1: 2017/03/29(水) 00:28:55.54 ID:F0tkMXB8.net
梨子「はぁ……」
梨子「曜ちゃん、可愛いなぁ」
梨子「みんなにも人気だし……恋人とかいるのかな?」
梨子「……ううん、確かいないって言ってたはず」
梨子「でも、好きな子はいるわよね」
梨子「曜ちゃんだって、年頃の女の子なんだもの」
梨子「曜ちゃん、可愛いなぁ」
梨子「みんなにも人気だし……恋人とかいるのかな?」
梨子「……ううん、確かいないって言ってたはず」
梨子「でも、好きな子はいるわよね」
梨子「曜ちゃんだって、年頃の女の子なんだもの」
2: 2017/03/29(水) 00:29:43.27 ID:F0tkMXB8.net
ガラッ
曜「ヨーソロー!」
曜「渡辺曜、ただいま帰還したであります!」
曜「あれ、梨子ちゃんだけ?」
梨子「お疲れ様、曜ちゃん」
梨子「今日はちょっと早目に練習終わったから、みんなもう帰っちゃったわ」
曜「梨子ちゃんは帰らないの?」
梨子「うん。次のライブの曲を考えたいなって」
曜「なるほど。それじゃあ私も残ろうかな」
曜「ヨーソロー!」
曜「渡辺曜、ただいま帰還したであります!」
曜「あれ、梨子ちゃんだけ?」
梨子「お疲れ様、曜ちゃん」
梨子「今日はちょっと早目に練習終わったから、みんなもう帰っちゃったわ」
曜「梨子ちゃんは帰らないの?」
梨子「うん。次のライブの曲を考えたいなって」
曜「なるほど。それじゃあ私も残ろうかな」
4: 2017/03/29(水) 00:30:18.19 ID:F0tkMXB8.net
梨子「別にいいわよ、気を使わなくても」
梨子「曜ちゃんも水泳部で疲れてるでしょ?」
曜「まだまだ元気一杯であります!」
曜「なんてね」フフッ
曜「私が梨子ちゃんと一緒にいたいだけだよ」
梨子「っ///」
曜「嫌?」
梨子「……いや……じゃない///」
曜「本当!?良かったぁ」ホッ
梨子「…………」
梨子「…………嘘つき」ボソッ
梨子「曜ちゃんも水泳部で疲れてるでしょ?」
曜「まだまだ元気一杯であります!」
曜「なんてね」フフッ
曜「私が梨子ちゃんと一緒にいたいだけだよ」
梨子「っ///」
曜「嫌?」
梨子「……いや……じゃない///」
曜「本当!?良かったぁ」ホッ
梨子「…………」
梨子「…………嘘つき」ボソッ
5: 2017/03/29(水) 00:30:55.71 ID:F0tkMXB8.net
梨子(本当はそんなこと思ってないくせに)
梨子(ただ、私が心配なだけなんでしょ)
梨子(曜ちゃんは、いつもそう)
梨子(誰かが忙しそうにしてたら、それに合わせて自分も残ろうとする)
梨子(自分だって忙しいくせに)
梨子(それなのにあんな台詞言って)
梨子(あんなこと言われたら、誤解しちゃうわよ……)
梨子(ただ、私が心配なだけなんでしょ)
梨子(曜ちゃんは、いつもそう)
梨子(誰かが忙しそうにしてたら、それに合わせて自分も残ろうとする)
梨子(自分だって忙しいくせに)
梨子(それなのにあんな台詞言って)
梨子(あんなこと言われたら、誤解しちゃうわよ……)
7: 2017/03/29(水) 00:31:34.51 ID:F0tkMXB8.net
曜「どんな感じの曲にするの?」
梨子「今回は恋愛をテーマにするから、おとなしい感じにしようかなって」
梨子「て言っても、まだ全然纏まってないんだけどね」
曜「なるほどなるほど……」ウムムム
梨子「曜ちゃん……楽譜読めるの?」
曜「全然分かんないや」アハハ
梨子「ふふ、曜ちゃんたら」
梨子「…………」
梨子「ねぇ」
梨子「曜ちゃんは好きな子っているの?」
梨子「今回は恋愛をテーマにするから、おとなしい感じにしようかなって」
梨子「て言っても、まだ全然纏まってないんだけどね」
曜「なるほどなるほど……」ウムムム
梨子「曜ちゃん……楽譜読めるの?」
曜「全然分かんないや」アハハ
梨子「ふふ、曜ちゃんたら」
梨子「…………」
梨子「ねぇ」
梨子「曜ちゃんは好きな子っているの?」
8: 2017/03/29(水) 00:32:07.91 ID:F0tkMXB8.net
曜「え?好きな子?」
梨子「うん。どうなのかなって」
曜「うーん……それは……あ、あはは……」
梨子「…………」
曜「そんなことより、梨子ちゃんはどうなの?」
梨子「え?」
曜「ラブソング作れるなら、やっぱりそういう経験とかもあるの?」
梨子「……特にないわよ。私なんて、地味だし……好きになってくれる人なんて……」
曜「そんなことないよ!」
曜「梨子ちゃんは、とっても可愛い子だもん」
曜「それに、私は梨子ちゃんが大好きだよ?」ニコッ
梨子「…………ありがとう」
梨子「うん。どうなのかなって」
曜「うーん……それは……あ、あはは……」
梨子「…………」
曜「そんなことより、梨子ちゃんはどうなの?」
梨子「え?」
曜「ラブソング作れるなら、やっぱりそういう経験とかもあるの?」
梨子「……特にないわよ。私なんて、地味だし……好きになってくれる人なんて……」
曜「そんなことないよ!」
曜「梨子ちゃんは、とっても可愛い子だもん」
曜「それに、私は梨子ちゃんが大好きだよ?」ニコッ
梨子「…………ありがとう」
9: 2017/03/29(水) 00:32:42.20 ID:F0tkMXB8.net
梨子(私が欲しいのはその好きじゃない)
梨子(友達としてじゃないの)
梨子(それよりも、曜ちゃんのさっきの反応……好きな人がいるのよね)
梨子(誰……?)
梨子(本命千歌ちゃん、対抗馬果南さん、巣穴鞠莉さん、大穴善子ちゃん……かな)
梨子(誰でもおかしくない……特に千歌ちゃんと果南さんは、ずっと曜ちゃんと一緒にいるんだから)
梨子(このままじゃ、曜ちゃんを盗られちゃう)
梨子(それなら、もういっそ……)
梨子(友達としてじゃないの)
梨子(それよりも、曜ちゃんのさっきの反応……好きな人がいるのよね)
梨子(誰……?)
梨子(本命千歌ちゃん、対抗馬果南さん、巣穴鞠莉さん、大穴善子ちゃん……かな)
梨子(誰でもおかしくない……特に千歌ちゃんと果南さんは、ずっと曜ちゃんと一緒にいるんだから)
梨子(このままじゃ、曜ちゃんを盗られちゃう)
梨子(それなら、もういっそ……)
11: 2017/03/29(水) 00:33:38.71 ID:F0tkMXB8.net
梨子「……ねぇ、曜ちゃん」
曜「ん?どうしたの?」
梨子「もし良かったら……なんだけど、今日お泊まりに来ない?」
曜「え?」
梨子「急にごめんね。実は今日家に一人で……ちょっと寂しいなって」
梨子「だから、曜ちゃんが来てくれたら嬉しい……かな」
梨子「家にピアノあるから、曲の打ち合わせもできるし」
梨子「駄目……かな?」
曜「ん?どうしたの?」
梨子「もし良かったら……なんだけど、今日お泊まりに来ない?」
曜「え?」
梨子「急にごめんね。実は今日家に一人で……ちょっと寂しいなって」
梨子「だから、曜ちゃんが来てくれたら嬉しい……かな」
梨子「家にピアノあるから、曲の打ち合わせもできるし」
梨子「駄目……かな?」
12: 2017/03/29(水) 00:34:19.60 ID:F0tkMXB8.net
曜「ううん、いいよ!」
曜「お母さんに連絡しておくね」prrr
梨子「うん。ありがとう、曜ちゃん」
梨子(曜ちゃんは優しいから、断らないわよね)
梨子(そう、曜ちゃんは優しいから)
梨子(ふふ、そうよ、曜ちゃんが優しいのがいけないのよ)
梨子(人を疑うことなんて、全くしないから)
梨子(だから、こうして悪い人に罠に嵌められるの)
梨子「『My Target』」ボソッ
曜「お母さんに連絡しておくね」prrr
梨子「うん。ありがとう、曜ちゃん」
梨子(曜ちゃんは優しいから、断らないわよね)
梨子(そう、曜ちゃんは優しいから)
梨子(ふふ、そうよ、曜ちゃんが優しいのがいけないのよ)
梨子(人を疑うことなんて、全くしないから)
梨子(だから、こうして悪い人に罠に嵌められるの)
梨子「『My Target』」ボソッ
13: 2017/03/29(水) 00:34:53.55 ID:F0tkMXB8.net
ーーーー梨子の家
曜「お邪魔しまーす」
梨子「いらっしゃい、曜ちゃん」
梨子「私の部屋二階だから、先に行っててくれる?」
梨子「飲み物持っていくわ」
曜「あ、それなら私も手伝うよ」
梨子「いいの。曜ちゃんはお客さんなんだから」
梨子「だから、先に行って待ってて?」
曜「はい!了解であります!」ビシッ
タタタタ
梨子「…………」
梨子「……ふふっ」
曜「お邪魔しまーす」
梨子「いらっしゃい、曜ちゃん」
梨子「私の部屋二階だから、先に行っててくれる?」
梨子「飲み物持っていくわ」
曜「あ、それなら私も手伝うよ」
梨子「いいの。曜ちゃんはお客さんなんだから」
梨子「だから、先に行って待ってて?」
曜「はい!了解であります!」ビシッ
タタタタ
梨子「…………」
梨子「……ふふっ」
14: 2017/03/29(水) 00:35:27.10 ID:F0tkMXB8.net
ガチャ
梨子「お待たせ、曜ちゃん」
梨子「麦茶で良かった?」スッ
曜「ありがとう梨子ちゃん」ゴクゴク
曜「うん、美味しい」
曜「梨子ちゃんの味がするよ」
梨子「ふふ、曜ちゃんてたまにおかしいこと言うわよね」
曜「えー?そうかなー?」
梨子「そうよ。全くもう」クスクス
曜「あはははっ」
梨子「お待たせ、曜ちゃん」
梨子「麦茶で良かった?」スッ
曜「ありがとう梨子ちゃん」ゴクゴク
曜「うん、美味しい」
曜「梨子ちゃんの味がするよ」
梨子「ふふ、曜ちゃんてたまにおかしいこと言うわよね」
曜「えー?そうかなー?」
梨子「そうよ。全くもう」クスクス
曜「あはははっ」
16: 2017/03/29(水) 00:35:58.21 ID:F0tkMXB8.net
梨子「それじゃあ、曲作り、手伝ってくれる?」
曜「うん。と言っても、曲を弾いてもらって感想を言うくらいしかできることない気もするけど」
梨子「そんなことないわよ。衣装とか、そういうのを見せてもらえるだけでも曲のイメージが沸くんだから」
梨子「今考えてる衣装、ちょっと描いてもらってもいい?」
曜「うん。まだ案なんだけど……」カキカキ
梨子「どんな感じなの?」ストン
曜「っ」ドキッ
曜「うん。と言っても、曲を弾いてもらって感想を言うくらいしかできることない気もするけど」
梨子「そんなことないわよ。衣装とか、そういうのを見せてもらえるだけでも曲のイメージが沸くんだから」
梨子「今考えてる衣装、ちょっと描いてもらってもいい?」
曜「うん。まだ案なんだけど……」カキカキ
梨子「どんな感じなの?」ストン
曜「っ」ドキッ
18: 2017/03/29(水) 00:36:30.16 ID:F0tkMXB8.net
梨子「?どうしたの?」
曜「う、ううん、なんでもないよ!」
曜「…………」カキカキ
梨子「…………」ジー
曜「っ………///)
曜(あ、あれ……なんでだろ)
曜(梨子ちゃん……凄くいい匂いがする///)
梨子「ねぇ、曜ちゃん」スッ
曜「ぅぁっ///」
曜「う、ううん、なんでもないよ!」
曜「…………」カキカキ
梨子「…………」ジー
曜「っ………///)
曜(あ、あれ……なんでだろ)
曜(梨子ちゃん……凄くいい匂いがする///)
梨子「ねぇ、曜ちゃん」スッ
曜「ぅぁっ///」
19: 2017/03/29(水) 00:36:58.60 ID:F0tkMXB8.net
曜(な、何これ……)
曜(梨子ちゃんが近くにいるだけで頭がクラクラする……///)
梨子「曜ちゃん?どうかしたの?」
曜「う、ううん、なんでもない///」
曜(か、体が熱い……早くなんとかしないと……)
曜「ご、ごめん、ちょっとトイ……」
梨子「待って、曜ちゃん」ギュッ
曜「っ!」
曜(梨子ちゃんが近くにいるだけで頭がクラクラする……///)
梨子「曜ちゃん?どうかしたの?」
曜「う、ううん、なんでもない///」
曜(か、体が熱い……早くなんとかしないと……)
曜「ご、ごめん、ちょっとトイ……」
梨子「待って、曜ちゃん」ギュッ
曜「っ!」
20: 2017/03/29(水) 00:37:28.61 ID:F0tkMXB8.net
梨子「体調悪いんだよね?」
梨子「ベッドで横になって」グイッ
曜「いや、待っ……」
梨子「ねぇ、曜ちゃん」
梨子「こっち、来て?」
曜「う、うん……」
曜(頭がぼーっとして上手く考えられない……)
曜(ああ……梨子ちゃんの手……柔らかい)
曜(梨子ちゃん……可愛い)
曜(もっと可愛い梨子ちゃんを、見たい)ガシッ
梨子「ベッドで横になって」グイッ
曜「いや、待っ……」
梨子「ねぇ、曜ちゃん」
梨子「こっち、来て?」
曜「う、うん……」
曜(頭がぼーっとして上手く考えられない……)
曜(ああ……梨子ちゃんの手……柔らかい)
曜(梨子ちゃん……可愛い)
曜(もっと可愛い梨子ちゃんを、見たい)ガシッ
22: 2017/03/29(水) 00:38:05.33 ID:F0tkMXB8.net
梨子「?曜ちゃん?」
曜「うわっ!?」バッ
曜「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
曜(い、今私は何をしようと……)
梨子「曜ちゃん、本当に大丈夫なの?」
曜(すぐにここを離れないといけない)
梨子「顔が赤いし……体も震えてるわよ」
曜(このままいると、梨子ちゃんに何かしちゃ……)
梨子「体は……うーん、制服の上からだとよく分からないわね」ギュー
曜「!!!」
曜「は、はなっ、」
曜(頭が……だめ……何か……飛び……)
プツン
曜「うわっ!?」バッ
曜「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
曜(い、今私は何をしようと……)
梨子「曜ちゃん、本当に大丈夫なの?」
曜(すぐにここを離れないといけない)
梨子「顔が赤いし……体も震えてるわよ」
曜(このままいると、梨子ちゃんに何かしちゃ……)
梨子「体は……うーん、制服の上からだとよく分からないわね」ギュー
曜「!!!」
曜「は、はなっ、」
曜(頭が……だめ……何か……飛び……)
プツン
24: 2017/03/29(水) 00:38:36.25 ID:F0tkMXB8.net
曜「…………」
梨子「?曜ちゃん?」
ドンッ
梨子「きゃっ!?」
曜「脱いで」
梨子「え?」
曜「脱げって言ってるの」
梨子「な、なんで……」
曜「…………」グッ
ビリィィィィィィッ
梨子「?曜ちゃん?」
ドンッ
梨子「きゃっ!?」
曜「脱いで」
梨子「え?」
曜「脱げって言ってるの」
梨子「な、なんで……」
曜「…………」グッ
ビリィィィィィィッ
25: 2017/03/29(水) 00:39:10.38 ID:F0tkMXB8.net
梨子「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
曜「梨子ちゃん、可愛いブラしてるね」
梨子「よ、曜ちゃん……なんで……」ガタガタ
曜「梨子ちゃんが悪いんだよ」
曜「こんなに無防備に私を誘ってくるんだから」
梨子「ち、違う……誘ってなんて……」
曜「まあどっちでもいいよ」
曜「可愛い声で、鳴いてね?」
梨子「っ」ゾクッ
曜「梨子ちゃん、可愛いブラしてるね」
梨子「よ、曜ちゃん……なんで……」ガタガタ
曜「梨子ちゃんが悪いんだよ」
曜「こんなに無防備に私を誘ってくるんだから」
梨子「ち、違う……誘ってなんて……」
曜「まあどっちでもいいよ」
曜「可愛い声で、鳴いてね?」
梨子「っ」ゾクッ
39: 2017/03/29(水) 00:44:48.79 ID:F0tkMXB8.net
曜(それからのことは、あまり覚えてない)
曜(自分の欲望を、全部梨子ちゃんにぶつけた)
曜(あの梨子ちゃんが乱れてる姿が可愛かった)
曜(もっとめちゃくちゃにしたい。そう思うとやめられなかった)
曜(そして……)
曜(気付いた時には、全てが遅かった)
曜(自分の欲望を、全部梨子ちゃんにぶつけた)
曜(あの梨子ちゃんが乱れてる姿が可愛かった)
曜(もっとめちゃくちゃにしたい。そう思うとやめられなかった)
曜(そして……)
曜(気付いた時には、全てが遅かった)
41: 2017/03/29(水) 00:45:17.06 ID:F0tkMXB8.net
梨子「…………」スルッ
曜「…………」
梨子「…………」スッ
曜「…………」
梨子「…………」カチッ
曜「…………」
梨子「ねぇ」
曜「っ」ビクッ
梨子「いつまでそうしてるつもり?」
曜「…………」
梨子「…………」スッ
曜「…………」
梨子「…………」カチッ
曜「…………」
梨子「ねぇ」
曜「っ」ビクッ
梨子「いつまでそうしてるつもり?」
42: 2017/03/29(水) 00:45:48.54 ID:F0tkMXB8.net
曜「ごめん……」
梨子「何が?」
曜「私……梨子ちゃんを……無理やり……」
梨子「それで、何?」
梨子「土下座して、許してもらおうと思ってるの?」
曜「ち、ちが……」
梨子「何が違うの?曜ちゃんは自分が何をしたかわかってるの?」
曜「っ……」
梨子「何が?」
曜「私……梨子ちゃんを……無理やり……」
梨子「それで、何?」
梨子「土下座して、許してもらおうと思ってるの?」
曜「ち、ちが……」
梨子「何が違うの?曜ちゃんは自分が何をしたかわかってるの?」
曜「っ……」
43: 2017/03/29(水) 00:46:17.00 ID:F0tkMXB8.net
梨子「言ってみて。曜ちゃんは何をしたの?」
曜「わ、私は……梨子ちゃんを……無理やり……」
梨子「なんで?」
曜「……それは」
梨子「分からないわけないわよね?」
曜「っ……我慢、できなくなって」
梨子「ふーん。曜ちゃんは我慢できなくなると誰でも襲うんだ」
梨子「そんな最低な人だなんて思わなかったわ」
曜「っ……」
曜「わ、私は……梨子ちゃんを……無理やり……」
梨子「なんで?」
曜「……それは」
梨子「分からないわけないわよね?」
曜「っ……我慢、できなくなって」
梨子「ふーん。曜ちゃんは我慢できなくなると誰でも襲うんだ」
梨子「そんな最低な人だなんて思わなかったわ」
曜「っ……」
45: 2017/03/29(水) 00:46:46.51 ID:F0tkMXB8.net
梨子「それで、どう責任を取ってくれるの?」
曜「え……?」
梨子「私は曜ちゃんに無理やりされたのよ」
梨子「謝って済む問題じゃないのは分かるわよね?」
梨子「だから、聞いてるの」
梨子「曜ちゃんはどうしてくれるの?」
曜「わ、私は……」
曜「……なんでも、する」
梨子「へぇ……?」
曜「え……?」
梨子「私は曜ちゃんに無理やりされたのよ」
梨子「謝って済む問題じゃないのは分かるわよね?」
梨子「だから、聞いてるの」
梨子「曜ちゃんはどうしてくれるの?」
曜「わ、私は……」
曜「……なんでも、する」
梨子「へぇ……?」
47: 2017/03/29(水) 00:47:43.81 ID:F0tkMXB8.net
梨子「なんでも……ね」
梨子「それはなんで?」
曜「私は……梨子ちゃんの一生を台無しにするようなことをしたから」
曜「だから、それくらいしないと……」
梨子「ふーん……」ニヤァ
梨子「それじゃあ、お願いしようかしら」
梨子「曜ちゃん、私の奴隷になりなさい」
梨子「それはなんで?」
曜「私は……梨子ちゃんの一生を台無しにするようなことをしたから」
曜「だから、それくらいしないと……」
梨子「ふーん……」ニヤァ
梨子「それじゃあ、お願いしようかしら」
梨子「曜ちゃん、私の奴隷になりなさい」
50: 2017/03/29(水) 00:48:12.75 ID:F0tkMXB8.net
曜「え……?」
梨子「奴隷よ、奴隷」
梨子「それで、私はご主人様」
梨子「曜ちゃんは私に絶対服従……ちょうどいいでしょ?」
曜「で、でも……」
梨子「私の一生を台無しにしたんでしょう?」
梨子「それなら、曜ちゃんの一生をくれないと割に合わないわ」
梨子「それとも、さっきの言葉は嘘だったの?」
曜「……っ」
曜「わ、わかり……ました」
梨子「奴隷よ、奴隷」
梨子「それで、私はご主人様」
梨子「曜ちゃんは私に絶対服従……ちょうどいいでしょ?」
曜「で、でも……」
梨子「私の一生を台無しにしたんでしょう?」
梨子「それなら、曜ちゃんの一生をくれないと割に合わないわ」
梨子「それとも、さっきの言葉は嘘だったの?」
曜「……っ」
曜「わ、わかり……ました」
51: 2017/03/29(水) 00:48:40.44 ID:F0tkMXB8.net
梨子「そう、それじゃあ今日からよろしくね」
梨子「ああ、あと、みんなの前では恋人って設定にしておいてね」
梨子「ご主人様と奴隷なんて、みんなに知られたら大変だもの」
梨子「分かった?」
曜「……はい」
梨子「それならいいわ。ああ、それと」
梨子「もし曜ちゃんが約束を破ったら、私、自頃するから」
曜「えっ……?」
梨子「ああ、あと、みんなの前では恋人って設定にしておいてね」
梨子「ご主人様と奴隷なんて、みんなに知られたら大変だもの」
梨子「分かった?」
曜「……はい」
梨子「それならいいわ。ああ、それと」
梨子「もし曜ちゃんが約束を破ったら、私、自頃するから」
曜「えっ……?」
52: 2017/03/29(水) 00:49:12.87 ID:F0tkMXB8.net
梨子「私ね、曜ちゃんに無理やりされたせいでもう誰も信用できないの」
梨子「でも、曜ちゃんがどうしてもって言うからもう一度だけ信じようかなってなってる」
梨子「だから、もし曜ちゃんが嘘付いたら、私は氏ぬ」
梨子「誰も信じられない世界なんて……生きててもつまらないでしょ?」
曜「そんな……こと……」
梨子「ふふ、良かったわね、曜ちゃん」
梨子「嫌になったら簡単に逃げ出せるのよ」
梨子「私を見頃しにすれば……ね」
梨子「でも、曜ちゃんがどうしてもって言うからもう一度だけ信じようかなってなってる」
梨子「だから、もし曜ちゃんが嘘付いたら、私は氏ぬ」
梨子「誰も信じられない世界なんて……生きててもつまらないでしょ?」
曜「そんな……こと……」
梨子「ふふ、良かったわね、曜ちゃん」
梨子「嫌になったら簡単に逃げ出せるのよ」
梨子「私を見頃しにすれば……ね」
53: 2017/03/29(水) 00:49:46.67 ID:F0tkMXB8.net
梨子「それじゃあ、最初の命令」
梨子「忠誠の証として、私の足を舐めなさい」スッ
曜「……っ」
梨子「できない?」
曜「ぅ……っ……」
ペロッ
曜「んっ……ちゅ……」ペロペロ
梨子「ふふっ……♡」
曜「うっ……っ……」ポロポロ
梨子「あらあら、泣いちゃって」ゾクゾクッ
梨子「情けない姿ね、曜ちゃん……♡」
梨子「あはははっ♡」
梨子「忠誠の証として、私の足を舐めなさい」スッ
曜「……っ」
梨子「できない?」
曜「ぅ……っ……」
ペロッ
曜「んっ……ちゅ……」ペロペロ
梨子「ふふっ……♡」
曜「うっ……っ……」ポロポロ
梨子「あらあら、泣いちゃって」ゾクゾクッ
梨子「情けない姿ね、曜ちゃん……♡」
梨子「あはははっ♡」
54: 2017/03/29(水) 00:50:21.09 ID:F0tkMXB8.net
梨子(飲み物に混ぜた薬は良く効いてくれた)
梨子(まさか曜ちゃんがあんな風になるなんて……ふふ♡)
梨子(ちゃんと証拠の映像も撮った)
梨子(曜ちゃんが私を無理やり犯す一部始終を……ね)
梨子(それに、曜ちゃんが嘘を付いたら自頃するって脅してあげた)
梨子(これで曜ちゃんは逆らえないよね?)
梨子(だって、曜ちゃんは優しいんだもの)
梨子(脆くて危うい優しさ)
梨子(これで、もう曜ちゃんは私から逃げられない)
梨子「曜ちゃん、捕まえた」
梨子(まさか曜ちゃんがあんな風になるなんて……ふふ♡)
梨子(ちゃんと証拠の映像も撮った)
梨子(曜ちゃんが私を無理やり犯す一部始終を……ね)
梨子(それに、曜ちゃんが嘘を付いたら自頃するって脅してあげた)
梨子(これで曜ちゃんは逆らえないよね?)
梨子(だって、曜ちゃんは優しいんだもの)
梨子(脆くて危うい優しさ)
梨子(これで、もう曜ちゃんは私から逃げられない)
梨子「曜ちゃん、捕まえた」
55: 2017/03/29(水) 00:50:59.52 ID:F0tkMXB8.net
ーーーー次の日
千歌「梨子ちゃーーん!」
千歌「おはよー!」
梨子「おはよう、千歌ちゃん」
曜「千歌ちゃん、おはヨーソロー!」ビシッ
千歌「え?」
千歌「あれ、なんで曜ちゃんが?」
曜「え?えーと……それは……」
ギュッ
千歌「梨子ちゃーーん!」
千歌「おはよー!」
梨子「おはよう、千歌ちゃん」
曜「千歌ちゃん、おはヨーソロー!」ビシッ
千歌「え?」
千歌「あれ、なんで曜ちゃんが?」
曜「え?えーと……それは……」
ギュッ
57: 2017/03/29(水) 00:51:31.25 ID:F0tkMXB8.net
梨子「私と曜ちゃんね、付き合うことにしたの」
梨子「だから、曜ちゃんが毎日迎えに来てくれるって」
千歌「はえー……全然気付かなかった」
千歌「ちょっと曜ちゃんー?そういうのは幼馴染にちゃんと報告するべきなんじゃないですかー?」
曜「あはは、ごめんごめん」
梨子「…………」
梨子(特におかしな反応はなし)
梨子(曜ちゃんの好きな人は千歌ちゃんじゃない……?)
梨子「だから、曜ちゃんが毎日迎えに来てくれるって」
千歌「はえー……全然気付かなかった」
千歌「ちょっと曜ちゃんー?そういうのは幼馴染にちゃんと報告するべきなんじゃないですかー?」
曜「あはは、ごめんごめん」
梨子「…………」
梨子(特におかしな反応はなし)
梨子(曜ちゃんの好きな人は千歌ちゃんじゃない……?)
59: 2017/03/29(水) 00:52:11.75 ID:F0tkMXB8.net
ーーーー放課後
梨子(それにしても……凄かったなぁ、昨日の曜ちゃん)
梨子(あの時は、完全に曜ちゃんの物にされてたものね)
梨子(頭が真っ白になっててあんまり覚えてないけど……たくさん酷いこと言われてた気がする)
梨子(はぁ……またやられたいな)
梨子(あの時だけは、曜ちゃんが私だけを見てくれるもんね)
梨子(……まあ)
梨子(これからは、常に私のことを考えながら生きてもらうようになるんだけどね)
千歌「りーこーちゃーんー?」
梨子(それにしても……凄かったなぁ、昨日の曜ちゃん)
梨子(あの時は、完全に曜ちゃんの物にされてたものね)
梨子(頭が真っ白になっててあんまり覚えてないけど……たくさん酷いこと言われてた気がする)
梨子(はぁ……またやられたいな)
梨子(あの時だけは、曜ちゃんが私だけを見てくれるもんね)
梨子(……まあ)
梨子(これからは、常に私のことを考えながら生きてもらうようになるんだけどね)
千歌「りーこーちゃーんー?」
60: 2017/03/29(水) 00:52:42.62 ID:F0tkMXB8.net
梨子「わっ!?ち、千歌ちゃん?どうしたの、いきなり」
千歌「いきなりじゃないよ!」
千歌「何回呼んでも返事がないし……どうかしたの?」
梨子「ううん、なんでもないよ」
梨子「それより、何かあった?」
千歌「うん。部活行こうよ」
梨子「そうだね……あれ、曜ちゃんは?」
千歌「曜ちゃんは今日も水泳部の練習だって」
梨子「……ふーん」
千歌「いきなりじゃないよ!」
千歌「何回呼んでも返事がないし……どうかしたの?」
梨子「ううん、なんでもないよ」
梨子「それより、何かあった?」
千歌「うん。部活行こうよ」
梨子「そうだね……あれ、曜ちゃんは?」
千歌「曜ちゃんは今日も水泳部の練習だって」
梨子「……ふーん」
62: 2017/03/29(水) 00:53:21.82 ID:F0tkMXB8.net
ーーーー練習中
鞠莉「はーい、それじゃあちょっとブレイクタイムにしましょう」
ルビィ「ふぃー……」ペタン
千歌「疲れたー」ベター
花丸「熱いずらぁ……」ヘトォ
鞠莉「オーゥ!みんな凄い疲れてるわね!」
鞠莉「今日は人数少ないからって、簡単にへばったりしちゃ駄目よ?」
梨子「あの、鞠莉さん」
鞠莉「ん?どうしたの?」
梨子「相談したいことがあるんですけど……ちょっとだけいいですか?」
鞠莉「いいわよ」
鞠莉「みんなにシークレットにしたいお話なら向こうで話しましょう?」
鞠莉「はーい、それじゃあちょっとブレイクタイムにしましょう」
ルビィ「ふぃー……」ペタン
千歌「疲れたー」ベター
花丸「熱いずらぁ……」ヘトォ
鞠莉「オーゥ!みんな凄い疲れてるわね!」
鞠莉「今日は人数少ないからって、簡単にへばったりしちゃ駄目よ?」
梨子「あの、鞠莉さん」
鞠莉「ん?どうしたの?」
梨子「相談したいことがあるんですけど……ちょっとだけいいですか?」
鞠莉「いいわよ」
鞠莉「みんなにシークレットにしたいお話なら向こうで話しましょう?」
63: 2017/03/29(水) 00:53:49.60 ID:F0tkMXB8.net
鞠莉「それで、どうしたの?」
梨子「実は……私、曜ちゃんと付き合い始めたんです」
鞠莉「ワォ!最初から凄いカミングアウトが来たわね」
鞠莉「それで?」
梨子「……曜ちゃん、いつも頑張ってますよね」
梨子「だから、私が何か助けになってあげられないかなって……」
鞠莉「ふーん……」
梨子「実は……私、曜ちゃんと付き合い始めたんです」
鞠莉「ワォ!最初から凄いカミングアウトが来たわね」
鞠莉「それで?」
梨子「……曜ちゃん、いつも頑張ってますよね」
梨子「だから、私が何か助けになってあげられないかなって……」
鞠莉「ふーん……」
64: 2017/03/29(水) 00:54:50.50 ID:F0tkMXB8.net
梨子(特に動揺したりもしてない……)
梨子(曜ちゃんの気持ちは分かんないけど、鞠莉さんと何かあったってわけでもなさそうね)
鞠莉「助けに……ね」
鞠莉「ふふ、梨子は……本当に曜のことが好きなのね」
梨子「……ええ、大好きです」
梨子「他の誰にも、渡したくないくらい」
鞠莉「そう……それなら、側で支えてあげたら?」
鞠莉「好きな子と一緒にいるだけでも、元気が湧いてくるものよ」
鞠莉「そうね……帰りに水泳部にでも迎えに行ってあげなさい」
鞠莉「曜が感激してラブラブハッグをしてくれるかもよ?」
梨子「はい。ありがとうございます」
梨子(曜ちゃんの気持ちは分かんないけど、鞠莉さんと何かあったってわけでもなさそうね)
鞠莉「助けに……ね」
鞠莉「ふふ、梨子は……本当に曜のことが好きなのね」
梨子「……ええ、大好きです」
梨子「他の誰にも、渡したくないくらい」
鞠莉「そう……それなら、側で支えてあげたら?」
鞠莉「好きな子と一緒にいるだけでも、元気が湧いてくるものよ」
鞠莉「そうね……帰りに水泳部にでも迎えに行ってあげなさい」
鞠莉「曜が感激してラブラブハッグをしてくれるかもよ?」
梨子「はい。ありがとうございます」
65: 2017/03/29(水) 00:57:05.38 ID:F0tkMXB8.net
ーーーー水泳部
梨子「まだ練習してるのかな」ソッ
曜『…………』スッ
クルクルクル
バシャーン
梨子「……」
梨子「……曜ちゃん、カッコいい///」
梨子「……ん?」
梨子「まだ練習してるのかな」ソッ
曜『…………』スッ
クルクルクル
バシャーン
梨子「……」
梨子「……曜ちゃん、カッコいい///」
梨子「……ん?」
66: 2017/03/29(水) 00:57:36.56 ID:F0tkMXB8.net
『渡辺先輩!今の飛び込み最高でした!』
『あの、今度二人で食事行きませんか?』
『抜け駆けはずるいわよ!』
梨子「…………」
梨子「やっぱりモテるのね、曜ちゃん」
梨子「嬉しそうで……何よりだわ」ギリッ
ーーー
ーー
ー
『あの、今度二人で食事行きませんか?』
『抜け駆けはずるいわよ!』
梨子「…………」
梨子「やっぱりモテるのね、曜ちゃん」
梨子「嬉しそうで……何よりだわ」ギリッ
ーーー
ーー
ー
68: 2017/03/29(水) 00:58:10.20 ID:F0tkMXB8.net
バシャーン
曜「ふぅ……」
梨子「こんなに遅くまで練習してるのね」
曜「っ!?」ビクッ
曜「梨子ちゃん……」
梨子「あら、どうしたの?」
梨子「恋人が迎えに来てあげたんだから、もっと嬉しそうな顔したら?」
曜「……ごめん」
梨子「っ……」
曜「ふぅ……」
梨子「こんなに遅くまで練習してるのね」
曜「っ!?」ビクッ
曜「梨子ちゃん……」
梨子「あら、どうしたの?」
梨子「恋人が迎えに来てあげたんだから、もっと嬉しそうな顔したら?」
曜「……ごめん」
梨子「っ……」
69: 2017/03/29(水) 00:58:52.11 ID:F0tkMXB8.net
梨子(気に入らない)
梨子(この曜ちゃんの表情が)
梨子(これじゃあ、無理やり恋人にさせてるみたいじゃない)
梨子(やっぱり、他に好きな人がいるのね)
梨子「ねぇ、曜ちゃん」
曜「何?」
梨子「今から、えOちしましょう」パサッ
曜「っ!?」
梨子(この曜ちゃんの表情が)
梨子(これじゃあ、無理やり恋人にさせてるみたいじゃない)
梨子(やっぱり、他に好きな人がいるのね)
梨子「ねぇ、曜ちゃん」
曜「何?」
梨子「今から、えOちしましょう」パサッ
曜「っ!?」
71: 2017/03/29(水) 00:59:21.19 ID:F0tkMXB8.net
曜「な、何言ってるの!?ここ学校だよ!」
梨子「だから何?」
梨子「約束、破るの?」
曜「っ……」
梨子「ほら、見て?」
梨子「私も水着を着て来たの」
梨子「曜ちゃんの好きにしていいわよ」
梨子「昨日みたいに……ね」
梨子「ふふっ」
梨子「だから何?」
梨子「約束、破るの?」
曜「っ……」
梨子「ほら、見て?」
梨子「私も水着を着て来たの」
梨子「曜ちゃんの好きにしていいわよ」
梨子「昨日みたいに……ね」
梨子「ふふっ」
73: 2017/03/29(水) 01:00:38.16 ID:F0tkMXB8.net
梨子「曜ちゃん、良かったわ」ヨロッ
梨子「それじゃあ帰りましょうか」
曜「!もう、終わり?」
梨子「ええ。続きは家で……ね」
曜「え……」
梨子「今着てる水着……ちゃんと持ってきてね」
梨子「曜ちゃんにはそれを着てもらいながらしましょう」
曜「なん……で」
梨子「水泳部でも私を思い出すように……よ」
梨子「ふふっ♡」
梨子「それじゃあ帰りましょうか」
曜「!もう、終わり?」
梨子「ええ。続きは家で……ね」
曜「え……」
梨子「今着てる水着……ちゃんと持ってきてね」
梨子「曜ちゃんにはそれを着てもらいながらしましょう」
曜「なん……で」
梨子「水泳部でも私を思い出すように……よ」
梨子「ふふっ♡」
76: 2017/03/29(水) 01:02:20.22 ID:F0tkMXB8.net
梨子「…………」スッ
曜「…………」
梨子「…………」キュッ
曜「……梨子ちゃん、は」
梨子「何?」
曜「私のこと……嫌い……なんだよね」
梨子「なんでそう思うの?」
曜「…………」
梨子「なんで黙るの?」
曜「……ごめん」
梨子「はぁ……」
曜「…………」
梨子「…………」キュッ
曜「……梨子ちゃん、は」
梨子「何?」
曜「私のこと……嫌い……なんだよね」
梨子「なんでそう思うの?」
曜「…………」
梨子「なんで黙るの?」
曜「……ごめん」
梨子「はぁ……」
78: 2017/03/29(水) 01:03:05.26 ID:F0tkMXB8.net
梨子「流石に……二日続けてすると体が痛いわね」
梨子「曜ちゃん、今日は家に帰っていいわよ」
梨子「どうせ学校は休みだし」
曜「…………」
梨子「……いつまで気落ちしてるの?」
梨子「誰のせいでこうなったのか、もう一度ちゃんと考えてみてよ」
曜「……うん」
曜「……ごめんね、梨子ちゃん」
ーーー
ーー
ー
梨子「曜ちゃん、今日は家に帰っていいわよ」
梨子「どうせ学校は休みだし」
曜「…………」
梨子「……いつまで気落ちしてるの?」
梨子「誰のせいでこうなったのか、もう一度ちゃんと考えてみてよ」
曜「……うん」
曜「……ごめんね、梨子ちゃん」
ーーー
ーー
ー
79: 2017/03/29(水) 01:03:30.72 ID:F0tkMXB8.net
梨子「んっ……」パチッ
梨子「もうお昼……か」
梨子「曜ちゃんはもう帰ってるわよね」
梨子「……はぁ」
梨子「なんで、かな」
梨子「曜ちゃんは私のものになったはずなのに……」
梨子「なんで……こんなに虚しいんだろう」
梨子「もうお昼……か」
梨子「曜ちゃんはもう帰ってるわよね」
梨子「……はぁ」
梨子「なんで、かな」
梨子「曜ちゃんは私のものになったはずなのに……」
梨子「なんで……こんなに虚しいんだろう」
80: 2017/03/29(水) 01:04:01.97 ID:F0tkMXB8.net
梨子「曜ちゃん、いつも悲しそうな表情してる」
梨子「私のことが、そんなに嫌なの?」
梨子「…………」
梨子「私は、いつも笑ってる曜ちゃんが好き」
梨子「でも……しかたないでしょ?」
梨子「こうしないと、曜ちゃんは私のものになってくれないんだから」
梨子「……そうよ、全部曜ちゃんが悪いの」
梨子「曜ちゃんが好きな人への気持ちを断ち切ってくれれば、全部解決するじゃない」
梨子「それだけ……よ」
梨子「私のことが、そんなに嫌なの?」
梨子「…………」
梨子「私は、いつも笑ってる曜ちゃんが好き」
梨子「でも……しかたないでしょ?」
梨子「こうしないと、曜ちゃんは私のものになってくれないんだから」
梨子「……そうよ、全部曜ちゃんが悪いの」
梨子「曜ちゃんが好きな人への気持ちを断ち切ってくれれば、全部解決するじゃない」
梨子「それだけ……よ」
81: 2017/03/29(水) 01:04:57.17 ID:F0tkMXB8.net
ピポパ
prrrrr
善子『ふっ……この堕天使ヨハネに、何か用かしら?』
梨子「もしもし、善子ちゃん?」
善子『ヨハネよ!』
善子『それで、一体どうしたの?』
梨子「ううん、ちょっと聞きたいことがあって」
善子『聞きたいこと?何よ?』
prrrrr
善子『ふっ……この堕天使ヨハネに、何か用かしら?』
梨子「もしもし、善子ちゃん?」
善子『ヨハネよ!』
善子『それで、一体どうしたの?』
梨子「ううん、ちょっと聞きたいことがあって」
善子『聞きたいこと?何よ?』
82: 2017/03/29(水) 01:05:26.57 ID:F0tkMXB8.net
梨子「実は、一昨日から曜ちゃんと付き合い始めたの」
善子『え、そうだったの!?』
善子『そんな素振り全くなかったのに……』
梨子「恥ずかしくて隠してたの」
善子『まあいいわ、それで聞きたいことって?』
梨子「うん。善子ちゃんて、曜ちゃんと一緒に帰るわよね?」
善子『だからヨハネ!』
善子『確かにバスで一緒に帰るけど、それが?』
善子『え、そうだったの!?』
善子『そんな素振り全くなかったのに……』
梨子「恥ずかしくて隠してたの」
善子『まあいいわ、それで聞きたいことって?』
梨子「うん。善子ちゃんて、曜ちゃんと一緒に帰るわよね?」
善子『だからヨハネ!』
善子『確かにバスで一緒に帰るけど、それが?』
83: 2017/03/29(水) 01:05:59.31 ID:F0tkMXB8.net
梨子「うん。私のこと、何か言ってないかなって」
梨子「曜ちゃんが、その、私のこと……褒めてたりとか……」
善子『あー、そういう……』
善子『うーん……作曲頑張ってくれてる、とか、可愛い、とか』
善子『話の流れで褒めてることはあったわね』
善子『でも、恋愛相談とかそういうのはないわよ』
梨子「そっか、ありがとう」
梨子「ごめんね、急に電話しちゃって」
善子『別にいいわよ、このくらい』
梨子「それじゃあ、またね」
プツン
梨子「…………」
梨子「果南さん……か」
梨子「曜ちゃんが、その、私のこと……褒めてたりとか……」
善子『あー、そういう……』
善子『うーん……作曲頑張ってくれてる、とか、可愛い、とか』
善子『話の流れで褒めてることはあったわね』
善子『でも、恋愛相談とかそういうのはないわよ』
梨子「そっか、ありがとう」
梨子「ごめんね、急に電話しちゃって」
善子『別にいいわよ、このくらい』
梨子「それじゃあ、またね」
プツン
梨子「…………」
梨子「果南さん……か」
84: 2017/03/29(水) 01:06:37.05 ID:F0tkMXB8.net
ザザーン
果南「んしょ……と」
果南「おや……これはこれは」
果南「珍しいお客さんだね」
果南「梨子ちゃん」
梨子「……こんにちは、果南さん」
果南「あはは、どうしたの、そんなに怖い顔して」
果南「あ、昨日練習休んじゃったから?」
果南「ごめんね、昨日はどうしてもお店の手伝いしないといけなくて」
果南「んしょ……と」
果南「おや……これはこれは」
果南「珍しいお客さんだね」
果南「梨子ちゃん」
梨子「……こんにちは、果南さん」
果南「あはは、どうしたの、そんなに怖い顔して」
果南「あ、昨日練習休んじゃったから?」
果南「ごめんね、昨日はどうしてもお店の手伝いしないといけなくて」
85: 2017/03/29(水) 01:07:05.54 ID:F0tkMXB8.net
梨子「いえ、そのことじゃありません」
果南「?それじゃあどうしたの?」
梨子「果南さんに、伝えておこうと思いまして」
果南「何を?」
梨子「私……」
梨子「曜ちゃんと、付き合い始めました」
果南「?それじゃあどうしたの?」
梨子「果南さんに、伝えておこうと思いまして」
果南「何を?」
梨子「私……」
梨子「曜ちゃんと、付き合い始めました」
88: 2017/03/29(水) 01:07:35.09 ID:F0tkMXB8.net
果南「え……?」
梨子「……曜ちゃんは、私の恋人です」
梨子「それを伝えておこうと」
果南「本当……に?」
梨子「ええ」
梨子(この反応……やっぱり当たりだ)
梨子(曜ちゃんは、果南さんと━━━━)
果南「はぁぁっ、良かったぁぁぁぁぁ……」
梨子「え?」
梨子「……曜ちゃんは、私の恋人です」
梨子「それを伝えておこうと」
果南「本当……に?」
梨子「ええ」
梨子(この反応……やっぱり当たりだ)
梨子(曜ちゃんは、果南さんと━━━━)
果南「はぁぁっ、良かったぁぁぁぁぁ……」
梨子「え?」
89: 2017/03/29(水) 01:08:07.68 ID:F0tkMXB8.net
果南「付き合ったってことは、曜が梨子ちゃんに告白したんだよね?」
梨子「え、は、はい……」
果南「曜、ちゃんと告白できたんだね」
梨子「……あの、どういうこと、ですか?」
果南「え?あー、今だから言うけどさ、私、曜に恋愛相談受けてたの」
果南「梨子ちゃんと付き合いたいけどどうすればいいですか、って毎日のように聞いてくるんだから困っちゃうよ」
梨子「…………嘘」
果南「本当だよ」
果南「絶対大丈夫だから早く告白しちゃえって言っちゃったから、もしフラレたらどうしようかと思ってたんだよね」
果南「あー良かった良かった」
梨子「え、は、はい……」
果南「曜、ちゃんと告白できたんだね」
梨子「……あの、どういうこと、ですか?」
果南「え?あー、今だから言うけどさ、私、曜に恋愛相談受けてたの」
果南「梨子ちゃんと付き合いたいけどどうすればいいですか、って毎日のように聞いてくるんだから困っちゃうよ」
梨子「…………嘘」
果南「本当だよ」
果南「絶対大丈夫だから早く告白しちゃえって言っちゃったから、もしフラレたらどうしようかと思ってたんだよね」
果南「あー良かった良かった」
90: 2017/03/29(水) 01:08:34.65 ID:F0tkMXB8.net
梨子(嘘……)
梨子(嘘……嘘嘘嘘)
梨子(だって、曜ちゃんは……曜ちゃんは……)
梨子(……全部、私の勘違いだったの?)
梨子(それを、私のせいで……)
果南「?梨子ちゃん?どうしたの?」
梨子「ごめんなさい!曜ちゃんのところに行ってきます!」
果南「ん?りょうかーい」
果南「青春しなよー!」
梨子(嘘……嘘嘘嘘)
梨子(だって、曜ちゃんは……曜ちゃんは……)
梨子(……全部、私の勘違いだったの?)
梨子(それを、私のせいで……)
果南「?梨子ちゃん?どうしたの?」
梨子「ごめんなさい!曜ちゃんのところに行ってきます!」
果南「ん?りょうかーい」
果南「青春しなよー!」
93: 2017/03/29(水) 01:09:23.74 ID:F0tkMXB8.net
タタタタ
梨子「はぁ、はぁっ、」
ドンドンドン
梨子「曜ちゃん!曜ちゃん、いる!?」
ガチャ
梨子「!曜ちゃ━━」
曜母「えーと……どなた?」
梨子「あ、ええと、曜ちゃんと同じクラスの桜内梨子と申します」ペコ
梨子「曜ちゃんに会いに来たんですけど……大丈夫ですか?」
曜母「いいよ。曜なら二階の自分の部屋にいるから」
梨子「ありがとうございます」
梨子「はぁ、はぁっ、」
ドンドンドン
梨子「曜ちゃん!曜ちゃん、いる!?」
ガチャ
梨子「!曜ちゃ━━」
曜母「えーと……どなた?」
梨子「あ、ええと、曜ちゃんと同じクラスの桜内梨子と申します」ペコ
梨子「曜ちゃんに会いに来たんですけど……大丈夫ですか?」
曜母「いいよ。曜なら二階の自分の部屋にいるから」
梨子「ありがとうございます」
95: 2017/03/29(水) 01:10:22.65 ID:F0tkMXB8.net
コンコンコン
梨子「曜ちゃん、いる?」
梨子「ごめんね、急に。お話ししたいことがあるの」
梨子(そう……全部曜ちゃんに話すの)
梨子(私がしたこと、全部を)
梨子(嫌われても構わない)
梨子(それくらいのことを……私はしたんだから)
梨子(でも、もし、許してくれるなら……)
梨子(もう一度、ちゃんと……)
梨子「……曜ちゃん、寝てるの?」
梨子「入るね……」ガチャ
梨子「曜ちゃん、いる?」
梨子「ごめんね、急に。お話ししたいことがあるの」
梨子(そう……全部曜ちゃんに話すの)
梨子(私がしたこと、全部を)
梨子(嫌われても構わない)
梨子(それくらいのことを……私はしたんだから)
梨子(でも、もし、許してくれるなら……)
梨子(もう一度、ちゃんと……)
梨子「……曜ちゃん、寝てるの?」
梨子「入るね……」ガチャ
96: 2017/03/29(水) 01:10:49.48 ID:F0tkMXB8.net
その時の光景を、私は一生忘れることがないだろう。
鼻に付く血腥い臭い。
カーペットを染める赤い斑点。
いつも元気なはずの彼女が、椅子にもたれてぐったりとしている。
右手には、先端を紅く染めた銀色の刃物。
そして、左手には、赤い筋がいくつも……
梨子「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!」
鼻に付く血腥い臭い。
カーペットを染める赤い斑点。
いつも元気なはずの彼女が、椅子にもたれてぐったりとしている。
右手には、先端を紅く染めた銀色の刃物。
そして、左手には、赤い筋がいくつも……
梨子「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!」
98: 2017/03/29(水) 01:11:21.23 ID:F0tkMXB8.net
梨子「曜ちゃん!曜ちゃん!?」
曜「…………」
梨子「いやっ!!いゃっ!!目を開けて!!曜ちゃん!!」
タタタタ
曜母「どうし……っ!?曜!?」
梨子「あ、ぁぁ、ぁぁぁぁ」ガタガタガタ
曜母「すぐに救急車を呼ぶわ!」タタタ
梨子「曜ちゃん!曜ちゃん!!」
梨子「こんな、こんなの、やだよ、目を、開けてよ!」
曜「…………」
梨子「いやっ!!いゃっ!!目を開けて!!曜ちゃん!!」
タタタタ
曜母「どうし……っ!?曜!?」
梨子「あ、ぁぁ、ぁぁぁぁ」ガタガタガタ
曜母「すぐに救急車を呼ぶわ!」タタタ
梨子「曜ちゃん!曜ちゃん!!」
梨子「こんな、こんなの、やだよ、目を、開けてよ!」
101: 2017/03/29(水) 01:11:48.32 ID:F0tkMXB8.net
ピーポーピーポー
梨子「ごめんなさい……ごめんなさい、曜ちゃん」ポロポロ
梨子「わたしが、あんなこと、しなければ……」ポロポロ
「傷はどんな感じだ?」
「深いですね……もしかすると……」
梨子「お願いします……神様……」
梨子「曜ちゃんを……助けて……」
ーーー
ーー
ー
梨子「ごめんなさい……ごめんなさい、曜ちゃん」ポロポロ
梨子「わたしが、あんなこと、しなければ……」ポロポロ
「傷はどんな感じだ?」
「深いですね……もしかすると……」
梨子「お願いします……神様……」
梨子「曜ちゃんを……助けて……」
ーーー
ーー
ー
102: 2017/03/29(水) 01:12:31.52 ID:F0tkMXB8.net
曜「…………んっ」パチッ
曜「あれ……ここは……?」
曜「!梨子ちゃん!?」
梨子「すぅ……すぅ……」
曜「そっか、私、リストカットしたんだっけ……」
曜「でも、それならなんで梨子ちゃんがここに……?」
曜「梨子ちゃんは、私のこと嫌いなはずなのに……」
梨子「……ん、曜、ちゃん……?」
曜「……おはよう、梨子ちゃん」
梨子「っ……!」
ギュッ
曜「あれ……ここは……?」
曜「!梨子ちゃん!?」
梨子「すぅ……すぅ……」
曜「そっか、私、リストカットしたんだっけ……」
曜「でも、それならなんで梨子ちゃんがここに……?」
曜「梨子ちゃんは、私のこと嫌いなはずなのに……」
梨子「……ん、曜、ちゃん……?」
曜「……おはよう、梨子ちゃん」
梨子「っ……!」
ギュッ
104: 2017/03/29(水) 01:13:08.40 ID:F0tkMXB8.net
梨子「良かった……曜ちゃん……生きてて……」ポロポロ
梨子「氏んじゃったら……どうしようって……」グスッ
曜「……ごめんね」ギュッ
梨子「なんで謝るの……?」
梨子「曜ちゃんは、何にも悪くないのに……!」
曜「……悪いよ。梨子ちゃんに酷いことしたもん」
梨子「違う!曜ちゃんは悪くない!」
梨子「全部……全部私が悪いの!」
梨子「氏んじゃったら……どうしようって……」グスッ
曜「……ごめんね」ギュッ
梨子「なんで謝るの……?」
梨子「曜ちゃんは、何にも悪くないのに……!」
曜「……悪いよ。梨子ちゃんに酷いことしたもん」
梨子「違う!曜ちゃんは悪くない!」
梨子「全部……全部私が悪いの!」
106: 2017/03/29(水) 01:13:36.43 ID:F0tkMXB8.net
梨子「曜ちゃんがおかしくなったのは、私が薬を盛ったからなの」
梨子「曜ちゃんは優しいから、既成事実を作ればずっと側にいてくれると思って」
梨子「それで……私は……」ポロポロ
梨子「その後も……ぐすっ……曜ちゃんに、いっぱい酷いこと……して……」
梨子「ごめんなさい……曜ちゃん……ごめんなさい……」
曜「…………」
ギュゥ
梨子「曜ちゃんは優しいから、既成事実を作ればずっと側にいてくれると思って」
梨子「それで……私は……」ポロポロ
梨子「その後も……ぐすっ……曜ちゃんに、いっぱい酷いこと……して……」
梨子「ごめんなさい……曜ちゃん……ごめんなさい……」
曜「…………」
ギュゥ
107: 2017/03/29(水) 01:14:04.44 ID:F0tkMXB8.net
曜「いいんだよ、梨子ちゃん」
曜「私がもっと早くに勇気を出してれば良かっただけなんだから」
梨子「良くない……わよ」
梨子「私……最低なことしたのよ?」
梨子「なんで、そんなに笑ってられるの?」
梨子「もっと怒ってよ!」
梨子「罰を与えてよ!」
梨子「私……なんでもするから……」ポロポロ
曜「私がもっと早くに勇気を出してれば良かっただけなんだから」
梨子「良くない……わよ」
梨子「私……最低なことしたのよ?」
梨子「なんで、そんなに笑ってられるの?」
梨子「もっと怒ってよ!」
梨子「罰を与えてよ!」
梨子「私……なんでもするから……」ポロポロ
108: 2017/03/29(水) 01:14:34.75 ID:F0tkMXB8.net
曜「ふふ、なんでもなんて言っちゃっていいの?」
梨子「……いいわよ」
梨子「私のしたこと、やり返されても文句なんて言わない」
曜「うーん……そっか」
曜「それじゃあ、梨子ちゃんに一つだけ命令しちゃおうかな」
梨子「…………っ」
曜「梨子ちゃんは、これからもずっと私と一緒にいること」
梨子「……いいわよ」
梨子「私のしたこと、やり返されても文句なんて言わない」
曜「うーん……そっか」
曜「それじゃあ、梨子ちゃんに一つだけ命令しちゃおうかな」
梨子「…………っ」
曜「梨子ちゃんは、これからもずっと私と一緒にいること」
109: 2017/03/29(水) 01:14:58.36 ID:F0tkMXB8.net
梨子「え……?」
曜「あー……ちょっと卑怯かな」
曜「やっぱり今の無し」
曜「命令じゃなくて、お願いにするね」
曜「私、渡辺曜は梨子ちゃんのことが大好きです」
曜「だから、私とお付き合いしてしてくれませんか?」
曜「あー……ちょっと卑怯かな」
曜「やっぱり今の無し」
曜「命令じゃなくて、お願いにするね」
曜「私、渡辺曜は梨子ちゃんのことが大好きです」
曜「だから、私とお付き合いしてしてくれませんか?」
110: 2017/03/29(水) 01:15:29.45 ID:F0tkMXB8.net
梨子「……っ、曜……ちゃん……」グスッ
曜「えへへ、やっと言えた」
梨子「いいの……?本当に、私なんかで……」
曜「梨子ちゃんがいいの」
梨子「………っ」
曜「返事、貰ってもいいかな?」
梨子「わ……」
梨子「私も、曜ちゃんが大好き……!」
梨子「こちらこそ、よろしくお願いします」
ーーー
ーー
ー
曜「えへへ、やっと言えた」
梨子「いいの……?本当に、私なんかで……」
曜「梨子ちゃんがいいの」
梨子「………っ」
曜「返事、貰ってもいいかな?」
梨子「わ……」
梨子「私も、曜ちゃんが大好き……!」
梨子「こちらこそ、よろしくお願いします」
ーーー
ーー
ー
111: 2017/03/29(水) 01:15:57.61 ID:F0tkMXB8.net
千歌「…………」
花丸「…………」
ルビィ「…………」
善子「…………」
ダイヤ「…………」
鞠莉「…………」
果南「…………」
梨子「曜ちゃん……♡」スリスリ
曜「あ、あはは……」
花丸「…………」
ルビィ「…………」
善子「…………」
ダイヤ「…………」
鞠莉「…………」
果南「…………」
梨子「曜ちゃん……♡」スリスリ
曜「あ、あはは……」
112: 2017/03/29(水) 01:16:32.58 ID:F0tkMXB8.net
果南「これはどういうことなのかな?」
曜「あ、あはは……なんだろうね」
梨子「曜ちゃん……大好き……♡」スリスリ
ダイヤ「こ、こんなの破廉恥ですわ!」
鞠莉「んー、梨子がメロメロになってるわね」
鞠莉「休日はとってもホットな一夜を過ごしたってことかしら」
果南「……曜」
曜「な、なんでありますでしょうか!」
果南「今日はもう練習いいから、先に二人で帰っていいよ」
果南「明日までに梨子ちゃんを元に戻しておくこと、いいね?」
曜「は、はい!」ビシッ
曜「あ、あはは……なんだろうね」
梨子「曜ちゃん……大好き……♡」スリスリ
ダイヤ「こ、こんなの破廉恥ですわ!」
鞠莉「んー、梨子がメロメロになってるわね」
鞠莉「休日はとってもホットな一夜を過ごしたってことかしら」
果南「……曜」
曜「な、なんでありますでしょうか!」
果南「今日はもう練習いいから、先に二人で帰っていいよ」
果南「明日までに梨子ちゃんを元に戻しておくこと、いいね?」
曜「は、はい!」ビシッ
113: 2017/03/29(水) 01:17:05.29 ID:F0tkMXB8.net
スタスタスタ
曜「梨子ちゃん、落ち着いて、ね?」
梨子「落ち着いてるわよ、曜ちゃん♡」ギュー
曜「一回離れよ?」
梨子「いや!そんなことしたら、曜ちゃんまた手首切っちゃうもん」ギュッ
曜「もう切らないから」
梨子「それとも、曜ちゃんは私に抱きつかれるのはいや……?」ウルウル
曜「嫌じゃないよ!」
曜「嬉しいんだけど、やっぱり人の目が……ね?」
梨子「見せつけちゃえばいいの♡」モギュゥ
曜「梨子ちゃん、落ち着いて、ね?」
梨子「落ち着いてるわよ、曜ちゃん♡」ギュー
曜「一回離れよ?」
梨子「いや!そんなことしたら、曜ちゃんまた手首切っちゃうもん」ギュッ
曜「もう切らないから」
梨子「それとも、曜ちゃんは私に抱きつかれるのはいや……?」ウルウル
曜「嫌じゃないよ!」
曜「嬉しいんだけど、やっぱり人の目が……ね?」
梨子「見せつけちゃえばいいの♡」モギュゥ
114: 2017/03/29(水) 01:17:36.41 ID:F0tkMXB8.net
曜「梨子ちゃん、凄く甘えん坊になったよね」ナデナデ
梨子「んっ♡曜ちゃんが大好きだからだよ♡」
梨子「曜ちゃんになら……なんでもしてあげたくなっちゃう♡」
曜「……本当?」
梨子「ええ、本当よ」
曜「それならさ……その、もう一度梨子ちゃんに道具使ってもいいかな?」
梨子「……曜ちゃんのえOち///」
曜「ご、ごめん///」
梨子「……べ、別にいいけど……曜ちゃんになら///」
梨子「……お家、いこ///」
曜「うん///」
梨子「んっ♡曜ちゃんが大好きだからだよ♡」
梨子「曜ちゃんになら……なんでもしてあげたくなっちゃう♡」
曜「……本当?」
梨子「ええ、本当よ」
曜「それならさ……その、もう一度梨子ちゃんに道具使ってもいいかな?」
梨子「……曜ちゃんのえOち///」
曜「ご、ごめん///」
梨子「……べ、別にいいけど……曜ちゃんになら///」
梨子「……お家、いこ///」
曜「うん///」
115: 2017/03/29(水) 01:18:13.62 ID:F0tkMXB8.net
梨子「……曜ちゃん」
曜「なーに?」
梨子「本当に……ごめんね」
梨子「手首、痛いよね」
曜「もう全然大丈夫だよ、気にしないで」
曜「それに、梨子ちゃんのおかげでこうやって付き合えるようになったんだし」
曜「ありがとう、梨子ちゃん」ギュッ
梨子「っ///」
曜「……梨子ちゃんは優しいから、ずっと側にいてくれるよね」ボソッ
梨子「え?」
曜「ううん、なんでもないよ」
曜「もう絶対離してあげないからね」
曜「梨子ちゃん、捕まえた」
曜「なーに?」
梨子「本当に……ごめんね」
梨子「手首、痛いよね」
曜「もう全然大丈夫だよ、気にしないで」
曜「それに、梨子ちゃんのおかげでこうやって付き合えるようになったんだし」
曜「ありがとう、梨子ちゃん」ギュッ
梨子「っ///」
曜「……梨子ちゃんは優しいから、ずっと側にいてくれるよね」ボソッ
梨子「え?」
曜「ううん、なんでもないよ」
曜「もう絶対離してあげないからね」
曜「梨子ちゃん、捕まえた」
116: 2017/03/29(水) 01:18:47.44 ID:F0tkMXB8.net
終わり
読んでくれてありがとう
おやすみ
読んでくれてありがとう
おやすみ
117: 2017/03/29(水) 01:19:13.27 ID:CSINENK4.net
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引用: 梨子「曜ちゃん、捕まえた」
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