1: 2008/06/13(金) 02:23:45.89 ID:Lysb1gG20
真紅「水銀燈? 何か用かしら?」
水銀燈「本でしか暇を潰せないアナログ人形をからかってやろうと思ってぇ~」
真紅「私は本が好きなの。構わないで頂戴」
水銀燈「私なんかゲーム三昧よぉ~。メグが要らないって言うのに貢いでくるのよぉ~」
真紅「あらそう。良かったわね」
水銀燈「やらせてあげないわよぉ~」
真紅「結構よ」
水銀燈「あぁおもしろい! ブレイブサーガおもしろいわぁ~」
真紅「・・・何の機種なのかしら?」
水銀燈「ゲームボーイカラーよぉ~」
真紅「プッ」
水銀燈「! ・・・何?」
真紅「ごめんなさい… ププププププッ」
水銀燈「くっ!!! ・・・何なのよっ」
水銀燈「本でしか暇を潰せないアナログ人形をからかってやろうと思ってぇ~」
真紅「私は本が好きなの。構わないで頂戴」
水銀燈「私なんかゲーム三昧よぉ~。メグが要らないって言うのに貢いでくるのよぉ~」
真紅「あらそう。良かったわね」
水銀燈「やらせてあげないわよぉ~」
真紅「結構よ」
水銀燈「あぁおもしろい! ブレイブサーガおもしろいわぁ~」
真紅「・・・何の機種なのかしら?」
水銀燈「ゲームボーイカラーよぉ~」
真紅「プッ」
水銀燈「! ・・・何?」
真紅「ごめんなさい… ププププププッ」
水銀燈「くっ!!! ・・・何なのよっ」
8: 2008/06/13(金) 02:50:43.88 ID:Lysb1gG20
―――――ガチャッ
翠星石「真紅~っ、そろそろ狩りに行くですぅ」
真紅「あらもうそんな時間なの?」
翠星石「あっ水銀燈! 来てたですか?」
水銀燈「えぇ・・・」
翠星石「・・・ってえっ?・・・・・・それ。 ちょw」
水銀燈「!!(持っていたGBCを隠す)」
翠星石「今時www 見せるですぅ!そwwwwれwwwwはwwwwwww」
真紅「翠星石!よしなさいよっ 水銀燈に悪いわ」
水銀燈「くっ・・・!(何なのよ・・・これ・・・)」
真紅「ほら、行くわよ翠星石。モノブロス倒すんでしょ?」
翠星石「ひーwwww 水www銀www燈wwwwwwwww」
―――――ガチャッ
翠星石を引き摺りながら部屋を出て行く真紅
水銀燈「メグ・・・」
12: 2008/06/13(金) 03:14:44.74 ID:Lysb1gG20
水銀燈「これって・・・恥ずかしいもの・・・なの?」
―――――ギュッ
ゲームボーイカラーを握り締める水銀燈
壁に叩きつけようと振りかぶる
―――――ガチャッ
雛苺「あれ~? 水銀燈がいるのぉ~」
水銀燈「雛苺っ!(慌ててGBCを隠す)」
雛苺「何なの~?今何を隠したの~?」
水銀燈「何でもないわっ!・・・離れなさいっ!」
雛苺「むー・・・ もういいのっ! 雛はゲーム取りに来ただけなのっ!」
―――――JUMの机に駆け寄る雛苺
雛苺「ポケモンやるの~」
水銀燈「・・・ポケモン・・・ですって・・・?」
雛苺「水銀燈も持ってるの~?」
水銀燈「えっ・・・ええっ!それなら持ってるわ!」
雛苺「本当なの~? なら一緒にやるの~!」
水銀燈「ええっ! 一緒にやりましょう!」
―――――DSを取り出す雛苺
水銀燈「・・・くっ!!!」
―――――ギュッ
ゲームボーイカラーを握り締める水銀燈
壁に叩きつけようと振りかぶる
―――――ガチャッ
雛苺「あれ~? 水銀燈がいるのぉ~」
水銀燈「雛苺っ!(慌ててGBCを隠す)」
雛苺「何なの~?今何を隠したの~?」
水銀燈「何でもないわっ!・・・離れなさいっ!」
雛苺「むー・・・ もういいのっ! 雛はゲーム取りに来ただけなのっ!」
―――――JUMの机に駆け寄る雛苺
雛苺「ポケモンやるの~」
水銀燈「・・・ポケモン・・・ですって・・・?」
雛苺「水銀燈も持ってるの~?」
水銀燈「えっ・・・ええっ!それなら持ってるわ!」
雛苺「本当なの~? なら一緒にやるの~!」
水銀燈「ええっ! 一緒にやりましょう!」
―――――DSを取り出す雛苺
水銀燈「・・・くっ!!!」
19: 2008/06/13(金) 03:33:31.60 ID:Lysb1gG20
―――――バッ
羽を広げ窓から飛び出した水銀燈
雛苺「!? ・・・水銀燈?」
水銀燈「・・・ごめんなさい、用事が・・・出来たわ」
雛苺「え~!嫌なの~!一緒に遊ぶの~!」
水銀燈「ふ・・・ふん、てか私があんたみたいなガキと一緒に遊ぶわけないでしょ~ぉ?」
雛苺「ムキー!!!」
水銀燈「お~~~~~~っほっほっほほっ!!!」
―――――バシュー
笑い声を残し、水銀燈は飛び立った
グングン加速する水銀燈
桜田家からどんどん離れていく
水銀燈「・・・・・・・」
―――――ビュッ
突然、思いつめたように空中に静止した水銀燈
水銀燈「・・・メグっ!」
―――――ギュゥゥゥゥ
怒りを込めてGBCを掴み直すと水銀燈は病院へと急いだ
21: 2008/06/13(金) 03:50:29.12 ID:Lysb1gG20
―――――ビュッ
窓の外からベッドの上へ、ゲームボーイカラーが投げ込まれた
メグ「キャッ!」
―――――ビタンッ
そのまま上半身を起こして読書をしていたメグの太腿の上に叩きつけられる
メグ「痛っ!・・・水銀燈!?」
―――――窓枠には顔を真っ赤にした水銀燈が仁王立ちしていた
水銀燈「何なのよ!?これはっ!」
メグ「何って・・・ゲームよ?」
水銀燈「そんなのゲームでも何でもないわっ!」
メグ「そんな・・・これはゲームよ?・・・水銀燈も昨日まで喜んでたじゃない」
水銀燈「なっ・・・!喜んでなんかないわよっ!そんなのもう誰もやってる奴いないわっ!」
メグ「どうしたの・・・水銀燈?」
水銀燈「黙りなさいっ!あんたのせいで…あんたのせいでどんだけ恥をかいたと思ってるのよっ!」
メグ「・・・話して」
22: 2008/06/13(金) 03:54:18.12 ID:Lysb1gG20
―――――水銀燈は事情を話した
説明したわけではなく、今日あった出来事を皮肉った
メグに、ありったけの怒りと罵声をぶつける水銀燈
水銀燈「―――――全く。とんだ恥をかいたわ!」
メグ「・・・ごめんなさい」
水銀燈「今更謝っても無駄よっ!」
メグ「私・・・こんな体でしょ? 外の情報に疎くて・・・」
水銀燈「・・・だからって!」
メグ「これね…入院前にお母さんに買ってもらったやつなんだ…
その時はこれが一番流行ってたの…。面白かったわ…だから水銀燈にもって…
けど、今は全然違うのが流行ってるのね。ごめんなさい…
あなたを辱めるつもりなんてなかったの…」
水銀燈「も・・・もういいわよ・・・」
メグ「いいえ。あなたに恥をかかせてしまったわ・・・
本当に・・・本当にごめんなさい・・・うっ・・・ウゥゥ」
―――――涙を流して謝罪するメグ
水銀燈「ち、違うのよ! 私・・・そんなこと知らなくて・・・」
メグ「・・・こんなものっ!」
―――――バリーン!!!
メグはGBCを壁に投げつけた
説明したわけではなく、今日あった出来事を皮肉った
メグに、ありったけの怒りと罵声をぶつける水銀燈
水銀燈「―――――全く。とんだ恥をかいたわ!」
メグ「・・・ごめんなさい」
水銀燈「今更謝っても無駄よっ!」
メグ「私・・・こんな体でしょ? 外の情報に疎くて・・・」
水銀燈「・・・だからって!」
メグ「これね…入院前にお母さんに買ってもらったやつなんだ…
その時はこれが一番流行ってたの…。面白かったわ…だから水銀燈にもって…
けど、今は全然違うのが流行ってるのね。ごめんなさい…
あなたを辱めるつもりなんてなかったの…」
水銀燈「も・・・もういいわよ・・・」
メグ「いいえ。あなたに恥をかかせてしまったわ・・・
本当に・・・本当にごめんなさい・・・うっ・・・ウゥゥ」
―――――涙を流して謝罪するメグ
水銀燈「ち、違うのよ! 私・・・そんなこと知らなくて・・・」
メグ「・・・こんなものっ!」
―――――バリーン!!!
メグはGBCを壁に投げつけた
27: 2008/06/13(金) 04:10:47.23 ID:l4z2SELaO
イイ話ダナー
30: 2008/06/13(金) 04:18:25.45 ID:Lysb1gG20
ローゼン「即氏ですね」
メグ「そんな・・・」
一瞬の出来事だった
壁に投げつけられるゲームボーイカラー
水銀燈は全速力でその軌道に入った
受け止めようとした
メグのぬくもりを守ろうとした
その結果の事故だった
メグ「馬鹿・・・馬鹿よっ・・・」
メグは泣いた
動かなくなった水銀灯を抱きしめ、大声を上げて泣いた
看護婦「柿崎さん? MGS4プレミアムパック届いたわよ」
メグ「あ、そこに繋いでください・・・」
看護婦「ゲームのやりすぎは身体に障るわよ?」
メグ「気をつけます・・・」
メグは水銀燈を強く抱きしめる
そしてそれをベッドに横たえると説明書を読みはじめた
説明書を読む限りは面白そうだった
-完-
32: 2008/06/13(金) 04:19:22.55 ID:4++BjLUE0
バッドエンドかよおおおおおおお
33: 2008/06/13(金) 04:21:11.40 ID:xPzTZ9R+0
( ;∀;)イイハナシダナーと思って読んでたのにwww
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