1: 2013/03/16(土) 00:11:32 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「今日さ、後ろにいた子、友達と一緒に受けたけどその子落っこちちゃったって言ってたじゃん? うちらってラッキーだったのかもね、ああいう子がいる中、うちら一緒に受かったじゃん」

JK2「それもう三回聞いたけど」

JK1「あ、そっか」

2: 2013/03/16(土) 00:12:05 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「ねぇ……もし世界が滅亡したらどうする?」

JK2「……どうもしない」

JK1「えーウチだったらハイジャックならぬ電車ジャックとかしちゃうんだけど」

JK2「……ここ、電車なの忘れずに」

JK1「ほ、本気じゃないかんね!!」

3: 2013/03/16(土) 00:13:24 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「授業中に殺人鬼がいきなり来たらどうする?」

JK2「矢で頭を狙い撃つ」

JK1「お、お前……」

4: 2013/03/16(土) 00:13:54 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン


JK1「飴、いる?」

JK2「ん」

5: 2013/03/16(土) 00:14:24 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「あ、だるまに目塗るの忘れてた」

JK2「受験のか」

JK1「そう。JK2とおそろいで買った白いやつ」

JK2「受験合格祈願のやつな」

JK1「そう。早く塗りつぶさなきゃ。帰ったら塗ろ」

JK2「……」

6: 2013/03/16(土) 00:15:33 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「私、絶望的に服のセンスがないんだよね」

JK2「……JKになるんだから、もういっそ制服でいいんじゃ」

JK1「その手があったか」

7: 2013/03/16(土) 00:16:07 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「矢持ってんの? 貸してー」

JK2「やだよ」

JK1「持ってないの?」

JK2「……」サッ

JK1「うわお」

JK1「おもちゃじゃん」

8: 2013/03/16(土) 00:16:42 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「どうぶつの森面白い」

JK2「あんなのつまらん」

JK1「やったことあるんだ?」

JK2「小学生の時な」

JK1「ふーん、おいでよ辺りかな?」

JK2「……」

9: 2013/03/16(土) 00:17:13 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「なんか電車酔いした」

JK2「おいおい……大丈夫か」

JK1「うぷ……気持ち悪いぃ……」

10: 2013/03/16(土) 00:17:46 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「……空綺麗」

JK2「……」

JK1「ほんと、勿体無いよね、上向けばいつでも絶景堪能できるのに」

JK2「なんでみんな上を向かないの、か?」

JK1「いや、むしろ天井なんてあるせいでそれに気づかないんだ、だから天井いらなくね? と……」

JK2「そっちか」

11: 2013/03/16(土) 00:18:20 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「トゲピーの真似する」

JK1「チョッゲップリィイイィイイイィイイwwwwww」

JK2「電車なの忘れんな!!」バシッ

JK1「が、ガチパンチいひゃい……」

12: 2013/03/16(土) 00:18:50 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「痴漢にあったことある?」

JK2「ある」

JK1「まじ!?」

JK2「うん 結構多い」

JK1「大変だね」

JK2「まぁ、痴漢というか、命を狙われているというか」

JK1「アンタ何者だよ」

13: 2013/03/16(土) 00:19:56 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「毛剃るとき、よく切っちゃうんだ」

JK2「ズボラってそんなところにもでるんだな」

JK1「特に太腿の後ろ。今日も切りました」

JK2「あ、カットバン」

14: 2013/03/16(土) 00:20:54 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「私さー、修学旅行とか心底めんどくさかった派」

JK2「お前、旅行自体嫌そうだもんな」

JK1「お外出たくない」

JK2「おいおい……」

15: 2013/03/16(土) 00:21:37 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「なんかぽかぽかするなー」

JK2「……そろそろ春だからじゃないか?」

JK1「なるほどね」

JK1「ぐー」

JK2「……」

17: 2013/03/16(土) 09:21:31 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「わたし マリーさん あなたのうしろにいるの」

JK2「メリーさんだろ」

JK1「間違えた」

18: 2013/03/16(土) 09:22:02 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「あの子、Twitterでリスカしたって」

JK1「カレシがどーとか」

JK2「……」

JK1「そんなヤバイ精神状態になるならカレシいらない」

JK2「……」

19: 2013/03/16(土) 09:22:34 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「……」

JK2「……」

JK1「……」

JK2「……」

JK「はっ、寝てた」

JK2「おはよう」

20: 2013/03/16(土) 09:23:13 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「暇だから新聞でもよもーかな……うーん……スクミノベア?」

JK2「私が新聞読んでるの覗かないで欲しいし逆だ逆」

21: 2013/03/16(土) 09:23:44 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「夏何しようかなー」

JK2「……」

JK1「Twitterであいつがさ、夏までにはリア充したいーとか言ってて笑えるわ」

JK2「……」

JK1「JK2、海行こう」

JK2「お前はリア充になる気はないのか」

JK1「……はぁ、リア充ってのはね。カレシがいるっていうことじゃないの。友達と仲良しでも十分リア充! つまり自分が幸せかどうかなの! だから「夏までにはリア充したぁ~い」なんて言ってる奴は、現在進行形で仲良しの友達を全否定してるってこと! 分かる!?」

JK2「長い」

22: 2013/03/16(土) 09:24:15 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「犬派か猫派か、ファイト!」

JK2「猫」

JK1「私も猫!」

二人「フッ」

23: 2013/03/16(土) 09:24:46 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「きのこの山かたけのこの里か、ファイト!」

JK2「きのこ」

JK1「な、何だと!? たけのこに決まってる!」

二人「ぐぬぬ」

24: 2013/03/16(土) 09:27:47 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「スマホ落とした時って「ヒイッ!」ってなるよね」

JK1「なんだろうあの気持ち」

JK1「まるでスカートを電車でたくし上げられるようなそんな……」

JK2「やめろ」

25: 2013/03/16(土) 09:28:20 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「胸が痛い」

JK2「恋か」

JK1「いや、物理的に……」

26: 2013/03/16(土) 09:29:21 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「……」

JK2「……」

JK1「……今だっ!」バシッ

JK2「」シャキーン ドガッ

JK1「おゆるしください」

28: 2013/03/16(土) 12:15:09 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「……最近のことなんだけどさ、朝、目が覚めたの。で、洗面台いったら、なん

かがいるのよ! 洗濯機に! 慌ててお母さん起こしてまた見に行ったんだけど、な

んと洗濯機にただ服がかかってただけなのよ! でもホントに怖かったんだよ! も

う寿命縮んだわ」

JK2「それもう去年の夏に聞いて五回目なんだけど」

JK1「あ、そっか」

29: 2013/03/16(土) 12:15:46 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「暑い」

JK1「うちさ、服のセンスないからさ、年がら年中カーキのジャケット着てんだよね」

JK1「夏以外」

JK1「おねがい、服買い一緒に行こう」

JK2「ああ、後でな」

30: 2013/03/16(土) 12:17:31 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「……」

JK2「……」

JK1「周りの友達は、みんなパズドラつまんないって言ってる」

JK2「男連中はやってるみたいだけどな」

JK1「面白いのに」

JK2「たかがゲームだろ」

JK1「やりなよ」

JK2「ほう」

JK2「面白い」

31: 2013/03/16(土) 12:18:18 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「ねぇ……電車で耳かきって、めちゃ危険だよね……」

JK1「慎重に耳の奥に綿棒を進め、ようやくほじるぞとなった時……」

ガタンッ

JK1「ホラ! こういう風に揺れが! 今耳かきしてたらヤバかったよ私!!」

JK2「じゃ、電車で耳かきしなきゃいいだろ」

32: 2013/03/16(土) 12:18:48 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「もし、ここに私というモノが存在してなかったらどうしよう!?」

JK2「……」

JK1「いるよねウチ!?」

JK2「いないかも」

JK1「えぇっ!?」

33: 2013/03/16(土) 12:25:16 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「昔ぬいぐるみとか持ってた?」

JK2「お前は?」

JK1「しまじろう五体くらい持ってた。なお現在居場所は不明な模様」

JK2「こどもちゃれんじ系女子か……」

34: 2013/03/16(土) 12:25:48 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「うち、おままごととか、お人形着せて遊んだりだとか、あんましなかったって」

JK1「お母さんが」

JK2「……」

JK1「でも何してたか全ッ然覚えてない」

JK2「私は小さい頃、アリの巣に砂糖詰めて生き埋めにしたな」

JK1「うおー鬼や」

35: 2013/03/16(土) 12:26:38 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「海の上走ってる」

JK2「綺麗だな」

JK1「うん 千と千尋みたい」

JK2「……」

36: 2013/03/16(土) 12:28:27 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「電車の中で迷惑をかけずにできるゲーム!」

JK1「トランプ!」

JK2「落っこどした時終わる」

JK1「いっせーのいち!ってやつ」

JK2「よく考えてみたら、お前どのゲームでも絶対負けただのよっしゃーだの騒ぐから静かにしてろ」

JK1「はい」

37: 2013/03/16(土) 12:30:08 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「なんかJK2ってさ、過去ちょいワルだったってイメージある」

JK2「なんだよソレ」

JK1「ちょっと頃しちゃいましたとか……」

JK2「いきなり重罪かよ……ちょいワルってレベルじゃないだろ」

38: 2013/03/16(土) 16:21:28 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「あ、チョコみっつけた」ガサゴソ

JK1「……いつのだろう」チラッ

消費期限:2012年 X月 XX日

JK1「……あげる」

JK2「いらん」

39: 2013/03/16(土) 16:22:03 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「進化用モンスターとか関係ねぇ!と思ってた過去の自分を頃したい」

JK2「売っちまったのか」

JK1「はいそうです」

JK1「早くプレシィールとレッドコドラ進化させたい」

40: 2013/03/16(土) 23:50:28 ID:dLcCIRm6

ガタン ゴトン

JK1「なんでロードショーでやる映画って、ところどころカット入るんだろう」

JK2「そのおかげでDVDを買ったり借りたりする人が増えるからだろ」

JK1「みんな同じ事考えてたのか! どおりでいつもないわけだよ」

JK2「……」

41: 2013/03/17(日) 00:02:19 ID:C1h/CWFs

ガタン ゴトン

JK1「淡々と流れる~この世界が~」

JK2「やめろ」

42: 2013/03/17(日) 00:02:50 ID:C1h/CWFs

ガタン ゴトン

JK1「ねぇ、親孝行できた?」

JK2「……できなかったかな」

JK1「ウチもできなかったかも」

JK1「高校生になったら、ちょっとはできるようにしたいね」

JK2「……」

JK2「……お前ににできるのか?」

JK1「多分ムリだね。JK2ちゃんこそ」

JK2「……」

43: 2013/03/17(日) 00:03:31 ID:C1h/CWFs

ガタン ゴトン

JK1「夕焼けが海に映って綺麗」

JK1「電車が動いてるから、まるで後をついてくるみたいに波が立つね」

JK2「……ああ」

44: 2013/03/17(日) 00:04:01 ID:C1h/CWFs

ガタン ゴトン

JK1「なんか、人、いなくない?」

JK1「私達以外」

JK1「おかしいね」

JK2「……」

45: 2013/03/17(日) 00:04:41 ID:C1h/CWFs

ガタン ゴトン

JK1「……わかってるって」

JK1「迎えに来てくれたんだね」

JK2「……」

JK1「守っててくれてて、ありがとう」

JK1「下でも、ここでも」

JK2「……いや、」

JK1「翼、すっごく似合ってるよ」

JK1「輪っかも」

JK2「……JK1」

46: 2013/03/17(日) 00:05:43 ID:C1h/CWFs

ガタン ゴトン

……プシュー

JK1「終点だ」

JK2「……なぁ」

JK1「なに」

JK2「いや……お前の、お前も似合ってる」

JK1「……ありがと」

JK2「また、どこかで会おう」

JK1「そうだね、ここはずっと広いから、いつになるかわからないけど」

JK2「……ああ、そうだな、ずっと、ずっと広いから」

JK1「じゃあね」

タッタッタッタッタッ

クルッ

JK1「さよならは言わないからね!!」

JK2「……」

47: 2013/03/17(日) 00:06:19 ID:C1h/CWFs

ツギハー ジゴクー ジゴクヘイマイリマース

JK2「……なぁ、JK1」

JK2「……もういないか」

JK2「……こんな飾りの輪、もういらないか」ポイッ

JK2「ごめんな、JK1。最後まで私は汚いままだった」

JK2「ごめん、ごめん……」ボロッ

JK2「……さよなら」

プシュー……










……ガタン ゴトン


おしまい

48: 2013/03/17(日) 00:30:09 ID:ftERhkwU
終わり方が急すぎるだろwww二人がほのぼの喋ってていきなり氏んでましたとかわけわからんぞ

51: 2013/03/17(日) 14:50:28 ID:z8m.ZHLs
BJの話しみたいで俺はスキだった

52: 2013/03/17(日) 17:37:10 ID:3B6gS8gk
言うほど急でもなくね?
俺はこいつら氏んでるんじゃないかって思いながら読んでたし

50: 2013/03/17(日) 02:34:20 ID:LqntNzGU

引用: JK1「んでさぁ」 JK2「……」