1:◆qRIXsOqSRc 2010/09/11(土) 12:54:03.44 ID:w+nkSXKV0
澪「タイムマシーンを開発したぞ!」

唯「わーい!」

澪「というわけだ!さっそくのってくれ唯!」

唯「え!?いいの!?」

澪「ああ。そうだな。手始めに15年前に行ってみてくれ!」

唯「わかった!子供の頃の澪ちゃんに合ってくるね!」

澪「ああ!よろしくな!」
映画「けいおん!」【TBSオンデマンド】
4: 2010/09/11(土) 12:59:15.37 ID:w+nkSXKV0
唯「結構早く着いたなぁ。お!道路の向かいを歩いてるのは・・・澪ちゃん!?」

唯「にしても大きいなぁ。小学生みたいだ」

唯「さっそくお話しに行こう!!」バッ

プップー!!

唯「え・・・ト、トラッ・・・」

グシャ

5: 2010/09/11(土) 13:01:09.65 ID:w+nkSXKV0
唯「・・・あれ?ひかれてない・・・」

カラカラ

唯「って・・・澪ちゃん!?」

唯「大変だ・・・!トラックは私を避けて澪ちゃんの方に突っ込んじゃったんだ・・・!」

唯「あぁ・・・どうしよう・・・私が急に道に飛びだした所為で・・・」アセアセ

唯「と、とりあえず病院に連れて行かなきゃ・・・!」

7: 2010/09/11(土) 13:03:18.93 ID:w+nkSXKV0
病院

唯「はぁ・・・結局入院させちゃったよ・・・」

唯「脳には影響ないって言ってたけど・・・悪いことしたなぁ・・・」

唯「澪ちゃんに怪我させちゃったし・・・することもなくなっちゃったな・・・」

唯「そうだなぁ。とりあえず未来に帰ろう。そして澪ちゃんに相談しよう」

8: 2010/09/11(土) 13:05:43.95 ID:w+nkSXKV0
唯「ふう元に戻ってきた。時間旅行はこりごりだよ」

唯「もう放課後か・・・澪ちゃん今どこにいるのかな?」

唯「とりあえず音楽室に行こっと」

音楽室

唯「あれ?なんでだろ・・・鍵がかかってる・・・」ガチャガチャ

唯「おかしいな・・・この時間なら誰かいるはずなのに・・・」

唯「職員室で鍵貰って来なきゃ」

9: 2010/09/11(土) 13:08:46.94 ID:w+nkSXKV0
職員室

さわこ「でもなんで音楽室の鍵がいるの?」

唯「え?なんでってけいおん部の部室・・・」

さわこ「けいおん部って・・・平沢さん・・・」

唯「え?どうしたのさわちゃん・・・?」

さわこ「先生にそんな呼び方してはいけません・・・まったくあなたって子は・・・」

唯「先・・・生・・・?」

さわこ「それにウチの学校にはけいおん部なんて無いでしょ」

13: 2010/09/11(土) 13:25:58.03 ID:w+nkSXKV0
廊下

唯「どういうこと・・・未来が変わっちゃってるよ・・・」トボトボ

唯「何が原因で・・・ってあの事故しかないよね・・・」

唯「それに、けいおん部も存在しないなんて・・・」

唯「とりあえず澪ちゃんに相談しよう・・・開発者の澪ちゃんなら何か分かるかもしれない・・・」

14: 2010/09/11(土) 13:29:28.80 ID:w+nkSXKV0
下駄箱

唯「あ!澪ちゃんだ!おーい!澪ちゃーん!!」

澪「!」ビクッ

唯「あれ?もう帰るの?澪ちゃん」

澪「ひ、平沢さん・・・」

唯「え?」

澪「な、なにか・・・?」

唯「なにかって・・・タイムマシンの事だけど・・・」

澪「タイム・・・?」

律「お!唯じゃん!」

17: 2010/09/11(土) 13:35:21.51 ID:w+nkSXKV0
律「どこに行ったかと思えばこんなとこかよー。もう帰るのかー」

唯「りっちゃん・・・」

澪「じ、じゃあ私・・・」

律「澪?なんだ澪か」

澪「ビクッ!」

律「こんなやつほっといて遊びにいこーぜ唯」

唯「え?え?」

20: 2010/09/11(土) 13:38:29.11 ID:w+nkSXKV0
律「なんか近所に新しい台が入ったとかで・・・」

唯「ち、ちょっと待ってよ!どういうこと?」

律「あ?お前頭おかしくなったか?」

唯「え・・・」

律「信代と姫子も待ってるんだしさ。急ぐぞ」

唯「う、うん・・・?」

21: 2010/09/11(土) 13:41:33.69 ID:w+nkSXKV0
ゲーセン

唯(台ってゲーセンの台だったんだ・・・パチとかじゃなくてよかった)

律「ハハハ!サイコー!」

信代「ケッサクー!」ゲラゲラ

姫子「当たんねー!!」ドンドン

唯「・・・」

「コラー!!制服でゲーセンに来るなと何度言ったら!!」

律「やべ!先生来た!!」

22: 2010/09/11(土) 13:44:32.22 ID:w+nkSXKV0
唯(結局捕まっちゃったし)

先生「まったく・・・またお前ら4人か・・・!」ガミガミ

律「サーセン・・・」

先生「いつもいつもお前らは・・・」ガミガミ

唯(てか何で私が怒られてるし・・・)

先生「服装もなんだシャツ出してリボンも・・・って今日はどうした平沢」

唯「え?」

先生「きっちり制服着て。お前がマジメに制服着てるの見るの久しぶりだな」

唯「え?え?」

24: 2010/09/11(土) 13:48:56.92 ID:w+nkSXKV0
道路

信代「うぜー。まじうぜー」

姫子「見回りとかありえないよね」

律「こんどはもっと遠くに行かなきゃな」

唯「ね、ねえみんな!」

律「ん?というか唯も制服どうしたんだ。真面目路線にでも行くのかー」

姫子「でも昨日までずっと崩してたんだからもうその路線でしょ」

唯「ちが・・・私が言いたいのは・・・」

律「どうしたんだ唯。さっきからお前おかしいぞ?」

26: 2010/09/11(土) 13:51:02.60 ID:w+nkSXKV0
夕方

唯「もう何がなんだかわからない・・・」

唯「タイムトラベルしたらみんなおかしくなってるし・・・どうしちゃったんだろ・・・」

唯「澪ちゃんも先に帰っちゃったし・・・明日お話しよっと・・・」

平沢家

唯「ただいまー」

憂「!?お、お、おおおお姉ちゃん!?」

29: 2010/09/11(土) 13:53:50.86 ID:w+nkSXKV0
唯「?どうしたの憂。そんなにびっくりして」

憂「え、だってお姉ちゃんが帰ってくるって・・・久しぶりだから・・・」

唯「え?」

憂「ずっと帰ってこないから学校でお姉ちゃん見るまで毎日心配してるんだよ?」

唯「・・・」

憂「でも本当に久しぶり・・・そうだ!お姉ちゃんの分の夕食準備しなきゃ!」ドタドタ

唯「憂・・・」

30: 2010/09/11(土) 13:56:49.89 ID:w+nkSXKV0
憂「いただきます」

唯「い、いただきます・・・」

モグモグ

唯「美味しいよ憂」

憂「お、お姉ちゃん・・・」ポロポロ

唯「憂?」

憂「ううん。お姉ちゃんと食事で来て嬉しくて・・・」

憂「いつも学校で話しかけても無視されちゃうし・・・こんなに喋れたのも久しぶりだし・・・」

唯「憂・・・」

憂「こ、これから家に帰ってきてほしいな・・・」

唯「・・・」

36: 2010/09/11(土) 14:02:18.70 ID:w+nkSXKV0
唯の部屋

唯「ここが・・・私の部屋・・・?」

唯「なんかチャラくて・・・全然落ちつかないよ・・・」

唯「あれ?この写真・・・みんなで撮った写真・・・?修学旅行のかな」ペラペラ

唯「な、何これ!こ、これが私!?」

唯「リボンしてないし・・・シャツ出してるし・・・それにピ、ピアスみたいなのしてるし・・・」

唯「すごく怖いよ・・・それにこの写真・・・澪ちゃんとムギちゃんが写ってない・・・」

37: 2010/09/11(土) 14:06:54.56 ID:w+nkSXKV0
唯「・・・なんかちょっと分かってきた」

唯「私が過去で何かやっちゃった所為で未来が変わっちゃったんだ・・・」

唯「そしてこの未来での私は・・・その・・・不良・・・」

唯「そうだよ・・・不良じゃなかったらこんな短いスカートにしないもん・・・」

唯「しかもいつも家に帰ってないみたいだし・・・」

唯「こんな未来嫌だよ・・・」

39: 2010/09/11(土) 14:10:17.64 ID:w+nkSXKV0
唯「とりあえず明日澪ちゃんに全部話さなきゃ・・・」

唯「ムギちゃんとあずにゃん・・・今何してるんだろう・・・」

唯「まずはこの世界の私の服装にしなきゃ。いきなりキッチリ制服着てたら今日みたいに変に思われるし」

唯「ピアスはしなくてもいいよね・・・怖いし・・・」

唯「よし、そうと決まれば明日の準備しなきゃ!」

40: 2010/09/11(土) 14:12:32.49 ID:w+nkSXKV0
次の日

唯「じゃあ行ってきます」

憂「は、早いんだねお姉ちゃん」

唯(学校で色々調べたいこともあるしね)

憂「き、今日も帰ってきてくれるかな・・・?」

唯「うん。帰ってくるよ」

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「じゃあ先に行くね」

43: 2010/09/11(土) 14:15:21.63 ID:w+nkSXKV0
校門前

唯「うわー。制服のチェックしてるよ・・・いきなりハードだなぁ・・・」

唯「やってるのは先生と生徒会・・・あれ?あそこにいるの和ちゃん!?」

唯「そうだ。和ちゃんにこっそり中に入れてもらおうっと」

コソコソ

和「あれ?唯?珍しく早いわね」

唯「和ちゃん・・・」

47: 2010/09/11(土) 14:17:29.08 ID:w+nkSXKV0
和「にしてもビックリだわ。こんなに早く来るなんて」

唯「早く来たのはいいから制服は見逃してくだせぇ・・・」

和「わかったわ」

唯「へ?」

唯(なんかあっさりだな・・・)

先生「ひ、平沢か!?」

唯「ひっ!!」

唯(わ!先生に見つかっちゃった!!)

50: 2010/09/11(土) 14:20:31.74 ID:w+nkSXKV0
先生「お前姉の方だよな!?いやこんな格好姉意外ありえないか・・・」

唯「お、おはようございます・・・」

先生「!?平沢!?お前どうした!?」

唯「え!?」

先生「こんな早く来たと思えば挨拶まで・・・」

唯「もう・・・みんな揃って早く来た早く来たって大げさですよぉ」

先生「びっくりもするだろう。お前が一限目から登校とか。雪でも降るんじゃないかってな」

唯「・・・」

52: 2010/09/11(土) 14:27:49.53 ID:w+nkSXKV0
教室

唯「ガラッ」

教室「ザワッ!!」

(ひ、平沢さん!?)

(ウソ?いきなりどうしちゃったのかしら・・・)

(きっと今日は雪降るわよ・・・)

ザワザワ

唯(みんな私が来て驚いてるのかな・・・)シュン

54: 2010/09/11(土) 14:32:15.72 ID:w+nkSXKV0
唯「あの・・・澪ちゃん・・・」

澪「!!」ビクッ

澪「な、なに・・・?」

唯「あの・・・ちょっとお話があるんだけど・・・いいかな?」

澪「あ・・・あぁ・・・」ガクブル

唯「あ、昼休みでもいいからさ。二人で話せる場所・・・そうだなぁ屋上にきて」

澪「は、はい・・・」ガクブル

唯「じ、じゃあね」タッ

57: 2010/09/11(土) 14:34:58.01 ID:w+nkSXKV0
澪「あ・・・あぁ・・・」ガクブル

いちご「澪・・・平沢さんに何かしたの?」

澪「な、なにもした覚えないけど・・・」

澪「でもそういえば昨日も声掛けられたし・・・もしかしたら私知らないうちに怒らせて・・・」

澪「いちご・・・どうしようぅ・・・」

いちご「昼休みだっけ?別に行かなくてもいいかも・・・澪が行く必要無いし・・・」

澪「いちご・・・」

いちご「いざとなれば先生に相談して・・・ね?」

澪「うん・・・」

66: 2010/09/11(土) 14:43:08.55 ID:w+nkSXKV0
昼休み終了

ガラッ

唯「澪ちゃん」

澪「!」ビクッ

唯「屋上来てって言ったのに・・・どうしてきてくれなかったの?」

澪「あぁ・・・ご、ごめ・・・」

唯「大事な話があったのに・・・なんで・・・」

いちご「私が行く必要無いっていったから・・・」

唯「い、いちごちゃんが・・・?」

いちご「だから悪いのは私」

唯「い、いちごちゃんには関係ないでしょ・・・」

いちご「友達守るの・・・当然・・・」

唯「!!」

69: 2010/09/11(土) 14:46:47.83 ID:w+nkSXKV0
唯「よ、余計なことしないでよ!!!!」

教室「!!」ビクッ

唯「わ、私は澪ちゃんと話があるだけだから!!来て!澪ちゃん!!」

いちご「だ、だれか先生呼んできて・・・」

澪「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

唯「お願い!澪ちゃん!!」

先生「おい!何の騒ぎだ!!!」

71: 2010/09/11(土) 14:53:02.16 ID:w+nkSXKV0
エリ「ひ、平沢さんが秋山さんを恐喝しようと・・・」

先生「な、何!?」

唯「ち、違・・・」

先生「まったくお前は・・・早く来たら来たで問題起こしやがって・・・」

澪「離してぇぇぇぇぇぇ」

唯「あぁ・・・澪ちゃん・・・」

先生「平沢ァ・・・」

唯「ち、ちが・・・」ウルウル

75: 2010/09/11(土) 14:57:50.86 ID:w+nkSXKV0
空き教室

唯「うっ・・・グス・・・」ポロポロ

律「唯?おい!どうした!!唯!」

姫子「唯?何かあったの?」

唯「うっ・・・うわぁぁぁぁぁぁ・・・」



信代「あのクソ教師・・・」

律「それにいちごと澪・・・原因はこいつらだろ・・・」

姫子「唯を泣かせたやつは私らが許さないから・・・」

唯「みんな・・・」

78: 2010/09/11(土) 15:00:03.47 ID:w+nkSXKV0
唯「って・・・澪ちゃんといちごちゃんには何もしちゃダメだよ!」

律「なんでだよ。泣かせられて悔しくないのか?」

唯「でもダメ・・・それやったらいじめになっちゃうから・・・」

信代「唯・・・」

律「わかったよ。いちごと澪には何もしない」

唯「りっちゃん・・・」

律「約束する」

80: 2010/09/11(土) 15:02:10.50 ID:w+nkSXKV0
姫子「それじゃ気晴らしにどっか遊びに行こっか」

信代「サンセー!」

唯「あ、ごめん。私ちょっと一人になりたいから」

姫子「唯・・・・」

律「わかった。じゃあ私ら遊びに行ってるから後で来るなら連絡してくれよな」

唯「うん。ありがとう・・・」

82: 2010/09/11(土) 15:05:17.07 ID:w+nkSXKV0
トボトボ

唯「やっぱりこんなのっておかしいよ・・・」

唯「でも私も悪かったかな・・・カッとなって澪ちゃんを無理やり連れて行こうとして・・・」

唯「でもどうすれば・・・」

唯「そっか・・・過去でおかしくなったんだからもう一回戻れば・・・」

唯「そうだよ・・・タイムマシーンがあればまた元に戻れるよ!」

唯「とりあえずタイムマシーン取りに行かなきゃ!」ダッ

84: 2010/09/11(土) 15:08:22.70 ID:w+nkSXKV0
唯「ない・・・タイムマシーンが無い・・・」

唯「でもそれも違う・・・無いって言うか・・・」

唯「覚えて・・・ない・・・?」

唯「そうだよ・・・タイムマシンは見つかるとマズイと思って何処かに隠したんだ!」

唯「でもその隠し場所忘れちゃうって・・・!!私の馬鹿!!」

唯「これじゃあ過去を修正できないよ・・・どうすれば・・・」

86: 2010/09/11(土) 15:12:29.26 ID:w+nkSXKV0
唯「もう学校にも行けそうに無いし・・・今日はもう帰ろう」

唯「でもりっちゃんたちは遊びに行ってるから・・・家は閉まってるだろうし・・・」

唯「とりあえず合流するって連絡して・・・」パカッ(ケータイを開ける)

唯「・・・」

唯「・・・」

唯「って何言ってるの!?今日は憂に家に帰るって約束したじゃん!」

唯「危ない・・・忘れるところだったよ・・・!」

唯「うん。家に帰ろう。まだ憂は帰ってないかもしれないけど」

91: 2010/09/11(土) 15:19:01.31 ID:w+nkSXKV0
平沢家

憂「ただいま・・・」

唯「おかえりー」

憂「お、お姉ちゃん!?本当に帰ってきてくれたの!?」

唯「うん。約束したしねー」

憂「お姉ちゃん・・・」ウルウル

唯「憂ーお腹すいたよー」

憂「す、すぐに食事作るから!!ちょっと待ってて!!」

93: 2010/09/11(土) 15:22:47.66 ID:w+nkSXKV0
憂「いただきます」

唯「いただきます」

モグモグ

唯「そういえば今日は遅かったね」

憂「いつもこれぐらいだよ。部活も忙しいしね」

唯「え?部活」

憂「言って無かったかな?ジャズ研だよ」

唯「ジャズ研・・・」

憂「今友達2人と3人でよく一緒に練習してるんだけど・・・それが結構大変でね」

95: 2010/09/11(土) 15:27:12.73 ID:w+nkSXKV0
憂「ギター弾いてる子がいるんだけどその子が上手でね」

唯「そうなんだ・・・」

憂「たまに3人で楽器屋さんとかにもいくんだけど」

唯「う・・・ん・・・」

憂「そこに結構高いギターが売ってて・・・お姉ちゃん?」

唯「ごめん・・・ちょっとボーっとしちゃってて・・・」

憂「そうだよね。楽器とか言ってもわかんないよね。ごめんね」

唯「ううん。気にしなくていいよ。わたしこそごめんね」

98: 2010/09/11(土) 15:34:42.15 ID:w+nkSXKV0
唯の部屋

唯「さっき憂にジャズ研の話されるまで忘れてた・・・」

唯「私がけいおん部だったこと・・・」

唯「もしかして私の記憶・・・少しずつおかしくなってきてる・・・?」

唯「いや、この世界から見たら正しくなってきてるんだろうけど・・・」

唯「このままじゃ・・・私、澪ちゃんのこと・・・ムギちゃんのこと・・・りっちゃんのこと・・・あずにゃんのこと・・・」

唯「けいおん部のこと・・・全部忘れちゃうの・・・?楽しかった思い出も・・・全部忘れちゃうの・・・?」

100: 2010/09/11(土) 15:40:05.77 ID:w+nkSXKV0
唯「いやだいやだいやだいやだ!みんなの事忘れるなんて絶対嫌だよ!!」

唯「そうだ・・・今覚えてる本当の世界の出来事・・・全部残しておかなきゃ・・・」

パカッ(パソコンを開ける)

唯「残さなきゃ・・・忘れていったらこれを見て思い出すんだ・・・」

唯「タイムマシンを探して見つけるまで・・・覚えてなきゃだめなんだ・・・!」

唯「急がなきゃ・・・急がなきゃ・・・少しでも覚えてるうちに・・・少しでも多く・・・」

唯「『私は・・・平沢唯は・・・桜高けいおん部の・・・メンバーです・・・』」カタカタ

103: 2010/09/11(土) 15:43:12.10 ID:w+nkSXKV0
次の日

唯「おはよう憂」

憂「おはようお姉ちゃん」

唯「憂。私これから毎日家に帰ってくるよ。約束する」

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「いままで家に帰ってこなくてごめん。でもこれからは毎日夕飯一緒だから。ね?」

憂「お姉ちゃん・・・うんっ!!」

唯「それじゃあ学校行こっか」

105: 2010/09/11(土) 15:46:10.35 ID:w+nkSXKV0
放課後

律「唯ー。遊びに行こーぜー」

唯「ごめん!私今日用事あるから!」

姫子「最近家に帰ってるみたいだし・・・どうしたんだ?」

唯「なんでもないよ!それじゃあまた明日!!」

律「・・・絶対おかしいよな」

信代「うん・・・」

109: 2010/09/11(土) 15:51:30.66 ID:w+nkSXKV0
唯「とりあえずムギちゃん!教室の名簿見たら合唱部にいるみたい・・・」

唯「合唱部の部室に行けば会えるかな・・・?」

憂「お、お姉ちゃん」

唯「あれ?憂。どうしたの?」

憂「どうしたのって・・・お姉ちゃんこそ。もう放課後なのに」

唯「うん・・・その・・・」

純「えっと・・・憂のお姉さん?」

110: 2010/09/11(土) 15:54:10.00 ID:w+nkSXKV0
憂「うん。姉の唯だよ」

純「こんにちは」

梓「こ、こんにちは・・・」ヒョコッ

唯「あ、あずにゃん!?」

梓「!」ビクッ

純「あず・・・?」

唯「ご、ごめん・・・」

憂「じゃあ私部室行くから。合唱部ならそこの角を曲がってすぐだよ」

唯「あ、ありがと・・・」

112: 2010/09/11(土) 15:57:04.54 ID:w+nkSXKV0
梓「今のチャラチャラした人が憂のお姉さん・・・?

憂「そうだよ」

純「見た目は良く似てるのに中は正反対だな・・・」

梓「リボン無しボタン外しシャツ出しミニスカアクセサリー・・・」

憂「ははは・・・お姉ちゃん高校デビューしちゃって・・・」

梓「憂も大変だね・・・」

憂「うん。でも最近はね・・・」

116: 2010/09/11(土) 16:00:26.48 ID:w+nkSXKV0
唯「やっぱり当然だけどあずにゃんも覚えてない・・・」

唯「ってことはムギちゃんに会っても無駄だよね・・・」

唯「やっぱりタイムマシーンを見つけて過去を変えるのが一番だよ・・・」

唯「早く・・・早く見つけなきゃ・・・」

119: 2010/09/11(土) 16:02:30.47 ID:w+nkSXKV0
平沢家

唯「ただいま・・・」

憂「お、お姉ちゃん・・・遅かったね・・・心配したんだよ・・・」

唯「ごめん。ちょっと探し物してて・・・」

憂「探し物?」

唯「うん。えーっとなんだっけ・・・」

憂「まあいいよ。とりあえず夕飯食べよ?」

唯「うん・・・」

122: 2010/09/11(土) 16:06:55.97 ID:w+nkSXKV0
憂「いただきます」

モグモグ

憂「今日お姉ちゃん帰って来ないかと思っちゃったよ」

唯「ごめん・・・憂・・・」

憂「いいよ。ちゃんと帰ってきてくれたから私すごくうれしいよ」

唯「憂・・・」

憂「お姉ちゃん・・・何か悩んでる・・・?」

唯「ううん。なんでも無い。何でもないから・・・」

憂「もし帰ってくるのが苦痛だったら・・・」

唯「そ、そんなことは無いよ!だから憂は心配しないで!!」

憂「お姉ちゃん・・・うん、わかったよ」

124: 2010/09/11(土) 16:10:50.61 ID:w+nkSXKV0
唯の部屋

唯「ヤバい・・・今日だけで結構忘れてるよ・・・」

唯「この世界の私の意識が混ざってきてるんだ・・・このままじゃ私が私で無くなっちゃう・・・」

唯「でも毎日これを見たら大丈夫・・・忘れる事は無いから・・・」

唯「とりあえず、パソコン以外にも残しておこう・・・いつでも見れるようにしたいし・・・」

唯「絶対大丈夫・・・忘れないから・・・元に戻れるんだから・・・」

200: 2010/09/11(土) 23:27:41.92 ID:w+nkSXKV0

次の日

憂「お姉ちゃん?朝だよ!」ガチャ

唯「うぅん・・・」

憂「もう起きなきゃ遅刻しちゃうよ?」

唯「むにゃ・・・今日は学校昼からでいいよぅ・・・

憂「お姉ちゃん・・・」

205: 2010/09/11(土) 23:31:10.34 ID:w+nkSXKV0
憂「・・・わかった」バタン

唯「むにゃ・・・」

唯「・・・」

唯「って駄目だよ!何学校休もうとしてるんだろう!」

ガチャ

唯「ごめん憂!寝ぼけてた!朝食べるよ!」

憂「・・・!」

憂「うんっ!」

唯(そうだ・・・自分を見失ったらだめだ・・・)

唯(気をしっかり持たなきゃ・・・この世界の私になっちゃう・・・)

206: 2010/09/11(土) 23:35:16.49 ID:w+nkSXKV0
学校

唯「結局授業サボっちゃった・・・」

唯「でも教室に私の居場所なんか無いし・・・」

律「お!唯じゃん!おはよう!」

唯「おはようって・・・もう昼だよりっちゃん・・・」

律「もう大丈夫なのか・・・?」

唯「う。へーきだよ!」

律「・・・そっか。それじゃあ遊びに行くか!」

唯「うん!」

208: 2010/09/11(土) 23:42:12.33 ID:w+nkSXKV0


平沢家

憂「お姉ちゃん・・・遅いなぁ・・・」

憂「でも帰ってくるって言ってたよね・・・約束・・・してくれたよね・・・?」

ガチャ

唯「た、ただいま・・・!夕飯食べちゃった!?」

憂「おかえりお姉ちゃん!まだ食べてないよ!」

唯「よ、よかった・・・」

209: 2010/09/11(土) 23:45:07.91 ID:w+nkSXKV0
モグモグ

憂「今日は遅かったね」

唯「りっちゃん達と遊んでてさ。でもちゃんと途中で抜けてきたんだ」

憂「そっか。なんか悪かったね」

唯「別に。ちゃんとわかってくれてるしね」

憂「そう・・・」

憂「あのさ・・・えっと・・・」

憂「お姉ちゃん、今日学校休んだの・・・?」

唯「・・・」

210: 2010/09/11(土) 23:49:02.47 ID:w+nkSXKV0
憂「先生から連絡があってね。今日来なかったって。昨日は来てたのになんで」

唯「もう・・・別にいいでしょ・・・」

憂「お姉ちゃん・・・?」

唯「今日は仕方なかったんだよ・・・」

憂「・・・わかったよ」

唯「ごちそうさま。部屋に戻るね」

憂「お姉ちゃん・・・」

212: 2010/09/11(土) 23:57:07.16 ID:w+nkSXKV0
唯の部屋

唯「なんか頭が変だよ・・・なんかごちゃごちゃして・・・まるでもう一人自分がいるみたい・・・」

唯「そういえばなんで私毎日家に帰ってきてるの・・・?約束したから・・・?」

唯「それよりもっと大事なことを忘れてるような・・・」

唯「そういえばそんな時はパソコンをつけるようにしてたな・・・」パチッ

唯「・・・なにこれ?手紙?なんで私こんなもの書いて・・・」

唯「意味わかんないし・・・捨てちゃってもいいよね・・・?」

220: 2010/09/12(日) 00:05:14.71 ID:RTGRUWtS0
次の日

平沢家

憂「お姉ちゃん遅いなぁ・・・」

憂「でも昨日も帰ってきてくれたし・・・」

憂「大丈夫だよね・・・?約束してくれたよね・・・?」

憂「お姉ちゃん・・・」


その日、唯は家に帰って来なかった。

221: 2010/09/12(日) 00:10:01.81 ID:RTGRUWtS0
ちょっと風呂入ってきます。

あとなんとなくこれ貼っときます。

現代で買った新品のライターを持つ男がタイムトラベルし、過去へそのライターを忘れてくる。
実はそのライターは第三者により時を経て現代に存在する忘れてきたライターとすり替えられており、新品で買ったライターはタイムトラベルをせず現代に存在する。
タイムトラベルをするライターは現代と過去を無限ループとして往来する存在であるが、現代に新品がある限りそのライターはどこで買ったものでもない。

240: 2010/09/12(日) 00:25:14.42 ID:RTGRUWtS0
数日後

律「おーい!早く来いってー」

唯「分かってるよー!」

律「あいつらも待ってるなんだぞー!」

唯「わかってるってー・・・あれ・・・?」

唯「ちょっと・・・靴が無いんだけど・・・」

241: 2010/09/12(日) 00:27:55.13 ID:RTGRUWtS0
唯「マジ最悪!ガキみたいなことして本当サイテーだよ!」

唯「文句あるなら直接言ってよね・・・!」

唯「とりあえずサンダルでも借りて・・・ん?」

唯「手紙・・・?」

唯「なになに・・・『靴は預かりました・・・返して欲しかったら・・・』」

唯「な、なにこれ・・・!」

243: 2010/09/12(日) 00:30:07.69 ID:RTGRUWtS0
空き教室

唯「来たよ!こんな場所になんの用!?」

紬「平沢唯さん・・・でしたっけ?」

唯「だれ・・・?」

紬「琴吹紬よ。よろしくね」

唯「・・・」

245: 2010/09/12(日) 00:32:48.36 ID:RTGRUWtS0
紬「あれ?よろしくね」

唯「よ、よろしく・・・」

紬「呼び方は・・・えっと唯ちゃんでいいかしら?」

唯「・・・早く靴返してよ」

紬「もう。せっかく忘れ物を届けに来てあげたのに・・・」

唯「忘れ物・・・?」

紬「そう。忘れ物♪」

250: 2010/09/12(日) 00:36:49.14 ID:RTGRUWtS0
紬「これ。アイフォンみたいだけど。これ唯ちゃんのよね」

唯「・・・?知らない」

紬「え?」

唯「いいから早く靴返して」

紬「もしかして覚えてないの・・・?」

唯「だから知らないって・・・」

紬「おかしいわね・・・でもこれ見て。使用者履歴の最後に唯ちゃんの名前が」

唯「え・・・」

254: 2010/09/12(日) 00:41:15.92 ID:RTGRUWtS0
唯「何これ・・・」

紬「なにかのアプリみたいね。『Time Explorer』っていうのかしら?」

唯「どういうこと・・・」

紬「これ。多分タイムマシーンよ」

唯「え・・・?」

260: 2010/09/12(日) 00:45:23.84 ID:RTGRUWtS0
唯「タイムマシーン・・・?そんな夢みたいな・・・」

紬「私もそう思うわ。だから履歴の最後に載ってる唯ちゃんに聞こうと思ったんだけど・・・」

唯「私・・・知らないよ・・・?」

紬「じゃあ試しに使ってみる?」

唯「使うって・・・タイムマシーンを・・・?」

紬「これで起動開始かしら」ポチ

唯「え・・・椅子が出てきた・・・?」

紬「でも本物の椅子じゃないわ・・・なんか仮想図みたいな・・・」

264: 2010/09/12(日) 00:47:31.19 ID:RTGRUWtS0
唯「これに座るのかな・・・」

紬「で、このあとアプリに行く時代を定めて・・・」

唯「ほ、本当にタイムスリップするの?」

紬「ええ。だって本物か確かめたいでしょ?」

紬「行く時間を決めたら・・・時間を移動する速度を設定っと・・・」

唯「・・・」

269: 2010/09/12(日) 00:50:15.03 ID:RTGRUWtS0
紬「決まったわ。行くのは1時間後。移動する速度は最大。唯ちゃんも乗って」

唯「私はいいよ・・・ここにいる・・・」

紬「そう。じゃあこれ付けてて」

唯「腕時計・・・?」

紬「私のと同じ時間に設定してあるわ。移動したら確認しましょう。それじゃあ1時間後に」

唯「ち、ちょっと・・・!」

276: 2010/09/12(日) 00:55:53.76 ID:RTGRUWtS0
椅子全体が球体に包まれる

紬「はい。時計見せて」

唯「1時間・・・ずれてる・・・」

紬「ほんの一瞬で1時間も・・・これは本物ね・・・」

唯「でも一瞬って・・・私にはずっとそこに座ってるようにしか見えなかったよ?」

紬「・・・そう。これは椅子の周りの空間・・・この球体の内部だけ時間の経過する速度を変えるものなんだわ・・・」

唯「・・・」

281: 2010/09/12(日) 01:00:36.20 ID:RTGRUWtS0
唯「どういうこと・・・?」

紬「つまりこの椅子の周りの球体の空間だけ時間が止まってるってこと」

唯「・・・」

紬「でもこれじゃあ時間旅行している間は完全に無防備ね。気をつけなきゃ」

唯「・・・」

紬「あ、見て。ほら。利用者の履歴に私の名前が」

唯「嘘・・・じゃあ私が以前使ったってこと・・・?」

280: 2010/09/12(日) 00:59:41.08 ID:OpSTme0g0
この理屈で過去にいける?それとも別アプリ?

286: 2010/09/12(日) 01:05:09.08 ID:RTGRUWtS0
>>280
時間の経過速度を-にする。普段は±0です。+1.5にすると回りが1.5倍で早く進んでく感じかな。


紬「履歴見る感じじゃそうね。だから私は唯ちゃんに聞いたわけだし・・・」

唯「じゃあ私は未来人とか・・・そんな感じの存在なわけ・・・?」

紬「一応往復してるみたいだからこの時間の人であってるみたいよ」

唯「なんかわけがわかんなくなってきたよ・・・」

293: 2010/09/12(日) 01:12:54.33 ID:RTGRUWtS0
唯「つまりどういうこと?」

紬「分かってる事はアプリになってるから持ち運びが可能になった椅子」

紬「その椅子に座るとその椅子を中心に球体で囲まれるみたいね」

唯「私が中で見た感じではスマブラのバリアーみたいだったよ・・・」

紬「そして行き先の時間をアプリに入力。過去に行く場合は移動速度を-、未来に行く場合は+に設定・・・」

紬「つまり行き先を入れなくても一応タイムスリップはできるみたい。行き先設定はそれ以上先に行かないようにする保険みたいなものなんでしょうね」

紬「そしてタイムスリップ。すると履歴に残る。でも唯ちゃんはそのことを覚えてない・・・」

唯「うん・・・」

302: 2010/09/12(日) 01:20:32.48 ID:RTGRUWtS0
唯「そして外からみたら球体の中に座ってる紬さんが無表情で全く動かずに座ってるように見えたよ」

紬「私から見たら一瞬でも外では1時間だからそのまま見えたのね」

唯「じゃあタイムマシーンにのってる間は何されても気がつかないってこと?」

紬「まあ確実に無防備にはなるから人のいる場所では使わない方がいいわね」

唯「じゃあ手だけ椅子の周りの空間に入れたら・・・」

紬「もしずっと手を入れっぱなしにするなら空間の外から見たら手だけ歳を取らないように見えるかも」

唯「じゃあ中から見たら・・・」

紬「最高速度で飛ばしてたら手以外一瞬で老けて骨になっちゃうかも」

唯「・・・」

374: 2010/09/12(日) 20:43:12.95 ID:RTGRUWtS0

紬「履歴にはあるのに・・・なんで記憶が無いのかしら」

唯「そんなの私に聞かれても知らないよ・・・」

紬「じゃあとりあえず唯ちゃんが行った過去に行きましょうか」

唯「そんなのも履歴に残ってるんだ」

紬「結構前に戻ってるわね・・・履歴に残ってる時間より若干早めにつくようにセットしてと・・・」

紬「それじゃあのって!」

唯「ほ、本当に行くの・・・?」

紬「だって気になるでしょ?」

唯「うー・・・」

375: 2010/09/12(日) 20:46:30.79 ID:RTGRUWtS0
唯「ついた・・・これが過去・・・本当にタイムマシーンだよ・・・」

紬「とりあえず収納してと・・・それじゃあ私がこれを見つけた場所に移動しましょう」

唯「え?なんで?」

紬「過去と未来を行き来してもタイムトラベラーの居場所は変わらない」

紬「だからこれを見つけた場所に唯ちゃんがくる可能性が高いってことなの」

唯「ふむふむ」

紬「それじゃあさっそく移動しましょ」

378: 2010/09/12(日) 20:50:26.61 ID:RTGRUWtS0
紬「このあたりかしら」

唯「あ、子供来た」

紬「かわいいわね」

プシュー

唯『結構早く着いたなぁ。お!道路の向かいを歩いてるのは・・・澪ちゃん!?』

唯「あ!私来た!!!」

紬「やっぱり唯ちゃんはタイムトラベルしてたんだ・・・」

唯「そんな・・・これってどういう・・・」

唯『にしても大きいなぁ。小学生みたいだ』

380: 2010/09/12(日) 20:55:21.30 ID:RTGRUWtS0
唯「でも私乗った記憶無いよ・・・?もしかしてこれって未来の私・・・?」

紬「その可能性もあるけど・・・向こうの唯ちゃんもタイムマシン乗ってるし・・・」

紬「履歴のことを考えてもやっぱりあれは過去の唯ちゃんだと思う・・・」

唯「じゃあなんで私覚えてないの?過去なのに覚えてないっておかしいよね?」

紬「もしかしたらあれはパラレルワールドの唯ちゃんなのかも・・・」

381: 2010/09/12(日) 21:00:04.72 ID:RTGRUWtS0
唯「パラレルワールドの私・・・?」

紬「私もよくわからないからあまり信じなくてもいいわ。あくまで予想だしね」

唯「あ、トラックきた」

紬「本当ね」

唯『さっそくお話しに行こう!!』バッ

唯「あ!私来た!!!」

紬「あ、危な・・・!」

グシャ

382: 2010/09/12(日) 21:02:47.45 ID:RTGRUWtS0
数時間後

唯「結局病院に行った後に帰って行ったね。私」

紬「・・・」

唯「どうした?」

紬「さっき怪我したあの子・・・名前見た・・・?」

唯「?見てないけど」

紬「さっき病室のネームプレート見たの・・・」

紬「秋山澪・・・って書いてあったわ・・・」

383: 2010/09/12(日) 21:04:56.89 ID:RTGRUWtS0
唯「秋山・・・澪・・・」

紬「私たちのクラスメイト・・・」

唯(あ、この人一緒のクラスだったんだ)

紬「パラレルワールドの唯ちゃんが会いに行った子。そして事故にあった子。その子が秋山澪・・・」

紬「なにか出来過ぎてると思わない?」

唯「・・・」

384: 2010/09/12(日) 21:08:42.32 ID:RTGRUWtS0
紬「たとえばこう言うのはどうかしら。パラレルワールドの唯ちゃんが過去に来た」

紬「そしてこの時代の秋山澪を怪我させてしまった。そのせいで未来が変わってしまった・・・とか?」

唯「じ、事故だけで・・・未来が変わるなんて・・・」

紬「でもタイムマシーンが存在しなかったら・・・秋山澪はこの時、事故にあっていなかったはず・・・」

唯「・・・」

唯「で、でもちょっと待って!パラレルワールドの私が過去に影響を与えて未来が変わったって言うならさ・・・」

唯「今ここにいる私たちはなんなの・・・?」

386: 2010/09/12(日) 21:13:16.15 ID:RTGRUWtS0
紬「もしかしたら私たちの方がパラレルワールドなのかもね・・・」

唯「そんな・・・」

紬「たぶん初めに来た唯ちゃん。あの唯ちゃんは正しい歴史の唯ちゃんなんだわ・・・」

紬「そしてあの唯ちゃんとは違う世界の私たち・・・私たちの方が歪んだ存在・・・」

唯「そ、そんな・・・じゃあ今までの私の記憶は!?私の思い出とかは全部偽物なの!?」

紬「偽物では無いけど・・・本物でも・・・ない・・・?」

唯「そんな・・・そんなのって・・・」

389: 2010/09/12(日) 21:22:00.45 ID:RTGRUWtS0
紬「もしかしら本当の世界だと唯ちゃんと秋山澪は友達だったのかもしれないわね」

唯「私が・・・あいつと・・・友達・・・?」

紬「もう一回少し過去に戻ってさっきの事故を阻止して・・・」

唯「・・・やめて」

紬「え?」

唯「元の世界とか関係ないよ。今の世界を壊すなんて・・・そんなこと絶対させない・・・!」

紬「唯ちゃん・・・」

393: 2010/09/12(日) 21:26:40.08 ID:RTGRUWtS0
唯「とりあえず元の時代に戻るよ」

紬「唯ちゃん・・・」

唯「もし歴史を変えるにしても・・・後でもいいでしょ」

紬「・・・わかったわ」

紬(まだ色々分からないこともあるし・・・焦ることも無いわね)

唯「それじゃ帰るよ」

397: 2010/09/12(日) 21:37:46.43 ID:RTGRUWtS0
唯「はぁ・・・」

紬「とりあえずこの事は誰にも内緒。言っちゃダメよ」

唯「それぐらいわかってるよ・・・」

紬「一週間後、またここで会いましょう。そのときに答えを聞かせて」

唯「答え・・・」

紬「元の歴史に直すか、このパラレルの世界で過ごしていくのか」

唯「・・・」

400: 2010/09/12(日) 21:44:09.47 ID:RTGRUWtS0
紬「それじゃあこのタイムマシーンは・・・」

唯「まって!私が預かるよ!」

紬「唯ちゃん・・・?」

唯「私なら絶対に過去を変えたりしない・・・だから・・・」

紬「・・・」

唯「あなたを信じてないわけじゃないけど・・・」

唯『一週間これは使わない。約束する。だから・・・」

紬「わかったわ。あなたを信じてタイムマシーンは預けるわ」

唯「ありがとう・・・」

紬「別にもし過去を変えられても私は別に嫌じゃないし・・・これは唯ちゃんが預かった方が無難かもね」

唯「ごめん・・・」

梓(・・・)チラ

403: 2010/09/12(日) 21:53:31.49 ID:RTGRUWtS0
梓「タイムマシーンか・・・」

梓「さっきの話・・・それに急に現れた椅子・・・」

梓「間違いない・・・さっきのは本物のタイムマシン・・・」

梓「だったらやることは一つ・・・」

407: 2010/09/12(日) 22:00:45.20 ID:RTGRUWtS0
唯(タイムマシーン・・・)

唯(もしかしたら今の私は嘘かも知れなくて・・・もうひとつの世界が本物で・・・)

唯(向こうの世界の私は歴史が変わったって知ったらどんな風に思うだろう・・・)

唯(・・・)

梓「あのー。すみませーん!」

唯「?」

410: 2010/09/12(日) 22:09:03.58 ID:RTGRUWtS0
グサッ

唯「え・・・?」

唯(刺された・・・私刺されたの・・・?)

梓「さっき聞きましたよ。タイムマシーンの話」

唯「・・・!?」

梓「それ、下さいよ」

411: 2010/09/12(日) 22:11:12.03 ID:RTGRUWtS0
唯「あ・・・あぁ・・・」

唯(駄目だ・・・血が止まらない・・・止まらないよ・・・)

梓「ちょっと失礼しますね・・・」ゴソゴソ

梓「あった。これか」

唯「ダメぇ・・・それは・・・」

梓「安心してください。過去を変えてちゃんと生かしておいてあげますから」

唯「あぁ・・・」ボタボタ

413: 2010/09/12(日) 22:14:20.67 ID:RTGRUWtS0
唯(このままじゃ・・・未来を選ぶことができなくなっちゃう・・・)

梓「ここをこうやってっと・・・」ポチポチ

唯「は、はは・・・」

梓「?」

唯「この世界の私はどうせ氏ぬんだ・・・だったら過去を変えてやる・・・」

梓「な、ちょっと!イヤ!離してよ!!」

唯「離すのはお前の方だ・・・さっさとどけ・・・!」

415: 2010/09/12(日) 22:16:22.02 ID:RTGRUWtS0
過去

唯『結構早く着いたなぁ。お!道路の向かいを歩いてるのは・・・澪ちゃん!?』

唯『にしても大きいなぁ。小学生みたいだ』

唯『さっそくお話しに行こう!!』バッ

プシュー

唯『え・・・これって・・・タイムマシーン・・・?しかも乗ってるの・・・私・・・?』

416: 2010/09/12(日) 22:19:08.89 ID:RTGRUWtS0
唯「う、うぅん・・・」

唯『大丈夫・・・?』

唯「わ、私・・・?」

唯『一応腹の怪我は応急処置して置いたけど・・・でもびっくりしたよ~。いきなり私が現れるんだもんねー』

唯「あいつは・・・?ツインテールの2年!一緒に乗って無かったか?」

唯『ツインテールの2年生って・・・あずにゃんの事かな?乗って無かったけど』

唯(なんとか振り切れたのかな・・・)

419: 2010/09/12(日) 22:22:47.63 ID:RTGRUWtS0
唯「そうだ!事故は・・・トラック事故は起きなかった?」

唯『トラック事故・・・?別に何も事故なんてなかったけど・・・』

唯(そうか・・・私が現れたから・・・もう一人の私は飛びださなかったのか・・・)

唯『とりあえず私元の時代に変えるね。早く帰って澪ちゃんに報告しなきゃいけないし』

唯「澪・・・ちゃん・・・?」

唯『そう!親友の秋山澪ちゃん♪』

唯「親・・・友・・・」

422: 2010/09/12(日) 22:27:14.83 ID:RTGRUWtS0
唯(やっぱりあいつの言うとおり・・・私の方がパラレルワールドだった・・・)

唯(でも事故は回避した・・・歴史は変わったはず・・・)

唯(じゃあ今ここにいる私は何・・・?どこから来た事になるの・・・?)

唯『じゃあ帰るねー。ばいばいワイルドな私ー!』

唯「あ、ちょっと待っ・・・行っちゃった・・・」

423: 2010/09/12(日) 22:31:46.10 ID:RTGRUWtS0
唯「痛てて・・・とりあえず私も未来に戻ってみよう。行ってみなきゃどうなったかわからないしね・・・」

元の時代

唯「帰ってきた・・・のかな?とりあえず誰か人と話さないと・・・・」

澪「お!唯!どうだったー!時間旅行は!?」

唯「あ、秋山澪!?」

426: 2010/09/12(日) 22:34:04.56 ID:RTGRUWtS0
澪「なんだよ。いきなり呼び捨てとか。それにその不良みたいな格好・・・」

唯「あ、ごめん・・・」

唯(これが本当の世界・・・?)

澪「まあ感想は後で聞くよ。もうすぐ部活が始まるしな」

唯「ぶ、部活・・・?」

澪「何言ってるんだ唯。けいおん部だろ?」

唯「けい・・・おん・・・部・・・」

428: 2010/09/12(日) 22:36:51.63 ID:RTGRUWtS0
音楽室

律「お、遅かったなー!」

唯「り、りっちゃん!?」

紬「あら、唯ちゃんたらその格好。不良みたい」

澪「ほら見ろ。早く服直せ」

唯「う、うん・・・」ゴソゴソ

律「あれ?お前腹どうした?怪我したのか?」

433: 2010/09/12(日) 22:40:30.52 ID:RTGRUWtS0
唯「え?あ・・・まあ色々あって・・・はは・・・」

紬「お茶できたわよ~」

律「おっ!待ってましたー!!」

澪「食べるのは梓が来てからだぞ!」

唯「梓・・・」

律「へいへい。わかってますよー」

澪「殴るぞ・・・」

梓「すみません!遅くなりました!」ガチャ

唯「!!!」

435: 2010/09/12(日) 22:42:50.00 ID:RTGRUWtS0
律「おっ!待ってたぞあず・・・」

ボカッ

梓「痛いっ・・・!唯先輩!いきなりなにするんですか!!」

唯「あ・・・」

澪「唯!梓に謝れ!」

唯「ご、ごめんなさい・・・」

紬「一体どうしたの・・・唯ちゃん・・・?」

律「お前ちょっと変だぞ?」

438: 2010/09/12(日) 22:48:05.30 ID:RTGRUWtS0
唯(そうか・・・これが本当の歴史・・・本当の・・・)

梓「もう!今度やったら起こりますからね!」

唯(私を殺そうとしたこいつは後輩で・・・)

紬「それじゃあ気を取り直してお茶にしましょうか!」

唯(タイムマシーンを教えたこいつは部活の仲間で・・・)

澪「うん。今日もおいしいよ。いつも悪いなムギ」

唯(ネクラのこいつも・・・同じ部活の仲間で・・・親友・・・)

443: 2010/09/12(日) 22:51:23.62 ID:RTGRUWtS0
律「でも唯の不良ファッションも結構キマってたぞw」

梓「え?唯先輩不良の恰好してたんですか?」

澪「おい律。そこは褒めちゃだめだろ」

紬「別にいいんじゃない?ワイルドな唯ちゃんもかわいいわよ。ねえ?」

唯「ごめん・・・ちょっとトイレ行ってくるね・・・」

律「おう。いってらー」

澪「・・・」

448: 2010/09/12(日) 22:54:14.01 ID:RTGRUWtS0
唯(はぁ・・・)

澪「おーい。唯ー」

唯「澪・・・」

澪「お前タイムスリップしてからなんかおかしいぞ。本当にどうしたんだ?」

唯「タイムマシーン開発したのって・・・澪・・・?」

澪「なんだよ。澪って。いつも通り呼べよ」

唯「いつも通り・・・?」

澪「み、澪ちゃん・・・って・・・」

唯「澪・・・ちゃん・・・」

450: 2010/09/12(日) 22:56:33.52 ID:RTGRUWtS0
唯「じゃあ・・・澪ちゃんがタイムマシーンを開発したの・・・?」

澪「・・・」

澪「じ、実は開発したの・・・私じゃないんだよ・・・」

唯「え・・・?どういう・・・」

澪「ひ、拾ったんだよ・・・」

唯「拾った・・・?」

澪「だ、騙すつもりは無かったんだよ!本当にごめん!!」

454: 2010/09/12(日) 23:02:46.99 ID:RTGRUWtS0
澪「拾った時にタイムマシーンだって言うのは分かったんだ・・・」

澪「でも私怖くて・・・乗れなくて・・・だから唯に乗ってもらおうかなって・・・ごめん!!」

唯「別にいいよ・・・じゃあ澪ちゃんも開発者は・・・」

澪「知らない・・・でも履歴には残ってるはずだ。多分一回めに使ったのはたぶん開発者だろうから・・・」

唯「見てみよっか・・・」

463: 2010/09/12(日) 23:07:23.27 ID:RTGRUWtS0
唯「到着時刻が1950年で移動時間が-60年になってるから・・・」

澪「初めの人物は2010年から60年前にタイムスリップしたみたいだな」

唯「でも次の履歴がちょっと変だよ・・・1990年から2001年に飛んでる」

澪「?別に次のタイムトラベルまで間があいただけじゃ・・・」

唯「でも次。3つ目の履歴。2001年から1990年に移動・・・つまり元の時代に帰ってるんだよ」

澪「2つのタイムトラベルと3つ目のタイムトラベルはセット。往復ってことか・・・」

465: 2010/09/12(日) 23:10:59.18 ID:RTGRUWtS0
澪「あ、次も4つ目と5つ目もセットだ。これも往復か・・・」

唯「これだけじゃないよ・・・他のも全部往復になってる・・・一方通行になってるのは1つ目の履歴だけだよ・・・」

澪「あれ?最新の履歴多くないか?唯って一回しかタイムトラベルしてないよな?」

唯「今重要なのはそこじゃないよ・・・1つ目の履歴だけ一方通行・・・」

澪「つまり・・・?」

468: 2010/09/12(日) 23:16:45.42 ID:RTGRUWtS0
唯「これは完全な予想だけど・・・開発者は自分を頃しに行ったんじゃないかな・・・」

澪「自分を・・・?なんで・・・?」

唯「よくわからないけど・・・60年昔に戻ってそのままなんて・・・」

澪「使い捨てで使ったのかな・・・」

唯「予想だからどうにも言えないけど・・・」

澪「・・・」

469: 2010/09/12(日) 23:18:51.68 ID:RTGRUWtS0
平沢家

唯「ただいまー」

憂「おかえり!お姉ちゃん!」

唯(ってなんで私家に帰ってきてるんだろう・・・)

憂「今日はお姉ちゃんの好きなオムライス用意したよ!」

唯「ごめん。食欲無いから部屋に行くね」ドタドタバタン

憂「お姉ちゃん・・・?」

472: 2010/09/12(日) 23:23:44.10 ID:RTGRUWtS0
唯の部屋

唯(なんかおかしい・・・)

唯(初対面の澪ちゃんとあんなに喋れたり・・・家に帰ってきちゃったり・・・)

唯(もしかして・・・私の記憶がこの世界にどうかしてきてるってこと・・・?)

唯(いや、でもそんなのおかしいし・・・)

唯(でも待って・・・もし本当にそうだったとしたら・・・もう一人の私はどこに・・・)

唯(そうだよ・・・!もう一人の私!タイムトラベルしてこの時間に戻ったはず・・・なのにここにいなかった・・・)

唯(もしかして・・・私のいた世界に・・・?)

475: 2010/09/12(日) 23:27:59.06 ID:RTGRUWtS0
唯(そうだよ・・・本来なら事故を止めたらこっちの世界が本物の世界になって、私のいた世界自体が存在しなくなる・・・)

唯(でも事故を止めたのはその存在しないはずの世界の私・・・)

唯(こっちの世界と向こうの世界。2つが存在するから事故が阻止された・・・)

唯(逆に言えば事故が阻止されたから2つの世界が存在することになったんだ・・・!)

唯(私がここにいる限り向こうの世界は消えない・・・そして向こうの世界には・・・)

480: 2010/09/12(日) 23:34:28.62 ID:RTGRUWtS0
唯(向こうの世界には私がいるはず。それも1回目のタイムスリップから帰った私が・・・)

唯(そして今私の記憶はすこしずつおかしくなってきてる・・・多分こっちの私に染まろうとしてるんだ・・・)

唯(たぶん世界の流れそのものが私をこの世界の私に直そうとしてるんだ・・・)

唯(そしてそれは向こうの世界、私が元にいた世界でも同じ・・・)

唯(・・・)

唯(ちょっとまって・・・!向こうの世界の私の記憶が修正されるってことは・・・タイムトラベルの記憶も無くなるってこと・・・!?)

唯(タイムトラベルの記憶を無くした私はそのあとどうなる・・・?)

唯(そうか・・・そういうことだったんだ・・・!)

485: 2010/09/12(日) 23:40:50.30 ID:RTGRUWtS0
唯(やっぱり私はタイムスリップしてたんだ・・・)

唯(履歴に残ってた私の時間移動記録・・・それが私がこの世界から来た証拠だったんだ・・・!)

唯(これで私が腹を刺されても大丈夫だった理由もわかる・・・)

唯(この2つの世界のつながりがある限り、私は氏なないんだ・・・!)

唯(そして今、持った記憶は違うけどわたしは元いた世界に帰って来た・・・)

唯(たぶんこのまま私はこっちの世界の記憶に組み替わった後この世界の日常を過ごしていくんだろう・・・)

唯(でもそれは本当の私じゃない・・・)

唯(だったらこの私の未来は・・・?)

491: 2010/09/12(日) 23:51:11.99 ID:RTGRUWtS0
唯(この流れのままだとこの記憶の私はずっと流れの中に組み込まれるだけで前に進まない・・・)

唯(そしてこのまま何もしなくても流れの中で修正されてしまう・・・)

唯(未来を変えるには・・・流れに逆らうしかないんだ・・・!)

ガチャ

憂「お姉ちゃーん。何も食べてないんだからスポーツドリンクでも」

憂「え・・・いない・・・?お姉・・・ちゃん・・・?」

496: 2010/09/12(日) 23:57:43.80 ID:RTGRUWtS0
時間移動中(過去への時間異動だから周りに視認されることもない)

唯(前パソコンにあった文書・・・あれは私が自分で書いたものだったんだ・・・)

唯(今思えばあの手紙・・・自分が消える恐怖を堪えて書きつづったものだったのかもしれない・・・)

唯(流れを変えるためにといっても初めのタイムスリップの阻止は駄目だ)

唯(やっぱり自分同士の鉢合わせはマズいんだ。また今回みたいにループが作られてややこしくなるかもしれないし・・・)

唯(そしてただ阻止するだけじゃダメなんだ・・・向こうの私も幸せになれるようにしなきゃいけない・・・)

唯(どっちの世界でも幸せになるんだ・・・!)

473: 2010/09/12(日) 23:24:49.93 ID:R24OW6wi0
no title

あとはまかせた

483: 2010/09/12(日) 23:39:43.81 ID:u1yOIp550
>>473
唯Aが事故回避のため過去へ

唯Bが唯Aを見付けた為事故未発
↓治療で時間経過
唯元の現在へ戻る

つか別時間の唯が同じ時間に戻ったらまた被る筈だよな
世界が複数あってもどの世界とか選べないし

493: 2010/09/12(日) 23:52:37.67 ID:JkWIG8c90
やばい
ぜんぜんついていけない

495: 2010/09/12(日) 23:55:30.70 ID:mApuOK/r0
それこそ>>473の書いたループにはまってるってことか?

次回:澪「タイムマシーンを開発したぞ!」唯「わーい!」【後編】

引用: 澪「タイムマシーンを開発したぞ!」唯「わーい!」