1: 2008/05/18(日) 02:45:48.83 ID:MCn/5tkv0
@
ハルヒ「あたしね」
キョン「……ん?」
ハルヒ「ほんと言うと、あんまり友達居ないのよ」
キョン「まあ……うん」
ハルヒ「い、いらないけどね。そういうの」
キョン「…」
ハルヒ「……キョンは、友達っている?」
キョン「いるよ」
ハルヒ「そ、そうよね」
キョン「お前もその中の一人だけど?」
ハルヒ「え……あ、えっと……し、知らないわよ!」
キョン「おぅ」
ハルヒ「あたしね」
キョン「……ん?」
ハルヒ「ほんと言うと、あんまり友達居ないのよ」
キョン「まあ……うん」
ハルヒ「い、いらないけどね。そういうの」
キョン「…」
ハルヒ「……キョンは、友達っている?」
キョン「いるよ」
ハルヒ「そ、そうよね」
キョン「お前もその中の一人だけど?」
ハルヒ「え……あ、えっと……し、知らないわよ!」
キョン「おぅ」
8: 2008/05/18(日) 02:57:53.92 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「朝倉さんってドコに行ったのかしらね」
キョン「さぁ……わからないな」
ハルヒ「…」
ハルヒ「話しかけてくれる人、あんまり居なかったのに」
キョン「え?」
ハルヒ「……なんでもない」
キョン「どうした、ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「やけに今日は……弱気じゃないか」
ハルヒ「そ、そんなことないわよ!」
キョン「…」
ハルヒ「……はぁ」
キョン「さぁ……わからないな」
ハルヒ「…」
ハルヒ「話しかけてくれる人、あんまり居なかったのに」
キョン「え?」
ハルヒ「……なんでもない」
キョン「どうした、ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「やけに今日は……弱気じゃないか」
ハルヒ「そ、そんなことないわよ!」
キョン「…」
ハルヒ「……はぁ」
10: 2008/05/18(日) 02:59:53.78 ID:MCn/5tkv0
古泉「はぁ」
キョン「なんだかな」
古泉「しかし、まだこちらでの異常は感じていませんね」
キョン「心配しなくていいのか?」
古泉「現状は」
キョン「うーん」
古泉「それ以前に、彼女も人の子です」
キョン「あ?」
古泉「寂しくなることもあるでしょう」
キョン「ハルヒが? はは、あのハルヒがか?」
古泉「誰との関係も望んでいないのなら、僕達も集まっていませんよ」
キョン「…」
キョン「なんだかな」
古泉「しかし、まだこちらでの異常は感じていませんね」
キョン「心配しなくていいのか?」
古泉「現状は」
キョン「うーん」
古泉「それ以前に、彼女も人の子です」
キョン「あ?」
古泉「寂しくなることもあるでしょう」
キョン「ハルヒが? はは、あのハルヒがか?」
古泉「誰との関係も望んでいないのなら、僕達も集まっていませんよ」
キョン「…」
11: 2008/05/18(日) 03:02:34.97 ID:MCn/5tkv0
キョン「ほっといていいんですよね」
みくる「涼宮さん?」
キョン「はい」
みくる「うーん……」
みくる「できればキョン君、傍に居てあげてくれませんか?」
キョン「俺がですか?」
みくる「そういう時は、やっぱり同年代の子のほうがいいかなぁって」
キョン「なら長門とか」
みくる「えと、キョン君だから……っていうのもあると思うんです」
キョン「…」
みくる「ふふっ、わかるでしょ?」
キョン「……まあ……わかりますけど」
みくる「涼宮さん?」
キョン「はい」
みくる「うーん……」
みくる「できればキョン君、傍に居てあげてくれませんか?」
キョン「俺がですか?」
みくる「そういう時は、やっぱり同年代の子のほうがいいかなぁって」
キョン「なら長門とか」
みくる「えと、キョン君だから……っていうのもあると思うんです」
キョン「…」
みくる「ふふっ、わかるでしょ?」
キョン「……まあ……わかりますけど」
13: 2008/05/18(日) 03:09:53.68 ID:MCn/5tkv0
キョン「どう思うよ、長門」
長門「…」
長門「私にはわからない」
キョン「…」
長門「恐らくそれは、人間特有の感情」
キョン「動物だって寂しいって思うこともあるだろ」
長門「それなら歩みよるのが当然。涼宮ハルヒは、自分から前に出られない」
キョン「それは……その、性格ってのもあるだろ」
長門「だから、それがわからない」
キョン「なっ……酷くないか、それ」
長門「私は彼女を特別な関係だと思っている」
キョン「?」
長門「しかし、私から歩み寄ることは……彼女からすれば想像の外になってしまう」
キョン「……キャラじゃないってか」
長門「貴方達の言い方で言えばそれが近い。問題を解決するのは、あなた」
キョン「…」
長門「…」
長門「私にはわからない」
キョン「…」
長門「恐らくそれは、人間特有の感情」
キョン「動物だって寂しいって思うこともあるだろ」
長門「それなら歩みよるのが当然。涼宮ハルヒは、自分から前に出られない」
キョン「それは……その、性格ってのもあるだろ」
長門「だから、それがわからない」
キョン「なっ……酷くないか、それ」
長門「私は彼女を特別な関係だと思っている」
キョン「?」
長門「しかし、私から歩み寄ることは……彼女からすれば想像の外になってしまう」
キョン「……キャラじゃないってか」
長門「貴方達の言い方で言えばそれが近い。問題を解決するのは、あなた」
キョン「…」
14: 2008/05/18(日) 03:14:43.45 ID:MCn/5tkv0
鶴屋「気がついてるだよね?」
キョン「なにをですか?」
鶴屋「ハルにゃんがキョン君を好きなこと!」
キョン「なっ……」
鶴屋「あり? キョン君そんなに鈍感?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! まあまあ、いいじゃないの!」
キョン「…」
鶴屋「だからさ、ハルにゃんが寂しいって思ってるなら……傍にいてあげればいいのさ!」
キョン「な、なんで俺が」
鶴屋「ハルにゃんのこと、嫌い?」
キョン「…」
鶴屋「たぶんハルにゃん、キョン君以外が近づいても……ツンツンしちゃって仲良くできないと思うのさ」
キョン「そんなの俺にだって」
鶴屋「わかってあげれるっしょ?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! 素直じゃないなぁ!」
キョン「なにをですか?」
鶴屋「ハルにゃんがキョン君を好きなこと!」
キョン「なっ……」
鶴屋「あり? キョン君そんなに鈍感?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! まあまあ、いいじゃないの!」
キョン「…」
鶴屋「だからさ、ハルにゃんが寂しいって思ってるなら……傍にいてあげればいいのさ!」
キョン「な、なんで俺が」
鶴屋「ハルにゃんのこと、嫌い?」
キョン「…」
鶴屋「たぶんハルにゃん、キョン君以外が近づいても……ツンツンしちゃって仲良くできないと思うのさ」
キョン「そんなの俺にだって」
鶴屋「わかってあげれるっしょ?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! 素直じゃないなぁ!」
15: 2008/05/18(日) 03:18:23.04 ID:MCn/5tkv0
キョン「なんで俺がハルヒのことでこんな……あ」
ハルヒ「…」
キョン「……なにやってるんだあいつ」
ハルヒ「…」
キョン「外? ……下校……だな」
ハルヒ「……いいなぁ」
キョン「!」
ハルヒ「……はぁ」
キョン「…」
キョン「……ハルヒらしくないじゃないか」
キョン「あいつはもっとこう、一人でもやっていける! って感じで」
キョン「仲良さそうに下校してる生徒みてため息とか……」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「……なにやってるんだあいつ」
ハルヒ「…」
キョン「外? ……下校……だな」
ハルヒ「……いいなぁ」
キョン「!」
ハルヒ「……はぁ」
キョン「…」
キョン「……ハルヒらしくないじゃないか」
キョン「あいつはもっとこう、一人でもやっていける! って感じで」
キョン「仲良さそうに下校してる生徒みてため息とか……」
キョン「…」
16: 2008/05/18(日) 03:24:07.74 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「おい、なにぼーっとしてるんだ?」
ハルヒ「……なんでもないわよ」
キョン「…」
キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今週の日曜、その……暇か?」
ハルヒ「別に」
キョン「別にって、どっちなんだよ」
ハルヒ「どうでもいいじゃない。……ひ、暇っていえば暇だけど」
キョン「そうか」
ハルヒ「……だからなによ」
キョン「いや、なんだ……俺も暇だから、その」
ハルヒ「…」
キョン「おい、なにぼーっとしてるんだ?」
ハルヒ「……なんでもないわよ」
キョン「…」
キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今週の日曜、その……暇か?」
ハルヒ「別に」
キョン「別にって、どっちなんだよ」
ハルヒ「どうでもいいじゃない。……ひ、暇っていえば暇だけど」
キョン「そうか」
ハルヒ「……だからなによ」
キョン「いや、なんだ……俺も暇だから、その」
ハルヒ「…」
19: 2008/05/18(日) 03:26:55.50 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
キョン「……なんで俺があいつと……」
キョン「何故あんなこと言ったんだ……あぁもう」
ハルヒ「ん」
キョン「……あ、おう。おはよう」
ハルヒ「…」
キョン「? なんだ、髪型……変えたのか?」
ハルヒ「珍しくはないでしょ」
キョン「おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「えーと、なんだ、その……似合ってるよ」
ハルヒ「! ……い、いいわよそういうのは」
キョン「っと……すまん」
ハルヒ「…」
キョン「……なんで俺があいつと……」
キョン「何故あんなこと言ったんだ……あぁもう」
ハルヒ「ん」
キョン「……あ、おう。おはよう」
ハルヒ「…」
キョン「? なんだ、髪型……変えたのか?」
ハルヒ「珍しくはないでしょ」
キョン「おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「えーと、なんだ、その……似合ってるよ」
ハルヒ「! ……い、いいわよそういうのは」
キョン「っと……すまん」
ハルヒ「…」
22: 2008/05/18(日) 03:29:04.12 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「で、今日はどこに行くって言うのよ」
キョン「……どこでもいいぞ」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「あ、あんたが誘ったんだから……ちゃんと考えなさいよ!」
キョン「そう言われてもな、ハルヒ、お前の行きたいところでいいぞ」
ハルヒ「……ほんとに?」
キョン「おう」
ハルヒ「でもなんで急にこんな……変なの」
キョン「いいじゃないか。お互い暇人なんだし」
ハルヒ「う、うるさいわね! ちゃんと付いてきなさいよね!」
キョン「あ、こらまて。ハルヒ」
キョン「……どこでもいいぞ」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「あ、あんたが誘ったんだから……ちゃんと考えなさいよ!」
キョン「そう言われてもな、ハルヒ、お前の行きたいところでいいぞ」
ハルヒ「……ほんとに?」
キョン「おう」
ハルヒ「でもなんで急にこんな……変なの」
キョン「いいじゃないか。お互い暇人なんだし」
ハルヒ「う、うるさいわね! ちゃんと付いてきなさいよね!」
キョン「あ、こらまて。ハルヒ」
23: 2008/05/18(日) 03:31:01.16 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「決まったか?」
ハルヒ「うん」
キョン「すいませーん」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「どんだけ混ぜるんだよ、それ」
ハルヒ「……! な、なによ! 悪い?」
キョン「や、悪くはないけど」
ハルヒ「いいじゃない。ほっといてよ」
キョン「…」
ハルヒ「……天気いいわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「…」
キョン「…」(まだちょっとブルーだな……どうしたものか)
キョン「決まったか?」
ハルヒ「うん」
キョン「すいませーん」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「どんだけ混ぜるんだよ、それ」
ハルヒ「……! な、なによ! 悪い?」
キョン「や、悪くはないけど」
ハルヒ「いいじゃない。ほっといてよ」
キョン「…」
ハルヒ「……天気いいわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「…」
キョン「…」(まだちょっとブルーだな……どうしたものか)
25: 2008/05/18(日) 03:33:55.52 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「なにしようかな」
キョン「お好きに。今日は映画でも買い物でも、なんだって付き合ってやるよ」
ハルヒ「そんな一般的なこと、したいと思ってるとでも?」
キョン「……いいじゃないか。たまには」
ハルヒ「…」
キョン「あんまり変なコトばっかりやってちゃ、疲れるだろ」
ハルヒ「そんなことないわよ」
キョン「お前はそうじゃなくても、周りは疲れるんだ」
ハルヒ「周りなんて関係ないわよ」
キョン「……友達もできないぞ」
ハルヒ「なんであんたにそんなこと言われないといけないのよ!!」
キョン「! っと、ごめん」
ハルヒ「あ……う、ううん。こっちこそ、ごめん」
キョン「…」
ハルヒ「……もういいわ。やっぱり今日は帰る」
キョン「え?」
キョン「お好きに。今日は映画でも買い物でも、なんだって付き合ってやるよ」
ハルヒ「そんな一般的なこと、したいと思ってるとでも?」
キョン「……いいじゃないか。たまには」
ハルヒ「…」
キョン「あんまり変なコトばっかりやってちゃ、疲れるだろ」
ハルヒ「そんなことないわよ」
キョン「お前はそうじゃなくても、周りは疲れるんだ」
ハルヒ「周りなんて関係ないわよ」
キョン「……友達もできないぞ」
ハルヒ「なんであんたにそんなこと言われないといけないのよ!!」
キョン「! っと、ごめん」
ハルヒ「あ……う、ううん。こっちこそ、ごめん」
キョン「…」
ハルヒ「……もういいわ。やっぱり今日は帰る」
キョン「え?」
29: 2008/05/18(日) 03:38:26.14 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「あんたがなんで休日に誘ってくれたのか知らないけど……そういう気分じゃないの」
キョン「…」
ハルヒ「これ飲んだら、解散しましょ」
キョン「…」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「い、いいわよ別に。あたしも言いすぎたわよ」
キョン「そうじゃない」
ハルヒ「え?」
キョン「なんだ……その……変だったかな、俺」
ハルヒ「…」
キョン「お前が寂しそうだったからさ、あの……なんだ……誘ってみた」
ハルヒ「寂しそう? あたしが?」
キョン「おう」
ハルヒ「そ、そんなわけないじゃない……寂しくなんてないわよ」
キョン「……そっか」
ハルヒ「…」
キョン「……まあいい。ほら、そろそろ行くぞ」
ハルヒ「え? あ、うん」
キョン「観たい映画があるんだ。面白いと思うから、観てみようぜ」
ハルヒ「……あ、ちょっと」
キョン「奢ってやる。だから、付き合えって」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「これ飲んだら、解散しましょ」
キョン「…」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「い、いいわよ別に。あたしも言いすぎたわよ」
キョン「そうじゃない」
ハルヒ「え?」
キョン「なんだ……その……変だったかな、俺」
ハルヒ「…」
キョン「お前が寂しそうだったからさ、あの……なんだ……誘ってみた」
ハルヒ「寂しそう? あたしが?」
キョン「おう」
ハルヒ「そ、そんなわけないじゃない……寂しくなんてないわよ」
キョン「……そっか」
ハルヒ「…」
キョン「……まあいい。ほら、そろそろ行くぞ」
ハルヒ「え? あ、うん」
キョン「観たい映画があるんだ。面白いと思うから、観てみようぜ」
ハルヒ「……あ、ちょっと」
キョン「奢ってやる。だから、付き合えって」
ハルヒ「…」
30: 2008/05/18(日) 03:42:02.07 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「あぁ、でか過ぎたか……こぼれる」
ハルヒ「…」
キョン「ほら、食えよ。バターがいい感じだ」
ハルヒ「あたしさぁ」
キョン「?」
ハルヒ「映画観にきたの、久しぶりかも」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「…」
ハルヒ「なんでこれ、観たかったの?」
キョン「特になんでってわけじゃないな。ただ、国木田とかが面白いって言ってたから」
ハルヒ「……ふぅん」
キョン「あぁ、でか過ぎたか……こぼれる」
ハルヒ「…」
キョン「ほら、食えよ。バターがいい感じだ」
ハルヒ「あたしさぁ」
キョン「?」
ハルヒ「映画観にきたの、久しぶりかも」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「…」
ハルヒ「なんでこれ、観たかったの?」
キョン「特になんでってわけじゃないな。ただ、国木田とかが面白いって言ってたから」
ハルヒ「……ふぅん」
31: 2008/05/18(日) 03:44:11.42 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「……ぐすっ」
キョン「?」
ハルヒ「…」
キョン「あ……」(泣いてる……あぁ、ハルヒもこういうの観て、感動するんだな)
ハルヒ「な、なによ」
キョン「…」
ハルヒ「なに見てるのよ……バカキョン」
キョン「……え? あ! っと、ごめん」
ハルヒ「……バカ」
キョン「…」(うおお、なんか恥ずかしい……なんで俺がこんな)
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「……ぐすっ」
キョン「?」
ハルヒ「…」
キョン「あ……」(泣いてる……あぁ、ハルヒもこういうの観て、感動するんだな)
ハルヒ「な、なによ」
キョン「…」
ハルヒ「なに見てるのよ……バカキョン」
キョン「……え? あ! っと、ごめん」
ハルヒ「……バカ」
キョン「…」(うおお、なんか恥ずかしい……なんで俺がこんな)
33: 2008/05/18(日) 03:47:22.85 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「終わったわね」
キョン「あぁ。面白かったか?」
ハルヒ「以外にね……うん」
キョン「泣いてたな」
ハルヒ「! な、なによ! 悪い!?」
キョン「やぁ、悪くはないけど……あはは」
ハルヒ「笑わないでよ! 失礼ね」
キョン「まあなんだ、いいよな。ほら、涙って……綺麗じゃん」
ハルヒ「なにそれ、気持ち悪い」
キョン「……すまん」
ハルヒ「変なの。ん、ちょっとお化粧直してくる」
キョン「おぅ」
キョン「…」
キョン「……ちょっと元気になったか。うん」
キョン「あぁ。面白かったか?」
ハルヒ「以外にね……うん」
キョン「泣いてたな」
ハルヒ「! な、なによ! 悪い!?」
キョン「やぁ、悪くはないけど……あはは」
ハルヒ「笑わないでよ! 失礼ね」
キョン「まあなんだ、いいよな。ほら、涙って……綺麗じゃん」
ハルヒ「なにそれ、気持ち悪い」
キョン「……すまん」
ハルヒ「変なの。ん、ちょっとお化粧直してくる」
キョン「おぅ」
キョン「…」
キョン「……ちょっと元気になったか。うん」
35: 2008/05/18(日) 03:53:21.85 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「おまたせ」
キョン「ん」
ハルヒ「次はドコに行くのよ?」
キョン「最初に言っただろ? お前の行きたいトコでいいって」
ハルヒ「え? あ……う、うん」
キョン「好きに進めって」
ハルヒ「うるさいわね! わかってるわよ」
キョン「はいはい」
ハルヒ「……あのお店、入ってもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「一人じゃ入り辛かったのよね」
キョン「お前でもか? へぇ、珍しいことも」
ハルヒ「うるさいわね! 黙って付いてきなさいよ!」
キョン「あいよ」
キョン「ん」
ハルヒ「次はドコに行くのよ?」
キョン「最初に言っただろ? お前の行きたいトコでいいって」
ハルヒ「え? あ……う、うん」
キョン「好きに進めって」
ハルヒ「うるさいわね! わかってるわよ」
キョン「はいはい」
ハルヒ「……あのお店、入ってもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「一人じゃ入り辛かったのよね」
キョン「お前でもか? へぇ、珍しいことも」
ハルヒ「うるさいわね! 黙って付いてきなさいよ!」
キョン「あいよ」
37: 2008/05/18(日) 03:56:18.26 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「どっちが可愛いかな」
キョン「んー……こっちが旨そうだ」
ハルヒ「キャンドルよ、これ」
キョン「そうなのか? へぇ、シャレてるな」
ハルヒ「全部いい匂いがするの。オーダーメイドで作ってくれたりもするわ」
キョン「よく知ってるな」
ハルヒ「うん。昨日調べて、」
キョン「調べた?」
ハルヒ「!!! なな、なんでもないわよ! こっち買うからまってなさいよ!」
キョン「……あれ?」
キョン「変だな」
キョン「なんか……可愛いなあいつ」
ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「どっちが可愛いかな」
キョン「んー……こっちが旨そうだ」
ハルヒ「キャンドルよ、これ」
キョン「そうなのか? へぇ、シャレてるな」
ハルヒ「全部いい匂いがするの。オーダーメイドで作ってくれたりもするわ」
キョン「よく知ってるな」
ハルヒ「うん。昨日調べて、」
キョン「調べた?」
ハルヒ「!!! なな、なんでもないわよ! こっち買うからまってなさいよ!」
キョン「……あれ?」
キョン「変だな」
キョン「なんか……可愛いなあいつ」
39: 2008/05/18(日) 03:59:18.93 ID:MCn/5tkv0
キョン「満足か」
ハルヒ「まあまあね。でもあっちも可愛かったかも……」
キョン「…」
ハルヒ「次は……ん?」
キョン「あ、いや。なんだ……お前も女の子だなぁって」
ハルヒ「なっ」
キョン「……うん」
ハルヒ「……あ、当たり前じゃない」
キョン「そうだよな」
ハルヒ「……変?」
キョン「そんなことないよ。可愛い」
ハルヒ「!!」
キョン「! あ、や、なんだ……一般的に見てだな」
ハルヒ「……一言余計よ!」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「ふふっ、バカキョン」
キョン「うるせぇ」
ハルヒ「次、あっち」
キョン「はいよ。ほら、荷物持ってやるよ」
ハルヒ「まあまあね。でもあっちも可愛かったかも……」
キョン「…」
ハルヒ「次は……ん?」
キョン「あ、いや。なんだ……お前も女の子だなぁって」
ハルヒ「なっ」
キョン「……うん」
ハルヒ「……あ、当たり前じゃない」
キョン「そうだよな」
ハルヒ「……変?」
キョン「そんなことないよ。可愛い」
ハルヒ「!!」
キョン「! あ、や、なんだ……一般的に見てだな」
ハルヒ「……一言余計よ!」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「ふふっ、バカキョン」
キョン「うるせぇ」
ハルヒ「次、あっち」
キョン「はいよ。ほら、荷物持ってやるよ」
41: 2008/05/18(日) 04:03:04.22 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ねぇキョン。なんかアクセサリー売ってる」
キョン「おぅ」
ハルヒ「見てもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「んー」
キョン「これいいじゃん」
ハルヒ「どれよ? ……微妙ね」
キョン「え? そうか?」
ハルヒ「なんか派手すぎるわ」
キョン「いいと思うけどなぁ」
ハルヒ「買えばいいじゃない」
キョン「いや、お前に似合うかなぁって」
ハルヒ「…」
キョン「……買ってやるよ」
ハルヒ「そ、そんなの……着けないわよ」
キョン「じゃあ買わない」
ハルヒ「あ……」
キョン「こっちでいいか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「おぅ」
ハルヒ「見てもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「んー」
キョン「これいいじゃん」
ハルヒ「どれよ? ……微妙ね」
キョン「え? そうか?」
ハルヒ「なんか派手すぎるわ」
キョン「いいと思うけどなぁ」
ハルヒ「買えばいいじゃない」
キョン「いや、お前に似合うかなぁって」
ハルヒ「…」
キョン「……買ってやるよ」
ハルヒ「そ、そんなの……着けないわよ」
キョン「じゃあ買わない」
ハルヒ「あ……」
キョン「こっちでいいか?」
ハルヒ「……うん」
42: 2008/05/18(日) 04:08:05.60 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「なんか調子狂うわね」
キョン「なにがだよ」
ハルヒ「あんたと……デートしてるみたい」
キョン「そうか?」
ハルヒ「なっ……」
キョン「まあ俺もよくわからんな。お前についていってるだけだし」
ハルヒ「……なら、あんたが行きたいトコ行くわよ」
キョン「え? いいよ別に」
ハルヒ「誘ったのはあんたじゃない」
キョン「そうだけど……ハルヒが楽しいならそれでいいよ」
ハルヒ「……妙に優しいわね」
キョン「休日ぐらい、な」
ハルヒ「まあいいわ。ほら、どっか連れてってよ」
キョン「だから、お前の好きに、」
ハルヒ「キョンが行きたいトコに行きたいの!」
キョン「……わかったよ。文句言うなよ?」
ハルヒ「ふふっ、言ってやる。すぐに文句言ってやるわよ!」
キョン「まったく」
キョン「なにがだよ」
ハルヒ「あんたと……デートしてるみたい」
キョン「そうか?」
ハルヒ「なっ……」
キョン「まあ俺もよくわからんな。お前についていってるだけだし」
ハルヒ「……なら、あんたが行きたいトコ行くわよ」
キョン「え? いいよ別に」
ハルヒ「誘ったのはあんたじゃない」
キョン「そうだけど……ハルヒが楽しいならそれでいいよ」
ハルヒ「……妙に優しいわね」
キョン「休日ぐらい、な」
ハルヒ「まあいいわ。ほら、どっか連れてってよ」
キョン「だから、お前の好きに、」
ハルヒ「キョンが行きたいトコに行きたいの!」
キョン「……わかったよ。文句言うなよ?」
ハルヒ「ふふっ、言ってやる。すぐに文句言ってやるわよ!」
キョン「まったく」
45: 2008/05/18(日) 04:14:13.58 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ちょっと、ウロウロしてるだけじゃない」
キョン「あんまりこっち出てこないからな。よくわからん」
ハルヒ「…」
キョン「あいかわらず人でごちゃごちゃしてるなぁ」
ハルヒ「キョン」
キョン「あ、あっち行ってみるか」
ハルヒ「ちょっと、キョンってば」
キョン「?」
ハルヒ「……これだけ人が多いと、はぐれちゃうかもしれないわよね」
キョン「え? あぁ、そうだな。どっか集合場所でも、」
ハルヒ「そうじゃないでしょ!」
キョン「あぁ?」
ハルヒ「…」
キョン「……まあ、お前がいいなら」
ハルヒ「いいわよ別に」
キョン「それじゃ、右手失礼」
ハルヒ「ん……」
キョン「あんまりこっち出てこないからな。よくわからん」
ハルヒ「…」
キョン「あいかわらず人でごちゃごちゃしてるなぁ」
ハルヒ「キョン」
キョン「あ、あっち行ってみるか」
ハルヒ「ちょっと、キョンってば」
キョン「?」
ハルヒ「……これだけ人が多いと、はぐれちゃうかもしれないわよね」
キョン「え? あぁ、そうだな。どっか集合場所でも、」
ハルヒ「そうじゃないでしょ!」
キョン「あぁ?」
ハルヒ「…」
キョン「……まあ、お前がいいなら」
ハルヒ「いいわよ別に」
キョン「それじゃ、右手失礼」
ハルヒ「ん……」
46: 2008/05/18(日) 04:17:26.96 ID:MCn/5tkv0
キョン「あぁ、そうだ」
ハルヒ「?」
キョン「ちょうどTシャツ欲しかったんだよ。あそこ入っていいか?」
ハルヒ「うん」
キョン「……あー」
ハルヒ「?」
キョン「いや、ここのTシャツさぁ……黒しか買わないんだよ俺」
ハルヒ「なによそのこだわり」
キョン「まあ黒が似合うデザインっていうか」
ハルヒ「色違いいっぱいあるじゃない」
キョン「その中でも黒が映えるんだよ。ちょっと店員に聞いてくる」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
ハルヒ「……あ……!」
ハルヒ「?」
キョン「ちょうどTシャツ欲しかったんだよ。あそこ入っていいか?」
ハルヒ「うん」
キョン「……あー」
ハルヒ「?」
キョン「いや、ここのTシャツさぁ……黒しか買わないんだよ俺」
ハルヒ「なによそのこだわり」
キョン「まあ黒が似合うデザインっていうか」
ハルヒ「色違いいっぱいあるじゃない」
キョン「その中でも黒が映えるんだよ。ちょっと店員に聞いてくる」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
ハルヒ「……あ……!」
49: 2008/05/18(日) 04:19:36.57 ID:MCn/5tkv0
キョン「いかんな。サイズが大きい……ん?」
キョン「あれ? ハルヒ?」
キョン「ドコ行った……あ、居た」
ハルヒ「…」
キョン「おい、ハルヒ」
ハルヒ「……あ」
キョン「なんだ、どうした? なんで外に」
ハルヒ「……別に。なんでもないわよ」
キョン「?」
ハルヒ「……同じクラスの子が……居たから」
キョン「え? あぁ、話してたのか?」
ハルヒ「逆よ」
キョン「逆? ……うん、そっか」
ハルヒ「…」
キョン「あれ? ハルヒ?」
キョン「ドコ行った……あ、居た」
ハルヒ「…」
キョン「おい、ハルヒ」
ハルヒ「……あ」
キョン「なんだ、どうした? なんで外に」
ハルヒ「……別に。なんでもないわよ」
キョン「?」
ハルヒ「……同じクラスの子が……居たから」
キョン「え? あぁ、話してたのか?」
ハルヒ「逆よ」
キョン「逆? ……うん、そっか」
ハルヒ「…」
53: 2008/05/18(日) 04:22:12.68 ID:MCn/5tkv0
キョン「誰が居たんだ?」
ハルヒ「えっと……」
キョン「あぁ、友達で来てたんだな」
ハルヒ「…」
キョン「仲いいもんなあいつら」
ハルヒ「そ、そうね」
キョン「……気にすんなって」
ハルヒ「なにがよ」
キョン「俺だってお前の友達だ。ほら……お前は一人じゃない」
ハルヒ「友達?」
キョン「おう。なんかさ、お前最近……寂しそうだったじゃん」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺だけでも付き合ってやろうと思ってさ、今日誘ったんだよ」
ハルヒ「……なにそれ」
キョン「え?」
ハルヒ「もういい。帰る。じゃあね」
キョン「はぁ? あ、ちょっと、ハルヒ!」
ハルヒ「えっと……」
キョン「あぁ、友達で来てたんだな」
ハルヒ「…」
キョン「仲いいもんなあいつら」
ハルヒ「そ、そうね」
キョン「……気にすんなって」
ハルヒ「なにがよ」
キョン「俺だってお前の友達だ。ほら……お前は一人じゃない」
ハルヒ「友達?」
キョン「おう。なんかさ、お前最近……寂しそうだったじゃん」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺だけでも付き合ってやろうと思ってさ、今日誘ったんだよ」
ハルヒ「……なにそれ」
キョン「え?」
ハルヒ「もういい。帰る。じゃあね」
キョン「はぁ? あ、ちょっと、ハルヒ!」
55: 2008/05/18(日) 04:25:08.35 ID:MCn/5tkv0
キョン「ドコ行ったんだよ……」
キョン「……なんかマズイこと言ったか俺?」
みくる「あれ、キョン君?」
キョン「! 朝比奈さん!」
みくる「こんにちはー」
キョン「あの、ハルヒ見なかったですか?」
みくる「涼宮さん? 見てないです」
キョン「そうですか」
みくる「あ、もしかしてデートですか? わー、いいなぁー//」
キョン「いや、そういうんじゃ……」
みくる「?」
キョン「……あぁ、そっか。そういうのか」
みくる「えぇ?」
キョン「……なんかマズイこと言ったか俺?」
みくる「あれ、キョン君?」
キョン「! 朝比奈さん!」
みくる「こんにちはー」
キョン「あの、ハルヒ見なかったですか?」
みくる「涼宮さん? 見てないです」
キョン「そうですか」
みくる「あ、もしかしてデートですか? わー、いいなぁー//」
キョン「いや、そういうんじゃ……」
みくる「?」
キョン「……あぁ、そっか。そういうのか」
みくる「えぇ?」
60: 2008/05/18(日) 04:28:28.96 ID:MCn/5tkv0
みくる「えぇっ、じゃあ……涼宮さんにそんなこと言ったんですか?」
キョン「だって、あいつなんか……最近元気なかったから」
みくる「うぅ、それは……キョン君ダメです」
キョン「…」
みくる「涼宮さん、確かに友達が欲しいって思ってるかもしれないけど……」
キョン「…」
みくる「キョン君とのそれは、友人関係のそれとは違うんですよ?」
キョン「お、俺は……ただ、ハルヒが寂しそうだったから」
みくる「キョン君にはキョン君なりの、励まし方があるんです」
キョン「…」
みくる「こういう場合に、友達なんて言うのは禁則事項ですよ」
キョン「……すいません」
みくる「ふふっ、二人とも可愛いなぁ//」
キョン「わ、笑い事じゃないですよ!」
みくる「あらら、ごめんなさい」
キョン「だって、あいつなんか……最近元気なかったから」
みくる「うぅ、それは……キョン君ダメです」
キョン「…」
みくる「涼宮さん、確かに友達が欲しいって思ってるかもしれないけど……」
キョン「…」
みくる「キョン君とのそれは、友人関係のそれとは違うんですよ?」
キョン「お、俺は……ただ、ハルヒが寂しそうだったから」
みくる「キョン君にはキョン君なりの、励まし方があるんです」
キョン「…」
みくる「こういう場合に、友達なんて言うのは禁則事項ですよ」
キョン「……すいません」
みくる「ふふっ、二人とも可愛いなぁ//」
キョン「わ、笑い事じゃないですよ!」
みくる「あらら、ごめんなさい」
63: 2008/05/18(日) 04:32:32.25 ID:MCn/5tkv0
みくる「電話は?」
キョン「出ないですよ」
みくる「そうですよね。じゃあ……メールしてみたらどうです?」
キョン「だけど、なんて送ればいいのか」
みくる「謝って、慰めて……ふふっ、キョン君の思ってること伝えてあげればいいじゃないですか」
キョン「なっ」
みくる「多分涼宮さんも待ってますよ?」
キョン「……俺は別に……ハルヒにはなにも」
みくる「必氏に探してるじゃないですか」
キョン「…」
みくる「涼宮さんも、待ってます。キョン君、もうちょっと大人になってあげてください」
キョン「……わかりました。頑張って……みますよ」
みくる「はぁい//」
キョン「出ないですよ」
みくる「そうですよね。じゃあ……メールしてみたらどうです?」
キョン「だけど、なんて送ればいいのか」
みくる「謝って、慰めて……ふふっ、キョン君の思ってること伝えてあげればいいじゃないですか」
キョン「なっ」
みくる「多分涼宮さんも待ってますよ?」
キョン「……俺は別に……ハルヒにはなにも」
みくる「必氏に探してるじゃないですか」
キョン「…」
みくる「涼宮さんも、待ってます。キョン君、もうちょっと大人になってあげてください」
キョン「……わかりました。頑張って……みますよ」
みくる「はぁい//」
65: 2008/05/18(日) 04:36:04.76 ID:MCn/5tkv0
キョン「なんて送れば……」
キョン「……そういえば、俺からメールするのって初めてだな」
キョン「…」カチカチ
キョン「ドコに居るんだよハルヒは」
キョン「……暗くなってきやがった」
ピリリr
キョン「? あ……返ってき……公園?」
キョン「……あそこか」
キョン「…」
ハルヒ「ココよ」
キョン「! っと、やっと見つけた」
ハルヒ「……なによ、言いたいことって」
キョン「……ちょっと歩こう。ほら」
ハルヒ「…」
キョン「……そういえば、俺からメールするのって初めてだな」
キョン「…」カチカチ
キョン「ドコに居るんだよハルヒは」
キョン「……暗くなってきやがった」
ピリリr
キョン「? あ……返ってき……公園?」
キョン「……あそこか」
キョン「…」
ハルヒ「ココよ」
キョン「! っと、やっと見つけた」
ハルヒ「……なによ、言いたいことって」
キョン「……ちょっと歩こう。ほら」
ハルヒ「…」
68: 2008/05/18(日) 04:40:34.47 ID:MCn/5tkv0
キョン「さっきは、ごめん」
ハルヒ「なに謝ってるのよ」
キョン「だから、友達がどうとかさ」
ハルヒ「…」
キョン「俺、ハルヒが可哀想に思えてさ」
ハルヒ「なっ、失礼ね!」
キョン「まあ聞いてくれ。ほら……朝倉のコトとか、話してたじゃないか」
ハルヒ「…」
キョン「俺だって、情でSOS団に入ってるわけじゃないんだ」
ハルヒ「なによそれ」
キョン「お前が……いや、お前と居るのが楽しいから、SOS団に居るんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「朝比奈さんだって、古泉だって、長門だってそうだ。みんなハルヒのこと、大切に思ってるんだ」
ハルヒ「……し、知らないわよ」
キョン「いいんだ。みんなちゃんとお前の友達だって、お前が思ってればそれでいい」
ハルヒ「…」
ハルヒ「なに謝ってるのよ」
キョン「だから、友達がどうとかさ」
ハルヒ「…」
キョン「俺、ハルヒが可哀想に思えてさ」
ハルヒ「なっ、失礼ね!」
キョン「まあ聞いてくれ。ほら……朝倉のコトとか、話してたじゃないか」
ハルヒ「…」
キョン「俺だって、情でSOS団に入ってるわけじゃないんだ」
ハルヒ「なによそれ」
キョン「お前が……いや、お前と居るのが楽しいから、SOS団に居るんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「朝比奈さんだって、古泉だって、長門だってそうだ。みんなハルヒのこと、大切に思ってるんだ」
ハルヒ「……し、知らないわよ」
キョン「いいんだ。みんなちゃんとお前の友達だって、お前が思ってればそれでいい」
ハルヒ「…」
70: 2008/05/18(日) 04:42:49.00 ID:MCn/5tkv0
キョン「座れよ」
ハルヒ「……ん」
キョン「……お前が思ってる以上に、みんなお前のこと、好きだからな」
ハルヒ「…」
キョン「強がらなくていい。寂しくなるのは……誰だってそうなんだから」
ハルヒ「……キョンもあたしの友達?」
キョン「……それなんだけどな」
ハルヒ「?」
キョン「えっと……ハルヒ。俺、あんまり言葉知らないって言うか……ちゃんと聞けよ?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「……ん」
キョン「……お前が思ってる以上に、みんなお前のこと、好きだからな」
ハルヒ「…」
キョン「強がらなくていい。寂しくなるのは……誰だってそうなんだから」
ハルヒ「……キョンもあたしの友達?」
キョン「……それなんだけどな」
ハルヒ「?」
キョン「えっと……ハルヒ。俺、あんまり言葉知らないって言うか……ちゃんと聞けよ?」
ハルヒ「…」
75: 2008/05/18(日) 04:45:34.36 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「……なによ」
キョン「……えーと」
ハルヒ「…」
キョン「……うん。ごめん」
ハルヒ「え?」
キョン「やっぱり無理だ。なんか……いいたとえが思いつかん」
ハルヒ「な、なにそれ……」
キョン「だからストレートに言うよ」
ハルヒ「…」
キョン「好きだよ。ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「俺は、ハルヒを……友人じゃなくて、一人の女の子として……好きだ」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「……なによ」
キョン「……えーと」
ハルヒ「…」
キョン「……うん。ごめん」
ハルヒ「え?」
キョン「やっぱり無理だ。なんか……いいたとえが思いつかん」
ハルヒ「な、なにそれ……」
キョン「だからストレートに言うよ」
ハルヒ「…」
キョン「好きだよ。ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「俺は、ハルヒを……友人じゃなくて、一人の女の子として……好きだ」
ハルヒ「…」
キョン「…」
77: 2008/05/18(日) 04:50:11.75 ID:MCn/5tkv0
キョン「は、恥ずかしいなこういうの」
ハルヒ「…」
キョン「……でもそれは本当。だから、ハルヒが寂しそうにしてるのは……辛いんだ」
キョン「ハルヒが笑ってくれるなら、俺はずっとお前についていくから」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺の前だけでもいいから……無理しないでいいよ」
ハルヒ「……バカ」
キョン「うん」
ハルヒ「なによそれ、なにが言いたいのかわかんないわよ」
キョン「……こっち向けって」
ハルヒ「ん……ぐすっ」
キョン「お前……うん
ハルヒ「今日の映画……思い出してるだけなんだからねっ」
キョン「ハルヒ、俺と付き合ってくれ」
ハルヒ「……ばっ、バカキョン。バカバカ」
キョン「……うん」
ハルヒ「んっ……こんなのっ、断れるわけないでしょバカ」
キョン「……ありがとう」
ハルヒ「…」
キョン「……でもそれは本当。だから、ハルヒが寂しそうにしてるのは……辛いんだ」
キョン「ハルヒが笑ってくれるなら、俺はずっとお前についていくから」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺の前だけでもいいから……無理しないでいいよ」
ハルヒ「……バカ」
キョン「うん」
ハルヒ「なによそれ、なにが言いたいのかわかんないわよ」
キョン「……こっち向けって」
ハルヒ「ん……ぐすっ」
キョン「お前……うん
ハルヒ「今日の映画……思い出してるだけなんだからねっ」
キョン「ハルヒ、俺と付き合ってくれ」
ハルヒ「……ばっ、バカキョン。バカバカ」
キョン「……うん」
ハルヒ「んっ……こんなのっ、断れるわけないでしょバカ」
キョン「……ありがとう」
82: 2008/05/18(日) 04:53:56.63 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ひっく、バカキョン……ぐすっ」
キョン「泣くなって。みっともないぞ団長?」
ハルヒ「うるさいわね! し、仕方ないじゃない!」
キョン「……ほら、もっとこっち寄りなって」
ハルヒ「んぐ……もぅ」
キョン「……よろしくな、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「ほんとは告白するつもりもなかったけど……今日一日お前見てると、どうしても言わないとってなったよ」
ハルヒ「バカ。一言多いわよ」
キョン「そうか? ごめん」
ハルヒ「……あたしも好きよ。キョン」
キョン「うん」
ハルヒ「……二人っきりのときさ、こうやって……たまにこうやって、甘えてもいいかな?」
キョン「あぁ、もちろんだ。たまにと言わず、いつでも甘えて来い」
ハルヒ「……えへへ」
キョン「!!」(うおっ……か、可愛いなこいつ……うわぁ//)
キョン「泣くなって。みっともないぞ団長?」
ハルヒ「うるさいわね! し、仕方ないじゃない!」
キョン「……ほら、もっとこっち寄りなって」
ハルヒ「んぐ……もぅ」
キョン「……よろしくな、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「ほんとは告白するつもりもなかったけど……今日一日お前見てると、どうしても言わないとってなったよ」
ハルヒ「バカ。一言多いわよ」
キョン「そうか? ごめん」
ハルヒ「……あたしも好きよ。キョン」
キョン「うん」
ハルヒ「……二人っきりのときさ、こうやって……たまにこうやって、甘えてもいいかな?」
キョン「あぁ、もちろんだ。たまにと言わず、いつでも甘えて来い」
ハルヒ「……えへへ」
キョン「!!」(うおっ……か、可愛いなこいつ……うわぁ//)
85: 2008/05/18(日) 04:58:12.37 ID:MCn/5tkv0
キョン「大丈夫か?」
ハルヒ「……ううん」
キョン「……もうちょっとこのまま?」
ハルヒ「わ、わかってるなら聞かないでよ」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「……ねぇキョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あたし、前からキョンのこと……好きだったの」
キョン「……なんとなく知ってたよ」
ハルヒ「え? あ……うん」
キョン「だけどまあ、そのままだったから……」
ハルヒ「だって、どう言えばいいかわからなかったもん」
キョン「…」
ハルヒ「そんなこと言って、キョンに嫌われても嫌だし……」
キョン「ごめんな。もっと早く気がついてやればよかったのに」
ハルヒ「ううん。いいわよ、どんくさいキョンにそんなこと望まないわ」
キョン「なんだよ、酷いな」
ハルヒ「だってそうでしょ? 今日だって中々見つけてくれなかったし」
キョン「それは……ごめん」
ハルヒ「……ううん。いいわよ。そのかわり……これからは、ちゃんと傍にいないと怒るからね?」
キョン「わかってる。約束だ」
ハルヒ「……ううん」
キョン「……もうちょっとこのまま?」
ハルヒ「わ、わかってるなら聞かないでよ」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「……ねぇキョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あたし、前からキョンのこと……好きだったの」
キョン「……なんとなく知ってたよ」
ハルヒ「え? あ……うん」
キョン「だけどまあ、そのままだったから……」
ハルヒ「だって、どう言えばいいかわからなかったもん」
キョン「…」
ハルヒ「そんなこと言って、キョンに嫌われても嫌だし……」
キョン「ごめんな。もっと早く気がついてやればよかったのに」
ハルヒ「ううん。いいわよ、どんくさいキョンにそんなこと望まないわ」
キョン「なんだよ、酷いな」
ハルヒ「だってそうでしょ? 今日だって中々見つけてくれなかったし」
キョン「それは……ごめん」
ハルヒ「……ううん。いいわよ。そのかわり……これからは、ちゃんと傍にいないと怒るからね?」
キョン「わかってる。約束だ」
86: 2008/05/18(日) 05:02:06.11 ID:MCn/5tkv0
キョン「じゃあな。また明日。遅刻するなよ?」
ハルヒ「……うん」
キョン「……ん?」
ハルヒ「あ、あの……キョン」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「……最後に……その」
キョン「?」
ハルヒ「……ぎゅーって」
キョン「……おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「なんだ、その……ハルヒ、柔らかいな」
ハルヒ「うるさい」
キョン「む……」
ハルヒ「……好き」
キョン「うん」
ハルヒ「また明日ね。バイバイ、キョン!」チュッ
キョン「!!!」
ハルヒ「今日一日のお返し! 明日も、ちゃんと相手しないと怒るんだからね!」
キョン「……お、おう! じゃあな! 気をつけて!」
キョン「…」
キョン「……うわぁ、俺……ハルヒが……ぬおっ//」
ハルヒ「……うん」
キョン「……ん?」
ハルヒ「あ、あの……キョン」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「……最後に……その」
キョン「?」
ハルヒ「……ぎゅーって」
キョン「……おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「なんだ、その……ハルヒ、柔らかいな」
ハルヒ「うるさい」
キョン「む……」
ハルヒ「……好き」
キョン「うん」
ハルヒ「また明日ね。バイバイ、キョン!」チュッ
キョン「!!!」
ハルヒ「今日一日のお返し! 明日も、ちゃんと相手しないと怒るんだからね!」
キョン「……お、おう! じゃあな! 気をつけて!」
キョン「…」
キョン「……うわぁ、俺……ハルヒが……ぬおっ//」
88: 2008/05/18(日) 05:08:51.23 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「キョン!」
キョン「! お、おうハルヒ」
ハルヒ「朝からダルそうに歩くわね! 見てるこっちも不快になるわよ!」
キョン「うるさいな。文句はこの坂に言えよ」
ハルヒ「あのさぁキョン?」
キョン「?」
ハルヒ「あたしとキョンって、付き合ってるんだよね?」
キョン「!! ああ、あぁ。そうだな」
ハルヒ「じゃあ、あたしのしたいように……キョンにしてみていい?」
キョン「? まあ、常識の範囲なら」
ハルヒ「じゃあそうするわ! 昨日アレから考えてみたんだけど……全力で恋人を堪能してみたいの!」
キョン「……なんだって?」
ハルヒ「腕! 腕組なさいよ腕! ほらキョン!」
キョン「えっ、あ、ちょっ! お前、こんなトコで……」
ハルヒ「いいじゃない! あたしと付き合うんだから、ちゃんと覚悟しなさいよね!」
キョン「……はいよ。まあ、頑張ってみるさ」
ハルヒ「大好きよ! キョン!」
キョン「あぁ、俺も……好きだよ、ハルヒ」
ハルヒ「キョン!」
キョン「! お、おうハルヒ」
ハルヒ「朝からダルそうに歩くわね! 見てるこっちも不快になるわよ!」
キョン「うるさいな。文句はこの坂に言えよ」
ハルヒ「あのさぁキョン?」
キョン「?」
ハルヒ「あたしとキョンって、付き合ってるんだよね?」
キョン「!! ああ、あぁ。そうだな」
ハルヒ「じゃあ、あたしのしたいように……キョンにしてみていい?」
キョン「? まあ、常識の範囲なら」
ハルヒ「じゃあそうするわ! 昨日アレから考えてみたんだけど……全力で恋人を堪能してみたいの!」
キョン「……なんだって?」
ハルヒ「腕! 腕組なさいよ腕! ほらキョン!」
キョン「えっ、あ、ちょっ! お前、こんなトコで……」
ハルヒ「いいじゃない! あたしと付き合うんだから、ちゃんと覚悟しなさいよね!」
キョン「……はいよ。まあ、頑張ってみるさ」
ハルヒ「大好きよ! キョン!」
キョン「あぁ、俺も……好きだよ、ハルヒ」
90: 2008/05/18(日) 05:11:07.76 ID:MCn/5tkv0
はい終了。そしてこれは依然立てた
ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」に繋がったりする。
まあなんだ、そういうのもたまにはいいんじゃないかなぁと。
すんごいベタベタなのも書いてみたい年頃なの。
まあでもリア充は氏ねって言いますけどね!やっほう、ハルヒかわいい!!
さぁもう、あとはハルヒがしあわせなSSでも誰か書いてくれれば!
任せた!俺ぁ寝る!おやすみ!リア充氏ね!!!
ノシ
ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」に繋がったりする。
まあなんだ、そういうのもたまにはいいんじゃないかなぁと。
すんごいベタベタなのも書いてみたい年頃なの。
まあでもリア充は氏ねって言いますけどね!やっほう、ハルヒかわいい!!
さぁもう、あとはハルヒがしあわせなSSでも誰か書いてくれれば!
任せた!俺ぁ寝る!おやすみ!リア充氏ね!!!
ノシ
92: 2008/05/18(日) 05:14:32.80 ID:i/c/bQth0
>>90
やっぱりお前かwwww
ぎゅー って表現でわかったわ
やっぱりお前かwwww
ぎゅー って表現でわかったわ
93: 2008/05/18(日) 05:14:57.82 ID:Ee8tB+kkO
1乙
引用: ハルヒしあわせ
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