1: 2008/10/06(月) 20:36:57.66 ID:4/+hAO27P
朝、学校に来るとゲタ箱の中に一通の手紙が置いてあった。
差出人は不明、内容は『放課後、屋上で待ってます』とだけ。
やけに可愛らしい字だが…女の子か…?
差出人は不明、内容は『放課後、屋上で待ってます』とだけ。
やけに可愛らしい字だが…女の子か…?
4: 2008/10/06(月) 20:38:24.34 ID:4/+hAO27P
いや…また朝倉の時みたいに、何者かが俺を頃す為に仕組んだ罠かもしれない。
一応用心の為に腹に少年ジャ○プを仕込んで置く。
ほら、一応俺だって男だし、長門に守られてばっかりってのもなんだしな。
自分で出来ることがあるなら、やれるだけやっておいたほうが良いと思うんだ。
一応用心の為に腹に少年ジャ○プを仕込んで置く。
ほら、一応俺だって男だし、長門に守られてばっかりってのもなんだしな。
自分で出来ることがあるなら、やれるだけやっておいたほうが良いと思うんだ。
5: 2008/10/06(月) 20:39:57.60 ID:4/+hAO27P
よし、準備は出来た。後はなるようになるしかない。
そう思い、俺は勢い良く屋上への扉を開けた。
屋上にいた人物は俺のよく知ってる人だった――――。
そう思い、俺は勢い良く屋上への扉を開けた。
屋上にいた人物は俺のよく知ってる人だった――――。
6: 2008/10/06(月) 20:41:21.59 ID:4/+hAO27P
キョン「朝比奈さんでしたか。屋上に呼び出して、一体何の用なんですか?」
みくる「ごめんなさい…こんな所に呼び出して…」
キョン「いえ、それは構わないんですが…」
みくる「そのぅ…どうしてもキョンくんに言いたい事があって…」
キョン「…また何かハルヒがやらかしたんですか?」
みくる「ごめんなさい…こんな所に呼び出して…」
キョン「いえ、それは構わないんですが…」
みくる「そのぅ…どうしてもキョンくんに言いたい事があって…」
キョン「…また何かハルヒがやらかしたんですか?」
8: 2008/10/06(月) 20:42:51.02 ID:4/+hAO27P
みくる「い、いいえ、涼宮さんは関係ないんです…」
キョン「そうですか、それじゃ一体…」
みくる「わ、あたし…その…キョンくんの事が…」シュルッ
キョン「ちょっ!?な、なんで脱ぐんですか!?」
キョン「そうですか、それじゃ一体…」
みくる「わ、あたし…その…キョンくんの事が…」シュルッ
キョン「ちょっ!?な、なんで脱ぐんですか!?」
9: 2008/10/06(月) 20:45:00.74 ID:4/+hAO27P
みくる「あたしは未来の人間です…ですからこの時代の人間には深く干渉してはいけないことに…」
キョン「そ、それはわかってますって…!とりあえず服を…!」
みくる「でも、もう…我慢できないんですっ!キョンくんの事が好きで好きで…
どうしようもないんですよぅ!」
キョン「あ、朝比奈さん…俺…」
キョン「そ、それはわかってますって…!とりあえず服を…!」
みくる「でも、もう…我慢できないんですっ!キョンくんの事が好きで好きで…
どうしようもないんですよぅ!」
キョン「あ、朝比奈さん…俺…」
10: 2008/10/06(月) 20:46:55.14 ID:4/+hAO27P
みくる「…名前で、呼んでください…」
キョン「み、…みくるさんっ!」ギュッ
みくる「キョンくんっ!」ギュッ
キョン「…ん?あれ、なんか体がいつもより小さいような…って胸がほとんど無い?」
妹「やだなぁキョンくん、わたしにおっきな胸なんてあるわけないじゃない♪」ギュ
キョン「ってなんでお前がここにぃぃ!?」
キョン「み、…みくるさんっ!」ギュッ
みくる「キョンくんっ!」ギュッ
キョン「…ん?あれ、なんか体がいつもより小さいような…って胸がほとんど無い?」
妹「やだなぁキョンくん、わたしにおっきな胸なんてあるわけないじゃない♪」ギュ
キョン「ってなんでお前がここにぃぃ!?」
13: 2008/10/06(月) 20:49:01.41 ID:4/+hAO27P
ハッ!?
急に景色が変わった。ここは…俺の部屋だ、もう外が明るい。
…どうやら今までの出来事は夢だったらしい。
キョン「ハァ…ハァ…ゆ、夢か…。妹抱くとかマジで勘弁してくれ…」
嫌な汗が体中から噴出してくるのがわかる。
しかしこんな夢を見るとは…俺も欲求不満なのか…。
だからっていくらなんでも妹は無いだろ。
俺には妹萌えーとか、そういう趣味はないんだって。
…いや、ホントに無いよ?マジで。
急に景色が変わった。ここは…俺の部屋だ、もう外が明るい。
…どうやら今までの出来事は夢だったらしい。
キョン「ハァ…ハァ…ゆ、夢か…。妹抱くとかマジで勘弁してくれ…」
嫌な汗が体中から噴出してくるのがわかる。
しかしこんな夢を見るとは…俺も欲求不満なのか…。
だからっていくらなんでも妹は無いだろ。
俺には妹萌えーとか、そういう趣味はないんだって。
…いや、ホントに無いよ?マジで。
16: 2008/10/06(月) 20:51:41.35 ID:4/+hAO27P
もぞもぞ…
その時、布団の中で何かが動いた。
キョン「ん……なんだこれ」
何やら暖かくて柔らかい物体がひとつ…。
シャミセンかとも思ったがコイツは猫にしてはデカすぎる。
妹「ん、んんん…」モソッ
キョン「ってマジで抱いてるしィィ!?」
その時、布団の中で何かが動いた。
キョン「ん……なんだこれ」
何やら暖かくて柔らかい物体がひとつ…。
シャミセンかとも思ったがコイツは猫にしてはデカすぎる。
妹「ん、んんん…」モソッ
キョン「ってマジで抱いてるしィィ!?」
17: 2008/10/06(月) 20:53:06.26 ID:4/+hAO27P
キョン「おいコラ、起きろ!」
妹「ん…あ、キョンくん、おはよぉ」
キョン「おはようじゃねぇっ!なんでお前が俺の布団の中に入ってんだ!?
しかも抱きついてるし!」
妹「んー…んとねぇ…きのうの夜、おトイレにいった時なんだけど」
キョン「うん、それで?」
妹「ん…あ、キョンくん、おはよぉ」
キョン「おはようじゃねぇっ!なんでお前が俺の布団の中に入ってんだ!?
しかも抱きついてるし!」
妹「んー…んとねぇ…きのうの夜、おトイレにいった時なんだけど」
キョン「うん、それで?」
18: 2008/10/06(月) 20:54:10.28 ID:4/+hAO27P
妹「すっきりしてお部屋にかえろうとしたらね、キョンくんのお部屋から変な音がしたの」
キョン「ほうほう」
妹「でね、もしかして泥棒かも?って思って、そーっとキョンくんの部屋の中を覗いたの」
キョン「…で、何かいたのか?」
キョン「ほうほう」
妹「でね、もしかして泥棒かも?って思って、そーっとキョンくんの部屋の中を覗いたの」
キョン「…で、何かいたのか?」
19: 2008/10/06(月) 20:55:35.49 ID:4/+hAO27P
妹「んーん、キョンくん以外誰もいなかったよ」
キョン「そいつは良かった…マジで泥棒とかだったら洒落にならんしなぁ」
妹「うんっ、よかったよかった」
キョン「でもそれだと俺の布団の中に潜りこんで来た説明にはならんよな」
妹「だよね、やっぱり」
キョン「そいつは良かった…マジで泥棒とかだったら洒落にならんしなぁ」
妹「うんっ、よかったよかった」
キョン「でもそれだと俺の布団の中に潜りこんで来た説明にはならんよな」
妹「だよね、やっぱり」
20: 2008/10/06(月) 20:57:23.37 ID:4/+hAO27P
キョン「ほれ、続きだ続き」
妹「でね、あんしんして自分のお部屋にかえろうとしたら
急にキョンくんの顔を近くで見たくなって…」
キョン「…どうしてそうなるんだ」
妹「よくわかんない、そしたらこんどは一緒に寝たくなってきて…」
キョン「…で、俺の布団の中に潜りこんだと?」
妹「うん、そしたらこんどはぎゅーってしたくなって…」ポッ
キョン「…もういい、とりあえず学校行く支度しないと」
妹「でね、あんしんして自分のお部屋にかえろうとしたら
急にキョンくんの顔を近くで見たくなって…」
キョン「…どうしてそうなるんだ」
妹「よくわかんない、そしたらこんどは一緒に寝たくなってきて…」
キョン「…で、俺の布団の中に潜りこんだと?」
妹「うん、そしたらこんどはぎゅーってしたくなって…」ポッ
キョン「…もういい、とりあえず学校行く支度しないと」
21: 2008/10/06(月) 20:59:12.45 ID:4/+hAO27P
妹「キョンくん、パンなんまい食べる?」
キョン「2枚でいい」
妹「2まい2まいーっと。なにつけるー?」
キョン「自分でやるからいい」
妹「はいっ、じゃあこれ目玉焼きね」
キョン「…今日はやけに世話を焼きたがるな」
妹「えへへっ♪ほめてほめてー」
キョン「…ああ、えらいえらい」ワシワシ
妹「んんん…」ゴロゴロ
キョン「…なんかおかしいぞ、お前」
キョン「2枚でいい」
妹「2まい2まいーっと。なにつけるー?」
キョン「自分でやるからいい」
妹「はいっ、じゃあこれ目玉焼きね」
キョン「…今日はやけに世話を焼きたがるな」
妹「えへへっ♪ほめてほめてー」
キョン「…ああ、えらいえらい」ワシワシ
妹「んんん…」ゴロゴロ
キョン「…なんかおかしいぞ、お前」
23: 2008/10/06(月) 21:00:54.38 ID:4/+hAO27P
妹「あ、そうだキョンくん」
キョン「なんだ?」
妹「夜、いっしょにお風呂入ろうね♪」テヘッ
キョン「ていっ」ベシッ
妹「きゃんっ!?いたーい…」
キョン「あのな、もう俺もお前も年頃なんだからそういうのは…」
妹「えー…」
キョン「露骨に嫌そうな顔するな」
妹「ぶーぶー」
キョン「ふてくされてもダメ」
妹「ねぇん、キョンくぅ~ん」クネクネ
キョン「10年早いんだよっ」
キョン「なんだ?」
妹「夜、いっしょにお風呂入ろうね♪」テヘッ
キョン「ていっ」ベシッ
妹「きゃんっ!?いたーい…」
キョン「あのな、もう俺もお前も年頃なんだからそういうのは…」
妹「えー…」
キョン「露骨に嫌そうな顔するな」
妹「ぶーぶー」
キョン「ふてくされてもダメ」
妹「ねぇん、キョンくぅ~ん」クネクネ
キョン「10年早いんだよっ」
24: 2008/10/06(月) 21:03:40.59 ID:4/+hAO27P
通学路
それにしても今朝の妹の様子は変だったな…。
やたらベタベタしてきたし…一体なんだってんだ…?
そういや最後に一緒に風呂に入ったのは…
って、いかんいかん!朝から何考えてるんだ俺は!
朝倉「キョンくん、おはよっ」ポンッ
キョン「うをあっ!?」ビクゥッ!
朝倉「きゃわっ!?」
キョン「あ、ああ…なんだ朝倉かよ…ビックリした」
朝倉「もうっ、それはこっちのセリフ。一体どうしたの?」
キョン「…別にたいしたことじゃないって。おはよう、朝倉」キラキラキラ
朝倉「えっ…」ポッ
キョン「?」
それにしても今朝の妹の様子は変だったな…。
やたらベタベタしてきたし…一体なんだってんだ…?
そういや最後に一緒に風呂に入ったのは…
って、いかんいかん!朝から何考えてるんだ俺は!
朝倉「キョンくん、おはよっ」ポンッ
キョン「うをあっ!?」ビクゥッ!
朝倉「きゃわっ!?」
キョン「あ、ああ…なんだ朝倉かよ…ビックリした」
朝倉「もうっ、それはこっちのセリフ。一体どうしたの?」
キョン「…別にたいしたことじゃないって。おはよう、朝倉」キラキラキラ
朝倉「えっ…」ポッ
キョン「?」
25: 2008/10/06(月) 21:05:02.29 ID:4/+hAO27P
朝倉(な、何…?なんであたしが人間相手に…ドキドキしてるの?)
キョン「…おいどうしたんだ?」
朝倉(彼のことをまともに見れない…なんだっていうの!?)
朝倉「あ、ご、ごめんっ!そういえば今日は日直だったってこと忘れてたわ!先に行くねっ!」ダダダダダダッ
キョン「…朝から忙しい奴だな」
キョン「…おいどうしたんだ?」
朝倉(彼のことをまともに見れない…なんだっていうの!?)
朝倉「あ、ご、ごめんっ!そういえば今日は日直だったってこと忘れてたわ!先に行くねっ!」ダダダダダダッ
キョン「…朝から忙しい奴だな」
26: 2008/10/06(月) 21:06:16.53 ID:4/+hAO27P
昇降口
キョン「はぁ、なんか今日は朝から疲れるな…」
みくる「あ…キョンくん、おはようございますっ」
キョン「あ、おはようございます朝比奈さん」キラキラキラ
みくる「っ!?」カァァァァッ
キョン「あ、朝比奈さん…?」
みくる(あ、あれ…キョンくん……だよね?なんだか、昨日と雰囲気が…)
キョン「はぁ、なんか今日は朝から疲れるな…」
みくる「あ…キョンくん、おはようございますっ」
キョン「あ、おはようございます朝比奈さん」キラキラキラ
みくる「っ!?」カァァァァッ
キョン「あ、朝比奈さん…?」
みくる(あ、あれ…キョンくん……だよね?なんだか、昨日と雰囲気が…)
28: 2008/10/06(月) 21:07:47.61 ID:4/+hAO27P
キョン「朝比奈さん!?」ユッサユッサ
みくる「ひゃい!?」ドキドキ
キョン「どうかしましたか?なんか顔が赤くなってますよ…」
みくる「え、ええ!…ぜ、ぜぇんぜん、平気ですから!そ、それじゃまた放課後…っ!!」ダダダダッ
キョン「あ、朝比奈さん!?そっちは―――!!」
みくる「あう゛っ!?」ガツッ!!
キョン「柱が…ってもう遅いか…」
みくる「ひゃい!?」ドキドキ
キョン「どうかしましたか?なんか顔が赤くなってますよ…」
みくる「え、ええ!…ぜ、ぜぇんぜん、平気ですから!そ、それじゃまた放課後…っ!!」ダダダダッ
キョン「あ、朝比奈さん!?そっちは―――!!」
みくる「あう゛っ!?」ガツッ!!
キョン「柱が…ってもう遅いか…」
30: 2008/10/06(月) 21:09:25.89 ID:4/+hAO27P
みくる「い、いた…痛いです…ぅ」ジワ
キョン「大丈夫ですか、朝比奈さん…ああ、コブとかはできてないみたいですね…」ナデナデ
みくる「あっ……」ピクッ
キョン「どうします?大丈夫だとは思いますけど、一応保健室行きますか?」
みくる「う、うぅ…キョンくんは優しいんですね…」
キョン「なに言ってるんですか…当たり前ですよ、これくらい」
キョン「大丈夫ですか、朝比奈さん…ああ、コブとかはできてないみたいですね…」ナデナデ
みくる「あっ……」ピクッ
キョン「どうします?大丈夫だとは思いますけど、一応保健室行きますか?」
みくる「う、うぅ…キョンくんは優しいんですね…」
キョン「なに言ってるんですか…当たり前ですよ、これくらい」
31: 2008/10/06(月) 21:11:01.66 ID:4/+hAO27P
みくる「あ、あのっ…保健室は良いので…そのぅ…もっと撫でてくれませんか…?」
キョン「え、ああ…いたいのいたいのとんでけー…とか、こんな感じでいいですか?」ナデナデ
みくる「は、はうぅぅぅっ…」ポーッ
キョン「…………」ナデナデ
みくる「…えへへへ」ポーッ
キョン「あ、あの…いつまで撫でてれば…」ナデナデ
みくる「はっ!?す、すいませんっ!あまりに心地よくて…つい」
キョン「は、はぁ…そんなに良かったんですか」
みくる「そ、それではっ!」ダダダダッ
キョン「なんだってんだ一体…」
キョン「え、ああ…いたいのいたいのとんでけー…とか、こんな感じでいいですか?」ナデナデ
みくる「は、はうぅぅぅっ…」ポーッ
キョン「…………」ナデナデ
みくる「…えへへへ」ポーッ
キョン「あ、あの…いつまで撫でてれば…」ナデナデ
みくる「はっ!?す、すいませんっ!あまりに心地よくて…つい」
キョン「は、はぁ…そんなに良かったんですか」
みくる「そ、それではっ!」ダダダダッ
キョン「なんだってんだ一体…」
32: 2008/10/06(月) 21:11:57.55 ID:4/+hAO27P
みくる「あ、あのっ…保健室は良いので…そのぅ…もっと撫でてくれませんか…?」
キョン「え、ああ…いたいのいたいのとんでけー…とか、こんな感じでいいですか?」ナデナデ
みくる「は、はうぅぅぅっ…」ポーッ
キョン「…………」ナデナデ
みくる「…えへへへ」ポーッ
キョン「あ、あの…いつまで撫でてれば…」ナデナデ
みくる「はっ!?す、すいませんっ!あまりに心地よくて…つい」
キョン「は、はぁ…そんなに良かったんですか…」
みくる「そ、それではっ!」ダダダダッ
キョン「なんだってんだ一体…」
キョン「え、ああ…いたいのいたいのとんでけー…とか、こんな感じでいいですか?」ナデナデ
みくる「は、はうぅぅぅっ…」ポーッ
キョン「…………」ナデナデ
みくる「…えへへへ」ポーッ
キョン「あ、あの…いつまで撫でてれば…」ナデナデ
みくる「はっ!?す、すいませんっ!あまりに心地よくて…つい」
キョン「は、はぁ…そんなに良かったんですか…」
みくる「そ、それではっ!」ダダダダッ
キョン「なんだってんだ一体…」
33: 2008/10/06(月) 21:13:09.32 ID:4/+hAO27P
教室
…なんかクラスの女子全員が俺を見ている気がする。
先程のことが気になり朝倉に目を向ける。
朝倉「この感情の昂りは一体っ…まさか…ありえないっ!なんであたしが・・・!でもっ…!」
大丈夫かアイツ…ボールペンで机ガスガス刺して…。ベギャッ!!
あ、ボールペン折れた。
…なんかクラスの女子全員が俺を見ている気がする。
先程のことが気になり朝倉に目を向ける。
朝倉「この感情の昂りは一体っ…まさか…ありえないっ!なんであたしが・・・!でもっ…!」
大丈夫かアイツ…ボールペンで机ガスガス刺して…。ベギャッ!!
あ、ボールペン折れた。
34: 2008/10/06(月) 21:15:01.59 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「あ、キョン…おはよっ!」
キョン「うっす、ハルヒ。今日も相変わらず無駄に元気だな」キラキラキラ
ハルヒ「っ・・・!?」ドキッ
ハルヒ(あ、あれ…キョン…?なんか、カッコよくなってない…?)ドキドキ
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「ハッ!?」
キョン「…どうした?俺の顔になんかついてるか?」
キョン「うっす、ハルヒ。今日も相変わらず無駄に元気だな」キラキラキラ
ハルヒ「っ・・・!?」ドキッ
ハルヒ(あ、あれ…キョン…?なんか、カッコよくなってない…?)ドキドキ
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「ハッ!?」
キョン「…どうした?俺の顔になんかついてるか?」
37: 2008/10/06(月) 21:16:41.90 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「あ…う、うん、朝ご飯はしっかり食べてきたわよ!今朝は鮭の切り身と――!!」ドキドキ
キョン「は?」
ハルヒ「そういえば『さいたま市』と『さだまさし』って何か似てないっ!?
不思議よねぇ!?これは調査の必要が――!!」
キョン「…とりあえず落ち着け、話が噛み合ってない上に意味不明だ。深呼吸でもしたらどうだ」
ハルヒ「う…そ、そうね…」ヒッヒッフーヒッヒッフー
キョン「は?」
ハルヒ「そういえば『さいたま市』と『さだまさし』って何か似てないっ!?
不思議よねぇ!?これは調査の必要が――!!」
キョン「…とりあえず落ち着け、話が噛み合ってない上に意味不明だ。深呼吸でもしたらどうだ」
ハルヒ「う…そ、そうね…」ヒッヒッフーヒッヒッフー
39: 2008/10/06(月) 21:18:53.30 ID:4/+hAO27P
キョン「…落ち着いたか?」キラキラキラ
ハルヒ「はうっ!?」ブシッ
キョン「は、鼻血がッ!?」
ハルヒ「ハァ…ハァ…くっ、なんなのよこれ…ッ」ダラダラ
キョン「お、おい!一体どうしたってんだ!?」
ハルヒ「見りゃわかるでしょ…っ!鼻血よ鼻血!アンタ、これがチョコレートか何かに見えるっていうの!?」
キョン「いや、そういう意味で言ったんじゃないんだが…!って鼻からチョコレートが出る状況って何!?」
ハルヒ「はうっ!?」ブシッ
キョン「は、鼻血がッ!?」
ハルヒ「ハァ…ハァ…くっ、なんなのよこれ…ッ」ダラダラ
キョン「お、おい!一体どうしたってんだ!?」
ハルヒ「見りゃわかるでしょ…っ!鼻血よ鼻血!アンタ、これがチョコレートか何かに見えるっていうの!?」
キョン「いや、そういう意味で言ったんじゃないんだが…!って鼻からチョコレートが出る状況って何!?」
40: 2008/10/06(月) 21:20:51.28 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「だいじょうぶ、こ、これくらい大した事ないから――」ダラダラ
キョン「どう見ても大丈夫ってレベルじゃねぇぞ!そ、そうだ保健室!保健室行くか!?俺に掴まれ!」グッ
ハルヒ「!?・・・あふぅっ…」グラッ
キョン「は、ハルヒィィイ!?」
ハルヒは華麗に弧を描きながら、ぶっ倒れた。
寸でのところで抱きかかえるが、どうやら気絶しちまってるみたいだ…。
とりあえず保健室につれて行ったほうが良さそうだ。
ハルヒを背負うと俺は保健室を目指すことにした。
キョン「どう見ても大丈夫ってレベルじゃねぇぞ!そ、そうだ保健室!保健室行くか!?俺に掴まれ!」グッ
ハルヒ「!?・・・あふぅっ…」グラッ
キョン「は、ハルヒィィイ!?」
ハルヒは華麗に弧を描きながら、ぶっ倒れた。
寸でのところで抱きかかえるが、どうやら気絶しちまってるみたいだ…。
とりあえず保健室につれて行ったほうが良さそうだ。
ハルヒを背負うと俺は保健室を目指すことにした。
42: 2008/10/06(月) 21:22:18.14 ID:4/+hAO27P
あいにく保健の先生は不在だった。
なんでこう大事な時に限って人がいないんだろうか。
ええと、鼻血の時の対応方法は…確か頭を高めにして寝かせて鼻にティッシュを詰めるんだよな。
ふんっ。ズブッ。
なんでこう大事な時に限って人がいないんだろうか。
ええと、鼻血の時の対応方法は…確か頭を高めにして寝かせて鼻にティッシュを詰めるんだよな。
ふんっ。ズブッ。
43: 2008/10/06(月) 21:24:01.54 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「すー………すー……」
じつに穏やかな寝顔だ。鼻に詰めてあるティッシュがなければさぞかし良い絵になったんだろうが。
キョン「んー…ほっぺはぷにぷにだな」ツンツン
ハルヒ「う…んん…」
キョン「…………」プニプニプニプニプニプニプニプニ
じつに穏やかな寝顔だ。鼻に詰めてあるティッシュがなければさぞかし良い絵になったんだろうが。
キョン「んー…ほっぺはぷにぷにだな」ツンツン
ハルヒ「う…んん…」
キョン「…………」プニプニプニプニプニプニプニプニ
45: 2008/10/06(月) 21:26:05.51 ID:4/+hAO27P
…ってさっきから何をやってるんだ俺は…そろそろ止めておこう。
…何?せっかくだからスカートの中身も覗いておけって?
おいおい、俺を誰だと思ってる。これでも俺は紳士なんだぜ。
そんな卑怯な真似は出来るわけが―――。
ハルヒ「うぅん…」ゴロン
キョン「…おいおい、今の寝返りでスカートがめくれかかってるじゃないか」
…良く見てみると中々肉付きの良い太ももでいらっしゃる。
・・・・・・・ごくっ。
ったくしょうがないな、のび太くんは。
わかってるとは思うが、スカートのめくれを直すという言い分でだぞ?
…何?せっかくだからスカートの中身も覗いておけって?
おいおい、俺を誰だと思ってる。これでも俺は紳士なんだぜ。
そんな卑怯な真似は出来るわけが―――。
ハルヒ「うぅん…」ゴロン
キョン「…おいおい、今の寝返りでスカートがめくれかかってるじゃないか」
…良く見てみると中々肉付きの良い太ももでいらっしゃる。
・・・・・・・ごくっ。
ったくしょうがないな、のび太くんは。
わかってるとは思うが、スカートのめくれを直すという言い分でだぞ?
49: 2008/10/06(月) 21:27:53.62 ID:4/+hAO27P
そーっ…。
キョン「っとここでフェイントぉ!」シュタッ!!
ふっふっふっ、覗こうとした瞬間目が覚めてキャーなにしてんのエOチー!!ってな展開は
もはやお約束を通り越して王道とも言えるパターン!
こんな初歩な展開に引っかかる私ではないのだよ!
ハルヒ「すー…すー…」
キョン「ってあれ…起きる気配が無い…?」
キョン「っとここでフェイントぉ!」シュタッ!!
ふっふっふっ、覗こうとした瞬間目が覚めてキャーなにしてんのエOチー!!ってな展開は
もはやお約束を通り越して王道とも言えるパターン!
こんな初歩な展開に引っかかる私ではないのだよ!
ハルヒ「すー…すー…」
キョン「ってあれ…起きる気配が無い…?」
51: 2008/10/06(月) 21:29:48.08 ID:4/+hAO27P
…ぬぅ、これはどうしたものか。
よし…もう一回…。
そーっ…。
ハルヒ「すーすー」ピクッ
キョン「どぉっ!!!」ゴロゴロンッ!!
ハルヒ「すーはーすーはーすーはー」
キョン「…くっ、なんなんだよチクショウ!起きるならさっさと起きやがれってんだ!」
ハルヒ(あぁもうっ!そんなに覗きたいならさっさと覗けば良いじゃないっ!!)
よし…もう一回…。
そーっ…。
ハルヒ「すーすー」ピクッ
キョン「どぉっ!!!」ゴロゴロンッ!!
ハルヒ「すーはーすーはーすーはー」
キョン「…くっ、なんなんだよチクショウ!起きるならさっさと起きやがれってんだ!」
ハルヒ(あぁもうっ!そんなに覗きたいならさっさと覗けば良いじゃないっ!!)
53: 2008/10/06(月) 21:32:32.70 ID:4/+hAO27P
…とりあえずスカートのめくれも直したことだし(結局覗かなかった)
俺はこれまでに起こったことを思い出してみた。
さっきから会う奴全員の様子がおかしい…。
これはやはり…またハルヒの力のせいだと考えるのが妥当か。
考えるに昨日の部活以降、ハルヒに何かあったんだろうが…。
しかし情報は皆無、加えて頭も無い俺にこの状態を解き明かせというのは無理な話だ。
…とりあえず古泉に聞いてみるか。
一時間目は古泉のクラスと体育の合同授業だからな。丁度良い。
というわけで急いで教室に戻り体操服に着替えることにした。
俺はこれまでに起こったことを思い出してみた。
さっきから会う奴全員の様子がおかしい…。
これはやはり…またハルヒの力のせいだと考えるのが妥当か。
考えるに昨日の部活以降、ハルヒに何かあったんだろうが…。
しかし情報は皆無、加えて頭も無い俺にこの状態を解き明かせというのは無理な話だ。
…とりあえず古泉に聞いてみるか。
一時間目は古泉のクラスと体育の合同授業だからな。丁度良い。
というわけで急いで教室に戻り体操服に着替えることにした。
56: 2008/10/06(月) 21:34:41.50 ID:4/+hAO27P
ガラガラッ、ピシャン―――。
ハルヒ「…………」チラッ
ハルヒ「………行ったか」
ハルヒ「はぁ…なんで…キョンを見てるとドキドキしてくるのかしら…」
ジャ○ーズか何かのコンサートで興奮しすぎて失神してしまった人が居たという話は
ニュースで聞いたことはあった。
嘘臭いという気持ちと、失神するほど興奮するなんて馬鹿みたいという気持ちが
半々であったが、まさか自分で体験してみる羽目になるとは思ってもみなかった。
ハルヒ「…………」チラッ
ハルヒ「………行ったか」
ハルヒ「はぁ…なんで…キョンを見てるとドキドキしてくるのかしら…」
ジャ○ーズか何かのコンサートで興奮しすぎて失神してしまった人が居たという話は
ニュースで聞いたことはあった。
嘘臭いという気持ちと、失神するほど興奮するなんて馬鹿みたいという気持ちが
半々であったが、まさか自分で体験してみる羽目になるとは思ってもみなかった。
58: 2008/10/06(月) 21:36:12.47 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「ワケわかんない…」
昨日までは彼と一緒にいても別に何にも…というわけでもないが
少なくとも失神するほど感情が昂る物でもなかった。
それが今日に至ってはまるで別人だ。まともに彼を直視できない自分がいる。
ハルヒ「もしかして私…キョンの事が…」
と、そこまで考えて急に恥ずかしくなり、枕に顔を埋める。
ハルヒ「ま、まさかね!あたしが今感じている感情は精神的疾患の一種よ!そんなことあるわけがないわ!」
そう自分に言い聞かせてベッドから飛び起きた。
昨日までは彼と一緒にいても別に何にも…というわけでもないが
少なくとも失神するほど感情が昂る物でもなかった。
それが今日に至ってはまるで別人だ。まともに彼を直視できない自分がいる。
ハルヒ「もしかして私…キョンの事が…」
と、そこまで考えて急に恥ずかしくなり、枕に顔を埋める。
ハルヒ「ま、まさかね!あたしが今感じている感情は精神的疾患の一種よ!そんなことあるわけがないわ!」
そう自分に言い聞かせてベッドから飛び起きた。
59: 2008/10/06(月) 21:38:10.61 ID:4/+hAO27P
もう一度キョンを向き会って話をしてみよう。
きっとさっきのは何かの間違いだ。
上履きを履いて、焦る気持ちを抑え教室に向かって急ぐ。
ハルヒ「すいません、ちょっと保健室に行ってました―――」ガラッ
ガラーン
ハルヒ「…そういえば一時間目は体育だったわね」
きっとさっきのは何かの間違いだ。
上履きを履いて、焦る気持ちを抑え教室に向かって急ぐ。
ハルヒ「すいません、ちょっと保健室に行ってました―――」ガラッ
ガラーン
ハルヒ「…そういえば一時間目は体育だったわね」
60: 2008/10/06(月) 21:39:54.22 ID:4/+hAO27P
キョン「おい古泉」キラキラキラ
古泉「お…おはようございます。あなたから話し掛けてくるとは珍しいですね」
キョン「早速だが聞きたい事がある。昨日はハルヒに何かあったか?閉鎖空間は?」
古泉「いえ、特にはこれといったことはありませんでしたが」
キョン「そうか…」キラキラキラ
古泉「うっ…その悩ましい表情は…あまり納得されていないようですね。…どうかしましたか?」
古泉「お…おはようございます。あなたから話し掛けてくるとは珍しいですね」
キョン「早速だが聞きたい事がある。昨日はハルヒに何かあったか?閉鎖空間は?」
古泉「いえ、特にはこれといったことはありませんでしたが」
キョン「そうか…」キラキラキラ
古泉「うっ…その悩ましい表情は…あまり納得されていないようですね。…どうかしましたか?」
62: 2008/10/06(月) 21:41:38.99 ID:4/+hAO27P
キョン「いや、俺の気のせいだと良いんだがな。今朝から会う奴全員の様子がいつもとおかしいんだ」
古泉「…と、いいますと?」
キョン「俺と話していると向こうが何故か顔が風邪引いたみたいに赤くなってな。何かに焦ってるようにも思えたな…。
ハルヒに至っては鼻血噴いてぶっ倒れちまったし」
古泉「…な…なるほど…、何が起きているのか大体わかりましたよ」
キョン「こんな少ない情報でよくわかるな。一体なんだっていうんだ?」
古泉「…と、いいますと?」
キョン「俺と話していると向こうが何故か顔が風邪引いたみたいに赤くなってな。何かに焦ってるようにも思えたな…。
ハルヒに至っては鼻血噴いてぶっ倒れちまったし」
古泉「…な…なるほど…、何が起きているのか大体わかりましたよ」
キョン「こんな少ない情報でよくわかるな。一体なんだっていうんだ?」
63: 2008/10/06(月) 21:43:34.16 ID:4/+hAO27P
古泉「始めに釘を刺しておきますが、僕は、その…人間として至って正常です」
キョン「…超能力者は人として正常とは思えないが」
古泉「いえ、そういう意味ではなく、男として、です」
キョン「…もっとわかりやすく説明してくれ」
古泉「こうでも言っておかないとあなたは絶対引きますからね。
もっとも、あなたでなくても男性の95%は引くみたいですが」
キョン「その95%という数字は一体どこから来てるんだ…」
古泉「涼宮さんですよ。彼女が以前そう言っていたと思いました。全世界の男性のうち5%はゲOなのだと」
キョン「?」
キョン「…超能力者は人として正常とは思えないが」
古泉「いえ、そういう意味ではなく、男として、です」
キョン「…もっとわかりやすく説明してくれ」
古泉「こうでも言っておかないとあなたは絶対引きますからね。
もっとも、あなたでなくても男性の95%は引くみたいですが」
キョン「その95%という数字は一体どこから来てるんだ…」
古泉「涼宮さんですよ。彼女が以前そう言っていたと思いました。全世界の男性のうち5%はゲOなのだと」
キョン「?」
65: 2008/10/06(月) 21:46:03.83 ID:4/+hAO27P
古泉「それでですね、実は先ほどからあなたと話をしていると、不思議な事にある感情が芽生えてきているんです」
キョン「…なんだってんだ一体」
古泉「僕は…あなたになら尻の穴を捧げても良いかな、とさえ思えてきているのです」
キョン「んなっ!?どうしてそうなるんだ!」
古泉「さぁ?それは僕にもわかりません。しかし昨日の今日でいきなりあなたに対して
この様な感情が芽生えるのは異常としか言い様がありません。
おそらくこれはあなたから何か特殊な、人を惹きつけ魅了する
フェロモンのような物が出ているのでしょう。
それに僕達が反応してしまっている…と。それが一番筋が通ると思います」
キョン「…なんだってんだ一体」
古泉「僕は…あなたになら尻の穴を捧げても良いかな、とさえ思えてきているのです」
キョン「んなっ!?どうしてそうなるんだ!」
古泉「さぁ?それは僕にもわかりません。しかし昨日の今日でいきなりあなたに対して
この様な感情が芽生えるのは異常としか言い様がありません。
おそらくこれはあなたから何か特殊な、人を惹きつけ魅了する
フェロモンのような物が出ているのでしょう。
それに僕達が反応してしまっている…と。それが一番筋が通ると思います」
67: 2008/10/06(月) 21:47:48.77 ID:4/+hAO27P
キョン「なんてこった…、じゃあ今朝からみんなの態度がおかしかったのはそれが原因なのか?」
古泉「僕は男性なので涼宮さん達ほど強くは影響をうけていない様ですね。
ただ同性の僕ですらこの有様ですから女性の方々はそれはもう凄い衝撃でしょう」
ってそこまで聞いて不安になってきた。お前は本当に大丈夫なのか?
古泉はニッコリと微笑んで、
古泉「とりあえずいきなりあなたを押し倒す、とかそういうのはしませんからご安心を」
古泉「僕は男性なので涼宮さん達ほど強くは影響をうけていない様ですね。
ただ同性の僕ですらこの有様ですから女性の方々はそれはもう凄い衝撃でしょう」
ってそこまで聞いて不安になってきた。お前は本当に大丈夫なのか?
古泉はニッコリと微笑んで、
古泉「とりあえずいきなりあなたを押し倒す、とかそういうのはしませんからご安心を」
69: 2008/10/06(月) 21:49:46.08 ID:4/+hAO27P
キョン「…信じていいんだな?もしやったらマジで殴るぞ」
古泉「ええ、どうぞ。好きなだけ殴ってください。あ、別に僕がマゾってわけじゃないですからね?
それだけ僕があなたの気持ちを大事にするという事の表れであって――」
キョン「わかったわかった。それ以上言うな。余計お前と接しにくくなる…」
古泉「すいません、話が反れましたね。とりあえず今日は必要以上に人と接触するのは控えたほうがよろしいでしょう。
下手にフラグを立てると後々大変なことになるでしょうから」
…既に4つほど立てちまったけどな。
古泉「ええ、どうぞ。好きなだけ殴ってください。あ、別に僕がマゾってわけじゃないですからね?
それだけ僕があなたの気持ちを大事にするという事の表れであって――」
キョン「わかったわかった。それ以上言うな。余計お前と接しにくくなる…」
古泉「すいません、話が反れましたね。とりあえず今日は必要以上に人と接触するのは控えたほうがよろしいでしょう。
下手にフラグを立てると後々大変なことになるでしょうから」
…既に4つほど立てちまったけどな。
71: 2008/10/06(月) 21:51:39.27 ID:4/+hAO27P
古泉「しかし…そうなるとこの一件の犯人は……」
キョン「? ハルヒじゃないのか?」
古泉「その可能性は低いでしょうね。あなたが女性にモテても涼宮さんは困るだけでしょうから」
キョン「どういうこった?」
古泉「あ、あなたという人は……。いえ、この話はまた後日にでも」
キョン「? ハルヒじゃないのか?」
古泉「その可能性は低いでしょうね。あなたが女性にモテても涼宮さんは困るだけでしょうから」
キョン「どういうこった?」
古泉「あ、あなたという人は……。いえ、この話はまた後日にでも」
72: 2008/10/06(月) 21:52:48.05 ID:4/+hAO27P
キョン「ハルヒじゃなかったら犯人は誰だっていうんだ」
古泉「涼宮さん以外でこのような真似を出来る人物はひとりしかいないじゃありませんか」
キョン「まさか…長門か!?なんで長門が!?」
古泉「流石にそこまではわかりませんね。…とりあえず本人に聞かれるのが一番でしょう。
…おっと、先生が来られたようです。それではここら辺で」
キョン「…ああ、長々とすまなかった」
古泉「涼宮さん以外でこのような真似を出来る人物はひとりしかいないじゃありませんか」
キョン「まさか…長門か!?なんで長門が!?」
古泉「流石にそこまではわかりませんね。…とりあえず本人に聞かれるのが一番でしょう。
…おっと、先生が来られたようです。それではここら辺で」
キョン「…ああ、長々とすまなかった」
73: 2008/10/06(月) 21:55:40.87 ID:4/+hAO27P
体育の授業が終わって教室に戻ると、そこにはハルヒがいた。
どうやら少しは落ち着いたみたいだ。
キョン「ハルヒ、もう具合はいいのか?」
ハルヒ「あ、うん…なんとかね。まったく、鼻血なんて何年ぶりに出したかしら…」
キョン「確かに、そうそう出るようなモンでもないよな…」
キョン「それにしてもどうしたんだ?急に鼻血なんて…」
ハルヒ「…うん、ちょっとキョンが眩しかっただけ」
キョン「は?」
ハルヒ「あっ!?な、なんでもないわっ!もう大丈夫だから気にしないで!」
キョン「…それなら良いが…また具合悪くなったら言えよ。一緒に保健室まで連れて行くから」
ハルヒ「あ、ありがと…」
ハルヒ(ああ…やっぱりダメだ…あたし、キョンこと本気で好きになっちゃったみたい…)
どうやら少しは落ち着いたみたいだ。
キョン「ハルヒ、もう具合はいいのか?」
ハルヒ「あ、うん…なんとかね。まったく、鼻血なんて何年ぶりに出したかしら…」
キョン「確かに、そうそう出るようなモンでもないよな…」
キョン「それにしてもどうしたんだ?急に鼻血なんて…」
ハルヒ「…うん、ちょっとキョンが眩しかっただけ」
キョン「は?」
ハルヒ「あっ!?な、なんでもないわっ!もう大丈夫だから気にしないで!」
キョン「…それなら良いが…また具合悪くなったら言えよ。一緒に保健室まで連れて行くから」
ハルヒ「あ、ありがと…」
ハルヒ(ああ…やっぱりダメだ…あたし、キョンこと本気で好きになっちゃったみたい…)
74: 2008/10/06(月) 21:57:30.34 ID:4/+hAO27P
キョン「っと…そういや次の数学の授業、順番的に俺が指されるかもしれないんだった…」
ハルヒ「え、あ…確かそうね、先生に指されてもおかしくないわ」
キョン「スマン、ちょっとここら辺、答え教えてくれないか」
ハルヒ「ったく、しょうがないわねぇ…じゃあこの問題は―――」
キョン「うん」ヒョコ
ハルヒ(うっ…キョンの顔がこんなに近くに…っ)
ハルヒ「で、でね…この式を使って―――」ドキドキ
キョン「なるほど」ピタ
ハルヒ「あっ…!?」ビクッ
キョン「ど、どうした?」
ハルヒ「ご、ごめん、なんでもないわ…」アセアセ
ハルヒ(キョンの手…触っちゃった…)
キョン「…………」
ハルヒ「え、あ…確かそうね、先生に指されてもおかしくないわ」
キョン「スマン、ちょっとここら辺、答え教えてくれないか」
ハルヒ「ったく、しょうがないわねぇ…じゃあこの問題は―――」
キョン「うん」ヒョコ
ハルヒ(うっ…キョンの顔がこんなに近くに…っ)
ハルヒ「で、でね…この式を使って―――」ドキドキ
キョン「なるほど」ピタ
ハルヒ「あっ…!?」ビクッ
キョン「ど、どうした?」
ハルヒ「ご、ごめん、なんでもないわ…」アセアセ
ハルヒ(キョンの手…触っちゃった…)
キョン「…………」
76: 2008/10/06(月) 21:59:15.30 ID:4/+hAO27P
この反応を見る限り…古泉の推測通りで間違い無さそうだな。
普段は身体全体で触ってくる癖に、今日は手が触れただけでもアウトか。
…俺にはまったく理解できんなぁ。
しかしこうして見ると…大人しいハルヒというのもまた味があってなかなか…。
やばい、ちょっといじってみたくなってきたぞ…。
キョン「なぁ、ハルヒ…前々から思ってたんだけど、お前ってさ―――」
ハルヒ「なっ、なによ…?」
キョン「…かわいいよな」ボソッ
ハルヒ「っ……!」カァァァァッ
ハルヒ(え…今、かわいい…って。キョンが…、あたしに…?)
普段は身体全体で触ってくる癖に、今日は手が触れただけでもアウトか。
…俺にはまったく理解できんなぁ。
しかしこうして見ると…大人しいハルヒというのもまた味があってなかなか…。
やばい、ちょっといじってみたくなってきたぞ…。
キョン「なぁ、ハルヒ…前々から思ってたんだけど、お前ってさ―――」
ハルヒ「なっ、なによ…?」
キョン「…かわいいよな」ボソッ
ハルヒ「っ……!」カァァァァッ
ハルヒ(え…今、かわいい…って。キョンが…、あたしに…?)
77: 2008/10/06(月) 22:00:46.76 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「ね、ねぇ…キョン、よく聞こえなかったわ。今なんて――」ドキドキ
キョン「っ…もう一回言うのかよ…。お前がかわい――――」
谷口「おーいキョーン!お客さんが来てるぞー!」
ハルヒ(くっ!?お、おのれ谷口ィィ…!!)ギリギリギリ
キョン「客…って誰だ?」
谷口「まぁまぁ、とりあえずこっち来いよ」
谷口の隣でこっちに向かってブンブン手を振っている人がいる。
あのやたら髪の長い人は…。
キョン「っ…もう一回言うのかよ…。お前がかわい――――」
谷口「おーいキョーン!お客さんが来てるぞー!」
ハルヒ(くっ!?お、おのれ谷口ィィ…!!)ギリギリギリ
キョン「客…って誰だ?」
谷口「まぁまぁ、とりあえずこっち来いよ」
谷口の隣でこっちに向かってブンブン手を振っている人がいる。
あのやたら髪の長い人は…。
79: 2008/10/06(月) 22:02:40.17 ID:4/+hAO27P
キョン「…鶴屋さん?なんでうちのクラスに…。っと、ハルヒ、ちょっと行ってくる」
ハルヒ「う、うん…早く帰ってきてね…」
谷口「じゃ俺はこれで。よろしかったら今度の日曜にデートでも――」
鶴屋「わははっ、それは遠慮しとくよっ」
谷口「や、やっぱり…」ガクッ
谷口「誰かぁぁぁ!!たまには俺メインのSSを書いてくれぇぇぇ!!なんで国木田ばっかりぃぃぃぃ!!!」ダダダダダッ
キョン「谷口…お前は一体誰に何を言ってるんだ…」
ハルヒ「う、うん…早く帰ってきてね…」
谷口「じゃ俺はこれで。よろしかったら今度の日曜にデートでも――」
鶴屋「わははっ、それは遠慮しとくよっ」
谷口「や、やっぱり…」ガクッ
谷口「誰かぁぁぁ!!たまには俺メインのSSを書いてくれぇぇぇ!!なんで国木田ばっかりぃぃぃぃ!!!」ダダダダダッ
キョン「谷口…お前は一体誰に何を言ってるんだ…」
80: 2008/10/06(月) 22:04:42.91 ID:4/+hAO27P
鶴屋「やぁキョンくんっ!今日も相変わらずの良い天気だねー」
キョン「ええ、お蔭様で。しかしどうしたんです?鶴屋さんがうちのクラスに来るなんて珍しいですね」
鶴屋「んー、ちょーっと聞きたいことがあってねー。今時間大丈夫かい?」
キョン「ええ、次の授業まであとちょっとしか時間ないですけど、大丈夫ですよ」
鶴屋「そっか、じゃあちょっと向こうで話そっか」
ハルヒ(? 一体何処に行くのかしら…もう授業始まるっていうのに…)
俺は鶴屋さんに連れられて廊下の端っこのほうに移動した。
キョン「ええ、お蔭様で。しかしどうしたんです?鶴屋さんがうちのクラスに来るなんて珍しいですね」
鶴屋「んー、ちょーっと聞きたいことがあってねー。今時間大丈夫かい?」
キョン「ええ、次の授業まであとちょっとしか時間ないですけど、大丈夫ですよ」
鶴屋「そっか、じゃあちょっと向こうで話そっか」
ハルヒ(? 一体何処に行くのかしら…もう授業始まるっていうのに…)
俺は鶴屋さんに連れられて廊下の端っこのほうに移動した。
83: 2008/10/06(月) 22:06:21.38 ID:4/+hAO27P
キョン「それで話というのは?」
鶴屋「んー…なんかね、みくるの様子がおかしいんだよ」
キョン「朝比奈さんが?」
ハルヒ(…何の話してんのかしら…ここからじゃ聞こえないわ)チラッ
鶴屋「そそ。ずっとポーッとしちゃっててさ。授業中も黒板書き写さないで溜め息ばっか。
あたしが話かけても上の空、馬の耳に念仏って感じで。あ、みくるの場合は牛かな?はははっ」
キョン「へ、へぇ…何かあったんですかね。しかも鶴屋さん、何気にセクハラ発言してますよ」
鶴屋「んー…なんかね、みくるの様子がおかしいんだよ」
キョン「朝比奈さんが?」
ハルヒ(…何の話してんのかしら…ここからじゃ聞こえないわ)チラッ
鶴屋「そそ。ずっとポーッとしちゃっててさ。授業中も黒板書き写さないで溜め息ばっか。
あたしが話かけても上の空、馬の耳に念仏って感じで。あ、みくるの場合は牛かな?はははっ」
キョン「へ、へぇ…何かあったんですかね。しかも鶴屋さん、何気にセクハラ発言してますよ」
84: 2008/10/06(月) 22:08:17.13 ID:4/+hAO27P
鶴屋「キョンくん、朝、昇降口でみくると何か話してたよね?二人が話してた所を見たって人がいるんだけどさっ」
キョン「ぎくっ」
鶴屋「だから、もしかしたらキョンくんが何か知ってるんじゃないかなぁって思ってね。こうして聞きに来たってわけなのさ」
キョン「そ、そうですか…。でもあいにく大した話は…」
鶴屋「…ホントにかい?」じーっ
キョン「ほ、ほんとです。ちょ…鶴屋さん、顔近いですってば」
ハルヒ(あぁあぁっ!?ちょっと、何顔近づけてんの!?ちゅーしてんの!?ちゅーしてんのね!?)
キョン「ぎくっ」
鶴屋「だから、もしかしたらキョンくんが何か知ってるんじゃないかなぁって思ってね。こうして聞きに来たってわけなのさ」
キョン「そ、そうですか…。でもあいにく大した話は…」
鶴屋「…ホントにかい?」じーっ
キョン「ほ、ほんとです。ちょ…鶴屋さん、顔近いですってば」
ハルヒ(あぁあぁっ!?ちょっと、何顔近づけてんの!?ちゅーしてんの!?ちゅーしてんのね!?)
87: 2008/10/06(月) 22:09:40.45 ID:4/+hAO27P
鶴屋「じゃあどんな話してたのか、お姉さんに教えてくれないかなっ?」
キョン「あ、あの、それは…そんなに大したことじゃ」
鶴屋「大人しく言っちゃいなって、楽になるよっ?」じーっ
キョン「う……」
…鶴屋さんは完全に俺を疑ってるようだ。
なんで女の人ってのはこうも勘が鋭いんだろうか…。
鶴屋「もしかして…人に言えないようなやましい話なのかい?」じーっ
キョン「いえ、そんなんじゃないんですけど。じ、実はですね…」
キョン「あ、あの、それは…そんなに大したことじゃ」
鶴屋「大人しく言っちゃいなって、楽になるよっ?」じーっ
キョン「う……」
…鶴屋さんは完全に俺を疑ってるようだ。
なんで女の人ってのはこうも勘が鋭いんだろうか…。
鶴屋「もしかして…人に言えないようなやましい話なのかい?」じーっ
キョン「いえ、そんなんじゃないんですけど。じ、実はですね…」
88: 2008/10/06(月) 22:11:41.13 ID:4/+hAO27P
鶴屋「……………」
キョン「?」
鶴屋「……………」
キョン「あの…鶴屋さん?」
鶴屋「にょろー……」ポッ
キョン「鶴屋さんっ!?」
鶴屋「ご、ごめんっ。そうだよねっ、キョンくんがみくるに何かするわけないもんねっ!それじゃあたしはもう行くからっ!」
キョン「こ、これは…フラグ5つ目立てちまったか…?」
ハルヒ(うぐぐぐぐ…あの鶴屋さんのテレ具合…間違いないっ!)
キョン「?」
鶴屋「……………」
キョン「あの…鶴屋さん?」
鶴屋「にょろー……」ポッ
キョン「鶴屋さんっ!?」
鶴屋「ご、ごめんっ。そうだよねっ、キョンくんがみくるに何かするわけないもんねっ!それじゃあたしはもう行くからっ!」
キョン「こ、これは…フラグ5つ目立てちまったか…?」
ハルヒ(うぐぐぐぐ…あの鶴屋さんのテレ具合…間違いないっ!)
91: 2008/10/06(月) 22:13:49.50 ID:4/+hAO27P
そして二時間目の授業も終わり、休憩時間。
キョン(よし、早速長門に話を聞きに行くか…。なんでこんなことしたんだろうか…)
ハルヒ「ねぇ、キョ――」
みくる「あ、あのっ、キョンくんいますかっ!?」ガラッ!!
ハルヒ(今度はみくるちゃん!?もうなんなのよ、みんなして!)
キョン「あ、朝比奈さん…どうしたんですか?」
キョン(よし、早速長門に話を聞きに行くか…。なんでこんなことしたんだろうか…)
ハルヒ「ねぇ、キョ――」
みくる「あ、あのっ、キョンくんいますかっ!?」ガラッ!!
ハルヒ(今度はみくるちゃん!?もうなんなのよ、みんなして!)
キョン「あ、朝比奈さん…どうしたんですか?」
93: 2008/10/06(月) 22:15:14.32 ID:4/+hAO27P
みくる「こ、これ…っ…」
キョン「…クッキー、ですか。何かすごい量ですけど、どうしたんです?」
みくる「家庭科の授業で、つ、つくっ、作ったんですけどどどどどっ」
キョン「は、はぁ…」
みくる「ぼーっとしてたらいつの間にか沢山作りすぎちゃってて…」
キョン「ははは、朝比奈さんはおっちょこちょいですね」
みくる「…全部、キョンくんのせいですっ」ボソ
キョン「あの…今なんて?」
みくる「あ、いえ…なんでもないですっ!」
キョン「…クッキー、ですか。何かすごい量ですけど、どうしたんです?」
みくる「家庭科の授業で、つ、つくっ、作ったんですけどどどどどっ」
キョン「は、はぁ…」
みくる「ぼーっとしてたらいつの間にか沢山作りすぎちゃってて…」
キョン「ははは、朝比奈さんはおっちょこちょいですね」
みくる「…全部、キョンくんのせいですっ」ボソ
キョン「あの…今なんて?」
みくる「あ、いえ…なんでもないですっ!」
94: 2008/10/06(月) 22:17:41.67 ID:4/+hAO27P
みくる「それで、そのぅ…これ、良かったら食べて欲しいなぁ…って…」
キョン「え…、俺に?いいんですか?」
みくる「は、はい、是非っ!」
ハルヒ(くっ、モノで釣ろうってワケ!?みくるちゃんもやるわね…!)
キョン「うわー嬉しいなぁ、女の人から何か貰うなんて久しぶりですよ。それじゃ、あとで美味しく頂かせてもらいますね」
みくる「え…」
キョン「…どうか、しましたか?」
みくる「あの…できたら、今ここで食べて貰えませんか…?」
キョン「す、すいません。今はちょっと急ぎの用事がありまして…」
みくる「い、今すぐ感想を聞きたいんですっ!」ずいっ!
キョン「は、はぁ…わかりました。それではひとつ」
キョン「え…、俺に?いいんですか?」
みくる「は、はい、是非っ!」
ハルヒ(くっ、モノで釣ろうってワケ!?みくるちゃんもやるわね…!)
キョン「うわー嬉しいなぁ、女の人から何か貰うなんて久しぶりですよ。それじゃ、あとで美味しく頂かせてもらいますね」
みくる「え…」
キョン「…どうか、しましたか?」
みくる「あの…できたら、今ここで食べて貰えませんか…?」
キョン「す、すいません。今はちょっと急ぎの用事がありまして…」
みくる「い、今すぐ感想を聞きたいんですっ!」ずいっ!
キョン「は、はぁ…わかりました。それではひとつ」
95: 2008/10/06(月) 22:19:51.30 ID:4/+hAO27P
…美味いかマズイかと言われれば美味い。
けどそこまで美味いか?といわれると微妙なライン。
しかしコイツはあの朝比奈さんの細くて綺麗なお手々(←超重要)から作られたクッキーなわけであって。
それだけでこのクッキーは崇高なる存在へと昇華するわけだ。
いや、結局これはただのプラシーボ効果にすぎないんだけどね。
キョン「ん、美味しいですよこれ」
みくる「よ、よかったぁ・・・!」
キョン「それじゃ俺はもう行きま――」
みくる「実は紅茶も用意してあるんですよぅ」
キョン「は、はぃぃ?」
けどそこまで美味いか?といわれると微妙なライン。
しかしコイツはあの朝比奈さんの細くて綺麗なお手々(←超重要)から作られたクッキーなわけであって。
それだけでこのクッキーは崇高なる存在へと昇華するわけだ。
いや、結局これはただのプラシーボ効果にすぎないんだけどね。
キョン「ん、美味しいですよこれ」
みくる「よ、よかったぁ・・・!」
キョン「それじゃ俺はもう行きま――」
みくる「実は紅茶も用意してあるんですよぅ」
キョン「は、はぃぃ?」
97: 2008/10/06(月) 22:21:21.43 ID:4/+hAO27P
朝比奈さんは何処からか魔法瓶を取り出し、紅茶をカップに注いだ。
みくる「さ、どうぞっ」はぁと
キョン「マジですか」
な、なんて用意周到なんだ朝比奈さん…!
これをもう少し、カマドウマの時みたいな非常時にやってくれたらと俺は思う!
いつもだったら喜んで飲んでしまうだろう朝比奈さんの紅茶も、このタイミングに至っては…
よしっ!さっさと飲んでさっさと終わらせよう!
みくる「さ、どうぞっ」はぁと
キョン「マジですか」
な、なんて用意周到なんだ朝比奈さん…!
これをもう少し、カマドウマの時みたいな非常時にやってくれたらと俺は思う!
いつもだったら喜んで飲んでしまうだろう朝比奈さんの紅茶も、このタイミングに至っては…
よしっ!さっさと飲んでさっさと終わらせよう!
99: 2008/10/06(月) 22:23:17.23 ID:4/+hAO27P
キョン「い、いただきまじゅるアづぅッ!」
みくる「もうキョンくんたら。そんなに焦って飲んだら舌火傷しちゃいますよ?」
キョン「ひぃ…ひぃ…クッキーと、紅茶の組み合わせは…最高デスネ」
みくる「ふふっ、たくさんありますから、どんどん食べてくださいねっ♪」
キョン「あ、あの…こんなに無理ですって…」
ハルヒ(くっ…!あんなに美味しそうに食べちゃって…キョンの馬鹿…っ!)
結局、その休み時間中朝比奈さんのクッキーと紅茶を頂くハメになった俺は
長門の元にいけるわけも無く…。
…今日はもう昼飯いらないな。クッキーだけで腹が膨れちまった。
みくる「もうキョンくんたら。そんなに焦って飲んだら舌火傷しちゃいますよ?」
キョン「ひぃ…ひぃ…クッキーと、紅茶の組み合わせは…最高デスネ」
みくる「ふふっ、たくさんありますから、どんどん食べてくださいねっ♪」
キョン「あ、あの…こんなに無理ですって…」
ハルヒ(くっ…!あんなに美味しそうに食べちゃって…キョンの馬鹿…っ!)
結局、その休み時間中朝比奈さんのクッキーと紅茶を頂くハメになった俺は
長門の元にいけるわけも無く…。
…今日はもう昼飯いらないな。クッキーだけで腹が膨れちまった。
100: 2008/10/06(月) 22:26:16.72 ID:4/+hAO27P
キーンコーンカーンコーン――
3時間目の授業も終わり、休み時間!
キョン「っしゃあああああああ!」
急いで席を立つと廊下に向かって全力疾走、目指すは長門のクラスだ!
あれから色々考えてみたが今の状況は危険すぎる。
俺が陰で男子から『キョン氏ね』とか言われたり、ヤンデレと化した女子に刺されたりするだけならまだ良い。
みんなが俺を取り合って血みどろの戦いが繰り広げられる可能性も0では無いのだ。
それだけは何としても避けたい!邪魔が入らないうちにさっさと移動せねばっ!!
3時間目の授業も終わり、休み時間!
キョン「っしゃあああああああ!」
急いで席を立つと廊下に向かって全力疾走、目指すは長門のクラスだ!
あれから色々考えてみたが今の状況は危険すぎる。
俺が陰で男子から『キョン氏ね』とか言われたり、ヤンデレと化した女子に刺されたりするだけならまだ良い。
みんなが俺を取り合って血みどろの戦いが繰り広げられる可能性も0では無いのだ。
それだけは何としても避けたい!邪魔が入らないうちにさっさと移動せねばっ!!
101: 2008/10/06(月) 22:27:50.68 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「ねぇキョン、今日の放課後なんだけど―――」
俺の後ろからハルヒが何か話しかけてたような気がするが気にしない!
あえて聞こえないフリを貫き通す!
朝倉「あ、キョンくん、ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?」シュタッ
キョン「なんとぉぉっ!?」
いきなり目の前に朝倉がロンダートから伸身ムーンサルトで飛んできやがった!
こ、こいつ…教室の中でもお構いなしかッ!?
ハルヒ「キョンに…無視された…」ガーン
俺の後ろからハルヒが何か話しかけてたような気がするが気にしない!
あえて聞こえないフリを貫き通す!
朝倉「あ、キョンくん、ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?」シュタッ
キョン「なんとぉぉっ!?」
いきなり目の前に朝倉がロンダートから伸身ムーンサルトで飛んできやがった!
こ、こいつ…教室の中でもお構いなしかッ!?
ハルヒ「キョンに…無視された…」ガーン
102: 2008/10/06(月) 22:29:40.66 ID:4/+hAO27P
キョン「な、なんだね朝倉。俺はとーっても、大事な用事があるんだが」
朝倉「えっとね、今日、あたし日直なの」
キョン「それは朝聞いた」
朝倉「それでね、今日のホームルームで使うプリントを、今のうちに印刷室から教室に運んでおいてくれって先生から頼まれて…」
キョン「うん、そうか。頑張れ、朝倉。俺は陰から応援してるぞ」
朝倉「あたしひとりじゃ全部持てそうにないの。だから手伝ってくれない?」
朝倉「えっとね、今日、あたし日直なの」
キョン「それは朝聞いた」
朝倉「それでね、今日のホームルームで使うプリントを、今のうちに印刷室から教室に運んでおいてくれって先生から頼まれて…」
キョン「うん、そうか。頑張れ、朝倉。俺は陰から応援してるぞ」
朝倉「あたしひとりじゃ全部持てそうにないの。だから手伝ってくれない?」
104: 2008/10/06(月) 22:31:44.11 ID:4/+hAO27P
キョン「why?何故だ、男子にも日直がいるだろ?ええと今日は…蒲田か?そいつがやるべき仕事だろう」
朝倉「蒲田くんね、さっき階段から派手に転がり落ちちゃって…救急車で運ばれて行ったわ」
キョン「マジかよ…」
朝倉「あんな豪快に階段から転がり落ちる人初めて見たわぁ。あ、命に別状はないみたいだから安心してね」
キョン「…そうか。じゃあ次に繰り上げて、…えっと、国木田か?そっちにやらせればいいじゃないか」
朝倉「国木田くん、お婆ちゃんが危篤だからって急いで帰っちゃったわ」
キョン「国木田もかよ…じゃあ谷口あたりに頼め。アイツならお前の言うこと喜んでホイホイ聞くだろうよ」
朝倉「うん、それ無理。だって谷口くん、転校しちゃったもの」
キョン「……スマン、今なんつった?」
朝倉「谷口くんはね、『 て ん こ う 』しちゃったの」
朝倉「蒲田くんね、さっき階段から派手に転がり落ちちゃって…救急車で運ばれて行ったわ」
キョン「マジかよ…」
朝倉「あんな豪快に階段から転がり落ちる人初めて見たわぁ。あ、命に別状はないみたいだから安心してね」
キョン「…そうか。じゃあ次に繰り上げて、…えっと、国木田か?そっちにやらせればいいじゃないか」
朝倉「国木田くん、お婆ちゃんが危篤だからって急いで帰っちゃったわ」
キョン「国木田もかよ…じゃあ谷口あたりに頼め。アイツならお前の言うこと喜んでホイホイ聞くだろうよ」
朝倉「うん、それ無理。だって谷口くん、転校しちゃったもの」
キョン「……スマン、今なんつった?」
朝倉「谷口くんはね、『 て ん こ う 』しちゃったの」
107: 2008/10/06(月) 22:33:55.61 ID:4/+hAO27P
キョン「ちょっと待て!谷口ならさっきまで居ただろ!そんな急な転校あるわけが――」
朝倉「だって…本当に転校しちゃったんだもの…。……最近ちょっとウザかったし」
ま、まさかこの眉毛、谷口のヤツを情報操作で消しやがったのか!?
…そうなると転落事故や危篤ってのもこいつの仕業…!?
…これは大人しく言う事を聞くしかないのか。
さすがにこれ以上は犠牲者を増やすわけには…。
朝倉「だって…本当に転校しちゃったんだもの…。……最近ちょっとウザかったし」
ま、まさかこの眉毛、谷口のヤツを情報操作で消しやがったのか!?
…そうなると転落事故や危篤ってのもこいつの仕業…!?
…これは大人しく言う事を聞くしかないのか。
さすがにこれ以上は犠牲者を増やすわけには…。
108: 2008/10/06(月) 22:36:14.99 ID:4/+hAO27P
朝倉「ごめんねキョンくん、重くない?」
キョン「めがっさ重いです」
朝倉「うん、さすが男の子ね、まだまだ持てそう♪」ドサッ
キョン「あの、人の話聞いてる?」
ハルヒ(うぅ…二人で肩並べて歩いちゃって…楽しそう…)コソコソ
結局全プリントのうち持ってる割合は、朝倉が5で俺が95だ。
いくら女の子に重いもの持たせるな、っていってもせめて20:80くらいにして欲しいと思うぞ、俺は。
むしろ漢なら全部持ってやれってか?
朝比奈さんだったら喜んで全部持ったのだが、隣にいるのが朝倉じゃなぁ…。
一度殺されかけたせいもあって、どうもコイツは苦手だ。
まったく、ヤ○チャの偉大さが身に沁みてわかるってもんだぜ。
キョン「めがっさ重いです」
朝倉「うん、さすが男の子ね、まだまだ持てそう♪」ドサッ
キョン「あの、人の話聞いてる?」
ハルヒ(うぅ…二人で肩並べて歩いちゃって…楽しそう…)コソコソ
結局全プリントのうち持ってる割合は、朝倉が5で俺が95だ。
いくら女の子に重いもの持たせるな、っていってもせめて20:80くらいにして欲しいと思うぞ、俺は。
むしろ漢なら全部持ってやれってか?
朝比奈さんだったら喜んで全部持ったのだが、隣にいるのが朝倉じゃなぁ…。
一度殺されかけたせいもあって、どうもコイツは苦手だ。
まったく、ヤ○チャの偉大さが身に沁みてわかるってもんだぜ。
109: 2008/10/06(月) 22:39:03.09 ID:4/+hAO27P
朝倉「それにしてもキョンくんの前の人が急に三人もいなくなるなんて、偶然って怖いわよねぇ」
キョン「断言してもいい。全てお前の仕業だ」
朝倉「な、何を根拠にそんな…」オドオド
キョン「お前さっき谷口がウザいとか言ってただろう」
朝倉「あーっと余りの重さに足がもつれて転んじゃいそうー(棒読み)」
キョン「その量で重いとか言うか!?しかもワザとだろそれうぉあっ!?」ドサドダバタンッ
朝倉「あいたたた…」
キョン「い、いってぇ…」ふにっ
朝倉「あんっ、ちょ、ちょっとキョンくん、どこ触って…っ」ビクッ
ハルヒ(はあぁぁぁぁぁぁ!?ちょ、なにやってんのよ工口キョン!!
そんなに触りたいならあたしが、その…いくらでもっ!!!)
キョン「断言してもいい。全てお前の仕業だ」
朝倉「な、何を根拠にそんな…」オドオド
キョン「お前さっき谷口がウザいとか言ってただろう」
朝倉「あーっと余りの重さに足がもつれて転んじゃいそうー(棒読み)」
キョン「その量で重いとか言うか!?しかもワザとだろそれうぉあっ!?」ドサドダバタンッ
朝倉「あいたたた…」
キョン「い、いってぇ…」ふにっ
朝倉「あんっ、ちょ、ちょっとキョンくん、どこ触って…っ」ビクッ
ハルヒ(はあぁぁぁぁぁぁ!?ちょ、なにやってんのよ工口キョン!!
そんなに触りたいならあたしが、その…いくらでもっ!!!)
110: 2008/10/06(月) 22:41:16.91 ID:4/+hAO27P
キョン「…ってお前、俺の手を取って無理矢理自分の胸に押付けて何やってんだ」
朝倉「だ、ダメよキョンくん、こんな所で…!心の準備がっ…んぁぁっ」ぎゅむぎゅむ
キョン「だーかーらー!お前が勝手に押付けてるんだろうが!この淫乱変態眉毛!」
朝倉「あれ…?キョンくん、こういうの嫌い?もしかしてインポ―」
キョン「俺は正常だ!それと女の子がそんな卑猥な単語口にしちゃいけませんっ!」
ハルヒ(この眉毛!さっさとキョンから離れなさい!羨ましいにも程があるわよっ!)メキメキメキバゴッ!!!
生徒A「コンクリの壁にヒビがっ!?」
朝倉「だ、ダメよキョンくん、こんな所で…!心の準備がっ…んぁぁっ」ぎゅむぎゅむ
キョン「だーかーらー!お前が勝手に押付けてるんだろうが!この淫乱変態眉毛!」
朝倉「あれ…?キョンくん、こういうの嫌い?もしかしてインポ―」
キョン「俺は正常だ!それと女の子がそんな卑猥な単語口にしちゃいけませんっ!」
ハルヒ(この眉毛!さっさとキョンから離れなさい!羨ましいにも程があるわよっ!)メキメキメキバゴッ!!!
生徒A「コンクリの壁にヒビがっ!?」
111: 2008/10/06(月) 22:43:29.10 ID:4/+hAO27P
朝倉「あ、もしかして胸は小さいほうが好み?そうよね、長門さんくらいのほうが――」
キョン「大・中・小・無、どれでもッ!私は一向に構わんッッ!」
朝倉「そうなの?でもその割には全然下半身に反応が――」
キョン「あのな、こんなお馬鹿な状況でどう反応しろっていうんだ」
朝倉「…やっぱり無理?」
キョン「当たり前だ、早くどいてくれ」ポイッ
朝倉「あいたっ」ゴチッ
キョン「大・中・小・無、どれでもッ!私は一向に構わんッッ!」
朝倉「そうなの?でもその割には全然下半身に反応が――」
キョン「あのな、こんなお馬鹿な状況でどう反応しろっていうんだ」
朝倉「…やっぱり無理?」
キョン「当たり前だ、早くどいてくれ」ポイッ
朝倉「あいたっ」ゴチッ
114: 2008/10/06(月) 22:45:18.15 ID:4/+hAO27P
キョン「…ほら、プリントが散乱してるだろ。早く回収しないと授業に遅れるぞ」
朝倉「それもそうね…」ヒョイヒョイッ
キョン「……なぁ朝倉」
朝倉「なぁに?」
キョン「プリント拾うのは良いが、その位置でしゃがまれるとパンツ見えるぞ」
朝倉「見せてんのよ」ニヤリ
キョン「いいセンスだ。だが俺は黒よりも縞パンのほうが好きなんだ」
朝倉「朝倉涼子一生の不覚!」ガビーン!!
キョン「…お前、キャラ変わってないか…?」
朝倉「それもそうね…」ヒョイヒョイッ
キョン「……なぁ朝倉」
朝倉「なぁに?」
キョン「プリント拾うのは良いが、その位置でしゃがまれるとパンツ見えるぞ」
朝倉「見せてんのよ」ニヤリ
キョン「いいセンスだ。だが俺は黒よりも縞パンのほうが好きなんだ」
朝倉「朝倉涼子一生の不覚!」ガビーン!!
キョン「…お前、キャラ変わってないか…?」
115: 2008/10/06(月) 22:47:13.34 ID:4/+hAO27P
朝倉「じゃあ明日は縞パン履いてくるからその時は――!!」
キョン「そんな機会はもう二度と無いから無理に穿いてこなくていいって」
朝倉「もうっ、キョンくんってば厳しいのね」ポッ
…朝倉ってMなのか。俺にナイフ突きつけてきた時はSっぽかったんだが。
ハルヒ(うぅ…どうすればキョンに構ってもらえるのかな…)
ハルヒ(…確かキョンはポニーテールが好きだったはず―――)
ハルヒ(そうよ!ポニーテールにすればいいのよ!)
ハルヒ(前にやった時も似合ってるって言ってくれたし!)
ハルヒ(次…!そう、次よ次!昼休みが勝負よハルヒ!)グッ!
キョン「そんな機会はもう二度と無いから無理に穿いてこなくていいって」
朝倉「もうっ、キョンくんってば厳しいのね」ポッ
…朝倉ってMなのか。俺にナイフ突きつけてきた時はSっぽかったんだが。
ハルヒ(うぅ…どうすればキョンに構ってもらえるのかな…)
ハルヒ(…確かキョンはポニーテールが好きだったはず―――)
ハルヒ(そうよ!ポニーテールにすればいいのよ!)
ハルヒ(前にやった時も似合ってるって言ってくれたし!)
ハルヒ(次…!そう、次よ次!昼休みが勝負よハルヒ!)グッ!
116: 2008/10/06(月) 22:49:08.86 ID:4/+hAO27P
結局この休み時間も長門に会うことはできなかったわけで…。
キーンコーンカーンコーン――。
4時間目が終わった!これから楽しい昼休み…といきたい所だがそうはいかない。
今度こそ長門に会わないといかん。
正直モテる男というものに憧れてはいたが、これはさすがにキツイ。
モテる男はそれなりに苦労してるんだなぁ。
もう古泉を妬むようなマネはしないから早いとこ元に戻してもらいたいという気持ちで一杯だ。
ああ、あとついでに谷口も元に戻さないと。
多分長門は自分の教室じゃなくて部室にいるはずだ。そっちに行ったほうが確実だろう。
そう思い席を立ち上がると、いきなり後ろから襟首を捕まれた!
キーンコーンカーンコーン――。
4時間目が終わった!これから楽しい昼休み…といきたい所だがそうはいかない。
今度こそ長門に会わないといかん。
正直モテる男というものに憧れてはいたが、これはさすがにキツイ。
モテる男はそれなりに苦労してるんだなぁ。
もう古泉を妬むようなマネはしないから早いとこ元に戻してもらいたいという気持ちで一杯だ。
ああ、あとついでに谷口も元に戻さないと。
多分長門は自分の教室じゃなくて部室にいるはずだ。そっちに行ったほうが確実だろう。
そう思い席を立ち上がると、いきなり後ろから襟首を捕まれた!
117: 2008/10/06(月) 22:50:30.74 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「キョン!おべんと一緒に食べましょ!」バンッ!!
朝倉「キョンくん!お昼一緒にどう!?」シュタッ!!
みくる「キョンくん、お昼ご一緒にいかがですかぁ!?」ガラッ!
鶴屋「やぁキョンくん!わたしと二人っきりで優雅にランチタイムと洒落込まないかいっ!?」スパーン!!
・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
ハ・朝・み・鶴「……………チィッ!」
今度は4人同時にきやがったしィィ!
なんだよお前ら!俺に隠れて打ち合わせでもしてやがったのか!?
しかも今4人とも舌打ちしてただろう!?俺にはちゃんと聞こえてたぞ!
朝倉「キョンくん!お昼一緒にどう!?」シュタッ!!
みくる「キョンくん、お昼ご一緒にいかがですかぁ!?」ガラッ!
鶴屋「やぁキョンくん!わたしと二人っきりで優雅にランチタイムと洒落込まないかいっ!?」スパーン!!
・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
ハ・朝・み・鶴「……………チィッ!」
今度は4人同時にきやがったしィィ!
なんだよお前ら!俺に隠れて打ち合わせでもしてやがったのか!?
しかも今4人とも舌打ちしてただろう!?俺にはちゃんと聞こえてたぞ!
119: 2008/10/06(月) 22:53:21.10 ID:4/+hAO27P
キョン「ごめんなさい、一緒にお弁当食べて友達に噂されると恥ずかしいし…」
ハルヒ「…ずいぶん古いネタもってきたわね、わかるあたしもなんだけど」
朝倉「今時の若い子にはわからないわよね」
キョン「そ、そんなに古いか?…って、ハルヒ…いつの間にポニーテールにしたんだ…」
ハルヒ「ん…ついさっき…」
キョン「そうか…」
ハルヒ「………」ジーッ
キョン「あー…その、可愛いと思うぞ」
ハルヒ「ほんとに!?」パァァッ
キョン「うんうん」
みくる「あのぉ…それでお昼は…」
キョン「あ、すいません。今日はちょっと用事があるんですよ、明日なら大丈夫なんですけど…」
ハルヒ「…ずいぶん古いネタもってきたわね、わかるあたしもなんだけど」
朝倉「今時の若い子にはわからないわよね」
キョン「そ、そんなに古いか?…って、ハルヒ…いつの間にポニーテールにしたんだ…」
ハルヒ「ん…ついさっき…」
キョン「そうか…」
ハルヒ「………」ジーッ
キョン「あー…その、可愛いと思うぞ」
ハルヒ「ほんとに!?」パァァッ
キョン「うんうん」
みくる「あのぉ…それでお昼は…」
キョン「あ、すいません。今日はちょっと用事があるんですよ、明日なら大丈夫なんですけど…」
124: 2008/10/06(月) 23:03:14.76 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「そ、そんなの…ご飯食べ終わってからでも良いじゃない…。そんなに大事な用なの?」モジモジ
ポ、ポニーテールでその上目遣いは反則だハルヒ…。ここで断ったら俺のほうが悪者じゃないか…。
みくる「そうですよぅ、用事ならご飯食べ終わってからでも…」
ここでYesというと昼休みの間、ずっと拘束されそうな気がするんですよ。なぜか知らないけど。
鶴屋「せっかく5段重ねの懐石弁当を届けて貰ったんだけどなぁ」
鶴屋さん、それ高校生の持ってくる弁当じゃないっすよ。一体いくらするんですか。
朝倉「キョンくん、あたしを食べてっ!」
お前はマユゲ星に帰れ!
古泉「やぁ、たまには男同士親睦を深める為にも一緒にお昼を…っと、これは余りよろしくない状況ですね」
…古泉、お前もか。
ポ、ポニーテールでその上目遣いは反則だハルヒ…。ここで断ったら俺のほうが悪者じゃないか…。
みくる「そうですよぅ、用事ならご飯食べ終わってからでも…」
ここでYesというと昼休みの間、ずっと拘束されそうな気がするんですよ。なぜか知らないけど。
鶴屋「せっかく5段重ねの懐石弁当を届けて貰ったんだけどなぁ」
鶴屋さん、それ高校生の持ってくる弁当じゃないっすよ。一体いくらするんですか。
朝倉「キョンくん、あたしを食べてっ!」
お前はマユゲ星に帰れ!
古泉「やぁ、たまには男同士親睦を深める為にも一緒にお昼を…っと、これは余りよろしくない状況ですね」
…古泉、お前もか。
126: 2008/10/06(月) 23:06:46.68 ID:4/+hAO27P
ぬぅぅ、古泉も増えて5人か…。
さすがにこの人数相手では分が悪いな…。よし、ここは覚悟を決めるしかないか…。
キョン「わ、わかった。ここはひとつ、みんなで楽しく昼飯を食おうじゃないか」
ハルヒ「………」
みくる「………」
朝倉「………」
鶴屋「………」
キョン「…な、なんだよみんな…。露骨に嫌そうな顔してるぞ…」
ハルヒ「べ、別に…どうしてもって言うなら…」
キョン「ダメかい?可愛い子猫ちゃんたち…」キラキラキラ
ハみ朝鶴古「あっ…」クラッ
俺の甘い声&流し目に一斉によろける5人。
うわぁ…自分でやっておいて何だが、これは凄い恥ずかしいな…。
…って古泉、お前まで反応してるのかよ…。
さすがにこの人数相手では分が悪いな…。よし、ここは覚悟を決めるしかないか…。
キョン「わ、わかった。ここはひとつ、みんなで楽しく昼飯を食おうじゃないか」
ハルヒ「………」
みくる「………」
朝倉「………」
鶴屋「………」
キョン「…な、なんだよみんな…。露骨に嫌そうな顔してるぞ…」
ハルヒ「べ、別に…どうしてもって言うなら…」
キョン「ダメかい?可愛い子猫ちゃんたち…」キラキラキラ
ハみ朝鶴古「あっ…」クラッ
俺の甘い声&流し目に一斉によろける5人。
うわぁ…自分でやっておいて何だが、これは凄い恥ずかしいな…。
…って古泉、お前まで反応してるのかよ…。
129: 2008/10/06(月) 23:10:04.18 ID:4/+hAO27P
ハルヒ「っ…キョンのお願いなら仕方ないわ!みんな机くっつけて!一緒に食べましょ!」
鶴屋「ん、りょーかいっ!」
朝倉「あーあキョンくんと二人きりで食べたかったんだけどなぁ」
みくる「まぁまぁ、みんなで食べたほうがお弁当もきっと美味しいですよ」
古泉「あ、あの、僕も一緒によろしいですか?」
鶴屋「ん、りょーかいっ!」
朝倉「あーあキョンくんと二人きりで食べたかったんだけどなぁ」
みくる「まぁまぁ、みんなで食べたほうがお弁当もきっと美味しいですよ」
古泉「あ、あの、僕も一緒によろしいですか?」
131: 2008/10/06(月) 23:11:54.78 ID:4/+hAO27P
みくる「でも古泉くんがいるとせっかくのお弁当もきっと美味しくなくなりますけどね」
鶴屋「あっはっは、ごめんねぇ。キョンくん以外は男子禁制なのさっ」
ハルヒ「古泉くん、団長として命令するわ。向こう行ってなさい」
朝倉「空気読んでねホーケイ野郎」
古泉「…生まれてきてごめんなさい」
ひ、ひでぇ…なんか古泉がこの上なく可哀想になってきやがった。
気にするな古泉。聞いた話だが日本人男性の包茎率は7割を超えてるらしいぞ。
古泉「そうであることを切に願います…」
鶴屋「あっはっは、ごめんねぇ。キョンくん以外は男子禁制なのさっ」
ハルヒ「古泉くん、団長として命令するわ。向こう行ってなさい」
朝倉「空気読んでねホーケイ野郎」
古泉「…生まれてきてごめんなさい」
ひ、ひでぇ…なんか古泉がこの上なく可哀想になってきやがった。
気にするな古泉。聞いた話だが日本人男性の包茎率は7割を超えてるらしいぞ。
古泉「そうであることを切に願います…」
133: 2008/10/06(月) 23:15:10.90 ID:4/+hAO27P
キョン「っとスマン、その前にちょっとトイレに」
ハルヒ「ちょっとキョン!食事前にトイレとか言わないでよ!」
みくる「涼宮さんっ」
ハルヒ「…あ、ごめん、あたしもだわ」
みくる「それにキョンくんはウンチなんてしませんっ!」
鶴屋「…みくる、アンタも同じだよ。ていうかそこまで言ってないって」
キョン「ハハハ、悪い悪い。じゃ、ちょっくら行って来るぜ」タッタッタッ
ハルヒ(…まぁ邪魔者は増えたけど、キョンと一緒にお昼食べられるなら…それでも良いかな)
みくる(キョンくんに、あたしの作ったお弁当を…きゃっ♪)
鶴屋(ふっふっふっ、この豪華なお弁当でキョンくんのハートを鷲掴みっさ!)
朝倉(さて…みんなのお弁当を情報操作で腐らせて…っと、うん、完璧♪)
ハルヒ「ちょっとキョン!食事前にトイレとか言わないでよ!」
みくる「涼宮さんっ」
ハルヒ「…あ、ごめん、あたしもだわ」
みくる「それにキョンくんはウンチなんてしませんっ!」
鶴屋「…みくる、アンタも同じだよ。ていうかそこまで言ってないって」
キョン「ハハハ、悪い悪い。じゃ、ちょっくら行って来るぜ」タッタッタッ
ハルヒ(…まぁ邪魔者は増えたけど、キョンと一緒にお昼食べられるなら…それでも良いかな)
みくる(キョンくんに、あたしの作ったお弁当を…きゃっ♪)
鶴屋(ふっふっふっ、この豪華なお弁当でキョンくんのハートを鷲掴みっさ!)
朝倉(さて…みんなのお弁当を情報操作で腐らせて…っと、うん、完璧♪)
135: 2008/10/06(月) 23:17:31.53 ID:4/+hAO27P
鶴屋「…あれっ、そういえばキョンくん今廊下出て右へ行ったよねっ?」
みくる「それがどうかしました?」
ハルヒ「ハッ!?そういえばトイレに行くなら廊下に出て左に行かないと…」
朝倉「まさか逃げた!?」ガタンッ
古泉「…そのようですね」
ハルヒ「……………」ゴゴゴゴゴゴ
みくる「……………」ゴゴゴゴゴゴ
朝倉 「……………」ゴゴゴゴゴゴ
鶴屋 「……………」ゴゴゴゴゴゴ
古泉「こ、これは…助けを呼んだほうが良いみたいですね」ピポパ
みくる「それがどうかしました?」
ハルヒ「ハッ!?そういえばトイレに行くなら廊下に出て左に行かないと…」
朝倉「まさか逃げた!?」ガタンッ
古泉「…そのようですね」
ハルヒ「……………」ゴゴゴゴゴゴ
みくる「……………」ゴゴゴゴゴゴ
朝倉 「……………」ゴゴゴゴゴゴ
鶴屋 「……………」ゴゴゴゴゴゴ
古泉「こ、これは…助けを呼んだほうが良いみたいですね」ピポパ
139: 2008/10/06(月) 23:19:51.24 ID:4/+hAO27P
キョン「フッ、脱出成功。あとは部室に急ぐだけだ…!」
…これでもし長門が部室にいなかったら―――。
いやいやいや、そんな悲観的な事を考えてどうする!その時はひたすら長門を探すまでよ!
ハルヒ「こらぁぁぁぁキョンんんんん!」
みくる「待ってくださぁ~い!」
キョン「ゲッ!?もう気がつきやがったのか!?」
鶴屋「神妙にお縄につきやがれぃっ!」
朝倉「そんなに刺して欲しいの!?刺しちゃってもいいのね!?」
キョン「な、なんか怖いよ二人とも!」
…これでもし長門が部室にいなかったら―――。
いやいやいや、そんな悲観的な事を考えてどうする!その時はひたすら長門を探すまでよ!
ハルヒ「こらぁぁぁぁキョンんんんん!」
みくる「待ってくださぁ~い!」
キョン「ゲッ!?もう気がつきやがったのか!?」
鶴屋「神妙にお縄につきやがれぃっ!」
朝倉「そんなに刺して欲しいの!?刺しちゃってもいいのね!?」
キョン「な、なんか怖いよ二人とも!」
141: 2008/10/06(月) 23:22:03.29 ID:4/+hAO27P
本館と部室棟を繋ぐ渡り廊下にまで刺しかかった。あと少しでSOS団の部室だ!
だが朝倉の脚力は高校生のレベルを遥かに凌駕しているわけで、追いつかれるのも時間の問題だった。
朝倉「ねえ、もうあきらめてよ!」ダダダダダッ
キョン「卑怯だぞ朝倉!生身の人間相手に本気で走りやがって!」ダダダダダッ
朝倉「本気?10%くらいしか力出してないわよ?」ダダダダダッ
キョン「マジでか!?こうなったら…!よしっ朝倉、取引しよう!俺を見逃せ!」ダダダダダッ
朝倉「あたしが取引に応じる義務はないわっ!」ダダダダダッ
キョン「まぁ待て!もし見逃してくれたらそれ相応の対価を払うことを約束しよう!!」ダダダダダッ
朝倉「た、対価ですって…!?」ダダダダダッ
だが朝倉の脚力は高校生のレベルを遥かに凌駕しているわけで、追いつかれるのも時間の問題だった。
朝倉「ねえ、もうあきらめてよ!」ダダダダダッ
キョン「卑怯だぞ朝倉!生身の人間相手に本気で走りやがって!」ダダダダダッ
朝倉「本気?10%くらいしか力出してないわよ?」ダダダダダッ
キョン「マジでか!?こうなったら…!よしっ朝倉、取引しよう!俺を見逃せ!」ダダダダダッ
朝倉「あたしが取引に応じる義務はないわっ!」ダダダダダッ
キョン「まぁ待て!もし見逃してくれたらそれ相応の対価を払うことを約束しよう!!」ダダダダダッ
朝倉「た、対価ですって…!?」ダダダダダッ
142: 2008/10/06(月) 23:24:15.76 ID:4/+hAO27P
キョン「もし見逃してくれたら…!あとで俺の使用済みのパンツをサイン入りであげようではないか!!」ダダダダダッ
朝倉「なっ!?なんて魅力的な取引なの!?」ダダダダダッ
キョン「さぁどうする朝倉!?」ダダダダダッ
朝倉「あ、でも今ひん剥いてパンツ取っちゃえばいい話よね」ダダダダダッ
キョン「てめぇの血は何色だぁぁッ!?」ダダダダダッ
朝倉「というわけでキョンくん、覚悟はいい!?」ダダダダダッ
キョン「くっ…こらあかん!もうダメだ…っ!」ダダダダダッ
朝倉「なっ!?なんて魅力的な取引なの!?」ダダダダダッ
キョン「さぁどうする朝倉!?」ダダダダダッ
朝倉「あ、でも今ひん剥いてパンツ取っちゃえばいい話よね」ダダダダダッ
キョン「てめぇの血は何色だぁぁッ!?」ダダダダダッ
朝倉「というわけでキョンくん、覚悟はいい!?」ダダダダダッ
キョン「くっ…こらあかん!もうダメだ…っ!」ダダダダダッ
144: 2008/10/06(月) 23:26:33.73 ID:4/+hAO27P
ガシャアアアアアンッ!
その時、突然横の窓ガラスが割れ外から飛び込んできた人影が4つ!
朝倉「きゃっ・・・!?」
その人影のひとつが放った蹴りが朝倉に命中…いや、とっさに腕でガードしていたが
そのまま吹き飛ばされ、ゴロゴロと廊下を転がっていった。
ってあれ?
なんでこの、外から飛び込んできた4人は、全身テカテカのカラフルなタイツを身に纏って
しかも変なヘルメットを被ってるんですか?
分かりやすく言うなら…そう、戦隊モノの正義側みたいな格好って言えば一発だろうか。
新川「大丈夫ですかな?」
キョン「そ、その声は…新川さん!?」
その時、突然横の窓ガラスが割れ外から飛び込んできた人影が4つ!
朝倉「きゃっ・・・!?」
その人影のひとつが放った蹴りが朝倉に命中…いや、とっさに腕でガードしていたが
そのまま吹き飛ばされ、ゴロゴロと廊下を転がっていった。
ってあれ?
なんでこの、外から飛び込んできた4人は、全身テカテカのカラフルなタイツを身に纏って
しかも変なヘルメットを被ってるんですか?
分かりやすく言うなら…そう、戦隊モノの正義側みたいな格好って言えば一発だろうか。
新川「大丈夫ですかな?」
キョン「そ、その声は…新川さん!?」
146: 2008/10/06(月) 23:28:40.87 ID:4/+hAO27P
森「私もいますよ」
キョン「も、森さんまで!?じゃあ後ろの二人は…」
圭一「そう、私だよ」
裕「久しぶりだね、キョンくん」
キョン「誰だっけ…じゃなくて、田丸ブラザーズ!?」
古泉「僕が呼んだのですよ」
ああ古泉!なんてお前は気が利く奴なんだ!今日ほどお前が良いヤツに見えた日はないぞ!
古泉「ふふ、貴方にそう言われると照れてしまいますね」ポッ
すまん…助けを呼んで貰っておいてなんだが、その顔はやめてくれ。
キョン「も、森さんまで!?じゃあ後ろの二人は…」
圭一「そう、私だよ」
裕「久しぶりだね、キョンくん」
キョン「誰だっけ…じゃなくて、田丸ブラザーズ!?」
古泉「僕が呼んだのですよ」
ああ古泉!なんてお前は気が利く奴なんだ!今日ほどお前が良いヤツに見えた日はないぞ!
古泉「ふふ、貴方にそう言われると照れてしまいますね」ポッ
すまん…助けを呼んで貰っておいてなんだが、その顔はやめてくれ。
148: 2008/10/06(月) 23:30:50.68 ID:4/+hAO27P
キョン「…しかしなんでまたそんな格好を?」ボソボソ
新川「…そこに、機関のスポンサーである方のご息女がいらっしゃいまして…。
何かあるとまずいので、顔は隠しておこうとこの様な格好を」ボソボソ
なるほど…、鶴屋さんに何かあって金の援助を打ち切られると困るからか。
大人の世界って大変だ。
新川「…そこに、機関のスポンサーである方のご息女がいらっしゃいまして…。
何かあるとまずいので、顔は隠しておこうとこの様な格好を」ボソボソ
なるほど…、鶴屋さんに何かあって金の援助を打ち切られると困るからか。
大人の世界って大変だ。
150: 2008/10/06(月) 23:37:55.23 ID:4/+hAO27P
朝倉「なんなのよもう!痛いじゃないっ!!」
飛びおきた朝倉は目の前の全身スーツ野郎4人を見て固まってしまった。
それは後ろから追いついてきた3人も同じだった。
ハルヒ「な、なにあれ…」
みくる「さ、さぁ…?」
鶴屋「…スーパー戦隊シリーズ?」
飛びおきた朝倉は目の前の全身スーツ野郎4人を見て固まってしまった。
それは後ろから追いついてきた3人も同じだった。
ハルヒ「な、なにあれ…」
みくる「さ、さぁ…?」
鶴屋「…スーパー戦隊シリーズ?」
152: 2008/10/06(月) 23:47:52.99 ID:4/+hAO27P
新川「オホン」
新川さんは軽く咳払いをし、
新川「サイキック・サテンシルバー!」
森 「サイキック・シフォングリーン!」
圭一「サイキック・プラズマイ工口ー!」
裕 「サイキック・ノクターンブルー!」
やけにキレの鋭いアクションを取りながら名乗りを上げる4人!
これも職業訓練とやらが成せる技なのか!?
…それにしてもこの4人、ノリノリである。
森「世界の崩壊は私達が止める!」
4人「超能力戦隊!サイキックファイブ!」
どかぁぁぁんと4人の後ろで自分の色にちなんだ煙があがる。
いつの間に火薬をセットしたんだ…。ていうかここ室内だし!
これ、火災報知機とかに反応しないだろうな…。
新川さんは軽く咳払いをし、
新川「サイキック・サテンシルバー!」
森 「サイキック・シフォングリーン!」
圭一「サイキック・プラズマイ工口ー!」
裕 「サイキック・ノクターンブルー!」
やけにキレの鋭いアクションを取りながら名乗りを上げる4人!
これも職業訓練とやらが成せる技なのか!?
…それにしてもこの4人、ノリノリである。
森「世界の崩壊は私達が止める!」
4人「超能力戦隊!サイキックファイブ!」
どかぁぁぁんと4人の後ろで自分の色にちなんだ煙があがる。
いつの間に火薬をセットしたんだ…。ていうかここ室内だし!
これ、火災報知機とかに反応しないだろうな…。
161: 2008/10/07(火) 00:06:48.49 ID:1dWT+u5YP
朝倉「あ、頭大丈夫?」
鶴屋「しかも色の設定がめがっさ専門的だねっ。本当はこういうのってレッドとかピンクとか、もっと単純な色なんだけどなぁ」
ハルヒ「しかも何よ!ファイブとか言っといて4人しかいないじゃないっ!」
新川「はい、現在は確かに4人ですが…」
森「フレームレッドは現在学校で勉学に励んでおられます。ブリリアントホワイトは産休中。
シルキーゴールドは身内に不幸がありまして――」
新川「ちなみに私は後にゴールドと同時加入した7人目の戦士ゆえ、正確にはファイブとは言えませんな。ハッハッハ」
朝倉「そんな細かい設定はどうでも良いわよっ!」
みくる「…随分と緊張感のない戦隊さんですね」
ハルヒ「まったくだわ…」
鶴屋「いや!最近は変り種も増えてきてるし、こういう戦隊モノもアリだと思うよっ!」
ハルヒ「…鶴屋さん、もしかしてこういうの好きだったりする?」
鶴屋「もちのロンさっ!」
鶴屋「しかも色の設定がめがっさ専門的だねっ。本当はこういうのってレッドとかピンクとか、もっと単純な色なんだけどなぁ」
ハルヒ「しかも何よ!ファイブとか言っといて4人しかいないじゃないっ!」
新川「はい、現在は確かに4人ですが…」
森「フレームレッドは現在学校で勉学に励んでおられます。ブリリアントホワイトは産休中。
シルキーゴールドは身内に不幸がありまして――」
新川「ちなみに私は後にゴールドと同時加入した7人目の戦士ゆえ、正確にはファイブとは言えませんな。ハッハッハ」
朝倉「そんな細かい設定はどうでも良いわよっ!」
みくる「…随分と緊張感のない戦隊さんですね」
ハルヒ「まったくだわ…」
鶴屋「いや!最近は変り種も増えてきてるし、こういう戦隊モノもアリだと思うよっ!」
ハルヒ「…鶴屋さん、もしかしてこういうの好きだったりする?」
鶴屋「もちのロンさっ!」
165: 2008/10/07(火) 00:11:55.72 ID:1dWT+u5YP
キョン「勉学…てことは古泉ってレッド役か」
古泉「ええ。今は着替えのスーツを持って来ていないので参戦はできませんけどね」
キョン「そ、そうか。お前もあんな恥ずかしいポーズ取ったりするのか?」
古泉「あれをやると神人と戦う時もテンションがあがるんですよ。もっとも、名乗りを上げてる最中でも
神人は容赦なく襲ってきますから、最後まで言えたためしがないんですけどね」
くっくっくっと笑う古泉。そりゃお前、意思の疎通が取れない相手に名乗ったところで無駄だろうよ…。
古泉「ええ。今は着替えのスーツを持って来ていないので参戦はできませんけどね」
キョン「そ、そうか。お前もあんな恥ずかしいポーズ取ったりするのか?」
古泉「あれをやると神人と戦う時もテンションがあがるんですよ。もっとも、名乗りを上げてる最中でも
神人は容赦なく襲ってきますから、最後まで言えたためしがないんですけどね」
くっくっくっと笑う古泉。そりゃお前、意思の疎通が取れない相手に名乗ったところで無駄だろうよ…。
167: 2008/10/07(火) 00:16:59.40 ID:1dWT+u5YP
新川「さぁ、ここは私どもで食い止めます。あなた様は早く長門様の元へ」
キョン「で、でもシルバーさん。朝倉は長門と同類で、瀕氏まで追い詰めてもすぐ復活するような奴ですよ?」
新川「存じております。しかしここはやるしかないでしょう。いえ、やらなければならないのです」
既に覚悟の決まっている戦士の顔(ヘルメットで見えないけど多分そんな気がする)でそう答えた。
圭一「あの中で厄介なのは朝倉さんだけだ。彼女さえ無力化できれば後はどうにでもなるよ」
裕「機関の調査によると、彼女の身体の構造や構成物質は多分我々人間と同じ。それならば―――」
森「嫌でも動けないようにさせるまでですよ」ニッコリ
こ、怖いよ森さん!!ヘルメット越しでも殺気がビンビンに伝わってきてますって!!
キョン「すいませんっ!先にいかせてもらいます!」
みくる「あ、キョンく~ん…!」
ハルヒ「くっ、キョンの後を追うにはあの4人を突破しないといけないわけか…」
キョン「で、でもシルバーさん。朝倉は長門と同類で、瀕氏まで追い詰めてもすぐ復活するような奴ですよ?」
新川「存じております。しかしここはやるしかないでしょう。いえ、やらなければならないのです」
既に覚悟の決まっている戦士の顔(ヘルメットで見えないけど多分そんな気がする)でそう答えた。
圭一「あの中で厄介なのは朝倉さんだけだ。彼女さえ無力化できれば後はどうにでもなるよ」
裕「機関の調査によると、彼女の身体の構造や構成物質は多分我々人間と同じ。それならば―――」
森「嫌でも動けないようにさせるまでですよ」ニッコリ
こ、怖いよ森さん!!ヘルメット越しでも殺気がビンビンに伝わってきてますって!!
キョン「すいませんっ!先にいかせてもらいます!」
みくる「あ、キョンく~ん…!」
ハルヒ「くっ、キョンの後を追うにはあの4人を突破しないといけないわけか…」
169: 2008/10/07(火) 00:22:43.36 ID:1dWT+u5YP
朝倉「ふ…邪魔するのね」ゆらり
新川「先程は失礼致しました。ですが彼の意思も尊重されては如何ですかな。余りしつこいと嫌われますぞ?」
朝倉「これくらい大丈夫。だって涼宮さんのほうがこれよりキョンくんにひどい事してるしね。
あたしのやってる事なんてまだ生易しいんじゃないかなぁ?」
ハルヒ「な、なんだかすごいバカにされてるような…」
森「では、どうしても彼の後を追う…と言うのですね?」
朝倉「当たり前でしょ?」
新川「…わかりました、ではここでお相手させて頂きましょう」ザッ
森「あなた達のせいでお昼休みが台無しです。せっかくのうどんが伸びちゃうじゃないですか」ドドドドド
古泉「森さん…こういう事もあるだろうから食事に麺類は頼まないほうが良いとあれほど…」ホロリ
新川「先程は失礼致しました。ですが彼の意思も尊重されては如何ですかな。余りしつこいと嫌われますぞ?」
朝倉「これくらい大丈夫。だって涼宮さんのほうがこれよりキョンくんにひどい事してるしね。
あたしのやってる事なんてまだ生易しいんじゃないかなぁ?」
ハルヒ「な、なんだかすごいバカにされてるような…」
森「では、どうしても彼の後を追う…と言うのですね?」
朝倉「当たり前でしょ?」
新川「…わかりました、ではここでお相手させて頂きましょう」ザッ
森「あなた達のせいでお昼休みが台無しです。せっかくのうどんが伸びちゃうじゃないですか」ドドドドド
古泉「森さん…こういう事もあるだろうから食事に麺類は頼まないほうが良いとあれほど…」ホロリ
171: 2008/10/07(火) 00:27:48.58 ID:1dWT+u5YP
キョン「長門ッ!!」バタン!!
長門「…………」
キョン「いて…くれたか」
長門「…現在どのような状況になっているかは把握している。早く中に入って」
キョン「あ、ああ」
長門が壁に向かって手をかざし、いつもの高速詠唱を始めた。
長門「結合情報を改変した。これでこの部屋には誰も入ってはこれない」
キョン「そうか…これで安心して話ができるな」
長門「…………」
キョン「いて…くれたか」
長門「…現在どのような状況になっているかは把握している。早く中に入って」
キョン「あ、ああ」
長門が壁に向かって手をかざし、いつもの高速詠唱を始めた。
長門「結合情報を改変した。これでこの部屋には誰も入ってはこれない」
キョン「そうか…これで安心して話ができるな」
175: 2008/10/07(火) 00:32:49.64 ID:1dWT+u5YP
みくる「えっと…あたしはどうすれば…」オロオロ
ハルヒ「みくるちゃん、危ないから下がってなさい」
鶴屋「あの4人…相当できるね」
新川「まず朝倉さんを潰します。…コンビネーションαでいきましょう」ボソボソ
森・圭・裕「……」コクッ
朝倉「何をコソコソやってるの?」
新川「行きます」スッ
ハルヒ「みくるちゃん、危ないから下がってなさい」
鶴屋「あの4人…相当できるね」
新川「まず朝倉さんを潰します。…コンビネーションαでいきましょう」ボソボソ
森・圭・裕「……」コクッ
朝倉「何をコソコソやってるの?」
新川「行きます」スッ
176: 2008/10/07(火) 00:37:50.90 ID:1dWT+u5YP
鶴屋「は、早いっ!?」
朝倉「返り討ちにしてあげるっ!」
新川「食らえぃッ!サイキックぅぅぅぅっ! 催涙スプレー!」プシュッ
朝倉「ああああっ!?目がっ!?目がぁああぁぁっ!」
圭・裕「サイキックぅぅぅ! ダブルスライディング!」
朝倉「んぎゃっ!?」
催涙スプレーをモロにくらい悶えている所に、続け様に後ろから来た田丸兄弟のスライディングが決まり
顔面から転倒する朝倉!
森「食らえ必殺ッ!!サァァァイキックぅぅぅっ! スタンガン!!!」
そこに森さんのフィニッシュブローが突き刺さる!
朝倉「あががががががっ?!!?!??!がくっ」
みくる「あ、朝倉さぁ~んっ!?」
朝倉「返り討ちにしてあげるっ!」
新川「食らえぃッ!サイキックぅぅぅぅっ! 催涙スプレー!」プシュッ
朝倉「ああああっ!?目がっ!?目がぁああぁぁっ!」
圭・裕「サイキックぅぅぅ! ダブルスライディング!」
朝倉「んぎゃっ!?」
催涙スプレーをモロにくらい悶えている所に、続け様に後ろから来た田丸兄弟のスライディングが決まり
顔面から転倒する朝倉!
森「食らえ必殺ッ!!サァァァイキックぅぅぅっ! スタンガン!!!」
そこに森さんのフィニッシュブローが突き刺さる!
朝倉「あががががががっ?!!?!??!がくっ」
みくる「あ、朝倉さぁ~んっ!?」
180: 2008/10/07(火) 00:43:00.47 ID:1dWT+u5YP
新川「勝ちましたな…」
森「ええ、危ない所でしたね、シルバーさん」
裕「グリーンさん、スタンガンの出力強すぎたんじゃ?少しチビっちゃってるよこの娘」
圭一「じゃあブルーさん、とりあえず縛ってパンツは脱がしておこうか」
森「イ工口ーさん、自重してくださいね」メギャッ!!
圭一「ハハハ、冗談だよ冗談。なにもヘルメットが陥没するほど殴らな…がくっ」ズシャアッ!!
ハルヒ「って超能力全然関係ないじゃないのよっ!?本物の超能力見れるんじゃないかって楽しみにしてたのに!」
みくる「しかも戦い方がすごい卑怯ですぅ!」
新川「彼女の場合、このような物理攻撃のほうが有効でしたので…面白くない戦い方で申し訳ありませんでした」
森「卑怯と言われましても…生氏を賭けた戦いに過程は不要、大事なのは結果です。わたし達も氏にたくないですから」
ハ・み「あ、そうですか…」
森「ええ、危ない所でしたね、シルバーさん」
裕「グリーンさん、スタンガンの出力強すぎたんじゃ?少しチビっちゃってるよこの娘」
圭一「じゃあブルーさん、とりあえず縛ってパンツは脱がしておこうか」
森「イ工口ーさん、自重してくださいね」メギャッ!!
圭一「ハハハ、冗談だよ冗談。なにもヘルメットが陥没するほど殴らな…がくっ」ズシャアッ!!
ハルヒ「って超能力全然関係ないじゃないのよっ!?本物の超能力見れるんじゃないかって楽しみにしてたのに!」
みくる「しかも戦い方がすごい卑怯ですぅ!」
新川「彼女の場合、このような物理攻撃のほうが有効でしたので…面白くない戦い方で申し訳ありませんでした」
森「卑怯と言われましても…生氏を賭けた戦いに過程は不要、大事なのは結果です。わたし達も氏にたくないですから」
ハ・み「あ、そうですか…」
184: 2008/10/07(火) 00:48:02.14 ID:1dWT+u5YP
新川「では…とりあえず彼の用事が終わるまでここでお待ち頂けますかな?」
鶴屋「うーん…卑怯な戦法は抜きにしても、あたしたちじゃどう足掻いてもアンタ達には勝てそうにないね。
大人しく待つことにするよっ」
森「ご理解頂きありがとうございます」
古泉「さて…一体どうなることやら」
その頃、部室内では―――。
キョン「なぁ長門…古泉から聞いたんだが…その、やっぱお前が…」
長門「………そう、全てはわたしのやったこと」
長門「昨夜、あなたの部屋に侵入し情報操作を行なった」
キョン「あ…妹が聞いた変な音って長門のことだったのか…」
鶴屋「うーん…卑怯な戦法は抜きにしても、あたしたちじゃどう足掻いてもアンタ達には勝てそうにないね。
大人しく待つことにするよっ」
森「ご理解頂きありがとうございます」
古泉「さて…一体どうなることやら」
その頃、部室内では―――。
キョン「なぁ長門…古泉から聞いたんだが…その、やっぱお前が…」
長門「………そう、全てはわたしのやったこと」
長門「昨夜、あなたの部屋に侵入し情報操作を行なった」
キョン「あ…妹が聞いた変な音って長門のことだったのか…」
185: 2008/10/07(火) 00:53:56.70 ID:1dWT+u5YP
キョン「で、なんでこんなことしたんだ?」
長門「………」
キョン「な、長門?」
長門「これはあなたが望んだこと」
キョン「え…?」
長門「あなたの望みは叶えた、次はあなたがわたしの望みを叶える番」
キョン「ち、ちょっと待ってくれ、意味がわからないんだが…」
長門「…………」ジロッ
キョン「す、すまん、俺長門と何か約束したか?」
長門「わかった。…昨日の出来事を再現する」
キョン「た、頼む…マジで覚えがない」
長門「………」
キョン「な、長門?」
長門「これはあなたが望んだこと」
キョン「え…?」
長門「あなたの望みは叶えた、次はあなたがわたしの望みを叶える番」
キョン「ち、ちょっと待ってくれ、意味がわからないんだが…」
長門「…………」ジロッ
キョン「す、すまん、俺長門と何か約束したか?」
長門「わかった。…昨日の出来事を再現する」
キョン「た、頼む…マジで覚えがない」
191: 2008/10/07(火) 00:59:28.66 ID:1dWT+u5YP
長門「すずみやさん、なにをしてるんですかー?」
長門「コンピけんの連中からゲーム借りてきたのよ。今インストールちゅう」
長門「ごうだつしてきた、のまちがいじゃないだろうな」
長門「しつれいね、ちゃんとおねがいしたわよ」
長門「ゲームですか。すずみやさんにしては珍しいですね」
キョン「ってお前、そんな一人多役とか芸達者なことしなくて良いって…」
長門「コンピけんの連中からゲーム借りてきたのよ。今インストールちゅう」
長門「ごうだつしてきた、のまちがいじゃないだろうな」
長門「しつれいね、ちゃんとおねがいしたわよ」
長門「ゲームですか。すずみやさんにしては珍しいですね」
キョン「ってお前、そんな一人多役とか芸達者なことしなくて良いって…」
192: 2008/10/07(火) 01:05:34.54 ID:1dWT+u5YP
長門「…タイトルからさっするに、これはギャルゲーか?」
長門「うん、このゲームまえからきょうみあったのよね」
長門「ギャルゲー…てなんですか?」
長門「ぎじ的なれんあいを楽しむゲームですね、僕もやったことは無いのですがいろいろ出ているみたいですよ」
長門「あ、インストール終わったわ。それじゃさっそく」
長門「どれどれ。…なんかやたらろしゅつの多い女のこがうつってるタイトル画面だな」
長門「そりゃそうよ。18禁だもの」
長門「ひええー」
長門「おま、おれたち高校せいだぞ、なんでそんなもんが」
長門「こいつの事を先生に言っちゃおうかなぁってお願いしたら、こころよく貸してくれたわよ」
長門「そいつはりっぱなきょうはくだ」
キョン「…すまん、頑張ってるところ申し訳無いが、わかり難いから修正いれるぞ」
長門「…そう」
長門「うん、このゲームまえからきょうみあったのよね」
長門「ギャルゲー…てなんですか?」
長門「ぎじ的なれんあいを楽しむゲームですね、僕もやったことは無いのですがいろいろ出ているみたいですよ」
長門「あ、インストール終わったわ。それじゃさっそく」
長門「どれどれ。…なんかやたらろしゅつの多い女のこがうつってるタイトル画面だな」
長門「そりゃそうよ。18禁だもの」
長門「ひええー」
長門「おま、おれたち高校せいだぞ、なんでそんなもんが」
長門「こいつの事を先生に言っちゃおうかなぁってお願いしたら、こころよく貸してくれたわよ」
長門「そいつはりっぱなきょうはくだ」
キョン「…すまん、頑張ってるところ申し訳無いが、わかり難いから修正いれるぞ」
長門「…そう」
195: 2008/10/07(火) 01:10:40.91 ID:1dWT+u5YP
ハルヒ「大丈夫よぉ、このゲーム、エOチぃ箇所なんて最後のほうにおまけ程度しかないって聞いたから」
キョン「そういう問題じゃ無い気がするんだが…」
ハルヒ「うーん、可愛い子が一杯出てくるわねぇ…じゅるっ」
キョン「そりゃそういうゲームだしな。…そういえばブスオンリーなギャルゲーってあるのか?」
古泉「僕の知っている限りではありませんね。仮に販売されたとしても採算は度外視しないと…」
ハルヒ「…お!この娘の服可愛いわね。今度みくるちゃんにコスプレさせて見ようかしら」
みくる「あ、あのぅ…あまり露出が多いのは…」
キョン「俺からも頼む、是非朝比奈さんに着させてくれ」
ハルヒ「…やっぱ止めた」
キョン「何故だ!?」
キョン「そういう問題じゃ無い気がするんだが…」
ハルヒ「うーん、可愛い子が一杯出てくるわねぇ…じゅるっ」
キョン「そりゃそういうゲームだしな。…そういえばブスオンリーなギャルゲーってあるのか?」
古泉「僕の知っている限りではありませんね。仮に販売されたとしても採算は度外視しないと…」
ハルヒ「…お!この娘の服可愛いわね。今度みくるちゃんにコスプレさせて見ようかしら」
みくる「あ、あのぅ…あまり露出が多いのは…」
キョン「俺からも頼む、是非朝比奈さんに着させてくれ」
ハルヒ「…やっぱ止めた」
キョン「何故だ!?」
196: 2008/10/07(火) 01:15:43.25 ID:1dWT+u5YP
キョン「しかし主人公モテモテだな…なんでこんなにモテるんだ?」
ハルヒ「そりゃ主人公だからよ」
キョン「その一言で済むのか…」
ハルヒ「キョン、この手のゲームで主人公がモテなかった場合、どうやって先に進めっていうの?無理でしょう?」
キョン「う…それもそうか…」
有希 「強姦」ボソッ
キョン「…………」
みくる「…………」
古泉 「…………」
長門 「?」
ハルヒ「と、とにかくっ!」
ハルヒ「そりゃ主人公だからよ」
キョン「その一言で済むのか…」
ハルヒ「キョン、この手のゲームで主人公がモテなかった場合、どうやって先に進めっていうの?無理でしょう?」
キョン「う…それもそうか…」
有希 「強姦」ボソッ
キョン「…………」
みくる「…………」
古泉 「…………」
長門 「?」
ハルヒ「と、とにかくっ!」
197: 2008/10/07(火) 01:20:50.05 ID:1dWT+u5YP
ハルヒ「頭がそこそこだろうが、見た目が平均的だろうが、根性がひん曲がっていようが、無条件でモテる!
それがギャルゲーの主人公の特権よ!」
キョン「ずいぶん羨ましい存在だな…」
ハルヒ「ある意味アンタそのものだけどね」
キョン「どうせ俺は頭も悪いし見た目も悪いし根性ひん曲がってるよ」
ハルヒ「ハァ………本当にわかってないのね、アンタは」
みくる「…ですねぇ」
長門 「鈍感」
キョン「長門まで…どういうこった」
古泉 「…あなたも罪なお人ですね」
それがギャルゲーの主人公の特権よ!」
キョン「ずいぶん羨ましい存在だな…」
ハルヒ「ある意味アンタそのものだけどね」
キョン「どうせ俺は頭も悪いし見た目も悪いし根性ひん曲がってるよ」
ハルヒ「ハァ………本当にわかってないのね、アンタは」
みくる「…ですねぇ」
長門 「鈍感」
キョン「長門まで…どういうこった」
古泉 「…あなたも罪なお人ですね」
199: 2008/10/07(火) 01:25:54.52 ID:1dWT+u5YP
キョン「ったく、どうせなら俺もこんな人間に生まれてみたかったよ」
ハルヒ「女の子にモテるキョンなんて、キョンじゃないわ」
キョン「そこまで言うかよ…」
長門 「………」チョンチョン
キョン「ん?なんだ長門」
長門 「わたしにはあなたの――大勢の異性から好かれたいという気持ちがよくわからない」
キョン「んー…これは男の浪漫みたいなモンだからなぁ。長門にはわからないと思うぞ」
長門 「…浪漫」
キョン「あぁ、そうだ。男なら誰だって一度は願うと思うぞ」
長門 「…そう」
キョン「というわけで神様、どうか俺をモテモテにしてください」パンパン
ハルヒ「ちょっと…なんでこっち見ながら拝むのよ」
キョン「別に。モテモテにしてくれたらお礼に何でもしてあげるのになぁ」
長門 「っ!?」ガタンッ
ハルヒ「だからっ!なんであたしに向かって言うのよ!?」
長門 「何でも…なんでも…ナンデモ…」ブツブツブツブツ
ハルヒ「女の子にモテるキョンなんて、キョンじゃないわ」
キョン「そこまで言うかよ…」
長門 「………」チョンチョン
キョン「ん?なんだ長門」
長門 「わたしにはあなたの――大勢の異性から好かれたいという気持ちがよくわからない」
キョン「んー…これは男の浪漫みたいなモンだからなぁ。長門にはわからないと思うぞ」
長門 「…浪漫」
キョン「あぁ、そうだ。男なら誰だって一度は願うと思うぞ」
長門 「…そう」
キョン「というわけで神様、どうか俺をモテモテにしてください」パンパン
ハルヒ「ちょっと…なんでこっち見ながら拝むのよ」
キョン「別に。モテモテにしてくれたらお礼に何でもしてあげるのになぁ」
長門 「っ!?」ガタンッ
ハルヒ「だからっ!なんであたしに向かって言うのよ!?」
長門 「何でも…なんでも…ナンデモ…」ブツブツブツブツ
201: 2008/10/07(火) 01:31:04.29 ID:1dWT+u5YP
長門「以上、回想終わり」
キョン「…そういやそんな会話したような」
長門「…では」
キョン「…いや、長門。あれは冗談で…」
長門「…冗談」ピクッ
キョン「あ、ああ…なんていうか、その…場の勢いっていうか…」
長門 「ではお礼に何でもしてくれるというのは」
キョン「…スマンが無かった事にしてくれると…助かる」
長門「…統合思念体から処罰を受ける覚悟で事に臨んだというのにその仕打ちは酷い」
キョン「そ、そこまでして!?」
長門「責任を取って欲しい」
キョン「…そういやそんな会話したような」
長門「…では」
キョン「…いや、長門。あれは冗談で…」
長門「…冗談」ピクッ
キョン「あ、ああ…なんていうか、その…場の勢いっていうか…」
長門 「ではお礼に何でもしてくれるというのは」
キョン「…スマンが無かった事にしてくれると…助かる」
長門「…統合思念体から処罰を受ける覚悟で事に臨んだというのにその仕打ちは酷い」
キョン「そ、そこまでして!?」
長門「責任を取って欲しい」
205: 2008/10/07(火) 01:36:12.75 ID:1dWT+u5YP
な、なんてこった…。あの長門がそうまでして俺に…?
くそっ!ここで誤魔化して逃げたら漢じゃねぇ!
キョン「わかった、お前の覚悟、確かに受け取った!冗談とはいえ、口にした以上俺の責任だ!
俺の出来る範囲でお前の望みを叶えよう!」
長門「ではこれを」ズイッ
キョン「…なんだこれ、原稿用紙?」
長門「この内容の通りにわたしと実演して欲しい」
キョン「なになに……『狙われた文芸部員~陵辱・長門有希~』だとぅ!?」
長門「昨日徹夜で書き上げた」
キョン「内容は…Ouch!?やっぱり18禁じゃないか!?」
キョン「なんてこった!久しぶりに文芸部員らしい活動したと思ったら自分をネタにした官能小説書いてるとか!
思念体さん、あんたの娘さんもう終わってるよコレ!」
長門「それほどでも」ポッ
キョン「褒めてねぇよ」
くそっ!ここで誤魔化して逃げたら漢じゃねぇ!
キョン「わかった、お前の覚悟、確かに受け取った!冗談とはいえ、口にした以上俺の責任だ!
俺の出来る範囲でお前の望みを叶えよう!」
長門「ではこれを」ズイッ
キョン「…なんだこれ、原稿用紙?」
長門「この内容の通りにわたしと実演して欲しい」
キョン「なになに……『狙われた文芸部員~陵辱・長門有希~』だとぅ!?」
長門「昨日徹夜で書き上げた」
キョン「内容は…Ouch!?やっぱり18禁じゃないか!?」
キョン「なんてこった!久しぶりに文芸部員らしい活動したと思ったら自分をネタにした官能小説書いてるとか!
思念体さん、あんたの娘さんもう終わってるよコレ!」
長門「それほどでも」ポッ
キョン「褒めてねぇよ」
211: 2008/10/07(火) 01:41:26.87 ID:1dWT+u5YP
キョン「キョンは部室に有希しかいないことを確認すると中に押し入り鍵をかけ―――」ペラ
キョン「怯える有希をキョンは乱暴に押さえつけ、小振りな胸を執拗に――――」ペラ
キョン「い、いやぁぁぁ! ペシッ!あっ!?この、大人しくしやがれ!や、やめて…」ペラ
キョン「ダメ…これ、以上は―――あぁっ!?」ペラ
長門「…………」ドキドキ
キョン「…ふぅ」パタ
キョン「…長門、お前…俺にこういう風にされたい願望があるのか?」
長門「……そう」
キョン「変態」
長門「…もっと言って」ゾクゾクッ
キョン「怯える有希をキョンは乱暴に押さえつけ、小振りな胸を執拗に――――」ペラ
キョン「い、いやぁぁぁ! ペシッ!あっ!?この、大人しくしやがれ!や、やめて…」ペラ
キョン「ダメ…これ、以上は―――あぁっ!?」ペラ
長門「…………」ドキドキ
キョン「…ふぅ」パタ
キョン「…長門、お前…俺にこういう風にされたい願望があるのか?」
長門「……そう」
キョン「変態」
長門「…もっと言って」ゾクゾクッ
215: 2008/10/07(火) 01:46:32.57 ID:1dWT+u5YP
キョン「正直、お前がこういうことを考えるような奴だったとは思わなかったよ」
長門「それは違う、最初は…日曜日、古本市に一緒に付き合って貰う予定だった」
キョン「古本市…?というと古本が沢山並ぶあの?」
長門「そう」
キョン「…すごい健全じゃないか。なんでこんなに話がエスカレートしてるんだよ」
長門「あなたの体質を変化させた後、自宅に帰ろうとしたのだが…」
長門「…あなたの顔を見ていると、急激な心拍数の上昇を確認し―――」
キョン「てぇことはなんだ、つまり…」
長門「自分で撒いた仕掛けに、わたし自身がかかった」ポッ
キョン「…アホだ、真性のアホがいるぞ」
長門「…もっと言って」ビクンビクン
長門「それは違う、最初は…日曜日、古本市に一緒に付き合って貰う予定だった」
キョン「古本市…?というと古本が沢山並ぶあの?」
長門「そう」
キョン「…すごい健全じゃないか。なんでこんなに話がエスカレートしてるんだよ」
長門「あなたの体質を変化させた後、自宅に帰ろうとしたのだが…」
長門「…あなたの顔を見ていると、急激な心拍数の上昇を確認し―――」
キョン「てぇことはなんだ、つまり…」
長門「自分で撒いた仕掛けに、わたし自身がかかった」ポッ
キョン「…アホだ、真性のアホがいるぞ」
長門「…もっと言って」ビクンビクン
217: 2008/10/07(火) 01:52:46.58 ID:1dWT+u5YP
キョン「………あのさ、俺、強姦とか趣味じゃないんだ。せめてやるなら純愛系を―――」
長門「それはつまり、わたしは抱くに値しない存在だと受け取って―――」
キョン「いやいやいや!そういうわけじゃないんだ。ただ、演技とはいえ叩いたりするのは…」
長門「わたしは別に構わない」
キョン「でも…なんていうか…」
長門「……わかった、あなたが嫌なら仕方ない」
キョン「悪い…」
ビシッ!
キョン「あ、あれっ…!?体が動かな…」
長門「………」
キョン「な、長門…お前、何を…」
長門「純愛かつ強姦で我慢する、そのままじっとしていて」
キョン「結局やることには変わりなしかっ…ってどっちだよ!?」
長門「両方」ぎゅっ
長門「それはつまり、わたしは抱くに値しない存在だと受け取って―――」
キョン「いやいやいや!そういうわけじゃないんだ。ただ、演技とはいえ叩いたりするのは…」
長門「わたしは別に構わない」
キョン「でも…なんていうか…」
長門「……わかった、あなたが嫌なら仕方ない」
キョン「悪い…」
ビシッ!
キョン「あ、あれっ…!?体が動かな…」
長門「………」
キョン「な、長門…お前、何を…」
長門「純愛かつ強姦で我慢する、そのままじっとしていて」
キョン「結局やることには変わりなしかっ…ってどっちだよ!?」
長門「両方」ぎゅっ
219: 2008/10/07(火) 01:57:53.17 ID:1dWT+u5YP
キョン「あ…」
長門「…だいすき」ぎゅっ
キョン「な、がと…」
長門「あたたかい…」
キョン「お、おい…俺は…」
長門「ん…」チュ
キョン「んんん……!?」
キョン(って舌入れてきてるぅぅぅ!?)
長門「はっ……あ………んっ……」チュクチュク
キョン(や、やば……これはマジでやばい…!)
長門「?」チョンチョン
キョン「ちょ、そこ大事なとこだから…っ!」
長門「………………かたくなっている」にぎっ
キョン「悲しいけどこれ、生理現象なのよね…!」
長門「…だいすき」ぎゅっ
キョン「な、がと…」
長門「あたたかい…」
キョン「お、おい…俺は…」
長門「ん…」チュ
キョン「んんん……!?」
キョン(って舌入れてきてるぅぅぅ!?)
長門「はっ……あ………んっ……」チュクチュク
キョン(や、やば……これはマジでやばい…!)
長門「?」チョンチョン
キョン「ちょ、そこ大事なとこだから…っ!」
長門「………………かたくなっている」にぎっ
キョン「悲しいけどこれ、生理現象なのよね…!」
222: 2008/10/07(火) 02:03:23.50 ID:1dWT+u5YP
長門「……………」
キョン「ど、どうした…」
長門「…雰囲気が足りない」
キョン「へ?」
長門の力で部室がみるみるうちに別の何かに変わっていく。
やたらピンクな照明、壁は全面鏡ばり。
俺たちの真下からは丸いベッドがせり上がってくる…ってこれ回転ベッド!?!!
キョン「ここまでやるか!?って押し倒すなっ!!」
長門「…これで完璧」
キョン「何処でこんな知識を仕入れたんだ!?…手際よく服を脱がすなっ!」
長門「平気…あとは任せて」
キョン「お、お前もっ!脱ぐなっ!あ、半脱ぎとか流石わかってますね…って違ッ!!」
ま、まずいっ!これ以上は色々な問題にひっかかっちまう!
誰か長門を止めてくれぇ!あ、でも一線越えてみたいって気もするけど…やっぱダメぇぇぇ!
キョン「ど、どうした…」
長門「…雰囲気が足りない」
キョン「へ?」
長門の力で部室がみるみるうちに別の何かに変わっていく。
やたらピンクな照明、壁は全面鏡ばり。
俺たちの真下からは丸いベッドがせり上がってくる…ってこれ回転ベッド!?!!
キョン「ここまでやるか!?って押し倒すなっ!!」
長門「…これで完璧」
キョン「何処でこんな知識を仕入れたんだ!?…手際よく服を脱がすなっ!」
長門「平気…あとは任せて」
キョン「お、お前もっ!脱ぐなっ!あ、半脱ぎとか流石わかってますね…って違ッ!!」
ま、まずいっ!これ以上は色々な問題にひっかかっちまう!
誰か長門を止めてくれぇ!あ、でも一線越えてみたいって気もするけど…やっぱダメぇぇぇ!
223: 2008/10/07(火) 02:08:23.57 ID:1dWT+u5YP
朝倉「う…」
ハルヒ「あ、目ぇ覚めた?」
朝倉「あ、あれ…もしかしてあたしやられちゃったの?」
ハルヒ「そ。10分くらいかな、気絶してたの」
朝倉「そっかぁ…人間が相手だからって油断してたわ」
ハルヒ「?」
朝倉「あ、こっちの話よ。…それより、あの戦隊野郎は何処にいったの?」
鶴屋「朝倉さんが目を覚ますと同時にそこの窓から飛び降りて逃げて行っちゃったさ」
朝倉「チッ…今度あったらしっかり頃しておかないとね」ボソ
ハルヒ「っと動かないでね、今縄解いてるから」
みくる「それにしても…キョンくん部室から出て来ませんね」
鶴屋「そーだねぇ、中に入ろうとしても鍵掛かってるみたいだし」
朝倉「鍵…?(これは…情報封鎖されている?)」
ハルヒ「あ、目ぇ覚めた?」
朝倉「あ、あれ…もしかしてあたしやられちゃったの?」
ハルヒ「そ。10分くらいかな、気絶してたの」
朝倉「そっかぁ…人間が相手だからって油断してたわ」
ハルヒ「?」
朝倉「あ、こっちの話よ。…それより、あの戦隊野郎は何処にいったの?」
鶴屋「朝倉さんが目を覚ますと同時にそこの窓から飛び降りて逃げて行っちゃったさ」
朝倉「チッ…今度あったらしっかり頃しておかないとね」ボソ
ハルヒ「っと動かないでね、今縄解いてるから」
みくる「それにしても…キョンくん部室から出て来ませんね」
鶴屋「そーだねぇ、中に入ろうとしても鍵掛かってるみたいだし」
朝倉「鍵…?(これは…情報封鎖されている?)」
226: 2008/10/07(火) 02:11:40.57 ID:1dWT+u5YP
キョン『や、やめてぇぇぇぇっ!!』
ハルヒ「なに今の声!?キョン?!」
みくる「部室の中から聞こえてきましたけどっ!?」
鶴屋「キョンくん!?キョンくんっ!?どうしたんだいっ?!」ガンガンッ
朝倉「どいてっ!!ドアをぶち破るからっ!!」
キョン「頼むッ!パンツだけは!パンツだけはご勘弁ををを!!」
長門「ダメ、その命令は聞けない…」ドキドキ
ドガアアアアアアアアアアアアアンッ!
長門「!?」
朝倉「ひとつひとつのプログラムが甘い」ザッ
朝倉「情報封鎖が甘い、だからわたしの侵入を許す……だったからしら?」
長門「…わたしの台詞を取らないで欲しい」
ハルヒ「なに今の声!?キョン?!」
みくる「部室の中から聞こえてきましたけどっ!?」
鶴屋「キョンくん!?キョンくんっ!?どうしたんだいっ?!」ガンガンッ
朝倉「どいてっ!!ドアをぶち破るからっ!!」
キョン「頼むッ!パンツだけは!パンツだけはご勘弁ををを!!」
長門「ダメ、その命令は聞けない…」ドキドキ
ドガアアアアアアアアアアアアアンッ!
長門「!?」
朝倉「ひとつひとつのプログラムが甘い」ザッ
朝倉「情報封鎖が甘い、だからわたしの侵入を許す……だったからしら?」
長門「…わたしの台詞を取らないで欲しい」
228: 2008/10/07(火) 02:14:47.81 ID:1dWT+u5YP
鶴屋「うわぁ…スゴイ蹴りだねー…ドアが壊れた竹トンボ見たいに吹っ飛んでったにょろ…」
ハルヒ「なにこれ!?なんで部室がこんな、おピンク一色に染まってるわけ!?」
みくる「ひ、ひゃああああ…」カァァァァッ
ハルヒ「それにキョンに…ゆ、有希!?あ、アンタたち、服脱いでいったい何を、し、して…」
キョン「あ」
ハルヒ「そっかぁ…お昼も食べないで何をそんなに大事な用なのかと思って来て見れば…こういう事する為だったんだぁ…」ゴゴゴゴ
キョン「お、落ち着けハルヒ。これは違うんだ。俺はこんな事をする為に部室に来たんじゃないっ!」
みくる「きょ、キョンくん…そういうのは、そのぅ…わたし達学生には早いと思いますっ」
鶴屋「あっちゃー…有希っこに先を越されたかー…。まいっか、あたしも混ぜて欲しいにょろ~」がばっ
朝倉「あ、それじゃあたしも」がばっ
キョン「ちょおまっ!?」
ハルヒ「なにこれ!?なんで部室がこんな、おピンク一色に染まってるわけ!?」
みくる「ひ、ひゃああああ…」カァァァァッ
ハルヒ「それにキョンに…ゆ、有希!?あ、アンタたち、服脱いでいったい何を、し、して…」
キョン「あ」
ハルヒ「そっかぁ…お昼も食べないで何をそんなに大事な用なのかと思って来て見れば…こういう事する為だったんだぁ…」ゴゴゴゴ
キョン「お、落ち着けハルヒ。これは違うんだ。俺はこんな事をする為に部室に来たんじゃないっ!」
みくる「きょ、キョンくん…そういうのは、そのぅ…わたし達学生には早いと思いますっ」
鶴屋「あっちゃー…有希っこに先を越されたかー…。まいっか、あたしも混ぜて欲しいにょろ~」がばっ
朝倉「あ、それじゃあたしも」がばっ
キョン「ちょおまっ!?」
231: 2008/10/07(火) 02:18:44.23 ID:1dWT+u5YP
長門「♪」スリスリ
鶴屋「にょろ~」チュッチュッ
朝倉「こ、これがキョンくんの…っ」ハァハァ
みくる「あああ、みなさん羨ましいですぅ…そ、それじゃあたしも少し…だけ」サワサワ
キョン「うあああああ、なんかすごい複雑な感じー!」
やばい!なんかもうみんな正気失ってる!?
あ、でもこれってむしろ失ったほうが勝ちですか!?じゃあ俺も失っちゃっていいですか!?
キョン「みんな聞いてくれっ!」
俺の一言で全員の手が止る。
キョン「こんな状況で言うのもなんだけどさ!実は俺、ポニーテール萌えなんだっ!」
ハルヒ「き、キョン…っ!?」
キョン「だからっ!同じ揉みくちゃにされるならッ!ポニーテールな娘っ子達にされたいッッ!」
ああああ言っちまったぁぁぁ!人生始まって以来の爆弾発言だぁぁ!?
鶴屋「にょろ~」チュッチュッ
朝倉「こ、これがキョンくんの…っ」ハァハァ
みくる「あああ、みなさん羨ましいですぅ…そ、それじゃあたしも少し…だけ」サワサワ
キョン「うあああああ、なんかすごい複雑な感じー!」
やばい!なんかもうみんな正気失ってる!?
あ、でもこれってむしろ失ったほうが勝ちですか!?じゃあ俺も失っちゃっていいですか!?
キョン「みんな聞いてくれっ!」
俺の一言で全員の手が止る。
キョン「こんな状況で言うのもなんだけどさ!実は俺、ポニーテール萌えなんだっ!」
ハルヒ「き、キョン…っ!?」
キョン「だからっ!同じ揉みくちゃにされるならッ!ポニーテールな娘っ子達にされたいッッ!」
ああああ言っちまったぁぁぁ!人生始まって以来の爆弾発言だぁぁ!?
233: 2008/10/07(火) 02:23:10.33 ID:1dWT+u5YP
鶴屋「なぁんだキョンくん、そんなので良かったらいくらでもやってあげるよっ!」
朝倉「そうそう、それくらいお安い御用よ」
みくる「キョンくんが…そういうの好きなら…」
長門「頭髪の情報を操作…ポニーテールへ」
古泉「くぅぅッ!こんなことなら普段から髪の毛を伸ばしておけば良かったッ…!!!」ダンッ!!
ハルヒ「ええぇ!?ちょっ、みんな!?古泉くん何マジで悔しがってんの!?それになんで有希の髪の毛伸びてんのよ!?」
なんと古泉とハルヒ以外の全員がポニーテールになっちまったっ!
とりあえず言って見るもんだなぁオィィィィィ!?
朝倉「さぁキョンくん、これでいい?」
長門「………萌え?」
みくる「あの…似合ってますか?」
鶴屋「おおお、みんなめがっさ似合ってるよー!」
ポニーテールな娘が4人も…しかも俺の体を揉みくちゃにぃぃ!?
キョン「うははははぁぁっ!!世界中のポニーテールは全て俺のモンだぁぁぁっ!!!!」
朝倉「そうそう、それくらいお安い御用よ」
みくる「キョンくんが…そういうの好きなら…」
長門「頭髪の情報を操作…ポニーテールへ」
古泉「くぅぅッ!こんなことなら普段から髪の毛を伸ばしておけば良かったッ…!!!」ダンッ!!
ハルヒ「ええぇ!?ちょっ、みんな!?古泉くん何マジで悔しがってんの!?それになんで有希の髪の毛伸びてんのよ!?」
なんと古泉とハルヒ以外の全員がポニーテールになっちまったっ!
とりあえず言って見るもんだなぁオィィィィィ!?
朝倉「さぁキョンくん、これでいい?」
長門「………萌え?」
みくる「あの…似合ってますか?」
鶴屋「おおお、みんなめがっさ似合ってるよー!」
ポニーテールな娘が4人も…しかも俺の体を揉みくちゃにぃぃ!?
キョン「うははははぁぁっ!!世界中のポニーテールは全て俺のモンだぁぁぁっ!!!!」
235: 2008/10/07(火) 02:27:20.93 ID:1dWT+u5YP
ハルヒ「ち、ちょっとキョン!落ち着きなさいって!学校でこんな行為が許されるはずが――!!」
キョン「五月蝿い黙れっ!チョンマゲみたいな中途半端なポニーテールに用は無い!」
ハルヒ「ひ、ひどい…可愛いって…さっき言ってくれたのにぃ…」ジワ
キョン「さぁみんな、俺は逃げたりしないからね。みんな仲良く―――」
ハルヒ「あ…ア……ああああ…そうよ、これは夢…こんなの…こんなの…ありえないっ…」
ハルヒ「そうよっ、キョンがこんな…モテるわけないじゃないっ!!!」
古泉「す、涼宮さん…?」
ハルヒ「それにっ!有希の髪の毛が伸びたり、部室がラOホテルみたいになってたりっ!!!」
古泉「はっ!?涼宮さんの周りに強大な力場が!?ま、まずいっ!涼宮さん、どうか…どうか冷静に―――!!」
ハルヒ「うっさい!ガチホ〇の分際であたしに命令するなッ!」グシャッ!!
古泉「んげふっ!?た、タマは反則で――がくっ」ズシャァッ
キョン「五月蝿い黙れっ!チョンマゲみたいな中途半端なポニーテールに用は無い!」
ハルヒ「ひ、ひどい…可愛いって…さっき言ってくれたのにぃ…」ジワ
キョン「さぁみんな、俺は逃げたりしないからね。みんな仲良く―――」
ハルヒ「あ…ア……ああああ…そうよ、これは夢…こんなの…こんなの…ありえないっ…」
ハルヒ「そうよっ、キョンがこんな…モテるわけないじゃないっ!!!」
古泉「す、涼宮さん…?」
ハルヒ「それにっ!有希の髪の毛が伸びたり、部室がラOホテルみたいになってたりっ!!!」
古泉「はっ!?涼宮さんの周りに強大な力場が!?ま、まずいっ!涼宮さん、どうか…どうか冷静に―――!!」
ハルヒ「うっさい!ガチホ〇の分際であたしに命令するなッ!」グシャッ!!
古泉「んげふっ!?た、タマは反則で――がくっ」ズシャァッ
237: 2008/10/07(火) 02:30:43.07 ID:1dWT+u5YP
ハルヒ「夢なら早く覚めて…!早く、こんな世界からあたしを解放しなさいっ!」
ハルヒ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?!!?!?!!」
キョン「な、なんじゃこりゃぁぁぁっ!?」
突然、ハルヒから暴風と強烈な閃光が放たれた!
俺は思わず目を閉じ――
気が付くと自室のベッドの上で寝ていた。
キョン「…あれ?」
キョン「さっきまで部室に居たのに…」
辺りが明るい。携帯を開いて時間を確認してみることにした。
午前6時…。
キョン「なんだ夢かよ…こんな事ならもっとイチャイチャしとくんだった…」
そうだよな、あんな工口ゲーみたいなシチュエーションなんて実際あるわけないよな。
…工口ゲーやったことないけどさ。
ハルヒ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?!!?!?!!」
キョン「な、なんじゃこりゃぁぁぁっ!?」
突然、ハルヒから暴風と強烈な閃光が放たれた!
俺は思わず目を閉じ――
気が付くと自室のベッドの上で寝ていた。
キョン「…あれ?」
キョン「さっきまで部室に居たのに…」
辺りが明るい。携帯を開いて時間を確認してみることにした。
午前6時…。
キョン「なんだ夢かよ…こんな事ならもっとイチャイチャしとくんだった…」
そうだよな、あんな工口ゲーみたいなシチュエーションなんて実際あるわけないよな。
…工口ゲーやったことないけどさ。
239: 2008/10/07(火) 02:34:03.60 ID:1dWT+u5YP
そしてその日。
ハルヒのヤツはポニテで登校してきやがった。
朝倉は…休みか。風邪でも引いたか…?あ、でもアイツって病気になったりするのかな…。
キョン「…珍しいな、なんでまた今日はポニーテールなんだ?」
ハルヒ「…うるさい、…今日はたまたま髪型変えたい気分だったのよ」
キョン「…ふーん」
ハルヒ「…なによ?」
キョン「別に。似合ってるなって思っただけだ」
ハルヒ「…本当にそう思ってる?」
キョン「な、なんでだよ…」
ハルヒ「チョンマゲみたいとか思ってんじゃないの?」
キョン「確かに長さは足りないが、それはそれで」
ハルヒ「そう…」プイッ
結局、ハルヒはその日ずっとポニーテールのままだった。
なんか随分不機嫌そうだな…個人的には良い物見れたから良いけどさ。
そして授業が終わり放課後。
ハルヒのヤツはポニテで登校してきやがった。
朝倉は…休みか。風邪でも引いたか…?あ、でもアイツって病気になったりするのかな…。
キョン「…珍しいな、なんでまた今日はポニーテールなんだ?」
ハルヒ「…うるさい、…今日はたまたま髪型変えたい気分だったのよ」
キョン「…ふーん」
ハルヒ「…なによ?」
キョン「別に。似合ってるなって思っただけだ」
ハルヒ「…本当にそう思ってる?」
キョン「な、なんでだよ…」
ハルヒ「チョンマゲみたいとか思ってんじゃないの?」
キョン「確かに長さは足りないが、それはそれで」
ハルヒ「そう…」プイッ
結局、ハルヒはその日ずっとポニーテールのままだった。
なんか随分不機嫌そうだな…個人的には良い物見れたから良いけどさ。
そして授業が終わり放課後。
241: 2008/10/07(火) 02:37:07.81 ID:1dWT+u5YP
キョン「あの…朝比奈さん?」
みくる「はい、なんでしょうか?」
キョン「なんでその…髪型がポニーテールになってるんですか?」
みくる「禁則事項ですっ♪」
キョン「はぁ…そうですか。似合ってるから良いですけど」
長門「………」チョンチョン
キョン「う…お前もか、長門」
長門「そう」
そして長門の髪は宇宙的裏技で伸びていた。どうしてまた急に…。
キョン「似合ってるぞ、ポニーテール」
長門「♪」
お、今の表情いいね、写メ撮っていい?
古泉「まったく、困ったものですねぇ。涼宮さんが見たら何と言うでしょうか」
キョン「ってかお前もだ古泉!なんで野郎がポニーテールなんかしてるんだよ!」
みくる「はい、なんでしょうか?」
キョン「なんでその…髪型がポニーテールになってるんですか?」
みくる「禁則事項ですっ♪」
キョン「はぁ…そうですか。似合ってるから良いですけど」
長門「………」チョンチョン
キョン「う…お前もか、長門」
長門「そう」
そして長門の髪は宇宙的裏技で伸びていた。どうしてまた急に…。
キョン「似合ってるぞ、ポニーテール」
長門「♪」
お、今の表情いいね、写メ撮っていい?
古泉「まったく、困ったものですねぇ。涼宮さんが見たら何と言うでしょうか」
キョン「ってかお前もだ古泉!なんで野郎がポニーテールなんかしてるんだよ!」
243: 2008/10/07(火) 02:41:05.95 ID:1dWT+u5YP
古泉「武士みたいでカッコよくありませんか?」
キョン「それ、カツラか…?」
古泉「エクステンションと呼ばれる、部分的な付け毛です。少々遅刻しましたが美容院で朝一番でやってきましたよ。
いやぁ結構時間かかるんですねぇコレ」
なんでわざわざそんなことをしてまで…と、ここで嫌な事を想像してしまう。
キョン「なぁ…ひとつだけ聞いていいか?」
長門「…なに」
キョン「あ、あのさ…もしかして、『あれ』って実際にあった事なのか?」
みくる「…………」
古泉 「…………」
長門 「…………」
三者とも別々の方向に目を逸らす。目は口ほどに物を言うとは聞くがこれほどわかりやすいとは…。
キョン「それ、カツラか…?」
古泉「エクステンションと呼ばれる、部分的な付け毛です。少々遅刻しましたが美容院で朝一番でやってきましたよ。
いやぁ結構時間かかるんですねぇコレ」
なんでわざわざそんなことをしてまで…と、ここで嫌な事を想像してしまう。
キョン「なぁ…ひとつだけ聞いていいか?」
長門「…なに」
キョン「あ、あのさ…もしかして、『あれ』って実際にあった事なのか?」
みくる「…………」
古泉 「…………」
長門 「…………」
三者とも別々の方向に目を逸らす。目は口ほどに物を言うとは聞くがこれほどわかりやすいとは…。
244: 2008/10/07(火) 02:44:10.98 ID:1dWT+u5YP
キョン「そうだろ!?絶対そうだろっ!?」
みくる「そんなこと…ありませんよぅ?」ジリジリ
古泉「そういえば僕への感想がまだでしたね?このポニーテールを見てください、どう思いますか?」ジリジリ
長門「…誰が一番似合っている」ジリジリ
な、なんで詰め寄ってくるかなぁ三人とも!
キョン「ちょ、ちょっとタイム!ワケわかんないって!」
逃げようとじりじりと後ずさり、出口のドアノブに手をかけようとした瞬間――。
鶴屋「おいーっす!キョンくんいるかーい!?」
キョン「うあっ!?鶴屋さん!?なんでポニーテールなんですか!?」
鶴屋「え?だってキョンくん、ポニーテール好きなんでしょ?」
朝倉「ついでに縞パンも好きなんでしょ?キョンくんの為にわざわざ買って穿いて来たわ!」
キョン「げッ!?なんで朝倉まで!?」
みくる「そんなこと…ありませんよぅ?」ジリジリ
古泉「そういえば僕への感想がまだでしたね?このポニーテールを見てください、どう思いますか?」ジリジリ
長門「…誰が一番似合っている」ジリジリ
な、なんで詰め寄ってくるかなぁ三人とも!
キョン「ちょ、ちょっとタイム!ワケわかんないって!」
逃げようとじりじりと後ずさり、出口のドアノブに手をかけようとした瞬間――。
鶴屋「おいーっす!キョンくんいるかーい!?」
キョン「うあっ!?鶴屋さん!?なんでポニーテールなんですか!?」
鶴屋「え?だってキョンくん、ポニーテール好きなんでしょ?」
朝倉「ついでに縞パンも好きなんでしょ?キョンくんの為にわざわざ買って穿いて来たわ!」
キョン「げッ!?なんで朝倉まで!?」
246: 2008/10/07(火) 02:47:13.15 ID:1dWT+u5YP
な、なんでみんな揃って記憶が残ってるんだ!?
古泉「おそらくですが、現実ではありえない事の連続に涼宮さんが『これは夢だ』という事にしてしまっただけなのでしょう。
なので全員の記憶が残っているものと思われます」
キョン「俺の心の中の独り言に解説いれんでよろしい!」
古泉「いやぁ、僕も最初は夢だったと思ったんですけどね。みなさんの髪型をみて確信しましたよ。
これは実際にあった事だったんだな、と」
鶴屋「キョンくん縞パン好きなんだ?ならちょうど今穿いてるっさ!」
キョン「なんとタイミングの良いやら悪いやら!?」
長門「…わたしも穿いている」ピラッ
キョン「だぁぁッ!?わざわざスカートめくって見せなくてもいいから!!」
古泉「実はですね、今僕の穿いているトランクスも縞柄で――」カチャカチャ
キョン「お前のパンツなんかどうでもいいわっ!つーか縦縞は、縞とは認めんッ!!」
古泉「あ、そうですか」ガクッ
古泉「おそらくですが、現実ではありえない事の連続に涼宮さんが『これは夢だ』という事にしてしまっただけなのでしょう。
なので全員の記憶が残っているものと思われます」
キョン「俺の心の中の独り言に解説いれんでよろしい!」
古泉「いやぁ、僕も最初は夢だったと思ったんですけどね。みなさんの髪型をみて確信しましたよ。
これは実際にあった事だったんだな、と」
鶴屋「キョンくん縞パン好きなんだ?ならちょうど今穿いてるっさ!」
キョン「なんとタイミングの良いやら悪いやら!?」
長門「…わたしも穿いている」ピラッ
キョン「だぁぁッ!?わざわざスカートめくって見せなくてもいいから!!」
古泉「実はですね、今僕の穿いているトランクスも縞柄で――」カチャカチャ
キョン「お前のパンツなんかどうでもいいわっ!つーか縦縞は、縞とは認めんッ!!」
古泉「あ、そうですか」ガクッ
247: 2008/10/07(火) 02:50:22.80 ID:1dWT+u5YP
ハルヒ「ふぅん…今日は普段と比べて人口密度が高めね?…これは一体何?」ガチャ
キョン「は、ハルヒィィ!?!」
ハルヒ「しかも全員ポニーテールね…。キョン、説明して?」
キョン「こ、これはだなぁ…!えぇと…そう、あれだ!『俺主催 第一回・誰が一番ポニーテール似合ってるかコンテスト』開催ッ!」
朝倉「あら、そうだったの?」
長門「初耳」
ハルヒ「…あたしに内緒で勝手なことしないで欲しいわね」
キョン「す、すまんな。こんなアホらしい企画言うに言えなくて…」
ハルヒ「キョン主催ってことは審査員もアンタ?」
キョン「お、おう。俺はポニーテールには少々うるさいぞ…」
ハルヒ「…じゃあ、あたしが一番似合ってるわよね?…キョン?」
キョン「は、ハルヒィィ!?!」
ハルヒ「しかも全員ポニーテールね…。キョン、説明して?」
キョン「こ、これはだなぁ…!えぇと…そう、あれだ!『俺主催 第一回・誰が一番ポニーテール似合ってるかコンテスト』開催ッ!」
朝倉「あら、そうだったの?」
長門「初耳」
ハルヒ「…あたしに内緒で勝手なことしないで欲しいわね」
キョン「す、すまんな。こんなアホらしい企画言うに言えなくて…」
ハルヒ「キョン主催ってことは審査員もアンタ?」
キョン「お、おう。俺はポニーテールには少々うるさいぞ…」
ハルヒ「…じゃあ、あたしが一番似合ってるわよね?…キョン?」
249: 2008/10/07(火) 03:03:17.22 ID:1dWT+u5YP
キョン「えっと…それは…」
周りを見渡すと、みんな黙ってはいるが背後に怪しげなオーラを感じる…。
ヤバイ…これは誰の名前を言っても無事では済まない。
俺の直感がそう告げていた――――。
終
周りを見渡すと、みんな黙ってはいるが背後に怪しげなオーラを感じる…。
ヤバイ…これは誰の名前を言っても無事では済まない。
俺の直感がそう告げていた――――。
終
250: 2008/10/07(火) 03:04:32.78 ID:njsYJBkZO
乙!
楽しませてもらったよ
楽しませてもらったよ
252: 2008/10/07(火) 03:09:24.14 ID:1dWT+u5YP
やっと終わりました。
初心者ゆえここまで時間がかかるとは正直思ってもみませんでした。
眠気よりも連投規制との戦いだったような気がします。
支援してくれた皆さん、どうもありがとうございました。
後半gdgdだったけど、最後まで読んでくださった方々、感謝です。
それでは仕事があるのでもう寝ます。お疲れさまでしたー。
初心者ゆえここまで時間がかかるとは正直思ってもみませんでした。
眠気よりも連投規制との戦いだったような気がします。
支援してくれた皆さん、どうもありがとうございました。
後半gdgdだったけど、最後まで読んでくださった方々、感謝です。
それでは仕事があるのでもう寝ます。お疲れさまでしたー。
253: 2008/10/07(火) 03:09:23.92 ID:aZ5nrdUy0
終わりがかまいたちっぽいな
乙
乙
254: 2008/10/07(火) 03:09:25.43 ID:QJl7zQuvO
乙!
296: 2008/10/07(火) 23:38:54.36 ID:1dWT+u5YP
すいません、続きとかマジ無理ですorz
即興で書くとか苦手なんで、少しずつ書き溜めて
結局1ヶ月近くかかりましたから…。
とりあえず朝倉は
一度長門に消された後、色々修正を加えて長門がバックアップの為に復活させたという設定。
今回の出来事は学校内での話なので、佐々木たちを出すのには無理があると思って出しませんでした。
喜緑さんは?…これも出すとgdgdになりそうだったのでスッパリ切りました。
これで最後になりますが読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。
また気が向いたら書来ますので、その時は生暖かい目で読んでやってください。
即興で書くとか苦手なんで、少しずつ書き溜めて
結局1ヶ月近くかかりましたから…。
とりあえず朝倉は
一度長門に消された後、色々修正を加えて長門がバックアップの為に復活させたという設定。
今回の出来事は学校内での話なので、佐々木たちを出すのには無理があると思って出しませんでした。
喜緑さんは?…これも出すとgdgdになりそうだったのでスッパリ切りました。
これで最後になりますが読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。
また気が向いたら書来ますので、その時は生暖かい目で読んでやってください。
引用: キョン「マジですか」
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