった方がいいですよ」ヒソヒソ
魔王「そんな事言ってもな…」ヒソヒソ
魔王(白)「で?どうするんだ?俺をお前に剣術を教えるか教えなくてもいいのか…」
魔王「チッ…わかったよ、城に案内するよ」
魔王(白)「よろしい、その代わり俺の事は『師匠』と呼べ」フフン
魔王「何かこの辺が臭いです師匠」
魔王(白)「え?マジで?」サッ
側近(何でこの人達は仲が悪いんだろう…)
側近「どうします?」ヒソヒソ
魔王「置いていくに決まってんだろ」ヒソヒソ
側近「でも剣術は達人並みなんでしょ?教わった方がいいですよ」ヒソヒソ
魔王「そんな事言ってもな…」ヒソヒソ
魔王(白)「で?どうするんだ?俺をお前に剣術を教えるか教えなくてもいいのか…」
魔王「チッ…わかったよ、城に案内するよ」
魔王(白)「よろしい、その代わり俺の事は『師匠』と呼べ」フフン
魔王「何かこの辺が臭いです師匠」
魔王(白)「え?マジで?」サッ
側近(何でこの人達は仲が悪いんだろう…)
55: 2012/01/28(土) 17:51:26.39 ID:ST20k5zE0
朝、魔王城
魔王「でやぁ!」ブンッ
魔王(白)「振りが遅いぞ!もっと早く!ごっはぁ…腹が…きゅ…休憩!」
10分後
魔王「やぁあ!」ヒュッ
魔王(白)「バカヤロウ!そんな振り方したらスキを作っちまうだろうがっ!?は…腹が…」
20分後
魔王「とぅ!」ビュッ
魔王(白)「違う!突きは相手の急所を狙うんだ!が!?…ま…また…は…ら、がぁあ…」
40分後
魔王「でやぁ!」バシン!
魔王(白)「攻撃したらすぐに防御しろって何度も言ってんだろ!がっはぁ!?…ま…また…」
2時間後
魔王「そい!」ブンッ
魔王(白)「よし!そうだ!それでい…げはっ!…ま…また…トイレ…借りるぞ…」
魔王「いい加減にしろテメェ!」
魔王「でやぁ!」ブンッ
魔王(白)「振りが遅いぞ!もっと早く!ごっはぁ…腹が…きゅ…休憩!」
10分後
魔王「やぁあ!」ヒュッ
魔王(白)「バカヤロウ!そんな振り方したらスキを作っちまうだろうがっ!?は…腹が…」
20分後
魔王「とぅ!」ビュッ
魔王(白)「違う!突きは相手の急所を狙うんだ!が!?…ま…また…は…ら、がぁあ…」
40分後
魔王「でやぁ!」バシン!
魔王(白)「攻撃したらすぐに防御しろって何度も言ってんだろ!がっはぁ!?…ま…また…」
2時間後
魔王「そい!」ブンッ
魔王(白)「よし!そうだ!それでい…げはっ!…ま…また…トイレ…借りるぞ…」
魔王「いい加減にしろテメェ!」
56: 2012/01/28(土) 18:22:56.67 ID:ST20k5zE0
魔王(白)「よし、お前に教える事はもうない」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
魔王(白)「それじゃあ、俺はもう帰る」
魔王「待てよ師匠、恩返しをしてやるよ」
魔王(白)「え?」
魔王「特急で北の大陸に返してやるよ」
魔王(白)「マジで?」
魔王「おい、側近」
側近「なんですか?」
魔王「北の城壁に『アレ』設置されてたっけ?」
側近「えぇ、大きいものなら」
魔王「よし、地図貸せ計算する」
魔王(白)「?」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
魔王(白)「それじゃあ、俺はもう帰る」
魔王「待てよ師匠、恩返しをしてやるよ」
魔王(白)「え?」
魔王「特急で北の大陸に返してやるよ」
魔王(白)「マジで?」
魔王「おい、側近」
側近「なんですか?」
魔王「北の城壁に『アレ』設置されてたっけ?」
側近「えぇ、大きいものなら」
魔王「よし、地図貸せ計算する」
魔王(白)「?」
57: 2012/01/28(土) 18:34:26.89 ID:ST20k5zE0
魔王「待たせたな…」
魔王(白)「なんだココ?こんな高い所で何をする気だ?」
魔王「弾を込めろー!」ピー!
魔王(白)「え?あ!おい!何すんだよ!」
パタン
魔王「目標座標X21!Y5690352!角度は56度!」
キリキリキリ…
魔王(白)「えっ?何?何なの!?」
側近「セット完了!」
魔王「目標、『北の大陸』!発射ぁあああああああああああ!!!!!」
ドガァアアアアアアアン!!!!
ぎゃあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ>+キラーン
魔王「二度と来んな!」
魔王(白)「なんだココ?こんな高い所で何をする気だ?」
魔王「弾を込めろー!」ピー!
魔王(白)「え?あ!おい!何すんだよ!」
パタン
魔王「目標座標X21!Y5690352!角度は56度!」
キリキリキリ…
魔王(白)「えっ?何?何なの!?」
側近「セット完了!」
魔王「目標、『北の大陸』!発射ぁあああああああああああ!!!!!」
ドガァアアアアアアアン!!!!
ぎゃあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ>+キラーン
魔王「二度と来んな!」
58: 2012/01/28(土) 18:57:50.98 ID:ST20k5zE0
側近「いいんですか?あんな事して」
魔王「大丈夫だアイツ普通じゃないから」
側近「で、どうでした?特訓は?」
魔王「フム…練習時間が少なかったが、何かを得たような気がする」
側近「てゆうか魔王様の他にも魔王が居るんですか?」
魔王「うん、そうだよ」
側近「じゃあその魔王も免許皆伝の技を持ってるんですね」
魔王「まあね、ちなみに我輩は魔法の達人」
側近「じゃあ他の魔王から技を教えてもらいましょうよ!」
魔王「なるほど!全ての魔王の技を使える魔王か…いい!」
側近「では早速出かけましょう!」
魔王「じゃあ、白の次と来たら…やっぱアイツだよな…」
魔王「大丈夫だアイツ普通じゃないから」
側近「で、どうでした?特訓は?」
魔王「フム…練習時間が少なかったが、何かを得たような気がする」
側近「てゆうか魔王様の他にも魔王が居るんですか?」
魔王「うん、そうだよ」
側近「じゃあその魔王も免許皆伝の技を持ってるんですね」
魔王「まあね、ちなみに我輩は魔法の達人」
側近「じゃあ他の魔王から技を教えてもらいましょうよ!」
魔王「なるほど!全ての魔王の技を使える魔王か…いい!」
側近「では早速出かけましょう!」
魔王「じゃあ、白の次と来たら…やっぱアイツだよな…」
59: 2012/01/28(土) 20:20:37.64 ID:ST20k5zE0
南にあるとある村
側近「こんな所に居るんですか?」
魔王「あいつは絶対にココに居る」
赤ローブを着た少女「紙ヤスリ~紙ヤスリは要りませんか?」
怪しい男「ちょっと君、一枚貰えないか?」
赤ローブを着た少女「あっ!ありがとうございます!」
怪しい男「じゃっちょっと来てくれないか?」グイッ
赤ローブ「あ!やっ…止めてください!」
側近「こんな所に居るんですか?」
魔王「あいつは絶対にココに居る」
赤ローブを着た少女「紙ヤスリ~紙ヤスリは要りませんか?」
怪しい男「ちょっと君、一枚貰えないか?」
赤ローブを着た少女「あっ!ありがとうございます!」
怪しい男「じゃっちょっと来てくれないか?」グイッ
赤ローブ「あ!やっ…止めてください!」
60: 2012/01/28(土) 20:31:22.64 ID:ST20k5zE0
側近「魔王様!あの子連れて行かれてしまいますよ…ってもう居ない…」
魔王「へーい、お兄さーん」
怪しい男「ん?なんだ…」
魔王「バシルーラ!」
怪しい男「ぎゃああああああああああ!!」バビュン!
赤ローブ「あっ…ありがとうございま……あ!?」
魔王「よっ!久しぶり」
側近「まさか魔王様…この子は…」
魔王「そ、南の大陸を占めてる魔王」
側近「やっぱり…」
魔王「へーい、お兄さーん」
怪しい男「ん?なんだ…」
魔王「バシルーラ!」
怪しい男「ぎゃああああああああああ!!」バビュン!
赤ローブ「あっ…ありがとうございま……あ!?」
魔王「よっ!久しぶり」
側近「まさか魔王様…この子は…」
魔王「そ、南の大陸を占めてる魔王」
側近「やっぱり…」
61: 2012/01/28(土) 20:46:02.53 ID:ST20k5zE0
魔王「それにしてもこの大陸を制圧した魔王がどうして路上で紙ヤスリ売りなんかを?」
魔王(赤)「はい、それは我々の軍資金が底を尽きてきて…」
側近「そんなの自分の部下に物売りして稼いでもらうべきでしょ?」
魔王(赤)「みんなに迷惑掛けたくないので…こういう事は私がやるべきなんです」
魔王(いい子だなーこの子)
魔王(赤)「はい、それは我々の軍資金が底を尽きてきて…」
側近「そんなの自分の部下に物売りして稼いでもらうべきでしょ?」
魔王(赤)「みんなに迷惑掛けたくないので…こういう事は私がやるべきなんです」
魔王(いい子だなーこの子)
62: 2012/01/28(土) 20:58:50.97 ID:ST20k5zE0
側近「ところで、何が得意なんですか?」
魔王「この子は槍だよ、でも何で槍を持ってないの?さっきも変な奴に連れて行かれるところだった
じゃないか」
魔王(赤)「それは…傷つけたく…なかったからです」
魔王「はぁ…」
魔王(赤)「で?あなたは…何をしにきたのですか?」
魔王「おぉ!そうだった!実はお前の槍術を習いに来んだよ!」
魔王(赤)「えぇえ!?」
魔王「お願いします!師匠!!」
魔王(赤)「ちょっ…師匠って…本当に私は大した事ないですから!!」アタフタ
魔王「さぁ!行きましょう!早く!」
魔王(赤)「本当に!本当に大したことないんですって!!」アタフタ
側近(白魔王の時は滅茶苦茶嫌がってたのに…)
魔王「この子は槍だよ、でも何で槍を持ってないの?さっきも変な奴に連れて行かれるところだった
じゃないか」
魔王(赤)「それは…傷つけたく…なかったからです」
魔王「はぁ…」
魔王(赤)「で?あなたは…何をしにきたのですか?」
魔王「おぉ!そうだった!実はお前の槍術を習いに来んだよ!」
魔王(赤)「えぇえ!?」
魔王「お願いします!師匠!!」
魔王(赤)「ちょっ…師匠って…本当に私は大した事ないですから!!」アタフタ
魔王「さぁ!行きましょう!早く!」
魔王(赤)「本当に!本当に大したことないんですって!!」アタフタ
側近(白魔王の時は滅茶苦茶嫌がってたのに…)
63: 2012/01/28(土) 21:15:48.43 ID:ST20k5zE0
魔王(赤)の城
魔王(赤)「怪我しても知りませんよ?」
魔王「大丈夫だって!さぁ!どんどん来い!」
魔王(赤)「じゃあ行きますよ…それ!」
ビュッ!
魔王「」
側近(み…見えなかった…」
魔王(赤)「怪我しても知りませんよ?」
魔王「大丈夫だって!さぁ!どんどん来い!」
魔王(赤)「じゃあ行きますよ…それ!」
ビュッ!
魔王「」
側近(み…見えなかった…」
64: 2012/01/28(土) 21:30:10.13 ID:ST20k5zE0
1分後
魔王「」チーン
魔王(赤)「だ…大丈夫ですか!?」アタフタ
側近(つ…強い!)
魔王「ぐぅ…やっぱ師匠には敵わないよ…」
魔王(赤)「し…師匠だなんて…そんな…」テレテレ
魔王「その強さの秘訣を教えてくださいよー」
魔王(赤)「じゃっじゃあ、伝授しましょう」テレテレ
側近(人を持ち上げるの上手いなぁこの人)
魔王「」チーン
魔王(赤)「だ…大丈夫ですか!?」アタフタ
側近(つ…強い!)
魔王「ぐぅ…やっぱ師匠には敵わないよ…」
魔王(赤)「し…師匠だなんて…そんな…」テレテレ
魔王「その強さの秘訣を教えてくださいよー」
魔王(赤)「じゃっじゃあ、伝授しましょう」テレテレ
側近(人を持ち上げるの上手いなぁこの人)
65: 2012/01/28(土) 21:52:57.02 ID:ST20k5zE0
魔王(赤)「そうです、もうちょっと手の位置を…」
魔王「こう?」
魔王(赤)「はいそうです、で、腰をこうして…」
魔王「ほう」
魔王(赤)「そして突く」
魔王「それ!」ビュッ
魔王(赤)「そうです!凄いですね!こんな短時間で習得してしまうなんて!」
魔王「まぁね」
部下「魔王様!」
魔王「え?」
魔王(赤)「え?」
部下「あ…いえ…赤の方の…」
魔王(赤)「どうかしましたか?」
部下「宝物庫に盗賊が発見しました!現在その盗賊はこの城に隠れてるようです!」
魔王(赤)「なんですって!?」
側近(ん?盗賊…何か懐かしい響きのような…)
魔王「こう?」
魔王(赤)「はいそうです、で、腰をこうして…」
魔王「ほう」
魔王(赤)「そして突く」
魔王「それ!」ビュッ
魔王(赤)「そうです!凄いですね!こんな短時間で習得してしまうなんて!」
魔王「まぁね」
部下「魔王様!」
魔王「え?」
魔王(赤)「え?」
部下「あ…いえ…赤の方の…」
魔王(赤)「どうかしましたか?」
部下「宝物庫に盗賊が発見しました!現在その盗賊はこの城に隠れてるようです!」
魔王(赤)「なんですって!?」
側近(ん?盗賊…何か懐かしい響きのような…)
66: 2012/01/28(土) 23:41:03.59 ID:ST20k5zE0
女盗賊「くそっ!捕まってたまるかよ!」
魔王「コラー!出てこい盗賊ー!この槍で突き頃してやる!」
女盗賊(げっ!何でアイツがココに居るんだよ!取りあえず隠れよう…)コソコソ…
側近「もう逃げられたんじゃないんですかねー」
魔王「いや!奴は絶対にココにいる!」
壺「」ゴトッ
魔王「ん?」
壺「」
魔王「コラー!出てこい盗賊ー!この槍で突き頃してやる!」
女盗賊(げっ!何でアイツがココに居るんだよ!取りあえず隠れよう…)コソコソ…
側近「もう逃げられたんじゃないんですかねー」
魔王「いや!奴は絶対にココにいる!」
壺「」ゴトッ
魔王「ん?」
壺「」
67: 2012/01/28(土) 23:49:17.50 ID:ST20k5zE0
魔王「この壺…何かムカツクな…」
壺「」ギクッ
魔王「イオラでぶっ壊してしまいたいぐらいムカツク」
壺「」ダラダラ…
側近「でもこれ人の壺でしょ?勝手に壊しちゃだめでしょ?」
魔王「それもそうだな」
壺「」ホッ
魔王「じゃあ、この槍で一突きしてやるか」
壺「」
魔王「いっせーのー…」
女盗賊「ち…畜生ぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」バリーン!
魔王「見つけたぞぉおおおおおおおお!!!」
壺「」ギクッ
魔王「イオラでぶっ壊してしまいたいぐらいムカツク」
壺「」ダラダラ…
側近「でもこれ人の壺でしょ?勝手に壊しちゃだめでしょ?」
魔王「それもそうだな」
壺「」ホッ
魔王「じゃあ、この槍で一突きしてやるか」
壺「」
魔王「いっせーのー…」
女盗賊「ち…畜生ぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」バリーン!
魔王「見つけたぞぉおおおおおおおお!!!」
68: 2012/01/28(土) 23:57:37.52 ID:ST20k5zE0
魔王「氏ね!」ビュッ
女盗賊「うおっ!」サッ
魔王「喰らえ!」ビュッ
女盗賊「どわっ!」サッ
魔王「イオ!」ポン
女盗賊「痛て!」ペチッ
魔王「スキありぃいいいいい!!」ザスッ!
女盗賊「ぎゃあああああああああ!!!!!」
側近「手段は選ばない…と」
女盗賊「うおっ!」サッ
魔王「喰らえ!」ビュッ
女盗賊「どわっ!」サッ
魔王「イオ!」ポン
女盗賊「痛て!」ペチッ
魔王「スキありぃいいいいい!!」ザスッ!
女盗賊「ぎゃあああああああああ!!!!!」
側近「手段は選ばない…と」
69: 2012/01/29(日) 00:06:07.27 ID:2OwN6Kr40
魔王「獲ったどぉーー!!!」
女盗賊「」ビクンビクン
側近「そんな魚感覚で人を突かないでくださいよ」
側近「てゆうかまたその人氏にましたよ?」
魔王「大丈夫、大丈夫、呪文で蘇るから」
女盗賊「」ビクンビクン
側近「そんな魚感覚で人を突かないでくださいよ」
側近「てゆうかまたその人氏にましたよ?」
魔王「大丈夫、大丈夫、呪文で蘇るから」
70: 2012/01/29(日) 00:12:36.68 ID:2OwN6Kr40
魔王(赤)「あ!見つかりましたか!?」
魔王「おう!刺し頃してやったよ!早速、お前の槍術を使えたよ」
魔王「ほれ!焼くなり煮るなりしな」ベチャ
女盗賊の氏体「」
魔王(赤)「い…いや…焼くなり煮るなりって言っても…」
魔王「あっ、生き返すの忘れてた、ザオリク!」
女盗賊「はっ!わ…私は一体!?」
魔王「じゃあ、我輩はコレで!」
魔王(赤)「今度は東の大陸に行くのですか?」
魔王「もちろん!アイツからアレを教わってくるよ!」
魔王「おう!刺し頃してやったよ!早速、お前の槍術を使えたよ」
魔王「ほれ!焼くなり煮るなりしな」ベチャ
女盗賊の氏体「」
魔王(赤)「い…いや…焼くなり煮るなりって言っても…」
魔王「あっ、生き返すの忘れてた、ザオリク!」
女盗賊「はっ!わ…私は一体!?」
魔王「じゃあ、我輩はコレで!」
魔王(赤)「今度は東の大陸に行くのですか?」
魔王「もちろん!アイツからアレを教わってくるよ!」
71: 2012/01/29(日) 08:21:05.74 ID:2OwN6Kr40
東のとある洞窟前
魔王「おーい!出てこーい!!」
側近「この洞窟に居るんですか?」
魔王「あぁ、今度は鎖鎌の使い手だ」
側近「宍戸梅軒みたいな人なんですかね」
魔王「それ、知ってる人と知らない人がいるからわかりにくいよ」
側近「あ、誰か出てきた」
青色の服の男「………」
魔王「よっ」
青色の服の男「………」
魔王「………」
青色の服の男「………」
側近「………」
青色の服の男「…よっ」
側近(何だ?今の間は?)
魔王「おーい!出てこーい!!」
側近「この洞窟に居るんですか?」
魔王「あぁ、今度は鎖鎌の使い手だ」
側近「宍戸梅軒みたいな人なんですかね」
魔王「それ、知ってる人と知らない人がいるからわかりにくいよ」
側近「あ、誰か出てきた」
青色の服の男「………」
魔王「よっ」
青色の服の男「………」
魔王「………」
青色の服の男「………」
側近「………」
青色の服の男「…よっ」
側近(何だ?今の間は?)
72: 2012/01/29(日) 08:28:23.77 ID:2OwN6Kr40
魔王「コイツが東の大陸を占めている魔王だ」
魔王(青)「………」
魔王「………」
側近「………」
魔王(青)「よろしく」ペコ
側近「あ?えぇ…どうも…」
魔王「突然なんだけどさ、鎖鎌を教えてくれないかな?」
魔王(青)「………」
側近「………」
魔王「………」
魔王(青)「いいよ」
側近「新手の尺稼ぎですかこれ?」
魔王(青)「………」
魔王「………」
側近「………」
魔王(青)「よろしく」ペコ
側近「あ?えぇ…どうも…」
魔王「突然なんだけどさ、鎖鎌を教えてくれないかな?」
魔王(青)「………」
側近「………」
魔王「………」
魔王(青)「いいよ」
側近「新手の尺稼ぎですかこれ?」
73: 2012/01/29(日) 08:35:00.36 ID:2OwN6Kr40
魔王(青)「でもタダでは教えられない」
魔王「金か?」
魔王(青)「……………いや、違う、どっかの大陸からやって来た魔物を討伐して欲しい」
側近「何で自分で行かないんですか?」
魔王(青)「………………めんどくさいから」
側近(えぇー…)
魔王「じゃあ、早速行ってくるか!」
側近「え!?私もですか!」
魔王(青)「………………行ってらっしゃい」
魔王「金か?」
魔王(青)「……………いや、違う、どっかの大陸からやって来た魔物を討伐して欲しい」
側近「何で自分で行かないんですか?」
魔王(青)「………………めんどくさいから」
側近(えぇー…)
魔王「じゃあ、早速行ってくるか!」
側近「え!?私もですか!」
魔王(青)「………………行ってらっしゃい」
74: 2012/01/29(日) 08:42:12.90 ID:2OwN6Kr40
魔物A「へっへっへ…ここは俺達が制圧して…俺が魔王になってやる!」
魔物B「さすが兄貴!」
魔物C「ここを拠点として、中央の大陸に居る人間共を喰いに行きましょうよ!」
魔物A「グッドアイディア!さすがは俺の部下の中でも頭が良い奴!その発想は無かった!」
魔物A・C・B「いっひひひひひひひひひひひひ!!!」
側近(何て小物臭いんだ…)
魔王(とっとと殺っちまうか)
魔物B「さすが兄貴!」
魔物C「ここを拠点として、中央の大陸に居る人間共を喰いに行きましょうよ!」
魔物A「グッドアイディア!さすがは俺の部下の中でも頭が良い奴!その発想は無かった!」
魔物A・C・B「いっひひひひひひひひひひひひ!!!」
側近(何て小物臭いんだ…)
魔王(とっとと殺っちまうか)
75: 2012/01/29(日) 08:53:51.05 ID:2OwN6Kr40
魔王「へーい!お前達!」
魔物A・B・C「あ?」
魔王「消えろ」
魔物A・B・C「なっ!?何故…!?」
魔王「メラゾーマ!」
魔物C「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!」ゴォオオ
魔物B「天才くーーーーーーーん!!!おのれぇええ!!」
魔王「剣で目を斬る!」スパッ
魔物B「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!」バタバタッ
魔物A「イケメンB―――――!!くっそぉおおおおお!!!」
魔王「槍で心臓を突く!」ドスッ
魔物A「ぐはっ!わが世、見届けぬまま氏ぬのか…」バタッ
魔物B・C「堕ちた天使(ハデス)ぅうううううううううううう!!!!」
側近「コイツらのネーミングセンスおかしいだろ」
魔物A・B・C「あ?」
魔王「消えろ」
魔物A・B・C「なっ!?何故…!?」
魔王「メラゾーマ!」
魔物C「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!」ゴォオオ
魔物B「天才くーーーーーーーん!!!おのれぇええ!!」
魔王「剣で目を斬る!」スパッ
魔物B「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!」バタバタッ
魔物A「イケメンB―――――!!くっそぉおおおおお!!!」
魔王「槍で心臓を突く!」ドスッ
魔物A「ぐはっ!わが世、見届けぬまま氏ぬのか…」バタッ
魔物B・C「堕ちた天使(ハデス)ぅうううううううううううう!!!!」
側近「コイツらのネーミングセンスおかしいだろ」
76: 2012/01/29(日) 09:06:54.79 ID:2OwN6Kr40
イケメンB「ぐぅう!つ…強い!」
天才くん「コイツ…何者だ…!」
魔王「お前等さ、ここの魔王軍の兵数何人だと思ってんの?」
イケメンB「そ…そんなの、5人とか10人ぐらい…」
魔王「120万」
天才くん「」
イケメンB「ひゃ…ひゃくにじゅうまん?」
イケメンB「え…えーと…百の次が千だから…1繰り上がって…」
堕ちた天使(ハデス)「ふ…ふふふ…」
天才・イケメン「あ…兄貴?」
堕ちた天使(ハデス)「今回は見逃してやる、だが今度あったときはタダですむと思うなよ!」
魔王「返り討ちにしてやるよ、堕ちた天使(ハデス)」
堕ちた天使(ハデス)「俺の右腕が『あの』力が覚醒しなかった事だけありがたく思え!
そして、永遠に恐怖に苦しむといい!!」
側近(三日後ぐらいで恥ずかしくなるよな、アレ)
天才くん「コイツ…何者だ…!」
魔王「お前等さ、ここの魔王軍の兵数何人だと思ってんの?」
イケメンB「そ…そんなの、5人とか10人ぐらい…」
魔王「120万」
天才くん「」
イケメンB「ひゃ…ひゃくにじゅうまん?」
イケメンB「え…えーと…百の次が千だから…1繰り上がって…」
堕ちた天使(ハデス)「ふ…ふふふ…」
天才・イケメン「あ…兄貴?」
堕ちた天使(ハデス)「今回は見逃してやる、だが今度あったときはタダですむと思うなよ!」
魔王「返り討ちにしてやるよ、堕ちた天使(ハデス)」
堕ちた天使(ハデス)「俺の右腕が『あの』力が覚醒しなかった事だけありがたく思え!
そして、永遠に恐怖に苦しむといい!!」
側近(三日後ぐらいで恥ずかしくなるよな、アレ)
77: 2012/01/29(日) 14:46:30.71 ID:2OwN6Kr40
魔王「おい!約束どおりに馬鹿を追っ払ってやったぞ!」
魔王(青)「………よくやった、じゃあ早速伝授しよう…」
3時間後
魔王(青)「…………よし、それでいい、お前に教える事はもうない…」
魔王「あ~疲れたー」
側近「お疲れ様です」
魔王(青)「………よくやった、じゃあ早速伝授しよう…」
3時間後
魔王(青)「…………よし、それでいい、お前に教える事はもうない…」
魔王「あ~疲れたー」
側近「お疲れ様です」
79: 2012/01/29(日) 17:58:38.63 ID:2OwN6Kr40
魔王「鎖鎌も覚えた事だし、試しに使ってみたいなー」チラッ
側近「わ…私はダメですよ!抵抗しますよ!?」ザッ
魔王「ちぇー、誰でもいいから試したいなー」
女盗賊「チッ…宿屋から物を盗んだのは良いけど、ロクなものがないな…」
側近「どうしてこんなにエンカウント率が高いのでしょうか?」
魔王「そんなの気にするなって!アイツで試してやる!」
側近「わ…私はダメですよ!抵抗しますよ!?」ザッ
魔王「ちぇー、誰でもいいから試したいなー」
女盗賊「チッ…宿屋から物を盗んだのは良いけど、ロクなものがないな…」
側近「どうしてこんなにエンカウント率が高いのでしょうか?」
魔王「そんなの気にするなって!アイツで試してやる!」
80: 2012/01/29(日) 18:06:21.46 ID:2OwN6Kr40
魔王「精が出るのぉ」
女盗賊「…ってどわ!?またお前か!?」
魔王「へっへっへ…この鎖鎌の最初の犠牲者はお前だ、喜べ」
女盗賊「喜べるか!くっそ…!また殺されてたまるか!!」
魔王「やるか!?来い!」
女盗賊「…ってどわ!?またお前か!?」
魔王「へっへっへ…この鎖鎌の最初の犠牲者はお前だ、喜べ」
女盗賊「喜べるか!くっそ…!また殺されてたまるか!!」
魔王「やるか!?来い!」
82: 2012/01/29(日) 18:18:44.69 ID:2OwN6Kr40
女盗賊「この投げナイフを使って、今までの恨みを返してやる!」チャキッ
側近「ど…どうするんですか?」
魔王「…投げナイフか…」
女盗賊(さて…どう動く?)ジリッ
魔王「………」スッ
魔王「マ・ジ・カ・ル・バ・ナ・ナ!バナナと言ったら黄色!」ハイッ
側近「えぇ!?き…黄色と言ったらレモン!」ハイッ!
女盗賊「えっ!?えっえっとえっと…」アセアセ
魔王「スキありぃーーーーー!!!!」ビュッ!
女盗賊「ぎゃああああ!畜生、乗せられたぁ!!」
側近(乗る方も乗る方なんだけどね)
側近「ど…どうするんですか?」
魔王「…投げナイフか…」
女盗賊(さて…どう動く?)ジリッ
魔王「………」スッ
魔王「マ・ジ・カ・ル・バ・ナ・ナ!バナナと言ったら黄色!」ハイッ
側近「えぇ!?き…黄色と言ったらレモン!」ハイッ!
女盗賊「えっ!?えっえっとえっと…」アセアセ
魔王「スキありぃーーーーー!!!!」ビュッ!
女盗賊「ぎゃああああ!畜生、乗せられたぁ!!」
側近(乗る方も乗る方なんだけどね)
83: 2012/01/29(日) 18:31:05.77 ID:2OwN6Kr40
魔王「いやー頃した頃した~♪」
側近「不気味な達成感出さないでくださいよ」
魔王「大丈夫だって、ちゃんと生き返したし」
魔王「さてと、そろそろ勇者が魔王城に来る頃だな…」
側近「どうします?」
魔王「剣術、槍術、鎖鎌…これだけじゃ物足りないな…」
側近「えっ?じゃあどうするんですか?」
魔王「う~ん、あっそうだ!」
側近「えっ?」
魔王「へへへへ…」
側近「不気味な達成感出さないでくださいよ」
魔王「大丈夫だって、ちゃんと生き返したし」
魔王「さてと、そろそろ勇者が魔王城に来る頃だな…」
側近「どうします?」
魔王「剣術、槍術、鎖鎌…これだけじゃ物足りないな…」
側近「えっ?じゃあどうするんですか?」
魔王「う~ん、あっそうだ!」
側近「えっ?」
魔王「へへへへ…」
84: 2012/01/29(日) 18:40:50.48 ID:2OwN6Kr40
西の大陸の山岳
側近「もう一人ここに居るんですか!?」
魔王「あぁ!絶対にアイツには会わないと誓ったけど、勇者といい闘いにする為にアイツの
技も習得しよう!」
側近「スポーツじゃないんですから…!それにしても、何でこんな山奥に魔王が
住んでるんですか!?」
<うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
側近「ん?何だアレ」
黄色ハチマキの男「悔いろ!悔いろ!!人のハンバーグに手を出したのを悔いろ!!
コレは罰だ!俺への罰だ!!ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…
側近「半裸で黄色ハチマキで滝に打たれている…ま…まさかあの人が?」
魔王「ウン、アイツがこの西の大陸を占めている魔王だ」
側近(魔王って変人しか居ないのかな?)
側近「もう一人ここに居るんですか!?」
魔王「あぁ!絶対にアイツには会わないと誓ったけど、勇者といい闘いにする為にアイツの
技も習得しよう!」
側近「スポーツじゃないんですから…!それにしても、何でこんな山奥に魔王が
住んでるんですか!?」
<うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
側近「ん?何だアレ」
黄色ハチマキの男「悔いろ!悔いろ!!人のハンバーグに手を出したのを悔いろ!!
コレは罰だ!俺への罰だ!!ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…
側近「半裸で黄色ハチマキで滝に打たれている…ま…まさかあの人が?」
魔王「ウン、アイツがこの西の大陸を占めている魔王だ」
側近(魔王って変人しか居ないのかな?)
85: 2012/01/29(日) 18:54:16.38 ID:2OwN6Kr40
魔王「よぉ!」
魔王(黄)「ん!?お…お前は!?」
魔王「覚えてるのかよ、我輩の事を」
魔王(黄)「おぉ!我が同士よ!久しぶりだな!!」
側近「あんな所で何やってるんですか?」
魔王(黄)「いやぁ、実の所を言うと俺はココで修行している身でな、数日間なにも食べてない
んだ」
側近「それで?」
魔王(黄)「少し下山した時に、フラ~とレストランに入ってしまって
人が食べてるハンバーグを強奪してしまったんだ」
側近「災難ですねその人」
魔王(黄)「人の物を取って食うなんて…クッ!一生の不覚っ!」
側近「魔王様…この人から何を学ぶつもりですか?」
魔王「コイツからスタミナを付けてもらうんだよ」
魔王(黄)「え?何か言った?」
魔王「頼む!我輩を弟子にしてくれ!!」バッ
魔王(黄)「なっ…!?突然どうした!?」
魔王「我輩は盗賊にまで手を掛けてしまう愚か者だ!我輩のそんな精神が憎い!」
魔王「だから!お前の所で特訓させてくれ!頼む!!」
魔王(黄)「うおおおおおおおおおお!?まだそんな気持ちを持っている者が居るとは!!
いいだろう!付いてこい!!」
魔王「お願いします!師匠!!」
側近(単純だなこの人)
魔王(黄)「ん!?お…お前は!?」
魔王「覚えてるのかよ、我輩の事を」
魔王(黄)「おぉ!我が同士よ!久しぶりだな!!」
側近「あんな所で何やってるんですか?」
魔王(黄)「いやぁ、実の所を言うと俺はココで修行している身でな、数日間なにも食べてない
んだ」
側近「それで?」
魔王(黄)「少し下山した時に、フラ~とレストランに入ってしまって
人が食べてるハンバーグを強奪してしまったんだ」
側近「災難ですねその人」
魔王(黄)「人の物を取って食うなんて…クッ!一生の不覚っ!」
側近「魔王様…この人から何を学ぶつもりですか?」
魔王「コイツからスタミナを付けてもらうんだよ」
魔王(黄)「え?何か言った?」
魔王「頼む!我輩を弟子にしてくれ!!」バッ
魔王(黄)「なっ…!?突然どうした!?」
魔王「我輩は盗賊にまで手を掛けてしまう愚か者だ!我輩のそんな精神が憎い!」
魔王「だから!お前の所で特訓させてくれ!頼む!!」
魔王(黄)「うおおおおおおおおおお!?まだそんな気持ちを持っている者が居るとは!!
いいだろう!付いてこい!!」
魔王「お願いします!師匠!!」
側近(単純だなこの人)
86: 2012/01/29(日) 18:59:36.10 ID:2OwN6Kr40
魔王(黄)「まずこの川を泳ぐぞ」
ザザザザザザ…
魔王「凄い流れが強いな」
魔王「じゃぁ…それ!」バシャン
魔王(黄)「おい!まだ行くなよ!」
魔王「え?」
魔王(黄)「甲冑を付けて行けよ」
魔王「マジかよ…」
ザザザザザザ…
魔王「凄い流れが強いな」
魔王「じゃぁ…それ!」バシャン
魔王(黄)「おい!まだ行くなよ!」
魔王「え?」
魔王(黄)「甲冑を付けて行けよ」
魔王「マジかよ…」
87: 2012/01/29(日) 19:06:09.91 ID:2OwN6Kr40
魔王「よし」ガチャ
魔王(黄)「よし行くぞ!」ドッボン!
魔王「とぅ!」ザッボン!
魔王「ぶはっ!溺れる!溺れる!」バシャバシャ
魔王(黄)「よし!そのまま流れに逆らって泳ぐぞ!!うおおおおおおおおお!!」バシャバシャ
魔王「何考えて、ブハッ…アイツは…ガハッ…ここで修行してんだ!?…」
魔王(黄)「よし行くぞ!」ドッボン!
魔王「とぅ!」ザッボン!
魔王「ぶはっ!溺れる!溺れる!」バシャバシャ
魔王(黄)「よし!そのまま流れに逆らって泳ぐぞ!!うおおおおおおおおお!!」バシャバシャ
魔王「何考えて、ブハッ…アイツは…ガハッ…ここで修行してんだ!?…」
88: 2012/01/29(日) 19:38:39.44 ID:2OwN6Kr40
魔王(黄)「よーし!とうちゃくー!!」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
魔王(黄)「おい!何休憩してんだ!今度は鎧に着替えてあの山を登るぞ!」
魔王「」
女盗賊「ようやく見つけたぞ!って…なんでもう疲れてんの!?」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
女盗賊「フッフッフ…何か知らんがようやく復讐出来るチャーンス!」チャキッ
女盗賊「喰らえぇええええ!!!」バッ
魔王(黄)「ゴラァ!!倒れてるのに止めを刺すなんてふてぇ奴だ!」
女盗賊「え!?」
魔王(黄)「お前も鍛え直してやる!さぁ鎧を着ろ!」
女盗賊「えっ!?私全く関係…うわぁ!」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
魔王(黄)「おい!何休憩してんだ!今度は鎧に着替えてあの山を登るぞ!」
魔王「」
女盗賊「ようやく見つけたぞ!って…なんでもう疲れてんの!?」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
女盗賊「フッフッフ…何か知らんがようやく復讐出来るチャーンス!」チャキッ
女盗賊「喰らえぇええええ!!!」バッ
魔王(黄)「ゴラァ!!倒れてるのに止めを刺すなんてふてぇ奴だ!」
女盗賊「え!?」
魔王(黄)「お前も鍛え直してやる!さぁ鎧を着ろ!」
女盗賊「えっ!?私全く関係…うわぁ!」
89: 2012/01/29(日) 19:52:03.25 ID:2OwN6Kr40
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」ガチャガチャ
女盗賊「ぜぇ…ぜぇ…」ガチャガチャ
魔王「ぜぇ…何で…アンタが…こんな所に居る訳?」ガチャガチャ
魔王「ちょっと…話しかけないでくれる?…」ガチャガチャ
女盗賊「………」ガチャガチャ
魔王(黄)「ほら!スピード落ちてるよ!何やってんの!?」
女盗賊「ぜぇ…ぜぇ…」ガチャガチャ
魔王「ぜぇ…何で…アンタが…こんな所に居る訳?」ガチャガチャ
魔王「ちょっと…話しかけないでくれる?…」ガチャガチャ
女盗賊「………」ガチャガチャ
魔王(黄)「ほら!スピード落ちてるよ!何やってんの!?」
90: 2012/01/29(日) 20:00:03.08 ID:2OwN6Kr40
魔王(黄)「ほい!ストープッ!」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
女盗賊「ぜぇ…ぜぇ…」
魔王「もーだめだー終わったー!」
女盗賊(そういえば私はコイツに殺されてばっかりでわからなかったけど…
一体コイツは何者なんだ?)
女盗賊(剣や槍や鎖鎌とか強力な魔法とか使うし…魔法使いって訳じゃないし…)
女盗賊「あのさ」
魔王「ん?」
女盗賊「あんたってさ…何者なの?」
魔王「んー…魔王」
女盗賊「」
女盗賊「はぁ!?」
魔王「ぜぇ…ぜぇ…」
女盗賊「ぜぇ…ぜぇ…」
魔王「もーだめだー終わったー!」
女盗賊(そういえば私はコイツに殺されてばっかりでわからなかったけど…
一体コイツは何者なんだ?)
女盗賊(剣や槍や鎖鎌とか強力な魔法とか使うし…魔法使いって訳じゃないし…)
女盗賊「あのさ」
魔王「ん?」
女盗賊「あんたってさ…何者なの?」
魔王「んー…魔王」
女盗賊「」
女盗賊「はぁ!?」
92: 2012/01/29(日) 20:40:06.49 ID:2OwN6Kr40
女盗賊「ま…魔王!?」
魔王「そう、魔王」
女盗賊(わ…私を今まで殺そうとしてた奴って魔王!?)
魔王「我輩に少しだけ善の心があったからよかったな、無かったらお前は今頃粉々だぜ☆」
女盗賊「」ガクガクブルブル…
魔王「そう、魔王」
女盗賊(わ…私を今まで殺そうとしてた奴って魔王!?)
魔王「我輩に少しだけ善の心があったからよかったな、無かったらお前は今頃粉々だぜ☆」
女盗賊「」ガクガクブルブル…
93: 2012/01/29(日) 20:50:14.17 ID:2OwN6Kr40
魔王(黄)「よし!同胞よ!お前に秘伝の薬を渡そう!」
魔王「ん?コレは?」
魔王(黄)「筋肉増大の薬だ」
魔王「じゃあ、ありがたく貰うよ、それじゃあな~」
側近「お疲れ様…てアンタまた居たんですか…」
女盗賊「悪いかよ…」
魔王「じゃっ、帰ろうか」
魔王「ん?コレは?」
魔王(黄)「筋肉増大の薬だ」
魔王「じゃあ、ありがたく貰うよ、それじゃあな~」
側近「お疲れ様…てアンタまた居たんですか…」
女盗賊「悪いかよ…」
魔王「じゃっ、帰ろうか」
94: 2012/01/29(日) 20:53:43.85 ID:2OwN6Kr40
魔王城
魔王「なんか久しぶりだなこの城」
側近「そうですね~」
女盗賊「本当に魔王だったんだな…」
魔王「てゆうか、なんで普通に来てんの?」
女盗賊「で、誰を待ってるの?」
魔王「勇者を待ってる」
魔王「なんか久しぶりだなこの城」
側近「そうですね~」
女盗賊「本当に魔王だったんだな…」
魔王「てゆうか、なんで普通に来てんの?」
女盗賊「で、誰を待ってるの?」
魔王「勇者を待ってる」
95: 2012/01/29(日) 20:56:37.61 ID:2OwN6Kr40
女盗賊「勇者?勇者来るの?」
魔王「来るさ、来るとも」
側近「魔王様!勇者が来ました!」
魔王「!来たか」
勇者「魔王!」バタンッ
魔王「来るさ、来るとも」
側近「魔王様!勇者が来ました!」
魔王「!来たか」
勇者「魔王!」バタンッ
97: 2012/01/29(日) 21:01:29.15 ID:2OwN6Kr40
魔王「よく来たな勇者よ!」
勇者「魔王…ここで会ったが100年目!覚悟!」ダッ
魔王「甘いわこわっぱ!!」カキンッ
勇者「なっ!?剣で弾いた!?」
魔王「側近!槍を寄越せ!」
側近「ハイ!」
魔王「よっ!」パシッ
勇者「…っ!」
魔王「でやぁあああああ!!」ビュッ
勇者(見えなかった!?)
魔王「でいっ!!」ガキンッ
勇者(っ!剣が…)
勇者「魔王…ここで会ったが100年目!覚悟!」ダッ
魔王「甘いわこわっぱ!!」カキンッ
勇者「なっ!?剣で弾いた!?」
魔王「側近!槍を寄越せ!」
側近「ハイ!」
魔王「よっ!」パシッ
勇者「…っ!」
魔王「でやぁあああああ!!」ビュッ
勇者(見えなかった!?)
魔王「でいっ!!」ガキンッ
勇者(っ!剣が…)
98: 2012/01/29(日) 21:04:59.54 ID:2OwN6Kr40
魔王「そいっ!」ビュッ
勇者「うわっ!く…鎖!?」ガチャガチャ
勇者(ダメだ…コレでは身動きが取れない…!)
女盗賊「す…すげぇ…」
側近「とうとうアレを使うのか…」
勇者「うわっ!く…鎖!?」ガチャガチャ
勇者(ダメだ…コレでは身動きが取れない…!)
女盗賊「す…すげぇ…」
側近「とうとうアレを使うのか…」
99: 2012/01/29(日) 21:11:24.43 ID:2OwN6Kr40
魔王「勇者よ我輩はあの時、貴様に倒されて無いけど貴様が憎かった…」
勇者「いや、倒されたじゃないか…」
魔王「今!その恨みを晴らすときだ!」クイッ
勇者(何かの薬を飲んだ!?)
魔王「はぁあああああああああああああ!!!」ゴゴゴゴゴ…
魔王「はぁああ!!」ムキムキッ!
勇者「な…何だ!?き…急に筋肉が増大した!?」
女盗賊「」
側近「………筋肉オバケ」ボソッ
勇者「いや、倒されたじゃないか…」
魔王「今!その恨みを晴らすときだ!」クイッ
勇者(何かの薬を飲んだ!?)
魔王「はぁあああああああああああああ!!!」ゴゴゴゴゴ…
魔王「はぁああ!!」ムキムキッ!
勇者「な…何だ!?き…急に筋肉が増大した!?」
女盗賊「」
側近「………筋肉オバケ」ボソッ
100: 2012/01/29(日) 21:15:18.40 ID:2OwN6Kr40
魔王「さらばだ!勇者よ!」
勇者「う…うわあああああああああああああああああ!!!!」
魔王「天に滅せい!!!!勇者ぁぁあああああ!!!!!」ゴウッ!!!
ドゴシャアアアアアアアアア……
魔王「はぁ…はぁ…」
側近「やりましたね!魔王様!」
女盗賊「スゲェ!勇者を倒しちまうなんて!」
魔王「あっ、勇者倒しちゃっていいのコレ?」
側近「何言ってるんですか!?」
勇者「う…うわあああああああああああああああああ!!!!」
魔王「天に滅せい!!!!勇者ぁぁあああああ!!!!!」ゴウッ!!!
ドゴシャアアアアアアアアア……
魔王「はぁ…はぁ…」
側近「やりましたね!魔王様!」
女盗賊「スゲェ!勇者を倒しちまうなんて!」
魔王「あっ、勇者倒しちゃっていいのコレ?」
側近「何言ってるんですか!?」
103: 2012/01/29(日) 21:25:22.07 ID:2OwN6Kr40
勇者は倒された、勇者が倒され王国は絶望と悲しみにくれていた…
そして、勝利を勝ち取った魔王は…
夜、魔王城
魔王(白)「いやぁ~本当に勇者を倒すなんて!すごいなお前!」
魔王(赤)「さすがですね!尊敬します!」
魔王(青)「………凄いな」
魔王(黄)「流石我が弟子だ!俺は嬉しいぞ!!」
魔王「いや~なんのなんの」
側近「さすが魔王様!」
魔王「いや~大したこと無いよ君ぃ~」
女盗賊「まぁ…良かったんじゃないの?」
魔王「さて!勝利を祝してお前を血祭りにあげてやろう」
女盗賊「なんでだよ!止めろよ!!」
魔王(白)「ハッハッハ!うぐっ!?………は…腹が…!」
魔王(黄)「バカヤロウ!下痢ぐらい我慢しろ!!」
魔王(白)「どけ…!そこぉ…どげぇ…!!」
魔王城から聞こえたのは明るい笑い声が聞こえた
そして、勝利を勝ち取った魔王は…
夜、魔王城
魔王(白)「いやぁ~本当に勇者を倒すなんて!すごいなお前!」
魔王(赤)「さすがですね!尊敬します!」
魔王(青)「………凄いな」
魔王(黄)「流石我が弟子だ!俺は嬉しいぞ!!」
魔王「いや~なんのなんの」
側近「さすが魔王様!」
魔王「いや~大したこと無いよ君ぃ~」
女盗賊「まぁ…良かったんじゃないの?」
魔王「さて!勝利を祝してお前を血祭りにあげてやろう」
女盗賊「なんでだよ!止めろよ!!」
魔王(白)「ハッハッハ!うぐっ!?………は…腹が…!」
魔王(黄)「バカヤロウ!下痢ぐらい我慢しろ!!」
魔王(白)「どけ…!そこぉ…どげぇ…!!」
魔王城から聞こえたのは明るい笑い声が聞こえた
104: 2012/01/29(日) 21:32:55.30 ID:2OwN6Kr40
同時刻 王国
男「お待ちください!国王!あの子だけは…!あの子だけは…!」
国王「決定事項なんだ、あの勇者が氏んだら今度はお前の息子だと決まってたんだ」
男「しかし国王!あの子は、まだ年端もいかない子なんですよ!あの年で魔物退治など…!」
国王「うるさいぞ!おい!コイツを牢屋にでも放り込んどけ!」
兵士2人「「はい」」
男「まっ…待て!まだ話は終わってないぞ!!」ズザザザザ…
国王「フフフフ…魔王共め…この世界の大陸を必ず奪い取ってやる…!」
男「お待ちください!国王!あの子だけは…!あの子だけは…!」
国王「決定事項なんだ、あの勇者が氏んだら今度はお前の息子だと決まってたんだ」
男「しかし国王!あの子は、まだ年端もいかない子なんですよ!あの年で魔物退治など…!」
国王「うるさいぞ!おい!コイツを牢屋にでも放り込んどけ!」
兵士2人「「はい」」
男「まっ…待て!まだ話は終わってないぞ!!」ズザザザザ…
国王「フフフフ…魔王共め…この世界の大陸を必ず奪い取ってやる…!」
105: 2012/01/29(日) 21:35:46.47 ID:2OwN6Kr40
キリがいいのでココで終わります、今までありがとうございました。
皆さんも運動するときは盗賊を犠牲に協力してもらいましょう。
皆さんも運動するときは盗賊を犠牲に協力してもらいましょう。
106: 2012/01/29(日) 21:44:09.33 ID:NMNSq5lAO
乙!
めちゃくちゃキリが悪いじゃねーかw
続けろ下さい
めちゃくちゃキリが悪いじゃねーかw
続けろ下さい
107: 2012/01/29(日) 21:49:00.89 ID:8wJ7WJNSO
新たな勇者はよ
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