ユイの部分でABかと思った

どっちのＹＵＩだよ

唯「あぁー！負けてしまったぁ！一発で負けてしまったぁ！！」

澪「悪いな唯」

紬「ごめんね唯ちゃん」

梓「すいません･･･」

唯「あははー、いいよいいよ･･･」

律「安心しろ。ちゃんと席替えするから」

唯「さっすが部長さん！」

律「こういうときばっかり･･･」


唯(どうしよう･･･隣の人が怖い人だったらどうしよう！！)

唯(憂ー助けてー)

唯(とりあえずまだ隣に誰も来てない)

唯(早く出発しちゃえー！)
唯(どうしようどうしようどうしよう)

唯「律ちゃぁん･･･」


律「んー？どうした？」

唯「隣の人がチェ・ホンマンだったらどうしよう･･･」

律「フンガーって言ってやれ」

唯「フンガー！」ﾌﾟﾝ

律「あ、来たっぽいぞ！」

唯「ホンマ！？」

律「とりあえずチェ・ホンマンじゃないな」

律「じゃあ頑張れ！」

紬「唯ちゃんファイト！」

唯「フンガー･･･」

ﾄｻ

唯(ついに隣に人が来てしまった)

唯(ガン見はイケないって偉い人が言ってたから･･･)ﾁﾗｯ

唯(帽子被ってるけど、女の人･･･？)

唯(それにギター！？)

ﾌﾞｰﾌﾞｰ

唯(ん、メール？)

ﾊﾟｶ

律『なにホンマンだった？』

唯(律ちゃんめ･･･他人事だと思って･･･)

唯『ホンマンじゃないもん。女の人だもん。』

唯(それにギター持ってる･･･)

唯(あれは確か･･･アコースティックギターだ！！)


唯(もしかしたら同じライブ見に行くのかも！)


唯「あの～･･･」

「･･･」

唯(･･･)

唯(無視された！)

唯(やっぱ怖い人だー)

唯(･･･ん)


ｼｬｶｼｬｶ


唯(あ、○Pod聴いてる･･･)

唯(なんだ･･･無視じゃなかった)ﾎｯ

唯(もうちょい大きい声で･･･)

唯「あのー」

「！」

「は、はい？」

唯「それギターですよね？」

唯「ギター弾けるんですね！」

「あ、はい。一応･･･」

唯「どんなギターですか？」

「えっと、マーティンのD-28･･･」


・・・・・・・・・・・・・・・・


唯「？？？」
唯(？？？)

「あ、アコースティックギターです！」


唯「やっぱり！」ｷﾗｷﾗ

唯(顔はよく見えないけど多分高校生だよね！)

唯(じゃあ敬語終わりっ！)

唯「私これから東京行くんだよ～」

「うん･･･私も」

唯「奇遇だねっ！」

「ていうか、この新幹線乗ってる人みんな東京行く人だよ？」

唯「えっ！そうなの？」

唯「すごい偶然だね～！」

「･･･」

「ぷっ･･･クスクス･･･」

唯(笑った！)

唯(何故か笑った！変な事言ったかなぁ･･･)


「クスクス･･･あなた東京に何しに行くの？」

唯「私はね、東京にライブ見に行くの」

「へぇ、音楽に興味あるの？」

唯「ふっふっふ･･･私はバンドを組んでるのだよ」

「バンド？あ、もしかして前の席の女の子達は･･･」


唯「メンバーさ！」

「高校生？」

唯「うん。高校生？」

「私が！？もう23だよー」

唯「えっ？」

唯(年上だった)

唯(しかも5こも違う･･･)


唯(まぁ敬語はいいや～)


唯「23歳ってことはお仕事してるの？」

「お仕事してるよ」

唯「わかった！お仕事しに東京行くんでしょ？」

「正解！」

唯「やったぁ！ハワイだ」

「あははは、かわいーねぇ」

唯「あ、そういえば名前なんだっけ？」

「えーっと･･･YUIって知ってる？」

唯(唯･･･)

唯(私･･･)

「一応シンガーソングライターやってるんだけど･･･」

唯(･･････！！)

唯「YUI！？」

YUI「うん。初めまして、YUIです」

唯「あ、あ･･･」

唯「わ、私たちこれからあなたのライブ見に行く予定なんですっ！」

YUI「私の！？」

唯「うんっ！」

YUI「えー、すごいねー･･･これこそ偶然」

唯(･･･)ﾎﾟｶｰﾝ

YUI「あ、あの大丈夫？」


唯「･･･あ！」

唯「ゆ、YUIさん！！」

YUI「ん、どうした！？」


唯「私、唯です！」

YUI「ん？？」

唯「私の名前、平沢唯です！！」

YUI「唯･･･ちゃん･･･？」


唯「うん！唯です！」

YUI「へ、へぇ･･･あなたもユイっていうんだ･･･」

唯「ビックリだ･･･」

唯「あ、そうだ！」

唯「律ちゃん、澪ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん！」

律「んー･･･なんだよ人が気持ち良く寝てたのによぉ･･･」

唯「寝てる場合じゃないよ！」

唯「YUIさんだよ！！」

梓「？何言ってるんですか唯先輩？」

律「急に自分を敬っちゃって･･･」

唯「違うよ私じゃなくてこの人！」

YUI「ど、どうも･･･」

澪「」

律「･･･え？」

紬「YUIさん･･･って･･･」

唯「これから見に行くYUIさん！」

梓「嘘ですよ･･･こんなこと･･･」

澪「ゆ、ゆ、ゆ･･･」


澪「YUIさぁああん！！！」


YUI「は、はいっ？」ﾋﾞｯｸｩ

律「澪！？」

澪「大好きですYUIさん！」

澪「YUIさんのCHE.R.RYを聴いてから大ファンになりました！」

澪「あの可愛らしい歌詞に可愛らしいメロディー･･･」

澪「あの曲は私のバイブル･･･いや教科書です！！」


YUI「あ、あはは･･･ありがとう～」


律「澪がYUIさんのファンとは知っていたけどこれ程とは･･･」

澪「まだまだ好きな曲はありますよ！！」

ﾍﾟﾗﾍﾟｰﾗﾍﾟﾗﾍﾟﾗ･･･

その後、東京までずっと澪ちゃんはYUIさんに対する尊敬と信仰を語りました。

その日のライブは最高でした。

END

もう終わりかよ(´･ω･｀)

と、お姉ちゃんの話はこんな感じで終わりましたが、梓ちゃんから詳しく話してもらいました。


唯「わぁ、YUIちゃん東京着いたよ！」

YUI「本当だね。いつの間に･･･」

律「おいコラYUI！･･･いや唯！YUIさんは東京なんて何回も来てるんだぞ！」

梓「それと私たち新幹線で騒ぎすぎちゃいましたね･･･すいません」

唯「ごめんねYUIちゃん」

YUI「ううん。私いつも新幹線、マネージャーと二人だけだから今日すごく楽しかったよ」

YUI「ありがとう」

澪「YUIさんにお礼言われた･･･」

澪「もう氏んでもいい･･･」

紬「澪ちゃーん！」

YUI「あ、そうそうコレ。よかったら」

ｻｯ

唯「立入許可証･･･？」

YUI「ちょうど五枚あったから」

YUI「ライブが終わったら、それ持って楽屋に遊びに来てね」

梓「い、いいんですか！？」

YUI「いいよいいよ。私もっとみんなとお喋りしたいし」

律「みんな！ちゃんとお礼言うぞ！！」

律「ありがとうございます！」

唯澪紬梓「ありがとうございます！」

マネージャー「あのそろそろ･･･」

―ライブ会場前―

ｻﾞﾜｻﾞﾜｶﾞﾔｶﾞﾔ

唯「人いっぱいだね～」

紬「み～んなYUIさんのライブ見に来たのね」

律「これだけ人いても楽屋に行けるのは私たちくらいだぜ！」

澪「」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

梓「み、澪先輩！まだ会場入ってないのに泣かないで下さい！！」


―ライブ会場―

唯「う･･･熱気が･･･」

律「うぉおおお！テンション上がってきた！！」

澪「うぅ･･･」

紬「澪ちゃんどうしたの？」

澪「なんか緊張してきた･･･」

梓「なんで澪先輩が」

澪「私がさっき話し掛け過ぎたせいで失敗しちゃったら･･･」

澪「どうしようどうしようどうしよう･･･」

律「だぁいじょぶだってば！！」

律「あのYUIさんだぜ！？」

澪「そっか･･･そうだよな！YUIさんだもん」

ﾌｯ

唯「あ！暗くなったよ！！」

澪「YUIさんっ！！」


ﾜｧｧｯ

唯(あれがマーティンのD-28･･･)


ｷｬｧｰ!
ﾜｧｧｰ!



―――――――――――――――

そうしてYUIのライブは無事、大成功に終わった


―ライブ会場前―

唯「凄かったね～」

紬「YUIさんかっこよかったわー」

律「新幹線で見た時と全然違ったなー」

梓「あのギタリスト要チェックや」

澪「」

唯「律ちゃん隊長！澪ちゃんが上の空です！」

律「澪しっかりしろ！これからYUIさんのとこ行くんだぞ！！」

澪「はっ」

『関係者以外立入禁止』

唯「あれかなぁ･･･」

律「あれだろな･･･」

律「おっし、行くぞ！」

ﾊﾞｯ
警備員「関係者以外立入禁止となっています」

唯「あの、これ･･･」

律えもん「たぁーちーいーりぃーきょかしょー！」


警備員「はい、どうぞ」


梓「本当に入れちゃいましたよ！」

律「当たり前だろ！本物なんだから」

唯「えーっとYUIちゃんの楽屋は･･･」

澪「こ、こ、ここじゃなないかなな」

紬「澪ちゃん緊張しすぎよ！さっき会ったでしょ」

澪「さっきは興奮してたから頭がまわ

ｺﾝｺﾝ

「はい、どうぞー」

澪「も、もう入っちゃうの？」

律「澪、　軽音部の先輩だと思えばいいんだよ」

澪「YUIさんが先輩･･･？」

律「そう、いろいろ教えてもらえるだろ？それに私たちもいつか、あぁいうライブ開くんだから」

澪「そ、そうか･･･私たちもいつか･･･」

今はただのファンでも、いつかきっとYUIさんと同じ舞台に立って･･･

律「よし！」

ｶﾞﾁｬ

唯律澪紬梓「失礼します！」

END

ＹＵＩさん「Ｔｈｉｓ way.....」

ヒイロ・ユイ「お前の名もユイというのか」

神崎由衣「へぇ、あなたもユイっていうんだ(棒読み)」