ゴクウ「仲間・・・？だと・・・？」
ゴクウ「あのハゲがか・・・？」
ゴハン「初耳ですね。仲間だなんて」
ピッコロ「あのハゲ具合で仲間だなんて良く言えたもんだな」
ゴハン「！！！ピッコｒ」
ゴクウ「言うな」
フリーザ「本当に忘れてしまったようですね。」
フリーザ「僕はねえ、大嫌いなんですよ・・あなたたちの様に仲間を大切にしない人たちが・・・！！」

ピッコロ「どうやら、あのハゲは本当に仲間らしいな、あのハゲ具合で」
ゴハン「え？ええ・・・信じられませんが事実みたいです」
ゴクウ「つまり仲間がやられたってことか・・・！！」
フリーザ「ようやく状況を把握しましたか。あなたがたはつくづく頭が悪い」
ゴクウ「仲間を・・・よくも・・・仲間をやってくれたな・・・！！！」
ゴクウ「許さん・・・よくも・・・よくも・・・！！！！！！！！」
フリーザ「フッフッフ・・・」
ゴクウ「うあああああああああああああああああああああ！！！！！」

ボウッ
フリーザ「何・・・！！！？」
ゴハン「あっ、ああああ・・・」
ゴクウ「ゴハン・・あの仲間の名前を教えてくれ・・・」
ゴハン「あ・あ・・」
ゴクウ「早くハゲの名前を教えろ！俺の理性があるうちに！！」
ピッコロ「ハゲにも名があるのか・・・」
ゴハン「・・・わかりません・・・」
ゴクウ「ゴチャゴチャ言うな！！！俺を困らせたいか！！！！！」

フリーザ「ホッホッホ・・仲間の地球人の名前も思い出せないなんて薄情な方々だ・・」
ゴクウ「地球人？ヤムチャか？」
ゴハン「お父さん、ヤムチャさんはとっくに氏んでますよ。天津飯さんでしょう」
ピッコロ「まさか・・ゴハン、冗談いうな。天津飯はあのハゲ具合だ」
フリーザ「あなた方はどこまでも救いようが無い馬鹿ですね・・先ほどの爆発したでしょう・・・」
ゴクウ「ああ・・・あのハゲか」
ゴハン「しかし凄いハゲてましたよね・・」

フリーザ「さっきからあなた方は仲間をハゲ、ハゲと・・・！！」
ピッコロ「あれだけのハゲ具合はそうはいないからな」
ゴハン「え！？ええ・・・確かにそうはいないですね・・」ﾁﾗ
ゴクウ「（見るな！！ゴハン）そんなことよりさっさとやらねえか？この力試したくてウズウズしてんだ」
フリーザ「いいだろう！こんどはこっぱみじんにしてやる、あの地球人のように!!」
ゴクウ「・・・」
ゴハン「・・・」
ピッコロ「・・・」

ゴクウ「地球人？だれだ？」
ゴハン「いやだなあ、お父さん。さっきのハゲですよ」
ピッコロ「いや、あのハゲに名などあるはずが無い」
フリーザ「貴様ら・・・ハゲ・・だと・・・？クリリンのことかああああああああああああああああああああああああああ！！！」
ボウッ

ゴクウ「やべえ！！すげえ気だ！！」
ゴハン「何が奴を怒らせたんでしょう」
ピッコロ「気づかないのか？フリーザもさっきのハゲと同じハゲ具合だ。ハゲ同士通じるものがあるんだろう」
ゴハン「ピッコロさんは怒らないんですか？」
ピッコロ「何がだ？」
ゴハン「え？いえ・・・」

フリーザ「ククク・・・素晴らしい！！！あなた方には甚だ腹が立ちましたがおかげで素晴らしい力が手に入りました・・！！！」
ゴクウ「それじゃあさっさと始めようぜ」
フリーザ「クリリンさんの尊厳の為にあなた方を木っ端微塵にして差し上げましょう」
ゴハン「クリリン・・・？そんな人いましたっけ？」
ピッコロ「フリーザの手下は多いと聞くからな。おそらく孫が倒した強敵だろう」
ゴハン「そんな・・・僕たちの仲間はハゲだというのに・・！！卑怯です」

フリーザ「ククク・・・行きますよ」
ゴクウ「オラだって仲間の為に・・・オメエを倒す！！」
ゴハン「お父さん、仲間ってあのハゲですよ」
ピッコロ「あのハゲが仲間だったのか・・・ゴハンは頭がいい」
ゴクウ「そんな・・・馬鹿な・・あのハゲが仲間だと？フリイイイイイイイザアアアアアアアアアアアア！！！騙したなああああ！！！！」
ボウッ
フリーザ「何！！？理不尽すぎるでしょう！！」

ゴハン「お父さんの気が！！！」
ピッコロ「これでは俺たちの出番は無いだろう」
ゴハン「ええ。結果的にはハゲのおかげでお父さんの力は圧倒的に・・・！」
ピッコロ「ああ。ハゲも時には役に立つものだな」
ゴハン「ピッコロさんはどこで活躍するんですか？」
ピッコロ「ゴハン・・・さっきからやけにつっかかってくるが言いたいことがあるなら言え」
ゴクウ「ゴハン・・・オメエの出番だ・・・」
ゴハン「（ｺｸﾘ）」
フリーザ「念の為に言っておきますがやめといた方がいいでしょうね」

ゴハン「ピッコロさん・・・ピッコロさんは・・・ハゲてます・・・！！」
ピッコロ「何を言っているのかわからんな」
ゴハン「ピッコロさんはナメック星人ですから鏡をみたことが無いんでしょうけどピッコロさんに髪はないんです・・・！！」
ピッコロ「すると・・・？これは何だ？」
ゴハン「多分ビームとかが出るんでしょうね」
ピッコロ「すると・・・俺もハゲだというのか」
ゴクウ「クッ！！」
ピッコロ「すると・・・俺もさっきのハゲと同類だというのか？」
ゴハン「・・・」
ピッコロ「すると・・・俺とフリーザも同類だというのか」
ピッコロ「うおああああああああああああああああああああああああ！！！！」
ボウッ

ゴハン「ピッコロさんの気が！！」
ゴクウ「やったなゴハン！！成功だ！」
ピッコロ「という訳だ」
フリーザ「何がという訳なんです」
ピッコロ「俺とお前はハゲらしい」
フリーザ「だからなんです」
ピッコロ「ハゲ同士同じ敵と戦う」
ゴクウ・ゴハン「！！！」

ゴクウ「だからやめとけって言ったじゃねえか！！」
ゴハン「ピッコロさんだっていつまでも真実から目を背ける訳には・・・！」
ゴクウ「オメエは悪口言うのがそんなに楽しいのか！」
フリーザ「ククク・・・サイヤ人が2度もパワーアップしたときにはヒヤヒヤしましたがこれで対等に戦えますね」
ピッコロ「そういう事だ」
トランクス「ここが滅びる前のナメック星か」

トランクス「ゴクウさん！」
ゴクウ「誰だおめえは」
トランクス「それは・・・言えません」
ゴハン「お父さん。この人ツーブロックですよ、今時」
ゴクウ「たしかにすげえツーブロックだ。」
トランクス「髪型のことは気にしないでください。僕は未来から来ました」
トランクス「詳しいことは言えませんがこのままではこの星はもうすぐ爆発してしまいます」
ゴクウ「未来なのにツーブロックなのか、オメエは」
ゴハン「今でさえ古いのに未来ではどんな扱いを受けてるんでしょう」

トランクス「これを見てください」
ゴクウ「何の写真だ？これは」
ゴハン「あ・・！！これさっきのハゲじゃないですか？」
ゴクウ「でもフサフサじゃねえか」
ゴハン「間違いないですよ、鼻が無いところとか」
ゴクウ「あのヤロウ・・・仲間面して今まで・・・ハゲの癖に・・！！！」
ピッコロ「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」
フリーザ「真の敵が見えましたね」
トランクス「そういうことです。あのハゲしばらくしたら生き返ってきます」
トランクス「皆さんは無駄な争いはせずに力を蓄えてください」
ゴクウ「憎むべきは」
ゴハン「ハゲに在らず」
ピッコロ「憎むべきは」
フリーザ「偽りのハゲ」

ハゲを隠すことは恥ずかしいことではありません
本当に恥ずかしがるべきことはハゲでないのにハゲだと言い張る事なのです
～完～

乙！