578: 2008/09/03(水) 21:57:57 ID:ExcxmdIL
― 夢^11 ―
(1/6)
ある日の昼下がり。今日はネウロイの予報もなく、久しぶりにテーブルを滑走路に出して、みんなでお茶会をしていた。
「皆さん、いつも本当にありがとう。今日は羽を伸ばして鋭気を養ってくださいね」
『はーい!』
一番元気よく返事をしたのは宮藤、スコーンをこぼしそうにしながら声を上げている。
「芳佳ちゃん!こぼれちゃうよ~」
「あぅあぅ、でもリーネちゃんのスコーンすっごく美味しいんだもん!」
口一杯に頬張りながら宮藤がそう答えると、リーネはモジモジと恥ずかしがる。
「お口に合うならうれしいけど…」
「まったく、豆狸は何から何まで粗忽ですこと。坂本少佐の爪でも煎じて飲めばいいのですわ」
と、言った後に『爪を煎じたなら私が飲みたいですわ…』等と妄想して、一人で顔を赤くしているペリーヌであった。
「そう言えば坂本さん20歳って大人だよねぇ」
「えっ!芳佳ちゃん…あんまり年齢の事は…」
「(聞いてない)大人だなー、あと6年後かー。私はどうなってるのかなぁ」
「芳佳ちゃんはきっと良いお嫁さんになってると思うな」
リーネは『もしくは良いお婿さん、当然嫁は私!!!!』と言う言葉を飲み込んで答える。
そこに、後ろでルッキーニとスコーンの取り合いをしていたシャーリーが割って入る。
「おっ、なんだか盛り上がってるじゃん、なに話してんだ?」
「芳佳ちゃんと私たちが大人になったら何になってるか?って話してたんです」
「いいねぇいいねぇ、夢が広がる話じゃん、あたしも混ぜてよ」
こうして、みんなで自分の将来について語る事になったのだった。
579: 2008/09/03(水) 21:58:48 ID:ExcxmdIL
(2/6)
◆坂本's case◆
わたしはそうだな、扶桑に帰ったら京都の嵯峨野に家を構えたいな。
青い竹林の奥に純和風の家を持って、そこで暮らすんだ。
ペリーヌ「さすが少佐、素敵なご趣味ですわ…」
なんだ、ペリーヌもわかるのか、気が合うな!(ここでペリーヌ昇天)
朝は竹林の広場で鍛錬して、休日は焼き物を作ったりな。
そうやって自然に触れながら毎日を過ごすのが夢だな!
ミーナ「いいわね~私も一緒についてっちゃおうかしら」
◆ミーナ's case◆
私はね、最近、扶桑の文化に興味が出てきたし(大嘘)、美緒に扶桑を案内して貰おうかな。
(意訳:美緒に付いていきます。異論は認めません)
でもね、そんな時、私に軍上層部から指令が入るの。戦地転属の指令ね。
夕刻、船着場。私と美緒は夕陽の中に佇むの。
私は涙が堪え切れなくて、ぽろぽろと泣いてしまうけど、そんな私を美緒がギュッて抱きしめてくれるの。
「ミーナ!必ず迎えに行く!だから泣くな!」
って。そして美緒は私に小さく「愛してる」って言おうとするの。するの!するの!!!
だけどそれを私は唇でさえぎるの!だって別れ際に愛してるなんて寂しすぎるじゃない!!
「あなたが迎えに来てくれる日まで、その言葉は取っておいて」
なんて!わたし健気すぎ!でも私はその言葉を残して出発しちゃうのよ!
運命に引き裂かれる二人!だけど本当の悲しみはここから始まるの!!!!
(事情によってこの後500行省略)
ってわけ。ちょっと簡単すぎたかな?
芳佳「じょ、情念の炎が眩しくて、ミーナさんが見えないよぅ!」
シャーリー「今後の部隊運営が非常に不安になったな」
◆坂本's case◆
わたしはそうだな、扶桑に帰ったら京都の嵯峨野に家を構えたいな。
青い竹林の奥に純和風の家を持って、そこで暮らすんだ。
ペリーヌ「さすが少佐、素敵なご趣味ですわ…」
なんだ、ペリーヌもわかるのか、気が合うな!(ここでペリーヌ昇天)
朝は竹林の広場で鍛錬して、休日は焼き物を作ったりな。
そうやって自然に触れながら毎日を過ごすのが夢だな!
ミーナ「いいわね~私も一緒についてっちゃおうかしら」
◆ミーナ's case◆
私はね、最近、扶桑の文化に興味が出てきたし(大嘘)、美緒に扶桑を案内して貰おうかな。
(意訳:美緒に付いていきます。異論は認めません)
でもね、そんな時、私に軍上層部から指令が入るの。戦地転属の指令ね。
夕刻、船着場。私と美緒は夕陽の中に佇むの。
私は涙が堪え切れなくて、ぽろぽろと泣いてしまうけど、そんな私を美緒がギュッて抱きしめてくれるの。
「ミーナ!必ず迎えに行く!だから泣くな!」
って。そして美緒は私に小さく「愛してる」って言おうとするの。するの!するの!!!
だけどそれを私は唇でさえぎるの!だって別れ際に愛してるなんて寂しすぎるじゃない!!
「あなたが迎えに来てくれる日まで、その言葉は取っておいて」
なんて!わたし健気すぎ!でも私はその言葉を残して出発しちゃうのよ!
運命に引き裂かれる二人!だけど本当の悲しみはここから始まるの!!!!
(事情によってこの後500行省略)
ってわけ。ちょっと簡単すぎたかな?
芳佳「じょ、情念の炎が眩しくて、ミーナさんが見えないよぅ!」
シャーリー「今後の部隊運営が非常に不安になったな」
580: 2008/09/03(水) 21:59:31 ID:ExcxmdIL
(3/6)
◆エーリカ's case◆
えっ?わたし?大体こんな感じ。
じゃがいも酒寝るじゃがいも寝る夜遊びひるあそびバルクホルンじゃがいも寝る遊ぶ酒酒じゃがいも寝るじゃがいも寝るごちそう昼遊びじゃがいも寝る酒酒良い酒高い酒寝るあそぶバルクホルンじゃがいもじゃがいも酒寝る遊ぶすごく遊ぶじゃがいも寝るごちそうじゃがいも酒寝る
こんな感じだよっ☆
芳佳「全然理解できないのに…。なんでかな、すごく良く伝わってくる…」
◆バルクホルン's case◆
私は、そうだな…。このまま軍に残ると思う。希望としてはウィッチーズの養成機関の教官になって後輩達をビシバシとしごいてやりたいな!
ミーナ「まぁ、バルクホルンてば真面目なのねぇ」
エーリカ「違うよミーナ、あの目を良く見てごらん」
バルクホルンの目は澄んでいた。
ただ、よく見ると、よーく見ると。
淀んでいた。
…
まぁ、ウィッチーズの養成機関だから、生徒はだいた10歳~16歳ぐらいの旬な…いや違う、育ち盛りの子達だな。
私は厳しく指導するんだ「中途半端な気持ちなら帰れ!ここは既に戦場なんだ!」ってね。
だが、いもう、いや生徒たちは私を慕って、必氏について来てくれるんだ。
ある夜、私の部屋に一人の生徒がくるんだ。その子は私が特別見込んだ子なんだが、この所成績を落していてな、私も心配していたんだ。
その事を私が伝えると、その妹はこう言うんだ。
「私、お姉ちゃんの事を考えると、胸のドキドキが止まらないんです!これって病気なんでしょうか…」
「心配するな、こっちへおいで…」
そう言って私は妹の手をとりベッドへと向かうんだ…。
ミーナ「さすがバルクホルン。本格的ね…(ゴクリ)」
◆エーリカ's case◆
えっ?わたし?大体こんな感じ。
じゃがいも酒寝るじゃがいも寝る夜遊びひるあそびバルクホルンじゃがいも寝る遊ぶ酒酒じゃがいも寝るじゃがいも寝るごちそう昼遊びじゃがいも寝る酒酒良い酒高い酒寝るあそぶバルクホルンじゃがいもじゃがいも酒寝る遊ぶすごく遊ぶじゃがいも寝るごちそうじゃがいも酒寝る
こんな感じだよっ☆
芳佳「全然理解できないのに…。なんでかな、すごく良く伝わってくる…」
◆バルクホルン's case◆
私は、そうだな…。このまま軍に残ると思う。希望としてはウィッチーズの養成機関の教官になって後輩達をビシバシとしごいてやりたいな!
ミーナ「まぁ、バルクホルンてば真面目なのねぇ」
エーリカ「違うよミーナ、あの目を良く見てごらん」
バルクホルンの目は澄んでいた。
ただ、よく見ると、よーく見ると。
淀んでいた。
…
まぁ、ウィッチーズの養成機関だから、生徒はだいた10歳~16歳ぐらいの旬な…いや違う、育ち盛りの子達だな。
私は厳しく指導するんだ「中途半端な気持ちなら帰れ!ここは既に戦場なんだ!」ってね。
だが、いもう、いや生徒たちは私を慕って、必氏について来てくれるんだ。
ある夜、私の部屋に一人の生徒がくるんだ。その子は私が特別見込んだ子なんだが、この所成績を落していてな、私も心配していたんだ。
その事を私が伝えると、その妹はこう言うんだ。
「私、お姉ちゃんの事を考えると、胸のドキドキが止まらないんです!これって病気なんでしょうか…」
「心配するな、こっちへおいで…」
そう言って私は妹の手をとりベッドへと向かうんだ…。
ミーナ「さすがバルクホルン。本格的ね…(ゴクリ)」
581: 2008/09/03(水) 22:00:27 ID:ExcxmdIL
(4/6)
◆シャーリー's case◆
あたしはもう音速も突破したし次は…そうだなー、宇宙!宇宙を目指すよ!
ルッキーニ「シャーリーかっこいい!」
世界で初めて月に行って、リベリオンの旗を立てるんだ!
ルッキーニはどうするんだ?
ルッキーニ「あたし?あたしはねー」
◆ルッキーニ's case◆
地中海に浮かぶ美しい島。白い街並みが太陽の光を受けて輝き、人々は生を謳歌していた。
(ここでゴット・ファーザーのテーマがどーーん!)
下っ端「ボス」
ルッキーニ「どうした…」
下っ端「港のカジノにサンドロ家の連中が姿を現したとか…」
ルッキーニ「…シンプルに行こう。生きて返すな、一人も、だ」
下っ端「はっ!」
こんな感じかなー!
芳佳「ちょっと!本格的に怖いんですけどーー(涙目)!!!」
◆シャーリー's case◆
あたしはもう音速も突破したし次は…そうだなー、宇宙!宇宙を目指すよ!
ルッキーニ「シャーリーかっこいい!」
世界で初めて月に行って、リベリオンの旗を立てるんだ!
ルッキーニはどうするんだ?
ルッキーニ「あたし?あたしはねー」
◆ルッキーニ's case◆
地中海に浮かぶ美しい島。白い街並みが太陽の光を受けて輝き、人々は生を謳歌していた。
(ここでゴット・ファーザーのテーマがどーーん!)
下っ端「ボス」
ルッキーニ「どうした…」
下っ端「港のカジノにサンドロ家の連中が姿を現したとか…」
ルッキーニ「…シンプルに行こう。生きて返すな、一人も、だ」
下っ端「はっ!」
こんな感じかなー!
芳佳「ちょっと!本格的に怖いんですけどーー(涙目)!!!」
582: 2008/09/03(水) 22:02:32 ID:ExcxmdIL
(5/6)
◆ペリーヌ's case◆
わたくしは貴族としてお家を再興する使命がありますから、所領に戻るんですわ。
そんなある日、領民達から妙な噂を聞きますの。
「あの山を3つ超えた所にある山奥に、麗しの姫君が3馬鹿魔人に囚われてる、らしい…」
そんな事を聞きましたら、貴族であるペリーヌ・クロステルマンはほっとける訳がありませんわ!
颯爽とレイピアと鎧を身にまとい、白馬に乗って駆け付けるのです!
美しい黒髪の姫君は、野人のような豆狸魔人および他二人に囚われておりましたが、わたくしが稲妻のごとく助け出すのです!
そして…そして…。
「ありがとうペリーヌ。感謝のキスを受け取ってはくれないか?」
あぁーーー!少佐!何度この日を夢見て涙を流したことでしょう!少佐!!少佐!!!
わたくしはあなたの物なのですわ~~~~!!!
エーリカ「うわっ涙でメガネが曇ってるぞ」
リーネ「ペリーヌさん帰ってこれるかな…(精神的な意味で)」
坂本「ペリーヌはファンタジックだなぁ!わっはっは!(届いてない)」
◆エイラ's case◆
わたし?わたしかぁ…。わたしは北の国で育ったから、この基地に配属されたとき、結構感動したンダ。
この国の海の青さと太陽の輝きに。
だから、もっと他の世界も見てみたいと思うんだ。旅に出ようカナ。
旅の道具は(サーニャと)小さなリュックと寝袋、あと楽器と山高帽があればいいかな。
静かに世界を旅して、いろんな風景を見て回るんだ。
芳佳「へー、ムーミンもスナフキンに憧れ(ry」
リーネ「それ以上言っちゃらめぇ!!!」
----------------------------------------------------
◆ペリーヌ's case◆
わたくしは貴族としてお家を再興する使命がありますから、所領に戻るんですわ。
そんなある日、領民達から妙な噂を聞きますの。
「あの山を3つ超えた所にある山奥に、麗しの姫君が3馬鹿魔人に囚われてる、らしい…」
そんな事を聞きましたら、貴族であるペリーヌ・クロステルマンはほっとける訳がありませんわ!
颯爽とレイピアと鎧を身にまとい、白馬に乗って駆け付けるのです!
美しい黒髪の姫君は、野人のような豆狸魔人および他二人に囚われておりましたが、わたくしが稲妻のごとく助け出すのです!
そして…そして…。
「ありがとうペリーヌ。感謝のキスを受け取ってはくれないか?」
あぁーーー!少佐!何度この日を夢見て涙を流したことでしょう!少佐!!少佐!!!
わたくしはあなたの物なのですわ~~~~!!!
エーリカ「うわっ涙でメガネが曇ってるぞ」
リーネ「ペリーヌさん帰ってこれるかな…(精神的な意味で)」
坂本「ペリーヌはファンタジックだなぁ!わっはっは!(届いてない)」
◆エイラ's case◆
わたし?わたしかぁ…。わたしは北の国で育ったから、この基地に配属されたとき、結構感動したンダ。
この国の海の青さと太陽の輝きに。
だから、もっと他の世界も見てみたいと思うんだ。旅に出ようカナ。
旅の道具は(サーニャと)小さなリュックと寝袋、あと楽器と山高帽があればいいかな。
静かに世界を旅して、いろんな風景を見て回るんだ。
芳佳「へー、ムーミンもスナフキンに憧れ(ry」
リーネ「それ以上言っちゃらめぇ!!!」
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583: 2008/09/03(水) 22:03:25 ID:ExcxmdIL
(6/6)
和気あいあいと若干の狂気の中にお茶会は終わり、隊員たちは三々五々解散していった。
夜。エイラが部屋でタロットをしていると、夜間哨戒を終えたサーニャが、寝ぼけた顔で部屋に入って来る。
服を脱ぐのももどかしそうに服を脱ぐと、サーニャは布団に倒れこむ。
「また!キョ!キョウダケダカンナー!」
言った後で、エイラはある考えがひらめく。
身体を起こすとサーニャの肩をゆする。
「なぁ、サーニャ。サーニャ!」
「…うん?なぁに…」
◆サーニャ's case◆
エイラは一呼吸置き、サーニャの目を見てたずねる。
「サーニャは大きくなったら、何になりたい…?」
サーニャは眠そうに目をこすっている。
「だ、大事なことなンダ(私的に)。ちゃんと答えてクレ」
「んー。じゃ…エイラの…お嫁さん…スピー」
「☆▽◆□♪※◆□∈♪=@*ーーー!!!!」
その夜、エイラは眠れなかったと言う。
―おしまい―
和気あいあいと若干の狂気の中にお茶会は終わり、隊員たちは三々五々解散していった。
夜。エイラが部屋でタロットをしていると、夜間哨戒を終えたサーニャが、寝ぼけた顔で部屋に入って来る。
服を脱ぐのももどかしそうに服を脱ぐと、サーニャは布団に倒れこむ。
「また!キョ!キョウダケダカンナー!」
言った後で、エイラはある考えがひらめく。
身体を起こすとサーニャの肩をゆする。
「なぁ、サーニャ。サーニャ!」
「…うん?なぁに…」
◆サーニャ's case◆
エイラは一呼吸置き、サーニャの目を見てたずねる。
「サーニャは大きくなったら、何になりたい…?」
サーニャは眠そうに目をこすっている。
「だ、大事なことなンダ(私的に)。ちゃんと答えてクレ」
「んー。じゃ…エイラの…お嫁さん…スピー」
「☆▽◆□♪※◆□∈♪=@*ーーー!!!!」
その夜、エイラは眠れなかったと言う。
―おしまい―
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