1: 2008/05/04(日) 11:00:55.10 ID:IOqNnsqO0
真紅 「ちょっと!
    ほうきで遊ばないでちょうだい!」

男子A 「はいはーいwww」

真紅 「だいたい3年にもなって、ほうきでギターごっこをするなんて
    みっともないのだわ!」

男子A 「なんだよブース!」

真紅 「なんですって!このっ!!」

男子B 「やめろってww
     ほうき振り回したら危ないってwww」

女子A 「はやくすましちゃおうよー……」
ローゼンメイデン0―ゼロ― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

3: 2008/05/04(日) 11:02:25.06 ID:IOqNnsqO0
男子A 「なんで男子が女子を叩いたら学級会になるのに
      女子が男子を叩いても問題にならないんだよ!」

男子B 「やっぱり女子を叩くのはよくないって」

男子A 「お前真紅のこと好きだろwww」

男子B 「ちょwwwだから違うってwww」

男子A 「おーい!はっぴょうしまーすwww
     A君は~真…」

男子B 「やめろって!本気キレるぞ!」

5: 2008/05/04(日) 11:04:05.64 ID:IOqNnsqO0
<5、6時間目:図工>

真紅担任 「今日の5、6時間目の図工は
       ペーパークラフトをしようと思います

       班ごとに一つの作品を作りますから
       各班、班長を中心に話し合って取り組んでください

       4時間目の終わりに皆で発表会をしますからね」

男子A 「めんどくせぇ~」

男子B 「簡単なのでいいんじゃね?」

女子A 「でも何にする?」

真紅 「どうせ作るなら
     どの班にも負けないものを作るのだわ!」

男子A 「ダルいってwww」

8: 2008/05/04(日) 11:05:46.23 ID:IOqNnsqO0
真紅 「そんな…3対1だなんて
     くっ、多数決なら、しかたないのだわ…」

男子A 「じゃあ俺先頭車両作るから、
     みんなは同じ大きさの箱作っていってくれよww」

女子A 「貨物列車だもんね~」

真紅 「これでは他の班に勝てないのだわ」

男子B 「だからって等身大くんくんは無理だってwww」

10: 2008/05/04(日) 11:08:24.36 ID:IOqNnsqO0
真紅 「こんなものかしら」

男子A 「この車両隙間あいてねwww」

真紅 「型紙を直角に切るのは難しいのだわ」

男子B 「ああ
     一気に切ろうとしないで
     真っ直ぐ2回切れば、綺麗に切れる」

真紅 「あ…
    そ、そうね。ためしてみるわ」

15: 2008/05/04(日) 11:26:06.27 ID:IOqNnsqO0
<6時間目:発表会>

男子A 「3班の東京タワーすげぇwww」

女子A 「6班のお城もすごいね」

真紅 「うちの班だって…」

男子A 「なぁB
     真紅の作った車両脱線してね?www」

男子B 「お、おお。たしかに」

真紅 「くっ…」

男子B 「……」

19: 2008/05/04(日) 11:33:57.55 ID:IOqNnsqO0
真紅 「ジュンならきっと上手に作るのだわ…」

女子A 「いっしょに住んでるお兄さん?」

真紅 「器用なのよ」

女子A 「ふーん……」

男子A 「真紅って兄ちゃんいたんだ」

真紅 「ええ、まぁ…」

20: 2008/05/04(日) 11:37:55.71 ID:IOqNnsqO0
<放課後:3年教室>

男子A 「真紅って女姉妹だけじゃなかったか?」

女子B 「ほんとのお兄さんじゃないのよ~
     しかも学校行ってないんだって~」

男子A 「ひきこもりwww」

女子B 「姉妹もバラバラに住んでるしね~
     あ、真紅だ
     いまの話、わたしがしたってナイショね~

     真紅~」

男子B 「ふ~ん…」

21: 2008/05/04(日) 11:38:58.07 ID:IOqNnsqO0
<放課後:図書室>

水銀燈 「………」(ぺらっ…)

水銀燈 「………」(ぺらっ…)

水銀燈 「………」(ぺらっ…)

水銀燈 「………なにか御用かしらぁ?」

6年男子 「あ、いや別に……」

水銀燈 「そっ…何度か視線を感じたんだけどぉ~」

22: 2008/05/04(日) 11:41:58.79 ID:IOqNnsqO0
6年男子 「ああ、水銀燈って何読んでるのかなって?」

水銀燈 「『悲しみよこんにちは』
      読んだことあるぅ?」

6年男子 「ははは、ないかな」

水銀燈 「あなたは何を探しにきたの?」

6年男子 「面白い本ないかなって
       水銀燈、図書委員だろ
       おすすめとかない?」

水銀燈 「そうねぇ…
      ホームレス中学生とかどうかしらぁ?」

6年男子 「そう、読んでみようかな?」

水銀燈 「あなただと共感はできないかもねぇ…」

25: 2008/05/04(日) 11:53:59.18 ID:IOqNnsqO0
<放課後:音楽室>

カナ友 「カナちゃん休みどこか出かけた?」

金糸雀 「みんなでバーベキューに行ったのかしら」

カナ友 「姉妹みんなで?」

金糸雀 「そうなのかしら」

カナ友 「いいなぁ~
     あたしお母さんと買い物ぐらいだった
     姉妹多いといいよね~」

金糸雀 「でもけっこう疲れたのかしら
      真紅とか、ああ見えてまだ子供だし
      水銀燈は来なかったし」

カナ友 「カナってさ。けっこうお姉さんしてるよね~」

金糸雀 「そ、そうなのかしら?」

27: 2008/05/04(日) 12:00:25.88 ID:IOqNnsqO0
<桜田家:夕食>

雛苺 「ごちそうさまなの~
    ねぇのり!くんくんのビデオ見ていい?」

真紅 「雛苺!まだみんな食事中なのだわ!」

雛苺 「むぅぅ…」

のり 「そうねぇ、みんながご飯食べ終わってからにしましょうね」

雛苺 「わかったの…」

28: 2008/05/04(日) 12:00:45.77 ID:IOqNnsqO0
ジュン 「ごちそうさま」

雛苺 「あ、ジュン!
    くんくん見る前にいっしょにお風呂入ろうなの~!
    頭ごしごしするの~」

真紅・翠星石 「ぶっ!!」

ジュン 「うわ!なんだよ二人とも!」

真紅 「げぼげぼ…
    な、何をいってるの雛苺!
    け、けがらわしい!!」

雛苺 「カガラワシイ?」

翠星石 「そそそ、そうですよぉ!
      一緒に、おおお、お風呂だなんて
      大切なときまでとっときやがれですぅ!」

ジュン 「どういう意味だよ、おまえら…」

のり 「あらあら……」

29: 2008/05/04(日) 12:13:36.42 ID:IOqNnsqO0
<桜田家:ジュンの部屋>

真紅 「(ぺらっ)…あ、くんくんの映画がまたあるのだわ」

ジュン 「なに読んでんだ?」

真紅 「『小学3年生』なのだわ」

ジュン 「ははっ、そっか」

真紅 「何かしら?」

ジュン 「なんでもない(にやにや)」

30: 2008/05/04(日) 12:14:03.95 ID:IOqNnsqO0
真紅 「ジュン
    あなたニンテンドーDSはもってないの?」

ジュン 「もってねーよ
     あんまりゲームはしないし」

真紅 「そう…残念」

ジュン 「なにかしたいゲームでもあるのか?」

真紅 「新しいくんくんのゲームが出るのだわ」

ジュン 「やめとけやめとけ
     そういうのは大抵クソゲーだから」

31: 2008/05/04(日) 12:16:20.94 ID:IOqNnsqO0
<ドールショップ>

槐 「ごちそうさま」

白崎 「おそまつさまでした
    ところで二人とも宿題は終わりましたか?」

雪華綺晶 「ええ、クスクス…」
薔薇水晶 「……はい」

槐 「どれ、ひらがなの練習か
   薔薇水晶、とてもよく書けてるね
   でも同じ単語ばかりで文章には…
   でもいいんだよ薔薇水晶」

白崎 「おやおや雪華綺晶は鏡文字ですね
    これはこれは……フフフフフッ」

32: 2008/05/04(日) 12:33:39.82 ID:IOqNnsqO0
<病院>

メグ 「ねぇ水銀燈?」

水銀燈 「なぁにぃ?」

メグ 「最近病院の前までよく男の子と帰って来るわよね?」

水銀燈 「あぁ、あの子ぉ
      同じクラスなのよ。
      この近くの塾にいってるらしいんだけど」

メグ 「彼氏?」

水銀燈 「はぁ~?ありえないわ」

メグ 「でも彼は水銀燈が好きかもよ。フフフッ」

水銀燈 「まさかぁ~
      でももし本当にそうならぁ……」

メグ 「そうなら?」

水銀燈 「 ど う じ ょ う 
      してあげるわよぉ~」

メグ 「水銀燈ったら」

35: 2008/05/04(日) 12:43:46.78 ID:IOqNnsqO0
<桜田家:お風呂>

翠星石 「髪は女の命ですぅ♪
      ……ありぇ?
      シャンプーが出ないですぅ

      のりぃ~!
      新しいシャンプーとってほしいですぅ!」

ジュン (ガチャ)「ほら、詰め替えは自分でしろよな」

翠星石 「ジュ!いやぁああああああああああ!!」

真紅 「何事!!
    ジュン…あなた……」

ジュン 「な、なんだよ!僕はただ…」

翠星石 「いいから閉めるです!」(バタン!)

のり 「ジュン君……」

39: 2008/05/04(日) 12:53:23.52 ID:IOqNnsqO0
<柴崎宅>

蒼星石 「まぁまぁ翠星石
      彼も悪気があったわけじゃないんだから…」

マツ 「蒼ちゃんお風呂に入りましょうか」

蒼星石 「はぁい!
      ごめん、じゃあまた明日学校で(ガチャ)」

元治 「たまにはワシの背中も流してくれよ蒼星石」

マツ 「だめよおじいさん、蒼ちゃんも女の子なんだから、ねぇ」

45: 2008/05/04(日) 13:36:47.71 ID:IOqNnsqO0
<真紅のクラス>

男子A 「真紅の兄貴ってさー
     ひきこもりなんだろーwww」

真紅 「す、少しお休みしてるだけなのだわ」

男子A 「そういうのをひきこもりっていわね?
     なぁB」

男子B 「別になんだっていいんじゃね?」

男子A 「お前真紅好きだもんな~www」

男子B 「やめろって」

男子A 「なんだよ~マジになるなって~」

真紅 「……」(ダダッ)

男子B 「あっ…」

男子A 「あ、俺しらねー」

46: 2008/05/04(日) 13:38:05.57 ID:CDZljIiK0
Bいい奴じゃねえかwww

50: 2008/05/04(日) 13:43:06.23 ID:IOqNnsqO0
<昼休み:運動場ジャングルジム前>

男子A 「おい、シカトすんなって」

男子B 「うっせーな」

男子A 「なんだよ。なにキレてんだよ
     あー、真紅やっぱ先生にチクるかな?」

男子B 「しらねーよ」

男子A 「はぁなんなんだよお前?」

男子B 「お前こそなんなんだよ?」

52: 2008/05/04(日) 13:48:18.53 ID:IOqNnsqO0
男子A 「やんのかよ?ああ?」

金糸雀 「とう!(すちゃ!)」

男子A・B 「うわっ!ジャングルジムから人が!?」

金糸雀 「こら!なんだかしらないけれど
      喧嘩はよくないのかしら!」

カナ友 「ちょっとカナ…」

金糸雀 「うちの妹の話をしてたみたいだけど
      真紅のお友達かしら?」

男子B 「真紅のお姉ちゃん?」

54: 2008/05/04(日) 13:49:20.41 ID:IOqNnsqO0
<昼休み:運動場鉄棒前>

蒼星石 「そうそう、怖がらずにおもいっきり!」

翠星石 「ふんぬ!……はぁ
      やっぱり翠星石に逆上がりは無理なのですぅ」

蒼星石 「クラスで自分だけできなくて恥ずかしいって言ってたじゃないか
      それにほら、雛苺もできるんだし翠星石だって
      練習すればできるさ」

翠星石 「そうですかぁ?
      ありゃ?あれは金糸雀ですぅ」

蒼星石 「なんかもめてるみたいだね」

翠星石 「あ!あれはこの前真紅を虐めていたクソガキです!」

55: 2008/05/04(日) 13:52:17.59 ID:IOqNnsqO0
<昼休み:運動場ジャングルジム前>

翠星石 「こぉら!チビ3年!この間はよくも!」

金糸雀 「あら、知り合いかしら?」

蒼星石 「真紅を虐めてたらしいよ
      どうなのかな?」

カナ友 「え、真紅ちゃんを?」

男子A 「え、いや、その…
     おいB!」

男子B 「……」

56: 2008/05/04(日) 13:53:30.07 ID:IOqNnsqO0
翠星石 「女の子に対して最低のガキですぅ」

カナ友 「最低」

蒼星石 「……」

金糸雀 「蒼星石は鋏をしまうべきなのかしら……」

男子A 「……グスッ
     ヒグッ、ヒグッ……」

蒼星石 「ごめんなさいは?」

男子A 「……ごべんなざい……ヒグッ…」

金糸雀 「真紅本人にあやまるべきなのかしら」

男子A 「……はい……ヒグッ…」

57: 2008/05/04(日) 13:55:21.85 ID:IOqNnsqO0
<真紅のクラス>

男子A 「……ごめんなさいー」

翠星石 「こころがこもってないでぅ!」

蒼星石 「もう一度べそをかきたいのかな?」

金糸雀 「男ならケジメをつけるのかしら」

カナ友 「ほら!」

男子A 「………ごめん…」

真紅 「もうわかったのだわ
    それに

    その…

    ありがとうお姉ちゃん…なのだわ」



クラス 「(真紅の姉ちゃんたちすごいね…)」

女子A 「なんかお姉ちゃんいるの、うらやましいな」

男子B 「うん、そうかもな」

61: 2008/05/04(日) 13:59:19.77 ID:IOqNnsqO0
<放課後>

真紅 「あら?私の給食袋がないのだわ?」

63: 2008/05/04(日) 14:07:01.18 ID:IOqNnsqO0
男子A 「あーむかつく
     この袋ごみ捨て場に捨ててやる!」

水銀燈 「あらぁ、いつかのボクじゃない?ごみ捨て当番?」

男子A 「あ、真紅の…」

水銀燈 「それにしては身軽ねぇ?
      それにその薔薇の刺繍の袋は
      どこかで見たことがあるわぁ…クスクスクス……」

64: 2008/05/04(日) 14:10:08.97 ID:IOqNnsqO0
男子A 「あ、あのこれ…落し物です」

水銀燈 「そう、ありがと…じゃあ、あたしから返しておいてあげるわぁ」

男子A 「おねがいします……」

水銀燈 「それとボクぅ…」

男子A 「はい……」

水銀燈 「3 度 目 は な い わ よ ぉ
      お ば ぁ か さ ん … (ニタァ…)」

65: 2008/05/04(日) 14:13:27.46 ID:IOqNnsqO0
真紅 「いつ落としたのかしら?
     職員室前の落し物入れに届いてるなんて

     届けてくれた人にお礼が言いたいけど
     直接入れたんじゃ分からないわね」

69: 2008/05/04(日) 14:18:41.86 ID:IOqNnsqO0
<おまけ:なかよし給食>

雪・薔担任 「今日は仲良し給食です
        6年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんが
        いっしょに給食を食べに来てくれます」

6年生 「1年の教室なつかしー」
     「机ちっちゃーい」
     「あたしどの子たちの班かな?」

     「水銀灯は?」



水銀燈 「………あら、こんにちは
      おちびちゃんたちぃ」

雪華綺晶 「(にまぁ~)」
薔薇水晶 「あら、こんにちは、おねえちゃん」


雪華綺晶 「ヨーグルトの蓋の端
       こわれちゃった(にこっ)
       お姉ちゃんあけて」

水銀燈 「………(ペリッ)
      はい。ちゃんと乳酸菌とらなきゃねぇ~」

薔薇水晶 「にうさんきん、にうさんきん、にうさんきん…」

70: 2008/05/04(日) 14:30:25.34 ID:IOqNnsqO0
<おまけ:宿題>

真紅 「(ピュイィィ…ピュイイ…)
    明日テストなのにソプラノリコーダーがうまく吹けないのだわ」

翠星石 「ちょっと貸してみるですぅ

      ~♪     ~♪
          ~♪     ~♪」

真紅 「まぁ…」

翠星石 「音楽が得意なのは金糸雀だけではないですよ~」

真紅 「 ピッ…~♪      ピュ~♪
              ~♪        ~♪」

翠星石 「そんな感じですぅ」

真紅 「あ、ありがとうなのだわ」

翠星石 「じゃあじゃあ、翠星石もアルトリコーダーでセッションですぅ!」

真紅   「~♪     ~♪     ~♪     ~♪    」
翠星石 「    ~♪     ~♪     ~♪     ~♪」

ジュン 「悪く、ないかもな」

71: 2008/05/04(日) 14:32:43.91 ID:IOqNnsqO0

真紅 「今日の掃除当番は5班なのだわ」

                          おしまい

72: 2008/05/04(日) 14:33:47.37 ID:q93yJs8bO
ユニーク

76: 2008/05/04(日) 14:47:48.32 ID:mmAwmZzY0

もっと見たい

引用: 真紅 「今日の掃除当番は5班なのだわ」