10: 2008/09/18(木) 01:28:04 ID:tSVM+gUC
私はご主人様に作られました。

ご主人様は、灰色の髪に、たまに猫耳、白い肌に、黒い服

ご主人様は、いつも私を抱いて寝ます。私を抱きしめるときは幸せ一杯の笑顔になります。

ご主人様には、お嫁さんが居ます。いつも「キョウダケダカンナー」なんて言いながら、ご主人様に毛布を掛けてくれたり、エプロンを付けてご飯も作ってくれたりします。

けれども今日のご主人様はどこか寂しそうです。
ご主人様のお嫁さんが原因のようです。
これは、困りました。けど私は動けません。
ご主人様は憂鬱な顔をしています。動けないけど、私は一生懸命ご主人様を元気づけます。きっと想いは届くはずです。
いつも私を抱いて眠る時の、あの幸せな顔をずうっと見ていたいです……

ご主人様は今日も、どこか寂しそうです。
真っ暗な部屋でギュと私を抱きしめます。
寂しそうな表情のまま、スースーと寝始めました。
私も一緒に眠りにつきます……

ガチャ
なんでしょう? ドアが開きます。ご主人様の隣まで近づいてきます。
あっ、この人はご主人様のお嫁さんです。
ご主人様と仲直りするためにきたのでしょうか?
「ナンダ、ネテルノカ……」
そう言って、ベッドに腰掛けます。
「ン? モ~ォ、サーニャハ、シカタナイナァ~」
毛布をけって寝ていたご主人様に、かけ直してくれます。やっぱり良い人です。
そのまま、優しい顔でご主人様の頭を撫でてくれます。
すると、どうしたことでしょう。さきほどまで寂しそうだったご主人様の顔が見る見る幸せそうになります。まるで魔法のようです。
ギュと私を抱きしめる力も強くなります。
ご主人様は何か良い夢でも見ているのでしょうか?
ご主人様のお嫁さんは、ご主人様の隣でずっと髪を撫で続けてくれます。
するとご主人様がピクリと黒い猫さんの耳を出しました。

11: 2008/09/18(木) 01:28:39 ID:tSVM+gUC

「ン? オコシチャッタカ、ゴメン、サーニャ」
少しバツの悪そうな顔をします。
「あれ? エイラ?」
ご主人様は寝ぼけまなこをこすります。
「あれ? どうして?」
ご主人様が少し慌てます。
「ダイジョウブ、サーニャは部屋を間違えてないヨ」
「あれ? じゃあ、どうして?」
「……」
「ソノ……サーニャが…少し寂しそうな顔、してた気がしたから……」
流石、ご主人様のお嫁さんです。ご主人様の事ならお見通しです。
ご主人様は、照れくさそうに頬を赤くして、お嫁さんの袖を掴みます。
「エイラ、ありがとう……」
「キニスンナッテ」
「…じゃあ、一緒に寝てくれる?」
「……」
しばらく悩みます。
「……キョ……キョウダケダカンナ~」
いつも通りの台詞です。どうやら無事に仲直りしたみたいです。
今日のご主人様の寝顔はとっても幸せそうでした。




……
………
ご主人様の幸せそうな顔が見られて、私も幸せです。
今日も、ご主人様に抱きしめられて寝ます。
すると、ご主人様のお嫁さんが私の頭をナデナデしてくれます。
「オマエモ、アリガトナ」
照れくさそうにお礼を言われました。
ご主人様のお嫁さんも大好きです。

12: 2008/09/18(木) 01:30:00 ID:tSVM+gUC
以上です。
これくらいなら前スレに投下でも良かったかもしれない

15: 2008/09/18(木) 01:51:44 ID:/bEReZuZ
>>12
いいねこうゆうの
やはりエイラーニャは最高だわね

引用: ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart5