1: 2011/03/07(月) 21:36:37.85 ID:oOkPI2G7o

2: 2011/03/07(月) 21:42:44.57 ID:oOkPI2G7o
当麻「二人ともいいって言うまで目を瞑ってくれ」

絹保「はい」

万彬「変なものをお買いになられたのですか?」

当麻「変・・・変じゃないと思うけど」

当麻「・・・変か?」

当麻「目開けていいぞ」
湾内絹保 泡浮万彬 とある自治体の地域振興 2021 缶バッジ とある魔術の禁書目録 とある科学の超電磁砲
3: 2011/03/07(月) 21:49:27.92 ID:oOkPI2G7o
絹保「これ・・・」

万彬「猫耳と犬の耳ではありませんか?」

絹保「これをわたくし達に?」

当麻「ああ、喜んでくれるかどうかちょっと不安だったんだけどきっと付けたら可愛いんだろうなと思ってさ」

当麻「買っちゃった」

絹保「そのためにお一人で・・・」

当麻「どっちかというと買いに行ったところが異質というか、連れて行かないほうがいいかと思ってさ」

4: 2011/03/07(月) 21:56:40.46 ID:oOkPI2G7o
当麻「で、どうだ、着けてくれるか?」ずいっ

絹保「ち、近いですわお兄様」

当麻「ダメか?」ずいっ

万彬「ダメということはないですわ、ただ恥ずかしくて・・・」

当麻「頼む、俺を助けると思ってさ、な?」

当麻「・・・付けてくれると嬉しいなー?」

万彬「分かりました、付けますわ」

絹保「お兄様の頼みなら断る訳にはいきませんもの」

当麻「話の分かる子だ」

5: 2011/03/07(月) 22:08:47.31 ID:oOkPI2G7o
絹保「ううん///」

絹保「お兄様、いかがでしょうか?///」

万彬「あまり見ないでください///」

当麻「これが燃えっていうやつかな?」

絹保「わたくしにはよくわかりませんけれど・・・」

当麻「なんでもいいや、とにかく可愛いぜ」

7: 2011/03/07(月) 22:19:33.78 ID:oOkPI2G7o
当麻「撮っていいか、ケータイ?」

絹保「構いませんけれどわたくしのお願いも聞いてくださいますか?」

万彬「それならわたくしのお願いも・・・?」

当麻「全然構わねえよ、じゃあ撮っちゃうぞ」

当麻「激写だ激写ー」


8: 2011/03/07(月) 22:26:29.22 ID:oOkPI2G7o
当麻「で、なにをしてほしいんだ?」

絹保「あのですね?この耳、お兄様もお付けになってくださいませんか?」

当麻「うえ、俺がか?」

絹保「お願いを聞いてくださると仰ったのは嘘なのですか?」

当麻「嘘じゃないけどそういうのじゃないと思ってから・・・」

絹保「付けてくださいませんか?」

当麻「分かったよ、分かりましたよ、付けるよ、付けますよ、付ければいいんだな?」

当麻「ど、どうだ?///」

絹保「まぁ!よくお似合いですわ」

万彬「本当にお似合いです」

当麻「もういい?はずしていい?」

絹保「写真に残してしましましょう」

万彬「貴重なお写真になりますわね」

当麻「やめてー、撮らないでー、写さないでー」

9: 2011/03/07(月) 22:31:24.76 ID:oOkPI2G7o
万彬「お兄様、次は猫耳をお付けになってください」

当麻「もうやだ」

万彬「付けてくださる約束ですわ」にこにこ

当麻「うん、そうだけど・・・」

かしゃかしゃかしゃ

当麻「もういい?」

万彬「ええ、いいですわ」

当麻「やっぱり男が付けるなんて嫌だー」

10: 2011/03/07(月) 22:48:46.80 ID:oOkPI2G7o
当麻「今日はいい買い物したな」

絹保「わたくし恥ずかしかったのですからね?」

当麻「分かってる、二人ともありがとうな」なでなで

当麻「これだったらしっぽも買ってくればよかったな」

絹保「え?」

万彬「はい?」

当麻「うん、今度はしっぽも買ってこよう」

絹保「耳だけで結構ですわ!」

万彬「耳以外いりません!」

当麻「耳はつけてくれるのか?」

絹保「え?それはその、頼まれれば・・・」

万彬「付けますけれど・・・」

当麻「ふふーん」にやにや


22: 2011/03/08(火) 21:39:27.69 ID:qA/Iv3w5o
当麻「今日一日頑張ったなー」

当麻「体中が疲れてるぜ」

絹保「おつかれさまですお兄様」

万彬「早くお休みになって疲れをとってください」

当麻「そうだな、おやすみ」



23: 2011/03/08(火) 21:53:27.77 ID:qA/Iv3w5o
当麻「ふぁー」

当麻「瞼が重くなってきた・・・」

当麻「ネムー(´-ω-`)」

もそもそ

当麻「ううん・・・?」

絹保「眠れなくて・・・入ってもよろしいでしょうか?」

当麻「いいけど・・・」

絹保「お邪魔いたします」

24: 2011/03/08(火) 21:59:12.36 ID:qA/Iv3w5o
絹保「・・・あたたかい」

当麻(さて、寝るか)

当麻「(´-ω-`)」

絹保「お兄様」

当麻「なに・・・?」

絹保「眠れません・・・」

当麻「寝ようとしないで目を閉じてなさい」

絹保「はい」

25: 2011/03/08(火) 22:04:50.33 ID:qA/Iv3w5o
絹保「お兄様、やっぱり眠れません」

当麻「ぅあ?じゃあ・・・羊数えたら?」

絹保「はい・・・」

絹保(羊が一匹羊が二匹・・・)

当麻(ようやく寝れそう)

当麻「・・・」

26: 2011/03/08(火) 22:12:17.35 ID:qA/Iv3w5o
当麻「ん・・・」もそ

絹保「お兄様、羊を100匹数えても眠れません」

当麻「じゃあ・・・」

万彬「お兄様、眠れないのですが・・・」

当麻「うだー、俺も眠れなくなった」



27: 2011/03/08(火) 22:20:45.91 ID:qA/Iv3w5o
当麻「しゃあないな、少しおしゃべりするか?しゃべってたら眠くなってくるだろうし」

絹保「それはいいですわ」

万彬「そういたしましょう」

28: 2011/03/08(火) 22:44:33.13 ID:qA/Iv3w5o
・・・・・・

当麻「でな、そこで俺が、こう」

絹保「お兄様かっこいいです」

万彬「お強いのですね」

当麻「いやーそれほどでもあるかな」


29: 2011/03/08(火) 23:06:01.23 ID:qA/Iv3w5o
絹保「・・・」ごしごし

万彬「はふぅ・・・」しばしば

当麻「眠くなってきたみたいだな」

絹保「もう少しで眠れそうです」

万彬「頭を撫でていただけたらすぐに眠れそうです」

当麻「いいぜ」

なでなでなでなで

30: 2011/03/08(火) 23:10:34.33 ID:qA/Iv3w5o
絹保「(-ω-)」

万彬「(-ω-)」

当麻「はは、もう寝てるし」

当麻「俺もそろそろ寝ようか」

当麻「・・・」

当麻「寝れない・・・どうしよう」


31: 2011/03/08(火) 23:17:42.26 ID:qA/Iv3w5o
当麻「そうだ、二人に腕枕してもらおう」

当麻「よしよし」

当麻「いいなこれ、いい。柔らかいなあ」

当麻「これなら寝れる、絶対寝れる」

当麻「・・・」

当麻「・・・」ぐーすか

・・・・・・・・・

35: 2011/03/09(水) 18:56:50.91 ID:gVAuhARyo
絹保「くしゅん!」

絹保「けほけほ」

当麻「カゼか?」

絹保「そのようです・・・」

当麻「熱は?」

絹保「熱はそれほど・・・体がちょっとだるくて」

万彬「大丈夫ですか?」

絹保「重くはないのでゆっくり休めばすぐに直るかと」

当麻「ご飯食べれるか?」

36: 2011/03/09(水) 19:08:06.43 ID:gVAuhARyo
絹保「お粥なら食べられそうです」

当麻「お粥か。じゃあ作ってくるから安静にしているんだぞ」

万彬「わたくしもお手伝いいたします」

当麻「じゃあ頼もうかな」

当麻「絹保、おとなしく寝て待ってるんだぞ?」

絹保「お兄様の言いつけですから守ります」

当麻「寂しくなったら俺の布団にでも入ってな」

絹保「それなら今すぐ入ります」

絹保「うふふ」

当麻「元気そうだな・・・いい子にして待ってるんだぞ」

37: 2011/03/09(水) 19:21:00.25 ID:gVAuhARyo
当麻「まずはお粥を炊いて、と」

万彬「お兄様、わたくしは何をお手伝いしたらいいですか?」

当麻「そうだな、じゃあ野菜でも切ってもらおうかな」

万彬「わかりました」ざく、ざく

当麻「こうやって切ると安全だぞ?」ぎゅ

万彬「はう///」

当麻「どうした、変な声だして」

万彬「急に体を触られたのでつい」

当麻「驚かして悪かったな、手はこうしたら切らないし上手に切れるぞ」

万彬「あ、本当ですね」

当麻「じゃあ絹保のために頑張ってな」

万彬「はい」

万彬(もう少しあのままでも・・・)



38: 2011/03/09(水) 19:26:48.94 ID:gVAuhARyo
万彬「お兄様、終わりました」

当麻「お疲れ、じゃあ後は特にないから絹保を着替えさせてあげてくれ」

万彬「分かりました」

当麻「手伝ってくれてありがとうな」

万彬「家族ですから当然のことですわ」

当麻「そうだな」

万彬「絹保さんにお伝えしたい事ありますか?」

当麻「おとなしくしてたらあーんしてあげると言っといて」

万彬「かしこまりました」


39: 2011/03/09(水) 19:34:15.19 ID:gVAuhARyo
がちゃ

万彬「絹保さん起きていますか?」

絹保「何ですか万彬さん?」

万彬「お兄様からお着替えを頼まれました。それとお兄様から伝言です」

絹保「お兄様から?なんでしょう?」

万彬「おとなしくしていたらお兄様が食べさせてくださるそうです」

絹保「本当ですか!」ガバッ

万彬「おとなしくしていたら、ですわ」

絹保「あ///」

万彬「ふふふ、お着替えしましょうか」

絹保「お願いします」

40: 2011/03/09(水) 19:37:04.40 ID:gVAuhARyo
ぴー

当麻「炊けた炊けた」

当麻「後は野菜と玉子を入れて味付けをして、と」

当麻「ふんふ~ん♪」

41: 2011/03/09(水) 19:53:57.59 ID:gVAuhARyo
絹保「そこのブラジャー取って頂けますか?」

万彬「はい」

絹保「ありがとうございます」

絹保「うーん・・・ちょっと肩があがらないので付けてていただけますか?」

万彬「いいですわ」

万彬「・・・」じーっ

絹保「どういたしましたか?」

万彬「なんでもありませんよ」にこ

万彬(よかったですわ、まだ同じくらいですね)

42: 2011/03/09(水) 19:56:04.43 ID:gVAuhARyo
コンコン

当麻「起きてるかー?」

絹保「あ、お兄様!」

万彬「お兄様、まだお着替え中です」

当麻「すまん、出直してくる!」



43: 2011/03/09(水) 20:04:02.49 ID:gVAuhARyo
万彬「いいですよ」

当麻「悪いな、ノックしなくて」

絹保「お気になさらないでください」

当麻「おとなしくしてたか?」

絹保「はい、とてもおとなしくしてました。早く食べさせてください」

当麻「絹保は食いしん坊だな」

絹保「違いますわ!お兄様が食べさせてくれると聞きましたから」

当麻「分かってますよー」

絹保「お兄様意地悪なのですから・・・」

44: 2011/03/09(水) 20:12:25.84 ID:gVAuhARyo
当麻「ふー、ふー」

当麻「はい、あーん」

絹保「あーん」

当麻「一応味見はしたけどしょっぱくないか?」

絹保「おいしいですわお兄様」

当麻「そっか」

当麻「ふー、ふー」

絹保「あーん」

45: 2011/03/09(水) 20:25:02.52 ID:gVAuhARyo
当麻「ご飯ついてる」ぱく

絹保「そのようなことをなさったらうつってしまいますわ」

当麻「絹保のカゼならうつってもいいぞ」

絹保「ダメですわ、お兄様にはお元気でいてくださらないと」

当麻「絹保もな」


46: 2011/03/09(水) 20:33:56.09 ID:gVAuhARyo
当麻「最後の一杯だな、あーん」

絹保「あーん、ご馳走様でした」

当麻「じゃあ食器洗ってくるから歯磨きして寝な」

絹保「はい」

47: 2011/03/09(水) 20:41:00.76 ID:gVAuhARyo
当麻「ふぅー、絹保ちゃんと寝てるかな?」

万彬「お兄様?」

当麻「なんだ?」

万彬「わたくしも風邪引いたらあーんしてもらえますか?」

当麻「引かないように気をつけるんだぞ?」

万彬「それはそうなのですがそういうことをしていただけるとすぐ治ると思うのです」

当麻「まあ病人には優しくしてあげるよ」

万彬「それはしていただけるということでよいですか?」

当麻「なったらな」

万彬「」ニコ

48: 2011/03/09(水) 20:48:23.52 ID:gVAuhARyo
当麻「ちゃんと寝てるかー?」

絹保「はい、寝てます」

当麻「起きてるじゃねえか」

当麻「早く治すんだぞ?」

絹保「治ったらデートしてくださいね?」

当麻「治ったらな、早く寝な」

絹保「はい」

49: 2011/03/09(水) 20:51:05.50 ID:gVAuhARyo
翌朝・・・・

当麻「どうだ、調子は?」

絹保「おかげさまですっかり良くなりました」

当麻「良かったな」

絹保「お兄様、万彬さん、ご迷惑おかけしました」

当麻「迷惑だなんて思ってねえよ」

万彬「家族ですもの」

絹保「ありがとうございます、今度お二人が体調を崩された時はわたくし頑張ります」

50: 2011/03/09(水) 20:56:10.97 ID:gVAuhARyo
当麻「そりゃ安心・・・くしゅん!」

当麻「は、は、へっくしゅん!」

絹保「もしかして・・・うつってしまいましたか?」

当麻「そうかも・・・」

絹保「今度はわたくしがあーんする番ですね」

当麻「え、いいよ、自分で適当にコンビニで買って食べるから」

絹保「ダメです、動かないでください」

絹保「わたくしがあーんします!」

当麻「わ、わかった・・・」

51: 2011/03/09(水) 20:57:57.24 ID:gVAuhARyo
万彬「わたくしもお兄様にあーんしたいです」

絹保「一緒にしましょう?」

万彬「いいのですか?」

絹保「万彬さんにはお世話になりましたから」

絹保「絶対に、動いてはいけませんからね?」

当麻「わーったよ」

53: 2011/03/09(水) 21:00:55.64 ID:gVAuhARyo
・・・・・

絹保「お兄様、出来ました」

当麻「悪いな」

絹保「ふー、ふー、あーん」

当麻「あ、あーん・・・」

当麻(妹にあーんされるのって恥ずかしいなあ)

絹保「お味はどうでしょうか?」

当麻「うんおいしい」

万彬「ふー、ふー、あーん」

当麻「あーん」

当麻(なんか情けないな)


54: 2011/03/09(水) 21:02:51.70 ID:gVAuhARyo
当麻「起きてるかー?」

絹保「あ、お兄様!」

万彬「お兄様、まだお着替え中です」

当麻「すまん、出直してくる!」

55: 2011/03/09(水) 21:06:26.20 ID:gVAuhARyo
当麻「妹の看病して自分がカゼひくなんてなあ」

絹保「カゼはうつしたら治りますわ」

当麻「治んねえよ、病人一人増やすだけだ」

絹保「そうなのですか?」

当麻「当たり前だろ、あんなの嘘だ嘘」


56: 2011/03/09(水) 21:14:33.96 ID:gVAuhARyo
当麻「じゃあおやすみ」

絹保「わたくしここにいますから何かあったら言ってください」

万彬「お大事にしてください」

当麻「ありがとな二人とも」


57: 2011/03/09(水) 21:20:18.34 ID:gVAuhARyo
・・・

当麻「あーナースさんいないかなー?」

絹保「わたくしたちではダメですか?」

当麻「え?」

万彬「ナース服着てみました」

当麻「な、なんで着てるんだ!」

絹保「お兄様、悪い所はありませんか?」ぴたぴた

万彬「お兄様ー」むぎゅー

当麻「うぐぐぎゃあああ」


当麻「ナースはダメだああ」

絹保「」びくっ

万彬「突然大声を出さないでください」

当麻「え、ナース服は?」

絹保「そのような物持っていませんわ」

万彬「お兄様はナース服がお好きなのですか?」

当麻「いやそうじゃないけど・・・夢か」

絹保「いつか来て差し上げましょうか?」

万彬「お兄様を看病するためだけになら考えてみますよ?」

当麻「いや、まだいい・・・」

61: 2011/03/10(木) 19:03:34.43 ID:a5elnrZqo
絹保「お兄様、もうお昼のお弁当は作られましたか?」

当麻「いや、これから作る予定だけど?」

絹保「もしよろしかったらわたくしと万彬さんが一緒に作ったお弁当を食べていただけませんか?」

当麻「そりゃ助かるよ、サンキュー」

絹保「愛妻弁当のような物ですからわたくし達の事を思い出しながら食べてください」

万彬「まだ奥さんではありませんけれどそのつもりで作りました」

当麻「愛妻・・・だと?」

62: 2011/03/10(木) 19:12:57.82 ID:a5elnrZqo
当麻「俺に愛妻弁当?いやいやまだ順序を踏んでないぞ。まだ結婚してないし、いや待て、事実婚という言葉も」

絹保「お兄様、お時間はよろしいのですか?」

万彬「遅刻なさいますよ?」

当麻「遅刻だあ!行ってくる!」

絹保「お兄様、お弁当!」

当麻「忘れてたー!」


63: 2011/03/10(木) 19:40:57.93 ID:a5elnrZqo
当麻「いってきまーす」

絹保「お気をつけて」

万彬「寄り道なさらずお帰りくださいね」

当麻「分かってるー」

64: 2011/03/10(木) 19:44:46.94 ID:a5elnrZqo
当麻「ひゃっほーい」

当麻「おっはー」

土御門「カミやんごきげんぜよ。なにかあったかにゃー?」

青ピ「10円玉でもひろったんやな?」

当麻「違うぜ青ピ、今日の俺はなんと、妹特製弁当なのだ!」

青ピ「なんやてー!」

なんだってー!

当麻「この優越感・・・最高だ」

65: 2011/03/10(木) 19:50:51.95 ID:a5elnrZqo
土御門「カミやん、弁当身せるんだにゃー」

当麻「慌てるな土御門。お昼まで待たれよ」

青ピ「カミやん充実した生活を送ってるんやねー」

土御門「あんなに可愛い妹がいて充実しないわけがないぜよ」

66: 2011/03/10(木) 20:05:29.61 ID:a5elnrZqo
・・・・・

当麻「さーてお待ちかねのお昼だ」

青ピ「早く開けてや」

土御門「青ピが食べる訳じゃないんだにゃー」

67: 2011/03/10(木) 20:09:53.63 ID:a5elnrZqo
当麻「じゃーん!」

当麻「お、オムライスだ。無理やり詰め込んだな」

青ピ「おいカミやん、これはなんや?」

当麻「何ってオムライスだろ」

青ピ「そっちやなくて、このハートはなんや!」

当麻「普通ハートだろ」

青ピ「普通はmっぽいやん!」

土御門「カミやんのところは進んでるんだにゃー」

68: 2011/03/10(木) 20:18:22.92 ID:a5elnrZqo
青ピ「ニンジンとかもハートになってるで」

当麻「青ピも食べるか?」

青ピ「その弁当他人が食べたら祟られるやろ!」

当麻「誰にだよ?」

青ピ「カミやんの妹とか、妹とか」

当麻「絹保と万彬は優しいからそんなことしねえよ」

土御門「いやいや、優しい子ほど怒ると怖いんだにゃー」

69: 2011/03/10(木) 20:21:05.51 ID:a5elnrZqo
土御門「あ、カミやん、今日どっかブラブラしないかにゃー?」

青ピ「最近あまり一緒に遊んでないやろ?」

当麻「そうだな、どこに行くんだ?」

土御門「ブラブラしながら決めるぜよ」

70: 2011/03/10(木) 20:29:33.23 ID:a5elnrZqo
青ピ「そうや、ゲーセンイカへん?」

当麻「しばらく行ってないな、ゲーセンでいいんじゃねえか?」

土御門「決まりだにゃー」

トントン

「どちらに行くのですか?」

当麻「なん?」くるっ

絹保「お兄様、寄り道ですか?」

万彬「まっすぐお帰りになるのではありませんでしたか?」

当麻「な、なんでここにいるんだ」

絹保「お兄様が寮と反対方向に向かわれるのが見えましたので声をかけてみました」

青ピ「ほほう、カミやんの妹やな?」

当麻「こっちが絹保でこっちが万彬。こいつは青ピって言って俺の友達だ」

絹保「初めまして」

万彬「初めまして」

青ピ「いい美口リやん」

当麻「妹はわたさねえぞ!」

土御門「青ピ危険ぜよ。カミやん、寄り道しないで妹さんとまっすぐ帰ることをオススメするにゃー」

当麻「じゃーな二人とも、また違う日に遊ぼうぜ」


71: 2011/03/10(木) 20:31:54.61 ID:a5elnrZqo
土御門「もうあんなに遠いところまで行っちゃったぜよ」

青ピ「陸上選手になれそうやなあ」

土御門「じゃあ俺たちだけで行くか」

72: 2011/03/10(木) 20:40:15.60 ID:a5elnrZqo
絹保「お兄様、今日のお弁当はいかがでしたか?」

当麻「うまかったぞ、全部残さず食ったよ」

万彬「残さず食べていただけて嬉しいですわ」

当麻「ところでさ、ハートのやつあったじゃん?」

絹保「可愛いと思いましたので」

万彬「わたくしたちの愛のつもりで入れてみました」

当麻「なるほどな、ところでハートって普通だよな?」

絹保「普通じゃありませんわ」

万彬「ハートは特別な日とか特別な人のためのものです」

当麻「え、そうなの?普通のあれだと思って食べちゃったぞ」

絹保「お兄様ひどいです・・・」

万彬「お兄様・・・」

当麻「わ、悪かったよ、もうしないからさ、機嫌なおしてくれよ」


73: 2011/03/10(木) 20:45:52.98 ID:a5elnrZqo
当麻「悪かったよハニー、悪かった」

絹保「ハ、ハニー?///」

万彬「ハニーだなんて、そんな///そのようなことを言われましては許してしまいます///」

当麻「また作ってくれるか?」

絹保「はい、いつでも!毎日作りますわ!」

万彬「今すぐにでも!」

当麻「hahaha、今すぐにはいいや」

当麻「今日は二人のおかげでいい気分だったぜサンキュー」

チュッチュ

80: 2011/03/11(金) 23:12:14.26 ID:elzKOCeMo
当麻「ふん!」

当麻「うーん・・・」

当麻「運動不足だなー・・・」

絹保「お兄様いかがなさいましたの?」

万彬「鏡に向かってポーズをとられておりますけれど」

当麻「あまり運動してないから筋肉がついてないような気がしてさ」


81: 2011/03/11(金) 23:14:09.16 ID:elzKOCeMo
当麻「ちょっと頼りないかなって思ってさ」

絹保「わたくし今のお姿のお兄様が好きですわ」

当麻「そうか?もう少し筋肉とかあったほうがよくないか?」

絹保「筋肉だらけのお兄様なんて想像したくありません・・・」

万彬「ぅ・・・」

当麻「そんなに嫌か」



82: 2011/03/11(金) 23:19:19.02 ID:elzKOCeMo
当麻「二人の考えてるような姿にはならないよ」

当麻「ちょっとつけたいぐらいだから」

絹保「良かったです、何事もほどほどですわ」

万彬「安心です」

当麻「そうだ、少し足を抑えてくれないか?一人だと浮いちゃうからさ」

絹保「こうでよろしいでしょうか?」

万彬「いいでしょうか?」

当麻「いいよ、じゃあまずは20回ぐらい」

83: 2011/03/11(金) 23:20:07.35 ID:elzKOCeMo
当麻「ん!」

当麻「1,2,3,4!」

当麻「5,6,7!」

・・・・

84: 2011/03/11(金) 23:24:06.16 ID:elzKOCeMo
当麻「じゅう・・・よん!」

当麻「はぁ・・・はぁ・・・」

絹保「お兄様、後少しですわ」

当麻「ぐぬぬ・・・」うねうね

当麻「うあ!」

ぶちゅー

当麻「んんー!」

絹保「ぷはぁ、ちょっと顔を近づけすぎてしまいました///」

当麻「ぜえ、はあ、疲労で呼吸しにくくなってるのにチューは追い討ちだ」

85: 2011/03/11(金) 23:28:32.35 ID:elzKOCeMo
万彬「お兄様、わたくしにも」

万彬「ーзー」

当麻「疲労状態の俺に鞭を打つのか!くそー!」

当麻「うぐぐ、っぬりゃー!」

ちゅううう

当麻「ぐはあ・・・」

当麻「もうだめだ・・・」

86: 2011/03/11(金) 23:32:19.59 ID:elzKOCeMo
絹保「やめてしまうのですか?」

万彬「お兄様はやり遂げるまであきらめない方だと思っています」

当麻「へっ、そりゃ、そう言われちゃあきらめる訳にはいかねえな」

当麻「兄貴の力見せてやるぜ!」

当麻「うあっー!」

絹保「す、すごい!」

万彬「すごいですわ!」

87: 2011/03/11(金) 23:34:18.23 ID:elzKOCeMo
当麻「どうだ・・・やりきったぜ・・・」

絹保「はい・・・はい、お見事でした」

万彬「やはりわたくしたちのお兄様でした。感激しました」

当麻「どうだ・・・」

バタッ

絹保「お兄様!お兄様!」

万彬「しっかりなさってください、お兄様!」

・・・・


88: 2011/03/11(金) 23:36:48.33 ID:elzKOCeMo
当麻「張り切りすぎて倒れちまうなんてな・・・」

絹保「最後のあれが原因だそうです」

当麻「上条さんにも分からない力が湧いてきたんだよな・・・」

89: 2011/03/11(金) 23:38:53.20 ID:elzKOCeMo
当麻「その代償が・・・」

当麻「うぅっ!」

絹保「動かれないでください!」

当麻「おなかに力をいれるだけでズキズキ痛む・・・。これじゃ起き上がれねえ」

万彬「わたくし達が介護しますからお兄様は安静にしていてください」

当麻「こんな所で寝てる訳には・・・ううっ!」

絹保「ですから動かないでください!」

90: 2011/03/11(金) 23:42:37.54 ID:elzKOCeMo
当麻「くっそー!」

万彬「絹保さん、あれを」

絹保「はい」

当麻「なんだそのベルトは?」

絹保「お兄様が万が一暴れられた時はこれで縛り付けて動かさないようにとお医者様がおっしゃっていました」

当麻「医者?そんな事を許可する医者・・・あの人か!あの人しかいねえ!」

絹保「動 か な い で く だ さ い ね ?」


91: 2011/03/11(金) 23:45:04.35 ID:elzKOCeMo
絹保「これでもう動けませんね」

万彬「安静にしていればすぐに治るそうですわ」

当麻「こんな情けない姿をさらすなんて恥だ・・・」しくしく

95: 2011/03/12(土) 21:23:43.10 ID:vQidGlCyo
当麻「なあなあ絹保、ちょっといたずらしていい?」

絹保「いたずらですか?程度にもよりますけれど」

当麻「そんな悪質なものではないけど」

絹保「でしたらかまいません」

当麻「じゃあちょっと座ってくれ」

絹保「いいですけれど何をなさるのです?」

96: 2011/03/12(土) 21:27:44.39 ID:vQidGlCyo
当麻「ふっふっふ」

絹保「?}

当麻「くすぐりの刑じゃー!」

絹保「きゃあっ!」バタリ

当麻「こちょこちょこちょこちょー!」

絹保「ひゃあん!だ、だ、だめえええ!お兄様やめ、やめ、きゃああ!」

当麻「ここか!ここかい!ここがいいのかい!」

絹保「ら、らめ、らめれすう!くすぐっ、あひゃあ!」



97: 2011/03/12(土) 21:34:45.73 ID:vQidGlCyo
当麻「ほれほれ!」

絹保「いやーん!や、やめ、やめてくださあい」

当麻「降参するかー?」

絹保「降参しますー!」

絹保「はぁはぁ、もう許してくださぁい・・・」ごろにゃん

当麻「ごふっ!可愛いすぎる・・・」

98: 2011/03/12(土) 21:40:13.95 ID:vQidGlCyo
万彬「おにいさまぁ」

当麻「どったの?」

万彬「わたくしにはしてくださらないのですか?こちょこちょ・・・」

当麻「してほしいのか?」

万彬「べ、別にしてほしいとかかまってほしいとか、そういうわけではありませんよ?」

当麻「してほしいのか?」

万彬「あの・・・はい///」

当麻「はじめから素直に言えば良いのに」

万彬「恥ずかしかったかんです///」

100: 2011/03/12(土) 21:47:33.15 ID:vQidGlCyo
当麻「じゃあ肩の力抜いて?」

万彬「はー・・・」

当麻「まあやちゃーん?」

こちょこちょこちょこちょ

万彬「ふにゃああ!」

当麻「お嬢ちゃんくすぐったいかなー?」

万彬「ひゃわあ!」


101: 2011/03/12(土) 22:00:09.57 ID:vQidGlCyo
当麻「参ったするか?」

万彬「きゃう、します、しますぅ!」ばたばた

当麻「参ったって言いな、ほら」

万彬「参りましたぁ!だから、もうやめてください!」

当麻「仕方ないなあ」

万彬「はぁ・・・すごかったです・・・」

当麻「声でかかったな」

万彬「くすぐったかったのですから仕方ないでしょう///」


102: 2011/03/12(土) 22:02:13.54 ID:vQidGlCyo
絹保「こちょこちょ!」

当麻「ぐにゃあ!」

絹保「仕返しです!」

当麻「後ろからなんてひ、ひきょっ、ひぃぎゃ!」

万彬「わたくしも!」

当麻「あっーーー!」

当麻「二人がかりなんて、うっひゃー!」


110: 2011/03/13(日) 22:28:07.76 ID:pg8B/nOxo
ガサゴソガサゴソ

絹保「お兄様、何をしていらっしゃるのですか?」

当麻「ちょっと古着の整理をさ」

当麻「この服かなり伸びてきたな」

当麻「ダボダボだからちょっと着心地がよくねえな」

当麻「でも捨てるのは勿体無いよな。まだ着れるし」

当麻「何か有効な活用方法はないかな」

111: 2011/03/13(日) 22:30:44.08 ID:pg8B/nOxo
当麻「これだけだぼだぼだとカンガルーみたいに赤ちゃんが入れそうだな」

絹保「カンガルー・・お兄様、それですわ!」

万彬「なんですか?」

当麻「なんかいい考えがあるのか?」

絹保「お兄様、カンガルーですわ」

112: 2011/03/13(日) 22:35:35.39 ID:pg8B/nOxo
当麻「カンガルー?カンガルーがどうした?」

絹保「カンガルーってお母さんカンガルーのお腹に赤ちゃんが入っていますよね」

当麻「そうだな」

絹保「お兄様のそのお洋服の中にわたくし達が入るのです!」

万彬「なるほど、名案ですわ」

当麻「二人ともちっちゃい子じゃないんだから入るか怪しいんじゃないか?」

絹保「まずは入ってみましょう」

当麻「そうだな」

113: 2011/03/13(日) 22:40:32.98 ID:pg8B/nOxo
当麻「じゃあほら、絹保入ってみな」

絹保「はいお兄様」

絹保「立つと入りませんわ」

当麻「俺に抱きつけばギリギリ入るんじゃないか?」

絹保「そうですわね、んっ!」ピョン

当麻「ぐっ・・・」

絹保「何も考えずに抱きついてしまって・・・」

114: 2011/03/13(日) 22:42:59.59 ID:pg8B/nOxo
当麻「たいしたことはないから気にしなくていい」

当麻「それにほら、ちゃんと入ったな」

絹保「本当ですわ」

当麻「さすがに頭は出せないけど少しは外見れるだろ?」

絹保「はい、見れます」

当麻「お母さんカンガルーの気分だな」

115: 2011/03/13(日) 22:46:27.93 ID:pg8B/nOxo
絹保「お兄様とても素敵な匂いがします」

当麻「香水は使ってねえぞ?」

絹保「香水よりも素敵ですわ」

当麻「俺の匂いの香水売ったら売れるかな?」

絹保「わたくしなら買いますわ」

当麻「へ、へえ・・・」

116: 2011/03/13(日) 22:50:11.94 ID:pg8B/nOxo
万彬「お兄様、私も入りたいです」すりすり

当麻「二人はは入れないぞさすがに。絹保降りてくれるか?」

絹保「ずっと入っていたいですけれど譲りますわ」

万彬「ありがとうございます絹保さん」

当麻「家族愛だな」


117: 2011/03/13(日) 22:54:47.10 ID:pg8B/nOxo
ぴょん!

当麻「万彬いらっしゃーい」

万彬「絹保さんの言うとおり素敵です」すぅーはぁー

当麻「二人とも実は体臭フェチだったり?」

絹保万彬「違います!」

当麻「な訳ねえよな」

118: 2011/03/13(日) 23:01:35.27 ID:pg8B/nOxo
当麻「よしよし・・・」

万彬「・・・」うっとり

万彬(今だけお兄様はわたくしの物・・・)

万彬(もっと抱きしめてもいいでしょうか?)

グギギギギ

当麻「つつつ、攣ったぁ!」

万彬「ええっ!」

当麻「つった、つったー!」

119: 2011/03/13(日) 23:05:43.27 ID:pg8B/nOxo
当麻「悪いけど降りてくれ」

万彬「は、はいっ!」

当麻「いてえー」ぴくぴく

当麻「ふぅ・・・」

万彬「お兄様、おつらいですか?」

当麻「いやもう平気だ」




120: 2011/03/13(日) 23:11:43.51 ID:pg8B/nOxo
当麻「もう時間だから寝ような」

絹保「お兄様、今日はその服でおやすみされるのですか?」

当麻「少ししか着てないからそのつもりだけど?」

絹保「わたくしを服の中で寝かせていただけますでしょうか?」

当麻「息苦しくないか?」

絹保「大丈夫ですわ、鼻から息が吸えますから」

当麻「じゃあいいけど?」

絹保「お兄様、早く寝ましょう!」ぱたぱた

当麻「万彬はどうする?」

万彬「わたくしは・・・わたくしもお兄様のお背中の方で寝かせてください」

当麻「じゃあベッドに入ろうか」

121: 2011/03/13(日) 23:13:56.05 ID:pg8B/nOxo
当麻「二人とも入っていいぞ」

絹保「お邪魔いたします」もぞもぞ

万彬「ほかほかします」ゴソゴソ

当麻「ちゃんと呼吸できるか?」

絹保「大丈夫です」

万彬「穴が開いていますから吸えます」

当麻「そうか、じゃあお休み」

絹保「おやすみなさい」

万彬「おやすみなさい」

122: 2011/03/13(日) 23:16:43.45 ID:pg8B/nOxo
・・・・

絹保「すー、すー」

万彬「ん・・・」

当麻「むにゃ・・・あつい・・・」ばさっ

絹保「ううん・・・」

万彬「んふ・・・」

当麻「・・・ぐー」

123: 2011/03/13(日) 23:18:45.35 ID:pg8B/nOxo
・・・・

当麻「うぁー、よく寝た・・・」

絹保「ふわぁ・・・」

万彬「んうう・・・」

絹保「・・・」ぼけー

万彬「・・・」ぼけー

当麻「ん?」

絹保「はだかあああ!」

万彬「きゃああああ!」

124: 2011/03/13(日) 23:24:42.15 ID:pg8B/nOxo
当麻「うぉ、服はどこだ服!」

当麻「あったあった」

絹保万彬「(///Д///)」

当麻「いや失礼、寝ている間に脱いでしまったみたいだ」

125: 2011/03/13(日) 23:29:18.51 ID:pg8B/nOxo
絹保万彬「おにいさまぁ!///」ドーン!

当麻「ぐえっ!」ばた

絹保万彬「////」

当麻「わりぃな、びっくりさせちゃって」なでなで」

絹保「いえ、ドキドキしてしまって大きな声を出してしまって申し訳ありませんでした」

万彬「もう少し見たかったです・・・」ぼそっ

当麻(二人の尻が・・・なかなか絶景・・・)

絹保「お兄様?変な顔をしてらっしゃいませんか?」

万彬「なんだか変な視線を感じますわ・・・」

当麻「いやちょっと悪い上条さんが出てきちゃった」てへっ

126: 2011/03/13(日) 23:29:51.19 ID:pg8B/nOxo
今日はここまで

130: 2011/03/15(火) 18:48:51.79 ID:Seh96c0xo
絹保「・・・だと思いませんか?」

万彬「そういえばないですわね・・・」

絹保「そういうのがあってもよいかと思うのです」

万彬「わたくしもあっていいと思いますわ」

当麻「よっ、何の話をしてんだ?」

絹保「よい所にきてくださいました」

万彬「少しお兄様に聞いてほしいことが」

当麻「なになに?」

131: 2011/03/15(火) 18:55:19.27 ID:Seh96c0xo
絹保「年下のお母様はありますよね?」

当麻「あるけど・・・。っていうか二人で何の話だよ」

絹保「先にお話するべきでしたね」

絹保「わたくし、お兄様のお姉様をやってみたいですわ」

万彬「たまにはお姉さまというのも経験してみたいですわ」

当麻「お姉様?ふたりが?」

ゲラゲラゲラ

絹保「笑わないでくださいお兄様///」

万彬「そういう時があってもよいではありませんか///」

132: 2011/03/15(火) 19:02:07.04 ID:Seh96c0xo
当麻「笑うなってほうが無理だろー」

ゲラゲラゲラ

絹保「それでは試してみませんか?わたくしたちが出来るかどうか」

当麻「二人がどうしてもやりたいんだったらいいけど」

万彬「ではお兄様はわたくし達の事をお姉様と呼んでくださいね?」

当麻「はいはい、お姉様」

万彬「はいは一回ですわお兄様」

当麻「お姉様なんだろ?お兄様ってなあ」

万彬「で、ではなんとお呼びしたら」

当麻「普通に名前で呼べばいいんじゃねえか?」

133: 2011/03/15(火) 19:06:03.35 ID:Seh96c0xo
万彬「お兄様を呼び捨て!?」

絹保「お兄様を呼び捨てなど不敬ですわ!」

当麻「二人ともやっぱ駄目じゃねえか!」

絹保「・・・わかりました。な、名前で呼びます」

万彬「後で怒らないでくださいますか?」

当麻「怒らねえけど」

134: 2011/03/15(火) 19:10:02.88 ID:Seh96c0xo
絹保「と、と、と、当麻さん?」

万彬「とととと当麻さん・・・」

当麻「噛み過ぎだろ」

絹保「と、当麻、こっちにおいでなさい・・・」

万彬「優しくしてあげます」

当麻「従順な弟はお姉さまの言う事聞きますよ~」

135: 2011/03/15(火) 19:16:05.17 ID:Seh96c0xo
当麻「ううん、柔らかいカラダだ」

絹保「当麻さん、ど、どうですか?年下のお姉様は?」

当麻「どうと言われても返事に困るんだけど」

絹保「そうですわね・・・」

136: 2011/03/15(火) 19:20:59.39 ID:Seh96c0xo
万彬「当麻さん、も、もっと甘えてもいいですわよ?」

当麻「甘えろってどう甘えるんだよ?」

万彬「抱きつく、とか///」

当麻「抱きついてほしいのか?」

万彬「構いませんわ、お姉様ですから」

当麻「コホン」

当麻「お、お姉様ー」

137: 2011/03/15(火) 19:25:40.64 ID:Seh96c0xo
万彬「ど、どうでしょうか?」

当麻「胸が平だからちょっと痛い。もう少し膨らみがあれば・・・」

万彬「胸なんてなくてもいいではありませんか///」

当麻「胸で嫌いになったりはしないけど抱きついた時はやっぱあったほうがいいかなーって思う」

万彬「む、胸の話はいいです」

138: 2011/03/15(火) 19:29:55.02 ID:Seh96c0xo
つんつん

絹保「なんですか当麻さん?」

当麻「ちょっとつついてみただけ」

つんつん

当麻「なんだ?」

絹保「ちょっとつついてみただけですわ」

139: 2011/03/15(火) 19:40:05.27 ID:Seh96c0xo
当麻「絹保お姉様ー」

スリスリスリ

絹保「ど、どこに顔を押し付けているのですか!」

当麻「万彬お姉様ー、絹保お姉様が怒ったー」

140: 2011/03/15(火) 20:08:19.32 ID:Seh96c0xo
絹保「はぁ・・・」

万彬「なんだか少し・・・」

当麻「疲れた?」

絹保「はい少し・・・」

万彬「肩が疲れてしまいました」

141: 2011/03/15(火) 20:13:14.47 ID:Seh96c0xo
当麻「年上って大変なんだぞ?」

ヨシヨシ

絹保「よくわかりましたわ・・・」

万彬「お兄様はお疲れにならないのですか?」

当麻「そりゃなるよ、でも兄貴だからな」

142: 2011/03/15(火) 20:16:34.70 ID:Seh96c0xo
当麻「またお姉様やりたい?」

万彬「もう結構です・・・」

当麻「ははは」

絹保「わたくしはずっと妹でいいですわ」

万彬「わたくしも」

143: 2011/03/15(火) 20:19:23.53 ID:Seh96c0xo
絹保「お姉様だと甘えられませんから・・・」

万彬「甘えられないのは無理です」

当麻「いつもどおりが一番いいんだよ」

144: 2011/03/15(火) 20:26:40.54 ID:Seh96c0xo
絹保「お兄様、いつも通り甘えさせてください」

万彬「わたくしは甘えられるより甘える方がいいです」

当麻「最初から分かってたよ」

ゲラゲラ

絹保「うー///」

万彬「からかわないでください///」

150: 2011/03/17(木) 18:31:49.61 ID:Fg7V8EBCo
絹保「お兄様、少しご協力をいただきたい事があるのですが」

万彬「ご協力いただけませんか?」

当麻「俺に協力しろって?変な薬とか俺を的にして能力ぶつけようとかだったらお断りします」

絹保「そのような乱暴な事はいたしません」

151: 2011/03/17(木) 18:51:09.52 ID:Fg7V8EBCo
万彬「嘘発見器の体験をしていただけますか?」

当麻「嘘発見器だ?」

絹保「はい、ご協力いただけますか?」

当麻「妹の頼みなら仕方ないな」

絹保「ありがとうございます。実はお兄様なら必ずご協力いただけると言ってしまって・・・」

当麻「なおさら断れねえな」

152: 2011/03/17(木) 18:56:28.94 ID:Fg7V8EBCo
絹保「ではお兄様、人差し指をお出しください」

当麻「なんで?」

絹保「脈を計測するそうです」

当麻「ふうん?」

万彬「リラックスなさった状態で始めます」

当麻「分かった」

絹保「では機械を動かしましょう」

153: 2011/03/17(木) 18:57:57.71 ID:Fg7V8EBCo
絹保「質問には全ていいえで答えてください」

当麻「はいよ」

絹保「では始めます」

155: 2011/03/17(木) 19:06:48.04 ID:Fg7V8EBCo
絹保「あなたは下着泥棒をしたことがありますか?」

当麻「いいえ」

絹保「反応しませんね」

万彬「ではあなたは女性に興味がありますか?」

当麻「いいえ」

ピー

当麻「・・・」

絹保「・・・」

万彬「・・・」

156: 2011/03/17(木) 19:11:46.90 ID:Fg7V8EBCo
万彬「つ、次に参りましょうか」

絹保「そ、そうですわね」

当麻(ぐぬぬ・・・)

万彬「あなたは女性よりも男性が好きですか?」

当麻「いいえ」

しーん

絹保「良かったですわ反応しなくて」

万彬「ピーって言ったらどうしたものかと」

157: 2011/03/17(木) 19:26:57.77 ID:Fg7V8EBCo
絹保「次です。あなたは女性の部屋にこっそり侵入したことがありますか?」

当麻「いいえ」

しーん

絹保「あなたは女性の下着を持っていった事がありますか?」

当麻「いいえ」

しーん

絹保「・・・白ですわね」

万彬「違うとは思っていましたがやはり安心ですわ」

158: 2011/03/17(木) 19:32:46.01 ID:Fg7V8EBCo
当麻「もう終わったのか?」

絹保「ええ、終わりです」

当麻「変な事聞かれたけどなんだったんだ?」

絹保「実は寮の生徒の下着がなくなってしまいまして」

万彬「誰かが盗んだのではないかという話になりまして。それでみなさんに」

当麻「そんなことが・・・。でも俺はやっちゃいないぞ?」

絹保「大丈夫です、白ですわ。わたくしたちも信じていました」

万彬「お兄様がそのようなことをするはずがないと」

当麻「信じてくれてたのか、ありがとな」

159: 2011/03/17(木) 19:36:11.85 ID:Fg7V8EBCo
当麻「終わったんだったらもうはずしていいよな?」

絹保「も、もう少しだけお聞きしたいことが」

当麻「終わったんじゃないの?」

絹保「す、少しだけお聞きしたい事が」

当麻「仕方ないな」


160: 2011/03/17(木) 19:40:06.92 ID:Fg7V8EBCo
絹保「お兄様はわたくしの事が嫌いですか?」

当麻「いいえ」

ピー

絹保「うふふ」くねくね

万彬「わたくしは!わたくしの事は嫌いですか?」

当麻「いいえ」

ピー

万彬「んふ」ポッ

162: 2011/03/17(木) 19:45:53.27 ID:Fg7V8EBCo
絹保「お兄様はわたくしの事が好きですか?」

当麻「いいえ」

ピー

絹保「うふふ」くねくね

万彬「わたくしは!わたくしの事は好きですか?」

当麻「いいえ」

ピー

万彬「んふ」ポッ

163: 2011/03/17(木) 19:52:38.47 ID:Fg7V8EBCo
当麻「ちょ」

絹保「お兄様はわたくしの全てが好きですか?///」

当麻「い、いいえ」

ピーーー

絹保「もう、おにいさま・・・///」

万彬「お兄様はわたくしの事を抱きしめたいですか?」

当麻「いいえ!」

ピーーーー

万彬「お兄様///」

164: 2011/03/17(木) 20:00:59.48 ID:Fg7V8EBCo
当麻「もういいk」

絹保「お兄様はわ、わたくしの事しか考えられない時がありますか?・・・きゃ、わたくしったら///」

当麻「いいえ」

しーん

絹保「・・・」

万彬「あ、あの・・・」

絹保「そう・・・ですか」

165: 2011/03/17(木) 20:04:42.02 ID:Fg7V8EBCo
万彬「も、もうやめておきましょうか!」

当麻「そ、そうだな!返してきなさい、一刻も早く!」

万彬「はいただちに」


166: 2011/03/17(木) 20:07:02.67 ID:Fg7V8EBCo
当麻「き、絹保さん?」

絹保「なんでしょうか・・・」

当麻「えっと・・・」

絹保「・・・」

当麻「・・・」

167: 2011/03/17(木) 20:17:27.67 ID:Fg7V8EBCo
絹保「はぁ・・・」

当麻「ま、まあなんて言うか・・・。そんなに落ち込むな」

絹保「落ち込んでいるのではありません。調子に乗ってあのような事を聞いた事を後悔しているのです・・・」

当麻「悪気があってやったんじゃないんだし自分を責めるなよ?」

絹保「24時間お兄様にわたくしの事を考えてもらえるような女になります」

当麻「え?」

168: 2011/03/17(木) 20:23:32.63 ID:Fg7V8EBCo
絹保「もっともっとお兄様が夢中になっていただけるように自分を磨きます」

当麻「女は強いねえ」

万彬「聞きましたよ、わたくしだってもっともっともっと頑張りますから」

169: 2011/03/17(木) 20:32:43.91 ID:Fg7V8EBCo
絹保「まずどこから始めたらよいでしょうか・・・?」

万彬「具体的には思いつきませんね」

当麻「AカップからCカップにするとか!」

絹保「っ!!」万彬「っ!!」

絹保「出て行ってください!」

万彬「破廉恥ですわ!」

ガチャリ

当麻「あ、開けてよ!開けてくださいよ!」

当麻「もう胸がどうとか言いませんからどうかあ!」

175: 2011/03/22(火) 17:29:05.45 ID:hEJFh+tNo
当麻「一億×1億は・・・えっとえっと」

絹保「お兄様?」

当麻「えっとえっと」

絹保「お兄様」

当麻「絹保、み、耳元で囁くな!」

絹保「驚かせてしまいましたか?」

当麻「びびったわ!」

絹保「お兄様に声をかけても返事をなさらなかったものですから・・・」

当麻「そりゃ悪かったな、どうした?」

176: 2011/03/22(火) 17:33:51.89 ID:hEJFh+tNo
絹保「あのですね?」

絹保「あの・・・」

モジモジ

当麻「言いにくい事か?」

絹保「あ、あの!」

当麻「うん」

絹保「耳を」

当麻「うん」

絹保「甘噛みしてください」

当麻「うん・・・うん?」

絹保「いいのですか?」

当麻「違う違う!そういううんじゃねえよ!」

177: 2011/03/22(火) 17:46:06.23 ID:hEJFh+tNo
当麻「ただの相槌だからな?」

当麻「なんでしてほしいんだよ?」

絹保「本を読んでいたら耳を甘噛みするシーンが出てきて・・・」

当麻「どんな本読んでるんだよ・・・」

絹保「それでお兄様にしていただけたら、と」

178: 2011/03/22(火) 17:52:33.84 ID:hEJFh+tNo
当麻「審議中」

絹保「していただけませんか?」

ジー

当麻(指くわえて上目遣いなんてどこで覚えてきたんだぁ!)

当麻「し、仕方ないな、妹が困ってるから!困ってるからしてあげようという事だからな?決してしたいとかそういう事じゃないから勘違いするなよ!」

絹保「言ってみるものですね」

ウフフ

当麻「罠だ、これは妹の罠だ!」

179: 2011/03/22(火) 17:56:20.51 ID:hEJFh+tNo
絹保「お兄様、早速・・・」

ギュー

当麻「くっつかなくても出来るだろ」

絹保「それらしい雰囲気がないと盛り上がりません」

当麻「盛り上がらなくていい!こっそりだ、こっそり」

180: 2011/03/22(火) 18:27:31.81 ID:hEJFh+tNo
絹保「お兄様、ん・・・」

当麻「口を尖らせてどうした?」

絹保「言わなくても分かっていらっしゃいますでしょう///」

当麻「キスしてほしいのか?」

絹保「分かっていらっしゃるなら何も言わずにしていただきたいですわ」

当麻「悪い悪い、気がきかなくて」

181: 2011/03/22(火) 18:54:08.04 ID:hEJFh+tNo
絹保「お兄様」

当麻「絹保、可愛いよ」

絹保「お兄様///」

当麻「ん」

絹保「ん・・・」

182: 2011/03/22(火) 19:00:36.03 ID:hEJFh+tNo
当麻「げほっ、げほっ!」

絹保「お兄様?」

当麻「息をするのを忘れた・・」

絹保「もうお兄様ったら」

183: 2011/03/22(火) 19:19:57.01 ID:hEJFh+tNo
ペロン

絹保「ひゃん!」

当麻「ハハッ」

絹保「噛んでほしいとは言いましたけれど耳を舐めてとは言ってません!」

当麻「だって雰囲気が大事って言ったじゃーん」

絹保「言いましたけれどそのような事をなさるとは///」

184: 2011/03/22(火) 19:29:55.14 ID:hEJFh+tNo
当麻「だってしたくなっちゃったからさ」

絹保「耳元で囁かないでください///」

当麻「じゃあ噛むよ」

絹保「やさしくしてくださいね?」

カプッ

絹保「ひにゃあ」

当麻「こ、こら、外に声が漏れちゃう!」

絹保「も、申し訳ありません」


185: 2011/03/22(火) 19:41:45.03 ID:hEJFh+tNo
ハミハミハミ

絹保「はぅ///」

ハムッ

当麻「こ、これ!首筋舐めるでない!」

絹保「わざとではありませんわ///」

当麻「分かってるけど言いたくなるじゃんか!」

186: 2011/03/22(火) 19:57:59.84 ID:hEJFh+tNo
絹保「お兄様、声!」

当麻「そ、そうだった」

絹保「誰かに聞かれてませんでしょうか?」

当麻「さ、さあどうだろ」

万彬「ちょっと漏れていましたわ」

当麻「ま、万彬、いつからそこに!」

187: 2011/03/22(火) 20:05:25.12 ID:hEJFh+tNo
万彬「「キスしてほしいのか?」あたりからです」

当麻「さっきからいたのか!」

万彬「お兄様と絹保さんが自分たちの世界に入っていたようですので空気を読みました」

絹保「お恥ずかしいです///」

当麻「見られちまってたなんて・・・」

万彬「他の方ではなかっただけよかったではありませんか」

当麻「まあそうだけどさ」

188: 2011/03/22(火) 20:10:04.00 ID:hEJFh+tNo
万彬「それよりも」

当麻「な、なに?」

万彬「・・・スしてください///」

当麻「なにを!」

万彬「キス・・・してください///」

当麻「いいとも」


189: 2011/03/22(火) 20:15:31.32 ID:hEJFh+tNo
当麻「どこにしてほしい?」

万彬「ど、どこ・・・」

万彬「えっと、首に///」

当麻「微妙な所だな、まあいいぞ」

ペロペロ

万彬「くすぐったいです//」

当麻「スベスベしてんな、じゃあ」

チュウウ

万彬「す、吸わないでくださいぃ」

190: 2011/03/22(火) 20:17:03.78 ID:hEJFh+tNo
当麻「じゃあもういいかな?」

絹保「お勉強の途中でしたよね。ありがとうございました」

万彬「お勉強がんばってください」

当麻「あいよ」

198: 2011/03/24(木) 20:18:40.18 ID:JQexXmaqo
当麻「あー、なんか腹減ったなあ」

ぐー

当麻「お菓子ないかなあ」



199: 2011/03/24(木) 20:29:17.53 ID:JQexXmaqo
絹保「あっ!」

万彬「どうされました?」

絹保「あのクッキーを部屋に置いてきてしまいました!」

万彬「ええっ!それは大変ですわ!もしお兄様が召し上がったら!」

絹保「急いで戻りましょう!」


200: 2011/03/24(木) 20:33:15.05 ID:JQexXmaqo
当麻「お、クッキーが・・・ちょっともらっちゃおう」

当麻「いっただきまーす」

ポリポリ

絹保「お兄様、クッキー!」

当麻「んぐっ!」

万彬「ああっ!」

ゴックン

当麻「急に大声だすなよ、全くもう」

絹保「ま、間に合いませんでした・・・」



201: 2011/03/24(木) 20:47:31.41 ID:JQexXmaqo
当麻「えっえっ、なんなの?」

絹保「そのクッキーを食べると・・・」

当麻「た、食べると?」

絹保「動物になってしまうのです」

当麻「ど、動物?」

絹保「なので処分しようと思っていたのですが・・・」

202: 2011/03/24(木) 20:48:51.11 ID:JQexXmaqo
絹保「もうすぐ・・・」

ポン!

絹保「お兄様・・・」

万彬「一体どのような動物に・・・」


203: 2011/03/24(木) 20:57:55.60 ID:JQexXmaqo
ウサギ「・・・」

絹保「まぁ、可愛らしいですわ!」

万彬「絹保さん」

絹保「な、なんでもありません!」

ウサギ「二人とも大きくなってるぞ、どうなってるんだ?」

絹保「お兄様」

ウサギ「子供じゃないんだから自分で歩けるよ!」

絹保「お兄様、鏡を見てください」

ウサギ「・・・」

ウサギ「あ、ウサギ・・・これが俺か!」








204: 2011/03/24(木) 21:06:12.39 ID:JQexXmaqo
ウサ条「これからどうすりゃいいんだよ!ずっとウサギなんて嫌だ!」

絹保「ジョークグッズですから少し待てば元に戻ります」

万彬「ですから落ち着いてください」

ウサ条「少しっていつだよ!3分5分?ウワー!」

スタタタタ

絹保「お兄様、お待ちになってください!」

万彬「ウサギが板についているようですわ」

ウサ条「ウワーン!」

205: 2011/03/24(木) 21:10:35.11 ID:JQexXmaqo
ウサ条「わっ!」

ズコー

絹保「捕まえました!

万彬「お兄様、じっとしていてください。絶対に戻れますから」

ウサ条「ん・・・」

絹保「お兄様?」

ウサ条「ん?」

絹保「ニンジン食べますか?」

ウサ条「どこから出した![たぬき]か!」

206: 2011/03/24(木) 21:14:49.77 ID:JQexXmaqo
ウサ条「ニンジンうめー」

モソモソモソ

万彬「食べてますね」

絹保「はい、とっても可愛いです!」

絹保「それにとてももふもふです!」

モフモフ

ウサ条「・・・」

万彬「毛もしっかり付いているんですね」

207: 2011/03/24(木) 21:25:33.13 ID:JQexXmaqo
ウサ条「触るなー」

絹保「お兄様~」

スリスリ

ウサ条「うっ・・・」

万彬「あはは・・・」

208: 2011/03/24(木) 21:37:13.03 ID:JQexXmaqo
ウサ条「絹保が怖いよー、万彬助けてえ」

絹保「あ・・・」

万彬「お兄様ごゆっくりどうぞ」

ウサ条「ほっ」

絹保「お兄様・・・(´;ω;`)」

ウサ条「泣くなよ・・・」

209: 2011/03/24(木) 21:47:23.77 ID:JQexXmaqo
絹保「なでなで・・・なでなでさせてくださいますか?」

ウサ条「まあ・・・いいけど」

なでなで

ウサ条「ん」

絹保「ふさふさです」ニコ

ウサ条「泣き虫さんが笑顔になったな」


211: 2011/03/24(木) 22:21:55.25 ID:JQexXmaqo
絹保「抱きしめても構いませんか?」

ウサ条「いいよ」

万彬「わたくしもいいでしょうか?」

ウサ条「ああ」

ムギュー

絹保「ふかふかです///」

万彬「ずっとこのままでも・・・」

ウサ条「ずっとはやだよ」

212: 2011/03/24(木) 22:41:37.77 ID:JQexXmaqo
ポン!

当麻「・・・戻った?」

絹保「ええ」

万彬「お兄様ウサギが板についていましたよ」

当麻「ははは・・・」

絹保「またウサギさんになってくださいね?」

当麻「妹が喜ぶ顔を見ると絶対嫌とはいえない・・・」

217: 2011/03/26(土) 19:45:04.84 ID:Bn9S6a7So
絹保「お兄様?///」

モジモジ

当麻「なあに?」

絹保「あの・・・口にするのが恥ずかしいです///」

当麻「言わなきゃわかんないよ」

万彬「本当は分かっていらっしゃるのでしょう?意地悪なのですから///」


218: 2011/03/26(土) 19:57:34.36 ID:Bn9S6a7So
当麻「いやわかんねえって。なんなんだ?」

万彬「本当にお分かりにならないのですか?」

当麻「本当の本当にわかんねえ」

万彬「それなら言います」

219: 2011/03/26(土) 20:17:12.98 ID:Bn9S6a7So
万彬「お兄様はまだ認めてくださいませんが事実上の恋人ですよね?」

当麻「そ、そんなことはないんじゃないのか?」

絹保「お兄様とはキスしてますわ。キスとは恋人同士がするものでしょう?つまり恋人同士ではありませんか?」

当麻「二人は乙女だなあ。キスっていうのは恋人同士じゃなくたってするぞ?」

万彬「それはつまり・・・体目当て・・・」

絹保「お兄様ひどいですわ・・・」

当麻「ごめんなさいごめんなさい!体目当てとかそういう考えは一切ございませんことよ?」


220: 2011/03/26(土) 20:24:20.07 ID:Bn9S6a7So
当麻「好きだからそういうことをしてるんだ。信じてくれ」

キリッ

絹保「は、はいっ///」

万彬「わたくしも分かっておりました///」


221: 2011/03/26(土) 20:41:21.23 ID:Bn9S6a7So
当麻「で、なんだっけ。二人が事実上の恋人同士かどうかだっけ?」

万彬「は、はい、いかがでしょうか?」

絹保「どう思われますか?」

ドキドキドキ

当麻「恋人同士がするような事やっちゃってるんだよなあ・・・」

当麻「でも自分の言った事を曲げたくねえなあ・・・」

222: 2011/03/26(土) 20:59:17.36 ID:Bn9S6a7So
当麻「まあ・・・事実上の恋人でいいんじゃないのか?」

絹保「よろしいのですか?」

万彬「否定されるかと思っていたのですが・・・」

当麻「どうせ何年か経ったら付き合ってんだったら別に・・・いいんじゃねえの?」

絹保「恋人が一番ですが事実上の恋人というのも・・・よいと思いませんか?」

当麻「じゃあ絹保はずっと事実上の恋人な」

絹保「お兄様意地悪です!」

当麻「絹保はからかいがあるな」


223: 2011/03/26(土) 21:15:33.76 ID:Bn9S6a7So
当麻「話は変わるけど少し頼みがあるんだけど・・・聞いてくれる?」

絹保「なんでもいいですわ」

万彬「何でしょう?」

当麻「二人ともぴったりくっついて横になってくれ」

絹保「こうですか?」

万彬「お兄様、これで何をすればいいのですか?」

224: 2011/03/26(土) 21:25:36.00 ID:Bn9S6a7So
当麻「動かないでじっとしてるんだぞ~」

当麻「おんにゃのこ枕~!」

絹保「お、おにいさま///」

万彬「く、く、くすぐったいです!」

当麻「ふにふにしてんな~」

絹保「お兄様、わたくしお嫁に行けなくなります///」

当麻「何言ってんだ。俺の嫁になるんだろ?」

絹保「そ、そうでした///」

当麻「もー絹保ったらー」

ハハハハハ

225: 2011/03/26(土) 21:35:48.75 ID:Bn9S6a7So
当麻「まあ今のはただの冗談だ」

絹保「とても冗談とは思えませんでした」

万彬「本気だったように見えましたわ」

当麻「夢で俺の枕が女の子になってたんだよ」

当麻「それでちょっと思いつきというか・・・まあご協力ありがとう!じゃあそういうことで!」

ビューン

絹保「あっ、お兄様!」

万彬「お兄様、逃がしませんわ!」

226: 2011/03/26(土) 21:46:36.06 ID:Bn9S6a7So
当麻「はっはっはー、上条さんそうかんたんに捕まりは・・・」

エカテリーナ「シューシュー」

当麻「へ、ヘビだあああ」

当麻「絹保、万彬、ヘビ!ヘビ!」

絹保「お、お兄様?」

当麻「ヘビ!ヘビ!食われる!」

万彬「あれは婚后さんの・・・。婚后さんの所から逃げ出したのかもしれませんね」

当麻「なんだ・・・」

227: 2011/03/26(土) 21:48:22.93 ID:Bn9S6a7So
当麻「ま、まあ別にちょっと驚かしてやろうと思っただけだからな!ハハハ」

エカテリーナ「シュー!」

当麻「食われるー!」

絹保「うふふふ!」

万彬「お兄様驚きすぎですわ」

ウフフフフ

230: 2011/03/28(月) 17:48:12.48 ID:FaJgMuz9o
当麻「絹保万彬、俺芸術が見たいんだが」

絹保「芸術ですか?絵画でしょうか?」

当麻「いやそっちじゃなくて」

万彬「では彫刻でしょうか?」

当麻「いやそっちでもなくて」

231: 2011/03/28(月) 17:56:22.96 ID:FaJgMuz9o
絹保「絵画でも彫刻でもないならどのような芸術がみたいのですか?」

当麻「それはだな」

当麻「女の子同士が抱き合ってるのが見たい」

絹保「は、はい?」

万彬「それは・・・芸術といえるのですか?」

当麻「だって美しいんだから芸術だろ」

232: 2011/03/28(月) 18:13:43.67 ID:FaJgMuz9o
万彬「そ、そうですか・・・。でもそのような物を見る事が出来る場所など聞いた事がありませんが」

当麻「そりゃそうだ。展示物じゃないんだから」

当麻「見せてくれないか?」

絹保「えっ?」

万彬「何を言っておられるのですか?」

当麻「もう一回言うけど見せてくれないか?」

ジー

絹保「あの、もしかして・・・わたくし達ですか?」

当麻「もちろん。二人以外に誰がいるんだ」

233: 2011/03/28(月) 18:23:50.05 ID:FaJgMuz9o
絹保「冗談・・・ではありませんね」

当麻「本気だ、見せてくれ」

万彬「真剣な目をしていらっしゃいますね。あきらめてくださりそうにありません・・・」

当麻「YesかNoか、それだけでいいんだ」

絹保「少しだけでいいでしょうか?」

万彬「延長はなしですわ」

当麻「二人とも太っ腹!恩に切るぜ」

ヤッタヤッター

絹保「お兄様大喜びですわ」

万彬「お兄様が落ち込まれているよりはいいでしょう・・・」

234: 2011/03/28(月) 18:33:35.27 ID:FaJgMuz9o
当麻「ささ、早く早く」

ウキウキ

絹保「えっと・・・これでいいんですか?」

万彬「なんだか気まずいです・・・」

当麻「だいぶ距離感があるな。もっとよってくれ」

絹保「こ、これぐらいでいいでしょうか?」

万彬「なんだか気分が・・・」

当麻「もっと近づいてくれ。相手の体温が分かるぐらい」

万彬「・・・」

絹保「お兄様覚えておいてくださいね・・・」

235: 2011/03/28(月) 18:39:59.76 ID:FaJgMuz9o
絹保「こ、これでいいですよね?」

万彬「さすがにもう何も・・・」

当麻「まだだな。もうちょっと顔を近づけて笑顔を見せてくれ」

万彬「こ、これでよろしいでしょう・・・」

絹保「へ、変な気持ちです・・・」

当麻「す、すごい・・・」

236: 2011/03/28(月) 18:42:49.09 ID:FaJgMuz9o
絹保「も、もう無理です!」

万彬「わたくしも!」

パッ!

当麻「いいとこだったのにぃ・・・」

絹保「お兄様も同姓の方とされたらわたくし達の気分がわかりますわ」

万彬「お兄様のご友人の方と抱き合っている場面を想像してみてください」

当麻「土御門と?」

・・・・

237: 2011/03/28(月) 18:44:09.17 ID:FaJgMuz9o
土御門「カミやん」

当麻「土御門」

ぎゅっ

土御門「カミやん・・・」

当麻「つ、土御門・・・」

・・・・・・

当麻「オエー・・・」

238: 2011/03/28(月) 18:48:42.20 ID:FaJgMuz9o
当麻「非常に気分が悪い」

絹保「そうでしょう?」

万彬「でしたらこれに懲りて」

当麻「やっぱり男のはダメだな。やっぱ女の子同士に限るわ」

絹保「どうしてそうなるのですか!」

239: 2011/03/28(月) 18:59:18.62 ID:FaJgMuz9o
当麻「怒るな怒るな、ボケてみただけだ」

絹保「そうは見えませんでしたけれど」

当麻「気分を悪くさせてすまないな」

240: 2011/03/28(月) 19:13:01.90 ID:FaJgMuz9o
当麻「じゃあお詫びになんかするよ」

絹保「絶対に浮気をしないでください」

万彬「では浮気をなさったら」

コショコショコショ

万彬「してください」

当麻「マ、マジデスカ?」

当麻「上条さんピーンチ!」

245: 2011/03/30(水) 17:56:14.82 ID:y/pXL3Hpo
絹保「お兄様、高い所にある物を取りたいのですが肩をお貸しくださいませんか?」

当麻「俺でいいならいいよ」

絹保「さすがはお兄様、頼りになります。こちらに来てください」

246: 2011/03/30(水) 18:03:55.02 ID:y/pXL3Hpo
当麻「何を取ろうとしてるんだ?」

絹保「上にたらいとおたまがあるのですが届かなくて・・・」

当麻「もし落っこちても大丈夫なようにクッションしいておこうか」

・・・

当麻「それじゃ乗って」

絹保「絶対に落とさないでくださいね?」

当麻「大丈夫だって」

247: 2011/03/30(水) 18:06:26.03 ID:y/pXL3Hpo
当麻「じゃあゆっくり立ってみろ」

絹保「足抑えてくださいね?絶対ですよ?」

当麻「下みるな」

絹保「はい・・・」

絹保「た、立てました・・・」


248: 2011/03/30(水) 18:08:59.59 ID:y/pXL3Hpo
当麻「・・・今日は白か」

絹保「何ですか?」

当麻「別になんでもない!それより早くとってくれ」

絹保「今取ります」

当麻「・・・今年最初のお花見だな」

249: 2011/03/30(水) 18:15:06.18 ID:y/pXL3Hpo
当麻(いかんいかん!下を向いていないと)

絹保「お兄様危ないです!」

当麻「あ?」

コツーン

当麻「いたっ!何がぶつかった?」

絹保「お兄様申し訳ありません、手を滑らせてしまっておたまが・・・」

当麻「後で冷やしとこう・・・」

絹保「わたくしの不手際です・・・」

当麻「いいって。いい物みたし」

絹保「いい物とは?」

当麻「花を」

絹保「???」

当麻「絹保、肩が疲れた。もう降りてくれ」

絹保「あ、いま降ります」

250: 2011/03/30(水) 18:27:17.64 ID:y/pXL3Hpo
絹保「お兄様、ありがとうございました。後で何かお礼をして差し上げたいのですが何かないでしょうか?」

当麻「お礼なんて別にいいけど」

絹保「わたくしがしたいのです。何かありませんか?」

当麻「じゃあ・・・肩もんでもらおうかな」

絹保「かしこまりました。お部屋でお待ちになっていてください」

当麻「楽しみに待ってるよ」

251: 2011/03/30(水) 18:32:08.48 ID:y/pXL3Hpo
当麻「絹保まだかなー」

当麻「コナイナー」

当麻「ハヤクー」

絹保「ただいま戻りました」

当麻「キター!」

絹保「よ、喜んでいただけて嬉しいです」

当麻「早く早く!」

絹保「はい早速」

252: 2011/03/30(水) 18:38:10.36 ID:y/pXL3Hpo
もみもみもみ

絹保「お兄様凝っていらっしゃいますね」

当麻「あー・・・キモチイイ」

絹保「ご苦労様ですお兄様」

当麻「ありがとな絹保ー」

253: 2011/03/30(水) 18:42:31.55 ID:y/pXL3Hpo
当麻「だいぶ楽になったな。ありがとな」

絹保「お兄様のお役に立てて嬉しいですわ」

当麻「なんて兄孝行な妹なんだ・・・」

254: 2011/03/30(水) 18:52:44.45 ID:y/pXL3Hpo
絹保「お兄様、部の活動がありますのでこれで」

当麻「ああ、頑張って来い」

絹保「お兄様がそういってくださるだけで力が出そうですわ。それでは」

当麻「ガンバレー」

258: 2011/03/31(木) 19:31:30.75 ID:Qvo+GbFlo
当麻「絹保、万彬ちょっとそこに座ってくれ」

絹保「はいなんでしょう?」

万彬「お兄様、御用はなんでしょう?」

259: 2011/03/31(木) 19:36:35.48 ID:Qvo+GbFlo
ジーッ

絹保「お兄様?」

ジーッ

万彬「お兄様、なにか仰ってください」

当麻「いいねえ」

万彬「なにがでしょう?」

当麻「妹が」

絹保「どのような意味でしょうか?」

当麻「上の上の可愛さってこと」

絹保「///」

万彬「お兄様いつもそのようなことばかり・・・。でも嬉しいですわ///」

260: 2011/03/31(木) 19:47:09.20 ID:Qvo+GbFlo
ジーッ

絹保「・・・」

万彬「・・・」

当麻「観賞にぴったりだ」

絹保「お兄様変なことばかり///」

万彬「視線が恥ずかしいです///」

261: 2011/03/31(木) 19:56:11.21 ID:Qvo+GbFlo
当麻「なあ、二人って将来何したい?」

絹保「将来ですか?まだ考えていませんわ」

万彬「わたくしもまだ・・・。お兄様はあるのですか?」

当麻「俺?うーんそうだなあ」

262: 2011/03/31(木) 20:06:12.97 ID:Qvo+GbFlo
当麻「将来は・・・サッカーチームか野球チームが二つずつ作れるぐらい子供がほしいかな」

絹保「・・・」

万彬「・・・お兄様?」

当麻「ごめんなさい、悪ふざけです」

当麻「あえていうなら二人と幸せな家庭を作りたい、いや作る。これだな」





263: 2011/03/31(木) 20:11:21.18 ID:Qvo+GbFlo
絹保「幸せな家庭ですか・・・。いいですわね」

万彬「作りましょうねお兄様」

当麻「ああ」

264: 2011/03/31(木) 20:37:09.23 ID:Qvo+GbFlo
当麻「朝は絹保と万彬が起こしてくれて二人の裸エプロン・・・」

ツネツネ

当麻「じゃなくて手料理食べさせてもらって」

絹保「お兄様を玄関まで見送り」

万彬「行ってきますのキスを・・・///」

当麻「日課になりそうだな」

265: 2011/03/31(木) 20:48:38.10 ID:Qvo+GbFlo
当麻「二人ともこっちこいよ」

絹保「はい」

万彬「失礼いたします」

ピタピタ

当麻「今日はずっとこうしていようか」

絹保万彬「・・・あなた///」

ヒソッ

当麻「何か言った?あなたとかって聞こえたような・・・」

絹保「言ってません言ってません!///」

万彬「わたくしたちまだ結婚してないですし・・・とにかく言ってませんわ!///」

当麻「そう?聞こえた気がしたんだけどなあ」

272: 2011/04/02(土) 14:22:02.13 ID:spu/Qbxzo
朝食

モグモグモグ

当麻「ウマウマ」

万彬「モグモグ」

絹保「・・・」

当麻「どうした、あんまり食べてないみたいだけどちゃんと食べないとだめだぞ?」

絹保「食欲があまり・・・」

当麻「何か悩みがあるんだったら聞くぞ?」

絹保「実は・・・」

273: 2011/04/02(土) 14:39:14.95 ID:spu/Qbxzo
絹保「体重が・・・その、増えたのが気になって・・・」

当麻「体重が増えたぁ?」

絹保「お兄様、声が大きいです!」

当麻「体重増えたってどれくらい増えたんだよ?」

絹保「1キロぐらいです・・・」

当麻「い、いち?・・・アハハハハ」

絹保「ど、どうして笑うのですか!」

当麻「悪い悪い、体重が増えたって言うからもっと・・・。でも1キロだって言うもんだからつい」

当麻「1キロぐらい少し運動したらやせるんじゃないか?」

絹保「そ、そうでしょうか?」

当麻「あとはお菓子とか少し減らせばさ。だからちゃんと朝ごはんは食べような」

絹保「はい!」


274: 2011/04/02(土) 14:43:25.46 ID:spu/Qbxzo
当麻「なあ、後で運動がてら一緒に散歩するか?」

絹保「よろしくお願いします」

当麻「万彬はどうする?一緒に来るか?」

万彬「ご一緒させていただきますわ」

当麻「じゃあ行こうか」

275: 2011/04/02(土) 14:50:44.43 ID:spu/Qbxzo
当麻「・・・にしてもたかが体重1キロでなあ」

アハハハ

絹保「真剣に悩んでいましたのに笑うなんてひどいですわ!」

プンプン

当麻「だから悪かったって」

ナデナデ

絹保「撫でればなんでも許すと・・・」

当麻「ごめんな」

ナデナデ

絹保「はい///」

276: 2011/04/02(土) 15:04:05.23 ID:HujP2n8Do
当麻「ん、あれ小萌先生だ」

絹「どの方でしょうか?」

当麻「あのピンクの小さい人」

万彬「お兄様、ご冗談でしょう?」

当麻「いやマジなんだってば」

当麻「小萌せんせー!」

小萌「あ、上条ちゃんじゃないですか~」

絹保「万彬「・・・」

ボーゼン

277: 2011/04/02(土) 15:15:58.81 ID:HujP2n8Do
当麻「先生何してるんですか?」

小萌「夕食のお買い物ですよー。居候さんが消費するからすぐ無くなっちうんです」

当麻「へえー」

小萌「そちらは妹さんですね。初めまして上条ちゃんの担任の月詠小萌です。よろしくなのですよー」

絹保「わたくし湾内絹保と言います」

万彬「わたくしは泡浮万彬です」

小萌「よろしくなのですよー。将来お兄さんと同じ学校に入ってきたら一杯面倒みてあげますからねー」

絹保「その時はよろしくお願いします」

万彬「お兄様と同じ先生に教えていただけたら嬉しいですわ」

小萌「じゃあ上条ちゃん達、先生はお買い物をしないといけないのでさようならなのですー」


278: 2011/04/02(土) 15:31:23.69 ID:HujP2n8Do
当麻「ちょうどいい運動になったし今日はもう帰ろうか」

絹保「お兄様の先生にもご挨拶出来てよかったですわ」

当麻「帰りに自販機でなんか奢るよ。痩せる飲み物とかな」

絹保「もうその事はいいです!」

カーッ

当麻「ハハハ」

万彬「ウフフ」

絹保「・・ウフフ///」

284: 2011/04/04(月) 18:47:42.97 ID:f7AVe8vNo
当麻「二人と出会ってだいぶたったな」

絹保「そうですわね」

万彬「お兄様とはもっと早く出会いたかったですわ」

当麻「そうだな」

ナデナデ




285: 2011/04/04(月) 19:13:05.75 ID:f7AVe8vNo
当麻「でもこれから俺たちはずっと一緒だからな」

絹保「はい、いつまでも一緒にいましょうね」

万彬「お兄様、もう少し頭を撫でていただけますか?///」

当麻「はいはい」

ナデナデ

万彬「///」

ウットリ

当麻「あーっ!すっかり忘れてた!」

絹保「どうかされましたか?」

当麻「インデックスに落ち着いたら連絡するって言ったのに忘れてた!」


286: 2011/04/04(月) 19:20:30.41 ID:f7AVe8vNo
当麻「今からでも手紙書かないと」

当麻「うーん、なんて書くかな・・・」

当麻「インデックス様お元気ですか?」

当麻「違うな」

当麻「なあ、どうやって書いたらいいんだ?」

絹保「親しい方にお出しするならくだけた表現で書けばよろしいのでは?」

当麻「くだけた表現?」



287: 2011/04/04(月) 19:37:26.54 ID:f7AVe8vNo
当麻「インデックス元気にしてるか?俺はそれなりにやってる。周りのみんながよくしてくれるから
とても助かってる」

当麻「急にこういうことになったのは悪かった。そっちではちゃんと食べてるか?あんまりオルソラ達に迷惑かけるなよ?また連絡する」

当麻「こんなもんかな?」

万彬「追伸は入れないのですか?」

当麻「追伸?特に入れるものは・・・」

絹保「ありますでしょう?」ニコニコ

万彬「ぜひ報告して差し上げてください」ニコニコ

当麻「え、何を?」

288: 2011/04/04(月) 19:40:48.88 ID:f7AVe8vNo
万彬「わたくし達のことですわ」

絹保「ぜひわたくし達のことも」

当麻「ああ、忘れてた」

当麻「追伸 最近妹が二人できた。絹保と万彬っていうんだがとてもいい子達だからお前にも合わせてやりたい」

絹保「もうお兄様ったら///」

当麻「じゃあ手紙出してくるな」

289: 2011/04/04(月) 19:57:57.81 ID:f7AVe8vNo
当麻「あ、いけねえ。自分の名前を書くのわすれてら」

当麻「今度こそ行ってくる」

絹保「行ってらっしゃいませ」

万彬「気をつけてください」

当麻「はいはーい」



290: 2011/04/04(月) 20:16:10.56 ID:f7AVe8vNo
数日後・・・

オルソラ「上条さんからお手紙が届いたのでございますよ」

インデクス「とうまから!?」

オルソラ「あなた様宛てでございます」

インデクッス「とうま遅いんだよ!すぐ出すって言ってはずなんだよ!」

オルソラ「きっと忙しかったのでございますよ」

インデックス「早速読んでみるんだよ!・・・うんうん。とうま元気でやってるんだね」

インデックs「・・・。オルソラのおいしい料理いっぱい食べてるんだよ。でもたまにはとうまの料理が食べたいんだよ・・・」

インデックス「・・・あれ、これだけなの?とうま、もっといっぱい書くことあったよね?」

オルソラ「下の方に何か・・・」

インデックス「追伸?」


291: 2011/04/04(月) 21:20:38.86 ID:f7AVe8vNo
アニェーゼ「誰か上条当麻って言いやがりましたか?」

アンジェレネ「上条さんと聞いてきました」

ルチア「私はシスターアンジェレネがつまみ食いをしないように監督しにきただけです。上条当麻は一切関係ありません」

その他「何かありましたか?」

インデックス「ええええええっ!」

オルソラ「どうしたのでございますか?」

インデックス「とうまに妹が出来たんだよ!しかも二人も!」

みなさん「エーーーーーー!!!」

292: 2011/04/04(月) 21:22:10.04 ID:f7AVe8vNo
今日はここまで

293: 2011/04/04(月) 23:34:08.79 ID:XL8ItzjSO
乙!さてどうなるか・・・ゴクリ


湾内泡浮「お兄様!」上条「え?」【後編】

引用: 湾内泡浮「お兄様!」上条「え?」 2