1: 2008/05/03(土) 14:20:47.83 ID:0zrWYAsv0
真紅「きゅうじゅうーはち、きゅうじゅうくー、ひゃーく。もういいかしらー」
「……」
真紅「さすがに返事する馬鹿な子はいないようね」
「……」
真紅「水銀燈、でてらっしゃーい」
「やーよー」
トコトコ ガチャ
真紅「めっけなのだわ」
水銀燈「しまった!」

4: 2008/05/03(土) 14:22:45.40 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「うう…」
真紅「あなたって本当、お馬鹿さんね」
水銀燈「私はお馬鹿さんなんかじゃない!」
翠星石「なんですか? また水銀燈のやろうがみつかったですぅ?」
蒼星石「まったく遊びにならないよ」
雛苺「なのー」
真紅「みんな迷惑しているのだわ」
水銀燈「あ、あなたがずるするからいけないんじゃない!」

5: 2008/05/03(土) 14:24:41.42 ID:0zrWYAsv0
真紅「別に探す相手を呼んではいけないなんて規定はないわ」
水銀燈「そうだけどぉ」
翠星石「水銀燈が全面的に悪いですぅ」
真紅「そうよ。謝りなさい」
雛苺「そうなのよー」
水銀燈「あ、あなたたち…

7: 2008/05/03(土) 14:26:13.29 ID:0zrWYAsv0
翠星石「逆切れしやがってですぅ!」
水銀燈「むきー!」
真紅「つきあってるヒマはないわ」
蒼星石「もうかくれんぼはいいのかい?」

8: 2008/05/03(土) 14:27:03.19 ID:0zrWYAsv0
くんくんが始まる時間だわ

9: 2008/05/03(土) 14:31:12.40 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「なら別にわたしが見つかってもよかったんじゃない!」
真紅「うるさいわね。テレビの音が聞こえないわ」
『今ならこのふかふか羽毛布団をなんとこのお値段』
蒼星石「そういえば最近羽毛布団で寝てないね」
翠星石「チビ人間は貧乏だから羽毛布団も持ってないですぅ」
JUM「うるさい。黙ってみろ」
真紅「まあ鞄で寝るから関係ないけれど、たまにはそういうもので寝てみたいわね」
雛苺「羽毛ならあるのよー」
水銀燈「どこにぃ?」
雛苺「水銀燈の背中に」

10: 2008/05/03(土) 14:35:24.98 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「え……?」
真紅「なるほど。そういえばそうね」
水銀燈「ちょ、ちょっと冗談よねぇ? 真紅ぅ?」
真紅「蒼星石、翠星石。とりおさえて毟りなさい」
翠星石「了解ですぅ」
蒼星石「仕方ないなぁ」
水銀燈「本気? 本気なのぉ?」
翠星石「アニメじゃ氏ぬほどばらまいてるですぅ」
水銀燈「だからって上げるわけにはいかないわぁ!」
蒼星石「逃げた! 追うよ翠星石!」
JUM「…お前らはいかないのか?」
真紅「くんくんの時間だわ」
雛苺「のよー」

11: 2008/05/03(土) 14:37:48.67 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「はあはあ…っ!」
翠星石「どこに逃げたですぅ!」
蒼星石「僕はあっちを探しに行くから君はあっちを!」
翠星石「合点ですぅ!」
水銀燈「捕まってたまるもんですか……あらぁ?」

13: 2008/05/03(土) 14:41:38.70 ID:0zrWYAsv0
CC「……」
水銀燈「行き倒れがいるわぁ。ちょっと、ちょっと」
CC「……」
水銀燈「大丈夫なのあなたぁ?」
CC「……」
水銀燈「起きなさいよぉ」
CC「うるさいな……」

16: 2008/05/03(土) 14:42:49.53 ID:0zrWYAsv0
ルルーシュ、だれが起こせと言った

17: 2008/05/03(土) 14:45:43.21 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「私はルルーシュじゃないわぁ」
CC「……確かにルルーシュじゃない」
水銀燈「倒れてたけど大丈夫ぅ?」
CC(……スザクと戦闘を行っていたはずだ。それがどうして路上で寝ている?)
水銀燈「熱でもあるのぉ?」
CC「お前は羽根がある。お前はイレブンか?」
水銀燈「コンビニならそこの角よぉ」

18: 2008/05/03(土) 14:49:38.01 ID:0zrWYAsv0
CC「……ここは、いやこの国はなんという国だ?」
水銀燈「日本って国よぉ。ひょっとして外人さぁん?」
CC「ふむ。どうやら妙なことになったようだ」
水銀燈「大丈夫そうならぁ、私いそがしいんだけどぉ」
CC「いやちょっと待て……私は宿が無いんだ」
水銀燈「だからぁ?」
CC「君の家に泊めて欲しい」
水銀燈「だめよぉ…めぐは病院にいるんだものぉ」
CC「そうか。それなら仕方ないな」
水銀燈「あ、でも」


19: 2008/05/03(土) 14:52:54.41 ID:0zrWYAsv0
某所

「起きろ! 起きろカレン!」
カレン「うにゃ…はっ! スザクは!? ランスロットは!?」
ゼロ「いない。消えている。私たちのナイトメアも…しかも何故空き地にいるんだ」
カレン「ルルーシュでも分からないの?」
ゼロ「この姿の時はゼロと呼べ! 携帯も銃もない。とりあえず情報収集にいこう」
カレン「はい! ゼロ! …でもブリタニアがいたら…」
ゼロ「なぁに、ギアスをかける隙なんていくらでもある」

20: 2008/05/03(土) 14:54:46.03 ID:0zrWYAsv0
ザワザワ

カレン「……ゼ、ゼロ」
ゼロ「なんだ」
カレン「その、周りからの視線が……」
ゼロ「お前のその服では仕方がない」
カレン「そうじゃなくて、その」

21: 2008/05/03(土) 14:55:04.84 ID:0zrWYAsv0
言いたいことははっきり言え!

22: 2008/05/03(土) 14:56:47.84 ID:0zrWYAsv0
ゼロ「まったく、黒の騎士団ともあろうものが」
カレン「す、すいません」
翠星石「みるですぅ蒼星石! 変態がいるですぅ!」
蒼星石「だめだよ翠星石! 目が合うじゃないか!」
翠星石「目なんてどこにもありゃあしないですぅ」

24: 2008/05/03(土) 15:01:19.03 ID:0zrWYAsv0
JUM「くんくんが終わって真紅たちも外に行ったから静かだな」
水銀燈「JU-M!」ズリズリ
JUM「水銀燈、お前一人で……そのデカイ紙袋はなんだ?」
水銀燈「JUM、巻きますかぁ? 巻きませんかぁ?」
JUM「はぁ? 新しいお前らの姉妹か?」
水銀燈「いいから質問に…うん?」
「ボソボソ」
水銀燈「質問に質問で答えるなっ! ですってぇ」
JUM「帰れ」

25: 2008/05/03(土) 15:04:40.16 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「い、いいじゃなぁい。もう一人くらい」
JUM「デパートの袋に入った奴なんかいらない」
水銀燈「ケチ!」
JUM「うるさいな! とりあえず中身を見せて見ろよ!」
水銀燈「うっ…だから巻きますかぁ? 巻きませんかぁ?」
JUM「それはもういいんだよ」
CC「うるさいな、童Oが」
JUM「……」
水銀燈「う、うるさいな、童Oがですって」
JUM「聞こえとるわっ!」

26: 2008/05/03(土) 15:07:47.51 ID:0zrWYAsv0
JUM「大体人間じゃないか! 僕を犯罪者にするつもりか!?」
CC「私が同意の上なら問題ないだろう」
JUM「なんで僕がお前を養う義理がある!」
CC「ケチだな。そんなだから童Oなんだ」
JUM「関係ない!」
CC「ある」
水銀燈「ねえ、JUM。童Oってなぁにぃ?」
JUM「あーっ! もーっ!」

28: 2008/05/03(土) 15:11:57.59 ID:0zrWYAsv0
CC「大体、うら若き乙女を自宅に囲えるんだぞ?」
JUM「で?」
CC「……たまらんだろう?」
JUM「興味がない」
CC「なっ……なぜだ!?」

29: 2008/05/03(土) 15:13:08.28 ID:0zrWYAsv0
身長百三十以上で球体間接でない女子に興味はない

32: 2008/05/03(土) 15:21:33.30 ID:0zrWYAsv0
CC「口リコンは病気だ!」
JUM「水銀燈は聞いちゃだめだ」
水銀燈「え?」
CC「私の知り合いにいい催眠術師がいるから」
JUM「だまれ生身」
CC「くっ!」

33: 2008/05/03(土) 15:24:06.82 ID:0zrWYAsv0
JUM「性悪人形は相手にでも性悪生身を相手にはできないんだよ」
CC「こいつ…思ったより手強いな」
水銀燈「いったい何の話なのぉ?」
のり「JUM君、今帰ったわよ」
JUM「姉ちゃんも帰ってきたし帰れよ」
CC「くそ、私の負けか…」

35: 2008/05/03(土) 15:25:56.63 ID:0zrWYAsv0
あら、新しいお人形さん?

36: 2008/05/03(土) 15:29:52.07 ID:0zrWYAsv0
JUM「いやこいつは」
CC「! そうだ、私こそはローゼンメイデン第八ドール人面岩」
JUM「なっ!」
のり「あらあら、今度は大きいのねぇ」
CC「だが、泊まる場所がないのだ。水銀燈の知り合いを辿ってきたが…」
水銀燈「JUMったらいじわるなのよぉ」
のり「そうなのぅ。別にいいじゃないJUM君。人数は多い方は楽しいわよぅ」
JUM「違うよ姉ちゃん! そいつはただのホームレスで」
のり「お夕飯の準備しなくっちゃ。一人分多くね」
CC「ありがとう!」

38: 2008/05/03(土) 15:34:26.33 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「やっと肩の荷が下りたわぁ」
真紅「捕まえたわ水銀燈」
水銀燈「ひっ!」
雛苺「手間をかけさせてくれたのー。羽根だけじゃすまないのよ」
蒼星石「あれ、ひとり増えてるよ」
翠星石「だ、だれですぅ!?」
CC「第七までいるとは聞いたがたくさんいるんだな」
JUM「うちの事情を知ってるのか」
CC「水銀燈から聞いた」
JUM「じゃあお前の事情を話せよ」
CC「そうだな…」


40: 2008/05/03(土) 15:36:56.22 ID:0zrWYAsv0
某所

「……困ったな。ここはどこなんだろう」
山本「きょ、今日こそ桜田さんに」
「あ、すいません。自分は軍のものですが」
山本「はっ!? 軍!?」
「ここはどこですか」
山本「日本ですけど…」
「! その話、詳しくお願いできますか」

42: 2008/05/03(土) 15:40:41.02 ID:0zrWYAsv0
CC「…と言うわけだ」
水銀燈「それで!? それでルルーシュはどうなったの!?」
翠星石「そうですぅ! いいところで切るなですぅ!」
CC「気づいたらここに来ていたからアイツの生氏はしらん」
JUM「別の世界から来たなんて信じられるか」
CC「私だって信じられない」
真紅「強い衝撃で平行世界へ飛ばされたのだわ。
   nのフィールドがあるんですもの不思議ではないわ」
CC「そうか、あそこにあったサクラダイトが…」

43: 2008/05/03(土) 15:43:58.60 ID:0zrWYAsv0
蒼星石「原因はともかくCCさんをもとの世界に戻すのが先決じゃないかな」
CC「戻れるだろうか」
真紅「難しいわね。ただ強い爆発をぶつけるだけでは氏ぬだけだわ」
雛苺「よくわからないのよー」
水銀燈「お腹減ったわぁ」
翠星石「ほっときゃもとに戻るですぅ」

44: 2008/05/03(土) 15:46:34.35 ID:0zrWYAsv0
CC「そうだな。考えても仕方ない。気楽にするさ」
JUM「ここは僕の家だ」
CC「お前の姉の許可は得た」
真紅「でも一緒にいたならばそのルルーシュも来ている可能性が高いわ」
CC「あいつは生活力もギアスもある。どうにでもできるだろう」
真紅「ミーディアムなのに気にしないのね」
CC「強い男だからな」

45: 2008/05/03(土) 15:49:07.43 ID:0zrWYAsv0
ゼロ「どうやらカレン。ここは日本らしい」
カレン「……日本ですか?」
ゼロ「しかもブリタニアに占領されていないな」
カレン「うそ…すごい…」
ゼロ「だが手放しでは喜べない」
カレン「何故ですか?」
ゼロ「我々の持っている貨幣はここでは使えないからだ」
カレン「つまり泊まる場所がないと」
ゼロ「そうだ、だから大道芸をしようと思う」
カレン「なるほど! さすがゼロ!」

46: 2008/05/03(土) 15:51:26.77 ID:0zrWYAsv0
今日は雛苺に会いに行こう…。

47: 2008/05/03(土) 15:53:28.01 ID:0zrWYAsv0
ゼロ「そこのお嬢さん!」
巴「…何? 変質者?」
ゼロ「大道芸を見ていかないか!」
巴「なんだ芸人…悪いけど急いでいるの」
ゼロ「まあ、そういわず! 世にも奇妙な犬人間だ!」
巴「犬人間?」

48: 2008/05/03(土) 15:54:14.99 ID:0zrWYAsv0
ワ、ワンワン…!

50: 2008/05/03(土) 15:54:57.45 ID:0zrWYAsv0
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54: 2008/05/03(土) 16:00:14.52 ID:0zrWYAsv0
巴「笑えないわ」
ゼロ「何故だ!」
巴「どこに笑う要素が」
ゼロ「人間がプライドを捨てて犬のまねをし金を乞うてるんだぞ!
   げひた笑いを浮かべて嘲るのが普通だ!」
巴「大道芸にそういう歪んだ笑いは求めていないの」
ゼロ「ならばしかたない!」

56: 2008/05/03(土) 16:01:05.50 ID:0zrWYAsv0
 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命ずる!貴様は全力で笑え!

57: 2008/05/03(土) 16:04:36.97 ID:0zrWYAsv0
巴「イエスwwwwwwユアwwwwwwハイネスwwwwww」
カレン「ゼロ」
巴「フヒヒヒヒヒヒヒwwwwwww」
ゼロ「ご苦労だったなカレン」
巴「カカカwwwキキキwwwクククwwwケケケ」
カレン「笑わせるだけではだめなのでは?」
巴「ヒーヒッヒッヒッヒッヒ!」
ゼロ「あ…」
巴「( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」

66: 2008/05/03(土) 16:35:52.75 ID:0zrWYAsv0
CC「今日はパーティだ。ピザを頼もう」
水銀燈「ねぇCC。私ヤクルトがほしいわぁ」
CC「よし、ピザ屋か。ピザ一枚とヤクルト十本至急桜田家までだ」
水銀燈「やったぁ」
CC「私にも一本よこせよ」
雛苺「見てみてCC! CCの絵なのよー」
CC「おお、にているじゃないか」
翠星石「水銀燈! チビ苺! 近づくと取って食われるですぅ!」
蒼星石「し、失礼だよ翠星石」
CC「私が食べるのはピザだけだ」
JUM「偉く馴染んでるな…」
真紅「そういう子なのだわ。あなたも一緒に遊んでらっしゃい」
JUM「なんで僕が」
真紅「そう、じゃあここで一人でいなさい」
JUM「え?」
真紅「私も混ぜて頂戴」
JUM「ちょ、ちょっと待てよ」

67: 2008/05/03(土) 16:38:36.77 ID:0zrWYAsv0
ゼロ「結局誰も恵んでくれなかったか」
カレン「ギアスをかけてお金をもらえば」
ゼロ「そんなことができるか! 私たちは黒の騎士団だぞ!」
カレン「す、すいませんゼロ!」
ゼロ「今日は野宿だな…」
カレン「えー…」
ゼロ「文句を言うな!」

68: 2008/05/03(土) 16:43:04.02 ID:0zrWYAsv0
のり「みんなーピザが来たわよぅ。あとご飯も」
CC「おお、やっと来たか」
JUM「晩飯があるのにピザなんか頼んで良いのか」
のり「いいのよぅ。材料が足りなかったところだし」
CC「ほら水銀燈、ヤクルトだ」


69: 2008/05/03(土) 16:44:11.98 ID:0zrWYAsv0
ゼロ「腹が減った……」
カレン「えいっ!」
ゼロ「どうしたカレン!?」
カレン「やりました! コオロギを捕まえました!」
ゼロ「そんなものが食えるか!」
カレン「ご、ごめんなさい!」

77: 2008/05/03(土) 18:52:56.93 ID:0zrWYAsv0
CC「こっちがババか?」
水銀燈「わ、わかんないわよぉ」ボタタ
CC「水銀燈…ヤクルト…逆だぜ…」
水銀燈「ハッ!」
CC「また私の勝ちだな」
水銀燈「つ、次はポーカーよポーカー」
CC「別にいいがもうみんな寝てしまったぞ」
水銀燈「……CCはやなのぉ?」
CC「ふっ…やなものか。早く配れ」
水銀燈「ありがとう…。さあ、チェンジするかしらぁ?」
CC「このままでいい」
水銀燈「!?」

78: 2008/05/03(土) 18:55:30.29 ID:0zrWYAsv0
カレン「ヤブ蚊が酷くて眠れない……」
ゼロ「煩いぞカレン」コーホーコーホー
カレン「ちょっとルルーシュ! そのお面よこしなさいよ!」
ゼロ「ゼ、ゼロに向かってその口は」
カレン「業務時間はもう終わったのよ!」
ゼロ「やめろー!」

79: 2008/05/03(土) 18:59:31.72 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「また負けたわぁ…」
CC「…わからないな。なぜお前はそこまで私になつく?」
水銀燈「迷惑ぅ?」
CC「そうじゃない。ただ女にしては珍しいと思ったのさ」
水銀燈「そぉねぇ。なんとなくめぐに似てるから…ハッ!」
CC「どうした?」
水銀燈「めぐのところに戻らないといけないわぁ」
CC「ミーディアムか?」
水銀燈「そうよぉ。それじゃあねぇ」
CC「ああ、またな」ニッ

81: 2008/05/03(土) 19:09:18.35 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「めぐ、今帰ったわよぉ」
めぐ「今日はずいぶん遅かったのね。楽しかった?」
水銀燈「今日は異世界から来た女の子を助けたわぁ」
めぐ「へえ。水銀燈はえらいのねぇ」
水銀燈「ンフフ。それでねぇ…」

CC「私はベットで寝たい。男は床で寝ろ」
JUM「なんだとぉ…」
CC「大声で叫ぶぞ」
JUM「くっ……」

ゼロ「わかった…ジャンケンに…ハアハア…体力じゃなくて…ハアハア」
カレン「うるさい!」
ゼロ「あぁぁ……」


82: 2008/05/03(土) 19:12:23.15 ID:0zrWYAsv0
チュンチュン

ルル「結局一睡も出来なかった。顔がかゆい…腹が減った…」
カレン「今日こそは宿を見つけないと氏んじゃうわ。私たち」
ルル「カレン、そろそろお面を返してくれないか?」
カレン「ブリタニアのいない世界で素性を隠す意味はない」
ルル「それはそうだが」

84: 2008/05/03(土) 19:16:21.55 ID:0zrWYAsv0
翠星石「すこやかにぃ~のびやかにぃ~」
蒼星石「いいな翠星石は。種の頃から仕事があって」
翠星石「蒼星石は芽が出てきてから仕事があるですぅ」
ルル「見ろカレン。いたいけな少女が花に水をやっているぞ」
カレン「それがどうしたの?」
ルル「萌えるじゃあないか」
カレン(そろそろ精神的に来てる……)

85: 2008/05/03(土) 19:18:46.49 ID:0zrWYAsv0
蒼星石「翠星石」
翠星石「ん?」
蒼星石「しらない人たちが見てる」
カレン「あ、ご、ごめんなさい」
翠星石「こら! 見せもんじゃねーですぅ! どっかいけですぅ!」
カレン「ルルーシュ、ほら! 早く!」 
ルル「いや、まてカレン!」

86: 2008/05/03(土) 19:19:35.25 ID:0zrWYAsv0
な、なにじろじろみてるですか

87: 2008/05/03(土) 19:22:46.17 ID:0zrWYAsv0
ルル(馬鹿な! 極端に低い身長に、です口調! しかもオッドアイだと!
   いや、待て。あちらの男装の子、そっくりだ! 双子だとでもいうのか!)
蒼星石「? どうしたんですか?」
カレン「ちょ、ちょっと待ってね。この人疲れてるから」
ルル(この戦力、スザクじゃあるまいし! なんということだ)
カレン「ちょっとルルーシュ!」
ルル「ふはははははは! 決めたぞカレン!」
カレン「な、なにを?」

88: 2008/05/03(土) 19:24:55.47 ID:0zrWYAsv0
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命ずる!お前は全力で私の嫁になれ!

89: 2008/05/03(土) 19:28:33.83 ID:0zrWYAsv0
カレン「あんた! なにいってんの!」
翠星石「……」
蒼星石「……」
ルル「まあまあ、この子たちが俺の嫁になれば、ぶっ!」
翠星石「なにいってるですかこの変態野郎」
蒼星石「良く見たら昨日の変質者だね」
ルル「馬鹿な! ギアスが効かない人間がいるはずが」
翠星石「残念ですぅ! 翠星石たちは人間じゃないですぅ!」
ルル「う、うおおおおおお!」

92: 2008/05/03(土) 19:32:03.83 ID:0zrWYAsv0
ルル「同級生にも! 犬にも! 年上の巨Oにも! お手伝いさんにも! 
   褐色の女にだって今までギアスを悪用したことはなかった!」
翠星石「ほ、ほえたですぅ」
ルル「なのに今、初めてギアスを悪用しようとした相手にはギアスが通じないだと!
   俺は! 俺は! 神を憎む!!!」
蒼星石「翠星石にげて! 逃げて速く真紅を呼んでくるんだ!」
カレン(あたし、こんな人についてきてよかったのかしら…)

93: 2008/05/03(土) 19:35:45.32 ID:0zrWYAsv0
CC「騒がしいな」
翠星石「あ、CC! 今変な変態が」
CC「変態は変だ」
カレン「CC! あんたこんなところで何ぬくぬくしてんのよ!」
ルル「貴様、こっちへこい! 問いただしたいことがある!」
CC「……あれは私の知り合いの処Oと童Oだ。入れてやってくれ」

95: 2008/05/03(土) 19:40:29.82 ID:0zrWYAsv0
雛苺「それからそれからなのー」

CC「それは大変だったな」
真紅「ふわあぁ…のり、お茶をいれて頂戴」
カレン「あんたは楽に過ごしてたのね」
ルル「俺の疑問がまだだ!」
CC「お前のギアスは人間の脳内シナプスに作用することによって効果を発揮するんだ
   科学的に生物ですらないこいつらに通じるものか」
ルル「お、おお……なんんということだ」

96: 2008/05/03(土) 19:44:39.11 ID:0zrWYAsv0
カレン「それで、私たちもここに止めて貰えるの?」
のり「また新しいお人形さん?」
CC「ああ、貝塚と要石だ」
のり「にぎやかになっていいわねぇ」
JUM「まったく」
翠星石「ちょっと待ったですぅ!」
蒼星石「そうだよ。僕たちはそのギアスで手込めにされそうになったんだ」
ルル「そ、その件についてはもう忘れて…」

97: 2008/05/03(土) 19:46:10.46 ID:0zrWYAsv0
君がこの鋏で逸物を切り落としたら納得するよ

98: 2008/05/03(土) 19:48:57.65 ID:0zrWYAsv0
JUM「部屋を血だらけにするつもりかー!」
雛苺「それぐらいしてもらわないと困るのよ」
翠星石「そうですぅ! 安心できねーですぅ」
カレン「ちょっと待って! 少し錯乱してたけどほんとは」
ルル「蒼星石…」
蒼星石「なんだい?」
ルル「き、君が切り落としてくれるならば…!」
カレン「この変態ーっ!」

100: 2008/05/03(土) 19:59:57.10 ID:0zrWYAsv0
やっぱそこか。CCのキャラが使いこなせてない…
だめだな…落としてくれ

107: 2008/05/03(土) 20:14:58.99 ID:0zrWYAsv0

CC「なんとか落ち着いたな」
ルル「やはり切り取られるのは勘弁だ」
CC「私のお陰だ」
ルル「ぬかせ」
真紅「蒼星石だって本気じゃなかったわ」
ルル「さすが真紅はわかっている」
真紅「ただし人形の雄は想像以上に下劣ね」
ルル「俺のツボもな」

108: 2008/05/03(土) 20:17:56.25 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「遊びにきたわよぉ」
カレン「たくさんいるのね。わっ!」
雛苺「カレン登りなのー」
カレン「あはは。雛苺は元気ねっ!」
雛苺「上で遊ぶのよー」
水銀燈「なんか増えてるわねぇ」
ルル「こんにちわ」
CC「私のミーディアムとその下僕だ。目を合わせると妊娠するぞ」

110: 2008/05/03(土) 20:21:48.91 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「に、妊娠?」
ルル「CC……」
CC「ふふん」
ルル「貴様のその余裕ぶった面もそこまでだ」グチャグチャ
CC「な、なんだ手元のその物体は?」
ルル「この家の冷蔵庫で見つけた。俺たちの世界では既に消えたNATTOだ」
CC「NATTO…だと…」
ルル「凄まじい匂いだろう? くく見ろ、この糸の引き方を!」グチャグチャ
CC「ど、どうするつもりだ!」

111: 2008/05/03(土) 20:25:47.55 ID:0zrWYAsv0
ルル「これはパーティグッズだ。今からお前に…かける!」
CC「辞めろ、辞めてくれ…」
JUM「食べ物を粗末にするな!」
ルル「た、食べ物だと!? 馬鹿な! JUM、これは腐っているんだぞ!」
JUM「だ、だからなんだよ」
ルル「しっかりしろ! こんなものを食ったらお腹を壊すに決まってる!」
CC「そうだルルーシュ! JUMは口リコンなんだ、なおしてやってくれ!」
JUM「なにいってるんだよ! 真紅なんとかいってやってくれ!」
真紅「まったくもって度し難いわ」

113: 2008/05/03(土) 20:33:09.35 ID:0zrWYAsv0
ルル「お、おいJUMどこに行く! 今からギアスで」
JUM「うるさいな! ……まったくろくにテレビも見てられりゃしない」
雛苺「カレン、前に進むのよー」
カレン「はっ…はっ…」
雛苺「いい子なのよ。ご褒美に雛の指をしゃぶるの」
カレン「わ、わん…」
JUM「なにを…」
雛苺「あ、JUM」
JUM「なにをしてるんだ?」

115: 2008/05/03(土) 20:34:22.86 ID:0zrWYAsv0
カレンは今日から雛の犬になったのよ

116: 2008/05/03(土) 20:37:55.10 ID:0zrWYAsv0
JUM「お前ら全員でてけーっ!!!」

ミーンミンミン
山本「桜田さんの家はこっちだよ」
スザク「山本君、昨日は泊めてくれてありがとう。服まで」
山本「い、いいよ別に。こうして付き添いに来てくれてるわけだし」
梅岡「お、山本。どうした?」
山本「あ、梅岡先生。ちょっと友達の家に遊びに」
梅岡「そうか。そっちの子は?」
スザク「友達です。はじめまして梅岡先生」
梅岡「いやー礼儀正しい子だなぁ」

117: 2008/05/03(土) 20:43:02.99 ID:0zrWYAsv0
スザク「そんな僕は…照れます」
梅岡「はっはっは。それじゃあ気をつけていくんだぞ」
山本「はーい」
スザク「いい先生だね」
山本「そうかな。それにしても君が異世界の人間だなんて」
スザク「僕も信じられないさ」
山本「あ、着いた」

ルル登りー!   やめるですチビ苺! 変なことされるですぅ!
       はっはっは。変なことなんてしやしない。
                       説得力に欠けるのだわ
スザク「にぎやかなところだね」
山本「さ、さあいこう」

120: 2008/05/03(土) 20:46:33.35 ID:0zrWYAsv0
ピンポーン
 ルルーシュ君 出てぇ
         任せろノリ
山本「だ、大丈夫かな」
スザク「大丈夫さ。心を込めれば」
ルル「用はなん……」ガチャ
山本「あの僕、ノリさんに…どうしたんですか?」

121: 2008/05/03(土) 20:47:06.28 ID:0zrWYAsv0
ルルーシュ……

123: 2008/05/03(土) 20:50:40.32 ID:0zrWYAsv0
ルル「スザク……っ!」バッ
雛苺「うゆ? どうしたのルルーシュ。おめめいたいの?」
ルル「違う。これは合図だ雛苺」
スザク「ふ、ふ…ははは…」
山本「え? え? 二人は知り合い?」
ルル(お前のつれにギアスをかける気はない! だからさっさと)
スザク「ああそうだよ。僕たち、友達だよな?」
ルル(帰ってくれそうにはないな…)

126: 2008/05/03(土) 20:54:05.55 ID:0zrWYAsv0
スザク「まさか君が来ているなんて思いもしなかった」
ルル「俺もだ。うかつだったよ」
スザク「正直…あきらめるつもりだった」
ルル「……」
スザク「でも返してもらう」
雛苺「ルルの友達なのー?」
スザク「……山本君。帰ろう」
山本「ええ!?」
スザク「明日の明朝。返してもらうよ。ルルーシュ…利子もつけて」
ルル「貴様…!」
スザク「僕にはそれしかない」

127: 2008/05/03(土) 20:57:19.94 ID:0zrWYAsv0
ルル「くそっ…」
雛苺「ルルーシュ?」
ルル「カレン! CC!」
CC「どうした騒いで」
翠星石「まーた盛りやがったですか」
ルル「スザクが来た」
カレン「!」
CC「!」
ルル「あいつ、俺を頃すつもりだ。逃げるぞ」
水銀燈「逃げるって」
真紅「やぶさかでないわね」

128: 2008/05/03(土) 21:00:31.69 ID:0zrWYAsv0
ルル「説明しているヒマはない!」
CC「どうやらそのようだな。楽しかったぞ、水銀燈」
真紅「待ちなさい。ここまで来ておいて置いてけぼりはないのだわ」
蒼星石「そうだよ。理由くらい」
ルル「今のあいつは周りを君たちを頃したって可笑しくないんだ!」

131: 2008/05/03(土) 21:03:29.98 ID:0zrWYAsv0
カレン「ちょっと待ってよルルーシュ!」
ルル「なんだカレン! お前なら事情はわかるはずだろう!」
カレン「私たちまだ何も食べてないのよ!」
ルル「し、しまったぁ!!!」
のり「すぐできるわよ~」

133: 2008/05/03(土) 21:10:11.26 ID:0zrWYAsv0
真紅「お昼を待ってる間事情を話してもらいましょうか」
ルル「仕方ないな…。俺たちが何をしてきたかは聞いただろう?」
水銀燈「CCから聞いたわぁ」
ルル「そう、俺は少なくともブリタニア皇帝に復讐するつもりで戦ってきた
   カレンはブリタニアから日本を、CCはよくわらんが三人ともその目標はこの世界にはない」
カレン「ここは平和な日本だからね。テ口リストするような意味もないわ」
ルル「俺も暴発するほど馬鹿じゃない。ここには皇帝はいないんだと納得していた。
   内心、収まらない怒りはある。だが、無関係なこの世界にそれをぶつけたりなんかしない」

134: 2008/05/03(土) 21:14:25.42 ID:0zrWYAsv0
ルル「だがあいつは俺とは事情が違う」
蒼星石「そんなこともわからない馬鹿だってこと?」
ルル「いや、違う。アイツにとってのブリタニア皇帝は俺なのさ」
翠星石「ひでぇことしやがったですか?」
ルル「ああ…。あいつの大事な人を頃した…」
CC「ルルーシュあれは…」
ルル「良いわけなんかしてもしょうがない」

144: 2008/05/03(土) 22:03:11.88 ID:0zrWYAsv0
水銀燈「私たちには関係ないわぁ」
ルル「!」
真紅「そうよ。お客の一人守れないなんてローゼンメイデンの名折れだわ」
ルル「なにを言ってるんだ! アイツとは戦うしかないんだ!」
蒼星石「こう見えても僕たち強いんだ」
ルル「あいつは銃弾くらいやすやすと避けるんだぞ」
翠星石「そんなのちび苺にだってできるですぅ」
雛苺「雛の犬は見捨てられないのよ」
カレン「……」

145: 2008/05/03(土) 22:06:24.76 ID:0zrWYAsv0
CC「叶わないなルルーシュ」
ルル「…妙な奴らだ。いいのかJUM」
JUM「僕はお前達とは違うんだ」
ルル「……」
JUM「目の前で血が流れたら平気な顔はできない」
ルル「ふっ…わかった。作戦を立てよう。君たちの能力を教えてくれ」
のり「ご飯できたわよぅ」

146: 2008/05/03(土) 22:09:42.19 ID:0zrWYAsv0
JUM「ん、んん…」
翠星石「むにゃむにゃ」
ルル「……はやいものだな。もう夜か」
真紅「あなたと私以外、皆寝てしまったのだわ」
ルル「真紅は9時になったら寝るとJUMは言っていたがな」
真紅「話しておきたいことがあるの」
ルル「ほう?」
真紅「スザクのことよ」

148: 2008/05/03(土) 22:12:22.00 ID:0zrWYAsv0
ルル「なんだ?」
真紅「あなたは言い訳をしないと言ったわ」
ルル「ああ」
真紅「でもCCは事故だと言ったわ。つまりそれは真実なんじゃなくて」
ルル「…ユフィが俺のせいで氏んだのは事実だ」
真紅「頑なね。スザクはユーフェミアの騎士だったのでしょう」
ルル「そうだ」
真紅「彼女の志のために尽くした」
ルル「ああ……」

150: 2008/05/03(土) 22:16:26.60 ID:0zrWYAsv0
真紅「ならば、何故志に殉じた人の氏に様を伝えないの」
ルル「俺はユフィのそれを汚したんだ」
真紅「それは関係ないわ」
ルル「俺はユフィの全てを壊したんだ!!!」
真紅「それも関係ないわ。あなたは応えようとした」
ルル「……」
真紅「彼女の志に応えようとしたのよルルーシュ。
   ユーフェミアは悪逆非道なテ口リストにだまされて殺されたんじゃない」
ルル「……」
真紅「きちんと信頼できる人を見極める眼力を持っていたすごい人なのだわ」
ルル「それは…」
真紅「そうであったことを伝えるのはあなたの義務なのではなくて」

151: 2008/05/03(土) 22:19:17.75 ID:0zrWYAsv0
真紅「そしてあなたは少しくらい言い訳をしてもいいと思うの…」
ルル「……」
水銀燈「めぐから外泊許可もらってきたわぁ。どうしたのぉ二人とも」
真紅「ね、水銀燈」
水銀燈「え?」
真紅「……」
ルル「……」
水銀燈「ええっとぉ…み、みんな仲良しが一番よぉ」

154: 2008/05/03(土) 22:24:59.49 ID:0zrWYAsv0
ルル「そうだな。仲良しが一番だ……」
真紅「私たちも昔、些細なことで喧嘩したわ」
水銀燈「そ、そんなに古いこともう忘れなさいよぉ…!」
真紅「とても仲がよかったのに、くだらない優越感、劣等感、そんなもので争ったわ」
水銀燈「うう…なんだか恥ずかしいわぁ…」
真紅「友情はもろい物だわ。すぐ壊れる。そして壊れたら悲しいものよ」
ルル「ああ…そうだ」
真紅「あなた達が直せるとは言えないわ。ただ友人に言い訳したっていいんじゃないかしら?」
ルル「考えておこう…。二人とももう寝ろ……」

158: 2008/05/03(土) 22:31:43.37 ID:0zrWYAsv0
まっていたぞスザク!

160: 2008/05/03(土) 22:32:58.73 ID:0zrWYAsv0
待ちかまえてるとは思わなかったよ。

162: 2008/05/03(土) 22:36:46.53 ID:0zrWYAsv0
ゼロ「庭から忍び込むとは予想通りだ」
カレン「気をつけてみんな! あいつ銃を持ってる!」
真紅「わかっているわ。みんなジャンクになりたくなかったら避けるのよ」
スザク「君もいたのかカレン。今の僕はゼロに味方する奴は容赦はしない」
カレン「私も敵するものには容赦しないわ」
スザク「そうか。何者かはしらないが君たちもだぞ」
水銀燈「人間がローゼンメイデンに勝てるわけないわぁ」
蒼星石「そういうことだ。引くのは君だよ」

163: 2008/05/03(土) 22:39:47.14 ID:0zrWYAsv0
スザク「銃があるのにかい?」
翠星石「そんなもん意味ねえですぅ! スイドーリム!」
スザク(蔦!?)パンッパンッ
ゼロ「無駄だ! この子たちにはお前では勝てない!」
スザク「他人の力を使っておいて!」
蒼星石「早い!」
真紅「雛苺と翠星石はガードを! 行くわよ二人とも!」

165: 2008/05/03(土) 22:45:52.26 ID:0zrWYAsv0
スザク「はあ!」
蒼星石「くっ! 重い…!」
水銀燈「相手は一人だけじゃないのよ!」
スザク「くっ! 飛んでる!?」
真紅「うかつだわ」
スザク「花びら!? なにっ!!」ズドーン
カレン「へっへー。あんたなんかが銃もったくらいじゃこの子たちには勝てないんだから!」
スザク「確かに…そうみたいだ…」
ゼロ「イレギュラーを手に入れたのは今度は私の方だったようだな」



168: 2008/05/03(土) 22:49:56.84 ID:0zrWYAsv0
スザク「仕方がない…。退こう」
雛苺「もうこないのー?」
スザク「…格好つけて宣戦布告したけどだめだな。日本語間違えるし」
真紅「……」
スザク「正々堂々じゃ勝てない。だから、不意をつく」
翠星石「なにいってんですぅ」
スザク「君のカワイイ護衛無し外を歩かないことだ、ルルーシュ!」
蒼星石「逃げた!」
ゼロ「追え!」
カレン「そうよ! ここで逃がしたら面倒なことになるわ」

172: 2008/05/03(土) 22:54:46.83 ID:0zrWYAsv0
スザク「……」
雛苺「まつのよー!」
翠星石「なんて足の速さしてやがるですぅ!」
真紅「水銀燈、あなたの羽根で止められない?」
水銀燈「そうしたのはやまやまだけどぉ…ほら、私命中率がぁ…」
真紅「確かに山ほどうってもあたらないものね」

ルル(なんだ、何かおかしい。あのスザクがゲリラ戦? おかしい違和感がある。
   ただ言えるのはもう走るの疲れたってことだ)

179: 2008/05/03(土) 22:59:54.16 ID:0zrWYAsv0
ガサガサ

翠星石「草むらににかくれやがったですぅ! いぶりだすですぅ!」
蒼星石「まって! うかつに近づくのは危険だよ!」
真紅「そうね。これは草むらというよりほとんど密林だわ」
カレン「たしかにこれだけ視界が遮られると…どうしましょうゼロ」
ルル「ハアハア…視界……っ!!!! 退け! 退くんだ!!!」
カレン「え、どうして」

『僕は運がいい』

183: 2008/05/03(土) 23:02:56.92 ID:0zrWYAsv0
君たちは銃もナイトメアも持ってないのに僕にはあるんだから

190: 2008/05/03(土) 23:07:26.96 ID:0zrWYAsv0
カレン「なっ!?」
スザク「終わりだ! ルルーシュ!」
ゼロ「!」
ドシュッ!
ゼロ「がはっ!」
スザク「終わりだ…いくら君でもナイトメア用の剣をくらって…。!」
CC「長生きは…するものだ…な…。ロボット用の武器で切られるとは…!」
スザク「馬鹿な! 声が!」
CC「フッ…録音…だ…」
JUM「なにしてんだ逃げるぞルルーシュ!」
スザク「そっちか!」

194: 2008/05/03(土) 23:15:01.96 ID:0zrWYAsv0
真紅「いかせないわ」
水銀燈「かっこい……ぶさいなくドール。趣味じゃないわぁ」
スザク「邪魔をするな」
真紅「蒼星石。ほかの四人をつれてルルーシュのところへいきなさい」
蒼星石「でも…!」
真紅「邪魔だといっているの」
蒼星石「くっ…!」
スザク「あんな男を守ってどうする」
真紅「つべこべ言わず戦いなさい」
水銀燈「そうよぉ。世界最強の人形と戦えるんだから感謝しなさい」
スザク(花びらと…羽…?)
水銀燈「ローゼンメイデン第一ドール水銀燈と」
真紅「第五ドール真紅が相手をするわ」
スザク「…手加減はしないっ!」


198: 2008/05/03(土) 23:20:04.31 ID:0zrWYAsv0
JUM「おい、ルルーシュ! これからどうするんだ!」
ルル「無理だ…。あいつはサザーランドをいくら投入したって勝てなかった」
JUM「おい!」
ルル「いくらローゼンメイデンが優れているとは言えあいつと戦って勝てるわけが…」
JUM「おいてっば!」
ルル「……!」
JUM「みんなお前の頭に賭けたんだ…!」
ルル「だ、だが」
JUM「僕のことはいい! だがお前、真紅たちを犠牲にしていいのか!?」
ルル「……」
JUM「氏んだって生き残ったってそこは地獄だぞ!!!」

201: 2008/05/03(土) 23:25:09.44 ID:0zrWYAsv0
カレン「ゼロ! 今真紅と水銀燈が…!」
蒼星石「いくらあの二人でも危ないかもしれない」
翠星石「それどころかあの人形尋常な強さじゃねーですぅ…五人でかかっても…」
雛苺「…皆氏んじゃうのよ…」
ルル「CCは…」
CC「生涯で一番重傷だがなんとか生きている……」
ルル「そうか…。JUM、俺は不氏身だとは言え女を身代わりにつかった男だ……」
JUM「僕だって女にすがって生きてきた」
ルル「そうだな…。全員聞け! これよりゼロが作戦を伝える!」

204: 2008/05/03(土) 23:30:35.90 ID:0zrWYAsv0
スザク(市街地だ。銃もスラッシュハーケンも使えない…)
真紅「水銀燈! 狙いは目よ」
水銀燈「わかってる!」
スザク「だが、十分だ!」
真紅「そんな大振りの剣! よければいい!」
水銀燈「当たんないわぁ!キィン! 硬い…!」
スザク「この装甲は砲弾を防ぐために作られたものだ!」
真紅(攻撃が激しくて近寄れない!)
スザク「君たちの攻撃なんて通用するはずがない!」


205: 2008/05/03(土) 23:33:54.04 ID:0zrWYAsv0
真紅「ええ、たしかにすごいドールだわ」
スザク「なにを!」
真紅「でも力に取り付かれた人が操るドールに私たちのローザミスティカは負けない!」
スザク「! うるさい!」
真紅「くっ! 風圧が…!」
スザク「上空! そこだ!」
真紅(ワイヤー!? 飛び道具!? 避けきれない!)

206: 2008/05/03(土) 23:35:02.19 ID:0zrWYAsv0
真紅「きゃあ!」
水銀燈「真紅!」
スザク「もらった!」
真紅(避けきれない!!!)

ガキィン!

207: 2008/05/03(土) 23:37:33.93 ID:BWF1fKQn0
水銀燈「あ、ああっ! お、もい…」
真紅「水銀燈! だめよ、水銀刀じゃそれは受け止められないわ!」
水銀燈「人の剣に、勝手に名前を…うっ!」
スザク「このまま二体とも押しつぶす!」
真紅「押し返すのよ!」
水銀燈「わかったわ!」

「「はあぁぁぁぁ!」」



「あつっ…!」

「どうしたのめぐちゃん」
めぐ「う、ううん。なんでもないわ」
「そう体調が悪くなったらいってね」
めぐ(水銀燈…?)


210: 2008/05/03(土) 23:41:59.17 ID:0zrWYAsv0
スザク「……!」
水銀燈「はあはあ、ざまあみなさぁい」
真紅「押し返してやったわ……ふう…ふう…」
スザク「なるほどすごいな。だが」
水銀燈「くるわよぉ…」
真紅「わかってるわ」
スザク「君たちにとって特別でも、僕にとってはただの一撃でしかないっ!」

212: 2008/05/03(土) 23:47:21.65 ID:0zrWYAsv0
ルル「だあっ…ぐ……はあはあはあ…!」
JUM「何してんだよ! 町の中走り回るっていったのはお前だろ!」
ルル「そうだが……いかんせん、足が…痛い…」
JUM「ひきこもりの僕より体力ないってどういうことだよ」
ルル「足の、土踏まずあたりがマジ痛い……」
JUM「あ~もう! あつっ……」
ルル「どうした!?」
JUM「真紅が…いや、翠星石もか…? 本格的に力を使い始めた」
ルル「大丈夫なのか!?」
JUM「柏葉の…いやたぶん大丈夫だ。先に行け」
ルル「置いていけるか」
JUM「これは僕の戦いだ!」
ルル「!」
JUM「僕はここで体力を温存する。お前はいけ」
ルル「わかった…」

214: 2008/05/03(土) 23:50:12.44 ID:0zrWYAsv0
真紅「……」
水銀燈「……」
スザク「やった沈黙したか。また動き出されると厄介だな」
「ちょ、ちょっと誰か警察呼んで!」
スザク「もたつくとまずいな…止めをさそう」

スィドリーム!

215: 2008/05/03(土) 23:53:17.38 ID:0zrWYAsv0
スザク「! また蔦か!」
翠星石「もっともっと健やかに伸びやかに!」
スザク「拘束するつもりか!? こんなもの…!」
雛苺「雛もいるのよー!」
スザク「カメラアイが! 調子に乗るなぁ!」
翠星石「きゃあっ!」
雛苺「あうっ!」


219: 2008/05/03(土) 23:56:49.26 ID:0zrWYAsv0
翠星石「う、うう…負けんですぅ」
スザク「君たちは戦闘兵器相手によくがんばったよ」
翠星石「水銀燈も真紅も、ぼろぼろになってがんばってるのに」
スザク「だが僕の勝ちだ」
翠星石「負けてらんねーですぅ!」
スザク「なに!?」
翠星石「スィドリーム!!!」
スザク「ちょこまかとっ!」

220: 2008/05/04(日) 00:00:05.39 ID:Vl0Gz2pR0
翠星石「足と手を固定して!」
スザク「くそっ!」
翠星石「体を持ち上げ! 蔦で包み!」
スザク「切り裂いて…間接が動かない!?」
雛苺「雛もいるのよー!」
翠星石「ぶっとばすですぅ!」
スザク「うっ! こんなっ…!」
翠星石「全部ルルーシュの作戦ですぅ!」

222: 2008/05/04(日) 00:02:35.88 ID:Vl0Gz2pR0
翠星石「仕事が終わったら気が抜けたですぅ…雛苺…大丈夫ですかぁ」
雛苺「……」
翠星石「寝てるですぅ…。チビ人間の力が弱まってるから…う…」
バタッ
翠星石(力の使いすぎで螺子が切れたですぅ…あとは…まかせ…)

223: 2008/05/04(日) 00:07:16.32 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「視界が奪われた…! くそ…間接も機動しない。
   ハーケンストールで壊してもいいけど…投げられたとき完全に位置を見失った。
   下手したら大惨事になる…」
スザク(一番厄介だった銀と赤は倒した。ずいぶん遠くに投げられたみたいだし…)
スザク「よし…コクピットは開く。外に出よう」
プシュー
スザク「…別に住宅街のど真ん中ってわけじゃないな…これなら」

レンピカ!

226: 2008/05/04(日) 00:11:04.85 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「くっ!」キィン!
蒼星石「よくも姉妹たちを!」
スザク「最初からこれが狙いか!」
蒼星石「外に出たことを後悔させてやる!」
スザク「それはどうかな!」
蒼星石「銃でちゃんばらをしようっていうの!?」
カキン! キィン! ガキィン!

227: 2008/05/04(日) 00:15:02.69 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「でやあぁ!」
蒼星石「クッ!」
スザク「いまだ!」ピッ
蒼星石「やらせない!」
ガギッ!
蒼星石「クッ!」
スザク(コクピットが閉まるのを鋏で…!)
蒼星石「もうこれで君は入れない…!」
スザク「だが君は固定された」カチャ
蒼星石「!」

228: 2008/05/04(日) 00:17:03.89 ID:Vl0Gz2pR0
まてスザク!

230: 2008/05/04(日) 00:20:08.54 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「ルルーシュ…!」
ルル「お前の目標は…はあはあはあ…そいつじゃなく…ふうふう…俺のはずだ」
スザク「君が遅かったから何人も倒れたよ…」
ルル「そうか…………ぶはぁあ! はあはあ、だが、氏んでは、いないだろう」
スザク「どうせこれから君を含めて氏ぬ!」
ルル「さすが父親頃し。情が無いな」

232: 2008/05/04(日) 00:23:53.26 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「…その手には乗らない。僕はこいつから銃口を離さない」
蒼星石「……」
ルル「ふう…さすが侵略国の騎士だな。女子供に容赦が無い」
スザク「貴様…! どの口が」
ルル「今のお前はユフィの騎士でなく皇帝の騎士だろう」
スザク「僕はエリア11を、日本を取り戻すためにやっている!」
ルル「日本人も大変だな。お前の感情に左右さればかりで」

233: 2008/05/04(日) 00:28:15.59 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「……!」
ルル「まったく勝手なやつだ。いや、ひょっとして枢木ゲンブを頃したのは」
スザク「黙れ…!」
ルル「自分が王の座に座るためか?」
スザク「黙れ…!! テ口リスト!!!」
ルル「俺は侵略者であるブリタニアの兵士しか頃していない
   だがお前は侵略者側に回って兵士を頃し土地を奪い
   結果的に何万もの民衆を不幸のどん底に叩き落としている」
スザク「ッ……!」
ルル「この快楽殺人者」

234: 2008/05/04(日) 00:28:53.48 ID:Vl0Gz2pR0
黙れえぇぇぇぇぇ!!!!

236: 2008/05/04(日) 00:29:50.01 ID:Vl0Gz2pR0
チェックメイト

237: 2008/05/04(日) 00:32:19.58 ID:Vl0Gz2pR0
ガシッ
スザク「う、誰だ!」
山本「……」
スザク「山本君!?」
ガシッ ガシッ
梅岡「……」
スザク「梅岡先生!? それに町の住民!? 銃を、体を離してください!!!」
ルル「ふふふ、フハハハハハ!」
スザク「まさか…!」
ルル「そのとおり! ギアスだ!」

238: 2008/05/04(日) 00:35:30.42 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「貴様…! こんなものおぉぉ!」
ルル「お前にギアスは効かないからな。町中走り回って出会う住人すべてにかけた」
スザク「う、ぐううぅ!」
ルル「白いロボットに乗っているやつを取り押さえろとな!
   二百人だったか三百人だったか? 既に暴走しているんだ! ためらいは無い!」
スザク「卑劣な…!」
ルル「卑劣? 卑劣だと? お前がランスロットで抵抗しない限り誰も氏にはしない。
   これほど人道的な作戦があるもんか」
スザク「ルルーシュウゥゥゥ!!!!!」

240: 2008/05/04(日) 00:37:19.45 ID:Vl0Gz2pR0
そんなに睨むなよスザク。
俺たち、友達だろう?

242: 2008/05/04(日) 00:39:25.16 ID:Vl0Gz2pR0
CC「拘束完了だ」
スザク「くそ…くそ…」
ルル「抜け出せないか?」

243: 2008/05/04(日) 00:40:43.32 ID:Vl0Gz2pR0
これで逃げられるならこいつは敵に回さないほうがいい

244: 2008/05/04(日) 00:42:46.81 ID:Vl0Gz2pR0
カレン「手間かけさせてくれちゃってまあ」
ルル「CCの看病お疲れだったなカレン」
カレン「あんな重傷だったらほっとけませんよ」
スザク(なんとかランスロットに乗って…)
水銀燈「ねえねえ、この子ぉ」

247: 2008/05/04(日) 00:45:08.24 ID:Vl0Gz2pR0
お腹が減ったって泣いてるわよぉ。

248: 2008/05/04(日) 00:47:21.81 ID:Vl0Gz2pR0
スザク(エナジーフィラー…!)
ルル「すべての望みが絶たれたようだな」
スザク「好きに…好きにしろ…」
ルル「そうか」
バキッ
ルル「馬鹿野郎!」プルプル
スザク「ルルーシュ…?」

249: 2008/05/04(日) 00:49:39.78 ID:Vl0Gz2pR0
(殴った側なのに手が震えてるですぅ  きっと無茶苦茶痛いんですぅ)

254: 2008/05/04(日) 00:54:15.78 ID:Vl0Gz2pR0
ルル「俺がお前を煽ったのはただの時間稼ぎだ。本当にそんなことは思っちゃいない」
スザク「……」
ルル「ただお前は侵略者側に加担してまで物をほしがるのか?
   黒の騎士団のゼロに喧嘩を売ったユーフェミアのナイトは
   そんなに薄っぺらいやつなのか!?」
スザク「それは…」
ルル「少なくとも俺の友達の枢木スザクは違う!」
スザク「君が…君がユフィを頃しさえしなければ…!」
ルル「俺が頃したからユフィが願ったスザクとは違ったスザクになるのか!!!」

255: 2008/05/04(日) 00:57:24.14 ID:Vl0Gz2pR0
ルル「確かにユフィの一件では俺が百%悪い!」
スザク「……」
ルル「ギアスの暴走に気づかなかった俺の責任だ!」
スザク「!?」
真紅「……」
ルル「だからって自分を崩してどうするっ! この馬鹿野郎!」バキッ!
スザク「…僕は…」
ルル「~~~~~ッッ!!!」

256: 2008/05/04(日) 00:58:41.27 ID:Vl0Gz2pR0
僕は馬鹿だった!

258: 2008/05/04(日) 01:00:04.48 ID:Vl0Gz2pR0
スザク「うっ…ううっ…」
ルル「ユフィの仇をとりに来る分にはかまわない。おまえらしくな」
CC「……かっこよすぎて気持ち悪い」
ルル「うるさい」

261: 2008/05/04(日) 01:01:49.10 ID:Vl0Gz2pR0
一件落着って奴かな。

262: 2008/05/04(日) 01:04:12.22 ID:Vl0Gz2pR0
ルル「さて、桜田家にでも帰って飯にするか」
JUM「おい、ルルーシュ」
ルル「どうしたJUM」
JUM「体が消えてるぞ」
ルル「なん…だと…」

263: 2008/05/04(日) 01:05:17.07 ID:Vl0Gz2pR0
CC「私もだ」
カレン「わ、私も!?」
スザク「僕もだ」
ルル「どういうことだ?」

265: 2008/05/04(日) 01:06:11.43 ID:Vl0Gz2pR0
宇宙の再生能力という奴ね

266: 2008/05/04(日) 01:08:57.38 ID:Vl0Gz2pR0
翠星石「知っているのかですぅ! 真紅」
真紅「予測でしかないけれど、ルルーシュたちはこの世界にとって異物でしかないわ。
   それはこの世界に存在するあらゆるもののさだらめられた運命を左右してしまう」
水銀燈「…え?」
真紅「だから私たちの世界はルルーシュたちを排除しようとしているのよ。
   その意思が消えるという形になって現れたのだわ」
水銀燈「ごめんもう一回いってくれなぁい?」

270: 2008/05/04(日) 01:12:30.31 ID:Vl0Gz2pR0
ルル「俺たちは消えるのか?」
真紅「おそらくは違うわ。あなたたちがいなければ
   あなたたちがいた世界の運命が歪んでしまう」
CC「つまり元の世界に戻るということだな」
水銀燈「そ、そんなのって!」
CC「お別れだ水銀燈」
水銀燈「やよやよ! 絶対やぁ!」
CC「私だっていやだ。でもそもそも会うことさえ不可能だったはずのお前に会えた」
水銀燈「……」
CC「それだけでも私は嬉しい」
水銀燈「CCぅ…」

271: 2008/05/04(日) 01:14:23.93 ID:Vl0Gz2pR0
雛苺「……」
カレン「雛苺…」
雛苺「雛、台詞も少なかったし出番もあれだったけど」
カレン「私だって…」
雛苺「カレンは、カレンは…」

272: 2008/05/04(日) 01:16:20.05 ID:Vl0Gz2pR0
ヒナのものよ?

276: 2008/05/04(日) 01:19:17.43 ID:Vl0Gz2pR0
はい…

280: 2008/05/04(日) 01:23:51.80 ID:Vl0Gz2pR0
翠星石「帰るですかナヨ人間…?」
ルル「ああ、そういうことになりそうだ」
翠星石「ふ、ふん! せーせーするですぅ!」
ルル「最後まで手厳しいな。まあ、あんな出会いなら当然か」
蒼星石「そんなことないよ。僕を救ってくれた君はかっこよかった」
ルル「蒼星石…」
翠星石「な、なにしんみりしてるですぅ!」
蒼星石「だってルルーシュ君は帰っちゃうんだよ?」
翠星石「ま、また大爆発でも起こしてくりゃーいいですぅ!
    ビンタで迎えてやるですぅ!」
ルル「そうだな。そうしてほしい…」
翠星石「うっ…ううっ…」
JUM「ルルーシュ」
ルル「JUM」


282: 2008/05/04(日) 01:26:52.64 ID:Vl0Gz2pR0
全ての口リのために

287: 2008/05/04(日) 01:32:33.76 ID:Vl0Gz2pR0
ゼロ「フッ」
JUM「ハッ」
真紅「スザク」
スザク「なんだい…」
真紅「愛すべき人は大事だわ。それを頃した人は許せない」
スザク「……」
真紅「でも、それをしたのが友人ならば」
スザク「少しだけ考えてみる余地はある…」
真紅「そうよ。ルルーシュを擁護するような形になって申し訳ないけど」
スザク「いいんだ…ありがとう」

288: 2008/05/04(日) 01:36:26.13 ID:Vl0Gz2pR0
CC「時間のようだな」
翠星石「まーたーくるですぅ!」
水銀燈「元気でねー!」
雛苺「あいとあいとー!!!」
蒼星石「さようならー!」
ルル「ああ! まただ!」
カレン「みんなー! ありがとうねー!」
スザク「……」
スーッ……
JUM「いっちゃったな…」
真紅「JUM」
JUM「なんだよ」
真紅「強くなったわね」
JUM「! う、うるさいな。早く家に帰るぞ」
真紅「抱っこして頂戴」
JUM「自分で歩け!」

290: 2008/05/04(日) 01:43:13.77 ID:Vl0Gz2pR0
のり「あら? ルルーシュ君たち帰っちゃったのぅ?」
JUM「うん。帰ったよ…」
とぅるるるる! とぅるるるる!
のり「JUM君電話とってぇ」
JUM「わかった。もしもし?」
巴「ざぐらだぐん?」
JUM「柏葉!? どうしたんだ?」
巴「わがらないの。気づいだらごんなぶうに」
JUM「それで? 何の用だ?」
巴「びないぢごばげんぎ?」
JUM「あ、ああ。元気だけど」
巴「ぞう、よがっだわ。わだじのがわいいビナ。ビナビナビナ」
JUM「……用が無いなら」
巴「ビナビナビナビナビナビナビナビナビナビナ。ビナァ~!」
JUM「……」

293: 2008/05/04(日) 01:47:20.89 ID:Vl0Gz2pR0
水銀燈「めぐぅ! CCったら帰っちゃって」
めぐ「……」
水銀燈「めぐ? まさか私が力を使いすぎて…めぐ!」

294: 2008/05/04(日) 01:47:35.26 ID:Vl0Gz2pR0
no title

296: 2008/05/04(日) 01:49:35.61 ID:Vl0Gz2pR0
水銀燈「ぎゃあああああああ!!!!」
めぐ「あはは、びっくりしたぁ?」
水銀燈「あ…う…お面…?」
めぐ「今日は何かあると思ったのよ。なにがあったの?」
水銀燈「う…ひっく…う、うわぁぁん」
めぐ「ちょ、ちょっと水銀燈」
水銀燈「うぇぇぇん。めぐのばかぁぁぁ」
めぐ「ごめんね。ごめんね」

297: 2008/05/04(日) 01:51:17.02 ID:Vl0Gz2pR0
水銀燈「うっ…CCがね」
めぐ「うん?」
水銀燈「戻る力でね…」
めぐ「うんうん」

             お わ り

301: 2008/05/04(日) 01:52:35.75 ID:Vl0Gz2pR0
敵? 自分でした。いやまじで。
応援してくれ方本当にありがとう。それではまた

306: 2008/05/04(日) 02:10:24.39 ID:Vl0Gz2pR0
あーちなみに金糸雀は好き
でも使いやすさは別なんだ。じゃ

310: 2008/05/04(日) 03:00:41.27 ID:lBjioW3IO

面白かった

引用: ルルーシュたちがローゼンメイデンたちのもとへやってきたようです