サターニャ「さぁ、今日こそはこの手に勝利を収めるわよ！！」

サターニャ「この大悪魔、胡桃沢＝サタニキア＝マクドウエルがね！！」

サターニャ「そうと決まったら魔界通販…」

サターニャ「この私に見せなさい、最強のアイテムを！」

魔界通販『本日のご紹介は、こちら！！>>8』

ウナコーワ

サターニャ「…はぁ？」

サターニャ「ただの塗薬じゃない！」

サターニャ「最近の魔界通販の仕入れ担当はなにやってんのよ！」

サターニャ「責任者、責任者を呼べ！！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ

魔界通販『そこの貴女！ 下界にあるウナコーワと考えていませんか？』

魔界通販『なにをおっしゃいますか。ここは魔界です。魔界通販ですよ？』

魔界通販『天使と言えど避け得ぬ虫による吸血や噛みつき…このウナコーワは、効果が真逆なんですよ』

魔界通販『塗れば虫が寄ってくる。いかなる虫も、好んで寄ってくる。そう、はちみつを塗ったように』

魔界通販『しかもこのウナコーワ>>18という効果もあるんです！！』

接着剤

魔界通販『敵が二人以上いて厄介だ。そう思ったことはありませんか？』

サターニャ「！」

魔界通販『この商品は塊魂も驚きの接着力を誇り、触れたものを決して放さない！』

魔界通販『そう！ これはタイゾンのような吸引力で虫をかき集めることもできる上に、厄介な敵を塊魂！ 二鳥一石の優れもの！』

魔界通販『今ならカエルの召喚魔方陣を一枚付けて、7500円！！』

サターニャ「買ったわ！」

サターニャ「やるわね、魔界通販」

サターニャ「私が望んだものを出すなんて」

魔界通販『…ｲｴｲｴ、ｿﾚﾎﾄﾞﾃﾞﾓ』

サターニャ「早速これを使って、初勝利を掴みに行くわよ！」

サターニャ「敵は慎重に選ばないと…あと、行動にも気を付けないと」

サターニャ「魔王からは逃れられないわ！！ これは絶対よ」

サターニャ「まずは…>>27よ！」

犬

サターニャ「まずはいつも私のメロンパンを奪っていくあの犬を懲らしめてやるわ」

サターニャ「ま、虫が寄る効果は一時間。犬なら逃げ続けることもできるだろうしね」

サターニャ「どれくらいの時間で、どの程度集まってくるのか」

サターニャ「効果を試させてもらうわよ。あんたで！」

犬「ウーッ、ワンッ！」ｶﾞﾙﾙｯ

サターニャ「ハッ、やろうっての？」

サターニャ「今日の私は一味違うわよ。勝負！！」

犬「キャウンッ！！！」



サターニャ「ぬぁーっはっはっはっ！！！」

サターニャ「私の勝ちね！」

犬「ｸﾞﾙﾙﾙｯ」

サターニャ「ふっ、私に喧嘩売る暇があるわけ？」

ﾌﾞｰﾝｯ…

犬「キャウンッ！ ワンッワフッ…キャウンッ」ﾀﾞｯ

サターニャ「くくっ…あはは」

サターニャ「はーっはっはっはっ！！」

サターニャ「こんなにもあっさりうまくいくなんてね…今日の私は最強だわ！」

サターニャ「この調子でどんどん行くわよ！！」

サターニャ「効果は完璧だし、ぐーたらなガヴリールなら…」

サターニャ「あの部屋でやったら、黒いのが湧いて出そうなんだけど…」ｿﾞｯ

サターニャ「まぁいいわ。被害に遭うのは私じゃない」

サターニャ「今日は完全勝利よ！！」

サターニャ「なーっはっはっはっはっ！！」

サターニャ「待ってなさい>>37！！」

ラフィ

サターニャ「ラフィエル！！」

サターニャ「どうせ近くに居るんでしょ？」

サターニャ「分かってんのよ、出て来なさい！」

サターニャ「次の相手は、あんたよ」

…ｽｯ

ラフィエル「…今回は、流石に本気のようですね」

サターニャ「当然でしょ」

サターニャ「いつだって、私は本気で真面目に大悪魔を目指してるわ」

ラフィエル「分かりました。受けて立ちます」

ラフィエル「その代わり、勝っても負けても。それを使うのは止めてください」

サターニャ「ふんっ、敗者の願いを聞く気はないわ」

サターニャ「言うことを聞かせたければ…勝てばいいのよ」

ラフィエル「…」

ラフィエル「そう、ですね」

ラフィエル「…サターニャさん。残念です」

サターニャ「良いからかかってきなさい、ラフィエル！ あんたを倒せば、私はさらに上を目指せるんだから！」

ラフィエル「その野望…ここで打ち砕かせていただきます！」

┏──────────────────────────────┓
│
│　
│　　天魔の白羽＝ラフィエル＝エインズワースが勝負を仕掛けてきた！！
│　
│
┗──────────────────────────────┛

サターニャ「負けられないわよ！」


┏──────────────────────────────┓
│
│　サターニャ「武器はウナコーワ。通常攻撃でも当たれば精神ダメージ」
│
│　サターニャ「道具はカエルの召喚魔方陣、安眠枕」
│
│　サターニャ「さぁ、どうする！>>48」
│
┗──────────────────────────────┛

召喚

┏──────────────────────────────┓
│
│　サターニャ「最初から全力で行かせてもらうわよ！！」ｽｯ
│
│　ラフィエル「！ それは…」
│
│　サターニャ「一度だけ、最恐の使い魔を召喚できる魔法陣を封じたもの」
│
│　サターニャ「恐れおののくがいいわ！！」　　
│
│　　　　>>54コンマが高ければ高いほど、強力な使い魔
┗──────────────────────────────┛

こい

┏──────────────────────────────┓
│
│　サターニャ「主たる大悪魔！！」
│
│　サターニャ「胡桃沢＝サタニキア＝マクドウェルが命じる！！」
│
│　サターニャ「我が呼び声に従い、顕現しなさい！！」
│
│　サターニャ「…トードマン！！」
│
│　ラフィエル「と…え？ トード…？」
│　
┗──────────────────────────────┛

┏──────────────────────────────┓
│
│　ラフィエル「ひっ」
│
│　カエルサンデス「…」ﾁﾗｯ
│
│　ラフィエル「うっ…な、そんなっ」
│
│　ラフィエル「さ、サターニャさんッ！」
│
│　サターニャ「弱点をさらしたあんたの負けよ」
│
│　サターニャ「弱点を責めるのはあくまでも何でもない…定石ってやつよ！！」
│　
┗──────────────────────────────┛

なんか妙にスリムなサンデス出てきた

LV高いなｗ

┏──────────────────────────────┓
│
│　ラフィエル「さ、サターニャさん」
│
│　サターニャ「聞かないわ」
│
│　ラフィエル「サターニャさん！ 本当に、本当に駄目なんです」
│
│　ラフィエル「本当に…私。で、ですから…ま、負けを認めます」
│
│　ラフィエル「認めますから、どうか…そ、それを戻してくださいませんか…？」
│
│　サターニャ「戻した後攻撃は？」
│
│　ラフィエル「しません！ 約束します！ エインズワースの名に誓います！」
│
│　サターニャ（余程苦手ってことね。ま、知ってたけど）
│
│　サターニャ（どうするか…>>68）
┗──────────────────────────────┛

いけ！ピカチュウ！体当たりだ！

┏──────────────────────────────┓
│
│　サターニャ「分かったわ。ラフィエル」
│
│　ラフィエル「サターニャさ」
│
│　サターニャ「いきなさいピカチュウ！ 体当たりよ！」
│
│　ラフィエル「え？」
│
│　カエルサンデス「…？」
│
│　サターニャ「体がぬめって光ってる爬虫類だから、ピカチュウ！」
│
│　サターニャ「貴方の事よ！ 体当たり！」
│
│　カエルサンデス「…」ｺｸｯ
│
│　ラフィエル「あ、あぁ…い、いやぁぁぁぁぁぁぁ！」
│
┗──────────────────────────────┛

　
ラフィエル「に、逃げ」

ラフィエル「逃げなきゃ…」

l　　　.|、

サターニャ「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」

サターニャ「勝った！！ ラフィエルに勝ったわ！！」

サターニャ「ありがとうピカチュウ！！」

サターニャ「ついにっ、ついにぃっ！！！！！」

サターニャ「ぐすっ」

サターニャ「…ラフィエル！」

ラフィエル「うっ、うぅ」

サターニャ「勝者に口あり、敗者に耳あり。命令、聞いてもらうわよ」

ラフィエル「さ、サターニャさん…聞きます。聞きますから」

ラフィエル「か、カエルを…カエルをっ」

サターニャ「敗者が御願いなんて良い御身分ねぇ？ ラフィエル」

ラフィエル「っ」ﾋﾞｸｯ

サターニャ「さて、ラフィエル>>79してもらうわ」

単身で神に叛逆して堕天

サターニャ「あんた、神と戦ってきなさい」

ラフィエル「え…そ、そんなっできません！」

ラフィエル「私は天界に住まう天使…天使が神に反逆するなどっ」

サターニャ「ピカチュウ。張り付く」

…ﾋﾟﾄｯ

ラフィエル「ひゃっ！ ぁっ、やっ…ひっ、ぬるぬるし…ひぁぁぁぁぁっ！！」

ラフィエル「やっ、ごめ、すみまっ…ひっ、動…やぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

サターニャ「やる？ やらない？」

ラフィエル「っっ…ぅ…や、やりません」

サターニャ「嫌と言っても拒否権なんて、ラフィエルにはないわよ」

ラフィエル「く、屈しません…決して！」

ラフィエル「ほ、保身のために神にあらがうなど…決してしません！」

サターニャ「でも、ついさっきラフィエルは私に願いを聞くから。という約束をした」

サターニャ「戦う前にも、勝って言うことを聞かせると言う話に乗った」

サターニャ「ラフィエル。あんたは天使の癖に私と契りを結んだってことよ。分かる？」

ラフィエル「！」

サターニャ「そして、あんたはその天使と悪魔の戦いの契りを破った」

サターニャ「その結果を…自分で見てみなさいよ」

ラフィエル「っ…」

サターニャ「負けたのよ。ラフィエル」

サターニャ「敗者には何の権利もない。勝者こそが絶対」

サターニャ「それで…まだ。敗者のラフィエルは逆らうの？」

ラフィエル「…解りました」

ラフィエル「サターニャさ…」

サターニャ「敗者と勝者は対等じゃないわよ。ラフィエル」

ラフィエル「…」ｷﾞｭｯ

ラフィエル「解りました…サターニャ様」

サターニャ「初めからそうしていればいいのよ。戻りなさい、ピカチュウ。それじゃ、頼んだわよ。ラフィエル」

ラフィエル「…はい」

ラフィエル「サターニャさ…」

ラフィエル「サターニャ様、今まで。楽しかったです」

サターニャ「…」



ラフィエル「ありがとうございました」ﾀｯ

サターニャ「…」

サターニャ「ラフィエル…？」

サターニャ「…ふ、ふんっ！」

サターニャ「私は大悪魔になると決めたのよ」

サターニャ「天使の事なんて…振り返らないわ」

　　　　　　『神様と戦うことになった白羽＝ラフィエル＝エインズワース！』

　　　　　　『そして、変わり果てた友人、胡桃沢＝サタニキア＝マクドウェル』

　　　　　　『果たして、堕天してしまったラフィエルは神に勝てるのか！？』

　　　　　　『友人、サターニャを取り戻すことが出来るのか！？』

　　　　　　　　　『感動の超大作が今…幕を開けない！！』

でも助けに行っちゃうサターニャ

もしかして終わった？